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2017年7月26日 (水)

後楽園ホール・7月25日

 

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「靴置場なんだけど……。」

 

注目は靴ではなくて左側に積んである競馬新聞の山で、

年初めから全て残してあってこれでほぼ半年分で、

毎年1年分が溜まったところで処分するんだけどね……。

 

 

 

昨日の後楽園ホールのボクシングはオール4回戦で、

デビュー同士の第一試合以外は東日本新人王トーナメントの準々決勝戦で、

全ての組み合わせの中に自分的な優勝候補が入ってたんだよね。

 

本来は協会主催なんだけど今回は “DANGAN” が見事に取り込んで、

協会主催の場合だと通常、試合の順番は軽い階級からの体重順になるんだけど、

“DANGAN” は興行全体にリズム感を付与すべく敢えてその順番を無視してて、

試合ごとにスピードと迫力の変化があってとっても良かったんだよね。

 

ホールに入ってから角海老ジムの小堀トレと子育ての話をした後、

鈴木会長と最近のボクシング界の話なんかして始まり始まり……。

 

 

 

① 平山貴紀君(金子)×濱口大樹君(ワタナベ)……SB

デビュー戦の20歳・茨城県と、デビュー戦の21歳・東京都。

 

先週末からの多忙にも関わらず渡辺会長はいつものようにちゃんと出張ってて、

お互いに目で挨拶を交わしたんだよね。

 

<1R>

カッチリした感じでスタートした濱口君の方が距離感も備えてる動きが出来てて、

早くも明確な主導権と取りつつあった残り1分19秒、

ほぼリング中央のところで右ストレートをタイミングよく当て込んでダウンゲット。

 

それほどのダメージを残すことなくリスタートした平山君だったんだけど、

近いところでやりたがり過ぎじゃなかったかなあ……。

 

<2R>

挽回目指して平山君が飛ばしていって、

どうやら左フックが売り物のようだったんだけど精度的には今一だったし、

受けて立った濱口君の方も相手の突っ込みの前にもっとジャブジャブなんだわ。

 

それでもやたら無暗に突っ込んでくる相手に対して濱口君、

ラウンド終盤にかけてはタイミングのいい右ショートを合わせ打ってたね。

 

<3R>

もっと左のフォローを使いこなせるようになるといいんだけど濱口君、

それでも馬力だけになりつつあった平山君に付け入る隙を与えず、

このラウンドは薄っすらの鼻血を見舞ってたんだわ。

 

<4R>

気持ちの強さは伝わってきたんだけど、

平山君はまずは距離の緩急を身に付けるべきだったし、

沢山打つのも大切ではあるんだけど正確に当てる技術の向上も望まれる訳で、

最後まで動き切って振りまくる元気さが勿体なかったんだわ。

 

お互いに解り易い課題を抱えたデビュー戦だったんだけど、

自分のスコアは39-36で濱口君だったんだけど結局、

39-36、39-37×2でやっぱり濱口君の3-0勝ちだったんだわ。

 

 

この後の11試合が新人王トーナメントの準々決勝戦だったんだけど、

とっても楽しみにしてた有岡康輔君×高井裕一郎君の試合が流れてしまって、

高井君のケガ棄権で有岡君のジム移籍初戦は先になってしまったんだわ。

 

それと大場翔君×土田佑一君の試合も大場君の棄権で中止になってたんだけど、

大場君はAグループの優勝候補の一人だったもんで残念残念。

 

 

 

② 義元得拳君(神奈川渥美)×長岡舜也君(角海老)……B

3勝(2KO)1敗の31歳・ボリビアと、2勝(1KO)5敗(4KO)1分の26歳・茨城県。

 

義元君、ボリビアで生まれた日本人ってことなのかなあ……。

その義元君はBグループの優勝候補の一人なんだけどね。

 

