« 橋………。 | トップページ | 日記 (1/ 24) »

2019年1月20日 (日)

後楽園ホール・1月19日

 

32d5938433ac4867b78aac1f3296eeca

“つり球”

 

ストーリー的には他愛ないというか荒唐無稽のファンタジーで、

キャラクターの表情の描き方もシンプルでペラッとしてるんだけど、

背景や家の中の小物に至るまでそれ以外の全ての描き方が秀逸で、

繊細なタッチの中の独特の色使いに惚れ惚れしてしまうんだよね。

 

 

 

昨日は随分客入りが良かったんだけど、

それでも12日の方が多かったなあって瀬端さんが言ってたね。

 

 

 

 

① 坂口翔平君(協栄)vsインパクト拓睦君(18古河)……SB 4R

1勝(1KO)2敗(1KO)1分の27歳・長崎県と、

1勝(1KO)1敗(1KO)の18歳・茨城県。

 

拓睦君にはどういう訳か渕上誠さんがセコンドに付いてたんだわ。

 

<1R>

最初のプレスは拓睦君だったんだけど、

9歳年上の坂口君も対応が上手で右も左も細かく打ち分けてたんだわ。

 

拓睦君は詰めてからの打ち出しで遅れを取ってしまってたし、

フォローパンチも打ち切れないまま早くも顔面を赤くしてたんだわ。

 

<2R>

拓睦君も多少手数をアップさせていったんだけど、

いい当たりはボディブローに限られてて、

坂口君の方が圧倒的に綺麗に打ち込んでて、

とにかく拓睦君は打たれ方の形が悪過ぎだったなあ。

 

<3R>

やっぱりジャブやフォローを含めて左手の使い方が巧いのは坂口君の方で、

拓睦君はポジショニングとか頭の位置が真っ正直過ぎて、

そこそこ踏ん張ってはいたんだけど思いが遂げられないままだったなあ。

 

<4R>

二人共それほどヘロヘロにはならずスタミナは十分だったんだけど、

拓睦君は攻め手を封じ込められて展開を動かし切れないまま終了ゴング。

 

 

ってことで自分は40ー36だったんだけど結局、

ジャッジ3人も同じ見解だったみたいで40ー36×3で坂口君の圧倒3−0勝ち。

 

 

 

いきなりすぐ隣に座ってきたのが中国人女性二人組みで、

金は持ってそうだけど如何にも下品そうなオッさんに案内されてたんだけど、

その中国女達は誰かの応援でもなくやたら煩く喋りまくって、

まるで同伴出勤の時間合わせみたいだったんだけどとにかく煩くて、

ふと見やったら全く違う後ろの方の席のチケットを持ってたもんで、

「あんたら何処に座っとんの?」とか、

「Not Your Seats、Go Away!」とかどやそうかとも思ったんだけど、

新年早々どうかと思ったもんで渋々の席移動だったんだわさ。

 

 

 

 

② 阪本大樹君(花形)vs渡部浩人君(JBS)……60kg 4R

1勝(1KO)0敗の19歳・東京都と、1勝(1KO)0敗の22歳・東京都。

 

<1R>

とっても戦闘的な二人がいきなりのガンガンで、

やたら詰めてたのは渡部君だったんだけど、当たりの強さは阪本君の方で、

渡部君は近い所でやりたがり過ぎてたんだわ。

 

<2R>

渡部君が更に詰め詰めゴリゴリ度を上げていくにつれ、

1分過ぎから形勢が大きく変わっていって、

阪本君は勢いが落ちていくと共に何だかハアーハアーして来たんだわ。

 

<3R>

阪本君は特にボディブローを嫌がってるみたいで、

最初の1分間は渡部君の手数が優勢だったんだけど、

阪本君も正確な当て込みに活路を求めつつの巻き返しで、

後半は腕振りが鈍って来てはいたんだけど辛うじてヒットポイントをゲット。

 

<4R>

今度は渡部君の頑張り立て直しから始まったんだけど、

1分過ぎからは阪本君が下がりながらも挽回のヒットヒットで、

渡部君はヒッティングとバッティングで左顔面を赤く腫らせてたんだわ。

 

