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2017年7月12日 (水)

後楽園ホール・7月11日

 

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“トゥリャァァーッ!”

 

 

 

実写版の “進撃の巨人” 2部作を見たんだけど全くの駄作だったなあ。

巨人との戦闘場面のCG映像だけが唯一の見どころで、

石原さとみ以外キャラ立ちの悪い連中の無駄なやり取りは全く冗長としかいえず、

殆ど飛ばし見だったんだけどね。

 

 

 

昨日のホールメニューには当初木村翔さんの試合が組まれてたんだけど、

急遽の世界戦が決まったもんでスパーリングでご勘弁ってことで……。

 

 

 

① しゅんくん寺西君(青木)×丸谷雄亮君(高崎)……62.5㎏ 4R

1勝(1KO)0敗の23歳・兵庫県と、

0勝1敗(1KO)のサウスポー、28歳・群馬県。

 

いい若いモンが自らを “しゅんくん” って名乗ってる時点で、

顎にショボショボのヤギ髭を生やしてる時点で自分には不得意系で、

何とか丸谷君が一矢報いて欲しいって偏見に満ちた観戦だったんだけど、

肝心の丸谷君が寺西君の荒々しさに結果的には押されまくってしまったんだわ。

 

途中相手のスタミナ面と打たれ弱さに弱点を見い出しつつあったんだけど、

一気に決着を付けるまでには至らず休み休みの寺西君を助けてしまって、

ジャブからきちんと組み立ててはいたんだけど印象的なパンチを打ち切れず、

スコアってことになると寺西君の39-37は譲れそうになかったんだけど、

やっぱり40-36、39-37×2で寺西君の3-0勝ちだったんだわ。

 

寺西君はこれで2戦2勝ではあるんだけど、

これからもジャブ抜きのそのいきなりのブン殴り大作戦を続けるつもりなら、

そんなに長いことかからないうちに大きな壁にブチ当たると思ったけど、

風貌やリングネームを含めた全体が彼のパフォーマンスだっていうなら、

他人がとやかく言う問題ではないんだよね。

 

 

 

② 小山田吉智君(オザキ)×竹達勝之君(セレス)……M 4R

0勝1敗の33歳・宮城県と、デビュー戦の23歳・千葉県。

 

前の日に続いて久保塗装様御一行が来てて、幸平兄さんは欠席だったんだけど、

竹達君とこの後登場の市川雅之君の応援ってことで、

社長がすぐ後ろに、隣に裕希君が座って始まり始まり……。

 

聞くところによると竹達君は少し前まで体重110㎏ほどもあったってことで、

そう言えばウエスト周りにはまだまだ余裕があって、

SW級までは絞れそうな感じがしたんだよね。

 

<1R>

その竹達君はデビュー戦だっていうのに攻防のバランスがよく取れてたし、

体を左に傾けて相手の右を交わしながら左ボディなんか打ち込んでて、

何だこりゃっていうほど実戦慣れしてる感じがしたんだわ。

 

相手があくまで接近戦希望だったもんで竹達君の距離取りが肝心だったんだけど、

密着戦も巧いこと対処できてて、ちょっとチョップ気味ではあったんだけど、

隙間のないところでも右ショートフックを巧いこと捻じ込んでたんだよね。

 

<2R>

小山田君が更に厳しく前詰めをするにつれ、

竹達君も自らの距離を維持出来なくなってはいったんだけど、

それでも追い込まれる寸前で踏みとどまってて、

残り1分02秒には強めの左フックを2発上下に打ち込んでたんだわ。

 

それがそこそこ効いてしまったか小山田君、

残り20秒からは極端に動きが鈍ってしまったなあ。

 

<3R>

最終ラウンドまでは行きそうになかったんだけど小山田君、

グダグダになりながらも必死の踏ん張りで、

竹達君の左ボディに苦しみながらも得意の密着戦に取り込もうとしてたんだわ。

 

<4R>

小山田君がアップアップしてきた中で竹達君、

ダウンゲット出来そうでもあったんだけど、

彼自身もかなり消耗してたと見えて飛ばし切れないままの終了ゴング。

 

 

ってことで自分はフルマークの40-36だったんだけど結局、

ジャッジ3人にも異論はなかったみたいでオール40-36ってことで、

竹達君のデビュー戦3-0勝ちだったんだわ。

 

 

