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2017年6月14日 (水)

後楽園ホール・6月13日

 

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“デヤーッ!”

 

 

 

花期を過ぎたサツキの剪定を昨日で終えたんだけど、

今年は花芽が大きく育つべき時期の天候不順が影響したか、

単に自分の手入れが良くなかったのか、

例年に比べて花の咲き方が今一だったもんでまた来年に期待なんだわ。

 

 

 

昨日は中4日振りの後楽園ホールだったんだけど、

隣接する東京ドームではこの日からジャイアンツが6連戦ってことで、

勝ち越すか負け越すかである人と缶コーヒーを賭けたんだわ。

(勿論自分は負け越す方に賭けたんだけどね。)

 

 

ホール入りは粉川拓也さんと重なったんだけど、

ベルトケースを携えた上田有吾君が一緒にいて、

彼とはこの後ちょっとばかり話をしたんだよね。

 

 

八王子中屋ジムの正廣トレに最近の御自宅周辺の映像や写真を見せて貰って、

相変わらず羨ましいほどの里山生活を送っておられて、

ヤギの子供も随分大きくなってたんだわ。                             

その後白鳥大珠君のことを確かめて始まり始まり……。

 

 

 

① 柴沼智樹君(KG大和)×武藤準君(マナベ)……Mm 4R

2勝2敗(1KO)のサウスポー、30歳・神奈川県と、

3勝0敗の28歳・東京都。

 

<1R>

間合いの取り方とか前の手の使い方とかは柴沼君が圧倒的に巧くて、

それ程強烈ではなかったんだけど幾つもの中ヒットを重ねていってたんだわ。

 

残り1分15秒の青コーナー前で武藤君、

いきなりの左ストレートを貰ってしまった直後にまたもやの左を打ち重ねられて、

その2発共が結構まともな被弾になってしまってのダウン。

 

何とかリスタートはしたんだけど武藤君、

その後も鼻血を見舞われるほどの被弾を重ねてしまってたんだわ。

 

試合前の武藤君のミットはとっても迫力に満ちてたし、

右を打ち出す際にも左手のガードを忘れてない実にいい形だったんだけど、

そもそも実際の目標との距離が違うし相手は動くしってことで、

結果的には中々思い通りのパフォーマンスに繋げられなくて、

徐々に腕が体から離れていってしまったんだわ。

 

<2R>

武藤君は相当のダメージを残したままだったもんで、

柴沼君は余裕さえ感じさせる動きが出来てて、

小さいパンチだけでなく大きいのも実に鋭く振り切れてたんだわ。

 

武藤君はそもそもサウスポーが得意じゃないみたいだったし、

明らかに馬力負けしたまま回復もままならない殆どいいところナシで、

更にダメージを重ねての終了ゴングだったんだわ。

 

 

こりゃ大分シンドイ展開になったなあって思ってたら、

インターバルの間に陣営から棄権が告げられて、

2R終了時点での柴沼君のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

強い相手に連敗してた頃は若干のひ弱さを感じたんだけど柴沼君、

最近は力強さが増してきたんだわ。

 

 

この後の2試合は東日本新人王トーナメント予選で、

優勝候補の登場でもあったんだわ。

 

 

② 秋間瑞樹君(宮田)×富施郁哉君(ヨネクラ)……B 4R

3勝(3KO)0敗の25歳・東京都と、1勝0敗のサウスポー、18歳・茨城県。

 

無敗の二人はこの階級Aグループの優勝候補同士だったんだわ。

富施君の名前は “フミヤ” って読むんだってさ。

 

<1R>

プレスを効かせてたのは秋間君の方だったんだけど、

まともな被弾を避ける為にもう少し前傾を深くした方がいいと思うけどなあ。

 

富施君のアマ17勝5敗っていう戦績は半端じゃなくて、

相手の右ストレートを外しざまに打ち出すショットが抜群のタイミングだったね。

 

ほぼ同体型の二人の右ストレートと左ストレートの対決だったんだけど、

より丁寧な当て込みをしてたのは富施君の方だったなあ。

 

<2R>

強打の秋間君なんだけど基本的な攻め方はあくまでシンプル系で、

工夫不足の打ち出しは富施君に見極められてるような感じで、

試合の流れは富施君が作りつつあった開始58秒、

体を寄せ合った直後の離れ際だったかなあ、

何と秋間君のショートブローが直撃して富施君が尻餅ダウンしてしまったんだわ。

 

