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2018年8月12日 (日)

後楽園ホール・8月10日

 

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“後楽園ホールの入り口”

 

 

ちょっと前の写真なんだけど、現在とは違うところはどこかってことで……。

 

 

 

ボクサーの “君” と “さん” の区別について改めて確認しておくと便宜上、

日本ランク12位以上と世界ランク15位以上を “さん” 付けにしてて、

日本ランク13位以下とか地域タイトルだけの場合は “君” なんだよね。

 

 

 

RK蒲田ジムの柳光会長に 「帰って来たかあ。」 って肩をポンポン叩かれて、

リングアナの須藤さんにも 「お帰りなさい。」 って言われて、

10countジムの村越マネには満面の笑みでキャッキャ言われたんだわ。

 

その後も試合の途中途中で幾つかのジムのトレーナーさん達にも声を掛けられて、

その内の2人からはボクサーの移籍に関して相談を持ち掛けられたんだよね。

 

 

 

① 小川雅輝君(古口)×竹田梓君(高崎)……SB 4R

デビュー戦の25歳・山形県と、デビュー戦の21歳・兵庫県。

 

<1R>

とっても活きのいいデビュー同士だったんだけど、一歩先んじたのは小川君の方で、

初っ端からガンガン攻め立ててた開始僅か14秒、

右フックを打ち下ろすようにヒットさせて竹田君からいきなりのダウンゲット。

 

リング中央で前屈みになって思わず手を付いてしまった竹田君だったんだけど、

殆どダメージを感じさせないままスクッと立ち上がって、

リスタート後はキッチリ立て直しての一気の頑張り直しで、

そこからは二人共、デビューボクサーとしてはとっても上出来のパフォーマンスで、

お互いに打ち終わりに甘さを見せながらではあったんだけど、

その溢れるような戦う気持ちの強さは圧倒的だったんだわ。

 

ただ、倒し切るつもりで飛ばし過ぎたか小川君、

残り1分からは明らかに消耗が見えてきて、

形勢は一気に竹田君に傾いていったんだわ。

 

竹田君は打ち疲れた感じの小川君をガンガン追い込んで残り22秒、

赤コーナー前で強烈な左フックを打ち込んだ後に更に攻め攻めで、

小川君が危ない体勢でポストに寄り掛かったところでストップエンドだったんだわ。

 

 

ってことで2分40秒、竹田君のTKO勝ちだったんだけど、

彼は来年の新人王トーナメントでの勝ち進みが期待出来そうだったんだわ。

 

 

 

② 渡辺顕也君(小熊)×後藤竜也君(宇都宮金田)……Fe 4R

1勝(1KO)3敗(2KO)のサウスポー、28歳・福島県と、

1勝(1KO)0敗の19歳・栃木県。

 

<1R>

年齢差がそのまま動きの差に出てしまった様なところがあって、

後藤君の激烈な波状攻撃に渡辺君が対応し切れないような感じだったんだわ。

 

それでも何とか何とかって感じで前詰めしてた渡辺君だったんだけど、

キッチリ当てる自信がないと手を出さず狙い過ぎのままの手数不足で、

終始、後藤君の先制攻撃に晒されてしまってたんだわ。

 

<2R>

渡辺君の手数不足が改善されないまま試合の主導権は完全に後藤君が握って、

相手に詰められる前に左フックを放ちながら左に移動したり、

素早くワンツーを打ち込んでスッとステップバックしたり余裕の展開だったんだわ。

 

そうこうするうちに、渡辺君の顔面の傷みがどんどん進んで、

ラウンド終盤近くには左目上をヒットカットされて出血が目立ってきたんだわ。

 

その渡辺君、気持ちの強さは感じさせたんだけど、

如何にも見てる時間が長過ぎだったんだよね。

 

<3R>

渡辺君はこのままだとラウンドが進むごとに1ポイントずつ失いそうで、

どこかで相打ち覚悟の非常手段が要るところだったんだけど、

中々ギアアップ出来ないまま開始56秒、カット傷をドクターチェック。

 

リスタートはしたんだけど、それでもレフェリーに止め時を探られながらの中、

渡辺君はヤケクソ猛攻にも移れないまま何となく中途半端なままで、

残り1分13秒、案の定、2回目のドクターチェックを経てそのままエンド。                                                           

 

ってことで1分44秒、終始の手際のいい攻撃を見せてた後藤君のTKO勝ち。

 

 

 

