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2018年1月13日 (土)

後楽園ホール・1月12日

 

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“頂き物の鉢”

 

左側のシクラメンは3年モノで、球根の勢いが落ちてきたせいか、

花の大きさが大分小さくなってしまったんだけど、

生きてるうちは面倒を見ないとなあって感じで……。

 

真ん中の小さい鉢はポインセチアの新種なんだけど、

2年経つとかなり面影が違ってきて貧相でもあるんだけど、

これも生きてる限りはってことで……。

 

右端のモノは名前は忘れてしまったんだけど今年のモノなんだわ。

 

 

 

昨日はホールに入る前に渡辺会長や瀬端さん、一力ジムの小林会長、

それにJBCの役員さん達から色々実に有意義な話を聞かせて貰ったんだよね。

 

ただその後のホールでの試合メニューは残念ながら薄いと言わざるを得なくて、

全部で5試合、やっとやっとの32ラウンド興行ってことで、

唯一セミファイナルに対する期待感があったもんで観戦したんだけど、

最後の試合は全く見ることなく帰宅したもんで悪しからずですね。

 

 

 

① 井田洋介君(石川)×室田拡夢君(T&T)……SB 4R

1勝(1KO)0敗2分の29歳・東京都と、2勝(2KO)2敗(2KO)の22歳・群馬県。

 

<1R>

お互いにまだまだ開発の余地を残すパフォーマンスで、

室田君はジャブを省略してあくまでの必殺系に拘り過ぎだったし、

上体を細かく動かしてた井田君の方も腕振りに鋭さとスムースさを欠いてたんだわ。

 

その井田君もラウンド終盤にかけて幾つか当て込んでたんだけど、

前半のフック系のヒットヒットが目立ってた室田君がまずは僅差ポイントゲット。

 

<2R>

室田君のケンカ系ボクシングに巻き込まれてしまったような井田君、

攻めてる感じを中々出せなかったんだけど前の回の反省からか、

このラウンドは若干の手数アップで中盤まで頑張ってたんだけど、

終盤に掛けてはまたもやの手数負けが解り易かったし、

左目上をヒットカットされてしまったなあ。

 

<3R>

このまま室田君に追い込まれるままなのかなあって思ってた井田君、

ここまで少し飛ばし過ぎだったみたいな相手の動きの劣化に乗じて残り1分24秒、

右ストレートをカウンターヒットしてアレレッて感じのダウンゲット。

 

思いの外簡単にクニャッと倒れ込んでしまった室田君だったんだけど、

リスタート後は井田君の雑な追撃にも助けられて何とか凌ぎ切ったんだわ。

 

<4R>

自分のスコアは前の回までで丁度イーブンの正しく決勝ラウンドだったんだけど、

どちらも明らかなヘバリが目立ってきて、

序盤は室田君、中盤は井田君って感じのやったり取ったりで、

ついに残り1分からが勝負どころになったんだけど、

やっぱり最後の頑張り手数は室田君じゃなかったかなあ……。

 

 

ってことで自分は38-37で室田君だったんだけど結局、

38-37×2、37-38ってことで井田君の2-1勝ちだったんだわ。

 

 

 

② 生井航平君(W日立)×丸谷雄亮君(高崎)……L 4R

1勝(1KO)0敗のサウスポー、21歳・栃木県と、

0勝2敗(1KO)のサウスポー、28歳・群馬県。

 

2戦目と3戦目のサウスポー対決だったんだけど、

二人共、第1試合のボクサーよりはずっとレベルの高い動きが出来てたんだわ。

 

まずはリーチが優位な分、序盤は丸谷君のジャブがよく届いてたんだけど、

生井君の方も中々カッチリした打ち返しの五分五分で、

お互いに危険な角度で返しの右フックを交差させてたんだわ。

 

<2R>

腕の長い丸谷君が思いの外丁寧なショートコンビから始めてたんだけど残り42秒、

かいくぐった生井君が南東ポスト前でいきなりの左を綺麗にヒットさせて、

直撃を喰らってしまった丸谷君が大きくダウンしてしまったんだわ。

 

何とかリスタートした丸谷君だったんだけど、元通りには回復し切れてなくて、

決着を付けに行った生井君の勢いを止める術もなくそのまま追い込まれてしまって、

最後は青コーナーポスト近くだったんだけど、

思いっ切りの右から左を貰ってしまって南ロープ際に激しく仰向けダウン。

 

リングマットにぶつけた頭が跳ね上がる程の倒れ方だったもんで、

勿論、レフェリーも即のストップエンドで2分41秒、生井君のTKO勝ち。

 

