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2018年8月17日 (金)

後楽園ホール・8月16日

 

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“中島みゆき”

 

日本の女性歌手で好きなのは荒井由美と中島みゆきで、

二人共、作詞作曲能力に秀でてるし歌唱力も抜群なんだよね。

 

“地上の星” は、頑張る若者達への思いをツバメに託し、

天空から励ますって感じの名曲なんだわ。

 

 

 

人と会う約束があったもんで早めに付いたドーム周辺は既に大変な混雑で、

昨日は巨人戦も無い筈なのに普段より早めの出足の上の更に長蛇の列で、

何事かと思ったら巨人ー楽天の2軍戦ってことで、

それなら尚更何故って思ったらこの日は全席自由席ってことで、

先着順に普段は座れないバックネット裏とか内野S指定とかに座り放題ってことで、

両方の1軍がトロトロの情けない試合をしてるっていうのにその2軍戦がこの混雑で、

全く世の中理解に苦しむことが多いんだわ。

 

 

昨日は帝拳ジムの御好意で、いつもの席の一つ左の席を用意して頂いたんだわ。

 

 

 

① 目黒聖也君(セレス)×何チャラ・何チャラ……SF 4R

デビュー戦のサウスポー、18歳・福島県と、0勝0敗1分の21歳・タイ。

 

対戦相手が見つからず仕方なかったのかも知れないんだけど、

こういう組み合わせが面白い筈が有り得ないもんで、

人と話をしてたら案の定、あっと言う間の1Rで目黒君のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

② 石本純君(ワタナベ)×須藤大介君(三迫)……59㎏ 6R

5勝(3KO)5敗1分のサウスポー、25歳・長野県と、

4勝6敗(2KO)3分の23歳・埼玉県。

 

A級目前の石本君の方が上背もリーチも優位だし、パンチ力も圧倒的なもんで、

須藤君の苦戦を予想してたんだけどね……。

 

<1R>

この試合が約2年振りの石本君は自分の中の彼とはちょっと別人で、

そもそも動きにスピード感が全く無かったんだわ。

 

で、初っ端から相手のこれしかないっていう接近手数戦に巻き込まれてしまって、

須藤君の当たりが弱いもんでヒット数の少ない割には若干の優位を保ってて、

何とかギリギリのポイントゲットだったんだけど、いきなり先行きに暗雲だったんだわ。

 

<2R>

須藤君としては更に潜り込んでのガチャガチャ狙いで、

いつものように顔を真っ赤にしながらの奮闘奮闘で、

それにつれ徐々に石本君が対応に苦しみ始めて、

如何にも手を焼いてるって感じが漂い始めたんだわ。

 

大きな有効ヒットは無かったものの、この回は須藤君の頑張り勝ちだね。

 

<3R>

それ程大きく打たれ込んではいないのに気が付けば石本君は思いの外消耗してて、

須藤君もこのままのペースで最後まで動き切れるのかって心配されたんだけど、

ラウンド中盤からは石本君の劣化が著しくて負けそうな感じが大きくなったんだわ。

 

<4R>

セコンドに檄を飛ばされたか、石本君が踏ん張りスタートだったんだけど、

最初の1分間ほどしか勢いを維持できなくて、

13戦して未だKO勝ちのない須藤君のそれほど強くないパンチにメッキリで、

更に敗色が濃厚になっていったんだわ。

 

<5R>

双方共に疲労の色が濃くなって、最初の2分間は行ったり来たりで、

残り1分、やっとのことで石本君の攻勢に出たんだけど、

残り30秒からの須藤君の巻き返しの方が有効性が大きかったんだわ。

 

<6R>

ここを頑張らないと石本君の負けが決まってしまうところだったんだけど、

行くに行けないまま、打ち返しにも力を込められないままで、

須藤君の必死のガムシャラ頑張り手数が圧倒的で、

もう少し緩急で打ててたならばキャリア初のTKO勝ちも見えてきたんだわ。

 

陣営からの倒せ倒せの声が須藤君を後押ししたんだけど、

そこまでを期待するのは今回も難しいままの終了ゴング。

 

 

ってことで自分は58-56だったんだけど結局、

59-55×2、58-56ってことで勿論須藤君の3-0勝ちだったね。

 

須藤君は必ずしも巧くはないし、抜群の体力の保有者でもないんだけど、

必死に頑張って勝利をもぎ取る姿は見てて嬉しいモノがあったんだよね。

 

 

 

③ 脇田将士君(堺東ミツキ)×小田翔夢さん(白井具志堅)

                           ………L 6R

8勝(3KO)7敗(3KO)2分のサウスポー、22歳・愛知県と、

8勝(7KO)0敗のランク6位、19歳・沖縄県。

 

脇田君くらいの戦績だと小田さんにはちょっとシンドそうな感じだったんだけどね。

 

