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2017年8月 6日 (日)

後楽園ホール・8月5日

 

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「もうな~んにもやる気ないからね……。」

 

 

 

どうしても話しておきたい人との面談が押してしまったもんで、

昨日はホール入りが遅れてしまって第2試合の途中からだったんだけど、

それにしてもマライア・キャリーは絶対にステージに立つべきではなくて、

あれではまるでブタというかデブ専のコールガールと変わりなくて、

これまでのド派手な生活が祟って余程カネに困ってるとしか思えないんだわ。

 

 

 

① 神谷治昭君(帝拳)×何チャラ・サイトーンⅠ……B 6R

6勝(2KO)0敗の26歳・兵庫県と、8勝(3KO)1敗の21歳・タイ。

 

この試合は元々見るつもりはなかったんだけど、一応結果だけ書いておくと、

3R2分10秒で勿論神谷君のKO勝ちだったんだってさ。

 

この試合は一力ジムの鈴木マネがヘルプセコンドを務めたらしいんだけど、

なんだか安っぽい競輪選手みたいなストレッチTシャツを着てたなあ。

 

それにしてもサイトーンジムの連中で4Rまで立ってたボクサーっているのかなあ。

 

 

 

② 千葉開君(横浜光)×定常育郎君(T&T)……54㎏ 6R

5勝(5KO)0敗の24歳・沖縄県と、

6勝(2KO)1敗2分のサウスポー、19歳・神奈川県。

 

両方共とっても活きのいいボクシングをするんだけど、

若干千葉君の方が優勢じゃないかって思ってたんだけど、

見始めた5R半ばでは定常君がかなりの盛り上がりを見せてたんだけど、

終盤に掛けてはメッキリになってしまってたんだわ。

 

最終の6R、定常君が立て直して最初から飛ばしていったんだけど、

どうしても両腕が体から大きく離れることが多くて、

動きに無駄と隙が出来てしまうところを千葉君に狙われてしまってたんだわ。

 

千葉君は基本的に相手が良く見えてるって感じで、

ディフェンスにも有意差を見せ付けてたんだよね。

 

定常君も頑張り手数ではあったんだけど、

キッチリ当ててたのはやっぱり千葉君の方だったなあ。

 

スコア発表を聞いてたら60-53、60-54、59-55ってことで、

あらまあってほどの大差で千葉君の圧倒3-0勝ちだったんだけど、

隣にいた有澤会長に途中の状況を聞いたら、

定常君が初回にダウンを喰らってしまったってことだったんだけど、

そこから踏ん張って最後は千葉君の6連続KO勝ちを阻止したって事で……。

 

 

 

③ 大塚隆太さん(鴻巣茂野)×若松竜太君(勝又)……B 8R

16勝(6KO)10敗(5KO)2分のランク12位、31歳・埼玉県と、

9勝(6KO)12敗(8KO)の33歳・鹿児島県。

 

二人共、よく知ってるボクサーで、二人共が現役続行を迷った上の今回の試合で、

二人共が “リュウタ” で、若松君は2年以上振りだったんだわ。

 

<1R>

大塚さんの方が大きいと思ってたんだけど、二人共ほぼ同じガタイだったね。

 

若松君が若干様子見だった中、まずは大塚さんのジャブがグッドグッドで、

青コーナーサイドからは 「リュウタ、いいぞ、ガンバレ!」 って声が飛んでたけど、

両方とも “リュウタ” なんだわさ。

 

中盤からほぼ互角の展開になったんだけど、

一旦距離が詰まった時の若松君の左右フックには大きな危険を孕んでるから、

大塚さんとしてはまずは適度の距離キープが大事なんだよね。

 

若松君のフック系も薄く当たってはいたんだけど、

ラウンドを通して見れば大塚さんのジャブの方が目立ってたんだわ。

 

<2R>

体が温まったって感じで二人共動きが良くなってきた開始すぐの15秒、

前の回にもいい感じだった大塚さんの打ち上げ気味の左が出会い頭にヒットして、

バランス崩して足元乱れた若松君がタイミングダウンしてしまったんだわ。

 

殆どダメージを残さないままにリスタートした若松君、

2ポイントロスは痛いところではあったんだけど、まだまだ試合序盤ってことで、

左右ボディフックを中心に力強いパンチを繰り出していったんだわ。

 

