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2017年11月

2017年11月30日 (木)

後楽園ホール・11月29日

 

Img_0056

“花田少年史”

 

自動車事故で頭を打って髪の毛を失ったのと交換に、

幽霊が見えるようになった少年っていう設定に多少の無理があるんだけど、

アニメの世界では多少の無理は普通のことであって、

時代的には昭和の風景や生活を背景にしてるのも興味深いし、

ストーリーが人間味に溢れてるもんで結構楽しみにしてるんだわ。

テーマソングにバックストリート・ボーイズを使ってるのも面白過ぎなんだわ。

 

 

 

今年もその季節が巡って来たってことか、

朝方の神田川にはオナガガモが8羽ばかりが浮かんでたんだわ。

 

 

 

試合メニューで興味を惹いたのは2試合ほどしかなかったんだけど、

男気溢れた激しい試合の連続でとってもお得な興行だったんだわ。

 

F赤羽の古里トレとはお久しぶりってことで、

宇津見義広君とか伴流ジムの団会長とヤアヤアして、

10COUNTジムの鳥海会長と村越マネとジャレ合って始まり始まり……。

 

 

この日のパンフにはボクサーの年齢とか出身地が全く記載されてなかったし、

柳達也さんがアルファジム所属で、内川大輔君は勝又ジム所属って、

二人の伴流ボクサーが大きく間違えられててノーチェックなのかってことで正直、

ボクサーに対する配慮が色々欠けてる感じがしたんだよね。

 

 

 

① 王家拓見君(T&T)×馬場リュウジ君(横田S)……SW 4R

1勝(1KO)0敗1分の21歳・神奈川県と、

2勝(1KO)3敗(2KO)のサウスポー、24歳・東京都。

 

<1R>

見てる方にとっては単純に面白かったんだけど、

二人共、普通では考えられないほど粗っぽくて、

ディフェンスを置き去りにしたままの殴る殴るで、

どっちか当たったモン勝ちっていうまるで運命勝負の雑々だったんだわ。

 

って見てたら1分過ぎ、王家君の左フックが突然大直撃して馬場君がダウン。

 

その倒れ方の余りの激しさにレフェリーが即のストップエンドで、

1分15秒、王家君のTKO勝ち。

 

 

 

② 恵謙真君(T&T)×田中和泉君(10count)……SB 4R

1勝1敗の23歳・神奈川県と、1勝(1KO)0敗の21歳・神奈川県。

 

どういう訳か田中君の登場が遅れてたなあ……。

 

<1R>

中々好戦的な二人だったんだけど、

逞しくて色黒の大学生の田中君の方がいい感じのスタートを切ったんだけど、

恵君も即の対応でいきなり激しいやり取りに突入して、

お互い、とっても危険なタイミングで打ち込んだり打ち込まれたりしてたんだけど、

ムキになり過ぎのところがあってディフェンスが置き去りになってたんだわ。

 

二人共、ファーストコンタクトでの接触ざまの勝負に終始し過ぎてて、

もっと流れの中からの攻撃が欲しいところではあったんだけど、

そんな中でも徐々に田中君の攻勢の方が目覚ましくなって、

ヒットヒットを重ねていってまずは優勢なままラウンド終了ゴング。

 

<2R>

気持ちが逸り過ぎる傾向が強い田中君の方にも落とし穴がありそうで、

行けると思った時のやみくもな気持ちが危険な被弾を招いてしまって、

前振りが無く見極めやすい恵君の思いっ切りの左右フックが当たってたんだわ。

 

セコンドからの指示に従って途中からジャブを出すようになって、

田中君がパフォーマンスに余裕を見せつつあったんだけど、

恵君の返しの左フックには十分な必殺感がこもってて、

攻撃が一段落した際に田中君のガードが下がるところを狙ってたんだわ。

 

<3R>

田中君は前詰めしながら攻め込む際に上体だけが先に行き過ぎる傾向があって、

相打ちでのフック系に活路を求めてた恵君にもまだチャンスがありそうで、

田中君陣営にとってもまだまだ予断を許さなかったんだわ。

 

ただ、プレスを掛けられて簡単に下がってしまう相手を前にして田中君、

攻撃のきっかけを自由にさせて貰ってたようなところがあって、1分33秒、

赤コーナー近くの南ロープに恵君を追い詰めたその瞬間、

ここぞって感じで右ストレートをキッチリ打ち込んだんだわ。

 

まともに貰ってしまった恵君は思いっ切り頭を跳ね上げられてしまって、

そのままロープにもたれかかるようにして大きくダウンしてしまったんだわ。

 

余りの直撃だったし、倒れ方も激しかったもんでレフェリーも即のストップエンドで、

正式には1分35秒での田中君のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

③ 中島剛君(勝又)×山本ライアン君(ワタナベ)……Fe 4R

0勝1敗(1KO)の34歳・福岡県と、0勝1敗の24歳・東京都。

 

後楽園初登場の山本君は正式には山本・ライアン・ジョシュアっていって、

中野区生まれのフィリピン系なんだけど、

中島君の方も外国人の血が混じってるような風貌だったんだわ。

 

お互いに0勝1敗同士の初勝利目指し組だったんだけど、

中島君は3年前に岩原慶さんにKO負けして以来3年振りってことで……。

 

<1R>

まだ2戦目の二人だったんだけどそこそこレベルが高かったし、

とってもパワフルでスリル満々のボクシングを展開してたんだけど、

基本的なプレスは常に中島君の方だったんだわ。

 

下がり気味だった山本君も左手の使い方は上回ってたもんで、

何とか自分の距離を維持しようと工夫してたんだけど、

一旦詰まったところでの中島君の右フックのパワーも凄かったなあ。

 

<2R>

中島君も自分の距離を充分把握してて、

その距離にならないと打っていかなくて、

それはそれで効率的ではあったんだけど、

もう少し手前から仕掛ける戦い方も混ぜ込むといいのになあって見てたんだけど、

一旦彼の距離になった際に打ち出すパンチは実にそれこそ七色で、

多種多様なパンチを無理なく組み合わせてとっても見栄えが良かったんだわ。

 

山本君の方は常に下がり下がりのままたまにいい右フックも見せてたんだけど、

ボディブローまでフォローする余裕は無かったなあ。

 

<3R>

隣で見てた渡辺会長が中島君はアマ経験あるの? って聞いてきたんだけど、

それほど中島君は動き全体がシッカリしててスムースで冷静な戦い方をしてて、

もっと行けそうなのに自分で攻めを切り上げてしまう山本君との差が拡がって、

いいワンツーを持ってるんだけど、先手を取られる場面が多くなるにつれ、

劣勢が明白になってしまったんだよね。

 

気が付けば山本君の顔面がかなり傷んできたんだよなあ。

 

<4R>

ガンガンの先攻めが必要だった山本君が最初の1分間を優勢に進めて、

少なくとも負けはナシにしようって意志を感じさせたんだけど、

軸のシッカリした中島君の馬力系のショットが押し返すにつれ、

山本君は徐々にショートブローのタイト感を失っていったし、

返しのパンチのタイミングもずれ始めてたんだよね。

 

残り1分からの最後の飛ばしも圧倒的に中島君の方で、

全く疲れを見せない動きから多彩なコンビネーションと手数を見せ付けたんだわ。

 

 

ってことで自分は39-37で中島君だったんだけど結局、

39-37×3ってことで全員が納得の中島君の3-0勝ちだったんだわ。

 

 

一旦距離が縮まった時の中島君はそれこそ多彩なショートブローの鬼なんだけど、

そこに至る前に遠目で対応されるとシンドイことも予想される訳で、

もっと若い頃にデビューしてたら相当のボクサーになってたんじゃないかとか、

色々な思いが廻ったんだけどとにかく中島君はいいボクサーだったんだわ。

 

 

 

④ 内川大輔君(伴流)×大西裕太君(横田S)……59.5㎏ 4R

3勝(1KO)3敗1分の30歳・佐賀県と、

3勝(3KO)5敗(2KO)の33歳・神奈川県。

 

<1R>

二人共、B級昇格を賭けてたんだけど全体にガキゴキした動きに終始してて、

代わり番この被弾を繰り返しもしてたんだけど、

残り1分10秒からの大西君の攻勢を前にして内川君、

対応遅れが目立ってきて、何となく遠慮がちにやってる感じがしてきたし、

そもそも相手を困らせ警戒させるような手数に足りてなくて、

これはちょっとシンドそうだなってことで一旦休憩タイム。

 

 

結局、この試合は1Rの印象のままだったみたいで3R1分01秒、

大西君のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

⑤ 中山祐太君(勝又)×大橋波月君(10count)……LF 4R

2勝(1KO)1敗1分の22歳・東京都と、

3勝(2KO)1敗(1KO)の19歳・神奈川県。

 

これはもう圧倒的に大橋君の勝利を予想してたんだけどね……。

 

<1R>

大橋君と比べて序盤の中山君の動きは何となく自信無さ気で、

密着してからもシツコイ大橋君を前にして、

攻め込むタイミングを見計らってるうちに被弾を重ねてしまってたんだわ。

 

殆どやられっ放しだった中山君だったんだけど、

それでも時折打ち出してたフック系には要注意って感じだったね。

 

ポイント的には圧倒的に大橋君優勢のままに推移してた残り20秒の西ロープ前、

勢いそのままの大橋君が強烈なワンツーをヒットさせて、

まともに右ストレートを貰ってしまった中島君がダウンしてしまったんだわ。

 

何とかリスタートして終了ゴングまで踏ん張った中島君だったんだけど、

この回は10:7.5ほどもの大差を付けられてしまったんだわ。

 

<2R>

早々決着の意志を固くしたか大橋君が初っ端から飛ばしていって、

まずは詰め詰めからのヒットヒットだったんだけど、

自分には彼が必要以上にムキになってるような印象が強くて、

「欲張るな!」 っていうセコンドのアドバイスは実に適切だと思ったんだよね。

 

初回には簡単に倒れてしまった中島君だったんだけど、

ここでの踏ん張りは想像を遥かに超えてて、

緩急の少ない大橋君のパンチに慣れたってこともあったんだろうけど、

とにかく全く気後れせず正面切ってのガンガンの打ち返しで、

自分にはまるで別人登場のように見えたんだけど、

場内の観客達を大いに沸かせたんだわ。

 

<3R>

これでもかって感じで大橋君が初っ端からブンブン振っていって、

最初に大きく貰ってしまった中山君だったんだけど、

ここでも危ないところで必死に耐えての即の大反撃で、

微妙に大橋君が優勢だった残り1分からが実にもう物凄かったんだわ。

 

10秒間近い極上の激闘を征したのは何とそれまで劣勢だった中山君の方で、

それは若干の幸運の女神の後ろ盾があった結果でもあったんだろうけど、

とにかくそこからの中山君はまるで神が宿ったかのような瞬発馬力を発揮して、

一気に大橋君を北西ポストに追い込んだ残り30秒、

勿論大橋君もそこそこ打ち返しはしてたんだけど、

続けざまに3~4発強く当て込んで大橋君を弱らせて、

最後は右ストレートのチョン打ちで大橋君から衝撃のダウンゲットだったんだわ。

 

ポストに背中をもたれさせながらしゃがみ込みダウンしてしまった大橋君、

何とか何とかって立ち上がってリスタートして、

半分意識が飛んでたんじゃないかって自分は思ったんだけど、

とにかく再度の殴り合いにノーガードで挑んでいってのそれは正しく激闘激闘で、

どちらにとっても危険を孕んだそれは実に野放図な殴り合いだったんだけど、

4~5秒続いてた中、激しく被弾してたのはやっぱり大橋君の方で、

最後は目を瞑ってメチャ振りするのを見たレフェリーがついに割って入って、

よく頑張ったね、もうこの辺にしようねって感じのストップエンドで、

2分53秒、中山君の大逆転系のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

中山君と話したことは一度も無かったし、

彼も自分のことは知らないと思ったんだけど、

ちょっと話がしたかったもんで声を掛けたら彼、とっても気安くて愛想も良くて、

相手のパンチはどうだったのとか色々聞いてたら、

そこに大橋君もやって来て、また色々話が拡がったんだけど、

大橋君はまた是非試合させて下さいって言ってたなあ……。

 

 

 

⑥ 若松竜太君(勝又)×宇津見義広君(ワタナベ)……B 8R

10勝(7KO)12敗(8KO)1分の33歳・鹿児島県と、

13勝(8KO)8敗(1KO)3分の33歳・東京都。

 

いつの頃からか二人とは行き合えば言葉を交わすようになって、

だから自分的には押し黙って見つめるしかない試合だったんだけど、

それでも敢えてっていう気持ちでは若松君の勝ちを予想してたんだけどね……。

 

<1R>

立ち上がり、動きが硬かったのは若松君の方で、

宇津見君は初っ端から結構吹っ切れた動きをしてて、

体勢が整い切れてなかった若松君が受け身に立ってしまう場面が多かったんだわ。

 

若松君はもう少し時間がかかるかなあって見てた残り1分06秒、

宇津見君が追い込み鋭く南東ポスト前で強烈な左フックを一閃ヒット。

まともに貰ってしまった若松君は明らかに効いてしまって、

残り時間を凌ぐのがやっとやっとで、正直とっても危なかったんだわ。

 

<2R>

若松君の回復度が気になったんだけど思うに任せなかったみたいで、

勢い付いた宇津見君を阻止するべくの手立ても出せないまま追い込まれて、

開始29秒、ついに青コーナーに押し込まれてしまって連続被弾で、

最後は右ボディをまともに貰ってしまって堪らず左膝を着いてしまってダウン。

 

何とか立ち上がって再開した若松君だったんだけど、

顔面とボディの両方にダメージを残したままのリスタートは如何にも辛くて、

今度は南ロープに詰められてしまっての再現VTRのような連続被弾で、

0分59秒、またもやの膝着きダウンを喰らってしまったんだわ。

 

2回のダウンを乗り越えて再度立て直すっていうのはとっても無理そうで、

若松君の終焉は目前になってしまって結局、1分24秒、

これ以上の続行を強いるのは危険っていうことでのストップエンドだったんだわ。

 

 

普段は伏し目がちで言葉数の少ない宇津見君なんだけど、

町田トレと共に移籍した初戦でもあるし、トレーナーの為にも頑張るって、

そういうのは有岡康輔君と横井トレとの関係を彷彿とさせるものがあって、

同じように移籍初戦を飾ることが出来てとってもハッピーだったんだわ。

 

試合直後の宇津見君は若干納得しかねてる様子も見せたんだけど、

100%の満足を得られる試合をするっていうのは望み過ぎで、

まずは移籍初勝利をシンプルに喜ぶべきだと思ったなあ。

 

 

敗けた若松君には敢えて近寄らないようにしてたんだけど、

試合後暫く経ってから彼の方から寄ってくれたもんでちょっと話をしたんだわ。

 

実は彼は心に辛いことを抱えたままのこの日のリングだったんだけど、

それを試合に敗けた言い訳にしないように気を付けながら話してて、

自分は彼を軽くハグして、「また、頑張れな。」 って伝えたんだよね。

 

 

 

⑦ 柳達也さん(伴流)×土屋浄司君(F赤羽)……L 8R

13勝(4KO)5敗(2KO)1分のランク3位、28歳・栃木県と、

7勝(5KO)4敗(3KO)2分の24歳・東京都。

 

柳さんはこの日が誕生日だったんだよね。

いつもは若干決め手に欠けるようなところのある柳さんなんだけど、

それでもこの日の試合は余裕だろうなってことで、

自分はかなり遠目からある関係者と言葉を交わしながら見てたんだけどね……。

 

 

元々スロースターター気味の柳さんに付き合って土屋君も慎重な立ち上がりで、

1Rは結局ジャブ交換主体に推移してて、

2Rに入ってやっと試合らしくなっていったんだけど、

最初のクリーンヒットは何と土屋君の方で、

右ストレートを直撃された柳さんが思わず大きくヨロけてしまったんだわ。

 

その後、粗っぽい土屋君の追撃をかいくぐった柳さんも左フックを報復ヒットさせて、

お互いに危険なパンチを意外に簡単に貰ってしまってたんだわ。

 

それでもやっと感じを掴み始めたような柳さんのプレスが効いてきて、

いよいよこれからだよねって見てた3R残り52秒、

若干遅れ気味に飛んで来た右をカウンターで喰らってしまって、

何となんとナント柳さんがダウンしてしまったんだわ。

 

残り時間が沢山あったもんでリスタート後の柳さんが心配されたんだけど、

それほど大きなダメージを残して無くて、

土屋君の追撃も粗っぽくて甘かったもんで何とか凌ぎ切ったんだわ。

 

 

それにしても土屋君はちょっと不思議なボクサーで、

勝率はそれほどではない中、それでも7勝のうち5つがKO勝ちなんだけど、

それ程回転力のある方でもないし、

一つ一つのパンチも鋭いって感じでもないんだよね。

 

ただ見てて何となく解ったのは返しのパンチのタイミングが実に特徴的で、

ずれてるというか、ほんの少し遅れたタイミングで飛んで来るもんで、

相手は思わぬところで貰ってしまうって感じなんだよね。

 

 

ただ、柳さんも流石の歴戦士ってことで、

若干惑わされながらも徐々に自らの距離とリズムを取り戻していって、

本来の実力差を見せ付けていってからは比較的安心の安心だったんだよね。

 

元々体の動きに鋭さが無くてガードが緩い土屋君は打たれ方の形が悪くて、

5Rに入るとスタミナも削られてしまったようで、メッキリ手数も落ちてしまって、

万策尽きて被弾を増やすばかりなってしまった1分36秒、

もういいよねって感じが割って入ってのレフェリーストップエンドだったんだわ。

 

 

自分はフルラウンドやって、柳さんがポイントを積み重ねる展開を読んでたんだけど、

この日は随分派手な試合をしたってことで周囲をハラハラさせまくってたもんで、

試合後の彼にそんなようなことを話したら、大きく苦笑いしてたんだわ。

 

 

この後は女子戦が組まれてたもんでこの日の自分のボクシングはこれでお終い。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 中山祐太君

② 柳達也さん

③ 宇津見義広君、中島剛君

2017年11月29日 (水)

後楽園ホール・11月28日

 

Img_0050

“ワンパンマン”

 

アンパンマンからぱくったようなタイトルのアニメで、

趣味でヒーローをやってる兄ちゃんの話なんだけど、

余りのバカバカしさについ見てしまうんだよね。

 

 

 

7月末頃に我が家に飛んで来たカブト虫なんだけど、

先週まで元気だったのが週が明けたらいきなり弱ってしまって、

ついに昨日の朝、動かなくなってまったんだわ。

 

成虫になってからの寿命は普通1ヶ月半~2ヶ月ほどってことだから、

充分に命を全うしたってことなのかも知れないんだけど、

本来の自然の中ではなかったから、

彼にとっては幸か不幸か計り知れないところがあったんだけどね。

 

 

 

昨日の後楽園ホールは一般受けの強いボクサーは少なかったもんで、

試合ごとの観客の出入りが多かったんだよね。

 

 

 

① 本郷智史君(輪島S)×吉野ムサシ君(八王子中屋)

                            ………SF 4R

3勝(1KO)6敗(4KO)の27歳・東京都と、3勝3敗(1KO)の24歳・山梨県。

 

<1R>

二人共、この階級だったらもう少しスピードがあってもいい感じがしたんだけど、

要するに、勝った方にはB級昇格が待ってるパワー系の一戦ってことで、

初っ端からとっても力がこもってたんだわ。

 

ショット自体のクオリティにはそれほどの差は無かったんだけど、

体全体のシッカリ感は吉野君の方が勝ってて、

有効性の高い右ストレートで本郷君を追い込んで、

早くも本郷君の顔面を赤くしてたんだわ。

 

<2R>

お互いに打つことに夢中になり過ぎる余り、ディフェンスが甘くなる傾向が強くて、

もまともに貰ってしまう可能性をどちらからも感じたんだけど、

それでもシッカリ感で上回ってた吉野君が押し気味に推移してた残り34秒、

多分その直前の東ロープ前でのワンツーが効いてたと思うんだけど、

吉野君が右ストレートを綺麗に打ち込んでダウンゲット。

 

何とかリスタートした本郷君だったんだけど、

足元が覚束なくなったところに吉野君に追い打ちの右ストレートをチョン打ちされて、

ヨレッと下がってしまったところでレフェリーが割って入ってのストップエンド。

 

ってことで2分42秒、吉野君の初KO勝ちだったんだけど、

この日の吉野君は以前より自信に満ちたパフォーマンスが出来てたね。

 

 

 

② カーリッジ・ケンジ君(REBOOT)×岩舘陵君(船橋D)

                              ………W 4R

2勝(2KO)6敗(5KO)の26歳・埼玉県と、3勝(1KO)2敗の32歳・千葉県。

 

<1R>

お互い、初っ端からケンカ腰で、上手くは無かったんだけどやたら面白くて、

判定にはなりそうにない乱暴なやり取りが交わされてたんだけど、

開始即の26秒、ケンジ君の乾坤一擲風の右ストレートが爆発ヒットして、

被弾した岩舘君は北西ポスト前で一発ダウンしてしまったんだわ。

 

何とかリスタートした岩舘君だったんだけど、

回復し切れそうにないままのラウンド終了ゴング。

 

<2R>

このラウンドも派手な打ち合いから始まったんだけど、

ここが勝負どころと判断したケンジ君の勢いの方が明らかに勝ってて、

2分過ぎからは最早止め時の問題になってしまって、

結局そのまま岩舘君が押し切られてた2分40秒、

反撃がままならなくなったところでレフェリーが割って入ってのストップエンド。

 

 

 

③ 一條武蔵君(W日立)×阿部司君(ONE TWO)

                        ………51.5㎏ 4R

0勝2敗(1KO)の34歳・福島県と、デビュー戦の。25歳・山形県。

 

<1R>

開始ゴング直後から一気呵成に攻め立てていったのは阿部君の方で、

3発ほどの右をまともに貰ってしまった一條君、

2度ほどフラッとしてしまって一瞬危ない危ないだったんだけど、

残り1分から立て直して右ストレートをヒットさせて一息入れてたんだわ。

 

二人共、いきなりスタミナが心配されるような動きになってたんだけど、

一條君の劣化の方が目立ってて膝がガクガクしてたんだよね。

 

<2R>

やっぱり二人共、疲れてきてしまったのかいきなりユッタリしてしまって、

ただ一條君の回復の遅れが目立ってた中、

残り40秒からは阿部君のヒット率が上がっていったんだけど残り2秒、

ブンッて振った一條君の右フックが強烈ヒットして阿部君がダウン。

 

一條君にとってはアレレーッて感じの逆転ダウンゲットだったんだけど、

コーナーに戻る阿部君の左目下はいきなり随分腫れてしまってたんだわ。

 

<3R>

開始直後の15秒、一條君が右ストレートをチョン打ちした途端、

レフェリーが即のストップエンドコールで一條君の逆転初勝利TKO勝ち。

 

レフェリーは阿部君の目の塞がり方と動きの劣化を見て、

一発でも貰ったら即止めるって決めてたみたいだったんだわ。

 

 

 

④ 屋根内譲太(REBOOT)×福島晋之祐(八王子中屋)

                            ………B 4R

1勝2敗(1KO)の22歳・三重県と、1勝(1KO)1敗(1KO)1敗の35歳・埼玉県。

 

<1R>

一回り体のデカイ屋根内君の方が中間距離希望だった一方、

福島君はシッカリ詰め詰めしてたんだけど、

先手先手を取ってたのはプレスを掛けられてた屋根内君の方で、

福島君には中々活躍の場面が訪れなかったんだわ。

 

大きな有効打が無かった中、屋根内君の色んな角度の左ボディが光ってたね。

 

<2R>

詰め詰めしての左右ボディ中心に福島君が反撃に移るにつれ屋根内君、

動きが鈍く大きくなっていっていきなり消耗が見え隠れしてきて、

ガードが緩むところにストレート系の被弾が目立って顔面が赤くなってきたんだわ。

 

<3R>

お互いに華麗な攻め込みとは言えない中、

このラウンドは屋根内君の立て直し先制攻撃が目立ってたんだけど、

中盤以降は福島君も懸命な盛り返しで、

ストレートにしろフック系も、お互いにキッチリ当て切れてはいなかったんだけど、

ギリギリ屋根内君の手数勝ちだったかなあ。

 

<4R>

接近乱打戦はお互いの気持ちと体力の見せ合いだったんだけど、

左目下が腫れてきた福島君の疲労感が目に付き始めて、

そのまま屋根内君が押し切りそうだったんだけど、

残り1分からの30秒間を福島君が大きく挽回して、

左フックをハードヒットさせて屋根内君の長い髪の毛をバサッとさせてたんだわ。

 

 

ってことで自分は38-38だったんだけど結局、

39-38×2、37-39ってことで屋根内君の2-1勝ちだったんだわ。

 

 

 

⑤ 白鳥光芳君(T&T)×小久保聡君(三迫)……F 6R

4勝(2KO)2敗1分のサウスポー、30歳・神奈川県と、

3勝7敗(1KO)3分のサウスポー、34歳・埼玉県。

 

この試合は白鳥君が圧勝してしまうんじゃないかって思ってたんだけどね。

小久保君は中高一貫校の先生ってことで生徒がビデオ撮ってたなあ。

 

<1R>

上背もあって手足も長い白鳥君なんだけど、

アレッて思うほど簡単に小久保君に距離を潰されてしまって、

だからって敢えて中間距離を維持しようとも思ってなかったみたいで、

いきなり小久保君の土俵での戦いになってしまったんだけど、

白鳥君は回転力で見劣りしたまま何だかいきなりとっても弱々しい印象で、

余りやりたくない試合を付き合わされてしまってるっていう感じで、

小久保君のトコトコ連打を貰って早くも白鳥君の顔面が赤くなってたなあ。

 