ポイント的には微妙なやり取りが続いたんだけど、

当たりの正確さで阪本君優勢のまま終了ゴング。

 

 

ってことで自分は39ー37で阪本君だったんだけど結局、

38ー38×3ってことで全くの0ー0イーブンだったんだよね。

 

 

 

 

③ 山中崇平君(Reason押上)vs服部達人君(伴流)……SB 4R

デビュー戦の27歳・滋賀県と、

3勝(1KO)1敗1分のサウスポー、35歳・東京都。

 

試合前に団会長に聞いたら服部君は10年振り以上の試合ってことで、

ちょっとばかりウエスト周りの緩みが目立ってたんだよね。

 

<1R>

山中君のパフォーマンスはデビュー戦としてはまあまあ出来が良くて、

服部君は下がらされてロープに詰まるとやたら右ガードが下がるんだわ。

 

山中君はその服部君に対して器用な追い打ちが印象的だったんだよね。

 

<2R>

1分13秒、山中君の右ストレートで服部君が左目上をヒットカット。

 

残り45秒にも同じような右を追い打って山中君が大きくポイントリード。

 

久し振りで試合勘を取り戻せない感じの服部君が追い込まれる一方で、

何となく勝負が付いてしまったような感じになってしまったんだわ。

 

<3R>

挽回目指して服部君が大きく振り出していったんだけどちょっと雑過ぎで、

山中君としては余裕を持ち過ぎさえしなければ大丈夫そうだったんだわ。

 

ところがところが残り1分のリングほぼ中央での山中君、

服部君に左アッパーを打ち込まれてから若干リズムを壊してしまって、

残り42秒、距離が詰まった瞬間に服部君の左ショートをカウンターで被弾、

アララーッて感じで山中君がダウンしてしまったんだわ。

 

何とかリスタートして残り10秒ほどを何とか凌いだんだけど山中君、

体の動きもパンチも流れてて危なかったんだよね。

 

<4R>

山中君のダメージが気になるイーブンで迎えた最終ラウンド、

ダウンゲットで生き返った感じで始めてたのは服部君で、

力は込め切れてなかったんだけどいいタイミングのショートブローがグッドで、

このまま押し切って逆転系の勝ちをもぎ取るかと思われた残り30秒、

山中君の渾身の逆襲が実にとっても効果的で、

最後は服部君にロープを背負わせてのこれでもかこれでもかの打ち込みで、

何とか最後の一矢を報いて試合終了ゴング。

 

 

ってことで自分は38−37で山中君だったんだけど結局、

38ー37、37−38、38−38ってことで全くの1−1ドローだったんだわ。

 

一瞬の油断のようなものが勝ちを遠ざけてしまうし、

常にチャンスを窺って頑張り続けるってことも大事なんだよね。

 

 

 

 

④ モハメド・ソリミンvs今川未来君(木更津GB)……8R

4勝(3KO)7敗(2KO)の28歳・インドネシアと、

8勝(2KO)5敗(1KO)のサウスポー、23歳・千葉県。

 

<1R>

予め今川君の勝ちが仕組まれたような試合で真面目に見てなかったんだけど、

一回り小さいソリミンはただの乱暴な殴り屋でしかなくて、

そんならってことで今川君も相手に合わせた力づくの大まかなボクシングで、

出会い頭の当たったモン勝ち系になってしまったもんで休憩タイムゲット。

 

 

ロビーで人と話をしてたら間も無くのストップ終了ゴングが聞こえて来て、

3R3分丁度で勿論今川君のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

 

金本祥平君(Gツダ)vs長濱陸さん(具志堅)……W 8R

12勝(4KO)12敗(1KO)1分の30歳・大阪府と、

8勝(4KO)2敗(2KO)1分のランク3位、27歳・沖縄県。

 

この試合から真剣観戦度を上げていったんだけど、

この試合は実に全くダラダラして冗長なだけの退屈な時間だったんだよね。

 