それでも繋ぎのパンチの使い方で大塚さんの見栄えが良かったんだよね。

 

<3R>

基本的なパンチ力では若松君の方が勝ってるもんで、

大塚さんとしては相打ちが最も危険なパターンだと思ってたんだけど、

前の回までの劣勢を取り戻すべく若松君が攻撃度を上げていって、

右ストレートボディを起点にして左のトリプルフックを上下に打ち分けて、

あっと言う間に形勢を逆転させていったんだわ。

 

大塚さんは徐々に下がらされる場面が増えていって、

顔面もかなり赤く腫れてきたんだわ。

 

<4R>

中間距離を維持できなくなった大塚さんが手数勝負でも遅れを取るようになって、

特に若松君の左右のボディショットには悩まされたって感じだったんだわ。

 

<5R>

大塚さんがトリプルジャブで若松君を退けたんだけど、

そこから右のパンチを当て切れないままの一段落で、

若松君の即の反撃は途中、左フック5~6連発を伴ってのグッドグッドで、

残り1分には大塚さんもいいタイミングで右ストレートを当て込んでたんだけど、

ラウンドトータルでは若松君のポイントだったと思ったなあ。

 

ってことで自分のスコアでは若松君がイーブンに戻したんだよね。

 

<6R>

ここからの気持ちの持ち方が大事だよなあって思いながら見てたんだけど、

ラウンド半分頃までは思いの外二人共低調で、

その後の30秒間は若松君の手数が目立ってて、

大塚さんも終盤にかけて左右フックをヒットさせてたんだけど、

ラウンドを通して見返れば若松君が微妙なポイントゲットだったね。

 

それでも大塚さん、相手のボディブローの打ち出しに右フックを合わせ打ってて、

実はこのショットがこの後の展開を大きく左右させたと自分は思ってて、

若松君の強烈ボディをアームガードで逃れるのではなくて、

敢えてボディを犠牲にしながら相手の顔面を狙いにいった

大塚さんの判断が試合の流れを再度取り戻したんじゃないのかなあ……。

 

<7R>

ここまで来るとお互い、体力的に3分間を通して飛ばし切れないから、

どう見せ場を作るか、印象的な山場をどう演出するかに掛かって来たんだけど、

初めにそれを実践したのは若松君だったんだけど、

思いの外長続きできず、すぐに大塚さんの挽回ショットに晒されてしまったんだわ。

 

ただその大塚さんにしても一気の集中打ってところまでは頑張り切れず、

残り30秒からは二人共、腑抜けてしまったようだったんだわ。

 

<8R>

ホントの勝負の最終ラウンドだったんだけど、

ボディ攻めと顔面被弾とを等価交換してしまったような若松君も消耗が進んでて、

一方、最初の1分間を優勢に進めてた大塚さんも弾け切れず、

そこからは二人共、微妙なスコアが解ってるのかって感じの休み休みで、

お互い相手の一方的にはさせない工夫だけはしてたんだけど、

大きな動きの無いままのやったり取ったりが続いての終了ゴング。

 

 

ってことで自分は76-75で大塚さんだったんだけど結局、

76-76×3ってことで最近の8回戦では珍しい0-0引き分けだったんだわ。

 

 

自分が勝手に思うだけなんだけど、二人共少し間を置いて再戦すべきで、

その時にはお互いの引退を賭けて決着するべきだと思ったんだよね。

 

 

 

④ 柳達也さん(伴流)×野口将志さん(一力)……60㎏ 8R

12勝(4KO)5敗(2KO)1分のランク11位、27歳・栃木県と、

12勝(6KO)7敗(6KO)1分のランク8位、27歳・山口県。

 

実はこの試合の直前にある筋から、

野口さんが左肋骨を痛めてるっていう話を聞いてたんだけど、

大概のボクサーは身体的にあるいは精神的に色々問題を抱えてる訳で、

リングに上がるのを決心した以上、それは言い訳にはならないんだよね。

 

<1R>

まずは野口さんの積極プレスから始まって、

後ろ足体重ながら遠目から届きのいい右ショットを放っていって、

当たりは薄かったんだけど徐々に柳さんの左顔面を赤くしてたんだわ。

 

ただ、一旦距離が詰まったところでの柳さんの勢いは半端じゃないから、

この先のお互いの距離争いがポイントになりそうだったんだわ。

 

