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2018年3月

2018年3月31日 (土)

4月のボクシング

 

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“ニードルズ&ピンズ”

 

サーチャーズのヒット曲としては “恋の特効薬” の方が有名なんだけど、

自分としてはこっちの方がお気に入りなんだよね。

 

サーチャーズっていうのはビートルズと同じ頃のリバプールのバンドで、

ビートルズより若干繊細な紳士系であって、

ビートルズをよりヤンチャ系にした感じのキンクスとは対極のバンドだったんだわ。

 

 

 

iPhoneに付属してるイヤホンはボリュームのアップダウンや曲スキップに関しては、

とっても使い勝手がいいんだけど、残念ながら肝心の音質がまるでダメで、

だから最近まではオーディオ・テクニカのヘッドホンを使ってたんだけど、

お世話になってるある人からBOSEのワイヤレスのヘッドホンを頂いたんだわ。

 

スピーカーコードが邪魔にならないのもとっても気に入ってるんだけど、

それより何より音質の心地良さが驚異的なほどで、

音量を変化させても低音が常にクリアにブーストされてて、

iPhoneのイコライザーを “Late Night” にセットして聞くと極上なんだよね。

 

 

 

4月のボクシングは今日から始まって、

今のところ10ボクシングの観戦を予定してるんだけど、

世界戦や日本タイトル戦から新人王トーナメントに至るまで、

とっても中身の濃いメニューが並んでるんだわ。

 

 

≪4月のボクシングスケジュール≫

*左側が勝者予想、敬称略。

 

・4月 1日……(愛知)

飯見嵐、森武蔵。

 

 

・4月 2日……(後楽園)

定常育郎×高橋竜也、永田翔×太田啓介、宮地隆佳×松浦大地、

佐宗緋月×長谷部守里。

 

 

・4月 4日……(後楽園)

中嶋孝文×マーク・ジョン・ヤップ、柳達也×野口将志、遠藤健太郎×池田竜司。

 

 

・4月 6日……(上海)

川崎真琴、かねこたけし、若林駿。

 

 

・4月 7日……(後楽園)

源大輝×大橋建典、渡部あきのり、斉藤一貴、福本翔馬、青木クリスチャーノ、

住田愛斗。

 

 

・4月 8日……(岡山)

ユーリ政悟阿久井。

 

 

・4月 8日……(沖縄)

石澤開、吉開右京。

 

 

・4月 9日……(後楽園) 東日本新人王トーナメント

濱口大樹×渡邊博章。

 

 

・4月10日……(後楽園)

岩井大×河野洋佑、岩原慶×三瓶数馬。

 

 

・4月12日……(後楽園)

加藤収二×阪田壮亮、小原佳太、木村吉光、杉田ダイスケ。

 

 

・4月14日……(大阪)

久田哲也×板垣幸司、久高寛之×翁長吾央。

 

 

・4月15日……(横浜)

村田諒太×エマヌエル・ブランダムラ、比嘉大吾×クリストファー・ロサレス、

中谷潤人、小田翔夢。

 

 

・4月16日……(後楽園)

有川稔男×矢田良太、若松大輝×冨田正俊。

 

 

・4月17日……(後楽園)

小浦翼×田中教仁、大保龍斗×富岡哲也、和氣慎吾。

 

 

・4月22日……(兵庫)

小野心×平井亮輝、宮崎辰也×ジラフ神田、杦本健太。

 

 

・4月26日……(後楽園)

井上岳志×野中悠樹、福永亮次×ユータ松尾、ツカダ絆人×戸高達。

 

 

・4月28日……(大阪)

中川抹茶×入口裕貴。

 

 

・4月29日……(大阪)

宇津見義広、中川公弘。

 

 

・4月30日……(大阪)

クウエ・ピーター。

 

 

 

≪4月度ボクシングの期待度ベスト20≫

*左側が勝者予想、敬称略。

 

① 村田諒太×エマヌエル・ブランダムラ

② 比嘉大吾×クリストファー・ロサレス

③ 井上岳志×野中悠樹

④ 源大輝×大橋建典

⑤ 有川稔男×矢田良太

⑥ 小浦翼×田中教仁

⑦ 岩原慶×三瓶数馬

⑧ 大保龍斗×富岡哲也

⑨ 岩井大×河野洋佑

⑩ 中嶋孝文×マーク・ジョン・ヤップ

⑪ 福永亮次×ユータ松尾

⑫ 柳達也×野口将志

⑬ 佐宗緋月×長谷部守里

⑭ 宮地隆佳×松浦大地

⑮ 加藤収二×阪田壮亮

⑯ ツカダ絆人×戸高達

⑰ 定常育郎×高橋竜也 

⑱ 永田翔×太田啓介

⑲ 若松竜太×冨田正俊

⑳ 遠藤健太郎×池田竜司

2018年3月30日 (金)

3月のベストボクシング

 

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“ターン・ターン・ターン”

 

バーズは所謂フォークロック系のバンドで、

他のヒット曲にはボブ・ディランが作曲した “ミスター・タンブリン・マン” があって、

ユッタリした曲調の中にシッカリしたビートを潜ませてる名曲なんだよね。

 

 

 

ちょっと前に脳のMRI検査を受けたんだけど、

それは何かの症状が出たからではなくて、自分もそこそこの年齢なもんで、

一度脳と脳内の血管の状況を把握してみたかっただけなんだけど、

お蔭様で自分の脳は年齢の割に全く何の衰えの症状も示してなかったし、

血管の隅々にも何の問題も無かったんだわ。

 

それにしても初めてのMRI検査はひたすら煩かったっていう印象で、

頭のすぐ近くをプラスティックのガードの様なモノで覆われるから、

閉所恐怖症の人はストレスを感じるかも知れないって聞かされてたんだけど、

その辺は全く大丈夫だったんだけど、

およそ15分間ほどの検査中に工事現場かと思われるほどの大音量を聞かされて、

それが12種類ほどのパターンがあって参った参っただったんだよね。

 

気分が悪くなったら教えて下さいって事前に言われてたんだけど、

あと15分も続いたら多分我慢の限界に達してただろうと思ったね。

 

 

 

自分的な3月ボクシングは7興行しかなかったんだけど、

内容的には幅広いグレードの中からの順位選択が出来たんだよね。

 

 

 

≪3月度のベスト15ボクシング≫

*左側が勝者、( )内は事前期待度順位、敬称略。

 

① 竹迫司登×西田光 (5)……1RKO

② 久我勇作×小坂遼 (4)……1RKO

③ ジェイアール・ラクィネル×中山佳祐 (6)……9RKO

④ 永田大士×稲垣孝 (9)……3-0

⑤ 粟生隆寛×ガマリエル・ディアス (3)……3-0

⑥ 阿部麗也×渡部大介 (7)……3-0

⑦ 戸部洋平×長井一 (8)……5RKO

⑧ 黒田雅之×長嶺克則 (2)……3-0

⑨ 太田輝×大平真史 (16)……6RKO

⑩ 田村亮一×上岡泰 (19)……2RKO

⑪ 高田勇仁×柴沼智樹 (ー)……3-0

⑫ 大坪タツヤ×荒谷龍人 (13)……2-0

⑬ 山口怜恩×竹内大貴 (ー)……1RKO

⑭ 宇津木秀×タイボクサー (ー)……3RKO

⑮ 増田大輝×二佐翔太 (ー)……1RKO

 

*事前期待度順位10以内で選モレした試合は、

ルイス・ネリ×山中慎介(1)、岩佐亮祐×エルネスト・サウロン(10)の2試合。 

2018年3月28日 (水)

後楽園ホール・3月27日

 

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“ツツジ”

 

これは24日に撮ったモノなんだけど、

歩道脇の植え込みのツツジはまだまだツボミ段階なんだけど、

自分の家のモノは既に見事に満開状態なんだよね。

 

普通、ツツジっていうのは赤紫色か白色のモノが殆どなんだけど、

ちょっと解り難いかもしれないんだけどこれはオレンジ色をした珍しいヤツで、

2年前に植え込みの隅で細々咲いていたのを見つけて、

その枝先を右側のタバコ程にカットして水やりと肥料に気を付けて育ててきた訳で、

これもちょっと解り難いんだけど、花弁も普通の1.5倍ほども大きいんだよね。

 

ツツジは盆栽仕立てにするのが無理な植物だから、

また元の植え込みに戻そうかとも思うし、

花を付けた枝だけを更に純粋培養してみようかとも思ってて、

今、迷ってるところなんだよね。

 

昨日の後楽園ホールでは内山高志さんと天笠尚さんの引退式もあったし、

前日と違ってガチな戦いが4試合もあったせいか、

そこらじゅうからとっても沢山のボクサー達が集まってきてて、

顔見知りだけっていうのも含めると100人ほどはいたんじゃないかなあ……。

 

 

 

① 宇和島亜紀斗君(RK蒲田)×西中聡志君(中野サイトウ)

                           ………W 4R

0勝3敗(2KO)1分の36歳・神奈川県と、1勝2敗(1KO)の30歳・兵庫県。

 

宇和島君は5月に37歳になる正しくこれがラストファイトで、

引退前に何とか1勝をっていうのが本人とジムの共通の願いってことで……。

 

<1R>

宇和島君としては最後のムチャをすればいいって思ってたんだけど、

元々が気の優しいタイプみたいで乱暴者にはなり切れず、

如何にも荒くれ風の西中君に気持ち的にも後れを取ってしまって、

中々思い通りにはなりそうにないなあって感じの立ち上がりだったんだわ。

 

ところがところが、一気に相手を粉砕しそうだった西中君が、

実はそれほどのことがなくて、1分過ぎたらいきなりメッキリで、

そこからはお互いにペトペトした力無いパンチの応酬が続いたんだけど、

トータルの手数としては宇和島君が上回ってたもんでファーストポイント・ゲット。

 

それでも宇和島君が折々に見せてたアッパーは威力を感じさせるものでもなく、

ガードを空けてしまうだけで危ない危ないだったんだよね。

 

<2R>

やっぱり西中君は長い時間は頑張り切れないみたいで、

このラウンドも1分半を過ぎる頃から動きが急に鈍ってきたんだけど、

それにしても二人共、スピードが遅い上にストロークが大きくて、

そこのところを冷静に狙えた方が優位な立場になりそうだったんだよね。

 

いきなりの気持ち戦に突入して二人共、ハァーハァーのトロトロで、

たまの単発ヒットでは西中君もいいところを見せてたんだけど、

やっぱり全体の手数としては宇和島君が優勢のままだったんだわ。

 

<3R>

宇和島君の踏ん張り手数は続いてたんだけど、全体に力感を欠いてきて、

チョンチョン突っ突くような感じになってきて、

息が上がってるのは却って宇和島君の方みたいになって、

この回は西中君の最後までの頑張りの方が目立ってたんだわ。

 

<4R>

こうなると勝ちたい気持ちが強い方が勝つっていう勝負事の鉄則な訳で、

技術的にもスタミナ面にも色々課題のある二人だったんだけど、

相手を弱らせるようには打ててなかったっていう点では、

宇和島君の方が残念な印象が強かったんだよね。

 

 

ってことで自分は38-38のイーブンだったんだけど結局、

39-37×2、38-38ってことで宇和島君の2-0勝ちだったんだわ。

 

 

試合後かなり立ってから偶然柳光会長とバッタリで、

オメデトゴザイマスを伝えたんだけど、

会長は試合中、「ボクシングしろ! ボクシングを!」 って、

終始大声で叱咤してたんだよね。

 

 

この後の2試合はワタナベジムからのB級デビューボクサーの試合だったんだけど、

花咲徳栄高校と平成国際大学の関連ってことか、

若いボクサーやその卵達が沢山応援に来てたんだよね。

 

 

 

② 堤聖也君(ワタナベ)×何チャラ・ガイシー……SF 6R

デビュー戦の22歳・熊本県と、9勝(2KO)6敗の23歳・タイ。

 

堤君はアマ戦績84勝(40RSC)17敗の超強豪B級デビューボクサーで、

現在、強いB級ボクサーのマッチメイクはとっても難しくなってるから、

仕方なくって形でタイボクサー相手になってしまったんだよね、多分。

 

堤君の入場曲はステッペンウルフの “ボーン・トゥ・ビ・ワイルド” だったんだけど、

年代的には彼の親父さんの若い頃に流行ったんじゃないのかなあ……。

 

 

相手のタイボクサーはこれが16戦目だったんだけど、

自身の役割をキッチリ認識してるかのようなトロトロの発進で、

それならってことで堤君がいきなりの飛ばし飛ばしで、

中々鋭いいい前詰めを見せてたんだけど、

最初のショットは明らかに乱暴な振り出しで、

デビュー戦ってこともあったし、応援に来てくれた人達にいいところを見せなくちゃ、

って多分そういうことだったんだろうと思ったんだけど、

とにかく力づくのごく大雑把なパフォーマンスだったんだよね。

 

直ぐに感じを掴んだ堤君はそういう意味では全く手抜かりのない一気勝負で、

折角の実戦なんだからもう少し距離とかタイミングとか、

色々試してみればいいのにっていうのはあくまでこちらの都合ってことで、

タイボクサーを相手にする際には必須のボディショットが見事に決まり、

右、左って連続打ち込みで鮮烈なダウンゲット。

 

最後の左ボディはそこそこ強烈だったもんで、

タイボクサーはそのまま立ち上がれずのテンカウントアウトってことで、

1分31秒、堤君のKO勝ちだったんだわ。

 

 

堤君がどれだけ強いのかは今日の試合だけでは計り知れなかったんだけど、

全体のバランスはとっても良かったし、

動きの鋭さも充分水準以上だったのは間違いなかったんだよね。

 

 

 

③ 宇津木秀君(ワタナベ)×何チャラ・何チャラ……L 6R

デビュー戦の23歳・埼玉県と、9勝(2KO)4敗1分の22歳・タイ。

 

宇津木君も堤君と同じ平成国際大学のボクシング部の出身で、

アマ戦績は81勝27敗だったんだってさ。

 

 

宇津木君に対しては試合前に渡辺会長から石原トレに、

まずは丁寧に左を沢山使って組み立てるようにっていう指示が出てたんだよね。

 

ってことで、宇津木君はユッタリした立ち上がりから始めて、

ジャブの当て勘を確かめつつ、打ち終わりに配慮しつつって感じだったんだわ。

 

相手はタイボクサーにしては珍しい感じの荒くれで、

雑は雑なんだけど全てがフルショットだったもんで、

不用意な被弾は致命傷になってしまう危険を孕んでたんだよね。

 

それでも1R~2Rの宇津木君はとっても丁寧な動きをしてて、

相手が合わせ打ってくるところを更に合わせ打ってたり、

右の決めショットの打ち終わりを狙われないような頭の位置にも抜群の配慮で、

とにかく色々試しつつっていうのが手に取るように解ったんだわ。

 

ゴーサインが出た3Rには宇津木君は一気のギアアップのスピードアップで、

その小さく鋭く力強い回転力は実にとっても半端じゃなくて、

最後は左ボディだったんだけど、それに至るまでがとっても良かったんだよね。

 

タイボクサーは倒れ込む前に既に相当のダメージを負ってたもんで、

レフェリーも即のストップエンドで0分32秒、宇津木君のTKO勝ちで、

将来はかなりのところまで行きそうな感じのデビュー戦だったんだよね。

 

 

 

④ 石田凌太さん(宮田)×川渕大地君(川崎新田)

                       ………58㎏ 6R

9勝(6KO)2敗(1KO)のランク8位、22歳・東京都と、

4勝(3KO)0敗2分の28歳・神奈川県。

 

<1R>

石田さんの方が4~5㎝ほどの上背があったもんで、

川渕君のジャブはリーチ差の関係で届き難くて、

顎が上がってしまうような打ち方になってたんだわ。

 

お互いに、最初っから結構大きく振り出してたんだけど、

川渕君が突っ立ち気味になってしまうのが気になったなあ。

 

無理に突っ込まなくても相手が勝手に入って来るって判断したか、

中盤からは川渕君の待ちボクシングが目立ってきたんだけど、

残り30秒からの接近戦は相当の壮絶さだったんだわ。

 

<2R>

石田さんもそこそこ喰らってたんだけど、

殆どの相打ちの際に打ち勝ち続けてたのも間違いなくて、

早くも川渕君の顔面が赤く傷んできたんだわ。

 

石田さんにしては少し詰め過ぎだとは思ったんだけど、

同じようなヒッティングでは効き目で上回ってたのは間違いなかったんだよね。

 

若干の迷いのせいか、残り30秒で川渕君が一瞬サウスポーチェンジして、

このままこのラウンドも石田さんが押し切ってしまいそうだった残り6秒、

赤コーナー前で川渕君の左フックが大きくヒットして一瞬、

石田さんの動きが止まってしまって、この時は相当危なかったんだよね。

 

<3R>

一発の威力としては川渕さんのシッカリ感の方が勝ってて、

で、石田さんとしては打ち負けないようにってことか、

一つ一つのショットが大き過ぎてて、特に返しの左フックがまるでダメで、

誰もいない空間を切り裂いてることが多かったんだよね。

 

やっぱり2R終盤での被弾のダメージを引きずっていたのか石田さん、

動き全体がタルくて、体やパンチが流れてしまうのが目立ってたんだわ。

 

手数としては後れを取ってたんだけど川渕君、

パンチのシッカリ感では圧倒してて、

このラウンドの終盤近くでの左右ボディからの右ストレートが綺麗にヒットして、

ここまでの自分のスコアは39-37で川渕君だったんだよね。

 

 

この日の石田さんは実に彼らしくなくて、

6回戦の相手だって見下ろしてたとは思わないけど、

川渕君の頑張りよりは石田さんの不甲斐無さの方に目が行ってしまって、

4R終了と同時に席を外してしまったんだよね。

 

 

どうなったのかなあって発表されたスコアを聞いてたら、

川渕君の応援に来てた古橋岳也さんの横で聞いてたら、

59-55、58-56×2ってことで、

結構余裕のスコアで石田さんの3-0勝ちだったんだわ。

 

 

 

⑤ 上岡泰君(元気)×田村亮一さん(JBS)……56㎏ 8R

10勝(6KO)5敗(1KO)2分のサウスポー、26歳・埼玉県と、

9勝(5KO)3敗1分のランク5位、30歳・東京都。

 

<1R>

戦いたい距離がお互いに随分違うから、

どちらが主導権を獲るかってところだったんだけど、

意外なほど簡単に流れが決まってしまって、

田村さんがガードを固めて詰め寄るのを上岡君が防ぎ切れなくて、

っていうより防ぐような手立てが殆ど出来てなくて、

勝負はいきなり田村さんペースになってしまったんだわ。

 

必ずしもジャブ巧者ではない田村さんがいきなりの右ストレートボディ2発で、

そこからの仕掛けにも抜かりなく気持ち良さそうなスタートを切ってて、

明らかに接近戦での回転力で劣る上岡君のそれは殆ど無策な対応で、

途中途中では懸命な打ち返しを見せてはいたんだけど、

それはあくまで相手の土俵内のことで、

自らの距離を確保できないまま腰が伸びてしまうのが目立ってたんだよね。

 

<2R>

折り折りの執拗なボディブローも効果を上げつつあったところだったんだけど、

開始1分、田村さんの右ストレートが突っ突きヒットして、

思わず上岡君が大きく下がらされてしまったんだわ。

 

そこからは田村さんの一気攻めだけが目立っていって、

上岡さんには良く耐えてたっていう印象しか残らなかったんだけど、

打ち返せないまま追い込まれ打ち込まれるだけの状況が続いたもんで、

ついに見かねたレフェリーがストップエンドってことで、

1分52秒、田村さんのTKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

⑥ コーチ義人君(角海老)×大森将平君(WOZ)……SB 8R

13勝(4KO)2敗(2KO)の27歳・東京都と、

18勝(13KO)2敗(2KO)のサウスポー、25歳・京都府。

 

