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2017年4月 1日 (土)

後楽園ホール・3月31日

 

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「何かと手が掛かって……。」

 

 

 

“追跡者” は1998年のアメリカ映画でトミー・リー・ジョーンズが主演してて、

もう何度も見てるんだけど、理想的な現場リーダーの姿が心地いいんだわ。                                                             

 

 

赤江玉緒っていうのは関西系の元局アナなんだけど、

エクボのある顔が可愛いらしくて機知に富んだ会話も出来るんだけど、

時折少しばかりの天然系も混じるところが中々いいんだわ。

 

少し前まで自分は滝川クリステルとか夏目三久とかが好きだったんだけど、

最近は綺麗で知的なだけじゃない女性に惹かれることが多いんだわ。

 

彼女は月曜日~木曜日のTBSラジオで昼の帯番組を持ってて、

カンニング竹山、山里亮太、博多大吉、ピエール瀧らが、

曜日別に彼女の相手をしてて軽妙な大人の会話が面白いんだわ。

 

その彼女が40歳を過ぎての出産を控えて昨日一杯で産休に入ったんだけど、

何も予定のない日の昼寝時間にはとってもグッドなバックグラウンドだったもんで、

ちょっと残念で、特にピエール瀧っていう俳優とのやり取りがね……。

 

 

 

ホールに入ってからあっちこっちに御挨拶ってことで、

本多会長や玉木パパ、田之岡条さんや粕谷雄一郎さん、小澤陽童君……。

 

ここのところタイのサイトーンジムの連中は日本で荒稼ぎ中なんだけど、

始めにお断りしておきますが、最後の試合は全く見ておりませんので悪しからず。

 

 

 

① 関フリーダム君(グワップ協栄)×河瀬啓吾君(宇都宮金田)

                          ………95㎏ 4R

デビュー戦の19歳・愛知県と、デビュー戦の26歳・熊本県。

 

グワップ協栄っていうジムは初めて聞いたんだけど、

とにかく試合前の段取りが悪くて、グローブテープは巻き直しさせられてたし、

マウスピースは控室に忘れて来るしの第一試合からいきなりのトロトロで、

デビューボクサーに可哀相過ぎで大体こういう感じのジムはダメなんだわ。

 

それでも相手が殆どナチュラルの普通のデブだったのに対して関君、

黒人とのハーフみたいで如何にも圧倒してしまいそうな感じだったんだわ。

 

<1R>

頭一個分上背優位な関君がちゃんとしたボクシングを目指して、

見たまんま相撲体型の河瀬君に対してまずはジャブってことだったんだけど、

体全体の肉を揺さぶりながらの河瀬君のがぶり寄りも中々の迫力で、

距離を詰めたところからの張り手風左右フックにはかなりの威力があったんだわ。

 

ガタのデカイ平岡アンディ君風の関君も最初の1分間は何とか応じてたんだけど、

それ以降は見た目より格段に動きのいい河瀬君に手を焼き始めて、

結局最後までほぼ一方的に追い込まれまくってたんだわ。

 

<2R>

セコンドから何らかのアドバイスを貰った関君が立て直すかと思ったら、

何の工夫も無いまま同じことの繰り返しで、一方の河瀬君は益々いきり立って、

若干メチャ振りの左右フックが当たりまくって早くも関君が鼻血。

 

もし街中で二人のケンカが始まったら周囲の人達は絶対関君が勝つだろうって、

それほど見た目に差のある二人だったんだけど、

単なる白デブにしか見えなかった河瀬君の奮闘ぶりは想像を超えてて、

徐々に河瀬君ガンバレって、何とか勝たせたい気持ちになってきたんだわ。

 

<3R>

関君は戦う気持ちが失せてしまったかのようにやたら下がるばかりで、

動きに全く劣化を見せない河瀬君にほぼ圧倒され続けて、

いいところを見せられないまま見かけ倒しに終わってしまいそうだったんだわ。

 

<4R>

関君からは技術のかけらさえ見えて来ず、体力不足、気力不足も甚だしくて、

途中時計をチラ見してたもんで、そこから頑張るのかと思ってたら、

あとどれくらい我慢すればいいのかを計っていたに過ぎなくて、

彼にとってはボクシングは単なる苦行にしか過ぎないって感じだったんだわ。

 