 

担架で搬出された丸谷君は大事には至らなかったんだけどこれで0勝3敗で、

ボクシングを続けるモチベーションを捨てないでいられるかが心配で、

彼はいい動きをしてるんだけど中々勝ち切れないボクサーで、

打ちに行った際に腕が体から離れ過ぎる欠点を修正して、

攻防一体っていうような意識を備えての初勝利が見たいものなんだわ。

 

 

 

③ 粕谷雄一郎さん(石川)×何チャラ・サイトーン……SFe 8R

9勝(1KO)2敗1分のランク7位、21歳・東京都と、

9勝(3KO)4敗1分の21歳・タイ。

 

この試合は少し遠目から同門の橋口雄斗君と話しながら見終えたんだけど、

1R1分28秒に粕谷さんがテンカウントアウトKO勝ち。

 

試合後暫くして粕谷さんともご苦労さん的な会話を交わしたんだけど、

この日はランクキープの為の試合だったから、チャチャッと終えてもOKOKで、

問題はこの先の日本人ランカーとのハードな対戦なんだよね。

 

 

 

この試合が終わったのが7時で、あんまり進行が早やかったもんで休憩が入って、

ふと見たら帝拳ジムの長野マネが来られてて、

こういうメニューの日に珍しかったもんで事情を確かめてみたら、

次の試合に出場する高橋竜也さんがよく出稽古に来てくれるからってことで、

隣にWOWOWの社長も座ってたんだけど一緒観戦ってことで……。

 

 

 

④ 高橋竜也さん(土浦)×中野敬太君(KG大和)

                        ………54.5㎏ 8R

27勝(20KO)7敗(1KO)5分のランク9位、28歳・茨城県と、

14勝(4KO)12敗(1KO)6分の32歳・福岡県。

 

この試合は普通に考えれば高橋さんの圧倒勝ちが予想されたんだろうけど、

高橋さんの最近の5勝は全てタイボクサー相手の緩い試合ばかりで、

そういうことを1年半も続けてるとボクシングが雑になるのは当然のことで、

ってことでここは自分、敢えて中野君の粘り勝ちを予想してたんだよね。

 

中野君の負け数の多さに可能性を見出しかねてた人も多かったんだけど、

12敗の相手は強豪ばかりの謂わば名誉の負傷だし、

12敗しててもKO負けは1試合だけの超踏ん張り系ボクサーなんだよね。

 

<1R>

間違いなく高橋さん得意の距離から始まって、

中野君としては相手に中間から鋭いジャブを打たせない工夫が必要で、

鈴木悠介さん、藤原陽介さん相手に2連敗中の気後れ感が出てたみたいで、

らしさを発揮し切れないままの残り1分15秒の来たロープ前、

高橋さんに伸びのいい右ストレートを打ち込まれてしまってダウンで、             

一瞬膝をガクッと折って耐えるかって思われたところからの倒れ込みだったなあ。

 

勿論リスタート後の高橋さんは一気の決着を目指して飛ばしていったんだけど、

こういう時の中野君は実にとっても粘り強くて、

無茶系や自暴自棄のような打ち合いに挑むことなく、

ひたすら回復待ちのディフェンス主体で何とか凌ぎ切ってしまったんだわ。

 

<2R>

前の回の残り1分間とインターバルの計2分間を休んだ中野君だったんだけど、

このラウンドも先制は高橋さんの方で、

中野君はジャブさえ打ち切れずの苦しい苦しいだった開始1分01秒、

高橋さんのクロス気味の右フックを貰ってしまってこの試合2回目のダウン。

 

当然の如く高橋さんは今度こそって感じでの追撃追撃で、

自分の周囲からはそろそろ終わりそうだねって声が聞こえてきたんだけど、

そこはそこKO負けがとっても少ない中野君の踏ん張りの見せどころって感じで、

このダウンも何とか凌いだ中野君は残り1分から却っての反撃だったんだわ。

 

やっぱり高橋さんはヘナチョコタイボクサー相手の試合が多過ぎたせいか、

肝心なところで半端なパフォーマンスしか出来てなくて、

気合の入ってないパンチでは中野君を追い詰めきれなかったんだよなあ。

 

<3R>

そんなんでガソリンが切れてしまったのかって感じの高橋さんで、

前の回までで終わらせるつもりで飛ばしたせいか、いきなりのトロトロで、

自らの距離を維持できないまま中野君の詰め詰め作戦にタジタジって感じで、

これ以降は終始プレスを掛けられっ放しだったんだわ。

 

