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2017年11月 7日 (火)

後楽園ホール・11月6日

 

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「こうするとブルーの目が余計綺麗に見えるでしょ?」

 

 

 

今、日本に農業従事者が何人いるかは知らないけど、

彼らの平均年齢が67歳だってことをつい最近知ったんだよね。

 

ってことはこのままだと自分の人生の終焉と共に日本の農業も終焉ってことで、

政府は子育て支援とかに力を入れてるみたいだけど、

近い将来の食料不足(特に米)にも配慮する必要もあるんじゃないのかなあ。

 

IT系や派手な仕事に夢中な若い連中に後継を期待するのは難しくて、

レタスなどの葉物野菜については企業による水耕栽培も始まってるんだけど、

稲作っていうことになると規模が膨大になるから相当困難だと思うから、

いっそのこと国営にするっていうのはどうなのかなあ。

 

従事者の処遇に関しては色々調整が必要だと思うんだけど、

特殊公務員ってことで……。

 

 

 

先週末、ロシアのセルゲイ・リピネッツとのIBFタイトル決定戦で、

残念ながら0-3負けした近藤明広さんがアメリカからトンボ返りで、

自ジムの興行に駆け付けジム仲間の応援に来てたんだわ。

 

自分はまだ彼の試合映像を見てないんだけど、

傷んだ彼の顔面を見ながら質問と答えを繰り返してたら、

何となく相手のボクシングとか試合の様子が見えてきたんだよね。

 

昨日は全部で7試合が組まれてたんだけど、

濃度的に薄い組み合わせが多くて観客席もスッカスカだったなあ……。

 

それでも1試合だけだったけど、とってもいい試合があって、

居合わせた人達は全員大いに盛り上がって、

一見どんなに中身が薄そうでも一つは面白い試合が混じるってことで……。

 

 

 

① 鯉渕健君(横浜光)×土屋賢一郎君(TI山形)……SFe 4R

デビュー戦の21歳・神奈川県と、デビュー戦の29歳・山形県。

 

以前、多打魔炸獅っていう恐ろしい名前のボクサーがいたけど、

TI山形ジムからは久し振りの登場で……。

 

<1R>

デビュー戦の割にというか、デビュー戦だからこそか、

二人共、いきなり狂熱の大殴り大会だったんだわ。

 

初っ端は土屋君の中間距離からのショットが有効だったんだけど、

30秒過ぎから一気の接近戦になった途端、

鯉渕君が鬼のボディラッシュであっと言う間の挽回攻勢で、

土屋君はそういう練習はしてなかったみたいで対応に苦慮してたんだわ。

 

一旦距離が取れた際に土屋君の立て直すチャンスがあったんだけど、

その機会を生かし切れず結局主導権は鯉渕君が握ってたなあ。

 

<2R>

それほどには見えなかったんだけど、

それでもデビューボクサーにとっては前の回は飛ばし過ぎだったのか、

二人共、いきなりのトロトロで緊迫感が無くなってしまったんだわ。

ラスト30秒からの鯉渕君の例のボディラッシュがあっただけだったもんで、

殆ど何もアピールできなかった土屋君が2連続ポイントロス。

 

 

試合の行方が見えてきてしまったモンで本日一回目の休憩タイム。

結局、4R1分57秒、鯉渕君のTKO勝ちだってね。

 

 

 

② 安藤暢文君(高崎)×岩井優典君(一力)……68.5㎏ 4R

3勝(2KO)6敗(3KO)1分のサウスポー、29歳・長野県と、

1勝(1KO)0敗の30歳・東京都。

 

<1R>

岩井君は元々サウスポーが不得意みたいだったし、

終始、相手のリズムとかタイミングでやらされてるって感じだったなあ。

 

残り21秒、お互いのショートブローが交差した刹那、

安藤君のパンチの方がハードヒットして岩井君がダウンしてしまったんだわ。

 

それ程のダメージを残すことなく再開したところでラウンド終了ゴング。

 

<2R>

感じと流れを掴んだ安藤君が気持ち良さそうにやってて、

そもそも岩井君はいちいち休み過ぎだなあ、もっとガンガン行かないと、

って思いつつ見てた残り1分25秒、

軽い感じで出した岩井君の右ストレートがスットンヒットして今度は安藤君がダウン。

 

これもそれほどのダメージを残すことなくリスタートしてて、

お互い1回づつのダウンを喰らったんだけど、

顔面のダメージは明らかに岩井君の方が進んでたなあ……。

 

<3R>

岩井君が意識的に接近戦を仕掛けて行った感じだったんだけど、

却って被弾を増やしてしまったところがあって、

中盤以降は反応が鈍くなってきたし、スタミナ切れも見えてきたんだよね。

 

ただ、一方の安藤君の方も左目上をヒットカットされてたんだけどね。

 

