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2017年11月 8日 (水)

後楽園ホール・11月7日

 

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「こっちを見ろって言うから見てるんだけど、何かくれるの?」

 

 

 

今、コーヒーは4種類の豆が揃ってて、

その中にインドネシア産のトアルコトラジャの初摘みがあるんだけど、

今年のモノは去年より酸味が少なくて、随分まろやかな味になってて、

米でもコーヒーでも同じ銘柄、同じ農園のモノでも毎年微妙に味が違うんだよね。

 

 

 

① 高橋利之君(協栄山神)×中野健人君(新日本木村)

                           ………Fe 4R

デビュー戦の18歳・神奈川県と、デビュー戦の24歳・東京都。

 

中野君には益田健太郎さんがセコンドに付いてて、

リングサイドでは興法裕二君が大声サポートだったんだわ。

 

<1R>

お互いに気合が入ったキビキビしたボクシングがとてもグッドグッドで、

ディフェンスに対する配慮もそこそこ出来てたね。

 

ただ二人共、相手のワンツーに対する防御はまずまずだったんだけど、

左のダブルとか返しの左フックに対する対処はまだまだ不十分で、

巧いことそれを使い分けた高橋君がまずはポイントゲットだったなあ。

 

<2R>

お互い、デビュー戦で力が入るのは仕方ないんだけど、

思いっ切り振り込み過ぎるせいか、特に中野君の消耗が目立ってきて、

腕振りも多少緩くなってきたし手数も落ちてきたんだわ。

 

こりゃ流れが決まったかなあと思われた残り20秒、

気の強そうな中野君が再度持ち直しての踏ん張り踏ん張りだったんだわ。

 

<3R>

前詰めは高橋君だったんだけど、強いショットを当ててたのは中野君の方で、

お互いのヘバリ度は殆ど変わりないところまで接近してきて、

中野君の挽回盛り返しがとっても見栄えが良かったんだよね。

 

<4R>

二人共、少し休み休みになってしまったんだけど、

それでもデビューボクサーの頑張りとしては水準以上で、

メゲナイ、ヘコタレナイ激闘は終了ゴングまで続いて、

興行の第一試合としての掴みは充分OKOKだったんだわ。

 

 

自分は38-38だったんだけど結局、

39-37、39-38、38-38ってことで中野君の2-0だったんだけど、

それほど大差のない試合だったと思ったなあ……。

 

 

 

② 三宅ラッシュ君(川島)×永田勝大君(新日本木村)

                          ………W 4R

1勝4敗(2KO)の33歳・岡山県と、1勝3敗(2KO)の30歳・静岡県。

 

永田君には前日いい試合をした河野洋佑君が付いてたね。

所謂1年4組と1年3組の対戦で、どちらが2年に進級できるかってことで……。

 

<1R>

三宅君は前傾姿勢が取り切れないまま迫力のない手打ちに終始してて、

フック系のパンチもパタパタ団扇を仰ぐようだったんだわ。

 

それと比較すると永田君の方が余程形になってて、

いきなり勝負の行方が見えてきてしまったんだよね。

 

ただその永田君もちょっと右を決め打ちし過ぎる傾向が強くて、

返しの左にまで配慮する攻撃が欲しいところだったんだけど1分29秒、

右ストレートを綺麗にヒットさせてまずは余裕のポイントゲットだったね。

 

それにしても三宅君、“ラッシュ” っていうリングネームとは程遠い動きで、

そもそもフットワークから練習し直した方がいいんじゃないのかなあ……。

 

<2R>

永田君陣営としてはほぼ安心して見ていられる展開だったなあ。

三宅君が右目上をバッティングカット。

 

<3R>

二人の力量差が半端じゃなかったから永田君、

こうなったら倒し切るボクシングが出来るかって状況になってきたんだけど、

三宅君も必死手数だったもんで中々ままならず、

もう少し鋭いショートブローと当て勘の改善が望まれるところだったんだわ。

 

それでも途中のショート3連発で三宅君の左目上をヒットカットさせてたね。

 

<4R>

永田君のトランクスには沢山のスポンサーシールが貼ってあって、

ってことは彼はチケットを沢山捌くボクサーでもあるってことで、

だからジムとしてももっともっとの活躍を期待してるんだろうけど、

この日のところは安心安心のパフォーマンスを見せたんだけど、

自分的にはあそこまで行ったら少なくともダウンゲットまで行かないとね……。

 

