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2017年7月

2017年7月26日 (水)

後楽園ホール・7月25日

 

Img_1196

「靴置場なんだけど……。」

 

注目は靴ではなくて左側に積んである競馬新聞の山で、

年初めから全て残してあってこれでほぼ半年分で、

毎年1年分が溜まったところで処分するんだけどね……。

 

 

 

昨日の後楽園ホールのボクシングはオール4回戦で、

デビュー同士の第一試合以外は東日本新人王トーナメントの準々決勝戦で、

全ての組み合わせの中に自分的な優勝候補が入ってたんだよね。

 

本来は協会主催なんだけど今回は “DANGAN” が見事に取り込んで、

協会主催の場合だと通常、試合の順番は軽い階級からの体重順になるんだけど、

“DANGAN” は興行全体にリズム感を付与すべく敢えてその順番を無視してて、

試合ごとにスピードと迫力の変化があってとっても良かったんだよね。

 

ホールに入ってから角海老ジムの小堀トレと子育ての話をした後、

鈴木会長と最近のボクシング界の話なんかして始まり始まり……。

 

 

 

① 平山貴紀君(金子)×濱口大樹君(ワタナベ)……SB

デビュー戦の20歳・茨城県と、デビュー戦の21歳・東京都。

 

先週末からの多忙にも関わらず渡辺会長はいつものようにちゃんと出張ってて、

お互いに目で挨拶を交わしたんだよね。

 

<1R>

カッチリした感じでスタートした濱口君の方が距離感も備えてる動きが出来てて、

早くも明確な主導権と取りつつあった残り1分19秒、

ほぼリング中央のところで右ストレートをタイミングよく当て込んでダウンゲット。

 

それほどのダメージを残すことなくリスタートした平山君だったんだけど、

近いところでやりたがり過ぎじゃなかったかなあ……。

 

<2R>

挽回目指して平山君が飛ばしていって、

どうやら左フックが売り物のようだったんだけど精度的には今一だったし、

受けて立った濱口君の方も相手の突っ込みの前にもっとジャブジャブなんだわ。

 

それでもやたら無暗に突っ込んでくる相手に対して濱口君、

ラウンド終盤にかけてはタイミングのいい右ショートを合わせ打ってたね。

 

<3R>

もっと左のフォローを使いこなせるようになるといいんだけど濱口君、

それでも馬力だけになりつつあった平山君に付け入る隙を与えず、

このラウンドは薄っすらの鼻血を見舞ってたんだわ。

 

<4R>

気持ちの強さは伝わってきたんだけど、

平山君はまずは距離の緩急を身に付けるべきだったし、

沢山打つのも大切ではあるんだけど正確に当てる技術の向上も望まれる訳で、

最後まで動き切って振りまくる元気さが勿体なかったんだわ。

 

お互いに解り易い課題を抱えたデビュー戦だったんだけど、

自分のスコアは39-36で濱口君だったんだけど結局、

39-36、39-37×2でやっぱり濱口君の3-0勝ちだったんだわ。

 

 

この後の11試合が新人王トーナメントの準々決勝戦だったんだけど、

とっても楽しみにしてた有岡康輔君×高井裕一郎君の試合が流れてしまって、

高井君のケガ棄権で有岡君のジム移籍初戦は先になってしまったんだわ。

 

それと大場翔君×土田佑一君の試合も大場君の棄権で中止になってたんだけど、

大場君はAグループの優勝候補の一人だったもんで残念残念。

 

 

 

② 義元得拳君(神奈川渥美)×長岡舜也君(角海老)……B

3勝(2KO)1敗の31歳・ボリビアと、2勝(1KO)5敗(4KO)1分の26歳・茨城県。

 

義元君、ボリビアで生まれた日本人ってことなのかなあ……。

その義元君はBグループの優勝候補の一人なんだけどね。

 

<1R>

最初の詰め詰めは義元君だったんだけど長岡君のジャブが中々のグッドヒットで、

いつもよりは積極的な序盤は陣営に期待を抱かせたんだけど、

時間が進むにつれ義元君の迫力が増していって、

一旦振り出した時のパンチの鋭さは流石で、

長岡君の左顔面が早くも赤くなっていったんだわ。

 

<2R>

長岡君の左ボディがいい喰い込みを見せてたんだけど、

それにこだわり過ぎる余りか義元君の右を貰ってしまうことが同時に起きて、

流れが大きく傾いていったんだけど、

その義元君にしても動きの劣化が目立ってスタミナ面の不安が顕著だったんだわ。

 

どっちもどっちだなあって見てた残り58秒、

相手が下がり加減になったところに義元君の追い打ち左フックが直撃して、

北ロープ近くで長岡君が大きくダウンしてしまったんだわ。

 

その倒れ方を見てレフェリーが即のストップエンドで2分05秒、

義元君のTKO勝ちだったんだけど、

このまますんなり突っ走るって感じとは程遠かったんだよね。

 

 

 

③ 田中公士君(三迫)×石渡剛君(オサム)……F

3勝(1KO)2敗(2KO)のサウスポー、26歳・大阪府と、

3勝(1KO)1敗1分の20歳・埼玉県。

 

この試合はシードされてた優勝候補の一人石渡君が勝つんじゃないかって……。

 

<1R>

お互いに相手にきっかけを求め過ぎる序盤だったんだけど、

1分15秒、上背とリーチで優勢な石渡君の返しの左フックがヒットして一瞬、

田中君がクラッとしてしまったんだわ。

 

それにしても二人共、動きがポキポキしててスムースさに欠けてて、

何となく退屈になってきたし、やっぱり石渡君が勝ちそうな感じだったもんで、

一旦休憩タイムゲットってことで……。

 

で、4Rの初め頃に戻ったら、                                     

其々が応援するボクサーを見に来てた長嶺克則さんと勅使河原弘晶さんがいて、

状況を聞いてみたらその後展開が大きく変わって、

2Rには田中君の反転攻勢が著しくて、

3Rには石渡君からダウンゲットしたってことで、

途中から見てた4Rも手数で石渡君を圧倒してたんだわ。

 

 

比較的大きく振って来る相手に山ほどの手数で立ち向かうっていう図式は、

23日の大田区総合体育館での小久保聡君の戦い方とよく似てて、

三迫ジムの戦略勝ちって感じの40-35、40-36、39-36ってことで、

圧倒しまくった田中君の圧倒3ー0だったんだわ。

 

 

 

④ 屋根内譲太君(REBOOT)×住田愛斗君(角海老)……SF

1勝1敗(1KO)の22歳・三重県と、3勝(1KO)1敗の23歳・大阪府。

 

<1R>

屋根内君は自分の中の記憶の彼より余程素早くて仕掛けも積極的で、

ラウンド中盤までは彼の突っ突きショットが優勢だったんだけど、

終盤にかけては住田君のボディショットが輝きを増してたし、

左フックのヒットが印象的だったんだわ。

 

<2R>

どちらかのファーストショット後にすぐに絡み合ってしまう場面が多くなったんだけど、

ゴニョゴニョしたところでもショートブローのヒット率が高かったのは住田君で、

左右ボディから右ストレートをヒットヒット。

 

お互いに気持ちの強さを前面に出したフルショットが続いたんだけど、

精度を欠くパンチが多過ぎで、特に屋根内君のヒット率が良くなかったんだよね。

この回、住田君が左目上を薄くバッティングカット。

 

<3R>

沢山振ってる割には屋根内君の精度は今一のままだったし、

住田君も含めてムキになり過ぎてのフック系が多過ぎると思ったなあ。

 

残り1分までは屋根内君の頑張りの方が優勢だったんだけど、

そこから住田君の盛り返しがあって微妙になっていったんだけど、

それにしても屋根内君は殆どボディを攻めていかないんだよね。

 

<4R>

小さく鋭く振れた方が試合を決めそうだったんだけど、

結局二人は大殴り大会に突入してしまっての若干グダグダで、

1分過ぎからの住田君のボディラッシュだけがポイントに作用しそうだったけど、

それ程巧くは無い二人は溢れる気持ちを充分に見せてたんだわ。

 

 

ってことで自分は39-37だったんだけど結局、

40-36×2、39-37ってことで住田君の余裕の3-0勝ちだったんだわ。

 

 

今年この階級は残念ながらレベル的には今一で、

住田君はAグループ唯一の優勝候補で、

次の試合も普通に勝ち抜けて決勝進出しそうな感じなんだよね。

 

 

 

⑤ 赤岩俊君(マナベ)×荻原惇君(ワタナベ)……SL 

1勝(1KO)0敗1分のスイッチ、24歳・福岡県と、

1勝(1KO)1敗のサウスポー、21歳・長野県。

 

荻原君は軽井沢町出身ってことでちょっと羨ましい感じがするね。

佐々木トレは随分髪を伸ばしてIT系のエリートサラリーマンみたいだったなあ。

 

この試合は赤岩君の勝ち上がりを予想してたんだよね。

 

<1R>

お互いフレームのデカイ同士だったんだけど、

二人共腰高のまま打ち合ってて危険度は相当高かったんだわ。

 

ガードを置き去りにしての殴り合いはそれなりにスリル満々だったんだけど、

其々の陣営にとってはハラハラの展開のままだった残り1分07秒、

リング中央やや北寄りのところで相手が踏み込んできたところに

赤岩君の右チョンストレートがタイミングよくヒットして荻原君がダウン。

 

リスタート後の赤岩君は決着目指してラッシュラッシュで残り42秒、

西ロープ前で左右ショットを連続的中させて2度目のダウンゲット。

 

それにしても攻める方も立て直すべき方も両方共が冷静さを欠いてて、

運に任せた出たとこ勝負って感じの雑さが目立ってたんだよね。

 

<2R>

長くは持ちそうになかった荻原君だったんだけど、とにかく踏ん張ってて、

赤岩君の手緩さにも助けられてたんだけど、

お互いにまだまだ冷静になり切れないところがあって、

一発当てても打ち込まれても途端に別人のようになってしまってたんだわ。

 

ラウンド中盤過ぎまで赤岩君のチョン打ちがヒットヒットしてたんだけど、

残り50秒ほどからは荻原君も懸命に盛り返して、

流れを変えそうな雰囲気すらあったんだけど、

それまでの被弾によるダメージが頑張りを長続きさせてなかったなあ。

 

<3R>

赤岩君はスイッチボクサーの筈なんだけどサウスポーチェンジは一切しなくて、

この日はこのままオーソドックスでやり切ろうと決めたかのようだったんだわ。

 

それでも徐々にヘバリが浮き出てきてポイントキープがやっとの感じさえあって、

赤岩君は逃げ足は速くなったんだけど手数はメッキリ落ちてしまったんだわ。

 

だからここからが荻原君にとっては挽回のチャンスだったんだけど、

その彼のヘバリも同じように進んでて足元が踏ん張れなくなってたし、

長い時間の攻撃はとっても無理そうで、

要するに二人共、徐々にグズグズになってしまったんだよね。

 

<4R>

最終ラウンドだっていうのに二人共、休み休みになってしまって、

ダウンゲットしない限り勝ち目の無かった荻原君だったんだけど、

気持ちに体が付いて行かなくなってしまってたし、

最後は殴り合いというより撫で合いのようになってしまってたんだわ。

 

 

ってことで自分は39-35だったんだけど結局、

40-35、39-35×2ってことで赤岩君の3-0勝ち。

 

 

赤岩君の準決勝戦の相手の木原宗孝君なんだけど、

二人共、よく似たボクシングスタイルで勝ち負け予想は微妙なんだけど、

パンチ力自体は赤岩君の方が上回ってると思うし、

アマ経験豊富な木原君ではあるんだけど動きとパンチに無駄が多いもんで、

苦労しながらも赤岩君の方が決勝戦に進出するんじゃないかなあ……。

 

 

 

⑥ 石井優平君(宮田)×薮﨑賢人君(セレス)……F

2勝(2KO)0敗1分の20歳・静岡県と、

1勝(1KO)1敗1分のサウスポー、19歳・千葉県。

 

スタミナに若干不安を抱えながらも石井君が勝ち上がるんじゃないかって……。

 

<1R>

薮﨑君は中々シッカリした元気に溢れたサウスポーで、

石井君といえども楽にやらせて貰えそうにないなあって思ってた1分33秒、

リング中央やや北寄りのところで石井君の右の打ち終わりに薮﨑君、

あのタイミングでカウンターを当てるのは中々難しいと思うんだけど、

左ストレートをストンって感じで合わせ打っていきなりのダウンゲット。

 

リスタート後の石井君はやっぱり打ち終わりの際のルーズさが改善されなくて、

その後も薮﨑君の左ストレートを幾つも重ね打ちされてしまって、

大きく反撃できないまま薮﨑君のほぼ一方的な展開が固まってしまって、

見かねたレフェリーが北ロープ前で2分45秒、

二人の間に入ってのストップエンドだったんだわ。

 

 

ってことで薮﨑君は次、準決勝戦で田中公士君と戦うんだけど、

元気と粘りの対決って感じだよね。

 

 

 

⑦ 稲葉直樹君(P渡久地)×荒川竜平君(中野サイトウ)……F

4勝(2KO)4敗(2KO)の21歳・三重県と、

3勝(2KO)0敗1分のサウスポー、28歳・宮崎県。

                                                                 .

まるでアマ出身者のようなボクシングをする荒川君の余裕勝ち抜けっていうか、

自分はAグループ唯一の優勝候補だと思ってるんだけどね。

 

<1R>

4勝して既にB級レベルの稲葉君に対して荒川君はいつもの冷静な立ち上がりで、

まずは1分30秒、右ボディからの左ストレートをクリーンヒット。

 

距離を掴みかねてる稲葉君を尻目にその後も終始荒川君ペースで、

相手が安直に大きく入って来る途端を狙いまくってたんだわ。

 

荒川君は実にバランスのいい攻撃をしてたしヒット総数も圧倒して、

このラウンドは10:8.5ほどもの差が付いてしまったんだわ。

 

<2R>

そもそも前の手の使い方で荒川君の優位性は全く揺るぎがなくて、

稲葉君も懸命に距離を潰しながらの必死の右フックだったんだけど、

大きく当て込むまでには至らず、顔面の傷み方にも相当違いが出てきたんだわ。

 

<3R>

荒川君は無駄な動きが少ないし見てて心地いいリズム感をまとってて、

稲葉君も懸命な詰め詰めではあったんだけど思い通りの距離を作れないままで、

飛ばし切れないイライラを募らせていっていたかのようだったんだわ。

 

ほぼ一方的な展開ではあったんだけど、

荒川君の方もパンチを打ち出すタイミングが一定し過ぎるきらいはあったし、

打ち出すパンチの強さの緩急とか手数そのものの調整が欲しいところであって、

攻撃が平板化してしまってるような感じが少ししたんだよね。

 

<4R>

挽回目指して稲葉君が飛ばしてくる中、荒川君もそれに対応しての手数アップで、

ここで鬼飛ばししてダウンゲットが見たいところでもあったんだけど、

やっぱり大人のボクシングを続けてたんだよね。

 

ポイント的にはどうにもならなかった稲葉君だったんだけど、

それでも最後まで勝負を諦めない頑張りが目立って1ポイントバック。

 

 

ってことで自分は39-37だったんだけど結局、

40-37、39-37×2ってことで荒川君の余裕3-0勝ちだったんだわ。

 

 

荒川君はAグループ唯一の優勝候補だしこのまま決勝戦だと思うなあ……。

 

そう言えば昨日は試合後のインタビューが一切無くてのサクサクの進行だったね。

 

 

 

⑧ 小笠原梢太君(REBOOT)×今川未来君(木更津GB)……SF

2勝(1KO)0敗の22歳・岩手県と、

4勝(2KO)3敗(1KO)のサウスポー、21歳・千葉県。

 

パワーの違いで小笠原君が今川君を圧倒してしまうんじゃないかって、

試合前はそう予想してたんだけどね……。

 

<1R>

二人共、開始直後からそこそこの巧さと力強さを発揮してたんだけど、

大きく一発を狙い過ぎるきらいのあった小笠原君に対して今川君、

身を交わしやり過ごしながらの左ストレートが抜群のヒット率だったんだわ。

 

<2R>

小笠原君はムキになり過ぎての仕掛けが大き過ぎで、

試合慣れしてる今川君に軽くあしらわれてる感じさえ漂ってきて、

今川君の足の短い鋭いショットがやたら目立ってたんだよね。

 

<3R>

小笠原君が相当力強くブン回してくるもんで今川君、

危険や恐怖を感じなかった訳では無かったと思うんだけど、

それでも敢えて相手の打ち終わりに右フックを合わせ打ってて、

残り2秒のところでタイミングのいい左のショートスイングで見事なダウンゲットで、

小笠原君は大きく狙い過ぎたのが裏目に出てしまったって感じだったなあ。

 

<4R>

小笠原君も最後の勝負を賭けていったんだけど、

余りに前振りが無さ過ぎだったし殆どボディも攻めないままで、

試合を覆すには至らないまま頑張りが空転するばかりで、

交わすのも引くのも巧くて打ち終わりの体の逃がし方も抜群の今川君に

最後まで翻弄されてしまったって感じだったなあ。

 

 

ってことで自分は40-35だったんだけど結局、

40-36、39-36ってことで今川君の大差3-0勝ちだったんだわ。

 

 

この日抜群の巧さを見せた今川君が過去に3敗してるなんて信じ難くて、

このまま決勝戦まで突き抜けてしまいそうな感じのデキの良さだったんだわ。

 

 

 

⑨ 山本智哉君(宮田)×安藤教祐君(KG大和)……LF

1勝0敗の20歳・東京都と、3勝(2KO)0敗の25歳・宮崎県。

 

この階級、最後は結局、安藤教祐君と大橋波月君とで決勝戦だなって、

そう思ってたもんで驚いてしまったんだわ。

 

<1R>

二人共、初っ端からパキパキ飛ばしてて、

手数そのものは山本君とは比べ物にならないほどだったんだけど、

有効打ってことになると安藤君の方が勝ってたんだわ。

 

<2R>

体を左に傾けた所から打ち出す安藤君の左ジャブが山本君には見えてないようで、

幾度も突き上げられるような感じで山本君の髪の毛をバサバサさせてたんだわ。

 

やっぱり山本君、そのセミロングのサラサラヘアっていうのは試合ではマズくて、

ちょっと当たっただけで大袈裟にバサバサしてしまって、

採点に際しては不利な印象を与えるばかりだからね。

 

残り25秒、安藤君の右フックがクリーンヒットしてたんだけど、

安藤君のパンチは相対的に出所が解り難いんだよね。

 

山本君もめげることなくの頑張り手数だったんだけど、

当て勘的には今一歩っていう状態が続いてたんだわ。

 

<3R>

山本君もそこそこやってるんだけど、

安藤君が常にそれを上回るパフォーマンスをしてるって感じで、

中々ポイントバックするまでには行かなかったんだよね。

 

<4R>

ここでダウンゲットしない限り山本君の勝ちはなかったんだけど、

その山本君は元々それ程のハードヒッターではないし、

やっぱり勝負あったかなあって見てたんだけど山本君は全く諦めてなくて、

初っ端から飛ばして回転の中での左フックを連続ヒットさせたんだわ。

 

それは1分手前のことだったんだけどその途端、アレッて感じで安藤君、

急に別人のように弱ってしまって一方的な追い込まれ方をしてしまって、

北西ポストに押し込まれてしまったままほぼ無抵抗主義者のようになってしまって、

見かねたレフェリーが割って入ってのストップエンドで1分00秒、

自分にとっては番狂わせの山本君の衝撃的な逆転TKO勝ちだったんだわ。

 

 

勝ち上がった山本君には次の試合でもハードな相手が待ち構えてて、

強連打とスタミナを誇る亀山大輝君なんだけど……。

 

試合後暫くして北板席で山本君と目が合って、

自分のことは知らないと思ってたけど笑顔でコクッとしてきたからちょっと話して、

このブログを読んでくれてるってことだから彼の負け予想のことは知ってて、

まあ予想は外れるもんだからって言い訳しながらだったんだけど、

結構真面目に話を聞いてくれたんだわさ。

 

 

それにしても安藤君の方は一体どうしてしまったのかってことで、

集中を緩めた一瞬を狙われたとしか言いようがなかったんだよね。

 

 

 

⑩ 林慶太君(10count)×江澤宏之君(角海老)……SFe 

1勝(1KO)1敗(1KO)の20歳・東京都と、4勝(1KO)1敗の27歳・東京都。

 

LF級の直後のSFe級は異常なほどデカく見えたんだけど、

この組み合わせだと江澤君の勝ちは揺るぎないんじゃないかって……。

 

<1R>

4~5㎝ほど上背のある林君は後ろ姿がちょっと西田光さんを彷彿とさせて、

中々逞しい印象だったんだけど、いきなりあっけなくて、

開始僅か23秒の赤コーナー前だったんだけど、

江澤君の強烈な左Wフックの2発目をまともに貰ってしまってダウン。

 

両足を揃えたままのバッタンダウンだったもんで心配されたところ、

何とかリスタートすることが出来たんだけど林君はその後も被弾が多くて、

感じを掴んで体もこなれてきた江澤君の前にひとたまりも無さそうで、

左のトリプルとか右アッパーだとか派手に攻め込まれてたんだわ。

 

<2R>

ダメージを引きずることなくの立て直しだったんだけど林君、

右がヒットしないと始まらないっていう若干片寄りの強いボクシングで、

ラウンド終盤には左右ボディから一気攻勢をかけられてしまったんだけど、

それでも中盤までの必死手数で1ポイントバック。

 

<3R>

ここが勝負の分かれ目の男の勝負どころで、

お互いに吹っ切れたような打ち合いから始まったんだけど、

大きな有効打が無かった中、

力振り絞っての必死手数で林君がやや優勢に推移してこれでイーブン。

 

<4R>

最後の勝負が始まったばかりの開始20秒、

ショートブローの打ち合いはどっちも有りだなって見てたその瞬間、

江澤君の右フックが綺麗にカウンターヒットして林君がダウン。

 

リスタート後の林君は今回のダメージは初回のものとは比較にならなくて、

いきなり上下のバランスが悪くなったし腕振りも緩んでしまったんだわ。

 

1分半が経過する頃、江澤君の左ボディが強烈な喰い込み方を見せて、

思わず下がった林君を江澤君が更に一気の鬼追撃で、

ほぼ一方的になってしまった1分57秒、江澤君のTKO勝ちだったんだわ。

 

3Rでやっとこさイーブンに戻したっていうのに勿体なかった林君だったんだけど、

それでもパンチを貰った際に如何にも打たれてしましたっていう体の動きとか、

顎が上がって両手が体から離れ過ぎるような悪い癖は即改善なんだよね。

 

 

江澤君の次の相手は8月1日に決まるんだよね。

 

 

 

⑪ 高島裕樹君(宮田)×中村由樹君(輪島S)……Fe

4勝(3KO)5敗(3KO)1分の30歳・佐賀県と、1勝0敗の28歳・東京都。

 