昨日のブログにも書いたんだけど、

とっても楽しみにしてたこの試合がコーチ君の不始末で流れてしまって、

昨日は再度関係者達に正式に詫びを入れるってことで、

鈴木会長とコーチ君、それにトレーナーの3人が来てて、

4人で少しばかり話をして詳しい事情も聞かせて貰ったんだけど、

ジムとしてもそこそこ厳しい処断を下さざるを得ないってことだったんだけど、

少し後にコーチ君と二人だけでヒソヒソ話をしたんだよね。

 

 

 

昨日はメインイベントの前に色々あってね……。

 

まずは天笠尚さんの引退式があって、

小さな男の子を抱っこしながらリング上で挨拶してたんだけど、

今は出身地の群馬県に戻って農協に勤めてるってことで、

何だかとっても微笑ましいというか、彼らしいよなあって思ったんだよね。

 

 

 

その後、試合の流れた大森将平さんと和氣慎吾さんとのスパーがあって、

2分2Rだったんだけど、ある意味当然のようにお互いの遠慮が半端じゃなくて、

まるで少しハードなマスのようで、全く思いっ切りでは無かったんだけどね……。

 

 

 

内山高志さんの引退式はその後で、

内山さんとは式が始まる前に例の如く 「チワッ」 って感じの挨拶を交わしたんだけど、

リングに上がったスーツ姿からのオーラもまだまだ半端じゃなかったし、

挨拶の中に交えてたちょっとしたジョークも流石の流石だと思ったなあ。

 

内山さんに関しては各メディアも含めて、

色々な記事がアップされるだろうからここでは敢えて控えるけど、

自分が思い起こすのは若い頃からの礼儀正しさと、

ストイックなまでの練習姿勢と、若いボクサー達に対する思いやりかなあ……。

 

 

 

⑦ 久我勇作さん(ワタナベ)×小坂遼さん(真正)

            ………日本 B タイトル戦 10R

15勝(10KO)2敗1分のチャンピオン、27歳・東京都と、

16勝(8KO)3敗(1KO)1分のランク1位、24歳・広島県。

 

小坂さんっていうのは名前は知ってたけど、

誰に勝ってランカーになってどういう経緯でランク1位になったのか全く知らなくて、

戦績表を見ても対戦相手の中に知ってるボクサーが全くいないし、

少なくとも今のランカー達との試合は全く見当たらなくて、

そんなんでホントにトップコンテンダーとしての資格があるのかってことで、

若干首を傾げながらの観戦だったんだよね。

 

<1R>

小坂さんの8KO勝ちのうち7つが1R~2Rでの決着なもんで、

仕掛けが早いボクサーなんだろうなって注意深く見てたんだけど、

スピード感やリズム感に関しては久我さんの方が圧倒的で、

小坂さんは上体の硬い感じが目立ってたし、

最初のワンツーは全く腕にしなりの無い中途半端な弱々しい棒打ちで、

自信に満ちたショットとは程遠かったんだわ。

 

その後は若干こなれてきてはいたんだけど、

それでもキレッキレッて感じにはとっても見えなくて、

早くも見切った久我さんにパワー負けしてるような感じさえあったんだわ。

 

小坂さんとしてはもっとユックリ立ち上がって、

相手の様子と動きを確認した方がいいんじゃないかって思ったんだけど、

その点に関してだけはやけに前向きで、その結果細かく当て込まれることが続いて、

1分が過ぎる頃には早くも顔面をかなり赤くしてたんだよね。

 

その前の久我さんの左ボディが大きく効いてたと思うんだけど残り1分26秒、

リングほぼ中央で鋭くワンツーを振り下ろされて小坂さんがダウン。

 

自分にはもう終わった感じがしたんだけど、

小坂さんが何とか立ち上がって来たもんでのリスタートだったんだけど、

効かされたまま、気持ちを折らされたままだったことは間違いなくて、

殆ど反攻する姿勢さえも見せられないまま久我さんの鬼追撃に晒されてしまって、

残り1分03秒、あえなく2度目のダウンを喰らってしまったんだわ。

 

青コーナーのすぐ前で立ち上がりはしたんだけど小坂さん、

何だかボーッとしたままの力無い立ち姿で、

これから鬼の踏ん張り返しで挽回するから続行させてくれっていうのとは程遠くて、

彼の目を覗き込んだフェレリーがそのままストップエンドを宣したんだわ。

 

途端に自分のすぐ近くにいた真正ジムのスタッフが声を荒げての抗議で、

「何だよ、もう止めるのか!」 って感じの台詞を吐いたんだけど、

ボクサーを見る目も試合を見る目も両方とも無いなって激しく思った訳で、

申し訳ないけど小坂さんはタイトル戦をするまでのボクサーには育ってなくて、

試合が始まって1分過ぎには、

彼自身が負けそうだなって思ってたような感じだったんだよね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 久我勇作さん

② 田村亮一さん

③ 宇津木秀君

2018年3月27日 (火)

日記 (3/27)

 

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“桜都電”

 

 

 

昨日の後楽園ホールの結果はやっぱり予想通りでしかなくて、

初勝利目指し組の4回戦の後、清田亨君は1R、中嶋一輝君も1R、

井上浩樹さんは2R、八重樫東さんも2Rっていう早期決着で、

清水聡さんは8Rまでかかったらしいんだけど、それでも全てKO決着で、

赤コーナー側は万々歳だったんだろうけど、それは至極当然の結果であって、

其々の身内や友人、職場の人達、ジム付きのサポーター達は、

大いに盛り上がったんだろうけど、あくまでその範囲に留まってる訳で、

一般のボクシングファンの足は遠のくばかりで……。

 

 

 

今、プロボクシング界の5大ジムっていえば、

帝拳、ワタナベ、角海老、大橋、三迫だって勝手に思い込んでるんだけど、

その5大ジムの中からウェイトを作り切れなかったボクサーが出現してしまって、

角海老ジムのコーチ義人君が今日の試合を棄権することになったんだわ。

 

彼とはデビューの頃から浅からぬ関係があって、

今どういう気持ちでいるかを思いやるととっても心が痛むんだけど、

一方では相手ボクサーに対するペナルティやらチケットの払い戻し等を含めて、

双方のジム関係者達やプロモーターにかけてしまった迷惑は半端じゃなくて、

SB級のリミットを1.8㎏もオーバーするっていうのは、

それはフェザー級のリミット体重である訳で、

計量日に至るまでに何があったのかってことなんだよね。

 

ボクサーの体重管理に関しては帝拳ジムのシステムが徹底してて、

何年か前ジムにお邪魔した際に聞かせて貰ったんだけど、

帝拳ジムでは試合が決まっているか否かに関わらずとにかく、

練習に来たボクサーにはジムに来た時と帰り時に体重計に乗る習慣を課してて、

それをノートに記することによって以前との比較管理を容易にしてるんだよね。

 

そのせいか、自分の知る限り帝拳ジム所属ボクサーで、

体重に関する不始末を生じさせたボクサーはほぼ皆無なんだよね。

 

何でも日常管理が大事だってことなんだけど、

自分が思うにボクサーの健康に更に配慮すれば、

試合当日計量におけるリカバリー率の管理も重要だと思ってて、

そのことは毎月のJBCの月報に記載されて、

当日のリカバリー率が極度に大きいボクサーには警告が与えられるんだけど、

例え前日計量をクリアしたとしても場合によっては、

試合を中止するってことも考慮するすべきだと思ってるんだけどね。

 

 

 

そういえば今日は国会で佐川元理財局長の証人喚問があるんだけど、

彼は省内での調査に際して 「刑事訴追の可能性があるから……。」 って、

質問によっては回答を拒否したらしいんだけど、

そういう台詞を吐いてる時点で自らアウトだって白状してるのと同じな訳で、

今日の国会での喚問に際しても、歴代の証言者たちと同じように、

「刑事訴追の可能性がありますから、お答えを差し控えたいと思います。」 って、

言葉を延々繰り返すんじゃないかと思ってるんだよね。

 

ただ、この東大首席卒業の優秀な官僚をそこまで追い込んでしまって、

近畿財務局のノンキャリアを自殺に追い込んでしまった元凶っていうのは、

間違いなく安倍首相周辺である訳で、

勝手に忖度(そんたく)したって決め付けるんだろうけど、

忖度された方は当たり前のようにその台詞を吐く訳で、

犠牲になるのは常に忖度をした方なんだよね。

 

世間一般の民事刑事訴訟の世界では “疑わしきは罰せず” なんだろうけど、

国のトップがそれでいいとは自分は絶対思ってなくて、

全く身に覚えのない単なる言いがかりのようなものならいざ知らず、

絶大な権力を持つ者は僅かでも疑念を抱かれたその時点で、

例えクロを証明されなかったとしても疑われたその時点で、

自らの不徳を恥じて引退するか蟄居するべきだと思うわけで、

それが人の上に立つ者の覚悟じゃないかって思ってるんだよね。

 

省庁トップの人事を以前のように省庁内に任せるのがいいのか

内閣府が人事権を取り上げるのがいいのか其々に長短があるんだけど、

今回のような事態は省庁が人事権を持ってる時の政権におもねるような、

時の内閣の顔色を窺うような状況から発したと思ってるんだけどね。

 

佐川元理財局長がどういう発言をするのかしないのか多少の興味はあるけど、

場所は裁判所ではなくて、それはつまり白黒付ける場所ではないってことで、

何となくウヤムヤのままに終わってしまいそうな気もするんだけど、

全ては安倍首相周辺から発した事態である訳で、

例え真っ黒と判断されないとしてもここは潔い身の始末を望むんだよね。

2018年3月24日 (土)

後楽園ホール・3月23日

 

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“For Tour Love”

 

1965年、ヤードバースの最初のビッグヒットで、

左から2番目が当時20歳の若きエリック・クラプトンなんだわ。

 

ただ、この当時彼は既にバンドの方向性に疑問を持ってたもんで、

何とこのシングルの発売当日にグループを脱退してしまったんだよね。

 

で、クラプトンの後任としてジミー・ペイジが声を掛けられたんだけど、

彼も都合が付かなくて代わりに推薦したのがジェフ・ベックで、

後に三大ロックギタリストと言われる3人共がこのバンドを去来してて、

バンドとしてのパフォーマンスはそれ程のことは無かったんだけど、

実にまあ感慨深いんだよね。

 

当時、45回転のシングルレコードは330円から徐々に値上げされつつあって、

これには370円っていう価格が表示されてるんだわ。

 

 

 

八王子中屋ジムの超新星だった白鳥大珠君がジムを辞めてしまったってことで、

彼と彼の親父さんとは少しばかりの知り合いだったもんで、

何となくそんな雰囲気は以前から感じはしてたんだけど、

暫く経ってほとぼりが冷めて、同時に業界のルールや体制が是正されて、

再度超美形ボクサーのハード・パフォーマンスを見れるように祈ってるんだわ。

って思いながら始まり始まり……。

 

 

 

① 関優太郎君(RBS)×瀧澤哲也君(全日本P)……B 4R

デビュー戦の22歳・東京都と、デビュー戦の36歳・東京都。

 

14歳差のデビュー同士だったんだけど、

瀧澤君は10月には37歳になるいきなり引退間近の思い出系ボクサーで、

爆発的に頑張るか危ないから止めておいた方がいいかのどっちかで……。

 

<1R>

瀧澤君も結構頑張る頑張るの手数ボクシングだったんだけど、

お互いに何だか子供のケンカ風になってしまってのハラハラで、

瀧澤君がいきなり左目上をヒットカットされてしまってからは一気の勝負展開で、

開始僅か20秒、関君が返しの左フックで綺麗なダウンゲット。

 

何とかリスタートした瀧澤君だったんだけど、

ここぞの勢いの関君の前には殆どひとたまりもなくて、

再度の強烈フックをまともに貰ってしまって36秒、またもやのダウン。

 

瀧澤君は仰向けに大きく倒れ込んでしまったもんで、

レフェリーも危険を感じて即のストップエンドだったんだわ。

 

 

正式には0分38秒で関君のTKO勝ちだったんだけど、

瀧澤君は初めっから打つのに夢中になって下半身のバランスが悪くて、

特にリスタート後は両足が揃ったままのことが多かったんだよね。

 

 

 

② 星尚志君(マナベ)×村田零士君(渡嘉敷)……Fe 4R

デビュー戦の18歳・東京都と、デビュー戦の22歳・東京都。

 

試合前にマナベジムの刀根さんが寄ってくれて教えてくれたんだけど、

星君っていうのはお寺の住職の息子さんで、

本人も仏教系の大学に通ってる将来の住職候補なんだってね。

 

<1R>

まずガンガン攻め立てていったのは住職候補の星君だったんだけど、

若くて勝気なボクサーに多いんだけど殴るのに一生懸命になってしまう余り、

打ち終わりが甘くなってしまって、ディフェンス面が疎かになってしまって

ガムシャラさが雑さに繋がってしまってるような感じだったんだわ。

 

詰められるといいところを発揮し切れない序盤の村田君だったんだけど、

一旦中間距離を維持出来ると可能性を垣間見せてて、

一つ一つのパンチのシッカリさでは上回ってたんだわ。

 

<2R>

中間距離からの攻めが今一のままの星君がヒットヒットされて鼻血で、

得意の接近戦を阻まれて実に辛そうで、

村田君のパンチの強さと正確さだけが目立ち始めたんだわ。

 

ところがところが、ラウンド中盤から終盤にかけて、

星君の接近ボディブローが大きな効果を上げ始めて、

勝負はいきなり混沌としてきたんだよね。

 

<3R>

お互い代わり番この密着ボディ合戦で、

代わり番こに効かせ合ってからは徐々にグダグダ戦の様相を呈してきて、

どっちもどっちもの我慢比べになっていったんだわ。

 

ラウンド中盤まで消耗の目立ってた村田君がその後懸命に踏ん張り直して、

最後は2分02秒の北ロープ前、我慢比べに負けてしまった様な形で、

星君の手が止まってしまったところでレフェリーが割って入ってのストップエンドで、

何となく村田君の気持ち勝ちっていう感じだったんだよね。

 

 

 

③ 二佐翔太君(花形)×増田大輝君(グワップ協栄)……F 4R

2勝(1KO)1敗の23歳・北海道と、1勝1敗(1KO)の24歳・千葉県。

 

<1R>

お互いにそこそこ鋭い動きが出来てたんだけど、

攻めのシッカリ感と腕振りのタイト感では増田君が優勢だなって見てた1分17秒、

その増田君が返しの左フックをハードヒットさせて二佐君からダウンゲット。

 

二佐君も立て直して反撃していってたんだけど、

ストロークのデカさと腕引きの甘さがガードの緩さに繋がってて、

危ない危ないの状況は大きく変わらなくて、

ここを一気の増田君の攻勢を止めきれず、

リスタート後20秒余りが過ぎたところで再度の鋭い被弾を重ねてしまって、

1分53秒、ついにのフェリー・ストップエンドだったんだよね。

 

 

 

第4試合は裁判沙汰ジムが関わってたもんで、

ボクサー達には申し訳なかったんだけどスルーってことで……。

 

 

⑤ 新座宏君(F赤羽)×何チャラ・サイトーン……SB 8R

6勝(4KO)4敗(2KO)の36歳・埼玉県と、9勝(5KO)5敗のタイ。

 

この試合もサイトーンジム絡みだったもんで全く見てなかったんだけど、

やっぱりって感じで2R2分1秒で新座君がTKO勝ちだってね。

 

 

 

マナベジムの長嶺克則さんと先日のタイトル戦の、

宮崎辰也君とは次戦の話しをして、真部会長に御挨拶して、

いよいよ良く知ってるボクサー同士のマジ戦が始まったんだわ。

 

 

 

⑥ 大平真史君(マナベ)×太田輝さん(五代)……F 8R

6勝(2KO)8敗(5KO)2分の33歳・神奈川県と、

8勝(4KO)7敗(3KO)のランク11位、22歳・兵庫県。

 

<1R>

上背とリーチで優位な大平君が若干トリッキーな動きで牽制しつつ、

遠目からのジャブが中々のヒットヒットで、

ラウンド中盤まで太田さんをかなり困らせてたんだわ。

 

ただ、一旦距離が詰まったところでは太田さんの鋭い回転力が圧倒的で、

空いてるところを素早く狙ってのショートフックが勢いを増し始めたんだわ。

 

終盤にかけて左ガードが下がりがちなるところを狙い打たれてたんだけど大平君、

それまでの小ヒットの積み重ねでギリギリポイントゲットだったかなあ。

 

<2R>

いつものことなんだけど、太田さんの顔面が早くも赤くなってきて、

またもや距離をキープしての大平君のジャブがグッドグッドで、

残り1分17秒、その大平君が右ストレートで太田さんを揺らがせたんだけど、

そこからの太田さんの挽回挽回のパフォーマンスの方が圧倒的で、

大平君は折角のポイントをフイにしてしまった感じだったんだよね。

 

<3R>

お互いにランキングを賭けたここからが勝負な訳で、

大平君はサウスポーチェンジを含め再度不規則な動きを増していって、

太田さんを眩惑しようとしてたんだけど、

引っ掛けられず引っ掛からずのまま徐々に試合がネチネチした感じになって、

お互いにもう少しパンチに緩急をつける工夫が欲しいところだったんだよね。

 

<4R>

大平君は元々引き足が鋭い方ではないもんで自らの距離の維持に苦慮してて、

簡単に太田さんの前詰めを許してしまうようになっていって、

中盤から終盤にかけてはロープを背にしてしまう場面が多くなっていって、

大きく被弾することは無かったんだけど見栄え的には良くなかったなあ。

 

<5R>

今や小さな赤鬼化したような感じの太田さんが更にギアアップで、

左右への動きも鈍ってきた大平君に対して前に出る出るの打つ打つで、

残り1分25秒、追い足鋭く右ストレートをチョンチョン追い打ち3発ヒットさせて、

思わずよろめいた大平さんに一気の攻勢で、

シッカリしたパンチで追い込みながら大平さんを突っ立ち気味にさせてたんだわ。

 

<6R>

前の回の劣勢を取り戻すべく大平さんが初っ端からの飛ばし飛ばしで、

最初の1分間に左右ショートを連続ヒットヒットさせて大きく巻き返したんだけど、

一段落した残り1分30秒辺りからは太田さんの逆襲を簡単に許してしまって、

太田さんのその反攻はそこまでの大平君の攻勢を大きく上回ってて、

相手の打ち返しを全く許さないままの一気追い込みで、

明らかに一方的になってしまったのを見計らって1分55秒、

レフェリーが割って入ってのストップエンドだったんだわ。

 

 

 

この試合もセコンドに付いてた宮崎辰也君の叱咤の声の響きが良くなくて、

後で確かめたらどうも彼は喉を痛めてたようで、

この日のマナベジムの2戦2敗はそのせいだったかも知れないんだわ。

 

 

大平君とは試合前と試合後控室に戻る際と2度グローブタッチしたんだけど、

流石に負けて引き上げるときにはお互いに無言だったなあ。

 

 

太田さんとは随分後になって帰るところにバッタリ出合ったもんで、

色々と感想を伝えたんだけど、彼はホントに真面目に自分の話を聞いてくれて、

あくまで一人のオッサンの個人的なモノだけどねって締めたんだけどね……。

 

 

昨日は角海老ジムでのスパーの直後に村中優さんと古里トレが駆け付けてて、

荒川仁人さんと話してたところに川島会長に呼ばれて、

リング上で次戦に向けての挨拶をしてたんだわ。

 

 

 

⑦ 何チャラ・何チャラ×中川健太さん(レイS)……SF 8R

10勝(3KO)3敗の26歳・タイと、

15勝(11KO)3敗(1KO)1分のランク4位、サウスポー、32歳・東京都。

 

結果が見えてたもんでこの試合もスルーしたんだけど、

これがまあ信じ難いことに最終ラウンドまでいっての判定勝負になってしまって、

勿論、中川さんのパーフェクト3-0勝ちではあったんだけど、

時折遠目に見てた限りでは、中川さんはこれまでの中で最低のデキで、

自分にはB級ボクサー程度にしか見えなくて、まるで気合抜けしてて、

詰まらなそうにやってるようにしか見えなかったんだよね、残念ながら……。

 