大きなダメージを残さないままのリスタートではあったんだけど富施君、

その後は警戒感を強めたのか無理な逆襲は敢えて避けてたみたいで、

その一見冷静に見えた富施君の対応が躊躇を誘ったか、

秋間君の追撃も甘くなってしまってたんだわ。

 

<3R>

ここからが正念場の二人だったんだけど、

吹っ切れた動きが戻った富施君の左がとっても効果的で、

決め打ちし過ぎて手数不足が目立ってた秋間君を終始上回ってて、

大きく挽回してこれでジャスト・イーブン。

 

<4R>

お互いが微妙なスコアを知っての上の勝負ラウンド。

 

やっと秋間君も手数をアップさせていったんだけど、

最初のクリーンヒットは富施君の左ストレートで、

その後もヒット精度の高かったのは富施君の左、左だったんだわ。

 

富施君は打った後のポジションニングも抜群だったもんで

秋間君が中々綺麗に当て切れないままで、

彼も最後の最後まで踏ん張ってはいたんだけど、

ヒット数差は歴然のまま終了ゴング。

 

 

ってことで自分は38-37で富施君だったんだけど結局、

38-37×2、37-38ってことで富施君の2-1勝ちだったんだわ。

 

富施君の次の相手は荒木侑也君×鈴木敬祥君の試合の勝者なんだけど、

二人共優勝候補の一人なもんで楽はさせて貰えそうにないんだよね。

 

 

 

③ 松澤拳君(宮田)×小林譲二君(勝又)……Fe 4R

4勝(3KO)1敗(1KO)のサウスポー、26歳・千葉県と、

2勝(2KO)2敗の21歳・東京都。

 

<1R>

小林君は序盤から相手の打ち終わりを積極的に狙ってたんだけど、

そのことごとくのタイミングがずれてて効果を発揮できてなかったんだわ。

 

二人共、利き手のショットの後のフォローが全くダメだったし、

もっと力を抜いてスピードを重視するべきじゃないかと思ったなあ。

 

攻防のバランスも良くない同士だったんだけど、

その雑さが最後まで修正されなかったのは松澤君の方で、

ピリッとしないままごく普通のボクサーにしか見えなかったんだわ。

 

二人共、フェザー級に求められる動きの水準に達してなくて、

テクニックも気持ち的にも今一だったもんで休憩タイムだったね。

 

 

結局4R1分00秒、陣営からのタオルインで松澤君のTKO負けだったんだけど、

勝った方の小林君にしても次の清田亨君には敵わないんじゃないかなあ。

 

 

 

④ 湯場海樹君(都城レオ)×ベナー・サンティング……62㎏ 6R

1勝(1KO)0敗のサウスポー、18歳・宮崎県と、

5勝(1KO)1敗1分の27歳・フィリピン。

 

湯場君のデビュー戦は相手がタイボクサーだったもんでスルーしたんだけど、

この日の相手はフィリピン・ボクサーってことで……。

 

<1R>

開始40秒、相手の打ち終わりに合せたショットの素早さは湯場君の才能で、

普通のサウスポーの場合には左を一発合わせていくことが多いんだけど、

湯場君は一瞬の間にワンツーって2発を放ってたんだわ。

 

自分の中ではこの時点で勝負は付いてしまってて、

少し後の1分09秒、強烈な左からの右で最初のダウンゲットだったんだけど、

行くべきあるいは行けると判断した際の湯場君の勢いは実に半端じゃなくて、

多分彼はホントに強いんだと思った訳で……。

 

リスタート後も一切手抜き無しの鬼追撃で、

僅か10秒後ほどの1分30秒、今度は壮烈な左ストレートを打ち込んで、

大きくバッタリ倒れてしまったのを見たレフェリーが即のストップエンド。

 

 

 

⑤ プレル・トゥパズ×白鳥大珠君(八王子中屋)……L 8R

10勝(2KO)31敗5分の国内11位、33歳・フィリピンと、

7勝(4KO)2敗(2KO)のサウスポー、21歳・東京都。

 

戦績的には大敗系ではあったんだけど、

とにかく相手は5倍ものキャリアがあるし、

白鳥君にとってはこれが初めての8回戦ってことで、

一生会長と並んでの観戦だったんだわ。

 

白鳥君は東日本では飛び抜けたイケメンだから、

上手く育てばヒーローになれる可能性を十分持ってるんだけどね。

 

<1R>

トゥパズはそこはかとなく試合慣れしてる雰囲気を漂わせてて、

白鳥君としては激しく被弾することなく長いラウンドを動き切れるかってことで、

結構注目して見てたんだけど、まずはいいジャブが出てたね。

 

