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2018年1月

2018年1月31日 (水)

後楽園ホール・1月30日

 

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「さあ、帰るからね……。」

 

 

 

中9日のボクシングは久し振りの感が強かったんだけど、

年が明けて初めて会う人も多くて、

10countジムの村越マネとも明けましておめでとうございますだったね。

 

 

 

昨日は4回戦と6回戦のみの試合だったもんで、

ボクシングファンと言うより特定のボクサーやジム付きのサポーター達が多くて、

試合ごとの観客の出入りがやたら目に付いたんだわ。

 

 

去年の暮れ、内藤律樹さんに敗れたジェフリー・アリエンザなんだけど試合後、

ちょっと声を掛けに行った際に武士道ボクシングさんに写真を撮って貰って、

それが出来上がったって事で有り難く頂いたんだよね。

 

 

昨日は元々は11試合が組まれてたんだけど、

1試合が中止になって全部で10試合ってことで……。

 

 

 

① 西川宏次郎君(八王子中屋)×上原裕三君(川崎新田)

                            ………W 4R

デビュー戦の29歳・愛知県と、デビュー戦の36歳・神奈川県。

 

お互いに年齢の進んだ同士のデビュー戦だったんだけど、

定年間近の上原君は明らかに思い出系の試合だと思ったんだけど、

黒田雅之さんとか古橋岳也さん達も応援に駆け付けてたんだよね。

 

隣の男女はこの試合には全く興味が無いらしくて、

笑いながらのやたらのお喋りがウザイウザイでいきなりの席移動だったんだわ。

 

<1R>

二人共、シッカリ感に欠けた緩い立ち上がりで、

特に上原君は何となく気持ちが入ってないような感じさえあって、

殆ど有効打は無かったんだけど出してた手数は西川君が圧倒してたなあ。

 

<2R>

上原君はバランスを崩した体勢から無理に打ち出すことが多いもんで、

威力的にも精度的にも今一感が強かったんだけど、

西川君の方も右ショートフックがチョップ気味になることが多かったなあ。

 

<3R>

同じような調子でやってると上原君は延々の手数負けになる訳で、

どこかで吹っ切って飛ばさないと悔いを残しそうな感じだったんだけど、

性格的な真面目さを感じさせるようなパフォーマンスではあったんだけど、

殴り合いってことになると今少しの乱暴さが足りてなかったんだわ。

 

気持ち的に後れを取った上原君は体力的にも爆発し切れず、

消耗が進んだか全体のスピードも落ちていってクリンチが増えていったんだわ。

 

勝てそうな感じを強くしたような西川君が更に攻め込みの勢いを増していって、

上原君を追い込み追込みしていった1分20秒過ぎ、

西ロープ際で綺麗な右ストレートを打ち込んで大きく上原君の頭を跳ね上げて、

こりゃそろそろ危ないなあって思った直後に陣営からのタオルインで、

1分23秒、西川君のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

② 松本章君(沼田)×谷川生馬君(厚木ワタナベ)……SB 4R

1勝(1KO)0敗のサウスポー、27歳・東京都と、

0勝0敗1分のサウスポー、27歳・神奈川県。

 

<1R>

比較的細身でリーチがある同士だったんだけど、

プレスから先手を取り続けたのは松本君で、

谷川君の方も残り1分から手数をアップさせてたんだけど、

腕振りの鋭さの比較では松本君がかなり上回ってたんだよね。

 

<2R>

二人共、まだ第2ラウンドだっていうのに何だか休み休みになってて、

どうなるのかなあって見てた残り1分10秒、

松本君の左ストレートがカウンター気味にヒットして谷川君が膝着きダウン。

 

大きなダメージを残すことなくリスタートした谷川君が気持ち立て直しての挽回で、

勢い的には松本君を上回ってたんだけど、残念ながら前へ出るだけに留まってて、

有効ヒットに繋げられないままだったんだわ。

 

 

ってことでこりゃ勝負あったなあってことで離席したんだけど、

あれから谷川君も踏ん張ったみたいで最終ラウンドまでいったんだよね。

 

それでも勝ち負けってことになると歴然だったみたいで結局、

40-34×3ってことで松本君の圧倒勝ちだったんだわ。

 

 

 

③ 花森成吾君(JBS)×蒲山直輝君(小熊)……SF 4R

3勝(1KO)2敗(1KO)の29歳・東京都と、

3勝(1KO)2敗(1KO)1分の21歳・埼玉県。

 

この試合は昨日の試合の中では結構期待してたんだけど、

蒲山君の計量失敗で中止になってしまったんだわ。

 

 

 

④ 栗原拓也君(10count)×佐藤諄幸君(厚木ワタナベ)

                            ………SFe 4R

0勝2敗(1KO)1分の18歳・神奈川県と、1勝0敗の20歳・神奈川県。

 

<1R>

二人共、構え方とかパンチの形とかはとってもシッカリしてたんだけど、

とにかく佐藤君が最初の2分間を丸々無為にやってる感じがして、

少なくとも攻めてる感じは出してたって事でまずは栗原君がポイントゲット。

 

<2R>

何だかお互いマスボクシングみたいになってきて、

栗原君の勝ちたい気持ちは伝わってきたんだけど、

それでもまだまだ手数的には水準に達してなかったんだわ。

 

<3R>

佐藤君はこのままマッタリやり続けるつもりなのか、

そんなんでセコンドは何も言わないのかって思い始めたと同時に、

佐藤君の左ボディが実にとっても角度のいい喰い込みを見せ始めて、

出来るなら最初っからやりなさいよって感じだったんだわ。

 

栗原君の方は一旦劣勢になると尻込みが目立ってしまって、

直ぐに下がってしまってたし、明らかに左ボディを嫌がってたんだわ。

 

<4R>

ボディを打たれるのを極端に嫌がる余り栗原君、

上の方のディフェンスが疎かになってしまったその瞬間、

佐藤君に右ストレートを直撃されてしまって開始即の14秒にダウン。

 

何とか立ち上がった栗原君はリスタート後もかなり踏ん張って、

決死の打ち合いを仕掛けて行って、いいタイミングで何発か当て込んでたんだけど、

やっぱり渾身の力は込め切れてなかったみたいで、

最後の右フックの相打ちの直撃度は圧倒的に佐藤君の方で、

体を捻じられるような衝撃を受けてしまって、西ロープ前で昏倒ダウン。

 

余りに倒れ方が激しかったもんでレフェリーも即のストップエンドで0分59秒、

佐藤君の見事なTKO勝ちだったんだわ。

 

 

それにしても佐藤君、序盤の2ラウンド分を無駄に使ってたのは要反省で、

最初っから全部見せるのを控えてたのかも知れないんだけど、

それでも簡単にポイントを渡してしまうっていうのはダメだと思うんだよね。

 

それでも一旦攻勢に出た時の攻撃の組み立ては実に魅力的で、

また是非見たいと思うボクサーだったんだわ。

 

 

 

⑤ 千葉勇輔君(沼田)×野口貴彦君(オークラ)……SB 4R

2勝(1KO)1敗の35歳・埼玉県と、1勝1敗(1KO)1分の26歳・東京都。

 

千葉君は2003年デビューのこれが4戦目の35歳ってことで、

去年デビューしたばかりの10歳ほども若い相手にはシンドイんじゃないかって、

試合開始前は思ってたんだけどね……。

 

<1R>

野口君は実にとっても極端な戦い方をするボクサーで、

距離とタイミングを見計らって突っ込んでの一気のブンブン丸で、

ジャブなんかどこの世界の話?って感じだったんだわ。

 

上背とリーチが優位な千葉君はジャブを多用して距離キープするかって、

そう思ってたんだけど、これが結構同じような粗っぽさと雑さを備えてて、

相手の戦い方を受けて立つって感じだったんだわ。

 

<2R~3R>

乱闘に近い中、ヒットが目立ってたのは千葉君の方で、

野口君は少し飛ばすと息が上がるようになっての休み休みだったんだけど、

中盤以降は千葉君も消耗が進んだようで、

ガチャガチャ度が上がってしまったモンで一旦休憩タイムゲット。

 

 

野口君の方が余計に休みたがってたように見えたもんで、

勝負的には千葉君かなあって思ってたらやっぱりその通りで結局、

40-37×3ってことで千葉君の圧倒3-0勝ち。

 

 

 

⑥ 大保龍球君(神奈川渥美)×齋川卓也君(ワタナベ)           

                             ………Fe 4R

2勝(1KO)1敗の22歳・沖縄県と、2勝(1KO)0敗の22歳・茨城県。

 

宮田ジムの石田凌太さんと松澤拳君が大保君の応援に来てたんだよね。

 

<1R>

最初に仕掛けたのは大保君の方だったんだけど、

二人共、いきなりの大殴り大会で、先制した大保君が勢いのままの押せ押せで、

1分20秒過ぎからは小さく強い連続打ち込みが叶って、

早くも斎川君の顔面がかなり赤くなってきたんだわ。

 

大保君が巧いこと上下に打ち分ける中、

斎川君も立て直してガンガンの攻め返しで迫力満々だったなあ。

 

<2R>

前の回に若干飛ばし過ぎたような大保君が一息入れる中、

手数的にはまだ遅れはとってたものの斎川君、

有効打的に僅差ポイントバック。

 

<3R>

開始7秒、ガッツン右の相打ちで思わず下がってしまったのは斎川君の方で、

1分半前からの打ち合いも大保君が征してたんだけど、

このラウンドの彼は敢えて無茶な打ち合いに行かず、

却ってヒット&アウェイを心掛けてるかのようだったんだわ。

 

ただ、斎川君の残り1分からの挽回にも目覚ましいモノがあって、

右ショートをカウンター気味に3発打ち込んでスコアを微妙に戻して、

このままだと斎川君ポイントも有りそうな様相だったんだけど、

そのすぐ後の大保君の右フックがラウンドポイントを決定付けたんだよね。

 

<4R>

お互いに大きく緩むってことが全く無くて、

スコア的には微妙だっていうのは二人共に解ってたような最後の激闘で、

右ストレートを含めた最初の1分半はまずは斎川君が優勢で、

その後大保君も手数アップしていったんだけど、

やっぱり有効ヒット的には斎川君が征したまま終了ゴング。

 

 

ってことで自分は38-38だったんだけど結局、

40-36×2、39-38ってことで大保君の3-0勝ちだったんだけど、

自分的には40-36はないんじゃないかって思ったんだけどね……。

 

 

試合後暫くしてロビーで友人達に囲まれてた龍球君の傍に龍斗君がいて、

1歳下の龍球君の方が背が高かったんだよね。

 

自分にも年子の弟がいるんだけど、

子供の頃、その弟がとって生意気でケンカが絶えなかったんだけど、

貴方のところはどお? って聞いたら 「弟は今でも生意気です。」 って笑ったんだわ。

 

 

第7試合はタイボクサー相手の女子戦だったんだわ。

 

 

⑧ 何チャラ・サイトーン×石澤開君(M・T)……Mm 6R

11勝(4KO)7敗2分のタイと、2勝(2KO)0敗の21歳・神奈川県。

 

2Rで終わった女子戦に続いてのタイボクサー戦だったもんで、

連続スルーしたんだけどやっぱりすぐの1Rで終わってたね。

 

 

 

⑨ 片桐康喜君(草加有澤)×関根翔馬君(ワタナベ)

                         ………SL 6R

5勝(1KO)2敗2分の30歳・埼玉県と、

4勝(1KO)5敗(2KO)2分の31歳・東京都。

 

決定力に欠ける同士の頑張り比べだったんだけど、

お互いに随分近いところで始めてて結局、

最後まで揉み合い主体の遠くからでは判別し難い試合になってしまって、

有効打と看做し難いパンチの応酬が続いてたんだわ。

 

それでも中間からの最初の1発は常に片桐君からで、

その分関根君の仕掛け遅れが目立ってしまって、

後は揉み合いに賭けるっていう戦法に限られてしまったんだわ。

 

片桐君が本来はどういう距離でやりたいのかは解らなかったんだけど、

それでも狭いところから当て込むスキルは関根君を上回ってたかなあ。

 

 

いずれにしてもポイントの分かれ目を探るのがシンドクなってしまって、

自分は3Rで離席してしまったんだけど結局、

58-57×2、57-58ってことで片桐君が僅差2-1勝ちしたんだわ。

 

 

30歳と31歳の二人は必ずしも先が長いとは言えず、

色々試してる時間は無いのかも知れないんだけど、

中間距離からのもう少し刺激的な試合を心掛けたらどうかなあ……。

 

 

 

⑩ 諏訪佑君(10count)×佐川遼君(三迫)……Fe 6R

5勝(1KO)1敗1分のサウスポー、20歳・神奈川県と、

2勝(2KO)1敗(1KO)の23歳・青森県。

 

昨日一番期待してたのはこの試合だったんだけどね……。

 

6倍ものアマチュアキャリアを誇る佐川君は、

加藤トレ、横井トレ、三浦仁君の3人体制ってことでリングサイドには、

永田大士さんとか岩井大さん、有岡康輔さん、田中教仁さん達が一杯だったね。

 

<1R>

本人達も会場にも緊張感が満ちた立ち上がりだったんだけど、

前の手を巧く使ってた佐川君が諏訪君を困惑させ続けてたんだよね。

 

残り14秒にようやく諏訪君が右フックを薄くヒットさせて、

これでポイントゲットかと思わせた直後、佐川君のお返しの左フックがヒットして、

これも大きな有効打って程ではなかったんだけど、

序盤の3発の右ストレートボディと合わせ技一本って感じのポイントゲット。

 

<2R>

相変わらず佐川君の前の手は邪魔だし、思いの外懐も深いしってことで、

諏訪君がやり難そうにしてるのが手に取るように伝わってきて、

このラウンドも殆ど目ぼしいショットを打てないまま、

またしても薄い当たりの右ストレートを2発貰ってしまったんだわ。

 

佐川君には少しばかりの余裕が見え隠れしてきたんだけど、

前髪を気にしながらのパフォーマンスは正直自分的には今一だったけどね。

 

<3R>

今一だったのは諏訪君も同じで、まだまだ色んな躊躇が見えてたし、

入り方の工夫をし切れないままの攻めあぐみが目立ってきて、

結果的には圧倒的な手数不足に繋がってしまったんだわ。

 

佐川君に誘われて打っていくところにカウンターを合わされるって、

そういう負の妄想から離れられないようでもあって、

どうやって攻撃のきっかけを掴もうかって悩みまくってるみたいだったんだよね。

 

<4R>

実は佐川君の攻撃についても首を傾げることが多くて、

楽なカウンター戦法一本槍のまま、自ら攻め立てる場面が少な過ぎて、

上手に勝つ安全運転の延々のアマボクシングを見せられてるようで、

そんなことやってて面白いのかって感じだったんだよね、実は……。

 

一方の諏訪君も戸惑いが消えないまま、踏み込みは一次で終わってたし、

展開やリズムを変える工夫と努力に欠けたままで、

要するにブッチャケ全く詰まらなくなってしまったモンで、ここで堂々の離席。

 

 

この試合に関する評価はジャッジも色々で、

只の6回戦でこんなに割れるかっていうほどのバラバラ採点で結局、

60-55、59-56、58-57ってことで佐川君の3-0勝ちだったんだけど、

ボクサーやジャッジ達5人全員、もっと真面目にやれって感じだったんだわ。

 

 

自分が一番納得し難かったのは勝利インタビューの中で佐川君が、

「8オンスのグローブで殴り合うのはまだ怖くて積極的に行けなかった。」

って言ってた台詞で、それは正直な感想で事実なのかも知れないんだけど、

その種の発言は絶対ジム内だけに留めておくべきで、

試合相手に対しても、見てた観客に対しても失礼この上ない訳で結局、

諏訪君はビビりながらやってた相手にビビッてたことになる訳で、

自分はそういう試合を見せられたってことになってしまったんだよね。

 

 

 

⑪ 大嶋剣心君(帝拳)×金澤宣明君(ワールドS)……B 6R

3勝(3KO)1敗の22歳・青森県と、0勝1敗1分の23歳・東京都。

 

<1R>

金澤君が事前に知ってたか不明ではあったんだけど、

例の如くまずは大嶋君が威嚇の大仕掛けの攻め込みで、

一瞬対応の遅れた金澤君が後手に回っての危険な被弾から始まったんだわ。

 

二人共、若干右を決め打ちし過ぎる中、

振りの大きい大嶋君の間隙を金澤君が狙えるかに懸かっていったんだわ。

 

<2R>

パンチをカッチリした感じで打ててたのは金澤君の方で、

最初の30秒間で本来の姿を取り戻したような感じだったんだわ。

 

その金澤君が徐々にプレスを効かせていった残り19秒、

大嶋君が右フックをカウンターヒットさせたんだけど、残念少し浅くて、

序盤の有効ヒットの多さで金澤君がポイントバック。

 

<3R>

ラウンド中盤以降はお互いに雑なイッセノセ系になってしまったんだけど、

それにしても二人共、殆どまともなボディブローを打っていかないんだわ。

 

開始40秒ほどのところでの返しの左フックの有効度で金澤君が連続ポイント。

 

<4R>

相変わらず力んだファーストコンタクトで終わってしまうことが多かったんだけど、

何とか何とかって感じで返しのショットに配慮してたのは金澤君の方で、

大嶋君の顔面の赤味が徐々に増していったんだわ。

 

このラウンドも金澤君優勢のままに終わるのかと思われた残り4秒、

大嶋君の右から左のフックが目覚ましく連続ヒットしての挽回ポイントゲットで、

これで丁度イーブンってことで……。

 

<5R>

正面切った打ち合いになると金澤君の返しの方が正確で、

必ずしも打ち負けてはいなかったんだけど大嶋君、

もう少し小さく鋭く振った方がいいと思ったんだけど、

このラウンドは途中から急に冷静になったか、あるいは少し効いてしまったせいか、

結果的に適度な距離を維持しながら、下がりながら、サークリングしながら、

金澤君が打ち込んで来る寸前に軽いパンチを小気味よくヒットさせてたんだわ。

 

<6R>

微妙なスコアの中、二人の戦う気持ちと体力は十分に維持されてたんだけど、

お互い、もう少しスムースな流れが欲しいけどなあっていう要望は無理の無理で、

フルショットの嵐は限界に近くなっていって、

ヘバリが進んでたのは大嶋君の方だったのかも知れないんだけど、

それでも必死の打ち出しで結構いいヒットを積み重ねてたんだよね。

 

 

ってことで自分は58-56で大嶋君だったんだけど結局、

58-56、57-57×2ってことで金澤君から見ての1-0ドローだったんだわ。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 大保龍球君

② 佐藤諄幸君

③ 斎川卓也君

 

 

 

昨日は4回戦の中にルーキーズ・トーナメントとC級トーナメントが組み込まれてたし、

最後の3試合はB級トーナメントだったんだってね。

2018年1月28日 (日)

2月のボクシング

 

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「誠にどうも申し訳ありませんでした……。」

 

 

 

月末月初に試合が連なってるもんで、少し早目ではあるんだけど、

2月のボクシングスケジュールなんだわ。

 

28日の世界戦をどうするかまだ未定なもんで、

今のところ参戦を決めてるのは5ボクシングだけなんだけど、

中身的には相当そそるものがあるんだわ。

 

 

 

≪2月のボクシングスケジュール≫

*左側が勝者予想、敬称略。

 

・2月 1日……(後楽園) オール4回戦。

甲斐龍八×碇瑠偉。

 

 

・2月 3日……(後楽園)

末吉大×大里拳、波田大和×坂田尚樹、中村駿介×高橋克俊、永野祐樹。

 

 

・2月 4日……(沖縄)

比嘉大吾×モイセス・フエンテス。

 

 

・2月 7日……(バンコク)

望月直樹×エクタワン・クルンテープトンブリ。

 

 

・2月 8日……(後楽園)

吉野修一郎×斉藤正樹、勅使河原弘晶×ジェーソン・カノイ、

星大翔×吉村鉄也、石川春樹×小嶋夏生、谷口将隆。

 

 

・2月18日……(広島)

澤田京介×三宅寛典、芝田モート。

 

 

・2月20日……(後楽園)

成田永生×佐々木左之介、渡久地辰優×阿部義樹。

 

 

・2月26日……(後楽園)

富岡樹×湯場海樹、田之岡条×渡辺健一、山下賢哉×木村隼人、

戸部洋平×長井一、齋藤裕太×岡本ナオヤ。

 

 

・2月28日……(後楽園)

