« 長嶺克則さん……。 | トップページ | 後楽園ホール・12月23日 »

2018年12月21日 (金)

後楽園ホール・12月20日

 

343e89f7c2b7430f8a002484daca84c4

“赤コーナー〜!”

 

 

 

昨日はホールに行く前に新宿のビックカメラに寄って、

飲み物用のケトルを買いに行ったんだわ。

 

最初はティファールの新製品を買うつもりだったんだけど、

温度調節機能付きのモノを色々比較してたら、

少し予算オーバーしたんだけどビタントニオがベストってことで、

これからは沸騰したお湯を湯冷ましさせる必要が無くなったんだよね。

 

 

 

昨日の後楽園は全部で8試合が組まれてたんだけど、

第1試合は女子戦だったもんで第2試合からってことで……。

 

 

 

矢斬佑季君(花形)vs中安魁星君(角海老)……SB 4R

2勝(2KO)1敗のサウスポー、26歳・埼玉県と、

2勝(2KO)0敗の22歳・秋田県。

 

<1R>

矢斬君は自由に振らせるとブンブン調子に乗ってくるから、

中安君としてはもっと手数が要るところだったんだけど、

序盤は矢斬君がペースを握ってたなあ。

 

ただその後は中安君も気持ちを立て直しての挽回挽回で、

いい感じの右ストレートを幾つか当て込んでたんだわ。

 

このまま中安君が僅差ポイントゲットかと思われた残り18秒、

矢斬君の返しの右ショットが激しくヒットしてひっくり返したんだよね。

 

<2R>

二人共、基本的に前振り不足の一発振り回し系で、

最初の1分間は何事もなく過ぎていったんだけど、

腕振りの鋭さでは矢斬君の方が上回ってて、

相打ち上等の左フックに可能性を見せてたんだわ。

 

結局、このラウンドは大きな事は何も起こらないままで、

矢斬君も大した事はなかったんだけど、

中安君の方がもっと大した事なかったんだよね。

 

<3R>

自分には一瞬スリップ気味に見えたんだけど開始7秒、

お互いの足と腕が交差した直後に中安君に対してダウンコール。

 

大きなハンデを負ってしまった中安君も再開後に頑張り直してたんだけど、

残り1分10秒辺りでの矢斬君の左ボディ2発が更に効果的だったんだわ。

 

<4R>

中安君としてはもう飛ばしまくる他無かったんだけど、

まだまだ単発で終わってしまうことが多くて今一だったんだけど、

いつの間にか矢斬君にも疲労の色が濃くなってきて、

そういえば左顔面もかなり傷んできたんだよね。

 

展開によっては中安君の大逆転も有り得て、

残り30秒からも倒す気満々ではあったんだけど、

残念ながら打ち込むパンチにパワーを感じられないまま終了ゴング。

 

 

ってことで自分は39ー36で矢斬君だったんだけど結局、

39−36、38ー37×2ってことでやっぱり矢斬君の3−0勝ちだったね。

 

 

それにしても第3Rでのダウン裁定なんだけど、

まだ4回戦なんだから若干緩く見て上げた方が良かったんじゃないかなあ。

 

 

 

③ 歌津智也君(宮田)vs福田将大君(本望)……M 4R

デビュー戦の33歳・宮崎県と、デビュー戦のサウスポー、22歳・埼玉県。

 

福田君は有力なボクシング・サポーターのある方の御子息ってことで、

応援団の数も花束や激励賞も山ほどだったんだわ。

 

<1R>

頭一個ほど上背優位な相手に対して歌津君、

更に体を小さくしながらガード固めての突貫小僧で、

こういう風に徹底されると福田君としては辛い辛いで、

そのやり難さは手に取るようだったんだわ。

 

そういう戦法の相手を想定したスパーをやっていない限り対応はほぼ無理で、

終盤にかけては福田君も左ストレートを何発かヒットさせてたんだけど、

先行きが心配されるような立ち上がりだったんだよね。

 

<2R>

歌津君は体を寄せてのパタパタフックオンリーだったんだけど、

流れを掴んだっていう自信を深めたか、トリッキーな仕草を混ぜ込んで、

福田君を翻弄し始めたんだわ。

 

その福田君も残り32秒には形のいい左ストレートを放ってたんだけど、

ラウンド総体としてはやっぱり歌津君の手数の方が勝ってたんだよね。

 

<3R>

歌津君の出来ることはかなり限定されてるんだけど、

そのガリゴリボクシングを徹底されて福田君は対処に窮したままで、

大きく強くではなくて、小さく鋭い対応が求められたんだけど、

何となく嫌気が差し始めたような感じだったなあ。

 