 

 

⑧ 稲垣孝さん(F赤羽)×永田大士さん(三迫)……SL 8R

20勝(9KO)15敗(5KO)2分のランク7位、32歳・東京都と、

9勝(4KO)1敗(1KO)1分のランク3位、サウスポー、28歳・宮崎県。

 

永田さんの応援に来てた吉野修一郎さんとか堀川謙一さん、有岡康輔君、

出田裕一君、三浦仁君達とヨタ話を交わしながらの始まり始まりで、

自分は席移動してジロリアン陸君と並んでの観戦だったんだわ。

 

何人かは気が付いたみたいだったんだけど、

この日の二人のリングシューズは同じアシックスのブランドで、

それも二人共が黄色っていう全く同じモノで、

隣のジロリアン君にそのシューズに関する能書きを聞かせて貰ったんだわ。

 

稲垣さんは元々フィジカルが強いし満点のスタミナ持ちで、

以前はその体力頼みの力づく一本槍ボクシングの印象が強かったんだけど、

去年の岡崎裕也さんとの試合では何となく開眼したような冷静なパフォーマンスで、

永田さんがムキになり過ぎるとアップセットも有り得るって見てたんだけどね……。

 

<1R>

案の定、稲垣さんのプレスはかなり強かったんだけど、

前詰めしてからの攻めが実に大雑把というか乱暴過ぎで、

右ストレートかフリッカー気味の左ロングフックを放ちながらの一気踏み込みで、

それを打ってお終いっていう極めてシンプルな攻撃に終始してて、

その入り込みざまを永田さんにショートのストレート系で狙われてたんだわ。

 

この日の稲垣さんは最初っからそういう風にやるって強く決めてたのか、

殆ど全くジャブっていうモノを使わないままの力づくにしか見えなくて、

攻撃だけに意識がいってたせいか、

永田さんのいきなりの左ストレートが思いの外ヒットしてたんだよね。

 

<2R>

何だかやっぱりこの日の稲垣さんはちょっと別人というか、

若返りしてしまってるようなムキさが全面に出てしまってて、

腕と頭が一緒に突っ込んでいくのが改まらなくて、

この日はいつも以上に冷静な永田さんにすっかり読まれてしまってね。

 

中々思い通りの攻撃に繋げないまま苛立ちだけが募ってしまったみたいで、

それまでに何回か注意されても改善されないってことで、

残り37秒にヘッドバッティングで減点を喰らってしまったんだわ。

 

<3R>

稲垣さんの工夫不足は頂点に達しつつあって、

1~2発突っ込み打ちをしてお終いっていうのが延々で、

いつもは巻き込まれて同じようにムキになってしまいがちな永田さんが、

相手のそういう様子を見て更に余裕余裕の冷静冷静で、

一方の稲垣さんはこの期に及んでまだバッティングで注意されてたんだよね。

 

<4R>

こうなったらもう稲垣さんとしてはドサクサ紛れの一発ヒットしか無かったんだけど、

相変わらずジャブ無しのボディブロー無しのままだったもんで展開は変わらず、

場面場面で細かく鋭く打ち込んでた永田さんが目立つばかりで、

今やもう稲垣さんのボクシングは全く形を為して無かったんだよね。

 

 

ってことで自分はここで離席したんだけど、

稲垣さんはこの後5Rにもバッティング減点を喰らってしまったそうでその際、

永田さんがカット傷で続行不能になってしまったってことで、

5R1分01秒での負傷ストップ判定になってしまったんだけど、

50-42、50-43、50-45ってことで、

勿論永田さんのパーフェクト3-0勝ちだったんだけど、

個人的には50-45っていうのは稲垣さんに優し過ぎだと思ったけどね……。

 

 

 

【ベスト3ボクサー】

① 永田大士さん

② 太田輝さん

③ 増田大輝君

 

 

 

自分がブログを書いてる事は知らなかったみたいだったんだけど、

よく見掛けるってことか渡嘉敷会長は、

以前からも挨拶を交わしてくれてたんだけど、

昨日は結構色々なことを長い時間話をすることが出来て、

最後は電話番号を交換して、これからもヨロシクネってことだったんだわ。

 

 

 

次のボクシングは来週の月曜日(26日)で、

赤コーナーにはキラ星のようなボクサー達が並んでて、

まずは八重樫東さんの復帰戦を楽しみにしてたんだけど、

相手のインドネシア人の戦績は20勝18敗2分って超々が付くほどの格下だし、

清水聡さんのOPBF戦の相手はランク14位の韓国人で、

井上浩樹さんと中嶋一輝君の相手はタイ人だし、

清田亨君の相手も負け越し日本人ボクサーなもんで、

当日の自分の席は2万円相当なんだけど、

最初っから全ての結果が解ってるような試合は流石に欠席せざるを得なくて、

知り合いにチケットを譲ったんだよね。

2018年3月20日 (火)

日記 (3/20)

 

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“進撃の巨人”

 

アニメしか知らないんだけど、“進撃の巨人” が大好きで、

“キングダム” に出てくるキョウカイと同じように、

ミカサのような女子には憧れてしまうんだよね。

 

アニメはシーズン2の第37話で中断してるんだけど、

解らないままのことがとっても多くて、再開が待たれるんだよね。

 

ストーリーの先行きも気になるんだけど、

これまで見た中でも疑問の解けないところが随分沢山あって、

それらを書き連ねるだけでも以下のように山ほどあるんだよね。

 

・最後の方に出てきた猿型の巨人の正体は何なのか?

(自分はエレンの親父さんじゃないかって思ってるんだけどね。)

 

・巨大な壁は全て巨人達で構成されてるってこと?

 

・全ての巨人の中に人間が入ってるのか?

 

・知性のある巨人とそうでない巨人との区別はどうなってるのか?

 

・壁を崇拝するウォール教のそもそもの成り立ちは?

 

・ライナーとベルトルトは一体何処に戻ろうとしてるのか?

 

・彼らの他、エレンやアニー、ユミルらのように人間と巨人とを

意図的に行き来できる存在とそうでない巨人たちとの区別はどうなってるのか?

全ての巨人においてもそれが可能なのか?

 

・硬化したマユの中に自らを封印したアニーのその後は?

 

・クリスタのそもそもの素性は?

 

・エレンの家の地下室の秘密って……?

 

 

 

 

そう言えば3月18日には奥村健太さんの結婚式があったんだよね。

 

彼は今は角海老ジムのトレーナーをやってるもんで、

ジムからは藤本京太郎さんや岡田博喜さん、細川バレンタインさん、

渡部あきのりさん、小國以載さん、坂本大輔さん達ボクサーやトレーナー達、

それにSRSの吉兼さんとか沢山の人が熊本まで出張ったんだよね。

 

それまでの彼はとっても悲惨なボクサー時代を過ごしてたんだけど、

念願の移籍が叶ってからは人生が実にいい方向へ転換しつつあるんだよね。

 

角海老ジムへ移籍した初戦で開頭手術を受けるほどのケガを負ってしまって、

残念ながらボクサー生活はそれで諦めざるを得なかったんだけど、

彼の謙虚で真面目な性格はジムにとっても手放し難いってことで、

ジム内の雑事をこなしたり先輩トレーナーのサポートするところから始めてその後、

正トレーナーに昇格して細川バレンタインさんのタイトルゲットを支えて、

今や年代を越えてボクサー達からの信頼を集めてるんだってね。

 

奥村さんとは移籍前後からの知り合いだったもんで、

ケガで入院手術をした時もお見舞いに行ったんだけど、

カーテンに吊るしてた角海老ジムの旗には、

沢山のボクサー達からの励ましの言葉が溢れてたんだよね。

 

それにしても、知り合いが幸福になるのを見るのは実に気持ちがいいね。

2018年3月16日 (金)

大丈夫なのかあ……!?

 

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“THE VENTURES”

 

真ん中の背の高いのがノーキー・エドワーズで、

ヴェンチャーズのリード・ギタリストだったんだけど、

一昨日82歳で亡くなったんだわ。

 

写真は1965年の初来日公演前後のモノで、

ギターやベースをフェンダーからモズライトに変えた直後なんだけど、

加山雄三は今でもそのモズライトを愛用してるんだよね。

 

それまでヴェンチャーズのリードギタリストは右端のボブ・ボーグルだったんだけど、

N・エドワーズに代わってからそれこそ一気にブレイクしたんだよね。

 

彼の演奏は当時の自分達には正に神業としか思えなくて、

後のバンドブームの偉大な仕掛け人だったんだよね。

 

写真の4人のオリジナル・メンバーの中で現在も存命してるのは、

ドラマーのすぐ隣のリズム・ギタリストのドン・ウィルソンだけで、

だから今現在日本公演中のヴェンチャーズっていうのは全くの別物である訳で、

以前録画を見たことがあるんだけど、殆ど素人バンドと変わらなくて、

“ヴェンチャーズ” っていうブランドだけでライブを見に行く客の神経が解らなくて、

ヴェンチャーズを名乗ってる当人達もそれを見に行く客の方も、

共にその名を汚してるとしか思えないんだよね。

 

 

 

現在、日本のプロボクシング界には11人もの世界チャンピオンがいるし、

其々の団体の地域タイトルの充実度も半端じゃなくて、

その表面的な華々しさはこの世の春って感じさえあるんだけどその実、

マスコミやファン達は露出度の高いボクサーだけをいじり廻わしてるだけで、

裾野から業界を支えつつ自らも強い上昇意欲を燃やして頑張ってる全国のC級、

B級を始めとする多くのボクサー達に対する処遇は末期的なほど劣悪で、

ボクシング業界の将来には憂いが増すばかりで、

「大丈夫なのかあ……!?」 ってその行方が心配になるほどなんだわ。

 

 

 

最近の国内外のニュースも 「大丈夫なのかあ……!?」 って、

思わず溜息が出てしまうモノばかりで、ふと世界地図に目をやってみれば、

経済のグローバル化が民主主義と共産主義をごった煮にしたまま取り込んで、

つまり金儲けの為には政治思想の違いをその場面だけは目を瞑りつつ、

究極的にまで発展させてきたんだけど、

置き去りにされてた政治思想は気が付かないまま孤立化への道を舵を切ってて、

いつの間にか各国は保護主義的傾向を強めつつあるんだよね。

 

自分がその傾向を一番最初に感じたのはイギリスのEU離脱だったんだけど、

アメリカのトランプが大統領に就任するに至ってその傾向が更に増長されて、

今やアメリカにも自国第一主義が浸透しつつあるんだよね。

 

イギリスにしろアメリカにしろ国民が支持政党を変えれば、

つまりイギリスで労働党支持者、アメリカで民主党支持者が其々増えれば、

次の選挙で政策が大きく修正される可能性を含んでるから、

その時々の其々の国民が判断すればいいことなんだけど、

自国第一主義を貫くっていうことは他国の多くを敵国と看做す傾向を強める訳で、

この欧米2ヵ国の次の選挙が注目されるんだよね。

 

 

更に今、最も危険な国だと自分が思ってるのは中国、つまり中華人民共和国で、

つい最近、シュウキンペイが果てしない覇権主義的権力欲を拡張させて、

それまで2期10年だった国家主席の任期を全面撤廃してしまって、

自らの終身主席を可能にしてしまったんだよね。

 

これで彼は中央軍事委員会主席も兼務しつつ国家権力の全てを握った訳で、

意に反する政敵のことごとくを排除する権力をも手にした訳なんだわ。

 

ってことで、10億を超える彼の地の人民達は彼の奴隷に成り下がった訳で、

一方ではその体制にぶら下がってる裕福層達はその生活が保障される訳で、

魂を売った連中がシュウキンペイの周囲を固めてる印象が強いんだよね。

 

こういう現在の中国の体制は北朝鮮のそれと寸分も変わるところがなくて、

自分的にはシュウピンペイとキムジョンウンには殆ど差が無くて、

単に金儲けが巧いか下手かだけの違いしか見い出せないんだよね。

 

北朝鮮の正式名称は “朝鮮民主主義人民共和国” っていうんだけど、

国名に “人民共和国” が付く国家は基本的には共産主義系独裁国家ってことで、

そんな国家がすぐ隣に位置してるっていうのは実に危険極まりない訳で、

もしアメリカが今後、日米安保体制を堅持しない方向に転じたら、

それこそ日本は即座に丸裸になってしまう訳で、

国防の為に最小限の自前の防衛力を備えるべきだって思ってるんだよね。

 

 

中国に隣接してるロシアも相変わらずのヤバイヤバイで、

サイバー攻撃でアメリカやNATO系のヨーロッパの国々を震撼とさせ続けてるし、

シリアではまだ毒ガスを使ってるみたいだし、

国内の政敵の追い落とし方はとっても陰湿で露骨だし、

つい最近はイギリスに配置した元スパイを神経ガスで密かに暗殺しようとしてて、

やってることは中国や北朝鮮と変わるところがないんだわ。

 

ただ、シュウキンペイにしろキムジョンウン、プーチンにしろ、

国のボスが権力の全てを独裁的に掌握し続けるのは自ずと限界があって、

それに関して思い出すのはルーマニアの独裁者だったチャウシェスクで、

不満や憤懣、怒りの頂点に達した市民達によって、

最期は夫婦共々街中に引きずり出されて、ズタズタにされてしまったんだよね。

 

 

世界中の国家の有り方はそれこそ千差万別で、

必ずしも民主主義がベストだとは思ってなくて、

もう少し別の有り方がありそうな感じもしてるんだけど、

少なくともよりよい形への途上にあるとは思ってて、

全体主義や独裁主義はその道程ではあくまで脇道か退歩だと思ってて、

未だ未開の国家であることを自ら名乗ってるのと同じな訳で、

国全体の教育程度や民度、経済力が向上するまでの暫定的なシステムだって、

指導層がそう自覚してることを期待してるんだけどね。

 

 

 

外国の事を色々心配してきたんだけど、一方で自分の国の現状を省みるに、

アベ政権のテイタラクは実にまあ恥ずかしく腹立たしい限りなんだよね。

 

今は森友問題で叩かれてるけど、アベには加計問題が次に控えてる訳で、

元々彼は脇が甘いというか、色々な付き合いに関して殆ど緩々で、

お嬢様育ちの女房のパッパラパー加減も相まって恥の上塗りなんだよね。

 

右翼系の団体 “日本会議” の同じメンバーだとはいえ、

カゴイケ夫婦の人品のイカガワシサが見抜けないっていう点がまずはアウトで、

簡単に罠にハマってしまった間抜けさ加減に呆れてしまったんだよね。

 

国有地払い下げに関わる公文書の改ざん問題で、

近畿財務局の担当者を自殺まで追い込んだのは一体誰なのか……。

 

前理財局長だけを悪者にして幕を閉じようとしてる政府は実に悪質で、

改ざん指示は一切していないってアベも言ってたけど、

中学生でもそんなことは決して言う筈が無い当たり前の話で、

結果的に改ざんに至ってしまったきっかけになったのは、

「もし自分ら夫婦がそれに関わってるとしたら、首相も議員も辞職する。」

っていうアベ首相のアドリブ答弁だったっていうことは絶対明白なんだよね。

 

当時の理財局長はアベ答弁と文書の原本とを整合させるべく忖度を効かせて、

以降も改ざんの事実を徹底的に隠して幕引きまでの万端を整えたってことで、

政府は彼を国税庁長官に栄転させて口封じを計ったんだと思ってるんだよね。

 

公正を期してた現場の職員は国会議員やアベ阿呆女房達の圧力を喰らって、

不承不承の譲歩交渉を強いられたのがそもそもの憤慨材料で、

最終的には公文書の改ざんをも命じられたことに殆ど絶望を感じつつ、

自分の仕事と国の思惑との狭間で苦しんだ末に首吊り自殺してしまったんだわ。

 

その後、大阪検察庁や国土交通省を通じて元々の原本との違いが発覚して、

その改ざんが明らかになっていったんだけど、

繰り返しになるけどそうさせたの全てアベの国会での答弁が起点となってる訳で、

ひたすらアベを擁護して佐川元理財局長に全ての責任と罪を被せようとしてる

アソウ某共々、正に切腹モノだと思ってるんだけどね。

 

 

自分は責任の取り方が綺麗なのが日本人の美徳の一つだと思ってて、

太平洋戦争終結後の東京裁判で、

弁明の機会を与えられながらも最後まで一言も語らず、

粛々として絞首刑を受け入れた広田弘毅をふと思い出したんだよね。

 

 

あと20年もすれば国内外の諸事情は相当変わってると思うし、

プロボクシングがどういう形で存続してるのか、はたまた消滅してしまってるのか、

宇宙物理学の発展によって宇宙の始まりと終わりの解明も進むと思うし、

南海トラフや首都圏直下の大地震も見舞って来るんだろうし、

火山が爆発してその火山灰でインフラの全てが機能停止するかもしれないし、

中国人や朝鮮半島人のみならず、東南アジアからの人々の流入が増え、

日本の少子化を補う形で最終的には移民枠の拡大も進んでいくんだろし、

行き詰った独裁国家に民主化革命が起きて、

その火の粉が日本にまで飛んで来るかも知れないんだけど、

多分、自分はその頃にはとっくに死んでしまってるから殆どどうでもいい訳で、

大事なのは予想されるそれら様々の事態や問題に対して、

今の若い人達がどう対処するか、どう考えておくべきかってことで、

自らの思考と行動の指針についてたまには真剣に考えるべきなんだよね。

 

アメリカでは銃規制に関してついに若者達が立ち上がって、

今週、全米で3,000校に及ぶ高校で生徒達が大がかりなデモを実施したんだよね。

 

 

 

女子レスリングのパワハラ問題の真相は今一解り難いんだけど、

当の監督がノイローゼ気味になって入院してしまった中、

彼の所属大学である至学館大学の女性学長が援護会見してたんだけど、

口のきき方が実に生意気で、その歪んだ不細工顔も見るに耐えなくて、

結果的には全くの逆効果だったとしか思えなくて、

何となく彼女こそがパワハラの根源って感じさえしたんだけど、

元々は政治家出身ってことで妙に納得がいったんだよね。

2018年3月14日 (水)

後楽園ホール・3月13日

 

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“3月のライオン”

 

タイトルの意味は最後まで不明だったんだけど、

今を時めく藤井6段のようにプロ棋士を目指す少年の話なんだけど、

絵のタッチを見てすぐ、“ハチミツとクローバー” の作者と同じなのが解って、

同時に同じように柔らかい癒し系のストーリーがとっても心地良かったんだわ。

 

 

 

昨日はホールに行く前、2時過ぎにふらっと帝拳ジムに寄って、

村田諒太さんのスパーリングを見せて貰ったんだわ。

 

相手の外国人には西尾トレが付いてて、

村田さんには繊大トレと大和トレが付いてたんだけど、

村田さんはガンガン飛ばすというより、

一つ一つの動きを確認することを主眼としてるみたいだったなあ。

 

 

波田大和君の後ろ姿を眺めながら大嶋剣心君と挨拶を交わしてたら、

上京して2年になるのにまだ故郷の訛りが直らないって長野マネが言ってて、

スパーを終えた村田さんが剣心君の特徴的なヘアスタイルのことをいじって、

「こいつ、カッコばかりですわ。」 って気さくにC級ボクサーをからかってたなあ。

 

 

沢山のプロや練習生達のトレーニングを見せて貰いながら、

亀海喜寛さんとか正木脩也さん、永野祐樹さん、

それにカルロストレ達にコンチワしてたところに本田会長が来られて、

村田さんと10分間ほど話をしてたんだけど、

その後、「時間あるの?」 ってことで場所を別に移して約1時間。

 

この間の山中慎介さんとネリの試合のことだったり、

業界の様々なことに関して昔話を含めて色々話を聞かせて貰ったんだわ。

 

 

 

