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2018年4月

2018年4月30日 (月)

4月度ランキング

 

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“スーパー・ギター・トリオ”

 

左からアル・ディ・メオラ、ジョン・マクラフリン、パコ・デ・ルシアっていう3人の名手で、

基本的にはアン・プラグド(電気を通さない)のガットギター・アンサンブルで、

其々交互に超絶系のテクニックを披露し合ってそりゃ凄いんだけど、

ちょっとガチャガチャ煩すぎることも多いんだよね。

 

哲学者のような風貌をしたパコ・デルシアはクラシックの造詣も深くて、

オーケストラとのコラボで本領発揮って感じなんだよね。

イケメンマクラフリンは安直なクロスオーバー系に安住してるみたいだし、

おっさんアル・ディ・メオラは最近殆ど名前を耳にすることがないんだけどね。

 

 

 

4月度のランキングは3月29日~4月24日までの試合を対象にして、

4月26日に発表されたんだけど、とっても大きな変更点があって、

各階級とも今まで15位までだったのが20位までランキングが拡大されてて、

先月まで設置されてた “日本タイトル挑戦保留選手リスト” が廃止されて、

15位以内の世界ランキングを失ったボクサーは日本ランキングに編入されて、

15以内の世界ランキングを保持してるボクサー達は、

そのまま世界ランカー欄に留まってるボクサーと、

敢えて日本ランキングに編入したボクサーとがいるんだよね。

 

今回日本ランクへ編入したボクサーは河野公平さん、帝里木下さん、大沢宏晋さん、

細野悟さん、和氣慎吾さん、松本亮さん、粟生隆寛さんなんだけど、

3月のコーチ義人君との試合が流れてしまって、

結果的には1年以上試合をしていないWBC17位の大森将平さんは、

日本ランキングへも編入しておらず、全く名前が消えてるんだよね。

 

日本ランキングが20位まで増えたってことで気になるのはファイトマネーの事で、

今までは8回戦は15万円、9位~15位は20万円になってたんだけど、

16位~20位まではまとめて17万円くらいになるのかなあ。

 

まあそんなことを決めても従来からきちんと守らないジムが圧倒的に多いから、

(九州ジムは全滅、富士山から西方のジムも90%以上がアウトだと思うな。)

どっちでもいいんだろうけど、僅かに残ってるきちんとやってるジムにとっては、

ルールっていうのはとっても大事なことなんだよね。

 

 

プロボクサーの総数が激減中で最近ではマッチメイクがホントに容易でなくて、

若干仕方ない形で東西交流が進んでる中でランカー数を増やすっていうのは、

時代に逆行してるというかある意味ナンセンスこの上なくて、

それが世界ランク15位以内を失ったボクサー達のいわば救済策に繋がると、

そう思えないこともないんだけど、

結局はジム側がランカーっていうブランドを営業面に使いたいってだけで、

個々のボクサーのモチベーションになるとも思えないし、

結果的にはランカーの価値そのものを落としめるだけとしか思えないんだわ。

 

ってことで今月からダラダラ2枚つづりになったランキング表は、

この際1枚目の12位までに限定することに勝手に決めたもんで悪しからずでず。

 

 

 

≪世界チャンピオン≫

山中竜也さん(WBO1)、京口紘人さん(IBF1)、

田口良一さん(WBA7、IBF獲得)、拳四朗さん(WBC2)、木村翔さん(WBO1)、

岩佐亮祐さん(IBF1)、ホルヘ・リナレス(WBA3、WBCダイヤモンド)、

村田諒太さん(WBA1)の計8名でベルト10本。

 

村田さんは4月15日、エマヌエル・ブランダラムに8RKO勝ちして初防衛。

比嘉大吾さんは計量ミスでベルトを剥奪された上8RKO負けしてしまったんだわ。

尾川堅一さんは結局ドーピング疑惑を払拭し切れなくての王座剥奪。

 

 

 

≪OPBFチャンピオン≫

小浦翼さん(2)、マーク・ジョン・ヤップ(3)、大竹秀典さん(3)、清水聡さん(2)、

中谷正義さん(9)、内藤律樹さん(獲得)、井上岳志さん(獲得)、

秋山泰幸さん(獲得)、藤本京太郎さん(2)の計9名。

 

小浦さんは4月17日、田中教仁さんに5RKO勝ちして2度目の防衛。

マーク・ヤップは4月4日、中嶋孝文さんに3-0勝ちして3度目の防衛。

 

 

 

≪WBO AP チャンピオン≫

坂本真宏さん(1)、向井寛史さん(獲得)、勅使河原弘晶さん(1)、

伊藤雅雪さん(1)、荒川仁人さん(1)、岡田博喜さん(獲得)、井上岳志さん(獲得)、

秋山泰幸さん(獲得)、藤本京太郎さん(1)の計9名。

 

坂本さんは4月1日にタイボクサーに6RKO勝ちして初防衛。

小原佳太さんは4月12日の初防衛戦に2RKO負けして王座陥落して、

IBF9位として世界ランカー欄に編入。

 

 

 

≪日本ランキング≫

*ここで言うランク落ちっていうのはあくまで自分のランキング上ってことで、

つまりは12位以内ではなくなったっていうことで……。

 

【ミニマム級】……小野心さん(獲得)

小野さんは4月22日、平井亮輝さんとの決定戦に3-0勝ちして王座ゲット。

敗れた平井さんは1位から3位にダウン。

 

3月31日に畑中健人さんに5RKO負けした松井謙太さんは、

5位から7位へのたった2個ダウン。

 

4月22日に福原辰弥さんに0-3負けした高橋悠斗さんも1個ダウンの8位。

小浦翼さんに5RKO負けした田中教仁さんは一個上がっての9位なんだけど。

 

 

【ライトフライ級】……久田哲也さん(3)

久田さんは4月14日、板垣幸司さんに2-1勝ちして3度目の防衛。

敗れた板垣さんは1位から3位にダウン。

 

4月8日にノーランカーに1RKO勝ちした阿久井政悟さんが4位から2位に上がって、

3位だった小野晃輝さんが5位にダウン。

 

上久保タケルさんが荻堂盛太さんと入れ替わって7位にアップ。

 

4月17日、富岡哲也君に1RKO勝ちした大保龍斗さんが11位にランクイン。

 

4月7日にノーランカーに3-0勝ちした佐藤剛さんは12位のままなんだけど、

11位だった角谷淳志さんがランクアウト。

 

 

【フライ級】……黒田雅之さん(3)

4月15日にフィリピンボクサーに8RKO勝ちした中谷潤人さんが、

星野晃規さんと入れ替わって2位にアップ。

 

Mm級の松井謙太さんに5RKO勝ちした畑中健人さんが、

10位にランクインしたけど、この試合はほぼF級のリミットだったんだね。

 

 

 

【スーパーフライ級】……久高寛之さん(獲得)

久高さんは4月14日、翁長吾央さんとの決定戦に2-0勝ちして王座ゲット。

敗れた翁長さんは1位から5位にダウン。

 

河野公平さんが保留選手リストから編入して4位にランキング。

 

 

【バンタム級】……空位。

帝里木下さんが保留リストから編入して4位にランキング。

 

3月31日に高野誠三さんに3-0勝ちした田中一樹さんが5位にランクされて、

敗れた高野さんが3位から8位にダウン。

 

4月2日、高橋竜也さんに2-0勝ちした定常育郎さんが9位にランクされて、

敗れた高橋さんが7位から12位にダウン。

 

 

【スーパーバンタム級】……久我勇作さん(2)

4月17日にフィリピンボクサーに4RKO勝ちした和氣慎吾さんが、

保留リストから編入していきなり1位にランキング。

 

松本亮さんも保留リストから編入して6位にランキング。

 

4月22日にインドネシア人に3RKO勝ちした丸田陽七太さんは1個下がって10位。

 

 

【フェザー級】……源大輝さん(獲得)

源さんは4月7日、大橋建典さんに7RKO勝ちして王座奪取。

敗れた大橋さんは5位にランク。

 

保留リスト選手だった大沢宏晋さんと細野悟さんが日本ランクに編入して、

それぞれ3位と4位にランキング。

 

 

【スーパーフェザー級】……末吉大さん(1)

石田凌太さんが高畑里望さんと入れ替わって6位にアップ。

4月10日に岩原慶さんに6RKO勝ちした三瓶数馬さんが2個アップの9位。

敗れた岩原さんは12位からのランクアウト。

 

 

【ライト級】……吉野修一郎さん(1)

粟生隆寛さんが保留選手リストから編入していきなり1位にランキング。

 

4月4日に野口将志君に3RKO勝ちした柳達也さんは先月と同じ3位なんだけど、

ハリケーン風太さんの上になったんだわ。

 

試合離れしてる斉藤正樹さんが6位から9位にダウンしたこともあって、

4月7日にフィリピンボクサーに4RKO勝ちした斉藤一貴さんが2個アップの5位。

4月15日、フィリピンボクサーに3-0勝ちした小田翔夢さんも2個アップして8位。

 

 

【スーパーライト級】……細川バレンタインさん(獲得)

4月7日、タイボクサーに1RKO勝ちした青木クリスチャーノさんは7位のまま。

 

4月22日に宮崎辰也君に5RKO勝ちしたジラフ神田さんが一個アップして、

稲垣孝さんと入れ替わって8位。

 

4月4日にノーランカーに3RKO勝ちした池田竜司さんが、

平岡アンディさんと11位と12位を入れ替わってるね。

 

 

【ウェルター級】……矢田良太さん(獲得)

4月26日に有川稔男さんに8RKO勝ちした矢田さんが王座ゲット。

敗れた有川さんは4位にダウン。

 

4月6日に中国で0-3負けした川崎真琴さんが1個下がって9位。

 

 

【スーパーウェルター級】……空位。

4月7日にタイボクサーに3-0勝ちしただけの渡部あきのりさんが、

長濱陸さんとコブラ諏訪を越えて2個上がって3位っていうのはちょっと解り難くて、

4月10日にタイボクサーに1RKO勝ちした諏訪さんが1個下がっての5位なんだわ。

 

 

【ミドル級】……竹迫司登さん(獲得)

4月7日にインドネシアボクサーに1RKO勝ちした福本翔馬さんは4位のまま。

 

 

 

≪世界ランカー≫

先月までの保留選手リストには26名がエントリーしてたんだけど、

今月の世界ランカー欄には20名の名前が連なってて、

このうち4月度に試合をしたのは3人だけで、                           

福原辰弥さんは4月22日に高橋悠斗さんに3-0勝ち。

田中恒成さんは3月31日にフィリピンボクサーに9RKO勝ち。

小原佳太さんは4月12日のWBO APタイトル戦で2RKO負け。

 

 

 

【村木田渾身競馬】

昨日の天皇賞は例の如く外したんだけど、

参加した合計6レースのうち東京12Rと京都12Rの3連複をゲットして、

当日回収率577%を達成したんだけど、

これでやっと4月の回収率を110%に戻したんだよね。

ただ1月からの通算回収率は96%で要するにまだマイナスなんだけどね。

 

次の開催日までに4か月分の騎手の成績をチェックして、

それを去年の通算成績と比較して狙い目の騎手の再チェックなんだよね。

2018年4月29日 (日)

4月のベストボクシング

 

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“ディープ・パープル”

 

彼らの日本でのコンサート音源はこの “コンプリート” の他、

“MADE IN JAPAN” や “24カラット” にも分散収録されてるんだけど、

それらの中の “SMOKE ON THE WATER” が欧米でのブレイクに繋がってて、

ビッグネームになるきっかけが日本公演だったクイーンのケースと似てるんだよね。

 

 

 

自分的には4月度は10ボクシングあったんだけど、

1日の飯見嵐君の試合とか、8日の石澤開君の試合、14日の二つのタイトル戦、

それに22日の小野心さんや宮崎辰也君の試合は映像も見てなくて、

29日の宇津見義広君と中川公弘君、30日のクウエ・ピーターさんの試合も

見る予定がないもんで、26日の後楽園ホールまでってことで……。

 

 

 

≪4月度ボクシングベスト25≫

*左側が勝者、( )内は事前期待度順位、敬称略。

 

① 源大輝×大橋建典 (4)……7RKO

② アルビン・ラガンベイ×小原佳太 (ー)……2RKO

③ 岩井大×河野洋佑 (9)……3-0

④ 大保龍斗×富岡哲也 (8)……2RKO

⑤ マーク・ジョン・ヤップ×中嶋孝文 (10)……3-0

⑥ 村田諒太×エマヌエル・ブランダムラ (1)……8RKO

⑦ 中谷潤人×マリオ・アンドレーデ (ー)……3-0

⑧ 若松竜太×冨田正俊 (19)……4RKO

⑨ 小浦翼×田中教仁 (6)……5RKO

⑩ 三瓶数馬×岩原慶 (7)……6RKO

⑪ 柳達也×野口将志 (12)……3RKO

⑫ 斉藤一貴×マルボン・オディオンガン (ー)……4RKO

⑬ 矢田良太×有川稔男 (5)……8RKO

⑭ 宮地隆佳×松浦大地 (14)……2-0

⑮ 川西真央×今井健裕 (ー)……3-0

⑯ 加藤収二×阪田壮亮 (15)……3-0

⑰ 梅本耕孝×大場竜 (ー)……3-0

⑱ 和氣慎吾×ローマン・カント (ー)……4RKO

⑲ 定常育郎×高橋竜也 (17)……2-0

⑳ リチャード・プミクピック×木村吉光 (ー)……3-0

(21) 青木クリスチャーノ×何チャラ・何チャラ (ー)……1RKO

(22) 林大雅×幸田健太郎 (ー)……3-0 

(23) 池田竜司×遠藤健太郎 (ー)……3RKO

(24) 杉本天真×阿部司 (ー)……1RKO

(25) 濱口大樹×渡邊博章 (ー)……4RKO

 

*事前期待度順位10以内で選モレした試合は、

クリストファー・ロサレス×比嘉大吾(2)、井上岳志×野中悠樹(3)の2試合。

 

 

 

【村木田渾身競馬】

競馬のことを書くのは久し振りなんだけど、

書かなかったってことは、要するに外れまくってたってことで、

2月24日に的中して以来、昨日まで18日連続のスカなんだよね。

 

4月も今日一日を残すのみで、まだまだ我慢が続きそうなんだけど、

取り敢えず今日の天皇賞は、③⑧⑨⑩⑭の3連複5頭ボックスってことで……。

2018年4月27日 (金)

後楽園ホール・4月26日

 

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“ザ・ヴェンチャーズ”

 

左のドン・ウィルソンと右側のボブ・ボーグルの二人が始めたバンドで、

録音やライブの度にベース奏者とドラマーを手配してた頃のレコードなんだわ。

 

 

 

ホールに入ってすぐ何人かの人達に、

「裁判、どうなったの?」 って聞かれたもんで、

自分なりの感想を伝えたんだけど、

やっぱり原告に対する双方の代理人による尋問の後の、

裁判長の質問や発言が自分の中では決定的で、

それでもとにかく粛々と判決を待つってことで……。

 

 

 

中8日振りのボクシングに期待感が大きかったんだけど、

正直 “外れ” の試合が多かったんだよね。

 

 

 

① 森朝登君(ワールドS)×吉見彬君(セレス)……SB 4R

デビュー戦のサウスポー、21歳・埼玉県と、デビュー戦の21歳・東京都。

 

<1R>

森君の腕振りの鋭さが圧倒的で、

若干気後れ気味の吉見君は反応系も今一感が強かったんだわ。

 

その吉見君も残り43秒から右ストレートを2発いい感じで当ててたんだけど、

全体を見渡してみればやっぱり森君が主導権を取ってたんだよね。

 

<2R>

立て直した吉見君が前詰めから打ち合いを挑んでいって、

1分半頃までに強めの右ストレートを当て込んでたんだけど、

森君のボディブローが鋭く喰い込むにつれ一気に消耗が進んでしまって、

残り1分頃からは体がグニャグニャしてきてクリンチ逃げが目立ってたなあ。

 

<3R>

流れが大きく森君に傾いたままで、吉見君も思いの外踏ん張ったんだけど、

ボディを打たれるのを極端に嫌がる素振りが目立ってきて、

森君は益々自信を強めていったような感じだったなあ。

 

<4R>

初っ端から飛ばしていったのは森君の方で、

決着目指してのガンガン攻めの勢いの前に吉見君はシンドイシンドイで、

腰が伸びて力無いショットのままだった開始37秒、

森君に左フックをヒットされて南ロープに大きくヨロケたところでストップエンド。

 

 

 

② 阿部司君(ONE TWO)×杉本天真君(セレス)……SF 4R

0勝1敗(1KO)の25歳・山形県と、デビュー戦のサウスポー、19歳・茨城県。

 

<1R>

お互い、いきなり若干無鉄砲と思えるほどの激しい殴り合いが始まって、

コノヤロ、コノヤロって感じのやり取りが続いたんだけど開始40秒、

払い打った杉本君の左ボディが阿部君のバランスを大きく崩したんだわ。

 

左側にヨロケた阿部君に対して杉本君が勿論一気の追い込みで、

攻撃一辺倒で詰め寄っていったところに何となんとナント、

阿部君の反撃の右カウンターが直撃して、

今度は杉本君が大きくオットットット状態になってしまって、

最後は大きく膝を割って倒れ込む寸前のところで踏みとどまったんだけどね。

 

ここを巧いこと追撃すれば阿部君の逆転系も見えてきた次の瞬間、

今度の今度は杉本君の左ストレートが激しく迎撃ヒットしたのが丁度開始1分、

直撃された阿部君が倒れ込んでしまったんだわ。

 

何とかリスタートして、阿部君も打ち返していったんだけど、

お互いにノーガードの中での危険な殴り合いが続いてた1分21秒、

杉本君の左ストレートの直撃が決定的になって、

レフェリーが割って入ってのストップエンドだったんだわ。

 

 

勝利が告げられた途端、

杉本君は上背のあるトレーナーに思いっ切り抱き付いていって、

それはまるでユーカリの木に掴まったコアラのようで笑ってしまったんだけど、

その目まぐるしい展開に4回戦の面白さを堪能したんだよね。

 

試合後暫くして、目の前に杉本君がいたもんで、

感想を伝えたら、少しばかり恥ずかしそうにしてたんだわ。

 

 

 

③ 高田朋城君(ワールドS)×何チャラ・ヨル……62㎏ 6R

4勝(2KO)4敗(3KO)2分の24歳・青森県と、

5勝(3KO)4敗1分の31歳・インドネシア。

 

相手のインドネシア人はデビューが2003年ってことで、

要するに15年間に10試合しかしていない勘定になる訳で……。

 

<1R>

ヨルは左をジャブとしては打たなくて、全てストレートとして使ってたんだけど、

全体的にまあまあちゃんとしたボクシングをしてて、

返しの左フックも中々いい感じだったし、

カウンターのタイミングも狙えてたし、ボディショットへも配慮してたんだわ。

 

それに比べると高田君は何だか中途半端なままで、

残り30秒まではコツコツ当てまくってたヨルが主導権を握ってたんだよね。

 

ところがところが、このまま終わるのかなあって思ってた残り33秒、

赤コーナーにヨルを追い込んだ高田君がカウンター気味の右ストレートを一閃、

まともに貰ってしまったヨルが一発昏倒ダウンしてしまったんだわ。

 

結局そのまま10カウントが数えられてしまって、

2分37秒、高田君のKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

④ 何チャラ・バレラ×薮崎賢人君(セレス)……F 6R

2勝0敗の29歳、インドネシアと、

4勝(3KO)2敗1分のサウスポー、20歳・千葉県。

 

バレラは国内8位ってことなんだけど、

体型から始まって動きの何から何までもが如何にもひ弱そうで、

こりゃもう2Rくらいで決着しそうな感じだったもんで、

1Rだけ見て休憩タイムだったんだけど結局、

薮崎君は最終ラウンドまでかかってしまったんだわ。

 

 

スコアとしては60-54×3ってことだったんだけど、

途中でどうにか出来なかったのかって思ったんだよね。

 

 

 

⑤ 今井健裕君(ワールドS)×川西真央君(三迫)……L 6R

5勝(4KO)1敗(1KO)1分の24歳・埼玉県と、

5勝(2KO)3敗(1KO)の24歳・東京都。

 

試合前の予想では正直、今井君が圧倒するって思ってたんだけどね。

 

<1R>

もう少し返しの左の鋭さが欲しかったものの、

ジャブからの組み立てがスムースだったのは川西君で、

今井君は右ストレートに力強さを感じさせつつも、

ラウンド全体での攻めてる時間は7:3で川西君だったんだわ。

 

<2R>

前詰めから上下の打ち分けが目立ってたのはやっぱり川西君の方で、

今井君はどうしたのかなあって思いつつ、

このラウンドも手数的には7:3~8:2くらいで川西君だったんだわ。

 

<3R>

このままじゃマズイって感じで今井君も気持ちを出しての激闘で、

それが1分間ばかり続いた後の一段落が解り易かったのはその今井君の方で、

再度川西君が主導権を握るのかって思われたんだけど、

残り1分からの今井君のヒットヒットの方がやや優勢に見えたんだよね。

 

<4R>

川西君の腕振りが若干緩み始めたのを見計らって、

今井君が必死先攻したんだけど、長い時間は飛ばし切れなくて、

その後は互いに一休みを入れながらの代わり番この攻防が続いたんだわ。

 

残り1分には川西君も薄っすら鼻血で、

相対的に見栄えのいいショットの多くは今井君だったなあ。

 

<5R>

顔面により的確に当ててたのは今井君の方だったんだけど、

川西君のショートブローも中々有効でボディブローもかなり効かせてたんだわ。

 

それでもやっぱりポイント的には今井君かなあって思ってた1分20秒、

右を当て込んでからの川西君の反転攻勢の方が大きく目立ってきて、

今井君は被弾するとすぐ下がってしまうことが多くなって、

最後は左目尻をヒットカットされてたんだよね。

 

<6R>

ラウンド序盤、お互いに最後の力を振り絞っての打ち合いが1分間続いたんだけど、

この場面は明らかに川西君の方が打ち勝ってて、

残り1分からは今井君の反撃も激しくて、

バッティング休み明けからは更に攻勢を強めていったんだけど、

川西君もすぐに対応していって、

最後は優勢のままの終了ゴングだったんだわ。

 

 

ってことで自分は58-56で川西君だったんだけど結局、

59-56、58-56、58-57ってことでやっぱり川西君の3-0勝ちだったんだわ。

 

この日の川西君、4R頃にメッキリ感に襲われたんだけど、

そこから立て直して強打の相手に見事な勝利だったんだよね。

 

 

 

⑥ ユータ松尾さん(ワールドS)×福永亮次さん(宮田)

                          ………SF 8R

13勝(7KO)3敗1分のランク7位、28歳・青森県と、

10勝(10KO)2敗(1KO)のランク13位、サウスポー、31歳・大阪府。

 

<1R>

キビキビした動きが出来てよく手が出てたのは福永さんで、

ガードの固い松尾さんに直撃は叶わなかったんだけど、

取り敢えず打つ打つっていうのはリズムとタイミングを掴む上でグッドなんだよね。

 

松尾さんの方はいつものようにキッチリジャブからではなく、

一瞬の踏み込みからの左右強打狙いって感じだったなあ。

 

<2R>

松尾さんの右フックと福永さんの左ストレートっていう図式だったんだけど、

詰めた所での松尾さんのスピード感のあるショート連打も見所だったんだけど、

何だかオープンブローのパタパタ系になってたもんで、

自分的にはまだまだ福永さんが優位に見えたんだよね。

 

 

すぐ後ろの5人連れのネーチャン達がとっても煩くて、

延々の世間話を声高に続けるもんで、

仕方なくヘッドホンを装着して1960年代のポップスをシャッフル再生。

 

<3R>

松尾さんが攻勢度を上げてきて、

距離の奪い合いは福永さんに劣勢に傾いていったんだわ。

 

お互いにいいタイミングの返しを放ってたんだけど、

綺麗に当て切れないまま若干松尾さん優勢のままラウンド終了ゴング。

 

<4R>

この先の流れを決める大事なラウンドだって自分は思ったんだけど、

何だかこの辺りから二人共、マンネリ状態に入り込んでしまって、

攻め方に工夫は見られなかったし、パンチの緩急もないまま単調の単調で、

自分的にはちょっと気が抜けてしまったもんで、

一応最後まで見てはいたんだけど刺激的では無かったんだわ。

 

 

自分には松尾さんはまあまあいつもの松尾さんらしさを発揮してたのに対して、

福永さんは緩急が効いてない割に左に頼り過ぎで、

パンチ慣れしていった松尾さんに警戒感を失わせていって、

たまにはその左をフェイクに使って逆ワンツーでもいいんじゃないかとか、

そもそも福永さんはどの距離でやりたいのかなあとか色々思ったんだよね。

 

それでも折々の強打は松尾さんを上回るモノがあったもんで、

自分は77-75で福永さんだったんだけど結局、

79-73、77-75、76-77ってことで松尾さんの2-1勝ちだったんだわ。

 

だけどね、幾らなんでも79-73はないんじゃないかって強く思ったけどね。

 

 

試合後、自分らが座ってるところに福永さんが佇んでたもんで、

少しばかり感想を伝えたんだけど、彼も何気に納得してたような感じだったんだわ。

 

 

 

