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2018年9月12日 (水)

後楽園ホール・9月11日

 

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“ワン・ボーイ”

 

1962年、ジョニー・ソマーズが21歳の時のスマッシュヒット曲。

まだ元気にしていれば今年77歳になるんだけどね……。

 

 

 

自分にとって9月の果物っていうとやっぱりブドウなんだけど、

今年の猛暑は特に巨峰系に影響を与えたってことで、

実が房から離れやすい傾向が強いんだってさ。

 

自分の子供の頃はブドウって言えばほぼデラウエアに限られてて、

余程のことが無い限り巨峰には手が届かなかったんだけど、

今はその改良型のピオーネ系でも家計に影響を及ぼすことが無いし、

赤系のゴルビーとか緑系のマスカットまで自由自在なんだよね。

 

自分としては種無しで皮ごと食べられるマスカット系がお気に入りなんだけど、

ちなみに、味のことだけを追究するとやっぱり種有りの方が旨いんだってね。

 

 

 

昨日はリングサイドのカメラマン達が異常に多くて、

“世界タイトル挑戦者決定戦” っていう冠だけで集まって来た訳で、

特にボクシングが好きって訳では無さそうな下請け連中が多かったなあ。

 

 

 

① 多川航君(大橋)×佐藤光君(畠山)……SL 4R

デビュー戦の22歳・神奈川県と、0勝2敗(1KO)1分の31歳・北海道。

 

<1R>

活きのいいデビュー戦の若者と、3戦勝ちナシの31歳との一戦で、

若者に気持ち良く勝たせるような組み合わせだと思ってたんだけど、

頭一個ほどデカイ多川君に対してズングリ系の佐藤君がいきなり重戦車スタイルで、

正直、見た目は美しくは無かったんだけど初っ端から詰め詰めガンガンで、

そういう相手に慣れてないような多川君が困惑困窮。

 

開始15秒、低い姿勢からの佐藤君の右フックがヒットして、

多川君が南ロープに大きく吹っ飛ばされてしまって、

ロープが無かったら倒れてしまったんじゃないかなあってもう大変大変。

 

その後、佐藤君も相手の右を貰ってしまって大きく揺らいでしまって、

残り1分からは二人共ハァーハァーになってしまって、

中盤以降の逆襲で多川君もかなり盛り返してたんだけど、

ラウンド序盤での有効ヒットで佐藤君だったかなあ……。

 

<2R>

多川君は距離を詰められると長いリーチを封じられてとっても辛そうで、

既に口が開きっ放しでいかにもシンドそうだったんだわ。

 

で、1分15秒から佐藤君が一気に仕掛けていったんだけど、

多川君も必死に反撃していって、却って手数で上回って、

二人共、精度的には今一ではあったんだけど、

この回は多川君が懸命の手数勝ち。

 

<3R>

いきなりの密着戦はやっぱり佐藤君の得意の戦いの場だったみたいで、

口を空けた多川君の表情は如何にもシンドそうに歪んでて、

それが佐藤君に更に元気を与えたみたいで1分20秒、

左右ボディをきっかけに一気にラッシュラッシュ。

 

手数で圧倒してた佐藤君はもう少し鋭く打てればダウンゲットも有りそうで、

多川君は残り30秒からはずっとロープを背負わされ続けてたんだわ。

 

<4R>

多川君も嫌気を見せず最後の必死抵抗で、

山ほどの右ショートアッパーを打ち込んで逆襲逆襲で、

ロープに詰められそうになると身体を入れ替える工夫も出来てたんだよね。

 

佐藤君も初勝利を目指して出来得る限りの手数だったんだけど、

ほぼ力尽きてたか有効度としては多川君に大きく後れをとってたんだよね。

 

 

ってことで、自分のスコアは38-38だったんだけど結局、

40-37、39-37、39-38ってことで佐藤君の3-0勝ちで、

オメデト、オメデトの初勝利ではあったんだけど、

幾らなんでも40-37は無いんじゃないかって思ったんだよね。

 

 

 

② 清田亨君(大橋)×水藤翔太君(ワタナベ)……L 6R

8勝(6KO)2敗(1KO)の23歳・熊本県と、

11勝(1KO)8敗(2KO)1分の30歳・愛知県。

 

