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2018年6月 8日 (金)

後楽園ホール・6/7

 

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“霧のカレリア”

 

スプートニクスはスウェーデンのインストロメンタル・バンドで、

独特の音色にエコーを効かせたサウンドはとっても洗練されてて、

アメリカ系のバンドとは一線を画してたんだわ。

 

“カレリア” っていうのは北欧のある地域のことで、

この曲もレコード会社の人間が “霧の” なんて付けてたんだけど、

“カレリア” が霧で有名なのかは不明なんだわ。

 

 

 

昨日の後楽園ホールは4回戦から6回戦までだけだったんだけど、

それでも色々興味深い試合が多かったんだよね。

 

 

 

① 谷川生馬君(厚木ワタナベ)×稲森卓也君(川崎新田)

                          ………56.2㎏ 4R

0勝1敗1分のサウスポー、27歳・神奈川県と、

0勝1敗(1KO)の27歳・東京都。

 

デビューもほぼ同じ頃の同い年の初勝利目指し組同士の一戦。

 

<1R>

距離感が今一同士の気持ち戦って感じで始まったんだけど、

感動的なほど巧くは無くて接近ペトペト戦に終始してて、

効きにくい間合いでの延々の手数勝負になったんだわ。

 

<2R>

谷川君がボディブローに重点を移していった中、

稲森君はショットを強めに打つように変えていったみたいだったんだけど、

最初の1分間は谷川君の手数の方が上回ってて、

特に1分20秒での左ボディが実にいい感じで喰い込んでたんだわ。

 

それが稲森君を大きなダメージを与えたらしくて、急にシンドそうになっていって、

そこから谷川君の一気のトコトコ連打が始まって、

反撃が叶わないまま稲森君が追い込まれる一方になっていって、

見かねたレフェリーが割って入ってのストップエンドで1分29秒、

谷川君のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

② 高島裕樹君(宮田)×角田知浩君(川崎新田)……SFe 4R

4勝(3KO)7敗(5KO)1分の31歳・佐賀県と、

3勝5敗(3KO)のサウスポー、31歳・東京都。

 

<1R>

31歳同士の負け越し同士だったんだけど、

頭半分ほどデカイ角田君が遠目からチョンチョン突っ突いてたんだけど、

開始直後はやり難そうにしてた高島君が途中から俄然吹っ切って、

勢いよくガァーッと踏み込んで右フックをヒット。

 

それで感じを掴んだような高島君が元気元気の一気攻めで、

気後れ気味の角田君は遠目からの対応を徹底し切れず、

いつの間にか鼻血だったし、そもそもジャブが半端半端で……。

 

高島君は顎を上げたまま突っ込む傾向が強いから、

角田君としてはそこを狙いたいところでもあったんだけど、

どう見ても腰が引け気味のままで、そこまでの配慮は出来てなかったんだよね。

 

<2R>

角田君は自ら相手のやり易い間合いを作ってしまってるところがあるもんで、

高島君が楽しそうに自信満々で振ってたんだわ。

 

角田君としてはもう少し戦う気持ちを前面に出さないと展開を変えられなくて、

ちょっと試合になりそうになかったもんで一旦休憩タイムゲット。

 

 

後で確認したら結局やっぱりというか、高島君の3-0勝ちで、

40-37、39-37、39-38ってことだったんだわ。

 

 

 

③ 佐々木凌君(青木)×田中雅波君(北澤)……Mm 4R

1勝0敗のサウスポー、24歳・秋田県と、1勝1敗の30歳・神奈川県。

 

ここからの3試合は東日本新人王トーナメントの予選。

 

<1R>

二人共、いきなりのガツガツ戦から始めてたんだけど、

一旦密着した時の勢いは田中君が圧倒的で、

佐々木君としては巻き込まれる前の対策が要るところだったんだわ。

 

そういうガツガツ密着戦が延々繰り返されてたもんで、

自分的にはちょっとなあって感じでまたもやの休憩タイム。

 

 

ロビーで時間を潰してたらすぐにカンカンカンカンって途中終了のゴングが鳴って、

やっぱり佐々木君が相手の強引系にやられてしまったかと思ったら、

何となんと2R2分17秒で佐々木君の方が逆転系のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

佐々木君の次の相手はこの日不戦勝した岡田真虎君なんだけど、

そこそこ強い自分的には優勝候補の一人なんだよね。

 

 

 

④ 中島珠旗君(三迫)×岡田真虎君(JBS)……Mm 4R

1勝4敗(1KO)の21歳・東京都と、

3勝(2KO)2敗のサウスポー、24歳・岡山県。

 

