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2018年6月 6日 (水)

後楽園ホール・6/5

 

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“咲き分け”

 

絞り系の咲き分け種で高さは1m程にも育ったんだわ。

 

 

 

昨日は用事があったもんでホールに行く前にワタナベジムに寄ったら、

井上トレが京口紘人さんと谷口将隆さんを伴って、

修学旅行でやって来た金沢のある中学生30人ほどの為に体験イベントって事で、

そりゃもうワイワイやっててとっても楽しそうだったんだわ。

 

 

 

昨日のホールは東日本新人王トーナメント予選で、

当初は13試合が組まれてたんだけど、1試合が中止になって全部で12試合。

 

 

 

① 柴沼智樹君(KG大和)×馬場裕一君(FLARE)……Mm

4勝(2KO)3敗(1KO)のサウスポー、31歳・神奈川県と、

1勝(1KO)2敗の33歳・東京都。

 

この日はMm級の試合が4試合組まれてたんだけど、

この組み合わせだけが30代対決だったんだわ。

 

<1R>

最初の仕掛けは柴沼君の方からでまだまだ荒削りではあるんだけど、

一旦勢いが付いた時の馬力は他を寄せ付けないようなところがあって、

馬場君はちょっと劣勢なままの立ち上がりだったんだわ。

 

<2R>

馬場君の攻撃はシンプルな右一発に終始してて、

プレスから始まって全体の流れが柴沼君に傾いていった開始21秒、

バスンって感じで振り出した馬場君の必殺引っ掛け系右フックがヒットして、

アレレレーッて感じで柴沼君の方がダウンしてしまったんだわ。

 

それ程のダメージを引きずらないままリスタートした柴沼君だったんだけど、

それでもまだ膨大な時間を残してたもんで一気に緊張感が増したんだよね。

 

馬場君は決着を付けるべく、柴沼君は決着を付けられないようにって、

お互い必死のパフォーマンスだったんだけど、

柴沼君の頭下げての寄り押し作戦が功を奏して、

2ポイント献上だけで凌ぎ切ったんだわ。

 

<3R>

前の回に飛ばし過ぎたか馬場君の勢いが失われつつあった中、

どうやら回復が叶った柴沼君が大きく逆攻勢で、

多少突っ込み過ぎのきらいはあったんだけどKG大和ジムボクサー特有の粘り腰で、

ヘバリが見え隠れしてきた馬場君を引きずり込んで、

ボクシングというよりは乱闘系に持ち込んでいったんだわ。

 

<3R>

延々の揉み合いが続いたんだけど、今や腕振りの鋭さは柴沼君が圧倒してて、

手数ヒット数共に遥かに相手を上回ってて、

馬場君は良く耐えはしたんだけど攻撃面では全くいいところがないまま終了ゴング。

 

 

ってことで自分は38-37だったんだけど結局、

38-37×3ってことで全員の判断が珍しく一致しての柴沼君の3-0勝ち。

 

 

ってことで柴沼君は次戦は若林耕君と戦うことが決まって、

次も得意の頭からのガンガン突っ込み系で勝負するのかも知れないけど、

若林君は色んな攻め手を持ってる試合巧者だから苦戦しそうだなあ。

 

 

 

② 高田勇仁君(ライオンズ)×新冨凌君(JBS)……Mm

4勝(2KO)2敗(2KO)1分の19歳・埼玉県と、4勝2敗の20歳・東京都。

 

<1R>

二人共、実にちゃんとしたボクシングをしてて、

新冨君の方がプレスは強かったんだけど、

テクニック的には高田君の方が上回ってて左手の使い方が抜群だったんだわ。

 

新冨君も勇気を出して右を合わせに行ってたんだけど、

残念ながら前の手を巧いこと使いこなせてない中での単発系が多くて、

高田君の左トリプルとか右ショートアッパーが圧倒的だったんだわ。

 

<2R>

新冨君はリズムを変えフェイントを駆使して強いワンツーに繋げてたんだけど、

一旦畳み掛けた時の高田君の勢いは実に半端じゃなくて、

残り10秒前後からの新冨君のラッシュにも目覚ましいモノがあったんだけど、

ラウンド全体を思い返せばやっぱり高田君の攻勢は揺るぎなかったんだよね。

 