金本さんは残念ながらとっくに盛りを過ぎてて反応系が悪かったし、

攻撃を含めて動きの全てに劣化が見受けられて気持ち的にも遅れを取ってて、

これなら長濱さんの序盤KO勝ちも十分に有り得たんだけど、

実に全く長濱さんの出来の悪さはホントにガッカリもので、

何だか嫌々やらされてるような感じしかしなかったんだよね。

 

長濱さんがそんな調子だったもんで金本さんもやれるかなって感じで、

結局フルラウンドまで進んで、80ー71、79ー73、78−74ってことで、

勿論長濱さんが圧倒3−0勝ちしたんだけど内容的にはボロボロだったなあ。

 

 

途中タレてしまった長濱さんはいとも簡単に相手のワンツーを貰いまくって、

それはもうそんなに当てられるかってほどの情けない被弾の連続で、

相手が非力だから助かってただけだったんだわ。

 

 

それにしても金本さん側のセコンド周辺からのアドバイスは尋常じゃなくて、

4〜5人ほどがああせえこおせえ大声で其々勝手なことを怒鳴りまくってて、

それは如何にもって感じの関西スタイルなんだけど、

ああいうのは彼らの只の憂さ晴らしでしかなくて、

ボクサーには大事なアドバイスが全く聞こえて無かったんだよね。

 

ってことで二人共全くダメなボクシングに終始してたんだわ。

 

 

 

 

⑥ 大嶋剣心さん(帝拳)vs定常育郎さん(T&T)……B 8R

4勝(3KO)1敗1分のランク8位、23歳・青森県と、

9勝(3KO)2敗3分のランク4位、サウスポー、21歳・神奈川県。

 

普段は若干チャラっこい同士のそれでも素晴らしい試合をする同士で、

やっぱりここからがこの日の本番だったんだよね。

 

半年程前かなあ帝拳ジムに行った時のことなんだけど、

大嶋さんが東北弁のアクセントのままで話してきたんだけど、

村田諒太さんが「コイツ、わざとなんですよ。」って言ってたなあ。

 

定常さんの方は編み込んだ髪の毛の何箇所かをリボンで結んで垂れ下げてて、

何だかアフリカの先住民のように飾り立ててたんだわ。        

 

<1R>

大嶋さんが早い左をジャブやフックで色々使い分けて、

定常さんは素早い踏み込みからのワンツーを打ち込んで始まり始まり。

 

細かい体の動きとか派手なパフォーマンスは定常さんだったんだけど、

普段はチャラっこい大嶋さんが相手が入って来る所に巧みに合わせて、

結構早い動きをしてた定常さんに正確に当て込んでたんだわ。

 

相変わらず定常さんの攻め込みは迫力満々だったんだけど、

大嶋さんの冷静な対応も素晴らしくて、

いつの間にか色白の大嶋さんより定常さんの顔面の方が赤くなってたんだわ。

 

<2R>

ジャブを省略した定常さんの踏み込みざまの左ストレートボディや、

大きく振り出した左フックを冷静に見極めた始めた大嶋さんが1分27秒、

相手の打ち終わりに綺麗な右ショートをクリーンヒットさせて、

直撃を喰らった定常さんはリボン頭をバッサバサさせられて見栄え悪くて、

彼もまだまだ動けてはいたんだけど有効打の殆ど全ては大嶋さんで、

このラウンドは大きくポイントをリードして10:8.5程もの差が付いたんだわ。

 

<3R>

定常さんはもう少し攻め手を工夫しないとマズくなってきて、

最初のワンツーを見切られると辛くなるばかりでそれなら、

決めの左ストレートをフェイクに使って、

返しの右フックを新しい武器にしたらどうかって思ったんだよね。

 

定常さんの念願がやっと叶って左ストレートが初めて当たったのは、

この回の1分20秒で、そこから一気にイケイケ度をアップさせていって、

初めてのポイントゲットかと思われた残り6秒、

ショートの打ち合いで激しく攻め立てていったのは大嶋さんの最後の逆襲で、

狭い所を器用に捻じ込見ながら強いショットを連発させてたんだわ。

 