それにしてもトゥパズは殆ど全く仕掛けてくる気配が無くて、

白鳥君の打ち出しや打ち終わりに合せてるって、そんな感じでも無くて、

ひたすらガード固めてディフェンスに終始してたんだけど、

まずは徹底した様子見ってことなのかなあ。

 

<2R>

開始1分、トゥパズがこの日初めてのワンツーだったんだけど、

その後はパッタリ何もして来ない状態が続いたもんで、

白鳥君がどこまで我慢できるのかって感じだったんだわ。

 

<3R>

フィリピン・ボクサーっていうのは接近したらガチャガチャ攻めて来るって、

そういう印象を持ってるんだけどこの日のトゥパズは全く違ってて、

やたらクリンチ逃げするだけで敢えて打ち合わない方針みたいで、

一体どうやってポイントを取るつもりなんだろね。

 

白鳥君としてもやりようが無くなってるところがあるんだけど、

ファーストコンタクトはフェイクにして、二次三次攻めが要るんじゃないかなあ。

 

<4R>

余りに地味な展開は場内の集中を欠いてきて、ザワザワ私語が多くなって、

トゥパズのそういう消極的なボクシングが大敗を招いてるのが容易に想像出来て、

それでも国内ランカーっていうのがどうにも納得し難くなって、

あんたは一体何しに日本に来たのかって感じしかしなかったんだわ。

 

白鳥君のイライラはいかばかりかと想像したんだけど、

彼はまだ真面目な取り組みを続けてて特にボディショットが良かったね。

 

<5R>

白鳥君が我慢強く誘ってたんだけど、

トゥパズは誘われてるとも思ってなかったみたいで、

っていうより何をきっかけにしてるのかが全く不明なままだったなあ。

 

<6R>

このまま続けても白鳥君としては長いラウンドの経験にはなると思うけど、

何も仕掛けて来ない常に引き気味の相手にどう決着付けるかってことで、

この辺からはその工夫が求められるところだったんだけど、

その白鳥君もあくまでファーストコンタクトで終わってしまってたんだわ。

 

<7R>

更にプレスを強めていった白鳥君は残り1分07秒、

突然のオーソドックスチェンジを見せて大いに自分を驚かせたんだわ。

 

初めて見たんだけど聞けば白鳥君は元々は右利きってことで、

その最初の右フックは空を切ってはいたんだけど、

振りの鋭さは左ショットの比ではなかったんだよね。

 

いきなり勢いを得たような吹っ切れた白鳥君の猛攻が始まって、

その後もオーソドックス・スタイルをキープしたままの右、右で、

ついにトゥパズの左目上を大きくカットさせてドクターチェックが入って、

直後に続行不能が宣せられて2分59秒、白鳥君のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

白鳥君はチンタラやってるのが我慢できなくなって、

右手で思いっ切りブチかましたくなったんじゃないかなあって思ったんだけど、

あのままズルズルの判定勝ちをするよりずっと良かった訳で、

敢えてサウスポーに固執する必要もないんじゃないかって思ったんだわ。

 

 

試合後大分経ってから白鳥君の親父さんに声を掛けられて、

二人でちょっと反省会というかお互いの感想を交換したんだけど、

親父さんは中々厳しい見方をしてたんだよね。

 

 

 

⑥ リチャード・クラベラス×中山佳祐さん(ワタナベ)

              ………OPBF F タイトル戦 12R

17勝(14KO)2敗(1KO)2分のチャンピオン、28歳・フィリピンと、

9勝(4KO)2敗1分のランク3位、サウスポー、28歳・佐賀県。

 

中山さんは今年3月に望月直樹さんに2-0勝ちしてランクインしたばかりで、

何とまあ手際のいいOPBFタイトル挑戦ってことなんだけど、

日本タイトルとの重さが気になるところでもあったんだわ。

 

クラベラスは倍ほどもの試合経験を持ってるし、

勝率やKO率でも中山さんを圧倒してるし、

今回は中山さんが苦戦するんじゃないかって実は思ってたんだけどね。

 

<1R>

一瞬の動きの鋭さはクラベラスが目立ってたんだけど、

中山さんの方も全く怯むことがなくて攻撃時の勢いは負けてなかったし、

丁寧な当て込みは却ってクラベラスを上回ってたんだわ。

 

<2R>

クラベラスの前詰めが厳しくなっていったんだけど、

中山さんは 「足使え!」 「正面に立つな!」 のアドバイスに忠実で、

大きく追い込まれる前に優位なポジションを維持し続けてたんだわ。

 