中村君は勅使河原さんの流れを継ぐような雰囲気を持ってて、

矢斬佑季君に3-0勝ちしはしたけどホントの実力があってのことかって……。

ただこの日の相手は過去10戦してるけど勝ち負けが拮抗してる30歳だし、

ほぼ完勝するんじゃないかって思ってたんだけどね。

 

<1R>

お互いにごく普通の入りをしてたんだけど開始49秒、

グイッと詰めた所での中村君の左フックが強烈ヒット。

 

ゴロンと仰向けに大の字になってしまった高島君、

何とか立ち上がりはしたんだけど再開するには足元が覚束なくて、

どうなるのかなあって見てたらそのままレフェリーストップエンドってことで0分53秒、

中村君の実に手際のいいTKO劇だったんだわ。

 

 

 

⑫ 橘ジョージ君(協栄)×内藤未来君(E&Jカシアス)……L

2勝2敗の22歳・新潟県と、

3勝(2KO)0敗のサウスポー、25歳・神奈川県。

 

この試合は内藤君の順当勝ちだと思ってたんだけどね。

 

<1R>

フレームのデカさは橘君が圧倒的でリーチ差もかなりあって、

内藤君としてはそれをどうするかってところだったんだけど、

橘君はスタンスの広い割には厳しい詰め寄りをしてたし、

頭から突っ込むようなところもあって、

内藤君としてもとってもやり難そうにしてたんだわ。

 

その内藤君が逡巡と言うか攻めあぐみ続けてた残り1分09秒、

橘君の右チョンストレートがタイミングよくヒットして内藤君がグラッとしてしまって、

他に明らかな有効打が無かった中、橘君が先行1ポイントゲット。

 

<2R>

内藤君は距離を計りかねてたというかやり難さを丸出しにしてて、

大体が一次踏込だけで終わってしまってたもんで有効ヒットからは程遠くて、

要するに距離の差だけの試合になってしまったんだわ。

 

この日の内藤君にそれを克服するのはとっても無理そうに見えたもんで、

自分はこの回で離席ってことで……。

 

 

発表されたスコアを聞いてたら40-37、39-37、38-38ってことで、

やっぱり橘君の勝ちかあって思ってたら何と内藤君の2-0勝ちだったんだわ。

 

場内からは大きなブーイングの声が聞こえてきて、

自分は2Rで切り上げたからあれこれ言う資格は無かったんだけど、

それでも1Rと2Rの両方共を内藤君に振るっていうのは理解し難くて、

両方共を橘君に振ってるジャッジが同時にいたことも双方にとっての不幸で、

4回戦で2ラウンド分を全く逆に配点されたらやってる方は堪らないんだよね。

 

 

橘君陣営の不満は尽きるところが無かったから、

文書で抗議を申し入れた方がいいって思ったけど、

肝心のジム会長はこの日も当然の如く欠席してたからなあ……。

 

 

 

【本日のベスト5ボクサー】

① 今川未来君

② 荒川竜平君

③ 山本智哉君

④ 中村由樹君

⑤ 薮﨑賢人君

 

 

 

朝9時には上がるって言ってた雨も12時過ぎてもまだ振ってたし、

競馬新聞の予想屋たちの外し方も半端じゃないんだから、

自分がボクシングの勝ち負け予想を外しまくっても落ち込む必要はないって事で、

昨日は予想した11試合の内4試合も外してしまったんだよね、

 

 

 

2017年7月24日 (月)

大田区総合体育館・7月23日

 

Img_1201

“御来光”

 

モネの “印象・日の出” の雰囲気を感じさせるバルコニーからの朝4時半頃。

 

富士山の頂上から見る御来光だけが荘厳で有り難いとは思ってなくて、

毎日毎日其々の場所、其々の人に御来光はある訳で……。

 

 

 

新しいアンプとスピーカーをバイワイアリング接続して、

最初のCDを聞いてみたらもうとっても満足のいく音がしてね、

左右の位相が以前よりずっと安定したし音像もクッキリしたんだわ。

 

ただ、アンプに内蔵されてるUSB DAC機能を生かすための

ドライバーのインストールが中々巧いこといかなくて手間取ってしまって結局、

ヤマハの担当者に詳しく教えて貰ってやっと完成で、

iTunesの中に取り込んだ音楽を聴くには、

今まではPCのイヤホンジャックから普通のケーブルを繋いでたんだけど、

USBケーブルを使うことで格段に音質が良くなったもんで、もう嬉しくてさあ。

 

 

 

今年ちょうど50回目の現場観戦はとっても湿度の高い一日で、

テレビが入ってる関係で進行がトロトロの休憩だらけで、

4時半に始まったんだけど6時間もかかってしまって、

家に着いたら11時を過ぎてしまったんだよね。

 

 

 

① 若松大輝君(ワタナベ)×何チャラ・ボクシングキャンプ

                        ………Fe 6R

5勝(3KO)1敗(1KO)の21歳・神奈川県と、

9勝(3KO)3敗1分の21歳・タイ。

 

<1R>

タイ人にしては珍しく胸毛ボーボーのボクサーが出てきて、

一瞬印象的な力強さを感じさせたんだけど、

今とっても勢いのある若松君の前にはやっぱり殆どひとたまりもなくて、

様子見さえすることなくの一気攻めで1分40秒の青コーナー前、

左右の強烈フックを連続ヒットさせていきなりのダウンゲット。

 

リスタート後の残り40秒のリングほぼ中央、

勢いのまままたもやの右を直撃ヒットさせて2度目のダウンゲット。

 

タイボクサーの割には珍しく立ち上がってきたもんで再々のリスタートだったんけど、

立ち上がっただけがエラかったってだけの残り12秒、

若松君がドカドカボディからのフィニッシュショットは強烈右フックで、

赤コーナー前でバッタリ倒れたタイボクサーはそのままテンカウントアウトで、

2分59秒、若松君のKO勝ちだったんだけど、

この胸毛タイボクサー、リングのあっちこっちで倒れまくってたんだわさ。

 

 

 

② 三代大訓君(ワタナベ)×何チャラ・ナロン……60.5㎏ 5R

2勝(1KO)0敗の22歳・島根県と、戦績不明、?歳・タイ。

 

赤コーナーは “みしろひろのり” 君っていうんだけど相当強いB級ボクサーで、

タイボクサーではとっても相手になりそうになかったんだけど、

この日の三代君は1~2Rは殆ど全く何もしないままで、

体調が悪いのか、そもそもやる気が無いのかって一瞬思わせたんだけど、

自分には意識的な手抜きをしての時間稼ぎなんだなってすぐに解って、

サクサクッと早や終りが続くと休憩タイムだらけになってしまうからってことで、

陣営から間引き運転を指示されてたんだと思ったんだよね。

 

普段ならあんなにトロトロやってたら大声でどやすセコンドも無言のままで、

そういうのをいつまで続けるのかって思ってたら結局次の3R、

全くの別人が出てきたように飛ばしてあっと言う間の決着だったんだわ。

 

右アッパーで最初のダウンゲットしたリスタート後は2発のボディブローで、

立て続けに2度のダウンゲットで1分34秒でのTKOエンドだったんだわ。

それにしてもこの試合は何故5回戦として組まれてたのかなあ。

 

 

 

③ 河野公平君(ワタナベ)×何シャラ・スポーツスクール

                          ………53㎏ 8R

32勝(13KO)10敗(1KO)1分の36歳・東京都と、

13勝(3KO)9敗1分の23歳・タイ。

 

河野公平君と記述するのは若干の抵抗があるんだけど、

現在はWBC23位っていうのが彼のランキングな訳で、自分の括りとしては、

世界ランカーは15位以内をさん付けにするって設定してるもんでね。

 

慎重に用意されたタイボクサー相手の復帰戦なもんで河野さんが負ける筈も無く、

もし片手で試合をするっていうのなら見たんだけど勿論そんな事は有り得ず、

5R1分35秒っていう結果もずっと後になって知ったんだわ。

 

 

 

④ 船井龍一さん(ワタナベ)×奥本貴之さん(Gツダ)

              ………日本 SF タイトル戦 10R

27勝(19KO)7敗(3KO)のチャンピオン、31歳・東京都と、

18勝(8KO)7敗(2KO)3分のランク1位、サウスポー、25歳・奈良県。

 

奥本君はランク1位ってことなんだけど、

船井さんと比べると戦績的にはかなり見劣るって言わざるを得ないし、

強い相手達に勝ってきたってことでもない中、

船井さんにとっては地元大田区での初防衛戦ってことで……。

 

<1R>

最初の1分間は二人共とっても慎重で、

船井さんは取り敢えずは相手の出方を探っての待ち姿勢で、

奥本さんもとにかく出て行かなかったんだわ。

 

奥本さんには何かの作戦があるようだったんだけど結局最後まで全く攻めなくて、

ステップワークも腕振りもそこそこスピードはあったんだけど、

そもそもの距離感は余り良くない感じを受けたんだよね。

 

<2R>

1分25秒、船井さんが返しの左フックをクリーンヒットさせて、

やっと試合が動いてきたんだけど、奥本さんもいいワンツーを打ってたんだわ。

 

ただ彼の狙い目は中間距離での戦いではあくまで無くて、

ガチャガチャッとさせたところでのパワフルな腕振り一本って感じで、

そういう意味ではとってもシンプルな戦い方だったんだわ。

 

<3R>

一瞬の踏み込みからの2発までに賭けてる奥本さんに対して船井さん。

常に反応鋭い対処が出来てて殆ど何の心配も無さそうで、

奥本さんもまだまだ可能性は見せてたんだけど、

反撃を避けるべくのラフな頭からの突っ込みは危険この上なくて、

船井さんも頭の逃がし方に改善の余地はあったんだけど意地で引かなくて、

案の定、右目上を大きくバッティングカットしてしまったんだわ。

 

<4R>

結局、奥本さんのボクシングは遊びの少ない突っ込み一本の単調系で、

上体を細かく動かして船井さんに入りっ放を合わせられないようにはしてたけど、

ポイントを取るまでの有効ヒットが叶わないままで、

このラウンドも1分40秒での船井さんの右ストレートが目立ってたんだわ。

 

残り40秒、船井さんのカット傷にドクターチェックが入ってて、

このままだと最後までは行きそうにない感じが早くも漂って来たんだよね。

 

<5R>

奥本さんはこの後もこんな調子で行くのかって感じで、

やたらガチャガチャさせたがってるだけで、

接近戦では意図的に頭をぶつけていく動きさえしてて、

船井さんが今度は左目上をバッティングカット。

 

<6R>

お互い徐々にファーストコンタクトだけのボクシングになってしまって

これ以降は遠目だったら一体何をしてるのかが解り難いゴニョゴニョ戦一途で、

自分のところからでも何だか闘犬のようになってしまって、

奥本さんとしては望むところだったんだろうけど、

何度もドクターチェックが入るもんで自分の気はすっかり削がれてしまって、

しょうがないなあって感じで離席してしまったんだわ。

 

関西にはまだまだあんな感じの突貫一本ボクサーが多くて、

頭からのガンガンボクシングで嫌がらせをするような感じで、

結局次の7R、船井さんのカット傷が悪化しての負傷ストップエンドで、

68-65×2、67-66ってことで船井さんの3-0勝ちだったけどね。

 

 

 

⑤ 大西裕太君(横田S)×佐藤和憲君(新日本大宮)

                         ………60㎏ 4R

3勝(3KO)4敗(2KO)の32歳・神奈川県と、

3勝(3KO)4敗(1KO)の30歳・北海道。

 

試合前、あるボクサーと間違えて佐藤君に声を掛けてしまって、

すぐに間違いだって気が付いたんだけど佐藤君は自分のことを知ってて、

ブログも読んでくれてるみたいだったんだわ。

 

<1R>

上背とリーチで優勢な大西君の方がやたら動き回るボクシングで、

捕まえ切れない佐藤君が途中途中で薄い被弾を重ねて苦労してたんだけど、

終了間際、やっとこさで右フックをそこそこの強度で当て込んで、

元々腰高だった大西君をロープ際まで吹っ飛ばしてたんだわ。

 

<2R>

開始20秒、小内刈りみたいな感じに足が絡まって佐藤君が浴びせ倒して、

柔道だったら間違いなく一本勝ちってところだったなあ。

 

大西君は1分を過ぎると途端に動きが鈍くなるのが解り過ぎで、

それにつれ佐藤君のヒット率が上がっていった1分半過ぎだったかなあ、

右、左って放った佐藤君のフックが直撃して大西君がダウン。

 

何とかリスタートしたんだけど大西君、既に膝がポクポクしてしまって、

ここは佐藤君の鬼追撃でエンディングかって思わせたんだけど、

佐藤君も手緩さが目立って仕留めきれず大西君に凌がれてしまったんだわ。

 

<3R>

前のラウンドで打ち疲れたか佐藤君、飛ばし切れずのガス欠模様で、

回復した大西君に攻め込まれる場面が増えていったんだわ、

 

<4R>

勝負としては面白くなってきて、このラウンドの出来次第だったんだけど、

それでも大西君としてはダウンゲットしないと勝てない状況だったんだけど、

相変わらず足元が踏ん張れないままで、

佐藤君の手緩さに助けられてたって感じだったんだよね。

 

このラウンドでも佐藤君の唯一の仕掛け技は得意の浴びせ倒しで、

大西君が足元を踏ん張れなかったことにも起因してたんだけど、

中盤過ぎからは二人共ほぼヘロヘロになってしまって、

最後は佐藤君の打たれ方が形が悪くて被弾数も半端じゃなかったんだわ。

 

 

ってことで自分は38-37で佐藤君だったんだけど結局、

38-37×2、37-37ってことで佐藤君がギリギリの2-0勝ち。

 

37-37としたジャッジは最終回を10-8で大西君にしたんだろうけど、

この辺に自分は10点法の矛盾を感じる訳で、

以前から5点法がいいんじゃないかって思ってるんだけど、

それに関してはまた別の機会にってことで……。

 

 

 

⑥ 田口良一さん(ワタナベ)×ロベルト・バレラ

             ………WBA LF タイトル戦 12R

25勝(11KO)2敗2分のチャンピオン、30歳・東京都と、

18勝(12KO)1敗のランク1位、スイッチ、24歳・コロンビア。

 

田口さんも大田区の出身なんだよね。                                                   

この試合は実に実に面白かったんだわさ。

 

渡辺会長がスーツ姿ではなくてトレーナーと同じウェアを着てて、

珍しいなあって思ってたらこの日はセコンドの一人に加わってたんだわ。

 

田口さんは赤のレイジェス、バレラは白の同じくレイジェスだったんだけど、

白色のグローブは視覚的に大きく見えるし、

パンチの軌道が一瞬目に焼き付くもんで嫌がる相手も多いんだよね。

 

<1R>

いつもは若干様子見でスタートする田口さんだったんだけど、

この日はいきなり全開のボクシングで、

それは仕掛けの早いバレラを調子づかせるのを阻止しようとしてのことらしくて、

華麗な上下打ち分けと鋭い左ボディーをかませていって、

そのボディブローが効いたかバレロ、いきなりベルトラインを気にしてたね。

 

その後もほぼ完全に展開を掌握してバレラに付け入る隙を与えなかったんだわ。

ってことでこのラウンドは10:8.5ほどもの大差が付いてしまったんだよね。

 

 

 

またしても例のクソ野次オヤジがこの日も紛れ込んでの悪意に満ちた大声で、

コイツは後楽園ホールではあるジムから出入り禁止を喰らってるし、

自分も過去何回も直接どやし付けたんだけど、バカなのかまるで懲りてなくて、

ボクサーをけなしたり他人が不快になるようなことをがなるのが生きがいのようで、

仕方無いから昨日も反対側にいたソイツの席まで行って、

「何回言ったら解るんだ、お前はホントのバカなのか!」 って優しくどやしたら、

ソイツは一切自分の方に目線を向けないまま固まってしまって、

「うるせえ、コノヤロ!」 とも言い返さない無言のままで、

とにかく気合の入ってない只のクソ野次オヤジで情けないったらないんだわ。

で、それ以降はすっかり大人しくなって、それもいつも通りだったんだけどね。

 

<2R>

このままじゃマズイって感じでバレラも少し飛ばしていって、

この後も頻繁に繰り返してたんだけどサウスポーチェンジを見せたんだけど、

それは田口さんを翻弄させようとするよりは、

左ボディを喰らう面積を減らそうとしてるかのようだったんだわ。

 

ラウンド序盤に飛ばしたバレラだったんだけど中盤過ぎるとメッキリで、

接近戦でも常に戦闘的だった田口さんの餌食になってたんだわ。

 

<3R>

初っ端にも飛ばしてこなかったバレラに対して田口さんの勢いが圧倒的で……。

 

<4R>

この回は初めからサウスポーだったバレラに対して田口さん、

益々のプレスで何度かバレラをロープに詰めてのボディラッシュで、

返しの左フックもタイミングよくヒットさせてたしまたもや10:8.5だったなあ。

 

この日の田口さんの飛ばし方は今までにないもので、

まるで5Rくらいまでには決着させてしまおうとするかのようで、

そんなに飛ばして先々大丈夫なのかって思わせるほどだったんだよね。

 

<5R>

田口さんが飛ばす飛ばすの打つ打つで、

それはもうガス欠が心配されるほどの勢いで……。

 

<6R>

最初の30~40秒間を征してたのはバレラの手数で、

その後パッタリではあったんだけど、田口さんの方も一段落してて、

打ち疲れたか消耗の色も見え隠れしてたんだわ。

 

<7R>

流れが変わるかのように見えた前の回は結局、

田口さんの休憩タイムだったみたいで、このラウンドはまた元通りの全開全開で、

初っ端からの飛ばしにバレラの集中と忍耐が切れそうなほどで、

打ち返すショットにも明らかに力が込め切れてなかったんだわ。

 

ただ、中盤にかけて田口さんが一段落した途端、今度はバレラの攻め返しで、

流石にこの辺の押し引きには長けたところがあったし、

被弾のダメージを大きくさせないような顔の動きと上体の柔らかさだったなあ。

 

終盤にかけて手数をアップさせたバレラだったんだけど、

それでもポイント的には追い付いて無かったと思ったなあ。

 

<8R>

若干田口さんのペースの落ちたところをバレラがすかさずの追い込みで、

必死の巻き返し感を漂わせ続けて、このラウンドは取ったかと思われたんだけど、

流れとポイントを一気に引き戻したのは田口さんのやっぱり左ボディブローで、

赤コーナーに追い込んでの強烈な2発の食い込みは実に半端じゃなくて、

バレラはロープ最下段に腰掛けるようにしてやっとこさ凌いでたんだわ。

 

<9R>

開始12秒、田口さんのクロス気味の右ストレートが綺麗にヒットして、

バレラがロープ際に後ずさりしたところを田口さん、

更に力強い畳み掛けからの鬼追撃で、

そのラッシュは上下のフック系とアッパーを混ぜ込んでの七色の打ち分けて、

全く防戦一方になってしまったバレラは殆ど戦意喪失で、

それを見計らったレフェリーが二人の間に割って入って0分24秒、

田口さんの手際のいいTKOエンディングだったんだわ。

 

 

確かに田口さんは一発で倒してしまうタイプではないんだけど、

正確に沢山打ち込めば倒す機会は自ずと訪れるっていう見本なんだよね。

 

 

 

⑦ 松田烈君(reason)×小久保聡君(三迫)……50㎏ 4R

2勝(1KO)1敗(1KO)の19歳・東京都と、

2勝7敗(1KO)1分のサウスポー、33歳・埼玉県。

 

松田君はこれから売り出すバリバリの若手ファイターだし、

戦績からしても小久保君はシンドイだろなあって思ってたんだけどね……。

 

<1R>

パンチの強さは松田君、手数は小久保君っていう図式がすぐに確立して、

小久保君は積極プレスだったんだけど中々いいタイミングで打ち切れなくて、

遠目で薄くはあったんだけど松田君のヒットヒットが目立ってたんだわ。

 

その小久保君も終盤にかけては左ストレートを2発当て込んでて、

何となくの可能性も見せてたんだけど、

それでもポイント的にはやっぱり松田君の方に流れたんだよね。

 

<2R>

小久保君の信念は固くて陣営からのアドバイスも実に的確で、

詰め詰めからのシツコイ手数にらしさを発揮していって、

軽くはあったんだけどヒットヒットを積み重ねて松田君を困らせてたんだわ。

 

<3R>

相手の大きいショットを掻い潜って小久保君が益々のショート連打で、

相手が1~2発打つ間に4~5発を必死に頑張ってて、

そのフォーマンスは何とか彼に勝たせてやりたくなるほどだったんだよね。

 

小久保君が踏ん張るにつれ松田君は腕振りが雑になる一方で、

ヒット数が極端に落ちていってしまったんだわ。

 

<4R>

ここを頑張らないと松田君の引き分け以上はない感じで、

一瞬いい場面も作ったんだけど決定的までには追い込めなくて、

粘り強い小久保君の前に最後は少し諦めてしまった感じのまま終了ゴング。

 

 

ってことで自分は39-37だったんだけど結局、

40ー36×2、39-37ってことで小久保君の頑張り勝ちだったんだわ。

 

 

 

⑧ ホセ・アルグメド×京口紘人さん(ワタナベ)

             ………IBF Mm タイトル戦 12R

20勝(12KO)3敗1分のチャンピオン、28歳・メキシコと、

7勝(6KO)0敗のランク9位、23歳・大阪府。

 

この試合の前までは筒井さんと仁人さんのサポーター、

それと林崎智嘉志君が並んでた隣で見てたんだけど、

最後に自分の席に戻ったらすぐ後ろに渡辺会長の奥様が控えてたんだけど、

その周囲を7~8人の若い男女が取り囲んでて、

以前お世話になったお医者さんと看護師さん達ってことで、

一力ジムの鈴木マネが横にいるところで一緒観戦だったんだわ。

 

二人共、グローブはレイジェスだったんだけど、

赤コーナーのアルグメドがブルーで、青コーナーの京口さんがオレンジって、

普通とは逆のカラーを選択してたんだわ。

 

レイジェスのオレンジは赤と比べて数段お洒落に見えて、

京口さんはシューズのアクセントカラーとコーディネイトしてたんだよね。

 

<1R>

京口さんも田口さんと同様のいきなり全開のボクシングで、

試合をするごとにキレを増していってる左ボディが抜群の抜群で、

ラウンド半分前後でアルグメド、すっかり効かされてしまってたんだわ。

 

<2R>

アルグメドは必ずしも巧いボクサーではなくて、

全てが前振りナシのフルショットオンリーだったんだけど、

それでもその一見雑なフック系を色んな角度で振り出してくるもんで、

京口さんとしても見極めにくいところもあったと思うんだけど、

その分シッカリしたガードポジションを維持してたんだわ。

 

<3R>

すっかり体の温まった二人がとにかく振る振るで、

一気に激しい展開になっていったんだけど、

京口さんの方も相手の右フックに合わせる左カウンターのタイミングが合ってきて、

ビッグヒットの予感もさせたんだよね。

 

<4R>

アルグメドの方はカウンターを狙う意識は殆ど無いみたいで、

自らのタイミングでのフルショットオンリーのままで、

激烈ではあるけど殆ど最初の1~2発勝負に終始してたんだわ。

 

