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2018年1月14日 (日)

後楽園ホール・1月13日

 

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“室内置きの小鉢たち”

 

ここにあるものは全部自分で買ったものなんだけど、

水を欲しがる程度に其々差があるもんで多少面倒なんだけど、

生き物を育てるっていうのは結構面白いんだわ。

 

 

 

長いこと後楽園ホールに通ってるせいか、

自分はおよそ40ほどのジムの会長さんと顔見知りで、

行き会えばどちらからともなく挨拶を交わすようになってるんだけど、

勿論その奥様方の全員を知ってる訳ではないから、

三大美女と言っても不正確極まりないんだけど、

Bジムの会長の奥様は間違いなくその中に入ると思ってるんだけど、

ホール入場とほぼ同時にその奥様から声を掛けられて、

少し前から大いに頭を悩ませてた案件が一応の一段落をみたってことで、

とっても晴れやかな表情をしてたのが昨日はとっても嬉しかったんだよね。

 

 

 

昨日のホールはとっても中身の濃いメニューが満載だったもんで、

業界の関係者達も沢山顔を見せてて、渡辺会長、三迫会長、団会長、新田会長、

内藤会長、それにJBCの安河内事務局長達に御挨拶させて戴いたし、

今年最初の “DANGAN” ってことで瀬端さんも古澤さんもスーツにネクタイで、

古澤さんは途中でリングに上がって平仲会長と一緒に挨拶をしてたんだけど、

あんな大勢の客を前にして普段は控えめの彼が堂々のマイクパフォーマンスで、

実は古澤さんは自分と同じ大学出身の確か工学部卒なんだけど、

見た目も実にいいし新しいタイプのプロモーターとして期待が大きいんだよね。

 

 

この日のマッチメイクの面白さは客入りを見れば明らかで、

まず自由席から先に埋まるっていう現象に現れてたんだよね。

 

 

 

① 松本翔司君(伴流)×佐藤諒太君(reason)……SF 4R

デビュー戦の25歳・東京都と、デビュー戦の21歳・東京都。

 

<1R>

デビュー戦の二人は多少硬くはあったんだけど、

お互いそこそこシッカリしたパフォーマンスが出来てて、

まずはパンチの的確さで佐藤君が若干リード。

 

<2R>

松本君は詰め寄ってのショート戦に活路を求めていって、

その松本君のストレート系と佐藤君のフック系との戦いの様相だったんだけど、

佐藤君が外側からのパンチが多くなっていった中、

松本君が内側から小刻みなヒットヒットを重ねてポイントバック。

 

<3R>

お互いに体がこなれてきたか、いきなり激しい戦闘状態に突入していって、

どっちも有りの危険な状況に移っていった中、

佐藤君の腕振りのストロークが大きくなりがちになっていって、

そこを内側から攻め立ててた松本君のストレート系の有効度が高くて、

気が付けば佐藤君が薄っすら鼻血を出し始めたんだわ。

 

その後、佐藤君も立て直して挽回攻勢を強めていったんだけど、

残り40秒からの乱打戦は再度松本君が征したって感じだったんだわ。

 

<4R>

このラウンドを頑張った方が勝ちを確実にするって感じのラストだったんだけど、

最後の最後まで動きが劣化しなかったのは松本君の方で、

残り1分、残り30秒からの踏ん張りも上回ってて、

佐藤君は若干消耗が進んだか、腕振りそのものが大雑把になってしまってたし、

フック系がオープン気味にバフン、バフンって感じのヒッティングになって、

途中レフェリーからも注意を受けてたんだわ。

 

 

ってことで自分は39-37で松本君だったんだけど結局、

39-37×2、38-38ってことで松本君の2-0勝ちだったんだわ。

 

松本君は最後まで真面目でシッカリしたボクシングが出来てて好感が持てたし、

走り込みもちゃんとしてるようなスタミナを最後まで維持出来てたんだよね。

 

 

 

② 龍神佳輝君(ワタナベ)×照屋雄太君(平仲)……60㎏ 4R

3勝3敗1分の21歳・山口県と、2勝(1KO)4敗(3KO)1敗の22歳・沖縄県。

 

