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2018年5月

2018年5月31日 (木)

後楽園ホール・5月30日

 

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“ヴァケイション” “可愛いベイビー”

 

1960年代の女性ヴォーカリストで一番好きなのがコニー・フランシスで、

澄んで伸びのいい声は今聞いても素晴らしいんだわ。

 

このシングル盤のAB両面の曲は中尾ミエがカバーしてたんだけど、

ああいうのは恥ずかしくとても聞けなかったなあ……。

 

 

 

日大アメフト部のパワハラ構造が暴かれて糾弾されて、

監督もコーチも除名処分ってこの上ない程の不名誉は人生の敗残者のようで、

一方では相撲取り理事長もヤクザとの交遊や工事汚職の件も掘り返されてるし、

日大のボロボロ度はマックスに近いところまで行ってしまったんだわ。

 

 

女子レスリングのケースも同じだったけど、

パワハラ系の指導者はアゲインストの状況に置かれると極度にヘタレてしまって、

コソコソ入院してしまうっていうのが定番になってるんだけど、

普段の強気は実のところ彼らの極端な打たれ弱さと劣等感の裏返しであって、   

ボクシングジムの会長にもそういうタイプの人間が結構多いんだわ。

 

 

 

昨日、赤コーナーは全て帝拳ボクサーだったんだけど、

最近はボクサー数が激減してるもんで中々試合が組み難い状況にあるから、

自主興行の赤コーナーを全員所属ジムボクサーで固めるのは大変なんだよね。

 

ってことで、応援には帝拳ボクサーがほぼ総出で、

村田諒一さんを始めとした現役ボクサー達の他、

山中慎介さん、下田昭文さん、石本康隆さん、木村悠さん達の顔もあったんだわ。

 

それと本田会長も今年初めて後楽園ホールへ参上ってことで、

駐車場で浜田剛さんとコンチワして始まり始まり……。

 

 

 

① 辻本純平君×濱道亮太君(オークラ)……W 4R

1勝1敗(1KO)1分の24歳・長崎県と、0勝1敗(1KO)の34歳・北海道。

 

この試合だけが東日本新人王トーナメントの予選だったんだけど、

伴流ジムの団会長がシッカリ偵察に来てたんだわ。

 

10歳もの年齢差のある一戦だったんだけど、

同時に九州と北海道の対決でもあったんだわ。

 

<1R>

4~5㎝ほど上背優位な辻本君のプレスから始まったんだけど、

ウェイトを考慮しても二人共、動きがタルイ感じが拭えなかったなあ。

 

そんな中、濱道君の方がより小刻みに動けてて、

辻本君は体全体も腕振りもやたら大まかな感じが目立ってたんだわ。

 

<2R>

1分25秒、辻本君の左右ボディを貰ってしまってから濱道君がメッキリで、

何だかいきなり疲れてしまったようだったんだわ。

 

<3R>

二人共、細かい鋭いショットから遠のくばかりだったんだけど、

1分20秒、辻本君が力強い左右フックから最後は右ボディだったなあ、

強烈に喰い込んだ途端、濱道君が悶絶ダウンしてしまったんだわ。

 

レフェリーがカウントする中で陣営からタオルが投入されて結局1分24秒、

辻本君のKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

② 中村駿介君×高橋光政君(鉄拳8)……W 6R

6勝(5KO)2敗(2KO)の25歳・東京都と、

8勝(2KO)4敗1分の30歳・東京都。

 

高橋君は以前は角海老ジム所属でケガを負っての半ば引退状態で、

これが4年振りの試合だったんだわ。

 

<1R>

高橋君は以前より髪の毛を短くしてて髭も生やしてたせいか、

ちょっと見渡部あきのりさんのような感じだったんだわ。

 

序盤からのプレスは中村君だったんだけど、この日はやたら慎重で、

開始1分半ほどまでは距離とリズムの把握に時間を使ってたんだよね。

 

それでも最初のクリーンヒットはその中村君の左フックで、

身体が馴染んでからはスムースな動きが期待されたんだけど中村君、

ジャブ抜きのいきなりのショットばかりで力みが目立ってたんだよね。

 

<2R>

二人共、前振りの少ないいきなりの必殺系に終始してたんだけど、

プレスを掛けられ続けてた高橋君も思いの外落ち着いてて、

虎視眈々と狙いどころを定めてるって感じだった1分半過ぎ、

中村君のガンガン攻め込みが一段落したその瞬間を狙ってみたいで、

一気の大反攻に出ていって強烈な左右フックで追い立てていったんだわ。

 

中村君は下がる下がるで東ロープに詰められて、

直後に北側へロープ沿いに逃げていったんだけど、

そこで腰が落ちるほどの強被弾を重ねていってしまって、

見かねたレフェリーが残り56秒に一旦ロープダウンを宣したんだわ。

 

何とかリスタートはしたんだけど中村君、思いの外打たれ弱いところが見えてきて、

回復がままならないままの再開後僅か4~5秒ほどの残り39秒、

これ以上ないほどのタイミングで高橋君に左フックを直撃されてしまって、

まるで一本棒のようになって仰向けバッタンダウンしてしまったんだわ。

 

勿論、レフェリーも即のストップエンドだったんだけど、

中村君は2分間ほどリング中央で横たわったままだったんだよね。

 

ってことで2分23秒、高橋君の衝撃的なTKO勝ちだったんだよね。

 

 

 

試合後の高橋君は4年振りの自分をことを覚えていてくれて、

満面の笑みの中、良かったヨカッタを伝えたんだよね。

 

 

 

「コンチワ、憶えてますか?」 って相撲取りみたいな青年が声を掛けてきて、

自分にはこんなデブの知り合いは全くいないもんで大きく首を傾げて、

それでもどこかで見たことがある風貌だなあって思いながら、

隣に座ってた三迫ボクサーにコッソリ確かめたら、

やっと思い出したよ伊原健太君ってことで……。

 

それにしても実にまあビックリの大変身で、

仕事や日常生活に支障をきたさないもんかって心配になる程だったんだけど、

久し振りの知り合い達を驚かせるには充分な手際だったんだよね。

 

 

 

③ 波田大和君×草野慎吾君(三迫)……128.5P 8R

5勝(5KO)1敗(1KO)のサウスポー、21歳・埼玉県と、

11勝(4KO)5敗(1KO)1分のサウスポー、29歳・福島県。

 

<1R>

事前に決めていたかのようにいきなりガンガンの攻め合いだったんだけど二人共、

一旦打ち合いになると余裕が無くなってると言うか、

とにかく身体に力が入り過ぎって感じだったんだわ。

 

そんな中、前半は草野君が優勢に進めてたんだけど、

その後、2発ほど左フックをヒットさせてから波田君の動きが良くなって、

草野君の腕振りがいつもよりデカ過ぎるのが目立ってたんだよね。

 

<2R>

波田君が積極的に仕掛けて行ったんだけど、

その打ち出しや打ち終わりを狙って草野君が小ヒットを沢山沢山。

 

このまま草野君が1Rに取られたポイントを取り返すかと思われた残り9秒、

圧倒的な瞬発力を駆使して波田君が一気の反攻反攻で、

鋭い左右フックを貰ってしまった草野君が大きなダメージを負ってしまったんだわ。

 

<3R>

何だか波田君の方に余裕すら漂ってきて、

ガチャガチャッとなった時の回転力でも草野君に大きく勝ってたし、

草野君の右を見切ってるような感じさえあったんだよね。

 

その草野くんなんだけど、右には力がこもってたんだけど、

返しの左フックが巧く使えないままで攻撃が単調単調だったんだよね。

 

<4R>

1分過ぎから接近ハード戦に突入して、

ここでは草野君の奮闘も目立ってたんだけど、

時間が進むにつれ力を込め切れなくなって手数負けが見えてきたんだわ。

 

残り1分からも草野君はいい場面を作り切れないままで、

残り3秒には波田君の右アッパーでクラッとさえしてて、

最後はバッティングで右目上もカットしてたんだよね。

 

<5R>

草野君はストロークが大きなるにつれ隙も増えてきて、

打ち返すショットにも怖さが失せてきて、

消耗の進みを垣間見せ始めたんだわ。

 

<6R>

強打の波田君ってことで決着が近いことが見えてきたんだけど、

驚異的だったのは草野君の粘りと打たれ強さで、

相当打たれ込んでたにも関わらず気持ちも全く萎えてなかったみたいだったね。

 

残り35秒からの打ち合いは字句のままの壮絶系で、

何とここでは草野君が打ち勝ってたんだよね。

 

ただそこに至るまでの被弾数を払拭するまでにはいってなかったんだけどね。

 

<7R>

倒せそうで倒せない状況が続いた波田君の方にも疲労の色が濃くなって、

諦めそうで諦めない草野君との粘っこいやり取りが続いたんだわ。

 

<8R>

草野君はあくまで気持ちを強く保って頑張ってはいたんだけど、

ポイントになるようなヒッティングに繋げられないままで、

腕振りに力強さを失いつつあった2分33秒の青コーナー近く、

波田君が左ボディからの左右フックを上へ繋いだ瞬間にレフェリーが割って入って、

そろそろいいだろって感じのストップエンドだったんだわ。

 

 

草野君は移籍後初の試合でそれも2年振りの実戦だったせいか、

少なくとも自分の記憶の中の彼の動きとはかなり違ってて、

もう一度作り直していいところを見せて欲しいって感じだったんだよね。

 

 

 

次の試合の前に久し振りに梶さんの親父さんと挨拶を交わして、

颯さんの兄さんの近況を聞かせて貰ったんだわ。

 

龍冶君は今はボクサーを止めて結婚後は八丈島に住んでて、

もうすぐ子供も産まれるってことで、

仕事をしながら野菜を育てたりダイビングの日々らしくて何だか羨ましかったなあ。

 

 

 

④ 梶颯さん×キチャン・キム……SF 8R

9勝(7KO)0敗のランク8位、20歳・神奈川県と、

8勝(2KO)5敗1分の国内3位、23歳・インドネシア。

 

梶さんの親父さんに 「たまにはちゃんと見てやってよ。」 って言われてたんだけど、

タバコを吸って戻ったらもう終わってて、1R2分26秒でのKO決着だったんだわ。

 

 

試合後、梶さんが帰るところでバッタリしたもんで少し話をしたんだけど、

この日までで5試合連続してカタカナボクサー相手だったもんで、

強い日本人と試合したいって言ってたんだよね。

 

今の梶さんならどのハイランカーともいい試合をしそうなもんで、

相手が敬遠するケースがとっても多いんだよね。

 

 

 

席に戻ってふと横を見たら山下賢哉さんだったんだけど、

その隣のフィリピン系の若者と同じような肌の色になってたもんで、

最初はちょっと気が付かなかったんだよね。

 

 

 

⑤ 永野祐樹さん×長濱陸さん(白井具志堅)……W 8R

13勝(10KO)2敗(1KO)のランク6位、サウスポー、28歳・熊本県と、

8勝(4KO)1敗(1KO)1分のランク2位、26歳・沖縄県。

 

長濱さんは先月まで4位だったんだけど、

この日(30日)に発表されたランキング表では2位にアップしてたんだわ。

 

<1R>

フレームとリーチで優位な長濱さんは元々SW級のボクサーだから、

その動きが気になってたんだけど不安は全く感じさせないで、

右ストレートボディを2発先行してたんだわ。

 

永野さんは無理に詰めることなく長濱さんの打ち出しに合わせて、

タイミングのいい左フックを何回かトライしてて、

そのうち3発ほどを薄くヒットさせてて、

お互いスリル満々の間合いと打ち出しだったんだわ。

 

<2R>

永野さんの左ショットの危険度が上がっていったんだけど、

相変わらず長濱さんの右ストレートボディがいい感じでプレスも強かったんだわ。

 

このラウンドも若干長濱さんが押し気味に進めてた残り25秒、

それまで何回も狙ってた永野さんの左ストレートがハードヒットして、

打ち終わりに合せたタイミングが抜群で長濱さんの右目下をヒットカット。

 

<3R>

永野さんの左ショットと長濱さんのボディブローっていう図式になってきて、

永野さんがボディブローを嫌がる素振りが露骨になってきたし、

ガードが下がったところを狙われて両頬も結構腫れてきたんだわ。

 

永野さんはガンガンの先攻めを控えてのカウンター狙いに転じていった中、

長濱さんには返しの左フックの充実と、ショート戦での回転力が望まれて、

お互いに主導権を獲れそうで獲れないっていう展開だったんだわ。

 

<4R>

長濱さんはいい感じの右を放ってはいたんだけど返しのショットは今一のままで、

1分27秒での永野さんの左ストレートの見栄えの良さが優勢だったんだわ。

 

ただ、長濱さんのボディ攻めの効果も著しくて、

残り50秒辺りからは永野さんの消耗が目立ってきたんだわ。

 

<5R>

永野さんが踏ん張り返してのいきなりの激闘激闘で、

彼も必死の打ち込みだったんだけどショート戦は長濱さんが圧してて、

ふと見ると永野さんの両頬の腫れが随分進んできてたし、

ボディは辛そうにしたままだったしって見てたら、

赤コーナーではタオル投入に関しての下打ち合わせをやってたみたいで……。

 

ここを一気に攻め立てれば長濱さんの勝利は目前だったんだけど、

ストップされる危険を感じたような永野さんが残り26秒から突然の大逆襲で、

虚を突かれたような感じで長濱さんの対応が一瞬遅れてしまって、

そのまま一気に青コーナーポストまで追い込まれてしまったんだわ。

 

踏ん張れるかなあって思ってたら何となんとナント、

いきなりレフェリーが割って入ってのストップエンドで、

自分は最初、第2試合のようにロープダウンを取ると思ってたら突然の終了。

 

 

そもそもJBCは以前ロープダウンは取らないって言ってたんだけど最近の復活で、

その事に関して議論があったのかは知らないけど近頃はたまに見掛ける訳で、

4回戦の試合ならいざ知らずハイランカー同士の試合でもあるし、

少なくとも長濱さんはもうダメです、堪忍して下さいって感じでも無かったし、

自分には如何にも突然のこととしか思えず興を削がれたというか、

殆どダメになりそうなところからの永野さんの逆襲で盛り上がった試合自体を

いきなり台無しにされてしまったって感じしかしなかったんだよね。

 

 

ロープダウンに関してなんだけど、

自分の疑問にちんと説明をしてくれるJBCの試合役員は多分一人もいなくて、

何も聞かなかった素振りで押し通すんだろうけど、

コミッションがこんな調子だから協会を仕切れる筈もないって感じなんだよね。

 

 

とっても腹が立ったからもう帰ろうかとも思ったんだけど、

末吉さんと東上さんの試合はやっぱり見逃せなくて居残ったんだけどね……。

 

 

ふと見たら西板席にクドゥラ金子君と金子マネジャーが並んで座ってて、

同じ階級のハイランカー同士の試合を見学に来てたんだわ。

 

クドゥラ君は2週間ほど前に山口県での試合に勝って、

今や初代の日本W級ユースタイトルホルダーなんだけど、

相変わらず言葉少なく静かな面持ちを維持してたんだわ。

 

 

 

⑥ 正木脩也さん×シン・ヒョンジェ……SFe 8R

9勝(5KO)1敗のランク10位、24歳・大阪府と、

8勝(2KO)7敗の国内1位、23歳・韓国。

 

幾ら国内1位とは言え、元々スッカスカのランキングだって聞いてるし、

一時は放映料で潤ってた韓国ボクシングも、

テレビに見放されてからは全く憐れな姿なもんで、

そんな国の1位なんてあっと言う間に片付けてしまうんだろなって、

そう思ってたもんで全く見てなかったんだけどフルラウンドやったんだわ。

 

80-71×3ってことだったから途中でダウンゲットはあったんだろうけど、

それにしても復帰戦の正木さんにしてはどうかと思った訳で、

コリアン・ボクサーが頑張ったのか、正木さんの頑張りが足りなかったのか……。

 

 

 

⑦ 末吉大さん×東上剛司さん(ドリーム)

            ……日本 SFe級タイトル戦 10R

17勝(11KO)1敗のチャンピオン、27歳・東京都と、

14勝(3KO)15敗(1KO)5分のランク1位、37歳・大阪府。

 

戦績だけ比べても末吉さんの勝ちが充分予想されたんだけど、

自分にとって東上さんは叩き上げボクサーの典型であって、

沢山負けてもその都度力強く復活して15年かけてやっとのタイトル戦で、

その34戦は全て後楽園ホールなもんで、多分自分は彼の全試合を見てて、

頭の中の冷徹な勝敗予想としては末吉さんだったんだけど、

心の中では密かに東上さんを応援するっていう複雑さが交じり合ってたんだよね。

 

<1R>

戦績では負けてるんだけど声援では勝ってた東上さんがいきなりの仕掛けで、

そういうのはいつもの彼とは違ってたもんでちょっと驚いたんだけど、

長い距離を踏み込んで左フックのいいのを結構当ててたんだよね。

 

中々いい感じだなあ東上さんって見てたんだけど残り1分11秒の西ロープ前、

スピード感に溢れた末吉さんがショートのワンツーをヒットさせて追い込みながら、

少し屈み気味になった東上さんに更に右フックを被せ打ったその途端、

側頭部に被弾した東上さんは一瞬立ちくらみをしてしまったような感じで思わず、

膝の力が抜けてしまったようにフワッとしゃがみ込んで手を着いてしまったんだわ。

 

まだ1分ほど時間を残してるところでのリスタートだったんだけど、

東上さんが回復に努めてた中、末吉さんは明らかに狙い過ぎで、

決着パンチを打ち込むチャンスをひたすら狙ってて、もう少し流れの中からとか、

小さいパンチを連続させてからとは思ってなかったみたいで、

大雑把なドッカン打ちを繰り返してたんだわ。

 

<2R>

大きな右フックに頼り過ぎだってセコンドに注意されたか末吉さん、

再度ジャブから立て直していった中の残り1分14秒、

直後に大きく反撃はされたんだけど東上さん、綺麗なワンツーをヒットさせて、

その後も折々にタイミングの合った右を振り出してたんだわ。

 

<3R>

開始38秒の末吉さんの右フックで東上さんが左目上をヒットカット。

 

この辺りから若干東上さんの勢い落ちが目立ってきて、

ヒッティングのハードさで末吉さんが圧倒し始めて、

まるでハンマーかマサカリのように右腕を振りまくってたんだわ。

 

東上さんも残り1分から一気の追い込み追込み追い込みだったんだけど、

巧いこと末吉さんに足を使われて効果的なヒットに繋げられなかったんだわ。

 

末吉さんは前回の試合でスウェイバックだけで相手のパンチを交わそうとして、

顎先に貰ってしまってダウンした経験を大事にしてたせいか、

楽をしてパンチを避けるんじゃなくて、

避けると決めたら徹底するって決めてたような足の使い方だったんだわ。

 

<4R>

テクニックと言うよりはパワー系が前面に出た試合になりつつあって、

そうなると東上さんの出番は自ずと少なくなることでもあって、

やっぱり末吉さんは極端に左ガードが下がる場面があるから、

そこを何とか出来ないか東上さん、って感じが続いたんだよね。

 

東上さんが中々綺麗に当て切れない状況が続いた中、

終盤にかけての末吉さんの左ボディがとっても印象的でこの回は、

他にも末吉さんの強打が当たりまくって10:8.5ほどにもなってしまったんだわ。

 

<5R>

被弾を増やしていってけど東上さんの右ショットはまだまだちゃんとしてて、

彼の頑張りに手抜きは無かったんだけど挽回策が中々見えて来なくて、

例え同じヒット数だとしても当たりの強さの評価としてはどうしても末吉さんで、

長い手を相手の身体に巻き付けるようにして打つ左ボディも抜群だったんだわ。

 

ってことでここまでの自分のスコアは49-45だったんだけど、

発表された中間スコアも50-44、49-45×2だったんだわ。

 

<6R>

この日の末吉さんは雑になってしまう寸前で立て直す意識を持ち続けてて、

このラウンドも改めてキッチリジャブからのプレスプレスで、

東上さんの攻め込む機会をことごとく潰してたんだよね。

 

その東上さんも残り1分から若干の飛ばしを見せてたんだけど、

少し休憩を取ろうとしてた感じの末吉さんを捉まえ切れなかったんだわ。

 

<7R>

末吉さんの右ボディからの左フックはグローブの上からでも効きそうだったんだけど、

それでも末吉さんのフック系特に左フックはオープン気味というか、

しっかり握ってないんじゃないかって感じのことが多くて、

打撃音の大きさ程には効果を上げてないような感じだったんだよね。

 

東上さんの方は相変わらず粘り強い気持ちを保ってて、

クロス気味の右フックを2発ヒットさせてたんだわ。

 

<8R>

このラウンドは東上さんのプレスが目立ってたんだけど、

効果的なヒッティングには繋げられないままで、

いい加減気が滅入ってしまうんじゃないかって思いやられたんだけど、

この37歳の頑張りはやっぱり尋常じゃなくて、息子よ見てるかって感じで、

自分はそんなに親しい訳では無いんだけど心が揺さぶられる思いだったんだわ。                                                              

<9R>

東上さんは1回のダウンゲットくらいでは追い付かないほど放されてたんだけど、

少なくとも倒し屋のハードヒットに耐え続けて今や末吉さんにそれを諦めさせて、

ジャブ主体の的確ボクシングに変貌させてたんだよね。

 

<10R>

このラウンドはちょっとやそっとでは見られないような最終回で、

東上さんはそれこそボクシング人生の全てを賭けたようなパフォーマンスで、

何度も言うけど37歳のどこにそんな強い気持ちと体力があるのかって感じで、

前へ前へから渾身の腕振りで最後の最後まで激しく動き切ってたんだよね。

 

一方の末吉さんの方も元々正面切った殴り合いが大好きだし、

東上さんの気持ちにほだされたか一歩も逃げずに応じていってたんだわ。

 

末吉さん側のセコンドにしてみればそこまでは必要ないって思ってた筈で、

前のめりになったところに直撃を貰えば危ない場面だって有り得るんだしって、

双方にとっても観客にとってもドキドキの3分間だったんだよね。

 

ってことで自分は97-92だったんだけど結局、

98-91×3ってことで勿論末吉さんの3-0勝ちだっただわ。

 

 

 

“明日のジョー” はコーナーに戻って白く燃え尽きてたけど、

終了ゴングが鳴った時、東上さんはそのまま倒れ込んでしまって、

四つん這いになりながらすっかり息が上がってしまったようで、

精も根も尽き果てましたって感じだったんだわ。

 

こういうスコア的にはほぼ一方的な試合展開の中で、

最終10Rのポイントを激しくゲットした東上さんはやっぱり忘れ難いボクサーで、

普段の彼は全く力むこと無くとっても人懐こい笑顔をしながら話をするんだけど、

そういう彼の何処にあんなに凄いモノが宿ってるのかってことで……。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 末吉大さん、東上剛司さん

② 高橋光政君

③ 永野祐樹さん、長濱陸さん

 

 

 