<1R>

最初の詰め詰めは義元君だったんだけど長岡君のジャブが中々のグッドヒットで、

いつもよりは積極的な序盤は陣営に期待を抱かせたんだけど、

時間が進むにつれ義元君の迫力が増していって、

一旦振り出した時のパンチの鋭さは流石で、

長岡君の左顔面が早くも赤くなっていったんだわ。

 

<2R>

長岡君の左ボディがいい喰い込みを見せてたんだけど、

それにこだわり過ぎる余りか義元君の右を貰ってしまうことが同時に起きて、

流れが大きく傾いていったんだけど、

その義元君にしても動きの劣化が目立ってスタミナ面の不安が顕著だったんだわ。

 

どっちもどっちだなあって見てた残り58秒、

相手が下がり加減になったところに義元君の追い打ち左フックが直撃して、

北ロープ近くで長岡君が大きくダウンしてしまったんだわ。

 

その倒れ方を見てレフェリーが即のストップエンドで2分05秒、

義元君のTKO勝ちだったんだけど、

このまますんなり突っ走るって感じとは程遠かったんだよね。

 

 

 

③ 田中公士君(三迫)×石渡剛君(オサム)……F

3勝(1KO)2敗(2KO)のサウスポー、26歳・大阪府と、

3勝(1KO)1敗1分の20歳・埼玉県。

 

この試合はシードされてた優勝候補の一人石渡君が勝つんじゃないかって……。

 

<1R>

お互いに相手にきっかけを求め過ぎる序盤だったんだけど、

1分15秒、上背とリーチで優勢な石渡君の返しの左フックがヒットして一瞬、

田中君がクラッとしてしまったんだわ。

 

それにしても二人共、動きがポキポキしててスムースさに欠けてて、

何となく退屈になってきたし、やっぱり石渡君が勝ちそうな感じだったもんで、

一旦休憩タイムゲットってことで……。

 

で、4Rの初め頃に戻ったら、                                     

其々が応援するボクサーを見に来てた長嶺克則さんと勅使河原弘晶さんがいて、

状況を聞いてみたらその後展開が大きく変わって、

2Rには田中君の反転攻勢が著しくて、

3Rには石渡君からダウンゲットしたってことで、

途中から見てた4Rも手数で石渡君を圧倒してたんだわ。

 

 

比較的大きく振って来る相手に山ほどの手数で立ち向かうっていう図式は、

23日の大田区総合体育館での小久保聡君の戦い方とよく似てて、

三迫ジムの戦略勝ちって感じの40-35、40-36、39-36ってことで、

圧倒しまくった田中君の圧倒3ー0だったんだわ。

 

 

 

④ 屋根内譲太君(REBOOT)×住田愛斗君(角海老)……SF

1勝1敗(1KO)の22歳・三重県と、3勝(1KO)1敗の23歳・大阪府。

 

<1R>

屋根内君は自分の中の記憶の彼より余程素早くて仕掛けも積極的で、

ラウンド中盤までは彼の突っ突きショットが優勢だったんだけど、

終盤にかけては住田君のボディショットが輝きを増してたし、

左フックのヒットが印象的だったんだわ。

 

<2R>

どちらかのファーストショット後にすぐに絡み合ってしまう場面が多くなったんだけど、

ゴニョゴニョしたところでもショートブローのヒット率が高かったのは住田君で、

左右ボディから右ストレートをヒットヒット。

 

お互いに気持ちの強さを前面に出したフルショットが続いたんだけど、

精度を欠くパンチが多過ぎで、特に屋根内君のヒット率が良くなかったんだよね。

この回、住田君が左目上を薄くバッティングカット。

 

<3R>

沢山振ってる割には屋根内君の精度は今一のままだったし、

住田君も含めてムキになり過ぎてのフック系が多過ぎると思ったなあ。

 

残り1分までは屋根内君の頑張りの方が優勢だったんだけど、

そこから住田君の盛り返しがあって微妙になっていったんだけど、

それにしても屋根内君は殆どボディを攻めていかないんだよね。

 