ホールに入ってすぐ、挨拶に寄ってくれたのは中川とん虎さんで、

引退してかなり年月が経って10㎏ほど体重を増やした彼は丸々してて、

それでも忘れずに寄ってくれたことがちょっと嬉しくて、

昨日は知り合いの人に誘われての観戦ってことで始まり始まり……。

 

 

 

① 山口怜恩君(ワタナベ)×竹内大貴君(金子)……Fe 4R

デビュー戦の17歳・東京都と、デビュー戦の30歳・三重県。

 

13歳差もあるデビュー同士の一戦。

山口君は肌の色が黒い外国人とのハーフみたいでカッコ良かったなあ。

 

<1R>

カッコいい見た目の山口君は立ち姿から体のバランス含めて、

身のこなしがとっても素晴らしかったんだけど残念ながら、

距離感とか当て勘はまだまだって感じが免れなかったんだわ。

 

一方の竹内君はフレームの大きさを生かし切れないまま、

ショートレンジでの手数勝負って決めてたみたいだったんだけど、

終始腰が浮き気味で力が入り切らないような攻め手だったんだわ。

 

細かい被弾を増やしながらも山口君、腕振り自体の鋭さは圧倒的で、

竹内君の打たれ方の派手さが目立ってた残り38秒の西ロープ前、

山口君の右ストレートがきっちりヒットして竹内君がダウン。

 

何とかリスタートした竹内君だったんだけど、

更に突っ立ち気味の姿勢になってガードが低くなったのを真っ向狙われて、

山口君の追撃の左、右フックを連続被弾してしまって、

最後のパンチはそれ程強いモノではなかったんだけど、

最初のダウンのダメージが回復し切れてないところだったもんで、

残り17秒、リング中央で2度目のダウンを喫してしまったんだわ。

 

レフェリーは即のストップエンドで2分44秒、山口君のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

山口君の攻め慌てない冷静な試合運びはとっても素晴らしくて、

全体の動きもスムースでバランスが取れてたし、

後は距離感を磨いて、その距離に応じたパンチを習得することだと思うんだけど、

次の試合が楽しみな17歳だったんだわ。

 

 

 

アレッ気が付いたら古橋岳也さんがいて、

3日の川崎で逆転TKO勝ちしたのを見逃してしまって、

申し訳なかったなあって思ってたその古橋さんで、あの時はゴメンねって伝えたら、

彼もこのブログを読んでて自分の途中退席を知ってて、

で、そこからお互いのあの試合に対する感想を交換し合ったんだけど、

彼がとっても素直に話しを聞いてくれたんだよね。

 

この日の古橋さんは次の藤井貴博君の応援ってことで……。

 

 

 

② 寺田達弥君(ロマンサJ)×藤井貴博君(金子)……SF 8R

6勝(1KO)2敗1分の28歳・大阪府と、

9勝(3KO)6敗(1KO)1分のサウスポー、28歳・東京都。

 

<1R>

寺田君は全く初見のボクサーだったんだけど、

怖さを感じさせるようなタイプではなく、ごくごく普通のA級って感じで、

出入りの鋭さと接近戦での回転力では藤井君が終始優勢だったんだわ。

 

大きな有効打が無かった中、寺田君パンチは手打ちにしか見えなかったもんで、

ほんのちょっとした差で藤井君かなあ……。

 

<2R>

お互いに、利き手のショットの後のフォローが打てないままだったし、

カウンターのタイミングも捉えきれないまま、

代わり番この退屈なワンツーに終始してたんだわ。

 

<3R>

藤井君も持ち前の波状的な攻め込みが出来ていなかった中、

寺田君も待ちボクシングが目立ち始めて単調単調のままだったんだけど、

残り40秒からの右ストレートをきっかけにしたヒットヒットでポイントゲット。

 

<4R>

それでもまだ、お互いに盛り上がりに欠けるやり取りが続いてて、

藤井君はもっとかき回すようなパフォーマンスが出来る筈なのに大人しいままで、

1分20秒頃からやっと攻勢を強めていって、やっと流れを戻したんだけど、

それでも4Rを終えてこれで丁度イーブンって感じで、

二人の実に大雑把な腕振りに退屈してしまったもんで一旦休憩タイム。

 

 

結局この試合は6R0分57秒、

ガッツンバッティングで寺田君の右目上が大きく傷付いて、

そのまま続行不能の負傷判定になってしまって、

58-57×3ってことで藤井君の3-0勝ちだったんだわ。

 

 

試合後暫くしての北席で、殆ど傷んでなかった藤井君と目が合ったんだけど、

お互いにちょっと苦笑しながらだけだったんだわ。

 

 

 

③ 何チャラ・サイトーン×大和藤中君(金子)……H 8R

16勝(12KO)9敗の22歳・タイと、7勝(3KO)4敗(1KO)の32歳・宮崎県。

 

二人共、OPBFの9位なんだけど、タイボクサーはクルーザー級で、

大和君はヘビー級の9位なんだよね。

 

お兄ちゃんの試合に周作さんが終始大きな声援を送ってたなあ。

 

この日はヘビー級契約ってことだったもんで202Pと248Pってことで、

二人には46P、21㎏ほどもの体重差があったんだわ。

 

で、相手との比較感が増長されたのかも知れないんだけど、

リングに登場した大和君は自分にはいつもより大いに太目としか見えなくて、

腹回りや胸の肉の弛みがやたら目に付いたんだよね。

 

 

この試合は2Rまでしか見てなかったんだけど、

やっぱり大和君の動きはベストだとはとても思えなくて、

覇気とか勢いとかも感じられなかったんだよなあ。

 

 

で、フルラウンドまで進んだ結果は76-75×3ってことでタイボクサーの勝ちで、

自分の記憶の範囲ではタイボクサーは今年の初勝利で、

サイトーンジムも2年振りの勝利なんだよね。

 

 

 

④ 福山和徹さん(冷研鶴崎)×細川チャーリー忍さん(金子)

                          ………M 8R

11勝(3KO)8敗(3KO)のランク2位、36歳・鹿児島県と、

8勝(7KO)3敗のランク6位、33歳・宮崎県。

 

福山さんは去年7月、エルフェロス・ベガに3-0勝ちして以来の試合で、

そう言えば久し振りのベガ君も客席にいて、ヤアヤアって握手したんだけど、

多分彼は自分の知ってる中で一番手の大きいボクサーなんだよね。

 

 

福山さんはキャリア15年を誇るボクサーなんだけど、

この試合を頑張らないと37歳の誕生日が年末に迫ってるから、

タイトル戦を見据えるならキッチリ勝ち切らないと道が絶たれそうなんだよね。

 

ただ、自分的には細川さんの勝利は譲り難くて、

どうかなあって見てた試合序盤、思いの外福山さんに勢いが無くて、

細川さんの方もナチュラル体重のままやってる印象が強くて、

イザっていう時の鋭さにはほど遠いモノを感じて、

この二人のどっちもが竹迫司登さんはおろか、

西田光さんにも圧倒的に敵わないだろうなあって感じだったんだよね。

 

その後は遠目からそのタルイ試合を見るでもなく眺めてたんだけど、

ミドル級だからさあっていう割引目線で見てても水準には達してなくて、

相変わらず福山さんはピッチを上げ切れないままだったし、

細川さんも早くも休み休みだったし、

3R頃には退屈退出してしまったんだよね。                                                               

 

結局、8R0分52秒、細川さんがTKO勝ちしたってね。

 

 

ロビーの関係者入口にはワタナベジムの三代大訓さんが座ってて、

中山佳祐さんのチケットを管理してたんだけど、

そこに京口紘人さんとか谷口将隆さん、久我勇作さん達が集まってきて、

その辺一帯が随分賑やかになってたなあ。

 

 

 

⑤ 中山佳祐さん(ワタナベ)×ジェイアール・ラクィネル

              ………OPBF F タイトル戦 12R

10勝(4KO)2敗2分のチャンピオン、サウスポー、29歳・佐賀県と、

8勝(5KO)0敗1分のランク1位、サウスポー、21歳・フィリピン。

 

リングサイドには内山高志さんとか田口良一さん、荒川仁人さん達も控えてて、

内山さんは相変わらず真っ黒でまるで日サロ帰りのようだったんだわ。

 

ラクィネルは無敗だし、KO率も高いしその点では予断を許さなかったんだよね。

 

<1R>

まだ21歳のラクィネルは細身ではあったんだけど、

実にとってもバランス的に優れたパワフルなボクサーで、

全く怖がることのない早い回転の鋭いショットには常に殺気を孕んでたんだわ。

 

お互いにそこそこ届きのいいジャブを見せ付け合った後、

最初のクリーンヒットは1分06秒での中山さんのショートワンツーで、

この攻撃でラクィネルは明らかに体を揺らがせてしまったんだけど、

ただその直後に体勢を立て直したラクィネルが一気の反転攻勢で、

左フックをボディから中山さんの顔面に繋げ打っていって、

一瞬効いたと見極めた所からの更なるラッシュラッシュには凄みがあったんだわ。

 

<2R>

ラクィネルが徐々にプレスを効かせ始めていった1分15秒、

この回も中山さんの左ストレートが最初のクリーンヒットで、

またもや上々の感じだったんだけど、

中山さんの打ち出しに合わせるラクィネルの左アッパーボディも美しくて、

その後も一発当て込んだ際の畳み掛けるような攻撃には全く手抜かりが無くて、

抜群の回転力を誇るショートフックを色々角度を付けて打ち込んでたんだわ。

 

<3R>

ラクィネルは色んなタイミングで色んな体勢からパンチを放って来るもんで、

中山さんは不用意な打たれ方が目立ってきて、

益々上機嫌のラクィネルはパンチのキレをスピードを増していったんだわ。

 

<4R>

中山さんの繰り出す右でも左でも、

とにかく出してくるパンチのことごとくにラクィネルが合わせ打ってきて、

いつの間にか中山さんの左目の下がかなり腫れてきて、

中山さんからは打ち出しに若干の戸惑いがあるような感じさえしてきて、

踏ん切りの良くない動きが見て取れたんだよね。

 

ってことでここまでの自分のスコアは39-37でラクィネルだったんだけど、

発表されたモノは40-36、39-37×2ってことでラクィネルの3-0だったんだわ。

 

<5R>

まあまあこれからこれからって感じだったんだけど開始1分10秒、

その直前の強烈ボディブローが何らかの影響を及ぼしたと思ってるんだけど、

手応えを掴んだようなラクィネルが一気の詰め詰めで、

右フックから左ストレートをハードヒットさせて、中山さんからダウンゲット。

 

南東ポスト前で何とか立ち上がった中山さんだったんだけど、

明らかに回復し切れてないまま、まだ時間は1分半ほども残ってたし、

ここぞのラクィネルの追撃は実に勢いに満ちて厳しいものだったし、

とにかく相当の直撃度だったし、

自分的には最早これまでかって暗雲が立ち込めてきたんだけど、

ここからの中山さんの踏ん張りが尋常じゃなかったんだわ。

 

回復し切れてないまま殆ど打ち返せないままではあったんだけど、

足を沢山使って、リングを大きく使って脳に新たな血流を促しつつ、

何とか何とかって感じでその1分半を凌ぎ切ってしまったんだわ。

 

ただ、ラウンド終了ゴングを聞いた時の中山さんは左目下の腫れに留まらず、

右目上もヒットカットされてしまってたんだよね。

 

<6R>

中山さんの回復度が気になったんだけど、まあまあ戻ってて、

それを感じ取ったか、ラクィネルもムチャ攻めはして来なくて、

再度冷静な攻防を目指してきたんだけど、

お互いに大きな有効打が無かった中、

中山さんの右ボディ3発がグッドグッドな喰い込みだったんだよね。

 

<7R>

中山さんのボディ攻撃は徐々に効果を発揮しつつあって、

前の回までの飛ばしの影響も出てきたか、

ラクィネルの勢い落ちが目に付き始めたんだよね。

 

中山さんがいい感じで進めてて、

連続挽回ポイントゲットかと思われたラウンド終盤、

ラクィネルの左ストレートと右フックが見栄えのいいヒッティングで残念残念。

 

<8R>

試合序盤のようなラクィネルの厳しい攻め込みがメッキリ少なくなって、

リング上はややマッタリ感に包まれつつあったんだけど、

精彩の欠き方はラクィネルの方に著しくて、

そろそろ中山さんの挽回フルスロットルが見れそうな感じだったんだわ。

 

ってことで自分のここまでのスコアは77-74でまだラクィネルだったんだけど、

発表されたモノは79-72、78-73、76-75ってことだったんだわ。

 

ラクィネルの3-0は仕方なかったんだけど、76-75はともかく、

それでも残り二人のスコアは片寄りが強い感じを拭えず、

それはボディブローは一切評価しないって宣言してるのと同じな訳で、

中山さんとしては残り4ラウンド分の全部をポイントゲットしても、

勝てないってことになってしまって、

少なくともダウンを一個獲るっていうのが必須になってきたんだよね。

 

<9R>

自分は残り4ラウンドの中でのダウンゲットは途方もないことだとは思えなくて、

それほどラクィネルの動きの劣化が目に付き始めたからね……。

 

それと比べて中山さんの手数落ちとかは目立つものではなかったし、

今や体のバランス的にもダウンに伴うダメージを完全に克服してて、

時間を掛けて弱らせて最終回に逆転のダウンゲットっていうシナリオが、

自分の中で徐々に完成しつつあった残り1分10秒の南ロープ前、

それまで中山さんのいい感じの攻めが目立ってた残り1分10秒、

若干前掛かりになってたところにラクィネルの左ストレートが直撃、

カウンター気味に大きく被弾してしまった中山さんがダウン。

 

試合後に確かめたらこの左は殆ど見えてなかったってことだったんだけど、

直撃度としては5Rのそれを上回ってるように自分には見えて、

何とか何とかって立ち上がった中山さんだったんだけど、

ロープにもたれたまま体が左へグラッと揺らいでしまったところがテンカウントで、

ほぼ同時くらいに陣営からタオルが大きく投げ込まれたんだよね。                                                         

ってことで2分01秒、ラクィネルのKO勝ちだったんだわ。

 

 

ここからは例によって自分の想像なんだけど、

実はラクィネルは自分が見てた目以上に消耗してて、

最早中山さんとの対等の手数勝負は無理だって判断してて、

それまで蓄積されたポイントを守ることを主体に考えて、

攻撃はカウンター狙いだけに絞ってたんじゃないかってことで、

手数が減って動きが緩慢になったのを中山さんが騙されてしまって、

結果的には落とし穴にハマってしまったんじゃないかって……。

 

それにしても21歳のフィリピンの若者の戦い方は終始冷静だったんだよね。

 

 

この試合の後に田之岡条さんが寄ってくれて、

中山さんとはスパー仲間ってことで、

5Rにダウンを喰らったところからの中山さんの踏ん張り巻き返しに

大いに心を動かされたような感じだったんだわ。

 

 

その後小口トレと簡単な試合のレビューを交換し合って、

まだ何となく呆然としたままだった中山さんにお疲れ様を伝えて、

記者たちがいなくなったところでちょっと感想を伝えたんだよね。

 

 

そう言えば帰るところの大川泰弘さんとも久し振りのバッタリで、

2分ほど立ち話をしたんだけど、体型は余り変わってなかったなあ。

 

 

 

⑥ 大竹秀典さん(金子)×ブライアン・ロべターニャ

            ………OPBF SB タイトル戦 12R

30勝(13KO)2敗3分のチャンピオン、36歳・福島県と、

13勝(11KO)4敗(1KO)3分のランク1位、26歳・フィリピン。

 

ロべターニャは確か1ヶ月前まではランク10位だったんだよね。

 

<1R>

全体のフレーム的には大竹さんが大きかったんだけど、

若干太目に見えるロべターニャが見た目通りのボクシングを仕掛けてきて、

開始5~6秒後には延々の接近戦っていう図式が固まってしまって、

大竹さんには足を使って距離を作りながらっていう戦法も有り得たんだけど、

粘着系にも大きな自信を持ってるもんで早々のスタイル決定だったんだわ。

 

 

結局、この試合は10R1分53秒で大竹さんがTKO勝ちして、

ストップされたロべターニャはまだやれるって少しゴネてたんだけど、

そこまでの全ラウンドを全てポイントアウトされてたのは間違いなかったし、

残り2ラウンドの中での逆転KOはとっても無理そうなのは誰の目にも明らかで、

彼の止めどもなく頑張る気持ちとスタミナに関しては賞賛モノだったんだけど、

フィジカル勝負だけでは自ずと限界があったんだよね。

 

それでも、試合後の大竹さんの顔面はこれまでないほど腫れ上がってて、

10歳年下の相手を前に終始全く引かない密着戦を貫いたのはホント大したもんで、

延々のボディ合戦とかグローブの擦り合いのようなショートブローの交換とか、

それはもう見てる方が疲れてしまうほどで、

お互いの集中力と我慢の削り合いだったんだよね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① ジェイアール・ラクィネル

② 大竹秀典さん

③ 山口怜恩君

 

 

 

ボクサーが関わる裁判を自分がサポートしてる事は多くの人が知ってるみたいで、

昨日もホールで何人かのジム関係者やボクサーに励まされたんだけど、

一方では自分の事を苦々しく思ってる関係者達が、

好意的に見てくれてる人達のそれこそ数十倍はいると思ってて、

余計な事をしやがってってそこらじゅうから怨まれてるんだと思ってるんだよね。

 

だけどあと約1ヶ月、準備万端怠りの無いようにって感じで……。

2018年3月10日 (土)

裁判!