WBAもIBFも中間スコアの発表はないんだけど、

ここまで自分は丁度イーブンだったんだわ。

 

<5R>

お互い、致命的な被弾は避けつつのやったり取ったりで、

京口君は気分良くやれてるのかってことで、

もう少しパンチの緩急が欲しかったところでもあったんだわ。

 

<6R>

アルグメドのサウスポーチェンジがやたら目に付くようになって、

やっぱり京口さんの左ボディを明らかに嫌がってて、

少しづつ少しづつではあったんだけど腰が引けるようになったんだわ。

 

京口君もほんの僅かな時間だったんだけどサウスポーチェンジしてたね。

 

<7R>

アルグメドとしては最後まで乱暴なまま押し切るつもりなのかって見てたんだけど、

京口さんの右アッパー、左ボディショット以上の打ち込みはなかったなあ。

 

<8R>

アルグメドは打ち終わりに頭を下げて京口さんの打ち返しに備えてるから、

京口さんとしてはもう少し低めを狙うべきだなあって見てたんだけど、

そのボディブローは相変わらず絶妙の食い込みを見せてて、

アルグメドは更に腰引き気味になっていったんだわ。

 

<9R>

ラウンド半ば、京口さんが返しの左フックを綺麗にヒットさせて、

思わずよろけたアルグメドはロープに飛ばされてしまったんだけど、

その反動で戻ってきたところに京口さん、

タイミングよく左右フックを当て込んで我慢強かったアルグメドからダウンゲット。

 

この時の館内の盛り上がり方は半端じゃなくて、

リストーしたアルグメドがかなりグダグダになってたもんで、

このラウンドの内に倒し切ってしまいそうな雰囲気さえあったんだわ。

 

<10R>

前の回ヘロヘロになりながらも何とか凌ぎ切ったアルグメド、

その回復度が気になるところだったんだけどヘロヘロでの必死感はそのままで、

腕振りも極端に緩くなってきたんだけどホントに良く耐えてたんだわ。

 

京口さんの方も前の回に飛ばしまくったせいか鋭く正確に打ち切れてなくて、

カウンターのタイミングも狙い切れなくなって相当消耗が進んでたんだよね。

 

<11R>

二人共、かなりグダグダになってきて、

京口さんも敢えて大きくは攻め込まず、

アルグメドに適当にやらせてるって感じだったんだわ。

 

<12R>

京口さんサイドがポイント計算に入ったか、単純に京口さんがヘバッタのか、

このラウンドはアルグメドの最後の踏ん張り手数が勝ったまま終了ゴング。

 

 

ってことで自分は116-111だったんだけど結局、

116-111×2、115-112ってことで京口さんが余裕の3-0勝ちだったね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 田口良一さん

② 京口紘人さん

③ 小久保聡君

 

 

 

2017年7月21日 (金)

後楽園ホール・7月19日

 

Img_1181

「特にどうってことないんだけど……。」

 

 

 

19日は秋葉原のオーディオショップに寄ってからホールに向かったんだけど、

まだ時間的に早かったもんでプリズムホール横の植え込み脇に座って、

オーディオのパンフを眺めてたら横にスッと座ってきた人がいて、

藤中周作さんがニカッと笑いながら話し掛けてきたんだわさ。

この日の試合のことなんかを少し話したんだけど、

珍しく彼は第3試合だったもんで随分早いホール入りだったんだよね。

 

 

 

自分はピエール瀧っていう俳優が好きで、

やたら安っぽくテレビのバラエティ番組に出演しないことも好ましく思ってて、

演技の渋さも気に入ってるんだけど、ラジオのフリートークが抜群に面白くて、

毎週木曜日の昼1時からの番組は時間が許す限り聴いてるんだけど、

自分の中の好感度としては最高峰レベルなんだよね。

 

そのピエール瀧が一昨日の後楽園ホールに来てて、

ほぼ10年振りらしいんだけど自分は迷わずサインを貰ってしまったんだわ。

和氣慎吾さん絡みで来たことは昨日の放送でも喋ってたんだけど、

久し振りにオヤジ達の怒号を聞いて新鮮な印象を持ったって言ってたなあ。

 

 

 

この日の金子ジムの興行は過去最高のメニューで驚いてしまったんだけど、

やっぱり “DANGAN” のサポート共催ってことで……。

 

この日は全部で6試合組まれてたんだけど、

本人的に納得し難い負け方をしたら引退してしまいそうなボクサーが4人もいて、

勿論それは自分のごく個人的な見解ではあるんだけど、

そういう関係もあってこの日出場したボクサーの平均年齢は31.6歳って、

最近では稀に見る高年齢で、一力ジムの鈴木マネの直観が当たってたんだわ。

 

 

 

① 荒木祐司君(金子)×池谷一樹君(宮田)……W 4R

デビュー戦のサウスポー、25歳・茨城県と、デビュー戦の30歳・東京都。

 

<1R>

重い階級のデビュー戦同士っていうのは荒れた展開になることが多くて、

この試合もいきなりの接近揉み合い戦から始まったんだけど、

開始僅か8秒、ゴニョゴニョした中で荒木君の左フックが実に変な当たり方をして、

その途端池谷君がクニャッと倒れ込んでしまったんだわ。

 

それでもとにかくダウンってことで池谷君が2ポイントビハインドのリスタートで、

そこからは単なる乱闘以上のものでは無くなってしまったんだけど、

再開後も荒木君の勢いの方が圧倒的に勝ってたんだけど、

彼はサウスポーでやってたんだけどやたら正対してしまうことが多くて、

元々の右利きがサウスポーに変えたばかりって感じだったんだよね。

 

リスタートしてから30秒ほどのところで池谷君、

左右フックを大きく貰ってしまって南ロープまで吹っ飛ばされてしまって、

そこはロープの助けを借りて踏み止まれたんだけど、

すぐに追い詰めた荒木君の更なる左右フックにはひとたまりも無く、

その場にズルズル本格的に崩れ落ちてしまったんだわ。

 

それまでの被弾の多さと倒れ方を見てレフェリーが即のストップエンドで、

0分45秒、荒木君があっと言う間のデビュー戦TKO勝ち。

 

 

テレビの都合らしいんだけど録画なんだから後で編集すればいい訳で、

いきなり休憩を入れて観客の興を削ぐようなことをするんじゃないのって……。

 

 

 

② 細川チャーリー忍君(金子)×和田直樹君(花形)……M 6R

6勝(5KO)3敗の32歳・宮崎君と、

10勝(2KO)10敗(4KO)2分の34歳・神奈川県。

 

この日は第1試合から第3試合までが重い階級だったもんで、

技術的な面は別にしてそれなりに迫力のある試合が続いたんだわ。

 

<1R>

それ程巧くは無い同士だったんだけど、

前の手の使い方に関しては細川君の方が圧倒的に上回ってて、

ジャブを斜めに打ち込んでいくもんで、

早くも和田君の左目上の傷みが目立ってきたんだわ。

 

和田君は相変わらずの若いボクシングで、

細かい技抜きの雑なフルショットオンリーだったなあ。

 

<2R>

落ち着いて出来れば細川君には何の問題も無さそうで、

開始45秒には傷んでた和田君の左目上をハッキリヒットカットさせてたんだわ。

 

和田君には繋ぎのパンチが全く無いのがツライよなあって見てた残り1分10秒、

ほぼリング中央で細川君のキレのいいワンツーを連続被弾してしまってダウン。

 

何とかリスタートした和田君だったんだけど既に体全体が緩んでしまってて、

誤魔化し系のボクシングしか出来なくなってしまって、

こりゃ長いこと持ちそうにないなあって思ってた残り26秒、

細川君に思いっ切りの右ストレートを直撃されてしまって、

西ロープへ吹っ飛ばされてロープに首を引っ掛けながら倒れ込んでしまって、

その時点でもう止めてもいいような2度目のダウンを喰らってしまったんだわ。

 

無理矢理リスタートを強いられた形の和田君は続けざるを得なかったんだけど、

ほんの少しの反撃の兆しさえも見せることが出来ないまま、

ロープ沿いをズルズル北側に移動したところで、

余りの一方的さにレフェリーもやっと決断したようで、

2分51秒のTKOエンドだったんだけど、

再々開から僅か6~7秒ほど後のストップだった訳で、

自分には和田君の再続行はどう見ても最早無理強いにしか見えなくて、

事故を起こさない意味でも早めのストップは今や常識であるはずなのに、

これが多分最後の試合になるからギリギリのところまでやらせてやってくれって、

そういう申し入れみたいなものが事前に陣営からあったのかなあ……。

 

 

ここで何回目かの強制休憩タイムが入ったモンで、

瀬藤幹人さんの試合前のミットを見せて貰って一声掛けたんだけど、

相変わらずいい表情をしてたんだよなあ。

 

 

 

③ 藤中周作さん(金子)×大村朋之君(フレア)……W 8R

15勝(10KO)7敗(3KO)2分のランク6位、30歳・宮崎県と、

8勝(4KO)8敗(5KO)の36歳・兵庫県。

 

2年前に藤中さんにTKO負けして引退したと思ってた大村君、

36歳になって期するところがあってジム移籍してのダイレクト再戦ってことで、

これはもう正に引退を賭けた一戦だったんだわ。

 

<1R>

フレーム的には若干優位な大村君だったんだけど、

6ラウンドしかない試合の割には立ち上がりが遅かったし全体の動きも今一で、

残念ながら、1分を過ぎる頃にはすっかり勢いが無くなってしまったんだわ。

 

相手の躊躇を見切った藤中さんが得意の一気ガンガン攻めだったんだけど、

ガードを置き去りにした振り過ぎはやっぱりいつもの通りだったなあ。

 

藤中さんが倒し切ってしまいそうなほど二人の勢いには差があったんだけど、

飛ばしまくってた藤中さんも残り30秒からは打ち疲れてしまったか、

もう少し長いラウンドを目指そうって思い改めたのか、

すっかり攻撃の手を緩めてしまったんだわ。

 

<2R>

どんな形でも盛り返さなければならなかった大村君だったんだけど、

ラウンド序盤に鼻血を見舞われてしまって、

こりゃシンドそうだなあって見てたんだけど、

それでも接近戦になった途端の踏ん張りは大したもんだったし、

藤中さんが安易な入り方をするとキッチリ右を合わせていってたんだわ。

 

大村さんはこの辺からまるで第2エンジンに点火したみたいで、

持ち前の打たれ強さを発揮しながら懸命の手数だったんだわ。

 

ただ、打たれ方の形が如何にも悪くてポイントゲットとなるとまだまだ遠い道のりで、

藤中さんの優勢は揺るぎなかったんだよね。

 

<3R>

まずは藤中さんが大きく激しく仕掛けて行ったんだけど、

一段落した際に目線を切ってしまうほど頭を下げるのは絶対ダメな訳で、

そういう所作を見極めたボクサーなら敢えてそこを狙ってくる筈だからね。

 

それでもこのラウンドの藤中さんのボディブローは秀逸で、

メゲた素振りは見せなかったけど大村君は相当シンドかったと思ったなあ。

 

またもや終盤にかけて藤中さんの一休みというか失速が顕著になってきて、

大村君としてはそこが攻め時だったんだけど消耗がそれを邪魔してたみたいで、

結果、お互いダラダラになってしまったんだよね。

 

<4R>

大村君はハァーハァーしながらも必死の抵抗を続けてて、

直撃を喰らえば藤中さんも危なくなるほど気持ちのこもった腕振りをしてたんだけど、

空がちなガードを上体の動きで補完してる藤中さんを狙い切れなくて、

ポイントを取り切るまには至らないラウンドが続いたんだわ。

 

<5R>

藤中さんにも言えるんだけど、全てがフルショットである必要は全く無くて、

っていうよりパンチスピードと力の込め方の両方の緩急こそが肝要であって、

それこそが相手に大きくダメージを与える鍵だって自分は思ってるんだけど、

そういう点では藤中さんといえどもまだまだ力づく過ぎる印象が強いんだけど、

一方では彼のようなスタイルも見てて面白いっていうのも事実なんだけどね。

 

開始43秒、若干揉み合ったところでマウスピースが落下して、

初めはどっちのボクサーのモノなのか解らなかったし、

レフェリーも落下自体を見過ごしてたんだけど結局、大村君のモノで再装着後、

お互いグローブタッチして再開した直後の1分09秒のリング中央だったなあ。

 

距離が詰まったその瞬間、藤中さんの右ストレートがシュンって感じで鋭く伸びて、

そのショットはそれまでの万振りフック系とはまるで違った実に素直なパンチで、

ゴルフでもボールの先までを打ち抜くっていうイメージが重要なんだけど、

大村君の頭のその先までを打ち抜いたって感じのストレートで、

それまで幾つもハードヒットされてたのを耐え抜いて来てた大村君だったんだけど、

その一発でグニャッて感じでその場に膝から崩れ落ちてしまったんだわ。

 

大村君からはもっと続けたいっていう気持ちが見て取れたんだけど、

それまでの被弾も考慮したレフェリーがカウント途中ストップしたんだわ。

 

 

ってことで1分14秒、藤中さんが実に彼らしい勝ち方をしたんだけど、

途中途中では大村君の必死の打ち込みに危ない被弾も幾つかあったんだよね。

 

試合後通りすがった藤中さんに、最後の右ストレートについて話したんだけど、

それまでバッカンバッカン打ってたフック系が効いてた上でのショットだったって、

そんな意味のことも言ってて、それはそれでなる程ねだったんだよね。

 

藤中さんの兄さんの大和君に抱っこされた周作さんの息子君に、

「君のパパが勝ったよ、強かったねえ。」 って声を掛けたら、

3歳か4歳のその子はとっても嬉しそうにして自分に握手を求めてきたんだわさ。

 

 

 

④ レネ・ダッケル×木村隼人さん(ワタナベ)

             ………OPBF SF タイトル戦 12R

19勝(6KO)6敗1分のチャンピオン、26歳・フィリピンと、

26勝(17KO)9敗(3KO)のOPBF11位、28歳・神奈川県。

 

3勝1敗ペースでKO率も低いっていう数値だけじゃなくて、

以前に見た印象から自分はダッケルをそれ程のボクサーだとは思ってなくて、

4年ほど前に既に全盛期を過ぎた奈須勇樹さんには勝ったものの、

(そう言えば奈須さんは元気にしてるかなあ……。)

同じ年には渡邊秀行君に0-2負けしてるし、

2年前にも井上拓真さんに大差0-3負けしてて、

実のところ木村さんにとってはそれ程の強敵とは思ってなかったんだよね。

 

この日のダッケルはUNITEDジムのサポートを受けてたんだけど、

抱いてた印象に大きく変わりはなくて、風貌もやっぱり小國以載さんに似てて、

(そう言えばこの日、TVの解説者席にその小國さんが座ってたんだわ。)

たまに大きく打ってくる右フックと右アッパーにさえ注意してれば、

細かい技に長けてる訳でもないし、それほど打たれ強くもないなって感じのままで、

4Rを終えて自分は38-38だったんだけど、

ジャッジ3人が39-37×2、38-38としたスコアは、

チャンピオン・フェイバーを考慮したらほぼ妥当と思われる範囲内で、

これなら中盤以降充分リカバリー出来るって感じの木村さんの動きだったんだわ。

 

で、その後木村さんは期待通りの攻勢を見せながら8Rを終えた時点では、

自分のスコアは77-75って逆転に成功してたんだけど、

ジャッジは77-75、76-76×にってことでまだダッケルの1-0だったんだわ。

 

こういう感じというかジャッジの採点スタイルが確立されたとなると、

残り4ラウンドでの木村さんの戦い方には更なる攻勢が求められたんだけど、

既にダッケルは7R残り30秒での木村さんの右ボディブローを大きく効かされてて、

この分だと木村さんのKO勝ちさえも見えてくるような展開だったんだよね。

 

案の定、9R以降のダッケルのボクシングは誤魔化し系以外の何物でもなかったし、

先週末の三浦隆司さんのようにならない限り、

自分は木村さんのKO勝ちを確信するようにさえなったんだよね。

 

そこからの木村さんの目に見えた失速は、だから実に信じ難くて、

そのパフォーマンスはまるで試合序盤のそれに戻ってしまってたし、

チャンスにも飛ばし切れず一緒に休んでるようにさえ見えて、

彼のガムシャラ系のボクシングの片鱗さえ見せてくれないままで、

正直、腹立たしささえ感じさせるものだったんだわ。

 

そもそも挑戦者としての立場が解ってなかったのか、

何処か痛めてしまったのか、それとも単純にヘバッてしまったのか、

っていうような色々な思いで頭の中がグルグルしてしまったんだけど、

木村さん自身も飛ばし切れない自らを情け無く感じてたんじゃないかって、

そういう思いさえも伝わってきてしまって、

気持ちが切れ体力も枯渇してしまったような木村さんをリングに残して、

自分は10R終わったところで勝負を諦めてしまって離席したんだよね。

 

だから、

117-111、116-112、115-113っていうスコアが妥当なものなのか、

自分は判断することは出来なかったんだけどね。

 

 

そもそも勝負事の勝ち負けっていうのは時の運も絡んでの非情な結末な訳で、

勝負の神も一方の思いだけに偏る訳にはいかないもんで、

取り敢えずは参加する者の全力と渾身こそを強いる訳で、

見る立場としても双方が全力を出し切ったのかを見極めることこそが大事な訳で、

だから肝心な点は木村さんは全力と渾身を出し切れたのかってことで、

それが感じられなかった自分としては、

そんなんでキャリアを捨てることが出来るのかって思う訳で、

ボッコボコにされたら止めばいいんだわって思ったんだよね。

 

 

 

⑤ 和氣慎吾君(フレア)×瀬藤幹人君(協栄)……SB 8R

20勝(12KO)5敗(1KO)2分のサウスポー、29歳・岡山県と、

34勝(18KO)13敗(4KO)3分の37歳・千葉県。

 

久し振りに瀬藤さんの戦う姿を見るのは勿論嬉しかったんだけど、

一方では自分の中の瀬藤さんは既に引退してるボクサーでもあって、

1年前に上林巨人さんに7RKO負けした時点でキャリアを終えてるって思ってて、

栄光ライセンス資格での37歳での参戦っていうのも若干不自然に感じたんだよね。

 

一方の和氣さんも1年前にグスマンに11RKO負けした後のゴタゴタを経て、

この日が移籍初戦だったんだよね。

 

結局、試合は5R2分31秒に和氣さんがTKO勝ちしたんだけど、

実は自分は2Rまでしか見てなくて、

1Rからいきなり瀬藤さんにとっては厳しい局面が続いてしまって、

この日の和氣さんも必ずしもベストのようには見えなかったんだけど、

それでも最終的には瀬藤さんがいたぶられるように倒されてしまうって、

そういうシナリオしか頭に浮かばなかったんだよね。

 

全盛時の瀬藤さんの出入りの鋭さはそれこそ半端じゃなかったんだけど、

思いに体が付いて行かなくなってからもそのボクシングスタイルを変換し得ず、

それはある意味当然でもあるんだけど、

そういうのは芹江匡晋さんの引退前後と相通ずるものがあるんだよね。

 

 

 

⑥ 大竹秀典さん(金子)×臼井欽士郎さん(横浜光)

             ………OPBF SB タイトル戦 12R

28勝(12KO)2敗3分のチャンピオン、36歳・福島県と、

27勝(11KO)5敗(1KO)のOPBF13位、37歳・宮崎県。

 

臼井さんはトランクスとシューズにブルーのラメを散りばめてて、

それが照明に反射してとっても綺麗だったんだわ。

そのシューズはおろしたてだったみたいで、

試合前にトレーナーが靴底が滑らないように鉄階段で擦ってたんだわ。

 

定年間近と既に定年に達してる同士(特例資格での出場)の一戦だったんだけど、

稀に見る激闘で男の一念を賭けた二人の姿に感動モノだったんだわ。

 

<1R>

最初の1分間は臼井さんのプレスが優勢だったんだけど、

それ以降は試合が決着するまで常に大竹さんのプレスが強かったんだわ。

 

身長でハンデを負ってる臼井さんのジャブの方が届きが良くて、

長身相手に試合慣れしてる臼井さんのあと半歩の鋭い踏み込みが目立ってて、

結果的にはお互い大きな有効打は無かったんだけど、

そうなると臼井さんのジャブにポイントが流れる訳で……。

 

<2R>

最終的には決めの右ショットの前の左の使い方が勝負を左右しそうな感じで、

臼井さんは相変わらず左ジャブが抜群でボディブローも良かったんだけど、

まだまだスロースタートだった大竹さんも恐怖のコンビネーションを垣間見せて、

攻撃の幅の広さを誇示しつつあったんだよね。

 

<3R>

この日の大竹さんは攻め込みのタイミングいつも以上に抜群で、

一旦間を置いたり間を置かなかったりの組み合わせがそれこそ職人技で、

結果的には臼井さんの攻撃のリズムを崩しつつあったんだわ。

 

大竹さんは更に密かにプレスを強めていって、

ショートコンビにキラキラしたようなリズム感を増していったんだけど、

臼井さんの方もこの試合初めてタイミングのいい右フックをヒットさせてたんだわ。

 

<4R>

いつの間にか臼井さんの方が顔面の腫れが目立つようになってたんだけど、

場面場面ではかなりのクリーンヒットを叶えてて、

ほぼ互角に推移してた残り40秒、

山場を作ろうとしたか大竹さんが大きく仕掛けて行ってラッシュ&ヒットヒット。

 

自分はここまでで38-38だったんだけど、

発表されたモノは39-37×2、38-38ってことで臼井さんの2-0で、

1R~3Rでの攻勢度の差を評価されたみたいだったんだわ。

 

どっちにしても1ラウンド分の行ったり来たりの評価の違いな訳で、

ここからがいよいよ本番って雰囲気だったんだわ。

 

<5R>

そろそろエンジン全開の時間帯になってきたし中間スコアを確認した上か案の定、

大竹さんがラウンド序盤からギアアップしていっての一気攻めで、

若干立ち遅れてしまった臼井さんが対応し切れないままで、

残り1分からはロープに釘づけされてしまう場面が多くなったんだわ。

 

<6R>

大竹さんの攻撃は益々一段落が解りにくなっていって、

それはつまり感じを掴みつつあるってことの証左な訳で、

臼井さんの打ち返しもそこそこハードではあったんだけど、

攻撃のきっかけは常に大竹さんが握ってたって感じだったなあ。

 

大竹さんは一連の攻撃のアクセントにボディブローを巧妙に混ぜ込んでいって、

覚悟の出来てないタイミングで臼井さんのボディを傷め付けていって、

ラウンド中盤以降は随分手数差も出てきてしまったんだわ。

 

<7R>

相変わらず大竹さんのプレスは強いままで、

今や臼井さんのショットで見栄えのいいのは左ジャブに限られつつあって、

そこからの右強打には中々繋げられてなかったんだわ。

 