一方の河瀬君は最後の最後まで動きまくって振りまくって、

日頃から鍛えてるっていうよりあれは天性のスタミナなんじゃないかなあ。

 

 

ってことで自分もジャッジ3人も揃いも揃っての40ー36×3ってことで、

河瀬君のデビュー圧倒勝ちで是非また見てみたいデブだったんだよね。

 

 

 

② 西村洋樹君(レイS)×小澤陽童君(小熊)……LF 4R

1勝(1KO)0敗の26歳・愛媛県と、1勝(1KO)0敗の18歳・埼玉県。

 

<1R>

第1試合の直後に体重が半分ほどしかないボクサーの登場だったんだけど、

スピードは倍ほどもあって二人共とってもテキパキしてたんだわ。

 

二人はデビュー戦をKO勝ちしての2戦目同士で、

同じような戦い方をする優劣付け難い動きと手捌きを見せてたんだけど、

開始1分28秒の西ロープ近く、お互いの強いパンチが当たる距離になって、

その瞬間を見逃さなかった西村君が一瞬早く右ストレートを直撃ヒット。

 

お互いが前掛かりになった刹那の小澤君の備えが一瞬緩んだ結果で、

かなりの直撃度だったもんで小澤君が一発昏倒ダウンしてしまったんだわ。

 

小澤君は何とか立ち上がりつつあったんだけど、

レフェリーが彼の目を覗き込んだ直後、続行は無理だって判断して、

カウントを途中ストップしての1分32秒、西村君のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

あの場面、一瞬の間が違う方に傾けば逆の結果も有り得た状況だった訳で、

小澤君、次は頭の位置に気を付けて戦うことだと思ったなあ。

 

 

 

③ 中島珠旗君(三迫)×山下祥希君(KG大和)……Mm 4R

0勝2敗(1KO)の20歳・東京都と、0勝1敗の19歳・神奈川県。

 

何とか初勝利をゲットしたい同士だったんだけどね。

 

<1R>

お互いにそれほど決定力があるようには見えなくて、

最終的には手数勝負になりそうな展開だったんだけど、

まず先行したのは山下君で、中盤まで若干優位なリーチを生かしてたんだけど、

距離が縮まってきた終盤にかけては中島君の頑張りが目立ってたんだわ。

 

<2R>

中島君が前の回の終盤のような動きを続けられたら流れを引き込みそうで、

って見てたら今度は山下君の立て直しが功を奏しつつあって、

彼は密着戦は得意そうに見えなかったんだけど、

中盤以降の揉み合いでも手数を落とすことなく却って相手を圧してたんだわ。

 

お互いに派手なパンチとか明らかな有効打が無かった中、

巧いこと肘を畳んで打ってた山下君が手数勝ちしてたなあ。

 

<3R>

両陣営から 「自分から行け!」 って声が飛びまくってたんだけど、

素直にそれに従ってたのはどっちかっていうと中島君の方で、

ラウンド半分頃からの山下君の左ボディも中々良かったんだけど、

ラウンド総体としては中嶋君の手数勝ちかなあ……。

 

<4R>

微妙なスコアの中、最後の頑張りで試合が決まりそうな展開で、

お互い、キッチリ当てることよりはまずは手数手数が大事になってきた訳で、

やっぱり印象的な打ち込みが少なかった中、

最後の最後まで踏ん張り通したのは僅かに山下君の方だったなあ。

 

 

ってことで自分は38-38だったんだけど結局、

39-38×2、38-38ってことで山下君が嬉しい初勝利だったんだわ。

 

 

 

④ サイトーンジム1号×濱田力君(本多)……SB 4R

7勝(2KO)3敗の17歳タイと、4勝(4KO)0敗の20歳・千葉県。

 

濱田君は新人王トーナメントでシードされてる関係で調整試合を挟むってことで、

彼は自分の中ではSB級の圧倒的優勝候補なもんで、

変に飛ばし過ぎてケガすることがないようにって感じで……。

 

<1R>

濱田君は実にシッカリと体を作ってて、

軸のシッカリした安定感のある動きで合格合格。

 

<2R>

そこそこ力強い相手に対して濱田君、冷静なコンビネーションがグッドグッドで、

特に左ボディの角度がとっても良かったんだわ。

 

