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2017年5月21日 (日)

有明コロシアム・5月20日

 

 

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“有明コロシアム”

 

 

 

会場に入ってすぐ本田会長と長野マネ、それに三迫ジムの久保マネに御挨拶して、

自分の席を確認した後、何人かの知り合いのボクサーとコンチワして……。

 

 

 

① 工藤晴基君(三迫)×松本健一君(石川)……SB 4R

デビュー戦の18歳・東京都と、1勝(1KO)0敗の24歳・北海道。

 

第2試合から3試合続けてタイ、タイ、韓国ってカタカナボクサーが続いてたもんで、

第5試合の拳四朗さんからにしようかなあとも考えたんだけど、

日本人の若手同士が第1試合だったもんで3時半には入場してたんだわ。

 

<1R>

開始すぐの15秒か20秒、デビュー戦だった工藤君の右フックがヒットして、

松本君がオットット、オットットって大きく体を揺らがせてしまって、

こりゃ倒れるかなあって思ったところからの奇跡的な踏ん張りだったんだわ。

 

それでも松本君がかなり効いた感じを残したままだったもんで、

時間はタップリ残されてるし、どっちにしろやられそうだなあって見てたんだけど、

工藤君の追撃も今一ではあったんだけど、松本君の立て直しが尋常じゃなくて、

コノヤロ、コノヤロの手数を復活させて、

それほど強いパンチでは無かったんだけど、

最後は工藤君の右目上をヒットカットさせつつ頑張り通して終了ゴング。

 

<2R>

前の回の終盤近くからの接近乱打戦が更に続いて、

お互いの手数が半端じゃなかったもんで、

最後まで持つのかって心配になったほどで、

どちらかがクリーンヒットすれば終わりそうな危険な展開の中の40秒過ぎ、

松本君のワンツーがまともにヒットして、工藤君がダウンしてしまったんだわ。

 

赤コーナーのすぐ前で倒れ込んでしまった工藤君、

消耗してた上に両足が平行になってしまった瞬間の直撃被弾だったもんで、

何とか立ち上がりはしたんだけどリスタート出来るまでには至らず、

そのままテンカウントが数え上げられて1分02秒、松本君の逆転KO勝ち。

 

 

世界戦の前座試合でもあったし、石川ジムからは粕谷雄一郎さんとか、

大野太一君、熊澤祥大君、橋口雄斗君、大野俊人君達も応援に来てて、

試合後暫くしてロビーで大勢並んで集合写真を撮ってたんだけど、

何となくタイトル戦に勝ったような雰囲気だったんだわ。

 

松本君はこれで2戦2勝2KO勝ちではあるんだけど、

実はそれほどの強豪とは言い難くて、

打ち合いに夢中になり過ぎてガードが疎かになることが多いし、

一発一発をもっとシッカリ大事に打つことを意識した方がいいんじゃないかなあ。

 

それにしても大きく攻め込まれたところからの逆転劇は見てて気持ちいいね。

 

 

この後の2試合は全く見てなかったもんで結果だけってことで……。

 

 

② 大湾硫斗君(白井具志堅)×何チャラ・バタニー……53㎏ 4R

デビュー戦の19歳・沖縄県・と、10勝(3KO)7敗の22歳・タイ。

 

案の定、2R0分20秒で大湾君のTKO勝ち。

 

 

 

③ 千葉開君(横浜光)×何チャラ・サイトーン……B 6R

4勝(4KO)0敗の24歳・沖縄県と、8勝(3KO)2敗の19歳・タイ。

 

これまた案の定、3R2分22秒で千葉君のTKO勝ち。

 

 

 

④ ディラン・シャラ×ジュン・イルソプ……SW 6R

12勝(3KO)0敗の23歳・フランスと、5勝(5KO)2敗の25歳・韓国。

 

どうしてこんな試合が組まれたかっていうと、

村田諒太さんの相手がフランス人なもんで詰め込まれたんじゃないかなあ。

 

知らない外国人同士の6回戦なんて全く興味が無かったんだけど、

見るとはなしに見てたらシャラっていうのが実にとってもいいボクサーで、

綺麗に当て込んでる割にはKO率が低いのが不思議な感じがしたんだけど、

相手が距離感の良くないショートレンジ一辺倒のボクサーだったもんで、

やりたい事の殆どが出来たみたいで、中々のパフォーマンスだったんだわ。

 