東京と地方ジムにおける其々の戦績比較ってことになると、

やっぱり龍神君の圧勝しか思い浮かばなかったんだけどね……。

 

<1R>

ガードを固めながら詰めていって射程内に入るといきなり右フックを強振って、

それが照屋君の主戦法で、中間距離は捨ててるような印象だったなあ。

 

龍神君の方はもっと距離をキープ出来たら良かったんだけど、

相手の入り込みざまを狙うようにはジャブが打ち切れてなくて、

結局は余り得意ではない間合いで嫌々やらされてるって感じで、

ラウンド中盤以降はファーストコンタクトしてすぐ絡まってお終いって、

それはまるでサーブ勝負だけのテニスの試合のようだったんだわ。

 

<2R>

龍神君はもう少し柔らかく体を使える筈なのに妙に硬くなったまま、

下に下に潜って来る相手に困惑気味のまま連打の効かないボクシングになってて、

それでも照屋君に大きくポイントを取られるようなことは無さそうだったんだけど、

試合としてのボクシングの出来上がり的には今一だったもんで一旦離席。

 

 

後で確かめたらやっぱり龍神君の2-0判定勝ちで、

39-37×2、38-38ってことで第1試合と全く同じスコアだったんだわ。

 

 

 

喫煙室で煙草を吸ってたらガラス越しに若い女性がニコニコ手を振ってきて、

理知的でとっても人懐こい実はコーチ義人君の彼女さん(奥様?)だったんだけど、

二人でこの日の試合の行方とが戦い方についてあれこれ話し合ったんだよね。

 

そのコーチ君とその次の試合が “DANGAN” のA級トーナメントだったんだけど、

ただそれら試合の前に滅多に見られない公開B級プロテストがあったんだわ。

 

 

初めて見る杉田大祐君はアマ110勝(47RSC)31敗っていうちょっと化け物系で、

中南米のボクサーじゃあるまいしって驚いてしまったんだけど、

ライフワーク的に続けてきたアマボクシングから足を洗ってのプロ志望で、

3分3ラウンドのスパーの相手は同門の木村隼人さんが務めてたんだわ。

 

木村さんより一回りデカくでガッシリした体躯の杉田君は流石に力強くて、

勿論木村さんは相手に気持ち良くやらせることを主眼にしてたんだけど、

今年中にはA級に昇格してしまいそうなパフォーマンスを見せてたんだわ。

 

ただ、多くの観衆の前で力み過ぎたか、遠目からの一発系に終始してて、

その打ち出しのヒッチも大きくて見極められ易そうな印象も受けたし、

一旦接近戦になった際のショートブローにはまだ改良の余地を感じたんだけどね。

 

 

その大分後に第4試合の勝負を終えた三代君に会いに行ったら、

丁度そこに杉田君がいたんだけど、何となんと彼は自分の事を知ってくれてて、

ヨロシクですって名刺を渡されたんだよね。

 

杉田君は第三機動隊勤務の警視庁のバリバリってことで、

そう言えば彼はトランクスに “110” って刺繍が入ってたんだけど、

それはアマ110勝と警察110番の両方にその意味を掛けてた訳で、

名刺にも “POLICE BOXER” って印刷されてたんだよね。

 

学生運動の最中(さなか)に自分らがぶつかり合ったのは第四機動隊で、

当時の彼らはとっても荒っぽかったもんで “鬼の四機” って呼ばれてたんだけど、

その四機とは担当がどう違うのか聞くのを忘れてしまったんだけど、

それはまた別の機会にすることとして、

彼はこの春に “杉田ダイスケ” っていうリングネームでデビューするんだわ。

 

 

 

丁度隣席が空いてたもんで山川豊さんと話をしながら一緒観戦したんだけど、

山川さんは30年ほどもボクシングを見てるもんで色々参考になるんだわ。

 

 

 

③ コーチ義人君(角海老)×日野僚さん(川崎新田)……SB 8R

13勝(4KO)2敗(2KO)1分の26歳・東京都と、

11勝(6KO)1敗1分のランク12位、サウスポー、27歳・神奈川県。

 