昨日、ホールで聞いた話しなんだけど、

やっぱり関西興行は悪党達が横行しててボクサーからの搾取が酷いらしくて、

本来のファイトマネーの実に4割もカットされて、

その上東京から出張ったにも関わらず交通費さえも貰えなかったんだってさ。

 

あっちの協会は規程のファイトマネーを前提にして、

2%の健保金を徴収してるんだけどその実、

その規程のファイトマネーが支払われてるかに関しては全くのシカトなんだってさ。

そこそこ大手のジムにしてこれなんだから、後は推して知るべしってことで……。

2018年5月29日 (火)

後楽園ホール・5月28日

 

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“ドゥ・ワ・ディディ・ディディ”

 

イギリスのバンド “マンフレッド・マン” 最大のヒット曲で、

初めて聞いた時はその重厚なサウンドと重々しいボーカルに驚いたんだよね。

 

当時、シングル盤レコードは330円だったんだけど、

毎月膨大な数が発売されてたもんで、選択には相当悩んだものなんだわ。

 

 

 

日曜日は奥さんと上野公園へサツキ展を見に行ったんだわ。

 

50~60点ほどが展示されてたんだけど、

流石だなあって思わせるモノも勿論沢山あったけど、

コイツの何処がいいんだろうって思うモノもあって、

人の好き嫌いは色々だなって今更ながら思ったんだよね。

 

 

久し振りの上野はやたらの人出で、昼ご飯を食べる所にも困って、

やっと入ったトンカツ屋が信じ難いほど拙くってさあ……。

 

昼食の前に上野公園に出てた地方物産店で “五平餅” を食べたんだけど、

豊川悦司が絶賛してたほどのことはなかったなあ……。

 

 

 

昨日はオール4回戦で全部で10試合が組まれてたんだけど、

そのうち4試合は女子戦だったもんでリポートは6試合だけなんだけど、

その6試合の全部がKO決着だったんだわ。

 

 

 

① 鳴海拓郎君(RK蒲田)×坂久保拓紀君(京浜川崎)……SL

デビュー戦の19歳・青森県と、デビュー戦の25歳・神奈川県。

 

<1R>

黒無地に赤のストライプの入ったとっても良く似たトランクス同士の二人で、

お互いにとっても力強かったんだけど、まだまだパンチの形が固まってなくて、

腕振りの軌道にロスとか無駄が多かったなあ。

 

坂久保君の方がプレスが強かったんだけど仕掛けが大き過ぎで、

二人共、ジャブ無しからの一発系に終始してて、

どっちも有りの危ない危ないが続いてたんだけど残り3秒の南ロープ前、

それまで押し気味に進めてた坂久保君の渾身の右が直撃ヒット。

 

一発仰向け昏倒ダウンしてしまった鳴海君、

その余りに激しい倒れ方を見やったレフェリーが即のストップエンドで、

2分59秒、坂久保君のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

鳴海君にとっては勢いが付く前にやられてしまったっていう感じで、

もう少し手数を踏ん張ってたら展開は違ってたと思ったなあ。

 

 

 

② 吉野ムサシ君(八王子中屋)×蒲山直輝君(小熊)

                           ………52.8㎏

4勝(1KO)3敗(1KO)の25歳・山梨県と、

3勝(1KO)2敗(1KO)1分の21歳・埼玉県。

 

これが半年ぶりの試合の吉野君は既にB級で、

これに勝ってB級昇格を目指す蒲山君とのそこそこの好カードだったんだわ。

 

<1R>

多少突っ込み過ぎるきらいはあったんだけど吉野君、

まずは先手先手のとっても勢いのある立ち上がりで、

出遅れてしまった蒲山君は山ほどのフック系を浴びてしまって、

早くも両頬が赤く腫れてしまったんだわ。

 

ラウンド半分手前頃にはやっとこさ蒲山君も立て直して、

中々いい感じを取り戻しつつあったんだけど残り51秒の東ロープ前、

蒲山君が前掛かりの体勢で打ち掛かかろうとしたその寸前、

一瞬早く吉野君の右ストレートがカウンターヒットして、

それまではフック系を多用してた吉野君がその時は見事なストレートで、

絵に描いたような直撃を喰らってしまった蒲山君が一発ダウン。

 

レフェリーはカウントを数えることなくの即のストップエンドで、

2分10秒、吉野君の実に手際のいいTKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

第3試合は女子戦だったもんで一休みして戻る時に田之岡条さんとバッタリで、

彼は蒲山君の試合の応援に駆け付けたんだけど、

第1試合、第2試合共に1Rでのエンディングだったもんで、

間に合わなかったらしくて、ちょっと間抜けだったなあ……。

 

 

 

④ 米重貴博君(八王子中屋)×舟津純(伴流)……SW

3勝(1KO)3敗(2KO)の36歳・神奈川県と、

3勝(1KO)3敗(2KO)の25歳・東京都。

 

米重君にとっては定年前のラストファイトってことで、

リングに登場した印象だけだと、どう見てもその米重君の方が圧倒的に強そうで、

凶暴な風貌の坊主頭と鍛え上げられた色黒の筋骨隆々さは尋常じゃないって、

って誰もが思うんだけどね……。

 

<1R~2R>

その米重君のファイトスタイルはとっても偏りが強くて、

元はラグビーでスクラムハーフをやってたっていうそのままのスタイルで、

とにかく取り付いたところでのガンガン攻めしか考えてないみたいで、

そこに至るまではひたすらガード固めて中間距離を捨ててるんだよね。

 

米重君の圧力はそこそこ強かったんだけど舟津君、

巧いこと足を使って適度な距離を維持しながらのジャブがグッドグッドで、

相手が打ち返してこないのを見切っての右フックもとってもいい感じだったんだわ。

 

<3R>

このままじゃマズイってことで思った通り米重君が更に前詰め前詰めで、

一時は舟津君の距離が潰されそうになったんだけど、

1分半を過ぎる頃には米重君の勢いが一段落してしまったんだわ。

 

米重君はその後も時折気を取り直して攻め込んではいたんだけど、

頑張り手数の割にはヒット率が良くなくて、

舟津君の小さいストロークからの鋭い打ち込みに晒されることが多くなって、

特に左顔面の腫れが目立ってきたんだわ。

 

右フックを起点にした残り6秒からの舟津君の一気攻めに米重君、

かなり消耗が進んでしまったところでラウンド終了ゴング。

 

<4R>

米重君の最後の前詰めに対して舟津君、

真っ直ぐ下がってしまう場面が目に付き始めたんだけど、

そこを一気に米重君が攻め立てるっていう展開にまではならなくて、

蓄積されたダメージのせいか徐々にメッキリ感が募っていったんだわ。

 

で、1分が過ぎる頃には米重君、腰が伸びてしまっての危ない危ないで、

レフェリーが止めそうな動きを見せた1分12秒のその瞬間、

舟津君のガッツン右フックを大きく貰ってしまって米重君がダウン。

 

勿論、レフェリーが即のストップエンドで、

1分13秒、舟津君のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

舟津君は相手が打って来ないタイミングを早目に見極めて、

実に力強いショットを色々打ち分けで全く危なげのない勝ち方だったね。

 

 

 

第5試合~第7試合の3試合は連続して女子戦で、

空き時間が沢山できたもんで一旦ホールを出て海鮮焼きそばを食べに行って、

戻ってから瀬端さん母娘に遊んでもらってるところに、

「村木田さん、コンチワ」 って声を掛けてくれた若者がいて、

メガネを掛けてたもんで初めはちょっと解り難かったんだけど、

今は引退したKG大和の大内俊太朗君で、

自分のブログを好意的に読んでくれてたみたいで嬉しかったなあ。

 

 

 

⑧ 小西佑亮君(日東)×鈴木龍太君(オークラ)……L

デビュー戦の29歳・兵庫県と、デビュー戦の26歳・東京都。

 

<1R>

小西君の方が10㎝弱ほど身長で上回ってて、リーチもかなりのモノで、

その小西君がとっても巧いこと前の手を使いこなして、

ジャブだけじゃなくてダブルフックなんかも巧みに打ってくるもんで、

鈴木君としてはいきなり難しい展開を強いられてしまったんだわ。

 

小西君が多彩な左からの適宜の右フックに繋げ打って来るもんで、

鈴木君は早くも顔面を赤くしていったんだけど、

それでも戦う気持ちはもしかしたら小西君以上だったかも知れなくて、

残り30秒からは一瞬の踏み込みからの左右フックをヒットさせて、

大きな可能性さえ見せてたんだわ。

 

<2R>

お互いに生まれつき殴り合いが大好きみたいで、

デビュー同士とは思われないほどの激しいやり取りが続いたんだけど、

距離の感覚を掴んだような鈴木君の攻勢が目立っていって残り1分21秒、

その鈴木君の返しの左フックが小西君の顎先をかすってダウンゲット。

 

リスタート後の鈴木君は一気にカタを付けにいったんだけど、

それまでも前後不覚なほどに飛ばしまくってたもんで、

やっぱりって感じでガス欠模様の打ち疲れが浮き出てきてしまってたなあ。

 

で、小西君も何とか命拾いをしてたんだけど、

ダメージは拭いきれてなかったんだよね。

 

<3R>

お互いにかなり消耗が進んだ上での更に更にの殴り合いで、

小西君にも十分に挽回のチャンスはあったんだけど残念ながらパンチが緩んでて、

腕振りに劣化が無くてまだ鋭く振れてたのは圧倒的に鈴木君の方で、

残り1分22秒、右ストレートを続けざまに2発当て込んで小西君の気持ちを挫いて、

更に残り23秒での右ストレートが決定的な効果を上げてたんだわ。

 

その後はほぼ一方的な展開が続いてた2分55秒、

そろそろこの辺でってことでレフェリーが割って入ってのストップエンドだったんだわ。

 

 

それにしても中々見応えのあるデビュー同士の試合で、

こういうのは滅多に見られないんだよね。

 

 

 

この日の全部の試合が終わって帰ろうとしてたら、

ジムの女子ボクサーの応援に来てた勅使河原弘晶さんと塚田祐介君、

それに中村由樹君が西板席に固まってたんだけど勅使河原さんが言うには、

この試合に出てた鈴木君とは小田原方面の知り合いって事で、

何だか勅使河原さんに刺激されてプロボクサーになったみたいで、

それは輪島功一さんに憧れた勅使河原さんを彷彿とさせたんだよね。

 

その鈴木君はまだまだ絞れそうな体躯をしてたんだけど、

元々はデブに近いところからの絞り込みっていうことで、

何だか内藤未来君に近いモノを感じたんだよね。

 

 

 

⑨ 保坂倫之君(稲毛)×芳村樹君(鉄拳8)……SFe

1勝(1KO)1敗の33歳・千葉県と、デビュー戦の18歳・東京都。

 

15歳もの年齢差のある戦いっていうのは滅多にないんだけど、

それも一方はデビュー戦なんだよね。

 

<1R>

芳村君は中々素晴らしい返しの左フックの持ち主だなあって見てた1分20秒、

気持ち良く攻めてたその途端に保坂君に右フックを綺麗に合わされてしまって、

フラッシュ系ではあったんだけど、いきなりのダウンを喰らってしまったんだわ。

 

芳村君はそれ程ダメージを残さないままにリスタート出来てたんだけど、

それでも色白の顔面はかなり赤くなってたんだよね。

 

<2R>

初っ端からの代わり番この飛ばし合いが一段落した後の1分22秒、

保坂君の右からの返しの左フックが直撃して再度芳村君がダウン。

 

保坂君は体が柔らかい方ではないと思うんだけど、

下半身のシッカリ感は芳村君とは比べものにならなくて、

そこからの打ち出しにはかなりの威力を感じさせたんだよね。

 

またもやそこそこ元気にリスタートは出来てたんだけど芳村君、

気持ちが逸っての頭ガツンガツンで右目上を大きく腫らせてしまったんだけど、

一方の保坂君も左目上がコブ状に膨らんでたんだわ。

 

その後芳村君の右目上の腫れがどんどん酷くなっていって、

隣に座ってた K's BOXの加山会長と大丈夫なのかなあって見てたんだけど、

飛ばし合いになった時の保坂君の腕振りの鋭さは圧倒的なままで、

動きが鈍くなる一方の芳村君との差が開く一方だったもんで、

ついにレフェリーが割って入ってのストップエンドだったんだわ。

 

ってことで1分55秒、保坂君のTKO勝ちだったんだよね。

 

 

 

⑩ 星大翔君(角海老)×入江翔太君(KG大和)……W

1勝(1KO)1敗(1KO)1分の20歳・埼玉県と、

4勝(2KO)5敗(4KO)の30歳・神奈川県。

 

この試合も年齢差10歳もある同士の戦いで、

お互いに新人王トーナメントまでに間があるもんで一戦挟むってことで、

自分的にはこの試合がこの日のメインだったんだわ。

 

<1R>

最初の30秒間に星君が右ストレートを2発ヒットさせてて、

その後も身体を柔らかく使ってヒットヒットを重ねてたんだわ。

 

入江君の方は何だか体がガキゴキ硬くて、

スムースな打ち出しに繋がってなかったもんでスピード感に欠けてたんだよね。

 

入江君としてはもっと詰めたところでの一発狙いだったと思うけど、

その前詰めに対して星君も安易に正面に立ち過ぎてたし、

真っ直ぐ下がり過ぎることが多かったんだよね。

 

それでも二人の力量差は明白なほど明白で、

入江君は星君の鋭いジャブで何度も頭を跳ね上げられてて、

随分と顔面を赤くしていってたんだわ。

 

こんな感じだと次のラウンド辺りで決着してしまいそうだなあって見てた残り7秒、

南東ポスト前で星君の右ストレートが激しくカウンターヒットして入江君がダウン。

 

<2R>

入江君も頑張り手数ではあったんだけどやっぱりスピード不足が目立ってて、

またもや最初の30秒間は星君のハードヒットが際立ってたんだわ。

 

足元がバタバタしてきた相手を見て余裕を持ったか星君、

いきなりの大きく雑な右を必殺系で振っていって返しの左はおざなりだったし、

途中途中では危険なタイミングで無理してカウンターを狙い過ぎてて、

そりゃそういうのが決まるととてつもなくカッコいいんだけど、

去年のトーナメントの際にやられたのはそういう展開の末からだった訳で、

無暗に岡田博喜さん系に走ると危険度が高くなるばかりなんだから、

もう少し安全というか確実性の高い試合運びをするべきじゃないかって、

つくづく思ったんだけどね……。

 

入江さんがもう少し正確に星君の左ガードが下がるところ狙えてたら、

フェイントで右を誘い出したところを狙えてたら、

展開は随分違ってんじゃないかって同時に思ったんだけど、

勝負としてはほぼ一方的なままだった残り5秒、

星君の最後の右ストレートが炸裂して入江君がこの試合2度目のダウンで、

それはもう誰が見ても続行は無理そうだったもんで即のストップエンドで、

2分56秒、星君のTKO勝ちだったね。

 

 

 

【本日のベスト5ボクサー】

① 鈴木龍太君

② 吉野ムサシ君

③ 星大翔君

④ 舟津純君

⑤ 保坂倫之君

 

 

 

【村木田渾身競馬】

先週の日曜競馬に参加するにあたってまさか、

自分が提示した買い目通りに馬券を買った人は居ないと思うけど、

もしそんな人がいたら、最低のレートでも4,000円が102,430円になってた筈で、

東京11Rで一番高配当の組み合わせがヒットして、

自分にとっても今年最大のビッグゲットだったんだわ。

 

日本ダービーも大きく荒れてたもんで、

もし自分が参加してたらゲット出来てたかって検証してみたら、

1着馬と2着馬は拾えてたんだけど、

3着馬までは手が届いてなくてやっぱりハズレだったから不参加は正解だったね。

 

ってことで5月競馬は全部で32レースに参加して4本ゲットの好成績で、

回収率は702%だったし、1月からの通算も229%って大きく挽回したんだわ。

 

いずれにしても今までのペースとレートで計算すると、

年末までの資金分までも確保できたことになるんだよね。

2018年5月27日 (日)

6月のボクシング

 

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“サツキ、サツキ、サツキ……”

 

サツキの花が面白いのは、一つの木に色々な咲き分けを見ることが出来ることで、

勿論、赤や白など一色だけのモノもあって、それはそれで悪くないんだけど、

やっぱり自分は咲き分け種の方が気に入ってるんだよね。

 

手前のと奥のとは似てるようではあるんだけど、

奥のモノは花弁の縁に波型の絞りが入ってて、花弁が若干肉厚なんだけど、

両方共、掌で触れるとシットリした冷感が気持ちいいんだわ。

 

 

 

ここのところの日大側の嘘つき間抜け会見とか2回目の回答書を受けて、

昨日は関学サイドが会見を開いたんだけど実にまともで、

元々後ろめたさを抱えてない方の陣営だから当然ではあるんだけど、

両陣営を比較すると日大の連中の偏差値とかIQの低さは心配になる程で、

日本人の100人に1人と言われている日大関係者達は、

ひたすら肩身を狭くするばかりなんだわ。

 

 

 

自分には5月はあと3ボクシングあるんだけど、

殆ど間隔をおかずに6月ボクシングが始まるもんで、

少し早目なんだけど6月ボクシングについてってことで……。

 

 

 

≪6月度のボクシングスケジュール≫

*左側が勝者予想、敬称略。

 

・6月 2日(土)……後楽園

石井龍誠×スパイシー松下、佐々木洵樹×佐川遼、竹迫司登。

 

 

・6月 5日(火)……後楽園 東日本新人王トーナメント予選

柴沼智樹×馬場裕一、伊佐春輔×山本蓮真、秋間瑞輝×柳沼直道、

鈴木敬祥×小川将太、大保龍球×東拓也、生井航平×橘ジョージ。

 

 

・6月 7日(水)……後楽園

諏訪佑×中川兼玄、田中公士×田中康寛、

コーヤ佐藤×今川未来、東大河×稲元純平、松本北斗×山本祥吾、

岡田真虎×中島珠旗。

 

 

・6月 8日(土)……メキシコ

戸部洋平×フランシスコ・ロドリゲス・Jr。

 

 

・6月14日(水)……後楽園

吉野修一郎×前田絃希、勅使河原弘晶×帝里木下、

船井龍一×ワルリト・パレス、海藤正晴×ドンドン・スルタン。

 

 

・6月20日(水)……タイ

高橋竜平×マイク・タワッチャイ。

 

 

・6月20日(水)……ディファ有明

三代大訓×カルロ・マガリ、赤羽根烈×川崎元、

長嶺克則、濱田力、仲里周磨。

 

 

・6月21日(木)……後楽園

細川チャーリー忍×成田永生、藤中周作×垂水稔朗、藤井貴博。

 

 

・6月22日(金)……後楽園

村中優×齋藤裕太。

 

 

 

≪6月ボクシング期待度ベスト20≫

*左側が勝者予想、敬称略。

 

① 勅使河原弘晶×帝里木下

② 吉野修一郎×前田絃希

③ 三代大訓×カルロ・マガリ

④ 村中優×齋藤裕太

⑤ 藤中周作×垂水稔朗

⑥ 船井龍一×ワルリト・パレス

⑦ 細川チャーリー忍×成田永生

⑧ 石井龍誠×スパイシー松下

⑨ 佐々木洵樹×佐川遼

⑩ 諏訪佑×中川兼玄

⑪ 東大河×稲元純平

⑫ コーヤ佐藤×今川未来

⑬ 大保龍球×東拓也

⑭ 田中公士×田中康寛

⑮ 赤羽根列×川崎元

⑯ 柴沼智樹×馬場裕一

⑰ 岡田真虎×中島珠旗

⑱ 伊佐春輔×山本蓮真

⑲ 秋間瑞輝×柳沼直道

⑳ 生井航平×橘ジョージ

 

 

 

【村木田渾身競馬】

昨日は結局全外れで、そんなに美味しいことが連続する訳はないんだよね。

 

今朝6時半に起きて、いつものようにバルコニーでストレッチしてたら、

ふと見やった都心方向への高速道路上を沢山の大型馬運車が……。

 

多分それらは茨城県の美浦(みほ)トレセンから、

次の週末の開催地へ向かう車列だと思ったんだけど、

ほんの15分ほどの間に何となんと16台も通り過ぎて行ったんだわ。

 

これまでも数台を見掛けることはあったんだけど、

あんなに一度に沢山見たのは初めてで、

こりゃ今日の馬券は当たりそうだなってことで……。

 

 

今日は東京10Rが超メインの日本ダービーなんだけど、

どう考えても配当的な妙味は少ないんじゃないかってスルーして結局、

以下の4レースを狙っていくんだわ。

 

・東京 9R……①⑦⑫⑬⑭

・東京11R……③④⑦⑪⑯

・東京12R……②③⑤⑧⑯

・京都 9R……⑥⑨⑩⑫⑭

2018年5月26日 (土)

TVボクシング・5/25

 

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“山の光”

 

石付きの根上がり仕立てにしてから15年経って、

重さは20㎏以上になったんだけど、

今年も元気に花を付けたサツキなんだわ。

 

 

 

昨日日大の学長が記者会見してたんだけど

自己保身だけに終始してた現場の人間だけじゃ収まらなくて、

「責任者を出せ!」 っていう世間の声に渋々押し出された形だったなあ。

 

彼は彼の立場で総体としての日大生を擁護する立場に徹してたんだけど、

それはまるで学内への通達にマスコミを使っただけのような印象でしかなくて、

立場上仕方なかったのかも知れなかったんだけど、

それ以外何を言いたかったのか全く解らなかったんだわ。

 

こうなったらもう経営の最高責任者たる理事長を出せってことになりそうで、

元々前監督は運動部の統括者として教育者側に所属しながらも、

一方では常務理事として経営者側にも属してるから至極当然のことなんだけど、

日大としてはそれは何としても回避したいと思ってるんじゃないかなあ。

 

何故かっていうと彼は人前でちゃんとしたことが喋れるような感じとは程遠くて、

っていうより相撲取り上がりの知能の低そうなただのデブだからで、

それはまるで現理事長は只の傀儡に過ぎなくて、

全体を仕切ってる黒幕の存在を推測させるほどなんだよね。

 

つい最近、文春の突撃取材を喰らった際は、

女相撲みたいな女性(奥さん?)と一緒にパチンコ屋から出てきたところで、

「部と大学は違う。」 「俺は相撲だからフットボールのことは知らない。」 って、

まるで他人事のような受け答えに終始しててコイツはホントのバカだと思ったなあ。

 

 

 

ボクシングのランキングが20位までに拡大されて、

今までは15位までの個々にファイトマネーが設定されてたから、

そっちはどうなるのかなあって思ってたら案の定、大人達の勝手な変更で、

12位以降は普通のA級扱いになって一律15万円になってたんだわ。

 

これまでは13位から15位までのボクサーのファイトマネーは20万円だったから、

ランキングを拡大するのと引き換えのアラカサマな値引きってことで、

ボクサーには選手会っていうものが無いからジム側の勝手放題なんだよね。        

元々ファイトマネーをきちんと支払ってないジムにとっては、

そんなことはどうでもいいことなんだろうけどね。

 