<2R>

お互いに代わり番こにサウスポーチェンジを繰り返すようになったんだけど、

柳さんがどうしても綺麗に当て切れてなかった中、

野口さんのヒッティングの方を認めざるを得なくて、

残り25秒での野口さんの左フックがポイントだったんだわ。

 

ただ、野口さんの左腕はまるでメイウェザーのようで、

やっぱり相手の右ボディショットを嫌がってたのが見え見えだったね。

 

<3R>

柳さんが徐々に飛ばしていってクリンチの離れ際にらしさを発揮していって、

ヒット率も飛躍的に上がっていったんだわ。

 

野口さんもアッパーを混ぜ込んで反攻してたんだけど、

最後は柳さんの右ショートがカウンターヒットで帳消しにされてたんだわ。

 

<4R>

柳さんがサウスポースタイルを固めるようになると共に戦い方が決まってきて、

野口さんもそこそこ当て込んではいたんだけどハードヒットの殆どは柳さんで、

このラウンドの中盤以降から一気に試合の流れが変わっていって、

野口さんが見栄えの良くない被弾を重ねていったんだわ。

 

<5R>

開始28秒、野口さんが中間距離からの右ストレートで先行したんだけど、

その後一旦距離が縮まって柳さんが盛り返して、

1分過ぎに野口さんがまたもやの右ストレートを当て返していって、

主導権を争って目まぐるしいやり取りが続いたんだけど、

野口さんが再度意識的に距離を取り始めてたんだわ。

 

そのまま野口さんがペースを取り戻しつつあった残り1分、

柳さんが右フックを激しく当て込んで野口さんの左目上をヒットカット、

その途端に野口さんの動きがメッキリしてしまって、

明らかにポイントバックされてしまったんだわ。

 

<6R>

開始29秒に野口さんが右ストレートをヒットさせたんだけど、

その後も何回か薄く当てただけなのにいちいち右手を上げるようになってきて、

そのウザ過ぎる様子は彼がいい感じで進められてないことの裏返しというか、

少なくとも集中力が欠けてきたことの証な訳であってその後、

野口さんは右ボディを警戒して更に左手を下げるようになっていったんだよね。

 

<7R>

野口さんはたまの右ショット以外、明らかに力強さが欠けてきて、

他の全てのショットの打ち出しが弱々しくなっていった残り1分、

右の相打ちから柳さんが一気に飛ばしていって、

カウンターショットも狙いつつ圧倒的に攻め立てていったんだわ。

 

受けに回ってしまった野口さんの反攻は単調な単発に終始してて、

著しくキビキビさを失ってしまったんだわ。

 

 

ってことで明らかに勝負が終わってしまったモンで離席したんだけど結局、

78-74、78-75、77-75ってことでやっぱり柳さんの3-0勝ちだったね。

 

 

 

⑤ 高橋竜平さん(横浜光)×入口裕貴君(エスぺランサ)

                          ………SB 8R

11勝(3KO)2敗(1KO)1分のランク12位、27歳・新潟県と、

7勝(4KO)1敗(1KO)の20歳・兵庫県。

 

自分的にはこの試合がセミファイナルで1年ほど前、

入口君がとってもいい勝ち方をしたのが頭に残ってて、

この日の相手の高橋さんのことも良く知ってるし興味深々だったんだわ。

 

試合前に入口君のサポーターの姐さんが寄ってくれて、

彼女は去年の自分を覚えてくれたみたいで、

「どうぞ応援して下さい。」 って頼んできたんだけど、

そういう風に試合を見るつもりは最初っから無かったんだけどね。

 

<1R>

フレーム的に優位な入口君が初っ端から飛ばしてのテキパキ先攻で、

高橋君さんもすぐに対応していったんだけど、

入口君の特に左ボディはこの日も絶妙の喰い込みを見せてたんだわ。

 

密着してからのパフォーマンスは多分高橋さんの方が上だと思うから、

入口君としては常に距離を意識することが大事なんだよね。

 

お互いにそこそこの被弾を繰り返してたんだけど、

少しの差で入口君のポイントゲットだったなあ。

 

<2R>

いきなり入口君が飛ばしていって、アッパーやボディショット含めて、

華麗な上下打ち分けを披露してたんだけど、

それは序盤からちょっと飛ばし過ぎじゃないかってほどの勢いがあって、

残り30秒ほどのところでの高橋さんのハードヒットも目立ってたんだけど、

左フックとアッパーをアクセントにした入口君の攻撃の方が有効だったんだわ。

 