<4R>

小さく鋭く振れた方が試合を決めそうだったんだけど、

結局二人は大殴り大会に突入してしまっての若干グダグダで、

1分過ぎからの住田君のボディラッシュだけがポイントに作用しそうだったけど、

それ程巧くは無い二人は溢れる気持ちを充分に見せてたんだわ。

 

 

ってことで自分は39-37だったんだけど結局、

40-36×2、39-37ってことで住田君の余裕の3-0勝ちだったんだわ。

 

 

今年この階級は残念ながらレベル的には今一で、

住田君はAグループ唯一の優勝候補で、

次の試合も普通に勝ち抜けて決勝進出しそうな感じなんだよね。

 

 

 

⑤ 赤岩俊君(マナベ)×荻原惇君(ワタナベ)……SL 

1勝(1KO)0敗1分のスイッチ、24歳・福岡県と、

1勝(1KO)1敗のサウスポー、21歳・長野県。

 

荻原君は軽井沢町出身ってことでちょっと羨ましい感じがするね。

佐々木トレは随分髪を伸ばしてIT系のエリートサラリーマンみたいだったなあ。

 

この試合は赤岩君の勝ち上がりを予想してたんだよね。

 

<1R>

お互いフレームのデカイ同士だったんだけど、

二人共腰高のまま打ち合ってて危険度は相当高かったんだわ。

 

ガードを置き去りにしての殴り合いはそれなりにスリル満々だったんだけど、

其々の陣営にとってはハラハラの展開のままだった残り1分07秒、

リング中央やや北寄りのところで相手が踏み込んできたところに

赤岩君の右チョンストレートがタイミングよくヒットして荻原君がダウン。

 

リスタート後の赤岩君は決着目指してラッシュラッシュで残り42秒、

西ロープ前で左右ショットを連続的中させて2度目のダウンゲット。

 

それにしても攻める方も立て直すべき方も両方共が冷静さを欠いてて、

運に任せた出たとこ勝負って感じの雑さが目立ってたんだよね。

 

<2R>

長くは持ちそうになかった荻原君だったんだけど、とにかく踏ん張ってて、

赤岩君の手緩さにも助けられてたんだけど、

お互いにまだまだ冷静になり切れないところがあって、

一発当てても打ち込まれても途端に別人のようになってしまってたんだわ。

 

ラウンド中盤過ぎまで赤岩君のチョン打ちがヒットヒットしてたんだけど、

残り50秒ほどからは荻原君も懸命に盛り返して、

流れを変えそうな雰囲気すらあったんだけど、

それまでの被弾によるダメージが頑張りを長続きさせてなかったなあ。

 

<3R>

赤岩君はスイッチボクサーの筈なんだけどサウスポーチェンジは一切しなくて、

この日はこのままオーソドックスでやり切ろうと決めたかのようだったんだわ。

 

それでも徐々にヘバリが浮き出てきてポイントキープがやっとの感じさえあって、

赤岩君は逃げ足は速くなったんだけど手数はメッキリ落ちてしまったんだわ。

 

だからここからが荻原君にとっては挽回のチャンスだったんだけど、

その彼のヘバリも同じように進んでて足元が踏ん張れなくなってたし、

長い時間の攻撃はとっても無理そうで、

要するに二人共、徐々にグズグズになってしまったんだよね。

 

<4R>

最終ラウンドだっていうのに二人共、休み休みになってしまって、

ダウンゲットしない限り勝ち目の無かった荻原君だったんだけど、

気持ちに体が付いて行かなくなってしまってたし、

最後は殴り合いというより撫で合いのようになってしまってたんだわ。

 

 

ってことで自分は39-35だったんだけど結局、

40-35、39-35×2ってことで赤岩君の3-0勝ち。

 

 