<3R>

実にとってもいい感じの打ち合いが続いて、

新冨君も一つ一つのパンチでは決して見劣りしてなくて、

左右フックでいい感じの挽回を見せてたんだけど、

直後の高田君の右ショートアッパーから流れが変わっていったんだわ。

 

左顔面の腫れが目立ってきた新冨君ではあったんだけど、

気持ちを強く保って危険度の高い打ち合いに挑んでいって、

ラウンドの最後まで大いに踏ん張ってたんだけど、

パンチの見栄え的には高田君が優勢だったんだよね。

 

それにしても二人共、相当打って打たれてはしてたんだけど、

殆どヘバリのようなモノを見せてなくて日頃の鍛錬が伝わって来たんだわ。

 

<4R>

ポイントを意識してか新冨君が更に前に前に出ての強振だったんだけど、

ショットの正確さでは高田君の方が上回ってたし、

相手の右を交わしたところに即右を合わせ打つ度胸と技量を兼ね備えてて、

彼はホントに巧いなあって見てた1分35秒、

その高田君の逆ワンツー気味の左フックが強ヒットして新冨君がダウン。

 

リスタート後の新冨君もよく耐えて踏ん張ってたんだけど、

中々綺麗に当て切れないままに被弾を増やしてしまって、

リングほぼ中央で立て続けに貰ってしまったところでストップエンド。

 

 

ってことで2分00秒、高田君の圧倒的なTKO勝ちだったんだわ。

 

 

Mm級のAグループ(組み合わせ表の左側)の中では、

若林耕君が抜けてると思ってたけど、

この日のパフォーマンスを見る限り有力候補に強く名乗り出たって感じで、

次の相手の山本要君にはちょっと厳しい試合になりそうんだなあ。

 

それにしても今年のMm級はBグループに比較して、

Aグループのボクサーの充実度が半端じゃないんだよね。

 

 

 

③ 山下祥希君(KG大和)×脇山貴継君(ワタナベ)……Mm

3勝1敗の20歳・神奈川県と、2勝3敗(1KO)の19歳・福岡県。

 

<1R>

正直、第2試合とはクオリティ的にはかなり後れを取ってた試合で、

懐の深い相手に脇山君はそもそもジャブが使えないまま距離に困惑してて、

自らの間合いにする為に一瞬の踏み込みだけに終始してたんだわ。

 

山下君の方はリーチを生かしていきなり余裕の展開で、

残り1分には早くも脇山君の左顔面が赤くなってきたんだわ。

 

脇山君としては接近戦になったその瞬間に、

もっともっとの頑張りが必要だと思ったんだよね。

 

 

ってことで早くも先が見えてしまったモンで一旦休憩タイムってことで……。

 

4Rに戻って再度見てたんだけど、

脇山君は相変わらずって感じだったんだけど、

驚いたことに山下君の方もメッキリ動きが鈍ってて、

途中で何かあったのかって感じで、

更に今一感の強い試合になってて、

二人共、4ラウンド分をきっちり動き切るスタミナ不足が著しかったんだよね。

 

 

ってことで結局、39-37×2、39-38ってことで山下君の3-0勝ちだってね。

で、山下君の次戦の相手はこの後の試合の勝者なんだよね。

 

 

 

④ 伊佐春輔君(川崎新田)×山本蓮真君(RK蒲田)……Mm

4勝(1KO)1敗(1KO)の20歳・神奈川県と、

0勝1敗のサウスポー、20歳・三重県。

 

<1R~2R>

頭の位置に対する配慮とかフェイントの掛け方には伊佐君に一日の長があって、

何となく試合慣れしてる感じで山本君を捌いてて、

ストレート系のパンチの腕引きがとっても素早かった中、

2Rに最初の一発を貰ってから明らかに山本君が消極的になっていって、

左ストレートも右フックも見極められてしまってる感じだったんだわ。

 

<3R>

見てる時間が長過ぎて圧倒的なほどの手数不足の自らに苛立ったか山本君、

クリンチの際に相手に2回も意図的に頭突きをかましてて、

レフェリーからは死角だったんだけどあれは明らかに減点対象だったんだわ。

 

 