この試合、4ラウンドフルにわたってわめき続けてた人が南席にいて、

ノースリーブの黒シャツにスキンヘッド、銀縁メガネっていうイデタチで、

声を張り上げ続けてはいたんだけど、一体どっちを応援してるのかが解らなくて、

自分の周囲の人達も首を傾げてたもんで、取り敢えず事情を聞きに行ったら、

全身をびしょ濡れにしたその人は実は敗けた小山田君の兄さんだったんだわ。

 

 

 

③ 針生健克君(REBOOT)×榑井勇輝君(EBISU)

                         ………58㎏ 4R 

0勝2敗(1KO)のサウスポー、29歳・東京都と、

0勝1敗(1KO)の36歳・神奈川県。

 

芸能人ボクサーの引退試合で、

何とか1勝をってことで0勝2敗のボクサーが選ばれたみたいなんだけど、

自分としては何とか針生君に勝って欲しいもんだって、

またもや偏見に満ちた観戦だったんだよね。

 

正直に言って針生君に対する期待は過重かとも思ったんだけど、

この日の彼はそれこそ男の意地を全開にさせた大奮闘で、

勿論それ程巧くは無かったんだけど最後の最後まで手を止めることが無くて、

相手を圧倒したままの殆ど余裕勝ちだったんだわ。

 

 

発表されたスコアの40-36×2、39-37っていうのは完全に妥当で、

メイウェザーじゃあるまいし一発も貰わないままに勝つっていうのは尊大過ぎで、

顔が傷付くのを嫌がって正面から打ち合えないお遊び系芸能人なんかには

初めっから勝ち目は無かった訳で、ボクシングを舐めるんじゃないんだわ。

 

 

 

④ 市川雅之君(角海老)×佐宗緋月君(小田原)……Mm 6R

6勝(2KO)4敗(1KO)1分の27歳・東京都と、

6勝(2KO)4敗1分の21歳・神奈川県。

 

この試合がこの日の自分的セミファイナルだったんだけどね……。

 

<1R>

終始プレスを掛けてたのは佐宗君の方だったんだけど、

ジャブを含めてヒット精度が高かったのは明らかに市川君の方で、

相手が懸命に頭の位置に配慮してた中、

残り1分からも市川君のシッカリジャブからの攻撃が光ってたんだわ。

 

<2R>

佐宗君も左を多目に使い始めたんだけど、

大きめのショットに頼り過ぎの印象が強かった中、

開始1分前後のハードヒットの交換ではチャンス到来って感じだったんだけど、

激しいやり取りが殆ど互角に終わってみると、

お互いそれほどのハードヒッターではないことが改めて判明して、

正確なショットの当てっこ競争の様相を呈してきたんだわ。

 

相手は勝手に入って来るから市川君としては距離を測る必要は全く無くて、

踏み込んで来るその瞬間を正確に狙い切れるかって感じだったんだよね。

 

<3R>

上体を揺さぶりながら放つ佐宗君のショットが効果を上げ始め、

特に左ボディブローは彼のこの日一番のショットになってて、

それにつれ全体のリズム感も改善されて動きの緩急も増していったんだわ。

 

このラウンドの市川君はヒット率も手数自体も明らかに落ちてしまって、

やっぱり佐宗君のあのボディブローが効いていたような感じだったんだわ。

 

<4R>

前の回から流れが変わったもんで市川君の巻き返しが気になったんだけど、

1分切ったところでのワンツーと残り30秒からの右ストレート3発で、

それが叶いつつはあったんだけどラウンド全体として見れば、

まだ若干佐宗君が優勢じゃなかったかなあ……。

 

ってことで自分的にはここまでで丁度イーブンだったんだよね。

 

<5R>

ラウンド開始直後、目力がより強かったのは佐宗君の方だったんだけど、

1分過ぎの市川君の右ストレートが大きく有効ヒットして、

そこからの30秒間の攻撃には目覚ましいモノがあって、

一区切りした後の佐宗君がいきなりメッキリしてしまって、

手数も落ちてしまったし、腕振りそのものも弱々しくなってしまったんだわ。

 

その30秒間の市川君の一連の攻撃の中で、

一体何が大きく効いたのかは解らなかったんだけど、

佐宗君の劣化は目に見えるほどにもなってしまったんだよね。

 

実はこの試合は今年1月に引き分けた試合の決着再戦だったんだけど、

一度相手に傾きそうになったところから市川君の見事な引き戻しだったなあ。

 

<6R>

微妙なスコアの中、佐宗君も必死に先手を取りに行ったんだけど、

飛ばし続けることは叶わなくて、一段落後は形の悪い打たれ方が続いて、

このままなら倒し切るんじゃないかって思われた市川君も実は飛ばし切れなくて、

相手の消耗の進みに助けられたような形のままの終了ゴング。

 

