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2017年4月24日 (月)

年寄りと老いぼれ

 

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自分も相応の年齢になったもんで、

年寄りとか爺さんと呼ばれるのもやぶさかではないんだけど、

それでも老いぼれと呼ばれることだけは何とか避けたいと思ってるんだわ。

 

若い人達にとってはどっちも一緒なのかも知れないけど、

自分は若い頃からその区別を明確にしてるんだよね。

 

年齢を重ねればやがて年寄りになるのは至極当然のことで、

それは運動系の反応が鈍くなったり、

人の名前が思い出し難くなることなんかに現れたりするんだけど、

そもそも振り返ってみれば、高校時代には50mを5秒8で走ってたのが、

その後そのタイムが落ちる一方だった時点で既にもう老化が始まってた訳で……。

 

身体的な老化とは別に心の劣化が進むのが老いぼれるってことで、

それはつまり自らと周囲との関係性が不明瞭になってしまう現象で、

周りが見えてないっていう言葉で代表されるんだけど、

それは絶対的な年齢から来るものではなくて、

だから50代の人にも老いぼれ現象が充分起こりうるんだわ。

 

老いぼれ現象の典型例はスーパーでよく見受けられて、

惣菜や弁当を買うにも代わり番こに手に取って延々比べ見するし、

その位置にカートを置くと他人の邪魔になることも厭わず、

牛乳の日付をやたら比較して奥の奥から取り出すし、

後ろに長い列が出来ててもレジでの支払いに手間取ることを恥かしく思わず、

時にはレジ店員と天気の話なんかしたがるんだよね。

 

駅の改札では出たすぐの所でいきなり佇んだり、道を真っ直ぐ歩かなかったり、

道で配ってるチラシやティッシュをやたら貰いまくってたり、

ジャズやロックに手拍子するんだけどアフタービートが解らない民謡叩きだし、

電車の中で幼児に出会うとやたらあやそうとするし、

ブレーキとアクセルを踏み間違えてコンビニに突っ込んだり、

息子の声が解らなくなって思わず100万円を振り込んだりするんだわ。

 

 

後楽園ホールに来ても試合より同年代の年寄りとの世間話に夢中になってたり、

もう誰も相手をしないのに業界人面をして最前列の他人の席に座ったり、

年寄りと呼ぶだけでは済まない状況に陥ってる老いぼれも多いんだよね。

 

ホールで出会うボクサー達に自分は “村木田さん” って呼ばれてるんだけど、

中には少しばかりの親愛の気持ちを込めてくれて、

陰では “村木田のオッチャン” って呼んでるみたいなんだけど、

“老いぼれ村木田” って呼ばれないように気を付けなければいけないんだわ。

 

 

写真の彼は背中が曲がり気味だし両肩も固そうで腕も拡がってるし、

膝も外側に割れ加減なもんで年寄りであることは間違いないんだけど、

老いぼれかどうかはこれだけじゃ解らないんだわ。

ただ、彼はスッキリした身なりをしてるし願わくば老いぼれではないことを……。

 

 

 

それにしても昨日の井岡一翔さんのボディブローには首を傾げた訳で、

初っ端からその殆どが意図的としか思えないローブローの山で、

それはまるであの亀田一家を彷彿とさせるもので、

そういう小狡さは見てられない性格なもんで2Rで終了。

 

同じく録画見だった大森将平さんもあんなもんだったけ? って感じで、

5Rくらいで倒せそうだったのにその機会を逃したらその後は劣化の一途で、

そう言えば彼は長いラウンドを戦った経験が全くないからなあって、

夕食後の皿洗いをしながら眺め見してたら11R、

ウェイト作りに失敗して万全では無さそうだった相手に無惨なストップ負け。

 

ってことで、テレビ放映される世界戦だけがボクシングじゃないんだって、

そういう思いを強くしたんだよね。

 

 

 

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