<2R>

1Rと全く同じ展開が続いてたんだけど、

白鳥君はまともなボディブローも打ってなかったし、

ショートアッパーを主武器にしてたんだけど、

当たりそのものに力がこもってなかったし、余りに左アッパーに拘り過ぎると、

小久保君の右フックの餌食になってしまいそうな感じだったんだよね。

 

<3R>

真面目真面目な手数で小久保君が完全に主導権を握って、

終始押しまくりながらの手数勝ちだったんだわ。

 

白鳥君も左ショートアッパー3連発で対抗はしてたんだけど、

ラウンド全体を見返ってみればポイントバックまでにはいってなかったんだよね。

 

<4R>

小久保君としては右ボディから右フックのダブルフックが打てると良かったんだけど、

そこまでの技術はまだ習得してないみたいで

ひたすらシンプルなワンツーで頑張ってたんだけど、

相手の白鳥君がそれ以上に単調なショートアッパーオンリーだったもんで、

それでも十分な対応が出来てたんだよね。

 

残り40秒から小久保君にボディラッシュに見舞われて白鳥君、

何だか休みたがってる様子が見えてきて、

そんなんで最終回まで持つのかって感じになってきたんだわ。

 

<5R>

相変わらず小久保君のスタミナは驚異的で、出してるパンチの数は半端じゃなくて、

後は巧いこと緩急を付ければ初のKO勝ちも見えてきたんだけど、

パンチの緩急についてもまだ今後の課題みたいだったんだけど、

それでも事あるごとに白鳥君の腰を屈ませるようになったんだわ。

 

<6R>

白鳥君には大逆転のショットは期待できそうになくて、

またもや小久保君の押し押しからのトコトコ連打だけが目立ってて、

残り30秒からも手を止めることがなかったまま終了ゴング。

 

 

自分のスコアを見たら60-54って極端な結果が出てしまったもんで、

発表に耳を澄ませてたら60-54×2、60-55ってことで、

ジャッジ全員も同じ判断だったみたいで小久保君の圧倒3-0勝ちだったんだわ。

 

 

この日の小久保君は相手のデキの悪さに助けられたようなところがあったから、

やっぱりもう少しパンチの種類と緩急の研究をするべきで、

この日の展開でKO勝ち出来なかったことはしっかり反省だと思ったなあ。

 

 

 

⑥ 高田朋城君(ワールドS)×川西真央君(三迫)……L 6R

4勝(2KO)3敗(2KO)2分の24歳・青森県と、

4勝(1KO)3敗(1KO)の23歳・東京都。

 

<1R>

程よい感じの距離でスタートした二人だったんだけど、

お互いのプレースタイルは若干違ってて、

高田君がガッチリ感の強いパワー系で、

川西君が柔軟な対応を重視してるみたいだったんだわ。

 

お互いに負けず嫌いの強い性格みたいで、

1分10秒、川西君の右アッパーが綺麗にヒットした直後、

一気に飛ばしていったのは被弾した方の高田君で、

この後も二人は相手にいいのを貰ったら即反撃するっていうパターンだったんだわ。

 

高田君の一気反撃で3発ほど貰ってしまった川西君だったんだけど、

残り20秒からのショート戦はその直前にハードヒットされた川西君が圧倒して、

微妙だったポイントを引き戻したっていう感じだったんだわ。

 

<2R>

肩とか腕に変な力が入ってない証拠だと思うんだけど、

川西君のコンビネーションがとってもスムースで、

ショートブローの中にアッパーも混ぜ込んでたし、

左のWフックを見栄え良く上下に打ち分けてたんだよね。

 

ラウンド半分を過ぎる頃から二人の打ち合いが更に激化していったんだけど、

残り1分からの川西君の右アッパー3発ヒットがとっても印象的だったんだわ。

 

ただ、高田君も打たれた直後の間髪入れない反撃が目覚ましくて、

激闘の中、川西君が右目上をバッティングカットしてたんだわ。

 

<3R>

それにしても二人共、いいジャブを打つボクサーで、

ここに来て顔面をより赤くしてたのは川西君の方だったんだけど、

残り1分15秒からのショート戦は見応え十分で、

コンビネーションの巧みさでは川西君だったんだけど、

一発一発のパワーでは高田君の方が優勢だったなあ。

 

<4R>

最初の30秒間は高田君が優位に進めてたんだけど、

この後の川西君のボディ攻撃が実にグッドグッドで、

これ以降、高田君にそれを嫌がる素振りが見え隠れしてきたんだよね。

 

ただ川西君の方も相手の右ストレートを貰うことが多くなってきて、

それは打ち終わりがルーズになってたことに起因してて、1分30秒に鼻血。

 

2ラウンドを残したところでの自分のスコアは39-37で川西君だったんだけど、

それでも徐々に流れは高田君に移りつつあったんだよね。

 

<5R>

これまで二人共、相当振り込んできたもんでスタミナが心配されてきた1分13秒、

高田君の右ストレートが華麗なヒッティングを見せて、

その途端に一気に攻勢を掛けていったんだけど、

高田君の右のショートストレートはとっても美しかったなあ。

 

ってことで形勢は一気に高田さんに傾いていった残り20秒、

隣で観戦してた三迫会長から 「行け! 行け! 行け!」 って大声連呼があって、

その1秒後に反応した川西君も大したモンだって思ったんだけど、

多分このラウンドは充分なポイントゲットだなって一段落してたような高田君、

一瞬の集中力を欠いたその瞬間だったと思うんだけど、

川西君は1、2、3発目か4発目かの右ストレートを大直撃させたんだわ。

 

まともに貰ってしまった高田君はそのまま一発仰向け昏倒ダウンしてしまって、

全く失神してしまったみたいでピクリとも動かず勿論即のストップエンドで2分42秒、

川西君の実に鮮やかなTKO勝ちだったんだわ。

 

一時は担架搬出かって心配された高田君は何とか自力でリングを降りてたね。

 

 

 

⑦ 此村勇君(堺東ミツキ)×馬庭大樹君(ONE TWO)

                          ………SB 6R

7勝(1KO)6敗(1KO)2分のサウスポー、29歳・大阪府と、

5勝(4KO)1敗1分の20歳・鹿児島県。

 

<1R~2R>

此村君は初めて見るボクサーだったんだけど、いきなり超変則のサウスポーで、

距離を取りながら長い手足を大きく拡げて、それはまるでタランチュラのようで、

ただそのタランチュラは毒ナシみたいで、やたら手足をユラユラさせてるだけで、

それでも頃合いと間合いを計って一気に頭と一緒に突っ込んで、

その刹那にワンツーか逆ワンツーを振るってそれでお終いって感じに終始してて、

遠目から観察してた馬庭さんにしてみれば対処に苦慮してたんだよね。

 

自分にしても久し振りに見る珍種だったんだけど、すぐに飽きてしまって、

中々ちゃんとした打ち合いにならなかったんだわ。                                                            

 

馬庭さんとしてはもっと二次踏込以降に重点を置いて攻め込めば簡単な筈なのに、

やたらのやり難さだけを目立たせて見てる方をイライラさせたもんで、

2R終了時点で離席したんだけど結局最後まで対応しかねたみたいで、

60-54、58-56、58-58ってことで馬庭君の2-0勝ちだったんだわ。

それにしもこのスコアは何なんだことで、

全ラウンド10-9っていうのとイーブンっていう評価が併存してるんだけど、

根拠は其々どこにあるのかって事で、みんなで集まって反省会だね、絶対!                                                           

 

 

☆ 富岡浩介君×牧潤一君の2分×2Rスパー

 

浩介君は富岡三兄弟の末弟でまだ中学生なんだけど、

U-15では全国6冠の逸材ってことと、もしかしたら兄弟の中で一番強いって、

彼の兄ちゃん達から以前聞いてて、

高校には進学しないでプロ一本でいくってことで、

17歳までには2年弱あるんだけど今から楽しみなんだよね。

 

REBOOTジムの射場マネがレフェリーとして登場したんだわ。

 

実戦ではないあくまで短時間でヘッドギア付きのスパーリングではあったんだけど、

まずとってもいいリズム感をしてて、誰かに似てるなって思ったら粟生隆寛さんで、

そこから繰り出すワンツーには中々鋭いモノがあったし、

相手の右ストレートの打ち終わりに被せ打ってた左フックのタイミングも抜群で、

詰められた際の体の入れ替え方とか、上体を使って被弾を避けるテクも優秀で、

要するに、言葉は悪いんだけどすぐにでも使い物になりそうだったんだよね。

 

とってもしっかりした体をしてたし、2年後にはどういう風になってるかなあ……。

 

リング登場前の浩介君とコンチワした時、赤いヘッドギアに3文字入ってて、

“達哲浩” って三兄弟の名前が書かれてあって、3人共用なんだってさ。

 

 

 

⑧ 嶋崎俊君(輪島S)×トリッキー熊谷君(T&T)……SB 8R

8勝(3KO)9敗(2KO)1分の26歳・埼玉県と、

8勝(5KO)7敗(3KO)の27歳・東京都。

 

熊谷君がトリッキーっていう新リングネームでの登場だったんだけど、

試合前、その熊谷君とちょっと話したら、

モニターに映ってた此村君の試合の様子を見ながら、

「自分の前にあんなトリッキーを見せられたら……。」 って苦笑いしてたんだわ。

 

<1R>

微妙な戦績のA級同士のサバイバル戦ってことで、

まずは熊谷君が予想通りの動きの大きいボクシングで、

それを嶋崎君が追い追いしながらっていう展開だったんだけど、

序盤、ジャブの届きが良かったのは熊谷君の方で、

残り45秒からは更に派手な動きに転じながらの右ストレートボディがヒットヒットで、

大きな有効打は無かったんだけど、まずは熊谷君が僅差ポイントゲットだったね。

 

<2R>

最初の30秒間は嶋崎君の攻勢が目立ってて、

次の1分間も左右のボディショットがグッドグッドで、

熊谷君も残り1分20秒に右ストレートを当て込んではいたんだけど、

早くも嶋崎君のボディブローが効いてきたか動きが緩慢になってきたんだわ。

 

<3R>

少しハァーハァーしてきた感じの熊谷君は顔面も赤くなってきて、

先行きが心配されたんだけど残り1分03秒、

それまでの緩慢な動きから一気にスピードを上げていってのワンツースリーフォーで、

嶋崎君がそのスピードの変化に一瞬対応が遅れてしまったんだわ。

 

<4R>

熊谷君は振りそのものは乱暴極まりないんだけど、

その実結構いい当て勘を備えてるし、

嶋崎君の打ち終わりを目がけていいタイミングで合わせていってたんだわ。

 

ただ、休み休みしてる中で大きく動きながら振ってるせいか、

腰が入って無いもんで当たりの派手さの割には効き目は今一だったんだよね。

 

<5R>

パンチとしてきちんとしてるのは圧倒的に嶋崎君の方で、

詰め詰めの嶋崎君と、下がり下がりの熊谷君っていう図式が出来上がって、

見た目の印象的には熊谷君が劣勢ではあったんだけど、

たまに流れ弾の様に貰ってしまう嶋崎君も実は今一で、

右目上をヒットカットされてしまったんだわ。

 

ってことでここまでの自分の採点は48-47で嶋崎君だったんだけどね……。

 

<6R>

熊谷君はリングネームに恥じないトリッキーさを全開にさせていった中、

嶋崎君としては基本的なパンチ力ではアピールし切れないんだから、

もっともっとの手数が必要な場面だったんだよね。

 

残り25秒、適当な感じで振り回した熊谷君の左フックが大きくヒット。

 

<7R>

それでも熊谷君の消耗の方が目立ってきて、

それ程のスタミナがなくて長い時間飛ばし切れないからああいうスタイルになる訳で、

嶋崎君としてはその辺を見極めた上での攻めの緩急が欲しいところだったんだけど、

いかにも単調に終始してた感じが否めなくて、

相手は今や眩惑系から誤魔化し系に転身しつつあったんだから、

ここはってところでは恐怖の鬼攻めだったと思ったんだよね。

 

熊谷君の方も残り1分12秒にメチャ振り左フックは当ててはいたけど、

その前後はグダグダの劣化一途で、ことあるごとに腰を深く折って、

嶋崎君のパンチを何とかやり過ごそうとする時間が増えていったんだわ。

 

<8R>

それでも自分の中ではまだまだ微妙なスコアだったんだけど、

最初にやる気を見せたのは熊谷君の方で開始45秒、

右フックを一発当て込んでからの一気追撃で、

嶋崎君は青コーナーに押し込まれてしまっての大危機の到来ってことで結局、

それは熊谷君のガス欠に助けられたような一段落で一凌ぎできたんだわ。

 

さあここから勝負を懸けていくって感じで嶋崎君が逆襲していったんだけど、

残り1分、明らかにヘロヘロ状態になってきた熊谷君も最後の男の見せどころで、

お互いガードを無視したような打ち合いが始まったんだけど、

どう見ても分が悪くて被弾が多かったのは嶋崎君の方で残り43秒、

お互いの左右フックが危ない交差を見せてた中、

熊谷君の返しの左フックが大命中してしまって嶋崎君がバッタンダウン。

 

何とか何とかって立ち上がった嶋崎君だったんだけど、

試合を続行できそうにないままカウントが進んでしまってのテンカウントアウトで、

それと時を同じくして赤コーナーサイドからタオルが投げ入れられたんだわ。

 

 

ってことで2分28秒、判定までいったら割れそうだった試合が一気に決着して、

熊谷君としては狙い通りと言うか、天からのプレゼントのようなKO勝利。

 

 

 

⑨ チョ・ヨンイ×永田大士さん(三迫)……SL 8R

7勝(2KO)2敗2分の20歳・韓国と、

8勝(4KO)1敗(1KO)1分のサウスポー、27歳・宮崎県。

 

これくらいの戦績の韓国ボクサーっていうのは強いのかどうか解らなくて、

それでも彼は国内ランク4位なんだってさ。

 

<1R>

先にプレスと掛けていったのは5㎝ほど上背のあるヨンイだったんだけど、

そこからの仕掛けが全く遅いというか、

永田さんが打ち掛かって来るところに合わせたがってるようで、

ひたすらそれを待ってる相手に永田さんとしても無暗には行けず、

お互い、いきなり手詰まりしてるような時間が長かったんだわ。

 

<2R>

永田さんは様々なフェイントを駆使して、相手を揺さぶり始めつつの攻撃開始で、

いよいよを感じさせたんだけど、一方のヨンイは相変わらずで、

やっぱり先攻めを自ら封じ込んでるみたいで、

消極的にしか見えない典型的なカウンターボクサーのままだったんだわ。

 

<3R>

ヨンイは左肩をいからせ過ぎてて、ショートブローの回転力に支障をきたしてて、

どっかで一発ドッカンカウンター狙いなのかも知れないんだけど、

そういうボクシングの割にはKO率は2割も無くて全く訳が解らなかったんだわ。

 

一方の永田さんにしても、顔面攻撃に拘り過ぎるようなところがあって、

もっと下から攻め直せば展開も動きそうだったんだけど、

何だか単調な攻撃に終始してたんだよね。

 

ってことでいきなり退屈になってしまったもんでここで帰宅ってことで、

昨日の出来事に関して色々奥さんと話した後に改めて確認してみたら、

79-73、79-7×2ってことで、当然の如く永田さんが3-0勝ちしてたんだわ。

 

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 川西真央君

② 富岡浩介君

③ 吉野ムサシ君

 

2017年11月26日 (日)

12月のボクシング

 

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「今年もあと1ヶ月、お前ら気合入れていくぞぉ~!」

 

 

 

12月のボクシングはいきなり1日から始まるし、

来週は4ボクシングもあって11月ボクシングは29日まであるし、

昨日オーダーしたソファー等の家具類が12月2日に届くし、

色々バタバタしそうなもんで、少し早目なんだけど12月のボクシング……。

 

 

 

≪12月のボクシングスケジュール≫

*左側が勝者予想、敬称略。

 

・12月 1日……(後楽園)

坂晃典×大橋建典、栗原慶太×ライアン・ルマカド、臼井欽士郎、大野俊人。

 

 

・12月 2日……(後楽園)

梶颯×ジュン・ブラゾ、舟山大樹×堤箸弘幸、永田翔×坂本尚志、

荒川仁人、佐々木洵樹、清水優人。

 

 

・12月 4日……(後楽園)

東上剛司。

 

・12月 6日……(後楽園)

村中優×阿知和賢、氏原文男×荒木貴裕、佐宗緋月×山中章弘、中川健太。

 

 

・12月 8日……(後楽園)

ディスティノ・ジャパン×岡本和泰、太田輝×ガンバレ将太、塚田直之×成塚亮。

 

 

・12月10日……(愛知)

入口裕貴×水野拓哉。

 

 

・12月11日……(後楽園)

船井龍一×川口勝太、久高寛之×翁長吾央、粉川拓也×藤本直人、

上野太一×仁平宗忍。

 

 

・12月14日……(後楽園)

小原佳太×藤中周作、麻生興一×細川バレンタイン、高見良祐×水藤翔太、

田中教仁×市川雅之、堀川謙一。

 

 

・12月15日……(ロシア)

渡部あきのり×マゴメド・クルバノワ。

 

 

・12月17日……(新宿)

阿部麗也、粟田祐之。

 

 

・12月19日……(後楽園)

岡田博喜×ジェイソン・パガラ、今野裕介×丸木和也、

山内涼太×レスター・アブタン、中川勇太、武田航。

 

 

・12月23日……(後楽園) 全日本新人王決定戦

赤羽根烈×井上夕雅、有岡康輔×小畑武尊、ジロリアン陸×森武蔵。

 

 

・12月30日……(横浜)

井上尚弥×ヨアン・ボワイヨ、拳四朗×ヒルベルト・ペドロサ、

益田健太郎×井上拓真、清水聡×エドワード・マンシト。

 

 

・12月31日……(大田区総合体育館)

田口良一×ミラン・メリンド、五十嵐俊幸×木村翔、

京口紘人×カルロス・ブイトラゴ。

 

 

 

≪12月ボクシング期待度ベスト30≫

*左側が勝者予想、敬称略。

 

① 田口良一×ミラン・メリンド

② 井上尚弥×ヨアン・ボワイヨ

③ 五十嵐俊幸×木村翔

④ 小原佳太×藤中周作

⑤ 拳四朗×ヒルベルト・ペドロサ

⑥ 麻生興一×細川バレンタイン

⑦ 京口紘人×カルロス・ブイトラゴ

⑧ 船井龍一×川口勝太

⑨ 岡田博喜×ジェイソン・パガラ

⑩ 久高寛之×翁長吾央

⑪ 坂晃典×大橋建典

⑫ 村中優×阿知和賢

⑬ ディスティノ・ジャパン×岡本和泰

⑭ 今野裕介×丸木和也

⑮ 山内涼太×レスター・アブタン

⑯ 益田健太郎×井上拓真

⑰ 田中教仁×市川雅之

⑱ 太田輝×ガンバレ将太

⑲ 梶颯×ジュン・ブラゾ

⑳ 清水聡×エドワード・マンシト

(21) 高見良祐×水藤翔太

(22) 粉川拓也×藤本直人

(23) 舟山大樹×堤箸弘幸

(24) 氏原文男×荒木貴裕

(25) 塚田直之×成塚亮

(26) 上野太一×仁平宗忍

(27) 佐宗緋月×山中章弘

(28) 赤羽根烈×井上夕雅

(29) 有岡康輔×小畑武尊

(30) ジロリアン陸×森武蔵

 

2017年11月23日 (木)

後楽園ホール・11月22日

 

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「ハイッ、シンクロジャンプよ!」

 

 

 

CSの “ミュージック・エア” を流し見してたら、

ルイ・アームストロングのトリビュート音楽祭をやってて、

彼が亡くなった翌年のことだから1972年のフィルムだったんだけど、

デューク・エリントンとかカウント・ベイシー、エラ・フィッツジェラルド、

デイブ・ブルーベック・トリオ、ディジー・ガレスピーなんかが出てたんだけど、

ベニー・グッドマン、ライオネル・ハンプトン、ジーン・クルーパの3人の共演は、

とっても珍しかったんだわ。

 

 

 

昨日は少し早めに家を出て池袋の家具屋にソファーとテーブルを見に行って、

大体の構想を固めた後にホールへ出動で、

実はそれほど大きく期待してた試合は少なかったんだけど、

それでも単純に楽しめたんだよね。

 

 

 

① 綿引貴大君(W日立)×藤野正文君(宇都宮金田)

                         ………56㎏ 4R

デビュー戦の24歳・茨城県と、2勝(1KO)2敗の31歳・京都府。

 

<1R>

開始即の20秒過ぎ、多少間合いを計りかねてた綿引君が安易に詰めた瞬間、

藤野君の左右のショートブローが直撃して、

最後は左ボディのように見えたんだけどいきなり綿引君がダウン。

 

体がもつれ合うようにして崩れ落ちたもんでスリップのようにも見えたんだけど、

一瞬の間を置いてレフェリーがダウンコールというか、

タイムキーパーがいきなりカウントし始めたような感じだったんだわ。

 

あの場面、レフェリーはもう少し大きなコールとか大袈裟なジェスチャーが必要で、

そういうレフェリーの厳正な対応が無用な批判を排除する効力があるんだよね。

 

 

いきなり面食らってしまった綿引君も何とかリスタートできたんだけど、

その後の藤野君は圧倒的な余裕を見せながらのパフォーマンスで、

勝負の行方としてはスッカリ固まってしまったっていう印象だったんだわ。

 

ただ、その藤野君、単なる普通のC級ボクサーでしかないのに、

やたらカッコ付け過ぎの相手を見下した嫌味なボクシングで、

ってことで1Rで早々の退出だったんだわ。

 

後で結果を確かめたら3R1分04秒でやっぱり藤野君のTKO勝ちだったね。

 

 

 

② 中村賢治君(オークラ)×梅本耕孝君(新日本木村)

                          ………SB 4R

1勝3敗(2KO)の31歳・北海道と、1勝1敗(1KO)の34歳・岡山県。

 

久し振りの梅本君は輪島ジムから移籍してて、

スポーツインストラクターの仕事の関係で、

沢山の子供達の応援を受けてたんだわ。

 

<1R>

二人共、全体のカッチリ感に欠けてたんだけど、

特に中村君は上体と下半身のバランスが良くなかったし、

すぐに目線を切ってしまう悪い癖を持ってたんだわ。

 

梅本君の方も鋭いショットで圧倒するって感じではなかったんだけど、

それでも小ヒットの積み重ねで十分なポイントゲットだったね。

 

<2R>

中村君、すぐに下を向いてしまうのがやっぱり致命的で、

攻撃に繋がるようなディフェンスになってなかったし、

碌に相手を見定めないまま無暗に殴り掛かってるって感じだったんだわ。

 

 

ってことでこの試合も勝負の行方がハッキリしてしまったもんで連続離席。

結局、40-37、39-37×2で梅本君の3-0勝ちだったんだわ。

 

 

 

③ 荒川拓朗君(ジャパンS)×渡邊博章君(渡嘉敷)……SB 4R

0勝2敗(1KO)の30歳・栃木県と、デビュー戦の33歳・福島県。

 

<1R>

初っ端飛ばしていったのは “遅れてきた青年” って感じの渡邊君で、

遅れを取ることなく荒川君も応じていったんだけど、

二人共、肘が体から離れ過ぎてディフェンスに課題があったんだわ。

 

より内側内側から攻めてたのは荒川君の方で中々いい感じだったんだけど、

一方では渡邊君の大きな右を貰ってしまうことも多くて、

小さく沢山当ててはいたんだけど、見栄えの良くない被弾が多過ぎてたなあ。

 

渡邊君の方はもうちょっと、きちんとしたジャブから組み立てる必要を感じたね。

 

<2R>

コツコツ頑張ってはいたんだけど荒川君、

左ガードが甘くなるところに渡邊君の右を貰ってしまうことが改まらなくて、

このラウンドもガッツン貰ってしまった直後のリングほぼ中央、

そこから左右フックに繋げられてフラッとして下を向いてしまったところで、

1分08秒だったんだけど、レフェリーが割って入ってのストップエンドだったなあ。

 

 

荒川君が1勝する為にはまずディフェンス有りきってことを自覚して、

無理な体勢から意地になって打ち合わないことだと思うんだけどね。

 

 

 

④ 若原義敬君(協栄)×高橋悠斗君(K&W)……Mm 8R

8勝(4KO)7敗(3KO)の35歳・兵庫県と、

7勝(4KO)3敗(1KO)の24歳・東京都。

 

<1R>

11歳の年齢差はあったんだけど、

お互いにA級らしい落ち着いた立ち上がりを見せてて、

甲乙付け難いやり取りが続いたんだけど、

そんな中でも攻めに工夫が見られたのは高橋君の方だったなあ。

 

<2R>

開始39秒、高橋君の右ストレートがハードヒットして若原君、

思わず一瞬大きく膝カックンしてしまって危ない!