いつの間にか顔面を赤くしていった福田君は、

攻めも守りもまだまだ甘くて例えミドル級だとしても、

求められるスピード感とはほど遠かったんだよね。

 

<4R>

元気なのは却って11歳も年上の歌津君の方で、

最初の1分半を制してたんだけど、

そのまま最後までらしさを発揮してて、

福田君の方は何となく目付きも弱々しくなってきて終了ゴング。

 

 

ってことで自分は39ー37で歌津君だったんだけど結局、

40−36、39−37、38−38ってことで歌津君の2−0勝ちだったんだわ。

 

 

 

 

④ 三瓶一樹君(ワタナベ)vs諏訪佑君(10count)

                   ………Fe 6R

4勝(1KO)6敗(3KO)の27歳・福島県と、

5勝(1KO)3敗1分のサウスポー、21歳・神奈川県。

 

<1R>

リーチ的には三瓶君が優位で遠目からの一振りが印象的だったし、

ジャブもいい感じで出してたもんで諏訪君は踏み込み切れないまま、

若干攻めあぐみ気味の様子見に終始してたなあ。

 

<2R>

KO率の低い同士でありながらお互いの手数不足が目立ってたし、

水準以上の動きは出来てたんだけど二人共、ロスの多い動きが多くて、

何だか無駄にエビが跳ねてるって感じがしたんだよね。

 

諏訪君に力感が増すにつれ、三瓶君が弾かれる場面が目立ってきて、

2回ほどスリップ気味に倒れ込んでたんだよね。

 

<3R>

お互いに落ち着きのないパフォーマンスで、

そろそろ展開作りが欲しいところだったんだけど、

二人共、まだまだ力が入り過ぎのせいか利き手の決め打ちばかりで、

返しのショットまで配慮できないままだったんだよね。

 

甲乙付け難い状況が続いたんだけど、

残り15秒からの左右フックで諏訪君がポイントゲットかなあ。

 

<4R>

お互いにイッセノセ系の利き手単発に終始してて、

中々流れの中からの攻め込みが出来ないままで、

ホントはもっと細かく巧く動ける二人の筈なんだけど、

お互いに足元がフワフワしたまま粗っぽいというか、

雑になる一方だったもんで、一旦離席だね。

 

 

この日の三瓶君のヘアスタイルはボクサーにはとっても不利で、

ちょっとの被弾でも長い髪がバッサバサ揺れまくってたんだよね。

 

 

結局、この試合は諏訪君が6Rにダウンゲットして、

59−55、58ー55、58−56ってことで3ー0勝ちしたんだけどね……。

 

 

 

すぐ後ろの姐ちゃん連れの男二人がやたら煩くてね、

試合とは関係ないことを殊更大きな声で話まくるもんで席移動でね、

こいつらはお目当の試合の際にはやたら山盛りの指示を怒鳴りまくって、

そんなに何もかも出来たら既にWOWOWに出てるだろって思ったんだけど、

緩んだ腹の刺青をこれ見よがしにしてた場違いのチンピラの仲間みたいで、

何だか昭和中期のボクシング会場のような感じだったんだよね。

 

 

 

 

⑤ 岩井大さん(三迫)vsスパイシー松下さん(セレス)

                    ………Fe 8R

22勝(7KO)5敗(1KO)1分のランク3位、29歳・千葉県と、

17勝(2KO)10敗(3KO)2分のランク5位、35歳・熊本県。

 

二人の中間の体重での一戦だったんだけど、正直凡戦だったなあ……。

 

<1R>

序盤のジャブの数は松下さんだったんだけど、

しっかり届いてたのは圧倒的に岩井さんの方で、

1分半過ぎからはプレスも効かせていってしっかり形を作ってたんだわ。

 

<2R>

松下さんは独特のリズム感を持ってるから巻き込まれるとシンドイんだけど、

それを避けるってことか岩井さんが間合いを詰め始めて、

これ以降絡み合う場面が増えていってお互いの有効打が見極め難くなって、

強く当て合う状況から遠のいていったんだよね。

 

<3R>

松下さんの相手に嫌気を差させる戦法がまあまあ実りつつあって、

岩井さんは相手にタイミングを与え過ぎ過ぎる傾向が強くなってきたんだわ。

 

松下さん陣営は岩井さんのローブローを大きく非難してたけど、

その松下さんもやたら頭を下げで突っ込んでたんだよね。

 

