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2019年1月26日 (土)

後楽園ホール・1月25日

 

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毎年この時期、ドームシティはイルミネーションで飾られてるんだわ。

 

 

 

 

昨日のホールは自己都合で第4試合からの入場ってことでふと見ると、

普段こういう興行には来るはずがない帝拳ジムの長野マネがおられて、

ご挨拶に伺った流れで最後まで二人並んでの観戦だったんだけど、

スパーリングに来てたボクサー二人の応援ってことだったんだわ。

 

長野さんは業界のことを色々沢山ご存知だし、

自分の勝手な発言も受け容れてくれるし、

あれやこれや教えて貰いながらの観戦だったんだけど、

昨日は大場政夫さんの47年目の命日ってことで墓参後のホール入りで、

全くホントにそういう意味でも凄い人なんだわ。        

 

 

 

 

④ 森田陽君(M・T)vs小林和輝君(角海老)……SL 6R

6勝(2KO)6敗(4KO)のサウスポー、27歳・神奈川県と、

6勝(2KO)9敗(3KO)の28歳・埼玉県。

 

<1R>

戦績的には今一の二人は実に全く大まかで、

いきなり空回りの連続だったんだけど1分16秒、

ゴチャゴチャってなって共にもつれ合って倒れ込んだ寸前に、

森田君の右フックがヒットしてたってことで小林君のダウン。

 

リスタートした小林君の左目上は大きくヒットカットされてしまってて、

いきなり大きなハンデを背負ってしまったんだわ。

 

<2R>

森田君も巧くはないんだけどとにかく元気元気で、

小林君はいい場面を作りきれないままほぼ一方的になってしまったなあ。

 

<3R>

モアーッと前詰めするところに小林君、

森田君にトントン突かれて右目上も傷み始めたんだわ。

 

それでも小林君もめげないままの頑張り頑張りで勝負を諦めてなかったね。

 

<4R>

小林君は顔面を腫れと出血で赤くしながらもそれでも前へ前へで、

森田君に自由に打たせない最低限の踏ん張りを見せてたんだけど、

ポイントバックするまでには至ってなかったんだよね。

 

<5〜6R>

小林君の諦めない必死の前詰め手数で徐々に森田君の左顔面も腫れてきて、

テクニックは感じられない同士ではあったんだけど、

お互いの必死感は戦いとして人に見せる水準には十分達してたんだよね。

 

 

ただポイント的にはどうにもならないほどの大差が付いてしまってて、

自分は59ー54だったんだけど結局、

59ー54、59ー55、58ー56ってことでやっぱり森田君の3−0勝ちだったね。

 

 

 

 

⑤ 佐藤和憲君(新日本大宮)vs中川兼玄君(三迫)……SF 6R

4勝(3KO)5敗(1KO)の31歳・北海道と、

5勝(3KO)6敗(2KO)の23歳・大阪府。

 

<1R>

1個負け越し同士のイーブン狙いの真剣勝負だったんだけど、

初っ端の勢いは佐藤君の方が勝ってて、

突っ込みながらのワンツーがいい感じでヒットしてたんだわ。

 

若干立ち遅れた感じの中川君はタイミングの合っていないカウンター主体で、

外したところに佐藤君の3発目4発目を貰うことが多かったんだわ。

 

<2R>

またしても佐藤君のガムシャラ系の手数から始まって、

中川君としてはもう少し距離の遠いところからの攻め始めが要るところで、

ってことを本人も自覚し始めたようで、中間距離からのショットが出始めて、

1分13秒に右ストレートが直撃した途端、佐藤君が即の鼻血だったんだわ。

 

戦い方の方向性を確認できたような中川君が間髪を入れない追撃で、

鋭く右ストレートボディを打ち込んで佐藤君を南ロープに飛ばして、

大きく口を開いたところにワンツーを重ね打って、

最後はまたもやの右ストレートを今度は顔面に直撃ヒットさせて、

佐藤君は大きく激しく青コーナーポストに殴り飛ばされてしまったんだわ。

 

顔を歪めて苦しそうに座り込んでしまった佐藤君を見たレフェリーが、

1分16秒での即のストップエンドだったんだわ。

 

自らの距離を取り戻した以降の中川君の一気の形勢逆転は見応えあったね。

 

 

 

 

⑥ 根本裕也君(土浦)vs鈴木基伸君(角海老)……69kg 6R

5勝(1KO)7敗(4KO)1分の32歳・茨城県と、

4勝(1KO)6敗(2KO)2分の34歳・滋賀県。

 

またもや負け越し同士の対戦ってことで………。

 

