« PLANET 9 (1) | トップページ | PLANET 9 (3) »

2017年8月17日 (木)

PLANET 9 (2)

 

Img_1211

 

 

 

本題に入る前に……。

 

【山中慎介さんのこと……。】

もし山中さんが敗けるならああいう感じしか無いって自分は思ってて、

近接系の超ガンガンボクサーに主導権を獲られて、

早い回に決着されるっていう最悪のパターンになってしまったんだわ。

 

中間距離での差し合いに終始すれば山中さんの土俵だったんだけど、

ルイス・ネリはジャブ抜きの接近乱打戦一本狙いで、

山中さんは早い回の決着を目指した余りか、

相手の戦い方を簡単に受け容れ過ぎたんじゃなかったのかなあ。

 

山中さんがショートブローが巧くないとは言わないけど、

その回転力と爆発力っていう点ではネリの方が圧倒的だったし、

常に頭の位置に留意してたネリに比べて山中さん、

初回からディフェンスが多少甘かった感じもしたんだよね。

 

4Rでのタオルインに関しては自分には特別の違和感は無くて、

残り50秒以上も残してた山中さんには凌ぎ切れそうになかったし、

レフェリーの我慢もギリギリのところのように見えてたし、

あんなにバタバタした山中さんを見るのは初めてでストップの直前、

相手の左フックを貰った時の顔面の吹っ飛ばされ方も尋常じゃなかったし……。

 

ただ陣営内ではタオルインに関して見解が分かれたってことなもんで、

出し切って敗けたのではないボクサーに対しては、

本田会長は安易な引退を許さないから、

そりゃ勿論山中さん自身の思いもあるだろうけどね……。

 

自分としてはこの日の山中さんは戦い方を間違えたに過ぎなくて、

2R終了ゴング寸前の左フックのダメージを多少ながら引きずってたネリに対して、

山中さんが3Rの初っ端から飛ばさなかったのが不思議だったし、

4Rは逆にムキになって行き過ぎただけだと思ってて、

あの場面、このままだと止められそうだって思ったら、

敢えて自分から手を着いてのダウンも有りだったと思う訳で、

いずれにしてもだから、何とか再度立て直して欲しいって思ってるんだけどね……。

 

 

 

 

≪日本ボクシング協会≫

JBCと同様この名称も自分は正しくないと思ってて、

“日本プロボクシング協会” ってするのが妥当だと思ってるんだよね。

(英語表記ではJPBAってなってるんだけどね……。)

 

自分が目を通したのは “東日本ボクシング協会” の会則・会規なんだけど、

東日本の理事や相談役が全日本の役員を兼ねてることが多いから、

基本的には全日本にも共通してると思ってるから、

これから書くことは “日本プロボクシング協会” に関するってことで……。

 

 

協会の会則には協会は各ジムオーナー達の連合組織ってことになってて、

各理事は新人王トーナメント運営やチャンピオンカーニバル担当、月間賞、

プロモーター委員会、女子ボクシング、社会貢献、U-15、名義問題等々を

担当してるんだけど、その他は健保金管理とか財務、広報の部門があるだけで、

JBCルールと同様、ジムとボクサーの関係には全く触れてなくて、

だからジムとボクサーとの間に発生したファイトマネーの支払いや

移籍に関する各種のトラブルの受け皿にもなり得てなくて、

ボクサーにとっては相談の道が全く閉ざされてるんだよね。

 

協会には適宜苦情処理委員会というものが設けられるんだけど、

それはあくまで名義貸し問題等ジム同士のトラブルに限ってのことで、

ジムとボクサー間のトラブルはジム内で解決してくれっていうのが基本スタンスで、

だからジム側のやり放題が増長してるっていうのが現状なんだよね。

 

 

ってことで協会っていうのは要するに仲良しクラブの延長のような組織であって、

その不完全な側面だけを強調してみると、

ボクサーに背を向けた欺瞞に満ちた搾取的な集団と言えなくも無いんだわ。

 

 

今、協会の中には法人化する動きがあるんだけど、

そんな論議は自分には言語道断としか思えず、

ジムオーナー達が新たな利益の確保を画策してるだけとしか思えず、

そんな事よりもっと先にやる事があるんじゃないのかって強く思うんだよね。

 