自分はこういうボクサーの試合は全く見る気が無くなってしまうもんで、

この後はボヤーッとしながらだったんだけど、

4Rのスリップだっていうレフェリーの裁定にも納得がいかなかったみたいで、

39-38×2、38-39の2-1負けを宣せられたら更に激してしまって、

トレーナーの手を振りほどいて挨拶もしなければリング上でフテ腐れまくってて、

中学生のケンカ大会じゃないんだから、

頭冷やして出直して来いって感じだったんだよね。

 

 

ちなみに自分は4Rは山本君のダウンゲットっていう判断だったんだけど、

それでも37-38で山本君の負けだったけどね……。

 

 

 

⑤ 藍原伸太君(帝拳)×石井優平君(宮田)……SF 

2勝2敗(1KO)の25歳・千葉県と、2勝(2KO)1敗(1KO)1分の21歳・静岡県。

 

この試合は石井君の棄権で中止になってしまったんだけど、

その石井君は自分の中では優勝候補の一人だったんだよなあ……。

 

 

 

⑥ 柳沼直道君(EBISU)×秋間瑞輝君(宮田)……SB 

2勝(2KO)3敗(1KO)2分の25歳・北海道と、

3勝(3KO)1敗1分の26歳・東京都。

 

<1R>

相手のフレームの大きさに圧迫感を感じたか柳沼君、

中盤までは手をこまねいてたようだったんだけど、

終盤には相手との間合いが解ってきたような感じだったんだけど、

それでもその当て勘の悪さが目立ってたんだよね。

 

<2R>

柳沼君が入って来るところに秋間君の左フックがヒットヒットして、

途端に流れは大きく秋間君に傾いていって、

柳沼君も強烈な左ボディで対抗したんだけど直後の52秒、

秋間君が一気にラッシュして右のヒットヒットを重ねていったんだわ。

 

 

新人王トーナメントっていうのは観客席に独特の雰囲気が漂ってて、

それは何だか習い事やお稽古ごとの発表会のようでもあって、

其々のボクサーの知り合いだけが大騒ぎ状態になるんだけど、

自分のすぐ後ろのオッサンも狂乱状態で、

前のめりになって自分のすぐ横でのいちいちの大声で、

とっても耐えられなくて渋々の席移動だったんだわ。

 

 

その後は集中を欠いた遠目からの観戦だったんだけど、

自分が思ってた秋間君もそれ程のことはなくて、

最後の方は柳沼君と一緒になっての休みたい休みたいで、

フルラウンドを飛ばし切れる体力はまだまだのようだったんだよね。

 

 

発表されたスコアは40-37、39-37、39-38って結構バラバラだったんだけど、

それでも秋間君の3-0勝ちだったんだよね。

 

秋間君の次の相手は林大雅なんだけど、

お互いに弱点を抱えてるもんでどっちが圧倒的ってことはなくて、

元々この階級は誰にでもチャンスがあるんだよね。

 

 

 

⑦ 鈴木敬祥君(帝拳)×小川将太君(UNITED)……SB

1勝1敗の20歳・愛知県と、0勝1敗(1KO)の20歳・東京都。

 

<1R>

フレームとしては鈴木君が圧倒してて頭半分ほど上背があって、

中々鋭いジャブを打つんだけど数が足りてなくて、

小川君の踏み込みを意外なほど簡単に許してしまってて、

開始20秒までに左フックを2発も貰ってしまってたんだわ。

 

鈴木君は何だかやり難そうにしてたんだけど、

詰められるのが嫌ならそれなりの工夫をするべきなんだよね。

 

<2R>

長い手をしてるのに鈴木君、意外なほど左ボディを打たない顔面狙いオンリーで、

フック系のパンチを打ち下ろすことだけに固執してるみたいで、

アッパーはどうしたのとか自分の方が思い悩んでしまったんだわ。

 

いざとなった際の鈴木君はとっても回転の効いた連打を放つんだけど、

小川君は結構ガードのシッカリしたボクサーなんだから、

上をフェイクで打っといてボディを思いっ切り打ち込むとか色々課題が見えてきて、

派手さは無いんだけど小川君の実直ボクシングが充分対抗してたんだわ。

 

<3R>

一旦ガチャガチャになると途端に小川君の活路が見えて来るもんで、

鈴木君も相手が入って来るところに合わせ打ってはいたんだけど、

右ショットの精度が今一のままで見せ場を作れないまま、

このラウンドは小川君の踏ん張りポイントゲットだったかなあ……。

 