<1R>

一回りデカイ根本君のジャブの届きが良くて、

パンチのスピードは鈴木君の方が早いんだけど、

届かないワンツーに終始してたんだわ。

 

お互いにモッサリした感じが抜けないんだけど、

鈴木君の反応の悪さの方が目立ってたんだわ。

 

<2R>

試合の流れが決まってしまったような感じで、

手を出さないままに下がることが多くなった鈴木君が残り35秒、

根本君が追い込んで来たところに右ストレートを激しくカウンターヒット。

 

それはもう滅多に見られないほどのタイミングの当たりで、

まともに貰ってしまった根本君が東ロープ前で1発ダウンしてしまったんだわ。

 

何とかリスタートはしたんだけど根本君、

左目上を1発ヒットカットしてしまって顔面を血に染めてしまってたんだわ。

 

<3R>

中根君の止血がままならないままの開始ゴングだったんだけど、

レフェリーが即中断させてのドクターチェックが入って、

そのままのストップエンドで開始3秒で鈴木君のTKO勝ちだったんだよね。

 

 

中根君は行けると思ったところで慢心というか明らかに油断があって、

攻撃に夢中になる余りディフェンスを置き去りにしてしまってたんだわ。

 

 

 

 

⑦ レスター・アブタンvs多田雅君(TI山形)……F 8R

13勝(7KO)9敗(2KO)3分の国内13位の27歳・フィリピンと、

12勝(7KO)5敗(1KO)3分のランク9位、29歳・山形県。

 

この日の試合パンフとボクモバ の戦績には幾つか違いがあって、

どっちが正しいか不明だったもんで取り敢えずはボクモバの記載に従うね。

 

<1R>

まずはアブタンのプレスから始まったんだけど、

とにかく彼は仕掛けがデカ過ぎるやたらのフッカーで、

全力の右ショットに全てを賭けてるみたいだったんだわ。

 

多田さんはひたすら冷静に見極めながら細かく鋭く合間隙間を狙ってたね。

 

<2R>

絶対下がらないアブタンは相変わらずフック系オンリーの中、

多田さんは小気味のいいショート連打でポイントを重ねていったんだけど、

残り30秒からの激打ち合いには男気満々で臨んでいって、

自らの被弾に構うことなくアブタンの右目上をヒットカットさせてたんだわ。

 

<3R>

1分15秒からまたもやのショート合戦が始まって、

アブタンの顔面の腫れが更に目立ってきたんだけど勢いだけは落ちなくて、

まだまだまだまだって感じで腕を振りまくってたんだけど、

残り30秒になる頃には若干下半身の安定感を欠くようになってきたんだわ。

 

<4R>

流れが大きく多田さんに傾いたのかって思ってたらアブタンが立て直して、

再度頑張り直しての激闘が続いて、多田さんも薄っすら鼻血だったんだけど、

何分にもアブタンはちゃんとしたジャブが打てない分戦い方に限界があって、

このラウンドは多田さんの返しの左フックのヒットが目立ってたんだわ。

 

<5R〜7R>

形勢と流れには殆ど変化がないままで、

アブタンは相変わらず脱臼してしまいそうなほどの大空万振りが多くて、

その粗雑さに呆れてしまうほどだったんだけど、

それでも全く勝負を諦めるような素振りを見せないままで、

多田さんとしても仕留め切れそうに無いような感じになってきたんだわ。

 

それでも多田さんは決して雑に適当にあしらってるって感じではなくて、

動きに一分の緩みを見せることなくキッチリしたボクシングだったんだわ。

 

<8R>

アブタンのめげない頑張りは特筆モノだったんだけど、

多田さんも全く劣化のない動きをキープしてて、

最後の最後まできちんとした丁寧なパフォーマンスを見せてたんだよね。

 

自分は彼を新人王時代から見てるんだけど、

30歳を間近にして随分大人のボクシングをするようになったんだよね。

 

多田さんの圧勝が見えてたもんで自分はスコアを付けなかったんだけど結局、

78ー74、78ー75、78ー76ってことで多田さんの3−0勝ちだったんだけど、

78ー76っていうのは安易なイーブンラウンドが多過ぎだと思ったなあ。

 

 

多田さんの在籍してるジムは山形県なんだけど、

その山形にはプロジムが二つしか無いし、

隣接する宮城県と福島県、新潟県には其々1ヶ所しかなくて、

秋田県には1つもプロジムが無いっていう状況なんだよね。

 

そんな環境の中では強い相手とのスパーもままならない筈で、

そんな環境の中でのランク9位っていうのはホントにエライんだわ。

 

 

 

 