コーチ君のサブセコンドに付いてたのは熊本から移ってきた奥村健太トレで、

コーチ業半年ほどで細川バレンタインさんをチャンピオンにさせた幸運の辣腕で、

角海老ジムにとっては仕事大好きで性格のいい好青年をゲット出来たし、

2年前の震度7の熊本大地震の体験者でもあるから、

色々体験談を聞かせて貰える防災マネでもあるんだよね。

 

 

日野さんの最近の上達度は半端じゃないし、勝率やKO率からしても優位な訳で、

周囲ではコーチ君支持が少なかったんだけど、

自分としては無理にカッコよく戦おうとしないで、

パンチ力が無くて打たれ強くもないことをキッチリ自覚するっていうことを条件に、

敢えてコーチ君の勝ちを予想してたんだけどね……。

 

<1R>

日野さんのリーチの長さと懐の深さはコーチ君にとっても大きな障壁であって、

お互いの距離の違いについてどちらが主導権を獲るのかがまずはポイントで、

案の定、日野さんは遠目からの鋭いジャブが好調好調で、

残り20秒からは左ストレートをボディに打ち込んで、

そこからの右、左のフックも印象深かったんだよね。

 

コーチ君の方もそこに至る時間帯までは薄かったけど綺麗なヒッティングを見せて、

小堀佑介さん、そして古くは坂本博之さん譲りの得意の返しの左フックが好調で、

その見栄えの良さは際立ってたんだよね。                                                           

 

<2R>

日野さんは益々距離意識を高めていってのジャブの届きが抜群で、

コーチ君の若干の攻めあぐみが目立ってたなあ。

 

<3R>

日野さんのパンチは予測し難いタイミングで飛んで来るもんで対応が難しくて、

コーチ君としては余り見過ぎると却って相手のペースに巻き込まれてしまう訳で、

若干のムチャ詰めからのムチャ打ちが要ると思ったんだけどなあ。

それでも自らの両腕を相手の両腕と巧いこと交差させて顔面をヒットヒット。

 

<4R>

コーチ君の返しの左フックの精度が更に上がっていった結果、

徐々に日野さんの顔面が赤くなっていって、

コーチ君は相手が仕掛けてくる前の攻め込みも出来てたし、

相手の得意な右ジャブに敢えて合わせ打っていく決意も固まったみたいで、

試合の流れを掴んだような印象が強くなったんだわ。

 

<5R>

日野さんは何だかフットワークがルーズになってきたし、

動き全体も少しタルイ感じになってきて危険な兆候を垣間見せたんだけど、

残り1分からの逆襲は流石のランカーというか、

キッチリ気持ちを立て直しての反攻反攻が目覚ましくて、

何が原因だったのかは解らないんだけど再度冷静なパフォーマンスで、

7~8発のジャブを綺麗に当て込み続けて、

コーチ君の2~3発の薄い右ヒットとの比較感を難しくしたんだよね。

 

<6R>

自分の中での勝負の分かれ目は正しく5R後半で、

隣の山川さんも 「赤はもっと行かないとダメだなあ。」 って言ってた通りで、

コーチ君としてはもっと弾けてもっと飛ばさないとダメな訳で、

同じような事を同じようなペースでやっていたのでは絶対ダメであって、

相手はランカーだし、微妙なスコアなんだしって、

自分の中には徐々にストレスが溜まっていったんだよね。

 

案の定の残り1分11秒、日野さんは左ストレート1発だけでこのラウンドをゲット。

 

陣営や本人がポイントの行方をどう判断してたのかは知らないけど、

自分は元々コーチ君に厳しく見てたせいか57-57のイーブンだったんだわ。

 

<7R>

そういうスコアの割にはコーチ君は圧倒的に無理しないままで、

一発必殺系でもないのにとにかく見過ぎの手数少な過ぎで、

却って日野さんの方が気持ちよくやってるような感じさえしたんだよね。

 