って思わせたところからよくぞ持ちこたえたんだわ。

 

その後は若原君も持ち直してほぼ互角に推移してたんだけど、

高橋君の方にはパンチに更に多彩さを加える余裕が出てきてたんだわ。

 

<3R>

若原君は試合序盤を相手の自由にさせ過ぎたきらいがあって、

自分のタイミングに拘り過ぎというか、

カウンターを狙う素振りで相手に警戒させることもなくて、

結果的にはとってもシンプルな攻撃に留まってたんだよね。

 

こうなると若原君、手数で圧し切れないとツライ訳で……。

 

<4R>

やっと気合が入ったか若原君がガードを固めて前詰め鋭く、

明らかな接近戦狙いに転向して手数アップも著しかったね。

 

それでも二人共、この階級にしてはまだまだ素早さに欠けてたと言わざるを得ず、

この回は若原君が何とか流れを変えられそうな雰囲気だったんだけど、

もしランカーを目指すならお互いにもっともっとの激しさが必要だと思ったなあ。

 

<5R>

若原君の前詰めに高橋君が距離を維持できず下がり下がりになってきて、

中間距離から打ち切れないストレスが溜まってきたような感じで、

良くない印象の中、手数もメッキリ落ちてしまったんだわ。

 

<6R>

流れを取られつつあった高橋君がさあどうするって場面だったんだけど、

ここに至ってペースは明らかに若原君の方に移ったままで、

高橋君は戦法を変えられないまま攻めあぐんでる状況が続いて、

このままだと試合前半に稼いだポイントを1ポイントづつ吐き出しそうだったんだわ。

 

って見てた残り22秒、それまでいい感じで攻め込んでた若原君だったんだけど、

高橋君の右ストレートを見事なカウンターのタイミングで貰ってしまって、

リングほぼ中央で痛恨の尻餅ダウンしてしまったんだわ。

 

<7R>

ダウンを喰らってしまった若原君だったんだけど、

意外に元気に立て直してヒットヒットを重ねていって、

諦めてないところを見せてたんだけど、

残り35秒ほどのところで中間距離から高橋君の左右フックを貰ってしまって、

またもや詰めの甘いところを見せてしまったんだわ。

 

<8R>

それでも若原君がまたまた初っ端から飛ばしていって、

何とか何とかって踏ん張ってたのは立派で、

結局、このラウンドは最後まで手を止めなくて意地を見せてたんだわ。

 

 

それでも残念ながら若原君の劣勢は否めなくて、

自分は高橋君の77-74だったんだけど現実はもっと厳しくて結局、

80-71、79-73、78-74ってことで高橋君の大差3-0勝ちだったんだわ。

 

それでも幾らなんでも80-71っていうのは余りにも理不尽で、

そのジャッジは個人的な好き嫌いを露骨に出したとしか思えなかったなあ。

 

 

 

⑤ 垂水稔朗さん(協栄)×竹内護君(ワタナベ)……W 6R

7勝(3KO)3敗(1KO)3分のランク7位、24歳・愛媛県と、

5勝8敗(3KO)2分の31歳・神奈川県。

 

試合前、通路の遠い所から目が合った垂水さんとニッコリ挨拶交わして、

彼自身はどう考えてたか知らないけど、自分は余裕の観戦だったんだわ。

 

垂水さんはクイーンの “We Will Rock You” での入場で、

セコンドには瀬藤幹人さんも付いてたんだわ。

 

<1R>

いきなり気が触れたように華々しく突っ掛っていったのは竹内君で、

まともにやってたらとっても敵わないってことか、やたらの大ブン回しで、

垂水さんもこれには多少意表を突かれたみたいだったんだわ。

 

ガードもクソも無い殆どムチャ振りに近かったんだけど竹内君、

途中でレフェリーに2回ほどオープンブローを注意されてからは一段落で、

それと同時に垂水さんの冷静な対応が目立っていったんだわ。

 

相手の特大右フックの打ち終わりに正確に合わせることが出来れば垂水さん、

結構簡単じゃないのかなあっていうのが最初の印象だったんだけど残り31秒、

垂水さんが綺麗に右ストレート当て込んで竹内君をフラつかせたんだわ。

 

<2R>

竹内君が再度馬力全開で立ち向かって行った中、

垂水さんも引かないもんで、お互いのバッティングが心配されたんだけど、

竹内君の顔面が赤くなってきたのは垂水さんのヒットヒットのせいで、

殆どジャブを打たない竹内君の戦法を垂水さんが既に見切ってしまったみたいで、

残り1分を過ぎる頃には竹内君の足元はかなり覚束なくなってきたんだわ。

 

<3R>

開始すぐの13秒、竹内君の大きな腕振りをかいくぐって垂水さん、

左右ショートから右ショートアッパーを鋭くフォローして実に見事なダウンゲット。

 

南東ポストの前だったんだけど、その瞬間竹内君が大きく膝を割って倒れ込んで、

動きに支障を見せ始めてた竹内君に配慮したレフェリーが即のストップコールで、

0分15秒、垂水さんのTKO勝ちだったんだわ。

 

 

垂水さんが大きいパンチの当てっこに勝ったんじゃないのがグッドだったんだけど、

彼自身にとっても会心の試合だったみたいで、ニッカニカだったなあ。

 

 

 

⑥ 長濱陸さん(白井具志堅)×何チャラ・サイトーン

                        ………68㎏ 8R

7勝(3KO)1敗(1KO)1分のランク4位、26歳・沖縄県と、

8勝(2KO)1敗の20歳・タイ。

 

この試合は元々マーク・サレスっていうフィリピンボクサーが相手だったのに、

いつの間にか左ボディ1発ダウンで有名な何チャラ・サイトーンに変わってて、

通路の奥からこの日も比嘉大吾さんが挨拶を送ってくれはしたんだけど、

長濱さんの応援に来てた松澤拳君にもコンチワされはしたんだけど、

申し訳なかったんだけど自分としては全く見る必要を感じなかった訳で、

ってことであるジムのトレーナーさんと猫の飼育に関して話し合ってたんだよね。

 

 

何チャラ・サイトーンは案の定、長濱さんに1R0分47秒でTKO負けしたんだけど、

控室に戻る際に階段の踊り場で腹を押さえてウンウン唸ってたから、

余程まともに貰ってしまったんだろね、お気の毒……。

 

 

 

⑦ 三瓶数馬さん(協栄)×石井龍輝君(船橋D)

          ………日本ユース SFe タイトル戦 8R 

13勝(4KO)4敗(3KO)のユースチャンピオン、国内11位、サウスポー、

22歳・埼玉県と、

6勝(4KO)2敗(2KO)のサウスポー、20歳・千葉県。

 

石井君のセコンドには久し振りの遠藤一充さんが来てて、

彼は確か銀行マンだった筈なんだけど、休日前のノー残業デイってことで……。

 

18戦目と9戦目のサウスポー同士の一戦だったんだけど、

勝率が変わらない中、KO率は石井君の方が倍ほどもあるし、

身長も石井君の方が4~5㎝ほど優位だったんだわ。

 

<1R>

予定通り、まずは三瓶さんの前詰めから始まったんだけど、

距離が詰まる一瞬前の石井君の先制ショットが連続ヒットヒットして、

三瓶さんが余りにも簡単に被弾してしまってたんだわ。

 

三瓶さんは密着してのボディショットに意地を見せたんだけど、

ジャブを含めてその他の全てのショットで石井君が主導権を獲ったんだわ。

 

<2R>

石井君がそのまま距離をキープできればいきなりの可能性が見えてきそうで、

って見てたら密着戦に移行しても互角以上にわたり合ってて、

三瓶さんが早くも顔面を赤くしていったんだわ。

 

残り29秒、三瓶君の左フックがそこそこのクリーンヒットを見せた後、

そのままの勢いを維持して更に攻勢を強めてた残り6秒、

石井君を西ロープに追い込んで攻め立てたその瞬間、

見計らった様な石井君の左ストレートがカウンターヒットして三瓶君がダウン。

 

その一発で三瓶君は更に2ポイントロスしてしまったし、

左目上をヒットカットされてしまったんだわ。

 

<3R>

果たして三瓶さんが立て直せるのかっていうのが焦点になっていって、

元々タフな三瓶さんがダウンのダメージを引きずることなくの仕掛け直しで、

この辺の気持ちの強さは流石でボディ主体の猛攻を見せたんだけど、

石井君も開始20秒からの激闘に真正面から挑んでいって、

足元がシッカリして腰の入ったパンチを打ってたのはやっぱり石井君で、

三瓶さんはメゲズに前進を止めなかったんだけど被弾も多かったなあ。

 

ってことで三瓶さんはこれでマイナス4ポイントってことで、

かなり相当絶望的なほどまでに追い込まれてしまったんだわ。

 

<4R>

三瓶さんのボディショットにそれほどの威力があったのか、

石井君の内臓とか腹筋が打たれ弱いのかは解らなかったんだけど、

それまでの山ほどのボディブローが明らかな効果を発揮し出して、

石井君が攻撃どころではなくなってしまった様子を見て三瓶さん、

勿論元気百倍な訳で、イケイケだった残り35秒、

極端に動きが鈍ってきた石井君を西ロープに詰めての一気攻めで、

無抵抗になった石井君を見て、レフェリーが一旦ロープダウン宣言。

 

これは中々グッドな判断で、即のストップがいいのか迷った際には

堂々のコールをした方が絶対双方の納得を得られるんだよね。

 

ここは何とか凌いだんだけど石井君、

ボディのダメージは中々抜け切らないからなあ……。

 

それでもまだ2ポイントビハインドの三瓶さん、

一途に石井君の回復具合に懸かってたんだよね。

 

<5R>

三瓶さんの勢いを封じるべく気持ちを立て直して石井君が最初に飛ばして、

一段落後に三瓶さんが当然の反撃で、お互いに必死の形相だったんだけど、

ハァーハァーが余計に目立ってきたのは石井君の方で、

明らかなガス欠状態になってきたような感じだったんだわ。

 

それを見逃さなかった三瓶さんが当然のように南ロープ前で更なるラッシュで、

更にメッキリしてしまった石井君に挽回の気概は失せてしまったようで、

残り47秒、三瓶さんの連打に晒されるまま前のめりダウンしてしまったんだわ。

 

ここは何とか気持ちでリスタートした石井君だったんだけど、

体力の方は、スタミナの方はもう既に一杯一杯だったみたいで、

ここぞの追撃に一生を賭けたような三瓶さんの勢いを止めるべくもなくて、

防戦一方のままの残り6秒、ついにリングに右膝を着いてしまったんだわ。

 

それはもう誰が見ても続行を強いるのは無理そうだったもんで、

2分55秒、レフェリーが即のストップエンドだったんだわ。

 

 

ボクサーとしての元々の技量はもしかしたら石井さんの方が上かもしれなくて、

もっと色々修行を積めば大きな可能性が見込めそうなんだけど、

一方の三瓶さんは必ずしも飛び抜けた才能の持ち主ではないんだけど、

やっぱり13勝4敗っていう戦績はダテじゃないし、

日本ランカーっていうのも勿論ダテじゃなかったんだよね。

 

石井君は元々はライト級だからウェイト作りに苦しんだのか、

結局、真面目なボディ攻撃は徐々に効果を発揮するってことか、

はたまた走り込みの足りてないボクサーへの警鐘ってことなのか……。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 三瓶数馬さん

② 垂水稔朗さん

③ 特にナシ

 

2017年11月21日 (火)

後楽園ホール・11月20日

 

Img_0057

“明日を見つめて……。”

 

 

 

やたら動き回る安手のロック・ギタリストが多い中、

動きの少ないギタリストの代表は何と言ってもリッチー・ブラックモアで、

次がエリック・クラプトン、3番目がブライアン・メイだと思うんだけど、どお?

 

 

 

中8日振りの後楽園ホールは懐かしい人とヤアヤアして、

比嘉大吾さんと山下賢哉さんと笑顔の挨拶を交わして、

鴻巣茂野ジムの面々とコンチワして始まり始まり……。

 

 

 

① 近藤哲哉君(横田S)×小出太一君(鴻巣茂野)

                        ………58㎏ 4R

デビュー戦の20歳・神奈川県と、デビュー戦の23歳・埼玉県。

 

<1R>

小出君はガードを固めながら接近してからが勝負所みたいだったんだけど、

近藤君が意外に巧いこと対応して小出君が打ち出す前にヒットヒットしてて、

最初の1分半を優勢のまま小さく鋭く腕が振れてたんだわ。

 

小出君には 「ガード! ボディ! 小さく振れっ!」 って、

セコンドから色々の指示が飛んでたんだけど、殆ど耳に届いてないようで、

残り1分からはそこそこ盛り返しはしたんだけど、

ラウンドトータルでのヒット数ではやっぱり近藤君で、

特に左フックが印象的だったんだわ。

 

<2R>

近藤君は前の回に飛ばし過ぎたか若干の打ち疲れが見えてきて、

小出君が左右ボディを頑張るにつれ勢いを失いつつあったんだけど、

小出君の方もそこを一気呵成にってところまではいかなくて、

結局後半の挽回でまたもや近藤君の手数勝ちだったなあ。

 

<3R>

序盤の頑張りが印象的だったのは近藤君の方で、

小出君の顔面の傷みが目立ってきたんだわ。

 

懸命に前詰めする小出君だったんだけど、

打ち出しのタイミングが遅くて中々主導権が取り切れないままで、

残り1分からは近藤君と同じようにヘバリが浮き出てきてしまってたんだわ。

 

<4R>

最終回ってことで小出君も初っ端から力を振り絞っての奮闘奮闘で、

1分26秒には大きく右ストレートをヒットさせて明らかなポイントゲット。

 

中盤以降の二人はそれこそヘロヘロの夢遊病患者のようだったんだけど、

その一生懸命さは充分伝わってきたんだわ。

 

 

ってことで自分は有効打と手数を重視して39-37で近藤君だったんだけど結局、

39-37、39-38、38-38って2-0で小出君の2-0勝ちだったんだわ。

 

「4回戦の場合だと、とにかく前に出てる方が評価されるんじゃないですか。」

って試合後に大塚隆太さんが言ってたんだけどね……。

 

 

この日デビューの小出君のチーフセコンドには泉トレが付いてたんだけど、

もしかするとチーフは初めてかも知れなくて、そのせいか余り声も出てなくて、

デビューボクサーと同じようにガチガチに緊張してたなあ……。

 

 

 

② 徳永篤君(船橋D)×甲斐龍八君(元気)……52.8㎏ 4R

1勝1敗(1KO)の26歳・東京都と、1勝0敗の17歳・東京都。

 

甲斐君はジャスト2000年生まれっていう、

滅多にお目に掛かれない貴重なボクサーで、

1000年生まれはとっくに存在してないし、

次は西暦3000年まで待たなくてはならないんだからね。

 

<1R>

激しくもキッチリしたボクシングをする二人で、

特に甲斐君の返しの左フックがグッドグッドなスタートだったんだわ。

 

6:4で甲斐君が優勢なままだった残り50秒、

徳永君の右ストレートがかなりのハードヒットで、

そこからの徳永君の一気追撃が抜かりなくて残り39秒の北西ポスト前、

右から左ってフックを連続ヒットさせて手際のいいダウンゲット。

 

甲斐君のダメージが気になるところだったんだけど、

ごく普通にリスタート出来てたね。

 

<2R>

立て直した甲斐君が最初の30秒間に右フックを2発当て込んで、

すっかり流れを取り戻した1分34秒、

体を寄せ合った後の離れ際に左フックを強烈ヒットさせて、

心構えの出来てなかった感じの徳永君がまともに貰ってしまってダウン。

 

そこそこ強烈なヒッティングだったもんで徳永君の回復度が気になったんだけど、

前の回の甲斐君と同様、意外なほど普通にリスタートしてたんだわ。

 

その後、残り50秒から右を交互に当て合って、

まだまだ予断を許さない展開だったんだわ。

 

<3R>

より消耗が進んでるのは徳永君のように見えたんだけど、

開始直後から攻勢をかけていったのはその徳永君の方で、

それに応じた甲斐君との間でいきなり激しい打撃戦が始まって、

それほど大差無く進んでた開始36秒、

甲斐君の右フック系が強く連続ヒットして徳永君がダウンしてしまったんだわ。

 

まだやれそうな感じがしないでもなかったんだけど、

レフェリーは危険な倒れ方だったと判断したみたいで、

ほぼ即のストップエンドで0分37秒、甲斐君のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

③ 辻本将人君(東拳)×緒方初音君(協栄)……F 4R

2勝(1KO)0敗の26歳・埼玉県と、0勝1敗(1KO)の20歳・千葉県。

 

<1R>

二人共、そこそこいいセンスはしてたんだけど手数少な過ぎの低調な立ち上がりで、

残り1分05秒での辻本君の左フックも良かったんだけど、

常にプレスを掛け続けてた緒方君の右フックの方が有効度が高かったんだわ。

 

<2R>

辻本君も少しばかり前向きにはなってきたんだけど、

それでもお互い、4回戦の割には見てる時間が長過ぎなんだわ。

 

ラウンド序盤の緒方君の右フックも見栄えが良かったんだけど、

緒方君の2発に3発を返してた辻本君の手数を評価。

 

<3R>

辻本君からは吹っ切れた感じが漂ってきて、

開始1分まで甲乙付け難い拮抗状態を続けた後、

密着戦では緒方君のショートブローが目立ってたんだけど、

直後の反撃とか、ボディブローの強さで辻本君のポイントだったなあ。

 

<4R>

正しく勝負ラウンドだったんだけど、お互いに全く緩むことなく、

最後の30秒間も互角の飛ばし合いを見せたんだけど、

残り1分15秒での辻本君の左ボディが強烈で、

それ以降は緒方君が下がらされる場面が多くなっていったんだわ。

 

 

ってことで自分は39-37で辻本君のだったんだけど、ジャッジの見方は真逆で、

39-37、39-38×2ってことで緒方君の3-0勝ちだったんだわ。

 

 

 

④ 小林和優君(RK蒲田)×市川大樹君(駿河男児)……L 8R

8勝(5KO)7敗(1KO)1分の34歳・長野県と、

9勝(7KO)3敗(2KO)のOPBF13位、22歳・静岡県。

 

<1R>

お互いに繊細な組み立てから始める方ではなくて、

いきなり必殺系の左右フック主体で勝負しててほぼ互角だった残り20秒、

市川君の左フックが鋭くヒットしてまずは1ポイントゲット。

 

<2R>

二人共、ジャブ抜きの1~2発の瞬間勝負に拘り過ぎのままだったんだけど、

残り1分20秒、クリンチ際に小林君の右ストレートがハードヒットして、

若干突っ立ち気味でガードも固くない市川君なもんで、

1発大きく貰うと危険そうな雰囲気が漂ってきたんだよね。

 

<3R>

市川君の再度のプレスプレスから始まって、

いい右フックも放ってたんだけど、その後の左のフォローが明らかに遅くて、

とにかく右を決め打ちし過ぎで勿体無い感じさえしたんだよね。

 

残り1分25秒での再度の右ヒットでポイントゲットを固めはしたんだけど、

それでも繋ぎのパンチが少な過ぎて相手のタイミングを許してたんだよね。

 

<4R>

市川君はいい攻撃をしてる時に限って、

それと交換に大きくガードが緩んでしまう傾向が強くて、

却って小林君の小ヒットの餌食になること多かったなあ。

 

このラウンドこのまま小林君が取るかって思われた残り10秒、

立て直しての反撃がとっても効果的で大きく挽回挽回。

 

<5R>

お互いの左目上がそこそこ傷んできて、

ってことは相手の右を貰ってしまった結果なんだけど、

特に小林君のダメージが気になり始めたんだよね。

 

小林君は7敗してるんだけどKO負けは1回しかなくて、

武骨な頑張り屋はその打たれ強さを大きな売り物にしてるんだよね。

 

それにしてもお互い、もう少し山場の作り方を意識した方がいいのになあ……。

 

<6R>

市川君が自分から流れをブツブツ切ってるような感じがしてきた中、

開始30秒までに小林君の右フックが2発ヒットして、

1分30秒からも更に攻勢を強めて渾身の右フックを振るっていったんだわ。

 

残り51秒、その小林君がまたもやの右を2発ヒットさせた後の残り28秒、

強烈な右フックを当て込んだ途端、踏ん張り切れなかった市川君が膝カックンで、

思わず大きく膝を折りながら一瞬堪えたんだけど、

直後に一瞬右グローブを着いてしまってダウン。

 

って自分も周囲をそう判断したんだけど何とレフェリーはそのままスルーで、

レフェリーがそう判断したんならって感じで、

目の前で見てた西側ジャッジもインスペクターもシカトしたままだったんだわ。

 

そんなら倒し切ってしまおうって飛ばした小林君、

市川君を赤コーナーに追い込んで追撃ラッシュだったんだけど、

市川君が必死に凌いでラウンド終了ゴング。

 

<7R>

前の回の終盤に飛ばしまくった小林君は一休みスタートで、

それに乗じて市川君先手攻めだったんだけど明らかに勢いに欠けてきてて、

中盤以降の小林君のジャブと右ストレートで大きく巻き返されてしまったんだわ。

 

ただその小林君にしても左目が塞がりそうなほどに腫れてきたんだけどね。

 

<8R>

市川君は最後の詰め詰めだったんだけど、大きな効果を上げられないままで、

1分過ぎからは小林君がラッシュラッシュで印象点をゲットして、

その後市川君も右ショートアッパーでほぼ互角に戻したんだけど、

お互い、ハァーハァー、ヘロヘロで体が緩んでパンチが流れてた中、

ラスト10秒からは市川君の印象が悪過ぎたまま終了ゴング。

 

 

自分は6Rは小林君のダウンゲットで計算したから77-75だったんだけど、

結局、78-75、77-76、76-77ってことで小林君の2-1勝ちだったんだわ。

 

 

試合後暫くして柳光会長に6Rのダウン云々に関して話を聞いたんだけど、

中々興味深い答が返ってきたんだよね。

 

試合直後、柳光会長の奥様が目に涙を一杯浮かばせてたんだけど、

この試合に敗けたらほぼ終わりだっていう小林君の最後の頑張りに、

大きく心を動かされたみたいだったんだわ。

 

 

小林君の勝利は2011年以来実に6年振りで、その間に6連敗したんだけど、

その相手は稲垣孝さん、川瀬昭二さん、中澤将信さん、徳永幸大さん、

中野和也さん、山田智也さんって強豪ばかりだったんだよね。

 

小林君と自分はお互いに顔見知りだったもんで、

行き合えば薄っすらと挨拶を交わしてたんだけど、

試合に負けても言葉を掛ける間柄ではなかったんもんで、

これといった会話を交わさないままの6年間だったんだけど、

昨日は偶然通路でバッタリした時に思わずハグっぽくなってしまったんだわ。

いかにも不器用な34歳が12年かかってOPBFランクをゲットしたんだよね。

 

 

 

⑤ 掃部真志君(ワールドS)×上岡泰君(元気)……Fe 8R

6勝(4KO)2敗1分の23歳・広島県と、

10勝(6KO)4敗(1KO)2分のサウスポー、25歳・埼玉県。

 

<1R>

前の手で遊べるのは圧倒的に上岡君なもんで、

掃部君のいきなり過ぎ、大きく振り過ぎが泣きを見そうだったんだけど、

ショットの総数、ヒット数共に掃部君が押し切ってしまったんだわ。

 

<2R>

真っ直ぐな力強さとしなやかな対応力の戦いだったんだけど、

この日の上岡君の左ストレートは何故か素直過ぎてたし、

頭の位置に対する配慮が全く出来てなかったんだわ。

 

その上岡君、ラウンド終了間際でのバッティングで眩暈がしたみたいで、

自コーナーに戻る際にかなりフラフラしてたんだわ。

 

<3R>

終始やり難そうにしてたのはサウスポーの上岡君の方で、

1分15秒、やっと左ストレートをクリーンヒットさせてたんだけど、

ショート戦では強いストレートが打ててなくて、

フック系のパンチのストロークも大き過ぎてたなあ。

 

<4R>

本来ならば上岡君はもっと色々動ける筈だし、攻撃もしつこいんだけど、

密着戦でも手を止めなかったのは掃部君の方で、

自身がアピールする場面が中々訪れない中、

この回は随分打たれ込んでしまって10:8.5ほどもの差が付いてしまったんだわ。

 

<5R>

上岡君が誤魔化し切れそうになくなった中の開始38秒、

掃部君の左ストレートボディが強烈な喰い込みで、

上岡君も左をフック系に当て込んではいたんだけど、

直後に2~3発返されてしまうっていう展開が続いたんだわ。

 

<6R>

気持ちを立て直して上岡君が踏ん張ったんだけど、

相手にダメージを与え切るところまではいかなくて、

陣営にしろ、見てる方にも打開策が浮かんで来なかったんだわ。

 

<7R>

アレレッて感じで急に掃部君の攻めあぐみが目立ったきて、

お互いに見栄えの良くない被弾を繰り返し始めて、

一挙に緩んだ試合になってしまったんだわ。

 

<8R>

それでもまだまだ上下打ち分けとか返しの返しとか、

色々な工夫を見せてたのは圧倒的の掃部君の方で、

上岡君はロープを背にしたり、コーナーに詰められることが多くて、

最後は掃部君もヘロヘロだったんだけど、辛うじてポイントはキープだね。

 

 

ってことで自分は78-74だったんだけど結局、

80-73、79-73、78-75で掃部君の3-0勝ちだったんだわ。

 

それにしてもこの日の上岡君はちょっと別人のようだったなあ。

 

 

 

⑥ 木村吉光さん(白井具志堅)×何チャラ・何チャラ……58㎏ 8R

8勝(3KO)0敗のランク15位、21歳・香川県と、

10勝(2KO)7敗の20歳・タイ。

 

木村さんの相手はグレン・メデュラっていうフィリピンボクサーだと思ってたら、

いつの間にか長い名前のタイボクサーに変わってて、

これはもう全く一見の価値さえないと思ってトイレへ行ってたら、

案の定、1R1分10秒で木村さんのTKO勝ちだったんだわ。

 

次の第7試合は女子戦だったもんで、更に長い休憩タイムゲットってことで……。

 

 

 

⑧ 山下賢哉さん(白井具志堅)×エラニーノ・セミジャーノ

                        ………53.5㎏ 8R

11勝(8KO)3敗(2KO)のランク8位、21歳・東京都と、

15勝(5KO)7敗3分のOPBF7位の国内王者、サウスポー、26歳・フィリピン。

 