そう言えば以前は “マネージメント料はファイトマネーの33.3%” だったのに、

いつの間にか(多分2016年から) “試合報酬の33.3%” って改訂されてて、

激励賞や月間賞、賞金マッチの報酬からも堂々と抜き取れるようになって、

(それ以前からこっそり抜き取ってたジムは山ほどあるんだけどね……。)

それをいつ誰々が参加してどういう会議で決定されたのかも不鮮明で、

相変わらずお手盛りの限りを尽くしてるんだよね。

 

 

 

昨日の大田区総合体育館でのボクシングは迷った末のテレビ観戦で、

そりゃ刺激的この上ないイベントだったんだけど、

それでも現場にいたらとんでもなく間延びした興行だっただろうなってことで……。

 

5時半開始で9時過ぎの計4時間だったんだけど、

セミが8時、メインが9時ってテレビ局に設定されてた上に、

予備カードも組まれてなかったからそりゃ間延び間延びの極致だったろうって事で、

全部で6試合組まれてたんだけど、

1R、1R、3R、1R、2R、1Rって僅か9ラウンド分、

通してやったら30分~40分ほどで終わってしまってたから、

そりゃもう休憩休憩休憩休憩の連続だったと思いやられる訳で……。

 

 

井上尚弥さんと拓真さん兄弟にしろ、拳四朗さんにしろ3人共、

この上なく強かったことは間違いなかったんだけど、

自分には相手が弱過ぎじゃなかったかっていう思いも強かったんだよね。

 

ちゃんとしたボディブローを打てるボクサーは強いよなあとは思ったんだけど、

それにしても相手が揃いも揃ってタイボクサーかあんたはって感じで、

ホントにやる気があったのかっていう思いの方が正直強かったんだよね。

 

 

 

【村木田渾身競馬】

ホールで会った際に 「買い目を教えてよ、参考にするからさあ。」 って、

数人に言われたもんで 、今日の土曜競馬の自分の狙い目ってことで、

最近調子のいい3連複5頭ボックス……。

 

・東京12R……⑤⑦⑧⑮⑯

・京都 9R……②③④⑬⑭

・京都11R……①⑧⑫⑬⑭

・京都12R……④⑤⑭⑮⑯

2018年5月24日 (木)

知ってる事、思う事 (5)

 

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“チケット払い色々……。”

 

 

 

一昨日の日大生の記者会見が引き金になったか、

アメフト部の監督とコーチの会見が昨日開かれたんだけど、

自分が学生の頃に感じてた “株式会社 日本大学” っていう体質に変わりが無くて、

組織を守ることと自己保身だけが前面に出た実に偏った弁明に終始してて、

組織の構成員たる学生を擁護したり、迷惑をかけた相手方に配慮するって、

そういう意識からは程遠かったっていう印象だったんだよね。

 

二人が喋ってるのを聞いてたら4月の裁判のことが思い出されて、

映像や音声等の物証がない件に関しては一切否定していたんだけど、

鉄面皮の監督は平然としていたけど、コーチの方は声に安定感を欠いてたし、

目線が彷徨ってて、本心では無い或いは真実ではないことを物語ってたんだよね。

 

事後の潔さを欠いた指導陣と大学側の言いようは日大アメフト部のみならず、

ブランドとしての日大を(元々それ程のブランドでもないんだけどね。)、

地に落としめたと言わざるを得なくて、

司会者役を担ってた広報の爺さんのアホさ加減が更に火に油を注いでたんだよね。

 

 

 

さてさて、ここからは昨日の問題の解答ってことで……。

 

 

【第1問】の解答。

 

ジムによって色々あると思うんだけど、

ここでは最も真っ当なケースに関して書いてみるね。

 

この問題の場合、現金は全く動いてなくて、

全ては55万円分のチケットから始まる訳で、

プロモーター、ボクサー、ジム其々ごとにその受取金額を計算してみると……。

 

 

 

≪プロモーターの取り分≫

対象がC級ボクサーだからプロモーターはまず、

6万円×2の12万円分のチケットを無償で支給するんだけど、

総額55万円から12万円を差し引いた43万円分のチケットは追加分となるから、

その70%が収入になる訳でつまり、

430,000×0.7=301,000がプロモーターの取り分になるんだわ。

 

ってことで、プロモーターにとっては出場ボクサーが、

どれだけの追加チケットを捌いてくれるかがとっても重要になるんだよね。

 

 

 

≪ジムの取り分≫

マネージメント料の19,800円、源泉徴収税額の1,021円、

それに健保金の1,200円の計22,021円を取り敢えず受け取るんだけど、

源泉税額は税務署へ、健保金は協会へ其々収めるから結局、

マネージメント料の19,800円だけがジムの取り分になるんだよね。

 

 

 

≪ボクサーの取り分≫

・元々のファイトマネー分のチケット……120,000円

・追加チケットの取り分……129,000円 (430,000円×0.3)

・ジムへ収める分……▲22,021円

 

→結局このボクサーの取り分は226,979円ってことになるんだよね。

 

 

これを一番簡単な計算式で表すと、

550,000円-301,000円-22,021円=226,979円ってことで……。

 

ただこの金額はあくまで超真っ当ジムにおけるマックスの金額な訳で、

追加チケットの掛け率がボクサーに知らされることは実際には少ないから、

ボクサーとしてはジムを信頼するというか、ジムの言う通りにするしか無いもんで、

ジムよっては信じられないほど金額がバラつくんだよね。

 

 

特に今自分が関わってるそのジムは劣悪の典型で、

ファイトマネーの6万円を現金で渡した体裁を取って、

裏では55万円と6万円の差額の49万円分を9掛けでボクサーに買い取らせて、

その上、テーピング代と称して小銭までも抜いてたもんで、

上記のケースでのボクサーの取り分は僅か86,400円しかなかったんだよね。

 

それは本来よりも140,579円も少なくて、

その差額分の金額は勿論ジムが取ってしまってる訳で、

通常の7倍以上も抜き取ってたんだよね。

(ちなみにこのジムは源泉徴収票を一度もボクサーに渡して無かったんだよね。)

 

 

 

プロを目指す練習生諸兄はプロテストを受ける前に、

ホントにそのジムでいいのかくれぐれも真剣にチェックした方がいいんだよね。

 

第2問は解答と一緒に次回ってことで……。

2018年5月23日 (水)

知ってる事、思う事 (4)

 

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“追加チケットに関する虚々実々”

 

 

昨日、日大アメフト部の加害者側学生の記者会見をライブで見てたんだけど、

自分の20歳の頃と比べるととってもしっかりしてるなって驚いてしまったなあ。

 

彼が所属する部の監督は結局のところは、

女子レスリングの例のつるっ禿監督や顔面が歪んだ副協会長の女性と同じで、

最後は不承不承ながら頭を下げて舞台から退くことになるんだろうけど、

そういうのは同じく昨日のセクハラ辞任狛江市長と変わるところがなくて、

取り敢えずは強気を押し通そうとするのが実に見苦しいったらない訳で、

彼らの先を見通す力の無さにも呆れてしまうんだよね。

 

要するにスポーツ界にも政界と同じようなパワハラが横行してるってことで、

すべからく世の中は権力とカネが仕切ってるってことでもあって、

そういう現実を認めない訳でも無いんだけど、

あまり露骨に押し出されると嫌気と怒りが湧いてくるんだよね。

 

スポーツ界におけるパワハラはプロボクシング界に於いても日常茶飯で、

子供であるボクサー達を拘束し、彼らから搾取し続けてるんだよね。

 

 

 

ってことで本題というか表題に戻るんだけど……、

前回までは便宜上追加チケットが無い場合のボクサーの受け取り金額に関して、

その色々なケースを書いたんだけど、

今回からは追加チケットが発生する通常の試合の場合に関して、

ボクサーの受取金額が其々のジムで実際にどうなるかについて、

更には本来はどうあるのが最も真っ当なのかについて、

このブログを読んで下さってる方々に考えて貰いたいって思ってるんですわ。

 

 

 

【第1問】 

以下の①~⑦までの条件の下で試合をしたボクサーが、

最終的に受け取れる金額は幾らですか?

 

① C級ボクサー。

② ファイトマネーは倍額のチケットで支給。

③ 追加分を含めて動いたチケットの額面総額は55万円。

④ 追加分チケットは額面の70%でプロモーターから支給。

⑤ マネージメント料は19,800円。

⑥ 源泉徴収税額は1,021円。

⑦ 健保金は1,200円。

 

 

上記の条件の下でのプロモーター、ボクサーそれとジム、

三者其々の受け取り金額を計算してみて下さいな。

解答は明日ってことで……。

2018年5月21日 (月)

大田区総合体育館・5月20日

 

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“贈り物”

 

先週の日曜日に長男の嫁さんから自分の奥さんに届いた母の日プレゼント。

 

彼女はある大手アパレルで企画部門のスーパーバイザーをしてるんだけど、

毎年事あるごとに何か贈ってくれて、

自分も今年の誕生日にとっても素敵な財布を貰ったんだわ。

 

 

19日土曜日は海外での二つの試合の行方が気になってたんだけど、

中川勇太(麦茶?抹茶?)さんはフィリピンで8RTKO勝ちしたんだけど、

オーストラリアの河野公平さんは残念ながら7RTKO負けだったってね。

 

 

 

蒲田へ向かう電車の中で隣に座った少年二人がね、

“○○商業ボクシング部” ってロゴの入ったトレーナーを着てたもんで、

ちょっと話をしたら佐賀県の高校ってことで、

前の日まで拓大で練習してこの日は自分と同じく世界戦の観戦だったんだわ。

 

昨日の大田区総合体育館は赤コーナーは全てワタナベボクサー。

 

この日のリングはいつもより照明が暗いように感じたし、

マットもプロレス使用の様にやたらバタバタ音を立てる板敷感が強かったんだわ。

 

 

 

① 佐々木蓮君×何チャラ・何チャラ……Fe 6R

6勝(4KO)0敗のサウスポー、23歳・岩手県と、

2勝(2KO)0敗の18歳・タイ。

 

<1R>

相手は2勝2KOの負け無しだったから、どんな感じ? って見てたんだけど、

やっぱりタイボクサーはタイボクサーって事で最初っから何となく腰が引け気味で、

ストレートがスッと出なくて、右肩を見てれば打ち出しがとっても解り易くて、

たまに頃合いを見計らって雑なイッセノセに終始してたもんで、

これなら佐々木君の練習相手にもなりそうに無かったもんでいきなり休憩タイム。

 

結局、次の2R2分24秒でのKO決着だったね。

 

 

 

② 京口紘人さん×ビンス・パラス

          ………IBF Mm級タイトル戦 12R

9勝(7KO)0敗のチャンピオン、24歳・大阪府と、

13勝(11KO)0敗のランク10位、19歳・フィリピン。

 

第2試合がいきなり世界戦っていうのは多分初めてだったなあ。

 

<1R>

二人共とっても見栄えのいいジャブから始めてたんだけど、

リーチは少しばかり京口さんの方が優位だったなあ。

 

最初の1分半ばかりを過ぎた頃からパラスがジャブを控え始めて、

そこからはいきなり左右を振り出すパターンに移っていったんだけど、

右でも左でも最初の一発に相当力を込めてたんだわ。

 

<2R>

お互いにボディブローの見せ合いが主体になっていったんだけど、

パンチの多彩さで京口さんの方が見栄えが良かったなあ。

 

<3R>

コンビネーションの最後の京口さんの打ち下ろしの右フックがヒットした直後、

パラスが執拗なボディ戦を仕掛けてきたんだけど、

それも充分以上に亘り合って、その後はまたジャブがビシビシ当たって、

京口さんが試合の主導権を握ったかなあって思ってたんだわ。

 

そんな感じで安心して見てた残り7秒、

京口さんの右とパラスの左が重なり合うようにほぼ相打ちになったその瞬間、

必ずしもパラスのパンチが顔面に直撃したようには見えなくて、

左肩口に当たったように見えたんだけど、

足元が乱れたところだったもんで京口さんが弾かれるようになって衝撃のダウン。

 

<4R>

京口さんは再度普通に始めてて、普通にペースを取り戻していってたなあ。

 

パラスの方は要するに単発パワー系の典型で、

コンビネーションとか右や左をダブルで打って来るってことも無くて、

相手の打ち出しに合わせて強く振るのだけが得意技みたいで、

巧さを感じさせるようなところは全く無かったんだわ。

 

<5R>

接近戦でのショートブローとリターンショットの正確さで京口さんが圧倒圧倒。

途中のバッティングでパラスが右目上を薄くカット。

 

<6R>

セコンドからの 「丁寧に! 丁寧に!」 の声に京口さんがジャブジャブから。

 

このラウンドは珍しく序盤からパラスが飛ばしていったんだけど、

一段落が解り易くて直後に京口さんが大きく激しく逆襲逆襲。

何だかパラスに疲れが見えてきたんだわ。

 

<7R~8R>

パラスも強打を避けるべく頭の位置に配慮してたんだけど、

京口さんも強いショットを打つ際に顎が上がることが全く無かったんだわ。

 

ボクシングとしての美しさを維持しながら京口さん、

相手が残り1分からメッキリしてしまったのを見計らってヒットヒット。

 

<9R>

お互いにちょっと退屈な小康状態が続いた後、

京口さんが右フックから左ボディを2発ダブルで打ち込んで優勢優勢。

 

パラスの方も一方的にされないように前に出て手は出してたんだけど、

腕振りが大分タルくなってきて、手数ヒット数共に京口さんが大きくポイントゲット。

 

<10R>

しかしながらパラスはあくまでタフで、

京口さんが倒し切れるかは不鮮明になってきたんだけど、

それでも前の回までに4ポイントリードしてるから無理する必要はない訳で、

ほぼ安心安心の観戦になってきたんだわ。

 

パラスが強烈な左右ボディで攻め込んできたすぐ後、

離れた瞬間に京口さんが右ストレートをハードヒットさせてそこから一気一気で、

決着どころと判断したか京口さんが左右フックをそれこそ雨あられで、

パラスは山の様に被弾してしまって途中3回ほどよろめいてたんだけど、

彼は最後まで耐え凌いで根性のあるところを見せたんだわ。

 

結局このラウンドは10:8.5ほどもの大差が付いてしまったんだよね。

 

<11R>

前の回の飛ばしで京口さんの打ち疲れが心配されたもんで、

適度の距離を保ってユックリやればいいって自分は思ったんだけど、

被弾を重ねたパラスも馬力落ちが目立ってきて、それほど心配するには及ばなくて、

このラウンドは終始京口さんがプレスを掛けてたんだわ。

 

<12R>

場内からは 「倒せ!」 って声も飛んでたんだけど、

リスクを張って勝負する必要は全く無いって自分は思ってて、

倒せる相手だったら京口さんは7R~8Rくらいで始末してただろうし、

10Rの相手の踏ん張りを見たらくれぐれも観客受けのパフォーマンスは無用だし、

13勝11KOっていう戦績はダテでは無いのも見て取れたしね……。

 

反対に無理する必要があったのはパラスの方だったんだけど、

最後まで飛ばし切れないままだったし、

腰高になって足元が踏ん張れなくなってて、

残り11秒には京口さんの右クロスでクラッとしてたんだわ。

 

 

ってことで自分は117-110だったんだけど結局、

ジャッジ3人共も自分と同じ感想だったみたいで、117-110×3だったんだわ。

 

 

京口さんが圧倒的な3-0勝ちしたんだけど、

ただこの日の彼の動きは今一キレが欠けてるように見えて、

特に3Rにパラスの強烈なボディブローを喰らってからそれが著しかったんだよね。

 

 

 

③ 田口良一さん×ヘッキー・ブドラー

       ………WBA、IBF LF級タイトル戦 12R

27勝(12KO)2敗2分のWBA・IBF統一チャンピオン、31歳・東京都と、

31勝(10KO)3敗のWBA7位、IBF6位の29歳・南アフリカ。

 

<1R>

元々はMm級のブドラーに対してリーチは田口さんがかなり優位なんだけど、

この日は立ち位置が少し近いような感じだったんだわ。

 

ブドラーはボディフェイントからの左右がとっても早くて、ガードもしっかりしてたし、

田口さんの打ち出しのタイミングをずらせてたのも巧かったなあ。

ほんの少しの手数差でまずはブドラーがポイントゲット。

 

<2R>

ブドラーはパンチの一発一発の強さより手数を頑張るタイプで、

小さな回転で沢山打つスタイルなんだね。

 

元々的が小さいし、嫌がらせの様な手数だし、

田口さんにとってはやり易い相手ではなかったんだけど、

それでも合間合間を縫った田口さんのショットの方が有効性で上回ってたね。

 

<3R>

大きな展開が無かった中、ブドラーはジャブから組み立てるボクサーではなくて、

一瞬のチャンスを見計らってのガチャガチャ手数命って感じで、

やっぱり序盤と終了ゴング前に飛ばす見栄え狙いは巧かったんだよね。

 

<4R>

半分が過ぎた頃から急に田口さんのメッキリ感が目立ってきて、

ショットにも力が込め切れてないまま、

ブドラーの左ボディが効いてしまった様な感じだったんだけど、

残り30秒間ほどはほぼフルガードの防戦一方になってしまったんだよね。

 

<5R>

元々田口さんはスロースターター気味なところがあるんだけど、

試合半ばに差し掛かっても勢いを取り戻せてなくて、

腕振りのキレの無さといったら心配が募る募るだったんだけど、

一方のブドラーの方も度々自らのベルトラインを気にするようになってきて、

田口さんの左ボディが効き始めたような感じだったんだわ。

 

<6R>

ボディブローを嫌がってブドラーのガードが下がるところに田口さん、

久し振りに右をヒットヒット。

 

<7R>

気を取り直したブドラーが山ほどの手数だったんだけど、

有効打としてはとっても少なかったんだけど、

一方の田口さんが目立ったショットを打ち切れてないとなると、

ほんの僅差でもポイントは相手に流れてしまいそうなんだわ。

 

<8R>

ブドラーは田口さんの打ち返しの強打を警戒してか、

やたらすぐに頭を下げるようになって屈み始めたんだわ。

 

相変わらずブドラーは沢山の手数なんだけど、回転系の薄いヒットだけで、

其々をダブルで打ってくるような技巧派でも無かったんだけど、

出してる手数の差は歴然なもんんで、その点をジャッジがどう見るかってことで、

ちょっと先行きの心配が戻ってきたんだよね。

 

<9R>

ふと見るといつの間にか顔面の傷みはブドラーの方が進んでたし、

動き自体も何となくモッサリしてきて、

鼻をかみながらベルトラインを気にしながらだし、

直ぐに頭を下げて田口さんにもたれ掛るようにもなってきて、

かなりシンドそうな雰囲気も漂ってきたんだよね。

 

<10R>

ブドラーは更にメッキリしてきて、やってる素振りだけって感じで……。

 

<11R>

ブドラーは単にパタパタやってるだけで、

こんなパフォーマンスに対して手数が多かったからって、

ポイントが流れるってことはまさか無いだろうなあって見てたんだけどね。

 

<12R>

このまま終わるのかなあって思ってた残り1分02秒、

リングほぼ中央のところでガスガスッとなった瞬間、

相手の腰が伸びたところに田口さんの左フックがヒットしてブドラーがダウン。

 

って思ったら何となんとレフェリーがスリップっていう判断で、

二人の足はからんでもいなかったし、田口さんが押した訳でも無かったし、

巨体レフェリーは動きも目もとっても悪かったんだわ。

 

自分はダウン勘定のまま見てたんだけど、

その後のブドラーは挑戦者らしからぬ態度のまま逃げ逃げの抱き付きで、

微妙なスコアだったんだから、無理してでも殴り合いを挑むべきところを

そりゃ情けない情けないの二度と見たくもないヘタレボクサーだったんだわ。

 

ただ、この日の田口さんの出来の悪さも度を超してたもんで、

自分の苛立ちは倍増してしまったんだよね。

 

 

終了ゴングが鳴ってスコアが計算される直前に渡辺会長が怒りのリングインで、

会場のVTR再生をよく見てみろって感じの猛抗議が続いた結果、

インスペクターもジャッジ達も納得してスリップから正規のダウンに変更されて、

結果的には勝敗の行方が大きく田口さんに傾いたんだよね。

 

 

ってことで自分のスコアは114-113ってことでギリギリ田口さんだったんだけど、

日本、南アメリカ、アメリカっていう3人のジャッジが共に114-113ってことで、

何だまた自分のスコアと同じかあって思ってたら、

何となんとナント自分とは真逆のブドラーの3-0勝ちだったんだわ。

 

 

そりゃブドラーの手数は田口さんを上回ってて、

田口さんも勿体ないような被弾が多かったんだけどそれでも、

手打ちのパタパタショット系はそれ程の有効打には見えなかったんだけどなあ。

 

 

 

普段の後楽園ホールでもしJBCの録画再生チェックが許されてたら、

こういう裁定が覆るケースは幾らでも有りそうだと思ったんだよね。

 

 

それにしても世界戦が2試合続けて判定決着だったにもかからわず、

ジャッジ3人のスコアが全く同じだったのにはホントに驚いてしまったんだよね。

 

 

 

④ 荒川仁人さん×リマール・メツダ

          ………WBO AP L級タイトル戦 12R

31勝(18KO)6敗1分のチャンピオン、サウスポー、36歳・東京都と、

12勝(7KO)3敗のランク5位、サウスポー、24歳・フィリピン。

 

<1R>

メツダは正統派のパワー系って感じで、波状的な攻撃は無かったんだけど、

攻め込む際には全てが鋭く確信に満ちたフルショットでプレスもかなり強くて、

仁人さんとしても相当の覚悟が要りそうだったんだわ。

 

<2R>

メツダは元々は右利きのサウスポーみたいで返しの右フックが圧倒的に強烈で、

全てが万振りだったから緩急っていう点からは程遠かったんだけど、

一発貰ったらいきなりヤバそうだったんだよね。

 

メツダはディフェンスもそこそこ巧かったもんで、

ここまで仁人さんは一発も綺麗に当て切れてなかったんだよね。

 

<3R>

右フック、左フック、右アッパーの後、左ストレートもヒットヒットさせて、

メツダの勢いが更に増していって感じを掴んだようだったんだわ。

 

仁人さんは相手のパワーヒッティングに押され気味で、

早くも顔面を赤くしていって対応に若干苦慮してるような感じだったんだよね。

 

<4R>

相手の打ち出しが強いから、そこのところへ仁人さん、

キッチリ合わせて当て切れば大きなダメージを与えられそうなんだけど、

メツダは力強いだけじゃなくてそこそこのスピードファイターなもんで、

仁人さんとしてもその機会を窺いきれないって感じだったんだわ。

 

あまりリスクを負わないうちにもう少し的確なヒッティングで相手を弱らせ、

動きを止めていかないと相手に流れを渡しそうになってきたんだけど、

何発か強いのを貰った仁人さんの右目下が内出血してたなあ。

 

<5R>

動きの激しさの差に12歳の年齢差が見えてきて、

仁人さんが真面目に何発かコツコツ当てても、

直後のメツダの思いっ切りのショットにチャラにされることが目立ってたなあ。

 