 

ってことで自分は58-56だったんだけど結局、

59-56、58-56、58-57ってことで市川君の3-0勝ちだったんだわ。

 

 

試合後、通路でボケーッとしてたら市川君が声を掛けてくれたもんで、

自分の感想を伝えたんだけど、彼はああ見えて中々強気のボクサーなんだわ。

 

 

 

第5試合は日本人同士の女子戦だったもんでいつもの如くスルーしてたんだけど、

DANGANの古澤さんとバッタリしたもんで色んな話をしながら、

見るとはなしに見てたら、それは2分10ラウンドの世界戦だったんだけど、

半端な男子ボクサーでは敵わないほど気持ちを溢れさせた内容で、

クリンチも全く無く最後の最後まで全く動きの落ちない大激闘で、

男子も見習うべきだなって思うような全部出しボクシングだったんだわ。

 

中盤まで相手の手数に劣勢を余儀なくされた一方が、

後半から終盤にかけて腕振りに更に力強さを増していって、

有効打を積み重ねて1-1引き分けに持ち込んだっていう展開だったんだけど、

場内の盛り上がり方には特別のものを感じたんだわ。

 

試合後暫くして、敗けた方の花形ジムの木村トレが偶然近くにおられたもんで、

自分の拙い感想を伝えたんだけど、

身長150㎝ほどのその女子ボクサーの悔しがり方は半端じゃなかったんだわ。

 

それにしても勝った方は47歳ってことでまたしても驚いてしまって、

自分の奥さんがその年齢の時には長男は20歳だったからね……。

 

 

 

⑥ 荒川仁人さん(ワタナベ)×マーボン・ボディオンガン

               ………WBO APタイトル L 12R

29勝(17KO)6敗1分のチャンピオン、サウスポー、35歳・東京都と、

14勝(11KO)5敗(3KO)2分のランク5位、23歳・フィリピン。

 

試合前、「コンチワ」 って仁人さんに声を掛けられたのがトイレで、

連れションしながら 「仁人さんには頑張ってねって言葉は無用だよね。」

って言ったら、見る人には色々感想があるだろうけど、

頑張らなかった試合は有りませんからって感じの言葉が返ってきたんだわ。

 

<1R>

いつもは若干遅め立ち上がり加減の仁人さんが初っ端からやけに素軽くて、

相手の左足の外側へ自らの右足を運んでの左フックがファーストショットで、

アレレ、この日の仁人さんは何か違うぞって感じさせたんだよね。

 

マルボンは仁人さんより12歳も若い如何にも力感に溢れたボクサーで、

細かいテクニックは備えて無さそうではあったんだけど、

それでもキップのいい万振り右フックには一発必殺の雰囲気があったんだわ。

 

彼はロープやコーナーへ詰めての左右フックが決着技に見えたんだけど、

仁人さんのポジショニングの巧さの前に強引さだけが目立ってたんだよね。

 

<2R>

基本的にはベタ足フットワークの相手に対して仁人さん、

常に巧く捌き続けて、捌きながら細かいパンチを上下に散らしまくって、

気が付けばいつの間にかマルボンの顔面がかなり赤くなってきたんだわ。

 

この回仁人さんはバッティングで右目上をカットしてしまったんだけど、

注意するべきはマルボンのそういう強引な詰め詰めだったし、

密着してからの同じく強引な左右フックだったんだよね。

 

<3R>

マルボンは更に粗暴度をアップさせてきて、

パンチの70%ほどをボディに集中させてきたんだけど、

ショットの多くが空を切ることも多くてスタミナを消耗しそうだったんだわ。

 

マルボンのバカ打ちに付き合うことなく仁人さん、

相手のボディ攻撃は気掛かりではあったんだけど、

それでもポイント的には正確なショートブローで圧倒してたんだわ。

 

<4R>

マルボンは全く怯んではいなかったんだけど、

それでも一発ドカン狙いボクシングが改善されないままで、

もしかしたそういうボクシングしか出来ないのかも知れなかったんだけど、

とにかく全体的な劣化が隠しようも無くなってきて、

息を整え休み休みしながらの右フックしか打てなくなってしまったんだわ。

 

ってことでラウンドを通しての手数は8:2程もの大差がついてしまって、

最早マルボンの勝ち目は無くなってしまって、

こうなると仁人さんがどう決着させるのかだけがポイントになってきたんだわ。

 