松本亮×ダニエル・ローマン、溜田剛士、平岡アンディ、岡田誠一。

 

 

 

≪2月ボクシング期待度ベスト15≫

*左側が勝者予想、敬称略。

 

① 末吉大×大里拳

② 富岡樹×湯場海樹

③ 勅使河原弘晶×ジェーソン・カノイ

④ 山下賢哉×木村隼人

⑤ 田ノ岡条×渡辺健一

⑥ 吉野修一郎×斉藤正樹

⑦ 星大翔×吉村鉄也

⑧ 成田永生×佐々木左之介

⑨ 戸部洋平×長井一

⑩ 波田大和×坂田尚樹

⑪ 齋藤裕太×岡本ナオヤ

⑫ 中村駿介×高橋克俊

⑬ 渡久地辰優×阿部義樹

⑭ 石川春樹×小嶋夏生

⑮ 甲斐龍八×碇瑠偉

 

 

メニュー的な充実度では2月26日が抜けてると思ってるんだけど、

比嘉大吾さんと松本亮さんの二つの世界戦も目が離せないんだよね。

2018年1月26日 (金)

日記 (1/26)

 

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「これだけ真ん丸になれるヤツはいねえだろうがあ。」

 

 

 

弁護士法が緩和されたせいもあって、

この10年で弁護士が1.5倍に増えて初めて4万人を超えて、

コンビニとか歯医者の競合と同じような状態になりつつあるんだわ。

 

だから最近の弁護士の中には地道な活動を放棄して手っ取り早く稼ぐために、

消費者金融の過払い利息分の返還取り立て業務に血眼になってて、

電車の中吊り広告とかラジオ、テレビのCMに溢れてるんだよね。

 

彼らは何年も前の分まで取り戻してやるって息巻いてるんだけど、

年がら年中安易にそんなことを主業務としてる弁護士なんてものは、

何となく恥ずかしいというか、ゲスっぽいって思ってるのは自分だけなのか……。

 

 

 

昨日、48年振りの寒波に襲われた東京の最低気温はマイナス4℃ってことで、

今まで低くても2℃ほどだった朝のバルコニーはマイナス1.5℃だったんだわ。

それでも日中の南バルコニーは陽だまりが心地いいし、

壁掛けの温度計は21℃にもなるんだよね。

 

寒波が来る3日前の22日は予報より早い昼前後からの雪降りで、

景色が消えるほどの吹雪は見ててとっても刺激的ではあったんだけど、

すぐ近くの首都高の側壁に突っ込んだ引っ越し業者のトラックが中々動けず、

直後に入口規制があったもんで結局撤去されたのは48時間後だったし、

首都高が開通するまでに24日の夜までかかったんだわ。

 

 

その雪降りの22日、青木クリスチャーノさんが角海老ジムでの初練習ってことで、

ボクモバの記事に奥村トレとのミット練習の写真が出てたんだよね。

 

奥村トレも青木さんもジム移籍に関して事前に色々話しを聞かせて貰ってたから、

その二人が一緒に練習してる写真を見るのは実に感慨ひとしおで、

奥村トレは今新婚旅行中だから帰国後時間を見計らって一度ジムへ行って、

二人の練習姿を是非見たいと思ってるんだよね。

 

青木さんは4月7日の角海老ジム興行に出場することが決まってて、

移籍初戦の久し振りってことでタイボクサー相手の6回戦なんだけど、

色々あった青木さんの再スタートをみんなも是非見て上げて欲しいんだよね。

 

 

 

例年1月、2月はボクシングの試合は枯れ気味なんだけど、

2月~4月にかけて大きな試合を控えてるボクサーは結構沢山いて、

彼らは今密かに自らを鍛え上げてる真っ最中なんだけど、

10日ほどもボクシングの間隔が開いてしまうと、自分には特別やる事がなくて、

音楽と映画と読書三昧ってまるでエセ文化人のような生活になってしまって、

外は寒いもんでチャリは遠のいてしまってるし、

ゴルフの打ちっ放しくらいが唯一運動らしい運動になってるんだわ。

 

 

 

今年の中央競馬は1月6日から始まって7日間を終えたんだけど、

その間自分は7レースに参加して馬単を1レースゲットして軽くプラススタートで、

明日明後日の2日間で回収率の大幅アップを狙っていくんだわ。

 

JRAには現在120名弱の騎手が登録されてるんだけど、

その成績には開始1ヶ月弱で既に大きな差が生じてて、

第1位の騎手は既に1,280万円も稼いでいるのに対して、

第50位の騎手は215万円で、第100位の騎手に至っては僅か15万円なんだわ。

(騎手の取り分を賞金総額の5%と設定)

 

どの分野でも勝負の世界で生きていくっていうのはこういう事な訳で、

才能と努力の兼ね合いが結果の全てを決めていくんだよね。

2018年1月23日 (火)

石本康隆さん……。

 

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“最後の咆哮”

(ボクモバさん、ボビーさん、ちょっと貸りました。)

 

 

石本さんのラストファイトは結局去年11月4日の後楽園ホールでの試合で、

中川勇太さんを(現在は中川麦茶さん)相手に77-76×2、76-77って、

如何にも石本さんらしい2-1勝ちだったんだけど、

上の写真はその時の石本さんの最後の咆哮なんだわ。

 

 

石本さんは去年2月、ランク1位だった久我勇作さんとの日本タイトル戦で、

1Rにいきなりダウンを喰らってしまった次の2Rに衝撃のTKO負けをしてしまって、

SB級の王座から陥落してしまったんだわ。

 

二人共よく知ってるボクサーだったもんで、

試合の結果に実に複雑な思いをしたことを今でもよく憶えてるんだよね。

 

 

あの試合の後、石本さんは頭に引退の2文字がよぎったもんで、

本田会長に進退伺をしたら、

「そんなんで辞められるのか?」 って言われたとかで現役続行を決めたんだわ。

 

その後7月の復帰調整試合を挟んでのこの日の中川さん戦だったんだけど、

結果的には勝ったものの実はあの試合で彼は早い回に目を傷めてしまってて、

試合後に手術をして今は一応の回復はなったものの、

これから先の人生が長いことを思いやって、

王座挑戦権をゲットしてのランク1位、WBC9位それに、

WBO AP2位を維持したままでとっても勿体なかったんだけど、

大事をとっての今回の引退表明だったんだわ。

 

 

 

≪石本康隆さんのパーソナル・データ≫

1981年10月10日生まれ(現在36歳)、香川県高松市出身、身長171cm。

 

 

≪石本康隆さんの戦いの跡~Match Results≫

・アマ戦績;0勝1敗。

 

・2002年11月16日(後楽園)……4R 米津伸生 3-0 ○

・2003年 9月27日(つくば)  ……4R 高野豪 3-0 ○

・2004年 1月17日(後楽園)……4R 芹江匡晋 1-2 ×

・2004年 7月14日(後楽園)……4R 池田仙三 0-2 ×

・2004年12月 4日(後楽園)……4R 松田貴之 4RKO ○ 

・2005年 4月12日(後楽園)……4R 中川健太 3-0 ○

・2005年 6月14日(後楽園)……4R 臼井祐介 3-0 ○

・2005年 9月27日(後楽園)……4R 白井一彰 3-0 ○

・2005年11月 3日(後楽園)……6R 杉田純一郎 0-2 ×

→東日本新人王決勝戦敗退

・2006年 8月 5日(後楽園)……6R 早野吉男 3RKO ○

・2006年12月16日(後楽園)……6R 阿部伸吾 3-0 ○

・2007年 4月14日(後楽園)……6R 大北正人 2-0 ○

・2007年 8月11日(後楽園)……8R サラゴサ上間 2-0 ○

・2007年12月19日(後楽園)……8R 佐藤洋太 0-3 ×

・2008年 5月30日(後楽園)……8R 永安潤之介 3-0 ○

・2009年 1月21日(後楽園)……8R 橋口竣 3RKO ○

・2009年 4月 7日(後楽園)……8R 菊井徹平 1-2 ×

・2009年11月 7日(後楽園)……8R 和氣慎吾 3-0 ○

・2010年 3月12日(後楽園)……8R 蔦谷貴法 2-1 ○

・2010年 7月20日(後楽園)……8R 小泉雄大 3-0 ○

・2010年12月 4日(後楽園)……8R 川口裕 3-0 ○

・2011年 4月 7日(後楽園)……8R 丸山有二 3-0 ○

・2011年 7月 6日(後楽園)……8R 長井祐太 3-0 ○

・2011年10月15日(後楽園)……8R 塩谷悠 3-0 ○

・2012年 2月13日(後楽園)……10R 芹江匡晋 0-3 ×

→日本タイトル挑戦で敗退

・2012年 9月 1日(後楽園)……8R 田村啓 7RKO ○

・2013年 2月 2日(後楽園)……8R 内田義則 3RKO ○

・2013年 4月 6日(マカオ)……10R バスケス・ジュニア 2-0 ○

→WBO インターナショナル王座ゲット

・2013年 9月 7日(後楽園)……10R イグナシオ・バレンズエラ 3RKO ○

・2014年 2月 1日(後楽園)……10R ズン・リンダム 1RKO ○

・2014年 5月31日(マカオ)……12R クリス・アバロス 8RKO ×

・2014年12月21日(後楽園)……10R 小國以載 0-3 × 

→王座決定戦に敗退  

・2015年 4月 4日(後楽園)……8R 宇津見義広 7RKO ○

・2015年 8月 7日(後楽園)……8R 古橋岳也 3-0 ○

・2015年12月21日(後楽園)……10R 久我勇作 3-0 ○

→王座決定戦でタイトルゲット

・2016年 4月 2日(後楽園)……10R 藤原陽介 3-0 ○

→タイトル初防衛成功

・2016年10月 1日(後楽園)……10R 古橋岳也 10RKO ○

→タイトル2度目の防衛成功 

・2017年 2月 4日(後楽園)……10R 久我勇作 2RKO ×

→日本王座から陥落

・2017年 7月18日(後楽園)……10R アルネル・バコナヘ 7RKO ○

・2017年11月 4日(後楽園)……8R 中川勇太 2-1 ○

→最強挑戦者決定戦に勝利

 

 

☆ 通算40戦31勝(9KO)9敗(2KO)

☆ 勝率;77.5% ・KO率;22.5% 

*単なる数字合わせに過ぎないんだけど、

勝率とKO率の数字と足すと丁度100になって、ちょっと凄いんだわ。

 

 

石本さんがホントに凄いなって思い返すのは実はその対戦相手で、

15年のプロキャリアの最初の11年間の相手は全て日本人ボクサーだった事だし、

最後の最後まで只の一度もタイボクサーを相手に選ばなかった事なんだわ。

 

 

順を追って戦歴を眺めてみると、

最初の5戦を3勝2敗で終えた頃までの石本さんの記憶は自分には全くなくて、

2005年になってやっと彼の名前と姿が一致するようになったんだよね。

 

石本さんが敗れた相手を列記すると芹江匡晋さんに2回の他、

池田仙三君、佐藤洋太さん、菊井徹平さん、クリス・アバロス、小國以載さん、

それに久我勇作さんなんだけど、

一方では中川健太さんや川口裕さん、和氣慎吾さん達に勝利してるんだわ。

 

石本さんと2回戦った相手は全部で3人で、

上記に書いたように芹江匡晋さんには0勝2敗、古橋岳也さんとは2勝0敗、

そして久我勇作さんとは1勝1敗だったんだよね。

 

 

石本さんが初めてランクインしたのは2010年で、

当時ランク7位だった蔦谷貴法さんに2-1勝ちしたのがきっかけで、

(蔦谷さんも中々キッチリしたいいボクシングをするボクサーだったなあ。)

当時のランキングは12位までだったんだけど、

2010年3月度のランキング表の第8位にエントリーされたんだわ。

 

その時のSB級のチャンピオンは芹江匡晋さんで、2位には瀬藤幹人さん、

7位に大竹秀典さん、9位に前之園啓史さん、10位が蔦谷貴法さん、

11位には福島学さんっていう顔ぶれだったんだわ。

 

 

石本さんは3度目の挑戦で日本タイトルをゲットしたんだけど、

それは彼のボクシングキャリアが13年目を迎えた時のことだったし、

そもそもランクゲットするまでに8年もかかってて、その遅咲き加減というか、

彼の苦労人ぶりが自分的には目が離せなくなったんだよね。

 

そういうのはこちらサイドの思い入れだけであって、

石本さんとは特別深い関係があった訳ではないんだけど、

華々しいアマ戦績を引っ下げたボクサーが多い帝拳ジムの中では珍しい存在で、

最初の頃のひ弱さのようなモノは徐々に抜けてはいったんだけど、

よく頑張るけどどこまで行けるかなあって半信半疑で見続けてたんだよね。

 

だから2014年頃から急に強くなっていったのにはホントに驚いて、

2015年に日本タイトルを獲った前後にはとっても失礼だったんだけど、

「貴方がここまで登って来るとは思ってなかったなあ。」 って言ったら、

石本さんは苦笑しながらも 「実は自分もそう思ってるんですよ。」

って返してくれたのが大切な思い出なんだよね。

 

 

 

ボクモバで “石本” っていう名前で検索すると石本純君(ワタナベ)と、

石本康隆さんの二人だけが登場するんだけど、

純君も1年以上試合をしてないし、康隆さんが引退するとなると、

この業界から石本姓のボクサーがいなくなってしまうんだよね。                                                            

 

 

今後石本さんがどうするのかは全く知らないんだけど、

もし後楽園ホールで会うことがあれば、

今までのようにお互い笑顔で挨拶を交わしたいと思ってるんだけど、

華やかなアマ戦績を引っ下げてプロ入りして、

あれよあれよって感じでランキングやタイトルをゲットして、

マスコミへの露出度を高めるボクサーだけがボクサーじゃないって、

自分にそういう確信を持たせてくれた貴重な存在だったんだよね。

2018年1月21日 (日)

後楽園ホール・1月20日

 

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「なあ~んにもする気ないもんね。」

 

 

 

赤穂さんの体調不良でタイトル戦が中止になったっていうのは、

対戦相手の鈴木悠介さんに近しい人から18日に教えて貰ったんだわ。

 

昨日の興行は元々日本タイトル戦一本かぶりの様相を呈してて、

その試合以外は何チャラ・何チャラ相手ばかりの調整試合だけだったもんで、

いっそのこと自分も棄権しようと思ったんだけど思い直して、

チャールズ・ベラミーの移籍初戦を応援しに行くことにしたんだわ。

 

 

それにしてもTV生中継のメインイベントが欠けるっていうのは実にシンドイ訳で、

赤穂さんは2年ほど前にも白石豊土さんとの試合で同じようなことがあって、

これが2回目でもあるし、今回は迷惑が掛かる範囲が半端じゃないから、

多少のサスペンデッドでは済みそうにないんだよなあ……。

 

 

ホールに入ってすぐ鈴木悠介さんと大変だったねって挨拶を交わしたんだけど、

その後彼はチケットをキャンセルしなかったサポーターの人達に

丁寧に挨拶し回ってたんだわ。

 

自分はこの日最前列をキープしてた筒井さんとも色々話したんだけど、

暫くして三迫会長も来られてからは並んで一緒観戦だったんだよね。

 

 

 

試合開始直前、帝拳ジムの石本康隆さんとバッタリで、

彼はつい先週に引退を表明したばかりで、

その後の目の回復具合なんかを聞かせて貰ったんだけど、

結構このブログを読んでくれてるみたいで嬉しかったなあ。

 

 

横浜光ジムの瀬川トレとかこの日出場の松永宏信さんとも挨拶交わした後、

石井会長とか帝拳の長野マネの姿も見えたんだけど、

ちょっと挨拶し難かったまま始まり始まり……。

 

 

 

① 高橋利之君(協栄山神)×森山敏彦君(F赤羽)

                       ………58㎏ 4R

0勝1敗の18歳・神奈川県と、0勝3敗(3KO)の36歳・広島県。

 

森山君は5月には37歳になるから、それまでに何とか1勝をってことで、

ただもしこの試合で負けたら4連敗になってしまうから、

5月に試合するのは無理な訳で、事実上これが最終戦ってことだったんだわ。

 

そういう事情のおおよそは事前に承知してたんだけど、

西板席の最後列に移動したところにF赤羽ジムの顔見知りのトレーナーさんがいて、

より詳しく説明してくれたんだわ。

 

<1R>

そんなこんなで思わず自分も何とか頑張れって力が入ったんだけど、

相手より一回り体格が大きい森山君は正直残念としか言いようが無くて、

それでベストのパフォーマンスなのかってほど動きが緩慢だったんだよね。

 

相手の高橋君の方も初勝利目指し組だったんだけど、

倍ほどの年齢差は如何ともし難かったみたいで、

森山君は気後れ感と手遅れ感の両方が目立ってたんだよなあ。

 

求められる標準的な手数も足りないままの森山君は追い込まれる一方で、

いきなりの危機が見えてきてしまって、

高橋君の細かい手数だけが際立ってたんだわ。

 

<2R>

気を取り直した森山君が攻勢に転じた開始即の11秒、

高橋君の右ストレートがヒットして、一瞬森山君が体勢を崩してしまって、

そこから高橋君の追撃と森山君の反撃とが激しくぶつかり合ったんだけど、

30秒ほどが経った0分47秒の北ロープ前、

またもやの高橋君の右ストレートがクリーンヒットして思わず森山君がダウン。

 

何とかリスタートした森山君も必死に立ち向かっていったんだけど、

更に勢いを増して勝利にまっしぐらの高橋君を捌くのは如何にも無理そうで、

巧いこと上下を打ち分けられた後に右ストレートをまたもや直撃被弾、

残り1分24秒、赤コーナー近くに倒れ込んでしまったんだわ。

 

 

そこに至るまでに既にそこそこ危なっかしかったもんで、

ダウンした途端のレフェリーストップエンドで1分38秒、高橋君のTKO勝ち。

 

 

自分の周囲にいた人達の殆どが森山君の応援だったみたいで、

次の試合が始まる頃は西板席は自分を入れて僅か4人になってしまったんだわ。

 

 

 

② 玉山将也君(帝拳)×シラチャイⅠ号……W 8R

9勝(5KO)1敗の24歳・北海道と、10勝(2KO)2敗の31歳・タイ。

 

玉山君がチャチャッと片付けてしまうって思ってたもんで、

同じく遠目から見てたんだけど、シラチャイⅠ号が踏ん張ったっていうより、

玉山君の余りの不甲斐無さの方に驚いてしまったんだわ。

 

<1R>

シラチャイⅠ号は普段はムエタイの選手なんだろうなあってことは、

彼が殆どジャブを打たないことですぐに知れたんだけど、

それならってことで玉山君も長く時間をかけるつもりもないって感じで、

狙いまくっての一発狙いオンリーで実に粗っぽいというか雑な立ち上がりで、

相手の手数の少なさに乗じた乱暴過ぎるほどのボクシングだったんだわ。

 

<2R>

玉山君の単発力技が改まらなくて、もう少し緩急というか、

スムースな流れの中からの攻め込みが見たかったんだけど、

相手の雑なボクシングに合わせてしまってるって感じだったんだわ。

 

勿論ポイントを獲られそうな感じは全く無かったんだけど玉山君、

自分としては彼のもっと繊細なボクシングを期待してたもんで、

全ての攻撃が利き腕で終わるような雑々さは残念過ぎで、

ひたすら一発ドカンをブチ込んで豪快に倒し切りたいだけの彼はちょっと違くて、

で、勝手に見切りを付けて少し腹立ち気味に一旦離席したんだよね。

 

 

5Rの様子を通路から見てたらまだ同じような事を繰り返してて、

何だかシラチャイⅠ号とそこそこ対等になってしまってたんだよね。

 

剛腕とはいえ同じような強さのパンチには打たれ慣れてしまうって感じそのままで、

結局8Rまでズルズルいって玉山君の残念至極で終わってしまったんだわ。

 

 

勿論結果は大差判定の3-0で80-73、79-73×2だったんだけど、

この日の彼は今までで最悪だったと思ったなあ。

 

 

 

③ 松永宏信さん(横浜光)×スチャット・何チャラ……SW 8R

11勝(5KO)1敗(1KO)のランク6位、サウスポー、30歳・愛知県と、

8勝2敗の31歳・タイ。

 