残念ながらこの試合は中島君が棄権してしまって岡田君の不戦勝。

 

 

 

⑤ 山本祥吾君(ワタナベ)×松本北斗君(REBOOT)……L 4R

2勝(1KO)2敗(1KO)の25歳・茨城県と、3勝(1KO)0敗の21歳・埼玉県。

 

松本君はこの階級の優勝候補の一人だったんだけどね。

 

<1R>

ジャブの精度と強さはやっぱり松本君の方が圧倒的だったし、

一旦追い込みをかけた時の勢いも半端じゃなかったんだわ。

 

ラウンド序盤、少し気後れしてるかのように見えた山本君だったんだけど、

中盤からはしっかり立て直してほぼ対等の打ち合いを挑んでいってたんだわ。

 

若干のヒット数の差で松本君が優勢ではあったんだけど、

その松本君も一瞬ガードが緩んでしまう場面が何回か目に付いてたんだよね。

 

<2R>

松本君が改めてジャブからの組み立てを意識していって、

山本君は左の差し合いで後れを取ってた中、

近いところでの腕の回転力でも松本君が征してたんだけど1分25秒、

山本君が右ストレートを大きくクリーンヒットさせてたから一気に展開が動いて、

その約10秒後にまたもやの右を最初のより更にハードヒットさせたんだわ。

 

直撃された松本君は大きく膝が緩んでしまって、

左膝が殆どリングに着きそうなほど体勢を崩してしまったんだけど、

寸前のところで踏ん張ってそこから必死の頑張り反撃で、

決着を付けようとした山本君の追撃を懸命に阻んでたんだわ。

 

<3R>

松本君はそれほどのダメージを負ってるようには見えなかったんだけど、

それでも顔面の腫れは明らかだった中、挽回挽回を強く目指してた開始43秒、

お互いのワンツーが鋭く交差したその途端、

山本君の右フックの方が一瞬早く正確にヒットして松本君が今度はダウン。

 

松本君の萎えない気持ちと強靭な体力はここでもヘコタレないリスタートで、

山本君に余裕を与えず、コンビネーションブローではハッキリ上回ってて、

まだまだの可能性を残してたんだよね。

 

<4R>

最低限ダウンゲットしないと勝ち目が無かった松本君は勿論の攻め攻めで、

何だか山本君の疲れの方が目立ってきたんだわ。

 

ただ松本君、自分のタイミングとリズムだけで攻め込んでるような感じで、

相手の若干緩みつつあった右に敢えて合わせていくってことがなくて、

却って山本君の方がカウンターのタイミングを捉えてたんだよね。

 

最初の2分間はほぼ互角の打ち合いが続いてたんだけど、

残り1分からの必死の攻め込みは松本君の方が大きく上回ってて、

ダウンゲットは叶わなかったんだけどそれでも意地の1ポイントバックで終了。

 

 

ってことで自分は38-37で山本君だったんだけど結局、

ジャッジ3人も山本君の38-37だったんだわ。

 

山本君の次戦の相手は平岩貴志君なんだけど、

冷静なパフォーマンスをする同士だからこれはそこそこいい試合になるね。

 

 

第6試合は女子戦……。

 

 

⑦ 今川未来君(木更津GB)×コーヤ佐藤君(伴流)……SF 6R

8勝(2KO)4敗(1KO)のサウスポー、22歳・千葉県と、

10勝(2KO)4敗1分の28歳・岩手県。

 

二人共派手さはないんだけど、懸命の手数戦が期待されたんだわ。

 

<1R>

A級同士の6回戦ってことで二人共、結構初っ端からそこそこの飛ばしで、

佐藤君が左手を下げてユーラユラさせて誘ってたんだけど、

探り合いの中、佐藤君が順調に圧力をかけていった中の1分13秒、

まずはその佐藤君が薄くはあったんだけど右ストレートをヒット。

 

この日の今川君は何となく体が硬くて動きがガキゴキしてた残り1分12秒、

またもや佐藤君がクリーンヒットで今度は返しの左フックで、

その後も距離が詰まったところでの佐藤君の左ショートフックが良く当たって、

残り13秒には仕上げの右ストレートを見栄え良くヒットさせてたんだわ。

 

今川君は頭の位置に対する配慮に欠けてて余計な被弾が多過ぎてたなあ。

 

<2R>

ここままじゃダメだって感じで今川君が初っ端から仕掛けていったんだけど、

大きな成果を上げ切れないまま1分を過ぎるとまた元の木阿弥で、

何だか距離とタイミングを捉えきれてないような感じで、

単調なワンツーに終始してたしボディブローを自ら封じ込んでたんだよね。

 

