« 後楽園ホール・6月15日 | トップページ | 後楽園ホール・6月23日 »

2017年6月20日 (火)

後楽園ホール・6月19日

 

Img_1158

「何だナンダなんだ?……。」

 

 

 

先週の土曜日のことなんだけど、

アメリカ海軍のイージス駆逐艦が大型のコンテナ船と衝突して小破したんだわ。

 

イージス艦っていうのは超高性能レーダードームを搭載してて、

敵方のミサイルやら潜水艦を索敵して攻撃を加える艦船なんだけど、

普通に海上を航行してる他船と衝突するって、間抜け過ぎだと思ったなあ。

 

 

 

昨日の後楽園ホールは8試合が組まれてたんだけど、

半分の4試合に5人のランカーが出場してのガチバトルが多かったせいか、

観客の入りが良くて第一試合からバルコニーでの立ち見がそこそこいたんだわ。

 

その第一試合のデビュー同士の対戦から勢いがあって、

以降の組み合わせにも其々のストーリーが感じられて実にいい興行だったなあ。

 

一力ジムの小林会長の他、渡辺会長や柳光会長達に御挨拶して、

鈴木マネや久保マネ、近藤明広さんや相馬一哉君とコンチワコンチワして、

勅使河原弘晶さんとその御一行の宮崎辰也君、長嶺克則さん、塚田祐介さん、

加藤港君達とヤアヤアして始まり始まり……。

 

 

 

① 渡邉一誠君(渡嘉敷)×太田憲人君(ワタナベ)……SF 4R

デビュー戦の東京都・18歳と、デビュー戦のサウスポー、東京都・28歳。

 

デビュー同士だったんだけどリングインした時の様子からすると、

10歳若い渡邉君の方が勝ちそうな雰囲気だったんだけどね。

 

太田君の応援にはいつものように京口紘人さんと谷口将隆さんが並んでて、

自分の隣で終始大声でアドバイスしまくってたんだわ。

 

<1R>

デビュー同士は当然のように動き全体が硬かったんだけど、

より力強く腕が振れてたのは太田君の方だったんだわ。

 

それでもラウンドを通しての手数としては渡邉君の方が勝ってたもんで、

このまま押し切りそうだったなあって見てた残り11秒、

太田君の最後の飛ばしが的確で2~3発ほどの有効打をゲット。

 

<2R>

開始30秒までに太田君が返しの右ショートフックを2発ヒットさせて、

その後ゴニョゴニョになった中でも何とか何とかって手数を頑張ってたなあ。

 

渡邉君は中々自分から仕掛けられない時間帯が長かったんだけど、

最後になってやっと右ストレートを綺麗に当ててたんだけど、

直後に太田君の右フックの反撃を貰ってたんだわ。

 

<3R>

多少渡邉君がペースを上げていったんだけど、

刺激的なショットに繋げられないままだった最後の最後、

渡邉君が北西ポスト近くに太田君を追い込んでコノヤロコノヤロの一気攻めで、

何発か有効打を貰ってしまって崩れ落ちてしまったんだけどスリップスリップ。

 

レフェリーは渡邉君が太田君を投げ飛ばしたって判断したようだったんだけど、

自分には渡邉君の右フックの打ち終わり際に肘が当たったように見えたんだわ。

 

<4R>

前の回にいい感じを取り戻した渡邉君が更に攻勢を強めていって、

それにつれ太田君が下がり下がりする場面が多くなったんだけど、

やっぱり渡邉君はまだまだ打ち方自体が軽くて、

大きなダメージを与えきれなかった残り40秒、

太田君の左フックが大きくヒットして渡邉君が吹っ飛ばされダウン。

 

派手なダウンの割に普通にリスタートできた渡邊君、

大きく逆転を目指して飛ばしていったんだけど、残念そのまま終了ゴング。

 

 

ってことで自分は39-36で太田君だったんだけど結局、

39-36、39-37×2ってことで見たまんま太田君の3-0勝ちだったね。

 

 

 

② 永松隆徳君(川崎新田)×岩井優典君(一力)……SW 4R

デビュー戦の27歳・神奈川県と、デビュー戦の30歳・?県。

 

SF級の試合の直後だったもんで二人共とっても大きく見えて、

永松君はまるで白い象みたいだったし、

浅黒いイケメン系の岩井君は満々の胸毛でまるでボルネオ系だったんだわ。

 

<1R>

お互い若くは無いデビュー同士ではあったんだけど戦い方は実に激しくて、

白象永松君もフルブン回し系のフッカーで危険度が高かったんだけど、

胸毛岩井君は結構シッカリした基礎が出来てて、

切れのいいジャブで先制して腕振りの鋭さで圧倒してたんだわ。

 