セミファイナルの前に女子ボクサーの引退式ってことで、

それをやり過ごした後席に戻ろうとしてふと見やると、

ワタナベジムの会長の奥様がおられて、協会の用事のついでってことで、

色々話をしてたらそこに瀬端さんもやってきて、

そこからは3人並んでの観戦だったんだわ。

 

 

 

⑦ 戸高達君(L玉熊)×ツカダ絆人さん(セレス)……LF 8R

7勝(3KO)2敗(1KO)4分の28歳・東京都と、

8勝(3KO)3敗(1KO)5分のランク6位、30歳・千葉県。

 

この試合は最終ラウンドの頑張りで戸高さんが引き分けに持ち込んだって、

自分はそういう判断をしたんだけど結局、

78-74、78-75、77-75ってことで戸高さんの3-0勝ちだったんだわ。

 

 

偶然系の強打がヒットしたら戸高君の可能性もあるんだろうけど、

1Rを見てた限りではツカダさんの細かく的確な当て込みの方が圧倒優勢で、

何となく勝負あったかなあって思ったんだよね、この時点では……。

 

ところがところが2Rに戸高君の左フックが直撃してから流れが一変して、

ツカダさんが一気にメッキリしてしまっての危ない危ないで、

3Rも明らかに劣勢を引きずったままだったんだけど、

5Rに戸高さんの右目上をヒットカットしてからまたまた様相が一変したんだわ。

 

この後もお互いの一発が当たるごとに攻守がクルクル入れ替わって、

それはそれなりに面白かったんだけど、

要するにその時その時の其々の詰めの甘さの裏返しであって、

二人の引き分け数の多さの理由を知らされる思いがしたんだよね。

 

 

 

⑧ 井上岳志さん(ワールドS)×野中悠樹さん(井岡弘樹)

             ………IBF SW級 2位決定戦 12R

12勝(7KO)0敗1分のIBF9位、28歳・東京都と、

31勝(10KO)9敗(1KO)3分のIBF11位、サウスポー、40歳・兵庫県。

 

IBFの9位と11位とで2位決定戦っていうのはちょっと解り難くて、

3位から8位のボクサー達は納得してるのかなあ……。

 

それでも取り敢えずは興味深いマッチメイクなのは間違いなかったんだけど……。

 

 

黒のウィニング同士は中々の雰囲気から始まったんだけど結局、

自分には只のA級の凡戦程度にしか見えなくて、

ドームコンサートの終わりとバッティングするのを避けるべく一応、

最後まで見てたんだけど、一体野中さんは何しに来たんだろうかなあ。

 

井上さんの強打を警戒する余りなんだろうけど、

いつまで経っても遠目から1発か2発打っては逃げ回ってるだけで、

どう考えてもかなりポイント負けしてるっていうのに、

終盤に入ってもギアアップしないままのトロトロで、

40歳を過ぎてまで無理に続ける競技じゃないんだしってシミジミ思ったんだよね。

 

 

相手は殆ど全く打ち合いに応じて来ない当て逃げチョンチョン系だったし、

上背のある相手にいつものボディブローの位置が低くなってしまってたし、

とにかく井上さんはとってもやり難そうにしてたんだけど、

何発か直撃を受けてはいたけど、相手の追い打ちが緩々で助かってて、

最後の最後まで戦う気持ちを見せ切れない相手を前にして、

踏ん切り良く倒してしまうことが出来ないままの粗さが目立ってたんだよね。

 

 

ってことで自分は117-111だったんだけど結局、

116-112(外国人)、116-113(東日本)、115-113(西日本)ってことで、

井上さんの3-0勝ちだったんだけど、試合後に相手方のスタッフが、

「勝ってもおかしくない試合だった。」 って言ってたらしいんだけど、

関西方面では地元判定が日常なんだろなって容易に推測出来たんだよね。                                                            

 

ついでにって感じで見てた人も、試合が進むにつれ徐々に減っていったんだけど、

自分も早々の帰宅だったんだよね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 川西真央君

② 杉本天真君

③ 特にナシ

2018年4月26日 (木)

裁判のこと……。

 

4月18日の口頭弁論に関して色々気に掛けて下さる方が多くて、

何も書かなかったにも関わらず、毎日多くのアクセスをアリガトでした。

 

当日は平日にも関わらず、あるジムの会長も来てくれてたし、

司君とは一面識もない今は引退してるあるボクサーが片道2時間以上掛けて、

「とっても気になることですから……。」 って駆け付けてくれた他、

司君を応援してる数人の大人達も傍聴席に座ってくれたんだわ。

 

事案の性格上、列席者は思った通り少なくて、

JBCや協会、ジム関係者やボクサー達も事の成り行きに関心を持ちながらも、

色々な差し障りを考慮して傍聴することを控えてたんだよね。

 

 

この日はこれまでの何回かの和解作業を終えての最終口頭弁論の日で、

今度のゴールデンウィーク明けに非公開の最終的な和解勧告を経て、

判決が下されることが決まったんだけど、

裁判を傍聴しての全体を通しての感想や双方の具体的な言い分と反論、

及び裁判官の発言等については最終的な結論を待つことにして、

今はいい方向の裁定が下されるのをひたすら祈るばかりなんだよね。

 

 

それにしても相手方の陳述に自分が登場したのには少々ビックリで、

自分は裁判沙汰っていう大事になる前に、

話し合いの場を持とうって持ちかけたのに対して、

その週は多忙だから翌週に連絡を寄越せというからその通りにしたら、

そこから全く電話に出なくなってしまったからジムを訪ねたことを、

「弁護士でもない村木田っていう只のボクシングマニアだったもんで、

一切無視しました。」 って言ってたんだわ。

(つい最近、事態を危惧したあるジムの会長さんが被告を訪ねた際には、

「幾らでも話し合いに応じるつもりだったけど、いきなり裁判沙汰にされた。」

って答えてるんだけどね。)

 

 

肝心のファイトマネーの支払いに関しても、

現金6万円と規程されてるC級ボクサーのファイトマネーの場合、

「現金6万円のことも勿論チケット12万円のこともあるが、

6万円分のチケットの場合もある。」 って言い切ってたし、

不誠実なチケットの押し付け販売に関しても、

別れた奥さん(元のマネジャー)がやったことだって言ってたし、

司君がどのようなパワハラ系の処遇を受けたかを発言したのに対しては、

一切否認して、結果的には司君が嘘つきにされてしまったんだよね。

 

 

被告側にも色々事情があって、

日頃から兄貴分、弟分としてつるんでる他の4ジムの意向もあるだろうから、

簡単に折れる訳にはいかないんだろなって推測するんだけど、

それにしてもその不誠実な対応は想像を超えてたんだよね。

 

 

「異議あり!」 ってその都度反論を許されるような場では無かったもんで、

実に心が捻じれる様な思いを感じつつ、

自分は必ずしも司君に寄り添った結論が出そうにないことも感じて、

公判終了後に改めて司君と自分の覚悟を確認し合ったんだわ。

 

 

司君としてはこれまで1年半に及ぶ和解協議の過程の中で、

こちらも未払い分のファイトマネーの支払い要求を取り下げるから、

無条件で移籍届に印鑑を押してくれって言ったのに対して、

先方はあくまで移籍金200万円を支払えと固執し続けたことが納得いかなくて、

この日の最終口頭弁論に至ってしまってたんだけど、

連休明けの最終和解勧告に向けての司君の思いは……。

 

ここで折れてしまったら同様の目に遭わされた先輩達に申し訳ないし、

新たに不幸な後輩を作らない為にって頑張ってきたんだから、

もし、移籍する場合には移籍金を支払えっていうような判決が出たら、

例え1円でも支払うつもりは無いから即引退するって決意してるんだよね。

 

 

自分としては、ここまで信頼関係が崩壊してしまった元々の原因について、

裁判官が少しでも配慮してくれることをひたすら願ってるんだよね。

 

 

ってことで、結論が出るまでは自分のボクシング観戦も続くってことで、

流石に5月5日はスルーするけど、

今日と5月1日、7日は後楽園ホールへ出動なんだわ。

2018年4月18日 (水)

後楽園ホール・4月17日

 

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“朝日の当たる家”

 

自分的なアニマルズのベストは “Don't Let Me Be Misunderstood” なんだけど、

彼らを知るきっかけになったこの曲も忘れ難いんだよね。

 

エリック・バートン(右から2番目)のボーカルの渋さは秀逸で、

オリジナルからカバー曲まで自分のiTunesには20曲ほど入ってるんだよね。

 

真ん中のチャス・チャンドラー(ベース)は後に有名なプロデューサーになって、

ジミ・ヘンドリックスのマネジャーもやったんだけど、

1996年に57歳で亡くなってしまったんだわ。

 

 

 

3連続のボクシングの3日目の昨日は、

ホールに入った途端にある人間とのトラブルに巻き込まれてしまって、

未だに意味が理解できないままなんだけど、

その件に関しては後日ってことで……。

 

 

 

① 堀井俊佑君(ワタナベ)×辻本将人君(東拳)……F 4R

1勝(1KO)2敗(1KO)の23歳・秋田県と、2勝(1KO)1敗の27歳・埼玉県。

 

第1試合が始まる寸前に山川豊さんがコンチワって言ってきて、

自分の隣に座って堀井君の応援だったんだよね。

 

<1R>

少しばかりひ弱な感じの堀井君が押されながらの展開だったんだけど、

開始43秒、辻本君が一閃した右フックが直撃して、

いきなり堀井君の左頬が赤くなってたんだわ。

 

その後、辻本君は更に勢いを増して、両腕の回転力とパワーで圧倒してて、

堀井君は危険度の高い打ち合いを強いられてたんだよね。

 

<2R>

最初の1分間は却って堀井君が飛ばしてのガンガンだったんだけど、

一つ一つのショットのストロークがデカいもんで、

常に危ない危ない感が拭えなかったんだわ。

 

その後、辻本君の前詰めゴリゴリ作戦にかなり困らされてたんだけど、

残り30秒、一連の打ち合いの中で堀井君のショットがヒットヒットしたみたいで、

辻本君の右目上をヒットカットさせてドクターチェックが入ったんだわ。

 

<3R>

お互いに距離を見失った様な乱打戦に突入していって、

辻本君の方にも徐々に疲労の色が見えてきて、

両者ハァーハァーの中、必死感に満ちた攻防が続いたんだわ。

 

<4R>

お互いに消耗の境地に達しつつあって、

組み組み絡み絡みしてる時間が長くなっていって、

ポイントの行方が見えなくなっていったんだけど、

堀井君も懸命にもがいてたんだよね。

 

 

ってことで自分は39-37で辻本君だったんだけど結局、

39-37×3って全く同じだったんだよね。

 

 

第2、第3試合は女子戦だったもんで……。

 

 

 

④ 富岡哲也君(REBOOT)×大保龍斗君(横浜さくら)

           ………日本ユース F級 王座決定戦 8R

5勝(5KO)2敗(2KO)の22歳・埼玉県と、

10勝(2KO)4敗(1KO)1分の23歳・神奈川県。

 

勝率は全く同じなんだけどKO率としては富岡君が圧倒的だったんだけどね……。

 

<1R>

仕掛けが早かったのは大保君の方だったんだけど、

最初のクリーンヒットは富岡君の軽いワンツーで、

グッドなジャブの富岡君とシツコイ連打の大保君っていう図式が出来上がったんだわ。

 

お互いに甲乙付け難い鋭いやり取りが続いてたんだけど、

大保君のボディショットが中々良くて、

富岡君の返しの左フックにもかなりの必殺感が宿ってたんだけど、

大保君が最後に放った左ボディからの右フックの見栄えがとっても良かったんだわ。

 

<2R>

大体大保君がプレスを掛けてたんだけど、

ラウンド半分頃までは富岡君のワンツースリーが大きく先行して、

いよいよ挽回が始まったと思われた直後の残り1分10秒、

大保君の追い打ちするような右ストレートが直撃ヒットして、

富岡君が大きく顎を跳ね上げられてしまったんだわ。

 

それを期に大保君が一気に仕掛けていって、

勿論、富岡君も懸命に打ち返してはいたんだけど、

打った数以上に右ストレートや左フックを大きく被弾してしまって、

最後は左フックを綺麗に当て返されてしまって富岡君がダウンしてしまったんだわ。

 

最後のパンチに至るまでにかなり打ち込まれてたもんで富岡君、

テンカウントを数え終わってもリスタート出来ないままで結局、

2分58秒、大保君のKO勝ちだったんだわ。

 

 

試合後の大保君は嬉しそうにベルトを見せてくれて、

必ずしも倒し屋ではないのに激しく決着させたってことで、

人生の頂点に達したような笑顔をしてたんだわ。

 

 

第5試合も女子戦ってことで……。

 

 

 

⑥ ローマン・カント×和氣慎吾さん(FLERE)……Fe 8R

12勝(7KO)10敗(4KO)3分の28歳・フィリピンと、

23勝(15KO)5敗(1KO)2分のIBF8位、WBA13位、WBO13位、

サウスポー30歳・岡山県。

 

カントは1階級落として、和氣さんは1階級上げての一戦だったから、

本来の階級でのカントのパンチ力には取り敢えずの警戒が必要な訳で、

タイボクサーじゃあるまいし、最初っから無暗に殴り掛かるのはナンセンスだし、

今の彼の置かれたポジションを考えると、更に慎重さが要る訳で、

自分的には和氣さんは中々いい立ち上がりをしてたと思ったんだよね。

 

で、5R~6R頃までは冷静に観戦するべきだって思ってたんだけど、

場内北側からは早々に早くブッ倒せってやたらのバカ野次が飛んでたし、

陣営の近くからもいちいち、いちいちの指示を飛ばしまくってるのがいて、

この位のレベルのボクサーになると自分の頭で考えながら試合をするんだから、

余計というか邪魔な事この上なかったんだよね。

 

<1R>

太い体躯をしたカントはプレスが強くて、パワーも感じさせたんだけど、

スピード感が全く比較にならなくて、

和氣さんはダブルジャブからの左ストレートがとっても美しかったんだわ。

 

<2R>

カントはそのパワーをどこでどういう風に使うのか、

それ程の技を持ってるようには思われなかったんだけど、

いきなり振り被って来る特大右フックとか、

ガチャガチャってなった時の迫力は大いにある訳で、

和氣さんとしてはこんなところで負ける訳にはいかないもんで、

雑なパフォーマンスは決して許されなかったんだよね。

 

<3R>

相手の豪打を警戒する中、和氣さんが華麗なワンツーをヒットさせたんだけど、

直後のカントの打ち返しにもかなりの迫力があって、

カントとしては多少の被弾は覚悟しながらってことか全くヘコタレル様子も無く、

相打ちの中で自らの強いパンチを当てようとしてたみたいだったんだわ。

 

お互いに大きなポイントにならないままの攻防が続いてたんだけど、

残り10秒過ぎの和氣さんの左ストレートが決定的だったね。

 

<4R>

カントはジャブから組み立てるボクサーではなくて、

右も左もいきなり大きく振り出してくるボクサーっていう評価が固まってきて、

それ程打たれ強くは無いってことも露呈してきて、

残り1分からのカントのメッキリ感を見やって、

すっかり見極めた和氣さんは倒し方を考えてるような感じだったんだわ。

 

殆ど勝負あったってことでこのラウンドで離席だなって思ってた残り11秒、

赤ポスト前で和氣さんの強烈な逆ワンツーがヒット。

 

直撃されたカントがヨレッとして倒れ込んだのはスリップだったらしいんだけど、

立ち上がったカントの左目上からはおびただしい鮮血が流れてて、

即のドクターチェックだったんだけど結局、

そのままストップエンドってことでヒッティングによるカット傷だったもんで、

2分50秒で和氣さんのTKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

⑦ 小浦翼さん(E&Jカシアス)×田中教仁さん(三迫)

          ………OPBF Mm級 タイトル戦 12R

12勝(8KO)0敗のチャンピオン、23歳・神奈川県と、

16勝(9KO)6敗のOPBF13位、33歳・東京都。

 

ホールに入った直後に田中さんがリングに上がってアップしてたんだけど、

目が合ったら 「俺が負けるっていう予想ですよね。」 って話し掛けてきて、

自分の予想はよく外れるからって答えたんだけど、

そういう事を気楽に言ってくれると何だか嬉しくて、

彼の心の広さっていうか腹の太さを感じさせられたんだよね。

 

田中さんは6年ものブランク作ったにも関わらず、

ジム移籍して復帰後わずか1年でOPBFのタイトル戦まで登り詰めたってことで、

相手との年齢差も10歳あるんだけど、ホント大したモンなんだわ。

 

<1R>

上背もリーチも全体のスピード感もやっぱり小浦さんの方が上回ってて、

それで遠くから対応されると田中さんとしては辛いツライなんだけど、

田中さんの一瞬の踏み込みはそれこそ天下一品で、

そこからのガチャガチャ戦に持ち込めば独壇場になるって、

お互いの可能性を見せ合いながらの試合は序盤からスリル満々だったんだわ。

 

試合が大きく動いたのは残り10秒でのことで、

田中さんを追い詰めた小浦さんがショートブローを展開させて、

その右アッパーを直撃させて田中さんを北ロープ前で大きく揺らがせたんだわ。

 

勿論、その一瞬を見逃さなかった小浦さんが一気の攻め込みだったんだけど、

アララーッて感じの中で、追い込まれた田中さんが右フックを一閃、

何となんとカウンターで貰ってしまった小浦さんがオットットって下がらされて、

踏ん張り切れずそのまま尻餅ダウンしてしまったんだわ。

 

行けると思ったその瞬間の危機をここでも見せられる思いだったんだよね。

 

<2R>

意外に簡単に田中さんの距離になることが多くて、

打ち終わりに組み合った瞬間の田中さんのシツコサが全開だったんだけど、

お互いに利き手の大きなショットが無かった中、

ジャブの差し合いで僅かに小浦さんがポイントゲットだったかなあ。

 

<3R>

それまではワンツーで終わってしまうことが多かったんだけど小浦さん、

このラウンドではスリーフォーまで頑張ることが多くなって、

またもや全体を通して刺激的なショットは少なかったんだけど、

ヒット&アウェイを意識した動きで小さなポイントを拾ってたんだよね。

 

<4R>

それならってことで田中さんが更に突っ込み度を上げていったんだけど、

距離とタイミングを掴んだ小浦さんも入って来るところの右ショートが抜群で、

流れは小浦さんに傾きつつあるのかなあって思ってた1分20秒、

南東ポスト方向に追い込みながらの右ストレートがヒットして、

田中さんが小浦さんの顔面を大きく跳ね上げたんだわ。

 

ってことでここまでの自分のスコアは38-37で田中さんだったんだけど、

発表されたモノも全く同じで38-37×3だったんだわ。

 

<5R>

田中さんが頭を下げ目線を切ったままのノールックの右フックを見せてたんだけど、

ラウンド中盤まではやっぱり小浦さんのジャブジャブがとっても有効で、

小浦さんが若干優勢なまま行ったり来たりしてた残り35秒、

南東ポスト近くで田中さんの攻撃を頭を下げて避けようとしてたところに、

小浦さんの右フックが鋭く打ち下ろされたんだわ。

 

自分のところから見てた限りではそのショットは明らかに、

田中さんの左後頭部をヒットしてて、

それは勿論小浦さんの意図的なショットではなくて、

目がけた位置より田中さんが頭を下げたことによって生じた事態だったんだけど、

その一発で大きく効かされてしまった田中さんは大きくヨロケテしまって、

間髪を入れない小浦君の猛攻に晒されるまま、

4~5発をボコボコに打ち込まれてしまって、

南東のコーナーポストに寄り掛かるようにしてダウンしてしまったんだわ。

 

さあ、田中君は立ち上がれるのかって思った瞬間、

レフェリーが即のストップエンドで、2分38秒で小浦君のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

自分にはそのストップが如何にも早過ぎるように見えて、

間近で見てたレフェリーには続行は無理そうに見えたのかも知れないんだけど、

OPBFのタイトル戦だし、そもそも22戦も戦ってきた歴戦士なんだから、

カウントを数えながら様子を見ても遅くはなかったんじゃないかって思ったんだよね。

 

っていうかそれより何より、ダウン劇のきっかけを作った、

直前の小浦君の右フックは意識してなかった結果的な反則パンチってことで、

そこで一旦止めて、田中さんの回復を図るために、

休憩タイムを与えるべきじゃなかったかとさえ思ったんだけどね。

 

ただ、いずれにしてもほんの一瞬の中での出来事であった訳で、

自分の見間違いや判断ミスも充分考えられるんだけどね。

 

実に際どい一瞬を検証するのことも大事だと思うんだけど、

いっそのこと二人の再戦を前向きに考えられないかなあ……。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 大保龍斗さん

② 小浦翼さん&田中教仁さん

③ 和氣慎吾さん

 

 

 

これから千葉地裁での裁判を傍聴に行くんだけど、

この件も後日報告しますね。

2018年4月17日 (火)

後楽園ホール・4月16日

 

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“比嘉大吾さん……。”

 

スパーリングに向かう寸前、ヘッドギアをゴシゴシした瞬間の比嘉さんで、

相手を見つめる目付きの鋭さに緊張感が漲ってるんだけど、

ちょっと見、比嘉さんは着ぐるみの被り物を被ったところみたいで、

両方のグローブがまるで耳になってるんだよね。

ってこういう姿をまた見ることができるのか……。

 

 

 

昨日のホールは入場曲がない4回戦5試合にもラウンドガールが付いてて、

ちょっと違和感があったんだけど、

その中に近年稀に見ないほどの異様なラウンドガールが混じってて、

驚愕の余り思わず口が開いてしまったんだわ。

 

 

 

① 長島純也君(新日本木村)×中島裕成君(高崎)……Fe 4R

デビュー戦のサウスポー、25歳・東京都と、デビュー戦の22歳・群馬県。

 

長島君はデビューのこの日が誕生日なんだよね。

 

<1R>

とっても元気なデビュー同士だったんだけど、

長島君がまあまあ普通だったのに対して、

中島君はガード無視のままやたら大きく振り過ぎで、

何だか危なそうだなあって思ってた開始55秒、

南東ポストに追い込まれたところでワンツースリーフォーファイブって、

長島君に連続ヒットヒットされてしまってダウン。

 

ここは何とか立ち上がってリスタートした中島君だったんだけど1分23秒、

またもやの連打を喰らってしまって2度目のダウン。

 

それほどのダメージを残さないままリスタートはしたんだけど中島君、

ここから挽回するのはちょっと難しそうな感じだったんだよね。

 

<2R>

中島君は常に危うさを抱えたままで、

まだボクシングが良く解ってないような感じで、

結構手は出してるんだけど、殆ど当て切れないままの状況を改善できなくて、

最後は追い込まれるまま北西ポスト前で、

長島君の強烈なワンツーをまともに貰ってしまって、

グラッと大きく右側に倒れ込んでしまったんだわ。

 

その倒れ方がとっても激しかったもんで、レフェリーも即のストップエンドで、

ギリギリ担架搬出は免れてたんだけど、

中島君は余りにも危険な戦い方をしてたと言わざるを得なかったんだよね。

 

ってことで長島君が1分41秒でバースデイTKO勝ちだったんだよね。

 

 

 

② 佐々木雄斗君(川島)×相澤諄美君(F赤羽)……SF 4R

デビュー戦の24歳・と、デビュー戦の23歳・埼玉県。

 

<1R>

ワンサイズ大きい相澤君だったんだけど、

上背はあるんだけど上体が細くて如何にもひ弱そうだったんだよね。

 

その相澤君は相手の潜り込み作戦に手を焼いてしまって、

距離を作り切れないまま接近戦で手を余し続けてたんだよね。

 

<2R>

相澤君としては密着戦に持ち込まれる前に、

もう少し何とか出来ないかって感じが続いたんだけど、

二人共、この階級にしてはスピード感に欠けてて、

デビュー戦にしても全体に生温い印象が拭えなかったんだよね。

 

 

ってことでここで一旦離席したんだけど、

この後色々あったようで、次の3R2分25秒で相澤君がTKO勝ちしたってね。

 

 

 

③ 高橋利之君(協栄山神)×木野村知也君(横田S)

                         ………58㎏ 4R

1勝(1KO)1敗の18歳・神奈川県と、

2勝(2KO)2敗(2KO)のサウスポー、28歳・岐阜県。

 

前の試合と2試合続けて、試合前にグローブテープを直されてたボクサーがいて、

この辺はテキパキやって欲しくて、ある意味恥ずかしいことなんだよね。

 

<1R>

まあまあちゃんとしてる二人だったんだけど、

立ち上がりの木野村君はジャブがおざなりで、

パワー系の高橋君にかき分けられるように押しまくられてたんだわ。

 

その木野村君も残り1分で左ストレートをヒットさせてからはリズムを戻して、

中々いい感じになってきたんだけど、ラウンドトータルではやっぱり高橋君だったね。

 

<2R>

木野村君は突っ立ち気味になってアゴが上がっての危ない危ないで、

少し疲れたか動き全体が緩んできて、詰められると辛そうにしてたんだわ。

 

<3R>

木野村君は口を開け始めて休み休みになってきたんだけど、

高橋君の方も相手がすぐ腰を屈めて頭を下げることが多いんだから、

返しのショットはもう少し低い打ち出しが必要なところだったんだよね。

 

木野村君のスタミナキレは著しく、ほぼヘロヘロになってたなあ。

 

<4R>

インターバルの直後はそこそこ動けるんだけど木野村君、

折角いい感じの左ストレートを当て込んでもそこから全く飛ばし切れないままで、

残り1分からの落ち込みはエンディングの近いことを示してて、

追い込まれるまま、防戦一方になってしまった1分39秒、

レフェリーが割って入ってのストップエンドだったんだわ。

 