<6R>

ラウンド中盤から仁人さんのプレス方が上回ってきて、

右のボディブローがとってもいい角度で喰い込み始めたんだわ。

 

<7R>

手数とヒット数で仁人さんがペースを取り戻し始めて……。

 

<8R>

左ストレートをこの日初めてハードヒットすることが出来た仁人さん、

そこから一気にこの日最大の攻め込みで、

とってもとってもいい感じまで追い込んだんだけど、

疲れの見えてきたメツダも必死に凌ぎ切ったんだわ。

 

<9R>

密着ショート戦は仁人さんの望むところではあったんだけど、

メツダもグッドグッドな右アッパーを打ってたんだわ。

 

ただメツダが殆どのフックをボディに集中させてたのに対して、

仁人さんの顔面へのコンビネーションブローが実に見栄えが良くて、

最後はメツダの右目周辺をかなり腫らせてたんだよね。

 

<10R>

仁人さんの更なる攻勢にメツダも鋭いワンツーで対応してたんだけど、

直後に仁人さんの左ストレートが綺麗にヒットして、

そのまた直後にメツダが盛り返すって目まぐるしい展開だったんだけど、

終盤にかけては仁人さんの見栄えの良くない被弾が目立ってたんだわ。

 

<11R>

微妙なスコアの中、まず飛ばしていったのはメツダの方で、

途中いい場面を作りかけたんだけど仁人さんが巧いことそれを阻止して、

即の反攻をかけていったら今度はメツダに阻止されてって感じだったなあ。

 

 

自分はここまで若干仁人さんに厳しく見てたもんで、

計算したスコアは103:106で仁人さんの3ポイント負けだったんだよね。

 

<12R>

ってことでダウンゲットしない限り自分の中の仁人さんに勝ち目は無くて、

バランスを崩すくらい激しく振ってくれって心の中の仁人さんに頼んだんだわ。

 

ここまでかなり打たれたし、相当打ってもきたんだけど、

仁人さんには殆ど劣化の兆候が見られなかったし、

メツダの方も試合当初の動きを取り戻しての最後の踏ん張りだったんだけど、

このラウンド最後の1秒まで必死に手数を出してたのは仁人さんの方で、

流石に粘り強いところを見せ付けたんだよね。

 

 

ってことでそれでも自分は115-113でメツダの勝ちだったんだけど結局、

仁人さんから見て116-112、114-114×2ってことで1-0ドローだったんだわ。

 

 

 

それにしても荒川さんにしろ田口さんや京口さんもこの日は3人が3人共、

いつもの彼らと比較すると今一感が半端じゃなくて、

それはやっぱり試合開始時間がいつもより6時間も早かったことに起因してて、

これまでの其々のバイオリズムに変調をきたしたとしか思えなくて、

以前八王子中屋ジムでマネジャーをしてた筒井さんも、

同じような事を言ってたんだよね。

 

やっぱりマチネー(昼間の興行)は鬼門ってことで……。

 

 

 

⑤ 稲嶺光紀君×芝力人君(RK蒲田)……LF 6R

2勝(2KO)0敗のサウスポー、23歳・沖縄県と、デビュー戦の22歳・大阪府。

 

稲嶺君はアマ27勝14敗でこれがプロ3戦目で、芝君はB級デビューの初戦。

 

この日の第2試合の途中まで、

RK蒲田ジムの顔見知りのトレーナーさんと並んで見てたんだけど、

その横に座ってたのが実は芝君だったんだよね。

 

彼は近大出身のアマ戦績38勝13敗だから勝率的には稲嶺君を上回ってて、

とっても気持ちの強そうな風貌をしてたんだわ。

 

<1R>

まずは稲嶺君がテキパキした鋭い動きで仕掛けていったんだけど、

芝君の方もとっても反応が良かったもんで、

いきなりレベルの高い試合に遭遇したって感じだったんだわ。

 

稲嶺君は前の手の使い方が抜群だったし、

常にポジショニングに配慮しながらの先手先手だったんだわ。

 

ただ、芝君の方も一瞬を狙うタイミングはキッチリ合ってたんだよね。

 

<2R>

二人共、タイトル戦より余程動きがこなれてたしスリル満々で、

稲嶺君のボディ攻めもいい感じに推移してた残り1分頃だったかなあ、

芝君が稲嶺君を青コーナー近くに詰めたところだったんだけど、

稲嶺君に身体を入れ替える間も与えないまま、

芝君の右ストレートが綺麗に直撃して見事なダウンゲット。

 

リスタートした芝君は当然の如くの超鬼ラッシュだったんだけど、

実は稲嶺君はそれ程のダメージを負ってなかったみたいで、

何とか何とかやり過ごし凌いでのラウンド終了ゴング。

 

<3R>

立て直した稲嶺君の必殺の左ストレートを全く怖がることもなく芝君、

その打ち終わりにまたもやの右をカウンターヒットさせたんだわ。

 

ただその後の芝君はそのカウンターに味を占めてしまったか、

もっと流れの中からの攻撃が欲しかったところをやたらのそれ狙いで、

結果的には手数不足が甚だしかったんだよね。

 

それを見計らった稲嶺君が終盤に掛けて手数を増していったんだけど、

残り25秒、またもやまたもや芝君の右カウンターを貰ってしまってダウン。

 

まるでデジャブのような感じだったんだけど、

この回も稲嶺君は何とか凌ぎ切って次に繋ぐことが出来たんだわ。

 

<4R>

あと残り3つのラウンドを全部獲っても稲嶺君にはイーブンにしかならない訳で、

彼としてはどこかで例の強烈左ストレートを当てたいところで、

巧みに上下を打ち分けてる中からチャンスを窺ってたんだけど、

またしても芝君にカウンターのタイミングで狙い撃ちされてしまって、

芝君の省エネボクシングだけが目立ってたんだよね。

 

<5R>

相手を倒さないと勝ち目の無い稲嶺君は色々工夫しながら、

左ストレートのタイミングを計ってたんだけど、

一転ショート戦になった際の芝君の回転力も実に半端じゃなくて、

残念ながらまたしてもポイントロスしてしまったんだわ。

 

<6R>

稲嶺君にはロングレンジからの大きなヒットとか、

怒涛の様な畳み掛けとか大きな幸運とか色々必要だったんだけどままならず、

それでも気持ちで1ポイントもぎ取ったところで終了ゴングだったんだわ。

 

 

ってことで自分は58-54だったんだけど結局、

58-54×2、57-55ってことで勿論芝君の3-0勝ちだったんだわ。

 

 

劣勢なままに終始してた稲嶺君ではあったんだけど、

最後まで勝負を投げない一生懸命さはとっても感動的でもあって、

これからは相手もシッカリ合わせて打ってくるってことを念頭に入れて、

常に頭の位置に配慮しながら攻め込むってことで……。

 

この日の芝君は実に効率のいいカウンター勝ちだったんだけど、

それでもひたすらの右カウンター狙いは余りに露骨過ぎで、

いつもこんな感じで行ける訳では絶対ないから、

先攻めを混ぜ込んだ上での流れの中からのそれを目指すべきだと思った訳で……。

 

それでもこの二人の成長を見るのが新しい楽しみになったんだよね。

 

 

 

⑥ 木元紳之輔君×何チャラ・何チャラ……SB 4R

3勝(1KO)2敗の21歳・鹿児島県と、2勝(2KO)5敗の25歳・タイ。

 

負け越しタイボクサー相手に木元君が不手際をやらかす筈もないから、

ってことでこの試合の前に帰ったんだけど、

やっぱりってことで1R0分59秒でKO勝ちだったってね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 京口紘人さん

② 芝力人君

③ 稲嶺光紀君

 

 

 

【村木田渾身競馬】

 

自分は高配当が見込めそうなレースを1日MAX4レース絞り込んでるんだけど、

19日(土)は……、

・東京11R……①②⑤⑬⑮

・京都10R……③⑤⑦⑪⑮

・京都11R……①②⑥⑪⑭

 

20日(日)は……、

・東京10R……④⑤⑬⑮⑱

・東京12R……②③⑦⑪⑮

・京都11R……②⑤⑩⑪⑭

・新潟11R……①⑦⑨⑪⑫

 

の計7レースを3連複5頭ボックス(10点買い)で挑戦したんだけど、

19日(土)の京都10Rと20日(日)の東京10Rを見事見事の的中で、

6,620円+40,580円=47,200円をゲットしたんだわ。

 

これで2週連続のゲットゲットで、あと1週を残した5月のプラスが決まると同時に、

1月からの通算でもプラス収支に転ずることが出来たんだよね。

 

更にこれで1日3R~4R参戦するとしてこれから7月一杯まで、

全て負け続けてもチャラってことにもなる訳で、

20日分約70レースで1本ゲットするだけでプラスを実績出来るんだよね。

2018年5月18日 (金)

知ってる事、思う事 (3)

 

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“チケット払いに伴う様々な内実”

 

 

ファイトマネーのチケット払いの基本的な仕組みに関して前項に書いたけど、

ジム側がマネージメント料を徴収するにあたっては、

若干の変則的な手法もそこそこ浸透してるんだわ。

 

それはファイトマネーの33.3%分を現金で徴収するのではなく、

プロモーターから無償で提供されたファイトマネー相当分(通常は現金の倍額)の

チケットの33.3%分を予め差し引くという方法で、

ジムは控除したそのチケットを追加チケット分として、

額面の70%の価格でボクサーに再支給する場合もあるだろうし、

追加チケットはまた別オーダーすることにして、

控除した分をジムのサポーター等に額面で引き取って貰うってこともあるんだよね。

 

この場合ボクサーの受け取り額は、

マネージメント料を現金徴収されるケースよりは減額されるんだけど、

自分の中ではまあまあ許される範囲ではないかって思ってるんだよね。

 

ただ、どこに許容範囲の線を引くかは裁量に任され過ぎてるところがあって、

そもそもそういったことに関して協会が何らのルールも設定してないことが、

諸悪を生む根源になってるんだよね。

 

 

マネージメント料をファイトマネー相当分のチケットから徴収する方法を取った場合、

前例と同じくファイトマネー10万円のB級ボクサーの手取り分が、

どのくらい違ってくるかは以下の通りで……。

 

≪収入≫

200,000円 (100,000円×2)

 

≪支出≫

66,600円 (200,000円×0.333)

2,000円 (健保金)

5,105円 (源泉徴収税)

 

≪最終手取り額≫

126,295円

 

 

このやり方だとマネージメント料を現金徴収される場合と比較すると、

ボクサーの手取り分が33,300円だけ少なくなるんだよね。

(159,595円ー126,295円)

 

この方法が許容範囲だと思う根拠ははなはだ希薄ではあるんだけど、

ずっと後に記述する追加チケットが上乗せされる場合を計算すると、

実際はチケット払いなのに現金払いを装うケースよりはずっとマシなんだよね。

 

 

 

現金払いを装う手口っていうのは、

書類上現金でファイトマネーを支給した形を取りながらも、

プロモーターから支給された無償チケットの全てを追加チケット扱いするもので、

それを70~90%でボクサーに買い取らせる手法なんだよね。

 

 

≪収入≫

・100,000円 (現金で支給された形を取ってる。)

・200,000円 (追加チケットが20万円分あったような形を取ってる。)

 

≪支出≫

・40,405円 (マネージメント料、健保金、源泉徴収税)

・160,000円 (200,000円×0.8と仮定)

 

≪最終手取り額≫

99,595円

 

*実際のボクサーの取り分の計算は、

100,000円+40,000円(200,000円×0.2)-40,405円となるんだわ。

 

 

 

ファイトマネーの清算書に色んな数字をガチャガチャっと書き連ねると、

ボクサーにとってはその内容を正確に理解するのはとっても難しくなる訳で、

ジム側が敢えてそれを狙ってるようなところもあるんだけど、

一番真っ当な形だと159,595円を受け取れたにも関わらず、

それより60,000円も少ない金額になってしまう訳で勿論、

その差額分はジム側の収入増になってしまうんだけど、

そういう事をしてはいけないとは何処にも書いてないんだよね。

 

「ボクシングはカネじゃねえんだ!」 って普段ボクサーに言ってるジムほど、

裏ではボクサーの金をしっかり掠め(かすめ)取ってる訳で、

一方では真っ当にやってるジムの不公平感をも強くしてるんだよね。

 

 

 

ここまでは追加チケットが全く無い場合について書いてきたんだけど、

本来のファイトマネーの他にボクサーが追加をオーダーした場合の

ボクサーの収支については次回ってことで……。

2018年5月16日 (水)

後楽園ホール・5月15日

 

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“ビージーズ”

 

出っ歯の三兄弟が中心になって結成されたイギリスのバンドで、

1970年代後半のディスコブームで復活して、

“ステイン・アライブ” とか “ナイト・フィーバー” とか大ヒットを飛ばしたんだけど、

自分的には1960年代の彼らの方が忘れ難くて、

“ワーズ” “ワード” “ファースト・オブ・メイ” “ニューヨーク炭鉱の悲劇”

“メロディ・フェア” “ジョーク” “マサチューセッツ” は今もよく聴いてるんだよね。

 

 

 

ホールに入ってすぐ瀬端さんの奥様と御嬢さんに遊んで貰ってるところに、

新藤寛之さん、内藤律樹さんっていう順にホール入りがあって其々に声掛けして、

その後、リングでアップしてた阿知和賢さんにコンチワされて始まり始まり……。

 

 

 

① カリエンテ子安君(E&Jカシアス)×セイヤ―龍樹君(船橋D)

                            ………L 4R

デビュー戦の28歳・神奈川県と、デビュー戦の17歳・千葉県。

 

何がカリエンテだかセイヤ―だか全く解らなかったけどね……。

 

<1R>

龍樹君はロシア系の血が混じってるようなお洒落な風貌をしてて、

身長で10㎝ほど上回ってたしリーチも圧倒的だったんだけど、

何故かその体型の利を初っ端から放棄してしまって、

いきなり突っ込み過ぎのイキリタチ過ぎで、

結果的には子安君のやり易い距離を自発的に提供してしまってたんだわ。

 

龍樹君はガードも放棄したまま近距離で大きなストロークで殴りかかってたもんで、

隙が沢山出来たところに子安君の右を山ほど貰ってしまって、

それでもガードを低くしたままだったもんで、いきなり危ない危ないだったんだわ。

 

子安君は開始直後の龍樹君の嵐のような攻め込みを冷静にやり過ごした後、

背の高い相手に打ち上げるような左右フックが実に的確で、

残り1分半頃からは龍樹君は腰が伸びて下がる下がるの弱る一方で、

殆ど打ち返せないまま北西ポストに追い込まれてしまったところでストップエンド。

 

 

ってことで1分57秒で子安君の手際のいいTKO勝ちだったんだけど、

南席からストップが早過ぎるって声が飛んでたんだけど、

どう見ても龍樹君は戦意を失いつつ深刻なダメージを受けてて、

この先続けたら大きく傷んでしまうのは確実だったのが見えてなかったのかなあ。

 

 

 

② 粟田祐之君(KG大和)×石井龍輝君(船橋D)……60㎏ 8R

10勝(4KO)4敗(2KO)のサウスポー、27歳・神奈川県と、

6勝(4KO)3敗(3KO)のサウスポー、20歳・千葉県。

 

この二人は次の有力なランカー候補同士なんだけどね……。

 

<1R>

粟田君の方がフレームもデカイしリーチも優位だったんだけど、

先手を取ったのは石井君の方で、中々鋭い届きのいいジャブで始めてて、

大直撃って訳では無かったけど左ストレートもいいタイミングで放ってたんだわ。

 

残り40秒では粟田君もいい角度の右クロスを当て込んではいたんだけど、

それでも粟田君からはいつものキレが感じられなかったんだよね。

 

<2R>

初っ端から石井君のプレスが目立ってて、鋭いショート連打もグッドグッドで、

一方の粟田君はとにかくジャブが出なかったし、

攻めてる際の形の美しさで後れを取ってたんだよね。

 

<3R>

このままじゃあマズイって思ったかこのラウンドは粟田君がいきなりの先仕掛けで、

いい感じを取り戻したかに見えたんだけど長続き出来なくて、

一段落を見計らった石井君の反撃に粟田君は早くも顔面を赤くしていったんだわ。

 

真面目に数を打ってた石井君のボディショットにも手を焼いてるような感じだったし、

粟田君は狙い過ぎる余りか圧倒的に手数が足りてなかったんだよね。

 

<4R>

そこそこのプレスは試みてたんだけど粟田君、まだまだ先手を取り切れてなくて、

こんなもんだったっけ? って感を強くするばかりで、

1分15秒からのここまでで一番の激しい打ち合いでも打ち負けてたし、

そもそもそれは粟田君の距離ではないんじゃないかって思うことしきりで、

自らのリーチを生かしての強打を打ち切れないままだったんだわ。

 

ただ、石井君のパフォーマンスも今一感が拭えなくて、

これが初めての8回戦だったせいか、

先を見据えて出し惜しみしてるような感じだったんだよね。

 

<5R>

お互いにそろそろ本気を出さないといけないんだけど、

まだまだ自分にはトロトロにしか見えなくて何だか二人共、

いきなり10歳ほど年を取ってしまったような感じのままだったんだわ。

 

このラウンドも残り1分までは石井君が主導権を握ってたんだけど、

直後の残り54秒、多分右アッパーだったと思うんだけど、

それをきっかけにしてやっとやっと粟田君が飛ばしていったんだわ。

 

それでもこの二人の試合にしては余りにもタル過ぎてたもんで、

若干抗議の意味を含めての休憩タイムゲット。

 

<8R>

石井君のショートブローのクオリティは明らかに相手に勝ってはいたんだけど、

それでもこの二人にしては全く盛り上がりに欠ける最終ラウンドで、

こんなトロトロを繰り返してるとランカーになるのは先の先の先のことだと思ったし、

そもそもラウンドごとの山場の作り方をどう考えているんだろうか、

甲乙判断の難しいラウンドの残り1分、残り30秒からの戦い方も出来てなくて、

っていう不完全燃焼感がとっても強かったんだよね。

 

 

結局、77-75×3ってことで石井君が3-0勝ちしたんだけど、

それほど拮抗してたのなら、あの最終ラウンドは更に有り得ない訳で……。

 

 

試合後暫くして、青コーナーから通路に出たところで粟田君とバッタリで、

自分は彼を見知ってはいたけど話をしたことが無かったんだけど、

彼の方から声を掛けてくれたもんで5分ばかり試合の感想を伝えたんだけど、

そもそも自分が相手側の勝ちを予想してたのは彼は知ってた筈で、

それなのに声を掛けてくれたもんで何だかとってもほのぼのしてしまったんだわ。

 

8回戦をフルに戦ったにしては粟田君の顔面は殆ど傷付いてなくて、

もっとガンガン打ち合いを仕掛けるべきだったっていう思いを更に強くしたんだけど、

ビデオの中の彼は粟田君にはどう見えるのかってことで……。

 

 

この後、KG大和ジムの御一行様が帰るところに行き合って、

多分関島優作君だと思うんだけどお互いに挨拶を交わして、

今年一杯で実家がある伊東に戻る女性トレともちょっと話したんだよね。

 

 

 

③ 阿知和賢さん(ワタナベ)×レイ・オライス(FLARE)

                          ………53㎏ 6R

11勝(4KO)13敗(1KO)5分のランク9位、31歳・神奈川県と、

19勝(5KO)17敗(7KO)2分のサウスポー、33歳・フィリピン。

 

オライスっていうのはFLAREジムのトレーナーだよね。

 

そのオライスには和氣慎吾さんがサブセコンドに付いてて、

阿知和さんの方は梅津トレ、小口トレ、中山佳祐さんの3人体制だったんだわ。

 

<1R>

この戦績でこれが10年振りの試合のオライス、

多分、そういう戦い方をしてくるんだろうなあって思った通りのパフォーマンスで、

長くなるのを避けてか初っ端からのブン回し系だったんだわ。

 

阿知和さんとしては相手に沢山振らせて、

疲れたところを後半勝負するのが正解じゃないかって思ってたんだけど、

彼も仕掛けられたのをやり過ごすってタイプじゃないもんで、

いきなり危険度の高いやり取りが始まったんだわ。

 

オライスは結構試合慣れしてる感じで、

右手をジャブと引っ掛け気味のフックに使い分けてそこそこいい感じなんだわ。

 

<2R>

オライスは下半身が付いていってないようなところはあったんだけど、

それでも腕力自慢丸出しのフルショットボクシングで開始1分06秒、

若干ガツガツッてなったところで左アッパーを当て込んでダウンゲット。

 

もつれるようにして倒れた阿知和さんも何とか立ち上がってのリスタートで、

残り時間が1分半以上もあったんだけど必死の耐え耐えボクシングで、

オライスの追撃畳み掛けも思ったほどでもなくて助かってたんだよね。

 

<3R>

オライスのショートコンビは組み合わせがとっても巧みで力強さもあったし、

阿知和さんが入って来るところに合わせ打つのもとっても巧かったんだよね。

 

ただ阿知和さんもラウンド中盤頃から距離を潰しての粘着系に持ち込んで、

ガツガツバッティングを重ねながら、

左右ボディブローから活路活路って感じの巻き返しで、

最後に左のショートフックを貰ってはいたんだけど、

それでも大きく流れを変えつつあったんだよね。

 

<4R>

入り込みざまを狙われることが多いんだから阿知和さん、

もっと体を左右に振りながらが必要だったんだけどちょっと正直過ぎで、

それでも一旦取り付いたところからは実にシツコイシツコイで、

何だかオライスが嫌気を差し始めたようでもあったんだわ。

 

隣にいた渡辺会長にスコアを聞かれたもんで、

まだ少なくとも1ポイントは負けてると思いますって答えたんだけどね。

 

<5R>

正に勝負どころの残り2ラウンドで、

一旦密着したところでの阿知和さんの粘着左右フック攻撃が目立ってて、

残り1分を過ぎるとスタミナの関係かオライスのメッキリが目立ってたんだけど、

ことポイントとなると返しの右フックの見栄えの良さでオライスだったんだよね。

 

<6R>

阿知和さんにとってはダウンゲットが必須のラストラウンドで、

1分過ぎからはオライスにロープを背負わせてのボディラッシュだったんだけど、

大きな効果を上げ切れないまま残り1分からはオライスが逆襲で残り48秒、

またもやの右フックで阿知和さんを大きくヨロめかせてたんだよね。

 

阿知和さんも最後の最後まで踏ん張り通してはいたんだけど、

その後もオライスのヒット率の方がかなり上回ってたんだわ。

 

 

ってことで自分は58-55だったんだけど結局、

59-54×2、59-55ってことでオライスの3-0勝ちだったんだわ。

 

 

 

④ ジョニー・サロガオル×高見良祐さん(鴻巣茂野)……L 6R

13勝(12KO)12敗(2KO)4分の24歳・フィリピンと、

11勝(10KO)2敗(2KO)のランク11位、24歳・埼玉県。

 