③ 臼井春樹君(八王子中屋)×松本翔司君(伴流)……F 4R

1勝0敗1分の19歳・東京都と、1勝0敗の25歳・東京都。

 

<1R>

臼井君の方が頭半分以上背が高くてリーチも圧倒してて、

松本君としては距離を潰すのがいきなりの課題になったんだわ。

 

その松本君は臼井君の長いジャブを避けるべく上体を左右にリズミカルに振って、

踏み込みのタイミングを計ってたんだけど、中々思いが叶わなくて、

幾つかボディブローを見せてはいたんだけど、

ラウンド序盤と終盤での2発の右ストレートでまずは臼井君がポイントゲット。

 

<2R>

松本君としては若干のリスクを負いながらも中に入ることが必須だったんだけど、

セコンドからのアドバイスを実現出来ないままだった1分26秒、

やっとのことで最初のワンツーをヒットさせてたんだわ。

 

ただ、一旦詰まったところではもっともっとの粘着攻めが欲しかったところで、

相手のタイミングで一段落してしまってるようなところもあったんだよね。

 

臼井君の方も積極的に攻め切れないままの手数不足が目立って、

ヒット数の差で折角手元にたぐり寄せた流れを取り戻されてたんだよね。

 

<3R>

長身の臼井君が腰高のまま打ち出してるもんで何となく手打ち感が強くて、

刺激的なヒットに繋げられないままで、

優劣付け難い攻防が残り1分まで続いたんだけど、

そこから臼井君の手数不足が大分改善されて攻勢を取り返してたんだわ。

 

<4R>

若干消耗が浮き出てきた臼井君に対して松本君が一気に詰め寄って、

念願の接近乱打戦に持ち込んで最初の1分間を征して、

大きな有効ヒットは無いままだったんだけど、

それでも残り1分からもその頑張り手数は臼井君より目立ってたんだわ。

 

ってことで自分は38-38だったんだけど結局、

39-37、38-38×2ってことで臼井君から見ての1-0ドローだったんだわ。

 

 

 

④ 寺崎和輝君(マーベラス)×内田達也君(戸高)……SF 4R

デビュー戦の20歳・東京都と、0勝1敗(1KO)の21歳・静岡県。

 

<1R>

スピードでも圧倒してたし、これがデビュー戦の寺崎君の方が結構ちゃんとしてて、

一方の内田君は1分半を過ぎる頃には腕振りも著しく鈍くなっていったし、

そもそも戦う気持ちに欠けてるようなパフォーマンスで、

何だかいきなり勝負アリって感じだったんだわ。

 

で、残り1分、寺崎君の強烈な左ボディで内田君が大きくしゃがみ込んでしまって、

そこは何とか凌いだんだけど残り36秒、またもや寺崎君が激しい連続攻撃で、

最後は右ボディが喰い込んで内田君、今度は耐え切れず前にのめってダウン。

 

そこに至るまでかなり消耗が目立ってたもんで、レフェリーが即のストップエンドで、

2分24秒、寺崎君が実に手際のいいTKO勝ちだったなあ。

 

 

 

ちょっと席を外した際に 「村木田さんですよね。」 って近寄ってきた人がいて、

眼光鋭くイカツイ感じの色黒の男性で、

最近の自分の活動を面白く思ってない業界関係者が多いのは知ってたから、

何がしかの因縁を付けに来たのかって一瞬構えてたら、

10countジムの林慶太君の父上ってことだったんだわ。

 

ブログ復帰を喜んでくれたんだけど、ちょっと後に林君本人に会ったら、

「そういう風に見えますけど、全然違うんですよ。」 って言ってたなあ。

 

 

 

⑤ 坂口翔平君(協栄)×恵謙真君(T&T)……SB 4R

1勝(1KO)1敗(1KO)1分の27歳・長崎県と、

1勝2敗(1KO)23歳・神奈川県。

 

<1R>

腰高に構えるせいか坂口君の方が4~5㎝背が高い感じだったんだけど、

相手が入って来るところに合わせたがり過ぎの絶対的な手数不足で、

結局、何も起こせなかったもんで恵君が僅差ポイントゲット。

 

<2R>

坂口君はとってもいい形でパンチを打ち出してるんだけど、

まるで出し惜しみをしてるかのようなスタイルが変わらないままで、

警戒してか恵君も巻き込まれたように慎重慎重で、

4回戦だっていうのに二人共、2ラウンドをチンタラ無駄に使ってて、

一体どこで勝負を掛けるのかって感じの退屈退屈で休憩タイムなんだわ。

 