<4R>

松下さんは美しくない方向に一直線って感じになっていったんだけど、

それは彼らしさが発揮できてるってことなんだけど、

自分には何だか松下さんが飛ばし過ぎのような感じが拭えなかったんだけど、

案の定、残り1分からの一段落が分かり易くなっていって、

連打を打ち切れず一つ一つのショットも力を込め切れて無かったんだよね。

 

<5R>

松下さんは体が流れ始めてバランスも悪くなって、

それは飛ばし過ぎて自分で疲れたこともあったんだろうけど、

岩井さんのボディブローに依るところもあったみたいで、

松下さんは自分から下がるようになっていって一息入れたがってたんだよね。

 

<6R>

ここに来てショットのしっかり感に大きな差が見えて来て、

岩井さんには何の劣化も見られなかった中、

松下さんの消耗が目に見えて増していって何だか夢遊病者のようで……。

 

<7R>

岩井さんが相手を倒し切れるかが最大の関心事になってきたんだけど、

少し前からラウンド半分を過ぎるとメッキリ感が増してきた相手に岩井さん、

ここは一気に畳み掛けるところだったんだけど、何だか手際が悪くて、

ここで倒せなかったら彼のKO勝ちは当分見られないって思ったんだけど、

残念ながら倒し切れないままのラウンド終了ゴングだったんだよね。

 

<8R>

これで終われると思ったら最終ラウンドは誰でも頑張り通せるのが普通で、

松下さんの必死の踏ん張りに岩井さんのKO勝ちの望みは失せてしまって、

お互いに効き目の薄いパンチのやり取りが続いて、

却って何となく松下さんが僅差優勢なままの終了ゴング。

 

 

ってことで自分は78ー74だったんだけど結局、79−73、79−74、

78ー75ってことで勿論岩井さんの3−0勝ちだったんだけど、

そもそも松下さんはちゃんと練習出来てたのかなあ、

それとも年齢的なものなのかなあっていう印象が強く残ったんだけどね。

 

 

 

 

⑥ 久我勇作さん(ワタナベ)vsジョン・マーク・アポリナリオ

                   ………SB 8R

16勝(11KO)3敗(1KO)1分のランク3位、28歳・東京都と、

20勝(5KO)12敗(5KO)3分の28歳・フィリピン。

 

自分の中では4〜5Rまでの決着が必須だったんだけど結局、

4R2分22秒でのTKO勝ちではあったんだけど、

遠目からたまに見てた範囲ではこの日の久我さんは少しばかり雑というか、

力任せに過ぎてたような感じだったんだよね。

 

相手との力量差を感じたもんでそんな展開になったんだろうけど、

もう少し技を見たかったっていう気持ちもあったんだよね。

 

 

 

 

⑦ 木村隼人さん(ワタナベ)vs高野誠三さん(真正)

     ………日本バンタム級 暫定王座決定戦 10R

27勝(18KO)10敗(3KO)のランク3位、29歳・神奈川県と、

19勝(12KO)10敗(3KO)1分のランク6位、29歳・兵庫県。

 

東京の3勝1敗ペースと関西での2勝1敗ペースとでは、

やっぱり東京での戦績の方が信頼性が高いんだけど、

その高野さんを見るのは源大輝さんとの一戦(TKO負け)以来、

4年振りなんだよね。

 

木村さんの入場曲は“進撃の巨人”ってことで、

この試合からは10counジムの村越マネと並んでの観戦だったんだわ。

 

<1R>

高野さんのいきなりの左フックも中々のモノだったんだけど、

それよりもカウンターのタイミングで合わせて来た右フックの方が鋭くて、

木村さんとしてもくれぐれもの留意が必要だったんだよね。

 

ただ、序盤の高野さんは如何にも体が硬かったもんで、

初っ端から吹っ切れた動きが出来てた木村さんとの対比が著しかったんだわ。

 

<2R>

いきなり気が付いたのは高野さんのとってもおかしな癖で、

事あるごとに両グローブでやたら自らのウェストラインに触れることで、

それはある意味彼のルーティンなんだろうけど、

ちょっとでも間が出来る度に繰り返すそれは明らかに余分な動作な訳で、

これ以降も毎ラウンド20回ほど延々と繰り返してたんだよね。

 

木村さんが相手のそのタイミングを見切れれば、

有効ヒットの機会も大幅に増えそうで、

そのことは少し後に別のあるジムのトレーナーにも確かめたんだけど、

やっぱり高野さんのそういう無駄な動作は危険きまわりなくて、

それは構えた際に同じリズムでグローブを上下に動かしたり、

同じ調子で上体を左右に振りながらタイミングを取る動作と同じくらい

危険な行為だってことだったんだよね。

 