水藤君は “すいとう” って読む中日本のジムからの移籍初戦で、

その割にはハードマッチメイクだなあってことで、

自分の横に宗忍君が座って応援声出しだったんだわ。

 

<1R>

A級ボクサーの6ラウンド戦はいきなりの激しい展開が予想されて、

フレーム的には劣勢な水藤君が吹っ切れたいい仕掛けを見せてたんだわ。

 

清田君はやっぱり右より左ショットの方が良かったんだけど、

それでもやっぱりいきなり大きく振り過ぎで、

ボディショットを含めて細かいショットの積み重ねでまずは水藤君がポイントゲット。

 

<2R>

清田君は元々それほど器用なボクサーではないから、

水藤君としてはいきなりの大きなパンチにさえ注意してれば何とかなりそうで、

拮抗した勝負になりそうだったんだけど開始1分過ぎ、

清田君がギアアップするにつれ付いていけないようなところが目立ってきて、

残り32秒には右フックをクリーンヒットされてしまったんだわ。

 

水藤君は明らかなダメージを受けてしまったんだけど、

その後の清田君の追撃が雑と言うか狙い過ぎだったもんで、

何とか凌ぎ切ってのラウンド終了ゴング。

 

<3R>

やっぱり清田君はどこかで一発デカイのを当てさえすればっていうボクシングで、

それはそれで大きなアドバンテージではあるんだけど、

それが叶わないうちはその不器用さが際立ってしまうんだよね。

 

逆にパンチ力が乏しい水藤君としてはあくまで沢山の手数が要る訳で、

色々奮闘してたんだけど、見栄えのいいヒッティングに繋げ切れてなかったんだわ。

 

<4R>

背の高い相手に水藤君は顔が上がり過ぎで、

もっと顎を引いて上目使いに相手を見る必要があるなあって思ってた1分40秒、

清田君の右を貰って左目上をヒットカットしてしまったんだわ。

 

それでも頑張り手数を続けてた水藤君だったんだけど、

有効打的に清田君を上回れないままだった残り14秒、

鋭い右アッパーを貰ってしまって大きくグラッとしてしまったんだわ。

 

<5R>

相当追い込まれてしまった水藤君としては、

1ポイントづつ取り返してもとても間に合いそうになくて、

どこかで死ぬほどの思いっ切りの腕振りが必要な場面だったし、

相手の大きな腕振りに敢えて合わせて行くような度胸も必要だったんだわ。

 

それにしても残り1分15秒辺りでも清田君の右ボディは強烈だったなあ。

 

<6R>

練習をしていないと、空振ってバランスを崩すようなショットは打てないもので、

水藤君の逆転の目は遠のくばかりだったんだけど、

実は清田君のパフォーマンスも正直タルイとしか見えず、

パンチ力の差だけの試合になってしまったんだよね。

 

残り1分2秒に貰った左アッパーが効いてしまったか水藤君、

その後2度もスリップダウンを重ねた残り1分10秒からは更に辛そうで、

南東ポスト前でついに耐え切れず大きく右を打ち込まれてところで、

レフェリーが割って入ってのストップエンドで、

ほぼ同時に陣営からタオルが投げ込まれての1分55秒、

清田君のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

③ 桑原拓君(大橋)×何チャラ・テファ……51㎏ 6R

1勝(1KO)0敗の?歳・大阪府と、

9勝(6KO)8敗2分の国内4位、?歳・インドネシア。

 

インドネシアの国内ランクなんて全く信頼性に乏しいし、

こんな戦績の相手に大橋ジムのB級ボクサーが苦戦する筈も無く、

ってことでリングインさえ見てなかったんだけど、

やっぱりあっと言う間の1R0分46秒でのKOエンドだったんだってね。

 

 

 

④ 保田克也君(大橋)×アンショリ・何チャラ……L 6R

2勝(1KO)0敗のサウスポー、26歳・茨城県と、

18勝(10KO)16敗4分の国内4位、?歳・インドネシア。

 

全く同じ理由で殆ど見てなかったんだけど結局、

3R2分39秒でもTKOエンドだったんだってね。

 

まだ終わらないのかって3R中盤頃に戻ってチラ見したんだけど、

二人共とっても大雑把で、何だかミドル級程度の動きにしか見えなかったなあ。

 