<5R>

仁人さんは12ラウンドフルを見据えて戦ってるように見えて、

一方のマルボンが短期決戦を目指してたのとは対照的で実に興味深くて、

その絶妙な立ち位置には全く揺るぎが無かった1分20秒、

それまで決して下がることがなかったマルボンがついに初めて自ら後ずさり始めて、

攻めあぐんで消耗が進んだマルボンは10秒か15秒に一発しか打てなくなって、

細かいショットでも正確に積み重ねていけば大きなダメージを与えるって、

仁人さんのこの日の戦法は多くのボクサーにも参考になった筈で、

その立ち回り全体は特に田之岡条さんのようなタイプのサウスポーにとっては

ある意味絶対的な参考モデルになるんじゃないかって、

試合前に彼と言葉を交わしたせいか突然頭に浮かんだんだよね。

 

このラウンド、マルボンは右目上をヒットカットされてたんだけど、

仁人さんは相手が打って来ないタイミングを捉えるのがとっても巧くて、

その瞬間を狙い澄まして的確に空いてるところを突いていくもんで、

相手は嫌気を差してしまいそうなのが手に取るように解ったんだわ。

 

<6R>

八方塞り状態になったマルボンがロープを背にする場面が多くなって、

全く劣化の見えない仁人さんはまるで手が3本あるかのような上下打ち分けで、

開始48秒、ついに耐え切れなくなったマルボン、

それまでの積み重ね効果だとは思ったけど、左ストレートボディがきっかけで、

北西ポスト前で如何にもシンドそうに右膝を着いてしまってのダウン。

 

ああいうダウンはもう精根尽き果てたって白状してるのと同じなんだけど、

マルボンが気丈にも立ち上がってのリスタート。

 

ただ試合としては既に終わってて、ここで手を抜く仁人さんではないし、

立ち上がるだけで精一杯だったマルボンには反撃の兆しが全く見受けられなくて、

ほぼ一方的な展開になったところで1分18秒、

レフェリーがもう止めようねって割って入ってのTKOエンドだったんだわ。

 

 

田之岡さんは仁人さんを見に来たって言ってたけどどこで見てたのかなあ、

参考になったかなあ……。

 

その田之岡さんは殆どべコべコになった2リットルペットボトルを持ってて、

そんなに沢山水を飲むのかって思ったんだけど、

そう言えば宮崎辰也さんもホールでは常に持参してたし、

この時期2リットルのペットボトルはボクサー必携なのかも知れないね。

 

 

 

渡辺会長とは話しの続きが残ってたもんで、自分はそのまま居残りで、

記者会見を終えた後、仁人さんと会長、石原トレ、梅津トレ、

それに中屋ジム時代の筒井さん達とシミジミ心に沁みるようなひと時を過ごした後、

最後は帰り支度を済ませた仁人さんと一緒にホールを出たんだけど、

もう10時をとっくに過ぎてたのに、

ホール前には20人程ものサポーターが彼の出待ちをしてたんだよね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクシング】

① 荒川仁人さん

② 二人の女子ボクサー

③ 市川雅之君

 

 

 

それにしてもあの業界人、仁人さんのことを、

「パンチ力が無くなったよなあ。」 って訳知り気味にほざいてて、

仁人さんが全力打ちしてないのも解らないのか阿呆めがって感じだったんだけど、

それが素人客の只の軽口なら許せるけど列記されてるライセンス持ちな訳で、

先週は先週で、判定では帝拳ボクサーに勝てないよって相手陣営に言ってたし、

ずっと以前はリング上で打たれ込んで血だらけになってるC級ボクサーに向かって、

「コイツは使えねえなあ。」 って余りに余りの発言だったもんで、

「お前は彼らのお蔭でカネが稼げたんだろが、このボケ野郎!」

って周囲に聞こえるほどの大声で自分がどやしたこともあったんだよね。

 

この大勘違い超クサレ老いぼれ業界人は、

最早誰の役にもクソの役にさえも立ってないってことが自覚できてなくて、

人間、ああなってはダメだなあっていう反面教師としてだけが存在の根拠で、

だから、ソイツと真面目な話しをする人は今や殆どいなくなってて、

余程のダメジムとクサレ老いぼれ仲間以外は当たらず触らずって感じなんだけど、

相変わらず他人のボックスシートにふんぞり返ってるくせに、

どれだけ空いてても帝拳のボックスシートにだけは座らないヘタレでもあるんだわ。

 

 

 

途中で大事な電話が幾つか入ったモンで、

アップが遅れてしまって誠にドウモってことで……。

 

 

 

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