赤岩君の準決勝戦の相手の木原宗孝君なんだけど、

二人共、よく似たボクシングスタイルで勝ち負け予想は微妙なんだけど、

パンチ力自体は赤岩君の方が上回ってると思うし、

アマ経験豊富な木原君ではあるんだけど動きとパンチに無駄が多いもんで、

苦労しながらも赤岩君の方が決勝戦に進出するんじゃないかなあ……。

 

 

 

⑥ 石井優平君(宮田)×薮﨑賢人君(セレス)……F

2勝(2KO)0敗1分の20歳・静岡県と、

1勝(1KO)1敗1分のサウスポー、19歳・千葉県。

 

スタミナに若干不安を抱えながらも石井君が勝ち上がるんじゃないかって……。

 

<1R>

薮﨑君は中々シッカリした元気に溢れたサウスポーで、

石井君といえども楽にやらせて貰えそうにないなあって思ってた1分33秒、

リング中央やや北寄りのところで石井君の右の打ち終わりに薮﨑君、

あのタイミングでカウンターを当てるのは中々難しいと思うんだけど、

左ストレートをストンって感じで合わせ打っていきなりのダウンゲット。

 

リスタート後の石井君はやっぱり打ち終わりの際のルーズさが改善されなくて、

その後も薮﨑君の左ストレートを幾つも重ね打ちされてしまって、

大きく反撃できないまま薮﨑君のほぼ一方的な展開が固まってしまって、

見かねたレフェリーが北ロープ前で2分45秒、

二人の間に入ってのストップエンドだったんだわ。

 

 

ってことで薮﨑君は次、準決勝戦で田中公士君と戦うんだけど、

元気と粘りの対決って感じだよね。

 

 

 

⑦ 稲葉直樹君(P渡久地)×荒川竜平君(中野サイトウ)……F

4勝(2KO)4敗(2KO)の21歳・三重県と、

3勝(2KO)0敗1分のサウスポー、28歳・宮崎県。

                                                                 .

まるでアマ出身者のようなボクシングをする荒川君の余裕勝ち抜けっていうか、

自分はAグループ唯一の優勝候補だと思ってるんだけどね。

 

<1R>

4勝して既にB級レベルの稲葉君に対して荒川君はいつもの冷静な立ち上がりで、

まずは1分30秒、右ボディからの左ストレートをクリーンヒット。

 

距離を掴みかねてる稲葉君を尻目にその後も終始荒川君ペースで、

相手が安直に大きく入って来る途端を狙いまくってたんだわ。

 

荒川君は実にバランスのいい攻撃をしてたしヒット総数も圧倒して、

このラウンドは10:8.5ほどもの差が付いてしまったんだわ。

 

<2R>

そもそも前の手の使い方で荒川君の優位性は全く揺るぎがなくて、

稲葉君も懸命に距離を潰しながらの必死の右フックだったんだけど、

大きく当て込むまでには至らず、顔面の傷み方にも相当違いが出てきたんだわ。

 

<3R>

荒川君は無駄な動きが少ないし見てて心地いいリズム感をまとってて、

稲葉君も懸命な詰め詰めではあったんだけど思い通りの距離を作れないままで、

飛ばし切れないイライラを募らせていっていたかのようだったんだわ。

 

ほぼ一方的な展開ではあったんだけど、

荒川君の方もパンチを打ち出すタイミングが一定し過ぎるきらいはあったし、

打ち出すパンチの強さの緩急とか手数そのものの調整が欲しいところであって、

攻撃が平板化してしまってるような感じが少ししたんだよね。

 

<4R>

挽回目指して稲葉君が飛ばしてくる中、荒川君もそれに対応しての手数アップで、

ここで鬼飛ばししてダウンゲットが見たいところでもあったんだけど、

やっぱり大人のボクシングを続けてたんだよね。

 

ポイント的にはどうにもならなかった稲葉君だったんだけど、

それでも最後まで勝負を諦めない頑張りが目立って1ポイントバック。

 