 

 

④ 三宅ラッシュ君(川島)×荒澤宏和君(TI山形)……W 4R

1勝5敗(2KO)の33歳・岡山県と、デビュー戦の33歳・山形県。

 

<1R>

いつも通り “ラッシュ” とは程遠い三宅君で、

自らを皮肉ってるのかって思ってしまうんだよね。

 

その三宅君は元々バランスが良くなくて、足送りに大きな欠点を持ってて、

何だか置きに行くようなパンチに終始してたんだわ。

 

荒澤君はデビュー戦の割には全体にカッチリしたボクシングをしてて、

一つ一つのショットがジャブを含めてとてもしっかりしてたんだわ。

 

<2R>

荒澤君が少し飛ばせば簡単に終わりそうな感じで、

三宅君の前詰めは無暗過ぎて、カウンターの餌食になりそうなままで、

一発貰うたびに足元がバタバタし始めたんだわ。

 

このラウンドは10:8.5ほどもの大差が付いてしまって、

勝負は決まってしまった感じがしたもんで、一旦休憩タイム。

 

 

とっくに終わってしまってると思ってたら、最終ラウンドまで進んでて、

最後は荒澤君のスタミナにも課題が見えてきて、

いい感じのボクシングを貫け切れなくて若干消化不良のままの終了ゴング。

 

 

それでもポイント的には一方的だったみたいで、

40-36×2、40-37ってことで荒澤君の圧倒3-0勝ちで、

三宅君はこのまま続けてるといつか大ケガをしそうな感じのままだったなあ。

 

 

 

⑤ 山田大君(イマオカ)×愛川翼君(黒﨑KANAO)……W 4R

1勝1敗1分の28歳・神奈川県と、0勝0敗1分の20歳・滋賀県。

 

山田君は久し振りの左右対称漢字名ボクサーなんだけど、

“ふとし” って読むんだってさ。

 

<1R>

中南米系の血が混じったような愛川君の立ち姿がグッドグッドで、

動き全体のバランスもとっても良かったんだわ。

 

相手の山田君は徹底して近いところでやりたがるボクサーで、

そういう相手とのスパーリングの経験は無さそうな愛川君がいきなりの困惑困惑で、

そいういうのが嫌ならもっともっとのジャブだろうし、

フットワークを駆使しての距離キープなんだろうけど、

愛川君はまだそのレベルには達していないようだったんだわ。

 

全く試合スタイルの違う同士の戦いは、

試合慣れしていない愛川君の苦戦がいきなり見えてきたんだよね。

 

<2R>

ペースはすっかり山田君が握って、

愛川君は相手のしつこいショート連打に手を焼きっ放しで、

一見戦意喪失してるようにも見えてきたし、ハァーハァーが目立ってきたんだわ。

 

<3R>

テンポを変えないとこのままズルズル負けしそうだった愛川君、

このラウンドは多少吹っ切っての手数アップして対抗していったんだけど、

当て勘的にはまだまだ課題を残してるような印象だったんだわ。

 

<4R>

前の回の頑張りのせいか、愛川君のスタミナ落ちが目立ってきて、

最後の最後まで丁寧な左ボディは打ってたんだけど、

お互いに必殺系で打ててなかった中、やっぱり山田君の手数勝ちだったかなあ。

 

 

ってことで自分は39-37で山田君だったんだけど結局、

39-37、39-38、38-38ってことで山田君の2-0勝ちだったんだわ。

 

 

愛川君としてはどこかのラウンドで明確な優位を示し切れてれば、

逆2-0勝ちの可能性も充分にあったんだよね。

 

 

試合が終わってしばらくした後、近くに愛川君がいたもんでちょっと話をして、

彼のジムは北九州にあるってことだったんだけど、

試合の感想も伝えたんだけど、鍛え直したところを是非見てみたいもんなんだわ。

 

 

 

⑥ 冨田正俊君(川島)×若松竜太君(勝又)……B 8R

8勝(1KO)9敗(4KO)2分のサウスポー、33歳・東京都と、

10勝(7KO)13敗(9KO)1分の33歳・鹿児島県。

 

お互いに負け越してはいるんだけど、

A級を支えてる貴重なボクサーなんだよね。

 

<1R>

サウスポーの冨田君の方がリーチ優位で、

長い手を駆使して若松君の踏み込みを阻止してて、

予想通りの展開で始まったんだわ。

 

ただ、冨田君も打ち終わりが甘くなる傾向があるから、

そこのところを若松君が正確に狙えたら、

持ち前の強いパンチでの決着も十分考えられたんだよね。

 

<2R>

冨田君はKO率が低い割には遠くから大きく振って来るんだけど、

それを交わし交わししながら若松君、

近いところでのコンビネーションの巧みさでポイントを拾っていって、

残り半分頃からは冨田君の打ち終わりを正確に捉えることも出来てきて、

右ストレートや左フックを綺麗に当て込んでたんだわ。

 

<3R>

冨田君の左目下の腫れが目立ってきて、

それにつれ感じを掴んだような若松君の動きの軽快度が増していって、

右アッパーを混ぜ込んだコンビネーションがヒットヒットしてたんだわ。

 

相手がサウスポーだったこともあって、

若松君の右ボディがとっても打ち込みやすい角度になってたこともあって、

試合を圧倒的に支配しつつあったんだよね。

 

冨田君は中々いい場面を作れないまま何となく迷いが漂って来たんだわ。

 

<4R>

若松君がペースを握ったまま試合が固まってしまった感じだった残り1秒、

その若松君が相手を青ポストに追い込んだその瞬間、

左、右、左を鋭く組み合わせヒットさせて冨田君からダウンゲット。

 

ただその際、4~5年振りのKOチャンス到来って事で舞い上がったか若松君、

既に尻餅を付いてる冨田君に右フックで殴り掛かってしまって、

そのショットは必ずしもヒットしてはいなかったんだけど、

危険行為には変わりないもんで減点1を喰らってしまったんだよね。

 

<5R>

前のラウンドの最後の最後でダウンを喰らってしまった冨田君、

気持ちを立て直して懸命に踏ん張ってはいたんだけど、

ダメージを拭いきれてなかったのは明らかで、

若松君は相手の打ち終わりを更に正確に狙うことが出来てたんだわ。

 

で、そろそろ時間の問題だなあって見てた1分18秒のリング中央、

またもや小さく鋭い右ストレートを絶妙のタイミングでカウンターヒットさせた途端、

冨田君が大きくドーンと倒れ込んでしまったんだわ。

 

レフェリーがカウントを数え始めてすぐに、

冨田君陣営からタオルが投げ込まれたのが1分26秒、

若松君が復活を思わせる豪快なKO勝ちだったんだよね。

 

 

試合後暫くして自分のところに寄ってくれた若松君は、

顔面には殆ど被弾の跡を残してなくて、自分の感想を素直に聞いてくれたし、

今回はとってもいい仕上がりだったって言ってたんだよね。

 

 

 

⑦ 川浦龍生君(川島)×マージャン・パンティルガン……SF 8R

3勝(3KO)0敗のサウスポー、24歳・徳島県と、

18勝(14KO)5敗の国内2位、23歳・フィリピン。

 

<1R>

相手のパンティルガンは一見日本人に近い風貌をしてたんだけど、

川浦君は頭半分以上デカいし、リーチの差も半端じゃなくて、

おまけに引き足も早いしパンティルガンとしては

相当工夫しないとパンチも届きそうになくて、

ガチャガチャってならない限りいきなりシンドそうだったんだわ。

 

 

ってことで早々の離席で、その後はたまに遠目に見てたんだけど、

川浦君としてはこれまでの3人のタイボクサーのようには行かなかったみたいで、

最終ラウンドまで延々同じようなことを繰り返してたんだわ。

 

フィリピンボクサーはタイボクサーの7~8倍ほども頑張るもんで、

シンプルなやり取りで楽勝してきた川浦君としても対応に苦慮してて、

そりゃ大きくポイントを取られるってことは無かったんだけど、

最後は足使っての当て逃げチョンチョンに終始してて、

KOするつもりも無さそうなままの実に冗長な8回戦だったんだわ。

 

 

どれだけ打たれても前へ前へを止めなくて、

これでもかこれでもかって必死に左右フックを振ってたパンティルガンの方に、

自分は何となく親近感を抱いてしまったんだよね。

 

 

 

⑧ 有川稔男さん(川島)×矢田良太さん(Gツダ)

             ………日本 W級 タイトル戦 10R

15勝(13KO)4敗(3KO)のチャンピオン、33歳・東京都と、

15勝(12KO)4敗(1KO)のランク1位、28歳・大阪府。

 

勝率もKO率も殆ど変らない同士だったんだけど、

戦ってきた相手のレベルの違いで有川さんが優勢だって思ってたんだけどね。

 

<1R>

リーチは少しだけ矢田さんの方が優位に見えたんだけど、

ジャブ無しの殆どいきなり瞬間の右一本ボクシングだなあって見てた、

開始56秒、矢田さんのそのいきなりの右ストレートが直撃ヒットして、

有川さんが東ロープ前で大きなダメージを負ってしまったんだわ。

 

良く解らない相手なんだから、前日の村田諒太さんのように、

まずは慎重に相手の動きを見極めるべきだと自分は思ってたんだけど、

大きく殴り合いを仕掛けてきたのにこっちも引けないって感じで、

何だかムキなって応じ過ぎてた印象が強かったんだよね。

 

その一発で大きく効かされてしまった有川さんはその後1分40秒でも、

更に矢田さんの追撃左フックを打ち込まれて南ロープにヨロけ飛ばされてしまって、

何とかこらえはしたんだけど、これ以降の有川さんはいつもとは全く違ってて、

こりゃ絶対ヤバイなって感じのままだったんだわ。

 

<2R>

有川さんの回復の度合いが気になったんだけど、

シッカリジャブを出してたのはその有川さんの方で、

矢田さん陣営からは 「ジャブ! ジャブ!」 の声がやたら飛んでたんだけど、

矢田さんとしては1Rでの右強打に自信を深めてたような無視無視で、

その後矢田さんの右ストレートと有川さんの右アッパーが有効ヒットしてたんだけど、

自分にはまだまだ有川さんの動きは本来のモノのようには見えなかったんだよね。

 

<3R~4R>

有川さんの動きは緩慢なままで、ショットにも全く鋭さを欠いてて、

矢田さんがボディを打って来るところにも合わせられないままで、

足元のシッカリ感も失われつつあっての末期症状としか見えなくて、

シミジミ終わったなって感じがしたもんで、ここで帰宅したんだよね。

 

 

帰りの電車の中でボクモバで確認してみたらやっぱり案の定、

有川さんは8R0分58秒でTKO負けしてしまったんだよね。

 

 

有川さんは試合後の会見で1Rでの被弾ダメージは引きずってなかったって、

そう言ってたんだけど、そんな筈は絶対ないって自分は思ってて、

その後、いい場面を作りつつあった際にも打ち出しがとっても緩かったし、

いつものように鬼気迫るようなショットとは程遠かったからね。

 

体調が良かったのか悪かったのかは本人のみぞ知るところなんだけど、

いずれにしても試合の入り方が如何にも雑だったと言わざるを得なかったんだわ。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 若松竜太君

② 矢田良太さん

③ 特にナシ

2018年4月16日 (月)

横浜アリーナ・4月15日

 

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“涙のバースデイ・パーティ”

 

レスリー・ゴーアのスマッシュヒットなんだけど、

当時の女性歌手のヘアスタイルは今とは全然違ってて、

セットした髪をヘアースプレーでガッチガチに固めてて、

踊りながら歌っても微動だにしなかったんだよね。

 

 

 

比嘉大吾さんが体重作りに苦戦してるっていうのは薄っすら聞いてたんだけど、

最後の最後に計量ミスするまでとは思ってもみなかったんだよね。

 

日常のフィジカル・トレーニングを筋力の充実だけを主目的にすると、

イザっていう時に無駄な肉を削ぎ落とすことが難しくなって、

水抜きの効果も期待できないってことなんだけど、そういうことなのかなあ……。

 

 

 

横浜アリーナでのボクシング観戦は記憶になくて、

東海道新幹線が開通したばかり頃の新横浜周辺は高い建物が殆どなくて、

結構畑もあったし、全体に寒々した印象の街だったんだけど当然のことながら、

実に近代的で明るい印象の街に変貌してたんだわ。

 

ボクシングの興行では久し振りのダフ屋が2人ほどうろついてて、

村田さんの人気のほどを知らされながらの始まり始まり……。

 

 

 

① 長谷川晃亮君(熊谷コサカ)×臼井春樹君(八王子中屋)

                            ………F 4R

1勝3敗(3KO)の21歳・埼玉県と、0勝0敗1分の19歳・東京都。

この試合は元々は予備1として組まれてたんだけどね……。

 

<1R>

上背とリーチで優位な臼井君としては、

それを活かしてもっともっとのジャブが打てればいいのにって思ったんだけど、

敢えて迎え撃つ戦法を取ってた長谷川君のことを警戒してたのかなあ。

 

長谷川君の方は中盤以降やっと先手も混ぜ込んでいったんだけど、

特に大きなヒッティングには繋げられてはいなかった中、

若干の攻勢と手数勝ちって感じだったんだわ。

 

<2R>

ラウンド中盤過ぎ、リング中央でお互いの腕がガスガスッと交錯した刹那、

臼井君のストレート系が直撃して、長谷川君が思わずしゃがみ込みダウン。

 

何とかリスタートした長谷川君だったんだけど、

何だかボーットしたままで臼井君の追撃の甘さに助けられてたんだけど、

残り7秒ほどで青コーナーポスト前に詰められ、

臼井君のワンツースリーを貰ってしまって再度のダウン。

 

それほどの決定力だった訳ではなかったから助かった長谷川君が、

立ち上がったところでラウンド終了ゴング。

 

<3R>

このまま追い込まれてしまうかに見えた長谷川君が立て直しての前詰めで、

左フックを綺麗にヒットさせて、まだまだ終わらないことを見せてたんだわ。

 

お互いに攻撃にスムースさを欠いてブツブツ切れの印象が強かったんだけど、

このラウンドは全般的に長谷川君のヒットが目立ってて、

逆転の目さえ感じさせたんだよね。

 

<4R>

臼井君もやっとジャブジャブの有効性を高めていったんだけど、

一方では被弾した際の打たれ方の形が悪くて、

全体的には長谷川君が打ち勝ってるような感じだったんだよね。

 

 

ってことで自分は37-37だったんだけど結局、

39-36、38-36、37-37ってことで臼井君の2-0勝ちだったんだわ。

 

 

 

 木元紳之輔君(ワタナベ)×岸根知也君(堺東ミツキ)

                           ………SB 4R

3勝(1KO)1敗の20歳・鹿児島県と、

3勝(2KO)2敗(1KO)1分のサウスポー、24歳・兵庫県。

 

<1R>

開始20秒~30秒辺りのところでいきなり木元君の右ストレートがヒットして、

まともに貰ってしまった岸根君がダウンしてしまったんだわ。

 

リスタート後一気に決着を目指した木元君だったんだけど思いが叶わず、

残り30秒からはちょっとマッタリしてしまったなあ。

 

<2R~3R>

ダウンハンデを取り戻すべく岸根君が頑張り巻き返しで、

基本的に活きのいい同士の活発なやり取りが続いたんだけど、

中々決定打に繋がらない中、岸根君の若干の手数勝ちが続いたんだわ。

 

<4R>

密着ゴニョゴニョ戦になると岸根君の勢いの方が見栄えが良くて、

フィジカルの差が出てしまった様な展開だったんだよね。

 

 

ってことで自分は38-37で岸根君の逆転勝ちだったんだけど結局、

39-37、38-37、37-38で岸根君の2-1勝ちだったんだけど、

1Rにダウンを喰らった岸根君が39っていうのはどう考えても変で、

これは絶対ジャッジミスだったと思ったなあ。

 

 

土曜日の大阪の興行では露骨な地元判定でワサワサしたらしいんだけど、

少なくとも東日本はまだちゃんとやってるって感じがしたんだけどね。

 

 

 

③ 碇瑠偉君(厚木ワタナベ)×一條武蔵君(W日立)

                        ………116P 4R

1勝0敗2分の18歳・神奈川県と、2勝(2KO)2敗(1KO)の33歳・福島県。

 

多分碇君が勝つだろうなあって思ってて、やっぱりその通りだったんだけど、

試合内容としては実に凡庸で、特に感想は無かったんだよね。

 

で、あまり真面目に見ていなかったんだけど結局、

40-36×2、39-37ってことで碇君の3-0勝ち。

 

 

 

④ 小田翔夢さん(白井具志堅)×ロルダン・アルデア

                       ………136P 6R

7勝(7KO)0敗の国内10位、19歳・沖縄県と、

11勝(5KO)4敗(3KO)1分の国内王者、サウスポー、24歳・フィリピン。

 

<1R>

アルデアは中々いい感じのサウスポーで、

彼の左ストレートボディ2発で始まったんだけど、

小田さんも如何にも力強くて可能性を見せてたんだわ。

 

ただ、小田さんの戦い方は実に単調で、踏み込みざまのワンツーに限定されてて、

返しのショットまでは全く配慮できてなくて、

とにかく右で倒したい倒したいだけの粗っぽいパフォーマンスに終始してたんだわ。

 

<2R>

小田さんは沖縄のジムから移籍してこれが2戦目なんだけど、

まだまだ力づくのドッカンワンツーオンリーで、

強い日本人ボクサーとの試合が望まれる訳で、

ジャブは勿論左ボディさえ打たない右手一本ボクシングで、

あんまり退屈になってしまったもんで、ここで一旦休憩タイムだったんだわ。

 

 

結局、59-55、58-56×2ってことで小田さんの3-0勝ちだったけどね。

 

 

 

⑤ 中谷潤人さん(M・T)×マリオ・アンドレーデ……113P 10R

14勝(11KO)0敗のWBC20位、国内3位、サウスポー、20歳・三重県と、

13勝(3KO)6敗(2KO)5分のWBC13位、24歳・メキシコ。

 

<1R~2R>

13勝して3KOってことは要するにハードパンチャーではない訳で、

アンドレーデの戦法を確かめてたんだけど、

前詰め鋭くしての左右フックが武器のようで、

それ以外はそれほどの業師のようには見えなかったんだよね。

 

相手が結構突っ込んで来るもんで、それを避けて下がると却って危険てことか、

この日の中谷さんは受け身に立っての正面勝負で、

自分にはいつもより少し突っ込み過ぎのような印象を持ったんだよね。

 

2Rの中盤に中谷さんが左ボディ2発と左フックで大きく牽制した途端、

アンドラーデの勢いが多少落ちてきて、自分でもかなり頭から突っ込むくせに、

ちょっとぶつかっただけで休みたがってるような感じだったんだよね。

 

<3R>

アンドラーデが追って追って打って来るところを中谷さん、

打ち込んだ後すぐに鋭く左右へ動いて難を避けてのグッドグッドで、

アンドラーデの雑なワンツーのみでは到底当て切れてなかったんだよね。

 

<4R>

ガチャガチャになった際のアンドラーデのショートブローには迫力があったから、

中谷さんとしては唯一注意が要るところだったんだけど、

何しろアンドラーデの攻撃のバリエーションが少ないのが致命的で、

このラウンド辺りに来ると全く何の心配もなくなったんだよね。

 

<5R>

上下打ち分けの中での左ボディが明らかな効果を上げたみたいで、

アンドラーデが明らかに下がる場面が増えていって、

中谷さんが中間からも近いところでも何でも好き放題って感じで結局、

このラウンドは10:8.5ほどもの大差だが付いてしまったんだわ。

 

<6R>

ロープに詰められることが多くなったアンドラーデは、

ガードを固めたところからいきなりの左右フックを強振してきて、

中谷さんとしては攻撃のみに意識が行ってしまうと危ない場面だったんだけど、

3~4回ほどのアンドラーデのその攻撃は全て功を奏さなくて、

まだ20歳の童顔の青年のどこにあんな冷静さが宿ってるのかって、

つくづく感心してしまったんだよね。

 

 

この試合は10回戦で組まれてたんだけど結局、

8Rに大きくバッティングしたアンドラーデが鼻血ブーになってしまって、

0分43秒での負傷判定になってしまったんだわ。

 

勿論、80-72、80-73、79-74ってことで、

中谷さんの圧倒3-0勝ちだったね。

 

 

 

⑥ 比嘉大吾さん(白井具志堅)×クリストファー・ロサレス

               ………WBC F タイトル戦 12R

15勝(15KO)0敗のチャンピオン、22歳・沖縄県と、

26勝(17KO)3敗のランク2位、23歳・ニカラグア。

 

比嘉さんが何とか当日計量をクリアして試合は行われたんだけど、

自分としてはちょっと見るに忍びなかったもんで、全くスルーしたんだけど、

外は結構冷たい風が吹いてたなあ……。

 

結局、9R1分14秒でロサレスがTKO勝ちしたらしいんだけど、

どんな感じだったのか誰にも聞かなかったし、聞きたくもなかったんだよね。

 

 

 

⑦ 村田諒太さん(帝拳)×エマヌエル・ブランダムラ

              ………WBA M タイトル戦 12R

13勝(10KO)1敗のチャンピオン、32歳・奈良県と、

27勝(5KO)2敗(2KO)の6位、38歳・イタリア。 

 

ブランダムラっていうのはもう38歳だし、KO率も極端に低いし、

村田さんが苦戦するようなことは考えられなかったんだけどね。

 

<1R>

自分はブランダムラの試合映像を見たことがないんだけど、

高い勝率にも関わらずKO率が極端に低いヨーロッパのボクサーっていうのは、

豪打系とは一線を画したテクニシャンが多いから、

まずはお手並み拝見って感じで、相手の出方を見るのが正解なんだよね。

 

村田さんがホントのところはどう考えてたのかは解らないんだけど、

これまでとは随分違った立ち上がりをしてて、

会場からは手数手数って声も飛んでたんだけど、

相手を見計る前に無理に行って、

変なのを貰ってリズムを崩すことは徹底して排除すべきなんだよね。

 

ってことで、殆ど淡々とした時間が過ぎていったんだけど、

残り1分からは見極めを付けたか村田さんが一歩先に出て、

威力が圧倒的に違うジャブを見せ付けていったし、

右ストレートボディを2発打ち込んでたんだわ。

 

<2R>

ブランダムラは細かくバランスよく打ち出してたんだけど、

相手に恐怖感を与えるようなモノではなく、

威圧感を前面にしていった村田さんの前に下がる下がるが目立ってきて、

自分の中では早くも勝負があったような感じだったんだよね。

 

<3R>

ガードの上からでも強打を繰り出す村田さんに対してブランダムラ、

カウンターを合わせる気配さえも感じさせなくて、

ディフェンスしてる時間が随分長くなっていったんだわ。

 

ただ村田さんの方もまだまだ右ストレートを打つ際の踏み込みが浅くて、

打ち合ってこない相手との距離感を合わせ難そうにしてたんだよね。

 

<4R>

ブランダムラは挑戦者としての気概に全く欠けたままで、

一番の得意技はディフェンスですって感じが拭えなくて、

一体いつどうやってポイントを取るつもりなのかって首を傾げてしまって、

情けないったら無いんだよね。

 

<5R>

ホントにあれでブランダムラ、真剣にやってるのかって感じで、

たまに打ち出すコンビネーションは全くおざなりの形だけだったし、

村田さんのボディブローでヘタレまくってたし、

多分この辺りで村田さんも、

これは簡単に倒せるなっていう確信を持ったんじゃないのかなあ。

 

<6R>

もしかするとブランダムラは後半勝負を目指してるのか知れないって、

一瞬そう思ってはみたんだけど、

元々倒し屋ではない彼にそれは有り得ない戦法で、

半分を終えて1ポイントも取れてないことを彼自身がどう思ってるのかってことで、

わざわざ日本までやって来て、このままで終われるかって思わないのかって事で、

今やひ弱なヨーロッパスタイルの代表のようになり下がってしまって、

余りのスリルの無さに失望感が甚だしくなって、ここで抗議の帰宅だったんだわ。

 

 

帰りの電車の中で結果を確かめたら、結局あのままだったみたいで、

8R0分56秒で村田さんのTKO勝ちだったってことで……。

 

 

 

⑧ 丸岡宣男君(高崎)×上原裕三君(川崎新田)

                        ………60㎏ 4R

0勝1敗の34歳・群馬県と、0勝1敗(1KO)の35歳・神奈川県。

 

早帰りしてしまったもんでこの予備カード2は全く見てなくて、

高齢の初勝利目指し組同士の一戦は、

2R0分48秒で丸岡君のTKO勝ちしたってね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 村田諒太さん&中谷潤人さん

② 特にナシ 

③ 特にナシ

2018年4月14日 (土)

再告知!