三宅君は最後まで諦めない姿勢を見せてたんだけど、

やっぱりボクシング全体のレベルを向上させないと今後も難しくて、

最後はプールで溺れてるような感じだったもんなあ……。

 

 

ってことで自分は40-36だったんだけど結局、

40-36、40-37、39-37でやっぱり永田君の圧倒3-0勝ちだったんだわ。

 

 

 

③ 高橋広行君(石神井S)×舟津純(伴流)……W 4R

2勝8敗(5KO)のサウスポー、32歳・宮城県と、

1勝(1KO)3敗(2KO)の24歳・東京都。

 

2年8組と1年3組の戦いだったんだけどね……。

 

<1R>

高橋君はチャカチャカ上体を動かして細かいリズムを刻むし、

一方の舟津君は比較的ユッタリ型なもんで噛み合いが悪そうだったんだけど、

舟津君の腕振りの方が圧倒的で、高橋君の苦戦がいきなり見えてきたんだわ。

 

ただ、その舟津君にしても肩の力を抜いてもっと軽く打つべきで、

とにかく腕振りがデカ過ぎだって思ったんだよなあ。

 

<2R>

少しこなれてきた舟津君がリーチを利して届きのいいストレートが当たり始めて、

それにつれ手数もアップしていい感じを掴み始めたんだわ。

 

高橋君は相変わらず上体を良く動かして被弾を避けようとしてたんだけど、

一方では攻撃の引き出しが余りに少なくてポイントの取りようがなかったんだわ。

 

<3R>

流れは完全に舟津君に固まってしまって、

高橋君は避ける動作が大袈裟過ぎる余り、攻撃への流れにスムースさがなくて、

やたらのサウスポーチェンジも自らリズムを崩してるようにしか見えなかったなあ。

 

舟津君としては腕振りの緩急で効かせたいところだったし、

攻撃の最後が右で終わることが多過ぎだとも思ったけどね。

 

<4R>

舟津君がポイントを取られることは想像出来なくなってはきたんだけど、

それでもまだまだ攻防がハッキリし過ぎてたし、攻め自体の雑さも目に付いて、

倒し切らなければならない相手に決着を付けられなかったんだわ。

 

 

試合のスコアっていうことになれば40-36×3っていうのはごくごく妥当なモノで、

舟津君陣営としては何の不満もないんだろうけど、

自分的には舟津君はまだまだ勿体ないボクシングをしてたんだよね。

 

 

この試合の後、コンチワって声掛けてくれたのが梅本耕孝君(輪島S)で、

11月22日に4年半振りに試合をするって言ってたんだわ。

 

 

 

④ 市川皓啓君(川島)×松本健一君(石川)……SB 4R

2勝0敗1分の24歳・東京都と、2勝(2KO)0敗の24歳・北海道。

 

<1R>

無敗同士の二人は流石にいい反応をしてて、

お互いの左フックがいいタイミングで交互にヒットしてたんだけど、

開始20秒での市川君の左が一番の直撃度だったなあ。

 

その後松本君も果敢にハードな打ち込みを挑んでいったんだけど、

市川君のショットの方が自信に満ちてるなあって思ってた1分25秒、

またもやの左フックを直撃された松本君がダウンしてしまったんだわ。

 

松本君は何とか立ち上がりはしたんだけどそこそこ効いたままのリスタートで、

頑張って手は出してたけどガードが疎かになってしまってた残り1分13秒、

このラウンドを凌げるか微妙だった中での西ロープ前、

揉み合いが少し解けるようなその瞬間を狙って、

市川君が強烈なアッパー気味の右ショートフックを叩き込んだんだわ。

 

一瞬、松本君の頭が大きく捻じ曲げ跳ね上げられてしまって、

これ以上は危険だって判断したレフェリーが即のストップエンドで、

1分49秒、市川君のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

⑤ 山田大君(イマオカ)×宇和島亜紀斗(RK蒲田)……W 4R

0勝1敗1分の27歳・神奈川県と、0勝2敗(2KO)1分の36歳・神奈川県。

 

左右対称漢字名ボクサーと来年定年を迎える、

共に入学前というか何とか初勝利が欲しいボクサー同士の非情な一戦で……。

 

<1R~2R>

残念ながら、お互いの置かれてる立場の非情さがリング上には現れなくて、

勝ち味の遅い同士が迷い迷いしながら試合をしてて、

もう少し其々が目指すボクシングを見定めた方がいいんじゃないかって……。

 

