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2017年5月27日 (土)

後楽園ホール・5月26日

 

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「この間教えたように弾いてごらんなさい。」

「ハイッ、先生。」

 

 

 

アメリカンフットボールの “スーパーボール” は50回を超えたくらいなんだけど、

第1回が開催されたときにはチケットが沢山余ってしまったし、

テレビ視聴者も5万人前後だったんだってさ。

 

それが今や国民の半分の1億人ほどがテレビを見てて、

だから30秒CMの価格が4億円もするんだってさ。

 

どうしてここまでの規模に成長したのかを調査研究することが、

ボクシングの振興策にも繋がると思うんだけどなあ……。

 

 

 

ホール入口脇に関東大学ボクシングのリーグ戦のポスターが貼ってあって、

全く知らなかったんだけどリーグは1部から5部まであるんだね。

 

国公立で1部に入ってるのは東農大だけだとか、

慶応が3部の早稲田より上の2部なんだとか色々興味深かったんだけど、

一番驚いたのは東大と一橋大が3部ってことだったなあ。

 

 

 

ホールに入ってT&Tジムの本木会長と大坪タツヤ君の話をした後、

石井会長と胡朋宏さんと世間話をして、中川祐君にコクッと挨拶されて、

高橋竜平君に頑張ってタッチして始まり始まり……。

 

この日はメインの試合が松永宏信さんのケガで中止になってしまったし、

女子戦が一つ組まれてたもんで観戦したのは4試合だけだったんだわ。                                                            

 

 

① 二佐翔太君(花形)×緒方初音君(協栄)……F 4R

1勝0敗の22歳・北海道と、デビュー戦の19歳・千葉県。

 

<1R>

2戦目とデビュー戦だから仕方ないんだけど二人共、

そこそこ力強かったんだけど、しなやかさからは程遠かったんだわ。

 

それでもまだ二佐君の方が動きに柔らかさがあるなあって見てた1分04秒、

その二佐君の右ストレートがカウンターヒットして緒方君がダウン。

 

何とか立ち上がった緒方君だったんだけど、

体の芯に力強さが失われてしまってのシナシナで、

リスタートした途端から時間の問題になってしまってのほぼ一方的で、

10秒間ほど打たれっ放しになったまま西ロープに際に追い詰められて、

大きく顎を跳ね上げられてしまったところでストップエンドで1分22秒、

二佐君のTKO勝ち。

 

 

 

② 中川祐君(T&H)×大坪タツヤ君(T&T)……Fe 8R

6勝(2KO)1敗1分の23歳・東京都と、8勝(3KO)8敗1分の27歳・神奈川県。

 

T&HとT&Tの対決って、何だかちょっと面白いよね。

 

中川君も大坪君も何となく自分の事を知ってくれてるみたいで、

試合前に其々と軽く会釈を交わしたんだけど、

ケガもあったりして大坪君はこれが1年半ぶりの試合だったんだわ。

 

 

この試合はラウンドごとに追いかける必要を感じなくて、

正直二人共、若干工夫に欠けてたと言わざるを得なかったんだわ。

 

お互いにとってもボクシングスタイルが似た同士で、

やりたいことが共通してる感じが最後まで抜けなかったんだけど、

もう少し流れの中からの攻撃が欲しかったところも一緒だったんだわ。

 

中川君のカウンター狙いが余りに露骨だったもんで、

大坪君も無暗に行けずっていうガキゴキした攻防が延々で、

お互い、そこそこディフェンスは優秀だったもんで有効打が見え難いままで、

性格が正直過ぎるせいか、相手に意表突かせるような前振りも乏しく、

仕掛けという仕掛けの見受けられない雑な感じの退屈系だったんだよね。

 

中川君はやたら狙い過ぎてた中、4Rに入って大坪君の改善が目立ってきて、

右アッパーも混ぜ込んでのショートブローが効果を見せ始めたし、

返しの左フックの精度も上がっていったんだけど、これで丁度イーブン。

 

その後大坪君は角度のいい左ボディを打ち込んでかなり効かせて、

流れは大きく彼に傾いたかと思わせたんだけど、

一方では中川君の右フック、右アッパーを連続被弾してしまって

左顔面の腫れが目立ってきてたんだわ。

ってことで6Rを終わってもまだイーブン。

 

7R、開始30秒でバッティングして中川君が眉間をカット出血してドクターチェック。

 