<4R>

いずれにしても微妙なスコアの最終ラウンドってことで、

双方の勝ちたい気持ち勝負になっていったんだけど、

鈴木君は相手のガムシャラ系に手を焼いたままで、

思うようにさせて貰えない感が半端じゃなかったんだわ。

 

常に自らの距離をキープするのは難しいことだとは思うんだけど、

それはとっても大切でジャブを多用するのかフットワークに頼るのか、

色々技を工夫して駆使しないと極端な戦い方をしてくる相手に対処するのは困難で、

鈴木君としては何となく不完全燃焼のままの終了ゴングだったんだわ。

 

 

ってことで自分はそれでも39-37で鈴木君だったんだけど結局、

鈴木君から見て39-37、38-39、38-38の1-1ドローで、

優勢点が小川君に振られてしまったモンで鈴木君の敗退が決まったんだわ。

 

 

小川君の次戦の相手の濱口大樹君は全体としては鈴木君より甘いんだけど、

それでもいいジャブの持ち主だから中々楽しみな一戦になりそうなんだわ。

 

 

 

試合後少し経ってからそっと近づいてきた方がおられて、

何とそれは鈴木君のご両親だったもんで、

自分なりの試合の感想を伝えたんだよね。                                                             

敬祥君はシュンとした感じの今風のイケメンなんだけど、

父上はとってもゴツイ感じの人だったから、

彼は母上のDNAの方をより多く受け継いでるなって思ったなあ。

 

 

 

⑧ 大保龍球君(神奈川渥美)×東祐也君(畠山)……Fe

3勝(1KO)1敗の22歳・沖縄県と、2勝(1KO)0敗1分の18歳・北海道。

 

1回戦からの勝利者インタビューはそれ程必要とは思われないんだけど、

入場曲を省いてしまうのは理解し難くで、

各ボクサーにとっては入場のタイミングを計りかねることが多くて、

この試合も進行のテキパキ感を損なってたんだよね。

 

そもそも無音のままドローンって感じで入って来るのは彼らに相応しくなくて、

共通曲でいいから景気付けして上げるべきだって強く思うけどね……。

 

必ずしもタルイ入場だったからという訳では無かったんだろうけど、

残念ながら試合としてはタルイことこの上無かったんだよね。

 

<1R>

東君の方が3~4㎝ほどデカかったんだけど、序盤の動きが緩くて、

最初に大保君に仕掛けられた直後に若干ムキになって攻めていった途端、

そこのところを大保君に狙われて開始50秒、右フックを被せれられてダウン。

 

東君は一瞬右膝を着いてしまっただけの軽いダウンだったもんで、

リスタート後はほぼ普通にやり直してたんだけど、

まあ最初の2ポイントは渡すって決めて無理に行かなかったのか、

それとも少し効いたままだったのか、

はたまた同じ目に遭いたくないっていう慎重さが支配してたのかなあ……。

 

一方の大保君は最初は2ポイントゲットで十分だって思ったのか、

それとも狙い過ぎてたのか、要するに二人共、メッキリの手数減だったんだわ。

 

<2R>

2人共、手数が少ないままの第2Rで、

何だか空手系の一発勝負型のガキゴキした流れの見合ってる場面が多くて、

途中でレフェリーにボクシングをしなさいって注意されてたほどの低調低調で、

途端に東君は突貫頭突き系に一気に変身しての更にガキゴキで、

この辺でいいかなあって感じだったもんで自分は一旦退席したんだよね。

 

 

結局は40-35×2、39-36って事で勿論大保君が圧倒3-0勝ちしたんだけど、

次の相手の室田拡夢君の頑張り手数は半端じゃないし、

上下に打ち分けるコンビネーションにも長けてるから、

この日のようには行かないと思うんだけどね。

 

 

 

⑨ 関一機君(SRS)×鯉淵健君(横浜光)……SFe

1勝1敗の28歳・埼玉県と、1勝(1KO)1敗の22歳・神奈川県。

 

少しばかり人と話をしてたもんで急いで戻ったら、

既に試合は終わってて、1R2分50秒で鯉淵君のKO勝ちだったんだわ。

関君の例のガツガツ前詰めからデンプシーロールは不発だったのか……。

 

 

鯉淵君の次の相手は佐藤和憲君なんだけど、

佐藤君は勝ち負けを交互に繰り返してる感じで予想し難いんだわ。

 

 

 