 

ってことで一旦休憩タイムってことだったんだけど結局、

40-37、39-37、38-38ってことで山田君の2-0勝ちだったんだけど、

それにしてもこのスコアのバラケ方はどうなのかなあ……。

 

 

 

⑥ 川浦龍生君(川島)×ナッタコーン・何チャラ……SF 6R

2勝(2KO)0敗のサウスポー、23歳・徳島県と、

9勝(5KO)9敗の32歳・タイ。

 

B級デビューした川浦君の3戦目の相手はまたもやタイボクサーで、

それも今回は勝ち負けイーブンの中古ボクサーってことで、

そろそろホントの実力が見たいところなんだよね。

 

ってことでこの試合は全く見てなかったんだけど結局、

2R2分58秒で川浦君のTKO勝ちだったんだけど、

利き手も使ってしまったのかなあ……。

 

 

 

この後の2試合は謂わばアラサーのサバイバルマッチで、

多分フルラウンドになるって予想してたんだけど、

其々最初の3ラウンドを見れば勝負の行方が知れると思ってたんだよね。

 

 

 

⑦ 冨田正俊君(川島)×品部正秀君(B水戸)……B 8R

7勝(1KO)9敗(4KO)2分のサウスポー、33歳・東京都と、

7勝(3KO)15敗(6KO)2分の34歳・愛媛県。

 

品部君がイーブン戦績に戻すのはかなりシンドイと思うんだけど、

冨田君には十分な可能性が有る訳で……。

 

<1R~2R>

お互いにKO決着させる能力は乏しいから、

沢山の正確な当て込みが勝負の分かれ目になると思ってたんだけど、

それをより理解してたのは冨田君の方で、

相手の動きを見極めながら細かくトコトコ正確に打ち込んでたんだわ。

 

品部君の方は大きくヒットしたいっていう色気をまだまだ捨てきれないみたいで、

結果的には雑な腕振りに終始してて、

2Rのラウンド終了ゴングが鳴った時にはかなり顔面を赤くしてたんだわ。

 

<3R>

お互いに迫力はないんだけど、一生懸命さは伝わってくる試合で、

前の回まで押され気味だった品部君が懸命の挽回手数だったんだけど、

一段落した後の残り50秒からは冨田君がキッチリ盛り返してたんだわ。

 

<4R>

お互いにそもそものパンチ力が無いのか、それとも打たれ強いのか、

多分その両方だと思うんだけど、

結構、きちんと当たってもグラッともしないんだよなあ。

 

<5R>

品部君が密着したがり始めたんだけど、

させたくない冨田君の方が立ち回りが巧くて、

結局は品部君が見る側に回ってしまうことが多くなってしまったんだわ。

 

 

こうなると品部君の可能性が大きく閉ざされてしまった訳で、

決着付いたなってことで自分はここで離席したんだけど結局、

79-74、78-74、78-75ってことでやっぱり冨田君の圧倒3-0勝ちで、

この日の冨田君は動きに無駄が無かったし、

終始少なくとも攻めてる感じは出し続けてたんだよね。

 

 

 

⑧ 永安潤之介君(川島)×コーヤ佐藤君(伴流)

                      ………53㎏ 8R

13勝(3KO)12敗(3KO)3分の35歳・埼玉県と、

9勝(2KO)4敗1分の28歳・岩手県。

 

<1R>

二人共よくスイッチする方なんだけど、

前の手の使い方では佐藤君の方が数段巧くて、

永安君も何とか接近戦に持ち込もうとしてたんだけど、

フットワークと前の手の捌きで佐藤君が距離を支配し続けて、

永安君は何だかあしらわれてるような感じだったんだよね。

 

<2R>

案の定、それらなってことで永安君は更に強引なゴリゴリ攻めを目指して、

徐々に自らの形に持ち込もうとしてたんだけど、

そこから有効ヒットに繋ぐことが出来ないままで、

見栄えのいいヒットの殆ど全ては佐藤君が持っていってしまってたんだわ。

 

<3R>

そんならそんならってことで永安君は更に更にのゴリゴリ作戦で、

佐藤君も延々の我慢を強いられそうだったんだけど、

この日の彼はイライラすることないまま冷静な対応が出来てて、

右へ移動しての左アッパーとか、相手のタイミングをずらせた上での右フックとか、

工夫に満ちた見栄えのいいパンチを量産してたんだわ。

 