<3R>

コツコツ丁寧な打ち込みが意外なほどのダメージを与えていたのか、

クラベラスの攻めが休み休み加減になってきたし、少し口も空いてきたんだわ。

 

<4R>

今一主導権を獲り切れないクラベラスが案の定、テンポとペースを上げてきて、

ガリゴリ度をアップさせての必死手数で、中山さんも被弾を免れなかったんだけど、

有効打ってことになるとまだやっぱり中山さんの方だったかなあ。

 

 

ってことで4Rを終えての自分のスコアは40-36で中山さんだったんだけど、

発表された中間スコアは40-36、39-37、38-38ってことで、

中山さんの2-0リードだったんだわ。

 

38-38としたジャッジは自国のボクサーに優しくすることを使命にしてたから、

中山さん陣営としては日本人と韓国人ジャッジにアピールし続けることなんだわ。

 

<5R>

いずれにしても下がり続けたところからのショットは認め難いとされがちだから、

中山さんとしてももう少しアピール性の高い攻撃が求められるところで、

山場作りの意識なんだよなあって見てた残り1分25秒、

左ストレートの直撃が叶ったところから中山さんが一気一気で、

クラベラスも流石の踏ん張りを見せてたんだけど、

表情がかなりシンドそうになってたんだわ。

 

<6R>

それまで続いてたクラベラスの先仕掛けが一段落して、

単発ながら中山さんのヒット、ヒットが目立ってきたんだけど、

その中山さんも徐々にガードが下がりつつあって、

そこをサウスポーチェンジを見せるようになったクラベラスが狙ってたんだわ。

 

<7R>

一休みを終えたかクラベラスが再度ゴリゴリ度を上げていったんだけど、

中山さんの対応も抜かりが無くて1分20秒からは逆の押し込みで、

相手を北ロープに詰めての左右連打でペースを取り戻して、

残り1分04秒からのスパートでポイントゲットを硬いモノにしてたんだわ。

 

それにしてもクラベラスの反撃が甘くなってきて、

足元がヨロッとすることも多くなってきたんだよね。

 

<8R>

クラベラスの右はストレート系はまだまだ良かったんだけどフック系が今一で、

残り1分10秒、中山さんの左を2発喰らって思わずヨロけてたなあ。

 

 

ここまでのところで自分は79-73で中山さんだったんだけど、

発表されたスコアは78-74×2、76-76ってことで、

思ってた通り中山さんの2-0リードだったんだわ。

 

少し前から渡辺会長のポイント読みと試合に関する指示がインターバルごとで、

それが正確に中山さんに伝わってたって感じだったんだよね。

 

<9R>

中間スコアを確認したクラベラスが流石の根性ボクシングで、

1分30秒までを明らかに攻め勝ちしてたんだけど、

このラウンドは相手に譲るって決めた中山さんが無理に打ち合わなかったもんで、

クラベラスとしては決定的な場面に追い込めなかったんだよね。

 

<10R~12R>

試合終盤は中山さんが勝ちに徹して敢えて打ち合いを避け続け、

リードしたポイントを守る作戦に出ての当て逃げ作戦のグルグル回りで、

ベルトを奪取する為にはそれはそれで大正解だったんだけど、

見てる者にとっては単純に消化不良と言わざるを得なかったんだよね。

 

 

ってことで自分は9R~12Rまではクラベラスの39-37優勢勝ちで、

合計ではそれでも116-112で中山さんの勝ちだったんだけど結局、

116-112、115-113、113-115ってことで中山さんの2-1勝ちで、

セコンドが勝たせた試合の見本のようなものだったなあ。

 

 

 

⑦ 粉川拓也さん(宮田)×黒田雅之さん(川崎新田)

              ………日本 F 王座決定戦 10R

28勝(13KO)4敗の正規チャンピオン、32歳・東京都と、

26勝(15KO)7敗(1KO)3分の暫定チャンピオン、30歳・東京都。

 

ほぼ同年齢だしKO率も変わらないんだけど、

勝率的には粉川さんが上回ってるし、去年黒田さんに勝ってるしってことで、

若干粉川さん優位じゃないかって思ってたんだけどね……。

 

<1R>

最初の仕掛けは黒田さんで長いラウンドをやるつもりがない程の飛ばし方で、

受け止め遅れして主導権を獲られたくない粉川さんも即の対応で、

リング上は初っ端から荒れた展開になった開始31秒の東ロープ前、

黒田さんの思いっ切りの左フックが直撃して粉川さんがいきなりのダウン。

 