一方の佐藤君は色々試しながら楽しそうにやってたんだわ。

 

<3R>

今川君もたまにいいショットを見せるんだけど、

直後に簡単に佐藤君の反撃を許してしまって印象的な攻撃で終えられないままで、

長い時間を攻撃に費やせないまま直ぐに佐藤君の攻撃時間に移ってしまって、

この回もラスト30秒からの佐藤君の左右フックのヒットヒットが目立ってたんだわ。

 

<4R>

更にもう少し本気を出し始めたような感じの今川君だったんだけど、

長く勢いを持続できなくて、何だか佐藤君に封じ込まれてるって感じで、

お互いに必殺系ではないもんで手数を伴った正確な当てっこ競争なんだけど、

ちょっと勝負になり難い展開になっていったんだわ。

 

<5R>

佐藤君に捌かれてしまってる感じが抜けなくて今川君、

最初の1分間にビッグショットが叶わないとそれ以降は辛くなるばかりで、

顔面の傷み方も比較にならないほどになっていって、

手数はそこそこ頑張ってたんだけどヒット数に大差が付いてしまって、

このラウンドもまた残り30秒から飛ばしていったのは佐藤君の方だったんだわ。

 

<6R>

今川君はまだパンチ自体は劣化してなかったんだけど、

効果的な打ち込みが叶わないまま中盤以降は疲労の色が濃くなって、

単純に疲れたか、ボディブローも効いてきてたかガードが随分下がってきて、

打たれ方の形が悪くなる一方のまま終了ゴング。

 

 

ってことで自分は60-54のパーフェクトで佐藤君だったんだけど結局、

60-54×2、58-56ってことで勿論佐藤君の3-0勝ちだったんだわ。

 

ただ、58-56ってスコアにはちょっと首を傾げてしまって、

今川君がどの二つのラウンドを獲ったのか気になったね。

 

 

試合後の佐藤君は色白にも関わらず殆ど傷跡が目立たなくて、

そんな佐藤君を見るのは初めてだったんだわ。

 

 

 

⑧ 宇津木秀君(ワタナベ)×齊藤陽二君(角海老)……SFe 6R

1勝(1KO)0敗の24歳・埼玉県と、デビュー戦の22歳・千葉県。

 

二人はアマ時代に対戦してて、その時は宇津木君が勝ったそうなんだけど、

その宇津木君の81勝27敗っていうアマ戦績は実にとっても半端じゃなくて、

この日デビューの齊藤君の28勝26敗を大きく上回ってるんだよね。

 

<1R>

お互い勝手知ったるって感じのガンガンスタートで、

上背とリーチで優位なのは宇津木君なんだけど、

齊藤君の鋭い踏み込みからの左右フックも威力満々だったんだわ。

 

二人共、ショートフックの巧さが尋常じゃなくて、

宇津木君の右ショートは短い距離でもシッカリ拳が返った驚異的なものだったし、

齊藤君の左フックには常に必殺感が潜んでたんだわ。

 

二人の激しくもレベルの高い打ち合いに胸をときめかせてた残り40秒、

スッと詰まったところでお互いのショートブローが交錯して、

ガツガツッて感じの齋藤君の2発目がヒットした途端、

一瞬足も絡んでたかも知れないんだけど、

宇津木君が斎藤君にもたれるようにして倒れ込んでしまったんだわ。

 

直前にヒットしてたことは間違いなかったし自分はダウンだと思ったんだけど、

宇津木君陣営からはスリップスリップのアピールが上がったんだわ。

 

大きなダメージを負うことなく再開した宇津木君も冷静に立て直しての反撃で、

落ち着いたリカバリーは流石のモノを感じさせたんだわ。

 

<2R>

宇津木君の攻勢が一気に目立っていって、

狭いところにショートフックを差し込んで打つのが抜群だったし、

頃合いを見計らっての左ボディなんかとっくに上級者で、

覚悟をしてなかったところに貰ってしまった齊藤君が明らかにシンドそうにしてて、

いきなりバランスが悪くなってしまったんだわ。

 

そのすぐ後の1分25秒からの宇津木君の怒涛の攻め込みはそれこそ圧巻で、

齊藤君は左目上をヒットカットされてしまったし、

自信に満ちたワンツースリーは惚れ惚れするほどだったんだわ。

 

結局このラウンドは10:8.5ほどもの差が付いてしまったんだよね。

 

<3R>

齊藤君も踏ん張り直したんだけど、揺るぎなさでは宇津木君が圧倒的で、

しっかりした形でパンチを当てる技術が超一流だったし、

緩急を付けた打撃は美しい限りだったんだよね。

 