永安君に距離を自由にさせて密着戦を受け容れたら苦戦は免れないんだけど、

もうここまでくれば佐藤君の作戦勝ちが確定してしまったような感じで、

自分は一旦離席したんだけど結局、6R0分57秒の負傷判定ってことで、

2Rのバッティングでカットした永安君の左目上傷が悪化したってことで、

59-56×2、58-56で佐藤君のほぼ余裕の3-0勝ちだったんだわ。

 

 

 

⑨ 有川稔男さん(川島)×坂本大輔さん(角海老)

            ………日本 W 王座統一戦 12R

14勝(12KO)4敗(3KO)の正規王者、32歳・東京都と、

14勝(8KO)8敗(1KO)3分の暫定王者、36歳・千葉県。

 

試合前、坂本さんの応援には角海老ボクサー達が溢れてて、

岡田博喜さん、小國以載さん、阪下優友さん、今野裕介さん、齋藤一貴君、

佐藤剛君、市川雅之君、糸山良太君、細川バレンタインさん達の他、

同じ大学出身ってことで八重樫東さんの顔もあったんだよね。

 

自分は後半になればなるほど坂本さんの可能性が高くなるとは思ってたんだけど、

一方では同じ相手に連敗はしないっていう有川さんのジンクスも頭から離れなくて、

有川さんは藤中周作さんや大川泰弘さんにも其々雪辱を果たしてるし、

坂本さんとも初戦敗退後のこの日は2回目の対戦なもんでね……。

 

<1R>

凄まじいほどの緊迫感から試合が始まったんだけど開始すぐの1分04秒、

ガツガツッと交錯した刹那に有川さんの右のショートが直撃して坂本さんがダウン、

って思ったら一瞬の間があってレフェリーがスリップって裁定したんだわ。

 

でもあれは確実にダウンで、確かに倒れる際には多少もつれてたけど、

その原因は有川さんのヒッティングだったことは間違いなくて、

ジャッジやインスペクターも一緒になって知らん顔をしてたのは納得しかねたなあ。

 

有川さんは大袈裟にこれ見よがしのパフォーマンスをするボクサーじゃないけど、

あの時は右手をかざして、これが当たったんだってポーズしてたんだよなあ。

 

それにしても有川さんはとっても見栄えのいいボクサーで、

ふくらはぎが驚くほど細いもんで身長とリーチと懐の深さを充分稼げるもんで、

坂本さんとしてはかなり踏み込んだところでないとヒッティングは難しそうで、

戦い方の幅としては有川さんと比較するとかなり狭められるって感じなんだわ。

 

その後もそれ程のスピードは感じられなかったけど、

有川さんの左ボディブローはかなりの届きの良さを見せたんだよね。

 

<2R>

お互いが突っ込みガッツン系に偏りそうな感じが出てきて、

自分としてはバッティングが心配されたんだけど1分01秒、

またもや有川さんが大きく有効ヒットで、

ロングレンジからのいきなりの右フックが直撃して、

その当たりの強さに坂本さんが一瞬バタついてしまったんだわ。

 

勿論、有川さんはそれを見過ごすことなく一気の追撃だったんだけど、

坂本さんの方も持ち前のハンマーパンチを振りかざしての迎撃迎撃で、

一段落した後の二人はそこそこの消耗が浮き出てたんだよね。

 

 

自分は試合が長引けばっていう条件を付けたし、

試合後のインタビューでも坂本さんは後半勝負を考えていたって言ってたけど、

試合序盤にしてもうこの大騒ぎで、全く裏腹の展開になってしまったんだけど、

よく考えてみれば坂本さんっていうボクサーは元々それほど器用ではないし、

相手に仕掛けられてやり過ごすだけでは済ませられないタイプなんだよね。

 

<3R>

実戦離れしてた筈の有川さんなんだけど、万全の強さを感じさせるほどで、

開始ゴング直後の18秒にはまたもやの右ストレートで坂本さんをバタバタさせて、

残り1分10秒からも一気の攻勢でまたもやのポイントゲットだったんだわ。

 

お互いに華麗なコンビネーションを競い合うような展開ではなくて、

一発必殺系の危険なパンチが交錯し続けてたもんで、

見てる方はハラハラのドキドキだったんだけど、

坂本さんの腕振りの方が徐々に雑になっていったんだわ。

 