 

 

⑤ 松本亮さん(大橋)×佐川遼さん(三迫)……Fe 8R

21勝(19KO)2敗(1KO)のSB級7位、24歳・神奈川県と、

4勝(2KO)1敗(1KO)のFe級8位、24歳・青森県。

 

少し前に三迫会長とか久保マネに、

三迫ボクサーは9月は4戦全敗するって予想したなって言われて、

自分では気が付かなかったけど、実際ここまで3連敗中だったんだよね。

その三迫会長が自分の隣に座って始まり始まり……。

 

<1R>

佐川さんの方が4~5㎝ほど背が低くて、リーチでもハンデを負ってたんだけど、

ジャブはその佐川さんの方が鋭かったし届きも良かったんだよね。

 

お互いの探り合いがラウンド半分ほど続いた後、

残り1分20秒、松本さんが左右ボディからの右フックをヒットさせた直後、

佐川さんの右ストレートがそれ以上の鋭いヒッティングを見せて、

これで佐川さんがまずはポイントゲットかって思われたんだけど、

残り35秒からのショートレンジでの松本さんの鋭い上下打ち分けがグッドグッドで、

そりゃもう目まぐるしく展開が動いてたんだわ。

 

<2R>

それにしても想像してた以上に佐川さんの右ストレートが良く当たって、

元々松本さんのガードは低いんだけど、

交わしたりブロックしたりも出来ないまま余りにも簡単に打たれ込まれ過ぎで、

開始38秒での右の相打ちでもより効かされたのも松本さんの方だったんだわ。

 

最初の1分間の内に佐川さんは更に2発の右を上積みヒットさせて、

松本さんの左顔面をかなり赤くしてたんだよね。

 

松本さんも残り52秒に左フックを当て込んでたんだけど、

その後残り35秒での佐川さんの右の方がより効果的で、

このラウンドは大きくポイントバックしてたんだわ。

 

<3R>

佐川さんには陣営からのアドバイスがよく聞こえてたみたいで、

足を使って距離を取ることにとっても気を使ってて、

松本さんはあれだけ恵まれた体躯をしてるのに、

一番力を発揮するのがショートレンジに限られてて、

中間距離ではからっきしの片寄ったパフォーマンスに終始してたんだわ。

 

それとこれは単なる推測ではあるんだけど、

そもそも佐川さんのことをちゃんと研究していないようにも見えたし、

階級が上の相手のパンチを見くびり過ぎてたような感じさえもあったんだよね。

 

で、東ロープ寄りのところでの開始24秒、

狙い澄ましたような佐川さんの右ストレートがヒットして、

大直撃を喰らってしまった松本さんが驚愕のダウン。

 

明らかなダメージを負いながらも松本さんも敢然としたリスタートで、

一旦様子見しながら引いた佐川さんにはセコンドから大声の 「行け!行け!」 で、

そこからは正に修羅場の大殴り大会で、

流石に松本さんもカウンターのタイミングで逆転系を狙っていって、

その幾つかを貰ってはいたんだけど佐川さん、

若干松本さんがパワー落ちしてたのにも助けられて、

全く怯まないままの男の打ち返しで、

ギリギリのところでの元々のSF級とSFe級のパンチの重さの違いも大きかったか、

時間が進むにつれ松本さんの限界が一気に見えてきて、

2発ばかり危ないパンチを貰ってしまったところで1分30秒の南東ポスト近く、

ついにレフェリーが割って入ってのストップエンドだったんだわ。

 

 

少し後ろで見てた椎野トレとか永田大士さんや三浦仁君、

それに長谷川守里君、堀川謙一さん、吉野修一郎さん達も大騒ぎしてたんだけど、

貴志会長や久保マネの喜び方はもう半端じゃなかったし、

麻生興一さんや相川学己君、鈴木悠介さん、田中教仁さん達も総出だったんだわ。

 

試合後暫くしてセコンドに付いてた横井トレと鈴木トレと話をしたんだけど、

結構冷静な分析をしてたのがとっても印象的だったんだよね。

 

 

松本さん側としては2月にダニエル・ローマンとの世界戦で大差3-0負けした後の、

比較的楽な再起戦の筈だったと思うんだけど、

ちょっと舐め過ぎてたんじゃないかって思ったんだけどね。

 