<3R>

目が離せない手数戦になっていって、

まずは入口君が詰め詰めからの打つ打つで、

リズムを変えようとサウスポーチェンジした途端の高橋君に左フックを直撃。

 

それは高橋君にとって決定的な被弾では無かったんだけど、

この後のサウスポーチェンジを躊躇させるには十分だったんだわ。

 

このラウンドでの入口君の攻め込みの激しさはホントに半端じゃなかったんだわ。

 

<4R>

立て続けにポイントを取られた高橋さんは一体どうするのかってところで、

飛ばし疲れ、打ち疲れを見せない入口君への付け入る隙探しだったんだけど、

1分過ぎから吹っ切ったようにラッシュを仕掛けて行って、

それを凌いだ入口君の反撃には遭ったんだけど、

初めて優位に立ったままラウンドを終了したんだわ。

 

それにしても入口君の体を左に傾けた所からの左アッパー、

そこからフォローされる右フックの水平打ちは圧巻なんだよね。

 

<5R>

プレスは相変わらず入口君のままで、

いつの間にか高橋さんの顔面はかなりの腫れを見せてきたんだわ。

 

相手に一息を入れさせないタイミングでの入口君の攻め込みが目立って、

1分02秒での左アッパーからの右フックはまたもや強烈だったし、

高橋君に右を直撃された直後の攻め返しだった残り1分12秒からが更に凄くて、

右アッパーを起点にしての猛攻は殆ど高橋さんを倒し切りそうなほどで、

高橋さんは何度か入口君に掴まりながら凌いでたんだよね。

 

ただ、高橋さんも最後はその逞しさを見せて、

激しく逆襲を掛けていってたんだわ。

 

<6R>

インターバルを経ても高橋さんの累積ダメージは拭い難くて、

開始24秒に右フックでこのラウンド最初のクリーンヒットを放ってたんだけど、

その後は相手の周囲をサークリングすることが多くなって、

残り23秒には入口君の強烈左フックがそれまでを帳消しにしてしまって、

高橋さんも気持ちを込めた打ち返しを見せたんだけど、

下がりながらの場面でが多かったもんで有効性としては今一だったんだわ。

 

このラウンドの1分25秒、接近戦の最中に入口君のマウスピースが飛んで、

それを前日に続いてレフェリーが間違い戻しをしてたんだけど、

確かに縦位置だと見難かったかも知れないんだけど、

マウスピースの事前確認は省くようになったのかなあ……。

 

<7R>

そこそこ見栄えのいいパンチはあったんだけど高橋さん、

一発の決定力不足は否めなくて、だから元々手数勝負狙いなんだけど、

ここまでポイント的に追い込まれると、無いモノねだりになりそうなんだよね。

 

驚くべきは入口君のスタミナで、

試合開始当初と殆ど変らないスピードを保ってたし、

足元のシッカリ感も尋常じゃなかったんだよね。

 

ラウンド中盤過ぎのボディ合戦で更にダメージを重ねたのは高橋君の方で、

ラスト20秒からの入口君のラッシュラッシュには耐えられそうになかったんだけど、

何とか凌ぎ凌ぎしながら耐え切ったんだわ。

 

<8R>

ダウンゲットしない限り高橋さんの勝ちは無かったんだけど、

シンドそうにしながらも必死のヒッティングだった高橋さん、

当てても少しもグラッとさせられない打ち込みが続いてた残り1分40秒、

意を決したような入口君の最後の攻め込みに対処し切れなくなって、

極度に緩んでしまって体勢を立て直せないままの危ない危ないで結局、

ダウンだけは回避したのが高橋さんの最後のプライドって感じだったんだわ。

 

 

ってことで自分は78-74で入口君だったんだけど、

発表されたスコアは77-75×2、75-77ってことで入口君の2-1勝ち。

 

それにしてもこの試合を高橋さんの勝ちだっていう判断には同意しかねた訳で、

幾らランカーフェイバーがあるとしても2ラウンド分が全くの逆評価ってことで、

地元判定だって言われかねないんだわ。

 

 