 

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“千葉地方裁判所”

 

 

・4月18日(水) 13時15分~16時

・601号法廷

 

<事案> 未払金等請求事件

◇ 原告;斉藤司

◇ 被告;三谷大和及び三谷大和スポーツジム

 

 

 

そもそも当日は平日でもあるし、

業界の関係者達は興味を抱きながらも色んな差し障りを避ける為に、

敢えて列席することを控えることが多いと思うから、

許される範囲で報告しますね。

 

 

遅れて入廷しても、思いの外詰まらなくての中途退出もOKで、

勿論無料だし、記帳も身分証の提示も不要なんだよね。

 

 

ズサンとしか言いようのないコミッションや協会のルールは全て、

ジム経営者達を守る為のモノとしか思えなくて、

ほぼ裸のまま放置されてきたボクサーに対して、

国がどういう判断を下すのか、とっても興味深いんだけど、

もし今回の事案で原告の思いが遂げられないような場合には、

自分はこの業界から全面的に足を洗うつもりでいるんだけど、

そもそも弟子が師匠を訴えるっていうのは余程のことなんだよね。

2018年4月13日 (金)

後楽園ホール・4月12日

 

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“アイ・ウィル・フォロー・ヒム”

 

リトル・ペギー・マーチは20歳を過ぎる頃に “リトル” を外したんだけど、

自分が好きだったのは “リトル” が付いてた時代だったんだわ。

 

当時の日本には演歌歌手以外にちゃんとした女性ボーカリストがいなくて、

まさか雪村いずみや江利チエミじゃあるまいし、

自分のアイドルはアメリカの少女系の歌手達だったんだけど、

見てくれだけで歌が下手な女子は全く成功の余地さえなかったんだよね。

 

リトル・ペギー・マーチも売り出した途端だったもんで、

B面の曲が出来てなくて、急遽サム・クックがカップリングされたんだけど、

今じゃとっても考えられないことだったんだよね。

 

 

 

完全に黒だっていう証明は出来ないのかも知れないんだけど、

森友にしろ加計にしろ、余りに個人的な下世話な事で人々の疑いを買ってて、

全くの見当違いって言うなら 「フザケンナ!」 って怒りまくればいいんだし、

野党議員に 「あんたは嘘つきだ。」 って言われたんだから、

名誉棄損で訴えればいいのに、「それは言い過ぎだ。」 で終わることは無いんだわ。

 

 

 

① 太田憲人君(ワタナベ)×荒川竜平君(中野サイトウ)

                           ………F 4R

2勝0敗のサウスポー、28歳・東京都と、

4勝(2KO)1敗(1KO)1分のサウスポー、28歳・宮崎県。

 

<1R>

フレームで勝ってる太田君が大まかながらパワーを感じさせて、

荒川君はそれに対して細かく鋭く対応してたんだけど、

太田君が殆どジャブを使わない中、

ボクシングの出来上がりとしては荒川君の方が全体のバランスが取れてたんだわ。

 

<2R>

太田君は少しばかり一発を狙い過ぎるなあって見てた開始36秒、

いきなり衝撃的な場面が訪れて、

その太田君が南東ポスト前に荒川君を詰めていって、

左ストレートから右フックを払い打って、 

そのどちらが直撃したのか、まともに貰ってしまった荒川君がダウン。

 

何とかリスタートはしたんだけど荒川君、

大きなダメージを負ってしまったのは明らかで、

一気追撃に燃える太田君の勢いを止めるべくも無く、

そのまま南ロープ前で追い打ちの左ストレートを綺麗に打ち込まれてしまって、

大きく膝カックンしてしまったところで1分01秒、

レフェリーが割って入ってのTKOストップエンドだったんだわ。

 

 

極端にボクシングスタイルの異なる二人だったんだけど、

荒川君の技量が太田君のパワーに屈したって感じだった訳で、

荒川君としてはパワー負けしないようなテクニックの向上なんだよね。

 

試合後暫くして、リングサイド脇にいた荒川君とチラッと目が合って、

コクッと挨拶してくれたもんで、二人でちょっとした反省会だったんだわ。

 

 

 

② 杉田ダイスケ君(ワタナベ)×ジュン・プラゾ

                          ………SB 6R

デビュー戦の29歳・東京都と、7勝(6KO)5敗3分の25歳・フィリピン。

 

杉田君とはB級のプロテストを見た時からの知り合いなんだけど、

警視庁の勤務先が機動隊から都内某所の交番に変わったんだってね。

 

パトカーカラーの白黒衣装で登場した杉田君は、

シューズにも “POLICE” って刺繍が入ってたんだよね。

 

相手のフィリピンボクサーには三迫ジムの中川兼玄君がヘルプセコンド付いてて、

マッチメイクに関わった三迫会長と並んで観戦。

 

<1R>

相手のプラゾは太い身体をしてて如何にもパワーが有りそうだったんだけど、

思いの外丁寧な上がりを見せて、

だから杉田君もそれに合わせて慎重に始めてたんだけど、

基本的なプレスはプラゾの方が優勢だったんだわ。

 

アマ110勝31敗のデビューボクサーは石原トレのサポートを受けてたんだけど、

これが16戦目の相手に一方的な展開には持ち込めなくて、

プラゾはそこそこの直撃を喰らっても頑丈な対応をしてたんだよね。

 

杉田君は力強さは感じさせてたんだけど、

相対的に上体が硬くて柔軟性を欠いた動きが目立ってたし、

正面に立ち過ぎで不用意な被弾も目に付いたんだよね。

 

<2R>

杉田君が強めの単打で勝負する傾向が強くなっていった中、

ブラゾの止めない手数の方が目立っていって、

杉田君は右を狙い過ぎで、返しのショットに対する配慮が出来てなくて、

普通に手数負けしてたんだよね。

 

<3R>

杉田君は戦い方を改善出来ないままで、

決め打ちした右のフォローが全く出ないままだったし、

頭の位置に対する配慮も不足してて、

全体的にもっと柔らかく体が使えないものかなあっていう印象だったんだよね。

 

で、プラゾのプレスに徐々にペースを取られそうになっていったんだけど、

残り14秒、やっとのことで右、左、右を連続ヒットさせることが出来て

ついに明らかなダメージを与えてブラゾを揺らがせてたんだわ。

 

<4R>

まだブラゾの前詰めが厳しかったんだけど開始24秒、

杉田君の左ボディが強烈な喰い込みを見せ後、

距離を縮めての接近戦が続いたんだけど、

ここはブラゾもそこそこの踏ん張りを見せてのほぼ互角で、

杉田君の左目下もかなり腫れが目立ってきたんだわ。

 

<5R>

左右のスムースなコンビネーションとか上下の打ち分けに関しては杉田君、

まだまだ課題が見えてたんだけど、

途中途中の打ち出しには流石の力がこもってて、

このラウンドでも残り32秒でのフックをカウンター気味にヒットさせて、

ブラゾを大きくユラッとさせてたんだわ。

 

<6R>

気が付くと杉田君の顔面もそこそこ腫れてて、

何だか10日に試合した時の岩井大さんに顔付が似てきたんだけど、

最後の最後までキッチリ動き通すことが出来てたのは大きな成果で、

身体と共に気持ちの硬さが最後まで抜けなかったんだけど、

これが彼本来の姿なのかも知れないね。

 

劣勢なままのブラゾも最後まで頑張り手数を止めなくて、

タイボクサー相手の簡単な試合ではなかったから、

そういう意味では杉田君にとってはいいデビュー戦だったんじゃないかなあ。

 

 

ってことで自分は59-55だったんだけど結局、

60-54×2、60-55ってことで、勿論杉田君の圧倒3-0だったんだけどね。

 

 

 

③ 阪田壮亮君(本多)×加藤収二さん(中野サイトウ)

                           ………M 6R

5勝(2KO)4敗(3KO)1分の23歳・千葉県と、

7勝(5KO)1敗(1KO)1分のランク8位、サウスポー、27歳・東京都。

 

<1R>

阪田君は打ちに行く際に体の正面が空きがちで、

そこを加藤さんにストレート系で狙われてる様な感じだったなあ。

 

加藤さんは独特のリズムを持ってるサウスポーだから、

阪田君としてもやり易い相手ではなかったと思うけど、

それでも移籍初戦の前回の試合よりはずっと出来が良かったんだわ。

 

阪田君の3発の右ストレートや2発のボディブローからの上への攻撃は、

中々のモノだったんだけど、残念ながら少しばかり当たりが浅くて、

それよりは加藤さんのジャブの的確さと、

左ストレート中心のショートブローのコンビネーションの方が見栄えが良かったね。

 

この回、加藤さんが左目上を薄くバッティングカットしてたね。

 

<2R>

前の手の突っ突き合いから結構パワフルな打撃戦に移行していって、

小技は巧くないんだけど阪田君のパワフルな左右が優勢に推移して、

このまま押し切りそうに見えたんだけど残り1分10秒、

ショートブローの攻防になった途端、加藤さんの手数が大いに勝ってきて、

一発一発の力を抜いてヒット数を稼ぐような戦法が功を奏して、

加藤さんの連続ポイントゲットだったんだわ。

 

<3R>

相変わらず阪田君のジャブ省略系のドッカン左右フックの危険度は高くて、

加藤さんの左顔面が赤く腫れ始めたんだわ。

 

加藤さんの方も変わることなく手数大作戦を徹底してたんだけど、

このラウンドは阪田君の有効度の方が上回ってたんだよね。

 

<4R>

お互いに危険な距離とタイミングでパンチを交差させてたんだけど、

ここに来て一気に消耗が見えてきたのは阪田君の方で、

レフェリーが彼の表情を覗き込むシーンが増えてきたんだよね。

 

加藤さんの方も薄っすらと鼻血を見舞われたんだけど、

阪田君が攻めてる時間が極端に短くなってきたんだわ。

 

<5R>

威力は感じさせなかったんだけど、加藤さんは繋ぎのショートブローが抜群で、

少し休み休みになり始めた阪田君は下半身の踏ん張りにも支障をきたしてきて、

先行きが心配されたんだけど、このままじゃ終われないって感じで、

終盤近くから一気の強烈ボディラッシュで、

最後は加藤さんが大きく口を開くほどのダメージを与えてたんだよね。

 

<6R>

前の回までのポイントを考えると阪田君、ダウンゲットしない限り勝ち目はなくて、

前のラウンド終盤の勢いを生かし切れるかってところだったんだけど、

お互いのヘバリが頂点に近くなってたこともまた事実であって、

ここを飛ばし切れば可能性が広がったと思ったんだけど阪田君、

残念ながら先手を取り切れないままに終わってしまって、

大した効果は無かったんだけど、攻めてる感じは加藤さんのままだったんだわ。

 

 

ってことで自分は58-56だったんだけど結局、

59-55、59-56、58-56ってことで加藤さんの3-0勝ちだったんだわ。

 

 

 

④ 鈴木悠介さん(三迫)×村中優さん(F赤羽)

               ………日本 B 王座決定戦 10R

9勝(6KO)3敗のランク1位、サウスポー、29歳・茨城県と、

26勝(8KO)3敗1分のランク2位、32歳・鹿児島県。

 

残念ながらこの試合は鈴木さんがスパーリング中にケガをしてしまって、

その回復具合が気になるところなんだけど、とにかく中止になってしまったんだわ。

 

 

 

⑤ リチャード・プミクピック×木村吉光さん(白井具志堅)

           ……WBO AP Fe タイトル戦 12R

20勝(6KO)8敗2分のチャンピオン、27歳・フィリピンと、

9勝(4KO)0敗のAP5位、国内12位の21歳・香川県。

 

プミクピックは木村君の3倍もの試合経験があって、

去年9月、天笠尚さんに3-0勝ちして、

彼に引退を決意させたボクサーなんだよね。

 

木村さんは立ち姿が美しいバランスの取れたいいボクサーなんだけど、

無敗とは言えこれまで戦ったきたメンバーを考えるとKO率が低いし、

そもそもまだこれまで6回以上を戦った経験が皆無なもんで、

いきなりの12回戦っていうのはどうなんだろうなあって感じだったんだよね。

 

<1R>

フレーム的にもリーチも劣勢なプミクピックだったんだけど、

細かく鋭い切れ込みを見せながら開始43秒にまずは右フックをヒット。

 

プミピックは身体を低くして直線的な踏み込みを繰り返すもんで、

バッティングの危険性が常に付きまとってて、

木村さんも前後は早く動けるんだけど、左右へはまだまだって感じで、

いきなりバッティングしてしまって木村さんが一休み。

 

残り13秒でも同じような感じで再度木村さんが休憩タイムゲットだったんだけど、

ちょっとペースを取られてプミクピックに巻き込まれてるような感じだったんだわ。

 

木村さんも残り18秒に右ストレートをそこそこハードヒットさせてたんだけど、

一旦密着戦になった際のプミクピックの勢いはやっぱり半端じゃなかったんだわ。

 

<2R>

木村さんはこのラウンドで2度、プミクピックをロープに追い詰めて、

ガンガンのボディラッシュを見せて、

相手の踏み込みのスピードを削ぐ意味では有効な手段だとは思ったけど、

実はそれ程の効果は上げ切れてなかったんだよね。

 

<3R>

途中途中でのプミクピックの右フックも良かったんだけど、

この回は木村さんのジャブの届きが良くて左ボディの角度も美しかったんだわ。

 

残り4秒にも相手の右の打ち終わりに左ボディをキッチリ合わせて、

そこからの右ストレートで充分なポイントゲットだったんだわ。

 

<4R>

プミクピックは飛び込みざまのワンツーか、接近乱打戦が主たる武器で、

木村さんとしては適度な距離さえ維持できれば、

何とかなりそうな感じが漂って来たんだけど、

プミクピックも色んな角度からの右ショートフックを駆使し始めて一方的にはさせず、

乱暴右フックオンリーではないことを垣間見せ始めたんだわ。

 

<5R>

最初の30秒間に木村さんはワンツーを続けざまに3発も被弾してしまって、

何だか左ガードが甘くなるところを狙われてるような感じで、

その後も何度か簡単にその右フックを貰ってしまう場面があったんだわ。

 

この辺りから木村さんの方が自分から密着戦を希望していったんだけど、

山ほど被弾してしまったのはその木村さんの方だったんだよね。

 

<6R>

相手の消耗狙いでボディ攻めに固執してるようだったんだけど木村さん、

一方では犠牲にしてた顔面がかなり赤くなってきて、

またもやいとも簡単に右を貰い続けてたんだよね。

 

木村さんの思いっ切りのボディブローに対してピミクピック、

終盤にかけては嫌がる素振りも見せてたんだけど、

ポイント的には顔面ヒットの方にいってしまう訳で……。

 

<7R>

木村さんのボディ一本槍は何だか片寄り過ぎのように見えてきて、

ロープに押し付けてはいるけどほぼ互角って感じの結局緩いやり取りで、

まるで中間距離からのハードヒットを諦めてるような感じだったんだよね。

 

それでも木村さんはこのラウンドは体寄せての手数勝ちをゲットしてたかなあ。

 

<8R>

プミクピックはここ3試合連続で10ラウンド以上戦ってきてるんだけど、

木村さんにとっては少し前から既に未知のラウンドになってて、

スタミナの方を心配されたんだけど、その点に関しては充分大丈夫そうで、

開始直後からショートブローを全開させていったんだわ。

 

ただ、プミクピックの方も一方的にはさせてないで、

木村さんの一段落を見計らっての一気の大逆襲で結局、

木村さんは当て込んだ以上のパンチを貰ってしまってたんだわ。

 

相手のパンチ力が今一だったもんで助かってたけど木村さん、

とっても危ないタイミングでの被弾が目立ってたんだよね。

 

色々あったような単調だった様な8Rまでを終えての自分のスコアは、

76-76だったんだけど流れは徐々にプミクピックに傾きつつあったんだよね。

 

<9R>

木村さんは実は一発必殺系ではないから、

結局は地道にポイントを拾い上げるボクシングが求められるんだけど、

ボディブローだけで道を開こうとするのは自分には何だか無理そうに見えてきて、

結構な手数を頑張ってはいたんだけど、

それ以上に打たれ方の形の悪さの方が印象に残ってしまったんだわ。

 

木村さんはこのラウンドでも何回か密着ボディ戦を仕掛けて行ってたんだけど、

タイボクサーじゃあるまいし、それだけではどうにもなりそうになくて、

ポイント的に微妙だった中、ハッキリした顔面へのハードヒットが欠けてたなあ。

 

<10R>

中間距離では却ってやられてしまうことが多くなってきて木村さん、

仕方なくまたもやの密着ボディ戦に挑んでいったんだけど、

相手の体にもたれ掛ってのトコトコ打ちでは効果を上げ切れないままで、

やっぱり経験の差はどうにもならなかったかって残念になって、

刺激の少ないリング上に退屈してしまったモンで休憩タイムゲット。

 

 

多分、木村さんの勝ちは無いだろうなあって発表されたスコアを聞いてたら、

116-112×2、115-113ってことでやっぱりプミクピックの3-0勝ちだったね。

 

 

 

⑥ 小原佳太さん(三迫)×アルビン・ラガンベイ

            ………WBO AP W タイトル戦 12R

19勝(17KO)2敗(2KO)1分のチャンピオン、31歳・岩手県と、

9勝(8KO)2敗(1KO)のランク8位、サウスポー、22歳・フィリピン。

 

相手のラガンベイは去年の11月に斎藤一貴さんに4RKOされてるし、

小原さんにとってはそれほど苦戦するような相手とは思ってなかったもんで、

余りの結末に言葉を失ってしまったんだよね。

 

<1R>

立ち上がりを注意深く見てたんだけど小原さん、

この日の相手を前にしてちょっとやり難そうにしてる感じがして、

ラガンベイのノーモーション系の左ストレートを嫌がるような素振りをしてて、

サウスポーの相手がちょっと変なリズム感を持ってたせいか、

何となくぎこちないような印象が拭えなかったんだよね。

 

これと言って特筆すべき技を持ってないようなラガンベイなんだけど、

とにかくケレンミなく左を万振りしてくるもんで、

小原さんとしては適当にあしらいながら、

機を見てその内ドッカンカウンターだなって見てたんだよね。

 

開始55秒、ラガンベイの左の打ち終わりに小原さんがキッチリ左フックを合わせて、

実にタイミングのいい見事なダウンゲットだったんだわ。

 

バランスを崩しただけのような倒れ方だったもんで、

ラガンベイもダメージを残さず普通のリスタートが出来てて、

却って火が付いたか、直後から左、左、左って追い掛け打ってたんだわ。

 

小原さんは終了ゴング近くで再度、

ダウンゲットしたタイミングと同じショットを見せてたけど、

コーナーに戻る小原さんはいつになく顔面が紅潮してて、

途中途中でのラガンベイの左ストレートとフックを結構貰ってたんだよね。

 

<2R>

開始17秒、ラガンベイの左ストレートがまともにヒットして、

小原さんが思わず頭を大きくのけ反らされてしまったんだけど、

それで激情してしまったか小原さん、

もっとユックリユックリでいいって思ったんだけど一気の攻め返しで、

それはまるでここでカタを付けようとしてるかの如くだったんだわ。

 

若干乱暴過ぎる粗っぽい展開だけどなあって見てた残り38秒、

小原さんの左とラガンベイの左とが絵に描いたようなドッカン相打ちで何と何と、

お互いが弾き飛ばされるようにダブルノックダウンしてしまったんだわ。

 

ただ、二人の当たりのハードさには比較にならないほどの差があって、

ラガンベイの渾身の左フックは彼の利き手だったし、

小原さんの左フックは返しのタイミングの若干軽い合わせ打ちだったんだよね。

 

で、僅か2秒~3秒ほどで最初に立ち上がったのはラガンベイで、

小原さんの方はカウントが進んでも如何にもダメそうで、

それほどの直撃度と倒れ方で、

カウント8か9くらいで何とか何とかって立ち上がったんだけど、

気持ちも体もまるでそこには居ない人のようになってて、

まともに立てないまま最後は右の方にヨロヨロっとなってしまったところで、

テンカウントを終了してしまってレフェリーに抱きかかえられてしまったんだわ。

 

 

ってことで2分36秒でラガンベイがKO勝ちしたんだけど、

近くにいた三迫ジムのボクサー達は息を呑んだように固まったままで、

自分も小原さんのその後の様子は見るに忍びなくて、即の帰宅だったんだよね。

 

思い返してみてもこの日の小原さんは、

最初っから少しぎこちなかったし、相手のパンチが見えてなかったようでもあったし、

早めに決着させて相手との格の違いを見せ付けようとしたって、

必ずしもそういう事ではなかったんだろうけど、

とにかく勝負を急ぎ過ぎた印象が強く残ったんだよね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① アルビン・ラガンベイ

② 加藤収二さん

③ リチャード・プミクピック

2018年4月11日 (水)

後楽園ホール・4月10日

 

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“ミセス・ブラウンのお嬢さん”

 

特にどうってこともないバンドだったんだけど、

真ん中に写ってるリード・ボーカルの声質がちょっと変わってたし、

“ヘンリー8世君” と共にコミカル系のヒット曲は他とは異質な感じだったんだよね。

 

 

 

いつの間にかあちこちでツツジが花を開き始めて、

道路脇を赤紫色に染めて初夏が近いことを知らせてるんだわ。

 

 

昨日の後楽園ホールはちゃんと最後まで見た試合はセミとファイナルだけで、

最初の6試合は1Rか2Rまでしか見てなかったもんで、

スッカスカになってしまいましたとさ……。

 

 

 

① 浅見洋平君(小熊)×内田達也君(戸高)……SF 4R

0勝1敗(1KO)の29歳・埼玉県と、デビュー戦の21歳・静岡県。

 

<1R>

お互いにディフェンス・フリーだったもんで、手を出しただけ当たるっていう感じで、

正しく手数勝負の極致で開始当初は飛ばしてた二人だったんだけど、

1分が過ぎる頃からはメッキリしてしまって、

ひ弱同士だったからお互いに助かってたけど、とにかく当てられ過ぎだったんだわ。

 

<2R>

いきなりスタミナ勝負の様相を呈してきて、

若いのに内田君の体力の無さは驚いてしまうほどで、

浅見君もタルかったもんで助かってたけど、試合をするのはまだ早過ぎる感じで、

何だか年寄りの体育大会のようになってしまってたんだわ。

 

 

ってことでここで一旦退出したんだけど結局、

4R2分14秒で浅見君のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

② 小松裕道君(相模原ヨネクラ)×郡島大洋君(戸高)

                         ………SFe 4R

1勝(1KO)4敗(3KO)1分の25歳・神奈川県と、

1勝(1KO)5敗(2KO)1分の34歳・福岡県。

 

ヨネクラジムは去年閉鎖してしまったんだけど、

一門ってことでこういう形で名前が残るのはいいよねって、

T&Tジムの本木会長と話したんだよね。

 

戦績的に若干シンドイ同士のそれなりの生き残り戦だったんだけどね。

 

<1R>

形がいいのは小松君の方だったんだけど、先手を取ることが出来ず、

残り40秒になってやっとこさやる気を見せるようになって、

大きく振り出した右で郡島君の左目上をヒットカットさせてたんだわ。

 

<2R>

郡島君もそれほど悪くないのにどうして勝ちに恵まれないのかって、

首を傾げながら見てたんだけど、いい感じのワンツーはそれだけで終わってて、

ヒットしないなら踏み込んでもう一発左を返してみればいいと思うんだけど、

それが出来ないままエアボクシングみたいになってしまってたんだよね。

 

お互いの怖がる気持ちが見てる方にも伝わって来るようで、

相手の打ち出しや打ち終わりに勇気をもって合わせ打てない限り、

二人は勝ち星を伸ばせないんじゃないかって思ったんだよね。

 

残り20秒になってやっと郡島君の右フックがヒットして、

そこからいい感じの攻め込みが出来てたんだけね。

 

<3R>

ここから頑張った方が勝つって感じだったんだけど、

小松君はいい攻めを見せた後の一段落が解り易くて、

すぐ後に余りにも簡単に反撃を貰ってたし、

詰め寄られないようにする工夫も出来てなかったんだわ。

 

詰め寄った郡島君の方もそこからの攻め込みが中途半端で、

お互いに足りてないモノが山ほどあった中、

ケガをしないようにやってるようにしか見えなかったんだよね。

 

 

ってことでまたもやの休憩タイムだったんだけど結局、

小松君から見ての39-38、37-39、38-38ってことで1-1ドローだったね。

 

 

 

③ 浜野秀平君(小田原)×須田瑠希也君(戸高)

                      ………62.5㎏ 4R

1勝(1KO)5敗(3KO)の25歳・神奈川県と、

1勝0敗のサウスポー、18歳・東京都。

 

どちらかの入場曲がクイーンで、

大好きな “I Was Born To Love You” だったもんでテンションが上がったんだけど、

片一方のジムのセコンドに付いてた会長がクチャクチャガムを噛みながらで、

ここはアメリカじゃないんだからさって思ったなあ。

 

<1R>

とってもこなれた動きが出来てたのは須田君の方で、

実にいい感じのジャブで始めてたんだけど、結局それだけで、

相手に迎え撃たれるのを警戒してか、ワンツーの踏み込みが極端に浅くて、

まるでエアボクシングの名手のようだったんだわ。

 

浜野君の方も中々手が出ない状態が続いて、

残り35秒になってやっと右ストレートを軽く2発ヒットさせてたんだわ。

 

<2R>

須田君は相変わらずエアボクシングみたいなままだし、

浜野君も見てる時間が圧倒的に長くて二人共、

残り6ラウンドか8ラウンドもあるような感じだったんだよね。

 

いつまで経っても遠くからチョンチョンやってるだけで、

全く刺激の乏しい展開になってしまったもんで、再々の離席。

 

 

どこかのラウンドで須田君がダウンを喰らってしまったようで結局、

39-36×2、39-37ってことで浜野君の3-0勝ちだったんだけどね。

 

 

 