齊藤君としては相打ちだとツライ状況になりつつあって、

残り1分からは動きの劣化も見え隠れし始めたんだわ。

ってことで自分の中ではこれで丁度イーブン。

 

<4R>

序盤は齊藤君の右フックから左ボディが先行したんだけど、

残り1分からは齊藤君の消耗からの手数落ちが目立ってきて、

そこから宇津木君の精度と強度充分のショットばかりが印象に残る残るで、

このラウンドも残り1分からのアピールもしっかり出来てたんだわ。

 

<5R>

改めて宇津木君が強い左から組み立て直して、

まるでストレートの様なジャブをビシビシ決め打っていったんだわ。

 

一方の齊藤君も直撃を貰って踏ん張る気持ちと体力は大したもんで、

中盤以降は宇津木君も打ち疲れてるような感さえあったんだわ。

 

ただ、そこを一気に突いていく勢いは齊藤君には失せてしまってるかのようで、

辛くて長い残り1分だったんだよね。

 

<6R>

一方的な展開になりつつあったもんで、

そろそろタオルインじゃないかなあって自分は思ってたんだけど、

一瞬ダメになりそうな所からの齊藤君の反撃にレフェリーも止めるに止められず、

最後まで出来るのかなあっていう自分の思いは残り1分、

再度のストップタイムを迎えつつあったんだけど更に進んだ残り35秒、

宇津木君が仕上げのショットに移ろうとしたその瞬間、

齊藤君のまだ死んでなかった右フックが激しくヒットしたんだわ。

 

その途端、直撃された宇津木君は一気に大きくバランスを崩してしまって、

そこからは覚醒した齊藤君の追撃を避けて凌ぐので精一杯になってしまって、

もう30秒ほど余計に時間が残ってたなら、

結果はどうなってたか解らないって感じの追い込まれ方だったんだわ。

 

結局、宇津木君は敢えて打ち合いに行かないまま何とか凌ぎ切って、

スリル満々の試合の終了ゴングが鳴ったんだわ。

 

 

ってことで自分は57-56で宇津木君の勝ちだったんだけど結局、

57-56×3ってことでやっぱり宇津木君の3-0勝ちだったんだわ。                                                             

 

こういういい試合で全員のスコアが全く同じっていうのは実に気持ちいいんだわ。

 

それにしてもこの試合の目まぐるしい展開は稀に見るほどで、

多分宇津木君が勝つだろうなあって思ってたところ、

まずはいきなり齊藤君のダウンゲットで始まって、

負ったハンデを宇津木君が冷静に取り返していって、

結局最後は一方的かって思わせたところでの齊藤君の逆追い込みって、

ホント息を付く暇も無かったんだよね。

 

 

齊藤君のようなB級デビューボクサーの最近の傾向は、

チャチャッとタイかインドネシアと2試合やってチャチャッとA級になるって、

そういう実に退屈な道を辿ることが多いんだけど、角海老ジムは流石だね。

 

 

 

ここからの3試合はB級トーナメントの予選でオール5回戦。

 

 

⑨ 田中公士君(三迫)×田中康寛君(輪島)……F 5R

4勝(1KO)4敗(2KO)のサウスポー、26歳・大阪府と、

4勝3敗(1KO)2分のスイッチ、29歳・東京都。

 

康寛君にとっては3年弱ぶりの試合で、

公士君と同じく決定力には欠けるタイプなんだけど、

必死に頑張るスタイルは印象に残ってるんだよね。

 

<1R>

お互いの手数に大差は無かったんだけど、

中盤以降のヒット数で公士君が僅差のポイントゲット。

 

<2R>

ジャブと接近してのボディブローで康寛君が優勢に進めてた残り1分18秒、

公士君の右目上をヒットカットさせて即のドクターチェックだったんだわ。

 

リスタート後、元気満々で攻め立てていったのは勿論康寛君の方で、

公士君は若干気持ちを挫かれたような感じだったんだわ。

 

<3R>

公士君が勢いを取り戻せるかってところだったんだけど、

効果を上げにくい密着戦に持ち込まれてしまって、

そういうフィジカル戦になってしまうと公士君の勝ち目は遠のくばかりで、

ポイントを上げにくい状況が延々と続いたんだわ。

 

 

お互いに利き手で攻撃を終えることが多かったんだけど、

展開自体は康寛君の方にきっちりハマってる訳で、

ってことで先行きが見えてしまったモンで一旦離席。

 

 

試合後に確認したらやっぱりってことで、

49-47×2、48-47で康寛君の3-0勝ちだったんだわ。

 

 

 