 

それでも多分、恵君が勝ったんだろうなあって、暫くしてスコアを教えて貰ったら、

40-37×2、39-37ってことでやっぱり恵君の3-0勝ちだったんだわ。

 

 

第6試合は女子戦だったもんで……。

 

 

 

⑦ 小松裕道君(相模原)×群島大洋君(戸高)……SFe 4R

1勝(1KO)4敗(3KO)2分の25歳・神奈川県と、

1勝(1KO)5敗(2KO)2分の34歳・福岡県。

 

<1R>

B級昇格までの道のりが大変そうな二人の引き分け再戦だったんだけど、

結構気合の入った立ち上がりで、甲乙付け難いやり取りが続いたんだけど、

最初チャカチャカ良く動いてた群島君が側頭部に右フックを貰ってバタバタして、

それを見た小松君が一気の攻め込みで青コーナーに群島君を追い込んで、

さあどうなるって見てたらいきなりのストップエンドだったんだわ。

 

確かに群島君は防戦一方にはなってたし、

もしかしたら既に目が行ってたのかも知れなかったんだけど、

あそこはダウンを宣して一旦様子を見てもいいんじゃないかって思ったなあ。

 

いずれにしても1分41秒、観客達があっけにとられたままではあったんだけど、

小松君のTKO勝ちってことで……。

 

 

 

⑧ 荒木貴裕さん(極東)×高林良幸君(RK蒲田)……SFe 8R

11勝(4KO)7敗(3KO)のランク11位、31歳・三重県と、

9勝(4KO)9敗(3KO)のサウスポー、29歳・北海道。

 

<1R>

上背とリーチでは高林君の方が圧倒的に優勢だったんだけど、

お互いに前の手の使い方が今一だったのが気になったなあ。

 

目立ったパンチは高林君の右フックと荒木さんの右ストレートボディだけで、

大人しい感じの立ち上がりだったんだけど、僅かに荒木さんだったかなあ……。

 

<2R>

距離とタイミングの計り合いが更に続いてた開始28秒、

高林君の左ストレートがハードヒットして、荒木さんが明らかにダメージを負って、

ここは一気かと思ったんだけど、まだまだ右手の使い方が不十分で、

左をキッチリ当てようとする余りの手数不足で、荒木さんの回復を助けてたんだわ。

 

そのうち残り1分08秒には荒木さんの右ストレートを貰ってしまってたし、

何とかポイントを取り戻すことは出来たんだけど、ちょっとなあって感じだったんだわ。

 

<3R>

荒木さんの顔面もそこそこ赤くなってきたんだけど、

1分26秒での右ストレートで盛り返して、

最後は高林君も左ストレートのいいのを打ち返してたんだけど、

このラウンドは届いてるパンチ数の差で荒木さんがポイントバック。

 

それでも二人共、まだまだキッチリ当てようとし過ぎる感じが強かったんだよね。

 

<4R>

露骨なランカー・フェイバーは無いんだろうけど高林君、

挑戦者の立場なんだからもっと積極的なパフォーマンスが欲しいところだって、

そう思ってたら、この回は終盤の頑張りが目立って、

いつの間にか荒木さんの右目下の腫れが目立ってきたんだわ。

 

<5R>

最初のクリーンヒットは開始23秒での高林君の左ストレートで、

その後の43秒に荒木さんが右ストレートボディで対抗していったんだわ。

 

高林君も少し顔面が腫れてきて杉田純一郎さんに似てきたんだわ。

 

お互いに最初の1~2発で攻撃が終わってしまうことが多くて

組み立ての工夫も感じられないままで、

特に荒木さんとしては詰めたところからの3~4発が要るところだったんだわ。

 

<6R>

スコアが微妙な中の残りあと3ラウンドだったんだけど、

この辺りから高林君の下がり下がりのサークリングがやたら目立つようになって、

攻めてる感じを著しく失っていったんだわ。

 

<7R>

高林君は行くに行けないような感じのままで、

遠いところからの左ストレートがヒットしないとどうにもならなくて、

返しの右も全く見られなくなってきてポイントを取れるようなボクシングではなくて、

一方の荒木さんも畳み掛ける感じが全くないままの半端半端で、

この日の二人は自分的には全くダメだったもんで若干抗議の離席だったんだわ。

 

試合後に確認したスコアは77-75×2、77-76ってことで、

荒木さんの3-0勝ちだったんだけどね。

 