隣で一緒に観戦してた三迫会長が言ってたんだけど、

相手のフィリピンボクサーは正確にはエラニーノではなくて、

エラニオっていうんだってさ。

 

<1R>

エラニオはとってもバランスの取れた構え方をしてたし、

上体を巧いことしなやかに使いながら力みのないスムースな打ち出しをしてて、

こりゃ中々やりそうだなって見てたんだけど、開始56秒、

そのエラニオの右ショートアッパーが隙間を突いて軽くヒット。

 

多分その1発で火が付いたんだと思うんだけど山下さん、

それまでは比較的大人しい立ち上がりを見せてたんだけど一気に凶暴化して、

もう行くのかってほどの激しい飛ばしを見せていって、

その急変に対応できなかったエラニオをガンガン追い込んでいったんだわ。

 

一旦距離が詰まったところでのショート戦は流石のモノがあった山下さん、

ついに残り58秒、強烈なボディを左右って連続打ち込みでダウンゲット。

 

タイボクサーじゃあるまいし何とかリスタートするんじゃないかって見てたエラニオ、

歯を喰いしばって立ち上がりはしたんだけど、戦うポーズを取り切れず、

そのままコーナー近くのロープにもたれ掛ってテンカウントアウト。

 

 

ってことで2分12秒で山下さんが実に手際のいいKO勝ちだったんだわ。

それにしても最近の山下さんの迷いのない瞬発力は尋常じゃないんだわ。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 小林和優君

② 山下賢哉さん

③ 甲斐龍八君

2017年11月19日 (日)

日記 (11/19)

 

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“夕陽”

 

南側のバルコニーからの眺めなんだけど、

手前の方はすっかり日陰になってるのに西日はまだ鋭くて、

建物に反射する光の強さが見てて気持ちいいんだわ。

 

 

 

今週から冬に入ったって言うのに異論はないと思うんだけど、

巷では寒そうにしてる人と厚手のダウン姿とが混在して中々面白いんだわ。

 

自分も室内で靴下を履くようになったし、冬用パジャマをデビューさせたし、

ベッドのシーツをフカフカ毛布に替えて、

上掛けはモカモカ毛布に夏掛けのダブル掛けに移行して、

温水便座のスイッチをオンにして、暖房エアコンも初稼働させたんだわ。

 

 

 

丸々一週間、ボクシングが無くてその間に何をしていたかっていうと、

リビングの模様替えと競馬のことを色々延々考えてたんだよね。

 

古くなったっていう訳ではないんだけど、近々ソファーとテーブルを入れ替えて、

自分の寝室に整理戸棚をくくり付けて、リビングに置いてある色々を片付けて、

出来たスペースに部屋置きの草花を置いてみようと思ってね。

 

特に北欧家具に拘るって方ではないから、

週が明けたらチャリで “ニトリ” へ行ってみようと思ってるんだわ。

 

 

 

自分は記録したモノを長く取っておくことが多いから、

今手元には8年分の競馬データが残ってて、

参加したレースに関する結果が4,187レース分あって、

暇だったから色々見直してみたんだよね。

 

最近は “村木田渾身競馬” で華々しい戦果を報告できてないんだけど、

それでも賭け事っていうのは穴狙いが基本だっていう持論に変わりはなくて、

参加した4,187レースで的中したのは合計28本で、

150レースで1本しかゲットできてないんだけど、通算回収率は146%なんだわ。

 

自分が参加するレースの基準は8年たった今では明確に決まってて、

まず1,000万円以上のレースでかつ15頭立て以上、

なおかつハンデ戦か牝馬戦が最優先なんだよね。

 

該当するレースの10番人気~12番人気の中から狙えそうな1頭を選び出して、

その馬と3番人気から8番人気までの馬を組み合わせて、

全部で17通りになるフォーメーションで勝負してるんだよね。

 

1番人気と2番人気を最初っから除いてて、

10番人気以上を軸馬にしてる時点で的中率は途方も無く低いから、

テレビでレースを見るなんてことは殆どないんだけどね。

 

 

 

特別心配してた訳ではないけど今日の下関での試合、

澤田京介さんもクドゥラ金子君も余裕の3-0勝ちだったね。

自分としてはキッチリしたKO勝ちを希望してたから、

少しばかりの残念感は残ったけどね……。

 

2017年11月13日 (月)

後楽園ホール・11月11日 (追)

 

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“勅使河原弘晶さん”

 

11日の試合開始前の勅使河原さんのワンショットなんだけど、

ボクサーっていうのは写真撮らせてって頼むと、

こういう風に必ず利き手をグーにして決めポーズをするんだけど、

この日はボクモバPPVの解説者の一人として呼ばれたらしくて、

途中で西側バルコニーに上がってみたら奥のスペースにそこそこの設備で、

木村悠さんとか京口紘人さん、木村翔さん達と一緒に仕事してたんだわ。

 

で、何故彼の写真を撮らせて貰ったのかっていうと、

細くて真っ直ぐな足の綺麗さにクラクラッとした訳ではなくて、

田之岡条さんと同じくらい服装のセンスがいいからってことでもなくて、

彼のパーカーにジェームズ・ディーンの写真がプリントされてたからだったんだわ。

 

ジェームズ・ディーンは実は自分が奥さんと親しくなった最初のきっかけで、

“エデンの東” っていう映画だったんだけど、

彼はその後 “理由なき反抗” と “ジャイアンツ” に出演しただけで1955年、

自動車事故で僅か24歳で亡くなってしまったんだよね。

 

勅使河原さんはそういうジェームズ・ディーンのあれやこれやを知らないまま、

その左肩の “DEAN” のロゴもとってもカッコ良かったんだよね。

 

余談なんだけど、勅使河原さんの名前の総画数は何と54画もあって、

自分の名前も漢字総画数で48もあって多いよなあって思ってたんだけど、

全く比較にならなくて、彼以上の総画数のボクサーはいるんだろうかなあ……。

 

 

 

もう一つ、11日には心を動かされたことがあって、

その人とはお互いホールで会うことを特別楽しみにしてるって仲でもないんだけど、

ちょっと久し振りだったもんで、どうしてたのかを尋ねてみたら、

まだ21歳だった一人娘さんを10月に病気で亡くしたってことで、

一瞬息を呑んでしまって次の言葉が出なかったんだわ。

 

ただ自分は就職してからは一貫して営業畑だったもんで、

何とかして会話を繋ごうとする職業病のような癖が抜けないところがあって、

元気付けようとか、励まそうとか変に頑張ってしまったんだけど、

却って彼の心を傷付ける見当外れな事を言ってしまったかも知れないんだわ。

 

彼と奥様の心の傷が容易には癒えない中で、

彼自身が落ち込み続けては奥様を支え切れないっていう判断が出来たみたいで、

心を決めての11日の後楽園ホールってことだったんだけど、

ボクサー達の頑張る姿が彼の元気に繋がればいいなって思ったんだよね。

 

 

 

朝の窓ガラスに結露が付くようになって、

街にも風邪引きが目立つようになったから、

固定客さん達もくれぐれもお体御自愛下さいませませ……。

 

2017年11月12日 (日)

後楽園ホール・11月11日

 

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CATボクシングの左から級、W級、SF級それとSFeのチャンピオン。

 

 

 

ゆで卵の殻が綺麗に剝けないととっても気分が悪いから色々研究したんだけど、

生卵は水ではなくて沸騰したお湯の中に入れるのが基本中の基本なんだよね。

 

その際生卵のお尻(太めの方)に細い千枚通しのようなもので小穴を開けておくと、

殻と薄皮の間に隙間を作ることが出来て殻が剥け易くなるんだよね。

 

茹で時間はお好みで7~10分間の幅で適当なんだけど、

茹で上がると同時に氷水に浸すのも大事なポイントなんだよね。

 

この方法で大体のゆで卵は綺麗に殻が剥けるんだけど、

卵の種類によっては、あるいはいつもの卵でも上手くいかないことがあって、

これはもう色々な卵を試してみるしかないってことで、

近所の大手スーパーで売ってた10種類ほどを試してみたんだよね。

 

それでやっとやっと最もゆで卵に適した生卵を発見することができて、

総合商社の丸紅の関係会社の“丸紅エッグ” が供給してる “美濃のたまご” が、

自分にとっての究極の卵なんだわさ。

 

 

 

① 白鳥翔太君(本望)×新屋叶多君(全日本P)……56㎏ 4R

デビュー戦のサウスポー、26歳・埼玉県と、

1勝(1KO)2敗(1KO)のサウスポー、22歳・栃木県。

 

試合前の通路でコンチワって声掛けてくれたのが井川政仁さんで、

彼は九州から角海老ジムに移籍してきた才能に富んだボクサーだったんだけど、

残念ながらケガが多くて現役を諦めざるを得なくて、

今は本望ジムのトレーナーをやってるんだけど何年振りかなあ……。

白鳥君はその本望ジム初のプロボクサーなんだわ。

 

<1R>

キッチリしたジャブを打ってたのは白鳥君だったし、

クリンチの離れ際も巧いことこなしてたんだけど、

もう少し先手先手が欲しいって感じでもあったんだわ。

 

新屋君の方は典型的な接近戦希望の力づく系で、

要するにお互いの距離の取り合いが殆ど全てになりそうだったんだわ。

 

<2R>

白鳥君は基礎のシッカリしたボクサーだから、

全体にもう少しこなれてきて自らの距離をキープすることに慣れてくれば、

両腕の回転力ではとってもいいモノを持ってるからこの先期待できそうだなあって、

そう見てた残り1分20秒、若干強引な新屋君の左フックが大きくヒット。

 

その一発で白鳥君の右目上が内出血系のダメージを負ってしまって、

新屋君の力づくの乱暴系ボクシングがこのラウンドをゲットしたんだけど、

それにしてもお互い、左を決め打ちし過ぎで右のフォローが出てなかったなあ。

 

<3R>

不本意ながらって感じで白鳥君が密着力づく戦に巻き込まれてしまって、

そこからは乱暴系の新屋君が気持ち良さそうにやってたんだわ。

ただ二人共、ショットそのものが雑で当て勘の悪さも目立ってたんだけどね。

 

<4R>

やっぱり白鳥君の戦い方が定まってないって感じが強くて、

またもやの左フック被弾で右顔面がかなり腫れてきてしまって、

試合慣れの差が出てきてしまったままの終了ゴング。

 

 

ってことで自分は39-37で新屋君だったんだけど結局、

39-37、39-38、38-39ってことで白鳥君の2-1勝ちだったんだけど、

幾らなんでも39-37で白鳥君っていうのはどうかと思ったんだよね。

 

 

 

② 山崎新記君(銚子)×川島克彦君(将拳)……51.5㎏ 4R

3勝(1KO)6敗(3KO)の23歳・千葉県と、3勝(3KO)1敗の35歳・千葉県。

 

坊主頭同士がいきなりのガンガンで、

ただそれは自分には延々の頭突き合戦にしか見えなかったもんで、

1R終了ゴングと同時に休憩タイムゲットだったんだけど、

結局2R1分09秒での決着で、

戦績差がそのまま出たって感じで川島君のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

③ 田村亮一さん(JBS)×ロベルト・ウドトハン……56㎏ 8R

8勝(5KO)3敗1分の国内7位、30歳・東京都と、

23勝(14KO)2敗(1KO)3分のOPBF12位、サウスポー、29歳・フィリピン。

 

7月の久我勇作さんとのタイトル戦に敗れた田村さんの復帰戦だったんだけど、

相手は勝率もKO率も上回ってるOPBFランカーのフィリピンボクサーで、

田村さんも男気があるなあって思ってたんだけどね……。

 

その田村さんは1Rから飛ばしまくって、早い回の決着を目指してたみたいで、

途中幾度かウドトハンを負い込む場面もあって、

7Rにはスタンディングダウンもゲットしたんだけど、

ウドトハンも相当の頑張り屋で決着付けきれないままのフルラウンドだったんだわ。

 

結局、田村さんは1ラウンドも獲られることなく、

80-71、80-72×2っていう途方もない3-0勝ちで、

見事にOPBFランキングもゲットしたんだけど、周囲は疲労感に満ちてたなあ。

 

 

 

④ 小林孝彦君(10COUNT)×平岡アンディさん(大橋)

         ………日本ユース SL タイトル決定戦 8R

7勝(5KO)2敗(2KO)の21歳・埼玉県と、

10勝(7KO)0敗のランク15位、サウスポー、21歳・神奈川県。

 

移籍してからの平岡さんは精神面での改善が著しくて、

それが元々の彼の技量を大きく支えて急に強くなったって思ってて、

いつも工夫に富んだ強気のボクシングを見せてくれる小林君なんだけど、

この日の勝負としては平岡さんに傾かざるを得なかったんだけどね。

 

自分の隣に大橋会長と井上尚弥さんと拓真さんが座って始まり始まり……。

 

<1R>

お互いに手足が長いもんで長いリーチと深い懐の探り合いから始まって、

それでもジャブの数と精度とも平岡さん優勢でスタートしてたんだわ。

 

若干ではあったんだけど常にプレスをかけてたのは平岡さんだったんだけど、

開始38秒、小林君が右ストレートがクロス気味にヒットさせて、

残り11秒でも右フックを大きく当て込んでまずはファーストポイント・ゲットだったね。

 

<2R>

お互いに適度な距離を維持したまま1Rと同じようなパターンで始まって、

気が付くとお互いボディショットはまだ封印したままだったんだけど、

やっぱり絶対的な手数は平岡さんが勝ってて、

小林君は相手の打ち終わりをひたすら狙ってるって感じだったんだわ。

 

ラウンド中盤から特に目立ってきたのは小林君の右手の使い方で、

そのストレートを誘いパンチというかフェイクに使ってて、

それが巧いこと平岡さんを惑わすフェイントになってて、

隣で見てた大橋会長も 「巧いよなあ、よく研究してるよなあ。」 って言ってたんだわ。

 

一旦ガチャガチャッてなった際に最後まで手を出してたのはその小林君で、

残り23秒にまたもやの右フックをヒットさせたところでも果断の無い攻め込みで、

この時は多少粗っぽくなってしまったモンで追撃し切れなかったんだけど、

試合展開は完全に小林君が作ってたんだわ。

 

<3R>

開始1分02秒に小林君の右ストレートがハードヒットして、

ここまでの大きな当たりは全て小林君がモノにしてて、

気が付くといつの間にかプレスも小林君がかけるようになってたんだわ。

 

小林君は平岡さんのヒッティングに際しても必要以上にステップバックしないで、

即の反撃が出来るような体勢を維持しての強気強気だった残り9秒の北西ポスト前、

実に素直な右ストレートを綺麗の当て込んで平岡さんのバランスを崩してたんだわ。

 

平岡さんの攻撃は正直過ぎるようなところがあって、

小林君に見切られてしまってるような感じだったんだよね。

 

<4R>

これまでの彼だったら徐々に弱気の虫が垣間見えてくるところだったんだけど、

このままじゃダメだって平岡さんが再度のプレスかけ直しで、

やっぱり自分の中でのニュー・アンディは確かに変身してて、

開始40秒、強気の前詰めからの左ストレートからの返しの右フックをヒット。

 

思い返してみればここが正しく勝負の分岐点であった訳で、

その後小林君がロープ際をグルグル廻される羽目に遭ってしまったし、

残り26秒に強いワンツーを当てて一気に攻勢をかけてはいったんだけど、

その直後の残り15秒には平岡君の左ストレートが激しくヒットして、

一瞬小林君をグラッとさせてしまったんだわ。

 

前詰めからの激しい打ち合いを厭わなかったもんで平岡さん、

途中眉間をバッティングカットしてたんだけどね。

 

前の回までちょっと元気の無かった平岡さん陣営も大いに回復してたなあ。

 

<5R>

小林君はやっぱり前の回序盤の右フックが効いたままだったみたいで、

自信を取り戻した平岡君の先制攻撃に一瞬対応が遅れてしまって、

開始21秒にキレのいいワンツーを貰って更に動きが鈍ってしまったんだわ。

 

そこからは一気に平岡さんペースになってしまった1分過ぎ、

小林君がクリンチにいくのか離れるのかハッキリしない中だったんだけど、

平岡さんの左フックが激しくヒットして小林君がその場に崩れ落ちてしまったんだわ。

 

KO率70%の左フックは流石に強烈で、

何とか立ち上がりはしたんだけど小林君、

ダウン前の感じでの続行はとっても無理そうで、

そのまま一気に追い込まれるしかなくなってしまって、

平岡さんの鬼追撃に晒されるまま全く反撃が叶わなくなって、

冷静な平岡さんに左右フックと左アッパーを連続打ち込みされたところで、

1分50秒にレフェリーが割って入ってのストップエンドだったんだわ。

 

大橋会長や井上さん達の喜び方はもう半端じゃなくて、

試合序盤の3ラウンド分を連続ゲットされてしまった上での大逆転劇だったもんで、

みんな飛び上がってたもんなあ……。

 

 

一方の小林君としては4Rのあの一発の被弾さえ避けることが出来てれば、

全く展開が変わってたとも言える訳で、

相手との距離感に常に敏感であるべきだっていう反省だね。

 

 

 

⑤ 富岡樹さん(REBOOT)×白鳥大珠君(八王子中屋)

             ………日本ユース L タイトル戦 8R

4勝(1KO)0敗のユースチャンプ&国内6位、20歳・埼玉県と、

8勝(5KO)2敗(2KO)のサウスポー、21歳・東京都。

 

一日に二人も白鳥って名前のボクサーが出場するっていうのは多分空前絶後で、

その白鳥君が強打を生かせるかってところだったんだけど、

富岡さんの試合運びの巧さはホント尋常じゃないからなあ……。

 

<1R>

4~5㎝ほど上背優位な白鳥君の方が若干のプレスを掛けてたんだけど、

殆ど有効打が無かった中、ジャブのヒット数で富岡さんかなあ。

 

<2R>

一瞬危険に満ちた左と右が交差しかけた場面もあったんだけど、

基本的には前の手の捌き合い終始してて、今度は僅かに白鳥君優勢だったけど、

お互いのクリーンヒットはまだまだ先延ばしされてたんだわ。

 

<3R>

お互いに反応がいいもんで中々クリーンヒットが叶わなかったんだけど、

富岡さんが攻撃のテンポ自体に色々変化を付け始めて、

若干試合が動き始めた中、有効打とは言い切れなかったんだけど、

いきなりの2発の左フックがこのラウンドのポイントの分かれ目だったなあ。

 

<4R>

中々当てさせて貰えない白鳥君のイラ立ちが見えるようで、

展開を作れないまま綺麗にやり過ぎてるんじゃないかって自分には思えてきて、

多少の粗っぽさを混ぜ込み始めた富岡さんが主導権を握り始めたんだわ。

 

<5R>

残り半分に至っていよいよって感じで二人共、激しさを増していって、

白鳥君としても入り方の工夫を凝らしてたんだけど、まだまだ足りてなくて、

直線的な出入りの緩急だけではなくて、左右に揺さぶっての踏み込みが必要で、

更に言えばフットワークだけではなく、

取り敢えずの顔面被弾を多少覚悟しながらも、相手の足を止めるべく、

思いっ切りのボディブローが要るとこじゃなかったのかなあ。

 

<6R>

更に表面上の激しさだけは増していったんだけど、

基本的には富岡君の動きに白鳥君が翻弄されてたっていう図式のままで、

その白鳥君は現状を打開しようとしてオーソドックス・チェンジもしてたんだけど、

富岡君を惑わすまでには至らなくて、

大きく直撃させないとラウンドが進むごとに僅差ポイントをさらわれそうなんだわ。

 

<7R>

ここまで何となく白鳥君があしらわれてしまってるような印象の中、

このラウンドはその白鳥君の右ストレートで始まって、

左フックにもいいモノを見せてたんだよね。

 

それでもキッチリ当て切るまではいってなくて、

残念ながらダメージを与えるところまでは今一歩だったんだわ。

 

<8R>

ポイント的には大きく劣勢なのを解ってた白鳥君が必死に倒しに行ってたんだけど、

富岡さんのヒット&アウェイも益々絶好調のままで、

残り15秒からの最後の殴り合いも凄み満点だったんだけど、

白鳥君にとっては大きな結果を出せないままの終了ゴング。

 

 

ってことで自分は78-74だったんだけど結局、

80-72、78-74×2ってことで富岡さんの圧倒3-0勝ちだったんだけど、

いくらなんでも80-72はチャンピオン・フェイバーが過ぎると思ったけどね。

 

それにしても二人共、しっかり体を作ってて走り込みも出来てたみたいで、

最後の最後まで動きに少しの緩みが無かったことはとっても立派だったんだわ。

 

 

 

⑥ 小浦翼さん(E&Jカシアス)×谷口将隆さん(ワタナベ)

             ………OPBF Mm タイトル戦 12R

11勝(8KO)0敗のOPBFチャンピオン、WBC11位、WBA12位、IBF13位、

23歳・神奈川県と、

8勝(6KO)1敗のOPBF1位、国内4位、WBO AP6位、WBA13位、IBF15位、

サウスポー、23歳・兵庫県。

 

お互いに沢山のランキングを奪い合う一戦だったんだけど、

自分としては単純に二人の強さを比較したいってことで……。

 

自分のすぐ横には渡辺会長と京口紘人さんが並んで応援応援。

谷口さんの方が上体が厳つくて、小浦さんがシナヤカって感じだったね。

 

<1R>

お互いが其々リズムとタイミングをチェックして相手との距離を確認する動きで、

前の手の届きにも差が無かったんだけど、

残り1分からのジャブの数とヒット数で谷口さんが僅かに先行かなあ。

 

<2R>

開始17秒での右ストレートボディ、42秒での左ストレートで谷口さんが先制して、

残り47秒での左右ボディとその直前の返しの右フックで更に谷口さんだったなあ。

 

<3R>

開始34秒に小浦さんの右ストレートと谷口さんの左ストレートが危険な交差をして、

その際にはお互い事なきを得たんだけど、

相手に自由に入り込ませない工夫は谷口さんの方が勝ってて、

残り1分まではほぼイーブンだったんだけど、

その後は小浦さんが右2発、谷口さんが左3発って感じだったんだけど、

残り僅か4秒での小浦さんの左フックの有効度が一番高かったんだわ。

 

<4R>

開始39秒での小浦さんの右ショート3連発が印象的にヒットして、

谷口さん陣営からは 「正面に立つな!」 の声が飛んで、

1分24秒での左ストレートに繋げて、残り34秒でも左をグッドヒットさせたんだけど、

自分には残り1分06秒での小浦さんの右ストレートの方が評価が上だったんだわ。

 

ってことで4Rを終わっての自分のスコアは38-38だったんだけど、

発表されたモノは39-37、39-38、38-38ってことで小浦さんの2-0。

 

<5R>

1分29秒、谷口さんの左フックが強的中して小浦さんが大きく膝カックン、

右膝が大きく割れ、一瞬リングに右手を着きそうになったんだけど、

ダウンか否かを見極め難かったレフェリーが西側ジャッジに確認したんだけど、

自分の目の前でもあったんだけど、膝も右手もギリギリ着いてないってことで、

ジャッジも自分も同意見ってことでノーダウンで続行されたんだけど、

それでもこの時の小浦さんは間違いなくかなり効かされてしまってたんだよね。

 

勿論、リスタート後の谷口さんは決着目指して飛ばしていったんだけど、

この時の小浦さんの踏ん張りも大したもんで、必死のリカバリーだったなあ。

 

<6R>

この回は残り1分まで体を寄せ合っての超密着戦で、

お互いに押し負けないことを第一義にしてるかのようだったんだけど、

残り16秒での左ストレートがポイントの分かれ目で谷口さんが僅差をゲット。

 

<7R>

序盤から谷口さんが攻勢に出たんだけど、

綺麗に当て切る距離ではなくなってしまったんだよね。

 

それでも1分33秒での左ストレート、残り57秒での離れ際でのワンツーで、

またもや谷口さんが残り時間が少なくなったところでアピール成功成功なんだわ。

 

<8R>

いきなりの密着戦から始まったんだけど、クリンチでしぶといのは谷口さんだね。

 

小浦さんの1分07秒での右ストレートが、

残り59秒での谷口さんのワンツーでチャラにされて、

微妙なスコアがどうなるが注視してたんだけど、

残り36秒での左ストレートボディ、残り12秒での左フックの差し込み打ちが有効で、

自分的には谷口さんが4ラウンド連続ポイントゲットで78-74だったんだけど、

発表された8Rまでのスコアは77-76、76-76×2ってことで、

辛うじて谷口さんの1-0だったんだわ。

 

<9R>

お互いに印象的なヒットはメッキリ少なくなってしまって、

延々我慢の消耗系ショート戦で、リングサイドで見てても優劣付け難かったから、

遠くの人達はポイントの振りようがなかったと思ったなあ。

 

<10R~12R>

そろそろ気持ち戦に突入してきたっていうのは陣営の共通認識で、

渡辺会長や京口さん、それに井上担当トレや小口トレ、高橋トレ達も激してきて、

「誰や勝者は?」 って大声かまされた谷口さんが 「俺や!」 って大きく返して、

最後の熱闘が始まったんだわ。

 

試合終盤にかけて小刻みなヒッティングに切り替えたような小浦さんが優勢で、

それにしても二人共、全くヘバリを見せなかったしスピードも落ちなくて、

凄いよなあって見てたんだけど、

敢えて言えば打ち合ってる時間より組み合ってる時間の方が長くなってきて、

途中の熱闘の割にはそれほど刺激的なエンディングでは無かったんだよね。

 

 

自分の9R以降のスコアは39-37で小浦さんだったもんで、

全部を合計したら115-113で谷口さんだったんだけど結局、

115-113、115-114、114-114ってことで、

小浦さんの初防衛2-0勝ちだったんだわ。

 