ただその日野さんも敢えての打撃戦を避けまくってるような感じが否めなくて、

ジャッジによっては消極的な戦い方だって評価される可能性さえ見せてて、

二人共、どういう考えに基づいてのこのテイタラクなのかって腹立ってきて、

7Rのラウンド終了ゴングが鳴ったと同時に抗議の離席だったんだよね。

 

 

結局、この試合は1-1ドローってことで、

スコアとしてはコーチ君から見て77-75、75-78、76-76だったんだけど、

幾らスリルの無い試合だったとは言えホントに真面目に見てたのかってことだし、

真面目に見てたとしてもキリスト教とイスラム教ほども立ち位置が違ってた訳で、

やっぱりボクシングっていうのはあくまで倒しに行くスポーツであって、

僅差判定勝ちっていうのはKO負けよりも不名誉だって思うような姿勢も必要で、

そういう非日常性こそを観客は求めてるんじゃないのかなあ……。

 

 

コーチ君とはデビューからの知り合いで、

だからもう8年の付き合いになるんだけど、

余程の事が無い限り、勝っても負けても試合後は必ず自分を探してくれて、

今日の出来はどうでしたか?って聞いてくるボクサーなんだよね。

 

で、昨日も客席後ろの通路で5~6分ばかりジックリ感想を伝えたんだけど、

彼自身の感想とはかなり違ってたみたいでVTRを見てからまたねって感じで……。

 

 

 

④ 正木脩也さん(帝拳)×三代大訓君(ワタナベ)……SFe 8R

9勝(5KO)0敗のランク3位、23歳・大阪府と、4勝(2KO)0敗の23歳・島根県。

 

実はこの日の自分的なメインイベントはこの試合だったんだけど、

正木さんはデビュー戦勝ちした試合が衝撃的で思わずサインを貰ったボクサーで、

ここまでの対戦戦績やら対戦相手を思い浮かべるとやっぱり正木さんかなあって、

この試合の勝敗予想をした当初はそう思ってたんだけど、

一方では去年10月の仲里周磨君との試合の際の

三代君のクオリティーの高さが頭を離れなくて、

ギリギリ悩んだ末に三代君が勝利するって予想したんだよね。

 

 

三代君に付いてた井上トレは大阪帝拳時代の小学生だった正木さんを知ってて、

それはそれで色々微妙な思いが錯綜したって試合後に言ってたなあ。

 

隣の山川さんは人一倍の思い入れを三代君に抱いてたんだけど、

一方では彼の改良点をも的確に突いてたんだよね。

とにかくドキドキの1R開始ゴングだったんだよね。

 

<1R>

三代君の一振りには絶大なパワーが込められてて一発必殺系の典型なんだけど、

そこそこのレベルの相手は簡単には当てさせてはくれない訳で、

振りの大きさと威力だけはアピール出来てたんだけど、

試合慣れしてる感じは正木さんの方が圧倒的で、

上体を柔らかく使ってまずはジャブジャブを的確にヒットさせてたんだわ。

 

三代君もよく体を動かす方ではあるんだけど、

上半身と下半身が一体化してる感じで若干ポキポキしてたんだわ。

 

<2R>

相手の動きを把握し切れたような正木さんが終始積極攻勢を保ち続けて、

優勢のままポイントゲットかって思われた残り28秒、

お互いのパンチが瞬間の交差を見せたその刹那、

三代君の右ストレートが綺麗にカウンターヒットして思わず正木さんがダウン。

 

それほどの大ダメージを残すことなくリスタートしたんだけど正木さん、

この後のパフォーマンスにはかなり慎重にならざるを得なくなってしまったんだわ。

 

<3R>

感じを掴んで気持ち良くなったか三代君、

ここまで殆どボディブローを忘れたようなボクサーで、

グローブの上からでも構うことなくのビッグフックをこの回計3発打ち込んでたなあ。

 

三代君はああ見えてとっても目のいいボクサーだし、

乱暴に振ってるように見える割にはディフェンスもシッカリしてて、

正木さんも中々クリーンヒットが叶わず、さてどうするって感じだったんだわ。

 

<4R>

この回初めて三代君の左ボディが凄みのある打ち込みを見せて、

若干体を左に傾けた所からの実に角度のいいそれは炸裂に近くて、

思わず正木さんを下がらせてしまったほどだったんだわ。

 