④ 白鳥光芳君(T&T)×稲葉直樹君(P渡久地)……F 6R

4勝(2KO)3敗1分のサウスポー、30歳・神奈川県と、

4勝(2KO)5敗(2KO)の23歳・三重県。

 

<1R>

金髪同士の対戦はまずは稲葉君の頑張り手数から始まって、

大したクリーンヒットは無かったんだけど、

それでも攻めまくってる感じは充分に見せ付けてたんだわ。

 

後れを取った白鳥君は相手が一旦攻撃の手を休めても、

それじゃあって感じで反撃に出る訳でも無くて、

早々と気持ちで負けてしまってるような感じだったんだわ。

 

その白鳥君は打ち出しの全てが自信無さ気で、

そもそもの闘争心が欠けてるとしか思えなくて、

人前で殴り合うっていう不条理と言うか、非日常的なことやってるっていう、

そういう自覚をまず確立すべきだって強く思ったんだよね。

 

 

ってことでこの試合も1R退出だったんだけどやっぱり結局、

59-56、58-56×2ってことで稲葉君の3-0勝ちだったんだわ。

 

 

 

⑤ 中山聰歯君(F赤羽)×片桐康喜君(草加有澤)……SL 8R

7勝(3KO)10敗(3KO)1分のサウスポー、36歳・静岡県と、

6勝(1KO)2敗2分の30歳・埼玉県。

 

確か歯科技工士の中山君の引退試合で、

3日後に誕生日を迎えるっていうそれこそギリギリの戦いだったんだけどね。

 

<1R>

いきなり飛ばしていったのはこれがラストの中山君ではなくて、

片桐君が一気の接近乱打戦に持ち込んで圧倒しまくってたんだわ。

 

首を少し右に傾けて右手を高く構える独特の構えをする中山君なんだけど、

全く自分の距離にさせて貰えず、相手が入って来るところに何も出来ないまま、

若干ドサクサ紛れ系の片桐君に追い込まれる一方だったんだよね。

 

<2R>

少し距離が出来ても中山君の左ストレートの精度は良くないままで、

以前はもっと必殺感を秘めたと思うんだけど実に緩々で、

1分半過ぎからは片桐君のまたもやの一気攻めに追い込まれて弱る一方で、

打ち返しのショットの全てが自信無さそうに驚くほど弱々しくて、

こりゃあちょっと勝負あったなあってことで4試合連続の途中退席だったんだわ。

 

 

すぐにでも終わりそうだったんだけど、

片桐君がマッタリしてしまったのか、その後中山君が踏ん張ったのか、

勝負は6Rにバッティングによるストップ負傷判定になるまで続いて結局、

60-54、60-55、59-56ってことで片桐君が3-0勝ちしたんだけど、

ほぼ2年振りだった中山君には無理な最終戦と言わざるを得なかったんだわ。

 

 

 

⑥ ニコル・何チャラ×コブラ諏訪さん(P渡久地)……SW 6R

12勝(4KO)6敗1分の31歳・タイと、

19勝(11KO)13敗(6KO)2分のランク7位、37歳・東京都。

 

こういう6回戦には何の意味も見い出し得なかったもんで、

相手の顔さえも見てなかったんだけど、

やっぱり諏訪さんの圧倒勝ちで僅か1R53秒でのKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

昨日は途中で時間が沢山出来たもんで何度もロビーをぶらついて、

三迫ジムの久保マネとか協会の谷さん達に色々遊んで貰ったんだわ。

 

 

 

⑦ 三瓶数馬さん(協栄)×岩原慶さん(本多)……SFe 8R

14勝(5KO)4敗(3KO)のランク11位、サウスポー、23歳・埼玉県と、

8勝(4KO)4敗(1KO)のランク12位、サウスポー、27歳・埼玉県。

 

三瓶さんは一時の迷いが消えたみたいで、

最近は実に吹っ切れた戦い方が目立ってきたんだけど、

キッチリ距離をキープ出来て強いストレートがヒットすればって条件で、

岩原さんの勝利を予想してたんだけどね。

 

この試合からやっとちゃんとしたガチのボクシングが始まったんだよね。

 

<1R>

上背とリーチで優位な岩原さんがまずは適度な距離を保ちながら、

ジャブと右ストレートボディで先行したんだけど、

少しでも距離が縮まると三瓶さんが一気の本領発揮でショート戦になった途端、

シツコサを前面に出して鋭く打ち込んでたんだわ。

 

<2R>

開始15秒のワンツーでこの回は三瓶さんが先手を取ったんだけど、

身体を右に傾けながらの左フックがとってもいい感じで、

前詰め前詰めプレスも更に強めていったんだわ。

 

自分が思ってた以上に近いところでの攻防が続いたんだけど、

被弾してもすぐに打ち返しに行く三瓶さんの姿が印象的だったんだよね。

 

<3R>

お互いにそこそこのパンチを交互に打ち込んでて、

三瓶さんも無視出来ないくらいに被弾してたんだけど、

左フックは三瓶さんの方が角度が良かったし勢いもあって、

残り33秒での左ストレートはここまでの最高のショットで、

岩原さんにかなりの衝撃を与えたように見えたんだわ。

 

<4R>

ダメージを見取られないようにはしていたけど、

岩原さんの反応が若干鈍ってきて、下半身の踏ん張りをも怪しくなってきて、

パンチのみならず身体全体が流れるようになっていったんだわ。

 

ラウンド中盤に三瓶さんの左右ボディからの右フックが綺麗にヒットして、

途端に岩原さんがハァーハァーしてきて、

残り30秒からの三瓶さんの追込みを喰らってからは目に力が失われてたなあ。

 

<5R>

岩原さんが盛り返せるか注視してたんだけど、

自信を深めた三瓶さんを前にして自らの距離を作り切れず、

接近短打戦でも明らかに手数負けしてたし、

被弾数を増やしていった中での相打ちでもいきなりヤバそうで、

両足が揃ってしまう場面さえも増えてきて、

それでも必死にやってはいたんだけど目立ったクリーンヒットが叶わないまま、

危ない感じに満ちてきたラウンド終了ゴングだったんだわ。

 

 

そろそろ止め時が近いようにしか見えなかったもんで、

席を移動して遠目から見てたんだけど、やっぱり次の6R、

最早腰が伸びて前傾姿勢が取れなくなって、更に反応系が劣化していって、

三瓶さんの軽いヒッティングにのけ反るようになってしまった1分23秒、

陣営からタオルが投げ入れられてのTKOエンドだったんだわ。

 

 

この日の岩原さんは思いの外ジャブに鋭さを欠いてて、

ショートブローの回転力も今一感が強くて、

常に相手の土俵で試合をさせられてるって感じだったんだよね。

 

 

 

⑧ 岩井大さん(三迫)×河野洋佑さん(新日本木村)……Fe 8R

21勝(7KO)5敗(1KO)1分のランク3位、29歳・千葉県と、

12勝(6KO)6敗(1KO)2分のランク11位、29歳・宮崎県。

 

4勝1敗ペースと2勝1敗ペースとの対戦だったから、

まあ普通に考えれば岩井さんの勝ちはほぼ約束されてる感じだったんだけど、

それでも河野さんは歯切れのいい動きと強いパンチの持ち主だし、

同年としてのプライドもあるだろうし、勝てばハイランキングをゲット出来るって事で、

モチベーション的な充実度も半端じゃなかったもんで、

岩井さんとしてもユルユルとはやってられないっていう感じでもあったんだよね。

 

 

そう言えば河野さんの応援に前日に激闘を終えたばかりの梅本耕孝君が来てて、

自分のブログを読んでくれたってことでアリガトねを伝えたんだわ。

 

<1R>

フレーム的に優位な岩井さんがジャブの届きで先行して、

残り1分まで殆ど先手を取れないままの河野さんだったんだけど、

その後は少しでも距離が縮まるとその途端、鋭い右を飛ばしていってたんだわ。

 

河野さんのジャブもストレート並みの伸びと威力を見せてたんだけど、

お互いの当たりは相対的にまだまだ浅いままで、

ヒット数の差で岩井さんが最初のポイントをゲットしてたんだわ。

 

<2R>

このくらいのレベルになると、打ち終わりをおざなりにすると危険度が高い訳で、

攻撃一本槍に傾き過ぎる愚かさを出してしまった方が追い込まれるんだけど、

二人共、中々のディフェンス感覚を備えてて、

特に岩井さんの頭の位置には配慮が行き届いてて、

河野さんは得意の右強打を打ち切れないままだったんだわ。

 

岩井さんのストロークには必ずしもスピード感は無かったんだけどその分、

打ち出しのタイミングとか正確性では常に河野君を上回ってたなあ。

 

<3R>

岩井さんとしてはカウンターのタイミングで河野さんの右強打を貰わないこと、

その一点がディフェンスの要だと思ったんだけど、

開始28秒での右ストレートの相打ちでハードヒットを叶えたのは岩井さんの方で、

その後、河野さんも鋭く反撃していったんだけど、

単発に終始してて中々有意差を作り切れてなったんだよね。

 

この2ラウンド分は岩井さんの連続ポイントゲットだったんだけど、

それでも自分の中では10:9.5程もの僅差だったんだよね。

 

<4R>

圧倒優位なままに推移してた訳ではないんだけど、

試合のペースってことになればこれは明らかに岩井さんペースになってて、

河野さんとしては試合半分を終える頃までに、

どこかで何とかいい場面を作る必要があったんだけど、

山場を作るっていう意識までの余裕は無かったみたいで、

このラウンドも終盤近くまで折角いい感じで推移してたのに、

残り20秒からの岩井さんの巻き返しをモロに喰らってしまって、

最後は左目上をヒットカットされてしまってたんだわ。

 

ってことで試合半分を終えたところでの自分のスコアは岩井さんの40-36。

 

<5R>

お互いに腫れやすくカットしやすい顔面をしてる同士なもんで、

両者の傷み方が気になってきたんだけど、

二人共、かなり腫れてきたなあって見てたら1分過ぎからは超密着戦で、

必ずしもハードヒットでは無かったんだけどやっぱり正確さは岩井さんで、

またもやポイントをさらっていくのかなあって思ってたんだよね。

 

ところがところが残り30秒辺りから河野さんが渾身の反撃で、

ボディブローを起点にした上下打ち分けがとっても美しくて、

まだまだっていうところを見せ付けたんだよね。

 

<6R>

お互いのやり取りは更に激化していったんだけど、

二人共、カウンターのタイミングを捉えきれてないのか、敢えて狙ってないのか、

相手の一段落を待っての反撃の反撃が繰り返されてて、

河野さんとしては大きな挽回を目指すには必要な手立てだと思ったんだけど、

左ボディにクオリティの高さは見せてたんだけど、

頭を近付けての接近戦の中に活路を見い出す方針だったみたいだったなあ。

 

ひとしきり左ボディ合戦を終えての1分23秒、

明らかに目立ったのは河野さんの右ストレートで、

岩井さんも即の打ち返しを見せた後、長いショート戦に突入していったんだけど、

一連のやり取りの中でより力強かったのは河野さんの方だったんだよね。

 

ってことでポイント差が縮まっての58-56ってことで、

勝敗の行方は残りの2ラウンドに持ち込まれていったんだわ。

 

<7R>

残り2ラウンドの内、一番のキーになるのはこのラウンドで、

自分は眼を皿にして見つめてたんだけど、

結果的に最初の1分間を支配したのは岩井さんの方で、

途中途中では河野さんもいい攻撃を見せてたんだけど、

直後に岩井さんのそれをチャラにする反撃に遭ってしまってたんだわ。

 

この辺の試合運びに関する岩井さんの巧さは抜群で、

河野さんにカウンターのタイミングで打たせないようにしながら、

却って相手のジャブを外側に外しながら小さく右をヒットさせてたんだよね。

 

河野さんも頑張り手数を止めなかったんだけど、

有効性ともなるとやっぱり岩井君の方に一日の長があったんだわ。

 

<8R>

ダウンゲットしない限り辛くなった河野さんだったんだけど、

打ち終わりを細かく岩井さんに狙い続けられてたんだよなあ。

 

1分を過ぎる頃から河野さんも更に渾身のバトルで、

リング上は甲乙付け難い地獄のショート戦になっていったんだけど、

岩井さんは最後の最後まで下半身の踏ん張りがシッカリしてたし、

上体と頭の位置が実に適切で、決して強いって感じではなくて、

怖さを与えるって感じでも無かったんだけど、とにかく巧かったんだよなあ。

 

 

ってことで自分は78-74だったんだけど結局、

78-74、77-75×2ってことで岩井さんの3-0妥当勝ちだったんだわ。

 

 

折々の河野さんの攻め込みにも中々の迫力があって、

特にコンビネーションの中での左ボディは秀逸だったんだけど、

パンチのバリエーション的には今一足りてなかったし、

連打の中でパンチに緩急を付けることが出来れば、

随分違ってたんじゃないかって思ったんだけどね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 岩井大さん

② 三瓶数馬さん

③ 特にナシ

 

 

 

今日は朝から用事があったもんで、ブログアップが遅れてしまいましたとさ……。

2018年4月10日 (火)

後楽園ホール・4月9日

 

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“ミザル―”

 

1965年に発売されたディック・デイル&デルトーンズの4曲入りEP版で、

3曲目の “ミザル―” が一番の聞きモノで、

ホールでのボクサーの入場曲にもたまに使われるんだよね。

 

ディック・デイルはグリッサンド奏法の最初の開発者の一人で、

フェンダーのテレキャスターの使い手でもあったんだよね。

 

 

 

昨日はエンジェルスの大谷の2回目の先発登板で結局、

7回に1ヒット、1フォアボールってところで交代したんだけど、

それまではパーフェクト試合を続けてて、

結局91球を投げて毎回の12奪三振で役目を終えて勝ち投手になったんだけど、

あと8人を残してからの球場は観客のみならず、

自軍野手や相手打者達の緊張感が伝わってきて物凄かったんだわ。

 

 

 

昨日は東日本新人王トーナメントの予選初日のオール4回戦で、

元々は13試合組まれてたんだけど、3試合が一方の棄権で中止になって、

其々の中止の理由は知らないんだけど、

最近、ボクサー達が相対的にひ弱になってきてる感じがしないでもないんだよね。

 

 

 

① 入江遼君(スターロード)×山本蓮真君(RK蒲田)……Mm

1勝(1KO)4敗(1KO)の27歳・東京都と、0勝1敗のサウスポー、20歳・三重県。

 

この試合は入江君の棄権によって中止。

 

 

 

② 千葉勇輔君(沼田)×岸部久也君(宮田)……B

3勝(1KO)1敗の34歳・埼玉県と、2勝(1KO)2敗(1KO)の20歳・秋田県。

 

<1R>

14歳も年上の千葉君が最初の1分間を優勢に進めてて、

右ストレートを2発当て込んで先行したんだけど、岸部君もすぐに立て直して、

1分20秒辺りから力強く反撃して、左右ボディから左フックをヒット。

 

ただ、岸部君も勢いを付けて飛ばしまくるってところまでは行ってなくて、

二人共、腰が浮き気味で全体のバランスも良くなかったんだよね。

 

<2R>

若い岸部君がギアアップして流れが一変して左フックがやたら当たり出して、

千葉君は反撃のタイミングを失ったまま追い込まれる一方で残り29秒、

左右フックからの強烈左ボディで南東ポスト前でダウンしてしまったんだわ。

 

相当打ち込まれた末でのことだったもんで、

レフェリーがカウントするとほぼ同時に陣営からタオルが投げ入れられて結局、

2分36秒で岸部君のKO勝ちだったんだわ。

 

 

結果的には岸部君が圧倒したんだけど、

乱暴さで押し切ったっていう感じだったなあ。

 

 

 

③ コウジ神南君(ワタナベ)×笠原祐君(宮田)……B

2勝(2KO)2敗の21歳・福島県と、1勝(1KO)0敗の21歳・群馬県。

 

<1R>

二人共、第1試合より全体的にシッカリしたボクサーだったね。

 

開始18秒、笠原君の左フックがヒットして神南君が大きく揺らいで、

一瞬グローブがリングをかすったようにも見えたんだけどそのまま続行で、

その後は危ういところを脱した神南君が大きく反撃して盛り返してたんだわ。

 

で、残り30秒からも一気の攻め立てで、左ボディも強烈だったんだけど、

右、左のフックを連続ヒットさせて笠原君をヨロケさせてたんだわ。

 

<2R>

お互いに殆どジャブ無しの大殴り大会に移行していって、

危険なタイミングでパンチが交差しまくってたんだけど、

残り15秒からの神南君のワンツーヒットで笠原君がガクッとしてたんだわ。

 

<3R>

より消耗が進んでたのは笠原君の方だったみたいで、

すぐ前掛かりになって寄り掛かる仕草が増えていって、

取り敢えずの手数は出してたんだけど神南君と比べると如何にも弱々しくて、

中盤過ぎには鼻血も見舞われてたんだわ。

 

<4R>

勝ち目は大きく神南君に流れていって、そのまま一気の追い込みで、

決着を付けに行った開始即の28秒のその瞬間、

ロープに詰められた方の笠原君の左フックがまともにカウンターヒット。

 

前掛かりになってたところでの直撃被弾だったもんで神南君、

西ロープ前で一発失神ダウンしてしまったんだわ。

 

余りの倒れ方だったもんでレフェリーも即のストップエンドで、

0分30秒、笠原君の衝撃的な逆転TKO勝ちだったんだわ。

 

 

何度も何度も言うけど、行けそうだと思ったその瞬間にこそ危険が孕んでるって事で、

攻撃に無我夢中になり過ぎず瞬間の冷静さを意識するべきなんだよね。

 

 

 

④ 柳沼直道君(EBISU)×谷田光希君(角海老)……SB

2勝(2KO)3敗(1KO)1分の25歳・北海道と、0勝1敗の19歳・千葉県。

 

<1R>

同じようなボクシングスタイルの二人で、

試合開始当初は若干谷田君の硬さが目立ってたんだけど、

柳沼君が入って来るところにタイミングのいい左フックを打ち込んでたね。

 

<2R>

開始40秒までお互いの左フックの応酬が続いたんだけど、

カウンターを狙っているのか柳沼君の待ちボクシングが目立ってきた中、

谷田君が前詰めからの手数が優勢だったんだわ。

 

<3R>

やっぱり柳沼君の先攻の少なさが気になったんだけど、

明白なヒッティングが無かった中、

このラウンドは残り1分からの柳沼君の手数が印象的だったんだわ。

 

<4R>

微妙なスコアの中での最後の飛ばし合いだったんだけど、

開始30秒までを優勢に進めてた谷田君が一段落してしまって、

そこからはお互いに若干休み休みの低調な展開で、

とにかくガンガン手数で攻めてる感じを出してる方が勝つのにって思ってたんだけど、

二人共、パフォーマンスのピークに対する意識が欠けてたままで、

どっちかなあって感じのままの終了ゴング。

 

 

ってことで自分は38-38だったんだけど結局、

39-38、38-39、38-38ってことで絵に描いたような1-1ドローで、

優勢点をゲットした柳沼君が次に進めることになったんだわ。

 

 

 

⑤ 幸田健太郎君(石川)×林大雅君(本多)……SB

2勝1敗(1KO)の22歳・東京都と、2勝(1KO)1敗1分の20歳・千葉県。

 

<1R>

二人共、中々いいボクサーで、幸田君はジャブがとっても良くて、

林君は一瞬の鋭い踏み込みに可能性を見せてたんだわ。

 

ラウンド中盤に幸田君のジャブジャブからの右ストレートが綺麗にヒットして、

その後、林君も打ち下ろし気味の右フックで挽回して、

スコア的にはかなり微妙になっていったんだけど、

若干幸田君の手数勝ちって感じで、林君の左顔面が赤く腫れてたんだよね。

 

<2R>

ジャブが不足気味の林君がいきなりの左フックを2発当て込んで、

開始30秒で大きく先攻して、感じを掴んだように更に勢いを増していって、

そのまま終了しそうだった残り1秒、

追い追いしたところからその林君が右、左フックを打ち込んで、

下がり下がりしてた幸田君が突っ突き打たれるようになって尻餅ダウン。

 

<3R>

殆どダメージを残さないままにスタート出来たんだけど幸田君、

大きく挽回するまでには至らず、最初の30秒までの打ち合いはやっぱり林君で、

アッパーを含めたショートブローのコンビネーションで圧倒してたんだわ。

 

どっかで吹っ切って飛ばさないと難しい展開になってしまった幸田君、

まだまだいいジャブを放ってたんだけど、何となくジャブの為のジャブで終わってて、

有効な右へ繋ぎきれてなかったんだよね。

 

<4R>

流石に幸田君も手数アップしていったんだけど、

一連の攻撃の打ち終わりを狙い打たれることが多くて

林君優勢を崩し切れないままで、

残り30秒からの最後の必死ショート戦も、

林君のショットの方が正確だったんだよね。

 

 

ってことで自分は39-36だったんだけど結局、

40-35、39-36×2ってことで林君の圧倒3-0勝ちだったんだわ。

 

 

 

⑥ 山口成也君(厚木ワタナベ)×渡邊一誠君(渡嘉敷)……SB

1勝1敗1分の25歳・神奈川県と、0勝1敗の19歳・東京都。

 

<1R>

最初の1分間の打ち合いは山口君がショートブローのコンビで圧倒してたんだけど、

渡邊君の方も見た目より強気でラウンド半分頃から挽回挽回で、

終盤に掛けては却って山口君の腕振りの鈍さの方が目立ってたんだわ。

 

<2R>

一気に距離が縮まっての接近乱打戦に突入していったんだけど、

このラウンドはショートアッパーを混ぜ込んだ山口君の攻め込みが目立ってたなあ。

 

<3R>

お互いに多少距離が取れてきて、小休憩みたいになってたんだけど、

1分10秒に渡邊君のショートワンツーがヒットした以降、

山口君がまたもやタルくなってしまって、かなりの消耗が見えてきたんだわ。

 

<4R>

初っ端から飛ばしていったのは勝機を確信したような渡邊君の方で、

打ち返す山口君のショットは弱々しくなる一方で、

結局はスタミナの差が一番大きいように見えて、

山口君としてはいい場面を作れないままに終わりそうだなあって、

そう見てた残り20秒ちょっとのところ、

渡邊君が右ボディ2発から左右フックを連続強烈ヒット。

 

被弾した山口君が大きくのけ反ってしまったところで、

見かねたレフェリーが割って入ってのストップエンドで2分41秒、

渡邊君のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

⑦ 三尾谷昴希君(帝拳)×工藤晴基君(三迫)……SB 

2勝1敗1分のサウスポー、20歳・栃木県と、1勝1敗(1KO)の19歳・東京都。

 

この試合は工藤君のケガ棄権で三尾谷君が次の試合に進んだんだわ。

 

 

 

⑧ 大場竜君(ジャパンS)×梅本耕孝君(新日本木村)……SB

3勝(3KO)3敗(1KO)の22歳・東京都と、2勝1敗(1KO)の35歳・岡山県。

 

<1R>

いきなりガンガン攻め立てていったのは梅本君の方で、

プレスも強かったしショットにも全くケレンミが無かったんだわ。

 

主導権を握ったまま梅本君がほぼ一方的に攻め込んでたもんで、

このまま行ってしまうんだろうなあって見てた残り50秒、

ヒョイッて感じで振り出した大場君の右フックがヒットして、

アレッて感じで梅本君が思わず右膝を着いてしまったんだわ。

 

かすりダウンみたいなものだったもんで梅本君、

リスタート後は簡単に原状回復しての再度のイケイケで、

大場君もそこそこ反撃はしてたんだけど自分的には9-8って感じだったんだよね。

 

<2R>

年齢的には13歳も年上の梅本君の頑張りが秀逸で、

前の回に少々飛ばし過ぎたかも知れない大場君の一段落とは格段の差で、

まずはって感じのボディラッシュがとってもいい感じで、

若さに任せたような大場君の雑な大振りとは対照的な動きをしてたんだわ。

 

梅本君は一発の必殺感は持ち合わせていないんだけど、

最後まで全く手を抜くことなくの手数で圧倒して終了ゴング。

 

<3R>

梅本君は全くへばることなくまたもやの詰め詰めガンガン手数ボクシングで、

休み休み、下がり下がりの大場君とはエライ違いで、

長金髪の大場君はトコトコ被弾する度にバッサバサして見栄えも悪かったんだわ。

 

<4R>

自分の中でイーブンで迎えた最終ラウンド。

前の回の超圧倒頑張りで体力が心配された梅本君だったんだけど、

そりゃ勿論、大場君も最後の踏ん張りを見せてたんだけど、

無限の手数の梅本君を止めようも無くて、

この回も3Rとほぼ同様の様相を呈していって、

梅本君の詰め詰めからの打ちまくりがハッキリしたポイントに繋がったんだわ。

 

 

ってことで自分は38-37だったんだけどジャッジ3人も同じ見解だったみたいで、

結局、38-37×3ってことで梅本君の逆転3-0勝ちだったんだわ。

 

 

自分は梅本君がサクサクッと優勝するとは予想してないんだけど、

35歳であれだけ頑張れるっていうのはホントに凄いと思って、

若い連中も大いに見習うべきだって強く思ったんだよね。

 

 

 

⑨ 井田洋介君(石川)×野口貴彦君(オークラ)……SB

2勝(1KO)0敗2分の29歳・東京都と、1勝2敗(1KO)1分の26歳・東京都。

 