 

スコアが発表された途端、青コーナー周辺からは大きな抗議の声が上がって、

そこそこの騒ぎになったんだけど、

冷静になって考えれば実はそれほどのことでは無くて、

4ラウンドごとに39-37が繰り返された結果に過ぎない訳で、

確かにそれが38-38になるかで結果は違ってくるんだけど、

小浦さんサイドから見た自分の38-38、36-40、39-37っていうのも、

ジャッジ達に近いモノがあって、

自分の中では9R以降の小浦さんの反撃が立派ってことでもあったんだよね。

 

 

 

⑦ 新藤寛之さん(宮田)×コブラ諏訪さん(P渡久地)

          ……日本 SW 最強挑戦者決定戦 8R

18勝(7KO)4敗(1KO)1分のランク1位、サウスポー、31歳・埼玉県と、

19勝(11KO)12敗(5KO)2分のランク2位、37歳・東京都。

 

この試合は初めっから勝敗の見当がついてたもんで、

1Rが終わったところで帰ったんだけど、

予想通り、3R2分08秒で新藤さんのTKO勝ちだったね。

 

リーチの長さと懐の深さを生かして、スピードまでを新藤さんの自由にさせたら、

重戦車諏訪さんとしても如何ともし難い訳で、

序盤からいいプレスは掛けてたんだけど、

そこからの手出しに明らかに後れを取ってしまってたんだよね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 平岡アンディさん

② 小浦翼さん

③ 特にナシ

 

2017年11月11日 (土)

後楽園ホール・11月10日

 

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「だからさあ、帰らないでってばあ~ん……。」

 

 

 

CSで “鋼の錬金術師” の集中放送が始まって久し振りのまとめ見なんだけど、

1回当たり5~6時間ほどなもんで大変なんだわさ。

 

 

 

今日と明日はサザン・オールスターズのドーム・コンサートなもんで、

昨日はそのリハーサルの音が絶えず漏れ聞こえてきたんだわ。

 

 

① 中島珠旗君(三迫)×山本要(ワールドS)……Mm 4R

1勝3敗(1KO)の21歳・東京都と、2勝2敗(1KO)の22歳・埼玉県。

 

自分のすぐ横に座ったのがいきなり酒盛りを始めたお喋り3人男連れで、

とっても耐えられそうになくて、いきなりの席移動を強いられてしまったんだわ。

 

<1R>

山本君のプレスから始まったんだけど、

中島君はこの階級としては腕振りが大まか過ぎだったし、

そもそもの手数が足りてないような感じだったんだわ。

 

<2R>

中島君もやっとテキパキしてきて全体の動きも活発になったんだけど、

残り40秒からの肝心なところでは再度山本君の攻勢を許してたんだわ。

 

ただ、パンチ力としては中島君の方が上だったみたいで、

顔面の赤さは山本君の方が進んでてたんだけどね。

 

<3R>

ヒット数よりも手数争いの様相になってきて、

お互い、1Rと比較すると倍ほどもの手数比べになっていったんだわ。

 

<4R>

二人共、最後の必死さを競い合って場内の声援を誘ったんだけど、

一進一退の評価の難しい展開が続いて、

それはラスト30秒からも変わりないままの終了ゴングだったんだわ。

 

 

ってことで自分は若干山本君寄りの38-38だったんだけど結局、

39-38×2、38-38ってことで山本君の2-0勝ちだったんだわ。

 

中島君としてはやっぱり出だしの1Rの躊躇が最後まで響いてしまって、

4回戦だと最初の3ラウンドのうち2つをゲットするつもりでやらないと、

最終ラウンドはどんな相手も飛ばしてくるから、

その前までに最低1ポイントリードが必須だと思ってるんだけどね……。

 

 

 

② 平野伸君(青木)×関口雄斗君(高崎)……SB 4R

デビュー戦の25歳・岩手県と、デビュー戦の28歳・群馬県。

 

彼はとってもいいボクサーだって試合前に木村翔さんが言ってたんだけど、

その木村さんが平野君のセコンドに付いてたんだわ。

 

<1R>

初っ端プレスをかけていったのは関口君の方で、

そこから強気強気のストレート系で攻め立てていって、

平野君は真っ直ぐに下がり過ぎだったし、

打ち終わりを狙われ易いワンツーに終始してたんだわ。

 

それでも当たりが綺麗で印象的な右フックを放ってたのは平野君で、

残り2秒の右ストレートもグッドグッドだったんだわ。

 

<2R>

関口君は少しばかり力づく過ぎるところがあって全体にスムースさに欠けてて、

感じを掴み始めた平野君が合間を縫ってヒット率を上げていったんだけど、

それでももう少し踏み込みを鋭くした上でのヒッティングが望まれるところで、

与えるダメージ的には今一歩でもあったんだけどね。

 

お互いにもう少しスピード感が欲しいところでもあったんだけど、

ラウンドが終了する頃には関口君の顔面が相当赤く腫れてたんだわ。

 

<3R>

関口君は今更新しい戦法も披露できそうになくて、

もっともっとの力づくしかやりようが無かったんだけど、

肝心の力づくが頼りなくなってきたし、全体の手数もかなり落ちてきてしまって、

実は平野君の方も大分緩んできてしまったんだけど、

それでも残り46秒でのカウンター気味の右フックでポイントを連取したんだわ。

 

<4R>

平野君の頭の位置が正直過ぎるのは気になってたんだけど、

それでもほぼ勝利は間違いなさそうだった開始24秒の北西ポスト前、

ヒョイッて感じで出した関口君の右ストレートがタイミングのいい直撃で、

前掛かりになってたところでの一撃だったもんで平野君が一発ダウン。

 

何とかリスタートした平野君だったんだけどダメージは拭い切れてなくて、

今や別人のように元気を取り戻した関口君の猛追撃を凌げそうになくて、

回復しないまま追い込まれて最後は赤コーナーに追い込まれてしまって、

またもやって感じの右ストレートを貰ってしまったところでストップエンド。

 

 

0分47秒、関口君の劇的な逆転TKO勝ちで、

どんなに劣勢でも最後まで勝負を諦めないこと、

どんなに優勢であっても最後まで集中を切らさないことが大事だってことで……。

 

 

 

③ 佐藤雄人君(青木)×新井隆介君(野口)……56㎏ 4R

デビュー戦の26歳・静岡県と、0勝5敗(2KO)2分の27歳・東京都。

 

こういう組み合わせは予測不能なんだけど、

個人的には新井君に何とか初勝利をって願ってた訳で……。

 

<1R>

佐藤君の方が7~8㎝ほど上背があるしフレーム的にもデカくて、

デビューボクサーの割にはきちんとしたジャブも打つし、

スピードはそれ程では無かったんだけどパンチは重そうで、

そのせいか新井君は初っ端の気後れが目立ってたんだわ。

 

これといった武器が見当たらない新井君が押し切られてしまいそうで、

1分過ぎに佐藤君の手数が落ちたところで多少の反撃は見せてたんだけど、

残念ながら主導権を取り戻すところまではいかなかったんだわ。

 

<2R>

最初に飛ばし過ぎた佐藤君が若干休み休みになったきたのを見計らったか、

新井君の頑張り手数が目立ってきて、巧くは無いんだけど、

それでも勝ちたいっていう気持ちは伝わってきたんだわ。

 

<3R>

お互いの距離が詰まって密着ボディ戦の様相を呈してきたんだけど、

効果的には疑問はあったものの新井君の手数の方が勝ってたなあ。

 

<4R>

お互いにスコア的に微妙なのが解ってたみたいで、

いよいよ攻勢点争いって感じになっていっての最後の必死手数だったんだけど、

決め手に欠けたままの印象点争いがラスト30秒以降も続いてたんだわ。

 

 

ってことでとっても微妙な中、自分は38-38だったんだけど結局、

39-37、39-38×2ってことでやっぱり佐藤君の3-0勝ちだったんだわ。

 

返す返すも残念だったのは新井君の第1Rで、

あそこを頑張り切れてたら少なくとも負けは無かったんだよね。

 

 

 

④ 中根一斗君(レイS)×ユータ松尾君(ワールドS)

                          ………SF 8R

8勝(8KO)2敗(2KO)の29歳・東京都と、

12勝(6KO)3敗1分のランク5位、28歳・青森県。

 

個人的な事情があってこの試合はスルーすることにして、

陰ながら松尾君の勝利を祈ってたんだけど、

後で確かめたら意外に早く決着してしまって、

2R1分59秒でその松尾君のTKO勝ちだってね。

 

 

第5試合は女子戦だったもんであっちこっちブラブラして、

ワタナベジムのボクサー達とそこはかとない話なんかしてね……。

 

 

 

⑥ 何チャラ・サイトーン×井上岳志さん(ワールドS)

       ………OPBF&WBO AP 王座決定戦 12R

9勝(7KO)3敗(2KO)のOPBFチャンピオン、WBO AP2位、32歳・タイと、

11勝(6KO)0敗1分のOPBF1位、WBO AP3位、27歳・東京都。

 

井上さんの相手のタイボクサーは2年前に西田光さんに3RKO負けしてて、

それほど大したボクサーではないって思ってたもんで、

井上さんとしては5Rまでの決着が基本だって思ってたんだけどね……。

 

<1R>

タイボクサーの方が少しデカかったんだけど、

井上さんは全く気後れも無く初っ端から例のブチカマシ系のボクシングで、

大きく振りかざして相手を脅かしていったんだわ。

 

特に彼の左フックには絶大なパワーが秘められてて、

天空を切り裂くように振り込まれると大概のボクサーはビビるんだよね。

 

<2R>

これくらいのウェイトになると華麗なコンビネーションは期待し難いんだけど、

パワー的には全く勝負になりそうになくて、

そのパワーで劣ってるタイボクサーは更にはスピードも無くて、

余程のことが無い限り井上さんの勝ちは間違いなくて、

後はどこで倒し切るかってことだけになってしまったんだわ。

 

 

ってことで自分はここで席を外したんだけど結局、

8R2分51秒でTKO勝ちしたんだけど、ちょっと時間かかり過ぎだよね。

 

 

 

時間が余ったモンで川崎新田ジムの古橋岳也さんと話をして、

岳也ってリングネームの由来を教えて貰ったんだわ。

 

その後、ローリングストーンズのコンサートを見たことがあるかって聞かれて、

そこから一気に音楽の話になったんだけど、

彼の年齢でジミ・ヘンドリックスとかレッド・ツェッペリン、ディープ・パープルは、

絶対リアルタイムではないから親父さんの影響なのかなあ。

 

それにしてもヤードバーズを知ってたのにはタマゲテしまったんだけど、

すぐ近くにいた金子ジムの藤井貴博君はポカンとした顔してたっけなあ……。

 

 

メインイベントの前にその試合の勝者への挑戦が決まってる長嶺克則さんが、

リングに上がって挨拶してたけど、力強くかつ謙虚な言葉だったね。

 

 

それにしても井上岳志さんの応援団のマナーは中国人並みで、

飲み残しや食べ残しを辺り構わず捨てっ放しにして帰ってたなあ。

 

 

 

⑦ 黒田雅之さん(宮田)×松山真虎さん(ワタナベ)

              ………日本 F タイトル戦 10R

27勝(15KO)7敗(1KO)3分のチャンピオン、

WBA4位、WBO8位、WBC&IBF10位、WBO AP3位の31歳・東京都と、

8勝(3KO)12敗(5KO)2分のランク6位、28歳・鹿児島県。

 

もし松山さんが勝てば日本タイトルは勿論のこと、

黒田さんが保有してる山盛りの世界ランクも同時ゲットできるってことで、

これ以上のモチベーションは滅多にないんだわ。

 

試合前、何度か黒田さんと目が合ったんだけど、

その度に例の笑顔で会釈してくれたんだよね。

そう言えば日野僚さんも以前とは別の人のように親しくしてくれて、

9月度の月間新鋭賞の表彰式に来てたんだけどスーツ姿もまるで別人だったなあ。

 

松山さんとは開場即でのリングアップの際とその後も通路でグータッチして、

彼は多分、自分が黒田さんの勝ちを予想してたのは知ってたと思うけど、

「タイトル戦までよく登り詰めたよね。」 って伝えた言葉にニッコリしてたんだわ。

 

<1R>

お互い、最初っから結構な打ち合いで、

松山さんが外側からの攻撃に力点を置いてたのに対して、

黒田さんの内側内側からの打ち出しがとっても印象的だったんだわ。

 

1分を過ぎる頃から一挙に距離が縮まっての踏ん張り合いで、

残り1分からは松山さんの手数が勝ってたんだけど、

そのままに終わらせない黒田さんが残り40秒から盛り返してラウンド終了ゴング。

 

微妙なところではあったんだけど僅差で黒田さんがファーストポイントをゲット。

 

<2R>

黒田さんは中々一段落を見とられないボクサーだから、

正面から向き合うとボクサーの消耗は半端じゃなくて、

徐々に相手の体力を削ぎ落していくっていう感じのボクシングをするから、

松山さんとしてはどれくらい先を見据えてやり合うのかってことだったんだけど、

それにしても黒田さん、狭いところを当て込むのがとっても巧いんだよなあ。

 

中間距離でのクリーンヒットが無いと、その狭い空間でのせめぎ合いが大事で、

いつの間にか黒田さんのペースに巻き込まれてしまうんだよね。

 

<3R~4R>

松山さんにはどの距離でどう戦うのかに関しての心構えが不足してみたいで、

大きな評価差が出るほどではなかったんだけど、

マストでどちらかにポイントを渡すとすれば黒田さんになってしまったんだわ。

 

<5R>

どっちかって言うと細身の黒田さんなんだけど、ああ見えて下半身の粘りが凄くて、

グイッて踏ん張りを効かせると松山さんでも押し切れず、

途中途中でのボディブローもかなり効かされてたみたいで、

小さなダメージが積み重なってかなりの消耗になってしまったみたいでもあって、

足元のシッカリ感でもかなりの遅れを取るようになってしまったんだわ。

 

自分は50-45だったんだけど発表されたここまでの中間採点は、

50-45、50-46×2ってことで見たまんま黒田さんの圧倒3-0だったんだわ。

 

<6R>

残念ながら松山さんは体力的にも気持ちの面でもかなり疲弊が進んでて、

大逆転に賭ける爆発的な一発を持ってるボクサーでも元々ないもんで、

ここまで追い込まれてしまうと最後まではとっても持ちそうになくて、

案の定このラウンドも前の回と同様残り1分からは殆どヘロヘロに近かったんだわ。

 

 

ってことで自分はこの回で退席してトボトボ帰ったんだけど結局、

電車の中で確かめたらあの後すぐの7R2分25秒で黒田さんのTKO勝ちだったね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 黒田雅之さん

② 関口雄斗君

③ 特にナシ

 

 

 

昨日の興行のパンフレットは申し訳ないけど史上最低に近いもので、

A4の上質紙10頁ほどのうちの9頁もが広告に溢れてて、

それはそれで大したモンだって思ったんだけど、

一方では試合そのものに関するスペースは僅か1ページしか割かれてなくて、

最後の3試合がタイトル絡みだったから、

最初の4試合に割り当てられたスペースはタイトル戦1試合分しかなくて、

これはもう彼ら8人のボクサー達をカス扱いしてるとしか思えなくて、

あともう1ページが割けないのかってことで、

ささやかな抗議の意味も含めて広告ページの全部を破り捨ててしまったんだよね。

 

2017年11月 8日 (水)

後楽園ホール・11月7日

 

Img_0027

「こっちを見ろって言うから見てるんだけど、何かくれるの?」

 

 

 

今、コーヒーは4種類の豆が揃ってて、

その中にインドネシア産のトアルコトラジャの初摘みがあるんだけど、

今年のモノは去年より酸味が少なくて、随分まろやかな味になってて、

米でもコーヒーでも同じ銘柄、同じ農園のモノでも毎年微妙に味が違うんだよね。

 

 

 

① 高橋利之君(協栄山神)×中野健人君(新日本木村)

                           ………Fe 4R

デビュー戦の18歳・神奈川県と、デビュー戦の24歳・東京都。

 

中野君には益田健太郎さんがセコンドに付いてて、

リングサイドでは興法裕二君が大声サポートだったんだわ。

 

<1R>

お互いに気合が入ったキビキビしたボクシングがとてもグッドグッドで、

ディフェンスに対する配慮もそこそこ出来てたね。

 

ただ二人共、相手のワンツーに対する防御はまずまずだったんだけど、

左のダブルとか返しの左フックに対する対処はまだまだ不十分で、

巧いことそれを使い分けた高橋君がまずはポイントゲットだったなあ。

 

<2R>

お互い、デビュー戦で力が入るのは仕方ないんだけど、

思いっ切り振り込み過ぎるせいか、特に中野君の消耗が目立ってきて、

腕振りも多少緩くなってきたし手数も落ちてきたんだわ。

 

こりゃ流れが決まったかなあと思われた残り20秒、

気の強そうな中野君が再度持ち直しての踏ん張り踏ん張りだったんだわ。

 

<3R>

前詰めは高橋君だったんだけど、強いショットを当ててたのは中野君の方で、

お互いのヘバリ度は殆ど変わりないところまで接近してきて、

中野君の挽回盛り返しがとっても見栄えが良かったんだよね。

 

<4R>

二人共、少し休み休みになってしまったんだけど、

それでもデビューボクサーの頑張りとしては水準以上で、

メゲナイ、ヘコタレナイ激闘は終了ゴングまで続いて、

興行の第一試合としての掴みは充分OKOKだったんだわ。

 

 

自分は38-38だったんだけど結局、

39-37、39-38、38-38ってことで中野君の2-0だったんだけど、

それほど大差のない試合だったと思ったなあ……。

 

 

 

② 三宅ラッシュ君(川島)×永田勝大君(新日本木村)

                          ………W 4R

1勝4敗(2KO)の33歳・岡山県と、1勝3敗(2KO)の30歳・静岡県。

 

永田君には前日いい試合をした河野洋佑君が付いてたね。

所謂1年4組と1年3組の対戦で、どちらが2年に進級できるかってことで……。

 

<1R>

三宅君は前傾姿勢が取り切れないまま迫力のない手打ちに終始してて、

フック系のパンチもパタパタ団扇を仰ぐようだったんだわ。

 

それと比較すると永田君の方が余程形になってて、

いきなり勝負の行方が見えてきてしまったんだよね。

 

ただその永田君もちょっと右を決め打ちし過ぎる傾向が強くて、

返しの左にまで配慮する攻撃が欲しいところだったんだけど1分29秒、

右ストレートを綺麗にヒットさせてまずは余裕のポイントゲットだったね。

 

それにしても三宅君、“ラッシュ” っていうリングネームとは程遠い動きで、

そもそもフットワークから練習し直した方がいいんじゃないのかなあ……。

 

<2R>

永田君陣営としてはほぼ安心して見ていられる展開だったなあ。

三宅君が右目上をバッティングカット。

 

<3R>

二人の力量差が半端じゃなかったから永田君、

こうなったら倒し切るボクシングが出来るかって状況になってきたんだけど、

三宅君も必死手数だったもんで中々ままならず、

もう少し鋭いショートブローと当て勘の改善が望まれるところだったんだわ。

 

それでも途中のショート3連発で三宅君の左目上をヒットカットさせてたね。

 

<4R>

永田君のトランクスには沢山のスポンサーシールが貼ってあって、

ってことは彼はチケットを沢山捌くボクサーでもあるってことで、

だからジムとしてももっともっとの活躍を期待してるんだろうけど、

この日のところは安心安心のパフォーマンスを見せたんだけど、

自分的にはあそこまで行ったら少なくともダウンゲットまで行かないとね……。

 

三宅君は最後まで諦めない姿勢を見せてたんだけど、

やっぱりボクシング全体のレベルを向上させないと今後も難しくて、

最後はプールで溺れてるような感じだったもんなあ……。

 

 

ってことで自分は40-36だったんだけど結局、

40-36、40-37、39-37でやっぱり永田君の圧倒3-0勝ちだったんだわ。

 

 

 

③ 高橋広行君(石神井S)×舟津純(伴流)……W 4R

2勝8敗(5KO)のサウスポー、32歳・宮城県と、

1勝(1KO)3敗(2KO)の24歳・東京都。

 

2年8組と1年3組の戦いだったんだけどね……。

 

<1R>

高橋君はチャカチャカ上体を動かして細かいリズムを刻むし、

一方の舟津君は比較的ユッタリ型なもんで噛み合いが悪そうだったんだけど、

舟津君の腕振りの方が圧倒的で、高橋君の苦戦がいきなり見えてきたんだわ。

 

ただ、その舟津君にしても肩の力を抜いてもっと軽く打つべきで、

とにかく腕振りがデカ過ぎだって思ったんだよなあ。

 

<2R>

少しこなれてきた舟津君がリーチを利して届きのいいストレートが当たり始めて、

それにつれ手数もアップしていい感じを掴み始めたんだわ。

 

高橋君は相変わらず上体を良く動かして被弾を避けようとしてたんだけど、

一方では攻撃の引き出しが余りに少なくてポイントの取りようがなかったんだわ。

 

<3R>

流れは完全に舟津君に固まってしまって、

高橋君は避ける動作が大袈裟過ぎる余り、攻撃への流れにスムースさがなくて、

やたらのサウスポーチェンジも自らリズムを崩してるようにしか見えなかったなあ。

 

舟津君としては腕振りの緩急で効かせたいところだったし、

攻撃の最後が右で終わることが多過ぎだとも思ったけどね。

 

<4R>

舟津君がポイントを取られることは想像出来なくなってはきたんだけど、

それでもまだまだ攻防がハッキリし過ぎてたし、攻め自体の雑さも目に付いて、

倒し切らなければならない相手に決着を付けられなかったんだわ。

 

 

試合のスコアっていうことになれば40-36×3っていうのはごくごく妥当なモノで、

舟津君陣営としては何の不満もないんだろうけど、

自分的には舟津君はまだまだ勿体ないボクシングをしてたんだよね。

 

 

この試合の後、コンチワって声掛けてくれたのが梅本耕孝君(輪島S)で、

11月22日に4年半振りに試合をするって言ってたんだわ。

 

 

 

④ 市川皓啓君(川島)×松本健一君(石川)……SB 4R

2勝0敗1分の24歳・東京都と、2勝(2KO)0敗の24歳・北海道。

 

<1R>

無敗同士の二人は流石にいい反応をしてて、

お互いの左フックがいいタイミングで交互にヒットしてたんだけど、

開始20秒での市川君の左が一番の直撃度だったなあ。

 

その後松本君も果敢にハードな打ち込みを挑んでいったんだけど、

市川君のショットの方が自信に満ちてるなあって思ってた1分25秒、

またもやの左フックを直撃された松本君がダウンしてしまったんだわ。

 

松本君は何とか立ち上がりはしたんだけどそこそこ効いたままのリスタートで、

頑張って手は出してたけどガードが疎かになってしまってた残り1分13秒、

このラウンドを凌げるか微妙だった中での西ロープ前、

揉み合いが少し解けるようなその瞬間を狙って、

市川君が強烈なアッパー気味の右ショートフックを叩き込んだんだわ。

 

一瞬、松本君の頭が大きく捻じ曲げ跳ね上げられてしまって、

これ以上は危険だって判断したレフェリーが即のストップエンドで、

1分49秒、市川君のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

⑤ 山田大君(イマオカ)×宇和島亜紀斗(RK蒲田)……W 4R

0勝1敗1分の27歳・神奈川県と、0勝2敗(2KO)1分の36歳・神奈川県。

 

左右対称漢字名ボクサーと来年定年を迎える、

共に入学前というか何とか初勝利が欲しいボクサー同士の非情な一戦で……。

 

<1R~2R>

残念ながら、お互いの置かれてる立場の非情さがリング上には現れなくて、

勝ち味の遅い同士が迷い迷いしながら試合をしてて、

もう少し其々が目指すボクシングを見定めた方がいいんじゃないかって……。

 

 

ってことで一旦休憩タイムってことだったんだけど結局、

40-37、39-37、38-38ってことで山田君の2-0勝ちだったんだけど、

それにしてもこのスコアのバラケ方はどうなのかなあ……。

 

 

 

⑥ 川浦龍生君(川島)×ナッタコーン・何チャラ……SF 6R

2勝(2KO)0敗のサウスポー、23歳・徳島県と、

9勝(5KO)9敗の32歳・タイ。

 

B級デビューした川浦君の3戦目の相手はまたもやタイボクサーで、

それも今回は勝ち負けイーブンの中古ボクサーってことで、

そろそろホントの実力が見たいところなんだよね。

 

ってことでこの試合は全く見てなかったんだけど結局、

2R2分58秒で川浦君のTKO勝ちだったんだけど、

利き手も使ってしまったのかなあ……。

 

 

 

この後の2試合は謂わばアラサーのサバイバルマッチで、

多分フルラウンドになるって予想してたんだけど、

其々最初の3ラウンドを見れば勝負の行方が知れると思ってたんだよね。

 

 

 

⑦ 冨田正俊君(川島)×品部正秀君(B水戸)……B 8R

7勝(1KO)9敗(4KO)2分のサウスポー、33歳・東京都と、

7勝(3KO)15敗(6KO)2分の34歳・愛媛県。

 

品部君がイーブン戦績に戻すのはかなりシンドイと思うんだけど、

冨田君には十分な可能性が有る訳で……。

 

<1R~2R>

お互いにKO決着させる能力は乏しいから、

沢山の正確な当て込みが勝負の分かれ目になると思ってたんだけど、

それをより理解してたのは冨田君の方で、

相手の動きを見極めながら細かくトコトコ正確に打ち込んでたんだわ。

 

品部君の方は大きくヒットしたいっていう色気をまだまだ捨てきれないみたいで、

結果的には雑な腕振りに終始してて、

2Rのラウンド終了ゴングが鳴った時にはかなり顔面を赤くしてたんだわ。

 