シャラは攻撃と防御のバランスが取れたとっても美しいボクシングをしてたし、

パンチの種類も豊富だったし緩急とかも素晴らしかったし、

ヨーロッパボクサーに有りがちなポイントゲットだけを目指すタイプでもなくて、

グラデュエイターとして期待される役割を十分果たしてたんだよね。

 

 

結局、コリアンボクサーは殆ど一発も有効打が打てないまま、

3Rにこの試合3度目のダウンを喰らってしまったところで1分17秒、

陣営からもタオルが投げ入れられてのKOエンドだったんだわ。

 

 

 

それにしても一つの試合が終わる度に20分ほども休憩タイムにはダレる訳で、

売店は鬼の行列だったし、そんなにオシッコも出ないし、

仕方なくタバコだったんだけど、灰皿が少なくて酷いことになってたんだわ。

 

 

 

⑤ ガニガン・ロペス×拳四朗さん(BMB)

            ………WBC LF タイトル戦 12R

28勝(17KO)6敗(1KO)のチャンピオン、サウスポー、35歳・メキシコと、

9勝(5KO)0敗のランク4位、25歳・京都府。

 

試合前のボクサーが観客席をブラついたり、

応援者達に挨拶し回るのは自分のジンクス的には絶対アウトなんだけど、

この日の拳四朗さんはやたらスタッフに引き回されてたんだよね。

 

試合前のボクサーはとにかくひたすら集中するべきで、

挨拶に来るのを暗に強要するような後援者はクソとしか言いようが無いし、

それを強いるようなスタッフはアホとしか言いようがないんだわ。

 

 

試合前がそうだったからってことが勿論全てではなかったんだけど、

正直この日の拳四朗さんは自分が今まで見た中では最低だったし、

相手のロペスにしてもそれでも世界チャンピオンかっていうテイタラクで、

最後まで単純な攻撃の繰り返しで、どこかで何か出すかと思ったら何も出なくて、

実に引き出しの数の少ないごく普通のボクサーにしか見えなかったんだわ。

 

そんなに大したことのない相手に対して拳四朗さん、

4Rを終えての中間スコアは39-37×2、38-38ってことで(自分は39-37)、

8R終了時点では77-75×3(自分は78-74)ってことで、

比較的公平なジャッジだなあって思いながらだったんだけど、

そこから大きく決着に行くかと思われた9R以降が全くダメダメだったんだわ。

 

最終ラウンドだけは吹っ切れたように打ち合っていたけど、

その手前までは手数不足のアピール不足が甚だしくて、

守りに入ったとも思えなかったんだけど、

最後の4Rは自分は39-37でロペスだったんだけど、(だから115-113)

3人のジャッジ達もほぼ同じような見解で、

1人が自分と同じ39-37でロペスにしたんだけど、

残りの2人がギリギリ38-38にしてくれたお蔭で結局、

115-113×2、114-114ってことで拳四朗さんが2-0の辛勝。

 

 

オメデトには間違いないんだけど正しく薄氷の勝利であって、

長嶺克則さんなら倒せたんじゃないかってそう思ったほどで、

ホントの拳四朗さんは絶対こんなモノでは無い筈なんだよね。

 

 

 

⑥ ファン・エルナンデス×比嘉大吾さん(白井具志堅)

             ………WBC F タイトル戦 12R

34勝(25KO)2敗(1KO)のチャンピオン、30歳・メキシコと、

12勝(12KO)0敗のランク1位、21歳・沖縄県。

 

それにしてもメキシコ国歌っていうのは、

一旦終わりそうなところからまた始まるって感じなんだよね。

 

3月に試合したばかりのエルナンデスは多分なんだけど、

こんなにすぐ試合をするとは思ってなくて、

タイトルゲットはタイだったもんで初防衛戦は自国でって思ってた筈で、

暫くはユックリしたいって思ってて練習もまともにしてないままで、

それを金に釣られて仕方なくって感じだったもんで、

だからウェイト調整にも失敗したんだと思うんだよね。

 

あと200gくらいなら2度目の計量までに何とか出来るのが普通なんだけど、

それまでにかなり追い込んでたせいか、たった15分でギブアップしたんだよね。

ただ、そんな事情はそっちの話で比嘉さんはあくまで比嘉さんらしくってことで……。

 

<1R>

二人共、黄色のレイジェスだったんだけど、

前日計量をミスしてタイトルを剥奪された割にはエルナンデスも結構動けてて、

プレスは終始比嘉さんだったんだけど、エルナンデスはやたらのスイッチで、

フットワークを駆使しつつ時折のワンツーもそこそこスピードがあったんだわ。

 