<1R>

4~5㎝上背優位な井田君なんだから、もっと距離を取れば楽なのに、

敢えて相手のやり易い距離にしてたんだけど、

野口君が思いの外ショートブローが巧くなかったから結構助かってたんだわ。

 

<2R>

野口君としてはもっとガチャガチャにさせないと展開が向いて来なくて、

井田君の方は相手が低くなることが多いからもっと低く打ち出さないとって、

両方に対する注文が途切れなくて、お互いの今一感が募るばかりで、

頑張る気持ちが空転してるような印象が拭えなかったんだけど、

ラウンド全体を見渡すと井田君の勝ちがほぼ見えてきてしまったモンで一旦離席。

 

 

結局、3Rにダウンゲットした井田君がそのまま押し切ったようで、

40-36、39-36、38-37ってことでやっぱり井田君の3-0勝ちだったね。

 

 

それにしても4回戦でのスコアのこのバラケ方は何なのかってことで、

新人王戦の予選は比較的経験の浅いジャッジ達の実地研修の場でもあるんだよね。

 

 

 

⑩ 濱口大樹君(ワタナベ)×渡邊博章君(渡嘉敷)……SB

2勝0敗の22歳・東京都と、1勝(1KO)1敗(1KO)の33歳・福島県。

 

この試合は渡辺会長と並んでの観戦だったんだわ。

 

<1R>

濱口君が若干立ち遅れた中、積極的に打ちに出たのは渡邊君の方で、

結構派手なヒッティングを見せていきなり濱口君の顔面を赤くしてたんだけど、

立て直した濱口君も目立ち難かったけど細かい打ち返しで、

渡邊君に鼻血を見舞ってたんだわ。

 

<2R>

ジャブから繋げる丁寧なボクシングは目指して無い渡邊君だったんだけど、

どう見てもいきり立ち過ぎの右オンリーの単調なボクシングに終始してた一方、

まだまだ先攻めし切れてはいなかったんだけど濱口君、

器用な立ち回りが目立ってきたし、結構冷静な当て込みで、

1分ちょっと過ぎの打ち合いの中で渡邊君の左目上をヒットカットさせてたんだわ。

 

<3R>

開始22秒、濱口君の何気のジャブがカウンターで入って渡邊君がダウン。

 

ダメージ無いままに再開出来た渡邊君が挽回目指して更に大きく殴り掛かって、

懸命な腕振りではあったんだけど、力づくのシンプルさを押し通してたもんで、

却ってその打ち終わりをヒットヒットされてたんだよね。

 

濱口君はジャブに更に磨きがかかっていったし、

相手の打ち終わりに合せてた右ストレートの当て勘がとっても良かったんだわ。

 

残り8秒、渡邊君の左目上のカット傷にドクターチェックが入ってたんだよね。

 

<4R>

鼻血とカット傷で今や顔面真っ赤で胸にまで流血が垂れてた渡邊君、

いよいよ追い詰められての最後のメチャ攻めだったんだけど、

濱口君のジャブと相手の右に合わせる左フックが絶好調だったんだわ。

 

渡邊君も最後まで前に詰め詰めして必殺系を狙ってたんだけど、

最後の最後まで攻撃が単調で雑な感じが拭えなかった残り4秒の東ロープ前、

濱口君がカウンター気味の右フックを綺麗に打ち込んで渡邊君からダウンゲット。

 

それまでの消耗度も半端じゃなかったし、そもそも顔面も酷いことになってたし、

ってことでレフェリーも即のストップエンドで2分56秒、

濱口君のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

⑪ 竹原毅君(協栄)×小川将太君(UNITED)……SB

0勝0敗の23歳・広島県と、0勝1敗(1KO)の20歳・千葉県。

 

この試合も中止になって竹原君の棄権ってことで……。

 

 

 

最後の2試合は4人共まだ勝利を知らないメンバー達だったんだよね。

 

 

⑫ 荒尾充君(ワタナベ)×関一機君(SRS)……SFe 

0勝2敗のサウスポー、34歳・石川県と、0勝1敗の28歳・埼玉県。

 

<1R>

開始27秒、荒尾君の左チョンで関君がヨロッとなって始まったんだけど、

ガードを固めてにじり寄ってからのガリゴリボクシングの関君に対して荒尾君、

ちゃんとジャブから組み立てたがってたんだけど延々ままならなくて、

余りの戦い方の違いに噛み合わない噛み合わないで、

早くも荒尾君の方に嫌気が見えてきたんだよね。

 

<2R>

関君はまるで “はじめの一歩” ボクシングで、

ガッチリガードしながら上体を大きく左右に振りながらジリジリ寄っていって、

一旦取り付いた瞬間のそれはまるでデンプシーロールのようで、

ってことで自分は初めの一歩もデンプシーロールも全く興味がないもんで一旦離席。

 

 

結局、荒尾君が流れを取り戻せなかったみたいで、

39-37×3ってことで関君の初勝利だったんだわ。

 

 

 

⑬ 山本ライアン・ジョシュア君(ワタナベ)×神田拓也君(SRS)

                             ………SFe

0勝2敗の23歳・東京都と、0勝1敗(1KO)1分の27歳・石川県。

 

2試合続けてワタナベ×SRSの一戦だったんだけどね……。

 

<1R>

先手を取り切れなかった山本君の手遅れ感が著しくて、

神田君は一つ前の関君と同じような戦い方を目指してるみたいで、

同じような詰め詰めガンガン系だったんだよね。

 

山本君としてはもう少し距離の作り方に工夫が要るところで、

下手をすると荒尾君の二の舞になってしまいそうだったんだよね。

 

<2R>

神田君はガードの上からでもとにかくのガンガンショットで、

チョン打ちしてのサークリングに時間を費やしてた山本君よりは見栄えが良くて、

山本君はスタミナ不足なのか休み休みに見えてしまったんだよね。

 

<3R>

檄を飛ばされたか山本君が初っ端からいきなり密着ガンガン戦に挑んでいって、

お互い頭をぶつけ合いながらの必死戦だったんだけど、

開始1分20秒以降から山本君の正確なヒットヒットが目立っていったんだわ。

 

<4R>

代わり番こにショート連打を繰り返す明らかな消耗戦に移行していって、

お互いの気持ちのほとばしりが物凄かったんだけど、

大騒ぎしてた観客達は二人の技量に魅了された訳では決してなくて、

巧くないボクサーは気持ちを出し切ればいいんだっていう見本だったんだよね。

 

 

ってことで自分は38-38だったんだけど結局、

40-36、39-38×2ってことで山本君が3-0勝ちしたんだけど、

それにしても幾らなんでも40-36は無いんじゃないかって思ったんだよね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 梅本耕孝君

② 林大雅君

③ 濱口大樹君

2018年4月 8日 (日)

後楽園ホール・4月7日

 

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“チャイナ・グルーブ”

 

ドゥービー・ブラザーズには沢山のヒット曲があるんだけど、

1曲だけ選ぶとしたらやっぱり “チャイナ・グルーブ” になる訳で、

とにかくリズムギターのカッティングの心地良さったらないんだわ。

 

彼らは少しばかり宗教(キリスト教)じみたところがあるから、

多少ウザイところもあるんだけど、

演奏も軽快で秀逸だし、ヴォーカルのハーモニーも抜群なんだよね。

 

 

 

咲き始めたなと思ったらあっと言う間の満開で、

緑の新芽に追いたてられるようにあっと言う間に散りまくり、

近所の川をピンクに染めていた花筏(はないかだ)も今はその痕跡も無く、

ホントに桜は古来より潔い生き方の代表の様な花なんだよね。

 

 

 

昨日は赤コーナーのボクサー全員を角海老ジムで揃えた、

第700回以上目の角海老ボクシングデーだったんだけど、そのパンフが秀逸で、

元々スポンサーに依存しないジムだから全頁をボクサーの紹介に割いてるし、

最初の頁にスコアシートを備えた全試合を一括表示してあるのが抜群で、

パンフレットにも歴史があるとするならば、自分の中では史上最高だったんだわ。

 

 

 

① 住田愛斗君×川島克彦君(将拳)……SF 6R

5勝(1KO)2敗の24歳・大阪府と、4勝(4KO)1敗の35歳・千葉県。

 

<1R>

川島君が気合の入った前詰めからの密着手数戦を挑んでいって、

上背とリーチで勝る住田君の対応が焦点だったんだけど、

自らの距離の把握が出来ないままいきなり巻き込まれてしまって、

ホントはもっと鋭く振れるボクサーなんだけど、

腰が伸びたまま弱々しいショットに終始してたんだわ。

 

<2R>

川島君の戦法は1Rで全て出し尽くして、

前詰め粘着戦に固執したとっても単調なものだったんだけど、

住田君もいいところを見せ切れず、

ジャブのタイミングも良くなくて相変わらず距離をキープ出来ないままで、

辛うじて左ボディだけが目立ってたんだよね。

 

<3R>

お互い、我慢比べの様な密着ゴニョゴニョ戦が延々で……。

 

<4R>

根負けした方が負けるっていうほぼ同じような展開が続いて、

お互いにそこそこの手数ではあったんだけど、

相手にダメージを与えるように打ててないままで、

ペトペトしたパンチの応酬が繰り返されてたんだわ。

 

<5R>

二人共、かなりヘロヘロ状態になっていったんだけど、

ここに来て明らかに年齢差が出てきてしまっての川島君の落ち込みで、

ってことで自分はここで離席したんだけど結局、

60-54×2、59-56ってことで住田君の圧倒3-0勝ちだったね。

 

 

 

② 佐藤剛さん×阿部義樹君(元気)……LF 6R

5勝(2KO)1敗(1KO)1分のランク12位、サウスポー、21歳・東京都と、

5勝(1KO)6敗(1KO)5分の31歳・宮城県。

 

この試合と次の試合は帝拳の長野マネの隣に座らせて貰って一緒観戦。

 

当初、佐藤さんの相手はリブートジムの和田当麻君だったもんで、

相当楽しみにしてたんだけど、残念ながらケガ棄権ってことで急遽、

阿部君が代役に決まったんだよね。

 

<1R>

二人共、1~2発打ち込んではすぐ組み相撲のようになってしまって、

お互いにいきり立ち過だったし、前掛かり過ぎだったし、

最初の2発を当てない限りポイントの振り分けようもなくて、

打つより押し合ってる時間の方が随分長かったんだわ。

 

<2R>

押し負けた方が負けるって流れがすっかり固まってしまって、

どちらかが左右に鋭く動いて適切な打撃距離を作るが出来れば、

展開も変わる余地があったんだけど、頭ばかりがゴツゴツ当たるだけで、

ってことで真剣に見るのは一旦中止して長野マネと色々話してたんだわ。

 

 

横目で見てた試合の最後の方は、

ラウンドが進むにつれ阿部君の落ち込みが目立っていって、

5R~6Rになると倒されないようにやるのが精一杯のようだったんだわ。

 

 

ってことで発表されたスコアは60-54×3ってことで、

両者にとって何だかなあって感じの佐藤さんのパーフェクト3-0勝ちだったんだわ。

 

 

 

③ 青木クリスチャーノさん×何チャラ・何チャラ……SL 6R

11勝(7KO)7敗(3KO)2分のランク7位、29歳・静岡県と、

12勝(5KO)5敗の25歳・タイ。

 

この日入場してすぐのリング上では青木さんがアップしてて、

彼の移籍にはちょっとだけ関わったもんで、頑張ってね挨拶を伝えてたら、

静岡からの応援団の中に以前にお会いしたことのある人がおられて、

その人とも7ヶ月振りくらいの挨拶を交わしたんだよね。

 

以前の所属ジムで酷い目に遭わされた青木さんの移籍初戦ってことで、

この日はまずは体慣らしの6回戦がセットされたんだけど、

くれぐれも舞い上がらずにねって思ってたんだけど、

少しテンションが高過ぎるってことで奥村トレは長めにアップさせてたんだよね。

 

相手のタイボクサーのリング名は、

ドゥアンビチット・ゲーオクワンリゾートボクシングキャンプって、

そりゃリゾートボクシングキャンプっていうのは所属ジム名なんだろうけど、

とにかく今まで聞いた中では一番長い名前だったんだわ。

 

<1R>

相手は結構好戦的なガンガンボクサーで、

ジャブを省略したいきなりの特大右フックをブンブン振り回してきたんだわ。

 

そういう相手の振る舞いは丁寧に始めようとした青木さんの心を乱したみたいで、

若干粗い対応をしてるなあって思ってた1分06秒、

相手の右ストレートを貰ってしまってからは激しく火が付いてしまったみたいで、

そこからは相手以上のガンガンボクサーに変身していったんだわ。

 

それはもう真正面からの殴り合いに負ける訳にはいかないって感じで、

お互いの大きなパンチが交差する中、

それほど危ない局面にはならなかったんだけど、

それは相手の稚拙さによるところも大きかった訳で、

意図的に挑発してくるような冷静な相手だったらヤバイ展開でもあったんだわ。

 

幸いにして相手のタイボクサーはそれほどクレバーではなかったし、

いずれにしても乱暴な展開が大好きな青木さんがそこからは一気の独壇場で、

ガードの上から叩いた右フックで相手のバランスが崩れたのを見逃さなくて、

更に一気攻めの左右フックの鬼打ちで残り59秒で豪快なダウンゲット。

 

リスタート後の青木さんは舞い上がることなくここは実に冷静な追い込みで、

回復し切れないままの相手にキッチリ鋭い連続打ち込みで、

戦闘意識が失せてしまったのを見計らってのストップエンドで2分22秒、

長い名前のタイボクサーに初のTKO負けを喰らわせたんだけど、

試合直後に出会った青木さんの奥様はどういう訳かべーべー泣いてて、

青木さんの復帰が余程嬉しかったんだろね。

 

 

二人とは全部の試合が終わって帰る際にも改めて話をして、

その際には試合に関する自分の感想も伝えたんだよね。

 

そう言えば青木さんの金髪のパパさんも自分のことを覚えていてくれて、

彼は一足先にホールを後にしたんだけど、

帰り際に東板席にいた自分の尻を突っ突いて、それじゃあまたってことで……。

 

 

久し振りの相馬一哉さんが寄ってくれて、

現役のままの身体を維持してたもんで事情を聴いてみたら、

週に2~3回、あるジムでトレーナーみたいなことをしてるんだってさ。

 

 

 

④ 福本祥馬さん×マキシ・ナハク……M 8R

11勝(9KO)2敗(2KO)のランク4位、27歳・千葉県と、

7勝(3KO)14敗(10KO)3分の32歳・インドネシア。

 

前回の試合で今はチャンピオンの竹迫司登さんに、

西田光さんと同じように1Rに瞬殺されてしまってからの今日が復帰戦で、

気持ち良く勝たせる為の試合だったんだよね。

 

<1R>

ナハクっていうのは勝ち数の倍も負けてる弱々ボクサーなんだけど、

見た目のカッコ良さはこの日出場したボクサーの中ではNO.1で、

丁寧なボクシングとは程遠かったんだけど、パワーは感じさせたんだよね。

 

ただ、ディフェンスの甘さは眼を覆うばかりでKO負けの多さの理由が知れて、

これはもう圧倒的な展開になりそうだなあって見てた開始1分11秒、

案の定、左ボディを連続打ち込みされて青コーナー前であえなくダウン。

 

何とか立ち上がってリスタートはしたんだけどナハク、

既に早々の戦意喪失は明らかで、楽々追い込みの福本さんの独り舞台で、

約1分後に今度は左フックから右アッパーの強烈コンビネーションで、

またもや青コーナーの真ん前で二度目のダウン。

 

ナハクは如何にも倒され慣れてるって感じで、

2回のダウンともカウントナインまでユックリ休んでたんだよね。

 

それでもダメージの蓄積は見た目でも明らかで、

勿論それを見逃さない福本さんが一気の決着追い込みで残り43秒、

雑に振ってきたナハクの打ち終わりに右のショートをクロスヒット。

 

大きく前にのめって倒れ込んだ様子を見てレフェリーが即のストップエンドで、

2分19秒って青木さんとは3秒違いで福本さんのTKO勝ち。

 

 

 

⑤ 斎藤一貴さん×マルボン・ボディオンガン……L 8R

4勝(4KO)0敗のランク7位、25歳・東京都と、

14勝(11KO)6敗(4KO)2分の国内9位、24歳・フィリピン。

 

ボディオンガンは2016年に末吉大さん、2017年には荒川仁人さんに、

其々TKO負けしてるから斎藤さんの力量が問われるところなんだよね。

 

<1R>

ボディオンガンの前詰めからのフルショットにはかなりのパワーが込められてて、

一発喰らうといきなり危険度が上がってしまいそうだったんだけど斎藤さん、

ほぼ余裕のままに交わしてのグッドグッドな立ち上がりで、

強烈ボディから左右フックに繋げて、

いきなりボディオンガンの身体を揺らがせてたんだよね。

 

<2R~3R>

早くも口を空け始めたボディオンガンは、

相変わらず力づくの危険なショットを放ち続けてたんだけど、

腕振りの軌道自体はとっても解り易かったもんで、

どこかで打ち終わりに合わせ打つこと出来れば簡単そうにも見えたんだわ。

 

<4R>

力づくだけで巧さを感じさせないままではあったんだけどボディオンガン、

打たれ込んでもヘタレないというか弱音を吐かない根性だけは持ち合わせてて、

何とか何とかって感じで詰め寄ってたんだけど、

この日の斎藤さんのフットワークとボディワークは実に華麗だったんだわ。

 

それは多分、今までで一番の動きが出来てたんじゃないかってほどで、

殆ど一発の被弾もないままの残り1分14秒のリングほぼ中央、

またもや斎藤さんの強烈な左ボディが喰い込んだ途端、

ボディオンガンが悶絶系前のめりダウンしてしまって、

テンカウントが数えられても立ちあがるとこが出来ず結局、1分57秒、

斎藤さんの圧倒的なKO勝ちだったんだわ。

 

 

試合後、小堀トレと小林トレと一緒にいたところで斎藤さんに、

仁人さんは8RKO、末吉さんは5RKOだったから、

それより早い回の決着だったねって伝えたら、

斎藤さんも仁人さんのことは意識してたみたいだったんだわ。

 

 

 

⑥ 渡部あきのりさん×何チャラ・サイトーン……SW 8R

35勝(30KO)7敗(6KO)のOPBF9位、サウスポー、32歳・埼玉県と、

10勝(7KO)4敗(3KO)のOPBF4位、32歳・タイ。

 

相手のタイボクサーは西田光さんに負けて、コブラ諏訪さんとは1勝1敗で、

何チャラ・ペタジーニ君と大石豊君に勝って、井上岳志さんには負けてって、

とっても解り易い戦績の持ち主なんだけど、

だからこそ渡部さんの圧倒勝ちは必須だったんだよね。

 

まあ4Rまでの決着だなって思ってたんだけど、

何とズルズル最終ラウンドまでいってしまって、

結局は渡部さんが80-73、78-74×2って3-0勝ちしたんだけど、

自分は6Rで退出してしまったんだわ。

 

この日の渡部さんは初っ端から動きや打ち出しにキレが全く感じられなかったし、

パンチの緩急で効かせることも出来てない延々の一本調子で、

後で確かめたら4Rか5Rに右足を痛めてしまったらしくて、

帰り道でも右足を少しビッコを引きながらだったんだけど、

その4R~5R以降は手打ち傾向が益々強まってしまったんだよね。

 

渡部さんは若い頃の簡単に相手を倒し続けたボクシングが災いしてしまって、

手打ちの癖が改善されないままなんだけど、

足を傷めればその傾向が更に強まるのは仕方なくて、

ボディ含めての打たれ弱さも見え隠れしてたし、

本人的にも全く納得のいかなかったこの日だったと思うけど、

取り敢えずはOPBFの上位ランキングはゲット出来たんだから、

ケガを直して気合入れ直しての次戦に期待なんだよね。

 

 

 

⑦ 大橋建典さん×源大輝さん(ワタナベ)

             ………日本 Fe タイトル戦 10R

15勝(10KO)4敗(3KO)2分のチャンピオン、28歳・島根県と、

14勝(11KO)5敗(2KO)のランク1位、27歳・大分県。

 

二人の勝率やKO率にはそれほどの差はないんだけど、

これまで戦ってきたメンバー的には源さんの方がハードだったもんで、

この対戦は若干源さんの方が優勢だと思ってたんだけどね。

 

いずれにしても、この試合はお互いの距離感が全てだと思ってて、

近いところでの勝負になれば大橋さんの強烈フックが威力を発揮して、

中間距離が中心になれば源さんが圧倒するって思ってたんだよね。

 

自分の席を渡辺会長にお譲りして、

東板席に移ったところに知人のN君が寄ってくれて一緒観戦。

 

<1R>

圧倒的にいい動きで始めることが出来てたのは源さんの方で、

とにかく細かく鋭い動きからの届きのいいジャブが抜群だったんだわ。

 

二人の動きに若干の乱れが生じた際の大橋さんのフック系も威力満々で、

体勢を崩したようなところからも力強い打ち出しが出来てたんだよね。

 

<2R>

いきなりいい感じを掴んだって感じの源さんが快調快調で、

最初の1分半で伸びのいい右ストレートを2発ヒット。

 

その後も左右ボディを含めての上下打ち分けの見栄えが良くて、

早くも大橋さんの顔面に赤味が差してきたんだわ。

 

大橋さんは打ち出しのタイミングを見失ったまま被弾を重ねてしまって、

このラウンドは10:8.5ほどもの差を付けられてしまったんだわ。

 

<3R>

初っ端に飛ばしていったのは源さんの方だったんだけど、

1分30秒過ぎまでのヒット率は大橋さんの方が上回ってて、

残り30秒からは源さんの反撃に遭ってはいたんだけど、

残り1分10秒からの3発の右フックは見せ場十分だったんだよね。

 

ただ、大橋さんにとって返す返すも残念だったのは、

決して油断した訳ではなかったんだろうけど、残り7秒での源さんの右ストレートで、

まともに貰ってしまって東ロープまで大きく弾かれてしまったことで、

折角のリードポイントをフイにしてしまったんだよね。

 

<4R>

この辺りから前詰めからの先手先手は源さんのパターンになっていって、

やっぱり大橋さんは2Rでの激闘以降を引きずってるような感じで、

いい攻めが出来た一段落後が甘くなってしまう傾向が強くなっていって、

そこのところを源さんに狙い打たれる場面が増えていったんだわ。

 

ただ、このラウンドの打ち合いの精度は若干大橋さんの方が優勢で、

どこかで一発ビッグヒットが叶えば大きく流れを変える可能性も見せてたんだよね。

 

<5R>

開始25秒に大きくガッツンバッティングしてしまって、

大橋さんが右目上を大きく出血カットしてしまってドクターチェック。

 

右顔面を血に染めてまるで赤鬼化した大橋さんがそれでも必死の踏ん張りで、

残り5秒には綺麗な右を当て込んでたんだよね。

 

試合半分を終えての自分の中間スコアは49-46だったんだけど、

発表されたモノは50-44、49-46×2ってことで源さんの3-0だったね。

 

<6R>

一旦いいところまで行くのに最後は返されてしまうっていうパターンが改まらなくて、

開始20秒の右ボディを起点にいい攻撃が出来てた大橋さんだったんだけど、

この回またもや残り8秒で源さんの右をまともにカウンターで喰らってしまったんだわ。

 

<7R>

大橋さんの消耗は見た目以上だったみたいで、

源さんはそれほど複雑なコンビネーションを駆使しないでも、

簡単にいきなりの右ストレートを当て込むことが出来るようになっていって、

被弾した際の大橋さんの体勢の崩れ方というか、

腰の伸び方がいきなり終焉が近いのを見せ付けたんだよね。

 

で、大橋さんは追われるまま下がるまま被弾を重ねていって、

西ロープを伝うに至った1分22秒、

見かねたレフェリーが割って入ってのストップエンドだったんだわ。

 

 

源さん陣営は事前に詳しく大橋さんを分析してた形跡があって、

源さんは常に上体と頭の位置に気を配って的を絞らせなかったし、

フットワークを駆使して適切な距離を常に維持してたし、

大橋さんのいきなりの左フックとか、

大きな右アッパーからの左フックの組み合わせに一度も引っ掛からなくて、

思い返してみれば1Rのゴングが鳴ったその途端から、

終始試合を支配してたんだよね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 源大輝さん

② 斎藤一貴さん

③ 青木クリスチャーノさん

2018年4月 5日 (木)

後楽園ホール・4月4日

 

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“ユー・リアリー・ガット・ミー”

 

一昨日に書いたヴァンヘイレンのデビュー曲なんだけど、

キンクスの時は “ゴット・ミー” だったのが “ガット・ミー” って、

より英語発音に近い表示になってるのが面白いんだわ。

 

イントロのギターリフからドラムスが入って来るところは今でもワクワクで、

それはまるでディープ・パープルの “スモーク・オン・ザ・ウォーター” のようで、

当時のハードロックバンドは如何に素敵なリフを作るかに苦慮奔走してたんだわ。

 

 

1970年代のローリング・ストーンズのライブ映像を見てて気が付いたんだけど、

ミック・ジャガーのステージ・パフォーマンスはジェイムズ・ブラウンとか、

ティナ・ターナーからヒントを貰ってたね、絶対。

 

 

 

昨日の興行の試合パンフレットのボクサーの戦績表示には、

KO勝ちと共にKO負け数の記載があって、

そういうのは自分が知る限り初めてだったんだけど、

実にとっても親切だと思ったなあ。

 

 

 