松永さんは玉山将也君とは2015年の東日本新人王の決勝戦で戦ってて、

その時は松永さんがほぼフルマークの3-0勝ちしたんだけど、

その実力差をそのまま出せるかってことだったんだけど、

松永さんは初っ端から相手を威嚇しまくって、

途中少し空回りするようなところもあったんだけど、

大型爆撃機の絨毯爆撃のような広域的破壊力で圧倒して3R2分43秒、

スチャット・何チャラを赤コーナーポストに追い込んで豪快なストップエンド。

 

 

この試合もジャブを打って来ないムエタイ相手を早目に見切っての作戦成功で、

相手の倍ほども小刻みなリズムがとっても有効だったし、

ケガで1年振りほどの実戦だったんだけど、

ガンガン勝負が出来てたからもう全快全開だったんだわ。

 

 

 

松永さんの試合は南席から見てたんだけど、

この間公開B級プロテストを受けた杉田ダイスケ君が声を掛けてくれて、

彼のこれまでのキャリアを聞かせて貰ったんだけど、

彼は以前中屋ジムにいたこともあって、鈴木悠介さんの応援に来たってことで、

その後もう一つのジムを経由してワタナベジムに至るまでを教えて貰ったんだわ。

 

杉田君はアマ時代に鈴木さんと試合をしたことがあったそうだし、

最近は勅使河原弘晶さんともスパーしたって言ってたなあ。

 

年内にタイでもネシアでもいいからチャチャッと2連勝してA級昇格して、

今年中にはIBFでもWBAでもいいから地域タイトルランカーになれば最高で、

実は彼はもう29歳だからチンタラやってはいられないんだよね。

 

 

 

④ ジェロニル・ボレス×中谷潤人さん(M・T)……52.5㎏ 8R

8勝(5KO)3敗(1KO)1分のOPBF5位、21歳・フィリピンと、

13勝(10KO)0敗のOPBF4位、国内7位、サウスポー、20歳・三重県。

 

昨日の試合の中では唯一実力が近い同士じゃないかって思ってたもんで、

この試合が自分的なメインだったんだよね。

 

<1R>

OPBFのハイランカー同士だったもんで期待感が募ったんだけど、

頭半分ほど上背のある中谷さんが初っ端から適切な距離を維持してて、

詰まったところからの馬力には見るモノはあったんだけどボレス、

中谷さんの足の長いジャブに困らされてるような感じの立ち上がりだったんだわ。

 

最初のぶつかり合いは開始1分28秒で、

お互いの右フックが相打ち気味になったその時で、

途端にボレロの方がバタバタって2~3歩ほど後退というか弾かれてしまって、

それを見た中谷さんが一気の追い込みで、

それはちょっと 「こんなんで効いてしまったの?」 って感じの一瞬の間の直後で、

中谷さんは2発目の左アッパーを1発目とほぼ同じ軌道で打ち込んで、

それは相手との一瞬の距離の具合で顎かボディに当たれって感じだったんだけど、

結局みぞおち辺りに強烈に喰い込んで、ボレロは一発ダウンしてしまったんだわ。

 

見てても実に痛そうだったボディショットは1分45秒でのことだったんだけど、

前のめりに倒れ込んでしまったボレロはテンカウントが過ぎても起き上がれず、

結局1分56秒、中谷さんの強烈なKO勝ちだったんだけど、

周囲からは 「やっぱ凄いねえ。」 の声が幾つも聞こえてきたんだよね。

 

 

 

⑤ 千葉開君(横浜光)×ブライアン・ロベターニャ……B 8R

7勝(6KO)0敗のOPBF B10位、24歳・沖縄県と、

12勝(10KO)4敗(1KO)3分のOPBF SB10位、26歳・フィリピン。

 

これもOPBFのランカー戦だったんだけど、

二人の勝率から判断しても多分千葉君が快勝して、

12月度ランキングから押し出されたのを取り返すんじゃないかって……。

 

<1R>

ロベタ―ニャのボクシングも解り易くて、

中間距離からの振り被るような右オーバーハンド一本槍で、

そんなのは簡単に当たらないぞおって見てたんだけど開始1分、

何となんとその特大右フックが直撃して千葉君が一瞬グラついてしまったんだわ。

 

ただそこからの千葉君の反撃も目覚ましくて、

残り1分からは殆ど一方的な攻め立てで、

ロべターニャは南ロープに釘づけにされてしまって、

何とか凌ぎ切りはしたんだけど最後はかなり危なかったんだわ。

 

<2R>

ロべターニャはショートブローが巧くなくて相変わらず右フックオンリーのままで、

千葉君は合間を縫って上下に鋭い打ち込みを重ねて、

この回もロネタ―ニャは山ほどのボディブローを貰ってシンドそうだったんだわ。

 

<3R>

タイボクサーなら簡単に諦めてしまうようなところをロべターニャは立て直して、

初っ端からガンガンの気合い攻めだったんだけど、

やっぱり精度的には今一感が強かったし、

一段落も解り易くて腰が伸びがちになったところを

すぐに千葉君の反撃に遭って大きく押し戻されつつあったんだわ。

 

時間が進むにつれ圧倒的に形勢不利になっていった中、

それでもロネタ―ニャは絶対後ろには下がらなくて、

気持ちの強いところを見せてた残り8秒、

このラウンドも千葉君がゲットしてこれで3ラウンド連続だなって思ってた残り8秒、

若干ムチャ振りに近いロべターニャの右フックが直撃してしまったんだわ。

 

それは殆どいきなりのタイミングで、

覚悟の出来てないままに被弾した千葉君は明らかに効いてしまって、

そこからのほんの数秒を凌ぐのが一杯一杯だったんだわ。

 

<4R>

形勢は一気に逆転してしまって、

前のラウンド終盤での強烈被弾のダメージを拭いきれないままの千葉君、

何となくボーッとしたままの開始ゴングだった一方、

今や水を得た魚の如く生き返ったロべターニャの勢いが凄まじくて、

開始すぐの14秒に思いっきりの右フックを打ち込んで激烈なダウンゲット。

 

気持ちを奮い立たせて何とか立ち上がりはしたんだけど千葉君、

続行できそうにないのは誰が見ても明らかで、

そのままレフェリーストップエンドになってしまったんだわ。

 

 

0分26秒にTKO勝ちしたロべターニャの喜び方は実に半端じゃなかったし、

試合序盤にやられてしまうそうなところから諦めずによく頑張ったってことで、

場内からも沢山の拍手を貰ってたんだわ。

 

業界の関係者達も一様に驚きを隠さなかったんだけど、

ロべターニャがあんな乱暴な戦い方を改めない理由を目の当たりにした訳で、

戦績を見直してみれば4敗はしてるけど、

12勝のうちの10勝がKO勝ちっていうのは多分あの右特大フックに依るもので、

一芸を極めればっていう感じも無いでもなかったんだけど、

それにしても結果的には千葉君は気が緩んでいたと言えなくも無くて、

1Rにその右を一発貰ってたんだからもっと慎重さが必要だったんじゃないかなあ。

 

 

 

⑥ チャールズ・ベラミー(横浜光)×シラチャイⅡ号……W 8R

26勝(17KO)3敗2分のランク9位、36歳・アメリカと、

10勝(3KO)1敗の20歳・タイ。

 

両陣営のボクサーがコールされた時はまだ19時40分で、

アラアラって感じの進行の早さだったんだよね。

 

自分はチャールズともベラミーとも何だか呼びにくくて、

やっぱりチャーリーっていう愛称にするってことで……。

 

1年振りの試合でそれも移籍初戦のチャーリーは、

グレイのベルトラインの黒無地のナイキのトランクスでの登場で、

そこには何のスポンサーシールも貼ってなくて、

如何にも一から出直しますって感じだったんだよね。

 

<1R>

元々スロースターター気味のところがあるし、その上1年振りの試合ってことで、

立ち上がりのチャーリーはどことなく心許ないところがあって、

自分的にはまずは伸びのいい鋭いジャブを打つべきだって思ってたんだけど、

中途半端なままの中、元気感が溢れてたのはシラチャイⅡ号の方で、

上体を小刻みに動かしながら、フック系とアッパーを混ぜ込んで善戦善戦。

 

ラウンド中盤を過ぎる頃からのチャーリーの被弾は見過ごすことが出来ない程で、

気が付くと彼の顔面が特に左顔面の赤い腫れが目立ってきたんだわ。

 

アレレレッて間にリズムは完全に相手のものになってしまって、

残り20秒からのシラチャイⅡ号の猛攻にチャーリー、

防戦一方のまま被弾を重ねていっての終了ゴングで、

周囲は 「ヤバイよ、ヤバイよ。」 って囁き合ってたんだよね。

 

実はこの時自分、赤穂さんの事もあったし、千葉君は倒されてしまったし、

何かの悪霊が横浜光ジムを襲ったんじゃないかっていう思いがふと頭に浮かんで、

チャーリーの残念な姿さえ一瞬想像してしまったんだよね、正直。

 

<2R>

ドキドキの第2ラウンドが始まって、その行方に固唾を飲んでたんだけど、

まずはチャーリーがいきなり反転攻勢をかけていってのボディラッシュで、

その後シラチャイⅡ号も左右フックで応戦反撃してきたんだけど、

それを強気で凌いだチャーリーが直後に一気に攻勢を掛けていったんだわ。

 

この辺は彼の気持ちの立て直しが見事だったんだけど、

シラチャイⅡ号を西ロープに追い込んでのまたもやのボディラッシュで、

相手がボディをカバーするのを見やって即に顔面打ちに繋げていって、

ワンツースリー目の右フックを鋭く直撃させたんだわ。

 

それほどの大振りでは無かったんだけど直撃度は半端じゃなかったみたいで、

シラチャイⅡ号の意識は瞬間に飛んでクニャッと倒れ込んでしまったんだわ。

 

レフェリーがカウントを数え始めてもうつ伏せになって長々と伸びたまま、

シラチャイⅡ号が全く動かないもんでカウントを途中ストップしての1分10秒、

チャーリーが逆転系のTKO勝ちで移籍初戦を劇的に飾ったんだわ。

 

 

控室に戻るチャーリーとグローブタッチをして言葉を掛けた際、

チャーリーは 「サンキュウ!」 とは答えたけど何処となく恥ずかしそうだったなあ。

 

実はこの日のチャーリー側の3人のセコンドのうち2人は帝拳のトレーナーで、

横浜光ジムからは瀬川トレだけが付いてたんだけど、

この1年は帝拳ジムで練習してたこともあってのことだったんだよね。

 

で、帝拳からのセコンドの一人にカルロスが入ってて、

自分は彼とはジムで会った際に軽く会釈を交わすだけの薄い関係で、

今まで彼とは特別の話をしたことが無かったんだけど

試合直後に遠くからニコッと挨拶してくれたもんで、

この日のチャーリーのパフォーマンスについて言葉を交わしたんだわ。

 

彼はまだ日本語ペラペラっていう訳ではなくて、

それはチャーリーに近いモノがあったんだけど一生懸命に応えてくれて、

自分の感想が間違ってなかったことを確認出来たんだよね。

 

それにしてもカルロスの男前度は群を抜いてて、

自分は今日本で一番見栄えのいいトレーナーだと思ってて、

あれだけの風貌だったら自分の人生も相当変ってただろうって思うんだよね。

 

 

 

⑦ 赤穂亮さん(横浜光)×鈴木悠介さん(三迫)

               ………日本 B タイトル戦 10R

31勝(20KO)2敗(1KO)2分のチャンピオン、31歳・栃木県と、

9勝(6KO)3敗のランク1位、サウスポー、29歳・茨城県。

 

勿論、この試合は中止になって鈴木さんも次の試合を模索中なんだけど、

とにかく昨日は19時50分には会場を後にしたんだよね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 中谷潤人さん

② チャールズ・ベラミー

③ ブライアン・ロべターニャ

2018年1月18日 (木)

日記 (1/18)

 

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「あんたは信用できるのか、 僅かでも誠意があるのか……?」

 

 

一度も後ろめたい事をしたことが無いという人はいないと思うし、

世の中が善意だけで動いてる訳でもないっていうことも充分承知してるけど、

人間として大事なことに対してギリギリの判断をする際には、

少しばかりでもいいから善意とか誠意とかいうモノを見せてくれってことで……。

 

生き物としての人間に死んでもいい個体があるとは思いたくはないけど、

一方ではそれに値する個体が存在することも否め切れない事実であって、

それならばギリギリの判断をしなくてもいい分野に生息していて欲しいと思うし、

善意の第三者とはなるべく関わらないようにして欲しいんだよね。

 

本人の預かり知らないところで、

負のDNAを背負って産まれた人間も少なからず存在すると思うし、

その後の生活環境で人間性が歪められてしまった場合も多くて、

その本人と周囲の人間達の両方にとって不幸なのは、

彼のサイコパス系自分第一主義から発生する数々の異常事態に対して、

善意とか誠意とかは問題解決には一切役に立たないってことなんだわ。

 

 

サイコパスに関しては中野信子の著書に詳しく書いてあるけど、

それはある種の脳障害であることが判明しつつあって、

脳の特定部位の異常な大小が時には自閉症を発生せしめ、

あるいはサイコパスを発症させるんだってさ。

 

サイコパスには元々誠意や反省という概念とか観念が薄くて、

どんな場合においてもあくまで自分第一主義者なもんで、

誠意と善意が必要な交渉ごとには全く不向きであることは仕方なくて、

運悪くサイコパスと関わってしまった場合には、

規則や法律に基づいたある種非情な解決手段を取らざるを得ないんだわ。

 

サイコパス相手との揉め事がこじれるのは、

サイコパスが悪いことや不誠実なことをしてるってことが自覚できないからで、

その点に関して本人には全く悪意がないから却って始末に困る訳で、            

自分が現在関わってるトラブルももう2年にもなってて、

世間的には充分納得できそうな譲歩案を呈示してもサイコパスには全く通じず、

そもそも自分らの要求が世間的にはどう思われるものなのか、

そろそろ一般公開する段階に移らざるを得ないんだよね。

 

 

 

最近よく思うのは人間の連帯に関することで、

人間っていうのは好まざる場合でも他の人間に関わって生きてるんだけど、

人間同士の連帯が深まるのは同じ性向を確認し得た時が一般的で、

だから利害関係が一致したサイコパス同士が結託すると絆は強いんだよね。

 

お互いの連帯を更に強くする為には共通の外敵を設定するのが実に有効で、

一つの宗教は他の宗教を敵と見ることによって結束力を強めるのが普通だし、

国民の目を内政から逸らせる為に特定の国を仮想敵国にする国も多いんだわ。

 

独裁主義と民主主義との違いはあるとはいえ中国本土人や朝鮮半島人は常に、

日本を仮想敵国とすることによって国内の結束を維持してるんだよね。

 

お互い経済面では寄り添う場面を作りながらも、

敢えて異なる仮面を被るケースもあるってことで、

領海侵犯やら慰安婦問題やら色々面倒臭いことが多いんだけど、

其々の裏の事情を推し量るっていう作業も必要だと思ってるんだよね。

2018年1月16日 (火)

12月度ランキング

 

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“誰……?”

 

上の写真は1月20日の試合ポスターの左下を部分撮りしたものなんだけど、

このボクサーを知ってる人はかなりのモノだと思うんだけど、

今は引退してしまった別の元ボクサーの名前を挙げた人も相当のモノなんだわ。

(ちなみに前者なら横浜光ジム、後者だと元三迫ジムなんだけどね……。)      

 

 

12月度のランキングは11月30日~1月10日までの試合を対象に、

1月12日に発表されたんだけど、12日、13日って試合があったもんで、

ブログアップするのが遅れてしまったんだわ。

 

 

≪12月度ランキング≫

 

【世界チャンピオン】

山中竜也さん(獲得)、京口紘人さん(1)、田口良一さん(WBA7、IBF獲得)、

拳四朗さん(2)、比嘉大吾さん(1)、木村翔さん(1)、井上尚弥さん(7)、

岩佐亮祐さん(獲得)、尾川堅一さん(獲得)、村田諒太さん(獲得)、

ホルヘ・リナレス(WBA2、WBCダイヤモンド)の計11名でベルト13本。

 

京口さんは12月31日にカルロス・ブイトラゴに8RKO勝ちして初防衛。

 

田口さんも同じ日にミラン・メリンドに3-0勝ちして2王座統一。

 

拳四朗さんは12月30日にヒルベルト・ペドロサに4RKO勝ちして2度目の防衛。

 

木村さんは12月31日、五十嵐俊幸さんに9RKO勝ちして初防衛。

 

井上さんは12月30日にヨアン・ボワイヨに3RKO勝ちして7度目の防衛。

 

尾川さんは12月9日にアメリカでテビン・ファーマーに2-1勝ちして王座ゲット。

 

 

 

【OPBFチャンピオン】

小浦翼さん(1)、中山佳祐さん(1)、マーク・ジョン・ヤップ(2)、

大竹秀典さん(2)、清水聡さん(1)、中谷正義さん(8)、井上岳志さん(獲得)、

秋山泰幸さん(獲得)、藤本京太郎さん(2)の9名。

 

ヤップは12月3日に高野誠三さんとのタイトル戦に10RKO勝ちして2度目の防衛。

 

清水さんは12月30日の防衛戦に7RKO勝ちして初防衛。

 

秋山さんは12月3日に太尊康輝さんに5RKO勝ちして王座奪取。

 

 

 

【WBO AP チャンピオン】

坂本真宏さん(獲得)、向井寛史さん(獲得)、勅使河原弘晶さん(獲得)、

伊藤雅雪さん(1)、荒川仁人さん(1)、岡田博喜さん(獲得)、小原佳太さん(1)、

井上岳志さん(獲得)、秋山泰幸さん(獲得)、藤本京太郎さん(1)の計10名。

 

坂本さんと向井さんは12月3日にタイボクサーに3R、1RKO勝ちして王座ゲット。

 

岡田さんは12月19日にジェイソン・パガラとの決定戦に6RKO勝ちして王座ゲット。

 

小原さんは12月14日に藤中周作さんに5RKO勝ちして初防衛。

 

秋山さんは12月3日、太尊康輝さんに5RKO勝ちしてダブル王座ゲット。

 

荒川さんが12月2日にフィリピンボクサーに3-0勝ちした試合はノンタイトル戦。

 

 

 

【日本ランキング】

 

【ミニマム級】……空位。

12月6日に松井謙太さんとのタイトル戦に3-0勝ちした小西伶弥さんが、

王座を返上して空位。

小西さんに敗れた松井さんは1位から4位にダウン。

 

12月31日にタイボクサーに3RKO勝ちした谷口将隆さんは5位のまま。

榮拓海さんは12月20にタイボクサーに1RKO勝ちしたけど同じく6位のまま。

 

12月9日にノーランカーに3-0勝ちした冨田大樹さんが、

春口直也さんと入れ替わって7位にアップ。

 

12月14日、市川雅之さんに7RKO勝ちした田中教仁さんが10位にランキング。

 

全日本新人王の井上夕雅さんが最下位の12位にランキング。

 

11位だった山本浩也さんは1年ほど試合をしてなくて11位からのランクアウト。

ってことで空きが1名分減って3名分。

 

 

【ライトフライ級】……久田哲也さん(2)

12月14日にタイボクサーに1RKO勝ちした堀川謙一さんは2位のまま。

 

12月10日、矢島大樹さんに2-0勝ちした戸谷彰宏さんが、

矢島さんと入れ替わって10位にアップ。

 

全日本新人王の佐藤剛さんが最下位の12位にランクされて空きは3名分。

 

 

【フライ級】……黒田雅之さん(2)

12月11日にノーランカーに3-0かちした粉川拓也さんが、

星野晃規さんと入れ替わって2位にアップ。

 

12月8日、太田輝さんに2-0勝ちしたガンバレ将太さんが、

14位から11位にアップして、敗れた太田さんは入れ替わっての12位なんだけど、

この階級は11位だった新井雄大さんが理由不明のランク落ち、

12位だった坂本真宏さんがWBO APチャンプとして転出したもんで、

太田さんも却って1個ランクアップしてるんだよね。

 

全日本新人王の白石聖さんが最下位の13位にランクされて空きは2名分。

 

 

【スーパーフライ級】……空位。

12月11日のタイトル戦で川口勝太さんに2RKO勝ちして、

2度目の防衛を果たしたばかりの船井龍一さんが王座を返上。

敗れた川口さんは15位からのランク落ち。

 

12月11日に対戦した翁長吾央さんと久高寛之さんの試合は、

3R負傷ドローに終わったモンで勿論其々1位と2位のまま。

 