 

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“千葉地方裁判所”

 

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“法廷”

 

 

 

原告としてにしろ被告としてにしろ、人が裁判所の法廷に立つことは滅多に無くて、

その緊張感に満ちた厳粛な雰囲気にまずは驚かされるんだけど、

自分は大学のゼミの関係で刑事も民事も何度か裁判を見学した事があるんだけど、

目の当たりにした実に淡々としたクールな進行にはそれ以上に驚いたもんなんだわ。

 

 

≪訴訟案件≫

・未払金等請求事件

(“等” の中には無償移籍請求も含んでるんだわ。)

 

 

≪当事者目録≫

・原告……斉藤司

・被告……三谷大和スポーツジムこと三谷大和

 

 

≪第1回口頭弁論≫

・4月18日(水) 午後1時15分から4時

・千葉地裁 601号法廷 (本人尋問を含めた証拠調べ)

 

 

 

結果的には上記の様に大袈裟になってしまったんだけど、

今回の案件に関しては裁判沙汰にするつもりは元々全く無くて、

彼の周囲の大人達から何とか斉藤司君を助けてやれないだろうかって、

そういう相談をされたところから始まったんだけど、

穏便に内々の話し合いで解決しようとしたところ、

指定された日に何度も連絡を入れたにもかかわらず全く電話に出ず、

それならって、こちらが出向いて面会に行っても何ら責められるべき点は無いと、

全てを突っぱねて話し合うことすら拒否してきたんだわ。

 

で、仕方ないもんでお互いに弁護士を立てての公的な和解作業に入ったんだけど、

何度やっても妥協点を見い出し得なかったもんで、

裁判官が和解調停を諦めたというか切り上げて今回の口頭弁論に至ったんだわ。

 

 

こちらはそこに至る過程で未払い分ファイトマネーの請求を取り下げるから、

とにかく無条件移籍だけは認めて欲しいと頼んでも、

多額の移籍金を要求してあくまで譲らなかったもんで、

妥協の余地が全く無くなってしまったんだよね。

 

 

被告側がそれだけ強硬姿勢を崩さないっていうのは、

こちら側の請求内容やその根拠の中に大きな落ち度があるんじゃないか、

先に大きな落とし穴が待ち構えてるんじゃないかって、

自分は何回も何回も色々思い直して考えてみたんだけど、

JBCのルールブックを何度も読み込んだり、

弁護士から民法や憲法に関してレクチャーして貰ったり、

良心的な業界関係者達のサポートを受けるにつれ、

原告の要求の正当性に自信を深めていったんだよね。

 

 

ことファイトマネーの支払いの仕組みの解明に関しては今や絶大な自信を持ってて、

個々のファイトマネーの支払い明細を見れば、

JBCルールに照らし合わせてその正当不当を見抜けるようになってるし、

マネジャー契約の法的根拠とかその契約解除に関してや、

そもそもの公正な取引やパワーハラスメントっていう方面に関しても、

かなり知識を深めるようになったんだわ。

 

で、今回の原告側の主張に明確な自信を持つに至ったんだけど、

それでも狭い業界内での今回のトラブルに関して、

日本の法律がどのような判断を下すかについては正直、

全く不安を持ってないとは言い切れなくて、

その行方に関しては厳粛な気持ちで臨む覚悟でいるんだよね。

 

 

これまでファイトマネーや移籍に関するボクサーとジムとの間におけるトラブルは、

その殆どが和解調停までで終わることが多くて、

今回のように公開の法廷にまで持ち込まれるケースはとっても少ないし、

それも首都圏での公開裁判っていうのは空前絶後なんだよね。

 

 

ボクシング業界の今後の力強い再興と発展を実現するにあたっては、

ボクサーに対する処遇を改善することが第一義的な必須事項だと思ってて、

自分は単なる素人ファンの一人に過ぎないんだけど、

そこのところの信念と覚悟には一点の曇りも無いんだよね。

2018年3月 8日 (木)

日記 (3/8)

 

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“フジ子・ヘミング”

 

彼女の “ラ・カンパネラ” は、辻井伸行の弾くそれとは随分違ってて、

辻井のそれがかなり挑戦的戦闘的な感じがするのに対して、

とっても情感に溢れた繊細な表現をしてるんだよね。

 

このCDは1999年に録音されたものなんだけど、全10曲が収録されてて、

他に “愛の夢” とか “ノクターン” なんかもとってもいいんだわ。

 

 

 

今日は後楽園ホールでボクシングがあるんだけど女子戦オンリーなもんで結局、

自分の次のボクシングは来週13日まで中9日空くんだよね。

 

 

以前にも書いたけど、うちの奥さんの弟はパーカッショニストで、

普段は生徒達にレッスンしてるんだけど、たまにライブ活動もしてるんだわ。

 

で、一昨日は奥さんと一緒に横浜関内のライブハウスに行ったんだわ。

彼のライブは相当前に六本木へ聞きに行って以来だったんだけど、

相変わらずとってもいい感じだったんだよね。

 

バンドはリーダーの彼のドラムスにギターとベースが加わっての3人構成で、

それはまるでE・クラプトンがいたクリームと同じだったんだけど、

曲によってはそこにボーカルとかフルートが加わってたし、

邦楽もやってる関係で民謡歌手とか三味線とか篠笛まで参加してて、

中々バリエーションに富んで素敵なクロスオーバー系のライブだったんだよね。

 

特にドラムスとギター、ベースの3人は頭抜けたテクニシャンで、

とっても難しいリズムやフレーズを平気な顔をしながらこなしてて、

どうだって感じが全く無かったのが実に素敵だったんだよね。

 

最近のエレクトロニクスの進歩は楽器の世界でも驚異的で、

ギタリストやベーシストは沢山のエフェクターを駆使する事を強いられてて、

音楽上のテクニックの向上だけでは済まない状況にあって、

それをサポートするミキサーやバンドボーイも大変なんだよね。

 

 

 

【村木田渾身競馬】

最近、競馬のことを全く書いてなかったから、

もう止めたのかって聞かれてたんだけど実は全く止めてなくて、

1月6日から3月4日まで一日も空けずの参戦で、

ここまで39レースに真面目に参加してたんだよね。

 

ただ、戦績的には自慢できるようなものではなくて、

1月8日と2月24日に1レースづつゲット出来ただけで、

回収率は僅か130%に過ぎないんだよね。

 

 

 

<追>

前回、“告知” でお知らせしたように4月18日、

あるボクサーと所属ジムとの間の係争に関して第1回の公判が開かれるんだけど、

これまで自分が関わった経緯とか裁判に至るまでの流れに関して、

裁判に支障をきたさない範囲で週末に書くつもりなもんで、

関係者の方々は是非読みに来て下さいませ。

2018年3月 6日 (火)

2月のベストボクシング

 

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“シロフクロウと雪ダルマの奇跡のショット”

 

 

山中慎介さんと試合をしたルイス・ネリの体重オーバーの件は、

一般紙や民放各社でもガンガン報じられてるし、

WBCもかなり厳正な処分を下してるんだけど、

JBCも他の3団体に対して、今回のWBCの決定を尊重するようにって、

厳正な申し入れをしたらしいんだよね。

 

それで思ったんだけど、そういう風にJBCがルールの徹底に尽力してるんなら、

国内ボクサーに対するファイトマネー控除率に関するルールブック上の規定を、

この際改めて各ジムに対して厳しく徹底させるべきなんだよね。

(ジム側のマネージメント料は以前はファイトマネーの33.3%だったんだけど、

今ではいつのまにか試合報酬の33.3%に改訂されてはいるんだけど、

いずれにしてもそれ以上を控除することは認められていないんだからね。)

 

例えばC級ボクサーがファイトマネー分と追加チケット分を含めて、

ある試合で合計375,000円分のチケットを入手した場合でも、

Aジムのボクサーの場合には163,900円の手取りがあったのに対して、

Bジムのボクサーは僅か87,400円しか受け取れなかったって、

そういう甚だしく不公正な状況にあるのを放置し続けてるっていう姿勢は、

体重オーバーに対する反応とは著しく違ってると言わざるを得ないんだわ。

 

 

 

 

月末月初の1週間に5ボクシングも重なったもんで随分遅くなってしまったんだけど、

2月度のベストボクシングってことで……。

 

2月は自分の中では6ボクシングしかなかったもんで、

選択の幅もかなり限られてしまったんだけど、

それでも順位付けに関してはとっても悩んだんだよね。

 

 

≪2月度ボクシングベスト15≫

*左側が勝者、( )内は事前期待度順位、敬称略。

 

① 比嘉大吾×モイセス・フエンテス (未記載)……1RKO

② 木村隼人×山下賢哉 (4)……7RKO

③ 佐々木左之介×成田永生 (8)……3RKO

④ 吉野修一郎×斉藤正樹 (6)……1RKO

⑤ 波田大和×坂田直樹 (10)……3RKO

⑥ 田之岡条×渡辺健一 (5)……3-0

⑦ 末吉大×大里拳 (1)……8RKO

⑧ 三嶋秀宜×加藤成人 (ー)……3RKO

⑨ 富岡樹×湯場海樹 (2)……2RTD 0-0

⑩ 石川春樹×小嶋夏生 (14)……3RKO

⑪ 中村駿介×高橋克俊 (12)……5RKO

⑫ 長田庄一郎×藤崎光志 (ー)……2RKO

⑬ 武藤澪士×杉山幸秀 (ー)……2-0

⑭ 勅使河原弘晶×ジェーソン・カノイ (3)……3-0

⑮ 碇瑠偉×甲斐龍八 (ー)……0-0

 

*事前期待度ベスト10内で選モレしたのは、

星大翔×吉村鉄也(7)、戸部洋一×長井一(9)の2試合で、

戸部×長井戦は3月3日に予定変更。

2018年3月 4日 (日)

後楽園ホール・3月3日

 

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「昨日は昼夜2興行だったもんで疲れてさあ……。」

 

 

 

2週間ほど前かなあ、駅の近くの雑居系の建物が並んでる一角で火事があって、

4~5軒ほどが其々半焼状態だったんだけど、道路側の肉屋も被害を被って、

そこの焼き鳥は全くダメだったんだけど、唐揚げは安くて美味しくて、

店番に立ってたお婆ちゃんとも顔見知りだったんだけど、

足が悪かったもんで大丈夫だったのか気になってるんだよね。

未だに店は開いてないし、どうなるのかなあ……。

 

 

 

石本康隆さんは “ダイナミック・グローブ” があるからって、

最後の試合の前に川崎から後楽園ホールに向かったんだけど、

最後まで見たらエイヤッてトンボ帰ってもそりゃ6時半は過ぎる訳で、

ホールに着いたのは第2試合が終わったところだったんだわ。

 

 

 

① 浦川大将君(帝拳)×安蘇秀一君(元気)……L 4R

デビュー戦の20歳・東京都と、0勝1敗の21歳・埼玉県。

 

この試合は浦川君の3-0勝ちで、スコアは40-36×2、40-37だってね。

 

 

 

② 堀池雄大君(帝拳)×藤岡飛雄馬君(宮田)……SB 8R

12勝(3KO)6敗(3KO)3分の33歳・静岡県と、

9勝(1KO)5敗(2KO)1分のサウスポー、26歳・東京都。

 

この試合は何とか見たかったんだけどね……。

 

結局、79-73、78-74、77-75ってことで堀池君の余裕の3-0勝ちだってさ。

 

 

 

③ 豊嶋亮太さん(帝拳)×何チャラ・何チャラ……W 8R

7勝(5KO)2敗1分のランク12位、22歳・福岡県と、

25勝(7KO)10敗2分の国内2位、27歳・タイ。

 

試合には十分間に合ったんだけど、結局全く見てなかったんだけど、

豊嶋さんが3R2分30秒でのテンカウントKO勝ちしたってね。

 

 

 

ロビーをうろついてたらホルヘとカルロスのリナレス兄弟が通り掛かって、

目が合ったら挨拶してくれて、カルロスなんか握手してくれたのが嬉しくて、

実に彼らはとっても愛想がいいんだよね。

 

その後、三迫ジムの賢祐マネとバッタリで、久し振りに奥様もご一緒で……。

 

瀬端さんの奥様と御嬢さん二人、それに団会長の奥様達に少し遊んで貰って、

久保マネや協会の谷さん、それに長野マネに御挨拶して、

この日の後楽園ボクシングはここから始まりってことで……。

 

 

 

④ 大野兼資さん(帝拳)×多田雅君(TI山形)……LF 8R

11勝(6KO)2敗(2KO)のランク7位、サウスポー、29歳・愛知県と、

11勝(6KO)5敗(1KO)2分の28歳・山形県。

 

<1R>

以前はその乱暴さだけが目立ってた多田君だったんだけど、

暫く間を置いて復帰してからは何となく落ち着いてて、

それでも昔の勢いを垣間見せる中々いいボクサーになってたんだよね。

 

間合いとタイミングを計るのに時間をかけてた多田君に対して、

まずは大野さんが左ストレート、右フックで先行して、

中盤以降は多田君も手を出していったんだけど、

ラウンド前半の大野さんの攻撃の方が有効性が高かったんだわ。

 

<2R>

大野さんは相変わらず上半身の動きが硬くてスムースな腕の回転に繋げないまま、

結果的には一発狙いの倒し屋みたいになってしまって、

相手の硬さに乗じた多田君の腕振りの方が余程スムースで、

最初の25秒間に右ストレートを2発効果的に打ち込んでたんだわ。

 

ただ、これは多田君の方にも言えることなんだけど、

お互いに打ち出しのタイミングを計ってのワンツーにこだわり過ぎの手数不足で、

ライトフライ級の試合にはとても見えなかったんだよね。

 

特に大野さんの方は何でも真面目にキッチリ当てようとする余りか、

力が入り過ぎてたし、流れの良くないガキゴキしたパフォーマンスだったんだわ。

 

<3R>

力の入れ過ぎっていう傾向は多田君にも伝染していって、

お互い、フォローの効かない単発系のやり取りに終始してたんだけど、

残り50秒、多田君の右ストレートが綺麗にヒットして一瞬、

大野君の身体を揺らがせたんだわ。

 

多田君はこの試合に勝てば念願のランクゲットな訳で、

殊更高いモチベーションを持ってたと思うんだけど、

慌てず堅実にポイントを取ろうとする姿勢を見せてたんだよね。

 

中盤以降、身体をくっ付けた密着戦を挑んだのは大野さんの方だったのに、

その局面でも却って見栄えの良くない被弾が多かったんだわ。

 

<4R>

お互いに前の手で遊べないというか、上手く使い切れないままだったんだけど、

それでもジャブの鋭さは多田君が圧倒してて、

気が付いたら大野さんの右顔面が赤く腫れ始めたんだよね。

 

大野さんはその後も攻めあぐんでるというか、先に仕掛けきれなくて、

それ程やり難い相手では無いと思うんだけど、

どんな戦い方をしたいのかが全く見えて来ないままで、

このラウンドの一気の打ち合いでも打ち負けてしまってたんだわ。

 

 

この日の大野さんは自分的には全くいいところナシで、

4Rを終えての自分のスコアは39-37で、

この先、とっても戻せそうにも見えなかったもんで、残念残念の離席だったんだわ。

 

ってことで試合が終わった頃に戻ってみたら結局、

多田君から見ての77-76、76-76×2ってことで1-0ドローだったんだわ。

 

 

あの後、大野さんが奮起して挽回していったのかって、

周囲の何人かの業界人に確かめてみたら、

多田君が勝ったと思ったっていうのがみんなの感想だったんだわ。

 

 

 

⑤ マルソン・カベラ×江藤光喜さん(白井具志堅)……SF 8R

16勝(5KO)15敗1分の26歳・フィリピンと、

21勝(16KO)4敗(1KO)1分のWBC4位、WBO7位、WBA9位、

30歳・沖縄県。

 

パンフには江藤さんがWBAの4位ってプリントされてたんだけど、ホント?

 

いずれにしてもこの日の相手はフィリピンボクサーとは言え、

この勝率でKO率16%ってことなら対等な相手になる訳が無くて、

ってことでまたもやの離席だったんだけど、後で結果を確かめたら当然の如く、

3R1分30秒で江藤さんがTKO勝ちしたってね。

 

 

勝利者インタビューに応じた江藤さんは、

何だかパンチドランカーみたいで心配になって、

思わず昔の小堀佑介さんのインタビュー下手を思い出してしまったんだわ。

 

 

 

⑥ 長井一さん(ワタナベ)×戸部洋平さん(三迫)

                      ………52.5㎏ 8R

15勝(5KO)9敗(4KO)2分のランク10位、34歳・千葉県と、

12勝(8KO)2敗(1KO)1分のランク7位、30歳・千葉県。

 

自分的にはこの試合がメインイベントで、

それを見る為に川崎から駆け付けたと言ってもいいんだよね。

 

長井さんは負け数が多いボクサーなんだけど、

頑張って格上に勝利したことも多い一方、

明らかな格下にコロッと負けてしまうことも多い不思議なボクサーなんだわ。

 

一方の戸部さんは途中ケガで1年ほどのブランクはあったんだけど、

過去に負けたのは赤穂亮さんと石田匠さんの二人だけで、

勝率80%、KO率53%を誇る実は相当の強豪なんだよね。

 

近々に試合を控えてるボクサーを除いて、

この日は三迫ジムの殆どが総出で実に壮観だったんだよね。

 

同じ階級の10位と7位の対決ってことは実にとってもマジな訳で、

折角ランクゲットしたからってノーランカーやタイボクサー相手に、

後生大事なマッチメイクを繰り返してるようなジムとはやっぱり違うんだよね。

 

<1R>

お互いの蹴落とし戦はフレームとリーチで圧倒してた戸部さんが立ちはだかって、

ジャブの突き合いではとっても敵わなかった長井さんが開始20秒過ぎ、

負けるもんかって感じで振り被っていったところをガッツンって感じで戸部さん、

左のショートフックをタイミング良く合わせ打って実に綺麗なダウンゲット。

 

まだ26秒のところだったもんで、両陣営共に驚愕状態だったんだけど、

戸部さんは意外なほど冷静で、慌てて無茶追撃に突っ込む訳でもなく、

長井さんの方も簡単には追撃を受けないような動きに徹してて、

さあ、再度の立て直しって感じだったんだわ。

 

それでも長井さんはその後もリーチ差を思い知らされ続けてたんだよね。

 

<2R>

戸部さんのプレスがキツかった中、

長井さんとしては一瞬の踏み込みや鋭い出入り、

それに詰まったところでのショートブローが生命線になりそうだったんだけど、

簡単にはそれを許さない戸部さんが開始1分に右アッパーをヒット、

そのパンチはかなりの効果を上げたみたいで、

そこから戸部さんが一気の攻め込みで、

長井さんはチョン当たりでもフラつくようになってしまったんだわ。

 

その後終盤にかけて、長井さんは再度気合を入れ直して、

まだまだ力のこもってるショットを打ち出してたんだけど、

若干振りが大きくなった合間とか隙間を戸部さんに厳しく狙われたんだよね。

 

<3R>

それでも長井さんはまだまだメゲテなくて、

この回は初っ端から詰め詰めのヒットヒットでいい感じで盛り返したんだけど、

1分20秒、1Rと同じように右の打ち終わりに左フックを合わされてしまって、

にも関わらず懸命に頑張ったんだけどその後は再度足元が覚束なくなって、

全体のスピードも極端に落ちてしまったんだわ。

 

長井さんはここまでで相当打たれ込んでしまってたもんでインターバルで、

インスペクターが陣営まで出向いて大丈夫?って感じだったんだよね。

 

<4R>

長井さんは一休み入れるとラウンドの初っ端を頑張る力を回復出来るんだけど、

徐々に長い時間は無理になっていって、戸部さんが大きく強く打ち返していって、

残り26秒、今やすっかり見切られてしまった右の打ち終わりを狙われて、

そういう場面はこの試合3度目だったんだけど、

今度は右フックを鋭く被せ打たれてしまってガックン、四つん這いダウン。

 

気丈な長井さんは何とか立ち上がって続行したんだけど、

自分の目には既に限界を越えてて、危険な領域にさえ入りつつあって、

それでも本人の腕振りにはまだまだ必殺感が漂ってたもんで、

陣営としてもタオルを入れるに入れられないっていう感じだったんだよね。

 

<5R>

ここに至っても前に出る出るは長井さんの方で、

その精神力の強さは驚異的でさえあったんだけど、

既に身体が気持ちに付いて行かないような状態に陥ってて、

今までよりもっと雑に体を伸び切らせて右ストレートを打ち込んだその瞬間、

その場面は最早デジャブに近いモノがあったんだけど、

またもや合わせ打った右フックが強烈にカウンターヒットして長井さん、

青コーナー前にバッタリ倒れ込んでしまったんだわ。

 

もうこれで終わりにするって感じでレフェリーが即のストップエンドで、

確か同時に赤コーナーからタオルが投げ入れられたと思うんだけど、

とにかく1分35秒、戸部さんの圧倒的なTKO勝ちだったんだよね。

 

 

控室に戻る戸部さんとグローブタッチして、一言二言言葉を交わしたんだけど、

いつもは大人しい彼が実にとっても嬉しそうだったんだわ。

 

 

 

⑦ 伊藤雅雪さん(伴流)×ベルゲル・プトン……L 10R

22勝(11KO)1敗1分のWBO1位、WBC8位、WBA9位、IBF9位、

WBO AP王者、27歳・東京都と、

17勝(8KO)9敗(1KO)の31歳・フィリピン。

 

勝率92%、KO率46%と、勝率65%、KO率31%の一戦だったんだけど、

典型的な凡戦と言わざるを得なかったんだよね。

 

リングに上がった伊藤さんは何だか体が緩んでて、

特に背筋はその分れ目さえ判別しかねて、

どうしたのかなあと思ったらこの日はライト級でのエントリーだったんだよね。

 

伊藤さんはちょっと間抜けなブランクを作ってしまった後の初戦だったんだけど、

まだまだ十分な追い込みが出来てないみたいだったんだよね。

 

 

プトンが打たれ強いのか、伊藤さんがチャンと打ち込めていないのか、

幾らドッカンドッカン打ち込んでも決着し切れず、

そのうち余計な被弾も目立ってきたし、

自分は二人の雑な戦い方に飽きてしまって5Rには席を離れたんだけど、

そのうち前の方で見てた業界の関係者達も一人二人と離席し始めて、

自分の周囲はどうしたんだろうね今日の伊藤君はって話になったんだよね。

 