試合前の控室を見てきた高見さんサイドのスタッフの一人が、

相手は随分丸々としてたよって言ってたんだけど、

それもその筈で、サロガオルは直近ではOPBFのSFe級ランカーだったんだけど、

1年前にはSB級のOPBFランカーだったんだよね。

だから約6㎏分の体重アップは全て脂肪って感じだったんだわ。

 

<1R>

二回りほど小さいサロガオルに対して高見さん、

的が小さいせいか必要以上に近いところで始めてて、

何だか遠近法の戸惑いの中にいるようだったんだわ。

 

その距離は手の短いサロガオルにとっては絶好の間合いになってて、

それをまともに貰ってしまうほど高見さんは緩くはなかったんだけど、

それでも13勝12KOのサロガオルのショートブローは危険度が高かったんだわ。

 

開始40秒で返しの左フックを当て込んだ後の高見さんは、

強烈なボディブローを組み込んだショートのコンビネーションが抜群だったし、

殆ど被弾することのないまま鋭い動きで圧倒し続けたもんで、

隣に座ってた大塚隆太さんに 「10:8.5くらいかな?」 って聞いたら、

「そんなもんだと思います。」 っていう言葉が返ってきたんだわ。

 

<2R>

この辺から相手との勝負よりは、自分は高見さんの動きだけを見てたんだけど、

もう少しパンチの緩急が欲しいところでもあったし、

出入りと左右への動きの中からの攻撃も見たいよなあって思ってたんだよね。

 

<3R>

サロガオルは自分から工夫して攻撃を組み立てるっていうボクサーではなくて、

高見君の打ち出しや打ち終わりに合わせてブン回してくるタイプで、

見極めさえ出来れば、あとは集中を欠きさえしなければ何の問題も無さそうで、

何となくサロガオルは徐々に動くサンドバッグ化していったんだわ。

 

それなら力づくばかりではない高見さんの華麗な部分を見たくなる訳で、

同じテンポ、同じ強さで打ち続けるのではなくして、

リナレスや岡田博喜さんのような動きを期待してたんだよね。

 

<4R>

色々思いを巡らせながらではあったんだけど、

それでも高見さんの一つ一つのパンチは極上の軌道と強さを保ってて、

1Rから相当の数を打ち込んできたにも関わらず全く劣化の傾向が見られず、

一度もバランスを崩すことが無かった下半身の粘りとか踏ん張りもこの上なくて、

攻めの組み立てがシンプル過ぎるサロガオルには如何ともし難くて、

反撃も叶わなくなって防戦一方になってしまった2分39秒、

この辺が止め時だなって判断したレフェリーが割って入ってのストップエンド。

 

 

試合後に茂野会長がどうでしたって感じで声を掛けて下さったもんで、

遠慮することなく素人の感想を伝えたんだけど、

とっても真面目に聞いてくれたんだよね。

 

その直後に高見さん自身が微妙な笑顔で近づいてきたもんで、

同じようなことを話したんだけどね。

 

 

 

この試合、途中から西側バルコニーからサロガオルへの応援が聞こえてきて、

在日のフィリピーナ達は別の所に集まってたしってことで、

たまにホールで見掛けるんだけど、ただの目立ちたがり屋ってことで、

見ず知らずの外国人ボクサーを応援するっていう単に恥ずかしいだけの行為で、

しょうがねえなあって感じでスルーしてたんだけど、

「ジョニー!」 「ナイス右!」 「ナイスコンビネーション!」 って聞こえてくる声が、

ちょっと優しくて少しか細いまるで少年ゲイのような声でそれでも、

何だかどこかで聞いたことがあるなあって振り返って見上げてみたら、

何となんとナント、やっぱり勅使河原弘晶さんその人でタマゲテしまったんだわ。

 

実は彼、ほぼ1年前にサロガオルと対戦してて、

その時は2RTKO勝ちしてるんだけど、

その時と最近のフィリピン合宿でも付き合いがあったってことでの応援だったんだわ。

 

更に目を凝らすと近くの人影は間違いなくいつもの着ぐるみトリオで、

長嶺克則さんと塚田祐介君だったんだよね。

 

 

⑤ 新藤寛之さん(宮田)×丸木凌介さん(天熊丸木)

           ………日本 SW級王座決定戦 10R

19勝(8KO)4敗(1KO)1分のランク1位、サウスポー、31歳・埼玉県と、

15勝(10KO)4敗1分のランク2位、27歳・愛知県。

 

<1R>

戦ってきたメンバーの違いでここは新藤さんのほぼ楽勝だと思ってたんだけど、

この日はいきなり距離を間違ってるように見えて、

圧力を掛けるのは勿論いいんだけど、適度な間合いを取りかねてて、

フック系に拘る丸木さんがやり易いところまで近づき過ぎだって思ったんだよね。

 

最初から左ストレートの当たりが良かったもんで更に更にって感じを強くして、

新藤さんが残り50秒に綺麗な左ストレートでいきなりのダウンゲット。

 

オットットットって感じで西ロープに飛ばされて尻餅を付いた丸木さん、

何とかリスタートはしたんだけど、何だか弱々しくて、

出だしはとっても中途半端なままだったなあ。

 

<2R>

丸木さんは相手の左ストレートが見難いようで、

一瞬の打ち合いの中でも新藤さんの方が当て勘で上回ってたんだよね。

 

丸木さんは距離が詰まったところでの左右フックオンリーなんだけど、

それでもこのラウンドは左ボディを2発強烈に喰い込ませてたんだよね。

 

それにしてもこの日の新藤さんは少しイキリ立ち過ぎてたなあ。

 

<3R>

丸木さんは自分から仕掛けていくことが少なくて、

殆どが相手の打ち出しをきっかけにする偏りの強いボクシングだったんだけど、

新藤さんもラウンド終盤になると実に雑なイッセノセが目立ってたんだよね。

 

<4R>

やっぱりどう見ても新藤さんは無理に距離を縮め過ぎで、

ボディを含めた相手のショートブローを無駄に貰い過ぎで、

その内左ストレートのヒット率も下がってきて、

それは相手の目が慣れて見極められたっていうより、

自分から精度を下げてるようにしか見えなかったんだよね。

 

お互い徐々に出来上がりの美しくないボクシングになっていったんだけど、

残り26秒にやっとのことで新藤さんの左がヒットしてギリギリのポイントゲット。

 

<5R>

丸木さんからは相変わらず覇気のようなモノが伝わって来なかったし、

新藤さんも徐々にトロトロ化していったもんで、

お互いに瞬間の一発勝負のようになっていって、

流れとか前振りとかからは全くかけ離れていったんだわ。

 

顔面の腫れは丸木さんの方が進行してたんだけど、

その丸木さんの執拗なボディ攻撃に新藤さんの動きが緩んできて、

このラウンドは丸木さんが初めてポイントバック。

 

ってことでここまでの自分のスコアは49-45だったんだけど、

発表された中間スコアは49-45、48-46×2で新藤さんの3-0。

 

っていうアナウンスを聞きながら自分はここで離席したんだけど、

それは勝負の行方が見えてきたからってことではなくて、

単純に試合自体が詰まらなくなってきたからで、

弱体化する新藤さん相手に丸木さんのTKO勝ちも充分あり得たんだけど、

あのボクシングでは決めきれないだろうなあっていう思いもあって、

何となくどっちでもよくなってしまったからだったんだよね。

 

 

結局この試合は95-94×3ってことで新藤さんの3-0勝ちだったんだけどね。

 

 

それにしても青コーナーのセコンド陣はやっぱりマナーが悪い訳で、

最初は4人セコンドやって、インターバルの1分間を守り切れなくて、

それをサブ・インスペクターに注意されたら、ケンカを売るような目付きをしてたなあ。

 

 

 

⑥ 内藤律樹さん(E&Jカシアス)×ジェリッツ・チャベス

             ………OPBF SL級タイトル戦 12R

19勝(7KO)2敗のチャンピオン、サウスポー、26歳・神奈川県と、

7勝(5KO)2敗2分のランク15位、国内チャンピオン、29歳・フィリピン。

 

パンフでのチャベスの戦績は8勝(6KO)になってたんだけど、

どっちが正しいのかなあ……。

 

<1R>

チャベスはフクラハギが太いとってもガッチリした体躯の如何にものパワー系で、

結構強めのプレスをかけてきたし案の定、全てがフルショットだったんだけど、

内藤さんのジャブには必ず引っ掛け気味の左フックを合わせてきてたし、

剛腕一発だけのボクサーでもなかったんだよね。

 

それでも内藤さん、大きな有効打は無かったんだけど、

薄い小さなヒットヒットを積み重ねてまずは最初のポイントゲット。

 

<2R>

1分30秒での内藤さんの左、右、左のフック3連発が極上だったし、

その前後も細かい手数で圧倒してたんだけど、

直後にバッティングで左目上をカットしてしまって内藤さんがドクターチェック。

 

大事にならずに再開されたんだけど、

リスタート後に飛ばしていったのはチャベスの方で、

大きな右ストレート一本で立ち向かっていったんだけど、

内藤さんも傷の具合を思いやってか、若干勝負を急ぐような感じだったんだよね。

 

<3R>

チャベスが相変わらず右一本狙いだった中、

内藤さんの左ボディが当たり出して、中々いい感じで進んでたんだけど、

終盤にかけてチャベスの伝家の宝刀的ないきなりの右ストレートがヒットして、

内藤さんの左目下が腫れてきたんだわ。

 

<4R>

内藤さんの打ち出しや打ち終わりに合せるチャベスのパンチが、

試合当初よりはタイミングが合ってきたんだけど、

そんな中でも内藤さんの右フックからの左ボディがとっても美しくて、

コンビネーションを使えるタイプではないチャベスとの対比が大きかったんだわ。

 

そんなチャベスだったんだけど、それでもまだまだ彼の右には必殺感が漂ってて、

内藤さんとしては変な相打ちはくれぐれも回避すべきだったんだよね。

 

 

ってことでここまでの自分のスコアは39-37だったんだけど、

発表されたモノは39-37×2、38-38で内藤さんの2-0だったんだけど、

それを確認してたチャベス側のトレーナーはヨシヨシって感じで、

結構力強く頷いてたんだよね。

 

<5R>

左右へポジションチェンジしながらの内藤さんのワンツーがグッドグッド。

チャベスはこれしかありませんの右ストレート一本頼み。

 

<6R>

パワーは充分なんだけどいきなりの右が当たらない当たらないのチャベスと、

沢山当ててるんだけどガクッっとさせ切れないままの内藤さんだったんだけど、

ポイントの振り分けってことになれば当たらない限りは何にもならない訳で、

パフォーマンスの美しさでもやっぱり内藤さんだなあ。

 

<7R~8R>

一つ一つのショットには内藤さんの倍ほどもの力を込めてたチャベス、

これしかないって感じを更に強めていって、

接近戦からの活路を求めてガツガツ度を上げていったんだわ。

 

 

自分は79-73だったんだけど、

発表されたここまでのスコアは78-74×3ってことで、

ここでジャッジ全員の足並みが揃った様な感じだったんだわ。

 

 

チャベスの力づくだけの工夫不足は延々に続きそうだったし、

それを見切ったような内藤さんには危機が訪れそうになくて、

ひたすら相打ちのタイミングを避けて集中を切らさなければ、

圧倒大差の判定勝ちが見えてきたもんで一旦席移動して、

少し遠目からの観戦だったんだよね。

 

9Rと10Rをまずまず楽々のポイントゲットだった次の11R、

試合が押し詰まったところで突然悪魔の降臨だったんだわ。

 

<11R>

必ずしも無理せず適当にやろうと思ってた訳ではなかったんだろうけど、

内藤さんは明らかに手数を抑え始めて、

それで全体のリズムを壊してしまったんじゃないかって思ったのは試合後で、

もうそろそろ終了ゴングだなって思ってた残り11秒、

最後にちょっと打ち合っとくかって感じで内藤さんが詰め寄ったその瞬間、

それこそ待ちに待った幸運の瞬間がチャベスに訪れて、

ほぼリング中央に近いところだったんだけど、

例のいきなりの右フックが強烈直撃してしまったんだわ。

 

その一発で内藤さんが倒れ込んでしまって、

何とか立ち上がって、残り時間が少なかったのが大いに幸いして、

逃げ込み終了ゴングだったんだよね。

 

場内からはその瞬間驚きの悲鳴のような声が上がったんだけど、

2ポイント取られただけだからまだまだ余裕だよねって、

その時はそれで胸を撫で下ろしてたような感じだったんだよね。

 

<12R>

内藤さんは足を使った明らかな逃げ切り作戦だったんだけど、

千載一遇のチャベスにとっては逃してしまう訳にはいかなくて、

詰め詰めガンガン虫に変身しての追い込みを掛けてた1分02秒、

詰まったところで左右のショートフックを当て込んで、

内藤さんから再度のダウンゲットだったんだわ。

 

内藤さんは多分初っ端から前の回のダメージを引きずったままで、

ガードを固めてひたすらサークリングするのが一杯一杯だったんだけど、

更にダメージを重ねてのリスタート後はほぼ限界に達してたみたいで、

残り時間は1分半をあるし、逃げ切れそうにも凌ぎ切れそうにもなかったんだけど、

足だけは唯一まだ真面目に作動してたようで、

結局内藤さんは顔面を血だらけにしながらも何とか凌ぎ切ったんだわ。

 

もしも普段の走り込みに手を抜いてたら、

とっくに掴まって殴り倒されてしまったんじゃないかってつくづく思ったんだよね。

 

 

近くを通り過ぎた渡辺会長が8Rまでの4ポイントを11Rと12Rで失ったけど、

9Rと10Rは取ってたから2ポイント勝ちだねって言ってたんだけど結局、

114-112×2、113-113ってことでやっぱり内藤さんの2-0勝ちだったんだわ。

 

ちなみに自分は115-111だったんだけどね……。

 

 

実はこの試合前に内藤会長とチラッと立ち話をして、

殆ど問題は無いと思うんだけど、

ブンブン振って来る相手に不用意な一発を貰うと危ないんだよねって、

そんなような事を話してたんだけど、

ホントにそんな事態になってしまったんだよね。

 

 

それでもパンチ力の無いボクサーが自らの技巧ボクシングを貫いて、

テクニックの無いボクサーも力づくのボクシングを貫いたってことで……。

 

 

 

やたらがなり立てる例の北席の元ボクサーが最近とっても強気になってきて、

余りに煩いもんでこの間、「少し黙って見てろ。」 って言ってやったら、

「ぶっ潰してやろうか。」 って返してきて、

やれるならやってみろってことだったんだけど、

周囲の客がどっちのボクサーを応援してるのかを見計らって、

やおらそっちに乗って第1試合から最終試合までがなりまくりなんだよね。

 

女子戦ともなるとその勢いが更に半端じゃなくなるって、

あるジムの会長さんが言ってたんだけど、それは殆ど異常者に近いんだよね。

 

ごくたまに山手線の中で車掌の声を真似て次の停車駅を案内するような、

そういう軽い障害を抱えたような少年に出会う事があるんだけど、

みんなはその彼のことを比較的温かい気持ちで見守ってるんだけど、

彼が先に降りるか自分の方が先になるか、

いずれにしても10分~15分ほどの関係で終わるんだよね。

 

ホールに来るソイツも客に受けるのだけが唯一の生き甲斐なんだろうなって、

同情的にもなるんだけど、その煩い煩いはホントにハタ迷惑以外の何物でもなくて、

それを4時間もブッ続けられると流石に我慢し難くなるんだよね。

 

ちょっと前に元の所属ジムの会長にも注意されてたんだけど、

脳を傷めたようなパンチドランカーには中々話は通じないんだよね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 高見良祐さん

② カリエンテ子安君

③ 内藤律樹さん

2018年5月14日 (月)

日記 (514)

 

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“ビリー・J・クレーマー&ダコタス”

 

ビートルズと同年代のいわゆるリバプール・サウンズ系のマイナー・バンドで、

系統としては同じ “サーチャーズ” に喰われてしまってた感じだったんだよね。

 

アルバム表題曲の “リトル・チルドレン” よりは、

2曲目の “ドゥ・ユー・ウォント・トゥ・ノウ・ア・シークレット” の方が興味深くて、

これはジョン・レノンとポール・マッカートニーが作った曲のカバーなんだよね。

 

原曲ではジョージ・ハリスンがソロを取ってて、

彼のイギリス訛りの発音と乾いた声質に魅了されたモノなんだわ。

 

 

 

最近の北朝鮮の軟化振りには若干の驚きを禁じ得ないんだけど、

それはやっぱり彼の国が経済的に相当困窮してる証左としか思えなくて、

交換条件に現体制の維持をひたすら願い出てるようなんだけど、

どこの国家の運営が祖父、親父、孫の3代に任されてるかってことで、

アフリカの部族の酋長なのかってことなんだよね。

 

経済的な危機を一旦脱したら、またいつか核武装するんじゃないかって、

自分はそう思ってるんだけどね。

 

 

 

連休中に溜め撮りした “ガンダム・ユニコーン”の全22話分を一気見したんだけど、

やっぱり自分には “1st.” の方が衝撃だったんだけど、

それでもモビル・スーツや兵器の描き方がとっても精密だったし、

戦闘場面の映像的な迫力は比較にならないほどで面白かったなあ。

 

“ガンダム・シリーズ” は色々沢山あって、

時系列的にどういう順番になってるか自分は解ってないんだけど、

“ガンダム00” っていうのは絵が安っぽ過ぎで全く見てられなかったなあ。

 

 

 

今朝のエンゼルスの大谷翔平はフォアボールを出したところで、

ここの監督は投手交代が日本では考えられないほど早いもんで、

7回1アウトで交代したんだけど、

それまで約100球を投げてヒット3本、三振11個の無失点だったんだけど、

後釜のピッチャーが同点打を喰らってしまって、

そこまで1-0で勝ってたんだけど勝利がフイになってしまったんだよね。

(その時点で見るのを止めてしまったモンで結果は知らないんだけどね。)

 

 

 

ちょっと前に試合をしたゴロフキンは、

1Rでは様子を見過ぎたか、調子自体が今一だったのか、

結構簡単に貰ってしまう場面が目立ってたんだけど、

相手のパンチ力を見極めたってことか2Rにはいつものように飛ばしていって、

それこそあっと言う間に決着してしまったんだよね。

 

色々批判はあったみたいだったんだけど、

それでもこの階級では最強であることは間違いないって思ったなあ。

 

 

 

昨日のWOWOWでのロマチェンコとリナレスのやり取りは実にスリリングで、

距離とペースを取られてリナレスの流れにならないようにって感じで、

ロマチェンコは初っ端から随分飛ばしてたんだよね。

 

6Rのリナレスの右のショートカウンターはそれこそ芸術的で、

これは行けるなって思ったロマチェンコの正に出鼻を挫く一撃で、

彼のカウンターのセンスに改めて驚かされてしまったんだよね。

 

ただ、リスタートした時にはまだ20秒ほどが残されていたにも関わらず、

ロマチェンコの動きが明らかに鈍っていたにも関わらず、

リナレスはやっぱりなっていう感じの慎重慎重で、

このラウンドはこのくらいにしておくかって感じだったのが自分的には不納得で、

それは次のラウンドの入り方も同じで、

ロマチェンコが行くに行けずまだかなり警戒して手控えてたんだから、

ここはもっと一気に飛ばすべきじゃないかって思ったんだけど、

リナレスはまた1Rから始めるような感じのままだったんだよね。

 

8Rにリナレスが左目上をヒットカットされた後の10R、

お互いに一瞬ガツガツってなった直後にアレレーッて、

突然のような感じでリナレスが前屈みに倒れ込んでしまったんだわ。

 

解説者やアナウンサーが決定打は何だったんでしょう? って言ってたんだけど、

自分にはロマチェンコの左フックがリナレスの右腹にヒットしたのが見えたもんで、

思わず 「左ボディじゃん。」 って言葉を発したのを、

隣で一緒に見てた奥さんが聞いてて、目がいいねえって褒めてくれたんだよね。

 

 

人間の肝臓は太くなってる主要部分が肋骨下の右腹にあるから、

左ボディを特別にレバーブローって呼んでるんだけど、

サウスポーから見ればオーソドックスボクサーの右腹部分が広く見えるから、

そこへの利き腕のボディブローは元々当て易い訳だし、

場合によっては顔面への左ストレート以上に効果があると昔から思ってたんだけど、

ホントにそんな感じだったんだよね。

 

あのボディショットも予測し得たならリナレスも堪えることが出来たんだろうけど、

それを予測させなかったロマチェンコのタイミングと角度はやっぱり尋常じゃなくて、

まさかボディブローで決着するとは全く思ってもみなかったんだよね。

 

 

振り返ってみればロマチェンコはとっても頭のいいボクサーで、

リナレスのジャブを貰わないような動きが1Rから抜群で、

途中からはジャブが無駄玉になる事を避けたリナレスの手数を控えさせてたし、

ダウンを喰らった6R以降は相手にカウンターのタイミングを与えないように、

打っては右へのポジションチェンジを繰り返してたんだよね。

 

元々顔面が腫れ易いリナレスは、4Rにはかなり左目周辺が傷んでたんだけど、

ガツガツガツッて感じのロマチェンコのショートブローは、

それほど力を込めてるようには見えないんだけどやっぱり強烈だったんだよね。

 

 

もしもリナレスがこの先ロマチェンコともう一度戦うようなことがあるならば、

多分この日のようなことは回避できるんじゃないかと思ってるんだけど、

いずれにしてもライト級もこのレベルになると、

ちょっと次元が違ってたんだよね。

 

 

 

もう一つ日曜日に気になってたのは山口県でのクドゥラ金子君の試合の行方で、

11月のチェンジ濱島君とのダイレクトリマッチだったんだけど、

ドキドキしながら結果を確認してみたらまあまあ余裕の3-0勝ちだったんだわ。

 

クドゥラ君は角海老組の岡田博喜さんとか細川バレンタインさん達と、

事前にとってもいいスパーリングをしてたって聞いてて、

特にバレンさんはディスティノよりパンチ力がありますよって言ってたから、

スッキリしたKO勝ちを期待してたんだけど、

同じ相手に連敗は出来ないっていう濱島君の気持ちも強かっただろうし、

そのモチベーションも半端じゃなかったと思うからね……。

 

いずれにしてもクドゥラ君、

これでウェルター級の初代ユースチャンピオンってことで

日本タイトルのベルトより見栄えのいいベルトをゲットして、

同行した美佐子ちゃんも大いに舞い上がったんだろなあ……。

 

 

 

【村木田渾身競馬】

土曜日は4レースに参加して……。

 

・東京11R……⑤⑩⑬⑮⑱

・東京12R……①②③④⑤

・京都12R……③⑤⑥⑦⑭

・新潟11R……②⑦⑧⑪⑭

 

の5頭ボックス3連複を狙ったんだけど、

新潟11Rでは3番人気と12番人気を拾い上げてて、

一瞬いいところまでいったんだけど結局全外れ。

 

 

メゲルことなく日曜日には3レースに参加して……。

 

・東京11R……①②⑤⑥⑯

・東京12R……②⑤⑦⑨⑫

・京都11R……②⑥⑧⑫⑬

 