ってことで展開はすっかり大竹さんの思い通りになっていって、

途中臼井さんも可能性のある右を当て込んではいたんだけど、

元々一発必殺系ではないから追い打ちの連続ヒットが必要だったところ、

大竹さんはそれを許さない即の反撃で山ほどの小ヒットを重ねていったんだわ。

 

<8R>

相手を休ませない大竹さんの攻撃の緩急は巧妙この上なくて、

それは臼井さんのタイミングで打たせないことにも通じてて、

ダウンゲットしない限り挽回し得ないところまで追い込んでいったんだけど、

明らかな勢いの差が露呈されつつも臼井さん、

諦めないメゲナイ姿勢からの右ショットにはまだまだ気持ちがこもってて、

残り1分13秒では見事な直撃を叶えて一瞬大竹さんを揺らがせたんだわ。

 

ただラウンド全体を通しての評価となるとやっぱり大竹さんに傾かざるを得なくて、

ここまでの自分のスコアは78-74で大竹さんだったんだけど、

発表されたモノは78-74、77-75、76-76ってことで、

まだまだ臼井さんに可能性を残した大竹さんの2-0だったんだよね。

 

<9R>

またもやいつの間にか今度は大竹さんが鼻血を見舞われてたんだけど、

一方の臼井さんの方も口の中を切ってしまったみたいな様子で、

定年を巡る二人の戦闘は益々激化していって、

顔面が相当傷んできた臼井さんも接近しての左Wフックで大竹さんをハッとさせて、

左右フックと右アッパーをそこそこ見栄え良くヒットヒットさせてたんだわ。

 

見ててシンドそうだったのは明らかに臼井さんの方だったんだけど、

その状態からの踏ん張りは心が揺さぶられるほどだったんだよね。

 

<10R>

二人共、正直カウンターを打つセンス的には今一の感があって、

お互いが相手のリズムとかタイミングを壊し合ってたんだけど、

だから臼井さんもそこそこいいのを直撃させていたにも関わらず、

大竹さんを大きくグラッとさせ切れないままだったんだわ。

 

必死感は臼井さんの方が凄まじかったんだけど、

それはそれだけ余裕が無くなって来たっていう裏返しもあった訳で、

残り1分、臼井さんの消耗を見極めたかのような大竹さんの一気攻めに晒されて、

青コーナーに詰められ逃れ切れなくて防戦一方になってしまった臼井さん、

最後の最後は強烈な左ボディブローではあったんだけど、

その前に既に回復不能なほどのダメージを負ってしまっていて、

辛うじて西ロープ際に移動したところが万事休すの場所だったんだわ。

 

如何にも精根尽き果てたって感じの臼井さんが悔しそうに片膝着いて、

あと残り僅か1秒のところでダウンしてしまったんだわ。

 

カウントが数えられてる途中で様子を見てた陣営からのタオルインで3分04秒、

大竹さんのKO勝ちだったんだけど、

臼井さんは臼井さんなりにやり尽くしたなって自分は思ったんだよね。

 

 

この日の大竹さんは4R終了時点でのビハインドが却って功を奏したか、

そこから切り替えた以降が最近では見違えるようなパフォーマンスで、

この日の出来だったらイギリス戦でも勝てたんじゃないかって思ったほどで、

臼井さんも最後の最後にいい相手に恵まれて、

見てた人達の心に残るような戦いをすることが出来たんだよね。

 

 

 

【本日のベスト4ボクサー】

① 大竹秀典さん

② 臼井欽士郎さん

③ 藤中周作さん

④ 細川チャーリー忍君

 

 

 

19日の試合の観戦ブログのアップは一日遅れになりますって、

そうお断りしたにも関わらず昨日も沢山の人が訪れてくれて、

2,000以上のアクセスを頂きましてホントにアリガトゴザイマスです。

 

 

 

 

2017年7月19日 (水)

後楽園ホール・7月18日

 

Img_1180

“よそ見しながらの左フーック”

 

 

 

昨日の2時半過ぎだったかなあ、一転にわかに掻き曇りって感じからの大雷雨で、

こんなのは久し振りの強風混じりの土砂降りで、

大きな雨粒が吹雪の様に舞って視界を遮る程で、

それはまるで洗車機の中の車にいるようでもあったんだけど、

中にはヒョウも混じってたんだけど自分の近所はまだマシで、

池袋辺りではゴルフボール大のモノがガンガン振ってきて、

ガラス窓を割ったり車をボコボコにしてたんだってね。

 

土砂降りは大好きなもんでバルコニーに出たら一瞬でずぶ濡れで、

窓の上まで雨が吹き込んできて、お蔭で夕方の水やりの手間が省けたんだけど、

それはまるで天地創造のような激しさだったんだわ。

 

 

 

先週末の三浦隆司さんのことなんだけど、

勝ち負けは別にしても三浦さんの戦い方は実に彼らしくなくて、

立ち上がりの体の硬さが原因で1Rにダウンを喰らってしまったんだけど、

まるで体の中に棒でも入ってるかのようだったんだわ。

 

相手のベルチェルトはそれほど巧いボクサーとは思えず、

自分の好きなボクシングスタイルでもなかったんだけど、

一旦打ち始めた際の力感溢れた豪連打は流石だったんだよね。

 

大差のポイントが付いたところから三浦さんのボディショットが効果を上げ始め、

嫌がるベルチェルトの姿はそこからの充分な挽回を予想させ、

ダウンゲットの可能性さえ見せてたんだけど、

期待された三浦さんのガムシャラ攻撃は最後の最後まで不発で、

4回戦並みにガンガン行くべきところを行き切れないままだったんだわ。

ってことで自分としては一番彼らしくない試合を見たって感じだったんだよね。

 

 

 

都市対抗野球が始まったドーム横をやり過ごしてのホール入り、

受付席の長野マネに御挨拶してたら、母親と一緒の小学生かなあ、

梶颯さんをそのまま小さくしたような感じだったもんで確かめたら、

やっぱり三男坊君ってことで……。

 

 

 

① 入江翔太君(KG大和)×春田智也君(セレス)……W 4R

3勝(2KO)4敗(3KO)の29歳・神奈川県と、

1勝0敗のサウスポー、32歳・静岡県。

 

この試合だけが東日本新人王予選だったんだわ。

 

<1R>

事前予想では春田君が勝ち抜けるっていう予想をしてたんだけど、

若干力づくの入江君の迫力の方が終始勝ってて、

春田君はパンチの形はいいんだけど戦い方そのものに迷いがあったみたいで、

二人共、大まか過ぎるきらいはあったんだけど、

フレームの大きさの差のままの展開だったんだわ。

 

<2R>

春田君も果敢に打ち合いに挑んで行ったんだけど明らかに打ち負けてて、

早くも顔面が大分赤く腫れてきたなあ。

 

入江君のパワーに対抗すべく手数が必要だったんだけど春田君、

それもままならなくて挽回の見通しが付かないままほぼ一方的で、

入江君が倒し切ってしまいそうだった残り4秒の南ロープ前、

必ずしも狙ってた訳では無かったと思うけど、

春田君の右フックが前掛かりになってた入江君に直撃ヒット、

予想もしてなかった被弾だったせいか入江君が一発昏倒ダウンしてしまったんだわ。

 

その倒れ方が余りにも激しかったもんでレフェリーも即のストップエンドで、

2分58秒、春田君の衝撃の逆転TKO勝ちだったんだわ。

 

 

試合が進むにつれ徐々に大人しくなりつつあったセレス陣営はその瞬間、

岩佐亮祐さんを始めとしてみんなそれこそお祭り騒ぎだったなあ。

 

 

試合後大分経ってから片渕会長と入江君の帰り際に行き合ったもんで、

少しばかり感想を交換したんだけど、

やっぱり行けるって思ったその瞬間こそに危険が待ち受けてるって事で、

入江君の顔面は全く傷のない綺麗なままで、

勝った春田君の方がまるで負けボクサーのようだったんだけどね……。

 

 

 

② 今野将也君(帝拳)×五十嵐康次君(UNITED)……L 4R

デビュー戦の25歳・東京都と、

2勝(1KO)1敗(1KO)のサウスポー、32歳・福島県。

 

<1R>

今野君はイケメン帝拳ボクサーの典型のようだったんだけど、

見てくれだけではなくて攻防のレベルはデビューボクサーの域を超えてて、

相当早い右ストレートを持ってたし、

コーナーやロープに詰められても全く焦ることなく身を翻して捌いてたんだわ。

 

五十嵐君は力感はあるんだけどスピード面では遅れを取ってて、

ラウンド半ばには早くも左目下に青あざを作ってたなあ。

 

1分30秒を過ぎる頃には今野君はすっかり感じを掴んだみたいで、

返しの左フックのタイミングも合ってきたし中々いいセンスをしてたんだよね。

 

<2R>

五十嵐君は攻撃が左で終わることが多くて、

その打ち終わりを今野君がキッチリ合わせ打ってたし、

左ボディもきちんと打ちこ込めてたし、

相手の攻撃の単調さに乗じてやりたいことの殆どが出来てるみたいで、

五十嵐君はもっとシツコク行けそうなところを躊躇することが多かったんだわ。

 

<3R>

今野君からは余裕が感じられてまだ全力出しって感じではなかったんだけど、

開始38秒のリング中央、若干相打ち気味になった一瞬、

今野君の右ショートストレートがよりハードにヒットして五十嵐君がダウン。

 

今野君の方も口を切って出血しながらのリスタートだったんだけど、

それでも展開が大きく変わらないまま今野君が押しまくっての残り24秒、

若干雑に攻め込んだところを五十嵐君が逆襲のワンツーをカウンターヒットさせて、

直撃を喰らった今野君の体が思わず大きく揺らいでしまって、

いきなり右目下が異常なほど腫れてしまったんだわ。

 

それでもまだまだポイント的には大きく余裕の今野君だったんだけど、

最後の被弾ダメージは見た目より過酷だったみたいで、

何となんとインターバル中に今野君サイドから棄権が申し入れられて、

3R終了時点で五十嵐君のTKO勝ちってまたもやの大逆転だったんだわ。

 

 

今野君、一発貰ったところからムキになった大振りが目立ってたし、

倒せそうなところから雑になってしまったっていうのは、

一つ前の試合と同じような展開だったんだよね。

 

 

 

③ 舟山大樹君(帝拳)×小山内幹(ワタナベ)……6R

4勝(2KO)3敗1分のサウスポー、23歳・静岡県と、

1勝1敗のサウスポー、24歳・青森県。

 

<1R>

例の如く舟山君の突っ掛け系から始まったんだけど、

大体が右Wジャブで詰めての左一本狙いって単調さが目立ってて、

攻撃の引き出しの数では小山内君の方が圧倒してたんだわ。

 

1分25秒、頭から突っ込み加減の舟山君が前頭部をバッティングカット。

ドクターチェックを経て再開されたんだけど、

二人共、戦闘心に満ちてとっても迫力があったんだよね。

 

<2R>

相変わらず舟山君の攻め方はシンプルで、

ガツンと接触した際の細かいフォロー手数は小山内君が優勢だったんだけど、

気が付くとその小山内君、何だか足元の踏ん張りが効いてないみたいで、

パンチも強く打ち切れてない手打ち系だったし、

上半身と下半身のバランスがとっても悪かったんだよね。

 

<3R>

ほぼ互角なままに終始してて微妙だった中、

残り30秒からの頑張り手数でやっぱり小山内君かなあ……。

それでも小山内君は膝の踏ん張り不足はとっても目立ってたんだよね。

 

<4R>

初っ端から飛ばして機先を征したのは小山内君の方だったんだけど、

舟山君の方もまだまだ余力を残してて押し返して最初の1分をゲット。

 

舟山君は密着しての左右ボディに必死に活路を求めたって感じで、

フィジカル戦での小山内君のひ弱さが露呈してしまったなあ。

 

<5R>

左アッパーからの右フックの見栄えがとっても良かったんだけど小山内君、

直撃させても相手を怯ませるまでには力が込められてなくて、

その分ヒット数を頑張ってたんだけど舟山君の力感の方にも判断が傾く訳で……。

 

<6R>

小山内君が距離を維持できなくなるにつれ舟山君は更にガンガンで、

決定的な場面は作れなかったものの最後まで踏ん張り通してたんだわ。

 

 

ってことで自分はヒット総数の点で58-56で小山内君だったんだけど結局、

58-56、58-57、57-58ってことで舟山君の2-1勝ちだったんだよね。

 

何処かの1ラウンドの評価で普通に逆転するスコアだったんだけど、

いずれにしても小山内君は手先でボクシングをし過ぎる傾向が強くて、

もっともっとの下半身強化が望まれたんだよね。

 

 

 

④ 梶颯さん(帝拳)×レナン・ポルテス……SF 8R

7勝(6KO)0敗のランク11位、19歳・神奈川県と、

9勝(5KO)4敗の国内6位、25歳・フィリピン。

 

<1R>

全体に細身のポルテスは顎も細かったし、

両肘を絞った構えは如何にも打たれ強くは無さそうだったんだけど、

分をわきまえた遠目からのジャブはそこそこ鋭かったんだわ。

 

梶さんはまずはプレスを掛けながらの様子見スタートで、

この日は初の8R戦でもあったしユッタリスタートはグッドグッドだったんだわ。

 

いいジャブを打った後の仕掛けは実に大雑把なポルテスだったんだけど、

梶さんが殆ど手を出さなかった関係もあって、

左アッパーと右フックを其々一発づつ軽くヒットさせてポイントゲットだったね。

 

<2R>

引き足の早い相手に対して梶さんがどう詰めるかってのがポイントで、

1~2発で結果を求めるんじゃなくて、最初の踏み込みはフェイクにして、

二次三次の踏み込みと振り込みが出来るかってことが焦点になったんだわ。

 

何とか打ち合いを避けたいポルテスは常に後ろ足体重でのガッチリガードで、

一番の得意技は引き足って感じのままだったんだけど残り1分14秒、

一瞬鋭く詰めた梶さんが狭いところを顔面に左右フックを打ち込んだ直後、

左ボディを絶妙の角度での渾身の打ち込みでジ・エンド。

 

ポルテスは自分のすぐ前、青コーナー前で悶絶ダウンしてしまって、

とっても苦しそうな表情のままテンカウント・アウトだったんだよね。

 

 

それにしてもこの日のフィリピン陣営はマナー的に今一で、

インターバルの度にコーナーの床をビショビショにさせてて、

それはこの日登場の3人共がみんなそういうやり方をしてて、

開始ゴングが鳴っても氷さえも落ちてる床を拭こうともしないもんで、

サブインスペクターが大忙しだったんだわ。

 

レフェリーも多少いかがわしく思ったか、何か混入させてないかどうかって、

ポカリスウェットのペットボトルの臭いを嗅いでたんだよね。

 

試合後に上機嫌の梶パパとバッタリで、

席を外さなかったとかからかわれてしまったんだわ。

 

 

 

⑤ 大野兼資さん(帝拳)×塚田直之さん(セレス)……LF 8R

11勝(6KO)2敗(2KO)のランク8位、サウスポー、29歳・愛知県と、

8勝(3KO)3敗(1KO)3分のランク9位、29歳・千葉県。

 

ランカー同士のガチの一戦だったんだけどね……。

 

<1R>

髭を生やして逞しさを増した感じの大野さんだったんだけど、

初っ端からプレスを掛けてたのは塚田さんの方で、

まずは右ストレートボディから始めて、1分25秒には左右を軽くヒット。

 

その後大野さんの左ストレートもそこそこだったんだけど、

総ヒット数では塚田君だったなあ。

 

<2R>

いいのが当たるようになった塚田さんが若干振りが大きくなる中、

大野さんとしてはもっと相手が嫌がるような右手の使い方が欲しかったところで、

まだまだ塚田さんの吹っ切れた感じの方が優勢だったんだわ。

 

このラウンドも距離が詰まった終盤近くでの右ショート2発で、

塚田さんのポイントだったんだけど、

途中のサウスポーチェンジは意味不明だったね。

 

<3R>

感じと流れをすっかり掴んだ感じの塚田さんに対して大野さん、

大きくアピールする場面が中々訪れなかったんだけど1分15秒、

右フックを大きく被せ打って、残り51秒には左ストレート、

残り33秒にはまたもやの右被せ打ちフックって、

ようやくエンジンがかかったみたいだったんだわ。

 

<4R>

初っ端の攻勢は取ったんだけど塚田さん、

クリーンヒットには繋げられないままだった1分15秒、

お互いが大きくバッティングしてしまって二人共がドクターチェック。

 

大野さんは額、塚田さんは右目上からの出血が酷くてそのまま負傷ストップ、

ってことで正確には1分14秒でのTDエンドだったんだけど、

これから面白くなりそうだったもんで残念だったなあ。

 

 

 

⑥ 石本康隆さん(帝拳)×アルネル・バコナヘ

                       ………124P 10R

29勝(8KO)9敗(2KO)のランク4位、35歳・香川県と、

8勝(6KO)2敗の国内13位、23歳・フィリピン。

 

石本さんはほぼ3勝1敗ペースで相手は4勝1敗ペース、

KO率では相手がかなり優位な年の差12歳もある一戦で、

石本さんにとっても楽な相手ではなかったんだよね。

 

<1R>

上背は石本さんの方が頭半分ほどデカかったんだけど、

相手のバコナヘはふくらはぎの太いガッチリ体型をした如何にもパワー系で、

細かい技は無さそうだったんだけど、石本さんのジャブに合わせて、

右アッパーとか左フックをタイミング良く打って来てたし、

接近戦でのショートブローもそこそこで、緩い相手ではなかったんだわ。

 

<2R>

開始46秒、バコナヘが大きく右フックを振り込んだ直後、

激しくバッティングして石本さんが左目頭の上を大きくカット出血。

 

出血の割には傷そのものは浅かったらしくてすぐ続行されたんだけど、

流血は石本さんの視界を邪魔してるんじゃないかと思えるほどで、

気丈な石本さんは手数を上げていったんだけど、

更に元気を増したかのようなバコナヘの方が勢いが良くて、

石本さんに一撃を喰らうと必ず打ち返してたし、

残り12秒では左フックを直撃させて石本さんを揺らがせてたんだわ。

 

<3R>

セコンドの技量で一旦止血が成功したんだけど石本さん、

このレベル相手にほぼ互角の戦いのままで、

相手の返しの左フックとか右フックの被弾が目立ってて、

ちょっと簡単に打たれ過ぎじゃないかと思われるほどだったんだわ。

 

<4R>

開始35秒、この日初めて石本さんの華麗なコンビネーションがヒットヒット。

 

その後も石本さんが果敢に打ち合いを挑んでいったんだけど、

またもやカット傷からの出血が著しかったんだわ。

 

<5R>

それでも若干流れが変わりつつあって、

このままじゃ終われないっていう石本さんの気持ちが見えてきた盛り返しどころで、

それにつれてバコナヘの手数が落ちていったんだわ。

 

<6R>

バコナヘの負けず嫌いも手に取るようで、

有意差を付け難かったんだけどそれでも若干のヒット数で石本さんだね。

 

試合半分を終えたところでの自分のスコアは丁度イーブンだったんだけど、

4R以降の石本さんの踏ん張り返しが目立ってて、

バコナヘの左目下もかなり腫れてきたんだわ。

 

<7R>

最初に思いっ切りのラッシュをかけていったのはバコナヘの方で、

それはまるで一気に倒し切ってしまおうとするかのような激しさで、

この時は流石にヒヤヒヤしたんだけど一段落後には石本さんが即の逆襲で、

1分20秒過ぎからの20秒間を攻めまくっての鬼ラッシュだったんだわ。

 

お互いに飛ばしまくってそこそこの被弾を経てのいよいよ残り約1分、

ここで再度の飛ばしを見せたのは石本さんの方で残り1分06秒の南ロープ前、

ボディブローを上へ繋げてのワンツーが実に見事な直撃で、

堪らずバコナヘが崩れ落ちてしまったんだわ。

 

何とか立ち上がって再開したバコナヘだったんだけど、

体力的にも気力面でも打ち合いを続行するのはとても無理そうで、

ここぞの石本さんの鬼追撃に晒されるままだった残り32秒、

初めに倒れ込んだ場所の僅か1mほどの位置の青ポスト前の自分の前、

最後は教則本に載ってるかのような上下打ち分けで2度目のダウンゲット。

 

精根尽き果ててしまったようなバコナヘは結局立ち上がれないままで、

2分38秒、石本さんの10カウントKO勝ちだったんだけど、

石本さんは倒れ込んだバコナヘに最後のとどめを刺すような感じで、

右ショットを振り出す寸前のようなポーズをしてて、

勿論実際に打ち込みはしなかったんだけど気合が入ってたよなあ。

 

 

試合後の石本さんは眉間近くの大きな絆創膏が痛々しかったんだけど、

結構打たれていたと思ったんだけど顔面はそれほどのダメージではなくて、

目がキラッキラって光っててカッコ良かったなあ。

 

ジム関係者達もあそこからよく盛り返したって言ってたんだけど、

それでも自分的には序盤に相手の自由にさせ過ぎたとも思ったんだよね。

 

 

 

⑦ 末吉大さん(帝拳)×ネルソン・ティナンペイ

                       ………132P 10R

14勝(9KO)1敗のランク2位、26歳・東京都と、

12勝(5KO)4敗(1KO)1分の国内6位、24歳・フィリピン。

 

末吉さんは自分の中では今や最強の左右対称漢字名ボクサーなんだけど、

この日は以前のりゅうちぇるのようなヘアスタイルを一新して、

短くカットした黒ナチュラルでの登場だったんだけど格段の見栄えだったんだわ。

 

この日登場したフィリピンボクサー3人は3人共が良く似たボクシングスタイルで、

それは一つのジムからの出場だったせいか、

同じトレーナーから教わってるせいか、

殆どがジャブ無し小技無しのいきなりのハードヒット系で、

とにかく相手の打ち終わりに徹底的に合わせてくる戦い方をしてたんだよね。

 

<1R>

とにかく全てが万振りフルショットっていうのはティナンパイも変わらなくて、

変なタイミングで貰ったら大事になりそうだったんだけど、

10R戦の初回ってこともあって末吉さんもそこそこ慎重な立ち上がりで、

1分を過ぎると相手の手の内が読めたように余裕余裕だったんだわ。

 

後はメインイベンターとしてのプレッシャーに負けないで、

普段らしくないことをやらないようにっていうのだけが心配だったんだけど、

常に冷静なまま長い手を駆使してまずは届きのいい鋭いジャブを披露。

 

<2R>

ティナンパイは斜め後ろから見ると十二村喜久さんのような姿形をしてて、

年齢の割には老けて見えるんだけど、

相打ち上等って感じの戦い方を続けてて、底が浅い感じだったなあ。

 

末吉さんは抜群の距離感から小さなコンビネーションと万振りを混ぜ込んで、

緩急自在の攻め込みを見せて、後は勝ち方の問題だって感じだったんだよね。

 

インターバルでのティナンパイは既にかなりシンドそうで、

それは椅子の座り方とか両手の位置で推し量ることが出来るんだけど、

自分には早くも終焉が近くなってる印象を受けたんだよね。

 