① 菅直央君(花形)×具志堅広大君(T&H)……SF 4R

0勝2敗の28歳・愛媛県と、1勝(1KO)3敗(1KO)の25歳・沖縄県。

 

いつものように花形会長と木村章司トレとコンチワしての始まり始まりで、

菅君の名前は “なおちか” って読むんだわ。

 

<1R>

戦績的には今一同士だったんだけど、

4~5㎝ほど上背のある菅君の方が形になってたんだわ。

 

ただその菅君、打ちに逸る余りかその途端に出来てしまう隙を狙われて、

具志堅君のハードヒットに見舞われてしまうことが多かったんだわ。

 

ラウンド中盤以降、揉み合いが目立っていった中では、

中盤までの具志堅君のそのヒットヒットがポイントの振り分けを決定付けたんだわ。

 

<2R>

菅君がリーチの優位さを生かし切れないまま、

無暗に突っ込んで手を余してしまってる勿体ないパフォーマンスが続いてた一方、

ストロークが小さい分、具志堅君の方が沢山打ててたんだよね。

 

<3R>

このラウンドは菅君の攻勢が目立ってたんだけど、

それでもまだ突っ込み過ぎの傾向が強くて、

打った後サッと引いて距離を作り直したところから再度攻め込めばいいのになあ。

 

具志堅君の方は一転強いボディブローで対抗してたんだわ。

 

<4R>

二人共、かなりのヘバリが浮き出てきて、

鼻血を出し始めた菅君の方がよりシンドそうにしてて、

時間が進むにつれ疲労の極致に達していって、

打ち返す力も無くなってきた2分18秒、

これ以上続けるのは無理だって判断されてのレフェリーストップで、

頑張らなくても自然に自分の距離になってた具志堅君のTKO勝ちだったね。

 

 

 

② ジョンジョン・エストラーダ×中川祐君(T&H)……SFe 8R

10勝4敗(2KO)1分の28歳・フィリピンと、7勝(3KO)2敗1分の24歳・東京都。

 

<1R>

エストラーダは仕掛けが大きい割にKO勝ちが無い不思議なボクサーで、

いきなりの一発右フックを唯一の武器にしてる実に大雑把なボクサーでもあって、

色々な技を備えてるようには初めっから見えなくて、

中川君としては普通にやれば殆ど問題無さそうだなって見えたんだけどね。

 

<2R>

ジャブもコンビネーションもクソも無いようなエストラーダに対して中川君、

適度な距離を取って出入りで勝負するかと思ってたら、

相手がそう来るならって感じで、同じような力づくボクシングになっていって、

リング上はいきなり荒っぽいだけの乱闘状態になってしまったんだわ。

 

それでもエストラーダの方がより雑な大振りを繰り返してたから、

その振り出しとか打ち終わりにキッチリ合わせ狙えれば簡単そうで、

ってことで一旦離席してロビーで何人かの知り合いと話をしてたんだわ。

 

<5R~6R>

会場内に戻ってみたら更に乱闘度が増してて、

お互いに手数負けしないように振り合ってたんだけど、

振り回してる割には威力的には今一で、随分疲れてしまってたみたいだったなあ。

 

<7R>

勝負はアレッ感じで終息を迎えてしまって、

開始即の20秒、ガチャガチャってなったその途端、

何だかドサクサ紛れのような右フックがもつれながらヒットした途端、

バランスを崩して倒れ込んでしまったのは何となんと中川君の方だったんだわ。

 

それほどの直撃度のようには見えなかったんだけど、

かなり消耗してたところでの被弾だったもんで回復がままならなかったみたいで、

何とかリスタートはしたんだけど中川君、

ここぞここぞでムチャ飛ばししていったエストラーダの勢いを止めきれなくて、

一方的な展開は直ぐにレフェリーにストップエンドを決心せしめてしまって、

0分49秒、中川君がTKO負けしてしまったんだわ。

 

 

エストラーダにとっては初のTKO勝ちかって思ってたら、

後で確認したら10勝0KO勝ちっていうのはパンフ記載上のミスで、

実際は10勝9KO勝ちだったんだよね。

 

 

それにしてもエストラーダっていうのはあくまで乱暴系のボクサーで、

途中途中ではフック系はオープン気味のことが多かったし、

右はたまにチョップになってたし、肘打ち系も混じり込んでたんじゃないかなあ。

 

 

 

③ 中村雅敏君(一力)×品部正秀君(B水戸)……B 8R

7勝(4KO)8敗(3KO)の31歳・大阪府と、

7勝(3KO)16敗(6KO)2分の35歳・愛媛県。

 

<1R>

詰めさえすればいいっていうもんじゃないって見えたのは中村君で、

上背とリーチで劣る品部君にとってはやり易くなるばかりで、

いきなり密着系のペトペト戦になってしまったんだけど、

お互いに効き目の乏しい距離でのやり取りが延々だったんだわ。

 

二人共、接近戦を望んでる割には腰が伸び切っての不完全な体勢のままで、

腕振りよりも押し合いに力を使ってるようだったんだよね。

 

<2R>

全く同じような展開は延々の我慢比べで、

相手にダメージを与えきれないようなショットの連続だったから、

ジャッジも採点に苦労しそうだったんだわ。

 

ってことで一旦離席した後、一力ジムの小林会長と近藤明広さんの隣で観戦。

 

<6R~7R>

密着消耗戦は更に続いて、お互いに何だか拷問を受けてるようで、

それでも若干の手数差で中村君優勢のままに推移してたんだよね。

 

<8R>

休み休みして力を溜めながらの品部君のショットの方が圧倒的に力強くて、

休みなく手を出してた中村君の消耗が極限に達しつつあって、

殆どズブズブになってしまった残り1分09秒、

軽いワンツーを喰らった中村君がヨロッとしてしまったんだわ。

 

勿論、品部君としては逆転チャンス到来の猛追撃な訳で、

そのまま一気に追い込んでの北西ポスト前の残り59秒、

僅かに触れただけのようにしか見えなかったんだけど、

それでも消耗の極致にあった中村君には十分だったみたいで、

崩れ落ちダウンゲットだったんだわ。

 

何とか何とかって感じで立ち上がった中村君だったんだけど、

続行出来るまでの回復がならなくてそのままテンカウントアウト。

 

 

ってことで2分13秒、品部君のTKO勝ちだったんだけど、

品部君は5連敗を脱した上、7年振りくらいのTKO勝ちだったんだよね。

 

 

 

④ 遠藤健太郎君(大橋)×池田竜司さん(T&H)……SL 8R

7勝(6KO)7敗(2KO)1分の29歳・岩手県と、

12勝(8KO)4敗(1KO)2分のランク12位、22歳・広島県。

 

池田さんはいつの間にかT&Hジム所属なってて、

大阪のあるジムからの移籍初戦だったんだよね。

 

<1R>

中々鋭いジャブを打つなあ池田さんって思ってた開始即の15秒、

お互いのジャブが相打ちになったその瞬間、

オットットットって感じで遠藤君が後ろに弾かれて、

巧いこと足送りができないまま腰からスットンダウンしてしまったんだわ。

 

それでも殆どダメージを残さないままにリスタートした遠藤君、

その後は冷静な立て直しで中々いいプレスを掛けてたんだよね。

 

お互いのショットには明らかに一発必殺感が潜んでて、

スリル満々の立ち上がりだったんだよね。

 

<2R>

遠目からの綺麗なショットでは池田さんの独壇場だったんだけど、

接近してからのガチャガチャ戦での遠藤君の力強さも強烈で、

残り54秒、遠藤君の右クロスがハードヒット。

 

先行力を発揮した時の池田さんのワンツーは実に魅力的だったんだけど、

流れの中での打ち返しの迫力は遠藤君の方が圧倒的だったんだわ。

 

<3R>

一旦火が着いた時の遠藤君の攻め込みはブルドーザーの様に迫力満々で、

池田さんも強烈な左ボディ3発で対抗してたんだけど、

有効度としては遠藤君が勝ってたんだよね。

 

簡単には後に引かない同士が1分04秒に大きくバッティングして、

池田さんが眉間から出血してしまってドクターチェック。

 

リスタート後も遠藤君のかき分けていくようなパワーが物凄くて、

徐々に池田さんが押しこまれる場面が増えていった残り59秒、

遠藤君が北西ポスト近くに池田君を追い込んでいよいよ決着のワンツーをって、

そう気負い込んで振り出したショットが空転したその瞬間、

池田さんの左ショートフックが打ち終わりにカウンターでハードヒットして、

前掛かりになってた遠藤君が大きく一発昏倒ダウンしてしまったんだわ。

 

その余りの激しい倒れ方にレフェリーも即もストップエンドで、

2分03秒、池田さんは大逆転系の衝撃のTKO勝ちだったんだよね。

 

 

気持ちは解らない訳では無かったんだけど遠藤君、

余りに無防備なまま気持ち良く行き過ぎた反動だった訳で、

行けると思ったその瞬間こそが危ないっていう見本のような試合だったんだわ。

 

 

 

アレッと思ったら3日後に試合を控えてる青木クリスチャーノさんが寄ってくれて、

池田さんの試合を見に来たってことだったんだけど、

彼自身の試合に対する準備は万全ってことで、

いい表情といい身体をしてたんだよね。

風邪なんか引かないようにって言葉を交わした後早々と引き揚げてたね。

 

 

 

⑤ 野口将志君(一力)×柳達也さん(伴流)……L 8R

12勝(6KO)9敗(7KO)1分の28歳・山口県と、

14勝(5KO)5敗(2KO)1分のランク3位、28歳・栃木県。

 

二人は去年8月以来の再戦で、いつもハードマッチメイクの野口君なんだけど、

4連敗中にも関わらず、この日も強い相手を選んだんだよね。

 

<1R>

随分短く髪を切ってほぼ坊主状態で登場した野口君が、

まずはプレスを掛けながらの先手先手で気持ちを見せて、

終盤まで手数的には優勢だったんだけど、

残り1分12秒での右クロス、その後の左フック2発で柳さんがポイントゲット。

 

<2R>

野口君が例の如くスイッチを垣間見せながら開始22秒に右をヒット。

 

その後、それならってことで柳さんもサウスポーへのスイッチを見せて、

残り15秒で左、右、左を連続ヒットさせて、

結果的にはこっちの見栄えの方が上回ってて連続ポイントゲット。

 

<3R>

野口君は元々きちんとしたジャブから組み立てる方じゃないから、

結果的には一連の動きだったとしてもとにかく最初の攻撃が肝心な訳で、

最近それが雑になりつつあって相手に見切られ易くなってて、

パワーだけで押し切れなくなってからの修正が効いてないって感じなんだよね。

 

って見てた1分20秒、柳さんの左フックが綺麗にヒットして、

野口さんは南ロープ近くまで思わず2~3歩ヨロケてしまったんだわ。

 

そこを一気に攻め込むかに見えた柳さんが思いの外若干の間を置いて、

それは効き方を確かめてたのか知れなかったんだけど、

結局、野口君の逆襲が無いままを確認した15秒~18秒後の残り1分20秒、

一気に攻め立てて南ロープ前で流れの中でそのままダウンゲット。

 

何とか立ち上がりはした野口君だったんだけど結局、

最初の左フックが効いたままだったみたいで、

今度はシッカリ仕留めにかかっていった柳さんの猛追撃に晒されるまま、

残り56秒に力無く崩れ落ちてしまったんだわ。

 

レフェリーがカウントを数える中、陣営からタオルが投げ入れられて結局、

2分12秒、柳さんのKO勝ちだったんだよね。

 

 

試合後、柳さんの応援に来てた伊藤雅雪さんとちょっとだけ話をしたんだけど、

やっぱり彼も最初の左フックの後の一段落にはダメ出ししてたなあ。

 

 

 

⑥ マーク・ジョン・ヤップ×中嶋孝文さん(T&H)

             ………OPBF B タイトル戦 12R

28勝(14KO)12敗(2KO)のチャンピオン、29歳・フィリピンと、

29勝(13KO)9敗(3KO)1分のランク7位、33歳・青森県。

 

試合前のロビーで中嶋さんとちょっと立ち話して、

ガンバッテネを伝えてたんだけど、

入場の際にノボリを持ってた奥様とも幾つか言葉を交わしたんだよね。

 

<1R>

初めて間近に見るヤップはとってもスムースなジャブを打つボクサーで、

1分02秒でのワンツーもそのジャブからの繋がりからで、

攻撃の流れが美しくて、相手のタイミングで打たせない技量にも長けてて、

中嶋さんのガムシャラ系ボクシングだけでは通じそうに無かったんだわ。

 

そのヤップの残り50秒からの攻め込みは圧倒的な迫力があって、

ちょっとばかり相手がバランスを崩したのを見逃さなくて、

中嶋さんは2発ばかり大きく被弾してしまったんだよね。

 

<2R>

行けると思ったか初っ端からヤップが全開だったんだけど、

普段は比較的大人しいくらいの中嶋さんも気持ちでは全く負けてなくて、

1分過ぎからは右と左のフックを1発づつ当て込んでたんだわ。

 

ヤップの武器の一つは間違いなく華麗なフットワークで、

これ以降、左右への動きを加えて中嶋さんに的を絞らせなかったんだわ。

 

終盤近くでの右ショットの相打ちでは強さは明らかにヤップの方に分があって、

中嶋さんは一連の打ち合いの中で左目上をヒットカットされてしまったんだわ。

 

試合後に中嶋さんから聞いたんだけど、

このカット傷は2週間前くらいに練習中にカットしてしまったところで、

だから意外に簡単に切れてしまったってことでだから、

傷が思いの他深く広かった割には出血はそれほどのことではなかったんだよね。

 

<3R>

それならってことで、中嶋さんが更にプレスを掛けていったんだけど、

ヤップの攻撃の手際の良さはとっても見栄えが良くて、

思いっ切りの左右ボディの迫力も満点だったんだわ。

 

今回階級を1個落としての挑戦だった中嶋さんにとっては、

そのボディ連打はシンドイだろうなあってそう見てたんだけど、

彼が我慢強いのか、中嶋さんはヘタルような素振りは全く見せなかったんだよね。

 

<4R>

意を強くしたかヤップがいきなりのボディラッシュだったんだけど、

平気な顔をしてやり過ごした中嶋さんが左ボディ、左フックをヒットヒットさせて、

ヤップの勢いを止めることに成功してたんだよね。

 

それでも終盤のヤップの踏ん張り返しも流石ってことで、

自分のここまでのスコアは39-37でヤップだったんだけど、

発表されたモノは40-46×2、38-38でヤップの2-0だったんだよね。

 

<5R>

最初の30秒間での中島さんの左アッパー2発と右フック1発がそこそこ強烈で、

少しばかり流れを取り戻したかのように見えたんだけど、

残り1分20秒からのヤップのボディショットを起点としたラッシュも強烈で、

このラウンドは評価が分かれそうな感じだったんだよね。

 

それにしても赤コーナー側の応援団なんだけど、

如何にもって感じのチンピラ風が多かったなあ。

 

<6R>

攻防はほぼ対等の様相を呈してきて、

中嶋さんは満々だったんだけど、

ヤップのスタミナが気にかかり始めたんだよね。

 

<7R>

詰めてるのは終始中嶋さんの方で、

ヤップは得意のフットワークを駆使してサークリングの練習をしてるようで、

このラウンドは休むって決めてるかのようだったんだわ。

 

<8R>

中嶋さんの左目上周辺の腫れも目立ってきたんだけど、

ヤップの動きの劣化も同じように目立ってきて、

前の回は必ずしも意図的に休んだ訳ではなくて、スタミナが切れつつあった一方、

中嶋さんのパンチ力も無視できないってことのようで、

明らかに作戦を変更してのチョンチョン当て逃げ系にシフトしたみたいで、

例の波状的な攻撃も影を潜めての殆ど誤魔化し系になっていったんだわ。

 

 

敢えて打ち合わなくて遠目からチョン当てしてそこからは逃げまくりってことで、

発表された中間スコアは79-73、78-74×2ってことで、

勿論ヤップの3-0だったんだけど、

それにしても中間スコアに関しては時折首を傾げることもある訳で今回も、

4Rまでは38-38ってしてたジャッジが、他の二人との差に動揺してしまって、

他の二人がそこからの4ラウンドについては39-37だって判断したのに、

ここでは40-36したっていうのはそれまでの自身の採点基準を変えたって事で、

本来だったら37-39じゃないかと思ったわけで、

他の二人に合わせてスコアを調整してるとしか思えなかったんだよね。

 

ある人が以前言ってたんだけど、だから3人制を採用してるってこで、

飛び抜けた一人を排除するってことで……。

 

自分はヤップのああいう逃げ逃げ系のボクシングは全く認めないから、

ヤップの77-75だったんだけどね。

 

 

実は試合はここまでしか真面目に見てなくて、

この後はリングサイドから席を移動して遠目から見てたんだけど、

この後最終回までヤップはどんどんメイウェザー化していって、

倒しに行こうとする素振りを毛ほども見せないまま、

陣営もリスクを張った打ち合いを徹底的に回避させて、

だからヤップは益々メリーゴーラウンド化していって、

リングサイドのカメラマン達をも泣かせていったんだよね。

 

してやったりのヤップとその陣営と自分の思いは離れる一方で、

何とかしてどうにかしてって必死に詰め寄ってた中嶋さんが実に切なくて、

最後の最後まで仕掛け続けたホントのボクサーは中嶋さんだったって、

心の底から感動したんだよね。

 

結局最終ラウンドを終えてのスコアは117-111、116-112×2ってことで、

その妥当性は解らないんだけど、勿論ヤップの3-0勝ちだったんだわ。

 

 

ヤップは地元で延々防衛してればいいし、

もし世界へ行きたいって言うなら勝手に行けばいいって思う訳で、

かなり以前、名古屋のジムのあるチャンピオンがホールで防衛戦をやった際、

まるでメイウェザーかこの日のヤップだったもんで、

「おめえの試合は詰んねえ、2度とホールへ来んな!」 って、

怒鳴られてたのを思い出したんだよね。

 

 

ドームのコンサート終わりとバッティングしてしまったもんで、

群衆がはけるのを待って、マスコミのインタビューが終わるのを待って、

自分は中嶋さんと殆ど膝を突き合わせて色々話をしたんだけど、

中嶋さんはいつもの謙虚で大人しげの彼に戻ってたんだよね。

 

奥様とも少しばかり話をしたんだけど、

感情が溢れそうになるところを人前で見せないように頑張ってたし、

息子さんも 「パパは今日も血が出たね。」 って言ってたんだけど、

自分の手を握ってきたもんで、

「君のパパはとっても男らしく戦ったんだよ。」 って伝えたんだよね。

 

 

 

ボクサー達には申し訳ないとも思うんだけど、勝った負けたの結果より、

どういう戦い方をしたかが自分にとっては一番大事なんだよね。

 

自分でも若干子供じみてると思ってるんだけど、

世渡り上手なサラリーマンみたいなボクシングを見せられても、

何の感慨も湧かないんだよね。

 

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 中嶋孝文さん

② 柳達也さん

③ 池田竜司さん

2018年4月 3日 (火)

後楽園ホール・4月2日

 

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“ユー・リアリー・ゴット・ミー”

 

“セット・ミー・フリー” と共にキンクスのスマッシュヒットで、

“ビートルズをぶっ倒せ” なんてコピーが入ってて、

レコード会社の担当の思い入れが見て取れるんだけどダサかったなあ。

 

演奏も歌もとっても荒削りなんだけど、

ギターのファズトーンなんか当時にしては珍しくて、印象深かったんだよね。

 

この “ユー・リアリー・ゴット・ミー” は随分後になって、

ヴァン・ヘイレンのデビュー曲としてカバーされたんだけど、

これがまた飛び抜けた出来栄えで、以降の彼らの成功を決定付けたんだわ。

 

 

 

この年齢になると自分が尊敬してた先輩の有名人達が亡くなることが多くなって、

つい最近、ベンチャーズのリードギタリストだったノーキー・エドワーズと、

宇宙物理学者のホーキング博士が其々76歳、82歳で亡くなってしまったんだよね。

で、何となくシミジミしながらの後楽園ホール入りってことで……。

 

 

 

① 森道晴君(八王子中屋)×下沖克徳君(角海老)……SF 4R

3勝(3KO)7敗の36歳・東京都と、3勝6敗(2KO)2敗の32歳・宮崎県。

 

森君は多分これが引退前の最後の試合となる高校の英語教師で、

下沖君は10ヶ月振りくらいに試合をする行政書士なんだわ。

 

<1R>

正直、二人共それほど巧くは無いし飛ばし切れない同士なんだけど、

最初の1分半、下沖君が明らかに手数勝ちしてペースを握ったね。

 

<2R>

スピード感的にも今一の二人なんだけど、

最後の試合の割には森君の気持ちが見えて来なくて、

このラウンドも下沖君の効果的な頑張り手数が印象的だったんだわ。

 

<3R>

お互いにペトペトした弱々しいパンチに移行していって、

勝敗の行方はセコンドの腕にかかるような展開になっていったんだけど、

目立ってきたのは森君の顔面の傷みで、

下沖君のより的確なヒッティングが優勢優勢だったなあ。

 

<4R>

このままでは終われないって感じで森君も最後の踏ん張りを見せたんだけど、

身体が気持ちに付いていかないような感じで、

行ったり来たりがラウンド半分まで続いた後、

最後の最後になってやっと有終を飾る動きを見せてたんだよね。

 

 

ってことで自分は39-37で下沖君だったんだけど結局、

39-37、39-38×2ってことでやっぱり下沖君の3-0勝ちだったんだわ。

 

 

試合後暫くして三迫ジムの永田大士さんが下沖君の試合内容を尋ねてきて、

自衛隊体育学校でちょっと絡んだことがあったってことだったんだよね。

 

 

 

② 渡辺悠矢君(W日立)×諸橋一将君(T&T)……58.5㎏ 4R

1勝1敗の33歳・茨城県と、2勝(1KO)0敗1分のサウスポー、29歳・北海道。

 

<1R>

とっても力感に溢れた二人だったんだけど、

お互いに利き手のストレートに頼り過ぎの雑なやり取りが続いてたんだわ。

 

時間が進むにつれ、諸橋君の左ストレートの的中率が上がっていって、

渡辺君の精度が見劣りするようになっていったんだわ。

 

<2R>

それにしても二人共、返しのショットを置き去りにしたままで、

利き手一本の当てっこ競争がとっても大雑把で、

偶然だけが支配するって感じだったなあ。

 

 

ってことで自分は2R終了時点で席を外したんだけど結局、

次の3R2分49秒、で諸橋君の力づくKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

③ 米重貴博君(八王子中屋)×馬場リュウジ君(横田S)

                          ………W 4R

2勝(1KO)3敗(2KO)の36歳・神奈川県と、

2勝(1KO)4敗(3KO)のサウスポー、25歳・東京都。

 

この日登場した八王子中屋ジムのボクサーは二人共、

定年間近の最後のパフォーマンスだったんだよね。

 

<1R>

見た目圧倒的に強そうなのは米重君の方なんだけど、

遠目からの手数でまずは馬場君の先攻が目立ってて、

米重君としては距離を詰めた所での剛腕一発狙いに終始してたんだわ。

 

<2R>

殆ど展開は変らず馬場君は相手が入って来る前に雨あられの手数で、

米重君としては相手の疲れ待ちのような様相だったんだけど、

もう少しタイトに腕が振れるといいのになあって思ってた残り26秒のリング中央、

それまでになく小さく鋭く振り出した右フックがヒットして馬場君がダウン。

 

 

結局、このダウン劇が決定的なモノになって、

40-36、39-37、38-37ってことで米重君の3-0勝ちだったんだけど、

それにしても何とまあバラバラの採点だったってことで……。

 

 

 

④ 根本裕也君(土浦)×鈴木基伸君(角海老)……SW 4R

5勝(1KO)6敗(3KO)の32歳・茨城県と、3勝6敗(2KO)1分の33歳・滋賀県。

 

昨日は移籍初戦ボクサーが3人登場したんだけど、

その一人目の鈴木君は移籍前と殆ど変わるところが無くて、

中々のジャブは打ってたんだけど、そこから効果的な右に繋げられないままで、

とにかくスタミナの無いこと甚だしくて、

試合を組み立てるところまでいってなくて、                             

何をどう打つ、攻防のバランスをどうするっていうより、

まずは体力増強がテーマだと思ったなあ。

 

根本君の方も近いところでやりたがる割にはショートブローが巧くなかったし、

最後の方は根本君と同じようにグズグズになってしまってたんだわ。

 

 

ってことで自分的にはギリギリ39-37で鈴木君かなあって思ったんだけど結局、

根本君から見て39-38、38-38×2ってことで1-0ドローだったんだわ。

 

 

 

⑤ 長谷部守里君(三迫)×佐宗緋月君(T&T)……Mm 6R

6勝(2KO)4敗(2KO)の22歳・埼玉県と、

7勝(3KO)5敗1分の22歳・神奈川県。

 

二人は3年前の新人王トーナメントで対戦したことがあって、

その時は佐宗君が3-0勝ちしたんだよね。

その佐宗君はこの日二人目の移籍初戦ボクサーだったんだよね。

 

<1R>

立ち上がりの動きが若干硬かった佐宗君に対して長谷部君、

こなれたいい動きから始めてヒットヒット&アウェイがとってもいい感じで、

それほどの大差ではなかったんだけどまずは優勢ポイントゲットだったね。

 