同じく5頭ボックス3連複で挑戦したら、

京都11Rを我ながら見事ゲットゲットで、468.2倍だったんだよね。

2018年5月12日 (土)

後楽園ホール・5月11日

 

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“エリック・クラプトンとB・B・キング”

 

クラプトンのブルース・フィーリングの源泉は間違いなくB・B・キングで、

この写真は2000年前後のモノだと思うんだけど、

先生との共演に感極まったクラプトンだったんだわ。

そのB・B・キングは3年前の5月に亡くなってしまったんだけどね……。

 

 

 

試合前に一力ジムの小林会長とあれやこれやの世間話をして、

ホール係員のまとめ役の人と富樫リングアナともちょこっと話をして始まり始まり。

 

 

① 中山祐太君(勝又)×渡久地辰優君(一力)……LF 6R

4勝(2KO)1敗1分の22歳・東京都と、7勝(5KO)2敗2分の20歳・東京都。

 

中山君には若松竜太君が、渡久地君には近藤明広さんが其々サブセコンドで、

自分は一発の威力の差で渡久地君の勝ちを予想してたんだけどね……。

 

<1R>

まず渡久地君がいい感じのプレスで始めてて、

途中カウンターを喰らってしまいそうな危ないタイミングもあったんだけど、

返しの返しまで力強い腕振りを見せてたんだわ。

 

中山君の方は狙い過ぎが手数不足を招いてたし、

フォローが効いてないシンプルなスタイルに終始してたんだわ。

 

<2R>

1分20秒での右フックをきっかけに渡久地君が攻勢度を上げていって、

一連の攻撃の最後に右フックで中山君を北ロープまで吹っ飛ばしてたんだけど、

その後持ち直した中山君も残り1分から左右ボディで大きく挽回してたんだわ。

 

<3R>

相変わらずプレスの強い渡久地君に対して中山君、

下がりながらも的確なジャブをヒットヒットさせて、

総体としての手数でも渡久地君を上回り始めたんだわ。

 

一方の渡久地君も1分30秒に右ショートフックを当て込んで、

残り30秒からは激しい打撃戦に持ち込んだんだけど、

ここは中山君が打ち勝って相手の左目上をヒットカットさせてたんだけど、

実は彼自身も薄っすら鼻血を見舞われてたんだよね。

 

<4R>

延々の上下フック合戦だったんだけど、

打ち出しの強さと数の両方で中山君の方が勝ってて、

渡久地君からはスタミナの陰りが少しばかり漂って来たんだよね。

 

<5R>

接近ショート戦は代わり番このシーソーゲームの様相だったんだけど、

お互いにパンチ慣れしてきたのと緩急を付けて打ち切れてないせいか、

ホンのちょっとでも相手をガクッとさせられないままの優劣付け難い展開で、

中山君の最後までの頑張り手数がポイントを分けたような感じだったんだわ。

 

<6R>

お互いに最後の気持ちの見せ合いで、

中盤までは渡久地君の方が優勢だったんだけど、

残り1分からの最後の大事な時間帯を頑張り切ってたのは中山君の方で、

有効ヒットの数でも渡久地君を上回ってたんだよね。

 

 

ってことで自分は58-56で中山君だったんだけど結局、

59-55、58-56×2ってことで中山君の3-0勝ちだったんだよね。

 

 

 

② 千葉開君(横浜光)×田淵圭祐君(八尾)……B 8R

7勝(6KO)1敗(1KO)の25歳・沖縄県と、

9勝(7KO)4敗(1KO)2分の25歳・岡山県。

 

田淵君はこれが2年半振りの試合ってことで、

確か3~4年ほど前の全日本新人王トーナメントの決勝戦で、

横浜光ジムの高橋竜平君に0-3負けしてたっけなあ……。

 

<1R>

最初の1分半はお互い様子見に使ってたんだけど、

結局このラウンドは二人共、殆ど準備運動って感じで終わってたんだわ。

 

<2R>

千葉君にとってこの試合は、

今年1月にフィリピンボクサーにTKO負けして以来の復帰戦だったせいか、

やたらの慎重さが全面に出てる感じだったんだけど、

田淵君も久し振りの試合だったせいか、それならって感じで攻める方でもなくて、

二人の実に低調な戦いぶりはまるで世界戦の序盤のようだったんだわ。

 

って見てた残り1分14秒の東ロープ前、

田淵君の右ストレートが一発ヒットして千葉君がダウンしてしまったんだわ。

 

リスタートした千葉君はやっと目が覚めたか田淵君より攻勢を強めていって、

いよいよ試合らしくなっていったんだけど、

残り15秒で又もやの右を貰ってしまって3mばかり吹っ飛ばされてしまって、

千葉君の7勝6KOより田淵君の9勝7KOの方が威力で勝ってたんだわ。

 

<3R>

4~5㎝ほど上背のある相手に対して千葉君は若干突っ立ち気味のままで、

瞬間のタイミングを狙うだけの如何にも倒し屋ボクシングに偏ってしまって、

もう少し流れの中からの攻撃が欲しいところだったんだよね。

 

<4R>

開始1分28秒、西ロープから南ロープに追われながらの千葉君、

田淵君のショートブローを4~5発立て続けに貰ってしまってまたもやダウン。

 

意外に簡単に倒れてしまう千葉君に驚いてしまったんだけど、

打たれ弱いならもっと左のガードを高くするべきだと思ったなあ。

 

ここまでのところでは田淵君の方が余程戦い慣れしてる感じだったんだよね。

 

<5R>

試合の半分を経過したところでダウンを2度奪われたってことになると千葉君、

残り半分で少なくとも1回のダウンゲットは必須になってきて、

そういうボクシングが出来るかに注目してたんだけど、

終了ゴング寸前の最後の右には強い気持ちが出てはいたんだけど、

それまでのチョン打ちだけではどうにもならない訳で……。

 

<6R>

この辺りからプレスを掛けてるのは殆ど田淵君主体で、

まだまだ単発強打で決めようとし過ぎの千葉君は戦い方を変えないままで、

シツコイほどの強連打が欲しいところだったんだけどね。

 

<7R~8R>

相対的に千葉君の踏ん張り直しの方が目立ってたんだけど、

それでも田淵君を倒し切ってしまうほどの迫力は全く無いままの終了ゴング。

 

 

ってことで自分は76-74で田淵君だったんだけど結局、

76-75×2、75-76ってことで2-1勝ちだったんだよね。

 

 

 

③ 氏原文男(F赤羽)×有馬啓祐君(一力)……61㎏ 8R

6勝(4KO)7敗(2KO)の31歳・高知県と、

8勝(1KO)12敗(1KO)1分のサウスポー、34歳・滋賀県。

 

<1R>

有馬君が中間距離から長いリーチを利して前の手を巧く使って、

それは終始氏原君に踏み込みのタイミングを取り難くさせてて、

結果的には氏原君の見てる時間帯を長くせしめて、

目覚ましいような有効打は殆ど無かったんだけど、

それでも手数的には8:2で有馬君だったなあ。

 

<2R>

邪魔な相手の右をどうするかがいきなりの課題になった氏原君、

中間から大きく力強く右を振り被って突破口を開こうとしてたんだけど、

負け越してはいるんだけど有馬君も先輩格のA級ボクサーなもんで、

そんなに簡単には当てさせなかったんだよね。

 

その間を縫って有馬君、またもやのチョンチョンヒットで連続ポイントゲット。

 

<3R>

有馬君の方が自らを良く知ってて、

それほど巧くも無いし強くも無いことを自覚しつつ、

強打一発型のこの相手にどう対処するかに頭を巡らせて、

適度な距離を維持するためのフットワークが抜群だったし、

左フックを引っ掛け打ってそのまま左にポジションを変えたり、

色んな種類のショートブローを組み合わせて相手を翻弄してたんだわ。

 

<4R>

氏原君としては戦い方を変える必要が大いにあった訳で、

もっともっとシツコイ前詰めからの連打に活路を求めるべきだと思ったんだけど、

まだまだ一発ビッグヒットの魅力から離れられないようだったんだわ。

 

<5R>

有馬君は持ってるモノを全部出し切っての既に一杯一杯だったと思うけど、

氏原君にはまだまだ余力が有る筈で、

それは初の8回戦を見据えてのことだったのか、

まだまだ工夫不足の単調さだけが際立ってたんだよね。

 

<6R>

試合半分を終えてポイント的には多分かなり離されてた氏原君、

流石にこのままじゃヤバイって自覚したか、

残り1分20秒からは持ち前の凶暴さを前面に出しての追い込み開始だったんだわ。

 

有馬君には相手を驚愕させるような強打がないところが辛いところだったんだけど、

左フックを引っ掛け打ちながら右に抜けるってパターンも追加していって、

直撃を避ける手段を色々試みてたなあ。

 

<7R>

まだまだ手数的な衰えを見せない有馬君だったんだけど開始1分17秒、

氏原君の右ボディを胸元で受けてしまって思わず東ロープに大きく下がらされて、

一瞬危険な場面を作ってしまったんだけど、すぐに立て直して、

左ストレートのいいのを2連発させて氏原君の追撃を跳ね除けてたんだわ。

 

やっぱりこの日の氏原君は飛ばし切れないままのことが多かったんだよね。

 

<8R>

勿論、氏原君は最後のガンガン攻撃で、

一方の有馬君にはガンガン攻めは期待し得なくて、

さあどうなるって見つめてたんだけど、

自分的にはまだまだ氏原君のガンガン度が足りなくて、

もっと延々の前詰めからしかチャンスを見い出し得ないのに中途半端のままで、

1ポイントはゲットしたと思うんだけどそれでは足りないままの終了ゴング。

 

 

ってことで自分は77-75で有馬君だったんだけど結局、

77-75、77-76、76-76ってことで有馬君の2-0勝ちだったんだわ。

 

 

それほど巧くも強くも無いボクサーがどうやったら勝てるのかって、

その種の若いボクサー達に有馬君は見本になる様な試合をしたと思ったなあ。

 

 

 

④ 望月直樹さん(横浜光)×渡邊秀行君(郡山)……F 8R

13勝(8KO)3敗のランク7位、24歳・神奈川県と、

8勝(6KO)10敗(4KO)3分のサウスポー、33歳・福島県。

 

<1R>

ジャブジャブから左ストレートボディ2発で渡邊君が先行したんだけど、

その後残り21秒と直後の望月さんの右ストレート2発がとっても見栄えが良くて、

そこに至るまでは渡邊君も小ヒットを積み重ねてたんだけどね。

 

<2R>

望月さんが一発のボディブローを打たないままの顔面狙いオンリーで、

二人の試合は一つ前の試合と同じような様相を呈してきて、

同じような成り行きがふと予想されたんだよね。

 

<3R>

望月さんも左目下が腫れてきたんだけど、

顔面のダメージは渡邊君の方が進んでて、

KO率の高い同士であることを示してたんだよね。

 

最初の1分20秒くらいまでは望月さんが優勢に進めてたんだけど、

その後渡邊君も大きくヒット率を上げていって挽回挽回。

 

絡み合いになった中の残り27秒、

望月さんがいい感じの右ショートフックを当て込んでたんだけど、

この辺からお互いがガッツンバッティングする場面が増えていって、

望月さんが右目上をカットしてしまったんだわ。

 

<4R>

開始40秒、望月さんのカット傷にドクターチェックが入って、

先の状況によってはお互いが勝負を急がざるを得なくなってきたんだけど、

二人の前向き度が強くなっていった中で、

望月さんのムキになっての力み過ぎが目立ってきて、

ショートブローの精度を欠くようになっていったんだわ。

 

<5R>

望月さんの力づくの乱暴さが更に目立つようになって、

しなやかさに欠けたまま振り回し過ぎて後半は少し疲れが浮き出てて、

自分からクリンチに行く場面が増えていったんだわ。

 

一方の渡邊君の方も今一飛ばし切れなくて、

お互いにストレスの溜まるような展開が続いたんだよね。

 

<6R>

動きが緩慢になってきた望月さんはまたもや自分からクリンチで、

渡邊君も相手が入って来るところにいい感じの右を合わせ打ってはいたんだけど、

ここで飛ばすべきだって思われたところを一緒に休んでる感じで、

見てる方にもストレスを感じさせるようになってきたんだよね。

 

<7R>

やっぱり望月さんは工夫の足りない力づくだけに終始してて、

結局この日はボディブローを殆ど打たないままだったし、

ジャブ抜きのワンツーオンリーのバリエーションを欠いた攻撃は単調単調で、

残り45秒からは最後の激闘に挑んではいってたんだけど、

渡邊君の頑張りが彼をイライラさせ続けたみたいだったんだわ。

 

そう言えば望月君、4Rまでに3回ほど渡邊君を投げ飛ばしてて、

最後はレフェリーに注意されてたんだよね。

 

<8R>

相変わらず望月君は頭からのガツガツの粗っぽいボクシングで

決めのショットが当たり難い距離に終始してたんだけど、

渡邊君の方も手を余してヒッティング効果を出し切れないままだったんだよね。

 

 

ってことで楽しみにしてた試合は大きく期待を外したままのエンディングで、

自分は76-76の全くのイーブンだったんだけど結局、

78-75、77-75、77-77ってことで望月さんの2-0勝ちだったんだわ。

 

 

 

⑤ 斉藤幸伸丸さん(アベ)×何チャラ・コンカン……SW 8R

23勝(13KO)9敗(4KO)2分のランク8位、39歳・北海道と、

10戦(7KO)5敗の33歳・タイ。

 

斉藤さんの相手の名前は当初と違ってたんだけど、

いずれにしてもタイボクサーはタイボクサーで、

いくら1年振りとはいえあっと言う間に片付けてしまうだろうって思ってたから、

全く見てなかったんだけど、これがなんとまあフルラウンドってことで……。

 

結局、80-73、79-75、78-74で3-0勝ちしたんだけど、

ジム移籍がいい方向に向かわなかったのかって思ってしまったんだよね。

 

 

 

それにしてもここまでの5試合が全てフルラウンドで、

必ずしもKO決着が全てだとは言わないけど、刺激的な展開とは程遠かったもんで、

正直、退屈退屈ってなってしまったんだよね。

 

 

 

⑥ 臼井欽士郎君(横浜光)×澤田京介君(JBS)……SB 8R

28勝(12KO)6敗(2KO)の38歳・宮崎県と、

10勝(5KO)2敗(1KO)1分の30歳・北海道。

 

この試合は澤田君が臼井君に合わせて一個階級を上げての一戦だったんだけど、

殆どが密着戦だった中、澤田君の足腰の方が強かったみたいで、

年齢差がそのままフィジカル差になってしまってたんだわ。

 

どちらがその密着戦を望んだのかは解らないけど、

力のこもった延々のせめぎ合いも遠くからでは何をやってるのか解り難くて、

どっちのどのパンチの方が有効性が高いのかも解り難くて、

だからラウンドが進むにつれて場内は観客其々の私語に満ち溢れて、

ひたすら別の事でザワザワザワザワしてたんだよね。

 

密着ボディ合戦は明らかに澤田君の方が力がこもってたし、

それに至る直前では澤田君のストレート系の方が、

臼井君の上ずったフック系より遥かに精度が高かかったし、

澤田君が押し切ってしまいそうにしか見えなくなってしまったモンで、

自分は5Rで離席したんだけど結局、

7R1分38秒で澤田君がTKO勝ちしたんだよね。

 

 

お互いランク14位とか14位だから、それなりのモチベーションはあったと思うけど、

澤田君の距離に関する柔軟な対応力が勝負を征したって感じだったなあ。

 

 

それにしても時間と内容共にとってもダレる興行で、

ドームの巨人戦は8時半頃早々に終了してるっていうのに、

このペースだと終わるのは10時を遥かに超えそうだなって、

そう思いながらの最終試合だったんだけどね……。

 

 

 

⑦ 渡部哲也君(青木)×栗原慶太さん(一力)……54.5㎏ 8R

3勝(2KO)0敗の26歳・福島県と、

10勝(9KO)5敗(3KO)のランク11位、25歳・東京都。

 

渡部君は後楽園ホールでB級デビューしてるんだけど全く記憶になくて、

その後の2試合は茨城とタイってことで、殆ど全くの初見ボクサーなんだよね。

 

7日には3戦目のボクサーが22戦目の11位の日本ランカーを撃破してたし、

連続してそういうアップセットが起こるのかってところだったんだけどね。

 

その渡部君はアマ35勝20敗ってことで、抜群の戦績とは言えないんだけど、

それでも勝率64%っていうのは充分水準以上なんだよね。

 

<1R>

栗原さんのプレスプレスから始まったんだけど、

渡部君からは特に追い込まれてるっていう感じは伝わって来なくて、

サークリングしながらのたまのジャブに大きな可能性を見せてたんだわ。

 

渡部君は柔らかさと鋭さを、栗原さんは力強さを全面に出していったんだけど、

1分を過ぎる頃には栗原さんの力強さの方が試合を支配していったんだわ。

 

栗原さんが踏み込みのスピードを上げるにつれ、

渡部君が距離を取り切れないまま横へも動けず真っ直ぐ下がった途端、

距離が詰まったその瞬間に栗原さんの左ショートフックがヒットしたその直後、

更に栗原さんが全く迷いのない敢然とした前詰めから一気に畳み掛けたんだわ。

 

その4~5発の中の2~3発をまともに貰ってしまった渡部君、

思わず青コーナー近くのトップロープに掴まって踏ん張ろうとしたんだけど、

左手でロープを掴めば左顔面はガラ空きなるのは当然のことで、

そこに狙い澄ました栗原さんの右からの渾身の連打が炸裂して、

最後はコーナーポストに背もたれするようにして崩れ落ちてしまったんだわ。

 

何とか何とかって渡部君も立ち上がろうとして上半身を起こしたんだけど、

打たれ方と倒れ方の激しさを目の当たりにしたレフェリーが即のストップエンドで、

1分21秒、栗原さんの実に手際のいいTKO勝ちだったんだよね。

 

 

その瞬間、隣で一緒に見てた小林会長と思わずグータッチしたんだけど、

若干ダレ気味の興行を最後にキリッと締めた栗原さんを褒めてたんだよね。

 

1日8試合くらいの中で1試合か2試合、

胸のときめく様な試合に巡り合えたらそれで自分は充分なんだよね。

(そう考えると7日の角海老ボクシングは、だからホントに凄かったんだよね。)

 

 

控室に戻る栗原さんとグローブタッチしてオメデトを伝えたんだけど、

彼自身は初のメインイベンターにかなり緊張してたみたいで、

もう満面の笑み笑みだったんだよね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 栗原慶太さん

② 中山祐太君

③ 有馬啓祐君

2018年5月10日 (木)

知ってる事、思う事 (2)

 

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“肋骨骨折”

 

ボクサーと所属ジムとのトラブルに関しては昔から枚挙にいとまがないんだけど、

話しが伝わっていくにつれ、その内容が面白可笑しく捻じ曲げられたり、

事実とは異なる部分が新たに盛り込まれたりもするから、

自分は他人の噂をまともに信じたり、それに乗っかるってことは全く無くて、

事実を証明する証拠か、関わった本人の言葉を大事にしたいと思ってるんだわ。

(つい最近計量ミスした入口裕貴君に関する様々な雑言は、

関係者に確認した事実とは随分違ってて、噂話はことほど左様だからね。)

 

 

 

試合前のスパーリングで不幸にも肋骨を骨折してしまって、

4回戦を棄権せざるを得なくなったあるボクサーの話なんだけど、

通常はファイトマネー相当額として、この場合は6万円をプロモーターに支払って、

それをプロモーターと相手方ボクサーとで折半するんだけどそのジムの会長が、

「俺に対する慰謝料を含めて20万円払え。」 ってカツアゲしたのと、

同じく試合直前に肋骨とは違う部位を骨折してしまって、

即の1週間入院と全治1ヶ月を要するとの医師の診断書を提出したにも関わらず、

「棄権するなら200万円払え。」 って脅して試合を強行させたのと、

一体どっちの方が悪質か悪党かってことなんだけどね……。

 

置かれてる立場によって判断に悩むところだと思うんだけど、

前者のケースでは違約金に関する規定が全く無いのに対して、

後者の場合はJBCルールのボクサーに対する健康管理規程違反だから、

表面的には後者の方が問題にされるんだと思うんだけど、

自分のような素人の傍観者からすると両方共只の悪党でしかないんだよね。

 

前者のケースでは自分はボクサーが受け取った領収書を確認してるし、

後者の場合にはその経緯を直接本人から聞かされてるんだよね。

 

 

 

JBCや協会がほっかむりをして放置し続けた結果、

ボクサーのファイトマネーの支払いと移籍に関しては勿論、

彼らの処遇全般に関する不合理とそこから発する様々のトラブルは延々続いてて、

其々の大人達は自らの権益を守ることと自己保身だけに執着し続けて、

子供であるボクサー達をまるで奴隷のように扱ってきた経緯があるんだよね。

 

その事やあの事についても後日順次明らかにしていくつもりだけど、

今日のところは昨日の続きってことで、

ファイトマネーの支払いの仕組みについての続編ってことで……。

 

 

 

昨日は現金払いの場合のファイトマネーの仕組みについて書いたけど、

実際には現金払いのケースは殆ど無くて、

地方へ遠征しての試合の場合以外は殆どがチケット払いなんだよね。

 

ただ、中にはファイトマネーを現金払いにするか、チケット払いにするかを、

プロになった最初の時点で選択させるジムもあるし、

普段はチケット払いなんだけど、連敗中だとチケットが捌き難いだろうってことで、

試合ごとにその選択をボクサーに任せるっていうジムもあるし、

更にはボクサーの都合によって一部を現金、

残りをチケットっていう融通を利かせてくれるジムもあるんだよね。

 

 

 

ファイトマネーの全額がチケット払いの場合には、

通常は規程のファイトマネー金額の倍額のチケットが支給されるんだけど、

ボクサーがその倍額チケットを額面金額で完売したことを前提にすると、

昨日のB級ボクサーの例で説明すると、

前述したように控除されるマネージメント料と健保金、

それに源泉徴収税の合計は40,404円だから……。

 

≪収入≫

200,000円 (100,000円×2)

 

≪支出≫

40,405円

 

≪最終手取り額≫

159,595円

 

 

現金払いの場合と比較すると、ボクサーは10万円多く受け取れるから、

このチケット払い制度はその販売力に自信を持ってるボクサーにとっては、

現金払いよりも有り難いシステムになってるとも言えるんだよね。

 

ただそれはあくまで倍額のチケットが無償で支給されることを前提にしてる訳で、

その良心的な基準というかシステムが維持されない場合だと、

全てはジム側の不当搾取の手段として使われてしまうんだよね。

 

そもそも何故ファイトマネーが現金ではなくてチケット払いになってるかというと、

それはプロモーターの手元流動性が低かったことに端を発してると思うんだけど、

取り敢えずの現金不足が結果的にはボクサーも潤すことにも繋がってるんだよね。

 

ただ、倍額チケットの件は何処にも書いてない業界の良心的な慣習に過ぎないから、

中には必ずしも良心的では無くて慣習も無視するジムも沢山存在するんだよね。

 