<3R>

お互いに迫力はないんだけど、一生懸命さは伝わってくる試合で、

前の回まで押され気味だった品部君が懸命の挽回手数だったんだけど、

一段落した後の残り50秒からは冨田君がキッチリ盛り返してたんだわ。

 

<4R>

お互いにそもそものパンチ力が無いのか、それとも打たれ強いのか、

多分その両方だと思うんだけど、

結構、きちんと当たってもグラッともしないんだよなあ。

 

<5R>

品部君が密着したがり始めたんだけど、

させたくない冨田君の方が立ち回りが巧くて、

結局は品部君が見る側に回ってしまうことが多くなってしまったんだわ。

 

 

こうなると品部君の可能性が大きく閉ざされてしまった訳で、

決着付いたなってことで自分はここで離席したんだけど結局、

79-74、78-74、78-75ってことでやっぱり冨田君の圧倒3-0勝ちで、

この日の冨田君は動きに無駄が無かったし、

終始少なくとも攻めてる感じは出し続けてたんだよね。

 

 

 

⑧ 永安潤之介君(川島)×コーヤ佐藤君(伴流)

                      ………53㎏ 8R

13勝(3KO)12敗(3KO)3分の35歳・埼玉県と、

9勝(2KO)4敗1分の28歳・岩手県。

 

<1R>

二人共よくスイッチする方なんだけど、

前の手の使い方では佐藤君の方が数段巧くて、

永安君も何とか接近戦に持ち込もうとしてたんだけど、

フットワークと前の手の捌きで佐藤君が距離を支配し続けて、

永安君は何だかあしらわれてるような感じだったんだよね。

 

<2R>

案の定、それらなってことで永安君は更に強引なゴリゴリ攻めを目指して、

徐々に自らの形に持ち込もうとしてたんだけど、

そこから有効ヒットに繋ぐことが出来ないままで、

見栄えのいいヒットの殆ど全ては佐藤君が持っていってしまってたんだわ。

 

<3R>

そんならそんならってことで永安君は更に更にのゴリゴリ作戦で、

佐藤君も延々の我慢を強いられそうだったんだけど、

この日の彼はイライラすることないまま冷静な対応が出来てて、

右へ移動しての左アッパーとか、相手のタイミングをずらせた上での右フックとか、

工夫に満ちた見栄えのいいパンチを量産してたんだわ。

 

永安君に距離を自由にさせて密着戦を受け容れたら苦戦は免れないんだけど、

もうここまでくれば佐藤君の作戦勝ちが確定してしまったような感じで、

自分は一旦離席したんだけど結局、6R0分57秒の負傷判定ってことで、

2Rのバッティングでカットした永安君の左目上傷が悪化したってことで、

59-56×2、58-56で佐藤君のほぼ余裕の3-0勝ちだったんだわ。

 

 

 

⑨ 有川稔男さん(川島)×坂本大輔さん(角海老)

            ………日本 W 王座統一戦 12R

14勝(12KO)4敗(3KO)の正規王者、32歳・東京都と、

14勝(8KO)8敗(1KO)3分の暫定王者、36歳・千葉県。

 

試合前、坂本さんの応援には角海老ボクサー達が溢れてて、

岡田博喜さん、小國以載さん、阪下優友さん、今野裕介さん、齋藤一貴君、

佐藤剛君、市川雅之君、糸山良太君、細川バレンタインさん達の他、

同じ大学出身ってことで八重樫東さんの顔もあったんだよね。

 

自分は後半になればなるほど坂本さんの可能性が高くなるとは思ってたんだけど、

一方では同じ相手に連敗はしないっていう有川さんのジンクスも頭から離れなくて、

有川さんは藤中周作さんや大川泰弘さんにも其々雪辱を果たしてるし、

坂本さんとも初戦敗退後のこの日は2回目の対戦なもんでね……。

 

<1R>

凄まじいほどの緊迫感から試合が始まったんだけど開始すぐの1分04秒、

ガツガツッと交錯した刹那に有川さんの右のショートが直撃して坂本さんがダウン、

って思ったら一瞬の間があってレフェリーがスリップって裁定したんだわ。

 

でもあれは確実にダウンで、確かに倒れる際には多少もつれてたけど、

その原因は有川さんのヒッティングだったことは間違いなくて、

ジャッジやインスペクターも一緒になって知らん顔をしてたのは納得しかねたなあ。

 

有川さんは大袈裟にこれ見よがしのパフォーマンスをするボクサーじゃないけど、

あの時は右手をかざして、これが当たったんだってポーズしてたんだよなあ。

 

それにしても有川さんはとっても見栄えのいいボクサーで、

ふくらはぎが驚くほど細いもんで身長とリーチと懐の深さを充分稼げるもんで、

坂本さんとしてはかなり踏み込んだところでないとヒッティングは難しそうで、

戦い方の幅としては有川さんと比較するとかなり狭められるって感じなんだわ。

 

その後もそれ程のスピードは感じられなかったけど、

有川さんの左ボディブローはかなりの届きの良さを見せたんだよね。

 

<2R>

お互いが突っ込みガッツン系に偏りそうな感じが出てきて、

自分としてはバッティングが心配されたんだけど1分01秒、

またもや有川さんが大きく有効ヒットで、

ロングレンジからのいきなりの右フックが直撃して、

その当たりの強さに坂本さんが一瞬バタついてしまったんだわ。

 

勿論、有川さんはそれを見過ごすことなく一気の追撃だったんだけど、

坂本さんの方も持ち前のハンマーパンチを振りかざしての迎撃迎撃で、

一段落した後の二人はそこそこの消耗が浮き出てたんだよね。

 

 

自分は試合が長引けばっていう条件を付けたし、

試合後のインタビューでも坂本さんは後半勝負を考えていたって言ってたけど、

試合序盤にしてもうこの大騒ぎで、全く裏腹の展開になってしまったんだけど、

よく考えてみれば坂本さんっていうボクサーは元々それほど器用ではないし、

相手に仕掛けられてやり過ごすだけでは済ませられないタイプなんだよね。

 

<3R>

実戦離れしてた筈の有川さんなんだけど、万全の強さを感じさせるほどで、

開始ゴング直後の18秒にはまたもやの右ストレートで坂本さんをバタバタさせて、

残り1分10秒からも一気の攻勢でまたもやのポイントゲットだったんだわ。

 

お互いに華麗なコンビネーションを競い合うような展開ではなくて、

一発必殺系の危険なパンチが交錯し続けてたもんで、

見てる方はハラハラのドキドキだったんだけど、

坂本さんの腕振りの方が徐々に雑になっていったんだわ。

 

<4R>

まず最初に坂本さんの左ボディがこの日一番の喰い込みを見せた直後、

有川さんが細かく鋭く打ち込む作戦に転じたような攻め方を始めたんだわ。

 

危険度が高いままの一進一退が続いた残り32秒からが物凄くて、

何が後半勝負なのかってことなんだけど、

お互いに歯を喰いしばっての超剛力戦だったんだけど、

坂本さんの例の力のこもった特大の左フックはついに火を吹かないまま、

最後は有川さんに相当追い込まれてしまったんだわ。

 

有川さんは自分の頭の中の彼よりずっと巧くなってて、

先制攻撃とカウンター攻めとの混ぜ込みが抜群で、

坂本さんの一本気な攻撃との幅の違いを見せ付けたって感じだったんだよね。

 

<5R>

前の回の終盤でかなりダメージを与えたっていう自信があったか有川さん、

開始ゴングと同時に明らかに決着付けに行っての飛ばし飛ばしで、

一瞬対応の遅れた坂本さんを一気に追い立てて、

南東ポスト近くの南側ロープに追い込んでの左右フックを連続ヒットで、

その2発目の右フックが坂本さんの左目上を大きくヒットカットしたんだわ。

 

1Rと同様、対応が遅いというか見えてないようなレフェリーが一瞬放置して、

北側の試合役員席からスーパバイザーが大きく身を乗り出して、

すぐにドクターにチェックさせることを指示したんだよね。

 

その時、自分のすぐ横と後ろで見てた例のクサレ老いぼれ常連客達が、

ホントこいつらは只のバカでしかないんだけど、

「何で止めるんだよ!」 って声を上げたのには流石に驚いてしまって、

あんたらには目が付いてないのかって思わず彼らの面を見てしまったんだわ。

 

連中はいつも偉そうに上から目線でああせえこうせえボクサーに指示を出したり、

常にバカ同士で群れ合ってデカイ態度で恥ずかしい限りなんだけど、

揃いも揃って身長が160㎝に満たないチビ達だから、

多分アイツらはガキの頃に苛められた分を跳ねっ返してるんだろね。

 

 

自分のすぐ前でのドクターチェック中、坂本さんの傷からはボタボタ凄い出血で、

最近見た中では一番ひどい血の量で多分献血2回分ほどはあったなあ……。

 

勿論、当然即のストップで1分42秒、有川さんのTKO勝ちだったんだよね。

 

 

医務室に向かう坂本さんは 「いやあ、これからだったのに~。」 って言って、

彼の担当トレーナーは 「相手は巧かったし、強かったです。」 って言ってて、

自分と目を合わせた有川さんは、穏やかにコクッと頷いたんだよね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 有川稔男さん

② 市川皓啓君

③ 高橋利之君と中野健斗君

 

 

 

昨日は全9試合のうちウェルター級の試合が4試合もあって、

それぞれのレベルが比較できてとっても興味深かったんだけど、

当然のことながらタイトル戦の迫力は全然次元が違ってたんだよね。

 

 

 

昨日、東京ドームでコンサートがあって、

ボクシングの終わりとモロバッティングしてしまったもんで、

ある意味仕方なく居残ったんだけど、

お蔭で色んな人達と話をすることが出来たんだわ。

 

話をしてみると解るけど有川さんは実にとっても普通の青年で、

試合直後だっていうのに少しも力んだところがないのに驚いてしまったんだわ。

 

 

坂本さんは例の如くワアワア大声で色んな人達と話をしてたんだけど、

お子様連れの奥様はとっても穏やかな感じで接してくれて、

抱っこしてた下の子が余りにも坂本さんにソックリなもんで笑ったら、

その子が自分を強烈に睨み返してきたんだわさ。

 

 

控室外側通路の長椅子に傷だらけの冨田正俊君が静かに座ってて、

ちょっと話し掛けたら、すぐ隣にいたもう一人の傷だらけが永安潤之介君で、

この日一人は勝って、もう一人は負けた共にイーブン戦績勝負のボクサーで、

何となくエへへって感じだったし、向こうへ行ってくれって感じではなかったもんで、

暫く話しをしたんだけど、色々余計な事を言ってしまったのかなあ……。

 

 

今日は午前中に外せない要務外出があったもんでブログアップが遅れまして……。

2017年11月 7日 (火)

後楽園ホール・11月6日

 

Img_0032

「こうするとブルーの目が余計綺麗に見えるでしょ?」

 

 

 

今、日本に農業従事者が何人いるかは知らないけど、

彼らの平均年齢が67歳だってことをつい最近知ったんだよね。

 

ってことはこのままだと自分の人生の終焉と共に日本の農業も終焉ってことで、

政府は子育て支援とかに力を入れてるみたいだけど、

近い将来の食料不足(特に米)にも配慮する必要もあるんじゃないのかなあ。

 

IT系や派手な仕事に夢中な若い連中に後継を期待するのは難しくて、

レタスなどの葉物野菜については企業による水耕栽培も始まってるんだけど、

稲作っていうことになると規模が膨大になるから相当困難だと思うから、

いっそのこと国営にするっていうのはどうなのかなあ。

 

従事者の処遇に関しては色々調整が必要だと思うんだけど、

特殊公務員ってことで……。

 

 

 

先週末、ロシアのセルゲイ・リピネッツとのIBFタイトル決定戦で、

残念ながら0-3負けした近藤明広さんがアメリカからトンボ返りで、

自ジムの興行に駆け付けジム仲間の応援に来てたんだわ。

 

自分はまだ彼の試合映像を見てないんだけど、

傷んだ彼の顔面を見ながら質問と答えを繰り返してたら、

何となく相手のボクシングとか試合の様子が見えてきたんだよね。

 

昨日は全部で7試合が組まれてたんだけど、

濃度的に薄い組み合わせが多くて観客席もスッカスカだったなあ……。

 

それでも1試合だけだったけど、とってもいい試合があって、

居合わせた人達は全員大いに盛り上がって、

一見どんなに中身が薄そうでも一つは面白い試合が混じるってことで……。

 

 

 

① 鯉渕健君(横浜光)×土屋賢一郎君(TI山形)……SFe 4R

デビュー戦の21歳・神奈川県と、デビュー戦の29歳・山形県。

 

以前、多打魔炸獅っていう恐ろしい名前のボクサーがいたけど、

TI山形ジムからは久し振りの登場で……。

 

<1R>

デビュー戦の割にというか、デビュー戦だからこそか、

二人共、いきなり狂熱の大殴り大会だったんだわ。

 

初っ端は土屋君の中間距離からのショットが有効だったんだけど、

30秒過ぎから一気の接近戦になった途端、

鯉渕君が鬼のボディラッシュであっと言う間の挽回攻勢で、

土屋君はそういう練習はしてなかったみたいで対応に苦慮してたんだわ。

 

一旦距離が取れた際に土屋君の立て直すチャンスがあったんだけど、

その機会を生かし切れず結局主導権は鯉渕君が握ってたなあ。

 

<2R>

それほどには見えなかったんだけど、

それでもデビューボクサーにとっては前の回は飛ばし過ぎだったのか、

二人共、いきなりのトロトロで緊迫感が無くなってしまったんだわ。

ラスト30秒からの鯉渕君の例のボディラッシュがあっただけだったもんで、

殆ど何もアピールできなかった土屋君が2連続ポイントロス。

 

 

試合の行方が見えてきてしまったモンで本日一回目の休憩タイム。

結局、4R1分57秒、鯉渕君のTKO勝ちだってね。

 

 

 

② 安藤暢文君(高崎)×岩井優典君(一力)……68.5㎏ 4R

3勝(2KO)6敗(3KO)1分のサウスポー、29歳・長野県と、

1勝(1KO)0敗の30歳・東京都。

 

<1R>

岩井君は元々サウスポーが不得意みたいだったし、

終始、相手のリズムとかタイミングでやらされてるって感じだったなあ。

 

残り21秒、お互いのショートブローが交差した刹那、

安藤君のパンチの方がハードヒットして岩井君がダウンしてしまったんだわ。

 

それ程のダメージを残すことなく再開したところでラウンド終了ゴング。

 

<2R>

感じと流れを掴んだ安藤君が気持ち良さそうにやってて、

そもそも岩井君はいちいち休み過ぎだなあ、もっとガンガン行かないと、

って思いつつ見てた残り1分25秒、

軽い感じで出した岩井君の右ストレートがスットンヒットして今度は安藤君がダウン。

 

これもそれほどのダメージを残すことなくリスタートしてて、

お互い1回づつのダウンを喰らったんだけど、

顔面のダメージは明らかに岩井君の方が進んでたなあ……。

 

<3R>

岩井君が意識的に接近戦を仕掛けて行った感じだったんだけど、

却って被弾を増やしてしまったところがあって、

中盤以降は反応が鈍くなってきたし、スタミナ切れも見えてきたんだよね。

 

ただ、一方の安藤君の方も左目上をヒットカットされてたんだけどね。

 

<4R>

若干二人の試合経験の差が出てきてるようでもあって、

岩井君が連続的に攻め切れない中、安藤君が巧いこと誤魔化し系で繋いでたし、

バックステップしながらの右が良く当たるようになってポイントゲットゲット。

 

岩井君の手数不足は致命的なレベルに達したまま終了ゴング。

 

ってことで自分は38-36だったんだけど結局、

38-36、38-37、37-37ってことで安藤君の2-0勝ちだったんだわ。

 

安藤君は “のぶふみ” じゃなくて、 “まさふみ” っていうんだよね。

 

 

 

③ 木野田俊翔君(小田原)×高木光(一力)……56㎏ 6R

5勝(1KO)4敗の22歳・神奈川県と、6勝(5KO)7敗(6KO)の30歳・千葉県。

 

高木君はKO勝ち率も高いけどKO負け率も同じくらい高くて、

もう少し勝率を上げる工夫をしないと定年までやれそうにないんだわ。

 

<1R>

木野田君の方が先仕掛けに積極的で、特に左フックが良かったんだけど、

全体に腕振りが大き過ぎて精度が良くなかったんだよね。

 

高木君の方は一見頼りない腕振りなんだけど、

パンチそのものはそこそこ重そうだったなあ。

 

<2R~4R>

二人共、巧くはないんだけど男気に溢れた危険度の高い左右フック戦で、

お互いに当て放題に近い踏ん張り合いだったんだけど、

高木君の顔面の傷みの方が目立ってきたんだわ。

 

<5R>

高木君の動きが急に鈍くなったなあって見てた開始40秒過ぎ、

木野田君の左フックがドッカンヒットして高木君がダウン。

 

両足を揃えたまま仰向けにバッタンダウンしてしまったもんで、

レフェリーも即のストップエンドで0分46秒、木野田君のTKO勝ち。

 

木野田君は3連敗中の後楽園ホールだったんだけど1年振りの勝利だね。

彼の名前は “としざね” っていうんだけどちょっと読めないよなあ。

 

一方の高木君は6勝(5KO)8敗(7KO)ってことになったんだけど、

スーパーバンタム級くらいだとやっぱりちょっと乱暴過ぎる戦績だと思うけどなあ。

 

 

 

④ サイトーンⅠ号×中村雅敏君(一力)……54.5㎏ 6R

8勝(2KO)1敗の17歳・タイと、6勝(3KO)8敗(3KO)の30歳・大阪府。

 

<1R~2R>

相手のタイボクサーが7~8㎝も上背があるもんだから中村君、

まずは距離を詰めようとしてたんだけど、その詰め方が実に危ない危ないで、

余りの無防備さにハラハラだったんだわ。

 

4年振りの試合ってことで勘が鈍ってたか中村君、

とっても元A級ボクサーには見えない危なさ加減で、

自分から接近しては相手の右ショートアッパーを何発も貰ってて、

このままでは今年初めてサイトーンジムボクサーが勝つのかって、

変なドキドキさえ感じ始めたんだよね。

 

<3R>

それでもサイトーンジムはあくまでサイトーンジムってことで、

ボディブローをきっかけにしての一気のヘタレはほぼお約束通りってことで、

コロンコロン3回も転んだ末の4回目にしてストップエンドだったんだわ。

 

 

 

⑤ 高橋竜平君(横浜光)×サイトーンⅡ号……B 8R

11勝(3KO)3敗(1KO)1分の27歳・新潟県と、

6勝(3KO)8敗の21歳・タイ。

 

サイトーンⅡ号はⅠ号より戦績がかなり劣ってたし、

もっとひ弱そうな体躯をしてたし、

高橋君は中村君より圧倒的に強いしってことでスルーしたんだけど、

やっぱり予想通りで、2R0分35秒でのKO決着だったってね。

 

 

 

⑥ 河野洋佑君(新日本木村)×野口将志さん(一力)

                          ………Fe 8R

11勝(5KO)6敗(1KO)2分の29歳・宮崎県と、

12勝(6KO)8敗(6KO)1分のランク9位、28歳・山口県。

 

ジム仲間の栗原慶太さんが野口さんの試合直前ミットの相手をしてたし、

ジロリアン陸君も野口さんの応援に来てたんだわ。

 

<1R>

お互い、勝手知ったる同士みたいで適度な距離を保ちつつの打ち合いで、

交互に危険なタイミングのパンチを貰ってたんだけど、

残り1分からの攻勢でまずは野口さんがポイントゲットしたんだけど、

河野さんの差し込むような右フックも中々良かったんだよね。

 

<2R>

いきなり激しいショート戦から始まった最初の1分間は一進一退で、

お互いに気の強さを競い合ってたんだけど、残り1分15秒、

河野君がかなり強烈な右をヒットヒットさせて相当効かせたんだわ。

 

野口さんは残り35秒のところでも強く被弾してしまって、

このラウンドは10:85ほどもの大差を付けられてしまったなあ。

 

<3R>

中盤の密着戦でボディブローやショートアッパーで踏ん張り返したけど野口さん、

何だかこの日はいつも以上に腕振りが大きくて、

河野君の振り幅の小さい鋭いショットの方に可能性を感じたんだよね。

 

1分30秒からはお互いに我慢比べのようになっていったんだけど、

このラウンドは辛うじて野口さんの手数勝ちって感じだったんだよね。

 

それにしても二人共、そんなに飛ばして最後まで持つのかって感じだったなあ。

 

<4R>

開始直後から野口さん優勢で推移してたんだけど、

その野口さんが一瞬サウスポーチェンジした刹那の0分29秒、

河野君の右ストレートが激しくヒットして野口さんがユラッとしてしまったんだわ。

 

ただ、この時の河野君も不本意ながらか激しい追撃が叶わなくて、

何とか凌いだ野口さんはトロトロになりながらも、

相手の一段落を待った後の残り1分からの立て直しは立派立派で、

目まぐるしく展開が動いていったもんでもう場内大盛り上がりで、

ポイント的には難しかったんだけど、自分は最初と最後の攻撃で野口さんだね。

 

<5R>

二人の顔面はかなり凄いことになってきたんだけど、

消耗が進んでたのは野口さんの方で、それは多分河野君も解ってたみたいで、

数は少なかったんだけど、それでもキッチリ鋭く腕が振れてたんだわ。

 

途中、野口さんの右フックで河野さんの左目上がヒットカットされたんだけど、

それでもこのラウンドはトータルとして見れば河野君ポイントだったんだわ。

 

<6R>

野口さんも流石に相手の好きにはさせてなかったんだけど、

それでもショットのキレ自体にはかなりの差が見えてきて、

必死の手数ではあったんだけど相手を倒すようには打ち切れてなかったんだわ。

 

蓄積されてきたダメージは下半身の踏ん張りを失わせしめて、

かなりバランスを崩すようになってきて、

一発ハードヒットされると危ないって感じにさえなってきたんだわ。

 

このラウンドを河野君がゲットしたもんで、ここまでのスコアは丁度イーブン。

 

<7R>

ここに来て二人の腕振りと下半身の踏ん張りには更に大きな差が見えてきて、

もしかしたら野口さんは朦朧とした中で戦ってるんじゃないかって感じだったんだわ。

 

それでも懸命に踏ん張ってる姿はある意味感動的でさえあって、

残り40秒からの河野君の猛攻もよくぞ耐えたって感じだったんだよね。

 

<8R>

勝敗の行方が見えてきた中、野口さんが最後まで頑張り切れるのかがポイントで、

さあどうなるって見てた開始直後の僅か4秒の北ロープ前、

河野君の右ストレートがいとも簡単に野口さんに直撃ヒットして、

野口さんが一発仰向けダウンしてしまったんだわ。

 

相当ダメージを引きずったままのところだったもんで、もうこれで終わりかなあって、

そう思ったら、何とナント野口さんが懸命に立ち上がってのリスタートだったんだわ。

 

ただ、それまで2度ばかり手緩くて仕留め切れなかった河野さんも、

ここはホントに最後の飛ばしってことで、

野口さんを一気に赤コーナーに追い込んで渾身のラッシュ打ち込みで、

野口さんが反撃ままならなくなったところを見計らって0分32秒、

レフェリーが割って入ってのストップエンドだったんだわ。

 

河野君は “こうの” じゃなくて、“かわの” って言うんだけど、

これで河野君にはいきなりシングルランカーの可能性も出てきたんだよね。

 

この日フェザー級で戦った野口さんはライト級の9位のランキングがどうなるかで、

今、ライト級は空きが2名分あるし、土屋修平さんと加藤善孝さんの自然ダウンか、

ランク落ちがあるから、もし齋藤一貴君がランクインしても、

一気のランク落ちってことは避けられんじゃないかなあ……。

 

 

 

⑦ 望月直樹さん(横浜光)×サイトーンⅢ号……F 8R

12勝(7KO)2敗のランク8位、23歳・神奈川県と、

10勝(3KO)2敗の国内10位、22歳・タイ。

 

タイの国内10位っていうのはつまり、途方も無く弱いってことでもあって、

だからこの試合もスルーして帰ったんだけど、

案の定、1R2分12秒で望月さんのTKO勝ちだったってことで、

これからはサイトーンジムボクサーを相手にする際には、

日本側のボクサーは少なくとも第1Rは利き手を使ってはいけないって、

そういう取り決めにしないといけないんだわ。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 河野洋佑君

② 野口将志さん

③ 木野田俊翔君

 

 

 

今週は4ボクシングもあるもんで流行風邪に注意なんだよね。

2017年11月 5日 (日)

後楽園ホール・11月4日

 

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「俺の後に続けよ!」

 

 

 

昨日は角海老ボクシングだったもんで、

赤コーナー全員が角海老ボクサーだったんだけど、

最終試合は見ないで帰ったモンで悪しからずです。

 

セミファイナルに出場した石本康隆さんは勿論青コーナーだったもんで、

自分の席と帝拳ジムの席を交換したんだよね。

 

昨日は全部で6試合のうち日本人同士は2試合しか組まれてなくて、

そうなると普段はかなり空席が目立つんだけど驚きの殆ど満席で、

関係者に聞いたらチケットは完売ってことで、

出場ボクサー達が精一杯頑張ったらしいんだよね。

 

 

 

① 細谷大希君×ソンポン・何チャラ……LF 6R

5勝(1KO)1敗2分の22歳・東京都と、8勝(3KO)2敗の17歳・タイ。

 

優秀なB級ボクサーのマッチメイクは中々難しくて、

タイボクサー相手になってしまって残念残念。

 