 

ってことで自分は39-37だったんだけど結局、

40-37、39-37×2ってことで荒川君の余裕3-0勝ちだったんだわ。

 

 

荒川君はAグループ唯一の優勝候補だしこのまま決勝戦だと思うなあ……。

 

そう言えば昨日は試合後のインタビューが一切無くてのサクサクの進行だったね。

 

 

 

⑧ 小笠原梢太君(REBOOT)×今川未来君(木更津GB)……SF

2勝(1KO)0敗の22歳・岩手県と、

4勝(2KO)3敗(1KO)のサウスポー、21歳・千葉県。

 

パワーの違いで小笠原君が今川君を圧倒してしまうんじゃないかって、

試合前はそう予想してたんだけどね……。

 

<1R>

二人共、開始直後からそこそこの巧さと力強さを発揮してたんだけど、

大きく一発を狙い過ぎるきらいのあった小笠原君に対して今川君、

身を交わしやり過ごしながらの左ストレートが抜群のヒット率だったんだわ。

 

<2R>

小笠原君はムキになり過ぎての仕掛けが大き過ぎで、

試合慣れしてる今川君に軽くあしらわれてる感じさえ漂ってきて、

今川君の足の短い鋭いショットがやたら目立ってたんだよね。

 

<3R>

小笠原君が相当力強くブン回してくるもんで今川君、

危険や恐怖を感じなかった訳では無かったと思うんだけど、

それでも敢えて相手の打ち終わりに右フックを合わせ打ってて、

残り2秒のところでタイミングのいい左のショートスイングで見事なダウンゲットで、

小笠原君は大きく狙い過ぎたのが裏目に出てしまったって感じだったなあ。

 

<4R>

小笠原君も最後の勝負を賭けていったんだけど、

余りに前振りが無さ過ぎだったし殆どボディも攻めないままで、

試合を覆すには至らないまま頑張りが空転するばかりで、

交わすのも引くのも巧くて打ち終わりの体の逃がし方も抜群の今川君に

最後まで翻弄されてしまったって感じだったなあ。

 

 

ってことで自分は40-35だったんだけど結局、

40-36、39-36ってことで今川君の大差3-0勝ちだったんだわ。

 

 

この日抜群の巧さを見せた今川君が過去に3敗してるなんて信じ難くて、

このまま決勝戦まで突き抜けてしまいそうな感じのデキの良さだったんだわ。

 

 

 

⑨ 山本智哉君(宮田)×安藤教祐君(KG大和)……LF

1勝0敗の20歳・東京都と、3勝(2KO)0敗の25歳・宮崎県。

 

この階級、最後は結局、安藤教祐君と大橋波月君とで決勝戦だなって、

そう思ってたもんで驚いてしまったんだわ。

 

<1R>

二人共、初っ端からパキパキ飛ばしてて、

手数そのものは山本君とは比べ物にならないほどだったんだけど、

有効打ってことになると安藤君の方が勝ってたんだわ。

 

<2R>

体を左に傾けた所から打ち出す安藤君の左ジャブが山本君には見えてないようで、

幾度も突き上げられるような感じで山本君の髪の毛をバサバサさせてたんだわ。

 

やっぱり山本君、そのセミロングのサラサラヘアっていうのは試合ではマズくて、

ちょっと当たっただけで大袈裟にバサバサしてしまって、

採点に際しては不利な印象を与えるばかりだからね。

 

残り25秒、安藤君の右フックがクリーンヒットしてたんだけど、

安藤君のパンチは相対的に出所が解り難いんだよね。

 

山本君もめげることなくの頑張り手数だったんだけど、

当て勘的には今一歩っていう状態が続いてたんだわ。

 

<3R>

山本君もそこそこやってるんだけど、

安藤君が常にそれを上回るパフォーマンスをしてるって感じで、

中々ポイントバックするまでには行かなかったんだよね。

 