 

 

⑥ 平岡アンディさん(大橋)×吉開右京君(島袋)……SL 8R

12勝(8KO)0敗のランク9位、サウスポー、22歳・神奈川県と、

6勝(5KO)2敗(1KO)のサウスポー、21歳・沖縄県。

 

1年ほど前の二人の対戦は、

吉開君が3回ほどダウンを喰らっての3RTKO負けだったんだけどね。

 

<1R>

最初のプレスは吉開君で、中々鋭い左右フックを振ってたんだけど、

平岡さんは相手の動きを早くも見切ってるような感じの余裕の交わしで、

残り1分02秒、渾身の左ストレートで吉開さんの左目上をいきなりヒットカット。

 

その後も左ストレートや右フックを連続して見栄え良く当て込んで、

いきなり10:8.5ほどもの差が付いてしまって、

コーナーに戻る吉開君からは明らかなダメージが見て取れたんだわ。

 

<2R>

吉開君が放つ鋭いショットはタイミングは合ってはいたんだけど、

残念ながら殆どが届き切らないことが多かったんだわ。

 

それでも必死の吉開君が1分21秒に右ボディから左ストレートに繋げていって、

二人の激闘度が更にアップしていった残り50秒、

それならってことで更に更に平岡君が攻勢を強めていって、

一旦スイッチが入った時の最近の平岡君はほぼ無敵で、

吉開君が下がらされる場面が増えていったし、反応も鈍っていったんだわ。

 

残り2秒での左ストレートの相打ちも明らかに平岡君の方が有効度が大きくて、

吉開君はダメージを負ったまま次のラウンドを迎えることになってしまったんだわ。

 

<3R>

左目上のカット傷が更に悪化していくと共に、

吉開君は繋ぎのジャブさえ出なくなっていったんだけど開始35秒、

それまでお互いに少な過ぎる印象が強かったボディブローはその吉開君で、

そこからの新しい展開が一瞬見えつつあったんだけど残り1分、

平岡さんが相手を東ロープに詰めた所で右ショートフックを一閃、

直撃された吉開君が大きく倒れ込んでしまって、

その瞬間の2分02秒でのレフェリーストップエンドだったんだわ。

 

 

それにしてもここぞと判断した時の平岡さんの勢いは実に半端じゃなくて、

吉開君は最後まであと半歩の踏み込みが足りてなかったんだよね。

 

最近の平岡さんは以前に感じてた試合ごとのムラのようなモノが皆無になって、

やっぱり普段の練習環境が改善されたことが大きいって思ったなあ。

 

 

 

⑦ マーク・ジョン・ヤップ(六島)×井上拓真さん(大橋)

            ………WBC B級 挑戦者決定戦 12R

29勝(14KO)12敗(2KO)のWBC3位、29歳・フィリピンと、

11勝(3KO)0敗のWBC9位、22歳・神奈川県。

 

ヤップの方が格上なもんで、赤青のコーナーがチェンジされたんだわ。

 

キャサリンっていう名前の女子ジャッジが混じってたし、

レフェリーはMr.スポックって愛称の(三迫会長に教えて貰ったんだけどね……。)、

80歳超えの動きに大いに支障をきたして爺ちゃんだったもんで……。

 

<1R>

ジャブのヒット率は圧倒的に井上さんだったし、プレスも強くて、

スピードを警戒してかヤップが下がりながらのサークリングっていうのが固まって、

まずは様子見って決めてたみたいだったんだわ。

 

1分半頃の薄い左フックで井上さんがファーストポイントゲット。

 

<2R>

パンチ力とスピードの対決っていう図式はとっても解り易かったんだけど、

井上さんのスピードに対するヤップの警戒感が解けないままだった1分08秒、

ワンツーを空振った直後の井上さんの左アッパーが見事にヒット。

 

ヤップの腕振りは如何にもパワフルではあったんだけど、

彼の攻撃の組み立て自体はとってもシンプルだったもんで、

井上さんにとってはそれほど恐れるに足らずって感じだったんだわ。

 