 

 

⑨ 河野洋佑君(新日本木村)×本田正二郎君(10count)

                            ………Fe 8R

12勝(6KO)7敗(1KO)2分の30歳・宮崎県と、

6勝(4KO)9敗(7KO)の28歳・神奈川県。

 

<1R>

本田君は想像してた以上のデキで、ジャブの差し合いにも負けてなかったし、

ワンツーもとってもスムースだったんだわ。

 

河野君はまだまだ様子見の立ち上がりだったんだけど、

本田君はほぼフルパワーって感じだったもんで、

この後河野君がギアアップした時にどうなるかが興味深かったんだよね。

 

<2R>

残念ながら本田君のパンチは河野君と比較すると当たりが軽くて、

同じヒッティングとなるとダメージに差が出そうな感じでその上、

河野君の力強い左ボディは本田君をかなり困らせそうでもあったし、

一つ一つのパンチの有効度の点でも少し後れを取ってたんだわ。                                                              

それでも本田君の頑張り手数は変わることがなくて、

河野君の打ち出しに合わせようとする強い気持ちも見せてたんだよね。          

 

<3R>

開始41秒、河野君の右ストレートボディで本田君が東ロープに飛ばされて、

その後もボディを攻められるのを嫌がる素振りを垣間見せてたんだけど、

それでも全く怯むことなく懸命の打ち返しだったんだわ。

 

ただ河野君も彼らしい試合運びを掴み始めたようで、

随所に左ボディを混ぜ込みながら、

相手の打ち終わりに左フックを巧みに合わせ打ってたんだよね。

 

<4R>

手数負けしてない本田君が徐々に河野君の顔面を赤くしていったんだけど、

河野君の左ボディからの右フックがとっても見栄えが良かったんだわ。

 

お互いにもう少し緩急で打ててたら相手に与えるダメージも違ってたんだろうけど、

それでも気持ちのこもった打ち合いが続いたんだわ。

 

<5R>

試合開始当初からフルパワーの本田君はここに来ても全く劣化が見られなくて、

彼の試合は沢山見たんだけど、多分これが彼のベストファイトだったんだわ。

 

で、相手のメゲナイ反撃に一気に畳み掛けられない河野君だったんだけど、

左のダブルボディからの右フックっていう組み合わせを2セット見せてたんだわ。

 

<6R>

二人共、緩急で打ててないこともあってパンチ慣れしてきたか、

お互いに相手をヨロめかせるような攻撃が出来ないままだったんだけど、

それにしても本田君の必死の頑張りには目を見張るものがあって、

開始40秒に大きく被弾した後も更なる反撃で一方的にさせないまま、

このラウンドは最後まで手数落ちしないまま明らかに打ち勝ってたんだわ。

 

この回を終わっての自分のスコアは58-56で河野君だったから、

残り2ラウンド次第ではまだ充分本田君の勝ちも有り得たんだわ。

 

<7R>

河野君の顔面も赤く腫れて何となく河野公平さんに似てきて、

相手の手数が一向に減らないことに困り始めたような感じだったんだわ。

 

そして開始35秒、前の回の勢いのまま本田君が右ストーレートを綺麗にヒットさせて、

その一発で河野君をヨロめかせたんだけど、

そこからの河野君の踏ん張りも尋常じゃなくて、

何とか凌いだ1分20秒からは逆に一気の反転攻勢に出たんだわ。

 

その瞬間に出遅れてしまった以降、そこから本田君が追い込まれる一方で、

ついに反撃の手が止まって防戦一方になってしまった1分52秒、

見かねたセコンドからのタオル投入でのストップエンドだったんだわ。

 

 

 

⑩ 力石政法君(緑)×エギー・ロッツエン……60㎏ 8R

3勝(1KO)1敗(1KO)のサウスポー、24歳・三重県と、

14勝(8KO)18敗2分の30歳・インドネシア。

 

どうしてこの試合がメインイベントなんだか解らなかったんだけど、

全く興味が湧かなかったもんで全く見ないままの帰宅ってことで、

当然の如く2R2分47秒に力石君がTKO勝ちだってね。

 

 

 

【本日のベスト5ボクサー】

① 本田正二郎君

② 河野洋佑君

③ 竹田梓君

④ 寺崎和輝君、後藤竜也君

 

 

 

昨日は大事なことで人と会う約束があったもんで、

ブログアップが大幅に遅れてゴメンでした。

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