その後、正木さんもタイミングのいい右をヒットさせてはいたんだけど、

残念ながら当たりが薄かったもんで大きな効果を上げ切れてなかったんだよね。

 

<5R>

三代君のボディショットが更に目立ってきた中、

正木さんのワンツーもまだまだ鋭さを保って危険を孕んでたし、

動き全体にも劣化は見られなかったんだけど何となく、

三代君のパンチの重さに警戒感が解けないような感じだったんだよね。

 

<6R>

ジャブの相打ちで頭を跳ね上げられてたのは正木さんの方だったし、

狙い過ぎのせいか手数落ちが目立ってきた中、

三代君は益々の気の強さを発揮し始めて、

少しでもいいのを貰うとすぐに全力で打ち返しに行く姿が実に印象的で、

同じ23歳同士なんだけど、相手は2年前にデビューしてて今やランク3位だし、

アマ時代の戦績の華々しさにも後れを取ってる三代君の飛ばしの方が快調で、

(ちなみに正木さんはアマ54勝8敗で三代君は41勝16敗なんだわ。)

正木さんには中々出番が訪れて来なかったんだわ。

 

ここまでの自分のスコアをチェックしてみたら59-54で三代君で、

思わぬほどの大差が付いてしまったんだよね。

 

<7R>

ってことは正木さんにとっては少なくともダウンゲットの一つ二つは必要ってことで、

それなりのパフォーマンスは維持してはいたんだけど、

三代君のディフェンスの良さと強打の打ち返しが大きな障害になってて、

いつの間にか正木さんの顔面の方が傷みが進んできたんだわ。

 

そこへの被弾を警戒する余り出来てしまった隙を目がけて、

三代君のボディブローが更に更に冷酷な打ち込みで、

お互いに効果的な顔面ヒットが無かった中ではそれはとっても有効なヒットな訳で、

正木さんとしては八方塞って感じになってしまったんだわ。

 

<8R>

当然の如く、正木さんが逆転KOを目指して行く行く攻める攻めるだったんだけど、

ショットの多くが三代君のグローブを叩くに留まって、

ラスト30秒からも赤鬼のように攻め立てていったんだけど、

赤コーナーが歓声に包まれるほどまでには至らないままの終了ゴング。

 

 

ってことで自分は78-73だったんだけど結局、

78-74×2、77-75ってことで三代君のほぼ圧倒の3-0勝ちだったんだわ。

 

 

77-75っていうのはどうかと思わないでも無かったんだけど、

赤コーナーのハイランカー相手だったもんで若干のハンデは想定していないとね。

 

 

三代君のトランクスには “中央大学” って刺繍だけが入ってたんだけど、

この先、今日のような試合を続けてたらそんなに日を置くことなく、

沢山のスポンサーシールが貼られそうだよね。

 

 

試合後に話した際に三代君が自分のブログのことを知ってくれてたのに驚いて、

何を書くにしても慎重にって改めて思ったんだわさ。

 

ちなみに三代大訓君の名前は“みしろ ひろのり” って読むんだよね。

 

 

 

⑤ カルロ・マガリ×小谷将寿さん(平仲)

          ………OPBF SFe タイトル戦 12R

22勝(11KO)9敗(3KO)3分のチャンピオン、31歳・フィリピンと、

22勝(15KO)2敗(1KO)のランク1位、30歳・沖縄県。

 

小谷さんは自分には全く未知のボクサーだったんだけど、

この好戦績は殆どがアジアンボクサー相手に作られたものとしか思えなくて、

名の知れた日本人ボクサーとの対戦は全くないと言えて、

ここ15戦のうちの14試合が東南アジアのカタカナボクサー相手なんだよね。

 

それに彼はOPBFでは1位なんだけど日本ランクは12位でしかなくて、

ちょっと訳が解らなくて、最近はWBOとかIBFの地域タイトルも割り込んできて、

日本と世界の間の色々なタイトルとかランキングが入り乱れ過ぎなんだわ。

 