<1R>

タイボクサーの最初の右ストレートを見たらダメなのが即判明してしまって、

細谷君もほぼ同時にそれを理解したみたいで、

余裕の動きから上下のコンビネーションを色々試してたみたいだったなあ。

 

ソンポンは現役の高校生ってことなんだけど、若さのかけらも感じられなくて、

残り1分を過ぎる頃にはすっかりビビってしまって手も出なくなってたなあ。

 

<2R>

力量差が著しかったから、いっそのこと細谷君は右手を使うのを封じて、

左手一本で色々操作をする練習をしてみればいいのにって思ったんだけど、

真面目にキッチリやったもんであっと言う間の決着で、

何度目かのフェイントからの右フックを綺麗にヒットさせてダウンゲット。

 

開始僅か30秒ほどのところだったんだけど、

ホントに効いたのか役目を終えたって勝手に判断してのことか、

タイボクサーが例のもう出来ませんポーズだったもんで仕方なくのストップエンドで、

0分38秒、細谷君のTKO勝ちだったね。

 

 

 

② 齋藤一貴君(角海老)×アルビン・ラガンベイ……L 8R

3勝(3KO)0敗の25歳・東京都と、

8勝(7KO)1敗のOPBF8位、国内9位の22歳・フィリピン。

 

ラガンベイのランキングには色々説があるんだけど何れにしても、

齋藤君が勝てばOPBFと日本ランクの両方をゲットできる可能性がある訳で、

勝率もKO率も優秀な若いフィリピンボクサー相手に踏ん張りの一戦なんだわ。

 

<1R>

やっぱり本気のフィリピンボクサーの迫力は全然違ってて、

デカイ体躯をしたラガンベイは初っ端から力づくの積極系で、

早い仕掛けをしてきた中、特に左フックが強烈だったんだわ。

 

齋藤君としては余り最初っから付き合うのは得策じゃないと思ったんだけど、

元々好戦的な彼は陣営からのアドバイスが聞こえてないのか無視してたのか、

全く怯むことなく真正面から打ち合っていって、

1分10秒には相手の強めの左フックを貰ってしまって一瞬危なかったんだわ。

 

その後立て直して齋藤君もガンガン攻め立てていったんだけど、

ラガンベイは一発喰らってもすぐ打ち返す負けん気の強さを見せてたんだわ。

 

自分的には齋藤君はもっと早く動ける筈だと思ってて、

左右へ鋭く動いたところからの攻撃が見たかったんだけどね。

 

<2R>

「もっと足を使え!」 「相手にもっと振らせろ!」 って陣営から声が飛ぶ中、

齋藤君のフットワークが若干改善されて、ジャブのヒット率も上がっていって、

それにつれ元々動きがスムースではないラガンベイのバランスが悪くなって、

やっと少し安心して見ていられるようになったんだわ。

 

<3R>

前の回明らかに劣勢を強いられたラガンベイが反転攻勢に出たんだけど、

元々スタミナ自慢ではないようでラウンド半分が過ぎる頃にはいきなりメッキリで、

残り1分を切ってから再度立て直しはしてたんだけど、

残り20秒からの齋藤君のラッシュラッシュに全てを持っていかれてしまって、

ラガンベイは北ロープに詰められたまま強烈なフック系を6~7発浴びてしまって、

かなり相当そこそこ一気に危ないところまで追い込まれてしまったんだわ。

 

<4R>

迫力はかなり落ちてきたんだけどそれでもラガンベイはタイボクサーではないから、

歯を喰いしばって最後の踏ん張りを見せたんだけど、

やっぱり3R終盤での被弾ダメージを拭いきれてないのは明らかで、

直ぐに齋藤君がペースを握っての一気一気だったんだけど、

特に残り25秒からが実に物凄かったんだわ。

 

ラガンベイを青コーナーに追い込んだところでまずは超強烈な右フックをヒット、

マウスピースをリング外に張り飛ばしてしまったんだけど、

一瞬後には雨あられの連続ヒットで最後はラガンベイを棒立ちにさせて、

止め時を見定めてたレフェリーが自信を持ってのストップエンドだったなあ。

 

ってことこで2分47秒、齋藤君の圧倒的TKO勝ちだったんだけど、

それでも自分的にはまだまだ60%ほどの満足感しかなくて、

彼の可能性はまだまだこんなもんじゃないんだよね。

 

 

 

③ 渡部あきのりさん×デニス・パドゥア……SW 8R

34勝(29KO)6敗(5KO)のOPBF3位、国内9位のサウスポー、32歳・埼玉県と、

11勝(6KO)12敗(9KO)2分のOPBF8位、国内王者、33歳・フィリピン。

 

相手は国内チャンピオンってことなんだけど、

戦績的にも年齢的にも渡部さんにとっては殆ど余裕じゃないかなあ……。

 

<1R>

比較的低く構えた渡部さんとパドゥアとの身長差は頭一個以上違ってたんだけど、

開始58秒での渡部さんの右とパドゥアの左の相打ちは大きく渡部さんで、

相変わらずの強打の一撃はフィリピンの大男にも充分な効果を発揮したんだわ。

 

明らかにガックンとしたパドゥアを渡部さんが優しく見逃す筈も無くの一気追撃で、

北ロープ前の1分03秒、パドゥアの右ストレートの打ち終わりにキッチリ合わせて、

斜め下からの左ボディが恐ろしいほどの喰い込みを見せて強烈なダウンゲット。

 

リスタートはおろか苦しくて立ち上がれそうにないままテンカウントが過ぎて、

1分13秒、渡部さんが実に手際のいいKO勝利だったんだわ。

 

 

 

ここまででまだ6時半で、少しばかりの休憩タイムが設けられて、

この後の2試合が最強挑戦者決定戦だったんだわ。

 

 

 

④ 福本祥馬さん×竹迫司登さん(Wスポーツ)……M 8R

11勝(9KO)1敗(1KO)のランク1位、26歳・千葉県と、

6勝(6KO)0敗のランク2位、26歳・大阪府。

 

無敗の竹迫さんよりは福本さんの方がキツイ日本人との対戦が多いから、

強敵ではあるんだけど何とか福本さんが勝つんじゃないかってね……。

 

<1R>

福本さんの方が7~8㎝ほど上背があるし、フレーム的にも圧倒してたんだけど、

開始ゴングが鳴った直後から二人の距離は明らかに竹迫さん向きのままで、

ファースト・コンタクトで福本さんのスイッチが入り過ぎたとしか言えなくて、

開始4~5秒以降から近い近いって心の声が叫び続けたんだわ。

 

ローブローに対して交互にレフェリーからの注意を受けた直後の1分22秒、

リング中央のやや西寄りのところだったんだけど、

竹迫さんの強烈な右ショートが福本さんの顎先に直撃クリーンヒット。

 

一発昏倒ダウンしてしまった福本さんはとっても起き上がれそうになくて、

結局1分30秒、カウントを途中ストップされてのTKOエンドだったんだわ。

 

 

近距離での打ち合いになったら回転力と鋭さではとっても敵わないのに福本さん、

どうしてああいう戦い方を選んでしまったのか首を傾げるばかりだったんだわ。

 

竹迫さんって、下の名前は “かずと” って読むんだよね。

 

 

 

⑤ 中川勇太さん×石本康隆さん(帝拳)……SB 8R

21勝(12KO)4敗(1KO)1分のランク1位、28歳・滋賀県と、

30勝(9KO)9敗(2KO)のランク2位、36歳・香川県。

 

中川さんが勝利すればタイトル挑戦権と共に石本さんのWBCランクを、

石本さんが勝てば挑戦権と共に中川さんのOPBFランキングを、

其々ゲット出来るってことで……。

 

中川さんは先にリングインした石本さんと観客達を延々待たせて、

入場曲に選んだクラシックの第一楽章が終わりそうなほどだったんだわ。

 

勝率、KO率共に中川さんの方が優績なんだけど、

尋常ではない粘り強さを備えてる石本さんの勝ちを予想してたんだけどね……。

 

石本さんの担当トレーナーは西尾さんだったんだね。

 

<1R>

石本さんは相変わらず打ち込みのタイミングがとっても良かったんだけど、

1分27秒、中川さんのボディブローからの上への繋ぎが実にグッドグッドで、

その一連の攻撃で早くも石本さんの顔面がかなり赤くなってしまったんだわ。

 

その後は代わり番こにワンツーをヒットさせてたんだけど、

やっぱり中川さんの当たりの方が圧倒的にハードだったんだわ。

 

<2R>

この日の中川さんが集中力を感じさせた一方、

鼻血が目に入ったみたいでドクターチェックを受けた石本さんは少し緊張気味で、

リスタート後の中川さんの一気攻めにも一瞬対応が遅れてしまって、

その後必死のパフォーマンスを見せたんだけど、攻められ方の形が悪かったし、

グローブの上から叩かれても後ずさるようになってしまったんだわ。

 

ここまでの石本さんの劣勢は誰が見ても明らかで、

中川さんの勢いと比べると、遠くないラウンドでの決着さえ見えてきて、

遠目からも陣営周辺がバタバタしてたのが見て取れたんだよね。

 

<3R>

流れの変わり目が見えたのはこのラウンドの終盤からで、

変な余裕を見せないで集中してやれば何の問題も無さそうだった中川さん、

例のクオリティの高い左ボディは健在のままで、

残り1分20秒に右ストレートは貰ったもののすぐにヒットヒットで挽回して、

またもや優勢なままに終わるかと思われた残り45秒、

中川さんの一段落を見計らって石本さんが一気の鬼反撃で、

追い込まれたところからの持ち前の粘り強さを見せ付け始めたんだわ。

 

<4R>

残り15秒からの二人の飛ばし合いは稀に見るものがあったんだけど、

最初の2分間を仕切ってたのは中川さんだったし、

残り40秒での石本さんの挽回攻勢もそこそこだったんだけど、

ラウンドトータルで見れば中川さん優勢は動かし難かったんだわ。

 

ってことで半分を終えたところでの自分のスコアは39-37で中川さんだったね。

 

<5R>

このラウンド、まず先手を取ったのは石本さんで、

中盤には打ち疲れたか一段落してはしまったんだけど、

甲乙付け難かったままのラウンドをゲットすべく、残り40秒からも頑張り手数で、

格別の有効打は無かったんだけど攻めてる感じは充分出してたんだよね。

 

<6R>

中川さんが頑張ったのは1分30秒からの少しの間だけで、

後はガードポジションを取ってることが多くて見栄えが悪くて、

石本さんの鬼の形相がやたら目立って気持ちの強さを見せつけられる思いで、

8歳も年上の36歳だっていうのに、ここに来ての明らかな勢い勝ちで、

ついに57-57のイーブンに戻してしまったんだわ。

 

<7R>

今や阿修羅の如くになってしまった相手に対して中川さん、

上手く立ち回ろうとしたら絶対ヤバイ訳で、

石本さんは消耗してる中でも攻めてる感じを出すのがとっても巧いんだから、

ここは明確な優勢攻撃が欲しいところだったんだけど踏ん張り切れず、

諦めが良すぎるとしか思えない飛ばし切れなさだったんだわ。

 

残り50秒には中々刺激的なショート連打を見せた中川さんだったんだけど、

解り易い一段落後に石本さんの巻き返しに遭ってこのラウンドもポイントロス。

 

<8R>

お互いにセコンドアウトが遅くなってきた最終ラウンド。

 

まずは例によって石本さんが根性の先攻めだったんだけど、

中川さんはそれで全力なのかって感じの半端さで、

そこそこいいのを当てても後が続かず、気持ち的にも明らかに後れを取ってて、

鼻血を出しながらの石本さんが残り30秒からも頑張り通してたんだよね。

 

 

ってことで自分は77-75で石本さんだったんだけど結局、

77-76×2、76-77ってことで石本さんのギリギリ2-1勝ちだったんだわ。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 石本康隆さん

② 齋藤一貴君

③ 竹迫司登さん

 

2017年11月 4日 (土)

後楽園ホール・11月3日

 

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“ススキ”

 

先週土曜日の久し振りの晴れ間に河川敷チャリしたんだけど気持ち良かったなあ。

 

川沿いの緑地はいつの間にかススキだらけになってて、秋だなって思ってたら、

そよいで来た風の中からドラムの音が聞こえてきて、

ここから少し下流(左側)に行った所の橋のたもとで、

一人の青年がドラムスの練習をしてたんだわ。

 

色んなパターンのエイトビートを叩いてたから多分ロック系のドラマーで、

モノになりそうなほどそこそこ巧くて、

もしかしたら既にモノになってるのかも知れないんだけど場所柄、

誰に気兼ねすることなく気持ち良さそうに練習してたんだよね。

 

 

 

昨日は全11試合が ≪2017年度・東日本新人王トーナメント決勝戦≫ って事で、

事前の勝敗予想がどうなるか含めて緊張感に満ち満ちた4時間だったんだわ。

 

4勝以上同士の場合だと5回戦になるんだけど、

昨日は11試合のうち4試合がそれに該当してたんだわ。

 

 

 

① 和田優麻君(REBOOT)×赤羽根烈君(宇都宮金田)

                           ………Mm 4R

4勝(1KO)0敗1分の20歳・東京都と、

2勝(2KO)0敗のサウスポー、18歳・栃木県。

 

この試合は和田君がケガ棄権してしまって、赤羽根君の不戦勝なんだけど、

とってもとっても楽しみしてたもんで自分的にも痛恨だったんだわ。

 

 

 

② 佐藤剛君(角海老)×亀山大輝君(ワタナベ)……LF 4R

3勝(1KO)1敗(1KO)1分のサウスポー、20歳・東京都と、

3勝(1KO)1敗1分の21歳・静岡県。

 

ローリング・ストーンズの “Start Me Up” で入場した二人はほぼ同年齢、

更には引き分け含めて全く同じ戦績なんだけど、

二人の力量にはそれほど大きな差が無くて、

予想通りの激しい一戦だったんだわ。

 

<1R>

亀山君の細かい動きからのヒット数の方が勝ってはいたんだけど、

佐藤君の強いプレスからのヒッティングの方が当たりが強くて、

残り10秒からの一気ラッシュも迫力あって、

亀山君の左目上をヒットカットさせたんだけど、

1分20秒辺りでの亀山君の右フックがこのラウンド最大の有効ヒットだったんだわ。

 

<2R>

これ以降最終ラウンドまで亀山君がロープを背負わされたり、

コーナーに詰まる場面が多くて見栄え的には良くなかったんだよなあ。

 

そうなると佐藤君の土俵であることは間違いなくて、

1分30秒過ぎからは粘り強い押し込み攻勢をかけていったんだわ。

 

佐藤君の方も右目の横がかなり腫れてきたんだけど、ギリギリポイントゲットだね。

 

<3R>

前の回の中盤以降から佐藤君のボディ攻撃が効果を発揮し始めたみたいで、

亀山君は明らかにボディを打たれるのを嫌がり始めたんだけど、

コーナーに詰まりながらもそれでも強い返しの右フックをヒットヒット。

 

1分過ぎから今度は佐藤君の挽回大攻勢が始まって、

そこからは代わり番こに強いパンチを当て合いながらの壮絶壮絶で、

気持ちの強さの見せ合いって感じだったんだわ。

 

ロープ際に詰まることが多かった分、見栄えが良くなかったんだけど、

それでもより正確に当て込んでたのは亀山君だったなあ。

 

<4R>

微妙なスコアの中、二人共最後の全力出しで、

亀山君はまたもやロープを伝い歩いてたんだけど、

それでも手数的には負けてなかったし、

元々右利きのサウスポーのような感じの右フックをガンガンヒットで、

佐藤君の顔面を大きく傷めていったんだわ。

 

 

ってことで自分は39-37で亀山君だったんだけど結局、

39-37、39-38、38-39で佐藤君の2-1勝ちだったんだわ。

 

 

元々腫れやすい佐藤君はまるで敗退したボクサーのようで、

最後に記念写真を撮る頃にはまるで土偶のようになってたんだよなあ。

 

 

 

③ 薮﨑賢人君(セレス)×荒川竜平君(中野サイトウ)……F 4R

3勝(2KO)1敗1分のサウスポー、20歳・千葉県と、

4勝(2KO)0敗1分のサウスポー、28歳・宮崎県。

 

これはもう余裕で荒川君じゃないかって思ってたんだけどね……。

 

<1R>

開始ゴング直後から試合のリズムは明らかに薮﨑君主導で、

荒川君としてはもっとユックリ立ち上がった方がいいんじゃないかって、

そう思ってた開始38秒、打ち合いの中で薮﨑君の返しの右フックが直撃ヒットで、

余りにもまともだったもんで荒川君が堪らず衝撃のダウン。

 

何とかリスタートは出来たんだけど荒川君、回復し切れてないのは明らかで、

1分07秒、ショート戦の中での軽い被弾にも耐え切れなくて2回目のダウン。

 

ここも何とか立ち上がった荒川君だったんだけど、

激しい殴り合いをするのはとっても無理そうで、

いきり立った薮﨑君を捌き切れないまま最後は青コーナー近くの南ロープ際、

全く反撃できなかったこともあってついにレフェリーが割って入ってのストップエンド。

 

ってことで1分28秒って、あっと言う間の薮﨑君のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

通路の青コーナー側から試合を行方を見つめてた加藤収二君に、

「最初っからまともに行き過ぎじゃなかったかなあ……。」 って伝えたんだけどね。

 

 

 

④ 住田愛斗君(角海老)×今川未来君(木更津GB)

                          ………SF 5R

5勝(1KO)1敗の24歳・大阪府と、

6勝(2KO)3敗(1KO)のサウスポー、21歳・千葉県。

 

この試合は49-47×2、48-47ってことで今川君の3-0勝ちだったんだけど、

今川君はほぼいつも通り出来てたのに対して、

住田君がこれまでほどには動けてなかったし、

最後まで懸命な前詰めはしてたんだけど、そこからの打ち込みが絶対的に甘くて、

そもそもストロークがデカイもんで回転の効いた連打が全く打ててなかったんだわ。

 

一方の今川君の方も実に全く迫力に欠けたボクシングで、

そりゃトコトコトコトコ数は当ててたんだけど、倒すようには打ててなくて、

まるでアマチュアの練習試合のようだったんだわ。

 

ってことでこの日のワースト3に入るような試合内容だったなあ。

 

 

 

⑤ 池上渉君(郡山)×富施郁哉君(ワタナベ)……B 4R

4勝(2KO)2敗1分の27歳・福島県と、3勝0敗のサウスポー、19歳・茨城県。

 

<1R>

池上君が積極的にプレスをかけていったんだけど、

10㎝ほど上背優位な富施君が前の手の使い方がとっても巧くて、

真っ直ぐジャブで打ったりフック系で強打したり、

それも打ち出しのタイミングに色々変化を付けてとっても工夫に満ちてたんだよね。

 

池上君は何とかきっかけを掴んだところから一気攻めしたがってたんだけど、

相手のリズムとタイミングにさせない富施君の巧さが目立ってたなあ。

 

<2R>

池上君としては距離が詰まったところでガンガンやりたいんだろうけど、

その詰め方が正直過ぎてたし、打ち出しのタイミングも解り易くて思うようにならず、

ボディショットを混じえた富施君のコンビネーションブローが見栄え良かったなあ。

 

<3R>

もっとガンガン行かにゃあって思ったか、言われたか池上君、

更にシツコサを増して富施君のリズムを崩しにかかったんだけど、

それほど大きな効果を上げ切れないままで、

ラウンドが進むごとに1ポイントづつ失ってしまうっていうドツボ・パターンだったなあ。

 

 

ってことで一旦休憩タイムってことで、試合終了後に戻って確認したら、

40-36、39-37×2ってことでやっぱり富施君の3-0勝ちだったね。

 

 

 

⑥ 濱田力君(本多)×飯見嵐君(ワタナベ)……SB 4R

7勝(6KO)0敗の21歳・千葉県と、3勝(3KO)0敗の21歳・愛知県。

 

昨日一番期待された試合だったんだけど、実に呆気なかったなあ……。

 

<1R>

開始ゴングと同時に飯見君がいきなりの突貫攻撃で、

左フックを当てられたことで濱田君の気持ちと体勢が一気に混乱したみたいで、

頭から突っ込んで嫌気を誘うっていう相手の作戦にもハマってしまって、

飯見君陣営としては立てた作戦のことごとくが上手く行ったってことで、

中間距離での正面切った打ち合いは徹底して避けてたんだわ。

 

飯見君の序盤のブンブン回し作戦が一段落したその直後、残り55秒だったなあ、

それはそれまでとは全く違うとっても鋭い飯見君の右の振り抜きで、

シュンって感じで濱田君の左顔面を綺麗に打ち抜いたんだわ。

 

一瞬の間があって濱田君がユラッと前にのめって四つん這いになって、

腕で支え切れずそのままゴロンってなってしまったんだわ。

 

濱田君は気持ちを振り絞って立ち上がったんだけど、

試合を再開するまでには回復し切れてなくてそのままレフェリーストップエンドで、

2分15秒、飯見君のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

どちらか勝った方がそのまま全日本新人王だなって思ってて、

その可能性は濱田君の方が大きいって思ってたんだけど、

濱田君の体勢が整う前に落着してしまったって感じだったなあ。

 

 

 

⑦ 清田亨君(大橋)×佐々木蓮君(ワタナベ)……Fe 5R

7勝(5KO)1敗の22歳・熊本県と、

4勝(2KO)0敗のサウスポー、22歳・岩手県。

 

<1R>

序盤は佐々木君の手数が目立ったんだけど、

1分過ぎから清田君がプレスを強めるにつれ流れが変わって、

それほどの有効ヒットは無かったんだけど、清田君のショートブローが良かったね。

 

<2R>

開始9秒、清田君の左フックがヒットして佐々木君が思わずしゃがみ込んで、

ダウンのようなスリップ裁定だったんだけど、

徐々に清田君のショットに力強さが増していったんだわ。

 

<3R>

佐々木君はとってもいい左ストレートを持ってるんだけど、

この日は前振りナシのいきなりが多過ぎで、

そんなのは中々当たらないぞって思ってた残り1分20秒の赤コーナー前、

その佐々木君の一連の攻撃の最後の左ストレートがまともにヒットして、

直撃された清田君がアレレーッって感じでダウンしてしまったんだわ。

 

何とかリスタートした清田君、残り時間は1分以上もあったし、

如何にもヘロヘロで危なそうだったんだけど、

一方の佐々木君の方も打ち疲れが甚だしくで決着し切れなかったんだよね。

 

<4R>

二人共、グズグズになってしまって体力不足が甚だしくて、何だかだらしなくて、

動きがスロー再生みたいになってしまったもんで、一旦離席ってことで……。

 

 

結局最後は清田君がまたダウンしてしまってカウント中にタオル投入ってことで

4R3分09秒、佐々木君のKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

⑧ ジロリアン陸君(F赤羽)×今井健裕君(ワールドS)

                           ………SFe 5R

7勝(7KO)1敗(1KO)の29歳・宮城県と、5勝(4KO)0敗1分の24歳・埼玉県。

 

<1R>

プレスは今井君だったんだけど、先手は常に陸君の方で、

その辺の手際は流石だったし一瞬のスピードでも圧倒してたんだわ。

 

主導権を握ったままの残り1分からの陸君の30秒間の飛ばしは圧巻で、

特別大きなクリーンヒットは無かったんだけど、

今井君にひたすらの我慢を強いてたんだわ。

 

<2R>

更に前詰めを厳しくしていったんだけど今井君、

中々シッカリしたヒッティングに繋げられなかったんだけど、

一方では常に下がりながらだった陸君も楽な展開ではなかったんだわ。

 

それでも1分20秒、陸君が右ストレートできっかけを掴んでの一気攻勢で、

今井君は形の良くない打たれ方を重ねてたんだよね。

 

<3R>

このままだとヤバイってことで今井君が攻勢を強めていったんだけど、

開始丁度1分のリング中央、お互いの右が鋭く相打ち交差したその刹那、

陸君のそれの方が大直撃して今井君が大きく倒れ込んでしまったんだわ。

 

そこそこの直撃度だったもんで、リスタートした今井君の膝のポクポクが直らなくて、

こりゃ危ないなあって思ってたら意外なほどの今井君の踏ん張りで、

一方では陸君の打ち疲れも目に付き始めて、左目上をヒットカットされてたし、

鼻血も出始めて、今井君に元気を取り戻させつつあったんだわ。

 

勝負は次のラウンドに持ち越されるなって思ってた残り3秒、

今井君が前掛かりになったところに陸君が左フックを綺麗に当て込んだんだわ。

 

このラウンドは相手に2ポイント与えるのは仕方なくて、

ひたすら回復に努めて4R~5R勝負だったと思ってたんだけど今井君、

ダメージを回復出来てないところだったもんで一発大きくスットンダウンで、

突然糸の切れたマリオネットのように力無く尻餅を付いてしまったんだわ。

 

その倒れ方にダメージの深さを見て取ったレフェリーが即のストップエンドで、

2分59秒、陸君のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

⑨ 有岡康輔君(三迫)×内藤未来君(E&Jカシアス)……L 5R

5勝(4KO)3敗(2KO)の23歳・東京都と、

5勝(2KO)0敗のサウスポー、神奈川県。

 

<1R>

思ってた通りフレーム的には有岡君の方が大きかったんだけど、

この日の有岡君は正直動きがこなれてないというか力が入り過ぎで、

そりゃ移籍先で大きな功績を上げたいのは山々だったろうし、

それでなくても三迫ジム唯一の生き残りでもあったからね……。

 

いずれにしても有岡君は強い右に頼り過ぎた入り方をしてて、

前回の試合より明らかにデキが良くなかった一方、

相手の内藤君は前回より改善されたというか吹っ切れた動きが出来てて、

ほぼ互角の立ち上がりを見せてたんだわ。

 