<2R>

佐宗君は左ショットをジャブといきなりのフックに使い分ける名手なんだけど、

それでも前の手の使い方に関しては長谷部君の方に余裕があったんだわ。

 

時間が進むにつれ佐宗君の硬さも取れてきて、

それにつれプレスやショットを強めつつあったんだわ。

 

<3R>

長谷部君も負けずの手数ではあったんだけど、

如何にも単調で軽いパンチに終始してて、

もう少し緩急を付ければ随分違ってきそうな印象だったんだよね。

 

で、勢いを増していった佐宗君の力強さが徐々に目立ち始めて、

返しのショットのクオリティーを含めて形勢が大きく傾き始めたんだわ。

 

<4R>

佐宗君の右ショットのヒット率が上がると共に、

長谷部君の左目下の腫れが目立ってきたんだけど、

たまにはバランスを崩すほど思いっ切り振ってみればいいのにって思ったなあ。

 

<5R~6R>

手数は出し続けてはいたんだけど長谷部君、中々クリーンヒットが叶わず、

真面目な性格が攻め方の単調さに繋がっているような感じだったんだわ。

 

佐宗君の力強い振り出しが試合の主導権を握っていって、

そうなると一発必殺系ではない長谷部君としてはシンドクなるばかりで、

大きく挽回する場面を作り切れないままの終了ゴングだったんだわ。

 

 

で、自分としては58-56だったんだけど結局、

58-56×2、58-57ってことで佐宗君の3-0勝ちだったんだわ。

 

 

 

⑥ 宮地隆佳君(石川)×松浦大地君(ワタナベ)……Fe 6R

5勝(4KO)2敗(2KO)の24歳・東京都と、4勝2敗(2KO)2分の29歳・広島県。

 

宮地君の試合は久し振りだなあと思ったら1年半ぶりだったんだわ。

 

彼の応援に来てた粕谷雄一郎さんとか上野太一君、

それに大野俊人君や橋口雄斗君達とコンチワコンチワした後、

松浦君の応援に来てた谷口将隆さんと三代大訓さんと並んで観戦。

 

<1R>

見た目の怖さで圧倒してた宮地君がまずは快調な先攻めで、

中間距離での迫力には欠けてたんだけど松浦君も、

接近してのショートブローの回転力にいいモノを見せてたんだわ。

 

一連の接触を終えて顔面を赤くしてたのは宮地君の方だったんだけど、

一発一発の重さでは彼の方が優勢だったんだよね。

 

<2R>

一旦打ち出した時の松浦君のショートストレートの連打のシツコサが圧倒的で、

宮地君は辛うじてボディブローに活路を求めてたんだよね。

 

<3R>

二人共、そこそこ力を込めて打ってたから先々のスタミナが心配されたんだけど、

目の前の打撃戦に打ち負ける訳にはいかないって感じで、

お互い、とっても危険に満ちたパンチが交差してたんだけど、

必ずしもクリーンヒットしてた訳では無かったんだけど、

気合のこもった打ち出しで宮地君が優勢なままに終えそうだった残り26秒、

松浦君の例のショートストレートのスリー、フォー目がヒットヒット。

 

直撃を喰らってしまった宮地君の膝が大きく緩んでしまって、

危ない危ないのままの残り16秒でもまたもや右ストレートを直撃されてしまって、

この時はホントに危なかったんだよね。

 

<4R>

大きなダメージを引きずることなく宮地君、

相手のペースになりそうなところを再度の頑張り直しで、

残り30秒からはボディを左右で計5発ほど強烈に打ち込んで挽回挽回。

 

このラウンドの松浦君はクリンチをする際に実にシンドそうな表情をしてて、

手数的にも明らかに後れを取ってしまったんだわ。

 

<5R>

インターバルで檄を飛ばされたんだけど松浦君、

身体が付いて行かなくなってたみたいで、

終始攻勢を掛け続けてたのは宮地君の方で、

動きそのものも試合開始当初と見劣りすることなく、

試合間隔が空いた中でもシッカリ鍛えてたみたいだったんだわ。

 

<6R>

松浦君も最後の奮闘を見せたんだけど、

左ボディを打たれるのを嫌がる素振りが見え隠れするのを感じ取ったか宮地君、

これでもかこれでもかって力を振り絞っていったんだわ。

 

松浦君の必死さも感動的ではあったんだけど、

一発大きく逆転するショットを持ち合わせていないのが辛いところで、

押し切られるような形のままで終了ゴング。

 

 

ってことで自分は58-56だったんだけど結局、

59-56、58-56、57-57ってことで宮地君の2-0勝ちだったんだわ。

 

 

試合直後の宮地君の顔面は思いの外傷んでて、

腫れたまぶたをしたまま嬉しそうにしてたんだけど、

見た目の怖さを更に増してて、あのまま電車で帰れるのか心配したんだわ。

 

 

 

⑦ 酒井孝之君(協栄)×森田陽君(M・T)……L 6R

4勝(2KO)1敗2分の27歳・富山県と、

6勝(2KO)5敗(3KO)のサウスポー、26歳・神奈川県。

 

この日の移籍初戦組の最後が酒井君で自分も初見のボクサーだったんだわ。

 

<1R>

勝ち気に逸ったような酒井君が初っ端から飛ばしていって、

圧倒しまくってしまいそうな感じだったんだけど1分24秒のリングほぼ中央、

森田君がヒョイって感じで出した左ストレートをカウンター気味に貰ってしまって、

アラララーッて感じで酒井君がダウンしてしまったんだわ。

 

それ程と言うか殆どダメージを残さないままにリスタートした酒井君、

森田君の追撃を難なく交わしながらの冷静な立て直しで、

再度の攻勢を取りつつあった残り41秒、

酒井君のガッツン右ストレートが炸裂ヒット。

 

直撃された森田君は一発仰向けバッタンダウンで暫く意識が飛んだままで、

勿論、余りに激しい倒れ方だったもんでレフェリーも即のストップエンドで、

2分20秒、酒井君の見事な逆転TKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

⑧ 太田啓介君(L玉熊)×永田翔君(アベ)……L 8R

10勝(3KO)11敗(2KO)の33歳・神奈川県と、

8勝(2KO)4敗(1KO)の23歳・長崎県。

 

お互いにハードパンチャーではないもんで、

正確なヒット数争いになるのが必至だったんだけど、

1Rを見ただけで永田君の勝利が揺るぎないように思えて、

二人の立ち回りの差がいきなりハッキリしてたんだよね。

 

必ずしも一つ一つのラウンドの中で大差が付く展開では無かったんだけど、

ラウンドトータルで見ると小さな差を否定できないまま集積されていくって感じで、

自分は最後までキッチリ見てた訳ではないんだけど終わってみれば結局、

78-74×2、78-75ってことで永田君の妥当3-0勝ちだったんだわ。

 

 

 

⑨ 高橋竜也さん(土浦)×定常育郎君(T&T)……54.5㎏ 8R

28勝(20KO)7敗(1KO)5分のランク7位、28歳・茨城県と、

7勝(2KO)2敗3分のサウスポー、20歳・神奈川県。

 

<1R>

リーチ優位な高橋さんの前の手が邪魔になって、

ラウンド序盤、定常君が入り難そうにしてた中、

最初の1分40秒ほどのところまでに高橋さんが浅い右ストレートを2発当て込んで、

そのまま押し切りそうだったんだけど、

何とか何とかって頑張ってた定常君が終盤近くになって、

1発だけだったんだけど左ストレートを綺麗に打ち込んで逆転ポイントゲット。

 

<2R>

高橋さんの先攻めと右ストレートがとっても効果的だったんだわ。

 

<3R>

高橋さんは大体いつもの通りだったんだけど、

定常君はもっとキレッキレに飛ばせる筈なんだけどなあって思ってたんだけど、

ラウンド中盤辺りからその定常君のテンポが上がっていって、

高橋さんの緩めのリズムを壊し始めたんだわ。

 

<4R~5R>

最近の高橋さんは金属疲労を生じ始めた機械のような感じが拭えなくて、

試合をすればするほど往時の彼からは遠のくばかりで、

例え強いられたモノではなく自発的なモノにしろ、

とにかくここのところ試合間隔が短か過ぎで、

新人王トーナメントじゃあるまいし、今年はこれがもう2戦目になるんだけど、

瞬発力や忍耐力の他、反応系の劣化も尋常じゃなくて、

身体疲労が回復しないままに試合をしてるとしか思えないんだよね。

 

試合したいと言ってきてもキッチリした身体のケアを徹底させるのが、

ジムとしての有り方だと思う訳でちょっと腹立つほどなんだよね。

 

<6R>

高橋さんの顔面が赤くパンパンに腫れてきて、

右目上はヒットカットされてたし、左目上はバッティングカットしてて、

既に圧倒的な負けボクサーの見た目になってしまってて、

定常君も飛ばし過ぎが祟ったか1~2発打ってはクリンチしてたんだけど、

離れたがらなかったのは高橋さんのことの方が多かったんだわ。

 

残り25秒からのヒットヒットでこの回も定常君ポイントだったね。

 

<7R>

高橋さんはホントにそんなズブズブの距離でやりたいのかってことで、

自ら望んで密着戦にしてるのに明らかに打ち負けしてたんだよね。

 

<8R>

勝ってるっていう自覚は無かったと思うんだけど、

高橋さんは何の新たな兆候も見せることのないままのグズグズで、

その弱々しいパンチは何の効能も持ってないような感じだったんだよね。

 

多分負けてる最終回だっていうのに高橋さんは終始情けなさ過ぎだったんだわ。

 

 

ってことで自分は79-73だったんだけど結局、

79-74、78-76、76-76で定常君の2-0勝ちだったんだけど、

76-76っていうのは主催者側のランカーに配慮し過ぎだって強く思ったけどね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 宮地隆佳君

② 定常育郎君

③ 酒井孝之君

 

 

 

この日、自分が事前に勝敗予想した4試合の全てが的中して、

WIN4ゲットって感じだったね。

2018年4月 2日 (月)

東日本新人王トーナメント

 

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“ホテル・カリフォルニア”

 

言わずと知れたイーグルス最大のヒット曲で、

エンディングまで延々続くギターソロは今聴いても実に新鮮なんだよね。

 

1970年代のアメリカのトップバンドになっていくにつれ、

お決まりの内部紛争が生じてメンバーの入れ替えが幾度かあって解散した後、

1990年代に復活もしてるんだけど、

彼らのベストはやっぱりこの頃だと思うんだよね。

 

 

 

2018年度の東日本新人王トーナメントは4月9日から始まるんだけど、

年々感じるんだけどエントリーボクサーが減る一方で、

今年は合計127名しか参加者がいないんだよね。

 

一番驚いて空前だなと思ったのはSL級の組み合わせ表で、

何と2人しか参加者がいなくて、いきなりの決勝戦になってたことなんだわ。

中にはL級やW級に逃げたヘタレがいるんじゃないかとも思ってるんだけど、

それにしてもこんなことは初めてで、

来年以降もこんなことがあるんじゃないかって危惧するんだけどね。

 

 

経験豊富なアマボクサー達がB級デビューをして、

チャンチャンって感じで2勝してA級昇格して、

あっと言う間にタイトル戦に絡んでいくのを見るのも、

それはそれで早期決着の面白味はあるんだけど、

訳の解らないひたすら乱暴系の少年達が試合をするごとに成長していって、

そりゃ途中での脱落者の数も半端じゃないんだけど、

そんな中で着実に実力を付けて最後はタイトルに挑むところまで辿り着くって、

そういう物語を目の当たりにしたいっていう気持ちも強くて、

自分にとって新人王トーナメントはとっても貴重なんだよね。

 

多くのボクシングジムがルール破りの実にいい加減な運営を続けて、

ボクサーから不当な搾取を止めないことが少年達にも延々伝達していって、

自らの身体を傷付けての過酷な演目の割にはギャラが少な過ぎるっていう思いは、

当然の如く共通のテーマになりつつある訳で、

ボクシングは金じゃないっていうジム側の横柄な台詞とは乖離する一方で、

プロボクサーの成り手が少なくなるのは至極当然のことなんだよね。

 

搾取しないとジム経営が成り立たないっていうのなら辞めてしまえばいい訳で、

ボクシングジムは公益事業ではないんだから誰も困りもしないんだわ。

 

 

って考えながら恒例によって今年の東日本新人王の優勝者予想なんだわ。

 

SL級の参加者が2名だけっていうのにも驚いたんだけど、

角海老ジムからのエントリーが2名だけ、大橋ジムはゼロっていうのも空前の事で、

勿論、ジムの衰退傾向だとは思ってないんだけど、

成程なあって感じは拭えなかったんだよね。

 

一方で流石だねって強く思ったのはワタナベジムであって、

今年は何と16名ものボクサーをエントリーさせてるんだわ。

 

最近のワタナベジムは、

アマからの転身ボクサーの充実度の方に目が行きがちになるんだけど、

一方では変わることなくC級ボクサーの育成にも力を入れてて、

何と今回はエントリーボクサーの8人に1人はワタナベボクサーになる訳で、

SFe級には4名もが投入されてるんだわ。

 

ワタナベジムに続いてエントリー数が多いジムは、

帝拳(7名)、宮田、KG大和(6名)なんだけど、

その他自分が頑張ってるなあって評価するジムは、

其々4名をエントリーさせてるSRS、石川、RK蒲田なんだよね。

 

渡嘉敷、JBS、神奈川渥美もそれに続く3名で、

やっぱり毎年何とかして出場者を輩出してるジムはそれなりに立派なんだよね。

 

 

 

≪2018年度 東日本新人王トーナメント優勝者予想≫

 

今年はエントリー数も少なかったんだけど正直な話、

どの階級にもキラッキラのエース的な存在が見当たらなくて、

だからこそ優勝するチャンスは例年になく均等に与えられてて、

その意味では優勝者予想も例年以上に外れそうなんだけど、

試合を勝ち進むにつれ尋常じゃないほど成長するボクサーも見れそうなんだよね。

 

 

【ミニマム級】……18名

柴沼智樹君、若林耕君、岡田真虎君、伊佐春輔君。

 

 

【ライトフライ級】……8名

亀山大輝君、山本智哉君、大橋波月君。

 

 

【フライ級】……6名

荒川竜平君、太田憲人君。

 

 

【スーパーフライ級】……9名

石井優平君、佐藤己吹君。

 

 

【バンタム級】……10名

義元得拳君、石川春樹君。

 

 

【スーパーバンタム級】……18名

秋間瑞輝君、濱口大樹君、鈴木敬祥君。

 

 

【フェザー級】……13名

佐々木和君、大保龍球君、松澤拳君。

 

 

【スーパーフェザー級】……17名

長田庄一郎君、佐藤諄幸君、佐々木悠登君、関島優作君。

 

 

【ライト級】……8名

松本北斗君、生井航平君。

 

 

【スーパーライト級】……2名

遠藤健太君。

 

 

【ウェルター級】……10名

辻本純平君、荒木祐司君。

 

 

【ミドル級】……8名

小倉大樹君、王家拓見君。

2018年4月 1日 (日)

3月度ランキング

 

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“ハートブレイカ―”

 

グランドファンク・レイルロードっていうのはハードロックの先駆けのようなバンドで、

表記のシングルは “アメリカン・バンド” と共に彼らの最大のヒット曲だったんだけど、

“レッド・ツェッペリンもぶったまげたゴキゲンなサウンド” っていうのは大袈裟で、

自分的には “恐怖のイモバンド” って呼んでるんだよね。

 

彼らの来日初ライブは物凄いことになって、東京ドームが出来る前、

屋根ナシの後楽園球場は当日突然の大雨に見舞われて、

感電騒ぎを起こしながらの熱演だったもんで、そりゃ恐怖だったんだよね。

 

 

 

地球の自転速度っていうのは時速1,400㎞もあって、

公転速度は何と108,000㎞ (秒速30㎞) もあって、

それはもう絶叫マシンの極致にあるんだよね。

 

よくまあ自分らが立ってられるもんだってことで、

全ては引力と慣性モーメントの為せる技なんだけど、

僅かでもそのスピードが落ちても速まっても、

地球上の人間達は一斉に倒れ込んでしまうんだよね。

 

 

 

≪3月度ランキング≫

3月度のランキングは2月22日~3月28日迄の試合を対象に、

3月30日に発表されたんだわ。

 

【世界チャンピオン】

山中竜也さん(1)、京口紘人さん(1)、田口良一さん(WBA7、IBF獲得)、

拳四朗さん(2)、比嘉大吾さん(2)、木村翔さん(1)、岩佐亮祐さん(1)、

尾川堅一さん(獲得)、ホルヘ・リナレス(WBA3、WBCダイヤモンド)、

村田諒太さん(獲得)の計10名でベルト12本。

 

山中竜也さんは3月18日にモイセス・カジェロスに8RKO勝ちして初防衛。

 

岩佐さんは3月1日にエルネスト・サウロンに3-0勝ちして初防衛。

 

山中慎介さんは3月1日、ルイス・ネリに2RKO負けして王座陥落。

 

それにしても木村翔さんのことなんだけど、

彼は去年12月31日に五十嵐俊幸さん相手のタイトル戦で9RKO勝ちして、

初防衛に成功してるのにJBCのランキング表には先月も今月も、

その記載が無くて(獲得)のままなんだけどどういう事なのかなあ……。

 

 

 

【OPBFチャンピオン】

小浦翼さん(1)、マーク・ジョン・ヤップ(2)、大竹秀典さん(3)、清水聡さん(2)、

中谷正義さん(9)、内藤律樹さん(獲得)、井上岳志さん(獲得)、

秋山泰幸さん(獲得)、藤本京太郎さん(2)の計9名。

 

大竹さんは3月13日にフィリピンランカーに10RKO勝ちして3度目の防衛。

 

清水さんは3月26日、コリアンボクサーに8RKO勝ちして2度目の防衛。

 

中谷さんは2月24日、タイボクサーに6RKO勝ちして延々9度目の防衛。

 

中山佳祐さんは3月13日、ジェイアール・ラクィネルに7RKO負けして王座陥落。

 

 

 

【WBO AP チャンピオン】

坂本真宏さん(獲得)、向井寛史さん(獲得)、勅使河原弘晶さん(1)、

伊藤雅雪さん(1)、荒川仁人さん(1)、岡田博喜さん(獲得)、小原佳太さん(1)、

井上岳志さん(獲得)、秋山泰幸さん(獲得)、藤本京太郎さん(1)の計10名。

 

3月度にタイトル戦を戦ったボクサーは一人もいなくて、

3月3日に伊藤さんがフィリピンボクサー相手のノンタイトル戦に5RKO勝ちしただけ。

 

 

 

【日本ランキング】

 

【ミニマム級】……空位。

3月11日にフィリピンボクサーに2-1勝ちした春口直也さんが、

冨田大樹さんと入れ替わって7位にアップ。

11位だった大平剛さんが引退ランクアウトしたもんで空き1名分増えて4名分。

 

 

【ライトフライ級】……久田哲也さん(2)

3月18日にタイボクサーに3RKO勝ちした堀川謙一さんは2位のまま。

 

2位だった角谷淳志さんが11位に大幅ダウンして、

5位だった荻堂盛太さんも7位にダウンしたもんで、

ユーリ阿久井政悟さんが6位から4位にアップ、

3月3日にノーランカーに0-1引き分けた大野兼資さんも、

試合をしていないツカダ絆人さんも其々2個づつ上がって5位と6位。

 

空き3名分は変わらず。

 

 

【フライ級】……黒田雅之さん(3)

黒田さんは3月3日、長嶺克則さんとのタイトル戦で3-0勝ちして3度目の防衛、

敗れた長嶺さんは1位から4位にランクダウン。

 

3月13日のOPBFタイトル戦で7RKO負けした中山佳祐さんが5位にランクイン。

 

3月23日、大平真史君に6RKO勝ちした太田輝さんは、

11位の順位は変わらないんだけど、ガンバレ将太さんの上にランキング。

空きは1名分減って2名分。

 

 

【スーパーフライ級】……空位。

3月23日にタイボクサーに3-0勝ちした中川健太さんは4位のまま。

 

3月3日、長井一さんに5RKO勝ちした戸部洋平さんが2個上がって5位にアップ、

敗れた長井さんは2個下がって12位にダウン。

 

2月26日に木村隼人さんに7RKO負けした山下賢哉さんは1個ダウンの6位で、

これは結構優しい裁定だと思ったなあ。

 

2月26日にノーランカーに3-0勝ちした田之岡条さんが2個上がって10位。

 

2月24日、ノーランカーに3-0勝ちした橋詰将義さんも2個上がって11位。

 

6位だった木村隼人さんがB級に転厩したもんで空き1名分発生。

 

 

【バンタム級】……空位。

2月26日に岡本ナオヤさんに0-2負けした齊藤裕太さんが1個下がって4位。

 

4位だった川口裕さんが、7位だった田中裕士さんが其々ランク落ちしたもんで、

5位だった高野誠三さんが5位から3位にアップ。

SF級から転入した木村隼人さんがスライドしての6位にランキング。

 

3月25日に坂本英生さんに3-0勝ちした金井隆明さんが13位にランクされて、

敗れた坂本さんが13位からのランクアウト。

 

1名分の空が発生してるね。

 

 

【スーパーバンタム級】……久我勇作さん(2)

久我さんは3月27日、小坂遼さんとのタイトル戦に1RKO勝ちして2度目の防衛、

敗れた小坂さんは1位から6位にダウン。

 

2月26日に齊藤裕太さんに2-0勝ちした岡本ナオヤさんが2個上がって2位。

 

3月27日、上岡泰君に2RKO勝ちした田村亮一さんも2個上がって3位。

 

3月25日にノーランカーに6RKO勝ちした水野拓哉さんも2個アップの5位。

 

3月3日、ノーランカーに6RKO勝ちした古橋岳也さんが、

テイル渥美さんと入れ替わって10位にアップ。

 

 

【フェザー級】……大橋建典さん(獲得)

3月2日に渡部大介君に3-0勝ちした阿部麗也さんは2位のまま。

 

同じ日に荒谷龍人さんに2-0勝ちした大坪タツヤさんは2個アップの5位、

敗れた荒谷さんは何故か9位のまま。

 

5位だった林翔太さんと10位だった天笠尚さんが引退ランクアウトしたもんで、

新規に空きが2名分発生。

 

 

【スーパーフェザー級】……末吉大さん(1)

2月26日、湯場海樹君と0-0負傷引き分けた富岡樹さんは勿論2位のまま。

 

3月27日にノーランカーに3-0勝ちした石田凌太さんが、

粕谷雄一郎さんと入れ替わって7位にアップ。

 

3月28日にノーランカーに3RKO勝ちしただけの岡田誠一さんが、

14位にランクされたんだけど、空きもあったし実績があるからってことだね。

 

 

【ライト級】……吉野修一郎さん(1)

この階級は3月度に試合をしたランカーが一人も居なくて、

4名分の空を含めて全く異動ナシ。

 

 

【スーパーライト級】……細川バレンタインさん(獲得)

3月26日にタイボクサーに2RKO勝ちした井上浩樹さんは2位のまま。

 

3月23日、稲垣隆さんに3-0勝ちした永田大士さんは、

上がつっかえての3位のままで、敗れた稲垣さんが1個下がって8位。

 

8位だった丸岡裕太さんがランク落ちしたもんで、

9位だった青木クリスチャーノさんが7位にアップ。

 

2月28日、ノーランカーに3-0勝ちした平岡アンディさんが、

13位から11位にアップして池田竜司さんの一個上になったんだわ。

 

空き1名分新たに発生。

 

 

【ウェルター級】……有川稔男さん(2)

3月3日、タイボクサーに3RKO勝ちした豊嶋亮太さんは11位のままで、

後は異動が無く、3名分の空きも変わらず。

 

 

【スーパーウェルター級】……空位。

全く試合が無かったもんで空き7名分も含めて変動ナシ。

 

 

【ミドル級】……竹迫司登さん(獲得)

竹迫さんは3月3日のタイトル戦で西田光さんに1RKO勝ちして王座ゲット、

敗れた西田さんは5位にランキング。

 

3月13日に福山和徹さんに8RKO勝ちした細川チャーリー忍さんが、

6位から2位に大幅アップして、敗れた福山さんは2位から6位にダウン。

空き7名分は変わらず。

 

 

 

【日本タイトル挑戦保留選手リスト】

福原辰弥さん、原隆二さん、小西伶弥さん、八重樫東さん、田中恒成さん、

河野公平さん、江藤光喜さん、井上拓真さん、石田匠さん、帝里木下さん、

船井龍一さん、大森将平さん、赤穂亮さん、小國以載さん、亀田和毅さん、

松本亮さん、和氣慎吾さん、久保隼さん、細野悟さん、大沢宏晋さん、

ゼネシス・カシミ、西谷和宏さん、粟生隆寛さん、近藤明広さん、亀海喜寛さん、

野中悠樹さんの計26名。

 

上記のボクサーのうち3月度に試合したのは以下の7名なんだわ。

 

小西さんは3月18日、王者カルロス・カニサレスに挑戦して0-3負け。

 

3月26日、八重樫さんがインドネシアボクサーに2RKO勝ち。

 

江藤さんは3月3日にフィリピンボクサーに3RKO勝ち。

 

石田さんは2月24日、タイボクサーに3RKO勝ち。

 

松本さんは2月28日、王者ダニエル・ローマンに挑戦して0-3負け。

 

粟生さんは3月1日、ガマリエル・ディアスに3-0勝ち。

 

近藤さんは3月2日、タイボクサーに4RKO勝ち。

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