<2R>

残り56秒のところで比嘉さん、相手の打ち終わりに左ショートをキッチリ合わせて、

場内大歓声の中、いきなり衝撃のダウンゲット。

 

リスタート後のエルナンデスはそれほどのダメージは抱えてなかったもんで、

比嘉さんの方も無理に追い立てるってことはなかったんだよね。

 

<3R~4R>

いつの間にか比嘉さんの右目周辺も少し腫れてきたんだけど、

それほどのクリーンヒットを貰ってるっていう印象は無かったんだよね。

 

エルナンデスは比嘉さんの高めのガードを攻略し切れず、

グローブの上を叩くことに終始してそれ以上には仕掛けて行かなくて、

やっぱり無暗に攻め込んで2Rのようなカウンターを貰うのを警戒してたようで、

お互い、目立った有効打は無かったんだけど終始の攻勢で比嘉さんだね。

 

4R終了時点での自分のスコアは38-37で比嘉さんだったんだけど、

正式には38-37×2、37-38で、エルナンデスの2-1リードだったんだわ。

 

<5R>

スコアを確認した上でのことか比嘉さんがまずは積極攻勢で開始すぐの22秒、

鋭い踏み込みからの左フックでエルナンデスからこの試合2度目のダウンゲット。

 

再開後のエルナンデスはごく普通にやってて、

簡単に倒れてしまうけど回復力が凄いなあって感じだったんだけど、

直後の比嘉さんの左右のボディフックは相当効いたみたいで、

スリップって裁定だったんだけど思わず片膝を着いてしまうほどだったんだわ。

 

<6R>

エルナンデスの攻防がハッキリしてきて、

防御姿勢を取った時には全く打ち返して来ないもんで比嘉さん、

殆ど安心しての右アッパーボディで開始24秒に3度目のダウンゲット。

 

残り時間がタップリあった中、試合としては実質ここで既に終わってて、

っていうより前の回のボディフックが全てだった訳で、

その後残り52秒には右アッパーから左ボディで4度目のダウン。

 

そして更に残り30秒ではまた倒れてまた立ってきて、

比嘉さんのパンチはそこそこ重い筈なのに倒れる度に立ってくるもんで、

レフェリーとしても止めようがなくて困ってるみたいで、

こういうシーンはいつぞやの田口良一さんを彷彿とさせるものがあるねって、

隣の瀬端さんとも話してたんだけど、

最後の最後残り5秒前後のところでドコドコ喰らってまたダウンして、

これで合計6度目のダウンで、この回だけでも4回目ってことで、

流石にレフェリーも立ち上がってくる前のストップエンドだったんだわ。

 

 

ってことで2分58秒、比嘉さんのTKO勝ちでの初戴冠だったんだわ。

 

それにしても最後のラウンドをエルナンデスが終了ゴングまで凌いだら、

そのスコアはどうなるかって事が気にかかる訳で、

一つのラウンドで4回ダウンした場合のスコアってことなんだけど、

それはもう想像を超える訳で、10-5ってことでいいのかなあ……。

 

 

 

⑦ アッサン・エンダム×村田諒太さん(帝拳)

           ………WBA M 王座決定戦 12R

35勝(21KO)2敗のランク1位、33歳・フランス(カメルーン)と、

12勝(9KO)0敗のランク2位、31歳・奈良県。

 

自分はこれまで何回もこの会場に来たことがあるんだけど、

昨日ほど売店が大混雑して列の途切れが無かったことは初めてで、

信じられないことに拳四朗さんや比嘉さんの試合の最中でも変わらなくて、

もっと売店の規模を増やすべきだとも思ったけど、

それよりも何よりも観客の8割ほどは村田さんを見に来てるってことで……。

 

 

自分、実はとっても気分を害してしまってこの試合は11Rで帰ってしまって、

改めてスコアを確認するまでも無い大差としか思えなくて、

4Rにダウンを喰らってからはそれでも世界戦を戦ってるつもりかエンダム、

っていう感じが8R以降ずーっと抜けなくて、

クルクルクルクル、ロープ脇を延々右回りに回り続けて、

お前は中山競馬の出走馬かって感じしかしなかったんだわ。

 

エンダムはポンポンジャブだけは出して、戦ってる素振りを装い続けてたんだけど、

その90%以上は村田さんのグローブを叩いてただけだったんだけど、

一方ではその村田さんに対しても不満は拭えなかったんだよね実は……。

 

 