<4R>

気を良くしたか中野君がラウンド序盤に積極的な攻め込みで、

高橋さんも半分過ぎからショートブローをヒットヒットで挽回していったんだけど、

残り1分からの勝負どころでは中野君が再度気持ちを込めた反撃を見せて、

明らかに気持ち勝ちしてたんだよね。

 

試合半分が終わったところで38-36でまだまだ高橋さんだったけどね……。

 

8回戦で最初の2つのラウンドに続けざまにダウンを獲られたらそりゃ大変で、

やってる方も見てる方も既に勝負あったなって感じになると思うんだけど、

中野君はこういうところでも異常なほど頑張るボクサーで、

場内は彼の踏ん張りに自らの気持ちを添えるような感じになっていったんだわ。

 

それでも中野君には必殺系のパンチがある訳でも無いし、

攻撃の組み立てに工夫を垣間見せるって感じでもなくて、

ひたすら一生懸命に左右を振り出すって感じだったんだわ。

 

<5R>

甲乙付け難い一進一退状態が続いたんだけど、

見てる方には中野君の反発心の方が伝わりが強かったし、

高橋さんは右目上をバッティングカットしたこともあってか、

改めて見やると顔面の赤味や腫れ方は圧倒的に高橋さんの方が酷かったんだわ。

 

<6R>

高橋さんはバテてきたのかオンとオフがとっても解り易くて、

リング中を追い立て続けてたのは常に中野君だったんだよね。

 

ってことで、ここまでの自分のスコアは56-56の丁度イーブンってことで、

高橋さんの不甲斐無さが主因ではあったんだけど、

それにしても中野君の踏ん張り頑張りは周囲を驚かせてたんだよね。

 

<7R>

高橋さんのセコンドサイドからは実にとっても初歩的なアドバイスが飛びまくってて、

それだけこの日の高橋さんの動きはダメ過ぎてたとしか言いようが無くて、

こんなんでタイトルを狙うのはとっても無理そうで、

そもそも彼が勝てそうなランカーを探すのさえ難しそうだったんだわ。

 

そう思うようにさせたのは正しくこの日の中野君の気持ちの強さとスタミナで、

周囲の観客からは 「よく頑張るよなあ。」 の声が何度も聞こえてきたんだよね。

 

<8R>

右目上のカット傷からの出血がおびただしかった高橋さん、

残り1分02秒でドクターチェックを受けてて、

見た目の様子ではまるで負けてるボクサーのようだったんだけど、

ランカーのプライド賭けての流石の最後の踏ん張り直しだったんだわ。

 

勿論中野君も全く怯むことなくの応戦反撃で、

大きく差が付かないままではあったんだけど、

僅かな手数差、ヒット数差で高橋さんがラウンドポイントゲットだったなあ。

 

 

ってことで自分は75-75のイーブンだったんだけど結局、

76-74、76-75、75-76ってことで高橋さんの僅差2-1勝ちだったんだわ。

 

どこか1つのラウンドの評価の行ったり来たりの違いで、

簡単にひっくり返ってしまうようなスコアだった訳で、

返す返すも連続ダウンを喰らったところから中野君の巻き返しが立派だったんだわ。

 

 

 

⑤ 別府優樹さん(久留米櫛間)×何チャラ・何チャラ

                            ………W 8R

16勝(16KO)0敗1分のランク3位、26歳・宮城県と、

9勝(4KO)5敗1分の21歳・タイ。

 

別府さんは後楽園ホールでもよく試合をするんだけど、

チャールズ・ベラミーと引き分けた試合を別にすると、

2014年に全日本新人王になった以降は格下相手ばかりで、

韓国人ボクサーと1回の他は多分7試合全部がタイボクサー相手なんだよね。

 

多分今回もまたもや見るに値しない試合になりそうで、

そんなモノをわざわざ後楽園ホールに見せに来る理由が全く不明なんだよなあ。

 

別府さんの2014年の全日本新人王決定戦の相手は松永宏信さんだったんだけど、

その松永さんも今月20日の試合の相手は多分アジアンボクサーになりそうで、

お互いに試合相手に困ってるっていうなら、

いっそのこと二人で2014年のリマッチをすればいいと思うんだけど、

どっちが躊躇してるのかは知らないけど、ボクシングが詰まらなくなるだけだね。

 

 

帰りの電車の中で確認してみたら案の定、

1R1分31秒で別府さんのKO勝ちだったね。

 

 

 

【本日のベスト2ボクサー】

① 中野敬太君

② 生井航平君

 

 

 

昨日の後楽園ホールのチケットが1万円だったなら、

今日は10万円以上の価値がある興行だよねえ……。

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