12月3日にタイボクサーに1RKO勝ちした奥本貴之さんは当然3位のまま。

12月6日に同じくタイボクサーに3RKO勝ちした中川健太さんも4位のまま。

 

12月2日、フィリピンボクサーに3-0勝ちした梶颯さんは12位から9位にアップ。

12月6日に村中優さんに0-3負けして阿知和賢さんは1個下がって11位。

12月10日、ノーランカーに0-1引き分けた橋詰将義さんは1個アップの13位。

 

9位だった向井寛史さんがWBO AP王座に転出したこともあって、

福永亮次さんが14位に復帰。

 

全日本新人王の今川未来さんが15位にランキング。

 

 

【バンタム級】……赤穂亮さん(1)

12月3日にマーク・ジョン・ヤップに10RKO負けした高野誠三さんが、

2位から4位にダウン。

 

12月6日に阿知和賢さんに3-0勝ちした村中優さんは1個アップして、

菊地永太さんの上になっての5位。

 

12月1日、世界ランカーのフィリピンボクサーに2RKO勝ちした栗原慶太さんが、

14位から大幅アップの10位。

 

12月10日に水野拓哉さんに1-2負けした入口裕貴さんが1個下がって14位。

 

全日本新人王の富施郁哉君が15位にランキングされた関係で、

15位だった千葉開さんが押し出されランクアウト。

 

 

【スーパーバンタム級】……久我勇作さん(1)

12月26日にタイボクサーに1RKO勝ちした小坂遼さんは当然2位のまま。

 

3位だったテイル渥美さんが川村真吾さんに0-3負けして11位に大幅ダウン。

で、4位だった中川勇太さんがリングネームを変更して中川麦茶として3位にアップ。

弟の武田航君も中川烏龍茶に名前を変更するとか……。

 

テイルさんに勝った川村さんはノーランカーからいきなり4位にランキング。

 

12月10日に入口裕貴さんに2-1勝ちした水野拓哉さんは1個アップの8位。

 

12月24日に大阪へ出張った相川学己さんは川島翔平さんに6RKO勝ちして、

待望のランク入りで第9位にエントリー。

 

12月20日にタイボクサーに1RKO勝ちした丸田陽七太さんは勿論10位のまま。

 

新規に上位ランク入りしたボクサーが2名いたし、

全日本新人王の下町俊貴さんが15位にランキングされたもんで、

13位だった渡部大介さんと14位だった臼井欽士郎さんそれに、

15位だった上谷雄大さんの3名が押し出されランクアウトしてしまったんだわ。

 

 

【フェザー級】……大橋建典さん(獲得)

12月1日、坂晃典さんを衝撃的な5RKOで倒した大橋さんが王座奪取。

敗れた坂さんは4位にランキング。

 

12月17日にタイボクサーに1RKO勝ちした阿部麗也さんは2位のまま。

12月2日、フィリピンボクサーに3-0勝ちした佐々木洵樹さんも9位のまま。

 

12月24日にノーランカーに3-0勝ちした上原拓哉さんが、

河野洋佑さんと入れ替わって13位にアップ。

 

全日本新人王の佐々木蓮さんが15位にランクされた関係で、

それまで15位だった木村吉光さんが押し出された形のランクアウト。

 

 

【スーパーフェザー級】……末吉大さん(獲得)

12月18日の指名挑戦者戦を2-1で制した大里拳さんは1位のままで、

敗れた杉田聖さんは4位から5位にダウンして富岡樹さんの下にランク。

 

12月20日に脇田将士さんに7RKO勝ちした中谷有利さんが、

粕谷雄一郎さんと入れ替わって7位にアップ。

 

全日本新人王の森武蔵さんが最下位14位にランクされて空き1名分アリ。

 

 

【ライト級】……吉野修一郎さん(獲得)

少し試合から遠ざかってる山田智也君と入れ替わってスパイシー松下さんが4位。

12月17日にタイボクサーに4RKO勝ちしたハリケーン風太さんは7位のまま。

12月3日にノーランカーに3-0勝ちした前田紘希さんも8位のまま。

 

12月26日、中谷有利さんに7RKO負けした脇田将士さんが、

斉藤一貴さんと入れ替わって10位にダウン。

 

12月14日に水藤翔太君に5RKO勝ちした高見良祐さんが11位にリランク。

 

全日本新人王の有岡康輔さんが最下位ながら12位にランキング。

 

 

【スーパーライト級】……細川バレンタインさん(獲得)

ランク7位だった細川さんが12月14日に麻生興一さんに挑戦して見事王座ゲット。

敗れた麻生さんは4位にダウン。

 

12月8日の岡本和泰さんとの指名挑戦争いを征したデスティノ・ジャパンは、

勿論1位のままで、敗れた岡本さんは2位から6位にダウン。

 

12月30日にコリアンボクサーに4RKO勝ちした井上浩樹さんが、

替わって3位から2位にアップ。

 

12月19日、丸木和也さんに5RKO勝ちした今野裕介さんは5位のままなんだけど、

敗れた丸木さんはウェイトを守れなかった為にW級9位を剥奪されて、

暫くはサスペンデッドというかJBC預かりってことになったんだわ。

 

12月16日に藤田光良さんに3-0勝ちしたジラフ神田さんが、

藤田さんと11位と12位を入れ替わってるね。

ただ、藤田さんがランク落ちを免れて、

15位だった岡崎祐也さんが押し出されたっていうのはどうなのかなあ……。

ってことで次は藤田さんと岡崎さんの対戦を強く希望するんだわ。

 

マーカス・ミラーが全日本新人王資格で15位にランキング。

 

 

【ウェルター級】……有川稔男さん(2)

12月14日に小原さんに5RKO負けした藤中周作さんは2位から5位にダウン。

 

1月1日にタイボクサーに4RKO勝ちした垂水稔朗さんは7位のまま。

 

全日本新人王の重田裕紀さんが13位にランクして、空き2名分アリ。

 

 

【スーパーウェルター級】……井上岳志さん(1)

12月3日にインドネシアボクサーに3RKO勝ちした丸木凌介さんは2位のまま。

 

12月15日にロシアで世界ランカーに挑んだ渡部あきのりさん、

8RKO負けしてしまったんだけどランキングは8位のまま。

 

1年ほど試合をしていない切間庸裕さんが7位からのランク落ち。

 

12月2日にインドネシアボクサーに1RKO勝ちした清水優人さんは、

最下位の9位から7位にアップ。

 

斉藤幸伸丸さんが6位から最下位の8位にダウンして空き7名分アリ。

 

 

【ミドル級】……西田光さん(1)

3位だった秋山泰幸さんがOPBF王者として転出。

OPBFタイトルを失った太尊康輝さんが代わって4位に転入。

 

全日本新人王の加藤収二さんが最下位7位にランクされて空き8名分。

 

 

 

【日本タイトル挑戦保留選手リスト】

福原辰弥さん、原隆二さん、小西伶弥さん、八重樫東さん、田中恒成さん、

河野公平さん、五十嵐俊幸さん、江藤光喜さん、井上拓真さん、石田匠さん、

帝里木下さん、船井龍一さん、山中慎介さん、大森将平さん、益田健太郎さん、

小國以載さん、亀田和毅さん、松本亮さん、和氣慎吾さん、久保隼さん、

細野悟さん、大沢宏晋さん、カシミ・セルバニア、西谷和宏、近藤明広、

亀海喜寛さん、野中悠樹さんの計27名。

 

尾川堅一さんがIBF王者、岡田博喜さんがWBO AP王者に其々転出。

 

日本タイトルを返上した小西伶弥さんと船井龍一さんが新規転入。

 

異動が無かったボクサーの中で試合をしたのは7名で、

五十嵐さんは12月31日に木村翔さんに9RKO負け。

 

12月30日の井上さんと益田さんの直接対決は井上さんの3-0勝ち。           

帝里さんは12月6日にタイボクサーに3RKO勝ち。

和氣さんは12月31日にタイボクサーに3RKO勝ち。

大沢さんは12月24日にニカラグアのボクサーに2-0勝ち。

 

 

 

ランクキープの為には仕方ない部分もあるんだけど、

こうやたらにタイボクサー相手の試合に溢れてるのを見ると元気を失う訳で、

ランクを維持死守しようと汲々としてる姿は余りに寂しいだけで、

自分はその殆どをスルーしてしまうんだけど、

こうなったらいっそのこと、タイボクサー相手の試合の場合には少なくとも、

ずっと以前清水智信さんが自発的にやってたのを見たことがあるんだけど、

1Rと2Rは片手でやらなければいけないっていうルールにして欲しいんだよね。

2018年1月14日 (日)

後楽園ホール・1月13日

 

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“室内置きの小鉢たち”

 

ここにあるものは全部自分で買ったものなんだけど、

水を欲しがる程度に其々差があるもんで多少面倒なんだけど、

生き物を育てるっていうのは結構面白いんだわ。

 

 

 

長いこと後楽園ホールに通ってるせいか、

自分はおよそ40ほどのジムの会長さんと顔見知りで、

行き会えばどちらからともなく挨拶を交わすようになってるんだけど、

勿論その奥様方の全員を知ってる訳ではないから、

三大美女と言っても不正確極まりないんだけど、

Bジムの会長の奥様は間違いなくその中に入ると思ってるんだけど、

ホール入場とほぼ同時にその奥様から声を掛けられて、

少し前から大いに頭を悩ませてた案件が一応の一段落をみたってことで、

とっても晴れやかな表情をしてたのが昨日はとっても嬉しかったんだよね。

 

 

 

昨日のホールはとっても中身の濃いメニューが満載だったもんで、

業界の関係者達も沢山顔を見せてて、渡辺会長、三迫会長、団会長、新田会長、

内藤会長、それにJBCの安河内事務局長達に御挨拶させて戴いたし、

今年最初の “DANGAN” ってことで瀬端さんも古澤さんもスーツにネクタイで、

古澤さんは途中でリングに上がって平仲会長と一緒に挨拶をしてたんだけど、

あんな大勢の客を前にして普段は控えめの彼が堂々のマイクパフォーマンスで、

実は古澤さんは自分と同じ大学出身の確か工学部卒なんだけど、

見た目も実にいいし新しいタイプのプロモーターとして期待が大きいんだよね。

 

 

この日のマッチメイクの面白さは客入りを見れば明らかで、

まず自由席から先に埋まるっていう現象に現れてたんだよね。

 

 

 

① 松本翔司君(伴流)×佐藤諒太君(reason)……SF 4R

デビュー戦の25歳・東京都と、デビュー戦の21歳・東京都。

 

<1R>

デビュー戦の二人は多少硬くはあったんだけど、

お互いそこそこシッカリしたパフォーマンスが出来てて、

まずはパンチの的確さで佐藤君が若干リード。

 

<2R>

松本君は詰め寄ってのショート戦に活路を求めていって、

その松本君のストレート系と佐藤君のフック系との戦いの様相だったんだけど、

佐藤君が外側からのパンチが多くなっていった中、

松本君が内側から小刻みなヒットヒットを重ねてポイントバック。

 

<3R>

お互いに体がこなれてきたか、いきなり激しい戦闘状態に突入していって、

どっちも有りの危険な状況に移っていった中、

佐藤君の腕振りのストロークが大きくなりがちになっていって、

そこを内側から攻め立ててた松本君のストレート系の有効度が高くて、

気が付けば佐藤君が薄っすら鼻血を出し始めたんだわ。

 

その後、佐藤君も立て直して挽回攻勢を強めていったんだけど、

残り40秒からの乱打戦は再度松本君が征したって感じだったんだわ。

 

<4R>

このラウンドを頑張った方が勝ちを確実にするって感じのラストだったんだけど、

最後の最後まで動きが劣化しなかったのは松本君の方で、

残り1分、残り30秒からの踏ん張りも上回ってて、

佐藤君は若干消耗が進んだか、腕振りそのものが大雑把になってしまってたし、

フック系がオープン気味にバフン、バフンって感じのヒッティングになって、

途中レフェリーからも注意を受けてたんだわ。

 

 

ってことで自分は39-37で松本君だったんだけど結局、

39-37×2、38-38ってことで松本君の2-0勝ちだったんだわ。

 

松本君は最後まで真面目でシッカリしたボクシングが出来てて好感が持てたし、

走り込みもちゃんとしてるようなスタミナを最後まで維持出来てたんだよね。

 

 

 

② 龍神佳輝君(ワタナベ)×照屋雄太君(平仲)……60㎏ 4R

3勝3敗1分の21歳・山口県と、2勝(1KO)4敗(3KO)1敗の22歳・沖縄県。

 

東京と地方ジムにおける其々の戦績比較ってことになると、

やっぱり龍神君の圧勝しか思い浮かばなかったんだけどね……。

 

<1R>

ガードを固めながら詰めていって射程内に入るといきなり右フックを強振って、

それが照屋君の主戦法で、中間距離は捨ててるような印象だったなあ。

 

龍神君の方はもっと距離をキープ出来たら良かったんだけど、

相手の入り込みざまを狙うようにはジャブが打ち切れてなくて、

結局は余り得意ではない間合いで嫌々やらされてるって感じで、

ラウンド中盤以降はファーストコンタクトしてすぐ絡まってお終いって、

それはまるでサーブ勝負だけのテニスの試合のようだったんだわ。

 

<2R>

龍神君はもう少し柔らかく体を使える筈なのに妙に硬くなったまま、

下に下に潜って来る相手に困惑気味のまま連打の効かないボクシングになってて、

それでも照屋君に大きくポイントを取られるようなことは無さそうだったんだけど、

試合としてのボクシングの出来上がり的には今一だったもんで一旦離席。

 

 

後で確かめたらやっぱり龍神君の2-0判定勝ちで、

39-37×2、38-38ってことで第1試合と全く同じスコアだったんだわ。

 

 

 

喫煙室で煙草を吸ってたらガラス越しに若い女性がニコニコ手を振ってきて、

理知的でとっても人懐こい実はコーチ義人君の彼女さん(奥様?)だったんだけど、

二人でこの日の試合の行方とが戦い方についてあれこれ話し合ったんだよね。

 

そのコーチ君とその次の試合が “DANGAN” のA級トーナメントだったんだけど、

ただそれら試合の前に滅多に見られない公開B級プロテストがあったんだわ。

 

 

初めて見る杉田大祐君はアマ110勝(47RSC)31敗っていうちょっと化け物系で、

中南米のボクサーじゃあるまいしって驚いてしまったんだけど、

ライフワーク的に続けてきたアマボクシングから足を洗ってのプロ志望で、

3分3ラウンドのスパーの相手は同門の木村隼人さんが務めてたんだわ。

 

木村さんより一回りデカくでガッシリした体躯の杉田君は流石に力強くて、

勿論木村さんは相手に気持ち良くやらせることを主眼にしてたんだけど、

今年中にはA級に昇格してしまいそうなパフォーマンスを見せてたんだわ。

 

ただ、多くの観衆の前で力み過ぎたか、遠目からの一発系に終始してて、

その打ち出しのヒッチも大きくて見極められ易そうな印象も受けたし、

一旦接近戦になった際のショートブローにはまだ改良の余地を感じたんだけどね。

 

 

その大分後に第4試合の勝負を終えた三代君に会いに行ったら、

丁度そこに杉田君がいたんだけど、何となんと彼は自分の事を知ってくれてて、

ヨロシクですって名刺を渡されたんだよね。

 

杉田君は第三機動隊勤務の警視庁のバリバリってことで、

そう言えば彼はトランクスに “110” って刺繍が入ってたんだけど、

それはアマ110勝と警察110番の両方にその意味を掛けてた訳で、

名刺にも “POLICE BOXER” って印刷されてたんだよね。

 

学生運動の最中(さなか)に自分らがぶつかり合ったのは第四機動隊で、

当時の彼らはとっても荒っぽかったもんで “鬼の四機” って呼ばれてたんだけど、

その四機とは担当がどう違うのか聞くのを忘れてしまったんだけど、

それはまた別の機会にすることとして、

彼はこの春に “杉田ダイスケ” っていうリングネームでデビューするんだわ。

 

 

 

丁度隣席が空いてたもんで山川豊さんと話をしながら一緒観戦したんだけど、

山川さんは30年ほどもボクシングを見てるもんで色々参考になるんだわ。

 

 

 

③ コーチ義人君(角海老)×日野僚さん(川崎新田)……SB 8R

13勝(4KO)2敗(2KO)1分の26歳・東京都と、

11勝(6KO)1敗1分のランク12位、サウスポー、27歳・神奈川県。

 

コーチ君のサブセコンドに付いてたのは熊本から移ってきた奥村健太トレで、

コーチ業半年ほどで細川バレンタインさんをチャンピオンにさせた幸運の辣腕で、

角海老ジムにとっては仕事大好きで性格のいい好青年をゲット出来たし、

2年前の震度7の熊本大地震の体験者でもあるから、

色々体験談を聞かせて貰える防災マネでもあるんだよね。

 

 

日野さんの最近の上達度は半端じゃないし、勝率やKO率からしても優位な訳で、

周囲ではコーチ君支持が少なかったんだけど、

自分としては無理にカッコよく戦おうとしないで、

パンチ力が無くて打たれ強くもないことをキッチリ自覚するっていうことを条件に、

敢えてコーチ君の勝ちを予想してたんだけどね……。

 

<1R>

日野さんのリーチの長さと懐の深さはコーチ君にとっても大きな障壁であって、

お互いの距離の違いについてどちらが主導権を獲るのかがまずはポイントで、

案の定、日野さんは遠目からの鋭いジャブが好調好調で、

残り20秒からは左ストレートをボディに打ち込んで、

そこからの右、左のフックも印象深かったんだよね。

 

コーチ君の方もそこに至る時間帯までは薄かったけど綺麗なヒッティングを見せて、

小堀佑介さん、そして古くは坂本博之さん譲りの得意の返しの左フックが好調で、

その見栄えの良さは際立ってたんだよね。                                                           

 

<2R>

日野さんは益々距離意識を高めていってのジャブの届きが抜群で、

コーチ君の若干の攻めあぐみが目立ってたなあ。

 

<3R>

日野さんのパンチは予測し難いタイミングで飛んで来るもんで対応が難しくて、

コーチ君としては余り見過ぎると却って相手のペースに巻き込まれてしまう訳で、

若干のムチャ詰めからのムチャ打ちが要ると思ったんだけどなあ。

それでも自らの両腕を相手の両腕と巧いこと交差させて顔面をヒットヒット。

 

<4R>

コーチ君の返しの左フックの精度が更に上がっていった結果、

徐々に日野さんの顔面が赤くなっていって、

コーチ君は相手が仕掛けてくる前の攻め込みも出来てたし、

相手の得意な右ジャブに敢えて合わせ打っていく決意も固まったみたいで、

試合の流れを掴んだような印象が強くなったんだわ。

 

<5R>

日野さんは何だかフットワークがルーズになってきたし、

動き全体も少しタルイ感じになってきて危険な兆候を垣間見せたんだけど、

残り1分からの逆襲は流石のランカーというか、

キッチリ気持ちを立て直しての反攻反攻が目覚ましくて、

何が原因だったのかは解らないんだけど再度冷静なパフォーマンスで、

7~8発のジャブを綺麗に当て込み続けて、

コーチ君の2~3発の薄い右ヒットとの比較感を難しくしたんだよね。

 

<6R>

自分の中での勝負の分かれ目は正しく5R後半で、

隣の山川さんも 「赤はもっと行かないとダメだなあ。」 って言ってた通りで、

コーチ君としてはもっと弾けてもっと飛ばさないとダメな訳で、

同じような事を同じようなペースでやっていたのでは絶対ダメであって、

相手はランカーだし、微妙なスコアなんだしって、

自分の中には徐々にストレスが溜まっていったんだよね。

 

案の定の残り1分11秒、日野さんは左ストレート1発だけでこのラウンドをゲット。

 

陣営や本人がポイントの行方をどう判断してたのかは知らないけど、

自分は元々コーチ君に厳しく見てたせいか57-57のイーブンだったんだわ。

 

<7R>

そういうスコアの割にはコーチ君は圧倒的に無理しないままで、

一発必殺系でもないのにとにかく見過ぎの手数少な過ぎで、

却って日野さんの方が気持ちよくやってるような感じさえしたんだよね。

 

ただその日野さんも敢えての打撃戦を避けまくってるような感じが否めなくて、

ジャッジによっては消極的な戦い方だって評価される可能性さえ見せてて、

二人共、どういう考えに基づいてのこのテイタラクなのかって腹立ってきて、

7Rのラウンド終了ゴングが鳴ったと同時に抗議の離席だったんだよね。

 