⑧ 高橋竜也さん(土浦)vs相川学己さん(三迫)……54kg 8R

29勝(21KO)8敗(1KO)5分のランク10位、29歳・茨城県と、

9勝(3KO)6敗(2KO)1分のランク12位、25歳・東京都。

 

正直高橋さんは頂点を過ぎてる感が強いし、

一方の相川さんは以前と比べると格段の向上を見せつつあるもんでね………。

 

<1R>

若干上背のある相手に相川さんは全く気遅れすることなくのジャブジャブで、

そこからのワンツーとか右ストレートボディで気持ち良く先攻したんだわ。

 

高橋さんの方も届きのいい右ストレートを何発か放ってたんだけど、

動きのキビキビさと手数的には相川さんの方が明らかに上回ってたんだわ。

 

<2R>

高橋さんも左ボディ、右フックを幾つか当て込んではいたんだけど、

相川さんの自信を持った攻撃の方が相対としては見栄えが良くて、

リーチ優位な高橋さんがいつものように勿体無い距離を強いられてたんだわ。

 

<3R>

中間距離で仕掛け切れずいつの間にか、

顔面を赤くしてたのは高橋さんだったんだけど、

相川さんの方も顎が上がり気味のままが目立ってきて、

見栄えの良く無い被弾を増やすようになってきて薄っすら鼻血で、

最後残り5秒からの反撃には見応えがあったんだけどね………。

 

<4R>

高橋さんは以前から近いところでやりたがり過ぎる傾向が強いんだけど、

今ではそれが固まってしまったもんだから修正しようもなくて、

その方が戦いやすいってことならば仕方ないんだけどね。

 

相川さんに少しばかりの緩みが見えてきて、

キリッとしたところが失われるにつれ高橋さんがそこに付け込んできて、

その辺りが高橋さんの高橋さんたる所以の頑張りポイントなんだよね。

 

ってことで試合半分を終えたところでの自分のスコアは38ー38のイーブン。

 

<5R>

開始30秒までは相川さんの細かいヒットヒットが目覚ましくて、

その後カウンター気味の右ストレートを打ち込んで残り1分15秒、

高橋さんが左目上をヒットカットされてしまってドクターチェック。

 

高橋さんといえば目の上をカットしやすいことで名が知れてて、

それは本望信人さんを彷彿をさせるほどで、

そういうハンデを負った状態から頑張り直すのも本望さんに通じてるんだわ。

 

ってことでリスタート後の飛ばして行ったのは高橋さんの方で、

試合を止められないように、相手に付け込まれないようにって感じだったなあ。

 

<6R>

ただ、高橋さんも消耗も無視出来ないようになってきたみたいで、

攻撃と守りの区切りというか切り替えがとっても分かりやすくなって、

相川さんとしてはこの辺の相手の見極めが大事になってきたんだわ。

 

微妙なスコアを思いやってか高橋さんが前半を飛ばしたんだけど、

大きな効果を上げ切れないままの行ったり来たりで、

残り1分を過ぎると明らかに手数が落ちてしまったんだわ。

 

相川さんの方も頑張ってる割りには刺激的なショットに恵まれず、

相変わらず顎を引き切れないままでの被弾は印象が良くなかったんだよね。

 

<7R>

更にスコアが混沌としてきた中、高橋さんの目の上の傷みが気になってきて、

接近戦だとパンチ以外で傷の悪化を招きそうだったんだけど、

高橋さんは益々密着戦を挑んでるようで、

中間距離から綺麗に当て込んでたのは却って相川さんの方だったんだわ。

 

<8R>

貴志会長からの「勝負だよ! 強気だよ!」の声を背に受けて、

相川さんが最後の踏ん張りに挑んで行ったんだけど、

高橋さんにとっても思いは同じだったみたいで、

いきなりガツゴツの揉み合いから始まった最終ラウンド。

 

これで最後だと思うと力は出せるんだけど二人共、

スコアが微妙なこともあってか気持ちが逸る余り正確なショットに繋がらず、

最初の2分間では優劣の決着を付けられず、

そのまま残り1分、ラスト30秒に突入していって、

高橋さんの手数踏ん張りもそこそこだったんだけど、

相川さんのヒッティングの方が印象的なままの試合終了ゴング。

 

 

ってことで自分は77ー75で相川さんだったんだけど結局、

78ー76、77−76、76ー77ってことで高橋さんの2−1勝ちだったんだわ。

 

 

周囲の第3者からも判定に首を傾げる発言が幾つか届いてきたんだけど、

どこかの1ラウンド分の評価の行ったり来たりが結果を左右したってことで、

暴動が起こるほどのことでは無かったんだよね。

 

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 相川学己さん

② 多田雅さん

③ 中川兼玄君

 

 

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