<4R>

若干二人の試合経験の差が出てきてるようでもあって、

岩井君が連続的に攻め切れない中、安藤君が巧いこと誤魔化し系で繋いでたし、

バックステップしながらの右が良く当たるようになってポイントゲットゲット。

 

岩井君の手数不足は致命的なレベルに達したまま終了ゴング。

 

ってことで自分は38-36だったんだけど結局、

38-36、38-37、37-37ってことで安藤君の2-0勝ちだったんだわ。

 

安藤君は “のぶふみ” じゃなくて、 “まさふみ” っていうんだよね。

 

 

 

③ 木野田俊翔君(小田原)×高木光(一力)……56㎏ 6R

5勝(1KO)4敗の22歳・神奈川県と、6勝(5KO)7敗(6KO)の30歳・千葉県。

 

高木君はKO勝ち率も高いけどKO負け率も同じくらい高くて、

もう少し勝率を上げる工夫をしないと定年までやれそうにないんだわ。

 

<1R>

木野田君の方が先仕掛けに積極的で、特に左フックが良かったんだけど、

全体に腕振りが大き過ぎて精度が良くなかったんだよね。

 

高木君の方は一見頼りない腕振りなんだけど、

パンチそのものはそこそこ重そうだったなあ。

 

<2R~4R>

二人共、巧くはないんだけど男気に溢れた危険度の高い左右フック戦で、

お互いに当て放題に近い踏ん張り合いだったんだけど、

高木君の顔面の傷みの方が目立ってきたんだわ。

 

<5R>

高木君の動きが急に鈍くなったなあって見てた開始40秒過ぎ、

木野田君の左フックがドッカンヒットして高木君がダウン。

 

両足を揃えたまま仰向けにバッタンダウンしてしまったもんで、

レフェリーも即のストップエンドで0分46秒、木野田君のTKO勝ち。

 

木野田君は3連敗中の後楽園ホールだったんだけど1年振りの勝利だね。

彼の名前は “としざね” っていうんだけどちょっと読めないよなあ。

 

一方の高木君は6勝(5KO)8敗(7KO)ってことになったんだけど、

スーパーバンタム級くらいだとやっぱりちょっと乱暴過ぎる戦績だと思うけどなあ。

 

 

 

④ サイトーンⅠ号×中村雅敏君(一力)……54.5㎏ 6R

8勝(2KO)1敗の17歳・タイと、6勝(3KO)8敗(3KO)の30歳・大阪府。

 

<1R~2R>

相手のタイボクサーが7~8㎝も上背があるもんだから中村君、

まずは距離を詰めようとしてたんだけど、その詰め方が実に危ない危ないで、

余りの無防備さにハラハラだったんだわ。

 

4年振りの試合ってことで勘が鈍ってたか中村君、

とっても元A級ボクサーには見えない危なさ加減で、

自分から接近しては相手の右ショートアッパーを何発も貰ってて、

このままでは今年初めてサイトーンジムボクサーが勝つのかって、

変なドキドキさえ感じ始めたんだよね。

 

<3R>

それでもサイトーンジムはあくまでサイトーンジムってことで、

ボディブローをきっかけにしての一気のヘタレはほぼお約束通りってことで、

コロンコロン3回も転んだ末の4回目にしてストップエンドだったんだわ。

 

 

 

⑤ 高橋竜平君(横浜光)×サイトーンⅡ号……B 8R

11勝(3KO)3敗(1KO)1分の27歳・新潟県と、

6勝(3KO)8敗の21歳・タイ。

 

サイトーンⅡ号はⅠ号より戦績がかなり劣ってたし、

もっとひ弱そうな体躯をしてたし、

高橋君は中村君より圧倒的に強いしってことでスルーしたんだけど、

やっぱり予想通りで、2R0分35秒でのKO決着だったってね。

 

 

 

⑥ 河野洋佑君(新日本木村)×野口将志さん(一力)

                          ………Fe 8R

11勝(5KO)6敗(1KO)2分の29歳・宮崎県と、

12勝(6KO)8敗(6KO)1分のランク9位、28歳・山口県。

 

ジム仲間の栗原慶太さんが野口さんの試合直前ミットの相手をしてたし、

ジロリアン陸君も野口さんの応援に来てたんだわ。

 

<1R>

お互い、勝手知ったる同士みたいで適度な距離を保ちつつの打ち合いで、

交互に危険なタイミングのパンチを貰ってたんだけど、

残り1分からの攻勢でまずは野口さんがポイントゲットしたんだけど、

河野さんの差し込むような右フックも中々良かったんだよね。

 

<2R>

いきなり激しいショート戦から始まった最初の1分間は一進一退で、

お互いに気の強さを競い合ってたんだけど、残り1分15秒、

河野君がかなり強烈な右をヒットヒットさせて相当効かせたんだわ。

 