 

結局、この試合は1-1ドローってことで、

スコアとしてはコーチ君から見て77-75、75-78、76-76だったんだけど、

幾らスリルの無い試合だったとは言えホントに真面目に見てたのかってことだし、

真面目に見てたとしてもキリスト教とイスラム教ほども立ち位置が違ってた訳で、

やっぱりボクシングっていうのはあくまで倒しに行くスポーツであって、

僅差判定勝ちっていうのはKO負けよりも不名誉だって思うような姿勢も必要で、

そういう非日常性こそを観客は求めてるんじゃないのかなあ……。

 

 

コーチ君とはデビューからの知り合いで、

だからもう8年の付き合いになるんだけど、

余程の事が無い限り、勝っても負けても試合後は必ず自分を探してくれて、

今日の出来はどうでしたか?って聞いてくるボクサーなんだよね。

 

で、昨日も客席後ろの通路で5~6分ばかりジックリ感想を伝えたんだけど、

彼自身の感想とはかなり違ってたみたいでVTRを見てからまたねって感じで……。

 

 

 

④ 正木脩也さん(帝拳)×三代大訓君(ワタナベ)……SFe 8R

9勝(5KO)0敗のランク3位、23歳・大阪府と、4勝(2KO)0敗の23歳・島根県。

 

実はこの日の自分的なメインイベントはこの試合だったんだけど、

正木さんはデビュー戦勝ちした試合が衝撃的で思わずサインを貰ったボクサーで、

ここまでの対戦戦績やら対戦相手を思い浮かべるとやっぱり正木さんかなあって、

この試合の勝敗予想をした当初はそう思ってたんだけど、

一方では去年10月の仲里周磨君との試合の際の

三代君のクオリティーの高さが頭を離れなくて、

ギリギリ悩んだ末に三代君が勝利するって予想したんだよね。

 

 

三代君に付いてた井上トレは大阪帝拳時代の小学生だった正木さんを知ってて、

それはそれで色々微妙な思いが錯綜したって試合後に言ってたなあ。

 

隣の山川さんは人一倍の思い入れを三代君に抱いてたんだけど、

一方では彼の改良点をも的確に突いてたんだよね。

とにかくドキドキの1R開始ゴングだったんだよね。

 

<1R>

三代君の一振りには絶大なパワーが込められてて一発必殺系の典型なんだけど、

そこそこのレベルの相手は簡単には当てさせてはくれない訳で、

振りの大きさと威力だけはアピール出来てたんだけど、

試合慣れしてる感じは正木さんの方が圧倒的で、

上体を柔らかく使ってまずはジャブジャブを的確にヒットさせてたんだわ。

 

三代君もよく体を動かす方ではあるんだけど、

上半身と下半身が一体化してる感じで若干ポキポキしてたんだわ。

 

<2R>

相手の動きを把握し切れたような正木さんが終始積極攻勢を保ち続けて、

優勢のままポイントゲットかって思われた残り28秒、

お互いのパンチが瞬間の交差を見せたその刹那、

三代君の右ストレートが綺麗にカウンターヒットして思わず正木さんがダウン。

 

それほどの大ダメージを残すことなくリスタートしたんだけど正木さん、

この後のパフォーマンスにはかなり慎重にならざるを得なくなってしまったんだわ。

 

<3R>

感じを掴んで気持ち良くなったか三代君、

ここまで殆どボディブローを忘れたようなボクサーで、

グローブの上からでも構うことなくのビッグフックをこの回計3発打ち込んでたなあ。

 

三代君はああ見えてとっても目のいいボクサーだし、

乱暴に振ってるように見える割にはディフェンスもシッカリしてて、

正木さんも中々クリーンヒットが叶わず、さてどうするって感じだったんだわ。

 

<4R>

この回初めて三代君の左ボディが凄みのある打ち込みを見せて、

若干体を左に傾けた所からの実に角度のいいそれは炸裂に近くて、

思わず正木さんを下がらせてしまったほどだったんだわ。

 

その後、正木さんもタイミングのいい右をヒットさせてはいたんだけど、

残念ながら当たりが薄かったもんで大きな効果を上げ切れてなかったんだよね。

 

<5R>

三代君のボディショットが更に目立ってきた中、

正木さんのワンツーもまだまだ鋭さを保って危険を孕んでたし、

動き全体にも劣化は見られなかったんだけど何となく、

三代君のパンチの重さに警戒感が解けないような感じだったんだよね。

 

<6R>

ジャブの相打ちで頭を跳ね上げられてたのは正木さんの方だったし、

狙い過ぎのせいか手数落ちが目立ってきた中、

三代君は益々の気の強さを発揮し始めて、

少しでもいいのを貰うとすぐに全力で打ち返しに行く姿が実に印象的で、

同じ23歳同士なんだけど、相手は2年前にデビューしてて今やランク3位だし、

アマ時代の戦績の華々しさにも後れを取ってる三代君の飛ばしの方が快調で、

(ちなみに正木さんはアマ54勝8敗で三代君は41勝16敗なんだわ。)

正木さんには中々出番が訪れて来なかったんだわ。

 

ここまでの自分のスコアをチェックしてみたら59-54で三代君で、

思わぬほどの大差が付いてしまったんだよね。

 

<7R>

ってことは正木さんにとっては少なくともダウンゲットの一つ二つは必要ってことで、

それなりのパフォーマンスは維持してはいたんだけど、

三代君のディフェンスの良さと強打の打ち返しが大きな障害になってて、

いつの間にか正木さんの顔面の方が傷みが進んできたんだわ。

 

そこへの被弾を警戒する余り出来てしまった隙を目がけて、

三代君のボディブローが更に更に冷酷な打ち込みで、

お互いに効果的な顔面ヒットが無かった中ではそれはとっても有効なヒットな訳で、

正木さんとしては八方塞って感じになってしまったんだわ。

 

<8R>

当然の如く、正木さんが逆転KOを目指して行く行く攻める攻めるだったんだけど、

ショットの多くが三代君のグローブを叩くに留まって、

ラスト30秒からも赤鬼のように攻め立てていったんだけど、

赤コーナーが歓声に包まれるほどまでには至らないままの終了ゴング。

 

 

ってことで自分は78-73だったんだけど結局、

78-74×2、77-75ってことで三代君のほぼ圧倒の3-0勝ちだったんだわ。

 

 

77-75っていうのはどうかと思わないでも無かったんだけど、

赤コーナーのハイランカー相手だったもんで若干のハンデは想定していないとね。

 

 

三代君のトランクスには “中央大学” って刺繍だけが入ってたんだけど、

この先、今日のような試合を続けてたらそんなに日を置くことなく、

沢山のスポンサーシールが貼られそうだよね。

 

 

試合後に話した際に三代君が自分のブログのことを知ってくれてたのに驚いて、

何を書くにしても慎重にって改めて思ったんだわさ。

 

ちなみに三代大訓君の名前は“みしろ ひろのり” って読むんだよね。

 

 

 

⑤ カルロ・マガリ×小谷将寿さん(平仲)

          ………OPBF SFe タイトル戦 12R

22勝(11KO)9敗(3KO)3分のチャンピオン、31歳・フィリピンと、

22勝(15KO)2敗(1KO)のランク1位、30歳・沖縄県。

 

小谷さんは自分には全く未知のボクサーだったんだけど、

この好戦績は殆どがアジアンボクサー相手に作られたものとしか思えなくて、

名の知れた日本人ボクサーとの対戦は全くないと言えて、

ここ15戦のうちの14試合が東南アジアのカタカナボクサー相手なんだよね。

 

それに彼はOPBFでは1位なんだけど日本ランクは12位でしかなくて、

ちょっと訳が解らなくて、最近はWBOとかIBFの地域タイトルも割り込んできて、

日本と世界の間の色々なタイトルとかランキングが入り乱れ過ぎなんだわ。

 

個々のボクサーにとってはそれはとっても重要なことなんだろうけど、

自分はひたすら試合が面白くなればいいとしか考えてないんだけどね。

 

一方のマガリもチャンピオンとは言え、インド人ボクサーとの決定戦ってことで、

タイトルの重みは最初っから全く感じられなかったんだよね。

 

 

結局、この試合は2Rまで見るのがギリギリ我慢の限界で、

試合内容は勿論、二人の余りのレベルの低さに呆れてしまって、

この程度ならB級の優秀なボクサーの試合の方が余程見応えがあるんだよね。

 

この先に大きな展開があるかも知れないとも思ったんだけど、

体の緩んだ背の低い同士が殆どジャブを打たないままのトロトロで、

それはまるで小さなヘビー級って感じしかしなかったんだけど要するに、

相手のパンチにカウンターヒットさせたいってだけの延々の手抜きボクシングで、

どこか別の場所で100Rでも200Rでも勝手にやってろって感じで腹立ったなあ。

 

 

その後は遠目にモニターを眺めながらだったんだけど、

殴られ慣れてない日本人の方が情けなさ過ぎる負け方をしたのが10Rだったから、

お蔭で随分有効な時間を得ることが出来て、

伊藤雅雪さんとは久し振りだったし、三代君や杉田君とも話が出来たんだよね。

 

 

 

⑥ 内藤律樹さん(カシアス)×ジェフリー・アリエンザ

            ………OPBF SL 王座決定戦 12R

18勝(6KO)2敗のランク2位、サウスポー、26歳・神奈川県と、

16勝(10KO)6敗(4KO)1分のランク1位、サウスポー、27歳・フィリピン。

 

アリエンザは伊藤雅雪さん、永田大士さん、近藤明広さんって、

日本人ボクサーに3連敗してるから、

内藤さんにしてみれば負けることが絶対許されない試合ってことで、

それはそれでプレッシャーが掛かるんだよね。

 

<1R>

思ってた通り、アリエンザは最初っからエンジン全開のフルショットだったんだけど、

冷静に捌いた内藤さんが1分半頃からジャブが絶好調ヒットヒットで、

アリエンザが空回りする場面が続いたんだわ。

 

<2R>

それならってことでアリエンザが更にパワーを上げていっての奮闘で、

体を揺さぶりながら詰め寄っての強打強打で、

一旦詰まると危険度が一気に上がってしまうんだけど内藤さん、

巧いこと体を入れ替えながら細かく空いてるところを突いてたんだわ。

 

<3R>

勿論全くメゲることのないアリエンザはもっと更にの回転数アップで、

巧いこと揉み合いに持ち込むと渾身の左右フックを強烈ブチ込みで、

もし一発でも直撃されたら内藤さんとしても一巻の終わりな訳であって、

こっちもハラハラが続いたんだけど、

内藤さんは相手を充分研究し尽くしてたみたいで、

攻防をハッキリさせながらポイントゲットには全く抜かりが無かったんだわ。

 

パンチ力が無いことを自覚してるボクサーの戦い方のそれは正しく手本であって、

自分としては第3試合のコーチ君に見てて欲しいって思ったんだよね。

 

パンチ力自慢のボクサーはズーッと不利な状態が続いたとしても、

どこかで一発逆転ショットを当てれば最後の最後までチャンスがあるんだけど、

そうでないボクサーはやっぱり正確なヒッティングの数を増やすしかない訳で、

ラウンドの中で今自分は打ち勝ってるのか、

はたまた打ち負けてるのかについてに常に敏感であるべきだって思ってるんだよね。

 

<4R>

アリエンザはラウンド開始直後に飛ばしてくる傾向が強くて、

一段落したところを攻め返すのが適策なんだけど、

この回は残り1分まで執拗なボディ戦を仕掛けて行ってたんだわ。

 

ただ、一進一退を見せてた残り30秒、

左ショートを綺麗に当て込んだ内藤さんが一気のラッシュで、

アリエンザを北ロープに追い込んでのこの日初めての猛攻を見せたんだわ。

 

で、発表されたここまでの中間スコアは誰が見てもの40-36×3だったね。

 

<5R>

アリエンザはまだまだ前に出てきたんだけど、

内藤さんの3発目をボディに叩き込むコンビネーションが2連続した途端、

明らかに嫌がるような素振りを見せ始めて、

残り1分を過ぎる頃には今度は南ロープを背負わされ続けて辛そうだったんだわ。

 

 

隣の山川さんが終了ゴングでアリエンザがコーナーに戻る姿を見て、

「彼は足きてるよ、ポクポクしてきたよ。」 って話し掛けてきたもんで、

実はってことで、彼は元々左足に障害を抱えてて、

普段歩く際にも常に踵を上げてなんですよって教えて上げたら山川さん、

それでもあんなに頑張ってるのかってとっても感動してしまって、

そこから急にアリエンザ応援に回ってしまったんだわ。

 

アリエンザは普段は右利きなんだけど、

左足踵を上げたままボクシングをしようとすると、

どうしても後ろ足体重に限定された動きになってしまうから、

必要に迫られてサウスポーでやってるんだよね。

 

それでもボクシングには瞬時の動きを延々要求されるもんだから、

前後に動く際や打ち込む際には図らずもバランスを崩してしまうことが多いから、

実際以上に不利に見えてしまうことも多いんだよね。

 

<6R>

相手の動きの何から何までを見切った内藤さんはほぼ安心して見ていられて、

自分はアリエンザに対する山川さんのアドバイスに耳をそば立ててたんだよね。

 

山川さんはホントに温かい人で、本気で真剣にアリエンザを応援し続けて、

この後何度も危ない場面を必死で潜り抜けて、

7Rの終了10秒前の拍子木をゴングと間違えるほど消耗してたのにまだ頑張って、

被弾し続けても何とか何とかって踏ん張ってるアリエンザを見て、

「今日は俺はねえ、感動したなあ……。」 って、

帰り際には強く自分の手を握ったんだよね。

 

 

このまま最終ラウンドまで行ってしまうのかって感じだった両者だったんだけど、

8Rに入ってからのアリエンザは更に目に見えて消耗が著しくて、

こりゃそろそろ限界だなあって思った次の9R1分14秒、

北西ポストに追い込まれて内藤さんの渾身の連打に晒されてしまって、

ついに見かねたレフェリーが割って入ってのストップエンドだったんだわ。

 

 

8Rを終えた所での中間採点は80-72、79-73、78-73の一方的だったし、

アリエンザに今更の一発逆転のショットは期待しかねてたもんで妥当だったね。

 

 

試合後に内藤会長とほんの少し立ち話をしたんだけど、

自分の素直な感想をとっても喜んで聞いてくれたんだよね。

 

 

山川さんと同じく自分もアリエンザの頑張りには心を動かされたもんで、

また来てよねって声を掛けに行ってサインを書いて貰って握手して、

そこのところを星島さんに撮って貰ったんだよね。

 

 

アリエンザは自分の中ではこの階級における試金石的なボクサーで、

彼を乗り越えない限り上へは行かれないと思えって感じがしてるんだけど、

今度はもう少し緩い相手にして上げて下さいって三迫会長に頼んでみるかなあ。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 三代大訓君

② 内藤律樹さん

③ 松本翔司君

 

 

 

ブログを書く時には音楽を流しっぱなしにしてるんだけど、

iTunesの中にはおよそ6,000曲が入ってて、

クラシックのピアノ協奏曲から井上陽水、中島みゆき、荒井由美もあるし、

1950年~70年代のポップス~ハードロック、それにモダンジャブが溢れてて、

今住んでるマンションは防音体制がとってもシッカリしてるもんで、

それらをフルシャッフルしてそこそこの音量で聞きながらなんだけど、

さっきはヴァン・ヘイレン、キャンディーズ、ジェフ・ベック、ジョー・パスって続いた後、

突然の甲斐バンドの “ヒーロー” だったんだわ。

 

これがまあなんとも心地いいというか、単純に元気を貰えるんだけど、

今の若いボクサー達にはどう聞こえるのかなあ……。

2018年1月13日 (土)

後楽園ホール・1月12日

 

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“頂き物の鉢”

 

左側のシクラメンは3年モノで、球根の勢いが落ちてきたせいか、

花の大きさが大分小さくなってしまったんだけど、

生きてるうちは面倒を見ないとなあって感じで……。

 

真ん中の小さい鉢はポインセチアの新種なんだけど、

2年経つとかなり面影が違ってきて貧相でもあるんだけど、

これも生きてる限りはってことで……。

 

右端のモノは名前は忘れてしまったんだけど今年のモノなんだわ。

 

 

 

昨日はホールに入る前に渡辺会長や瀬端さん、一力ジムの小林会長、

それにJBCの役員さん達から色々実に有意義な話を聞かせて貰ったんだよね。

 

ただその後のホールでの試合メニューは残念ながら薄いと言わざるを得なくて、

全部で5試合、やっとやっとの32ラウンド興行ってことで、

唯一セミファイナルに対する期待感があったもんで観戦したんだけど、

最後の試合は全く見ることなく帰宅したもんで悪しからずですね。

 

 

 

① 井田洋介君(石川)×室田拡夢君(T&T)……SB 4R

1勝(1KO)0敗2分の29歳・東京都と、2勝(2KO)2敗(2KO)の22歳・群馬県。

 

<1R>

お互いにまだまだ開発の余地を残すパフォーマンスで、

室田君はジャブを省略してあくまでの必殺系に拘り過ぎだったし、

上体を細かく動かしてた井田君の方も腕振りに鋭さとスムースさを欠いてたんだわ。

 

その井田君もラウンド終盤にかけて幾つか当て込んでたんだけど、

前半のフック系のヒットヒットが目立ってた室田君がまずは僅差ポイントゲット。

 

<2R>

室田君のケンカ系ボクシングに巻き込まれてしまったような井田君、

攻めてる感じを中々出せなかったんだけど前の回の反省からか、

このラウンドは若干の手数アップで中盤まで頑張ってたんだけど、

終盤に掛けてはまたもやの手数負けが解り易かったし、

左目上をヒットカットされてしまったなあ。

 

<3R>

このまま室田君に追い込まれるままなのかなあって思ってた井田君、

ここまで少し飛ばし過ぎだったみたいな相手の動きの劣化に乗じて残り1分24秒、

右ストレートをカウンターヒットしてアレレッて感じのダウンゲット。

 

思いの外簡単にクニャッと倒れ込んでしまった室田君だったんだけど、

リスタート後は井田君の雑な追撃にも助けられて何とか凌ぎ切ったんだわ。

 

<4R>

自分のスコアは前の回までで丁度イーブンの正しく決勝ラウンドだったんだけど、

どちらも明らかなヘバリが目立ってきて、

序盤は室田君、中盤は井田君って感じのやったり取ったりで、

ついに残り1分からが勝負どころになったんだけど、

やっぱり最後の頑張り手数は室田君じゃなかったかなあ……。

 

 

ってことで自分は38-37で室田君だったんだけど結局、

38-37×2、37-38ってことで井田君の2-1勝ちだったんだわ。

 

 

 

② 生井航平君(W日立)×丸谷雄亮君(高崎)……L 4R

1勝(1KO)0敗のサウスポー、21歳・栃木県と、

0勝2敗(1KO)のサウスポー、28歳・群馬県。

 

2戦目と3戦目のサウスポー対決だったんだけど、

二人共、第1試合のボクサーよりはずっとレベルの高い動きが出来てたんだわ。

 

まずはリーチが優位な分、序盤は丸谷君のジャブがよく届いてたんだけど、

生井君の方も中々カッチリした打ち返しの五分五分で、

お互いに危険な角度で返しの右フックを交差させてたんだわ。

 

<2R>

腕の長い丸谷君が思いの外丁寧なショートコンビから始めてたんだけど残り42秒、

かいくぐった生井君が南東ポスト前でいきなりの左を綺麗にヒットさせて、

直撃を喰らってしまった丸谷君が大きくダウンしてしまったんだわ。

 

何とかリスタートした丸谷君だったんだけど、元通りには回復し切れてなくて、

決着を付けに行った生井君の勢いを止める術もなくそのまま追い込まれてしまって、

最後は青コーナーポスト近くだったんだけど、

思いっ切りの右から左を貰ってしまって南ロープ際に激しく仰向けダウン。

 

リングマットにぶつけた頭が跳ね上がる程の倒れ方だったもんで、

勿論、レフェリーも即のストップエンドで2分41秒、生井君のTKO勝ち。

 

 

担架で搬出された丸谷君は大事には至らなかったんだけどこれで0勝3敗で、

ボクシングを続けるモチベーションを捨てないでいられるかが心配で、

彼はいい動きをしてるんだけど中々勝ち切れないボクサーで、

打ちに行った際に腕が体から離れ過ぎる欠点を修正して、

攻防一体っていうような意識を備えての初勝利が見たいものなんだわ。

 

