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2017年11月11日 (土)

後楽園ホール・11月10日

 

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「だからさあ、帰らないでってばあ~ん……。」

 

 

 

CSで “鋼の錬金術師” の集中放送が始まって久し振りのまとめ見なんだけど、

1回当たり5~6時間ほどなもんで大変なんだわさ。

 

 

 

今日と明日はサザン・オールスターズのドーム・コンサートなもんで、

昨日はそのリハーサルの音が絶えず漏れ聞こえてきたんだわ。

 

 

① 中島珠旗君(三迫)×山本要(ワールドS)……Mm 4R

1勝3敗(1KO)の21歳・東京都と、2勝2敗(1KO)の22歳・埼玉県。

 

自分のすぐ横に座ったのがいきなり酒盛りを始めたお喋り3人男連れで、

とっても耐えられそうになくて、いきなりの席移動を強いられてしまったんだわ。

 

<1R>

山本君のプレスから始まったんだけど、

中島君はこの階級としては腕振りが大まか過ぎだったし、

そもそもの手数が足りてないような感じだったんだわ。

 

<2R>

中島君もやっとテキパキしてきて全体の動きも活発になったんだけど、

残り40秒からの肝心なところでは再度山本君の攻勢を許してたんだわ。

 

ただ、パンチ力としては中島君の方が上だったみたいで、

顔面の赤さは山本君の方が進んでてたんだけどね。

 

<3R>

ヒット数よりも手数争いの様相になってきて、

お互い、1Rと比較すると倍ほどもの手数比べになっていったんだわ。

 

<4R>

二人共、最後の必死さを競い合って場内の声援を誘ったんだけど、

一進一退の評価の難しい展開が続いて、

それはラスト30秒からも変わりないままの終了ゴングだったんだわ。

 

 

ってことで自分は若干山本君寄りの38-38だったんだけど結局、

39-38×2、38-38ってことで山本君の2-0勝ちだったんだわ。

 

中島君としてはやっぱり出だしの1Rの躊躇が最後まで響いてしまって、

4回戦だと最初の3ラウンドのうち2つをゲットするつもりでやらないと、

最終ラウンドはどんな相手も飛ばしてくるから、

その前までに最低1ポイントリードが必須だと思ってるんだけどね……。

 

 

 

② 平野伸君(青木)×関口雄斗君(高崎)……SB 4R

デビュー戦の25歳・岩手県と、デビュー戦の28歳・群馬県。

 

彼はとってもいいボクサーだって試合前に木村翔さんが言ってたんだけど、

その木村さんが平野君のセコンドに付いてたんだわ。

 

<1R>

初っ端プレスをかけていったのは関口君の方で、

そこから強気強気のストレート系で攻め立てていって、

平野君は真っ直ぐに下がり過ぎだったし、

打ち終わりを狙われ易いワンツーに終始してたんだわ。

 

それでも当たりが綺麗で印象的な右フックを放ってたのは平野君で、

残り2秒の右ストレートもグッドグッドだったんだわ。

 

<2R>

関口君は少しばかり力づく過ぎるところがあって全体にスムースさに欠けてて、

感じを掴み始めた平野君が合間を縫ってヒット率を上げていったんだけど、

それでももう少し踏み込みを鋭くした上でのヒッティングが望まれるところで、

与えるダメージ的には今一歩でもあったんだけどね。

 

お互いにもう少しスピード感が欲しいところでもあったんだけど、

ラウンドが終了する頃には関口君の顔面が相当赤く腫れてたんだわ。

 

<3R>

関口君は今更新しい戦法も披露できそうになくて、

もっともっとの力づくしかやりようが無かったんだけど、

肝心の力づくが頼りなくなってきたし、全体の手数もかなり落ちてきてしまって、

実は平野君の方も大分緩んできてしまったんだけど、

それでも残り46秒でのカウンター気味の右フックでポイントを連取したんだわ。

 

<4R>

平野君の頭の位置が正直過ぎるのは気になってたんだけど、

それでもほぼ勝利は間違いなさそうだった開始24秒の北西ポスト前、

ヒョイッて感じで出した関口君の右ストレートがタイミングのいい直撃で、

前掛かりになってたところでの一撃だったもんで平野君が一発ダウン。

 

何とかリスタートした平野君だったんだけどダメージは拭い切れてなくて、

今や別人のように元気を取り戻した関口君の猛追撃を凌げそうになくて、

回復しないまま追い込まれて最後は赤コーナーに追い込まれてしまって、

またもやって感じの右ストレートを貰ってしまったところでストップエンド。

 

 

0分47秒、関口君の劇的な逆転TKO勝ちで、

どんなに劣勢でも最後まで勝負を諦めないこと、

どんなに優勢であっても最後まで集中を切らさないことが大事だってことで……。

 