<4R>

ここでダウンゲットしない限り山本君の勝ちはなかったんだけど、

その山本君は元々それ程のハードヒッターではないし、

やっぱり勝負あったかなあって見てたんだけど山本君は全く諦めてなくて、

初っ端から飛ばして回転の中での左フックを連続ヒットさせたんだわ。

 

それは1分手前のことだったんだけどその途端、アレッて感じで安藤君、

急に別人のように弱ってしまって一方的な追い込まれ方をしてしまって、

北西ポストに押し込まれてしまったままほぼ無抵抗主義者のようになってしまって、

見かねたレフェリーが割って入ってのストップエンドで1分00秒、

自分にとっては番狂わせの山本君の衝撃的な逆転TKO勝ちだったんだわ。

 

 

勝ち上がった山本君には次の試合でもハードな相手が待ち構えてて、

強連打とスタミナを誇る亀山大輝君なんだけど……。

 

試合後暫くして北板席で山本君と目が合って、

自分のことは知らないと思ってたけど笑顔でコクッとしてきたからちょっと話して、

このブログを読んでくれてるってことだから彼の負け予想のことは知ってて、

まあ予想は外れるもんだからって言い訳しながらだったんだけど、

結構真面目に話を聞いてくれたんだわさ。

 

 

それにしても安藤君の方は一体どうしてしまったのかってことで、

集中を緩めた一瞬を狙われたとしか言いようがなかったんだよね。

 

 

 

⑩ 林慶太君(10count)×江澤宏之君(角海老)……SFe 

1勝(1KO)1敗(1KO)の20歳・東京都と、4勝(1KO)1敗の27歳・東京都。

 

LF級の直後のSFe級は異常なほどデカく見えたんだけど、

この組み合わせだと江澤君の勝ちは揺るぎないんじゃないかって……。

 

<1R>

4~5㎝ほど上背のある林君は後ろ姿がちょっと西田光さんを彷彿とさせて、

中々逞しい印象だったんだけど、いきなりあっけなくて、

開始僅か23秒の赤コーナー前だったんだけど、

江澤君の強烈な左Wフックの2発目をまともに貰ってしまってダウン。

 

両足を揃えたままのバッタンダウンだったもんで心配されたところ、

何とかリスタートすることが出来たんだけど林君はその後も被弾が多くて、

感じを掴んで体もこなれてきた江澤君の前にひとたまりも無さそうで、

左のトリプルとか右アッパーだとか派手に攻め込まれてたんだわ。

 

<2R>

ダメージを引きずることなくの立て直しだったんだけど林君、

右がヒットしないと始まらないっていう若干片寄りの強いボクシングで、

ラウンド終盤には左右ボディから一気攻勢をかけられてしまったんだけど、

それでも中盤までの必死手数で1ポイントバック。

 

<3R>

ここが勝負の分かれ目の男の勝負どころで、

お互いに吹っ切れたような打ち合いから始まったんだけど、

大きな有効打が無かった中、

力振り絞っての必死手数で林君がやや優勢に推移してこれでイーブン。

 

<4R>

最後の勝負が始まったばかりの開始20秒、

ショートブローの打ち合いはどっちも有りだなって見てたその瞬間、

江澤君の右フックが綺麗にカウンターヒットして林君がダウン。

 

リスタート後の林君は今回のダメージは初回のものとは比較にならなくて、

いきなり上下のバランスが悪くなったし腕振りも緩んでしまったんだわ。

 

1分半が経過する頃、江澤君の左ボディが強烈な喰い込み方を見せて、

思わず下がった林君を江澤君が更に一気の鬼追撃で、

ほぼ一方的になってしまった1分57秒、江澤君のTKO勝ちだったんだわ。

 