 

 

③ 粕谷雄一郎さん(石川)×何チャラ・サイトーン……SFe 8R

9勝(1KO)2敗1分のランク7位、21歳・東京都と、

9勝(3KO)4敗1分の21歳・タイ。

 

この試合は少し遠目から同門の橋口雄斗君と話しながら見終えたんだけど、

1R1分28秒に粕谷さんがテンカウントアウトKO勝ち。

 

試合後暫くして粕谷さんともご苦労さん的な会話を交わしたんだけど、

この日はランクキープの為の試合だったから、チャチャッと終えてもOKOKで、

問題はこの先の日本人ランカーとのハードな対戦なんだよね。

 

 

 

この試合が終わったのが7時で、あんまり進行が早やかったもんで休憩が入って、

ふと見たら帝拳ジムの長野マネが来られてて、

こういうメニューの日に珍しかったもんで事情を確かめてみたら、

次の試合に出場する高橋竜也さんがよく出稽古に来てくれるからってことで、

隣にWOWOWの社長も座ってたんだけど一緒観戦ってことで……。

 

 

 

④ 高橋竜也さん(土浦)×中野敬太君(KG大和)

                        ………54.5㎏ 8R

27勝(20KO)7敗(1KO)5分のランク9位、28歳・茨城県と、

14勝(4KO)12敗(1KO)6分の32歳・福岡県。

 

この試合は普通に考えれば高橋さんの圧倒勝ちが予想されたんだろうけど、

高橋さんの最近の5勝は全てタイボクサー相手の緩い試合ばかりで、

そういうことを1年半も続けてるとボクシングが雑になるのは当然のことで、

ってことでここは自分、敢えて中野君の粘り勝ちを予想してたんだよね。

 

中野君の負け数の多さに可能性を見出しかねてた人も多かったんだけど、

12敗の相手は強豪ばかりの謂わば名誉の負傷だし、

12敗しててもKO負けは1試合だけの超踏ん張り系ボクサーなんだよね。

 

<1R>

間違いなく高橋さん得意の距離から始まって、

中野君としては相手に中間から鋭いジャブを打たせない工夫が必要で、

鈴木悠介さん、藤原陽介さん相手に2連敗中の気後れ感が出てたみたいで、

らしさを発揮し切れないままの残り1分15秒の来たロープ前、

高橋さんに伸びのいい右ストレートを打ち込まれてしまってダウンで、             

一瞬膝をガクッと折って耐えるかって思われたところからの倒れ込みだったなあ。

 

勿論リスタート後の高橋さんは一気の決着を目指して飛ばしていったんだけど、

こういう時の中野君は実にとっても粘り強くて、

無茶系や自暴自棄のような打ち合いに挑むことなく、

ひたすら回復待ちのディフェンス主体で何とか凌ぎ切ってしまったんだわ。

 

<2R>

前の回の残り1分間とインターバルの計2分間を休んだ中野君だったんだけど、

このラウンドも先制は高橋さんの方で、

中野君はジャブさえ打ち切れずの苦しい苦しいだった開始1分01秒、

高橋さんのクロス気味の右フックを貰ってしまってこの試合2回目のダウン。

 

当然の如く高橋さんは今度こそって感じでの追撃追撃で、

自分の周囲からはそろそろ終わりそうだねって声が聞こえてきたんだけど、

そこはそこKO負けがとっても少ない中野君の踏ん張りの見せどころって感じで、

このダウンも何とか凌いだ中野君は残り1分から却っての反撃だったんだわ。

 

やっぱり高橋さんはヘナチョコタイボクサー相手の試合が多過ぎたせいか、

肝心なところで半端なパフォーマンスしか出来てなくて、

気合の入ってないパンチでは中野君を追い詰めきれなかったんだよなあ。

 

<3R>

そんなんでガソリンが切れてしまったのかって感じの高橋さんで、

前の回までで終わらせるつもりで飛ばしたせいか、いきなりのトロトロで、

自らの距離を維持できないまま中野君の詰め詰め作戦にタジタジって感じで、

これ以降は終始プレスを掛けられっ放しだったんだわ。

 

<4R>

気を良くしたか中野君がラウンド序盤に積極的な攻め込みで、

高橋さんも半分過ぎからショートブローをヒットヒットで挽回していったんだけど、

残り1分からの勝負どころでは中野君が再度気持ちを込めた反撃を見せて、

明らかに気持ち勝ちしてたんだよね。

 

試合半分が終わったところで38-36でまだまだ高橋さんだったけどね……。

 

8回戦で最初の2つのラウンドに続けざまにダウンを獲られたらそりゃ大変で、

やってる方も見てる方も既に勝負あったなって感じになると思うんだけど、

中野君はこういうところでも異常なほど頑張るボクサーで、

場内は彼の踏ん張りに自らの気持ちを添えるような感じになっていったんだわ。

 

それでも中野君には必殺系のパンチがある訳でも無いし、

攻撃の組み立てに工夫を垣間見せるって感じでもなくて、

ひたすら一生懸命に左右を振り出すって感じだったんだわ。

 

<5R>

甲乙付け難い一進一退状態が続いたんだけど、

見てる方には中野君の反発心の方が伝わりが強かったし、

高橋さんは右目上をバッティングカットしたこともあってか、

改めて見やると顔面の赤味や腫れ方は圧倒的に高橋さんの方が酷かったんだわ。

 

<6R>

高橋さんはバテてきたのかオンとオフがとっても解り易くて、

リング中を追い立て続けてたのは常に中野君だったんだよね。

 

ってことで、ここまでの自分のスコアは56-56の丁度イーブンってことで、

高橋さんの不甲斐無さが主因ではあったんだけど、

それにしても中野君の踏ん張り頑張りは周囲を驚かせてたんだよね。

 

<7R>

高橋さんのセコンドサイドからは実にとっても初歩的なアドバイスが飛びまくってて、

それだけこの日の高橋さんの動きはダメ過ぎてたとしか言いようが無くて、

こんなんでタイトルを狙うのはとっても無理そうで、

そもそも彼が勝てそうなランカーを探すのさえ難しそうだったんだわ。

 

そう思うようにさせたのは正しくこの日の中野君の気持ちの強さとスタミナで、

周囲の観客からは 「よく頑張るよなあ。」 の声が何度も聞こえてきたんだよね。

 

<8R>

右目上のカット傷からの出血がおびただしかった高橋さん、

残り1分02秒でドクターチェックを受けてて、

見た目の様子ではまるで負けてるボクサーのようだったんだけど、

ランカーのプライド賭けての流石の最後の踏ん張り直しだったんだわ。

 

勿論中野君も全く怯むことなくの応戦反撃で、

大きく差が付かないままではあったんだけど、

僅かな手数差、ヒット数差で高橋さんがラウンドポイントゲットだったなあ。

 

 

ってことで自分は75-75のイーブンだったんだけど結局、

76-74、76-75、75-76ってことで高橋さんの僅差2-1勝ちだったんだわ。

 

どこか1つのラウンドの評価の行ったり来たりの違いで、

簡単にひっくり返ってしまうようなスコアだった訳で、

返す返すも連続ダウンを喰らったところから中野君の巻き返しが立派だったんだわ。

 

 

 

⑤ 別府優樹さん(久留米櫛間)×何チャラ・何チャラ

                            ………W 8R

16勝(16KO)0敗1分のランク3位、26歳・宮城県と、

9勝(4KO)5敗1分の21歳・タイ。

 

別府さんは後楽園ホールでもよく試合をするんだけど、

チャールズ・ベラミーと引き分けた試合を別にすると、

2014年に全日本新人王になった以降は格下相手ばかりで、

韓国人ボクサーと1回の他は多分7試合全部がタイボクサー相手なんだよね。

 

多分今回もまたもや見るに値しない試合になりそうで、

そんなモノをわざわざ後楽園ホールに見せに来る理由が全く不明なんだよなあ。

 

別府さんの2014年の全日本新人王決定戦の相手は松永宏信さんだったんだけど、

その松永さんも今月20日の試合の相手は多分アジアンボクサーになりそうで、

お互いに試合相手に困ってるっていうなら、

いっそのこと二人で2014年のリマッチをすればいいと思うんだけど、

どっちが躊躇してるのかは知らないけど、ボクシングが詰まらなくなるだけだね。

 

 

帰りの電車の中で確認してみたら案の定、

1R1分31秒で別府さんのKO勝ちだったね。

 

 

 

【本日のベスト2ボクサー】

① 中野敬太君

② 生井航平君

 

 

 

昨日の後楽園ホールのチケットが1万円だったなら、

今日は10万円以上の価値がある興行だよねえ……。

2018年1月11日 (木)

1月ボクシング

 

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“もやしもん”

 

再放送されたモノを現在まとめ見中で……。

 

 

 

8日に2017年のベストボクシングについて書いたんだけど、

じゃあベストボクサーは誰だと思うのかって聞かれたもんで、

もう一回ジックリ考えてみたんだわ。

 

≪2017年、年間ベスト5ボクサー≫

*敬称略

 

① 比嘉大吾

② 村田諒太

③ 田口良一

④ 京口紘人

⑤ 伊藤雅雪

 

 

 

さて、今日の本題の1月ボクシングについてなんだけど、

自分のボクシングは12日から始まるんだけど、

年々開催数が少なくなって去年は6回だったんだけど今年は4回のみ。

 

 

≪1月のボクシングスケジュール≫

*左側が勝者予想、敬称略。

 

・1月12日……(後楽園)

中野敬太×高橋竜也、別府優樹、粕谷雄一郎。

 

 

・1月13日……(後楽園)

内藤律樹×ジェフリー・アリエンザ、三代大訓×正木脩也、コーチ義人×日野僚。

小谷将寿×カルロ・マガリ。

 

・1月20日……(後楽園)

赤穂亮×鈴木悠介、松永宏信、玉山将也、千葉開、中谷潤人、

チャールズ・ベラミー。

 

 

・1月31日……(後楽園)

諏訪佑×佐川遼、大嶋剣心×金澤宣明、蒲山直輝×花森成吾。

 

 

 

≪1月度ボクシング期待度ベスト8≫

*左側が勝者予想、敬称略。

 

① 三代大訓×正木脩也

② コーチ義人×日野僚

③ 赤穂亮×鈴木悠介

④ 内藤律樹×ジェフリー・アリエンザ

⑤ 中野敬太×高橋竜也

⑥ 諏訪佑×佐川遼

⑦ 大嶋剣心×金澤宣明

⑧ 蒲山直輝×花森成吾

 

 

 

1月20日はチャールズ・ベラミーが横浜光ジムへ移籍しての初戦になるんだけど、

それにしても八王子中屋ジムは体制が変わってから移籍ボクサーが続出で、

それは勿論新体制ジムの意志に基づくものなんだろうけど、

荒川仁人さん、福本翔馬さん、鈴木悠介さんって続いて今回、

やっぱりC・ベラミーも移籍なのかって聞かされると、ちょっとなあ……。

2018年1月 8日 (月)

2017年度 年間ベストボクシング

 

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“七つの大罪”

 

またもやの再放送録画分をまとめ見ってことで……。

 

 

 

2017年に現場観戦した95ボクシングとテレビで見た幾つかの試合の合計、

約800試合ほどの中から自分的なベスト30を選んでみたんだわ。

 

勿論、関東圏以外での試合は全く含まれてないし、

そもそもが全くの独りよがりなんだけどね。

 

いい試合っていうのはあくまで相手があってのことだと思ってて、

例え一方のボクサーがどれほど魅力的なパフォーマンスをしたとしても、

相手の出来が悪かったような場合だとどうしても評価が落ちてしまうし、

異論反論百出だと思うんだけど、其々には其々のボクシングがあるってことで……。

 

 

 

≪2017年度 年間ベスト30ボクシング≫

*左側が勝者、敬称略。

 

① 村田諒太×アッサン・エンダム (10月)……7RKO

② 田口良一×ミラン・メリンド (12月)……3-0

③ 比嘉大吾×ファン・エルナンデス (5月)……6RKO

④ 京口紘人×アルマン・デラクルス (2月)……3RKO

⑤ 伊藤雅雪×グレン・エンテリア (9月)……6RKO

⑥ 細川バレンタイン×麻生興一 (12月)……3-0

⑦ 船井龍一×中川健一 (3月)……7RKO

⑧ 小原佳太×ナロン・ブーンチャン (8月)……2RKO

⑨ 木村翔×五十嵐俊幸 (12月)……9RKO

⑩ 山中慎介×カルロス・カールソン (3月)……7RKO

⑪ 久我勇作×石本康隆 (2月)……2RKO

⑫ 田口良一×ロベルト・バレラ (7月)……3-0

⑬ 比嘉大吾×トマ・トマソン (10月)……7RKO

⑭ 大橋建典×坂晃典 (12月)……5RKO

⑮ 勅使河原弘晶×ジェトロ・パブスタン (10月)……10RKO

⑯ 荒川仁人×マーボン・ボディオンガン (7月)……6RKO

⑰ 比嘉大吾×ディオネル・ディオコス (2月)……4RKO

⑱ 中谷潤人×ユーリ阿久井政悟 (8月)……6RKO

⑲ 平岡アンディ×小林孝彦 (11月)……5RKO

⑳ 中嶋孝文×三浦仁 (9月)……4RKO

 

(21) 京口紘人×ホセ・アルグメド (7月)……3-0

(22) 日野僚×中澤奨 (9月)……3-0

(23) 麻生興一×今野裕介 (6月)……10RKO

(24) 拳四朗×ペドロ・ゲバラ (10月)……2-0

(25) 西田光×胡朋宏 (5月)……3-0

(26) 岩原慶×粟田祐之 (9月)……6RKO

(27) 三代大訓×仲里周磨 (10月)……3-0

(28) 長嶺克則×富岡哲也 (5月)……6RKO

(29) 三瓶数馬×石井龍輝 (11月)……5RKO

(30) 田中教仁×高橋悠斗 (2月)……3RKO

 

 

*好試合が一番多かったのが10月の5試合で、次は2月、9月、12月の各4試合、

残念ながら1月と4月の試合は全て選モレしてしまったんだわ。

 

*上の30試合に複数回登場したのは比嘉大吾さんが3回、

田口良一さんと京口紘人さんが其々2回づつだから結局、

自分の中での年間ベストボクサーは比嘉大吾さんってことで……。

2018年1月 7日 (日)

村木田渾身競馬

 

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“部屋の片隅”

 

オーディオラックとか10段のCDラック、カセットラックそれに、

部屋置きのミニ観葉樹ではなくて、見て欲しいのは左下の競馬新聞の山で、        

これで丁度1年分の108部で54,000円也。

 

去年は全部で266レースに参加して回収率は202%だったんだけど、

7月からの6ヶ月間は104レースに参加し中で、

的中は僅か1レースだけっていうテイタラクで、

1月8日の大穴ゲットで何とか1年間を凌ぎ切ったっていう感じだったんだわ。

 

それでも馬券の買い方を大きく変えるつもりはなくて、

2018年も200レース前後に参加するつもりなんだけど、

勿論1日ごとの収支に拘ることなく、

大体半年サイクルでの収支を管理するつもりなんだよね。

 

 

グレードが1000万下以上のレースで、

かつ15頭立て以上のハンデ戦及び牝馬戦がエントリーの基本で、

10番人気~12番人気の中に狙える馬がいることが最終的な参加条件なんだよね。

 

ちなみに10番人気の1着率は1.5%、2着率は2.4%、3着率は3.7%で、

11番人気の場合には其々1.2%、1.8%、2.9%、

12番人気の場合は其々0.9%、1.3%、2.4%ってことになってるから、

これらを絡ませた馬券をゲットするのはホントに大変なんだわ。

 

更に言えば10番人気~12番人気の連体率は3.9%、3.1%、2.1%で、

3着内率は其々7.6%、5.9%、4.5%だから、

10番人気~12番人気の中から選定した狙い馬を、

どの馬券で狙うのかによって的中率は千差なんだけど、

究極は3連単フォーメーションなんだけどね……。

 

 

2018年競馬初日の昨日は中山11Rに挑戦して、

狙いの穴馬を⑪か⑫で迷って最終的には⑫にしたんだけど、

⑪が3着入線してアララだったんだけど、

もし⑪を選択しても相手馬が違ってたからどっちにしても只の外れだったんだわ。

 

今日も中山11Rが16頭立てのGⅢ牝馬戦にチャレンジするつもりなんだけど、

⑧と⑫でもう少し悩みそうなんだよね。

 

 

 

昨日の午前中は録画しておいた “ミュージック・エア” の中から、

1961年のMJQ(モダンジャズ・カルテット)のベルギーコンサーを見たんだけど、

それは56年も前のモノクロ映像だったんだけど、

未だに充分聞くに耐えるモノだったもんでビックリしたなあ。

2018年1月 6日 (土)

12月のベストボクシング

 

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“夏雪ランデブー”

 

真ん中で宙に浮いてるのは右側の女性の亡くなった亭主で、

成仏しないまま女性と彼女の新しい恋人(左側の青年)につきまとう話しで、

元亭主の亡霊を見ることができるのはオレンジTシャツのその彼だけで、

途中で体を入れ替わるっていう展開は “ゴースト” 以降よくある話なんだけど、

付きまとう亡霊は付きまとわれる方の事情も思いやるべきだよなあ。

 

 

 

昨日よりは暖かいって天気予報では言ってたんだけど、

今朝のバルコニーは1.6℃ってことでこの冬の最低気温だったんだわ。

 

 

 

去年12月は現場観戦が10回とテレビ観戦が2回あって、

自分的なベストボクシングは以下の通りってことで……。

 

 

≪12月のボクシングベスト25≫

*左側が勝者、( )内は事前期待度順位、敬称略。

 

① 田口良一×ミラン・メリンド (1)……3-0

② 細川バレンタイン×麻生興一 (6)……3-0

③ 木村翔×五十嵐俊幸 (3)……9RKO

④ 大橋建典×坂晃典 (11)……5RKO

⑤ 尾川堅一×テビン・ファーマー (ー)……2-1

⑥ 船井龍一×川口勝太 (8)……2RKO

⑦ 京口紘人×カルロス・ブイトラゴ (7)……8RKO

⑧ 岡田博喜×ジェイソン・パガラ (9)……6RKO

⑨ 小原佳太×藤中周作 (4)……5RKO

⑩ 有岡康輔×小畑武尊 (29)……2RKO

⑪ 井上尚弥×ヨアン・ボワイヨ (2)……3RKO

⑫ 村中優×阿知和賢 (12)……3-0

⑬ 今野裕介×丸木和也 (14)……5RKO

⑭ 拳四朗×ヒルベルト・ペドロサ (5)……4RKO

⑮ 田中教仁×市川雅之 (17)……7RKO

⑯ 高見良祐×水藤翔太 (21)……5RKO

⑰ 荒川仁人×アドニス・アゲロ (ー)……3-0

⑱ 下町俊貴×飯見嵐 (ー)……3RKO

⑲ 佐宗緋月×山中章弘 (27)……6RKO

⑳ 荒木貴裕×氏原文男 (24)……3-0

 

(21) 粉川拓也×藤本直人 (22)……3-0

(23) 佐藤剛×長井佑聖 (ー)……1RKO

(22) 佐々木洵樹×ウィー・カンポス (ー)……3-0

(24) 山内涼太×レスター・アブタン (15)……4RKO

(25) 栗原慶太×ライアン・ハマカド (ー)……2RKO

(26) 松本北斗×佐々木悠登 (ー)……1RKO

(27) 井上夕雅×赤羽根烈 (28)……3-0

(28) 東上剛司×チャンチャイ・何チャラ (ー)……2RKO

(29) 梶颯×ジュン・プラゾ (19)……3-0

(30) 重田裕紀×安達陸虎 (ー)……3-0

 

*事前期待度10位以内で選モレした試合は、久高寛之×翁長吾央(10)のみ。

2018年1月 4日 (木)

TVボクシング色々……。

 

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“初詣”

 

予めなんだけど、今日は相当長くなりそうなもんでそれなりの覚悟が要りそうで、

興味を感じた所だけ拾い読みをお願いするってことで……。

 

 

元旦の午後は例年通り近所の神社に初詣に行ったんだけど、

例年通りの長い列で、写真では見難いかも知れないんだけど、

左の鳥居から右端の奥までビッチリの行列だったんだわ。

 