その後残り1分18秒にもドクターの再チェックが入って、

ストップが近いのを感じた二人が終盤にかけて飛ばし合って、

手数は若干大坪君が上回ったんだけど有効ヒットは中川君だったかなあ。

 

最終8R、それほど巧くは無い二人が必死の踏ん張りを見せたんだけど、

最後の最後まで手数を頑張った大坪君がラウンドゲット。

 

 

ってことで自分は76-76だったんだけど結局、

77-75×2、76-76ってことで大坪君の2-0勝ち。

 

 

試合後暫く経ってから偶然中川君と行き合ったもんで、

ちょっと二人で反省会ってことで……。

 

 

 

③ 高橋竜平君(横浜光)×田中一樹君(Gツダ)

                    ………54.5㎏ 8R

10勝(2KO)2敗(1KO)1分の27歳・新潟県と、

7勝(5KO)0敗の23歳・大阪府。

 

田中君は無敗でKO率の高いボクサーなんだけど、

7勝のうち日本人からは1勝だけであとは全てカタカナボクサーなもんで、

その辺りがどうなのかなあってことで……。

 

高橋君の応援には赤穂亮さんとか金子大樹さん、

それに胡朋宏さんがズラッと並んでたんだけど、

その高橋君の入場曲はクラシックのユッタリした弦楽交響詩って感じで、

正直相応しくない感じがしたんだよね。

 

<1R>

初めて見る田中君は上背とリーチを生かした手堅いパフォーマンスで、

体全体のこなしもスムーズだったし距離感も当て勘もとっても優秀だったんだわ。

 

高橋君も右を2発軽く当て込んではいたんだけど、

軽いヒットの総数では田中君が上回ってたし、合わせ打つのも巧かったなあ。

 

<2R>

プレスは常に田中君の方だったし、

彼は打ち出しのパターンを色々持ってて、

普通のワンツーは無論、いきなりの左フックとか右ストレートを混ぜ込んで、

高橋君のタイミングを崩しつついつの間にか明確な主導権を握ってたなあ。

 

高橋君が中々見栄えのいいヒッティングが叶わなかった中、

田中君はショットのシッカリ感でも圧倒してたんだわ。

 

ってことで田中君はいきなりの連続ポイントゲットで、

高橋君の方は早くも顔面を赤く腫らしてしまってて、

この分じゃ4R頃に倒されてしまうんじゃないかって感じだったんだわ。

 

<3R>

高橋君としては接近戦に持ち込んでガチャガチャさせたいところだったし、

ボディブローも欲しいよなあって見てた残り29秒、

直前の左をキッチリ当てて相手をロープ際に追い込んだのはその高橋君の方で、

そこから2~3発、ドコドコって打ち込んだ途端、

アレッてほど簡単に田中君が崩れ落ちてしまったんだわ。

 

それまでの二人にはかなりの力量差があったもんで、

この突然のダウン劇に場内の全員が思わず息を呑んでしまって、

特に田中君の応援団の中にはポカンと口空いたままの人が沢山いたんだわ。

 

それはまるで糸の切れたマリオネットのようだったんだけど、

効き方としては最上級って感じのまま何とかリスタートした田中君、

やっぱり試合をする状態には戻ってなくて多分、

何が何だか解らないまま高橋君の右のキツイのを喰らって二度目のダウン。

 

その吹っ飛ばされ方が余りにも激しかったもんで、

2分50秒、レフェリーが即のストップエンドだったんだわ。

 

 

それにしても田中君はタイボクサーばかりを相手にし続けたもんで、

強いパンチには慣れてなかったってことなのかなあって思ったんだけど、

本石会長に確かめたら田中君はジム内でも打たれ強さでは有数って事で、

一方の高橋君は元々ハードヒッターではないし、

やっぱり大事なのはタイミングなんだなあってシミジミ思ったんだよね。

 

 

そりゃ高橋君はとっても嬉しそうにしてて細い目が殆ど見えないほどだったんだわ。

 

 

第4試合は女子戦だったもんでね……。

 

 

⑤ 近藤明広さん(一力)×岡崎祐也さん(中内)……SL 8R

28勝(15KO)6敗1分のランク2位、32歳・埼玉県と、

12勝(4KO)9敗(3KO)2分のランク10位、サウスポー、30歳・広島県。

 