⑩ 中川兼玄(三迫)×諏訪佑(TEN COUNT)……Fe 5R

4勝(3KO)5敗(2KO)の22歳・大阪府と、

5勝(1KO)2敗1分のサウスポー、20歳・神奈川県。

 

この試合は7:3くらいで諏訪君の勝ちを予想してたんだけどね。

 

<1R>

丸刈りで登場して来た中川君の方が5㎝ほど上背があったし、

リーチにもそれなりの差があったんだけど、

プレスを掛けてスタートしてたのはその中川君の方で、

諏訪君の打ち出しにいいタイミングで合わせていってたんだわ。

 

中川君のタイミングが徐々に合ってきて、

諏訪君の腕引きが甘くなるところに続けざまに右フックをヒットヒットさせて、

諏訪君としては見栄えの良くないスタートを強いられてたんだわ。

 

<2R>

中川君にとっては諏訪君の左の打ち出しがとっても解り易かったみたいだったから、

諏訪君としてももう少し打ち出しのタイミングとかに工夫が必要だったし、

そもそも常に正面に立ち過ぎてたし、頭の位置にも無配慮過ぎだったんだわ。

 

中川君のショートフック系はオープン気味のことが多かったんだけど、

それでも当たらないよりは遥かにマシな訳で、

同じようなパターンからの被弾を増やしてた諏訪君の工夫不足だよなあって、

そう見てた残り42秒、やっとやっとやっとのことで諏訪君の左ストレートがヒットして、

そこから諏訪君の一気攻めが始まったんだけど、

それ以上の大きなダメージを与えきれないままで残念残念。

 

<3R>

お互いに当てたり当てられたりが延々繰り返されて、

中川君が左顔面、諏訪君は右顔面を其々赤くしていったんだけど、

残り19秒での諏訪君の左ストレートも印象的ではあったんだけど、

全体を通してのヒット数は中川君の方が上回ってたんだよね。

 

<4R>

パンチを避ける勘がいつもほど良くないにも関わらず諏訪君、

そのガードの低さはこの期に及んで大きな弱点系になってきて、

いつも以上に気持ちが入ってる感じの中川君のショットが目立ってたんだけど、

それでもこの回の残り1分10秒からの諏訪君の飛ばし返しは見どころ十分で、

左フックのヒットヒットが久し振りに目覚ましかったんだわ。

 

<5R>

自分の中ではイーブンだった最終ラウンドで、

まずは中川君が攻勢を掛けていったんだけど、直後に諏訪君の逆襲で、

中川君も下がることなくの応戦が続いて、

残り1分からは却ってその巻き返しの方が優勢ではあったんだけど、

そこに至るまでの有効ヒットで諏訪君が逃げ切ったって感じの終了ゴング。

 

 

ってことで自分は48-47で諏訪君だったんだけど結局、

48-47×2、47-49ってことで中川君の2-1勝ちだったんだわ。

 

スコア的にはそれほど微妙だったのは間違いのないところで、

諏訪君がアピールし切れなかった分、中川君が気持ち勝ちしたって感じだったね。

 

 

 

⑪ 稲元純平君(熊谷コサカ)×東大河君(仲里)……B 5R

1勝(1KO)0敗の19歳・埼玉県と、5勝(2KO)2敗の22歳・熊本県。

 

東君は以前ワタナベジムに所属してたこれまた3年振りに見るボクサーで、

稲元君はBデビュー戦がタイ人相手だったもんで今回が初見だったんだわ。

 

<1R>

お互いのやりたい距離に随分違いがあったんだけど、

東君が勢いを付けて突っ込んで一触した後は絡んでお終いっていうのが延々で、

いきなり興が削がれてしまったんだけど、

稲元君としては何らかの手段を講じて距離を作れないのかってことで、

いきなり東君に巻き込まれてしまってるっていう感じだったんだよね。

 

<2R>

開始50秒、案の定って感じで東君の突っ込みからの右フックを貰ってしまって、

稲元君がダウンしてしまったんだわ。

 

ただ、リスタート後の東君も思いの外のスタミナ不足の中途半端な追撃で、

ラウンド終盤は相手をオチョクルような亀田流のおかしなポーズを繰り返してて、

それは単なる時間稼ぎの誤魔化し系にしか見えなくて、

途端にバカバカしくなってしまったもんで即の帰宅だったんだよね。

 

 

家に戻って暫くして結果を確認してみたら、

またまた案の定、稲元君の逆転系の48-47×3だったんだわ。

 

 

 

【本日のベスト5ボクサー】

① 宇津木秀君

② 齊藤陽二君

③ 山本祥吾君

④ コーヤ佐藤君

⑤ 中川兼玄君

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