自分は子供の頃からとにかく並ぶことが大嫌いで、

並んで買う、並んで食う、並んで見るっていうのは一切拒否し続けてるもんで、

初詣も列の横をズンズン進んで拝殿のすぐ近くまで行って、

だから勿論、賽銭も投げず、手も合わせず、心の中で色々ヨロシクねって結局、

太陽や月、星に願いや祈りを込めるのと変わりないんだよね。

 

寺や神社に携わってる人間達が必ずしも清廉潔白、無私奉仕の極みでもなくて、

世間一般の通俗的な権力争いと金儲けに奔走してるっていうのは、

ちょっと前の富岡八幡宮事件を見れば明らかな訳で、

やっぱりねって感じで特別驚くことではないんだよね。

 

日本の寺、神社の連中の全てが富岡八幡宮並みだとは勿論思わないけど、

自分の近所の神社がそういう系統か否かは不明なもんで、

それほど真剣に付き合う必要もないんじゃないかってことで……。

 

 

 

2日は例年通りで、

自分らの息子夫婦と奥さんの弟夫婦とその御嬢さん達が自宅に集まって、

CGデザイナー、大手アパレルのスーパーバイザー、プロのドラマー、

美容室チェーンの役員、それにバレリーナって普通の事務職系が全くいなくて、

だから話題の散らばり方も半端じゃなくてその中に混ざってるだけで面白いんだわ。

 

 

 

昨日の3日は奥さんと墓参りに行った後にジョナサンで食事したんだけど、

自分はジョナサンやデニーズよりもやっぱりスカイラークの方が、

肉料理も卵料理も数段旨いと思ってるんだけどね。

 

 

 

“心愛” って書いて “こころ” っていう名前の女の子がいるんだけど、

“学己” って書いて “がく” っていう名前のボクサーが三迫ジムにいるんだわ。

 

その相川学己君が24日に大阪へ武者修行に行ってたことは知ってたんだけど、

相手はランク8位の川島翔平さん(真正)だしってことで殆どほったらかしてたら、

週明けに何と相川君が6RKO勝ちしたって知らされたんだわ。

 

慌てて三迫会長に電話してみたら、5Rまでの殆どを獲られてたんだけど、

練習してた一発綺麗な右のカウンターが6Rに大直撃してのテンカウントアウトで、

アップサイドダウンて言うか典型的な下剋上ってことでタマゲテしまったんだよね。

 

 

一般世間が正月休みの間に見たテレビボクシングの結果はそれほどではなくて、

尾川堅一さんのベルトゲットの試合も正直相手が弱過ぎで、

もっと激しい打ち合いになったら彼の本領は更に発揮されたはずで、

拳四朗さんや井上尚弥さん、清水聡さん達の相手も下手過ぎの弱過ぎだったし、

ギジェルモ・リゴンドーのヘタレさ加減には呆れてしまったし、

近藤明広さんは田口良一さんや尾川堅一さん達と比較すると、

8R以降の頑張り不足が明らかだったんだよね。

 

要するに話はこれ以上でも以下でもないんだけどね……。

 

 

 

☆ 井上尚弥さん(大橋)×ヨアン・ボワイヨ

              ………WBO LF タイトル戦 12R

14勝(12KO)0敗のチャンピオンと、

41勝(26KO)4敗1NCのランク6位、29歳・フランス。

 

<1R>

ボワイヨはスピード感も無かったし、ストレート系も何だかたわんでて、

開始30秒ほどで井上さんにはとっても敵いそうにないことがハッキリしてきて、

残り30秒までに右2発と左1発って強いのを貰ってたんだけど、

残り16秒、右フックの打ち終わりに左フックを綺麗に合わされてしまってダウン。

 

<2R>

その後のボワイヨは世界戦を戦いに来たボクサーにはとても見えなくて、

その程度なら日本ランカーにもっと強いのが幾らでもいそうで、

終始腰を引き気味の恐々のままだったなあ。

 

<3R>

開始39秒、井上さんの左ボディで2度目のダウン。

1分03秒にはもう一度左ボディを喰らって3度目のダウン。

 

何度かリスタートはしたんだけどボワイヨはヘタレる一方で、

残り1分21秒、またまたの左ボディでついに沈没の即ストップで、

何だこりゃあって感じしかしなくて、そりゃ井上さんの強さは半端じゃないんだけど、

ボワイヨが超弱過ぎだったね。

 

 

 

☆ 拳四朗さん×ヒルベルト・ペドロサ

          ………WBC LF タイトル戦 12R

11勝(5KO)0敗のチャンピオン、25歳と、

18勝(8KO)3敗2分のランク11位、25歳・パナマ。

 

ランク11位っていう時点で既に試合の行方が見えてくるようなマッチメイクで、

三迫ジムの加藤トレがセコンドやってたことの方が興味を惹いたんだわ。

 

<1R~2R>

ペドロサは上体を柔らかく使って頭を左右に振りながら相手の標的にならないように、

それはもう気を使いながらの序盤だったんだけど、

攻撃手段としてはいきなりの突っ込みからの左右フックオンリーって感じで、

強めの左をジャブとボディに使い分けてた拳四朗さんの巧さが目立ってたんだわ。

 

<3R>

やっぱりペドロサにはこれといった得意技があるようには見えなくて、

プレスや突っ込みからの一撃だけでは通用しかね続けてて、

拳四朗さんの当て勘の良さだけが目立ってたんだわ。

 

<4R>

開始19秒、拳四朗さんの左からの右ストレートがヒット。

 

それほど強烈には見えなかったんだけどペドロサがヨレヨレってロープまで下がって、

「エーッ、これで効いてしまったの?」 って感じの拳四朗さんが一気詰めで、

その高速連打を反対側のロープまで逃げて凌いだペドロサだったんだけど、

左ボディを効かされた後に右、右って連続フックを喰らってダウン。

 

何とか何とか立ち上がりはしたんだけどペドロサ、

反撃を試みるまでには心も体も回復してなかったみたいで、

そのまま拳四朗さんの追撃に晒されるまま、

殆ど同じような攻撃パターンを繰り返されてたんだけど、

最初にダウンした場所と殆ど同じところに崩れ落ちてしまってジ・エンド。

 

 

 

☆ 清水聡さん(大橋)×エドワード・マンシト

            ………OPBF Fe タイトル戦 12R

4勝(4KO)0敗のチャンピオンと、15勝(8KO)7敗2分のランク?位、フィリピン。

 

2勝1敗ペースを相手に楽々の防衛戦だったんだけど、

色んな人に聞くと、清水さんのパンチ力はとっても半端じゃないらしいんだけど、

パフォーマンス全体は何だかぎこちないし、パンチもバラバラで統一感が無いし、

体から腕の離れたフックの連打も上級者のようには見えないんだよなあ。

 

下手クソで弱い相手が清水さんに右フックを引っ掛け被せ打ちされて、

1Rで簡単に倒れてしまったもんで、バカバカしくなってスルー飛ばししたんだけど、

結局、7RでのTKO勝ちだったんだけど時間が懸かり過ぎだと思ったなあ。

 

 

 

☆ ワシル・ロマチェンコ×ギジェルモ・リゴンドー

………WBO SFe タイトル戦 12R

9勝(7KO)1敗のチャンピオン、サウスポー、ウクライナと、

17勝(11KO)0敗1NCのWBAチャンピオン、サウスポー、キューバ。

 

4本の白いリングロープとそれらをくくるテープがとっても太くて、

それはそこに広告をプリントする為に広幅にしてるんだけど、

視界を邪魔することこの上なくて、

その上、二人のボクサーのグローブが多色使いだったもんで、

画像全体が汚いったらなかったなあ。

 

<1R>

リーチが優位なロマチェンコの方が圧倒的なリズム感で、

お互いに慎重に立ち上がってはいたんだけど、

フェイントを駆使したロマチェンコの小刻みで力強い動きが目立ってたんだわ。

 

リゴンドーの方はもっと様子見加減でドッシリした感じが強かったね。

 

<2R>

距離とタイミングを把握できたのはロマチェンコの方で、

この辺から右ジャブがキッチリ届くようになってきたし、

リゴンドーはロマチェンコの右手の動きにすっかり眩惑されてるようだったんだわ。

 

<3R>

相変わらずロマチェンコの先制攻撃が印象的で、

リゴンドーはテンポの速いロマチェンコの動きに付いていけてなくて、

どっかで吹っ切って強引なまでの攻め込みが必要になってきたんだわ。

 

それにしてもロマチェンコは相手のカウンターを封じるべく、

打ち終わりの処理がとっても巧くて、手の位置や頭の位置が抜群だったんだわ。

 

<4R>

勿論、その全部を当ててた訳ではなかったんだけど、

とにかくロマチェンコの手数は圧倒的で終始攻めてる感じを出し続けて、

リゴンドーの出る幕は全く訪れないままで、

あんたは一体どこでどう勝負するつもりなのかって、

他人事ながら心配になるほどだったんだわ。

 

<5R>

絶好調のロマチェンコは益々のプレスプレスからのヒットヒットで、

リゴンドーは相手のスピードと手数に対応し切れないままで、

まるで勝負を投げてるような動きしか出来てなかったんだよね。

 

<6R>

ロマチェンコの嵐のような攻め立てにリゴンドー、

ガードを固めて頭を下げて凌ぐのが精一杯で、

正面からの打ち合いを徹底的に避けながらクリンチを繰り返すばかりで中盤、

ついにホールディング減点を喰らってからは見るも哀れで、

嫌々試合をしてるような感じだったんだわ。

 

 

って見てたら案の定、6Rを終わったところでギブアップ棄権しまって、

そんなに強烈な被弾は無かったにも関わらず試合を投げ出してしまったんだわ。

 

要するに結局、リゴンドーなんていうのは勝てる試合しかしないボクサーってことで、

これ以降、自分の中ではボクサーのリストから除外するってことで……。

 

 

 

☆ 尾川堅一さん(帝拳)×テビン・ファーマー

              ………IBF SFe 王座決定戦 12R

22勝(17KO)1敗のランク4位、29歳と、

25勝(5KO)4敗1分のランク5位、サウスポー、27歳・アメリカ。

 

ファーマーは右目が極端な内斜視のボクサーで、

正対して相手の目を見ながら試合をするボクサーにとっては違和感が強くて、

その点尾川さんはどう感じたかいつか確かめてみようと思ったなあ。

 

<1R~2R>

ファーマーは前の手の使い方が巧くて、

黒人特有のスピード感に溢れたボクサーだったんだけど、

KO率が僅か17%しかないことが彼の戦い方に如実に現れてて、

徹底したアウトボクサーだったんだわ。

 

1R中盤の右攻勢が目立って、いい立ち上がりを見せた尾川君だったんだけど、

その終盤にカウンターの左ストレートを貰ってからは小休止で、

最初の2ラウンド分を相手に渡してしまったんだわ。

それにしても当て逃げチョンチョン相手に尾川さんはどうするのかなあ……。

 

<3R>

ファーマーの斜視は終始相手に目でフェイントをかけてるように見えるんだけど、

尾川さんはそれほどやり難そうにはしてなくて、

フェイントからのいきなりの右ストレートとワンツーを連続ヒットしてポイントバック。

 

それにしてもファーマーの手数がいきなり落ちたんだけど何か訳でもあるのか。

 

<4R~5R>

ファーマーは殆どボディを攻めて来ないし、連打系も控えてて、

結局足の長い左ストレートだけが要注意って感じだったんだわ。

 

お互いに殆どクリーンヒットのないままの小康状態。

 

<6R>

尾川さんも勝負どころはまだ先だと思っての気力体力を温存のようで、

このラウンドはファーマーが若干攻勢を強めていって、

尾川さんが右目尻を薄くカット。

 

ってことで半分が終わっての自分のスコアは58-56でファーマーだったんだわ。

 

<7R>

打ち合う場面が増えていって尾川さんの被弾も目に付いたんだけど、

そういう場面になればなるほど尾川さんが大きく当て込む可能性も増える訳で、

残り1分13秒、尾川さんの鋭い右ショートストレートがヒット、

直撃されたファーマーが一瞬足元をバタつかせて、勿論尾川さんが一気攻め。

 

ファーマーが何とか凌いで、尾川さんが追撃を手控えたもんでそのままゴング。

それにしても尾川さん、一発当てたくらいで右手を上げるのはどうかと……。

 

<8R>

前の回に大きく打ち込まれたファーマーの方が初っ端から飛ばしていったんだけど、

アレッてほど消耗が進んでたみたいで、30秒過ぎたら即の一段落で、

口を開けて何だかハァーハァーしてるし、逃げ腰姿勢が目立ってきて、

全体的に緩んできたような印象だったんだわ。

 

<9R>

結局、ファーマーのボクシングは勝つボクシングっていう感じではなくて、

負けないボクシングを目指してるみたいで、見てて高揚感が少ないし、

そういうのは一番ラスベガス受けしない訳で場内は静まり返ってたなあ。

 

<10R>

セコンドに付いてた繊大トレの 「ここが勝負だぞ!」 って檄をマイクが拾ってて、

1分30秒、相手の左に合わせてた尾川さんの右ストレートが綺麗にヒット。

 

ファーマーは見た目以上に打たれ弱いらしくて、

一発喰らうとメッキリ動きが落ちて、クリンチ逃げが多くなってしまってたんだわ。

 

<11R>

かなり疲れたかファーマーは長い時間は頑張れなくなって、

そこからは誤魔化し系の動きに終始してて、

一体ポイントをどう考えてるのかって思うほどで、

10Rを終わっての自分のスコアは丁度イーブンの95-95だったからね。

 

<12R>

20秒から30秒ほどしか動けなくなったファーマーに対して尾川さん、

最後まで動きに劣化を見せないままで終了ゴング。

 

 

10R~12Rまで3連続ポイントゲットが自分の中では大きくて、

115-113で尾川さんの2ポイント勝ちだったんだけど結局、

116-112、115-113、112-116ってことで尾川さんの2-1勝ち。

真逆のスコアが併存するのは、それはそれラスベガスってことで……。

 

 

終盤にかけての奮闘は大したモンだったんだけど尾川さん、

相手が常に引き気味だったとは言え、もう少し工夫があってしかるべきで、

たまにロープに詰めた際にはもっとボディ連打が必要だと思ったんだけどね。

正直、今のままだとロマチェンコにはかなり厳しいかなあ……。

 

 

 

☆ 近藤明広さん(一力)×セルゲイ・リピネッツ

            ………IBF SL 王座決定戦 12R

29勝(16KO)6敗1分のランク3位と、12勝(10KO)0敗のランク1位、ロシア。

 

リピネッツは一見剛腕系に見えるんだけど、ディフェンスにも長けてて、

ガッシリした上体を常に動かしまくってたんだわ。

 

もっと動ける筈の近藤さんはいつもより頭や上体が動いてなかったんだけど、

それはつまり的として相手を正確に捉える為には仕方なかったのかも知れないね。

 

リピネッツはガードを低くしたり高めにセットしたり色々見せてたんだけど、

低くしたところからの早い打ち出しがそこそこ正確で、

最初の2ラウンド分を十分なポイントゲットだったなあ。

 

2R辺りで鼻血を見舞われた近藤さんは以降での影響も無視できなかったんだけど、

それでも3Rでの返しの左フックを綺麗に当て込んでたし、

常にいいプレスをかけてたんだよね。

 

ただ、動きの速いリピネッツが色々多彩な攻撃を見せてたのに対して近藤さん、

場面場面では左ボディやそこからの右ストレートにいいモノを垣間見せて、

可能性を感じさせたんだけど、全体を通しては攻撃の幅が狭くて、

無駄玉になってもいいからもっともっとの手数の中からチャンスを探るべきで、

6Rを終了しての自分のスコアは58-56でリピネッツだったなあ。

 

リピネッツもバッティングで額をカットしての出血に困ってはいたんだけど、

近藤さんにプレスを掛け続けられながらも、

そこから先制されないように常に先手先手を心掛けてるようだったんだわ。

 

この日の近藤さんが残念だったのは8R以降のパフォーマンスで、

力が尽き果てたって感じではなかったにも関わらず行き切れなかったことで、

リピネッツがフルガードしてる時は打ち返してくることが殆ど無いんだから、

打ち込む場所が無さそうに見えてもとにかくヒットヒットが欲しかったところで、

キッチリ当てるという意識よりはとにかく手数手数じゃないかって思ったんだよね。

 

実はリピネッツの方にも試合終盤にかけて大きくアピールし切る余力が無くて、

結局、盛り上がりに欠けたままの終了ゴングだったから、

思い返してみれば近藤さんにも幾らでもやりようがあったんじゃないかって……。

 

 

ってことで自分は117-111でリピネッツだったんだけど結局、

118-110、117-111×2でやっぱりリピネッツの3-0勝ちだったんだわ。

 

 

 

【本日のワースト3ボクサー】

① ギジェルモ・リゴンドー

② ヨアン・ボワイヨ

③ 近藤明広さん

 

2018年1月 1日 (月)

大田区総合体育館・12月31日

 

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「あ、明けましておめでとうございますです。」

 

 

 

12月30日の横浜文化体育会館では2つの世界戦が組まれてたんだけど、

自分的には緩いカードだったもんでテレビ観戦で済ませたんだけど、

その感想は明日以降に回して、今日は12月31日の大田区総合体育館。

 

試合が進むにつれ徐々に観客席が埋まっていったんだけど、

それでも内山高志さんがエントリーしてた2016年までとは空席数が違ってて、

正しく巨星墜つっていう感じだったんだよね。

 

 

ワタナベジムのスタッフに聞いたら大晦日の世界戦ボクシングは2011年からで、

これで7回目っていうんだからワタナベジムも大したモンなんだよね。

 

 

試合開始の1時間ほど前に入場させて貰ったもんで、

沢山の関係者達と話をさせて貰って色々予想を交換しながら始まり始まり……。

 

 

 

① 谷口将隆さん(ワタナベ)×何チャラ・何チャラ……51㎏ 8R

8勝(6KO)2敗の23歳・兵庫県と、7勝(1KO)4敗の21歳・タイ。

 

第1試合にいきなり谷口さんっていうのも世界戦ならではだったんだけど、

相手として登場してきたタイボクサーは正しくヘタレの極みで、

最初っから腰が引け気味で恐々やってて、

谷口さんにとっては練習相手にもならないって感じだったんだわ。

 

片手でも勝てそうな相手だったもんで予定通りの1R離席だったんだけど結局、

3R1分56秒で勿論谷口さんのTKO勝ちだったね。

 

 

 

② 和氣慎吾さん(FLARE)×何チャラ・サイトーン……SB 8R

22勝(14KO)5敗2分の30歳・岡山県と、10勝(5KO)7敗の22歳・タイ。

 

第2試合は更に力量差のある試合だったもんで当然横目で見ながらで、

和氣さんとしてもあっと言う間に終わらせることも出来そうだったんだけど、

時間稼ぎに手抜きをするのも限界に達したような感じで、

3R1分40秒でのTKO決着で、

自分的には左手一本でやって欲しいところでもあったんだけど、

半端にやってたら自らのボクシングを崩してしまうってこともあるから仕方ないよね。

 

 

それにしてもこういう形で登場するタイボクサー達は、

自らの役割を事前にキッチリ言い含められてるのか、

本国での試合でもこんなことをしてるのかって首を傾げてしまうんだよね。

 

 

10countジムの村越マネジャーが自分の相手をしてくれたんだけど、

この日は3回ほど電車を乗り継いでの来場ってことでエライんだよなあ。

 

 

 

③ 松本晋太郎さん(ワタナベ)×何チャラ・何チャラ……LH 6R

13勝(9KO)5敗の32歳・新潟県と、7勝(1KO)3敗の26歳・タイ。

 

何となくナチュラル体重に見える同士の一戦だったんだけど、

この日登場したタイボクサーの中では一番まともで、

少なくとも戦う姿勢だけは見せてたんだよね。

 

ただ二人の力の差は時間が進むにつれて明白になってしまって結局、

2R1分51秒までしか持たなかったんだけどね。

 

こういうタイボクサー相手の試合を見せられる度にその刺激の無さにはガッカリで、

今のところ必要悪のようなモノなのかも知れないんだけど、

無名でも普通の日本人A級ボクサーを何とか相手に選べないのかってことで……。

 

 

 

④ 山口康裕君(根本)×半澤拓也君(郡山)……60㎏ 4R

デビュー戦の27歳・石川県と、デビュー戦の26歳・福島県。

 

<1R>

フレーム的には山口君の方が優位だったんだけど、

初っ端から吹っ切れて手数を上げていったのは半澤君の方だったんだわ。

 