個々のボクサーにとってはそれはとっても重要なことなんだろうけど、

自分はひたすら試合が面白くなればいいとしか考えてないんだけどね。

 

一方のマガリもチャンピオンとは言え、インド人ボクサーとの決定戦ってことで、

タイトルの重みは最初っから全く感じられなかったんだよね。

 

 

結局、この試合は2Rまで見るのがギリギリ我慢の限界で、

試合内容は勿論、二人の余りのレベルの低さに呆れてしまって、

この程度ならB級の優秀なボクサーの試合の方が余程見応えがあるんだよね。

 

この先に大きな展開があるかも知れないとも思ったんだけど、

体の緩んだ背の低い同士が殆どジャブを打たないままのトロトロで、

それはまるで小さなヘビー級って感じしかしなかったんだけど要するに、

相手のパンチにカウンターヒットさせたいってだけの延々の手抜きボクシングで、

どこか別の場所で100Rでも200Rでも勝手にやってろって感じで腹立ったなあ。

 

 

その後は遠目にモニターを眺めながらだったんだけど、

殴られ慣れてない日本人の方が情けなさ過ぎる負け方をしたのが10Rだったから、

お蔭で随分有効な時間を得ることが出来て、

伊藤雅雪さんとは久し振りだったし、三代君や杉田君とも話が出来たんだよね。

 

 

 

⑥ 内藤律樹さん(カシアス)×ジェフリー・アリエンザ

            ………OPBF SL 王座決定戦 12R

18勝(6KO)2敗のランク2位、サウスポー、26歳・神奈川県と、

16勝(10KO)6敗(4KO)1分のランク1位、サウスポー、27歳・フィリピン。

 

アリエンザは伊藤雅雪さん、永田大士さん、近藤明広さんって、

日本人ボクサーに3連敗してるから、

内藤さんにしてみれば負けることが絶対許されない試合ってことで、

それはそれでプレッシャーが掛かるんだよね。

 

<1R>

思ってた通り、アリエンザは最初っからエンジン全開のフルショットだったんだけど、

冷静に捌いた内藤さんが1分半頃からジャブが絶好調ヒットヒットで、

アリエンザが空回りする場面が続いたんだわ。

 

<2R>

それならってことでアリエンザが更にパワーを上げていっての奮闘で、

体を揺さぶりながら詰め寄っての強打強打で、

一旦詰まると危険度が一気に上がってしまうんだけど内藤さん、

巧いこと体を入れ替えながら細かく空いてるところを突いてたんだわ。

 

<3R>

勿論全くメゲることのないアリエンザはもっと更にの回転数アップで、

巧いこと揉み合いに持ち込むと渾身の左右フックを強烈ブチ込みで、

もし一発でも直撃されたら内藤さんとしても一巻の終わりな訳であって、

こっちもハラハラが続いたんだけど、

内藤さんは相手を充分研究し尽くしてたみたいで、

攻防をハッキリさせながらポイントゲットには全く抜かりが無かったんだわ。

 

パンチ力が無いことを自覚してるボクサーの戦い方のそれは正しく手本であって、

自分としては第3試合のコーチ君に見てて欲しいって思ったんだよね。

 

パンチ力自慢のボクサーはズーッと不利な状態が続いたとしても、

どこかで一発逆転ショットを当てれば最後の最後までチャンスがあるんだけど、

そうでないボクサーはやっぱり正確なヒッティングの数を増やすしかない訳で、

ラウンドの中で今自分は打ち勝ってるのか、

はたまた打ち負けてるのかについてに常に敏感であるべきだって思ってるんだよね。

 

<4R>

アリエンザはラウンド開始直後に飛ばしてくる傾向が強くて、

一段落したところを攻め返すのが適策なんだけど、

この回は残り1分まで執拗なボディ戦を仕掛けて行ってたんだわ。

 

ただ、一進一退を見せてた残り30秒、

左ショートを綺麗に当て込んだ内藤さんが一気のラッシュで、

アリエンザを北ロープに追い込んでのこの日初めての猛攻を見せたんだわ。

 