<4R>

大嶋さんの左はジャブと引っ掛け気味のフックが絶妙だったんだけど、

定常さんの左ストレートボディもしつこい狙い撃ちで、

それが見えてれば問題無いんだけど、見えないボディブローほど効く訳で、

その辺が気になり始めたんだよね。

 

このラウンドも最後の最後残り5秒からの大嶋さんの飛ばしは秀逸で、

ポイント的に迷うところだったんだわ。

 

ってことで試合半分を終えたところでの自分のスコアは39−37で大嶋さん。

 

<5R>

髪の毛のリボンが定常さんの目の前を常によぎってて、

あれで邪魔じゃ無いのかって思ったんだけど、

気持ちを強く保ってのプレスプレスだったんだよね。

 

只、定常さんの攻撃は単発のヒッティングに終始してて、

繋ぎのパンチに欠けてた分、大嶋さんのジャブが目立ってたんだわ。

 

<6R>

大嶋さんのジャブが減ると同時に定常さんのタイミングが良くなって、

攻撃のリズムを取り戻したかのように見えた開始58秒、

大嶋さんのアッパー気味の右フックが強烈にヒットして、

そこから大嶋さんが一気に飛ばしていっての明確ポイントゲットだったなあ。

 

定常さんのダメージも気になるところだったんだけど、

大嶋さんの方も打ち疲れてボディブローが効き始めたようだったんだわ。

 

<7R>

それでもポイント的には大嶋さんがかなりリードしてたもんで、

残りの2ラウンドは余り無理をしないのか、

一方の定常さんは逆転を目指して飛ばし返せるのかってところだったんだわ。

 

そういう自分の思惑は大嶋さんに届いてなかったような開始30秒、

相手の仕掛けに大嶋さんも真っ向から挑んでいって、

そりゃまあ激しい打ち合いが始まったんだわ。

 

ちょっとリスクを張り過ぎじゃないかなあって見てたんだけど、

大嶋さんは挑まれた勝負からは逃げないって決めてたみたいで、

お互いに危険なパンチをフルショットで交差させてたんだわ。

 

ここでのやり取りで勝負が決まらなかった1分20秒、

定常さんの左ストレートがまともにヒットして、

大きく息を吹き返してその後も残り1分から、

左ストレートを2発直撃ヒットさせてたんだよね。

 

これほど明確な定常さんラウンドは始めてて、

大嶋さんは口の中を切ったみたいで周囲を赤く血に染めてたんだよね。

 

<8R>

ポイント的に定常さんとしてはダウンゲットが必須だったんだけど、

大嶋さんの方もそれこそ必死のラストラウンドで、

場内も大騒ぎのまま盛り上がる盛り上がるだったんだわ。

 

最後の最後まで動きに劣化が見られなかったのはポイント劣勢の定常さんで、

相手の口内の出血を見て更に自らの血の気も沸き立たせてるようで、

その定常さんの左ストレートと大嶋さんの右ショートカウンターの決め合いで、

序盤は定常さんが優勢に進めてたんだけど、

残り30秒からの大嶋さんの当て勘の良さがラウンドをひっくり返してたんだわ。

 

 

場内大騒ぎのままの試合終了ゴングで自分は78ー74だったんだけど結局、

77ー75×2、77−76ってことでやっぱり大嶋さんの3−0勝ちだったんだわ。

 

 

若干チャラいんだけど気持ちの強い同士の真剣勝負はこの上なくて、

試合後に本木会長とバッタリしたもんで、

「実に面白かったですわ。」って伝えたんだけど、

会長自身はこの試合をどう見てたのかなあ………。

 

 

 

 

⑦ 杉田ダイスケ君(ワタナベ)vs阿部麗也さん(KG大和)

                 ………57.8kg 8R

4勝(3KO)0敗の30歳・東京都と、

18勝(9KO)2敗のランク1位、サウスポー、25歳・福島県。

 