 

 

③ 佐藤雄人君(青木)×新井隆介君(野口)……56㎏ 4R

デビュー戦の26歳・静岡県と、0勝5敗(2KO)2分の27歳・東京都。

 

こういう組み合わせは予測不能なんだけど、

個人的には新井君に何とか初勝利をって願ってた訳で……。

 

<1R>

佐藤君の方が7~8㎝ほど上背があるしフレーム的にもデカくて、

デビューボクサーの割にはきちんとしたジャブも打つし、

スピードはそれ程では無かったんだけどパンチは重そうで、

そのせいか新井君は初っ端の気後れが目立ってたんだわ。

 

これといった武器が見当たらない新井君が押し切られてしまいそうで、

1分過ぎに佐藤君の手数が落ちたところで多少の反撃は見せてたんだけど、

残念ながら主導権を取り戻すところまではいかなかったんだわ。

 

<2R>

最初に飛ばし過ぎた佐藤君が若干休み休みになったきたのを見計らったか、

新井君の頑張り手数が目立ってきて、巧くは無いんだけど、

それでも勝ちたいっていう気持ちは伝わってきたんだわ。

 

<3R>

お互いの距離が詰まって密着ボディ戦の様相を呈してきたんだけど、

効果的には疑問はあったものの新井君の手数の方が勝ってたなあ。

 

<4R>

お互いにスコア的に微妙なのが解ってたみたいで、

いよいよ攻勢点争いって感じになっていっての最後の必死手数だったんだけど、

決め手に欠けたままの印象点争いがラスト30秒以降も続いてたんだわ。

 

 

ってことでとっても微妙な中、自分は38-38だったんだけど結局、

39-37、39-38×2ってことでやっぱり佐藤君の3-0勝ちだったんだわ。

 

返す返すも残念だったのは新井君の第1Rで、

あそこを頑張り切れてたら少なくとも負けは無かったんだよね。

 

 

 

④ 中根一斗君(レイS)×ユータ松尾君(ワールドS)

                          ………SF 8R

8勝(8KO)2敗(2KO)の29歳・東京都と、

12勝(6KO)3敗1分のランク5位、28歳・青森県。

 

個人的な事情があってこの試合はスルーすることにして、

陰ながら松尾君の勝利を祈ってたんだけど、

後で確かめたら意外に早く決着してしまって、

2R1分59秒でその松尾君のTKO勝ちだってね。

 

 

第5試合は女子戦だったもんであっちこっちブラブラして、

ワタナベジムのボクサー達とそこはかとない話なんかしてね……。

 

 

 

⑥ 何チャラ・サイトーン×井上岳志さん(ワールドS)

       ………OPBF&WBO AP 王座決定戦 12R

9勝(7KO)3敗(2KO)のOPBFチャンピオン、WBO AP2位、32歳・タイと、

11勝(6KO)0敗1分のOPBF1位、WBO AP3位、27歳・東京都。

 

井上さんの相手のタイボクサーは2年前に西田光さんに3RKO負けしてて、

それほど大したボクサーではないって思ってたもんで、

井上さんとしては5Rまでの決着が基本だって思ってたんだけどね……。

 

<1R>

タイボクサーの方が少しデカかったんだけど、

井上さんは全く気後れも無く初っ端から例のブチカマシ系のボクシングで、

大きく振りかざして相手を脅かしていったんだわ。

 

特に彼の左フックには絶大なパワーが秘められてて、

天空を切り裂くように振り込まれると大概のボクサーはビビるんだよね。

 

<2R>

これくらいのウェイトになると華麗なコンビネーションは期待し難いんだけど、

パワー的には全く勝負になりそうになくて、

そのパワーで劣ってるタイボクサーは更にはスピードも無くて、

余程のことが無い限り井上さんの勝ちは間違いなくて、

後はどこで倒し切るかってことだけになってしまったんだわ。

 

 

ってことで自分はここで席を外したんだけど結局、

8R2分51秒でTKO勝ちしたんだけど、ちょっと時間かかり過ぎだよね。

 

 

 

時間が余ったモンで川崎新田ジムの古橋岳也さんと話をして、

岳也ってリングネームの由来を教えて貰ったんだわ。

 

その後、ローリングストーンズのコンサートを見たことがあるかって聞かれて、

そこから一気に音楽の話になったんだけど、

彼の年齢でジミ・ヘンドリックスとかレッド・ツェッペリン、ディープ・パープルは、

絶対リアルタイムではないから親父さんの影響なのかなあ。

 

それにしてもヤードバーズを知ってたのにはタマゲテしまったんだけど、

すぐ近くにいた金子ジムの藤井貴博君はポカンとした顔してたっけなあ……。

 

 