まず第1ラウンドが終わった時だったんだけど、

後ろから一力ジムの鈴木マネがポンポンって肩を叩いてきて、

「今のラウンド、村田選手は幾つ手を出したと思います?」 って聞いてきて、

自分は 「ジャブ含めても多分4回。」 って答えたんだけど、

鈴木マネは 「3回!」 って明確に答えたんだわ。

 

1Rをそんな感じで始めた村田さんは3Rまで驚くほど手数が少なくて、

元々そういう作戦だったのかも知れないんだけど、

外国人ジャッジには何て消極的なボクサーなんだろうかって、

そういう印象がこの時点で定着してしまったんじゃないかって思い返すんだよね。

 

村田さんが最後まで一度もユラッとすることが無かった中、

エルナンデスは8R以降も幾度も何度も体を泳がせてたんだから、

どこかのラウンドで敢えて倒しに行くような姿勢を見せて欲しかった訳で、

終盤にかけてはメリーゴーラウンドの中心に居続けてるような感じが強くて、

自分の周囲もストレスが溜まる一方だったんだわ。

 

 

正直こういう試合を最後まで見せられるのは自分的には殆ど屈辱に近くて、

だから抗議の意味も含めて11Rが終わったところで離席して、

エンダムのヘタレ野郎、負けてるのにそんなボクシングをするかってことで……。

 

アフリカ生まれのヨーロピアンボクサーには往々にしてあんな感じのが多くて、

やっぱり自分の中では違うフィールドのボクサーってことで、

当て逃げチョンチョンボクシング至上主義者としか思えなかったんだよね。

 

 

帰りの電車の中で確認した結果は自分的には驚愕以外の何物でもなくて、

そもそもWBAの試合役員はWBCより信頼できないことが多くて、

っていうよりこの日の連中は時差ボケだったのか前日の夜遊びが過ぎたのか、

半分居眠りしながらだったもんで取り敢えず手が動いてる方にポイントを振ったか、

或いはジャッジ2人が事前に買収でもされてたとしか考えられなかったんだわ。

 

自分が最後までその場に残ってたら間違いなくパンフレットを投げ込んでた筈で、

終了後の会場では多少の暴動でも起こったのかなあ……。

 

 

2人のジャッジが116-111、115-112だって言ってるのに、

残りの1人が110-117ってしてる時点で既に異常と言わざるを得ず、

でも多分5Rまでのスコアには大きなバラつきが無かった筈で、

47-47って判断した自分とそれほどかけ離れてたとは思わないんだよね。

 

で、それ以降残りの7ラウンド分について計算してみたら、

2人のジャッジは1つか2つのラウンド以外は全てエンダムに振ってて、

残り1人が7ラウンド分全てを村田さんにポイントを振ってたことになるんだわ。

 

つまり7ラウンドのうち5~6ラウンドも全く真逆のスコアが共存してたってことで、

こうなるとボクサーは一体何を頼りに試合をすればいいのかってことだし、

見る方としても何を基準にすればいいか戸惑うばかりで、

やっぱり2人のジャッジはモウロクしてたか時差ボケだったのか買収されてたか、

買収された究極のモウロク系の時差ボケだったのか、

それとも実はISのゲリラだったのか、

サイバーテロを仕掛けてる連中から派遣されたヤツらなのか、

更には北朝鮮のスパイだったのかとか、

そんなことしか頭に浮かばなかったんだよね。

 

色々つらつら考えるにやっぱりWBAっていうのは4団体の中で最悪だね。

 

 

結局最後に回されてしまって見ることが無かった予備カードの結果は……。

 

<予備1>

松田烈君(reason)×柴田洸弥君(高崎)……48㎏ 4R

1勝1敗(1KO)の19歳・東京都と、1勝0敗の19歳・群馬県。

 

3R1分57秒、松田君のTKO勝ち。

 

 

 

<予備2>

吉野ムサシ君(八王子中屋)×岸井宗之君(協栄山神)

        ………SF 4R

2勝3敗(1KO)の24歳・山梨県と、

3勝(2KO)7敗(3KO)1分の30歳・神奈川県。

 

40-36、40-37、39-37ってことで吉野君のほぼ圧倒の3-0勝ち。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 比嘉大吾さん

② ディラン・シャラ

③ 松本健一君

 

 

 

ホントは今日も有明コロシアムに行くつもりで、

3万円のチケットも手元にあるんだけど、

昨日あんな目に遭わされてしまってスッカリ気力が失せてしまったモンで、

欠席して競馬の予想に全力注入ってことで……。

 

 

 

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