野口さんは残り35秒のところでも強く被弾してしまって、

このラウンドは10:85ほどもの大差を付けられてしまったなあ。

 

<3R>

中盤の密着戦でボディブローやショートアッパーで踏ん張り返したけど野口さん、

何だかこの日はいつも以上に腕振りが大きくて、

河野君の振り幅の小さい鋭いショットの方に可能性を感じたんだよね。

 

1分30秒からはお互いに我慢比べのようになっていったんだけど、

このラウンドは辛うじて野口さんの手数勝ちって感じだったんだよね。

 

それにしても二人共、そんなに飛ばして最後まで持つのかって感じだったなあ。

 

<4R>

開始直後から野口さん優勢で推移してたんだけど、

その野口さんが一瞬サウスポーチェンジした刹那の0分29秒、

河野君の右ストレートが激しくヒットして野口さんがユラッとしてしまったんだわ。

 

ただ、この時の河野君も不本意ながらか激しい追撃が叶わなくて、

何とか凌いだ野口さんはトロトロになりながらも、

相手の一段落を待った後の残り1分からの立て直しは立派立派で、

目まぐるしく展開が動いていったもんでもう場内大盛り上がりで、

ポイント的には難しかったんだけど、自分は最初と最後の攻撃で野口さんだね。

 

<5R>

二人の顔面はかなり凄いことになってきたんだけど、

消耗が進んでたのは野口さんの方で、それは多分河野君も解ってたみたいで、

数は少なかったんだけど、それでもキッチリ鋭く腕が振れてたんだわ。

 

途中、野口さんの右フックで河野さんの左目上がヒットカットされたんだけど、

それでもこのラウンドはトータルとして見れば河野君ポイントだったんだわ。

 

<6R>

野口さんも流石に相手の好きにはさせてなかったんだけど、

それでもショットのキレ自体にはかなりの差が見えてきて、

必死の手数ではあったんだけど相手を倒すようには打ち切れてなかったんだわ。

 

蓄積されてきたダメージは下半身の踏ん張りを失わせしめて、

かなりバランスを崩すようになってきて、

一発ハードヒットされると危ないって感じにさえなってきたんだわ。

 

このラウンドを河野君がゲットしたもんで、ここまでのスコアは丁度イーブン。

 

<7R>

ここに来て二人の腕振りと下半身の踏ん張りには更に大きな差が見えてきて、

もしかしたら野口さんは朦朧とした中で戦ってるんじゃないかって感じだったんだわ。

 

それでも懸命に踏ん張ってる姿はある意味感動的でさえあって、

残り40秒からの河野君の猛攻もよくぞ耐えたって感じだったんだよね。

 

<8R>

勝敗の行方が見えてきた中、野口さんが最後まで頑張り切れるのかがポイントで、

さあどうなるって見てた開始直後の僅か4秒の北ロープ前、

河野君の右ストレートがいとも簡単に野口さんに直撃ヒットして、

野口さんが一発仰向けダウンしてしまったんだわ。

 

相当ダメージを引きずったままのところだったもんで、もうこれで終わりかなあって、

そう思ったら、何とナント野口さんが懸命に立ち上がってのリスタートだったんだわ。

 

ただ、それまで2度ばかり手緩くて仕留め切れなかった河野さんも、

ここはホントに最後の飛ばしってことで、

野口さんを一気に赤コーナーに追い込んで渾身のラッシュ打ち込みで、

野口さんが反撃ままならなくなったところを見計らって0分32秒、

レフェリーが割って入ってのストップエンドだったんだわ。

 

河野君は “こうの” じゃなくて、“かわの” って言うんだけど、

これで河野君にはいきなりシングルランカーの可能性も出てきたんだよね。

 

この日フェザー級で戦った野口さんはライト級の9位のランキングがどうなるかで、

今、ライト級は空きが2名分あるし、土屋修平さんと加藤善孝さんの自然ダウンか、

ランク落ちがあるから、もし齋藤一貴君がランクインしても、

一気のランク落ちってことは避けられんじゃないかなあ……。

 

 

 

⑦ 望月直樹さん(横浜光)×サイトーンⅢ号……F 8R

12勝(7KO)2敗のランク8位、23歳・神奈川県と、

10勝(3KO)2敗の国内10位、22歳・タイ。

 

タイの国内10位っていうのはつまり、途方も無く弱いってことでもあって、

だからこの試合もスルーして帰ったんだけど、

案の定、1R2分12秒で望月さんのTKO勝ちだったってことで、

これからはサイトーンジムボクサーを相手にする際には、

日本側のボクサーは少なくとも第1Rは利き手を使ってはいけないって、

そういう取り決めにしないといけないんだわ。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 河野洋佑君

② 野口将志さん

③ 木野田俊翔君

 

 

 

今週は4ボクシングもあるもんで流行風邪に注意なんだよね。

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