<3R>

決着は自分の予想よりも早く訪れて開始38秒だったなあ、

ボヤッとしてたティナンパイに末吉さんが強烈な一連の攻撃で、

左右フックを打ち込んだ後にガードが上がったところを左ボディって、

まるで絵に描いたような連続攻撃で華麗なほどのダウンゲット。

 

リングほぼ中央にいたティナンパイは南ロープまで転がされてしまって、

そのままのテンカウントアウトで2分32秒、末吉さんのKO勝ち。

 

 

医務室への通路で末吉さんと軽くグローブタッチしてオメデトねって……。

この日登場のフィリピンボクサー達は3人共がテンカウントアウト負けだったね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 石本康隆さん

② 梶颯さん

③ 末吉大さん

 

 

 

帰り道、ふと前を見たら自分が知ってる人とシルエットが良く似た人が歩いてて、

通り過ぎざまに見たらやっぱり帝拳ジムの田中繊大トレーナーで、

先週末の三浦隆司さんの試合のことも聞かせて貰ったんだけど、

田中さん自身は時差に強い体質だとも言ってたんだわ。

 

 

 

勿論今日も後楽園ホールへ出陣なんだけど、

明日は朝からどうしても出掛けなければならない用事があるもんで、

観戦ブログは一日遅れになる予定なもんで何卒悪しからずです。

 

 

 

2017年7月16日 (日)

日記 (7/16)

 

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「これから出掛けるもんで……。」

 

 

 

九州や中部地方の豪雨では多くの被害が出たんだけど、

関東地方では水源地の水不足が続いていよいよ取水制限ってことで、

自然のバランスは中々難しいんだわ。

 

 

 

毎日30度を超える日が続くにつれ例年のように、

街中には男の半パン姿が目立ってきたんだけど、

やっぱり半パンを履くには条件が必要で、

ムチャッとしてだらしなく緩んだふくらはぎとか、

白っちゃけた細い脛にやたら毛が生えてるのは見てても汚らしいだけで、

ある程度日焼けしたキリッとしたふくらはぎが大前提だと思うんだよね。

 

 

 

CSの “Music AIR” を見てたら、

ジョン・レノンの長男のジュリアン・レノンが出てて、

“Stand By Me” を歌ってたんだけど、ただ普通に下手クソなだけで、

親父の七光りだけっていうのはひたすら恥ずかしいんだよなあ。

 

 

 

“インディペンスデイ・リサージェンス” は2016年のアメリカ映画で、

1996年の “インディペンスデイ” から20年後、

またもや襲来してきた宇宙からの侵略者との戦いが描かれてるんだけど、

CG場面も良かったしストーリーにも無理が無くて中々面白かったんだわ。

 

 

それと比べると “シンゴジラ” の設定はちょっと理解し難くて、

これまで山ほどのゴジラ映画があったってことを全く無視してて、

放射能廃棄物がゴジラを出現させたっていう設定だけをパクってたんだわ。

 

ただ、対応策をまとめるにあたっての関係省庁の調整が実にテキパキ描かれてて、

現実もこうあって欲しいって思ったほどだったんだわ。

 

 

 

“AI” っていうのは人工知能ってことは知ってたんだけど、

“Artificial Intelligence” っていうのが正確な綴りだっていうのはつい最近知ったね。

 

 

 

13日に秋葉原へ行ってオーディオ関連の商品を色々見てきたんだけど、

アンプとスピーカーが古くなったもんでこの際買い替えることにしたんだわ。

迷った末に “YAMAHA” に決めたんだけど、

最近はDAC内臓のプリメインアンプなんてものまであるんだよね。

 

自分の音楽ソースはCDとカセットテープ、それにPCの iTunes なんだけど、

エリック・クラプトンとカーティス・フラーのCDを持参して色々聞き比べて、

決めるのに3時間ほどかかってしまったんだけど、

店員がとっても丁寧に付き合ってくれたんだわ。

それが明日届くもんで、昨日はピンやコード類を色々外して、

不要になったアンプとスピーカーを異動したもんでシッカリ疲れたんだわ。

 

 

 

今日は11時からWOWOWで三浦隆司さんってことで、

ここは何とか王座ゲットってことで、

ワシル・ロマチェンコとの対戦を大希望なんだよね。

 

 

 

【村木田渾身競馬】

どういう訳か元々夏競馬は不得意で、

7月も昨日までの5日間で11レースに参加してノーゲットなんだけど、

7月は今日を含めて月末まで参加可能性のあるレースが11レースほどあって、

それを何とか1日1レースに絞り込んでみようと思ってるんだよね。

ってことで今日のエントリーは函館11Rで狙い目は②と⑮⑯中心なんだわ。

 

 

 

2017年7月12日 (水)

後楽園ホール・7月11日

 

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“トゥリャァァーッ!”

 

 

 

実写版の “進撃の巨人” 2部作を見たんだけど全くの駄作だったなあ。

巨人との戦闘場面のCG映像だけが唯一の見どころで、

石原さとみ以外キャラ立ちの悪い連中の無駄なやり取りは全く冗長としかいえず、

殆ど飛ばし見だったんだけどね。

 

 

 

昨日のホールメニューには当初木村翔さんの試合が組まれてたんだけど、

急遽の世界戦が決まったもんでスパーリングでご勘弁ってことで……。

 

 

 

① しゅんくん寺西君(青木)×丸谷雄亮君(高崎)……62.5㎏ 4R

1勝(1KO)0敗の23歳・兵庫県と、

0勝1敗(1KO)のサウスポー、28歳・群馬県。

 

いい若いモンが自らを “しゅんくん” って名乗ってる時点で、

顎にショボショボのヤギ髭を生やしてる時点で自分には不得意系で、

何とか丸谷君が一矢報いて欲しいって偏見に満ちた観戦だったんだけど、

肝心の丸谷君が寺西君の荒々しさに結果的には押されまくってしまったんだわ。

 

途中相手のスタミナ面と打たれ弱さに弱点を見い出しつつあったんだけど、

一気に決着を付けるまでには至らず休み休みの寺西君を助けてしまって、

ジャブからきちんと組み立ててはいたんだけど印象的なパンチを打ち切れず、

スコアってことになると寺西君の39-37は譲れそうになかったんだけど、

やっぱり40-36、39-37×2で寺西君の3-0勝ちだったんだわ。

 

寺西君はこれで2戦2勝ではあるんだけど、

これからもジャブ抜きのそのいきなりのブン殴り大作戦を続けるつもりなら、

そんなに長いことかからないうちに大きな壁にブチ当たると思ったけど、

風貌やリングネームを含めた全体が彼のパフォーマンスだっていうなら、

他人がとやかく言う問題ではないんだよね。

 

 

 

② 小山田吉智君(オザキ)×竹達勝之君(セレス)……M 4R

0勝1敗の33歳・宮城県と、デビュー戦の23歳・千葉県。

 

前の日に続いて久保塗装様御一行が来てて、幸平兄さんは欠席だったんだけど、

竹達君とこの後登場の市川雅之君の応援ってことで、

社長がすぐ後ろに、隣に裕希君が座って始まり始まり……。

 

聞くところによると竹達君は少し前まで体重110㎏ほどもあったってことで、

そう言えばウエスト周りにはまだまだ余裕があって、

SW級までは絞れそうな感じがしたんだよね。

 

<1R>

その竹達君はデビュー戦だっていうのに攻防のバランスがよく取れてたし、

体を左に傾けて相手の右を交わしながら左ボディなんか打ち込んでて、

何だこりゃっていうほど実戦慣れしてる感じがしたんだわ。

 

相手があくまで接近戦希望だったもんで竹達君の距離取りが肝心だったんだけど、

密着戦も巧いこと対処できてて、ちょっとチョップ気味ではあったんだけど、

隙間のないところでも右ショートフックを巧いこと捻じ込んでたんだよね。

 

<2R>

小山田君が更に厳しく前詰めをするにつれ、

竹達君も自らの距離を維持出来なくなってはいったんだけど、

それでも追い込まれる寸前で踏みとどまってて、

残り1分02秒には強めの左フックを2発上下に打ち込んでたんだわ。

 

それがそこそこ効いてしまったか小山田君、

残り20秒からは極端に動きが鈍ってしまったなあ。

 

<3R>

最終ラウンドまでは行きそうになかったんだけど小山田君、

グダグダになりながらも必死の踏ん張りで、

竹達君の左ボディに苦しみながらも得意の密着戦に取り込もうとしてたんだわ。

 

<4R>

小山田君がアップアップしてきた中で竹達君、

ダウンゲット出来そうでもあったんだけど、

彼自身もかなり消耗してたと見えて飛ばし切れないままの終了ゴング。

 

 

ってことで自分はフルマークの40-36だったんだけど結局、

ジャッジ3人にも異論はなかったみたいでオール40-36ってことで、

竹達君のデビュー戦3-0勝ちだったんだわ。

 

 

この試合、4ラウンドフルにわたってわめき続けてた人が南席にいて、

ノースリーブの黒シャツにスキンヘッド、銀縁メガネっていうイデタチで、

声を張り上げ続けてはいたんだけど、一体どっちを応援してるのかが解らなくて、

自分の周囲の人達も首を傾げてたもんで、取り敢えず事情を聞きに行ったら、

全身をびしょ濡れにしたその人は実は敗けた小山田君の兄さんだったんだわ。

 

 

 

③ 針生健克君(REBOOT)×榑井勇輝君(EBISU)

                         ………58㎏ 4R 

0勝2敗(1KO)のサウスポー、29歳・東京都と、

0勝1敗(1KO)の36歳・神奈川県。

 

芸能人ボクサーの引退試合で、

何とか1勝をってことで0勝2敗のボクサーが選ばれたみたいなんだけど、

自分としては何とか針生君に勝って欲しいもんだって、

またもや偏見に満ちた観戦だったんだよね。

 

正直に言って針生君に対する期待は過重かとも思ったんだけど、

この日の彼はそれこそ男の意地を全開にさせた大奮闘で、

勿論それ程巧くは無かったんだけど最後の最後まで手を止めることが無くて、

相手を圧倒したままの殆ど余裕勝ちだったんだわ。

 

 

発表されたスコアの40-36×2、39-37っていうのは完全に妥当で、

メイウェザーじゃあるまいし一発も貰わないままに勝つっていうのは尊大過ぎで、

顔が傷付くのを嫌がって正面から打ち合えないお遊び系芸能人なんかには

初めっから勝ち目は無かった訳で、ボクシングを舐めるんじゃないんだわ。

 

 

 

④ 市川雅之君(角海老)×佐宗緋月君(小田原)……Mm 6R

6勝(2KO)4敗(1KO)1分の27歳・東京都と、

6勝(2KO)4敗1分の21歳・神奈川県。

 

この試合がこの日の自分的セミファイナルだったんだけどね……。

 

<1R>

終始プレスを掛けてたのは佐宗君の方だったんだけど、

ジャブを含めてヒット精度が高かったのは明らかに市川君の方で、

相手が懸命に頭の位置に配慮してた中、

残り1分からも市川君のシッカリジャブからの攻撃が光ってたんだわ。

 

<2R>

佐宗君も左を多目に使い始めたんだけど、

大きめのショットに頼り過ぎの印象が強かった中、

開始1分前後のハードヒットの交換ではチャンス到来って感じだったんだけど、

激しいやり取りが殆ど互角に終わってみると、

お互いそれほどのハードヒッターではないことが改めて判明して、

正確なショットの当てっこ競争の様相を呈してきたんだわ。

 

相手は勝手に入って来るから市川君としては距離を測る必要は全く無くて、

踏み込んで来るその瞬間を正確に狙い切れるかって感じだったんだよね。

 

<3R>

上体を揺さぶりながら放つ佐宗君のショットが効果を上げ始め、

特に左ボディブローは彼のこの日一番のショットになってて、

それにつれ全体のリズム感も改善されて動きの緩急も増していったんだわ。

 

このラウンドの市川君はヒット率も手数自体も明らかに落ちてしまって、

やっぱり佐宗君のあのボディブローが効いていたような感じだったんだわ。

 

<4R>

前の回から流れが変わったもんで市川君の巻き返しが気になったんだけど、

1分切ったところでのワンツーと残り30秒からの右ストレート3発で、

それが叶いつつはあったんだけどラウンド全体として見れば、

まだ若干佐宗君が優勢じゃなかったかなあ……。

 

ってことで自分的にはここまでで丁度イーブンだったんだよね。

 

<5R>

ラウンド開始直後、目力がより強かったのは佐宗君の方だったんだけど、

1分過ぎの市川君の右ストレートが大きく有効ヒットして、

そこからの30秒間の攻撃には目覚ましいモノがあって、

一区切りした後の佐宗君がいきなりメッキリしてしまって、

手数も落ちてしまったし、腕振りそのものも弱々しくなってしまったんだわ。

 

その30秒間の市川君の一連の攻撃の中で、

一体何が大きく効いたのかは解らなかったんだけど、

佐宗君の劣化は目に見えるほどにもなってしまったんだよね。

 

実はこの試合は今年1月に引き分けた試合の決着再戦だったんだけど、

一度相手に傾きそうになったところから市川君の見事な引き戻しだったなあ。

 

<6R>

微妙なスコアの中、佐宗君も必死に先手を取りに行ったんだけど、

飛ばし続けることは叶わなくて、一段落後は形の悪い打たれ方が続いて、

このままなら倒し切るんじゃないかって思われた市川君も実は飛ばし切れなくて、

相手の消耗の進みに助けられたような形のままの終了ゴング。

 

 

ってことで自分は58-56だったんだけど結局、

59-56、58-56、58-57ってことで市川君の3-0勝ちだったんだわ。

 

 

試合後、通路でボケーッとしてたら市川君が声を掛けてくれたもんで、

自分の感想を伝えたんだけど、彼はああ見えて中々強気のボクサーなんだわ。

 

 

 

第5試合は日本人同士の女子戦だったもんでいつもの如くスルーしてたんだけど、

DANGANの古澤さんとバッタリしたもんで色んな話をしながら、

見るとはなしに見てたら、それは2分10ラウンドの世界戦だったんだけど、

半端な男子ボクサーでは敵わないほど気持ちを溢れさせた内容で、

クリンチも全く無く最後の最後まで全く動きの落ちない大激闘で、

男子も見習うべきだなって思うような全部出しボクシングだったんだわ。

 

中盤まで相手の手数に劣勢を余儀なくされた一方が、

後半から終盤にかけて腕振りに更に力強さを増していって、

有効打を積み重ねて1-1引き分けに持ち込んだっていう展開だったんだけど、

場内の盛り上がり方には特別のものを感じたんだわ。

 

試合後暫くして、敗けた方の花形ジムの木村トレが偶然近くにおられたもんで、

自分の拙い感想を伝えたんだけど、

身長150㎝ほどのその女子ボクサーの悔しがり方は半端じゃなかったんだわ。

 

それにしても勝った方は47歳ってことでまたしても驚いてしまって、

自分の奥さんがその年齢の時には長男は20歳だったからね……。

 

 

 

⑥ 荒川仁人さん(ワタナベ)×マーボン・ボディオンガン

               ………WBO APタイトル L 12R

29勝(17KO)6敗1分のチャンピオン、サウスポー、35歳・東京都と、

14勝(11KO)5敗(3KO)2分のランク5位、23歳・フィリピン。

 

試合前、「コンチワ」 って仁人さんに声を掛けられたのがトイレで、

連れションしながら 「仁人さんには頑張ってねって言葉は無用だよね。」

って言ったら、見る人には色々感想があるだろうけど、

頑張らなかった試合は有りませんからって感じの言葉が返ってきたんだわ。

 

<1R>

いつもは若干遅め立ち上がり加減の仁人さんが初っ端からやけに素軽くて、

相手の左足の外側へ自らの右足を運んでの左フックがファーストショットで、

アレレ、この日の仁人さんは何か違うぞって感じさせたんだよね。

 

マルボンは仁人さんより12歳も若い如何にも力感に溢れたボクサーで、

細かいテクニックは備えて無さそうではあったんだけど、

それでもキップのいい万振り右フックには一発必殺の雰囲気があったんだわ。

 

彼はロープやコーナーへ詰めての左右フックが決着技に見えたんだけど、

仁人さんのポジショニングの巧さの前に強引さだけが目立ってたんだよね。

 

<2R>

基本的にはベタ足フットワークの相手に対して仁人さん、

常に巧く捌き続けて、捌きながら細かいパンチを上下に散らしまくって、

気が付けばいつの間にかマルボンの顔面がかなり赤くなってきたんだわ。

 

この回仁人さんはバッティングで右目上をカットしてしまったんだけど、

注意するべきはマルボンのそういう強引な詰め詰めだったし、

密着してからの同じく強引な左右フックだったんだよね。

 

<3R>

マルボンは更に粗暴度をアップさせてきて、

パンチの70%ほどをボディに集中させてきたんだけど、

ショットの多くが空を切ることも多くてスタミナを消耗しそうだったんだわ。

 

マルボンのバカ打ちに付き合うことなく仁人さん、

相手のボディ攻撃は気掛かりではあったんだけど、

それでもポイント的には正確なショートブローで圧倒してたんだわ。

 

<4R>

マルボンは全く怯んではいなかったんだけど、

それでも一発ドカン狙いボクシングが改善されないままで、

もしかしたそういうボクシングしか出来ないのかも知れなかったんだけど、

とにかく全体的な劣化が隠しようも無くなってきて、

息を整え休み休みしながらの右フックしか打てなくなってしまったんだわ。

 

ってことでラウンドを通しての手数は8:2程もの大差がついてしまって、

最早マルボンの勝ち目は無くなってしまって、

こうなると仁人さんがどう決着させるのかだけがポイントになってきたんだわ。

 

<5R>

仁人さんは12ラウンドフルを見据えて戦ってるように見えて、

一方のマルボンが短期決戦を目指してたのとは対照的で実に興味深くて、

その絶妙な立ち位置には全く揺るぎが無かった1分20秒、

それまで決して下がることがなかったマルボンがついに初めて自ら後ずさり始めて、

攻めあぐんで消耗が進んだマルボンは10秒か15秒に一発しか打てなくなって、

細かいショットでも正確に積み重ねていけば大きなダメージを与えるって、

仁人さんのこの日の戦法は多くのボクサーにも参考になった筈で、

その立ち回り全体は特に田之岡条さんのようなタイプのサウスポーにとっては

ある意味絶対的な参考モデルになるんじゃないかって、

試合前に彼と言葉を交わしたせいか突然頭に浮かんだんだよね。

 

このラウンド、マルボンは右目上をヒットカットされてたんだけど、

仁人さんは相手が打って来ないタイミングを捉えるのがとっても巧くて、

その瞬間を狙い澄まして的確に空いてるところを突いていくもんで、

相手は嫌気を差してしまいそうなのが手に取るように解ったんだわ。

 

<6R>

八方塞り状態になったマルボンがロープを背にする場面が多くなって、

全く劣化の見えない仁人さんはまるで手が3本あるかのような上下打ち分けで、

開始48秒、ついに耐え切れなくなったマルボン、

それまでの積み重ね効果だとは思ったけど、左ストレートボディがきっかけで、

北西ポスト前で如何にもシンドそうに右膝を着いてしまってのダウン。

 

ああいうダウンはもう精根尽き果てたって白状してるのと同じなんだけど、

マルボンが気丈にも立ち上がってのリスタート。

 

ただ試合としては既に終わってて、ここで手を抜く仁人さんではないし、

立ち上がるだけで精一杯だったマルボンには反撃の兆しが全く見受けられなくて、

ほぼ一方的な展開になったところで1分18秒、

レフェリーがもう止めようねって割って入ってのTKOエンドだったんだわ。

 

 

田之岡さんは仁人さんを見に来たって言ってたけどどこで見てたのかなあ、

参考になったかなあ……。

 

その田之岡さんは殆どべコべコになった2リットルペットボトルを持ってて、

そんなに沢山水を飲むのかって思ったんだけど、

そう言えば宮崎辰也さんもホールでは常に持参してたし、

この時期2リットルのペットボトルはボクサー必携なのかも知れないね。

 

 

 

渡辺会長とは話しの続きが残ってたもんで、自分はそのまま居残りで、

記者会見を終えた後、仁人さんと会長、石原トレ、梅津トレ、

それに中屋ジム時代の筒井さん達とシミジミ心に沁みるようなひと時を過ごした後、

最後は帰り支度を済ませた仁人さんと一緒にホールを出たんだけど、

もう10時をとっくに過ぎてたのに、

ホール前には20人程ものサポーターが彼の出待ちをしてたんだよね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクシング】

① 荒川仁人さん

② 二人の女子ボクサー

③ 市川雅之君

 

 

 

それにしてもあの業界人、仁人さんのことを、

「パンチ力が無くなったよなあ。」 って訳知り気味にほざいてて、

仁人さんが全力打ちしてないのも解らないのか阿呆めがって感じだったんだけど、

それが素人客の只の軽口なら許せるけど列記されてるライセンス持ちな訳で、

先週は先週で、判定では帝拳ボクサーに勝てないよって相手陣営に言ってたし、

ずっと以前はリング上で打たれ込んで血だらけになってるC級ボクサーに向かって、

「コイツは使えねえなあ。」 って余りに余りの発言だったもんで、

「お前は彼らのお蔭でカネが稼げたんだろが、このボケ野郎!」

って周囲に聞こえるほどの大声で自分がどやしたこともあったんだよね。

 

この大勘違い超クサレ老いぼれ業界人は、

最早誰の役にもクソの役にさえも立ってないってことが自覚できてなくて、

人間、ああなってはダメだなあっていう反面教師としてだけが存在の根拠で、

だから、ソイツと真面目な話しをする人は今や殆どいなくなってて、

余程のダメジムとクサレ老いぼれ仲間以外は当たらず触らずって感じなんだけど、

相変わらず他人のボックスシートにふんぞり返ってるくせに、

どれだけ空いてても帝拳のボックスシートにだけは座らないヘタレでもあるんだわ。

 

 

 

途中で大事な電話が幾つか入ったモンで、

アップが遅れてしまって誠にドウモってことで……。

 

 

 

2017年7月11日 (火)

後楽園ホール・7月10日

 

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「どうか彼が勝ちますように……。」

 

 

 

ホールへ向かう電車の中で……、

向いの席に座ってた女性がいきなり化粧を始めたんだけど、

周囲を全く無視してのそれはまるで自宅の中での作業のようで、

色んな道具をとっかえひっかえの大奮闘だったんだけど一段落後、

鏡の中の自らに向かっていきなりあらゆる角度から微笑みかけて、

あんたマジかよってほどそれはもう気持ち悪かったんだけど、

それが精一杯の完成品かって感じしない鉄板のブスの仕業だったんだけど、

異性を諦め世間体を捨てたアラフォー女性はある意味最強だなって思ったな。

 

 

 

先週末にロシアで試合があって金子大樹さんと三浦仁君が行ってたんだけど、

二人共1-2で負けてるんだけど妥当な結果だったのかなあ……。

 

 

 