最初の1分間は半澤君が7:3くらいの手数差で圧倒してたんだけど、

お互いに右フックを1発づつヒットさせた直後、

それほどの当たりには見えなかったんだけど半澤君の返しの左フックがヒットして、

アレッて感じで山口君がダウンしてしまったんだわ。

 

それでも山口君はごく普通にリスタート出来て挽回挽回だった残り11秒、

右ショートフックからの一気反撃で最後に右のアッパー(フック?)を直撃させて、

今度は山口君が報復のダウンゲットしたんだわ。

 

それにしても二人共、打たれ弱過ぎるっていう印象が拭えなかったなあ。

 

<2R>

元気を取り戻した山口君が飛ばしていって、半澤君が窮地窮地だったんだけど、

1分過ぎに山口君が一段落したところから半澤君が反転攻勢で、

リング中央で左右フックを連続ヒットさせて2回目のダウンゲット。

 

お互いにデビュー戦だし、山口君はこれで2度目のダウンだし、

その倒れ方もそこそこ激しかったもんでレフェリーが即の決断ストップで、

1分11秒、半澤君のデビュー戦TKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

予備試合2試合を含めてここまで4試合26ラウンドが組まれてたんだけど、

案の定全部で10ラウンド分で終わってしまって、雑談時間が余りたくって結局、

売店だけが喜ぶような展開になってしまったんだわ。

 

 

自分の席のすぐ横にカシアスジムの内藤未来君が座ってきて、

そのすぐ後には小浦翼さんもやってきて、

それ以降は彼らの新鮮な感想を聞かせて貰いながらの観戦だったんだわ。

 

 

 

⑤ 京口紘人さん(ワタナベ)×カルロス・ブイトラゴ

             ………IBF Mm タイトル戦 12R

8勝(6KO)0敗のチャンピオン、24歳・大阪府と、

30勝(17KO)2敗1分1NCのランク3位、26歳・ニカラグア。

 

ブイトラゴは京口さんの4倍ものキャリアを誇る勝率88%の強豪で、

とにかく気合が入ってたんだわ。

 

京口さんもまだプロ9戦目の24歳で、時と場所、体調と精神状態によっては、

緊張や不調を垣間見せても仕方ないとも思ってるんだけども、

普段、キャッキャッしてる彼は一旦試合モードに入ると、

ホントに別の男に変身して誰も寄せ付けないようなところがあるんだよね。

 

<1R>

初っ端からプレスが強かったのは京口さんだったんだけど、

ブイトラゴは実にいいタイミングのジャブを打つボクサーで、

京口さんに簡単に2発目3発目を打たせない動きが出来てたんだわ。

 

ただ一旦打ち合いになった際の勢いと迫力は京口さんが圧倒してて、

とにかくコンビネーションからの左ボディが抜群の喰い込みで、

終盤には左のダブルフックをボディから上へ繋げる美しさも見せてたんだわ。

 

ブイトラゴも決して強くないボクサーではなかったんだけど、

終了ゴングが鳴った時には早くも顔面を赤くしてたんだよね。

 

 

インターバルで其々のコーナーにインスペクターが付いてたんだけど、

世界戦っていつもそうだったんだっけ?

 

<2R>

体がこなれてきた京口さんの動きが更にスピード感を増していって、

このラウンドは左右アッパーを混ぜ込み始めて攻撃の幅を拡げていって、

シッカリ感は相変わらずのブイトラゴだったんだけど、

的確に当て込む能力が足りてなくて、更に力量差が目立ちつつあったんだわ。

 

<3R>

ブイトラゴのいきなりの右ストレートはそれほど判別が難しそうでも無かったし、

そもそも殆どフェイントを駆使するタイプでもなかったみたいで、

京口さんの方がクイッとフェイントをかけての左ボディが絵の様に決まって、

ブイトラゴが明らかに嫌がる素振りを見せたんだわ。

 

それにしても京口さんの攻撃の幅の広さは見てる方が嬉しく楽しくなるほどで、

それにつれブイトラゴを困惑させつつあったんだわ。

 

<4R>

このラウンドは京口さんの右ストレートの当たりが印象的で、

勿論ブイトラゴもかなりの手数を頑張ってたんだけど、

印象的なパンチはごくごく少なくて、京口さんの猛撃だけが目立って、

結果的には前の回に続いて10:8.5ほどもの差が付いてしまったんだわ。

 

<5R>

京口さんのパンチのヒット率が上がって、ブイトラゴが消耗してきたのは、

やっぱり1R後半からの左ボディに依るところが大きくて、

階級が軽くてもその重要性を今更ながら感じさせたんだよね。

 

ブイトラゴの様子を間近に見てた京口さんは、

これは倒せるなって意識し始めたのはこのラウンド辺りからだと思うんだけど、

更に更にって強振していくのを見たセコンドから、

「まだ早い! 力を入れるな!」 って声が飛んでたんだわ。

 

この回は終盤近くの左のダブルボディが秀逸で、

小浦さんも未来君も、この日の京口さんのパフォーマンスを絶賛してて、

キレッキレだなあって言ってたんだわ。

 

<6R>

大分形勢を悪くしていったブイトラゴだったんだけど、

大きく挽回するには至らなかったんだけど、

それでも気持ちを立て直しての手数アップで、

途中まで京口さんをかなり緊張させたんだわ。

 

その後、ブイトラゴの攻撃が一段落するのを見計らった京口さんが、

右ストレートと右アッパーを激烈に当て込んでからの一気攻めで、

相手をコーナーに押し込んでの連打連打を見舞わせて、

そろそろ危ないかと思わせたんだけど、

ここは男ブイトラゴも強い気持ちで打ち合ってたんだわ。

 

それでも4ラウンド続けて10:8.5ほどもの差が付いてしまったんだよね。

 

<7R>

まだ諦めた様子を見せないブイトラゴではあったんだけど、

通常の打撃戦の中からチャンスを窺うっていうのは無理そうだったし、

ここで1ポイントバックしてもそれこそ焼け石に水に過ぎないってことか、

ひたすらカウンターの右フック狙いに転じていったように見えたんだわ。

 

そしてその腕振りにはまだそこそこの威力が込められてたんだけど、

若干相打ち系になっても京口さんは少しも揺らぐことなく、

各ラウンドの終盤20秒~30秒をメリハリを付けた飛ばし方をしてて、

採点に関してジャッジ各員を迷わすことが全く無かったんだよね。

 

<8R>

ブイトラゴは顔面への被弾よりもボディのダメージがとっても辛そうで、

意を決した右フックも著しく的確性を欠くに至って、

いよいよ万策尽き果てたって感じの気持ちの弱り方を見せ始めてきて、

本格的なエンディングが近いことを観客に知らしめてきたんだわ。

 

そんならってことで京口さん、攻撃に更に飛び抜けた明朗闊達さを交えつつ、

相手の空いてるところを冷静に見極めての上下への強連打で、

ついにブイトラゴをコーナーに追い詰め〆の連続打ち込みだったんだわ。

打ち返す体力と気力が失せてしまったことをレフェリーがジックリ確認して、

2分28秒でのレフェリーストップエンドだったんだけど、

自分には京口さんが今までで一番強い勝ち方をしたように見えたんだよね。

 

それと京口さんは各ラウンドの終盤ごとに飛ばしてたのにも関わらず、

次のラウンドの入りっ鼻に一休みすることが全く無かったことも驚異的で、

普段から鬼の練習してたんだろなあって思ったんだよね。

 

 

 

⑥ 木村翔さん(青木)×五十嵐俊幸さん(帝拳)

               ………WBO F タイトル戦 12R

15勝(8KO)1敗2分のチャンピオン、29歳・埼玉県と、

23勝(12KO)2敗3分のランク1位、33歳・秋田県。

 

木村さんが戦ったゾウシミンは既にピークを過ぎてたし、

そもそもリーチが長くて懐の深いサウスポーは不得意じゃないかって思ってたし、

4年以上振りの世界戦は五十嵐さんにとって待ちに待ったものであって、

もしこの試合に負けるようなことになれば即引退するんじゃないかって、

その気持ちの充実と瀬戸際感は半端なモノじゃないだろうから、

木村さんのことは昔からよく知ってはいるんだけど、

ここは五十嵐さんの粘り強い判定勝ちを予想してたんだけどね……。

 

<1R>

上背とリーチ差は予想通りで、最初のクリーンヒットはその五十嵐さんで、

ラウンド序盤に軽い左ストレートをカウンター気味に当て込んだんだわ。

 

木村さんも全く臆したり怯んだりするところが全く無くて、

その感じは6回戦で戦ってた頃と全く変わりがなくて、

相手が誰であろうと自らを貫き通す男気ボクシングだったんだわ。

 

1Rからほぼ本気仕掛けの二人だったんだけど、

五十嵐さんが遠目から処理し切れるか、

木村さんが鋭い踏み込み踏み込みが出来るかに懸かってたんだけど、

中盤に右ストレートを返し打ってからの木村さんの方が勢いが良くて、

五十嵐さんは敢えて勝負を先延ばしにしてるような立ち上がりだったんだわ。

 

<2R>

常にプレスを掛け続けてた木村さんが開始35秒に右ストレートをヒットして、

そこから強気攻め込みで一気に乱打系に持ち込んでいったんだわ。

 

それは明らかに木村さんの主戦場であって、

五十嵐さんとしてはそれに巻き込まれないような工夫が必要だったんだけど、

中途半端な体勢と気持ちのままリズムを崩されそうになってたんだよね。

 

<3R>

五十嵐さんも左ストレートで応じたんだけど、

五十嵐さんの打ち終わりを狙った木村さんの2発の右ストレートの方が秀逸で、

五十嵐さんが左目上をヒットカットしてしまったんだわ。

 

彼は元々バッティングカットも多くて、

この試合も激化すればするほど途中負傷ストップの可能性も大きくて、

それほど目の上に弱点を抱えたボクサーなんだよね。

 

その後の正面切った打ち合いでも吹っ切れてたのは圧倒的に木村さんの方で、

五十嵐さんが殆どボディを攻めなかった中、

木村さんの4~5発のボディ連打がとっても目立ってたんだわ。

 

ここまでのところで残念ながら五十嵐さんは、

既に昔の彼では無いことが判明しつつあって、

一発被弾すればヤバイ結果を招く様なパンチは見出し難くて、

あの左ストレートは一体何処へ行ってしまったのかって感じだったんだわ。

 

<4R>

木村さんは相変わらず前後不覚の飛ばしようで、

そんな調子で最後まで持つのかって心配になって来るほどで、

ごく普通の大人しいボクシングを続けてる五十嵐さんの方に秘策が有りそうで、

返しも打たないまま木村さんの打ち疲れ待ちのようだったんだわ。

 

<5R~7R>

とにかく木村さんの手数手数は圧倒的で、

空いてるところを瞬間に見定めての上下の強打が目覚ましくて、

クリーンヒットするかどうかは時の運だっていう感じが何だか少年のようで、

きちんと当て切る確信がないと打ちに行かないような五十嵐さんとは実に対照的で、

いつまで経っても弾け切れない五十嵐さんが不思議でさえあったんだわ。

 

五十嵐さんはその後やっぱり右目上をバッティングカットしてしまって、

途端に顔面の傷みがいきなり進んで、

左目上からの出血もやたら気にするようになって、

著しく集中力を欠いていってしまったように見えたんだよね。

 

6R辺りでの打ち合いの中では木村さんも右目上をヒットカットされたんだけど、

五十嵐さんよりは大事に至らずごくごく普通にやってたんだけど、

それにしても残り5ラウンド分の体力は残ってるのかって感じだったんだわ。

 

 

7Rまでの自分のスコアをチェックしてみたら、

五十嵐さんがゲットしたラウンドはたった一つしかなくて、

他人事ながら途方に暮れてしまって、

一体彼はこの試合とどう折り合いを付けて、

どう決着させようとしてるのかさえも全く見えて来なかったんだよね。

 

<8R>

流石に木村さんも若干のヘバリを見せてきて、

大きく振ると足元のバランスを崩すようになってきて、

そこを五十嵐さんが攻め切れば逆転の目もあったんだろうけど、

実は五十嵐さんの方は木村さんより更に消耗が進んでて、

木村さんは立て直して再度の攻勢を取った時には交戦はおろか、

防戦もままならないまでに弱ってしまってて、

自分の周囲はそろそろのエンディングを感じ始めてたんだよね。

 

あと一息のところまで追い込んだ木村さんだったんだけど、

まだ十分な残り時間があったにもかかわらずハッキリした打ち疲れで、

そこからはお互いにハァーハァーのまま休み休みだったんだわ。

それでも10:8のスコアを付けたジャッジもいたんじゃないかなあ。

 

<9R>

前の回に振り過ぎた木村さんを前に五十嵐さんが最後のチャンスで、

ここは前に出て打ち合いしか無かったんだけど、

ヘロヘロになってしまった同士にはそれ程の有意差はなかったんだわ。

 

最後の力を振り絞るっていう根性レベルではやっぱり木村さんが上回ってて、

ここまでダメージを溜め込み続けてた五十嵐さんが極端にメッキリで、

自分には陣営がタオルを投げ入れるんじゃないかって思うほどで、

最後は2分34秒、木村さんは五十嵐さんをコーナーポストに追い込んで、

渾身の左右フックを振り放って五十嵐さんの頭が2回ばかり跳ね上げたところで、

レフェリーが割って入ってのストップエンドだったんだわ。

 

 

動きの派手さはいつも木村さんのままだったんだけど、

それがある時点で急にメッキリしてしまう印象がこれまで強かったんだけど、

あれだけ飛ばしまくることが出来たっていうのは自分には驚愕で、

彼自身どれだけスタミナ強化に努めたのかってことだったし、

一旦落ち気味になったところからの気持ちの立て直しも実に見事だったんだわ。

 

 

五十嵐さんに関して言えば残念ながらどういうボクシングがしたいのかが、

最後まで全く見えて来なくて、気持ちと体力の衰えをひしひしと感じたんだよね。

 

 

 

⑦ 田口良一さん(ワタナベ)×ミラン・メリンド

          ………WBA、IBFLF 王座統一戦 12R

26勝(12KO)2敗2分のWBAチャンピオン、31歳・東京都と、

37勝(13KO)2敗のIBFチャンピオン、29歳・フィリピン。

 

<1R>

10㎝近く上背優位な田口さんが初っ端からのプレスプレスだったんだけど、

メリンドの方もテキパキしたキレのいいボクシングで、

田口さんが相手の出方と距離、それにタイミングを見計ってた中、

気持ち良さそうにコンビネーションブローを放ってて、

特に左ボディには実にいいモノを見せてたんだわ。

 

<2R>

自分のタイミングがハマった時のメリンドの連打はとっても鋭くて、

一発屋っていうより連打で稼ぐっていうタイプのボクサーだったんだわ。

 

田口さんの方もこの試合初めて右ストレートをクリーンヒットさせてたけどね。

 

<3R>

まだまだアイドリング状態のように見えた田口さんに対してメリンド、

コンビネーションの美しさを誇ってたんだけど、

やっとエンジンを本格的にスタートさせたような田口さん、

左ボディで終えるコンビネーションを2セット連続させて優位を取り戻したんだわ。

 

それほど大きい傷ではなかったんだけど、メリンドが左目上をバッティングカット。

 

<4R>

瞬間的にスイッチを混ぜ込むメリンドは先攻されるのを嫌ってるみたいで、

田口さんが打ち出す前に何とか先に攻め込もうとしてる感じだったね。

 

大きく強くの田口さんと小さく沢山のメリンドっていう図式が見えてきて、

戦い方が異なる二人の主導権争いに眼が離せなかったんだわ。

 

<5R>

身長差が大きいせいか、お互い引かない性格のせいか、

バッティングが目立ち始めてメリンドがまたもやカットしてしまって、

今度は右目上から薄く出血。

 

その前後からメリンドは手数アップしての馬力勝負に賭けていっての結果であって、

田口さんとしては相手の出方の変化に対する順応が肝要になってきたんだわ。

 

<6R>

何だか二人共、ボディブローを嫌がる素振りが目立ってきて、

この辺の徹底が勝負のカギになりそうな感じになってきて、

田口さんの左ボディとメリンドの右ボディがひしめき合ってたんだよね。

 

それでも全体的なリズムと距離に関してはメリンドに傾いてるような印象で、

試合半分を終えたところでの自分の採点は丁度57-57だったんだわ。

 

<7R>

メリンドは益々先手を取りたがってたんだけど、

田口さんの本気はいつもこの辺りから全開な訳で、

再度プレスを強め始めて左ボディに活路を見出し始めたんだわ。

 

<8R>

メリンドに雑な大振りが目に付くようになって、

合間を突いた田口さんのショートブローのタイミングが絶妙だったし、

何だか急にジャブがストレートのように強くなってヒットヒットしてたんだわ。

 

メリンドの方は明らかに左フックを決定打にしたがってたなあ。

 

<9R>

経験豊富なメリンドは試合運びにも長けてて、

このラウンドは明らかにペースアップしてきて、

前掛かり勝負が続いた結果、田口さんが左側頭部をバッティングカット。

 

田口さんの出血で元気を貰ったかメリンドが更に攻勢を強めていって、

特段のクリーンヒットは無かったんだけど、それでも十分な攻勢点をゲット。

 

 

あと3ラウンドを残しての自分のスコアは86-85で、

辛うじて田口さんだったんだけど、まだまだ全く予断を許さなかったんだわ。

 

<10R>

メリンドは頭から突っ込み加減の詰め詰めボクシングを徹底してきた中、

密着戦で成果を上げてたのは却って田口さんの方で、

メリンドも必死の踏ん張りだったんだけど、

やっぱりここでも田口さんの左ボディは超の付くほどの有効打で、

これ以降メリンドが右肘で横っ腹をカバーする事が多くなったんだわ。

 

<11R>

勢いを得たのは前の回の終盤からの田口さんで、

メリンドは自ら距離を詰めてる割には密着戦を避けてすぐにクリンチ逃げで、

今回は甲乙付け難い消耗系ショート戦が続いて、

メリンドの踏ん張りで中盤以降にまで決着が伸ばされたんだけど、

最終的に打ち勝ったのはまたしても田口さんの方だったんだわ。

 

<12R>

結局、メリンドにはこれといった攻め方の工夫に乏しいことが知れてきて、

やっぱり八重樫東さんとの試合はあくまで出会い頭の交通事故ってことで、

攻撃に関しての引き出しの数は田口さんが圧倒し続けたんだよね。

 

田口さんはここに至ってもまだまだ色々七色のハードヒットで、

アッと思ったほどのアッパーを左右鋭く打ち込んだんだわ。

 

メリンドがよろめいた直後、田口さんが一気にフィニッシュ体勢に入った途端、

またしてものバッティングでメリンドがドクターチェック。

 

それは仕方のないことだったんだけどメリンドに休憩タイムが与えらえて、

最後の決着は見られなくなったままの終了ゴング。

 

 

ってことで自分は116-112だったんだけど結局、

117-111×2、116-112ってことで勿論田口さんの3-0勝ちだったんだわ。

 

この試合の3人のジャッジは全員外国人だったんだけど、

中間スコアの発表が無かったにも関わらず、

これだけ妥当で綺麗にバランスの取れた採点を見るのは久し振りだったなあ。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 田口良一さん

② 京口紘人さん

③ 木村翔さん

 

 

 

2017年の現場観戦は合計で95回で、去年は93回、2015年は99回ってことで、

2014年に丁度100回だった以降は連続の100回割れだったんだわ。

 

それ以前がずっと平均110回ほどだったのと比べると斜陽感が拭えなくて、

4団体になってから世界チャンプも激増してるんだけど、

プロボクサー数の減少化傾向には歯止めが出来てなくて、

それが結局はJBCや協会の不作為による結果だっていうのは明らかで、

心ある関係者達はその閉塞感に頭を悩ませてるんだけど、

其々の自浄作用が欠如してるっていうことも同時に自覚してるんだよね。

 

最早自浄作用が機能してないっていうことならば、

その次の手段としてはどうしても外圧に期待せざるを得ない訳で、

今年はそれがどういう実の結び方をするかに注目してるんだよね。

 

それは一点、ボクサーの処遇改善に関してで、

正当なファイトマネーを受け取ることを実現すること、

移籍に関してのガイドラインを設けることが今年中に叶わなければ、

プロボクシングの未来は絶望と闇黒しかないんだよね。

 

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