って思ってた開始24秒、細かいやり取りの中で胸毛岩井君の左がヒットして、

アッパー気味のフックが直撃した約0.5秒後、

脳を揺らされた白象永松君が手足の制御を失ってしまって、

思わず膝カックンしてしまって左手を着いてしまってダウン。

 

何とかリスタートした白象永松君だったんだけど、

回復はままならなかったみたいで、見計らった胸毛岩井君が一気一気で、

ほぼ30秒後の1分01秒のリング中央、右ストレートを渾身ヒット。

 

今度は全く間を置かず白象永松君の大きな倒れ込みで、

その余りの激しさにレフェリーも殆ど即のストップエンドで、

1分04秒、胸毛岩井君の実に手際のいいTKO勝ち。

 

 

二人共実に戦闘的でとっても見応えのある試合だったんだけど、

リスタート後の胸毛岩井君、デビュー戦だから仕方なかったけど、

舞い上がったか本来の距離を自ら縮め過ぎで、

白象永松君の強烈な右フックを貰ってしまいそうな場面も幾度かあって、

見ててヒヤヒヤなところもあったんだよね。

 

 

 

③ 本間靖人君(勝又)×加藤裕君(ワタナベ)……L 4R

1勝(1KO)8敗(7KO)のサウスポー、33歳・千葉県と、

0勝3敗(2KO)1分の28歳・千葉県。

 

戦績的には実にシンドイ同士なんだけど、

実はこういう試合も個人的には興味津々なんだよね。

 

二人にも取り組むべき課題が其々ある千葉県出身同士でスキンヘッド同士。

またもや京口さんと谷口さんが隣に並んで応援観戦。

 

<1R>

充実した気持ちを初っ端から一気に爆発させていったのは加藤君で、

最初っからそういう攻めをするって事前に決めてたみたいで、

もうガンガンの先攻めだったんだわ。

 

一瞬出遅れてしまった本間君が東ロープに下がるところに加藤君、

それは開始僅か15秒のところだったんだけど、

右フックを大きくヒットさせてからのそれこそ一気一気で、

続けざまに2~3発ヒットさせて本間君の腰が落ちてしまったとこで、

少し早目ではあったんだけどレフェリーが割って入ってのストップエンド。

 

 

0分20秒、デビュー2年半にして加藤君の劇的な初勝利で、

ワタナベジムはこの日2戦2勝2KO勝ちってことで、

自分の周囲はもうお祭り騒ぎだったんだわ。

 

 

 

④ 星勝優君(スターロード)×かねこたけし君(REBOOT)

                            ………F 6R

6勝(5KO)2敗1分の20歳・東京都と、5勝0敗1分の29歳・新潟県。

 

星君には見覚えがあるんだけどこんな名前じゃなかったんじゃないかなあ。

その星君は細身の強打者っていうイメージで、

かねこくんはシッカリした体躯の頑張り系なんだよね。

 

<1R>

二人共、いつもの動きが出来て実にテキパキしてたんだけど開始52秒、

かねこ君の打ち終わりに星君が左ショートアッパーを合わせ打って、

それがまあ実に綺麗なタイミングでヒットして、

いきなりかねこ君がダウンしてしまったんだわ。

 

かねこ君はそれほどのダメージを負うことなくのリスタートだったんだけど、

打ち始めるとディフェンスが疎かになってしまう弱点を突かれてしまったなあ。

 

<2R>

立て直しのかねこ君、狭いところを巧いこと差し込み打っていい感じだったんだけど、

1Rとほぼ同じ時間帯の0分53秒、またもや星君の一発を喰らってしまって、

今度は右ストレートだったんだけどまともに貰ってしまって2回目のダウン。

 

手応えが良かったのか星君がリスタート後のラッシュラッシュで、

こりゃ危ないかなあって思ってたらかねこ君が本領発揮の我慢我慢で、

何とか凌ぎ切ったラウンド終盤には左右ボディ連打で大反撃してたんだわ。

 

星君は長い腕をしなやかに使うのがとっても巧くて、

それがパンチ力の強さに繋がってるんだと思うんだけど、

決着を付けきれなくて打ち疲れてしまった感じもあったなあ。

 

<3R>

開始1分までの打ち合いはかねこ君が征してて、

結局そのままラウンド全体を頑張り通して1ポイントバックで、

2Rまでに4ポイントロスの割にはメゲズに彼らしさを発揮してたんだよね。

 