そういう動作は以前のジムで身に付いてしまった悪癖のようで、

今更修正出来ないのかも知れないんだけど、

ひたすらのカンター狙いだけが目立って来たのと相まって、

早くも高野さんの全貌が見えて来てしまったんだよね。

 

<3R>

カウンターは流れの中で打てる事が大事なんだけど、

高野さんは最初っから見え見えのそれ狙いで、

後ろ足体重のままのことが多いことでも分かり易かったんだよね。

 

<4R>

それでも高野さんも徐々にこなれてきて、

ジャブがスムースに出るようになってきたし、

残り50秒にはいきなり右ボディアッパーを強く打ち込んでたんだわ。

 

<5R>

それでもまだまだ高野さんの手数不足には首を傾げてしまうほどで、

あくまでカウンターヒットで大きくポイントを稼ごうとしてるみたいで、

攻め込んでる時間が絶対的に足りてなくて、

タイトルが掛かってるっていうのに消極的にしか見えなかったんだよね。

 

木村さんは早くも相手の動きを見切ったようで、

フェイントを交えた鋭い動きで相手を翻弄しつつ、

敢えて距離を潰してカウンターを封じ込めて行くと、

最早高野さんには攻め手がないような感じになってしまったんだよね。

 

高野さんからは何としてでもタイトルを取りに行くっていう気迫とか覇気、

頑張る気持ちも感じられなくなってしまったもんで一旦休憩タイム。

 

 

半分を終えての自分のスコアは48ー47で木村さんだったんだけど、

発表された中間スコアは49ー46、48ー47、46−49で、

木村さんの2−1ではあったんだけど、

それにしても49ー46と46ー49が並存してるのには呆れてしまったなあ。

 

 

結局、高野さんはあのまま半端半端のままだったみたいで、

9R頃に戻ってみようと思ってた前の8R1分53秒でのTKO負けだったね。

 

 

 

それにしてもここのところホールに出張って来る西日本系のランカー達は、

誰も彼もが情けないとしか言いようのないパフォーマンスで、

いっそのこと東日本とそれ以外とでランキングを別にすればって感じなんだわ。

 

 

 

 

⑧ 新藤寛之さん(宮田)vs渡部あきのりさん(角海老)

   ………日本スーパーウェルター級 王座統一戦 10R

20勝(8KO)4敗(1KO)1分の正規王者、サウスポー、32歳・埼玉県と、

37勝(31KO)7敗(6KO)の暫定王者、サウスポー、33歳・埼玉県。

 

<1R>

お互いに勝手知ったるって感じでいきなり飛ばして行って、

基本的なプレスはあきのりさんだったんだけど、

初っ端から二人共がフルショットで満々の緊張感だったんだわ。

 

新藤さんのカウンターの右ショートフックの鋭さも光ってたんだけど、

総体としてみればあきのりさんが僅かに打ち勝ってたんだわ。

 

<2R>

新藤さんはリーチを生かした長い所だけではなくて、

接近してのショートブローのコンビネーションも抜群で、

それはデビューの頃とはまるで別人の巧さを身に付けてて、

KO率の低さを補っても余りあるところを見せ付けてたんだわ。

 

 

ふと気が付いたんだけど、新藤さんのグローブテープの巻幅が異常に広くて、

規則があるのかは知らないけど、そういうのはどうかと思った訳で、

クリンチでグローブが擦れたりパンチがかすった際にも、

テープで必要以上に相手の皮膚を擦って傷めてしまう可能性もある訳で……。

 

<3R>

スリルには満ちてたんだけどそれほど大きな打ち合いにはならないままで、

微妙だったんだけど、見栄え的に少しばかり相手に劣ってはいたけど、

ここはあきのりさんの頑張り手数勝ち。

 

<4R>

野牛の雄が雌の取り合いで角を付き合わせてるような様相を呈してきて、

殆どボディブローは打たなかったけど新藤さんの押し返し挽回が効いてきて、

残り7秒でも綺麗なタイミングで左ストレートをヒット。

 

<5R>

最初の30秒間にまたもや新藤さんが左ストレートをそれも2発ヒット。

 

それにしても二人共、真面目一方の正面型のボクシングで、

捨てパンチとか誘いパンチを使うでもなく、

フェイントを駆使することさえ真っ当な戦法とは思っていないみたいで、

それはそれで見てて気持ち良いんだけど、何だか正直過ぎだったんだよね。

 