 

自分は彼の試合はデビューから多分全部見てると思うんだけど、

その中では飛び抜けて出来の悪い試合じゃないかって思ったんだよね。

 

こりゃまさかの判定までいってしまいそうだなあってみんなが囁き合ってた9R、

1分56秒でのやっとやっとのTKO決着だったんだよね。

 

まあこの日のパフォーマンスは仕方ないこととして、

次は是非、彼らしいところを見たいもんなんだよね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 戸部洋平さん

② 特にナシ

③ 特にナシ

 

 

 

川崎での試合で新田ジムから出場した古橋岳也さんとか西田光さん、

それに黒田雅之さんの3人には其々に勝ちと負けがあったんだけど、

3人が3人共、すぐに自らのブログを更新してたのは立派だと思ったなあ。

 

 

 

ちなみに川崎と後楽園を通してのこの日のベストボクサーは、

① 竹迫司登さん

② 黒田雅之さん

③ 戸部洋平さん

ってことで……。

カルッツかわさき・3月3日

 

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「バイセクシャルとは違う訳で、白黒付けるってことで……。」

 

 

 

今、世界において国家レベルであっちこっちにサイバー攻撃を仕掛けてるのは、

勿論彼らはシカトしてるんだけど、ロシア、中国、イラン、北朝鮮の4ヵ国で、

やっぱり共産主義系や独裁系の信用できない連中が並んでるんだわ。

 

 

 

“カルッツかわさき” っていうのは川崎駅からトロトロ歩いて10分ちょっと、

ムサイ格好をしたやさぐれたオッサンがやけに多いなあと思ったら、

道路を挟んだ斜め向かいに川崎競輪場があったんだわ。

 

中に入ると新しいけど普通の体育館でそれでも収容2,000人ってことで、

体育館ボクシングはもう7~8年近く前、

18古河の長島会長に誘われて行った古河体育館以来だったんだわ。

 

結局、“カルッツ” の意味は解らないままだったんだけど、

リングは後楽園ホールよりちょっと大きくて、4本のリングロープも細くて、

その点では見易かったんだけど、

スポット照明が無くて館内全体が明るいままだったもんで、

反対側の観客がそのまま視界に映り込むもんで見難い見難いで……。

 

 

入場待ちでロビーの椅子に座ってたら、アレッと思ったらマナベジムの刀根さんで、

彼には色々大変なことがあったモンで少し話をしたんだけど、

話が尽きなかったし、今度また別の時間を取ってユックリってことで、

一緒に控室に行って、真部会長や宮崎辰也君達に挨拶したんだわ。

 

いつもの後楽園ホールだとメインイベンターには個室が用意されるんだけど、

ダブルメインってこともあってか竹迫司登さん陣営も一緒だったんだわ。

 

長嶺さんは実にシットリした落ち着いた雰囲気を醸し出してて、

デビュー6年を経て大人のボクサーに成長したなあって感慨深かったんだよね。

 

 

第1試合が女子戦だったもんで第2試合からね……。

 

 

 

② 浅井大毅君(T&T)×内山大志君(ワールドS)……Fe 4R

1勝(1KO)1敗の24歳・愛知県と、1勝0敗の24歳・千葉県。

 

内山君は一字違いで内山高志さんな訳で、思わず二度見してしまったんだわ。

そう言えば今年中にジムをオープンする予定だって聞いてたんだけど、

今頃内山さんはどうしてるのかなあ……。

 

<1R>

どういうスタイルでやらせればそのボクサーを勝たせることが出来るかって、

それを考えて実行させるのはトレーナーにとってとっても重要な仕事で、

他人が何を言おうと徹底させた方が勝つんだよね。

 

内山君は中間距離を捨てた徹底した密着型のボクサーで、

ガード固めて頭を下げながら詰め詰めしてから勝負する典型で、

その姿は必ずしも美しくはないんだけど、相手の浅井君は大いに困ってしまって、

中途半端な対応のままの弱々しいパンチでは阻止し切れそうに無かったんだわ。

 

 

ただ、繰り広げられてたリング上の二人のやり取りは、

自分にとっては必ずしもワクワクさせるモノでは無かったもんで一旦離席。

 

結局、4R1分08秒、内山君のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

③ 及川唯君(川崎新田)×坂本尚志君(青木)……SFe 6R

6勝(3KO)3敗のサウスポー、25歳・北海道と、

7勝(2KO)9敗(3KO)の36歳・福井県。

 

坂本君は8月に37歳になるから、

可能だとしてもこの日の試合を含めてあと2試合で、

何とか通算イーブン戦績に戻したいところなんだよね。

 

ただ、直近の戦績を比較すると及川君が4勝1敗なのに対して、

坂本君のそれは1勝4敗だからかなりの苦戦は予想されたんだよね。

 

渡邊卓也さんと挨拶を交わして始まり始まり……。

 

<1R>

開始僅か4~5秒ほどのところで及川君がいきなりの左ストレートをヒットさせて、

直撃された坂本君はオットットットってロープ際まで吹っ飛ばされてのダウン。

 

全くもう驚いてしまったぜって感じでリスタートした坂本君だったんだけど、

直後にまたもや左をキッチリ合わされてしまって赤コーナー前で再度のダウン。

 

いきなり最早これまでか状態に追い込まれてしまったんだけど坂本君、

今度はサウスポーチェンジしての再々開で、

既に顔面は相当赤くなってて、回復し切れてないのは明らかだったんだけど、

勝負を掛けにいった及川君の一気追撃を必死にかわしながら、

残された長い時間を正に根性で凌ぎ切ったんだわ。

 

<2R>

それでも決着が迫ったままだった坂本君は再度オーソドックに戻して、

及川君の多少雑な左一発狙いに助けられたところもあって、

何とか何とかって回復に努めてたんだわ。

 

ただ、身体全体のバランスを大きく崩してしまってたこともあって、

挽回目指したショットも力強く打ち込めてはいなかったんだよね。

 

<3R>

開始40秒くらいだったかなあ、何と坂本君の右ストレートが信じ難い直撃で、

及川君に一瞬足元をバタつかせるほどのダメージを与えたんだわ。

 

勿論、坂本君も途端の一気攻めにいったんだけど、

初回のダメージをまだ引きずっていたようなところがあって、

思うように攻め切れず当て切れないまま結局、

取り逃がしてしまって返す返すも残念無念だったんだよね。

 

<4R>

そこそこ消耗してきた二人だったんだけど、立て直したのは及川君の方で、

もう少し小さく鋭く振れないもんかなあって見てた坂本君の回復がまだまだで、

雑な打ち終わりを軽く突かれただけで大きく体を揺らがせるほどで、

そりゃ顔面の傷み方も比較にならないほどだし、大丈夫かなあって見てた残り9秒、

及川君の左ストレートをガッツンまともに貰ってしまって、

腰からスットンダウンしてしまったんだわ。

 

カウントを数え始めたレフェリーもすぐに途中ストップに切り替えて、

2分58秒、及川君のTKO勝ちだったんだよね。

 

 

試合後に青木会長と話した時も、初回のダメージを拭いきれなかったって、

やっぱりそんなような事を言ってたんだよね。

 

 

非情にもこれで坂本君がイーブン戦績に戻すことは不可能になった訳で、

無理すればあともう1試合出来るのかも知れないけど、

この辺が切り上げ時だと思う訳で、本業の弁護士活動に集中だね。

 

彼とは会えば言葉を交わす関係にあるんだけど、

流石に昨日は声を掛け難かったなあ……。

 

 

 

④ 高梨直人君(10count)×デシエルト長池君(青木)

                          ………LF 6R

5勝(4KO)12敗(3KO)2分の33歳・神奈川県と、

10勝(2KO)3敗1分の31歳・東京都。

 

試合前、鳥海会長に素晴らしい女子ボクサーがいるから見に来てよ、

って言われたんだけど、それは何だか、「お客さん、いい娘(こ)がいますよお。」

ってそう誘われたような感じがしたんだよね。

 

鳥海会長には重ね重ね申し訳なかったんだけど、

この試合はどう考えても長池君の圧倒勝利しか頭に浮かばなかったんだよね。

 

<1R>

高梨君がチャカチャカした動きを全開にしていって、

いきなり飛ばしていったもんで、長池君としてはまずは我慢我慢って感じで、

相手の動きを見極めながらその一段落を待ってるようだったんだけど、

殆ど有効打とは認め難くはあったんだけど、

高梨君はそのまま最後まで飛ばし続けて、取り敢えずの攻勢点をゲットしたんだわ。

 

<2R>

高梨君はまだまだ飛ばす飛ばすの打つ打つで、

やたらのパタパタフックではあったんだけど、

一応のプレスを掛けながらも長池君、相手の手を止めきれないままだったんだわ。

 

<3R>

高梨君は更に足を使って動き回る時間が増してきて、

この日の大きいリングがその点では高梨君に幸いして、

長池君の追っ手から逃れるスペースが山ほどあったんだよね。

 

それにしても長池君、相手の疲れ待ちだけでは余りに心許なくて、

いつもならもっと鋭い詰め寄りが出来る筈なんだけど今一感が強かったし、

まずは強烈ボディショットを目指すべきじゃないかって思ったんだよね。

 

このラウンド中盤、高梨君が左目上をバッティングカットしてたね。

 

<4R>

疲労が進んだか高梨君はなんだかボクシングではないような腕振りになってきて、

この辺から長池君の巻き返しが始まるかって見てたんだけど、

高梨君は逃げ足だけは相変わらず抜群だったもんで、

中々長池君の思いが叶わず、最後は長池君、

プレスを掛ける練習を延々させられてるみたいだったんだわ。

 

 

ってことで自分もかなり疲れてしまったモンで一旦休憩タイムってことで、

後で確認してみたら、58-56、56-58、57-57って計ったような1-1で、

苦労が報われたのか徒労に終わってしまったのか、兎に角のドローだったんだわ。

 

 

ちなみに、有効打第一主義をより強く打ち出す傾向のジャッジは、

58-56で長池君優勢にしてて、やっぱり高梨君の攻撃は、

手数そのものは多かったけど、有効打とは認め難いって判断されたんだよね。

 

ただ、自分の感想としては長池君はいつも鋭いシツコサに欠けてて、

何だか高梨君に嫌気を差してしまったって感じだったんだよね。

 

 

試合後に再度、鳥海会長と話をする機会があったんだけど、

巧くない同士の試合の場合、勝たせるにはセコンドの腕が要るのと同じで、

戦績的に今一のボクサーを盛り立て育て上げて、

例えばB級に例えばA級まで昇格させるっていうのも正しくトレーナーの腕であって、

高梨君も多分全体の半分もいないA級ボクサーへの昇格を決めたんだよね。

 

テレビに放映されるようなボクサーのボクシングだけがボクシングじゃないって、

つまりはそういう事なんだよね。

 

 

 

⑤ 古橋岳也さん(川崎新田)×掃部真志君(ワールドS)

                         ………56㎏ 8R

20勝(9KO)8敗(1KO)1分のランク11位、30歳・神奈川県と、

7勝(4KO)2敗1分の24歳・広島県。

 

久我勇作さんとか勅使河原弘晶さんは古橋さんの応援でもあったんだよね。

 

古橋さんは丁度10年前の全日本新人王だし、

これまで戦ってきたメンバーっていう点では掃部君とは比較にならない訳で、

自分的には圧倒的な決着を期待してたんだよね。

 

<1R>

掃部君はこれといって細かい技は持ち合わせていないようだったんだけど、

それでもフィジカル面では古橋さんを上回ってたし、

ランクゲットを目指した清々しいパフォーマンスで、

まずはって感じで積極的なジャブジャブで、右ストレートも一発ヒットさせて、

最初の1分間を気持ち良くスタートさせたんだわ。

 

古橋さんも終盤に掛けての左ボディ、右ストレートのショートコンビが美しくて、

中々見栄えのいい攻撃を見せたんだけど、

自分的には序盤の掃部君の攻撃の方が有効に見えたんだよね。

 

<2R>

スピードとリズムで圧倒してたのは古橋さんの方ではあったんだけど、

開始すぐに始まった接近戦は代わり番このせめぎ合いで、

ガタイのシッカリ感で勝ってた掃部君の方が力強かったし、

彼はショート戦でもかなり手数をこなす方だったんだわ。

 

ただ、残り1分頃からは多少の緩みが見え隠れしてきて、

またもや終盤にかけての形のいい連続ヒットで、今度は古橋さんがポイントゲット。

 

<3R>

最初の1分半、古橋さんはまたもや明らかに手数負けしたままで、

終始手こずってるっていう感じを漂わせてて、どうした?って感じだったんだわ。

 

<4R>

それでもそろそろ古橋さんのエンジンがかかるところだって感じで見てたんだけど、

正直この日の古橋さんは厳しさというかいつもの鋭さを大きく欠いてて、

それほど巧いとも強いとも思われない掃部君の、

この試合に勝てば晴れて日本ランカーだっていうモチベーションに負けてて、

ほぼ対等の勝負をしてる時点で自分の中では許し難い状況だったんだよね。

 

元々刺激的なKOパンチの持ち主ではないんだから、

誠実で的確なヒットを積み重ねていくのが彼の真骨頂で魅力的な部分であって、

その筈なんだけどなあって見てたんだけど、一向に流れが変わらなかったんだわ。

 

いつの間にか古橋さんの表情は何だかシンドそうになってきたし、

顔面の紅潮も進んできた一方、掃部君はあくまで素直に楽しそうだったんだわ。

 

 

で、ここまでは39-37で掃部君が優勢だっていうのが自分の結論で、

ここからあと半分、古橋さんが劇的に盛り返すとはとても想像できなくて、

無念さを胸に抱いたまま自分は退席してしまったんだよね。

 

その少し後にカンカンカンカンって、それはKOエンドの合図が聞こえてきて、

エエーッ、古橋さんが倒されてしまったのかって、

新たな沈痛な思いを抱えて恐る恐る再入場して確認してみたら、

何となんとナント、古橋さんが6R1分56秒でTKO勝ちしたってことで、

自分は久し振りの古橋さんのKO勝ちを見逃してしまったんだわ。

 

古橋さん、ホントにゴメンってことで、自分的にも痛恨の極みだったんだよね。

 

 

 

⑥ 西田光さん(川崎新田)×竹迫司登さん(ワールドS)

               ………日本 M タイトル戦 10R

17勝(8KO)8敗1分のチャンピオン、30歳・新潟県と、

7勝(7KO)0敗のランク1位、26歳・大阪府。

 

この試合から10countジムの村越マネと並んでの観戦で、

高梨直人君の試合のレビューから始めたんだけど、

彼女は最近は協会の何かの役員までやってるんだけど、

始めは単なるボクシングファンからスタートして未だにワーワー、キャーキャー、

その頃の新鮮な気持ちを失わないままの楽しくて素敵な女性なんだよね。

 

試合を長引かせることができたら西田さんの勝機も充分あるって、

自分はそう考えてたんだけどね……。

 

<1R>

フレーム的にも圧してた竹迫さんは、いつものように落ち着いたスタートで、

強打を警戒する西田さんはいつもよりガードを深めにして、

若干体勢を低めにした構えを作ってたんだけど、

最初に幾つかのジャブを当て込んだのは竹迫さんの方だったんだわ。

 

西田さんもタイミングと頃合いを計って左を出していったんだけど、

中々ヒットしないままだった1分半手前、

竹迫さんが最初の右フックをほぼ万振りで打ち込んだんだわ。

 

それは西田さんのガードの上を叩いただけだったんだけど、

その衝撃は西田さんにとって半端なものではなかったみたいで、

更にガードを固めたその直後、最初からそれを狙ってかのような左ボディが、

西田さんの腕が上がったことで出来たスペースに信じ難い程の強烈喰い込みで、

それは自分と村越マネが思わず 「痛ッ!」 って声が出るほどの喰い込みで、

レバーをやられた西田さんは顔を歪めて一瞬腰を屈めてしまったんだわ。

 

勿論、その瞬間を見逃さなかった竹迫さんは一気の追い詰めで、

軽いワンツーの後、ドッカン右ストレートを渾身の打ち込みで、

西田さんは一発昏倒ダウンしてしまったんだわ。

 

瞬間にタイムキーパーがワンツーまで数えたんだけど、

レフェリーがそれを追いかけるように即のストップエンドで、

倒れた西田さんは暫く立ち上がれないほどの深いダメージを受けてしまって、

1分32秒、竹迫さんの壮絶と言えるほどのTKO勝ちだったんだわ。

 

 

竹迫さんはこれで8戦8KO勝ちの上、今までの最長は3Rまでで、

1試合平均では1.75Rしか戦ったことがないことになる訳で一見、

只の剛腕殴り屋と誤解されがちなんだけど、

実は結構緻密な組み立てをするボクサーで、

この日も相手のガードを動かす為の予備作業が抜群だったんだよね。

 

 

今、ミドル級のランキング表には全部で9名がエントリーしてて、

他にOPBF王者がいるんだけど、

見渡した限りでは竹迫さんに敵いそうなボクサーは全く見当たらなくて、

自分的にはエキジビションでもいいから、

何とか村田諒太さんとの試合が見たいと思う訳で、

それが叶わないならスパーに潜り込みたいって必死に思ってるんだよね。

 

 

 

⑦ 黒田雅之さん(川崎新田)×長嶺克則さん(マナベ)

                ………日本 F タイトル戦 10R

28勝(16KO)7敗(1KO)3分のチャンピオン、31歳・東京都と、

14勝(10KO)1敗(1KO)のランク1位、26歳・沖縄県。

 

ボクサー個人からチケットを直接購入したのは、この10年で2回目で、

長嶺さんは青コーナーのすぐ近くの席を用意してくれてたんだわ。

 

勝利した際には自分の席に戻るつもりで、ちょっと離れたところに移動して、

引き続いて10countジムの村越マネと並んでの観戦だったんだわ。

 

リングサイドからは宮崎辰也君と勅使河原弘晶さんの声援が飛んでたね。

 

<1R>

緊張感に満ち満ちたラウンドの入りだったんだけど、

長嶺さんもそこそこ落ち着いてて、お互い相手との距離を見計り、

タイミングの計り合いに殆どの時間を使ってたんだけど、

黒田さんの序盤の3発のジャブと終盤にかけての右の当たりの方が、

中盤の長嶺さんのコンビネーションとの比較においては自分には優勢に見えて、

二人共、当たり自体はとっても薄いモノではあったんだけど、

まずは黒田さんがギリギリのポイントゲットだったんだわ。

 

<2R>

黒田さんは左手の細かい使い方がやっぱりとっても巧くて、

長く前に置いたり手前に引いたり、位置を低くしたり高くしたりしながら、

長嶺さんのタイミングで打たせないように気を配りながらのジャブの使い手で、

それならってことで長嶺さんも普通のジャブからの組み立てと、

いきなりの振り込みとを混ぜ込んで打開を図っていったんだわ。

 

<3R>

フルショットではないんだけど、黒田さんが嫌がらせ系の細かい手数で、

それはまるで長嶺さんのリズムを壊そうとしてるかのようで、

長嶺さんにとっては中々当てさせて貰えない時間が続いたんだわ。

 

<4R>

黒田さんの嫌がらせ系ジャブは相当の効果を上げつつあって、

早くも長嶺さんの右目下に内出血をもたらして、明らかに腫れてきたんだわ。

 

<5R>

またもや大きな山場がないままだったんだけど、

長嶺さんのここまでの攻め込みも何だか迫力に欠けてたし、

黒田さんは流石の試合巧者だなあっていう印象の方が強かったんだわ。

 

ってことでここまでの自分の採点は49-46で黒田さんで、

長嶺さんは試合序盤相手に自由にやらせ過ぎたっていう印象だったんだけど、

発表された中間スコアは48-47×2、48-48ってことで黒田さんの2-0。

 