マッチメイク的にはとっても刺激的で、

そこそこ危険度の高い相手に阿部さんもリスクの大きい一戦だったんだけど、

勝負としては阿部さんの圧倒的キャリア勝ちを予想してたんだよね。

 

杉田君の入場曲は“西部警察”、阿部さんはアリスだったかあ………。

 

杉田君のチーフセコンドは今は角海老ジムの筈の石原さんが務めてたね。

 

体がガッチリ太いのはその杉田君なんだけど、

上背は7〜8㎝ほど阿部さんの方が上回ってたんだわ。

 

<1R>

プレスは杉田君だったんだけど体の使い方はまだまだ今一で、

フェイントもこなせないまま真っ正直に対してて、

前の手の使い方の柔らかさと巧さで阿部さんが余裕の距離キープ。

 

一旦距離が詰まったところでの杉田君の凶暴さは軽視できないんだけど、

2発ほど薄く右をかすり当ててただけで、

阿部さんのカウンター気味の数発の左ストレートの方が印象的だったんだわ。

 

<2R>

豪腕と柔軟の対決ってことで試合の図式が決まってきて、

杉田君はとにかく右1発ドッカン狙いが目立ってきて、

当たると強烈なんだけどジャブ無しのいきなりでは中々叶わなくて、

真っ直ぐ立って余り頭を動かさないもんで阿部さんのジャブがヒットヒットで、

早くもこのまま流れを取られそうな感じが漂ってきたんだわ。

 

杉田君は当てる自信がないと打っていかない感じなもんで、

手数的にも明らかに見劣り感がしてきて、

もっと捨てパンチや誘いパンチを使わないと展開が固まりそうだったんだわ。

 

<3R>

相手を見極めつつ阿部さんが徐々に動きを全開にさせていって、

フットワークとかポジショニングの多彩さを披露し始めたんだわ。

 

攻撃にも先攻めとカウンターを混ぜ込んでいって杉田君を翻弄し始めて、

いつの間にか杉田君が鼻血を見舞われてしまったんだわ。

 

残り31秒、阿部さんの右フックを被せ打ったと同時に、

杉田君が足を滑られせてマットに手を着いてしまって、

自分にはダウンに見えたんだけど、ここはスリップ裁定ってことで……。

 

やっぱり5戦目と21戦目だし、これまで戦ってきたメンバーの差が膨大だし、

その上お互いの持ってる引き出しの数の差はそれ以上に途方もなくて、

そもそもの役者の違いを思い知らされるような感じだったんだよね。

 

<4R>

かなり絶望的な状況の中、それでも杉田君はめげることなく懸命懸命で、

止まらない鼻血の中で必死の反攻を試みてたんだけど、

思いが叶わないことに変わりが無くて、阿部さんは益々余裕の動きで、

右フックを放って右へ移動して杉田君の追撃の右ショットを避けると同時に、

自らは必殺系の左フックを打ち込んでたんだわ。

 

結局徐々に杉田君は打ち出しのきっかけを見出しかねるようになって、

手数が落ちるままだった残り2秒、

阿部さんの左ストレートをまともに喰らってしまってオットットットって、

南ロープまで飛ばされてしまったんだわ。

 

 

自分の中ではこれで勝負あったってことで離席したんだけど、

杉田君は兎にも角にも最後の最後まで踏ん張り通したみたいで、

あの後阿部さんが2回ほどダウンゲットしたみたいで結局、

80ー70×2 79ー71ってことで阿部さんの3−0完勝だったんだわ。

 

 

試合の終わり近くに遠くから見てたんだけど、

阿部さんは無理に倒そうとはしてなくてそれは勿論、

杉田君の渾身の右を最後まで警戒してたんだろうけど、

それよりもすぐ近くに大きな試合を控えてるもんで、

拳なんかを傷めないようにって慎重を期してたように見えたんだけどね。

 

 

それにしても杉田君は全てが正直過ぎるボクシングだと言わざるを得なくて、

ポジショニングとか攻め方もそうなんだけど、

構えた右のグローブが寝てる(手の平が水平になってる)ことが多くて、

フック系は狙っていなくてストレート一本狙いだって、

分かってしまうことが多かったんだよね。

 