<4R>

かねこ君得意のガンガン前詰めに対して星君、

巧いこと体を左右に入れ替えながら交わしつつの左右フックで、

そこからお互い、根性の手数戦に突入していったんだけど、

やっぱり若干打ち疲れが浮き出てた星君の被弾が目立つようになって、

かねこ君の驚異の頑張り直しが見てて心地良かったんだよね。

 

<5R>

試合序盤の大きな被弾が目立ってたかねこ君の顔面がかなり腫れてきて、

両目の下のダメージが大分痛々しくなってきたんだけどそれでも頑張って、

星君の手数が上がらないところに右ショートを幾つかヒットさせてたんだわ。

 

<6R>

最終回の距離はかねこ君の間合いになってた中、

たまにはもう少し強く打てないものかっていう感じもあったんだけど、

残り42秒からの右ストレート2発はそこそこの有効ヒットだったんだわ。

 

 

とっても微妙だった中、自分のスコアは56-56だったんだけど結局、

58-55×2、57-55ってことで星君の3-0勝ちだったんだわ。

 

 

それにしても試合序盤に2回のダウンを喰らってからのかねこ君の巻き返しで、

総手数では彼が上回ってたと思うんだけど、

数を沢山当てようとする余りか、一発一発の威力としては物足りてなくて、

相対的なパンチ力が無いならそれに緩急を付ける練習をするべきで、

同じ調子の打ち込みは相手が慣れて効果が望めないことが多いからね。

 

 

 

⑤ 小林和優君(RK蒲田)×山田智也さん(協栄)……L 8R

8勝(5KO)6敗1分の34歳・長野県と、

14勝(5KO)7敗(3KO)1分のランク11位、32歳・千葉県。

 

年齢と勝率に大差のない二人だったんだけど、

KO率の違いがどう出るかってところだったんだよね。

 

山田さんのセコンドには和氣慎吾さんとの試合が決まった瀬藤幹人さんがいて、

目が合ったモンで軽い会釈を交わしたんだよね。

 

<1R>

まずは山田さんの詰め詰めから始まったんだけど、

下がり下がりしながらも小林君の左フックが2発軽快にヒットしてたんだわ。

 

山田さんは突っ込みながらの1~2発に終始してたんだけど、

小林君の方も相手が入って来るのを阻止するべくのジャブが足りてなかったし、

入って来る瞬間を正確に狙い切れてもいなかったんだけどね。

 

<2R>

小林君が左ジャブを多目に使うようになって、

基本的には1Rと同じような展開ではあったんだけど、

このままかなあって思ってた残り8秒のリング中央、

一旦距離が詰まったところで小林君の右アッパーがいい角度でヒットして、

ストンって腰を落としてしまった山田さんが思わず右手を着いてしまってダウン。

 

それほどの大きなダメージは残らなかったんだけど、

やっぱりショートの打ち合いになると小林君の方が優勢だったんだわ。

 

<3R>

山田さんのボクシングは正直過ぎるというか一見愚直でもあるんだけど、

前詰めする際には上体を動かして相手に的を絞らせない動きが出来てて、

小林君に早めの対応をさせてなかったんだよね。

 

それにしても二人共、近いところでのショットのストロークが大きくなってきて、

精度を欠くようになってきたんだけど、

このラウンドも小林君の右アッパーのヒットが目立ってて、

山田さんは見難そうにしてたんだわ。

 

 

まあこんな感じで、多少苦労しながらも小林君が押し切ってしまいそうだって、

そんな感じがしたもんで一旦離席して5Rに戻ってみたら、

山田さんだけではなくて小林君の顔面も相当赤くなってて、

席を外してる間に流れが大分変わってしまったみたいで、

山田さんが中々いい感じになってて、小林君が全体的に緩んでたんだわ。

 

小林君の右もそこそこ当たってたんだけど、

山田さんのガッツン右がヒットして小林君の右目上を大きくヒットカットしてたんだわ。

 

結局この傷が悪化してしまって次の次の7R0分51秒のレフェリーストップで、

自分の中では逆転で山田さんのTKO勝ちだったんだわ。

 

 

試合序盤は小林君のランクゲットも有り得たと思ってたから、

ちょっと残念なエンディングだったね。

 

 

 

⑥ 勅使河原弘晶さん(輪島S)×栗原慶太さん(一力)

                            ………B 8R

13勝(7KO)2敗2分のランク10位、27歳・群馬県と、

9勝(8KO)4敗(2KO)のランク12位、24歳・東京都。

 