⑩ 小玉将君(新日本仙台)×山本ライアン君(ワタナベ)

                               ………SFe

1勝(1KO)2敗(2KO)の30歳・秋田県と、1勝2敗の24歳・東京都。

 

<1R>

殆どガードをしない山本君はどこかで右フック当てたいボクシングに徹してて、

合間を突かれて小玉君に山のようにショートブローを打ち込まれてたんだわ。

 

このまま小玉君に押し切られそうだった山本君、

残り10秒ほどから突然気が触れたようなラッシュラッシュで、

右アッパーを6発ほど連続突き上げてたんだけど、

それでも有効ポイントまで繋げ切れずにラウンド終了ゴング。

 

<2R>

小玉君は左ガードが極端に低いから、

山本君としてはひたすら右フックを狙い続ければ展開も開けそうだったんだけど、

左右フックを雨あられのように振り出してたのは相手の児玉君の方で、

山本君の出番は中々訪れなかったんだよね。

 

それにしても2人共、ボクシングとしてはとっても雑だと言わざるを得なくて、

無駄な大振りを繰り返してたもんで終盤はかなり消耗してたんだわ。

 

<3R>

元々あったリーチ差が試合展開に大きく影響を及ぼしてきて、

山本君が踏み込め切れない状況が多くなっていったんだわ。

 

お互いにヘバって来たのは明らかだったんだけど、

それがより解りやすかったのは山本君の方で、

それまで折々に頑張り打ってた小玉君のボディブローが効果を上げてきたようで、

何となく勝負あった感が漂ってきたんだよね。

 

<4R>

ダウンゲットしない限り多分勝ち目がない山本君に対して松山真虎さん、

自分のすぐ後ろから怒涛の檄を飛ばしまくって、

それに応えて山本君も最後の飛ばしを見せてたんだけど、

小玉君にとっても状況は大差なくて、

お互いの気持ちをぶつけ合っての代わり番子の危険な場面が交錯して、

それでも二人共、全くクリンチしないままだったのは立派だったんだわ。

 

 

ってことで自分は38-38だったんだけど結局、

39-37×2、37-39ってことで小玉君の2-1勝ちだったんだよね。

 

 

小玉君の次戦の相手は関島優作君なんだけど、

彼は相当な強敵だから苦戦は免れないんじゃないかなあ……。

 

 

 

⑪ 平岩貴志君(帝拳)×山口号珠君(横浜光)……L

2勝(2KO)1敗の21歳・愛知県と、1勝敗の22歳・島根県。

 

山口君の名前は読んだそのままの “ごうしゅ” ってことで、

御両親が宮沢賢治のファンなのかなあ……。

 

<1R>

二人共、とっても力強いしっかりしたボクシングが印象的で、

手数的には平岩君の方が優勢だったんだけど、

合間合間を突いてた山口君のショートブローの精度も高かったんだわ。

 

<2R>

二人のスピード感とか力感が更に増していって、

近い距離でもお互いに必殺系で打てることが出来てて、

ヒット数と有効度の見極めが難しくなっていったんだわ、

 

<3R>

手数は平岩君、正確性は山口君っていう図式に変わりが無くて、

お互いの根競べ系のボクシングはちょっと際限が無さそうで、

決め手に欠けるというか、相手の決め手を封じる展開が延々だったんだわ。

 

<4R>

この二人にはエクストラ・ラウンドを二つくらい設けて貰って、

もっと長いラウンドを見たいって思ってたんだけど、

この回最初に攻勢度を上げていったのは平岩君の方だったんだけど、

ラウンド半分頃までに山口君がチャラに戻しての行ったり来たりだったんだけど、

隙間を縫っての山口君のショットの精度の方が上回ってるように見えて、

平岩君はその倍ほども打ってはいたんだけど、

山口君のガードに阻まれてたことが多かったんだよね。

 

 

ってことで自分は39-37で山口君だったんだけど結局、

39-37、39-38、37-39ってことで平岩君の2-1勝ちだったんだわ。

 

 

平岩君の次の相手は松本北斗君×山本祥吾君の試合の勝者なんだけど、

ここは松本君が勝ち上がって来ると思うから、いい試合が期待されるんだわ。

 

 

 

⑫ 生井航平君(W日立)×橘ジョージ君(協栄)……L

2勝(2KO)0敗のサウスポー、21歳・栃木県と、3勝3敗の21歳・新潟県。

 