<6R>

何だたった1ラウンド分の行ったり来たりなのかって勇気を得たか、

そろそろ飛ばすかって気合を入れ直したか長嶺さん、

途中で右のいいのを1発貰ってはいたんだけど、

接近戦が多くなった中、このラウンドは密着戦でも積極連打で、

ラウンドトータルでも明らかに手数勝ちしてたんだわ。

 

ってことになると、公式採点上は58-57、57-57×2ってことで、

ここで長嶺さんが1-0に逆転したことになるんだよね。

 

<7R>

ラウンド最初のクリーンヒットは長嶺さんの右ストレートだったんだけど、

その後のワンツーからの右ストレートで黒田さんがチャラにして、

またその後は黒田さんのコツコツショットが丁寧にポイントを拾っていったんだわ。

 

<8R>

誰がどう見ても微妙なスコアの試合はこれからがいよいよの佳境ってことで、

見てたこちらも気合が入ってきたんだけど、

その後も左目周辺の腫れが多少気になった長嶺さんにドクターチェックが入って、

彼は以前目を傷めた経験もあったしってことか、

経験の浅いレフェリーだったもんで、より慎重を期したって感じだったんだわ。

 

難なくリスタートしたんだけど、お互いに途中ストップが頭をよぎったか、

いきなりそれまでよりも勢いを増した激闘に突入したなあと思ってた残り1分頃、

リング中央で一瞬早く長嶺さんのワンツーが芸術的にヒットして、

黒田さんが思わずの膝カックンで、留まれそうな感じにも見えたんだけど、

そのまま腰からスットンダウンしてしまったんだわ。

 

黒田さんのダウンはいわゆるフラッシュ系でこれは、

頭蓋骨の内壁に脳が強くぶつかったことによる一瞬の機能停止及び、

瞬間の身体的防衛反応でもある訳で、

学生時代に大塚の監察医務院で死体解剖を見学させて貰った際に、

係員に教えて貰ったんだけど、こういう場合にはぶつけたのと反対側の脳が、

つまり、黒田さんの場合にはヒットされた直近の左脳ではなくて、

右脳の方が右頭蓋骨の内側壁面にぶち当たったことになるんだけど、

とにかく黒田さん、あくまでフラッシュ系だったもんでその右脳も大丈夫そうで、

普通に難なく立ち上がったんだわ。

 

それでも全くの平気である筈もなく、勿論当然、長嶺さんの一気追撃で、

それはもう決着を付けてしまうっていうような勢いだったんだけど、

そろそろ13年目を迎えつつある黒田さんも流石の歴戦士で、

顔を真っ赤にしながら鬼の形相の反撃反撃で、

彼にハッキリ反撃してるっていう明確な意識があったかは知らないんだけど、

そりゃもうちょっと半端じゃなくて、長嶺さんの出番を抑え込んでしまったんだわ。

 

自分のスコアはそれでもまだ76-75で黒田さんだったんだけど、

誰のスコアでも残りの2ラウンドを連取したら長嶺さんの勝ちは明白で、

逆に言えば黒田さんとしては二つのうち一つ獲れば逃げ切れるんだよね。

 

<9R>

どちらにとってもこのラウンドを飛ばし切れるかが試合のキーになる訳で、

そういう見通しと踏ん切りをここに至っても実行に移せる黒田さんは流石の流石で、

最初の1分半の飛ばし飛ばしヒットヒットで先行したんだわ。

 

長嶺さんも衰えのない鋭い振りを見せてたんだけど、

印象的な打撃には繋げられず、大きい振り出しが多かった分、

結果的には却って手数負けが目立ってしまったんだわ。

 

<10R>

黒田さんの右アッパーを混ぜ込んだコンビネーションが光ってたんだけど、

中盤に差し掛かったところで長嶺さんの右ストレートが綺麗にヒット。

 

それ以降、明らかに黒田さんの勢いが落ちていったんだけど残念、

長嶺さんは優勢ポイントゲット以上のことは出来なかったんだわ。

 

 

ってことで自分は95-94で黒田さんだったんだけど結局、

96-93、96-94、96-95ってことで黒田さんの3-0勝ちだったんだわ。

 

5Rまでの採点では自分が一番黒田さん寄りだったんだけど、

終わってみれば最も長嶺君寄りのスコアになってたんだよね。

 

 

それにしても黒田さんはダウン喰らったところからの頑張りが凄くてホント、

大したモンだったんだわ。

 

 

終わったのが5時半頃だったから、急いで後楽園ホールへ移動移動。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 竹迫司登さん

② 黒田雅之さん

③ 特にナシ

 

 

 

この後もう一つ、後楽園ホールでの試合のことを書く予定なんだけど、

バルコニーのサツキの世話をしなければいけないし、

室内に14個もあるミニ観葉植物への水やりもあるし、

競馬の予想もしないといけないもんで、ちょっと時間を下さいな。

2018年3月 3日 (土)

後楽園ホール・3月2日

 

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“ブサ猫 2”

 

 

 

松岡修造三は暑苦しいし、中居正広は胡散臭いし、

だからオリンピック関連の特番からは遠のいてしまってるんだけど、

それにしても25日の東京マラソンでは16年振りの日本新記録樹立ってことで、

今回はコース変更による平坦化が顕著で元々記録が期待されてたとは言え、

それにしてもマラソン3回目の若者が賞金1億円ゲットっていうんだからなあ……。

 

彼はイケメンとは言えないんだけど、これから沢山の女子が付きまとうだろうし、

急に親戚とか友達が増えるんだろうなあ……とかね。

 

 

 

昨日はあるボクシング関係者と色々と打ち合わせをした後のホール入場で……。

 

 

 

① グラップラー北斗君(T&H)×川内寿也君(元気)

                           ………SL 4R

デビュー戦のサウスポー、26歳・大阪府と、0勝1敗(1KO)2分の22歳・広島県。

 

北斗君は入国管理官を職業としてるみたいなんだけど、

“グラップラー” っていうのは、

投げ技や組み技が得意な格闘家っていう意味らしいんだよね。

 

<1R>

幾らか緩み気味に見えた川内君に対して北斗君、

鍛え上げた身体を駆使して、いきなりガンガンの攻め込みで、

ジャブからの組み立てでは無くて、

右も左も飛び込みざまの一発勝負だったんだけど、

そのうち右の方がよく当たり始めて、

気後れ気味のスタートを切った川内君の左顔面を赤くしていったんだわ。

 

川内君はガードの甘いところにも付け入られたって感じだったなあ。

 

<2R>

川内君も何とか立て直すと共に、北斗君の右顔面も紅潮していっての乱戦模様で、

残り1分16秒、北斗君が右、左を直撃させた後、

残り50秒からは川内君が力強いボディブローで応戦していったんだけど、

お互いに一瞬掴んだ好機を生かし切れず、

いい感じの勢いを長い時間維持し切れてなかったんだよね。

 

<3R>

お互いの距離が不用意に縮まって危険な関係が始まったんだけど、

ジャブや左ボディを起点とした川内君の攻勢が目立つにつれ、

北斗君の勢いが明らかに落ちてきて見栄えの良くない被弾を増やしてたんだわ。

 

<4R>

川内君の逆襲の流れは最終回に持ち込まれて、

このまま頑張り通せば何とか引き分けに持ち込めそうで、

今や流れは完全に川内君の方に傾いていったんだけど、

中盤、元々右利きの北斗君がオーソドックスにチェンジしてからは再度、

もつれる場面が訪れたんだわ。

 

ただ、ここに至って基本的には北斗君の消耗の方が進んでたから、

1~2発打っては絡みつくっていうのが如何にもシンドそうだったんだよね。

 

このままだとやっぱり川内君にポイントを持っていかれそうだったんだけど、

そう思ってた残り1分からの北斗君の渾身の頑張りが印象的だったんだよね。

 

終了ゴングが鳴った時、顔面の傷みが酷かったのは北斗君の方だったんだけど、

自分は彼の最後の踏ん張りを評価して39-37で北斗君だったんだけど結局、

北斗君から見て39-38、38-38×2ってことで1-0ドローだったんだよね。

 

 

 

② 柴沼智樹君(KG大和)×高田勇仁(ライオンズ)

                         ………Mm 4R

4勝(2KO)2敗(1KO)のサウスポー、31歳・神奈川県と、

3勝(2KO)2敗(2KO)1分の19歳・埼玉県。

 

<1R>

一回り年齢差のある二人はお互い典型的なガツガツ系なんだけど、

より動きがこなれてたのは柴沼君の方で、

色んな場面から攻撃が出来てて、

残り30秒からは得意の突貫押し付け戦法で、

高田君を東ロープに押し付けてのガンガン攻めだったんだわ。

 

<2R>

改めて距離を維持することを意識し直した高田君が中々いい感じで、

1分03秒、柴沼君が踏み込んで来るところに右フックを綺麗にヒットさせて、

その約30秒後の1分28秒にさっきと全く同じタイミングで、

再度の右を合わせて南ロープ前で逆襲のダウンゲット。

 

柴沼君は殆どダメージ無くリスタートしたんだけど、

若干ムキになって入ろうとするところにまたまた高田君に合わせ打たれてしまって、

リング中央でゴロンって転がされて2度目のダウンを喰らってしまったんだわ。

 

何れのダウンも大きなダメージを残すことなく、

そこからの柴沼君の頑張り直しは見てて、とっても勇気づけられるもので、

彼の気持ちの強さが伝わってきたんだよね。

 

<3R>

どう考えても最低一個はダウンゲットしないと柴沼君の勝ち目は無い訳で、

鼻血を滲ませながら必死に密着戦に持ち込もうとしてて、

残り1分15秒からの激しい打撃戦をモノにしつつあったんだけど残り20秒、

高田君の左フックを起点としたラッシュにポイントを奪い返されてしまったんだわ。

 

<4R>

それでもまだ奮闘を続けてた柴沼君だったんだけど、

攻撃のパターンが固まってしまって、もっと上下の打ち分けが欲しかった1分過ぎ、

赤コーナー前でこの試合3回目のダウンを喰らってしまったんだわ。

 

再開後の柴沼君はまだまだ前に出る気持ちを萎えさせてなくて、

壮絶系の殴り合いに挑んでいったんだけど、

残念ながら大きな効果を上げ切れないままの終了ゴング。

 

 

ってことで自分は39-34だったんだけど結局、

39-34×2、38-35ってことで勿論高田君の大差3-0勝ち。

 

 

高田君は1R劣勢から始まったんだけど、相手の粘り強い前詰めに屈せず、

自らのボクシングを貫き直したのは立派だったなあ。

 

柴沼君の方もあれだけ倒されて全くめげなかったのは大したモンだったんだけど、

入り方の工夫と上下への分散打ち分けが今後の課題だと思ったんだよね。

 

いずれにしても高田君はこれでB級昇格ってことで近い将来、

二人が6回戦で再戦するところを見たいと思ったんだよね。

 

 

 

③ 荒谷龍人さん(KG大和)×大坪タツヤさん(T&T) 

                      ………58㎏ 8R

11勝(3KO)6敗(3KO)1分のランク11位、30歳・神奈川県と、

10勝(3KO)8敗1分のランク8位、28歳・神奈川県。

 

この二人は去年10月に戦ってて、

その時は前半優勢だった荒谷さんが中盤にかけてダウンを喰らってしまって、

その結果、76-75×3って僅差で大坪さんが判定勝ちしたんだよね。

 

<1R>

勝手知ったる二人はいきなり適度な距離でのすんなりした打ち合いから始めて、

まずは1分25秒、大坪さんの左右フックがヒットがヒットして、

その後はそれ程のパンチの交換が無かったもんで、

そのまま大坪さんがファーストポイント・ゲット。

 

<2R>

荒谷さんは必ずしも優位なリーチを生かし切れてなかったんだけど、

近いところでの打ち合いを優位に進めてたのはその荒谷さんの方だったね。

 

ただ二人共、前の手の使い方に工夫が足りてなくて、

攻撃のバリエーションを発揮しきれてないままだったし、

前後左右に動きながら連打するってところまではいってなかったんだよね。

 

<3R>

角度に工夫を凝らせたショットに関しては荒谷さんが上回ってたんだけど、

大坪さんの素直で鋭い直線的なショットも中々いい感じだったんだよね。

 

それでも徐々に荒谷さんの特に右の被せ打ちが効果を発揮し始めて、

終盤には綺麗な左フックも当て込んでたもんで、

大坪さんの被弾が目立ってきて若干の消耗も浮き出てきたんだわ。

 

<4R>

意識的に戦法を変えたか苦し紛れか、大坪さんがいきなり距離を詰めて、

我慢比べの様相のボディ合戦から始まって、大坪さんが大きく盛り返して、

荒谷さんは手を余し気味になりながらも顔面狙いに徹してたんだわ。

 

その荒谷さんのショートフックと大坪さんの執拗なボディショットと、

そのどちらの有効性が大きかったか結構微妙だったんだけど、

自分は大坪さんの攻撃の方を評価したんだけどね。

 

<5R>

お互いに気持ちを合わせたような4Rと同じような展開になって、

二人の消耗が気になる程の頑張り連打戦に突入していったんだわ。

 

<6R>

ここに至って厳しい前詰めを維持してたのは大坪さんの方で、

荒谷さんは若干腰が浮いてきて、

事あるごとにくっ付いて休みたがってるように見えたんだわ。

 

<7R>

二人共、スピードを含めて基本的なパフォーマンスの劣化は無く、

このラウンドは前の回と変わって荒谷さんの右のヒットヒットが目立ってたんだわ。

 

お互いに元々それ程パンチ力がある方ではないもんで、

ある意味果てしない当てっこ競争になっていったんだけど、

この回は荒谷さんが挽回ポイントゲットだったね。

 

<8R>

動き自体に見劣り感は無かったんだけどお互い、

決め手を欠いたままのやり取りが続いてたんだけど、

前の回に飛ばした荒谷さんが頭を下げる場面が多くなったなあって、

そんな感じのままの終了ゴング。

 

 

ってことで自分は76-76だったんだけど結局、

78-75、77-76、76-76ってことで大坪さんの2-0勝ちだったんだよね。

 

 

 

④ 高橋竜平君(横浜)×小山哲也君(横田S)……Fe 8R

13勝(5KO)3敗(1KO)1分の28歳・新潟県と、

7勝(2KO)9敗(2KO)の36歳・神奈川県。

 

小山君は2日後に37歳になるからこの試合が正しくラストファイト。

 

<1R>

10㎝ほど上背のある小山君が初っ端からとってもやり難そうにしてて、

動き全般が緩慢だったし、そもそも高橋君に対する警戒感が強いせいか、

何だか怖がってるような印象が拭えなかったんだよね。

 

<2R>

これがラストファイトだっていうのに小山君、

吹っ切れた動きが全く出来ないままの中途半端半端で、

やたら高橋君が気持ち良さそうにやってるのだけが目立ってたんだわ。

 

申し訳ないと思わないでも無かったんだけど、

リング上の小山君からは可哀相な印象以外何も感じられなくて、

こんな思い出系ボクシングに付き合わされるのは耐えられてなくて、

不承不承ながらの離席だったんだよね。

 

とっくに終わってると思って5Rに戻ってみたんだけど、

まだ延々試合が続いてて、横に並んだ石井会長も明らかに不満気味で、

自分は再度の離席だったんだけど結局、

7R2分32秒まで決着が延びてしまったんだよね。

 

 

試合後の高橋君はやっぱり苦笑いだったなあ……。

 

その高橋君はIBFパンパシフィックのチャンピオンなんだけど、

それがどれだけのモノか把握できてないもんで、今回は君付けってことで……。

 

 

 

⑤ 何チャラ・サンリッツ×近藤明広さん(一力)……SL 8R

8勝(3KO)1敗の24歳・タイと、

29勝(16KO)7敗1分のIBF5位、32歳・埼玉県。

 

近藤さんとは試合前に軽く挨拶を交わしたんだけど、

肝心の試合はチラチラッと2~3回目をやっただけだったんだわ。

 

結局、当然の如く近藤さんが4R2分48秒でTKO勝ちしたんだけど、

それにしても相手のタイボクサー、若い優績ボクサーだっていうのに、

どうやって8勝も挙げたのか想像さえも付かないほどの下手クソで、

本気でやってはいけないって事前に念を押されてるかのようだったんだわさ。

 

 

 

⑥ 阿部麗也さん(KG大和)×渡部大介君(ワタナベ)

                           ………Fe 8R

16勝(8KO)2敗のランク2位、サウスポー、24歳・福島県と、

6勝(3KO)3敗(2KO)の26歳・北海道。

 

<1R>

渡部さんは前回故郷北海道で、岡本ナオヤさんにランキングを提供する、

痛恨の1RKO負けを喰らってしまってからの復帰戦だったもんで、

とっても慎重な立ち上がりをしたもんで、

阿部さんは比較的自由に動くことが出来て例の如く、

相手に距離を把握し難くするように前の手と頭の位置に配慮しながら、

身体全体を使ったフェイントを駆使してたんだわ。

 

二人共、適宜鋭い打ち出しを見せてたんだけど、

お互いに直撃は許さなかった中、薄い当たりを数発づつ交換してたんだけど、

若干の差でまずは阿部さんがポイントゲット。

 

<2R>

渡部さんもいいタイミングでの踏み込みを目指してて、

一気の回転力に大きな可能性を秘めてたんだけど、

阿部さんの巧みなグローブフェイントも実に絶妙で、

一瞬のキレはやっぱり流石だったし、

打ち終わりやパンチを外した際の処理が抜群で、

身体の逃がし方とかポジショニングとかそれはもうウットリする程だったんだわ。

 

<3R>

相変わらずプレスは渡部さんだったんだけど、

お互い、一瞬のすれ違いざまに居合抜きのような気迫と危険性を孕ませて、

巧みなフェイントを掛け合う中、目覚ましいヒッティングには繋げられないままで、

こうなるとごく薄いヒットやボディブローでも大事にしないといけない訳で、

マストで採点しても10:9.5くらいの差にするのが精一杯だったんだよね。

 

<4R>

最初の30秒までの間に渡部さん、右ストレートをボディから顔面に2発繋いで、

やっとやっとで明らかな優勢ポイントをゲットしたんだけど、

残り15秒の阿部さんの左ストレートがそれをひっくり返しそうでもあったんだわ。

 

とにかく、お互いに最初の1発を正確に当て込むのは至難の技なんだよなあ。

 

試合開始当初から二人の足の位置をずっとチェックしてたんだけど、

阿部さんの前の足(右足)は常に渡部さんの前の足(左足)の外側にあって、

お互いに右フックを強く打ち出せる位置をキープし続けてたんだよね。

 

<5R>

再度10:9.5状態が戻りつつあって、

顔面に対しては互いにかすりパンチを交換するに留まってたんだけど、

1分02秒、交差した中での阿部さんの左ストレートが見栄えが良くて、

浅いながらも阿部さんがヒット数を伸ばしていったんだわ。

 

お互いに相手のリズムの壊し合いをしてるようで、

近くにいた老いぼれ常連がもっと手を出せとか言って煩かったもんで、

席を移動したんだけど、自分には二人の駆け引きがとっても面白かったんだよね。

 

<6R>

渡部さんとしてはもっとギアアップしていかないと、

ペースは明らかに阿部さんが握ってるんだから、

もっと派手とは言わないけど揺さぶり系の動きが欲しいところで、

このラウンドは若干馬力を上げて開始28秒に左フックのいいのを当てたんだけど、

一段落後の残り53秒での阿部さんの左ストレートの方が印象深くて、

そのままに終わってしまったんだわ。

 

繰り返しになるけど渡部さんとしてはもっとガチャガチャさせる必要があった訳で、

そういう若干荒れた流れの中からチャンスを作る方が得策だったと思ったなあ。

 

<7R>

この日の阿部さんは派手な動きを抑えながら、

僅かなチャンスを丁寧に拾ってるって感じがして、

もっとガンガン攻勢をかけていって白黒をハッキリさせるような動きに欠けてて、

その分地味な仕上がりになってしまったんだけど、

それでも彼のボクシングの基本となってる所を充分見せてくれたんだわ。

 