3Rでやっとこさイーブンに戻したっていうのに勿体なかった林君だったんだけど、

それでもパンチを貰った際に如何にも打たれてしましたっていう体の動きとか、

顎が上がって両手が体から離れ過ぎるような悪い癖は即改善なんだよね。

 

 

江澤君の次の相手は8月1日に決まるんだよね。

 

 

 

⑪ 高島裕樹君(宮田)×中村由樹君(輪島S)……Fe

4勝(3KO)5敗(3KO)1分の30歳・佐賀県と、1勝0敗の28歳・東京都。

 

中村君は勅使河原さんの流れを継ぐような雰囲気を持ってて、

矢斬佑季君に3-0勝ちしはしたけどホントの実力があってのことかって……。

ただこの日の相手は過去10戦してるけど勝ち負けが拮抗してる30歳だし、

ほぼ完勝するんじゃないかって思ってたんだけどね。

 

<1R>

お互いにごく普通の入りをしてたんだけど開始49秒、

グイッと詰めた所での中村君の左フックが強烈ヒット。

 

ゴロンと仰向けに大の字になってしまった高島君、

何とか立ち上がりはしたんだけど再開するには足元が覚束なくて、

どうなるのかなあって見てたらそのままレフェリーストップエンドってことで0分53秒、

中村君の実に手際のいいTKO劇だったんだわ。

 

 

 

⑫ 橘ジョージ君(協栄)×内藤未来君(E&Jカシアス)……L

2勝2敗の22歳・新潟県と、

3勝(2KO)0敗のサウスポー、25歳・神奈川県。

 

この試合は内藤君の順当勝ちだと思ってたんだけどね。

 

<1R>

フレームのデカさは橘君が圧倒的でリーチ差もかなりあって、

内藤君としてはそれをどうするかってところだったんだけど、

橘君はスタンスの広い割には厳しい詰め寄りをしてたし、

頭から突っ込むようなところもあって、

内藤君としてもとってもやり難そうにしてたんだわ。

 

その内藤君が逡巡と言うか攻めあぐみ続けてた残り1分09秒、

橘君の右チョンストレートがタイミングよくヒットして内藤君がグラッとしてしまって、

他に明らかな有効打が無かった中、橘君が先行1ポイントゲット。

 

<2R>

内藤君は距離を計りかねてたというかやり難さを丸出しにしてて、

大体が一次踏込だけで終わってしまってたもんで有効ヒットからは程遠くて、

要するに距離の差だけの試合になってしまったんだわ。

 

この日の内藤君にそれを克服するのはとっても無理そうに見えたもんで、

自分はこの回で離席ってことで……。

 

 

発表されたスコアを聞いてたら40-37、39-37、38-38ってことで、

やっぱり橘君の勝ちかあって思ってたら何と内藤君の2-0勝ちだったんだわ。

 

場内からは大きなブーイングの声が聞こえてきて、

自分は2Rで切り上げたからあれこれ言う資格は無かったんだけど、

それでも1Rと2Rの両方共を内藤君に振るっていうのは理解し難くて、

両方共を橘君に振ってるジャッジが同時にいたことも双方にとっての不幸で、

4回戦で2ラウンド分を全く逆に配点されたらやってる方は堪らないんだよね。

 

 

橘君陣営の不満は尽きるところが無かったから、

文書で抗議を申し入れた方がいいって思ったけど、

肝心のジム会長はこの日も当然の如く欠席してたからなあ……。

 

 

 

【本日のベスト5ボクサー】

① 今川未来君

② 荒川竜平君

③ 山本智哉君

④ 中村由樹君

⑤ 薮﨑賢人君

 

 

 

朝9時には上がるって言ってた雨も12時過ぎてもまだ振ってたし、

競馬新聞の予想屋たちの外し方も半端じゃないんだから、

自分がボクシングの勝ち負け予想を外しまくっても落ち込む必要はないって事で、

昨日は予想した11試合の内4試合も外してしまったんだよね、

 

 

 

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