<1R>

リーチは脇田君の方が優位で、どっちかっていうとそのリーチを生かして、

比較的遠くでやりたがるような感じで、ガンガン攻め込んでくるタイプではなくて、

で、そういうのを見極めたか小田さんが一瞬の踏み込みに鋭さを見せて、

最初の2分間に左ボディから右フックの返しってパターンを2回繰り返してたんだわ。

 

<2R>

脇田君のジャブは精度を欠いてて、数も少なくて、

何だか相手を誘ってのカウンターを狙ってるみたいで、

小田さんの右ストレートボディも中々良かったんだけど、

相手の打ち出しに合わせた脇田君の左ショートアッパーが綺麗にヒットしてたし、

その後も打ち返しのショットがとっても見栄えが良かったんだわ。

 

<3R>

小田さんも余りユックリやってると相手にペースを取られそうな感じだったんだけど、

開始40秒のリング中央、小田さんの右フックがいきなり強烈ヒットして、

その衝撃に踏み止まれず脇田君が大きく倒れ込んでしまったんだわ。

 

何とか立ち上がってリスタートした脇田君だったんだけど、

その凶暴性にスイッチが入った小田さんを捌けそうには無いままの1分03秒、

連打からの右フックを再度大きく貰ってしまって北ロープ前で2度目のダウン。

 

気丈な脇田君はここも立ち上がって再々度の戦闘開始で、

そこからはこの日一番の戦う姿勢を見せて、

一度はその左フックを綺麗に小田君に打ち込んだんだわ。

 

ただ、元々パンチ力を誇るタイプではないもんで、

一発で倒し返すっていうのはどうにも期待できそうにないまま、

またもやまたもや小田さんの猛攻に晒されてしまってた1分31秒、

最早これまでだなって判断した脇田君陣営が、

背中向きだったレフェリーを目掛けて赤いタオルを投げ入れてのTKOエンドで、

ボクサーに必要以上のダメージを残さないようにってことで、

比較的ストップの早いレフェリーよりも更に早い決断は実に好感が持てたんだわ。

 

 

 

④ 土屋諒太君(角海老)×中塚貴大君(JBS)……Fe 4R

デビュー戦の23歳・和歌山県と、デビュー戦の19歳・東京都。

 

<1R>

ボクシングがより解ってる感じがしたのは中塚君の方で、

全体的にシッカリした感じで始めてて、

土屋君は少しばかり出遅れた感じがして動きそのものも緩慢で、

2分を過ぎる頃には顔面がかなり赤くなっていったんだわ。

 

<2R>

土屋君もやっと戦う気持ちを充実させたみたいで、打ち出しも強くなってきたし、

2発の左ボディで中塚君の勢いを止めることが出来てたなあ。

 

<3R>

土屋君はジャブも良く出るようになっていって、

大きく流れが変わってきたのを感じた中塚君陣営のセコンドが慌て始めたか、

相手の左フックの強打を 「効いた、効いた!」 って声を上げての勘違いで、

残り1分から動きの劣化が目立ってきたのはその中塚君の方だったんだわ。

 

中塚君はやっぱり土屋君の左ボディを嫌がってたし、

打たれ方の形も悪くなる一方だったんだわ。

 

<4R>

こりゃ土屋君の逆転系大勝利かって思われたんだけど、

中塚君も頑張り直してた一方、土屋君が思いの外飛ばせなくて、

口の開き方を見るとスタミナ面がまだまだ今一のようで、

終始手数負けしたままの終了ゴング。

 

 

ってことで自分は38-38だったんだけど結局、

39-37、39-38、37-39ってことで土屋君の何だかバラケタ2-1勝ち。

 

 

 

ここでちょっと休憩タイムがセットされたもんで、

通路でブラブラしてたら山中慎介さんが 「コンチワ」 って声を掛けてくれて、

そのすぐ後に伊藤雅雪さんと色々話をして、

久保幸平、裕希兄弟とちょっとしたバカ話をして、

久し振りでふっくらした岡畑良治さんとヤアヤアって言葉を交わして、

あの小原佳太さんにデビュー戦KO負けを喰らわせた熊野和義さんに挨拶して、

次の試合は殆ど興味が湧かなかったもんで遠目観戦だったんだよね。

 

 

 

⑤ 江藤光喜さん(白井具志堅)×デルフィン・デ・アシス

                         ………52.5㎏ 10R

22勝(17KO)4敗(1KO)1分のWBC5位、WBO7位、WBA9位の

30歳・沖縄県と、

9勝(6KO)5敗(2KO)のサウスポー、25歳・フィリピン。

 

結局、江藤さんが6RKO勝ちしたんだけど、

その試合内容としては刺激的なモノとは程遠くて、

江藤さんのショートブロー、特に左フックが相変わらずオープン気味だったし、

すぐ目線を切って頭を下げるもんでアッパー喰らったらヤバそうだったし、

フットワークも重い感じが抜けてなくて、全体に全くキレを感じさせなくて、

何だか既にピークを過ぎてしまってるような感じさえしたんだわ。

 

 

 