この日の内藤君は密着したところでも踏ん張って小さく鋭いショットが打てたし、

試合前は7:3くらいで有岡君優位だって思ってたのがほぼ互角の立ち回りで、

こりゃ接戦になりそうだなあって見方を変えつつあった残り39秒、

内藤君の左アッパーがヒットして有岡君が大きく揺らいだんだわ。

 

この時はホントに危なくて、残り時間が少なかったから助かったんだよね。

 

<2R>

有岡君はダメージを引きずることなく立て直してたんだけど、

感じを掴んだような内藤君からは動きに余裕が感じられるようになって、

被弾を避ける為に打ち終わりのポジションにも気を配ってたし、

ペースはすっかり内藤君かなあって感じだった残り56秒、

ショートレンジでのボディ連打を上に繋げた有岡君が右フックをハードヒットさせて、

直撃されてしまった内藤君が踏ん張り切れずのダウン。

 

何とかリスタートした内藤君だったんだけど、足元のシッカリ感が失われてて、

ここぞの有岡君の追撃を凌ぎ切れそうになかった残り15秒、

またもやの右フックとそれに続く左をフォローヒットされてしまって2回目のダウン。

 

何とか何とかラウンド終了ゴングに救われたんだわ。

 

<3R>

2度目のダウンがラウンド終了間際のところだったもんで内藤君、

回復し切れないままのラウンドの入りで開始17秒、

有岡君の右がホンの少しかすっただけでヨロッとしてしまってたんだわ。

 

ここまでの飛ばし過ぎが祟ったか有岡君の勢いも落ちてきて、

残り1分からは代わり番こに貰って、代わり番こに危なくなって、

最後の方は二人共、相当休みたがってたんだけど、

それでも何とか何とかって手を出してたのは内藤君の方だったんだわ。

 

<4R>

お互い、ヘロヘロに近くでどっちかキッチリ当てた方が勝つって感じで、

またもや代わり番こに倒れそうになってのまるで夢遊病者同士だったんだけど、

残り30秒からの勝負どころで手数を止めなかったのは有岡君の方で、

赤コーナー周辺に集まってた三迫ジムボクサー達の有岡コールが支えたんだわ。

 

 

自分が確認できただけでも、小原佳太さん、岩井大さん、永田大士さん、

吉野修一郎さん、堀川謙一さん、三浦仁君、長谷部守里君、出田裕一君、

それに別業務から駆け付けた加藤トレ達が声を枯らしてたもんなあ……。

 

最終回を残して自分のスコアは38-36だったんだけど、

4Rを取り戻さなかったら37-37のイーブンだったから大きかったんだよね。

 

<5R>

最後の気持ち戦に際してまずそれを見せたのは内藤君の先制攻撃で、

微妙なスコアを読み込んでの奮闘だったんだけど、

既に体力の限界を迎えてたところだったもんで長い時間は続けられず、

大きな効果を見せられないままに終わってしまって、

一段落後は出し尽くしてしまった感が強かったんだよね。

 

それと比較すると有岡君にはまだほんの少しの余力が残ってたみたいで、

相手の一段落を見越しての攻め込みで、

内藤君にとってはもうそれが十分な程の攻撃になってしまって、

1~3発ほど軽くヒットしたところでレフェリーストップエンドだったんだわ。

 

 

見てた方もボクサーと同じくらい疲れる試合だったんだけど結局、

1分03秒、有岡君のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

⑩ 木原宗孝君(帝拳)×土田佑一君(協栄札幌)……SL 4R

2勝1敗の20歳・愛知県と、2勝(2KO)0敗のサウスポー、23歳・北海道。

 

<1R~2R>

土田君は案の定、工夫に富んだコンビネーションは打てなかったんだけど、

それでも一発一発にはとっても力がこもってて全てが必殺系だったんだわ。

 

木原君はアマ経験が豊富な割には雑なところがある感じがしてたんだけど、

この日はとっても丁寧な対応が出来てて、

相手の前詰めがやたら厳しいもんで若干やり難そうにはしてたんだけど、

土田君のボクシングはサンドバッグを相手にしてるような感じなもんで、

入り込んでくるタイミングを見計ることが出来れば意外に当たるんじゃないかなあ。

 

<3R>

土田君の強引な踏み込みが目立ってたのを2Rまでに把握したか木原君、

開始僅か16秒、土田君の打ち終わりに右ストレートをトンって感じで合わせ打って、

それが絶妙なカウンターのタイミングでヒットしたもんで綺麗なダウンゲット。

 

何とかリスタートした土田君だったんだけど、

強引な強振以外に戦法が無い上でのダメージは如何にも辛くて、

大きく挽回するのはシンドそうだなあって見てたもう少しで1分になるところ、

またもや雑なショットの打ち終わりを狙われて右ストレートを追撃ヒットされて、

最初のダウンよりもっと大きなカウンター効果を喰らってしまって一発仰向けダウン。

 

ダメージの大きさを見計らったレフェリーが即のストップエンドで、

0分58秒、実に華麗な木原君のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

試合後大分経って有岡君と一緒のところの木原君とバッタリしたんだけど、

最初は木原君だって解らなくて、木原君は自分のことを知ってくれてたみたいで、

ホントにゴメンゴメンだったんだけど、近くで見たらデカイ青年だったなあ。

 

 

 

⑪ 江黑央君(K&W)×重田裕紀君(ワタナベ)……W 4R

3勝1敗(1KO)の29歳・群馬県と、

3勝(3KO)1敗のサウスポー、27歳・山口県。

 

結局、この試合は40-36、39-37×2ってことで、

予想通り重田君が3-0勝ちしたんだけど、とっても雑な試合としか言えなくて、

フック系よりストレートの方が有効だって早めに気付いた分、重田君が強かったね。

 

 

 

⑫ 優しんご君(宇都宮金田)×加藤収二君(中野サイトウ)

                            ………M 4R

3勝(2KO)0敗の30歳・栃木県と、

5勝(3KO)1敗(1KO)1分のサウスポー、27歳・東京都。

 

この試合は結局、3R2分45秒で加藤君がTKO勝ちしたんだけど、

全階級で一番レベル差の大きい試合だったなあ。

 

優君は加藤君のち密さに最初っから全く付いていけなくて、

気合負けの上の手数負けが著しかったんだよね。

 

 

 

【本日のベスト5ボクサー】

① ジロリアン陸君

② 加藤収二君

③ 有岡康輔君

④ 木原宗孝君

⑤ 飯見嵐君

 

 

 

昨日の11試合のうち4試合の勝敗予想を外してしまったんだけど、

そのうちの3試合は特に自信のあった試合だったもんでショックが大きかったなあ。

 

 

元々組まれてた試合は全部で12試合で、

そこに2名以上のボクサーを送り込んだジムは全部で4ジムあって、

ワタナベジムが驚異の5人の他、角海老、中野サイトウ、宇都宮金田が其々2名。

 

更にそれらの中で今回はワタナベジムボクサーの活躍が際立ってて、

他のジムが其々2名のうち1名が東日本新人王になった中、

5人中の4人が、つまり12階級のうち4階級を制覇したってことで……。

(敗れた一人も僅差の1-2負けで自分の採点では勝ってたんだよね。)

 

それと中野サイトウとか宇都宮金田とか、

余り知られてない小さなジムのボクサー達の頑張りも立派で、

正統派のとってもいいボクシングをするもんで驚いてしまったんだよね。

 

 

全12階級のうち何処に出しても恥ずかしくないというか、

西日本代表で誰が来ようと見応えのあるパフォーマンスが期待できるのは、

その期待度順でAランクが赤羽根烈君→ジロリアン陸君→加藤収二君の3人で、

Bランクは有岡康輔君→木原宗孝君→飯見嵐君→富施郁哉君→佐藤剛君

→薮崎賢人君の6人ってことで……。

2017年11月 2日 (木)

10月度ランキング

 

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「ギュイーッと突っ込んではみたんだけど……。」

 

 

 

昨日の午後、ふと思い付いてアポ無しで帝拳ジムに行ってみたんだわ。

 

村田さん騒動が一段落したと思ってたら、記者連中が10人以上もごった返してて、

何事かと思ったら山中慎介さんの現役復帰というか、

ルイス・ネリとの再戦が決まったってことだったんだわ。

 

普通に練習してた山中さんと本田会長の囲み取材が終わった後、

本田会長と長野マネから世界戦に関する色々を教えて貰ってたら、

山中さんがわざわざ挨拶に寄ってくれたんだけど、

自分は彼から1枚のチケットも買ったことがないんだけど、

力みの無いフレンドリーな人柄は堪らない魅力なんだよね。

 

五十嵐俊幸さんとか佐々木洵樹さんの他、正木脩也さん、大嶋剣心君達とも、

コンチワさせて貰ったんだけど、久し振りの萱沼徹平君が練習してたんだわ。

 

 

バーランダー相手の剣ヶ峰を何とか乗り切って、

ドジャースが何とかイーブンに戻しての3勝3敗で、

翌日(今日)、ダルビッシュが先発しての大勝負ですよねって、

田中トレと大和トレに話したら、二人共それこそキョトンとした表情してて、

日本のプロ野球も含めて全くひとかけらの関心も無いってことで……。

 

西尾トレもニコッとしてくれたしホルヘの弟のカルロスも笑顔の頷きだったんだけど、

今やカルロスはジムの貴重なトレーナーに育ちつつあって、

トレーニング方法にも彼なりの色々な工夫を見せてたんだよね。

 

カルロスとは同じ駅を利用する間柄で隣町に住んでることが解った後、

2時間ほど練習を見せて貰って、3日と4日にもお会いできますねって、

長野マネに伝えて帰ったんだけどね……。

 

 

 

≪10月度ランキング≫

10月度ランキングは9月27日~10月30日までの試合を対象に、

11月1日に発表されたんだけど、

久し振りに全13階級のチャンピオン欄が埋まったね。

 

ただ、例の “保留選手リスト” はそのまま放置されっ放しで、

右隅に寂しく雑に括られてるだけなのは改善すべきだと思うけどね。

 

 

 

【世界チャンピオン】

山中竜也さん(獲得)、京口紘人さん(獲得)、田口良一さん(6)、

拳四朗さん(1)、田中恒成さん(2)、井岡一翔さん(5)、比嘉大吾さん(1)、

木村翔さん(獲得)、井上尚弥さん(6)、岩佐亮祐さん(獲得)、

ホルヘ・リナレス(WBA2、WBCダイヤモンド)、村田諒太さん(獲得)の計12名。

 

10月22日、拳四朗さんがペドロ・ゲバラに2-0勝ちして初防衛。

同日比嘉さんもトマ・マソンに7RKO勝ちして同じく初防衛。

村田さんも同日、アッサン・エンダムとの再戦に7RKO勝ちしてタイトルゲット。

 

 

 

【OPBFチャンピオン】

小浦翼さん(獲得)、中山佳祐さん(1)、マーク・ジョン・ヤップ(2)、

大竹秀典さん(2)、清水聡さん(獲得)、中谷正義さん(8)、太尊康輝さん(2)、

藤本京太郎さん(1)の計8名。

 

中山さんは10月13日にジョーバート・アルバレスと1-1引き分けて初防衛。

大竹さんは同じ日に丸田陽七太さんに3-0勝ちして2度目の防衛。

10月2日、清水さんがノ・サミュングに5RKO勝ちしてタイトルゲット。

 

 

 

【WBO AP チャンピオン】

勅使河原弘晶さん(獲得)、伊藤雅雪さん(1)、荒川仁人さん(1)、

近藤明広さん(獲得)、小原佳太さん(獲得)、藤本京太郎さん(獲得)の計5名。

 

10月12日、勅使河原さんがジェトロ・パブスタンに10RKO勝ちして王座ゲット。

 

 

 

【日本ランキング】

 

【ミニマム級】……小西伶弥さん(1)

10月8日、ノーランカーに3RKO勝ちした榮拓海さんが9位から7位にアップ。

7位だった加納陸さんが試合もしてないのに7位から5位にアップ。

4月の試合に負けた華井玄樹さんが5位からのランクアウト。

ってことで空きが1名増えて5名分。

 

 

 

【ライトフライ級】……久田哲也さん(1)

10月8日に小野晃輝さんに2-1勝ちした板垣幸司さんが2位から1位にアップして、

敗れた小野さんが1位から4位にダウン。

異動はそれだけで空き3名分も変わらず。

 

 

 

【フライ級】……黒田雅之さん(1)

10月21日、星野晃規さんと1-1引き分けた長嶺克則さんは1位のまま、

星野さんも当然2位のまま。

 

9月29日にタイボクサーに3RKO勝ちした望月直樹さんは8位のまま。

ガンバレ将太さんが村井貴裕さんと入れ替わって14位にアップ。

 

 

 

【スーパーフライ級】……船井龍一さん(1)

10月12日に1年振りの試合をした戸部洋平さんがタイボクサーに5RKO勝ちして、

実績があるってことで6位にリランクされて、和氣慎吾さんの場合と同じだね。

ってことで15位だった福永亮次さんが残念ランクアウト。

 

 

 

【バンタム級】……赤穂亮さん(1)

10月21日、菊池永太さんに7RKO勝ちした鈴木悠介さんが2位から1位にアップ、

敗れた菊地さんは1位から5位にダウン。

 

勅使河原さんがWBA APチャンピオンとして転出して出来たスペースに、

10月7日、松原陵君に5RKO勝ちをした千葉開君がランクインして15位。

 

 

 

【スーパーバンタム級】……久我勇作さん(1)

10月29日、渡部大介さんに1RKO勝ちした岡本ナオヤさんが5位にランクイン、

北海道で瞬殺されてしまった渡部さんは4位から13位って、

ちょっと残忍過ぎるほどの大幅ダウン。

 

10月13日に大竹秀典さんに0-3負けした丸田陽七太さんは、

6位から10位にダウン。

 

9月29日、三浦仁君に4RKO勝ちした中嶋孝文さんが2個上がって12位。

7位だった和氣慎吾さんが保留選手リスト入りしたもんで空き1名分は変わらず。

 

 

 

【フェザー級】……坂晃典さん(獲得)

10月21日に岩井大さんに3-0勝ちした源大輝さんは2位から1位にアップ、

1位だった岩井さんは4位にダウン。

 

10月2日、細野悟さんに3-0勝ちした阿部麗也さんが9位から2位にアップ。

 

10月7日に香港で中国人ボクサーに5RKO勝ちした渡邉卓也さんが、

WBO オリエンタルタイトルゲットってことなんだけど、APタイトルとは違うの?

いずれにして渡邊さんのランキングは6位のままだけどね。

 

10月12日、荒谷龍人さんに3-0勝ちした大坪タツヤさんが8位にランクインして、

7位だった荒谷さんが11位にダウン。

 

9月29日にフィリピンボクサーに0-3負けしてしまった天笠尚さんが、

5位から9位にダウンしてしまったんだわ。

 

10位だった清水聡さんがOPBFチャンピオンとして転出。

 

 

 

【スーパーフェザー級】……末吉大さん(獲得)

10月7日、末吉さんが高畑里望さんとの決定戦に3ー0勝ちして王座ゲット。

敗れた高畑さんは2位から5位にダウンして、大里拳さんが2位から1位にアップ。

 

10月7日、フィリピンボクサーに1RKO勝ちした正木脩也さんが、

6位から3位にアップ。

 

8位だった中川祐輔さんと9位だった江藤伸悟さんがいきなりのランクアウトで、

お蔭で荒木貴裕さんが13位にリランクされたんだけど、

それでもまだ空き2名分が新規に発生したんだわ。

 

その他、またまたお蔭様で何もしないで一気に3ランクアップが続出で、

粕谷雄一郎さんが7位、中谷有利さんが8位、岩原慶さんが9位、

石田凌太さんが10位、三瓶数馬さんが11位に其々アップしたんだわ。

 

上記5名のうち粕谷さんと中谷さんは今回のランクアップでファイトマネーが、

現金で10万円(チケット払いだと20万円分)アップすることになるんだよね。

 

 

 

【ライト級】……吉野修一郎さん(獲得)

吉野さんは10月21日、松下さんとの決定戦に7RKO勝ちして王座ゲット。

敗れたスパイシー松下さんは2位から6位にダウン。

 

6位だった土屋修平さんと7位だった加藤善孝さんが自然ダウンして、

4位だった内藤律樹さんがSL級に転出したこともあって、

この階級も試合をしてなかったのに大幅アップ組が続出して、

斉藤正樹さんが5位から1位、柳達也さんが8位から3位、

山田智也さんが9位から4位、石川元希さんも10位から5位にアップアップ。

 

お蔭さんでファイトマネーのアップも嬉しくて、斉藤さんは20万円アップの50万円、

柳さんは10万円アップの40万円、山田さんは倍増の40万円、

石川さんは10万円アップの30万円ってことで(全て現金ベース)……。

 

15位だった小田翔夢さんが何故かのランクアウトしてしまったもんで、

空きが沢山出来たもんで脇田将士さんが最下位13位にランクインしたんだけど、

それでもまだ2名分の空きが発生してるんだわ。

 

 

 

【スーパーライト級】……麻生興一さん(1)

10月20日に中国人ボクサーに2-1勝ちした内藤内藤律樹さんが、

L級の4位から転入して少し下がっての7位にランキング。

 

10月22日、オセアニアタイトル戦(WBA)に0-3負けした池田竜司さんが、

10位から13位にダウン。

 

空き1名分はキッチリ埋まったんだわ。

 

 

 

【ウェルター級】……有川稔男さん(獲得)、坂本大輔さん(暫定)

10月12日、尹文鉉さんに2-0勝ちした矢田良太さんが2位から1位にアップ、

敗れた尹さんは1位から4位にダウン。

 

10月7日、タイボクサーに3RKO勝ちした永野祐樹さんが、

10月3日に中国でWBAアジアタイトル戦に0-3負けした川崎真琴さんと

入れ替わって5位にアップ。

 

10月7日に豊嶋亮太さんに3-0勝ちした海藤正晴さんが10位にランクイン、

敗れた豊嶋さんは10位から最下位12位にダウン。

 

空き1名減って3名分。

 

 

 

【スーパーウェルター級】……井上岳志さん(1)

アベジムに移籍した斉藤幸伸丸さんが切間庸裕さんと入れ替わって5位にアップ。

異動はそれだけで空き6名分も変わらず。

 

 

 

【ミドル級】……西田光さん(1)

10月13日に美柑英男君に1RKO勝ちした細川チャーリー忍さんが

最下位ながら6位に新規ランクインで、

6位っていうのは偶然兄ちゃんの細川バレンタインさんと同じなんだよね。

 

 

 

≪保留選手リスト≫

福原辰弥さん、原隆二さん、八重樫東さん、河野公平さん、五十嵐俊幸さん、

江藤光喜さん、井上拓真さん、石田匠さん、帝里木下さん、山中慎介さん、

大森将平さん、益田健太郎さん、小國以載さん、亀田和毅さん、松本亮さん、

和氣慎吾さん、久保隼さん、細野悟さん、大沢宏晋さん、カシミ・セルバニア、

尾川堅一さん、西谷和宏さん、岡田博喜さん、亀海喜寛さん、

野中悠樹さんの計25名。

 

10月2日、原さんはタイボクサーに2RKO勝ち。

10月7日、河野さんは香港で0-3負け。

10月28日、石田さんはカリド・ヤファイに0-3負け。

10月2日、細野さんは阿部麗也さんに0-3負け。

10月22日、西谷さんはタイボクサーに2RKO勝ち。

10月14日、野中さんはWBO オリエンタル戦で0-3負け。

 

村田諒太さんが世界チャンプで転出して、

和氣慎吾さんが新規参入したもんで保留選手の数は変わらず。

 

 

 

ドジャースとアストロズのMLBワールドシリーズ最終戦は結局、

ドジャースが1:5で負けてしまったモンで、

アストロズが初めてワールドシリーズ制覇ってことで……。

 

この日のダルビッシュは第3戦の時以上のデキの悪さで、

先回は2回持たずの4失点、この日も2回持たずの5失点って結局、

ドジャースの4敗の内の2敗はダルビッシュってことで、

元々10勝12敗のピッチャーに期待し過ぎたかも知れないんだけどね。

(勝率45%だと2試合先発しても1勝を上げる確率には達しないんだよね。)

 

ドジャースのミスはあと一つ、ベリンジャーっていう新人を4番に使い続けた事で、

膝元にスライダー系の落ちる球を投げられると彼は100%に近い確率で空振って、

結局7試合中僅か1試合で活躍したに過ぎなくて、

残り6試合では3三振4三振は普通のことで、

あんまり三振慣れしてるせいか、悔しそうな素振りは全く見せず、

それはまるで読売ジャイアンツの村田とか坂本のようだったんだわ。

 

勝ったアストロズの方もグリエルっていう下らないヤツがいてね、

第3試合でダルビッシュからホームランを打った際に東洋人をバカにする仕草して、

人種差別だって非難されまくって翌日平謝りするような事があったんだよね。

 

ただ、そのグリエルにしてもそもそも白人という訳ではなくて、

元は不法入国か難民系のパイナップルヘアの只のキューバ人であって、

所謂ヒスパニック系なんだから、まるでバカ丸出しなんだわ。

ってことで今年のワールドシリーズは終わってみれば殆どクソだったなあ……。

2017年11月 1日 (水)

11月のボクシングスケジュール

 

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「子ウサギは子猫の言うことを聞くもんなんだわ。」

 

 

 

MLBワールドシリーズが真っ最中なんだけど、

応援してるドジャースが2勝3敗で、今日負けるとジ・エンドなんだけど、

アストロズはバーランダーが先発してくるだろうから大変大変なんだわ。

 

バーランダーっていうのはアストロズのエースで年俸は28億円、

一方ドジャースのエースのカーショウは32億円。

年棒っていえば日本人MLBプレーヤーの最高年俸は田中将大の25億円、

次が岩隈の16億円、ダルビッシュは3位の13億円で、

まだ延々頑張ってるイチローは2億円ってことで……。

MLB解説で一番嫌いなのはエラそうな語り口の元日ハムの武田某なんだけど、

今回出ずっぱりの齋藤隆も元々大したプレーヤーではなかったのに、

どういう訳かやたら偉そうに監督の選手起用を批判してるんだわさ。

ってことで音声オフでの観戦なんだけどね……。

 

 

≪11月のボクシング≫

11月のボクシングは3日から始まって全部で10ボクシングを予定してるんだけど、

1週間に4ボクシングの週もあれば、中8日っていうのもあるんだわ。

 

【11月のボクシングスケジュール】

*左側が勝者予想、敬称略。

 

・11月 3日(祝)……(後楽園) 東日本新人王トーナメント決勝戦

濱田力×飯見嵐、有岡康輔×内藤未来、清田亨×佐々木蓮、

亀山大輝×佐藤剛、荒川竜平×薮崎賢人、今川未来×住田愛斗、

ジロリアン陸×今井健裕。

 

 

・11月4日(土)……(後楽園)

石本康隆×中川勇太、福本翔馬×竹迫司登、渡部あきのり×デニス・パドゥア、

齋藤一貴×アルビン・ラガンバイ、細谷大希。

 

 

・11月 4日(土)……(アメリカ)

近藤明広×セルゲイ・リピネッツ。

 

 

・11月 5日(日)……(福岡)

石田凌太×小澤有毅。

 

 

・11月 6日(月)……(後楽園)

野口将志×河野洋佑、高橋竜平、望月直樹。

 

 

・11月 7日(火)……(後楽園)

有川稔男×坂本大輔、コーヤ佐藤×永安潤之介。

 

 

・11月10日(金)……(後楽園)

黒田雅之×松山真虎、井上岳志×何チャラ・サイトーン、ユータ松尾×中根一斗。

 

 

・11月11日(土)……(後楽園)

新藤寛之×コブラ諏訪、小浦翼×谷口将隆、平岡アンディ×小林孝彦、

富岡樹×白鳥大珠、田村亮一×ロベルト・ウドトハン。

 

 

・11月17日(金)……(大阪)

久田哲也×上久保タケル。

 

 

・11月19日(日)……(山口)

アクセル住吉×佐々木基樹、澤田京介、クドゥラ金子。

 

 

・11月20日(月)……(後楽園)

山下賢哉、木村吉光。

 

 

・11月22日(水)……(後楽園)

三瓶数馬×石井龍輝、垂水稔朗×竹内護。

 

 

・11月26日(日)……(愛知)

堀陽太×小坂駿。

 

 

・11月28日(火)……(後楽園)

嶋崎俊×熊谷直昭、永田大士。

 

 

 

【11月ボクシングの期待度ベスト25】

*左側が勝者予想、敬称略。

 

① 石本康隆×中川勇太

② 小浦翼×谷口将隆

③ 濱田力×飯見嵐

④ 有川稔男×坂本大輔

⑤ 富岡樹×白鳥大珠

⑥ 井上岳志×ラーチャシー・シットサイトーン

⑦ 有岡康輔×内藤未来

⑧ 清田亨×佐々木蓮

⑨ 福本翔馬×竹迫司登

⑩ 黒田雅之×松山真虎

⑪ 新藤寛之×コブラ諏訪

⑫ 齋藤一貴×アルビン・パドゥア

⑬ 野口将志×河野洋佑

⑭ ジロリアン陸×今井健裕

⑮ 垂水稔朗×竹内護

⑯ 平岡アンディ×小林孝彦

⑰ 嶋崎俊×熊谷直昭

⑱ 三瓶数馬×石井龍輝

⑲ ユータ松尾×中根一斗

⑳ 田村亮一×ロベルト・ウドトハン

 

(21) 荒川竜平×薮崎賢人

(22) 亀山大輝×佐藤剛

(23) 今川未来×住田愛斗

(24) コーヤ佐藤×永安潤之介

(25) 渡部あきのり×アルビン・ラガンバイ

 

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