昨日は最後の試合は元々見るつもりが無かったもんで悪しからずなんだけど、

その前の試合も女子戦が混じってたり、相手がタイやらフィリピンだったもんで、

真面目に最後まで見た試合はほんの少しっていうか1試合しか無くて、

観戦記としては全くのスカスカなんだけど、

それでも色んな人達と色んな話が出来たんだわさ。

 

 

 

① 木野村知也君(横田S)×スミス健人君(勝又)……55.8㎏ 4R

1勝(1KO)1敗(1KO)のサウスポー、28歳・岐阜県と、

1勝(1KO)1敗(1KO)の22歳・東京都。

 

<1R>

お互いに全く同じ戦績で同じような体型をしてて、

同じように前振りナシの雑な戦い方をしてたんだけど、

健人君の方がサウスポー相手にやたらやり難そうにしてて、

そう言えばデビュー戦負けの相手もサウスポーだったんだよね。

 

ラウンド終盤になってもジャブさえ出し難そうにしてるのを見て、

健人君の勝ち目が見えなくなったもんで若干早めの休憩タイム。

 

結局あのままだったみたいで3R2分12秒、木野村君のTKO勝ちだってね。

 

 

 

② 何チャラ・サイトーン×中川勇太さん(角海老)……Fe 8R

8勝(2KO)2敗の23歳・タイと、

20勝(11KO)4敗(1KO)1分のランク1位、28歳・滋賀県。

 

中川さんにとってはスパーよりも簡単な試合ってことで、

全く見てなかったんだけど案の定、1R2分59秒でのTKOエンディング。

 

 

第3試合は女子戦だったもんで、またもやブラブラ……。

 

 

④ 何チャラ・サイトーン×高見良祐君(鴻巣茂野)……L 8R

9勝(2KO)2敗の25歳・タイと、

9勝(8KO)2敗(2KO)の25歳・埼玉県。

 

試合前のタイボクサーに2Rまで耐えられたら5,000円って気合入れたんだけど、

中川勇太さんの相手と同じようにサイトーンジムボクサーは、

2Rまでに倒れるようにって教育されてるみたいで、やっぱりダメで結局、

2R2分38秒、高見君のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

実はこの試合も殆ど真面目には見てなかったんだけど、

それでも高見君の左手の使い方には工夫と新しさを感じたんだよね。

 

試合後高見君に 「見てなかったでしょ。」 って言われしまったんだけど、

茂野会長は秋口には日本人との対戦がありそうだって言ってたなあ。

 

 

 

⑤ 垂水稔朗君(協栄)×佐藤矩彰さん(新日本木村)

                            ………W 8R

6勝(3KO)3敗(1KO)3分の23歳・愛媛県と、

5勝1敗(1KO)のランク9位、サウスポー、32歳・福島県。

 

正直二人共それ程飛び抜けたボクサーではなくて、

勝ちたいっていう気持ちの強さが勝負を征するんじゃないかって、

垂水君とこの日も付き添ってた宮崎辰也君に試合前に話したんだよね。

 

この日の相手の佐藤さんはボクシングに派手さは無いんだけど、

それでもデビュー戦以来敗戦がなくて加藤寿君、川崎真琴さん、

細川バレンタインさん、伊藤和也君、青木クリスチャーノさんって、

そこそこの相手に現在5連勝中なんだよね。

 

この試合がこの日の自分的メインイベントだったんだけど、

正直大きく期待外れで、まずは佐藤さんが終始全くいつもの彼らしくなくて、

微妙だったスコアを自覚してか最終ラウンドは飛ばしてたけど、

そこに至るまではテキパキしたところが全く無かったんだわ。

 

密着戦では多少の頑張りは見せてたんだけど佐藤さん、

試合序盤に中間距離で垂水君の右ストレートを貰って更に、

4R残り40秒から一気に攻め込まれてしまった以降からは、

正面切って打ち合うのは危険だって判断からか、

元々それ程威力の無いのを補ってた手数さえままならなかったんだわ。

 

一方の垂水君にしても自分的な満足度としては40%ほどの出来で、

微妙なスコアだった中、最終ラウンドを相手に渡したのは最悪だったし、

佐藤さんは接近戦大好きボクサーなんだから、

もっともっとのジャブと勇気を持った左ボディが欲しかったところで、

上背とリーチの優位を生かし切れてなくて、

この日の佐藤さんの手緩さに助けられたって感じが拭えなかったんだよね。

 

それでも場面場面での勝ちたいっていう垂水君の気持ちは相手を上回ってたし、

ランカーを目指しての頑張りが彼を支えてたみたいだったんだわ。

 

いずれにしてもお互い、この日のパフォーマンスには課題が多かったし、

この階級の割には直撃させても相手をグラつかせるまでに至らないままで、

それはそもそもの自信の無さというか躊躇が多過ぎた結果だと思ったなあ。

 

 

自分は76-76かなあって思ったんだけど結局、

79-74、77-75×2ってことで垂水君はランカー復帰の3-0勝ち。

 

試合後にもちょっと話したんだけど垂水君、とっても真面目に感想を聞いてくれて、

もう少しヤンチャな面を出した方がいいんじゃないかって思ったくらいだったんだわ。

 

 

 

⑥ 中嶋孝文君(T&H)×ジョン・レイ・ロガティマン……B 8R

27勝(12KO)9敗(3KO)1分の33歳・青森県と、

6勝(2KO)5敗2分のOPBF7位、22歳・フィリピン。

 

中嶋さんはもう38戦目の33歳だし、どれくらいやれるのかなあってことで、

それでもこの日は勝ち負けがほぼ拮抗したフィリピンボクサーが相手だし、

ほぼ圧倒の形で試合を終えるんじゃないかって見てたんだけどね……。

 

実はこの試合、一回りほど体格の大きい中嶋君の動きが初っ端から今一で、

相手の打ち終わりに合せてた右フックのタイミングも大きくズレてたし、

ディフェンスを含む反応面全体にキレが感じられなかったんだわ。

 

相手はごく普通のボクサーでラウンドが進むにつれ粗雑さが目立ってきて、

基本的にはフック系の振り回し屋だったんだけど、

中嶋さんはその打ち終わりに正確に合わせ切れないままで、

一蹴するっていう感じとは程遠かったんだよね。

 

それでも流石にあんな雑な大振りは貰いそうになくて、

出来は良くないながらも十分勝ちに終えるんだろうなって感じだったもんで、

3Rで離席したんだけど、たまにモニターで見てたら延々のフルラウンドで結局、

76-75×2、75-76ってことで中嶋さんのやっとこ2-1勝ちだったんだけど、

フィリピンでの試合だったら全く逆の結果も有りって感じだったんだよね。

 

 

試合後の医務室からの通路で偶然すれ違って目が合ったもんで、

「お疲れさん。」 って声を掛けたら如何にも不本意そうな苦笑いだったなあ。

 

 

 

これでこの日のボクシングは終了ってことで帰宅しようと思ったら、

何となんとドーム野球のいつもにない早や終りとモロバッティングしてしまって、

8時半には帰れたんだけどホールの周辺で30分ほど時間潰し……。

 

 

 

それにしてもリングサイドのあのカメラ小僧は何なんだ?

最近目に付くようになったんだけど、視界を邪魔するほどのデブの上、

相撲取りのような気持ち悪いふくらはぎ剥き出しの半パン姿の上、

派手なTシャツを着て先週も周囲のヒンシュクを買ってたんだけど、

昨日も派手なオレンジTシャツにサンダル履きって全くの常識外れのイデタチで、

カメラマンがリングサイドで目立ってどうすんだよって感じで、

自分の前をうろつくようになったらバシッと言ってやるんだけど、

そもそも身分証を下げてなくて腕章もしてないカメラマン達を放置してる、

コミッションの不作為にも問題があると思うんだよね。

 

 

 

本日のベスト3ボクシング】

① 特にナシ

② 特にナシ

③ 特にナシ

 

 

 

中6日振りだったボクシングは今日も連投ってことで、

楽しみにしてる試合が二つあるんだよね。

 

 

 

 

2017年7月 6日 (木)

6月度ランキング

 

Img_1157

「もう少し上がってると思ったけどなあ……。」

 

 

 

イスラム教の経典である “コーラン” には一体どんなことが書いてあるんだろうか、

信者は一日に何度もメッカの方角に向かって膝まづいて祈ってるんだけど、

毎度毎度彼らは一体何を祈ってるんだろうか……。

 

イスラム教における女性差別(蔑視)の酷さは前近代的この上なくて、

女性は車の運転免許も取れないし、レストランでも別席にされて、

それはまるで50~60年前のアメリカでの黒人差別と変わるところがなくて、

その点に関してだけでも信頼し難い感じが抜けないんだけどそれでも、

聞くところによるとイスラム教っていうのは元々はとっても穏やかな宗教で、

今のように異教徒(特にキリスト教)に対して無差別に危害を加えたり、

シーア派とスンニ派が内部抗争や殺し合いを繰り返すようなものでもなくて、

当初の形とは随分違ったモノになってしまったみたいなんだわ。

 

キリスト教も中世ヨーロッパでの清教徒戦争を経ての現在な訳であるし、

イスラム教は時代的にまだそのレベルってことなのかなあ。

 

 

 

6月度のランキングは5月29日から6月28日までの試合を対象に、

6月30日に発表されたんだけど、

L級とSL級のランキング変動に関しては何かの思惑が働いたのか、

ランキング委員会の中にもシーア派とスンニ派がいるのかはたまた、

政府から何らかの圧力が掛かったのかっていうほどの異動だったんだけど、

色々調べてみたら、最強後楽園へのエントリーに前向きかどうか、

つまりエントリーするつもりのないボクサーは適宜下位に異動されたらしいんだわ。

 

これまで最強後楽園っていうのは開催時期の通知に余裕がなくて、

若干不手際な段取りのまま実施されてたようなところもあって、

既に他の試合を受けてしまったボクサーがエントリーチャンスを逸してしまうって、

そういう状態が恒常化してたのが今年から改善されつつあるんだよね。

 

これで本来の最強後楽園の姿になってきたんだけど、

これは多くのランカー達に確認することが前提になってるから、

関係役員の手間の大変さも計り知れないんだけどね。                                                         

L級やSL級以外では首を傾げる異動がそれほど多くなかったから、

エントリーに前向きがボクサーが多かったってことだね、つまり……。

 

 

 

≪6月度ランキング≫

 

【世界チャンピオン】

福原辰弥さん(獲得)、田口良一さん(5)、拳四朗さん(獲得)、

田中恒成さん(1)、井岡一翔さん(5)、比嘉大吾さん(獲得)、

井上尚弥さん(5)、山中慎介さん(12)、久保隼さん(獲得)、

小國以載さん(獲得)、ホルヘ・リナレス(WBA1、WBC3)の計11名で、

期間内に試合をしたチャンピオンは一人も居なかったんだわ。

 

 

 

【OPBFチャンピオン】

中山佳祐さん(獲得)、マーク・ジョン・ヤップ(獲得)、大竹秀典さん(獲得)、

伊藤雅雪さん(3)、中谷正義さん(7)、太尊康輝さん(1)、

藤本京太郎さん(1)の7名。

 

中山さんは6月13日にフィリピンボクサーに2-1勝ちして王座ゲット。

竹中良さんは6月8日に韓国ボクサーに10RTKO負けして王座陥落。

 

 

 

【日本ランキング】

 

【ミニマム級】……小西伶弥さん(獲得)

6月27日にフィリピンで1RKO勝ちした谷口将隆さんが5位から2位にアップ。

4位だった松井謙太さんが7位にダウンしてるんだけど意味不明。

10位だった春口直也さんが山本浩也さんと入れ替わって9位にアップ。

6月25日にタイボクサーに4RKO勝ちした榮拓海さんは11位のまま。

ってことで空き3名分も変わらず。

 

 

【ライトフライ級】……久田哲也さん(獲得)

6月24日にノーランカーに5RKO勝ちしただけで、

小坂駿さんが11位にランキングしてるんだけど、

この階級にはまだ4名分の空きがあってのスカスカだから狙い目な訳で、

ランキング後に本来の階級に転級するっていうセコイ作戦も有りって事で……。

 

 

【フライ級】……黒田雅之さん(1)

6月13日の決定戦で粉川拓也さんに2ー1勝ちした黒田さんが正王座ゲットで、

直前は暫定チャンプだったから一応防衛1回ってことになるんだよね。

敗れた粉川さんは4位にランキング。

 

5位だった中山佳祐さんはOPBFチャンプとして転出。

 

6月19日に新井雄大さんに3RKO勝ちした堀陽太さんが7位にランキング。

敗れた新井さんは6位から11位へ大幅ダウン。

 

8位だった木村翔さんはタイトル戦に向けて保留選手リスト入り。

色々出入りはあってのピッタリフルランク。

 

 

【スーパーフライ級】……船井龍一さん(獲得)

ここは誰も試合しなかったもんで空き1名分を含めて全くの異動ナシ。

 

 

【バンタム級】……赤穂亮さん(獲得)

2位だった松本亮さんが保留選手リスト入りしたもんで、

6月18日にノーランカーに2-1勝ちした菊地永太さんは自然アップの2位。

6月8日、中野敬太君に3-0勝ちした鈴木悠介さんが6位から3位にアップ。

6月18日にノーランカーに2RKO勝ちした高野誠三さんが8位から5位に。

 

6月19日、栗原慶太さんに5RKO勝ちした勅使河原弘晶さんが

10位から7位にアップしてるんだけど6位でも妥当だと思う訳で、

敗れた栗原さんが高橋竜平さんと順位を入れ替わりながらも、

それでも13位を維持してるほどクオリティーの高い試合内容だったから、

(空きスペースもあったことが栗原さんには幸いしたけどね……。)

高野さんの上でもいいとさえ思ってるんだけどね。

 

14位に伊集盛尚さんってボクサーがランキングされてるんだけど、

これも意味不明で5月のノーランカー戦を今更反映するのかって感じで、

最近のランキング委員会は西日本に配慮し過ぎる傾向が強くて、

何か弱味でも握られてるのかって感じさえすることも多いんだわ。

 

 

【スーパーバンタム級】……久我勇作さん(獲得)

6月3日、フィリピンボクサーに3-0勝ちした渡部大介さんは、

6月24日に大野顕君に3-0勝ちした小坂遼さんと入れ替わって2位にアップ。

川島翔平さんが藤原陽介さんと入れ替わって8位にアップ。

異動はそれだけ。

 

 

【フェザー級】……坂晃典さん(獲得)

OPBFタイトルを失った竹中良さんが日本ランクイ入りして3位。

 

6月19日にタイボクサーに3RKO勝ちした天笠尚さんが、

それまでの1位から5位にダウンしてるんだけど、

それはつまり最強後楽園は回避するってことなんだろうね。

 

6月26日に北海道で韓国ボクサーに5RKO勝ちした佐々木洵樹さんだけど、

竹中さんのランクインで却って一個下がっての12位。

 

木村吉光さんが加治木了太さんと上下を入れ替わって14位なんだけど、

加治木さんはもう1年近く試合をしてないしこのままズルズル引退なのかなあ。

空き1名分が埋まったね。

 

 

【スーパーフェザー級】……尾川堅一さん(4)

6月25日にアクセル住吉さんに6RKO負けした中谷有利さんが、

粟田祐之さんと入れ替わっての15位に踏みとどまってるんだけど……。

 

 

【ライト級】……西谷和宏さん(獲得)

このクラスのランキングについては当事者達でさえ首を傾げてるんだけど、

全ては最強後楽園絡みなんだわさ。

 

まずは6月4日にランカーに6RKO勝ちしたアクセル住吉さんが、

2位から5位にダウンしてる一方、5位だった土屋修平さんが2位に、

6位だった加藤善孝さんが3位に、

それと7位だったスパイシー松下さんも4位にって、

其々試合をしてないっていうのにランクが上がってるんだよね。

彼らの上にいたはずの内藤律樹さんも3人の下になってるしね。

 

1位だった荒川仁人さんが保留選手リスト入りして、

その間隙を縫って吉野修一郎さんが3位から1位にアップしてるのも、

全て最強後楽園へのエントリー絡みってことで……。

 

ただこの階級も8位以下はほぼ正常な扱いが為されてて、

6月19日に小林和優さんに7RKO勝ちした山田智也さんが、

石川元希さんと上下を入れ替わっての9位。

 

荒川さんが転出して出来た空きスペースに、

前月押し出されランクアウトした小田翔夢さんが温情再ランクで15位。

 

 

【スーパーライト級】……麻生興一さん(獲得)

6月8日に今野裕介さんの挑戦を10RKOで下した麻生さんが初防衛。

敗れた今野さんは1位から4位にダウン。

 

この階級も7位までがゴッチャゴチャにかき回されててL級と同様、

全ては最強後楽園へのエントリー絡みなんだけど、

2位だった近藤明広さんが保留選手リスト入りした途端、

4位だったデスティノ・ジャパンがいきなり1位になってるし、

4月以来試合をしてない岡本和泰さんも6位から2位、

6月25日にタイボクサーに1RKO勝ちした井上浩樹さんも、

7位から普通なら大幅過ぎる3位アップってことだし、

8位だった永田大士さんも5位にアップしてる一方、

3位だった松山和樹さんが6位に、5位だった丸岡裕太さんも7位にダウンって、

必ずしも実力を反映したランキングにはなってないんだよね。

 

新たに空き1名分が発生。

 

 

【ウェルター級】……有川稔男さん(1)

6月18日にタイボクサーに2RKO勝ちした別府優樹さんは5位のまま。

 

10位だった大川泰弘さんがお疲れさんランクアウトした代わりか、

それともスッカスカの空きが5名分もあったせいか、

6月11日にインドネシアボクサーに6RKO勝ちした丸木和也さんが

ランク入りしたんだけど、せいぜい豊嶋亮太さんの下の11位であるべきで、

いきなりベスト10は無いと思ったけどね……。

 

 

【スーパーウェルター級】……井上岳志さん(獲得)

6月23日、タイボクサーに2RKO勝ちしただけなのに、

コブラ諏訪さんが8位からいきなり3位に大幅アップしてて、

6月11日にインドネシアボクサーに1RKO勝ちした丸木凌介さんが

3位を譲って4位にダウンしてるのも多分最強後楽園絡みだね。

空き5名分は変わらず。

 

 

【ミドル級】……西田光さん(1)

この階級はチャンピオンを含めて元々8名しかいないから、

ジックリ待ってたら何度もチャンスが廻って来るんだよね。

 

試合は無かったんだけど福山和徹さんが淵上誠さんと入れ替わって5位で、

変動はそれだけ。

 

 

 

≪日本タイトル選手保留リスト≫

先月から6名も増えてしまったモンで記載欄が満タンになってしまって、

ついに表題欄まで無くなってしまったんだけど、

あと1名でも増えたら記載スペースすら無くなってしまうんだわ。

 

全部で28名の中での新規参入組は木村翔さん、帝里木下さん、松本亮さん、

ゼネシス・セルバニア、荒川仁人さん、近藤明広さんの6名なんだけど、

ゼネシス・セルバニアって誰? 輸入ボクサー?

 

従来からの22名は、原隆二さん、山中竜也さん、八重樫東さん、河野公平さん、

五十嵐俊幸さん、江藤光喜さん、井上拓真さん、石田匠さん、村中優さん、

大森将平さん、益田健太郎さん、岩佐亮祐さん、亀田和毅さん、細野悟さん、

大沢宏晋さん、内山高志さん、三浦隆司さん、小原佳太さん、岡田博喜さん、

亀海喜寛さん、野中悠樹さん、村田諒太さん。

 

6月はこの28名のボクサー達は誰も試合をしてないんだわ。

 

 

 

 

2017年7月 4日 (火)

後楽園ホール・7月3日

 

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“カップ猫”

 

 

 

後楽園ホール周辺に設置されてる分別ゴミ箱の表示がちょっと面白くて、

燃えるゴミの例に新聞、紙コップ、一般紙ゴミの他に“馬券” っていうのがあって、

近くにオフトとかウィンズがある独特の立地からなんだろうけど、

お前ら、どうせ当たらないハズレ馬券ばかりだろって言ってるみたいなんだわ。

 

 

 

最近勢いを増しつつあるジムっていうと、

石川、本多、伴流、KG大和なんかが頭に浮かぶんだけど、

昨日はそのうち石川ジムと本多ジムからの出場があったんだわ。

 

ホールへのエレベーター前に立ってたのはクドゥラ金子君で、

コクッと挨拶してくれたもんで、ケガのこととか次の試合の事なんか話したんだわ。

 

 

昨日は1試合がキャンセルになって全部で6試合だったんだけど、

ファイナル以外は全て年齢差の大きい対戦ばかりで、

其々9歳差、8歳差、10歳差、13歳差、9歳差もあったんだわ。

それと赤青コーナーがパンフでは逆になってたのが2試合もあってね……。

 

 

 

① 渡辺悠矢君(W日立)×箕輪正拡君(鹿島灘)……60㎏ 4R

デビュー戦の32歳・茨城県と、デビュー戦の23歳・茨城県。

 

<1R>

茨城県出身同士のデビュー戦だったんだけど、

二人共、いきなり狂熱のパフォーマンスで、

渡辺君はボクシングっていうより単なる殴り合いにやって来たような感じで、

ジャブ無し2発までのブン殴り系は余り精度が良くなかったし、

途中のサウスポーチェンジは意味不明で単なる無駄だったなあ。

 

箕輪君の方はまだ体が作れ切れてない感じが強かったんだけど、

剛腕に対して怯むことなく懸命な手数で微妙だったけどポイントゲットだね。

 

<2R>

渡辺君はあくまで一発剛腕系を目指してるみたいで、

右手が疲れるとサウスポーチェンジするみたいだったんだわ。

 

上下含めて色々使い分けてたのは箕輪君の方だったんだけど、

どことなく膝が緩み始めてはいたんだけど、

それでもこの回は渡辺君の有効ヒットが目立ってたね。

 

<3R>

攻撃の多様性っていう点では相変わらず箕輪君が勝ってたんだけど、

一方ではディフェンスに対する意識が大きく欠けてて、

貰わなくていいパンチを山ほど喰らってたんだわ。

 

ディフェンスに関しては渡辺君のルーズさも見逃し難いほどで、

二人共、まずは防御の練習が課題だと思ったなあ。

 

<4R>

お互い、かなり息が上がってきたんだけど、

気持ちの強さは最後まで維持できてて、

技術的には全く見るべきところはなかったんだけど、

それでも頑張る気持ちは充分見せてたんだわ。

 

ってことで自分は38-38だったんだけど結局、

39-38×2、37-40ってことで渡辺君の2-1勝ちで、

自分のスコア含めて評価がバラケたんだけど、

いくらなんでも37-40っていうのは信じ難かったなあ。

 

 

少しばかり居心地が良くなかったもんで移動したら、

鈴木マネと宮崎辰也君、それに石川元希さんが並んでたんだけど、

絵図ら的に凄い感じだったなあ。

 

この後自分の席は鈴木マネに譲って、

自分はこの日も長野マネの隣に座らせて貰ったんだわ。

 

 

 

② 増田大輝君(グワップ協栄)×高野健太郎君(船橋D)