⑥ 岩佐亮祐さん(セレス)×TJ・ドヘニー

              ………IBF SB タイトル戦 12R

25勝(16KO)2敗(2KO)のチャンピオン、サウスポー、28歳・千葉県と、

19勝(14KO)0敗のIBF1位、サウスポー、31歳・アイルランド。

 

盛り上がったのは両陣営の応援団のやり取りだけで、

試合内容としては平凡の極致でごく普通のA級戦以上には見えなくて、

一体ここのところの岩佐さんはどうしたのかなあって感じしかしなかったんだよね。

 

4Rを終えての自分のスコアは38-38のイーブンで、

それも3Rと4Rを連取されてのイーブンで、

自分にはもう岩佐さんの勝ちが全く見えて来なくなったもんで、

ここで真剣観戦を終えての離席で、後は遠目からのダラダラ見だったんだわ。

 

岩佐さんからは山中慎介さんと対戦した前後のキレが全く感じられず、

右手を傷めてた小國以載さんからタイトルを奪取はしたけど、

初防衛戦も自分の中では今一で、岩佐さんは気持ち的に一段落してしまったようで、

ボクシングとは別の何か他の事を考えてるような感じさえしたんだよね。

 

それでもどこかで飛ばしまくって相手を圧倒するんじゃないかって、

淡い期待を持ちながら、家に帰ろうかって思いながらも踏み止まって、

たまにリングを見やったんだけど事態は一向に改善されないままで、

ランク1位とはいえ、それ程のボクサーには全く見えない相手に手間取りまくってて、

全く勝ちが見込めないままの終了ゴングだったんだわ。

 

 

115-113は如何にも優し過ぎで、117-112、116-112でもまだ緩いって、

そういう人も居たくらいの惨め過ぎる0-3負けだったんだよね。

 

岩佐さんは既に大きな達成感を感じてしまってたのか、

それとも噂で聞いてたように単に腰の具合が良くなかっただけだったのか、

自分としては全く知る由もないんだけど、

いずれにしても思ったのはやっぱり内山高志さんや山中慎介さんのことで、

彼らのモチベーションの維持と体調管理の優秀さはやっぱり頭抜けてた訳で、

歴史に名を残す偉大なチャンピオンっていうのはやっぱり偉大なんだよね。

 

 

 

⑦ 池田聡真君(厚木ワタナベ)×松永拓也君(Reason)

                           ………SF 4R

デビュー戦の26歳・神奈川県と、デビュー戦の20歳・栃木県。

 

今まで自分が見た中で最低に近い世界戦を見終わって、

そのまま帰るっていうのは気分が良くないというか実に納得し難くて、

口直しだなって自分に言い聞かせての最終試合だったんだんだわ。

 

<1R>

閑散とした場内に開始ゴングが高々と鳴り響いての始まりで、

お互いに決して巧くは無いんだけど、気持ちに溢れた懸命の殴り合いで、

開始19秒、まずは上背優位な松永君が返しの左フックをナイスヒットさせて、

その後の1分29秒にも同じタイミングの左フックを綺麗に当て込んでたんだわ。

 

一方の池田君も残り35秒に右ストレートのいいのをヒットさせてたんだけど、

最終的に手数差が無かった中、有効ヒット数の差で僅かに松永君だったね。

 

<2R>

一転して池田君が積極的なスタートを切って、

松永君がその勢いに押される場面が多くなって、

ラウンド中盤にはまたもやの左フックを何とか当て込んではいたんだけど、

相対的に見てる時間が長くて、手が遅れてしまう時間帯が続いたんだけど、

残り30秒での右ボディで池田君の動きを何とか一段落させていたんだわ。

 

<3R>

積極的手数はこのラウンドも池田君で、

何としても攻め倒すっていう気概が松永君には欠けてるような感じだったんだけど、

残り1分15秒からは気を取り直しての攻め返しで、

松永君のマウスピースを吹っ飛ばすまでのパフォーマンスを見せてたんだわ。

 

余りに近くで見てるせいで却って見えなかったのか、

レフェリーは暫くそのことに気が付かないままだったなあ。

 

<4R>

パンチのシッカリ感は松永君の方が圧倒的になっていって、

池田君はいつの間にか鼻血だったし、

もう飛ばし返す余力は残ってないような感じだったんだよね。

 

 

ってことで自分は39-37だったんだけど結局、

40-39、39-37、39-38ってことで若干のバラつきはあったんだけど、

やっぱり松永君の頑張り3-0勝ちだったんだわ。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 小田翔夢さん

② 須藤大介君

③ 松永拓也君

 

 

 

それにしても見極めにくいのは人の心と行動であって、

普段はなるべく正義に添った行動を取ろうとしてる人でも、

何かの拍子に事態の行方が自らの損得に関わるような方向に転じた途端、

正義では無く損得を尺度に行動することに何の迷いも見せない人が多いんだよね。

 

“武士は喰わねど高楊枝” って訳には中々いかないようで、

将来を見据えて知恵を寄せ合うっていうより、

自らの今日明日のことだけに終始してると、

後になって大きく後悔することになると思うんだけどなあ……。

 

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