 

 

 

⑧ 和氣慎吾さん(FLARE)vs中嶋孝文君(T&H)……SB 10R

25勝(17KO)5敗(1KO)2分のWBA、WBC、IBF共に4位、

サウスポー、31歳・岡山県と、

29勝(13KO)11敗(3KO)1分の34歳・青森県。

 

二人は6年ほど前に一度対戦してて、

その時は中嶋君が判定勝ちしてるんだけど、

その頃の和氣さんはまだまだひ弱で繊細な印象が強かったんだけどその後、

二人の立場はかなり入れ替わって来てるんじゃないかなあってことで……。

 

それでも中嶋君としてもここに来て変な負け方は出来ない訳だし、

和氣さんとしても勝ち方が問われる一戦ってことで………。

 

<1R>

基本的なプレスは中嶋君が優勢で開始28秒、

ファーストヒットはその中嶋君の右ストレートだったんだけど、

その後、和氣さんが2発のワンツーで仕返した1分過ぎに一気の追い込みで、

一瞬の和氣さんの踏み込みの鋭さはやっぱり凄かったんだよね。

 

ただお互いに前振りの少ないいきなりの1発系で始めてて、

もう少しデリケートな展開を予想してたんだけどね。

 

それにしても終盤に和氣さんが大きく振り被った左フックは圧巻で、

丁度真後ろから見てたんだけど、実にとっても美しい弧を描いてたんだよね。

 

<2R>

中嶋君はジャブを省略しながらのガチャガチャ戦に持ち込みたがってて、

何とか何とかって食らいついていったんだけど残り1分、

中嶋君の右の打ち出しに合わせた和氣さんの左ショートアッパーがヒットして、

思わず明らかに中嶋君は効いてしまったみたいだったんだわ。

 

<3R>

相変わらずの中嶋君のプレスに対して和氣さんの動きが軽快で、

見極め切った訳ではないんだろうけど相手にクリーンヒットを許さないままで、

近い所でも丁寧に細かく強く打ち分けていたんだよね。

 

<4R〜5R>

中嶋君のあくまで真面目な前詰めに和氣さんも手こずるようになって来て、

いよいよこういうところからの中嶋さんの粘り強さが発揮されそうな感じで、

中々決定打が生まれなかった中での頑張り返しが始まって、

和氣さんの方もこのままズルズルいってしまいそうでもあったんだよね。

 

<6R>

いつの間にか和氣さんの顔面も薄赤くなって来た残り1分4秒、

このまま判定試合になってしまうのかなあって思い始めてたところで、

南ロープに近い所だったんだけど、

中嶋君が益々前掛りになってたところに和氣さんの左アッパーが炸裂して、

その瞬間、中嶋君の体が宙に浮くような感じさえあって、

彼はそのまま大きくバッタンダウンしてしまったんだわ。

 

それはもう終わりじゃないかってほどの直撃度と倒れ方だったんだけど、

中嶋君は必死の立ち上がりで何とか何とか続行のポーズを見せたんだわ。

 

中嶋君のギリギリのリスタートを目の前にした和氣さんは当然の鬼追撃で、

間髪を入れない左右のフックとストレートを続けざまの雨あられで、

最後は左ストレートだったかなあ大きく打ち込んで、

中嶋君を南ロープに崩し飛ばしたところでレフェリーストップエンドで、

2分20秒での壮絶なTKO勝ちだったんだわ。

 

 

ズルズル長引きそうな感じだったのをいきなりの決着で、

判定試合が多かったこの日のファイナルを見事に終えることが出来たんだわ。

 

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 阿部麗也さん

② 和氣慎吾さん

③ 大嶋剣心さん

 

 

 

 

高橋竜平さんの若干突発的に思えた世界挑戦は11RKO負けで、

リナレスの方も1RKO負けってことで何とも………。

 

 

« 橋………。 | トップページ | 日記 (1/ 24) »