試合後に例の姐さんと入口君本人と話したんだけど、

入口君の顔面が思いの外傷んでなかったのに驚いたんだけど、

いずれにしても対戦を避けられ続けてる関西から彼を救い出して、

東京でランカー達と対戦するのをこれからも見たいもんなんだわ。

 

 

 

⑥ 正木脩也さん(帝拳)×何チャラ・サイトーンⅡ……SFe 8R

7勝(3KO)0敗のランク8位、23歳・大阪府と、

8勝(2KO)1敗1分の17歳・タイ。

 

相手はサイトーン2号ってことで正木さんには3Rまでの決着がノルマだなって、

そう思ってたんだけど実は自分は全くこの試合を見てなかったんだよね。

 

後で聞いたら3R2分28秒で決着はさせたけど、

正木さんは途中でそこそこ危ない場面もあったってことだったんだわ。

 

いずれにしても3Rまでには倒れるっていうサイトーンジムの不文律は守られて

鈴木マネは実に貴重なタオルインの機会を2回も経験したんだわ。

 

 

 

⑦ 赤穂亮さん(横浜光)×齊藤裕太さん(花形)

             ………日本 B タイトル戦 10R

30勝(19KO)2敗(1KO)2分のチャンピオン、31歳・栃木県と、

10勝(7KO)7敗3分のランク1位、29歳・神奈川県。

 

勝ち試合でのKO率は高いんだけど、通算の勝率では正直平凡な齋藤さん、

暴れ赤鬼の前ではやっぱりシンドいんじゃないかっていう予想だったんだわ。

 

リングコールの際の声援は却って齋藤さんの方が大きかったんだけど、

いずれにしても頭のデカイ同士の一戦だったなあ。

 

<1R>

殆ど同じ体型の二人、まずはってことでジャブの差し合いから始めてて、

開始1分までをそうやって探り合ってたんだけど、

赤穂さんのジャブに齋藤さんが右を合わせていって試合が動き始めて、

こなれて来るにつれ赤穂さんの威力が見るからに増していって、

残り27秒での左右フックでまずは余裕のポイントゲットだったかなあ。

 

<2R>

齋藤さんとしては赤穂さんが完全に温まる前に先行しておきたかったんだけど、

ダブルジャブからの右ストレートで先制したのは赤穂さんの方で、

更に仕掛けの大きいパフォーマンスに移行させていったんだけど、

当たりは薄かったんだけど齊藤さんも印象的な打ち込みを見せて、

赤穂さんに一方的にさせないような強気の対応が出来てたんだわ。

 

赤穂さんの大きく打ち出すボディブローがローブロー気味になってしまって、

レフェリーから注意を受けてたんだけど、それは必ずしも意図的なモノではなくて、

斎藤さんの動きによってもたらされてしまうって感じだったんだよね。

 

<3R>

そろそろ赤穂さんが飛ばし始める時間帯だったんだけど開始1分10秒、

右フックを鋭くカウンターヒットさせたのは齋藤さんで、

思わずグラッとしたのを見逃さず齋藤さんが一気一気で、

そこからの二人はそれこそ我を忘れたかのように激しく振り合って、

お互いの危険なパンチが何回も交差し合ってたんだわ。

 

勿論危なかったのは赤穂さんの方だったんだけど、

その後は巧いことというか幸運にも齋藤さんの直撃を避けることが出来て、

何とか危機を脱して徐々に回復させてたんだよね。

 

<4R>

お互いの頭がぶつかるようになった残り1分06秒、

今度は赤穂さんの強烈は左フックがヒットして、

一瞬齋藤さんの動きが途切れたところを赤穂さんがラッシュラッシュで、

そこからの赤穂さんの例の丸太殴り系はそれこそ圧巻で、

齋藤さんがよくぞ耐えたって感じだったんだわ。

 

ってことで自分の中ではこれで丁度イーブンってことで……。

 

ここから先、齋藤さんにこれまで以上のパフォーマンスを期待するのは厳しくて、

一方の赤穂さんはまだまだこれまで以上の鬼攻撃の余地を残してるしってことで、

齋藤さんなりにここまでよく頑張ったよなあって、この時は思ってたんだよね。                                                            

<5R>

相手のタイミングで打ち込ませないように、

齋藤さんとしては細かいリズムを刻んで眼を眩ませる必要があったんだけど、

開始55秒、左ボディをきっかけにして赤穂さんがいきなりの一気飛ばしで、

そこからの約40秒間を殴りまくっていったんだわ。

 