この回は新藤さんが敢えて距離を取り始めて、

中間からの左ストレートを狙いまくってたような感じだったんだわ。

 

被弾を増やしていったあきのりさんの顔面の傷みが進んできて、

右ガードが下がり気味のことが多くなって心配が増してきたんだよね。

 

 

試合半分を終えての自分のスコアは48ー47であきのりさんだったんだけど、

発表された中間採点は48ー47で自分とは逆の進藤さんの3ー0だったんだわ。

 

<6R>

それでもまだ1ポイント差ってことでまずはあきのりさんが飛ばしていって、

その後お互いに少々雑なイッセノセに移行していったんだけど、

残り36秒での新藤さんのショートのワンツーが素晴らしかったんだわ。

 

<7R>

それほど表には見せてはいなかったんだけど、

疲労が進んでたのはあきのりさんのようで、

相変わらず積極前詰めはしてたんだけど、

左を放つタイミングが一定してきて単調さが目立ってきたんだわ。

 

あきのりさんが左を決め打ちし過ぎる合間を新藤さんが巧いこと突いて、

流れは大きく新藤さんに傾いたかなあって思ってた残り50秒、

二人が足を止めてのいきなりフルショットのブン殴り合いが始まって、

場内はこの日最高の沸点に達したんだわ。

 

優勢に終えてたのは明らかに新藤さんの方だったんだけど、

あきのりさんも以前なら耐え切れなくてダウンは喰らわなくとも、

思わず目線が泳いでしまってたようなところを踏ん張り切って、

その後の盛り返しに実にとっても前向きだったんだわ。

 

<8R>

あきのりさんの懸命な挽回だったんだけど、

新藤さんは大きく被弾しない工夫がしっかり出来てたし、

返しの右フックのクオリティーもあきのりさんを上回ってて、

いよいよあきのりさんが厳しくなってきた残り15秒、

そのあきのりさんの渾身の左ボディが大きく喰い込んだその途端、

明らかに新藤さんが体を屈めたんだわ。

 

<9R>

前の回のボディが効いたのは誰の目にも明らかで、

あきのりさん周辺の応援団からはボディボディの大コールで、

勢いを取り戻したあきのりさんが当然の如くの先制先制で、

動きに全く劣化を見せないまま攻める攻めるで、

新藤さんは最初の1分半はまるで手が出てなかったんだわ。

 

残り1分22秒でのボディショットをまたしても新藤さんが嫌がって、

で、あきのりさんは左目上をヒットカットされるのも構わずのボディボディで、

自分のすぐ前に座ってた中川抹茶さんとか洪トレ達は大興奮だったんだわ。

 

ただ、コーナーに戻るあきのりさんの顔面の腫れが今や半端じゃなくて、

特に右目は塞がってしまいそうだったんだよね。

 

<10R>

新藤さんのいきなりの弱り方は驚くほどで、

12ラウンド戦だったら確実にあきのりさんが倒し切れる筈で、

って思いながらの最終ラウンドだったんだけど、

新藤さんも今やチョン打ちになってはしまってたんだけど、

それでも正確なヒッティングは大したもんだったんだけど、

それ以上にあきのりさんの飛ばす飛ばす打つ打つは凄まじくて、

残り30秒からの新藤さんは実に辛そうにしてて、

それでも最後の最後まで踏ん張り切っての終了ゴングで、

ウワアー、今やあきのりさんはまるで別人と化してしまってたんだわ。

 

 

ってことで自分は96ー94であきのりさんだったんけど結局、

そのあきのりさんから見て96−95、94ー96、95−95ってことで、

1−1ドローだったんだよね。

 

あきのりさんのボディブローの評価で別れるところかなあってことで……。

 

 

 

ってことは両者が其々のベルトを守ったってことで、

じゃあ来年のチャンピオン・カーニバルはどうなるのかってことになる訳で、

それに関するルールは知らないしこれは確認した訳ではないんだけど、

正規王者が怪我で試合出来なかったから暫定王者を作ったのであるからして、

正規王者がいる以上現在正規王者に対する指名挑戦権を有してる、

松永宏信さんの挑戦権の方をまず優先させるべきじゃないかと思ってて、

その後再度暫定王者との統一戦をするのが一番妥当なんじゃないかって、

そう思ってるんだけどね……。

(ブログの下書きを終えた後にある人にその事を聞いて見たら、

その人もそういう方向じゃないかって言ってたんだよね。 )

 

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 木村隼人さん

② 渡部あきのりさん

③ 特にナシ

 

« 長嶺克則さん……。 | トップページ | 後楽園ホール・12月23日 »