                              ………F 4R

デビュー戦の23歳・千葉県と、0勝2敗(1KO)の31歳・千葉県。

 

宮崎辰也君に教えて貰ったんだけど、

高野君の2敗の相手は長嶺克則さんと角本達治君って強豪で、

2011年、2013年だったからこれが4年半ぶりの試合なんだってね。

 

“グワップ“ の意味は解らないんだけど、何だかゲロップかゲロッパみたいだなあ。

 

<1R>

二人共まあまあの動きを見せてたし、

デビュー戦の増田君も形は出来てたんだけど、

当て勘的には高野君だったかなあ。

 

<2R>

もう少し積極的に攻められないかって思ってた増田君だったんだけど、

開始1分、右ストレートと右フックを連続ヒットさせてから勢いを増していって、

早くも高野君の左顔面を赤く腫らせていって、

このラウンドは手数ヒット数共に高野君を上回ったんだわ。

 

<3R>

増田君はすっかり感じを掴んだみたいで、

高野君もいいタイミングで打ち返してはいたんだけどあくまで単発で、

もっと大きく変えていかないと増田君の好きにされそうな感じだなあ。

 

その増田君は全体のバランスもいいしディフェンスの意識も高いし、

後は連続攻撃の中にボディショットを組み込むことが出来るようになれば、

先々はかなり強くなりそうな印象を受けたんだよね。

 

<4R>

高野君が単調な攻めから脱却出来なかったままだったもんで、

増田君優勢は揺るがなかったんだけど、

最後まで諦めることがなかった高野君の踏ん張りには好感を持ったんだよね。

 

ってことで自分は39-37で増田君だったんだけど結局、

39-38×2、38-38ってことで増田君の2-0勝ちだったんだわ。

 

 

 

③ 村越成君(土浦)×内田勇気君(KG大和)……48.3㎏ 4R

 

この試合は内田君のケガで流れてしまったんだわ。

 

 

 

④ 桜井康弘君(L玉熊)×木橋拓也君(上滝)……F 6R

7勝22敗(4KO)のサウスポー、36歳・埼玉県と、

4勝(2KO)4敗(2KO)の26歳・東京都。

 

現在6連敗中の桜井君の対戦相手は福本雄基さん、新井雄大さん、

阪下優友さん、奥本貴之さん、守屋和明君、コーヤ佐藤君って強豪だったし、

その半端じゃない通算負け越しの相手の中には横山隆司君、山口隼人さん、

中釜兵武さん、小野心さん、林徹麿さん、大嶽正史さん達がいたんだよね。

 

その桜井君も来年の2月には定年なもんで、

その前に何とか一つ勝って引退したいってことでことで……。

 

 

桜井君と同様、木橋君の戦いぶりも実はとっても地味なもんで、

試合展開は思ってた通りの小規模のやったり取ったりが延々で、

こりゃどっちも有りだなあって見てたんだけど、

この試合だけは3人のジャッジの見解も酷似した小規模差で結局、

58-57×2、57-58の2-1で桜井君の判定勝ち。

 

 

3年振りの勝ち星ってことで桜井さん、

これで心を置き残すなくリタイア出来るってことでオメデトでした。

 

 

 

⑤ 上野太一君(石川)×横山渉君(厚木ワタナベ)……SB 6R

4勝(2KO)2敗の19歳・山梨県と、4勝(3KO)6敗(4KO)1分の32歳・山形県。

 

<1R>

上背とリーチ優位の上野君だったんだけどラウンド序盤はジャブが手緩くて、

ガード固めて詰めてくる相手の自由にさせがちで、

そこからの横山君の攻め込みが甘かったから助かってたけど、

もっとジャブを鋭く突くべきだったし、

それに続くショットももっと内側から打つべきだと思ったんだよね。

 

ポイントを取られるっていうことは無かったんだけど、

上野君の出だしもそれほどキレがあるとも思えなかったんだよね。

 

<2R>

中盤からグッドグッドなボディブローが出るようになってから上野君、

大分改善されつつあって、ショート戦でのヒット数でも目立つようになったんだわ。

 

<3R>

横山君も若干シツコサを強めていったんだけど、

相手に嫌な感じを与えるまでには至ってなくて、

距離を縮めたところからの仕掛けがまだまだ遅いんだわ。

 

<4R>

そうこうするうちにそこそこ打たれ込んでしまった横山君、

顔面が赤く腫れてきたんだけどメンタル面はまだまだ大丈夫みたいで、

ラウンド中盤以降は上野君をコーナーに追い詰める場面も増えていって、

距離を維持できなくなってきた上野君に戸惑いさえ見えてきて、

腕振り自体も少し緩んできたような感じだったんだわ。

 

<5R>

前の回での落ち目傾向が気になったんだけど、

このラウンドは初っ端から上野君の立て直しが実に見事で、

ジャブで距離をキープしつつ相手のタイミングで打ち込ませてなかったし、

ショート連打を打ち込んだ直後に体を入れ替えて相手の反撃を交わしつつ、

そこから再度の攻め込みって感じで常に横山君を圧倒してたんだわ。

 

<6R>

飛ばし切るタイミングを失ったままの横山君に対して上野君、

やり易いとは言えない相手を巧くあしらえるようになっての安心安心で、

まだまだ腕振りが鋭かった横山君からの直撃は貰いそうになかったんだわ。

 

横山君からはもう少し芸の幅を拡げる必要を感じたなあ。

 

ってことで自分は59-55だったんだけど結局、

59-55×2、57-58ってことで勿論上野君の2-1勝ちだったんだけど、

それにしても57-58っていうのは如何にも納得し難くて、

取り敢えず前に出ればポイントを上げるっていうのは古くて安易過ぎなんだわ。

 

 

 

⑥ 山口拓也君(W日立)×阪田壮亮(本多)……66㎏ 6R

3勝(2KO)7敗(2KO)2分の31歳・茨城県と、

4勝(2KO)3敗(3KO)1分の22歳・千葉県。

 

山口君が登場すると何となくいつも色物的なボクシングになってしまうんだけど、

それはそれで結構観客を湧かせるんだよね。

 

相手の阪田君は船橋ドラゴンジムからの移籍初戦で、

だから今は一力ジムで元同僚の野口将志さんも応援に来てたんだけど、

2年弱ぶりの試合はウェイト調整に苦しんで、

10日で10㎏の減量を達成したってことで、

凄いなあとは思ったけど同時にちゃんと力を出し切れるのかってことで……。

 

この試合、結果的には60-54、59-55、58-56ってことで、

ある意味当然の如く阪田さんが3-0勝ちしたんだけど、

やっぱり阪田君にしてはいい出来だったは言えず、

余りにもぎこちない山口君の頑張りの方に観客の思いは移ってしまったんだわ。

 

幾度もいいのを当て込んでも一度もダウンゲット出来なかったのも、

いいのを打ち込んだ直後に猛追出来なかったのも、

自分には阪田君がベストじゃなかったからだって思う訳で、

トランクスとシューズのコーディネイトが抜群だったのが残念過ぎだったんだわ。

 

山口君はいつもの通り頭を下げながら突っ込み突っ込みして、

相手を見ないままの左右フックの空振りブラインドショットばかりで、

前傾姿勢と髪の毛の感じとか短いトランクスまで含めて、

最後はまるでキャリア末期の輪島功一さんみたいになってたんだけど、

膝をポクポクさせながらも踏ん張り通したんだよね。

 

阪田君はこんなモンじゃないと思うから、

次はまともなところを是非見せて貰いたいものなんだわ。

 

 

 

⑦ 高橋竜也さん(土浦)×ジェトロ・パブスタン

          ………WBO AP B 王座決定戦 12R

26勝(19KO)6敗(1KO)5分のAPランク4位、28歳・茨城県と、

28勝(9KO)4敗6分のAPランク2位、サウスポー、27歳・フィリピン。

 

“ジェトロ” っていうのは日本貿易振興機構ってことでもあるんだけど、

そのジェトロは中々のボクサーだったんだわ。

 

二人は年齢的にも戦績的にもとっても似たところがあって、

だから勝負の決め手はKO率の違いじゃないかって思ってたんだけどね。

 

<1R>

初っ端の動きを見る限りジェトロはかなりいいボクサーで、

立ち上がりに難のある高橋さんをほぼ圧倒しまくって、

上背もリーチもかなり劣勢なのにもかかわらず、

最初の1分でボッコボコにしてしまってたんだわ。

 

それにしても高橋さん、余りにも簡単に左を貰い過ぎてたし、

返しの右フックにさえ反応出来てなくて、

1~2発打っても3~4発も打ち返されてたし強烈ボディを何発も喰らってて、

10:8.5ほどもの大差を付けられてしまってたんだわ。

 

<2R>

高橋さんが組み立て直すにつれ距離が一気に縮まったんだけど、

いきなりのバッティングで高橋さんの方が左目上をカット出血。

 

その後スピードを上げた高橋さんはショート戦の際の体の入れ替えが抜群で、

先攻め度をアップしてショットの回転速度も上げていったんだわ。

 

<3R>

当て方が綺麗なのはジェトロの方だったんだけど、

残念ながらパンチ力が今一なのも明らかで、

だからずっと当て続けていなければ展開がキツクなる訳で、

手数が落ちた時こそ高橋さんが付け入る隙があると思うんだけど、

だからもう少しラウンドが進むのを待つのが無難なのかなあ。

 

<4R>

揉み合った際にシツコク頑張ってたのは却って高橋さんの方だったんだけど、

余りにガリゴリいってたせいか開始55秒、またしてものバッティングで、

またもや高橋さんが今度は右目上を大きくカットして流血。

 

ドクターチェックを経て再開されたんだけど、

高橋さんは元々こういうカット出血の多いボクサーで、

そういう癖はキャリアの浅い時に修正されるべきで、

頭の位置の逃がし方をちゃんと習ってなかったからだって、

そういう人もいるんだけど、どうなのかなあ……。

 

<5R>

残り1分21秒、高橋さんのカット傷に2回目のドクターチェックで、

この時点で自分は最後まで行きそうにない感じを持ったんだよね。

 

<6R>

いつもなら中盤以降目に見えてアップしていく高橋さんなんだけど、

両目上のバッティングカットに勢いを削がれてしまったか、

体は動いてたんだけど手数が却って落ちてしまってて、

残り1分18秒ではジェトロの左ストレートを貰ってユラッとしてたし、

その後の揉み合いでもジェトロの後塵を拝してたんだわ。

 

<7R>

高橋さんの右目上からの出血が酷くなって3回目のドクターチェックが入って、

開始すぐの38秒に負傷ストップエンドになってしまったんだわ。

 

ここで止められたら自分の中では高橋さんの勝ち目は無くて、

最後のラウンドを強引に採点して高橋さんに振ったとしても

まだ67-66でジェトロの勝ちだったんだけど結局、

67-65、67-66、67-67ってことでやっぱりジェトロの2-0勝ちだったんだわ。

 

 

近くで見てた人がジェトロはスタミナに弱点が有りそうだって言ってたんだけど、

自分もそういう感じを持ってたんだけど実際のところは解らなくて、

この日の高橋さんからは大きく挽回しそうな兆候は感じられなかったからね。

 

 

それにしても東京のジャッジはかなり信頼できるって今更ながら思った訳で、

67-67のイーブンとしたのは外国人ジャッジで、

二人の日本人ジャッジは共にジェトロの勝ちを支持してたからね。

 

ただ、67-65ってことになると8ポイントが動いてることになる訳で、

ってことは1Rを10:8って大差を付けて評価したのかなあ。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① ジェトロ・パブスタン

② 上野太一君

③ 増田大輝君

 

 

 

2017年7月 3日 (月)

6月のベストボクシング

 

Img_1155

“ズラーッと丁度10匹”

 

 

 

昨日の都議選は自分が予想してた以上の自民党の歴史的大敗で、

今更ながら東京都における浮動票の多さを知らされる訳で、

だからこそ切り取られた瞬間の時勢を敏感に反映する訳だし、

やっぱり “奢(おご)るる者久しからず。” ってことなんだわ。

 

それにしても相変わらず公明党の日和見主義には呆れるばかりで、

国政ではあれだけ自民党に媚びへつらいながら、

都議選では勢いのある都民ファーストにコバンザメなんだよなあ。

 

公明党は元々は新興宗教団体の権力欲から設立されたんだけど、

それでも当初は是々非々の主張を通してた筈だったのに、

今では “幸福の科学” が目指してるところと何ら変わりがないんだわ。

 

一方、民進党は亜流自民党のように思われてしまってるせいか、

千載一遇のチャンスに反自民の受け皿になり得てなくて、

アメリカの共和党と民主党のような関係になるにはまだまだ路が遠いんだよね。

 

で、今や野党らしい主張を通し切ってるのは共産党だけだと思うんだけど、

その共産党も結局コミュニストっていうレッテルを自ら外す考えは無いみたいで、

今でもロシアや中国共産党と裏で繋がってるのかっていう疑念が晴れなくて、

底の底を見せない限り信頼するには充分じゃないんだよね。

 

そんなこんなで保守系思想の新しい受け皿として、

“都民ファースト” が一躍脚光を浴びつつあるんだけど、

これが増殖されて全国的に組織されるようになると次の衆院選挙の際には、

離合集散を繰り返してる既成の保守系は見切りを付けられる可能性さえあって、

ああ見えて小池百合子は上昇欲や権力欲が人並み以上に強いと思うから、

行くところまで行ってしまいそうな感じさえするんだよね。

 

ただ、今回都議に選出された都民ファーストの連中は、

その政治的手腕に関しては殆どが全くの素人だからこれからの課題も大きくて、

中には妊娠4ヶ月の妊婦まで駆り出されてたっていうのを聞くと、

自分が紛れ込んでも当選したんだろうなあとも思う訳で、

今は浮かれまくってるんだろうけど、あんたらホントに大丈夫なのか、

アイドル上がりやタレント崩れの自民党衆院議員と同じになりゃしないのかって、

そうも思ってしまうんだけどね……。

 

 

 

≪6月度ボクシングベスト10≫

*左側が勝者、( )内は事前期待度順位、敬称略。

 

① 麻生興一×今野裕介 (2)……10KO

② 勅使河原弘晶×栗原慶太 (3)……5RKO

③ 岡田博喜×ジェリッツ・チャベス (ー)……3-0

④ コーチ義人×グレン・メデュラ (ー)……5RKO

⑤ 堀陽太×新井雄大 (7)……3RKO

⑥ 鈴木悠介×中野敬太 (6)……3-0

⑦ 黒田雅之×粉川拓也 (1)……2-1

⑧ 坂本大輔×川崎真琴 (4)……3-0

⑨ 赤羽根烈×岡田真虎 (18)……3-0

⑩ ジロリアン陸×角田知浩 (17)……3RKO

 

*期待度ベスト10内で選モレした試合は、

ノ・サミュング×竹中良 (5)…10RKO、

星大翔×らいす林 (8)…中止、

山田智也×小林和優 (9)…7RKO、

中山佳祐×リチャード・クラベラス (10)……2-1の計4試合。

 

 

 

帝里木下さんは無理な挑戦じゃないかなあって思ってた通りの7RKO負けで、

大好きだったパッキャオもまだ試合やるのかって飽き飽き意味不明の一戦で、

殆ど興味は無くて地元判定かどうかどっちでもいいんだけど、

とにかく0-3負けしてしまったらしいね。

 

 

 

2017年7月 2日 (日)

後楽園ホール・7月1日

 

Img_1160

“木星”

 

木星が無ければ現在のような地球は存在し得なかったってことで、

つまりその形状はおろか人類も生まれ得なかったのではないかってことで、

それは今でも確固として続いてる事実な訳で、

太陽系の外から飛来する極小惑星や隕石の多くを木星がガードしてて、

これまで木星が防いできたそれらの数は計り知れないほどで、

逃れることの出来た大災害を想像する時、自分達は大感謝以外ないんだよね。

 

で、平原綾香の “ジュピター” は心して聴くべきなんだわ。

 

 

 

昨日の後楽園ホールは帝拳ボクシングだったもんで、

いつものように関係者受付席には長野マネが座っておられたんだけど、

その横にはワタナベジムの会長の奥様も一緒におられて、

で、御挨拶に寄ったら何かの具合でお二人の間に座ることになって、

これがまあとっても興味深い話のやり取りが満載で面白かったなあ。

子供さんを抱っこした村田諒太さんにもコンチワして始まり始まり……。

 

 

勿論この日の赤コーナー(左側表記)は全て帝拳ボクサーで、

最初の3試合は東日本新人王トーナメント予選だったんだわ。

 

 

 

① 鈴木敬祥君×荒木侑也君(本多)……B 4R

デビュー戦の19歳・愛知県と、3勝(3KO)1敗(1KO)の29歳・千葉県。

 

二人共が自分の中でのこの階級の優勝候補で、

鈴木君はアマ18勝8敗っていう好戦績のデビュー戦なんだけど、

荒木君も中々鋭い腕振りをしてて特にジャブがいいんだよね。

自分の隣に本多会長が座ってコンチワしてすぐの始まり……。

 

<1R>

鈴木君の方が10㎝ほど上背があってリーチもそれに伴ってたんだけど、

届きのいい鋭いジャブで先制したのは荒木君の方だったんだわ。

 

鈴木君はアマ経験者の割にはジャブを省略したようなスタイルだったんだけど、

腕振りそのものはとっても鋭くて、この試合最初のクリーンヒットは開始50秒、

その鈴木君のカウンター気味の右ストレートだったんだわ。

 

荒木君の手数と鈴木君の有効ヒットの争いはとっても微妙だったんだわ。

 

<2R>

開始1分26秒、鈴木君の右左からの右ストレートが綺麗にヒット、

タイミングのいい直撃だったもんで荒木君が大きく膝カックン。

 

思わず膝を着いてしまいそうになったところから荒木君、

この場面はよくぞ堪えて踏みとどまって、

その後も鈴木君の追撃を何とか凌いだんだけど、

左目の下がポッコリ腫れてしまったんだわ。

 

<3R>

鈴木君は大きくいきなり決めようとし過ぎる傾向が改善されなかったんだけど、

それでもワンショットワンショットの力強さは荒木君の比ではなくて、

荒木君が踏み込もうとする瞬間に合わせ打って来るもんで、

荒木君としてはもっと詰めてからの攻撃を仕掛けたいところだったんだけど、

中々思いが叶わないっていう状況が続いたんだわ。

 

まだまだ荒削りで戦い方にも片寄りはあったんだけど鈴木君、

将来的にはとっても楽しみなボクサーだと思ったなあ。

 

<4R>

微妙なスコアの中、まずは荒木君が飛ばしていったんだけど、

鈴木君も負けてない対応で、中々の4回戦だったんだけど、

全体的には荒木君が力を余してたって感じだったんだよね。

 

荒木君が爆発し切れない中、鈴木君は最後まで勢いが落ちなくて、

自分は39-37で鈴木君だったんだけど結局、

39-38×2、38-38の2-0ってことで鈴木君のギリギリ勝ち。

 

 

試合後暫くして初対面の鈴木君に試合の感想を伝える機会があって、

直立姿勢でとっても真面目に話を聞いてくれたんだけど、

それは近くに長野マネがおられたせいだったね、多分。

 

 

 

② 木原宗孝君×浜野秀平君(小田原)……SL 4R

0勝1敗の19歳・愛知県と、1勝(1KO)4敗(3KO)の25歳・神奈川県。

 

木原君はアマ16勝10敗の戦績。

 

二人共、とっても力強かったんだけどとにかく動きが大まかで、

最後までどっちも有りの粗っぽいやり取りが続いたんだけど、

最初のクリーンヒットは1Rの浜野君だったみたいで、

(実はこの場面は見てなくて一力ジムの鈴木マネに聞いたんだけどね……。)        

ダウンしそうなところから踏ん張った木原君が徐々に挽回していったんだわ。

 

気が付いたら浜野君の左目下が大きく腫れ上がってきてたんだけど、

それでも必死の踏ん張りは予想以上で、

お互いに足りないところは沢山あったんだけど、

気持ちの強さを張り合うような戦いだったんだわ。

 

ってことで結局、39-37×2、38-38の2-0で木原君の勝ち。

 

 

 

③ 中村駿介君×舟津純君(伴流)……W 4R

4勝(3KO)1敗(1KO)1分の24歳・東京都と、

1勝(1KO)2敗(1KO)の24歳・東京都。

 

中村君はこの階級の圧倒的優勝候補なんだけど、

協会の組み合わせ表では “俊介” ってなってて、

どっちなのかなあって思ってたんだけど、どうやら “駿介” らしいんだわ。

 

自分の横に伊藤雅雪さんが座って、

「4勝してるボクサーと1勝しかしてないボクサーを戦わせるっていうのは……。」

っていうようなことを言ってたんだけど、

今年のこの階級は10名のエントリーしかなくて、

(4勝が1名、3勝が1名、1勝が5名、0勝が3名の計10名。)

3勝してるボクサーと4勝してるボクサーを其々AグループとBグループに振って、

後は残り8名をAとBに4名づつ振り分け抽選するしかない訳で、

その8名は1勝してるボクサーが5名と

未勝利ボクサーが3名だけなんだから仕方ないんだよね。

 

<1R>

中村君は初っ端から自信に溢れたパフォーマンスをしてたんだけど、

それに比べると舟津君の方は目を見開いたビックリ系の表情をしてたんだわ。

 

中村君は敢えて先制を控えての様子見だったのかも知れなかったんだけど、

舟津君にはそれがカウンターを狙われてる感じがしたみたいで、

何だかお互い手をこまねいてる感じが抜けなくて実は低調な立ち上がりだったね。

 

それでも徐々に二人の力量差が目立ってきて、

終了少し前には中村君の左フックと右ストレートが連続ヒット。

 

<2R>

中村君がプレスを強めてから更に試合らしくなったんだけど、

それにつれ舟津君の気後れ感が目の色に現れてきて、

先制出来ないまま無駄に下がることが多くなって、

そのことが中村君に余裕を与えつつあったんだわ。

 

その中村君にしても攻めの形に偏りが目立ってて、

もう少し先攻めの中にカウンター攻撃を潜ませるような動きが欲しかったんだわ。

 

<3R>

若干劣勢が続いた舟津君が展開を動かそうって大きく仕掛けて行くにつれ、

中村君もイッセノセ的な危険な打ち合いを挑んでいって、

結果的には打ち負けてはいなかったんだけど、

そういうのはちょっとリスクを張り過ぎじゃないかって思ったんだよね。

 

って思ってた残り30秒からは更に激化していって、

舟津君も懸命の応戦ではあったんだけど腕振りの鋭さは中村君が圧倒的で、

残り時間も少なくなった南ロープ前だったんだけど、

中村君の返しの左フックが激しく直撃。

 

その途端、舟津君の体と目線が突然有らぬ方向へ向いてしまって、

その瞬間を見逃さなかった中村君の右ストレートが更なる追撃大直撃で、

既に意識が飛んでた感じだった舟津君には全く無防備なままの被弾で、

そのまま大きく倒れ込んでしまっての結果的には担架搬出で、

2分59秒、中村君のTKO勝ち。

 