メインイベントの前にその試合の勝者への挑戦が決まってる長嶺克則さんが、

リングに上がって挨拶してたけど、力強くかつ謙虚な言葉だったね。

 

 

それにしても井上岳志さんの応援団のマナーは中国人並みで、

飲み残しや食べ残しを辺り構わず捨てっ放しにして帰ってたなあ。

 

 

 

⑦ 黒田雅之さん(宮田)×松山真虎さん(ワタナベ)

              ………日本 F タイトル戦 10R

27勝(15KO)7敗(1KO)3分のチャンピオン、

WBA4位、WBO8位、WBC&IBF10位、WBO AP3位の31歳・東京都と、

8勝(3KO)12敗(5KO)2分のランク6位、28歳・鹿児島県。

 

もし松山さんが勝てば日本タイトルは勿論のこと、

黒田さんが保有してる山盛りの世界ランクも同時ゲットできるってことで、

これ以上のモチベーションは滅多にないんだわ。

 

試合前、何度か黒田さんと目が合ったんだけど、

その度に例の笑顔で会釈してくれたんだよね。

そう言えば日野僚さんも以前とは別の人のように親しくしてくれて、

9月度の月間新鋭賞の表彰式に来てたんだけどスーツ姿もまるで別人だったなあ。

 

松山さんとは開場即でのリングアップの際とその後も通路でグータッチして、

彼は多分、自分が黒田さんの勝ちを予想してたのは知ってたと思うけど、

「タイトル戦までよく登り詰めたよね。」 って伝えた言葉にニッコリしてたんだわ。

 

<1R>

お互い、最初っから結構な打ち合いで、

松山さんが外側からの攻撃に力点を置いてたのに対して、

黒田さんの内側内側からの打ち出しがとっても印象的だったんだわ。

 

1分を過ぎる頃から一挙に距離が縮まっての踏ん張り合いで、

残り1分からは松山さんの手数が勝ってたんだけど、

そのままに終わらせない黒田さんが残り40秒から盛り返してラウンド終了ゴング。

 

微妙なところではあったんだけど僅差で黒田さんがファーストポイントをゲット。

 

<2R>

黒田さんは中々一段落を見とられないボクサーだから、

正面から向き合うとボクサーの消耗は半端じゃなくて、

徐々に相手の体力を削ぎ落していくっていう感じのボクシングをするから、

松山さんとしてはどれくらい先を見据えてやり合うのかってことだったんだけど、

それにしても黒田さん、狭いところを当て込むのがとっても巧いんだよなあ。

 

中間距離でのクリーンヒットが無いと、その狭い空間でのせめぎ合いが大事で、

いつの間にか黒田さんのペースに巻き込まれてしまうんだよね。

 

<3R~4R>

松山さんにはどの距離でどう戦うのかに関しての心構えが不足してみたいで、

大きな評価差が出るほどではなかったんだけど、

マストでどちらかにポイントを渡すとすれば黒田さんになってしまったんだわ。

 

<5R>

どっちかって言うと細身の黒田さんなんだけど、ああ見えて下半身の粘りが凄くて、

グイッて踏ん張りを効かせると松山さんでも押し切れず、

途中途中でのボディブローもかなり効かされてたみたいで、

小さなダメージが積み重なってかなりの消耗になってしまったみたいでもあって、

足元のシッカリ感でもかなりの遅れを取るようになってしまったんだわ。

 

自分は50-45だったんだけど発表されたここまでの中間採点は、

50-45、50-46×2ってことで見たまんま黒田さんの圧倒3-0だったんだわ。

 

<6R>

残念ながら松山さんは体力的にも気持ちの面でもかなり疲弊が進んでて、

大逆転に賭ける爆発的な一発を持ってるボクサーでも元々ないもんで、

ここまで追い込まれてしまうと最後まではとっても持ちそうになくて、

案の定このラウンドも前の回と同様残り1分からは殆どヘロヘロに近かったんだわ。

 

 

ってことで自分はこの回で退席してトボトボ帰ったんだけど結局、

電車の中で確かめたらあの後すぐの7R2分25秒で黒田さんのTKO勝ちだったね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 黒田雅之さん

② 関口雄斗君

③ 特にナシ

 

 

 

昨日の興行のパンフレットは申し訳ないけど史上最低に近いもので、

A4の上質紙10頁ほどのうちの9頁もが広告に溢れてて、

それはそれで大したモンだって思ったんだけど、

一方では試合そのものに関するスペースは僅か1ページしか割かれてなくて、

最後の3試合がタイトル絡みだったから、

最初の4試合に割り当てられたスペースはタイトル戦1試合分しかなくて、

これはもう彼ら8人のボクサー達をカス扱いしてるとしか思えなくて、

あともう1ページが割けないのかってことで、

ささやかな抗議の意味も含めて広告ページの全部を破り捨ててしまったんだよね。

 

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