 

今回の裁判における口頭弁論に際しても被告自身が、

「例えばC級ボクサーの場合、ファイトマネーは現金6万円の場合もあるし、

勿論チケット12万円分の場合もあるが、チケット6万円分の場合もある。」 って、

証言台でキッパリ言い切ってたんだけど、それは詰まるところ、

ボクサーのファイトマネーっていうのはジムの匙加減でどうにでもなるってことで、

それを禁止する条項はJBCのルールや協会の規程のどこにも無いんだよね。

 

そういう大事なことに関して何の決め事も無いっていうのはある意味驚異的で、

悪徳ジム(規程が無いんだから悪徳ではないか……。)のやり放題が横行してて、

関係者達は見て見ぬ振りを決め込んでるんだけど、

業界にぶら下がってるだけのボクシングマスコミも殆ど同じ穴のムジナであって、

後はもう神の声か、強烈な外圧に期待するほかないんだよね。

 

 

 

最後に話しを元に戻すと……。

チケット倍額支給を前提としながらも、

マネージメント料の徴収に関しては若干の変則も実際には存在してて、

自分の中ではギリギリセーフの許容範囲だと認識してるんだけどその実情とか、

プロモーターからファイトマネーの倍額のチケットを無償で受け取ってるにも関わらず、

ボクサーに対しては現金払いしてるかのように体裁を装って、

本来のボクサーの取り分を掠め取る手法とかに関しては次回ってことで……。

2018年5月 9日 (水)

知ってる事、思う事 (1)

 

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“ファイトマネーと健保金”

 

今自分が関わってるボクサーと所属ジムとのトラブルに関しては、

7月上旬頃に一応の結論が出る予定なんだけど、

自分としては最後の最後まであがいてみるつもりなんだよね。

 

 

ボクシング業界の色々な事情を知らないままひたすら純粋に、

リング上の試合を見てた昔の方が余程楽しめてた記憶があるんだけど、

追加チケットを含めて全て同じ条件で戦ってる二人の最終的な手取りが、

一方が226,400円であるのに対して、

もう一方は86,400円しか手元に残らないっていう現実を目の前にするとき、

自分の心は大きく揺らいでしまう訳で、

今や自分はある意味実に不幸な観戦者になってしまったんだよね。

 

 

上記の数字は協会で定められているファイトマネーと、

それに基づく健保金の一覧表なんだけど、

4月度からランキングが20位までに拡大されたから、

表には無い16位から20位までのファイトマネーは不明なんだけどね……。

 

健保金っていうのはファイトマネーの2%に設定されててこれは、

ボクサーが試合をしてケガ等を負ってしまった際の保険金に充当されるんだけど、

とにもかくにも、この規程されたファイトマネーがボクサーのみならず、

ジムやプロモーターの報酬体系の全ての根幹になってる訳で、

それが遵守されないと全ては出鱈目としか言いようのない事態になってしまう訳で、

実は今正しくその出鱈目状態が横行してる訳で、

プロボクサーを目指す若者達が激減してるのも当然のことなんだわ。

 

 

それらの事に関しては後日書くとして、

今日はまずファイトマネーとボクサーの手取り金額について、

その基本的な仕組みを追加チケット無しの現金払いのケースを例にして、

確認しておくと……。

 

計算するにあたって一番解り易いのは6回戦のケースだから、

ファイトマネー10万円のB級ボクサーを例にしてみるね。

 

≪収入≫

100,000円

 

≪支出≫

33,300円 (マネージメント料…100000円×0.333)

2,000円   (100,000円×0.02)

5,105円   (源泉徴収税…(100,000円-50,000円)×0.1021)   

*源泉税の控除分50,000円は基礎控除で全て同一金額。

 

≪最終手取り額≫

59,595円

 

 

再確認しておくけど、これはあくまで現金払いの場合であって、

チケット払いの場合だとどうなるかは次回ってことで……。

 

2018年5月 8日 (火)

後楽園ホール・5月7日

 

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“バレンさんと奥村トレ”

 

試合後の控室での細川バレンタインさんと奥村健太トレーナーなんだけど、

床に腹這いになってサインするボクサーは初めて見たなあ……。

 

奥村トレはまだまだ新米の部類ではあるんだけど、

担当するボクサーにどんな助言が必要なのかを真剣に考えるトレーナーで、

随分年上のボクサーに対しても実に厳しく接してるんだよね。

 

試合の事を色々考えて前日は一睡も出来なかったって言ってたもんで、

「貴方がテンパっててどうするの。」 って試合前に伝えてたんだけど、

一仕事を終えてとってもいい笑顔をしてたんだわ。

 

 

昨日は赤コーナーが全て角海老ボクサーの角海老デーで、

以前の “角海老ボクシング” の500回目は確か、

坂本博之さんの引退試合だったんだけど、

今では “SLUGFEST” ってことで、実はその意味を自分は知らないんだよね。

 

 

結局この日は角海老勢が全勝したんだけど、

どの角海老ボクサーも中途半端なところが微塵も無かったし、

アップセットが2試合もあったし、激闘続きは今年一番の興行と言えて、

観戦した人達の興奮と満足感は半端じゃなかったんだよね。

ただ、最後の試合は全く見てないもんで悪しからずです……。

 

 

奥村トレや青木クリチャーノさんご夫妻、武田航君(中川抹茶だっけ?)、

斉藤一貴さん達とコンチワコンチワした後、

阪下さんに普通にねって声を掛けて始まり始まり……。

 

 

 

① 阪下優友さん×何チャラ・サイトーン……F 6R

15勝(10KO)8敗(3KO)2分のランク8位、26歳・愛知県と、

8勝(1KO)3敗の20歳・タイ。

 

阪下さんにとってはほぼ1年振りの試合なもんで、

サイトーンジム相手の6回戦ってことで、

ジムが用意した明らかな調整試合ってことで、

阪下さんの試合の進め方と勝ち方が問われる一戦だったんだわ。

 

<1R>

如何にもひ弱そうな坊やみたいのが出てきたもんで、

こりゃもう余裕の余裕だなあって見てたんだけど、

最初の1分間に軽く2~3発貰っただけで早くも顔面を赤くしてたんだわ。

 

相手はパンチ力も無さそうだし、連打の効くタイプでも無さそうだしってことで、

阪下さんとしては自らのリズムを確認しながらのあくまで実戦練習って感じで、

フットワークと上半身のバランスも良かったし、いい形でパンチを打ち出せてて、

よしこれなら充分合格点だなってことで、1Rで離席したんだけど心の中で、

3Rまでの決着を彼のノルマとして課したんだけど結局、

2R0分51秒でのテンカウントアウトKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

ふと左の方を見やると深紅のロングドレスの以前見たことのある女性がいて、

1年振りかと思ったら去年の12月以来って事で、本職のオペラ歌手なんだよね。

 

ジムスタッフが偶然飛行機の中で知り合った縁による友情出演だったんだけど、

それまで聞かされた続けた下手クソの君が代とはやっぱりまるで違ってて、

実にホンマモンの歌声と美形だったもんで帰り際に感想を伝えてその上、

プロの歌手相手にちょっとしたダメ出ししたのをアラアラって感じで聞いてくれて、

もしもあの時の事を覚えていてくれたら少し話をしようと思って通り過ぎたら、

何とシッカリ覚えていてくれてのコンチワコンチワだったんだわ。

 

ファイナルの前のイベント出場なんだから、もっとユックリしてればいいのに、

興行の殆ど最初っからリングサイド最前列に控えてて、

肩を露わにした完璧な舞台衣装を着てたんだけど、

汗でも血でも飛んで来るなら飛んで来いって感じの男前だったんだわ。

 

驚いたのは彼女の座り姿で、自分が見た限り一度も背もたれに背中を付けず、

シャキッと伸ばした背筋が実に実に美しかったんだよね。

 

先に書いてしまうけど、この日の彼女の “君が代” はそれこそ完璧で、

ド素人の自分が以前指摘した部分も完全にクリアしてたんだよね。

 

 

 

② 細谷大希君×矢島大樹さん(松田)……F 8R

6勝(2KO)1敗2分の23歳・東京都と、

8勝(3KO)6敗3分のランク10位、27歳・愛知県。

 

この試合はお互いにとってのマジ戦で、

細谷君にとっては初めての8回戦がランカー挑戦だったんだけど、

名古屋辺りでのこの戦績の相手なら何とかなりそうな感じでもあったんだよね。

 

<1R>

矢島さんはガンガン攻め立ててくるタイプではなくて、

立ち上がりは慎重にってことかとも思われたんだけど、

一瞬一瞬に怖さを感じさせるような動きは全く見受けられなかったんだわ。

 

当初は自重気味だった細谷君だったんだけど、

挑戦者的な立場はよく理解していたみたいで、最初からプレスを維持しつつ、

残り1分10秒に力強いワンツースリーで大きく先攻して、

その後も右ボディから左フックっていうパターンを2度見せてたんだよね。

 

<2R>

いい感じのスタートを切った細谷君がこの回も積極的な先制で、

開始1分08秒にいきなりの右フックをハードヒットさせて、

早くも矢島さんの左顔面を赤く腫れさせたんだわ。

 

矢島さんの方は全くクリーンヒットの無いままだったなあ。

 

<3R>

こんなもんが矢島さんの普通の出来なのかは全く解らなかったんだけど、

テクニック面でも気持ちの面でも今一感が強くて結局、

中間距離では何も出来ないままの密着ゴニョゴニョ系で、

そりゃ他に目ぼしいパンチが無い場合ならポイントになるんだろうけど、

5~6発のゴニョゴニョボディは1発の顔面パンチでチャラにされてしまうんだわ。

 

残り35秒、やっとのことで矢島さんが細谷君の打ち終わりに右をヒットさせて、

ギリギリのポイントゲットだったかなあ。

 

<4R>

見栄えのいいショットは全て細谷君のままで、

相変わらず中間距離では何も仕掛けられないままの矢島さん、

ボディブローに活路を求めてた感じだったんだけど、強烈ってほどではなくて、

直後に細谷君の左右フックで形勢を大きく持っていかれてたんだよね。

 

<5R>

結局、矢島さんは密着してのシツコイボディブローだけが売り物って感じで、

たまに振り出す大きなショットの全てがミスミスで当て勘の悪さを露呈してたし、

見てて面白い試合をするボクサーとは程遠くて、

褒めるところが全く無かった陣営周辺はやたら相手方を口汚く罵る一方で、

この程度なら普通のA級にもゴロゴロいそうな感じのままだったんだよね。

 

<6R>

細谷君の方も少々残念ながら攻撃のパターンが硬直化していって、

相手がそれ以前に弱々しく固まってしまってたから助かってたんだけど、

もう少し攻め方の緩急とか波状的な攻め込みが見たいところで、

残り20秒からの盛り上げで何とかポイントゲットだったんだけど、

その弾け方に今一感を抱いたんだわさ。

 

<7R>

今や矢島さんは美味しいランカー以外の何者でも無くなってきて、

密着ボディだけで何とかしようとするっていうのは余りにも相手を舐めてて、

ポイントになり難いボディブローに固執させるセコンドも意味解らなくて、

この段階に至ってのそれは全くのナンセンスで、

少なくともダウンゲットしない限り勝ちは有り得ないのに、

まるで試合半分頃のように普通過ぎだったんだよね。

 

で、このラウンドも4~5発のトントンボディの後に、

細谷君に1~2発大きく打たれ込んで元の木阿弥だったんだよね。

 

<8R>

最後の最後、余程飛ばさないといけないのにそういう風には動けてなくて、

既に矢島さんは勝負を投げてるかのようで、

今更右ストレートを頭を下げながら打ち込んでの密着狙いは有り得なくて……。

 

 

ってことで自分は79-73だったんだけど結局、

79-74、78-75、77-75ってことで勿論細谷君の3-0勝ちだったんだけど、

この日はタルイ相手だったことによるランクゲットだった訳で、

決して慢心することのないようにって感じだったんだよね。

 

 

 

喫煙室でタバコを吸ってたら、ふっと近寄って来た方がいて、

業界の関係者っぽくない一般のファンのようだったんだけど、

斉藤司君のことを心配しての心遣いだったんだわ。

 

全く見ず知らずの人が自分に近づいて来る場合には、

相手方の本心が見えていない分、若干の緊張を強いられるんだけど、

この日のこの人の目付きはとっても穏やかで冷やかしとは違ってたもんで、

現時点で話せる限りのことを伝えたんだけどね……。

 

 

 

③ 岡田博喜さん×シソ・モラレス……SL 8R

17勝(12KO)0敗のWBA3位、IBF5位、WBO5位、

WBC10位の28歳・東京都と、

19勝(12KO)5敗(5KO)1分だか、20勝(12KO)6敗(5KO)1分で、

国内8位だか11位の30歳・フィリピン。

 

<1R>

相手が誰であろうと岡田さんの試合は常に興味深くて、

格下相手にもいきなり乱暴に殴り倒しにかかるってことが全く無いんだよね。

 

いつものようにリズムとタイミングと距離感を大事にしながらのパフォーマンスで、

まずはジャブを打ち出すタイミングが抜群だったし、

フェイントを駆使しながら緩急を付けたショットは見てて美しいったらない訳で、

結局は追い込み追込みしながらの2分40秒の北西ポスト前、

右ストレートを激しく綺麗に打ち込んで一発テンカウントKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

④ 山内涼太君×堀陽太さん(横浜光)……SF 8R

2勝(2KO)の23歳・大阪府と、

13勝(8KO)6敗(1KO)2分のランク11位、サウスポー、31歳・福岡県。

 

試合開始直前、光ジムのあるスタッフが耳打ちしてくれて、

赤穂亮さんがやっとのことで復帰を決めたんだってさ。

 

 

山内君の2勝はタイとフィリピン相手で、

それでも試合を見た限り強いボクサーであることは間違いないんだけど、

それでもこの日の試合の相手は初めての日本人だし、

更に初めての8回戦の上の初めてのランカー挑戦でもあって、

多少の衰えは見せつつも相手は名うての変則サウスポーの歴戦士で、

だから山内君の勝利を陰ながら願いながらも、

この辺で一回やり込められるのも悪くは無いって思ってたんだよね。

何せ3戦目と26戦目の戦いだからね……。

 

<1R>

案の定、両手を軽く緩く交互にユラユラ伸ばしてくる堀さんはやり難さ満開で、

そういうユッタリとしたリズムで目を眩ませておいての左ストレートが危険危険で、

山内君はプレスを掛けながらもやっぱりタイミングが掴み難いというか、

やり難いなあって感じを漂わせてたんだよね。

 

堀さんのたまの左ストレートも右フックもまだまだ軽い打ち出しだったもんで、

山内君も大きくダメージを負うってことは無かったんだけど、

それでも幾つかの薄いヒッティングの積み重ねで堀さんがポイントゲット。

 

<2R>

1分20秒頃の打ち合いはほぼ互角に終えた山内君、少しづつ目が慣れたか、

相手の長い腕をかいくぐった時の鋭いショート連打に可能性を見せてたね。

 

<3R>

お互いにカウンターのタイミングを狙えそうで狙い切れない状況が続いた後、

相手の顔面への山内君のトントンショート連打が小気味よく決まってたし、

ボディブローもいい角度の喰い込みを見せてたんだわ。

残り5秒のところで堀さんも左ストレートを綺麗に当て込んではいたんだけど、

ほぼそれ一発だけで終わってて、ボディブローも殆ど使ってこなかったんだわ。

 

<4R>

山内君が相手の動きのかなりの部分を把握しつつあった中、

山内君の踏み込みを警戒する余りか、

堀さんの左ストレートもチョン打ちに近いものが多くなってきたと同時に、

それはカウンター狙いの作戦だったのかも知れないんだけど、

ロープ伝いに横歩きしてコーナーに詰まることも多くなってきて、

見栄え的にはかなり悪くなっていったんだよね。

 

堀さんは自分からクリンチを求めるようになって、

それにつれ山内君は更に元気を貰った様な攻め込みで、

堀さんは明らかに山内君の左ボディを嫌がる素振りを見せてたんだよね。

 

訪れた追い込みチャンスでも堀さんからは全く力感が伝わって来ないままで、

またもや下がる下がるだった残り13秒の東ロープ前、

山内さんに右ストレートを追い打ちされてしまって堀さんがダウン。

 

<5R>

3R後半辺りからの失速と4R終盤でのダウンで、

堀さんの回復状態が心配されたんだけど、

大丈夫なのかって見てた堀さんの目からは力が失せてしまったようで、

勝負どころだって判断した山内さんの勢いを止めきれず、

堀さんも踏ん張ってそこそこ打ち返してはいたんだけど威力の差は明らかで、

被弾して腰が伸びてしまうに至った1分32秒、

陣営からタオルが投げ入れられてのTKOエンドだったんだわ。

 

 

そんなに強振はしないんだけど、山内君のパンチはやっぱりホントに強烈なのか、

それとも堀さんの劣化が見た目以上に進んでいたのか、

山内君の次の試合が明らかにすると思ったなあ。

 

 

試合後、東農大卒の山内君はやっぱりシミジミ嬉しそうにしてて、

ジムスタッフのみんなも、やり難いサウスポーによくやったって褒めてたんだよね。

 

 

 

この日登場したラウンドガールの一人は、

180㎝以上はあろうかと思われるホントのプロモデルさんらしくて、

ここんところ見せられてた数々のオネエチャン達とはまるで次元が違ってて、

観客席に愛想を振りまくこともない毅然とした姿と表情が却ってとっても新鮮で、

勝利者インタビューを受けてた山内君の後ろに立ってたんだけど、

山内君の股下が彼女の膝下のように見えたほどだったんだわ。

 

 

 

セミファイナルの前にも “君が代” 独唱があって、珍しい二本立てだったんだけど、

こっちの方の男性は声はまあまあ出てたんだけど、ブレスでミスしてたし、

音程も3回ほど外してて途中からは意識的に転調したのかと思うほどで、

どんな因縁での登場かは知らないんだけど趣味の合唱同好会レベルだったね。

 

 

 

⑤ 細川バレンタインさん×ディスティノ・ジャパン(P渡久地)

            ………日本 SL級 タイトル戦 10R

22勝(9KO)6敗(2KO)3分の37歳・宮崎県と、

24勝(22KO)3敗(1KO)2分のランク1位、ドミニカ。

 

リングに登場した細川さんは肌の色にとっても似合ったオレンジトランクスで、

左足側に “角” 、右足側に “海老” ってちょっと考えにくい文字配置で、

ただそれは自分的にはグッドグッドなセンスを感じたんだけど、

試合後に確かめたら細川さん自身のアイデアってことで……。

 

一方のディスティノからは何だか表情にかなりの硬さが見て取れたんだけど、

それでもリング上で一番硬い顔付をしてたのは奥村トレだったんだよね。

 

<1R>

やっぱりディスティノの方が頭半分ほどデカかったし、リーチもそれなりの長さで、

どう出てくるかって息を詰めるようにして見てたんだけど、

そのディスティノはまずは様子見って感じで、

プレスからのジャブジャブで細川さんが先行したんだわ。

 

1分過ぎからディスティノも長い手を駆使してのジャブがいい感じで伸びてて、

このまま伸び続けると細川さんも辛いところだったんだけど、

残り1分から踏ん切りを付けて飛ばしていったのは細川さんの方で、

右フック2発で明らかにディスティノをヨロめかせて、

終盤近くでも左フックを綺麗に当て込んで余裕のポイントゲットだったんだわ。

 

<2R>

ディスティノのストレートのようなジャブが効果を発揮し始めて、

細川さんは自らの距離の確保に苦慮してたんだけど、

1分40秒、左フックからの右ボディが強烈ヒット。

 

ただ、いつの間にか細川さんの左目下も腫れ始めて、

明確なヒットでは無かったんだけどディスティノはパンチの強さを見せ付けたんだわ。

 

<3R>

細川さんの隙を突いていくディスティノのジャブには相当強いモノがあって、

最初の1分間は軽くではあったけどディスティノのヒットヒットが目立ってたし、

1分40秒頃の左ボディからの右フックも中々の当たりで、

細川さんに距離を潰されないように終始とっても巧いこと戦ってたんだわ。

 

<4R>

流れが徐々にディスティノに傾きつつあったのは間違いのないところで、

開始26秒にはディスティノの右からの返しの左フックがヒットして、

若干スウェイバック気味のところではあったんだけど細川さん、

北ロープ前でダウンしてしまったんだわ。

 

大ダメージでは無かったにしろ、リスタート後には十分な時間が残されてて、

細川さんは大丈夫なのかってところを当然ディスティノが強烈追い込みで……。

 

その1分間ほどを何とかやり過ごした細川さんが冷静に立て直して、

攻め疲れたようなディスティノに近距離から渾身の右反撃打で、

それは細川さんが喰らったパンチより数段上の直撃度だったもんで1分26秒、

その一発でディスティノがドーッと倒れ込んでしまって、

歓声と悲鳴とが両コーナーサイドを行ったり来たりしてたんだわ。

 

立ち上がったディスティノは明らかにダメージを引きずったままで、

足元のシッカリ感が失われて体がグラグラしてたんだけど、

顔面に対するディフェンスを忘れることなく何とか凌ぎ切っての終了ゴング。

 

<5R>

前の回に交互にダウンを喰らった同士だったんだけど、

細川さんは既にダメージを払拭し切れていたのに対してディスティノ、

まだまだ足元が覚束なかったんだけど、

それでもジャブから立て直しての右ストレートのヒットヒットは立派だったなあ。

 

ってことで自分は4Rを8:7で細川さんにしてたから、

ここまでのスコアは46-45で細川さんだったんだけど、

発表された中間スコアは49-46、48-47、48-48ってことで、

それでもやっぱり細川さんの2-0だったんだわ。

 

<6R>

発表されたスコアを聞いて多分ディスティノの方が飛ばしてくるというか、

攻め方を若干変えて来るんじゃないかと思ったんだけど、殆どそれまでのままで、

細川さんが彼らしさを噴出させていったのに対して、

実はこの日のディスティノはいつもの通りには出来てないような感じで、

ジャブは抜群だったんだけど常に生かし切れてる感じではなかったし、

肝心の右ストレートはまるで拳を傷めてるかのようで、

手首を上に曲げながらまるでオープン気味の突っ突き系に留まってたし、

右を若干フェイクに見せての返しの強烈左フックも4Rの一発だけだったし、

長い腕を駆使しての強烈な左ボディも殆ど見掛けなかったんだよね。

 

細川さんの確信に満ちたショットが思いの外強かったせいで、

ペースを乱され続けた感じでもあったんだけど、

兎に角この日のディスティノは細川さんに呑まれてるような感じだったんだわ。

 

一方の細川さんはダウンを喰らってから却って吹っ切れたか、

実に柔軟な動きが出来てたし、戦う気持ちの充実度も半端じゃなかったんだよね。

 

ディスティノの消耗が更に目立ってきて、

ラウンド序盤の勢いが3分間は続かなくなってきて、

そこからが狙い目ってことか、細川さんのヒット率が上がっていって、

今やジャブさえ細川さんの方が圧倒的に届きが良くなっていったんだわ。

 