舟津君は大事を取って救急病院に向かったらしいんだけど、

意識もあって話も出来てたってことだから多分大丈夫だとは思うけどね。

 

 

中村君にもとっても沢山のサポーター達がいて、

その多くの人達は彼の試合が終わると共に三々五々ホールを後にしてて、

その数が半端じゃなかったんだけど、中村君は彼らのいちいちに頭を下げて、

エレベーターまで見送ってたんだよね。

 

自分はその中村君とも話をして、

あんなにムキになって殴り合わなくていいのにって伝えたら、

本人もそばにいた長野マネも苦笑いしてたんだわ。

 

 

 

④ 郡司勇也君×東大河君(ナカザト)……F 4R

2勝1敗1分の20歳・茨城県と、3勝(1KO)1敗の21歳・熊本県。

 

東君は以前はワタナベジムに所属してて、

2015年に神津徳臣君に判定勝ちして以来最近見ないよなあ、

って思ってたらいつの間にか沖縄のジムに移籍してたんだね。

 

って思ってたらいつの間にかこの試合は消えてしまってて、

自分の勘違いだったのかなあ……。

 

 

 

⑤ 大嶋剣心君×何チャラ・ミーシー……B 6R

1勝(1KO)1敗の21歳・青森県と、9勝(1KO)6敗の28歳・タイ。

 

この試合は全く見てなかったんだけど殆ど予想通りで、

1R2分20秒で大嶋君のKO勝ちだったね。

 

 

 

⑥ 松原陵君×陸讃永……119P 6R

6勝(6KO)1敗の26歳・岐阜県と、5勝(4KO)2敗の国内10位、19歳・韓国。

 

この試合も全く見てなかったんだけど、やっぱりやっぱりの結果で、

あっと言う間の1R0分41秒で松原君のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

⑦ 横山雄一君×トンテン・何チャラ……L 8R

16勝(14KO)4敗(4KO)の27歳・東京都と、

14勝(5KO)5敗1分の国内3位、27歳・タイ。

 

横山君はもうとっくにランカーになってていい筈なんだけどなあって思いながら、

この試合もスルーしてたんだけど、中々終了ゴングが鳴らなかったんだわ。

 

で、一体どうなってるんだってホールに戻ってみたら予想外の激闘の真っ最中で、

またもや鈴木マネに聞いたら、勿論負けてはいないんだけど、

相手のタイボクサーが想像を超えた打たれ強さを備えてるってことで、

16勝14KOっていう横山君のハードパンチに耐え抜いてたんだよね。

 

タイボクサーの顔面も赤く腫れてたんだけど、

一方の横山さんの傷み方も半端じゃなくて、

そんなに技量とスピードがあるとは思えない相手から貰い過ぎだったんだわ。

 

このままズルズル判定になってしまいそうだった8R2分12秒、

意を決したような横山さんが一気攻めで、

3~4発を連続ヒットさせたところでやっとレフェリーストップエンド。

 

相手のタイボクサーはまだまだやれるぞって息巻いてたけど、

そこまでに相当打たれ込んでたのも事実で、

こういうタイプのボクサーの変な頑張りっていうのがとっても危険なんだわ。

 

 

取り敢えず何とか格好をつけた感じではあったんだけど横山君、

相手の強い打ち返しを警戒する余りか、

この日はボディブローが少なくて、それが相手を長く頑張らせたと思う訳で、

トレーナーからも多分大きくダメ出しされるんだろうけど、

お疲れさんって声掛けてニヤッと返して来た口元からはまだ流血してたし、

両目の周辺は別人と見間違うほど傷みが進んでて、

後で聞いたら早い回に顎を傷めてしまったらしいんだよね。

 

 

 

⑧ 尾川堅一さん×山元浩嗣さん(ワタナベ)

             ………日本 SFe タイトル戦 10R

21勝(16KO)1敗(1KO)のチャンピオン、29歳・愛知県と、

20勝(4KO)13敗(7KO)3分のランク13位、スイッチ、33歳・熊本県。

 

<1R>

最近の山元さんはサウスポーから始めることが多いんだけど、

この日もまずは左構えからの先仕掛けでジャブも良かったし、

左右ストレートを尾川さんのボディに届かせてたんだわ。

 

最初の2分間、尾川さんは落ち着いて相手の出方を確かめてたんだけど、

払うような左フックは威力満々だったし、

残り50秒でこの試合初めてワンツーを全力打ちしたんだけど、

やっぱり瞬間のスピードとか込められた力には相当のモノがあったんだわ。

 

で、残り22秒の北西ポスト前、キッチリした右ストレートを打ち込んだその直後、

フォローのワンツーを的確に当て込んで山元さんからいきなりのダウンゲット。

 

リスタート直後の山元さんは明らかに足元が覚束なかったんだけど、

尾川さんのここぞの猛追撃を何とか凌ぎ凌ぎして終了ゴング。

 

<2R>

前の回のダウンがラウンド終盤だったもんで回復が心配されたんだけど、

山元さんは何とか通常を装っての立て直しだったんだわ。

 

普通のやり取りが続いてたラウンド半分頃に尾川さんの右ストレートがヒットして、

その10秒後くらいの残り1分18秒の青ポスト前、

尾川さんの左フックからの渾身の右ショットが大直撃して、

ポストを背にした山本さんがズルズル腰から落ちてこの試合2度目のダウン。

 

何とかリスタートした山元さんだったんだけど、

今度は普通を装えないまま尾川さんの一気攻めの前に全く力無く、

そのまま北ロープを背負わされ、またもや大きく被弾してしまって、

膝が緩んでしまったところで2分00秒のレフェリーストップエンドだったんだわ。

 

 

この日の尾川さんは最近の中ではとってもいい出来で、

体全体の動きとパンチの緩急のバランスがとっても良かったし、

一瞬のスピードに山元さんが反応し切れてないって感じだったんだよね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 尾川堅一さん

② 鈴木敬祥君

③ 中村駿介君

 

 

 

【村木田渾身競馬】

昨日挑戦した3レースは頭に選んだ馬が一頭も来なくての完敗。

で、今日の勝負レースと買い目は以下の3連単30点。

 

☆ 中京11R……③⑱→③⑬⑮⑱→③⑦⑨⑫、②⑦⑫⑬→④→②⑬⑱

 

 

 

2017年7月 1日 (土)

後楽園ホール・6月30日

 

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“狂い咲き”

 

まだ冬の寒風の最中に開花する狂い咲きもあるんだけど、

もうとっくに花期を終えて剪定した後にこうして花を開く狂い咲きもあるんだわ。

 

花の狂い咲きは時に微笑ましいこともあるんだけど、

頂けないのは政治家たちの精神の弛んだ狂い咲きで

最近の安倍相周辺とか自民党議員たちの不始末は見逃し難いんだわ。

 

「奢(おご)るる者は久しからず。」 っていうのは源平盛衰記の中にある記述で、

一時的に隆盛を誇っても基本的な謙虚さに欠ける者の世は長続きし得なくて、

すぐに没落の憂き目に遭うっていう格言のようなもので、

今の自民党が前回の総選挙で獲得した圧倒的な数のみを力として、

強引な国会運営を繰り返してることや、

綱紀に欠けた数々のテイタラクを象徴的に揶揄してる感じなんだわ。

 

森友学園や加計学園絡みの安倍首相の人間的ないかがわしさとか、

棒読み答弁しかできない稲田防衛相の都議選絡みのバカ丸出し発言とか、

豊田ヒステリー女史のまるで発狂したかのようなパワハラ騒ぎに続いて、

無能そのものの彼女らを必死に擁護する菅官房長官とか細田総務会長とかは、

まるで弱みでも握られてるのかのようなんだよね。

 

ってのが昨日までで今度は新規に下村元文科相の献金疑惑浮上ってことで、

彼は比較的信用出来るんじゃないかって自分は思ってたから驚いたんだけど、

安倍首相が絡んだ加計学園からの200万円の寄付を11か所に小分けにして、

政治資金規正法を逃れた所謂闇献金らしいんだよね。

 

こんな風潮は週末の都議選にも大きく影響を及ぼしそうで、

競馬の結果と共に中々興味深いんだわ。

 

 

 

昨日のホール周辺の人の群れは普通じゃなくて、

何かの宗教の全国大会かと思わせるほどだったんだけど、

ドームではミスチルのコンサートだったんだよね。

 

 

ホールに入って長嶺克則さんとか柳光会長と奥様、一力ジムの鈴木マネ、

それから武田航君とか奥村トレたちと話をして始まり始まりで、

赤コーナー(左側表記)は全て角海老ボクサーだったんだわ。

 

 

① 星大翔君×らいす林君(青木)……SL 4R

1勝(1KO)0敗の19歳・埼玉県と、

3勝(2KO)2敗(2KO)1分の29歳・北海道。

 

この試合は東日本新人王トーナメント戦として組まれてたんだけど、

林君の棄権で中止になってしまって自分にとっては痛恨だったんだわ。

 

で、星君は同じジムの三船世翔君とスパーしたんだけど、

中止がかなり前に決まったせいか、体のキレが今一だったなあ……。

 

 

 

② 山内涼太君×何チャラ・セートジム……F 6R

デビュー戦の22歳・大阪府と、9勝(4KO)4敗の25歳・タイ。

 

東農大出身の山内君のB級デビュー戦で楽しみにしてたんだけど、

彼はふくらはぎがキッチリしてたし、

過度になってない程よいウェイトトレーニングをしてるような実にいい体をしてて、

多少しなやかさに欠けたようなところはあったんだけど力強い動きが出来てたし、

スタンスとか構えとかも申し分なかったんだよね。

 

彼は届きのいいとっても鋭いジャブを打つんだけど、

打ち出しの瞬間に右ガードが顔面から離れるようなところが気になったんだけど、

それも時間が経つにつれ改善されてたし、

相手との技量差もあったんだけど、目立つような弱点は見当たらなかったなあ。

 

ワンツーのリズムとか左ボディのタイミングも抜群だったし、

早い段階でガチの戦いが見たいところでもあったんだけど結局、

2R2分27秒、2回目のダウンゲットがそのまま10カウントアウトってことで……。

 

 

 

③ 松本竜也君×木野田俊翔君(小田原)……56㎏ 6R

7勝(2KO)3敗(1KO)の22歳・福島県と、5勝(1KO)3敗の22歳・神奈川県。

 

攻め手の少ない木野田君に対して予想通り松本君は終始余裕の試合運びで、

まずは左手の使い方で圧倒しつつ左右のボディブローも良かったもんで、

強打を誇ってる訳でも無いのに右一本頼りの木野田君の出番がないままで、

こりゃもう松本君の決着の付け方だよなあって見てたんだけどね……。

 

その松本君なんだけど、打たれるのを嫌がり過ぎる余りか、

攻防が解り易過ぎというか攻めがブツブツ切れになってしまうことが多くて、

ラウンドの中での山場の作り方に対する意識が足りてなかったし、

一気に倒し切るっていう恐ろしさを相手に伝え切れてもいなくて、

見てる方にとっても正直何だかダラダラした6ラウンドだったんだよね。

 

相手が比較的大人しいタイプだから問題にはならなかったんだけど、

手を休めることなくガンガン攻め立ててくる相手だったら苦戦は免れそうになくて、

この先ランクゲットする為にはもう一皮むける必要を感じたんだけどね。

 

 

結局60-55、59-55、59-56で松本君の圧倒3-0勝ちだったんだけど、

最終回は木野田君の頑張りの方が目立ってたんだよね。

 

 

自分の席は渡辺会長に譲って、

この試合から帝拳ジムの長野マネの隣に座らせて貰いながらだったんだけど、

長野さんは一瞬の間にボクサーの力量を見計るのが流石だったし、

それが彼らの性格的な傾向にも及ぶもんで一緒にいて実に興味深いんだよね。

 

 

 

④ 土屋修平さん×水藤翔太君(とよはし)……L 8R

22勝(18KO)5敗(4KO)のランク5位、30歳・愛知県と、

11勝(1KO)6敗(1KO)1分の28歳・愛知県。

 

1Rの開始早々からこの日の土屋さんにはいつもの弾ける感じが無くて、

2勝1敗ペースでKO率の低い水藤君とほぼ対等に近くて、

それでも負けるって感じでは勿論無かったんだけど、

やっぱりそれでも自分の中の土屋さんとは程遠かったんだわ。

 

開始すぐの1R0分59秒、いきなりの左フックで相手を大きく揺らがせて、

大雑把なパフォーマンスながら結局は4R~5Rのうちに倒してしまうんだろうって、

そう思ってたんだけど結局延々の8ラウンドフルってことで、

78-74、77-75、77-76ってジャッジも戸惑うようなバラケ方で、

其々がこの日の土屋さんの出来に首を傾げながらだったような感じだったんだわ。

 

自分も途中何度か首を傾げながら席を外すことになってしまって、

水藤君の必死さに土屋さんが手こずってるのが歯がゆかったし、

西谷和宏さんにタイトルを奪われてからまだ吹っ切れてないのかって思ったし、

どこか体調を崩してるとしか思えなかったんだよね。

 

試合直後に眞吾会長と話したんだけど、

スパーも思わしくなくて心配してたってことだったんだけど、

その直後に土屋さんがリング上でいきなり引退を表明したんだわ。

 

それは突然の思い付きでは無さそうな冷静な話し方で、

そのことを事前にスタッフ達が知らされてたのかは知らないんだけど、

角海老ジムはボクサー生活を無理強いしないっていうのが流儀だから、

ショックは受けながらもみんなはごく自然に彼の決断を受け入れてたんだわ。

 

自分は医務室に向かう土屋さんと最後のグローブタッチをしながら、

「お疲れさん。」 って声を掛けたんだけど、彼は少し苦笑いしながらも、

意外なほど強く返してきて彼の気持ちを計り知る思いだったんだよね。

 

 

土屋さんは23歳でプロデビューしたんだけど当初はキックの癖が中々抜けなくて、

右足の位置とかが何となくぎこちなかったのを見事に克服して、

約8年かかって日本チャンプまで登り詰めて、

その男っぷりのいい戦い方で多くの若いボクサー達を惹き付けたんだわ。

 

彼がまだC級だった頃に内山高志さんにお願いして、

1Rでもいいから何とかスパーして貰えないかって頼んだことがあったんだけど、

内山さんは土屋さんのことを知ってて、「彼は伸びると思いますよ。」 って、

現役の世界チャンピオンが快く引き受けてくれたことがあったんだよね。

 

その時のスパーのことは今だに忘れられなくて、

1Rの間に内山さんの直撃を貰って3度もタイムが入ってしまって、

一緒に見てた渡辺会長が 「もう止めた方がいいよ。」 って言うのを土屋さん、

「こんなに面白いスパーは初めてです。」 ってニヤッと笑いながら続けたんだわさ。

 

で、土屋さんは左ボディブローの大事さを身をもって知ることになって、

絶対その後のキャリア作りの糧になったって自分は思ってるんだけど、

坂本大輔さんの応援に来てたその内山さんに最後の試合を間近に見て貰って、

やっぱり何かの因縁を感じてしまったんだよね。

 

土屋さんはリングから降りてすぐ、

角海老ジムの大会長と帝拳の長野さんの前に膝まづいて、

深々と頭を下げてたのがとっても印象的だったなあ。

 

 

 

⑤ 岡田博喜さん×ジェリッツ・チャベス……64㎏ 10R

15勝(11KO)0敗のWBO5位、IBF8位、OPBF4位、27歳・東京都と、

7勝(5KO)1敗2分のOPBF7位、28歳・フィリピン。

 

チャベスは若手フィリピンボクサーの上昇株でKO率も高いし、

岡田さんの持ってる世界ランキングが戦うモチベーションとしてはこの上なくて、

だから初っ端からのガンガン虫で、

試合序盤様子見から始めた岡田さんの戦う気持ちが心配されたんだけど、

2Rからはいつものシッカリボクシングで、ホントに彼は常に手抜きが無くて、

出来のブレがとっても少ないボクサーで、

ガードのシッカリしたチャベスに正確で鋭いジャブはまるでストレートのようで、

相手のグローブの隙間をキッチリ貫いてたんだよね。

 

チャベスからはそれ程の巧さは感じられなかったんだけど、

それでも狙い澄ました右一発には常に必殺感が漂ってて、

最後まで集中が求められたんだけど終わってみれば殆ど問題が無かったね。

 

1R1分25秒での相手の右フックには若干ヒヤッとさせられたんだけど、

2Rにアップしていった途端の0分21秒での右目上バッティングカットの方が

もっと行方が気になって結局、岡田さんは試合後に東大病院に向かうことになって、

縫合手術を受けたんだけど軽症で終わって良かったんだけどね。

 

それでも岡田さんのカット傷はそこそこ深かったみたいで、

試合中はその後も目に血が入るのを気にする素振りが目立ったんだけど、

パフォーマンスのクオリティが下がるまでには至らなくて、

繋ぎのジャブは最後まで圧倒的だったし、

緩急を効かせたコンビネーションブローにはやっぱり惚れ惚れだったし、

ボディブローを左フックと右ストレートで打ち分けて相手を混乱させてたんだわ。

 

相当打ち込まれてチャベスは3Rには顔面を既に赤く腫らすようになったんだけど、

彼の気持ちと打たれ強さは半端じゃなくて、

だから岡田さんはいい相手に恵まれたってことで、

自分は彼の色んな引き出しを見ることが出来たんだよね。

 

岡田さんは1秒間に4発ほどのコンビネーションブローを上下に打ち分けたり、

相手のグローブを叩いてガードを動かしたり、

左フックのトリプルヒットなんか含めてとってもいいモノを見せてくれて、

中盤以降はセコンドのアドバイスに冷静に応じる余裕もあったんだけど、

相手がヘタレタイボクサーとは段違いだったもんでホントに感謝感謝だったんだわ。

 

徐々にダメージを蓄積していって終盤は手数が落ちたチャベスだったんだけど、

それでも休み休みして力溜めてのショットには最後まで諦めの色は無くて、

接近した瞬間の強打狙いにシフトしていったんだわ。

 

そんな相手に対して岡田さん、常に冷静で前向きな対応が見てて心地良くて、

相手のタイミングで打たせないようなショットの散らばせ加減も抜群で、

終了ゴングまで全く動きが落ちなかったし、パンチのスピードも当初のままで、

精も根も尽き果てた彼の姿を見るのはまだまだ先のことなんだわ。

 

で結局、100-90、100-91、99-93ってことで、

勿論岡田さんの圧倒3-0勝ちだったんだけどね。

 

ヒョンなことから世界戦っていうのが多い中、

何とか彼を世界の場に出して上げたいって思ってるんだけど、

誰か何卒ヨロシクなんですわ。

 

 

 

⑥ 坂本大輔さん×川崎真琴さん(RK蒲田)

           ………日本 W 暫定王座決定戦 10R

13勝(8KO)8敗(1KO)3分のランク1位、35歳・千葉県と、

9勝(2KO)4敗(1KO)1分のランク2位、33歳・広島県。

 

坂本さんの試合には大学時代絡みで内山高志さんとか、

八重樫東さん達も駆け付けててリングサイドに詰めてたんだよね。

 

この試合の1ヶ月ほど前だったかなあ、

勿論別々ではあったんだけど二人と話をする機会があって、

お互いここまで飛び抜けた上昇度を誇るボクサーでもなくて、

どっちかっていうと苦節の末のベルトゲットのチャンスであって、

千載一遇っていうのは多分こういうことを言うんだわってね……。

 

 

二人共、正直元々テクニックとかスピードを競い合うって感じでは無くて、

どっちかっていうと気持ちで試合をするボクサーなんだけど、

それでも細かいやり取りでは若干川崎さんが上回ってて、

坂本さんがどれだけ気持ちで勝負できるかっていうのがポイントだったんだわ。

 

試合開始当初、川崎さんのジャブが坂本さんの強引さの前に遮られてしまって、

その突貫小僧的な踏み込みを自由にしてしまったのが川崎さんの悲劇の始まりで、

坂本さんの大きなヒッチの左右フックの間隙狙って、

もっと内側内側からストレート系で攻めるのかと思ってたら、

途中から巻き込まれてしまったかのようなフック戦に付き合うことが多くなって、

入って来るところに合わせられないまま左右ボディフックが徐々に効いてきて、

飛ばすべきところで飛ばし切れないままに終わってしまったんだわ。

 

10ラウンドフルに戦った中での二人の最高最強だったパンチは、

実は4R0分19秒での川崎さんの左右フックで、

坂本さんはその前の2Rにも強烈な左右ボディ3発を打ち込んだ直後に、

川崎さんの返しの左フックを貰ってしまって右目上をヒットカット出血してたし、

だからこの4R、坂本さんが思わずヨレッとしてしまったその瞬間にこそ、

渾身の飛ばしを見せなくてはいけなかったところを実に手緩かったのが

返す返すも痛恨だった訳で……。

 

その後は坂本さんの左右ボディに戦う気持ちが徐々に削がれてしまったみたいで、

目覚ましいいアピールがないままの終了ゴングだったんだわ。

 

 

5Rを終わっての中間採点は自分は48-47で坂本さんだったんだけど、

発表されたモノは坂本さんから見ての49ー46×2、47-48ってことで、

この時点ではまだまだ挽回の可能性が見えてたんだけど、

結局は97-93×2、97-94ってことで坂本さんのほぼ余裕勝ちだったんだわ。

(ちなみに自分は97-93だったけどね……。)

 

 

実力の拮抗した同士の対戦だとほんのちょっとしたことで差が付いてしまうって、

そういう見本のような試合だったと思う訳で、

そのほんのちょっとしたことっていうのはこの試合の場合、

勝ちたいっていう気持ちの強さの差じゃなかったかって思ったんだけどね。

 

 

試合中の坂本さんに対する八重樫さんの応援は実に半端じゃなくて、

試合後には坂本さんの奥様とも良かったヨカッタってしてて、

自分も初めて奥様と話をしたんだけど彼女は結構冷静に試合を見てたんだよね。

抱っこされてたのは多分下の子だと思うんだけど、

これがまあ坂本さんとソックリの顔してたし愛想も良かったなあ……。

 

 

一方の川崎君は控室で呆然自失って感じだったし、

柳光会長の残念がり方も尋常じゃなかったんだよね。

 

 

ミスチルのコンサート終わりの混雑を少しばかりやり過ごしての帰宅って事で……。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 岡田博喜さん

② 坂本大輔さん

③ 山内涼太君

 

 

 

【村木田渾身競馬】

この4日間に3ボクシングと2競馬っていうハードスケジュールなんだけど、

今日の競馬は3開催場の其々のメインが狙い目で、

1600万下のレースが3レースあってその内の2レースがハンデ戦なんだもんで、

とっても見過ごすことが出来なくて以下3連単20点買いで勝負勝負なんだわ。

 

☆ 福島11R……③⑬→③⑨⑪⑬→①②③⑥

☆ 中京11R……①⑥→①④⑥⑬→①③⑪⑮

☆ 函館11R……①③→①③⑪⑮→①②⑧⑨

 

 

 

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