<3R>

このままではヤバいってことで、ヤップが更に力技に出ていって、

開始46秒に右フックをヒットさせて、その後も終盤にそれを重ねて、

目立った有効打が無かった井上さんから初めてポイントバック。

 

<4R>

お互いに一応色々出し合っての一段落状態で、

大きな出来事が無かった中、下がり下がりのヤップの印象が悪かったんだけど、

基本的には二人共、攻めあぐんでるっていう感じが強かったんだわ。

 

ってことでここまでの自分のスコアは39-37で井上さんだったんだけど、

発表された中間スコアは39-37、38-38×2ってことで、

まあまあそんな感じかなあって思ったんだわ。

 

<5R>

ヤップの見栄えの良くない打たれ方が目立ってた開始1分38秒、

それまでの左フックの何発目かが当って、直後に押しがあった感じもあったんだけど、

とにかくバランスを崩したヤップが西ロープまで吹っ飛んでしまってダウン。

 

それ程のダメージを引きずることなく再開したヤップは普通に立て直して、

井上さんもそれ以上無理に攻め立てることも無いままのラウンド終了ゴング。

 

<6R>

少しばかり鼻血のヤップは全くボディブローが打てないままだったし、

そもそも攻撃の手段が単純なままだったし、パンチの種類も少なくて、

とにかく一発強打を当てたい当てたいだけの退屈なボクシングで、

相手は足があるスピードマシンなんだから、もっともっとのガンガンが必要で、

一旦踏み込んだ以降の二次三次の攻めが足りなさ過ぎだったんだわ。

 

井上さんは大体いつもの通りのパフォーマンスが出来てて、

そりゃ刺激的とは言い難いところはあったんだけど、

パンチ力の無いボクサーがハードパンチャーに対する場合にはこうあるべきだって、

そういうことの一つ一つを確実に実現してたんだよね。

 

一方のヤップは仕掛け打った後に早いカウンターを合わされるのを警戒し過ぎで、

いつまで経っても踏ん切りの良くない動きに終始してたんだわ。

 

 

ってことで、既に勝負あったってことで自分はここで一旦離席して、

8Rが終わったところから遠目に眺めてたんだよね。

 

その8Rが終わったところでの採点は78-73×2、77-74ってことで勿論、

井上さんの大差3-0勝ちだったんだわ。

 

9Rの終わりころからヤップもやっとのことで踏ん切りがついたか、

詰め詰めガンガン度を上げていって、井上さんも若干処理に困ってたけど、

如何にも遅きに失したところがあったんだよね。

 

陣営からは終始 「大丈夫、大丈夫!」 って声が飛んでたんだけど、

その言葉はヤップを励ます際の決まり文句なのかも知れなかったんだけど、

ただ自分にはどこがどう大丈夫なのか全く意味が解らなくて、

そういうセリフは往々にして大丈夫じゃない場合に使われることが多いし結局、

自らの気持ちを落ち着かせたいだけなんじゃないかって思ったなあ。

 

ヤップは最後の方になればなるほど踏ん張りを見せてたんだけど、

相変わらずのテクニック不足は否めなくて、

力づくが通じない時は単なる乱暴なA級ボクサーくらいにしか見えなかったんだよね。

 

 

12R終了後に発表されたスコアは、

117-110、116-111、114-113ってことで勿論井上さんの3-0勝ち。

 

自分の感じでは116-111が一番妥当で、

117-110も114-113も試合の見方が極端過ぎだと思ったなあ。

 

 

思ってた通り、彼の老レフェリーはボクサーから遠く離れた所を、

まるで壊れかけたメリーゴーラウンドのように緩々緩々回ってて、

クリンチしてもボクサーに近づかないし、

ワセリンを拭った手をボクサーのトランクスで拭いてたし、一滴の汗も血も浴びず、

綺麗好きの彼のシャツは最後まで汗さえもかかない新品のままで、

あんなんでいいなら、明日から自分もレフェリーになれるんだわ。

 

それと例の女子ジャッジなんだけど、彼女はスコアを114-113ってしてて、

当たったか当たらなかったかは殆ど問わず、

大きく振り出してる方にフェイバーを与えてて、

下がる方にはペナルティを課すって、そういう主義のやっぱり只の女性だったね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 佐川遼さん

② 平岡アンディさん

③ 井上拓真さん

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