齋藤さんは左目上をヒットカットされてしまったし、

こりゃ突然のエンディングかって思わせたのを齋藤さんが必死に踏ん張って、

って見てたら2Rに注意された赤穂さんのローブローが見逃し難いってことで、

一旦試合を止めたレフェリーが赤穂さんに減点宣告をしたんだわ。

 

振り返ってみればこの小休止が齋藤さんに味方したって感じの残り19秒、

丸太殴りの続きをしようとした赤穂さんに齋藤さんが左フックを直撃させて、

その一発で赤穂さんが西ロープにもつれるようにしてダウンしてしまったんだわ。

 

今度は赤穂さんが凌いで凌いでの終了ゴングだったんだけど、

このラウンドは正式には10-7で齋藤さんだったと思うんだけど、

超変則だって自覚してるんだけど自分的なスコアとしては、

ラウンド序盤の齋藤さんの被弾を考慮して9-7で齋藤さんにしたんだよね。

 

ってことでここまでの自分の通算スコアは47-45で齋藤さんだったんだけど、

発表されたモノは48-45×2、47-46ってことで、、

いずれにしてもジャッジ3人共が齋藤さんを支持したんだわ。

 

<6R>

ダメージはどっちに重く残ってるのかってところだったんだけど、

二人共、休み休みのショットは雑だったとしか言いようがなかったし、

ポイントを振り分けにくい低調なラウンドで、

残り20秒からの赤穂さんの攻勢を取るしかないなあって感じだったんだけど、

最後の最後の残り2秒での齋藤さんの右フックが評価を一発返ししたんだわ。

 

<7R>

自分の中で3ポイント劣勢の赤穂さんがどうするのかってことで、

要するに飛ばし返すより他ないんだけど、元気そうだったのは齋藤さんの方で、

赤穂さんが再度ジャブから立て直してた開始30秒、

瞬間的な相打ちでもよりダメージが深かったのは赤穂さんの方だったんだわ。

 

数ポイントのリードを大事に思ってか、

相手の打ち出しに合わせようとしてたのか、

意識的に行かないのか、それとも行けないのか、

この辺からの齋藤さんは慎重過ぎるように自分には映ったんだよね。

 

で、結局齋藤さんが最後まで控え目にしたもんで、

残り50秒からの赤穂さんの攻勢がポイントを決めたんだわ。

 

<8R>

残り3ラウンドで2ポイント差。

どっちにとってもどうにでもなるギリギリの中、

5Rに受けた齋藤さんのヒットカット傷からの出血が前の回から目立ってきて、

赤穂さんは意識的に右フックをそこに集中させてたようで1分09秒、

ついにドクターチェックが入ったんだわ。

 

この先、この傷の行方が勝負を決めそうな感じになってきたんだけど、

リスタート後の齊藤さんは如何にも見難そうにしてて、

赤穂さんの右フックを連続して被弾してたんだわ。

 

<9R>

残り2ラウンドで1ポイント差。

最初のクリーンヒットは齋藤さんのカウンター気味の左ジャブで、

前掛かりになってた赤穂さんを一瞬たじろがせてたんだけど、

驚くべきことにここからの齋藤さんは明らかに追撃不足の手数落ちで、

6Rまであれだけ頑張れたのに一体どうしたのかってことで、

気持ちが折れそうだった赤穂さんが立て直しつつあるのを前にして、

またもや一段落というか一休みしてしまったとしか言いようが無かったんだわ。

 

そうなれば赤穂さんの、もしこの試合に負けたら引退に追い込まれそうだっていう、

そういう悲壮感や必死感の方が相手を圧倒するのは当然な訳で、

結局は1分13秒、最後は齋藤さんをストップ負けに追い込んだんだけど、

全部出し切ってはいないようだった齋藤さんが甚だ残念過ぎた訳で、

最後の場面は倒されないことを重視するのではなくて、

無理してでも打ち合って倒しに行くべきだったって思ったんだけどね。

 

 

 

【本日のベスト2ボクサー】

① 入口裕貴君

② 赤穂亮さん

 

 

 

【村木田渾身競馬】

昨日の狙い馬は結局8着だったみたいで大外れ。

メゲずに今日も果敢な挑戦は続く訳で、

新潟11Rに参戦して⑪に頑張って来いってことで……。

 

 

 

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