<4R>

まず最初に坂本さんの左ボディがこの日一番の喰い込みを見せた直後、

有川さんが細かく鋭く打ち込む作戦に転じたような攻め方を始めたんだわ。

 

危険度が高いままの一進一退が続いた残り32秒からが物凄くて、

何が後半勝負なのかってことなんだけど、

お互いに歯を喰いしばっての超剛力戦だったんだけど、

坂本さんの例の力のこもった特大の左フックはついに火を吹かないまま、

最後は有川さんに相当追い込まれてしまったんだわ。

 

有川さんは自分の頭の中の彼よりずっと巧くなってて、

先制攻撃とカウンター攻めとの混ぜ込みが抜群で、

坂本さんの一本気な攻撃との幅の違いを見せ付けたって感じだったんだよね。

 

<5R>

前の回の終盤でかなりダメージを与えたっていう自信があったか有川さん、

開始ゴングと同時に明らかに決着付けに行っての飛ばし飛ばしで、

一瞬対応の遅れた坂本さんを一気に追い立てて、

南東ポスト近くの南側ロープに追い込んでの左右フックを連続ヒットで、

その2発目の右フックが坂本さんの左目上を大きくヒットカットしたんだわ。

 

1Rと同様、対応が遅いというか見えてないようなレフェリーが一瞬放置して、

北側の試合役員席からスーパバイザーが大きく身を乗り出して、

すぐにドクターにチェックさせることを指示したんだよね。

 

その時、自分のすぐ横と後ろで見てた例のクサレ老いぼれ常連客達が、

ホントこいつらは只のバカでしかないんだけど、

「何で止めるんだよ!」 って声を上げたのには流石に驚いてしまって、

あんたらには目が付いてないのかって思わず彼らの面を見てしまったんだわ。

 

連中はいつも偉そうに上から目線でああせえこうせえボクサーに指示を出したり、

常にバカ同士で群れ合ってデカイ態度で恥ずかしい限りなんだけど、

揃いも揃って身長が160㎝に満たないチビ達だから、

多分アイツらはガキの頃に苛められた分を跳ねっ返してるんだろね。

 

 

自分のすぐ前でのドクターチェック中、坂本さんの傷からはボタボタ凄い出血で、

最近見た中では一番ひどい血の量で多分献血2回分ほどはあったなあ……。

 

勿論、当然即のストップで1分42秒、有川さんのTKO勝ちだったんだよね。

 

 

医務室に向かう坂本さんは 「いやあ、これからだったのに~。」 って言って、

彼の担当トレーナーは 「相手は巧かったし、強かったです。」 って言ってて、

自分と目を合わせた有川さんは、穏やかにコクッと頷いたんだよね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 有川稔男さん

② 市川皓啓君

③ 高橋利之君と中野健斗君

 

 

 

昨日は全9試合のうちウェルター級の試合が4試合もあって、

それぞれのレベルが比較できてとっても興味深かったんだけど、

当然のことながらタイトル戦の迫力は全然次元が違ってたんだよね。

 

 

 

昨日、東京ドームでコンサートがあって、

ボクシングの終わりとモロバッティングしてしまったもんで、

ある意味仕方なく居残ったんだけど、

お蔭で色んな人達と話をすることが出来たんだわ。

 

話をしてみると解るけど有川さんは実にとっても普通の青年で、

試合直後だっていうのに少しも力んだところがないのに驚いてしまったんだわ。

 

 

坂本さんは例の如くワアワア大声で色んな人達と話をしてたんだけど、

お子様連れの奥様はとっても穏やかな感じで接してくれて、

抱っこしてた下の子が余りにも坂本さんにソックリなもんで笑ったら、

その子が自分を強烈に睨み返してきたんだわさ。

 

 

控室外側通路の長椅子に傷だらけの冨田正俊君が静かに座ってて、

ちょっと話し掛けたら、すぐ隣にいたもう一人の傷だらけが永安潤之介君で、

この日一人は勝って、もう一人は負けた共にイーブン戦績勝負のボクサーで、

何となくエへへって感じだったし、向こうへ行ってくれって感じではなかったもんで、

暫く話しをしたんだけど、色々余計な事を言ってしまったのかなあ……。

 

 

今日は午前中に外せない要務外出があったもんでブログアップが遅れまして……。

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