勅使河原さん本人じゃなくて周囲のボクサー達が仕掛けるんだと思うんだけど、

この日の登場も知らない観客達を騒がせるには十分で、

勅使河原さんは南席からの登場で、

それも何だか南太平洋の部族のまじない師みたいな仮面扮装をしてて、

中村由樹君を先頭にして長嶺克則さんと塚田祐介さんを従えて、

この間は桃太郎だったから今度は鬼たちの扮装かって見てたらそうでもなくて、

試合後に何のテーマだったのかを聞いたら特にないってことで、

要するに裸男の仮面舞踏会風だったんだわ。

 

 

勅使河原さんにはデビューの頃から華があったんだけど、

栗原さんの方は何年か前までは自分にはひ弱系にしか見えなかったんだけど、

ここのところの上昇ぶりは以前を思い返すとまるで別人のようで、

栗原さんの勝利を予想する人も結構多かったんだよね。

 

<1R>

最初っから弾けてたのはやっぱり勅使河原さんで、

まずは様子見ってことが全く無くて動きながら見極めるって感じで、

届きのいい鋭いジャブで先行していって、

若干様子見加減だった栗原さんを置いてきぼりにしながらのヒットヒットで、

右フック、左フックを気持ち良さそうに打ち放ってたんだわ。

 

栗原さんは最初の30秒間に6~7発被弾してしまって既に顔面を赤くして、

反応と反射の優秀さで勅使河原さんが圧倒圧倒してたんだよね。

 

<2R>

勅使河原さんの方に余裕が出てきたかガードを下げて相手を誘い始めて、

その打ち出しに的確に合わせ打つようになって、

栗原さんの方も打ち出しを強めつつあったんだけど、

ラウンドを通してクリーンヒットの殆どは勅使河原さんが持っていって、

1Rと同様このラウンドも10:8.5程もの大差が付いてしまったんだわ。

 

<3R>

試合序盤を幸先のいい形で進めてたから勅使河原さん、

一旦緩めて相手の出方を再度見極めても良かったんだけど、

挽回にやっきの栗原さんが攻勢を強めると共に真っ向勝負を更に全面出しで、

お互いに足を止めての大殴り大会に突入していったんだけど、

其々の危険なパンチが交錯してた中、

1分25秒での栗原さんの右ストレートが最大の有効打だったんだわ。

 

お互い全く引くことのない打ち合いは残り1分頃から更に激化して、

残り30秒からは栗原さんの攻勢が目立って勅使河原さんが一瞬緩んだんだわ。

 

<4R>

顔面が歪んで首がひん曲がる程の被弾を続けてた栗原さんだったんだけど、

そこからの踏ん張りは殆ど驚異的で、

1分20秒からも更に強烈なショートコンビを打ち込まれ続けてたっていうのに

それほど打たれ強いイメージの無い栗原さんがまたもや踏ん張る踏ん張るで、

勅使河原さんもここに至って明らかに倒しにいってたんだけど、

猛攻を凌いで一段落したところを見計らっての残り26秒、

栗原さんの思いっ切りの右ストレートが見事な直撃。

 

思わずユラッとしてしまった勅使河原さんに対して栗原さんは勿論一気一気で、

この時の陣営からの声援はもう半端なかったんだけど、

一瞬大逆転の目を感じさせるほどだったんだよね。

 

<5R>

前の回からの流れで栗原さんが飛ばしていくのかと思ってたら逆で、

開始ゴング直後から勅使河原さんはまるで1Rの如くの飛ばし飛ばしで、

絶妙なタイミングで綺麗に当て込む抜群のテクニックで圧倒しつつ、

いきなりの大きなパンチとショートのコンビネーションを混ぜ込んでいったんだわ。

 

栗原さんはまるで前の回で力を使い果たしてしまったかのような対応遅れで、

相手の一気攻めを許してしまってた残り1分15秒、

勅使河原さんが右ストレートを一閃してからほぼ一方的なままで、

チョン当たりしただけで首がガクガクするようになってしまっての終焉が間近で、

止め時が頭をよぎりつつあったんだけどそこまで追い込まれながらも栗原さん、

たまに打ち返すショットにはまだまだ気持ちと力が込められてたんだわ。

 

それでも試合展開としてはどうにもし難いところがあったのも事実な訳で、

栗原さんが大きく挽回するに至らなかったままの2分06秒、

勅使河原さんが東ロープ際に一気追込みをかけて、

鋭い左右を振りかざして栗原さんの頭がこのラウンド4回目ほどだったんだけど、

大きく跳ね上げられてしまったところでレフェリーストップエンドだったんだわ。

 

 

自分の期待度では元々この試合がメインだったんだけど

彼らを目当てに来た訳じゃない観客達へのアピール度も充分以上に充分で、

激闘が終わった時の場内の歓声はそりゃもう半端じゃなくて、

また後楽園へ行ってみようかって思った人達を増やしたんじゃないかなあ。

 