粉川さんは大丈夫そうに巧く誤魔化してはいたけど、

リスタート後の20秒間ほどは結構危ない時間が続いてたんだけど、

流石の流石で何とか凌いでその後は黒田さんの顔面を赤くさせてたんだわ。

 

黒田さんとしてはこの時の追撃の甘さが結果的にはその後を苦しくした訳で、

ちょっと勿体無さ過ぎた感じだったんだよね。

 

<2R>

粉川さんは打つ時はシッカリしてたんだけど、

軽い被弾でも一瞬ヨレてしまうことが目について、

まだ後遺症が残ってるようなラウンド序盤だったんだけど、

中盤以降はかなり持ち直して、

右フックに色んな角度を付けての細かい打ち込みで挽回挽回で、

手数とヒット数とも勝って早くも1ポイントバック。

 

<3R>

二人のリズム感の違いが目立ってきて、

細かいショット戦ではやっぱり粉川さんが優勢に立ち回ってて、

黒田さんのショートフックは若干パタパタした感じが免れなかったんだわ。

 

粉川さんはフットワークも修復されつつあって、

打ち終わりのポジショニングにも配慮できるようになっていって、

黒田さんが攻めあぐむ場面が増えていったんだわ。

 

粉川さんが1Rダウンのハンデを帳消しにして、

黒田さんは左目上をバッティングカット。

 

<4R>

微妙なラウンドだったんだけど、

顔面のダメージの進み方を見ると黒田さんが劣勢って感じだったんだわ。

 

<5R>

いきなりの密着戦から始まったんだけど、

黒田さんが不幸にも今度は右目上をバッティングカット出血。

 

粉川さんの右目下の腫れも目立ってきて、

黒田さんのフィジカル全面出しからの強気の攻撃が功を奏しつつあったんだけど、

それでも粉川さんの細かいヒッティング、特に右フックが良かったんだわ。

 

ってことで自分のここまでのスコアは48-46で粉川さんだったんだけど、

発表されたモノは48-46、47-47×2ってことで粉川さんの1-0だったね。

 

<6R>

少し休んでた感じの粉川さんに対して、

黒田さんにはもっと開き直った攻め込みが欲しかったところで、

左右ボディからの右フックで何とかポイントをゲットしたと思ったんだけど、

もっと圧倒的な何かが欲しかったんだよなあ。

 

<7R>

粉川さんのショートブロー連打が目立ってたんだけど、

それほどクリーンには当たってなくて有効度的には今一感が拭えなくて、

合間合間の黒田さんの左ボディの方が見栄えが良かったし、

残り21秒での右フックで何とかポイントをもぎ取ったって感じだったなあ。

 

<8R>

粉川さんのショートの手数はここに来て圧倒的なほどだったんだけど、

やっぱり有効打とは認め難いままで、

中盤過ぎでの密着戦が一段落した後の消耗の進み方は黒田さんを上回ってて、

お互いに明確な有効打に繋げられない中、スピードの劣化が著しくて、

パンチが流れる状況が延々続いたんだわ。

 

<9R>

粉川さんのヘバリの方が目立ってきて、

手は出してたけど全体に踏ん張りが効いてなかったし、

自らクリンチに行くことが多くなっていったんだわ。

 

あと1ラウンドを残しての自分のスコアは何と85-85ってことで、

二人はどう思ってたか知らないけど、

勝ちたい気持ちの強い方が勝つって心の中で思ってたんだわ。

 

<10R>

微妙なスコアだってことが解ってるような最後の飛ばし合いではあったんだけど、

お互いの消耗は半端じゃなかったみたいで、

天まで届きそうな右アッパーとリングを切り裂くような右フックを交換してたけど、

そのどちらもが相手との距離が30㎝ほども離れてて、

二人共、最後の最後までこれでもかこれでもかって踏ん張ってはいたんだけど、

今更の決定打は臨むべくも無いまま終了ゴング。

 

 

ラウンド全体の手数では劣ってはいたものの、

残り1分30秒からの有効ヒット数の差で黒田さんだったなあ。

 

ってことで自分は95-94で黒田さんだったんだけど結局、

96-93、95-94、94-95ってことで黒田さんが2-1で辛勝。

 

 

技術的には二人共に今一感が強く残ったんだけど、

代わり番こに萎えそうなところからの其々の立て直しは見応えあって、

たまにはこういう気持ち剥き出しの激闘もいいなあって思ったんだわ。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 黒田雅之さん

② 粉川拓也さん

③ 白鳥大珠君

 

 

 

 

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