で、発表されたここまでの中間スコアは誰が見てもの40-36×3だったね。

 

<5R>

アリエンザはまだまだ前に出てきたんだけど、

内藤さんの3発目をボディに叩き込むコンビネーションが2連続した途端、

明らかに嫌がるような素振りを見せ始めて、

残り1分を過ぎる頃には今度は南ロープを背負わされ続けて辛そうだったんだわ。

 

 

隣の山川さんが終了ゴングでアリエンザがコーナーに戻る姿を見て、

「彼は足きてるよ、ポクポクしてきたよ。」 って話し掛けてきたもんで、

実はってことで、彼は元々左足に障害を抱えてて、

普段歩く際にも常に踵を上げてなんですよって教えて上げたら山川さん、

それでもあんなに頑張ってるのかってとっても感動してしまって、

そこから急にアリエンザ応援に回ってしまったんだわ。

 

アリエンザは普段は右利きなんだけど、

左足踵を上げたままボクシングをしようとすると、

どうしても後ろ足体重に限定された動きになってしまうから、

必要に迫られてサウスポーでやってるんだよね。

 

それでもボクシングには瞬時の動きを延々要求されるもんだから、

前後に動く際や打ち込む際には図らずもバランスを崩してしまうことが多いから、

実際以上に不利に見えてしまうことも多いんだよね。

 

<6R>

相手の動きの何から何までを見切った内藤さんはほぼ安心して見ていられて、

自分はアリエンザに対する山川さんのアドバイスに耳をそば立ててたんだよね。

 

山川さんはホントに温かい人で、本気で真剣にアリエンザを応援し続けて、

この後何度も危ない場面を必死で潜り抜けて、

7Rの終了10秒前の拍子木をゴングと間違えるほど消耗してたのにまだ頑張って、

被弾し続けても何とか何とかって踏ん張ってるアリエンザを見て、

「今日は俺はねえ、感動したなあ……。」 って、

帰り際には強く自分の手を握ったんだよね。

 

 

このまま最終ラウンドまで行ってしまうのかって感じだった両者だったんだけど、

8Rに入ってからのアリエンザは更に目に見えて消耗が著しくて、

こりゃそろそろ限界だなあって思った次の9R1分14秒、

北西ポストに追い込まれて内藤さんの渾身の連打に晒されてしまって、

ついに見かねたレフェリーが割って入ってのストップエンドだったんだわ。

 

 

8Rを終えた所での中間採点は80-72、79-73、78-73の一方的だったし、

アリエンザに今更の一発逆転のショットは期待しかねてたもんで妥当だったね。

 

 

試合後に内藤会長とほんの少し立ち話をしたんだけど、

自分の素直な感想をとっても喜んで聞いてくれたんだよね。

 

 

山川さんと同じく自分もアリエンザの頑張りには心を動かされたもんで、

また来てよねって声を掛けに行ってサインを書いて貰って握手して、

そこのところを星島さんに撮って貰ったんだよね。

 

 

アリエンザは自分の中ではこの階級における試金石的なボクサーで、

彼を乗り越えない限り上へは行かれないと思えって感じがしてるんだけど、

今度はもう少し緩い相手にして上げて下さいって三迫会長に頼んでみるかなあ。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 三代大訓君

② 内藤律樹さん

③ 松本翔司君

 

 

 

ブログを書く時には音楽を流しっぱなしにしてるんだけど、

iTunesの中にはおよそ6,000曲が入ってて、

クラシックのピアノ協奏曲から井上陽水、中島みゆき、荒井由美もあるし、

1950年~70年代のポップス~ハードロック、それにモダンジャブが溢れてて、

今住んでるマンションは防音体制がとってもシッカリしてるもんで、

それらをフルシャッフルしてそこそこの音量で聞きながらなんだけど、

さっきはヴァン・ヘイレン、キャンディーズ、ジェフ・ベック、ジョー・パスって続いた後、

突然の甲斐バンドの “ヒーロー” だったんだわ。

 

これがまあなんとも心地いいというか、単純に元気を貰えるんだけど、

今の若いボクサー達にはどう聞こえるのかなあ……。

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