渡部さんもたまのヒットはそこそこ見栄えが良かったんだけど、

残念ながら全てが単発で終わってしまってて、

直後に阿部さんに細かく攻め返されるっていう場面が多かったんだよね。

 

<8R>

ここまで来ると今更渡部さんにムチャ打ちを期待するのは無理な話で、

となるとどうしても阿部さんに捌かれて終わってしまったっていう印象が拭えなくて、

渡部さんも試合当初の動きは維持出来てて、

何とか何とかって懸命なパフォーマンスだったんだけど、

阿部さんの方はもっと余裕を残してたのも事実だった訳で、

そうなると最早どうにもならないままの終了ゴングだったんだよね。

 

 

各ラウンドごとのポイント差は10:9っていうよりは、

10:9.5ほどもの僅差に過ぎなかったことが多かったんだけど、

積み重なった結果を計算してみたら自分は79-73だったんだけど結局、

79-73、78-75ってことで阿部さんの余裕の3-0勝ちだったんだよね。

 

渡部さんは全体に高いレベルは保ってたんだけど、

攻撃が多少片寄って一本調子になり過ぎて相手に見極められたって感じだったね。

 

 

 

本日のベスト3ボクサー】

① 阿部麗也さん

② 高田勇仁君

③ 大坪タツヤさん

 

 

 

チヤホヤされた現役時代を過ごしたあるボクサーがジムを開設したんだけど、

実はこれがとんでもないほどの勘違い男だったことを露呈してしまって、

試合後に自分のところのボクサーだけをやたら褒め上げて、

相手のボクサーを呼び捨てにしてコケにしたんだよね。

 

究極の礼儀知らずなんだけど、同時に試合を見る目さえ備えてなくて、

殆どやられてたっていう周囲のボクサー達の感想とは真逆のコメントを残してて、

要するに彼は只のバカだったのかってシミジミ思ってしまったんだよね。

 

 

 

さてさて、今日はこれから川崎へ出張って、

終了直後に後楽園ホールにトンボ帰って2ボクシングってことなんだけど、

何せ初めての経験だから集中力が保てるかが心配なんだわ。

2018年3月 2日 (金)

両国国技館・3月1日

 

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“両国国技館”

 

 

 

“四方(よも)の海、みな同胞(はらから)と思う世に、

など波風の立ちさわぐらむ”

 

これは今の天皇の曽祖父(ひいじいちゃん)の明治天皇が詠んだ句で、

四方に広がる海に接する国々はみんな同胞だと思いたい世の中なのに、

何故こんなに波風が立ってしまうんだろう、っていう意味だと解釈してるんだけど、

明治天皇は日清、その後の日露の戦争のことに心を痛めてたんだよね。

 

それから40年ほどが過ぎて再々度、実に不幸な時局に至ってしまって、

日米開戦を迫られた御前会議で、

今の天皇の親父さんである昭和天皇が、

明治天皇のその句を再び読み上げたんだよね。

 

公家出身の近衛文麿首相は天皇のその意志を軍部に徹底しえず、

結局は彼の殆ど無能とさえ言える不作為と、

悪意に満ちた白欧主義者ルーズベルト米大統領の策略によって、

最終的には300万人もの日本人が殺されてしまったんだよね。

 

 

 

28日は欠席するって公表してたんだけど、もしかしたらってことか、

何も書かなかった日の倍ほどものアクセス数があったんだよね。

 

 

 

国技館に入ったら変なクシャミが3回も出たし、

まぶたの周辺がチクチク痛痒くなってきて、

昨日が今年の自分の花粉症の解禁日だったんだわ。

 

 

 

国技館に入ってすぐ、本田会長と長野マネに御礼と挨拶をさせて頂いた後、

やっぱり世界戦ってことで沢山の関係者やボクサー達とコンチワコンチワして、

まだまだスカスカの場内で第1試合のゴングが鳴ったんだわ。

 

普段の後楽園ホールのリングロープは上から赤、白、青、白って順なんだけど、

昨日のリングロープは赤、白、青、赤ってなってたんだわ。

 

 

 

① 中川光輝君(斎田)×村川ヒロト君(TI山形)……SFe 4R

デビュー戦のサウスポー、18歳・大阪府と、デビュー戦の18歳・山形県。

 

<1R>

18歳のデビュー同士はやっぱりサウスポーの方が優位かなあって、

そう見てたところの開始すぐ、ちょっと席を外す用事が出来てしまったんだけど、

その直後にカンカンカンカンってゴングが連打されて、

結局1分03秒、村川君が盛り返してのTKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

② 青山功君(セレス)×田中公士君(三迫)……SF 6R

9勝(2KO)6敗(1KO)1分の28歳・千葉県と、

4勝(1KO)3敗(2KO)のサウスポー、26歳・大阪府。

 

青山君はとっくにA級なのに対して田中君はこの日が初めての6回戦ってことで……。

 

<1R>

プレスは田中君だったんだけど仕掛け遅れが続いてた中、

5~6㎝デカい青山君に遠いところから先打ちされることが多かったし、

接近した場面でも青山君の頑張りの方が目立ってたんだわ。

 

<2R>

二人共、前の回よりは若干手数を上げていったんだけど、

コンビネーションの工夫的には今一ではあったんだけど、

それでもまだ青山君の先攻めの方が優勢で、

田中君は大物狙いの雑な大振りが目に付いたんだよね。

 

田中君はこのまま青山君にあしらわれてしまいそうな感じだったもんで、

もう少し元気にやれないものかなあって思いながら一旦離席。

 

 

で、5Rに戻って見てたら田中君がやっと吹っ切れたような動きが出来てて、

左ストレートをいい感じでヒットさせて、

青山君のA級らしくない動きが目立ってたんだよね。

 

ただ、お互いに返しのパンチが疎かになってたし、

ボディブローを交えたコンビネーションからも程遠くて、

とても単調なやり取りに終始してたって感じだったんだわ。

 

<6R>

何とか何とかって気持ちを見せてたのは田中君の方で、

そういうのが出来るなら最初からやったらいいのにって感じで、

何だか青山君の方が口を空いてシンドそうになってたんだわ。

 

二人共、印象的なパンチがないままの終了ゴングだったんだけど、

明らかに田中君が優勢だったなあ。

 

 

中盤の3Rと4Rを見てなかった範囲では丁度イーブンだったんだけど、

発表されたスコアは59-55、58-57、58-58ってことで結局、

青山君の2-0勝ちだったんだけど、

本人達も応援する側にとっても不本意な試合じゃなかったかなあ……。

 

 

 

③ ガマリエル・ディアス×粟生隆寛君(帝拳)……62㎏ 8R

40勝(19KO)18敗(8KO)3分の37歳・メキシコと、

27勝(12KO)3敗1分1NCのサウスポー、33歳・千葉県。

 

62㎏ってことはライト級だったんだけど、

ケガが長かった粟生君は2年10ヶ月振り、ディアスも5年振りほどの試合で、

粟生君は2012年にディアスにタイトルを持っていかれて、

そのベルトを三浦隆司さんが半年後に取り戻したっていう因縁があって、

この試合、自分は何だか同窓会のような印象を持ってたんだわ。

 

ただ、ディアスにとってはいざ知らず、

粟生君にとっては同窓会だなって悠長なことは言ってられなくて、

もしこれに負けるようだとホントの引退に追い込まれる訳で、

更に勝ち方を問われるようなピリピリした一戦だったと思うんだよね。

 

<1R~2R>

ディアスには往時のキレは無かったんだけど、

一気に攻め立てる時の勢いにはまだ見るべきものがあって、

初回はその右を貰ってしまって一瞬、粟生君がユラッとする場面もあったんだけど、

全体のスピード感は比較にならないほどだったもんで、

試合勘を取り戻すにつれディアスのパンチを見切れるようになっていったんだわ。

 

その後、粟生君の左ボディからの右フックがとってもいい感じにヒットして、

何となく落ち着いていったんだけど、それでもかなり力み過ぎで、

まだまだ細かなコンビネーションには繋ぎ切れて無かったんだよね。

 

<3R>

それでも慌てなければ粟生君、ほぼ大丈夫そうに見えてきて、

二人のパフォーマンスのクオリティには随分差が出てきたんだけど、

まだ打ち気に逸る余りか危険なタイミングでの被弾も実は多かったんだよね。

 

って見てた残り12秒、粟生君の見栄えのいいワンツーがヒットして、

直撃されたディアスが青コーナー近くのロープに飛ばされて腰砕けダウン。

この時点では結末にそう時間はかかりそうになかったんだわ。

 

<4R>

ディアスは殆どダメージを引きずってはいなかったんだけど、

それでも頭下げての乱暴な左右ボディから上へ繋げる戦法一本槍になって、

それはまるで猛牛のようでもあったんだけど、

繰り返すうちに粟生君の対応も手慣れたものになっていったんだけど、

多少ディフェンス面で気になるところもあったんだよね。

 

<5R>

前の回に飛ばし過ぎたかディアスがちょっとタルくなってきて、

打ち合いを避けてクリンチに行く場面が増えていったんだわ。

 

それにしてもこれは粟生君の方にも言えるんだけど、

ジャブを省略しての必殺系ばかりで勝負し過ぎるんじゃないかって思ったんだよね。

 

<6R>

雑々ではあるんだけどディアス、まだまだ力がこもってたんだけど、

連続攻撃を続けられるほどのスタミナは持ち合わせてなかったみたいで、

このラウンドは極端に落ちてきて1:4ほどもの手数差だったんだわ。

 

<7R>

試合序盤は早々の決着が期待されたんだけど粟生さん、

攻撃のバリエーションとか緩急だとかは今一と言わざるを得なくて、

果たしてあと2ラウンドのうちに倒せるのかっていう段階に入ってきたんだよね。

 

やっぱりこの日の粟生君の攻撃には以前のようなイマジネーションに欠けてて、

単調なそれに終始してたし、少ないパンチで狙い過ぎてる感じだったんだよね。

 

一方のディアスは今や特別の戦意は喪失しまったみたいで、

何となくダラーッとやってるって感じだったなあ。

 

<8R>

開始ゴング直後のディアスからのハグに粟生君も応じてたもんで、

やっぱり同窓会のような感じが再度蘇ってきて、

今や時間が過ぎるのをただ待ってるだけの相手には戦いようも無くて、

粟生君も盛り上がりに欠けたままの終了ゴングだったんだわ。

 

 

ってことで自分は78-73で粟生君だったんだけど結局、

79-74、77-74、77-76ってことで粟生君の3-0勝ちだったんだけど、

それにしてもきっちりマストで採点しようとしてたジャッジは一人だけで、

残りの二人は2ラウンド分をイーブンにしてて、

中でも77-76にしたジャッジは、

3Rのダウン劇が無かったら粟生君が負けてたことになる訳で、

自分に見る目が無いのかって首を傾げてしまったんだよね。

 

 

そりゃ2年半振りの試合だったから致し方ないところもあったんだけど、

多分彼なりに幾つかの反省点はあったと思うから、

その辺の修正が課題だと思ったんだけど、

それでもとにかく元気に動き回ってた粟生君が見れてハッピーだったんだよね。

 

 

 

④ 岩佐亮祐さん(セレス)×エルネスト・サウロン

             ………IBF SB タイトル戦 12R

24勝(16KO)2敗(2KO)のチャンピオン、サウスポー、28歳・千葉県と、

21勝(8KO)2敗(1KO)1分のランク13位、28歳・フィリピン。

 

サウロンって名前を聞いて最初に思い浮かべたのは、

“ロード・オブ・ザ・リング” に出てくる悪魔大王?だったんだけど、

KO率33%のランク13位ってことは殆ど大した相手では無いってことで、

それはまるで前日の松本亮さんを彷彿させたわけで……。

 

 

自分にはフルランドまでいったのが全く信じ難い出来事でさえあって、

120-108、119-109、118-110っていうスコアも前日のデジャブのようで、

そんなに圧倒的な3-0ならどこかのラウンドで倒せなかったのかってことで、

自分はサウロンのやる気の無さ、余りの弱さ下手さ加減に呆れてしまったモンで、

1Rの終了ゴングと共に退出してしまったんだけどね……。

 

1Rの初っ端から全く勝負になりそうになくて、

サウロンからは怖さも巧さもその片鱗さえも感じられなくて、

岩佐さんの普段のスパー相手の方が余程マシじゃないかと思われるほどで結局、

岩佐さんにとっては次に向けての練習試合のようなものでしかなくて、

60%ほどの力でしかやってなくて、とにかく無理しないしないの超安全運転で、

次は本気出しますけど、今回だけはユックリやらせて下さいって感じだったんだわ。

 

沢山の空き時間が出来たもんでロビーをうろついてたら、

久し振りの石川元希君とバッタリで、

折角ジム移籍したのに練習も遠のき気味だって聞いてたから心配してたんだけど、

こうして試合会場に顔を見せるってことは、ってことでちょっと話をしたんだけど、

プライベートで多少の引っ掛かりがあったんだけど、これからは何とか大丈夫、

ってそんな感じだったんだよね。

 

そのすぐ後にニッコリ笑顔の梶颯さんと挨拶を交わしたんだわ。

 

 

 

⑤ ルイス・ネリ×山中慎介(帝拳)

         ………WBC B タイトル戦 12R


25勝(19KO)0敗のチャンピオン、サウスポー、23歳・メキシコと、

27勝(19KO)1敗(1KO)2分のランク1位、サウスポー、35歳・滋賀県。

 

途中までは結構空席があるなあって思ってたんだけど、

山中さんの試合が始まる頃は3階席までほぼ満タンになってたんだわ。

 

ネリのウェイトに関しての情報は会場の隅々まで行き亘ってたみたいで、

彼の入場とリングコールに際しては今まで聞いたことないほどのブーイングで、

山中さんの入場に際しての歓声の大きさと相まって凄いことになったんだわ。

 

<1R>

異様な雰囲気の中で開始ゴングが鳴った途端、

会場は一気に水を打ったように静まり返って、

ひたすら山中さんの行方を見守ってたんだけど、

自分には山中さんが最初っから勝負がかりに行き過ぎの様に見えたんだよね。

 

そりゃ中途半端な入り方をしたらネリがゴリゴリ来るだろうけど、

当面は足を使って遠目からのチョン打ちで相手を苛立たせるというか、

あしらうような感じで始めるべきじゃないかって思ってたんだよね。

 

ただ、あれだけの声援を貰ったら精神的に尋常じゃなくなるのも解る訳で、

山中さんは山ほどの勝気に包まれたまま突っ込んで行ってたんだわ。

 

山中さんの左がナイフのようなキレを持ってるのに対して、

ネリの左右はマサカリか鉈(なた)のような力強さを備えてて、

一旦火が付いた時の彼の攻め込みはブルドーザーのようだから、

山中さんとしてはなるべくそのきっかけを与えないようにすることなんだよね。

 

もっとユックリやればいいのにって思ってた山中さんは、

直撃は叶わなかったけどそれでも左のタイミングはグッドグッドで、

このまま山中さんがやや優位のまま終わるかと思われた残り15秒、

もしかしたらその直前のスリップダウンが何か被弾しての事だったかも知れなくて、

リスタート後のネリが異常なほど飛ばしていったからそう思ったんだけど、

とにかくネリの一気攻めのボディブローが一瞬大きく効いたように見えた直後、

顔面に左、右、左を連続被弾してしまった山中さん、

赤コーナー近くのロープに飛ばされて腰から崩れ落ちダウンしてしまったんだわ。

 

<2R>

前の回はリスタートしたところでのラウンド終了ゴングだったんだけど、

山中さんの回復度合いがとっても気になるところだったんだけど、

ネリはそんなことは委細構わず決着付けるべくの初っ端から一気一気で、

追い込まれた山中さんもロープ際で左の相打ちに挑んでいったんだけど、

まともに貰ってしまったのは山中さんの方で、

弾き飛ばされたかのようにこの試合2度目のダウンを喰らってしまったんだわ。

 

この時点でもうダメだなって直感したんだけど、

山中さんが立ち上がったモンで試合は非情なリスタートが切られたんだけど、

ほんの数秒のうちにまたもや鋭く貰ってしまって3度目のダウン。

 

自分はその途端、最早山中さんのツライ姿を見るのが耐え難くなって、

ネリが喜ぶのはもっと見たくなかったもんで退場すべく階段を登ったんだけど、

何となんと山中さん、ここも必死に立ち上がって続行したらしくて、

ワァーッという歓声でふと後ろを振り返ってリングを見やったら、

山中さんが長々となってて、レフェリーがストップ宣告としたところだったんだわ。

 

 

今回のネリの体重オーバーは明らかに確信犯だったと言わざるを得なくて、

どうせすぐに階級を上げるから元々バンタム級のベルトは不要ってことで、

要するにネリは行きがけの駄賃って感じのファイトマネー泥棒と同じ訳で、

全くもう腹が立つったらないんだよね。

 

山中さんサイドとしては試合自体をキャンセルして、

ネリ側に違約賠償金を求める方策もあったんじゃないかとも思うんだけど、

一方ではソールドアウトしたチケット代金とかTV局の放映の問題も大きく絡んでて、

ここは苦渋の選択をせざるを得なかったんだよね。

 

 

自分的にはそれでも何とか山中さんが勝利して、

最後は正義が勝って悪者が成敗されるっていう、

勧善懲悪の “水戸黄門” を期待したんだけど中々巧くいかないもんなんだわ。

 

山中さんは多分これで引退するんだろうけど、

自分的には誰も見てなかったら崖から突き落としてやりたいって思う人間が、

これで3人になったんだわ。

 

って気持ちだったもんで、

最後に回された予備カードを見る精神的な余裕が全くなくて、

さっき調べた結果だけなんだけどね……。

 

 

(予備1) 大島優作君(小熊)×平野伸君(青木)……B 4R

0勝2敗(1KO)1分のサウスポー、33歳・埼玉県と、

0勝1敗(1KO)25歳・岩手県。

 

39-37、39-38×2ってことで平野君が3-0初勝利。

 

 

 

(予備2) 富樫泰尊君(つるおか)×直原礼君(オサム)

                            ………W 4R

デビュー戦の26歳・山形県と、デビュー戦の19歳・埼玉県。

 

2R2分10秒、直原君のTKO勝ち。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 粟生隆寛さん

② 特にナシ

③ 特にナシ

 

 

 

2月28日の後楽園ホールは松本亮さんの世界戦があったんだけど、

アンダーカードで出場した平岡アンディさんや溜田剛士さんも岡田誠一さんも、

其々の相手は緊張感を抱かせるようなボクサーでは無かったし、

唯一気になったのは出田裕一さんの移籍初戦で1年振りの試合だったんだけど、

そもそも松本さんが勝利するのはかなり難しいんじゃないかって、

正直そう思ってたもんで欠席したんだよね。

 

松本さんが世界ランカーになったのは2015年で、

当時WBCの10位を倒して世界ランクをゲットしたんだけど、

その後はタイ、フィリピン、メキシコ×2ってノーランカー相手に3勝1敗で、

日本ランク10位だった坂本英生さんに勝った後に、

またもやノーランカーのインドネシア人相手に2戦してのこの日だった訳で、

殆ど緊張感を強いられないような相手との試合だけで、

いつの間にかWBCの他、WBAやIBFのランキングも交互に上乗せされて、

直近の試合ではWBC15位とWBO14位だったんだけど、

最終的にはWBAの13位っていう資格での挑戦ってことで、

ちょっと訳が解らないところもあったんだよね。

 

D・ローマンはKO率は35%ほどしかない基本的にはフルラウンドボクサーで、

それで119-109×2、118-110っていう結果はほぼ彼の思惑通りだった訳で、

試合内容は全く知らないんだけど結局は、松本さんの完敗ってことで……。

 

出田さんも勢いを増しつつあるクウエ・ピーターさんにはシンドかったみたいで、

惜しくも0-2負けしてしまったんだよね。

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