返しにまでしっかり力のこもってた細川さんは残り12秒から再度の攻め込みで、

最後は右フックをガッツンヒットさせてディスティノの顎を跳ね上げてたんだよね。

 

<7R>

開始30秒にお互いの返しの左フックがハードヒットした後、

ますます元気度を増したのは細川さんの方で、

打ち返すディスティノの右フックは明らかにオープンの弱々しいモノで、

これなら倒せるって思ったかKO率僅か29%のボクサーが、

KO率79%のハードヒッターに一気に殴り掛かっての攻勢攻勢だった1分13秒、

それは殆どリングのど真ん中だったんだけど、

お互いが間合いを見計らっての右のイッセノセだったんだわ。

 

ディスティノが踏ん張り切れてない中途半端なショットだったのに対して細川さん、

体を少しばかり左側に傾けながらのそれこそ渾身の打ち込みで、

その右ストレートがディスティノの顔面を激しく打ち抜いて、

ああいうタイミングで喰らったら誰でも倒れてしまうだろうなあって感じの直撃で、

途端にディスティノが一発昏倒ダウンしてしまったんだわ。

 

それはテンカウントでも立ち上がれそうにないほどの明らかなダメージを与えてて、

レフェリーもその様子を見やっての途中カウントストップで1分21秒、

鮮やかと言うか稀に見る見事な決着で細川さんのTKO勝ちだったんだわ。

 

 

リング上の勝利者インタビューで細川さん、

全く舞い上がることなく実に大人のコメントを残してて、

彼はホントに頭のいいボクサーだってつくづく思ったんだよね。

 

ファイナルに向けての冒頭の彼女の君が代を聞いた後、

控室に行ってみたらまだまだ人混みでザワザワしてたんだけど、

元の所属だった宮田ジムのボクサー達も沢山来てて、

熊野和義さんとか田部井要さん達の顔もあったんだわ。

 

少し経ってからカシアスジムの内藤会長が細川さんと言葉を交わした後、

冒頭の写真を撮ったんだけど、奥村トレの笑顔が実に印象的だったんだよね。

 

 

細川さんが月間賞を貰えますかねえって聞いてきたんだけど、

そんなのはほぼ当然でチャンピオンカーニバルの三賞も見えてきたって、

自分はそう伝えたんだけど、どうなるかなあ……。

 

 

彼の試合前のハードワークのことは伝え聞いてたんだけど、

まだまだ十分には出し切れなかったとも反省してたんだよね。

 

それと、クドゥラ金子君の方がディスティノよりパンチが強いとも言ってたなあ。

 

細川さんとしてはこれで麻生興一さんとディスティノを連破したことになる訳で、

タイプの異なるボクサーにも十分な対応力があるところを見せたことになる訳で、

37歳になっていよいよ開花してきたって感じでもあるんだけど、

今までで最高の試合をしたんだから、

これで足を洗えるってそう思わないかって聞いてみたら、

自分は倒されてリングに大の字になるまでやりますって答えてたんだよね。

 

 

細川さんは興奮して昨日は寝れなかっただろうけど、

奥村トレはこれでやっとユックリ眠れたんじゃないかなあ……。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 細川バレンタインさん

② 山内涼太君

③ 細川大希君

 

 

 

【村木田渾身競馬】

4日と6日は其々3レースずつ参加したんだけど全外れ。

ただ6日はNHKマイルを回避しての東京10Rと新潟11Rはかすりハズレで、

其々1着馬と3着馬は難しいところを選択してたんだけど、

3連複のあと1頭の2着馬を抑え切れなかったんだよなあ……。

2018年5月 2日 (水)

後楽園ホール・5月1日

 

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“プリーズ・プリーズ・ミー”

 

自分が買った最初のビートルズのシングル盤がこれで、

針がB面に突き通るんじゃないかってほど聴き込んだんだわ。

 

当時はそれ程いい曲とは思わなかったB面の “アスク・ミー・ホワイ” も、

20年後にはそこそこの名曲の様に思えたんだよね。

 

 

 

昨日は東日本新人王トーナメントの予選でオール4回戦。

 

① 馬場裕一君(FLARE)×足立良太君(RK蒲田)……Mm

0勝2敗の33歳・東京都と、1勝0敗の32歳・京都府。

 

<1R>

最初の1分間はジャブの交換のみに終始してたんだけど、

その鋭さとしては足立君の方が上回ってたんだけどそれでも、

全体的には慎重過ぎるというか試合としては低調だったんだわ。

 

甲乙付け難かった中、残り1分頃の足立君の右ストレートがポイントを分けたね。

 

<2R>

足立君のプレスで試合が固まってきたんだけど、

下がりながらも馬場君も手数をアップしていっての逆襲で、

その的確さでは足立君を上回ってたんだよね。

 

<3R>

ボディブローを殆ど打たない同士は流れの中からの攻め込みも出来てなくて、

ファーストコンタクトだけのボクシングになってしまったんだけど、

取り敢えず手数手数って頑張ってたのは馬場君の方で、

足立君は1分26秒でいい感じの右フックを当ててたんだけど、

それ一発で終わってしまってたんだよね。

 

<4R>

更に前詰めを厳しくしていった足立君が開始43秒にワンツーを直撃ヒット、

馬場君が思わずユラッとしたところにここぞの一気攻めだったんだけど、

前掛かりになったところに馬場君がタイミングのいい右をカウンターヒットさせて、

足立君から逆転のダウンをゲットしたのが53秒。

 

何とか立ち上がってリスタートした足立君だったんだけど、

勢い付いた馬場君の勢いを止めるべくもないまま被弾を重ねていった1分08秒、

青コーナーからタオルが投げ入れられてのTKOエンドだったんだわ。

 

 

 

② 若林耕君(畠山)×深見旺彦君(ワタナベ)……Mm

1勝(1KO)0敗の32歳・北海道と、1勝0敗の19歳・東京都。

 

<1R>

第1試合より数段シッカリしたボクシングをする二人で、

開始13秒、若林君の右ストレートから始まったんだけど、

その後の40秒、今度は深見君がお返しの左フックを2発ヒットヒット。

 

深見君の返しの左フックがとってもクオリティが高かったし、

左右のボディショットもそこそこ強烈で、

このまま深見君のポイントで終わるかなあって思ってた残り3秒、

若林君の右ショートが綺麗にカウンターヒットしてポイントバックだったんだわ。

 

<2R>

深見君のシッカリジャブは若林君を上回るものがあったし、

相変わらずいいボディブローも打ってたんだけど、ボディブローに拘る余りか、

顔面が空き気味になってしまうところを若林君に狙われてたし、

大きな右ショットに繋げられないままでもあったんだわ。

 

<3R>

深見君の手数が落ちてきた中、若林君が接近戦で威力を増していって、

とってもいい当て勘を見せつつ、先手も取れるし打ち終わりも狙えてて、

攻撃の幅広さで深見君を圧倒し始めたんだわ。

 

<4R>

ここを相当頑張らないと深見君の勝ち目は遠のくばかりだったせいか、

開始直後から深見君も飛ばしていって、

最初の1分間を優勢なままに終えることが出来たんだけど、

1分半後の一段落後に若林君が一気の反転攻勢で、

見栄えと威力に富んだ大きなショットを3発ほど続けざまに当て込んで、

深見君の体勢が崩れたところで陣営からのタオルインでエンド。

 

 

ってことで2分10秒での若林君のTKO勝ちだったんだけど、

彼はよくボクシングを知ってるし、終始冷静で的確な動きが出来てたんだよね。

 

 

 

③ 峯田光君(帝拳)×佐々木和君(SRS)……Fe

1勝0敗の21歳・鹿児島県と、3勝(2KO)1敗(1KO)の34歳・群馬県。

 

<1R>

佐々木君はほぼ2年振りの試合だったんだけど、

自分の中の彼のイメージとは程遠くて、

勢いのある峯田君に初っ端から気後れ気味の下がり下がりで、

1分19秒の東ロープ前でワンツースリーを払い打たれていきなりダウン。

 

大きなダメージを残すことなくリスタートはしたんだけど佐々木君、

試合勘が戻ってないというか、そもそも腕振りに全く鋭さを欠いたままで、

手数的にも後れを取ったままだった残り11秒の2分49秒、

詰め詰めの峯田君に右ストレートから左フックを返し打たれてしまって、

西ロープ前に横向きに倒されてしまって即のストップエンドだったんだわ。

 

 

 

④ 室田拡夢君(T&T)×齋川卓也君(ワタナベ)……Fe

2勝(2KO)3敗(2KO)の22歳・群馬県と、2勝(1KO)1敗の22歳・茨城県。

 

<1R>

中々いい動きが出来てた二人だったんだけど1分過ぎ、

齋川君が左ボディを喰い込ませてから勢いを増していったんだけど、

その直後に室田君も盛り返しての激しい打撃戦が始まったんだわ。

 

で、残り28秒、齋川君が右フックと左アッパーをヒットさせて、

一瞬室田君をヨロっとさせたんだわ。

 

お互いに危険なタイミングで強いパンチを交差させて、

室田君も右フックをクリーンヒットさせてたんだけど、

ポイント的には齋川君だったかなあ。

 

<2R>

如何にも負けず嫌い同士の判定にはなりそうにない気合のこもった打ち合いで、

どっちにも傾きそうにない展開が続いたんだけど、

最後の最後まで腕振りが緩まなかったのは室田君の方だったんだわ。

 

<3R>

お互いに密着度が増していって、気持ちの見せ合いが続いたんだけど、

大きな有効ヒットが見受けられなかった中、

ここは齋川君も最後まで踏ん張り通してたんだよね。

 

<4R>

二人共、ここまで相当飛ばして来たから、その消耗度は半端じゃなかったんだけど、

近距離では齋川君のストレート系が外れることが多くなって、

室田君のフック系のヒット率が目立ってきて、                           

最後は齋川君の右目上がヒットカットされてそのまま終了ゴング。

 

 

ってことで自分は39-37で室田君だったんだけど結局、

38-38×3ってことで完璧な0-0ドローだったんだわ。

 

ただ、トーナメントの性格上、次の試合に進めるボクサーを決める必要があって、

優勢点の行方が気になるところだったんだけど結局、

二つの優勢点をゲットした室田君が2回戦へ進むことになったんだわ。

 

 

 

⑤ 中村由樹君(輪島S)×渡部想君(ワタナベ)……Fe

2勝(1KO)1敗の19歳・東京都と、1勝(1KO)0敗の19歳・千葉県。

この試合は結構楽しみにしてたんだけど、

渡部君の棄権により中止になったんだわ。

 

 

 

⑥ 小出太一君(鴻巣茂野)×小嶋夏生君(石神井S)……Fe

1勝0敗1分の24歳・埼玉県と、3勝(3KO)2敗(2KO)の25歳・新潟県。

 

この試合も直前になって小嶋君が棄権してしまったもんで、

小出君の不戦勝勝ち上がりだったんだよね。

 

 

 

⑦ 伊藤理央君(つるおか)×渡辺顕也君(小熊)……SFe

0勝1敗(1KO)の20歳・山形県と、

1勝(1KO)2敗(1KO)のサウスポー、28歳・福島県。

 

<1R>

スタンスの広い伊藤君がひたすらの右ストレート狙いで、

とっても解り易いボクシングをしてたんだけど、

渡辺君は腰が伸び気味というか突っ立ち気味で、

打ち出しも如何にも弱々しくて、明らかな手数負けでもあったんだわ。

 

伊藤君の方も実に大雑把なボクシングをしてたんだけど、

それでも攻める気持ちの強さは充分に見せてて、

残念ながら渡辺君の方は戦う気持ちに欠けてると言わざるを得なかったんだよね。

 

 

ってことでここで一旦休憩タイムってことだったんだけど結局やっぱり、

3R2分10秒で伊藤君のTKO勝ちだったんだってね。

 

 

 

⑧ 佐藤諄幸君(厚木ワタナベ)×長田庄一郎君(ワタナベ)

                               ………SFe

2勝(1KO)0敗の20歳・神奈川県と、3勝(1KO)0敗の19歳・山梨県。

 

<1R>

無敗同士のまあまあ期待出来る試合だったんだけど、

二人共、意識し過ぎかやたら見てる時間が長過ぎたし、

ジャブがジャブだけのおざなりで終わってることが多くて低調低調。

 

<2R>

開始30秒、長田君の右ショートが2発カウンター気味に綺麗にヒットして、

それをきっかけにしての一気のラッシュで、

またもやの右ストレートを当て込んで佐藤君からダウンゲット。

 

リスタート後の佐藤君も立て直してのプレスプレスだったんだけど、

若干反応系が鈍くなってるような感じを引きずったままだったんだわ。

 

ただ、長田君の方も少し腰高でフワフワした感じだったね。

 

<3R>

積極的に前に出る佐藤君だったんだけど、

ディフェンスが追い付いてないところがあって被弾を増やしていって、

懸命なパフォーマンスではあったんだけど、有効打に繋ぎきれないままで、

最後は相当消耗してる感じだったんだよね。

 

<4R>

綺麗に当て切ればKO勝ちも有り得そうだった長田君だったんだけど、

足元のシッカリ感が今一だったところに腕振りも大き過ぎで、

残り1分からは倒し切るのを諦めてしまったような感じだったんだわ。

 

左目上を随分腫らせてた佐藤君は最後まで必死の頑張りで、

大きく挽回するのは無理そうではあったんだけど、

最後の最後までらしさを出してたんだよね。

 

 

ってことで自分は40-35で長田君だったんだけど結局、

40-36、39-36、39-37ってことで長田君の3-0勝ちだったんだわ。

 

 

 

⑨ 林慶太君(10count)×西沢匠君(鎌ヶ谷)……SFe

2勝(2KO)3敗(3KO)の19歳・東京都と、1勝3敗(3KO)の30歳・千葉県。

 

この日登場したボクサー達の中で一番のイケメンは林君ってことで……。

実はこの二人は今年2月に対戦してて、

その時は林君が2RTKO勝ちしてるんだよね。

 

<1R>

西沢君はいつもの西沢君で、頑張ってはいるんだけど、

どこかでボクシングを誤解してるような感じが拭えなくて、

初っ端からいきなりディフェンス無視の危ない危ないの連続で、

攻撃面でも遠目からは突っ突くような、あるいはハエを叩くような打ち方だし、

接近戦ではパタパタ扇子かあるいは空手チョップのような打ち方なんだよね。

 

ただ、前詰めからの延々手数だけは止めないもんで、

林君としても決してやり易い相手ではなかったんだけど、

それでも比較的強いのを正確に当て込むにつれ感じを掴み始めて、

ほぼ一方的な展開になりつつのラウンド終了ゴングだったんだわ。

 

 

ってことで自分は1Rで離席したんだけどやっぱり結局、

3R1分39秒で林君がTKO勝ちしたんだよね。

 

最後は西沢君、南ロープ近くでボーッとした感じになってしまったところを、

レフェリーが割って入ったんだけど、とにかく彼は危な過ぎで、

大ケガをする前にリタイアした方がいいと思うんだけどなあ……。

 

 

 

⑩ 鈴木真守君(神奈川渥美)×佐々木悠登君(ワタナベ)……SFe

1勝(1KO)4敗(3KO)の24歳・新潟県と、

1勝(1KO)2敗(1KO)1分のサウスポー、23歳・岩手県。

 

<1R>

鈴木君は最初っから顎が上がり気味の危ない構え方をしてたんだけど案の定、

開始46秒に佐々木君の一発左ストレートをまともに貰ってしまってダウン。

 

何とかリスタートをした鈴木君だったんだけど、

前にも増して腰が引け気味になってて、

攻撃としては最初のワンツーだけだったし、

そもそもどういう距離でどういう戦い方をしたいのかが全く見えて来ないで、

これじゃあ佐々木君にひとたまりも無さそうだったもんで、またもやの離席。

 

 

結局、38-36、38-37、37-37ってことで、

佐々木君の2-0勝ちだったんだけど、

スコア的に帳尻が合わないもんで近くの人に尋ねたら、

あの後、佐々木君もダウンを喰らってしまったみたいなんだわ。

 

 

 

⑪ 関島優作君(KG大和)×しゅんくん寺西君(青木)……SFe

3勝(2KO)1敗の21歳・神奈川県と、2勝(1KO)0敗の24歳・兵庫県。

 

自分のすぐ隣に木村翔さんとか渡邊卓也さんとかが座ってたんだけど、

そりゃもう大声のアドバイスを寺西君に送ってたんだよね。

 

<1R>

大きくユッタリした構えの寺西君なんだけど、

ジャブを殆ど省略したいきなりの右フルショットオンリーのボクサーで、

ドッカン当たれば効果甚大なんだけど見極められるとツライ辛いで、

プレスを掛けられながらも関島君の冷静な対応が光ってて、

空いてるところへ鋭く細かく正確に打ち込んでたんだわ。

 

関島君は相手に踏み込みのタイミングを与えないように、

常に先手先手で相手を封じ込めてたんだよね。

 

<2R>

寺西君はどの間合いで戦いたいのかが解り難くて、

とにかく何とか右強打を一発当てたいっていうのは伝わって来るんだけど、

前振りがないままのそれは空回りを繰り返すばかりで、

残り56秒にやっとこさ右をカウンター気味にヒットさせてはいたんだけど、

ラウンド総体のヒット数では明らかに関島君の方が上回ってて、

ラウンド終了ゴングが鳴った時には寺西君の顔面はかなり腫れてきたんだわ。

 

<3R>

一発大きくヒットが叶えば寺西君としても大いに勢い付くんだろうけど、

チャンスを窺ってる間にも関島君にトントントントン当て込まれてて、

中々反撃の狼煙(のろし)を上げ切れないままだったんだわ。

 

<4R>

関島君はまだまだフル稼働っていう感じではなくて、

敢えて倒しに行こうと思えば出来たんだろうけど、

一発勝負ではないトーナメント戦なもんで先々のことを頭に描きながらみたいで、

故障することなく次戦を見据えてるっていう感じだったんだよね。

 

前詰めしながらも先手を取られ続けた寺西君もやっと飛ばしていったんだけど、

大きく激しく当てるまでには至らず、打ち終わりを狙い打たれての危ない危ないで、

結局、全くいいところを見せられないままの試合終了ゴングだったんだよね。

 

 

ってことで自分は40-36で関島君だったんだけど結局、

39-37×3ってことで関島君の3-0勝ちだったんだよね。

 

 

新人王戦においては例年花のSFe級なんだけど、正直今年はボロボロで、

ただ、今日見た中では唯一関島君だけがキラキラ光ってて、

全力打ちしていないのにしなるようなショットは実に魅力的だったんだよね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 関島優作君

② 若林耕君

③ 特にナシ

2018年5月 1日 (火)

5月のボクシング

 

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“太陽の彼方に”

 

「乗ってけ乗ってけ乗ってけサーフィン、太陽の彼方」 って当時、

日本語の歌詞を付けて歌ってたのがいたけど、

バッカじゃなかろうかとしか思えなかったなあ。

 

原題は “Movin'” っていうタイトルのアストロノウツのインストロメンタルで、

全てフェンダーで武装してた彼らの途方も無くエコーを効かせた音にブッタまげて、

途中転調するだけのAメロオンリーのごくごくシンプルな曲なんだけど、

初めて聞いたフェンダーのフルエコーはホント鳥肌モノだったんだよね。

 

 

 

5月度のボクシングは今日の東日本新人王トーナメント予選から始まるんだけど、

今関わってる裁判の結論によっては最後まで見られないかも知れないんだけど、

取り敢えずってことで……。

 

 

 

≪5月度ボクシングスケジュール≫

*左側が勝者予想、敬称略。

 

・5月 1日(火)……(後楽園) 東日本新人王トーナメント予選

関島優作×しゅんくん寺西、佐々木悠登×鈴木真守、長田庄一郎×佐藤諄幸、

佐々木和×峯田光、若林耕×深見旺彦。

 

 

・5月 7日(月)……(後楽園)

細川バレンタイン×ディスティノ・ジャパン、山内涼太×堀陽太、

細谷大希×矢島大樹、岡田博喜、阪下優友。

 

 

・5月11日(金)……(後楽園)

臼井欽士郎×澤田京介、望月直樹×渡邉秀行、氏原文男×有馬啓祐、

栗原慶太×渡部哲也、千葉開、斉藤幸伸丸。

 

 

・5月13日(日)……(山口)

クドゥラ金子×チェンジ濱島。

 

 

・5月15日(火)……(後楽園)

内藤律樹×ジェリッツ・チャベス、新藤寛之×丸木凌介、石井龍輝×粟田祐之、

高見良祐、阿知和賢。

 

 

・5月19日(土)……(オーストラリア)

河野公平×ジェイソン・マロニー。

 

 

・5月20日(日)……(大田区総合体育館)

田口良一×ヘッキー・ブドラー、京口紘人×ビンス・パラス、

京口将隆×ペドロ・タデュラン、荒川仁人。

 

 

・5月20日(日)……(静岡)

木原宗孝×赤岩俊、堀池雄大、舟山大樹、小林和優。

 

 

・5月25日(金)……(大田区総合体育館)

井上尚弥×ジェイミー・マクドネル、拳四朗×ガニガン・ロペス、

井上拓真、溜田剛士。

 

 

・5月28日(月)……(後楽園) オール4回戦

星大翔×入江翔太。

 

 

・5月30日(水)……(後楽園)

末吉大×東上剛司、永野祐樹×長濱陸、波田大和×草野慎吾、

中村駿介×高橋光政、正木脩也、梶颯、辻本恭平。

 

 

・5月31日(木)……(後楽園)

太田輝×藤北誠也、松本竜也×三浦仁、大野俊人×佐藤矩彰、

上野太一×水谷直人、大坪タツヤ、佐宗緋月。

 

 

 

≪5月度ボクシング期待度ベスト25≫

*左側が勝者予想、敬称略。

 

① 田口良一×ヘッキー・ブドラー

② 京口紘人×ビンス・パラス

③ 井上尚弥×ジェイミー・マクドネル

④ 拳四朗×ガニガン・ロペス

⑤ 細川バレンタイン×ディスティノ・ジャパン

⑥ 末吉大×東上剛司

⑦ 谷口将隆×ペドロ・タデュラン

⑧ 内藤律樹×ジェリッツ・チャベス

⑨ 新藤寛之×丸木凌介

⑩ 永野祐樹×長濱陸

⑪ 太田輝×藤北誠也

⑫ 松本竜也×三浦仁

⑬ 山内涼太×堀陽太

⑭ 臼井欽士郎×澤田京介

⑮ 星大翔×入江翔太

⑯ 大野俊人×佐藤矩彰 

⑰ 上野太一×水谷直人

⑱ 望月直樹×渡邉秀行

⑲ 細谷大希×矢島大樹

⑳ 波田大和×草野慎吾

(21) 石井龍輝×粟田祐之

(22) 中村駿介×高橋光政

(23) 氏原文男×有馬啓祐

(24) 長田庄一郎×佐藤諄幸

(25) 佐々木和×深見旺彦

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