 

普通の場合、ランク13位でTKO負けするとランクアウトしがちなんだけど、

月末までの試合動向にもよるんだけど、

ここまでの好試合をした栗原さんをランク落ちさせるのは正直勿体無さ過ぎで、

15位は空位なんだから何とかそこに留めておいて貰いたいってことで……。

 

 

試合直後に勅使河原さんと話した際に、

「何であんなに正面切って打ち合ったの?」 って聞いてみたら、

「途中から面白くなってしまって……。」 って答えたんだよね、なる程ね……。

 

 

 

⑦ 新井雄大さん(渡嘉敷)×堀陽太君(横浜光)……51.2㎏

8勝(4KO)4敗(3KO)3分のランク6位、サウスポー、26歳・東京都と、

12勝(7KO)5敗(1KO)2分のサウスポー、30歳・福岡県。

 

堀君はランカーだった3年前に鈴木武蔵君を引退に追いやるKO勝ちした後、

2年前に濱田修士さんと松尾雄太さんに連敗して以来1年半ぶりの復帰戦で、

新井さんも去年10月に粉川拓也さんとのタイトル戦に0-3負けして以来で、

お互い狂熱のサウスポーなんだけど、

追い込まれ感は勿論堀さんの方が強かったんだよね。

 

<1R>

いきなりの仕掛けは堀さんの左大フックで一瞬新井さんがヨロケルほどの当たりで、

感じを掴んだような堀さんの動きがその後も抜群で、

距離が合ってない新井さんが入って来る前のジャブが綺麗にヒットヒットで、

細かいコンビネーションでも圧倒し続けたんだわ。

 

フットワークも上体の動きもテキパキしてた堀君に対して新井さん、

中々的を絞り切れないままで終盤にかけてやっと右フックを当ててたんだけど、

有効打比較ってことになると大きな差が付いてしまってたんだわ。

 

<2R>

堀さんの出入りの鋭さは彼が新人王戦を戦ってた7年ほど前と変わらない印象で、

そんなに動きが遅いって訳ではない新井さんを翻弄し続けて、

新井さんが打ち出す前に的確なヒットヒットを積み重ねてたんだわ。

 

<3R>

このラウンドも先手を取ったのは堀さんだったんだけど、

その堀さんがどこまでその動きを続けられるのかってことで、

他人事ながらスタミナ配分が気になったんだけど、

残り1分20秒、新井さんの距離になった途端激しい打ち合いに移行して、

どっちもが有り得た中、堀さんの返しの右フックが大きく直撃して、             

まともに貰ってしまった新井さんが北西ポスト近くでダウンしてしまったんだわ。

 

腰からスットンって感じのダウンだったから大丈夫かってところだったんだけど、

リスタート後の新井さんは大丈夫そうには見えなくて、

そのまま追い込まれるまま何とか凌いでた今度は青ポストのすぐ前の残り47秒、

この時も返しの右フックだったと思うんだけど、

大分消耗してたところに再度の直撃でこの回2度目のダウン。

 

何とかリスタートした新井さんだったんだけど、

今更の挽回は如何にも無理そうだったままの2分36秒、

最後はロープを背負わされ堀さんの追撃の左右フックを貰ってしまったところで、

誰が見ても妥当なレフェリーストップエンドだったんだわ。

 

 

新井さんは結局自分の距離で戦い切れなかったことが敗因だったんだけど、

一旦ショート戦になった時の堀さんもまるで昔のようで、

ランカー復帰が叶ってヨカッタヨカッタってことで……。

 

 

 

⑧ 天笠尚さん(FLARE)×スラシン・何チャラ……Fe 8R

32勝(20KO)6敗(1KO)2分のランク1位、31歳・群馬県と、

戦績年齢不明のタイボクサー。

 

この試合が始まる直前に大事な電話が入って、

で、結局何も見ないままだったんだけど、

後で確かめたら3R1分39秒、当然の如く天笠さんのKOだったってね。

 

ただ、1Rと2Rにもダウンゲットした天笠さんだったんだけど、

途中で不用意な一発を貰って2Rに思わずダウンを喰らってしまったって事で、

相手が相手ってことで何となく集中を欠いて気を抜いてしまったみたいだね。

 

 

 

【本日のベスト4ボクサー】

① 勅使河原弘晶さん

② 堀陽太さん

③ 栗原慶太さん

④ 岩井優典君

 

 

 

« 後楽園ホール・6月15日 | トップページ | 後楽園ホール・6月23日 »