近藤さんは国内ランクの他、色々盛り沢山のランキングを持ってるから、

モチベーション的には岡崎さんの方が圧倒的だったんだよね。

 

自分は中内ジムのことを “ナカウチ” って思ってたんだけど、

“チュウナイ” っていうんだってね、初めて知ったんだわ。

 

<1R>

最初のクリーンヒットは開始41秒、5㎝ほど上背のある岡崎さんの左ストレートで、

中々いい感じでスタートしてたんだけど、基本的には常に距離を置くべきで、

その点からするとまだまだ鋭く伸びるジャブが打ち切れてなかったんだわ。

 

近藤さんは中盤過ぎから少しばかり手数をアップさせて、

特にショートブローの的確なヒットで普通にポイントゲット。

 

<2R>

開始30秒までは近藤さんのチョンチョンジャブが先行したんだけど、

岡崎さんも左ストレートが中々の打ち出しで、

近藤さんもちょっと見極め難そうにしてたんだわ。

 

ただ岡崎さん、そのフォローの右フックは如何にも大き過ぎで、

折角タイミングは合ってたのに勿体無さ過ぎてたんだわ。

 

残り27秒、お互いの決めショットが相打ちになったんだけど、

当たりの強さは近藤さんで直後のボディブローでキチンと場を作ったんだわ。

 

<3R>

岡崎さんのフック系は殆どがデカイというか外回りすることが多くて、

近藤さんの内側内側からの攻め込みの餌食になってたなあ。

岡崎さんはその近藤さんの右ストレートが良く見えなかったみたいだったんだわ。

 

<4R>

近藤さんがそろそろギアアップしてくる頃で、

体を寄せたところからがシツコク巧みで左アッパー2発を華麗にヒット。

 

完全に距離を見失ってしまったかのような岡崎さんは空回りするばかりで、

近藤さんのショートコンビに晒され続けて右顔面を赤く腫らせ、

左目上もヒットカットされてしまったんだわ。

 

それに比べると近藤さんの顔面は殆ど傷んでなかったんだよね。

 

<5R>

この回まず最初のクリーンヒットは岡崎さんの左ストレートだったんだけど、

直後の開始38秒、右ストレートからの近藤さんの一気攻めは圧巻で、

強く打ってる感じはしないんだけど連続して正確に当てる技術は圧倒的で、

岡崎さんの体が緩んでいくのが目に見えるようで、

その後残り1分12秒、岡崎さんも左フックで応戦はしたんだけど、

そのまた直後の近藤さんの大攻勢は岡崎さんにとっては更に過酷だったんだわ。

 

ランカー同士の一戦だったもんでレフェリーもストップを躊躇してたんだけど、

残り40秒辺りからは岡崎さんが危ない危ないの連続だったんだわ。

 

それでも岡崎さん、殆どダメそうなところからの懸命な踏ん張り直しで、

ポイント的には10:8.5ほどもの大差がついてしまったんだけど、

ラウンドの最後には得意の左で近藤さんの右目上をヒットカットさせてたんだよね。

 

<6R>

明らかにダメージを残したままの岡崎さんを近藤さんが許す筈が無くて、

初っ端から一気の飛ばしで、空振って大きくヨロケる岡崎さんは正に風前の灯で、

決着が秒読みに入った1分24秒、ついに岡崎さんの反撃が止まって、

前傾を取れないまま大きく被弾してしまったところでストップエンド。

 

 

試合前、フラッとしてたら岡崎君とバッタリで、

約2年振りだったんだけど彼は自分の事を覚えていてくれて

試合後も自分の感想を丁寧に聞いてくれたもんで、

こことあそこを改善して強くなってまたおいでねって伝えたんだけどね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 近藤明広さん

② 高橋竜平君

③ 特にナシ

 

 

 

【村木田渾身競馬】

今日の勝負目は以下の通り3連単のみで、

全部で104点買いだからどこかで10,400円以上の配当がゲット出来れば……。

 

<東京 9R>……①②→①②④⑭⑯→①②③⑨⑮

<東京12R>……⑨⑭→⑦⑨⑩⑬⑭→④⑨⑫⑭

<京都 9R>……⑤⑬→⑤⑦⑪⑬⑭→②③⑤⑩⑬

<京都12R>……⑫⑭→④⑨⑫⑭→②③⑫⑭⑮

 

 

 

 

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