橘君の方が5~6㎝上背優位だったんだけど、

自分としては生井君の勝ちを予想してたんだよね。

 

<1R>

最初に仕掛けたのは橘君の方だったんだけど開始僅か29秒、

相手の右を交わしながら生井君がプレスを掛けていっての左フック、

これが綺麗にヒットして青コーナー前でいきなり生井君がダウンゲット。

 

やっぱりなあって思って見てたら、リスタートした橘君は右目下がいきなり腫れてて、

それでもダメージは軽かったような一からの立て直しで、

強烈な左右ボディブローで反撃してたんだわ。

 

<2R>

最初に直撃したのは橘君の返しの左フックで、

アレッて感じで生井君のバランスが悪くなっていってパンチも流れてたし、

前の回に受けたボディブローのダメージも尾を引いてしまってたかのようで、

途端に橘君の勢いが一気に上がっていって、生井君は途中から鼻血だったんだわ。

 

その生井君は反撃の糸口を見い出せないまま追い込まれる一方になってしまって、

最後は北西ポストに詰められて、連打からのまたもやの左フックを直撃されて、

見かねたレフェリーが割って入ってのストップエンドだったんだわ。

 

 

ってことで2分20秒、橘君の逆転TKO勝ちだったんだけど、

一度ダウンを喰らったところからの冷静な立て直しは実に見事だったんだよね。

 

 

 

⑬ 齋藤眞之助君(石川)×龍神佳輝君(ワタナベ)……L

2勝(2KO)2敗(2KO)の22歳・山梨県と、4勝3敗1分の21歳・山口県。

 

勝った方が次戦で橘君と対戦するんだよね。

 

<1R>

開始43秒、4~5㎝ほど背の高い齋藤君が相手を追い込んでの青コーナー前で、

何てことない感じで振り出した右フックが直撃ヒットして龍神君がダウン。

 

それほどのダメージを残さないままにリスタートした龍神君だったんだけど、

もう少し慎重な立ち上がりが必要だったなあ。

 

<2R>

齋藤君の強そうというか硬そうな拳に龍神君が気後れしたような感じで、

元々そういう傾向が強いんだけど、

早めに目線を切ってしまってすぐ下を向いてのそれこそ当てずっぽうショットで、

ポイントバックするようなパフォーマンスに繋がってなかったんだよね。

 

このラウンドはお互いにタイミングと間合いに関して改めて計り直してるみたいで、

何だか低調低調のままだったんだわ。

 

<3R>

龍神君が距離を詰めてのガンガン戦に戦い方を変えていったんだけど、

そこでの頑張り手数では却って齋藤君に遅れをとったままで作戦不発だったなあ。

 

<4R>

龍神君の前向きさは評価できたんだけど、

やたら突っ込んだところからのハードヒットを叶えるのはとっても難しくて、

大きく挽回することが出来ないままの終了ゴング。

 

 

 

ってことで自分は40-35で齋藤君だったんだけど結局、

40-35、40-36×2ってことで齋藤君のパーフェクト3-0勝ちだったんだわ。

 

 

齋藤君と橘君の対戦ってことになると、やっぱり橘君かなあ……。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 橘ジョージ君

② 高田勇仁君

③ 平岩貴志君、山口号珠君

 

 

 

昨日は自分的な優勝候補が7名出場してたんだけど、

内柴沼智樹君、伊佐春輔君、秋間瑞輝君、大保龍球君の4名が勝ち上がって、

生井航平君は2RTKO負け、鈴木敬祥君は1-1優勢点負けして、

石井優平君は棄権敗退してしまったんだよね。

 

 

新人戦っていうのは試合をするごとに短期間に巧く強くなっていく過程が見れて

とっても興味深いんだけど、勝ち上がった4名も実はそれほどの強豪ではなくて、

まだ誰にもチャンスが残ってるっていう感じなんだよね。

 

 

 

そう言えば昨日は東上剛司さんがホールに来てて、

誰の応援だったかは確かめなったんだけど、

やっぱり話は先日の末吉大さんとのタイトル戦に及んで、

色々感想を交換し合ったんだけど、ニコニコ笑顔で応えてくれて、

もう少し続けてよっていう自分の気持ちに沿ってくれそうな感じだったんだよね。

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