 

そんな協会の体質というか現状を何とか改善したいと思ってる役員や

会員達も勿論少なくはないんだけど、

協会が定めたファイトマネーを支払ってない理事の数も多くて、

理事でさえそんな状況なんだから一般会員なら更に推して知るべしであって、

ほぼ無法状態に近いモノがあるんだよね。

(ファイトマネーの支払い状況に関しては後日詳述するけどね……。)

 

 

ボクシングの試合では興行ごとに協会事務局から “興行明細表” が発行されて、

そこにはプロモーター費や健保金、月間賞協賛金等が記されてるんだけど、

その計算基準額として出場ボクサー達のファイトマネーも記載されてるから、

自分が思う将来的なあるべき姿としては、

各出場ジムはそれに準じたファイトマネーを支払ったことを証明する手段、

即ちボクサーの領収書提出を義務づけるべきだと思ってるんだよね。

 

 

他のプロスポーツと違ってプロボクサーは選手寿命が極端に短いこともあって、

所謂選手会のような組織が馴染めないところがあることを逆手に取って、

目に余るようなジム側の横暴がまかり通ってることも多いから、

将来的には協会の中にジムとボクサー間のトラブルだけを管轄する

第三者委員会のようなものを設置する必要も感じてて、

勿論協会員はその委員には就任できないってことが前提だけどね……。

 

 

ジム設立から協会加盟の何から何までを借金だらけで始めたジムなんて、

間違って入会してしまったボクサーや練習生が不幸になるだけなんだけど、

協会員の中には月々13,000円ほどの会費を滞納してるジムさえあって、

協会は早く払って下さいって督促するだけなんだけど、

ボクサーの月謝代ほどの金額に窮してるジムの存在の意味は何処にあるのか、

そんなジム名を公表しない協会はどれだけ甘々なのかって呆れてしまうんだよね。

 

協会が身内に甘い単なる仲良しクラブにしか過ぎないと思ってしまう理由は、

会員達の背徳行為や世間一般では業務上横領と疑われる事案をスルーしたり、

海外での刑事事件を全くの不問にして目を瞑ったり、

ファイトマネーの支払いや移籍金の件で、

ジム側の出鱈目を放置し続けてるケースが余りに多いからで、

ボクサーが暴力沙汰含めた不始末を起こした際には、

異常なほどの早さと厳しさで処断されるのと比較すると、

そのバランス感覚の欠如は大きく公平性を欠いてるとしか思えないんだよね。

 

 

その他、自分が常日頃不思議に思ってることは、

協会長が変わっても昔からの理事達が相変わらず居座ってるってことで、

中には興行権さえ持ってるのか不明なジムも混じってることで、

普通総理大臣が変われば内閣総辞職だと思うんだけど、

プロボクサーがほんの数人しかいないのにも関わらず、

相変わらずそこそこの発言力を持ってるのは不思議の上の大不思議で、

会長が総員の選挙で選ばれるのなら、こういう人達の発言力が強いままだから、

旧態然は改善されないままだと思うんだよね。

 

 

 

色々書いてきたんだけど必ずしも充分書き切れたとは言えなくて、

若干とっ散らかり気味にもなってしまったんだけど、

それでも一番言いたいことはやっぱりボクサー第一主義に関することで、

彼らの不満と疑問に対する相談窓口として、

協会の中に第三者委員会を早急に設置すべきだってことなんだわ。

 

このまま受け皿を作らないで放置すれば、

そのうちにボクサー達はまどろっこい訴訟手続きなんかスルーして、

労働基準法違反だとか職業選択の自由剥奪、不公正な取引関係じゃないのか、

強要罪、恐喝罪、詐欺罪じゃないのかって、

いきなり所轄官庁や警察署に助けを求める事態が起こるのは必然で、

事実一部では既にそういう動きが始まってるんだよね。

 

今ここで何とか対処しないとホントに10年後にプロボクシングは消滅してるって、

自分は心底思ってるんだよね。

« PLANET 9 (1) | トップページ | PLANET 9 (3) »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。