濱田君はSFe級ほどもの力強さを感じさせてたんだけど、

願わくば今少しのスピード感が欲しかったんだけどね。

 

<3R>

濱田君がショートのコンビネーションからの左ボディを綺麗に打ちこんで、

開始1分02秒、サイトージム1号からしゃがみ込みダウンゲット。

 

最近、サイトーンジムのボクサー達は南東ポストに追い込まれたところで、

左ボディを喰らうとエンディングって決まってたんだけど、

濱田君はそれを知らなかったみたいで、そこに追い込まないまま終了ゴング。

 

<4R>

試合はもう殆ど終わったと同じで、濱田君がフィニッシュ目指しての攻勢で、

開始1分20秒、左右フックをボディから顔面に繋げて、

最後は4発目か5発目の左フックを打ち込んでこの試合2回目のダウンゲット。

 

形だけのリスタートはその後数秒しか持たなくて、

色んなパンチが色んな所にヒットしてサイトーンジム1号が無惨な形で倒れ込み、

レフェリーは続行無理無理と判断して1分36秒のストップエンド。

 

 

試合後暫くして、自分が塚田祐介さんと宮崎辰也君と一緒にいることろに来て、

濱田君、顔面も拳も全く傷めること無くて良かったヨカッタってことで……。

 

 

 

⑤ 上野太一君(石川)×若林駿(K&W)……SB 6R

4勝(2KO)1敗の19歳・山梨県と、5勝(1KO)3敗(1KO)の26歳・東京都。

 

上野君の方が圧倒的なテキパキ感とパンチ力があるもんで、

殆ど余裕勝ちするんじゃないかって思ってたんだけどね……。

 

<1R>

立ち上がりの動きで一歩遅れたかのようだった上野君が終始今一で、

若林君の頑張りの方が目立ってて、残り1分05秒と残り21秒に大攻勢で、

そこそこ迫力のある連続ヒットで明らかなポイントゲット。

 

<2R>

感じを掴んだか若林君がプレスアップして腕振りも力強くなってきて、

攻撃のバリエーションを拡げつつショートのカウンターも正確で、

上野君も若干手数アップさせてたんだけど、

印象的な強いヒットは全て若林君だったなあ。

 

<3R>

最初のクリーンヒットは開始25秒での上野君の右で、

それ一発で若林君の左顔面が赤くなったんだわ。

 

<4R>

徐々に本来の動きを取り戻しつつあった上野君の攻め込みが目立ってきて、

開始27秒には左の差し合いの直後に華麗なワンツーをヒットさせ、

若林君の体勢を大きく揺らがせたんだわ。

 

その後の若林君は相手を警戒する余りか、殆どアピールする場面が無く、

手数自体も明らかに減ってしまったんだわ。

ってことで自分のスコアはここまでジャストイーブン。

 

<5R>

勝負どころのあと2ラウンド、どっちが先手を取るのか注目してたんだけど、

スリルに満ちたやり取りの後のボディ合戦もほぼ互角だったんだけど、

二人の手数に大差が無かった中、若干のヒット数の差で上野君。

 

<6R>

お互いに前のラウンドまでのスコアの状況が解ってたのかが疑問疑問で、

まだ試合序盤のような見合ってる時間が多くてこっちはイライラで、

そこから1分半を飛ばし切った方が勝ちだろっていうのに不甲斐ない限りで、

残り10秒の合図が鳴ってもまだ間合いを見計ってて全くダメだったんだわ。

 

 

ってことで自分は57-57だったんだけど結局、

58-56×2ってことで若林君の僅差3-0勝ちだったんだわ。

 

それにしても上野君、デビューの頃を思い返して見れば、

もっと大きく成長しててもいいって感じたんだよなあ……。

 

 

 

⑥ サイトーンジム2号×石井龍輝君(船橋D)……L 6R

8勝(2KO)4敗の22歳・タイと、

4勝(3KO)2敗(2KO)のサウスポー、19歳・千葉県。

 

一息入れて戻ったのが1Rの1分半過ぎ辺りで、

既にもうサイトージム2号が危なそうで、アララッていう間に追い込まれて、

北西ポスト近くで石井君に左フックで思いっ切り張り飛ばされて、

そのまま見事に仰向けバッターンダウンってことで即のストップエンド。

 

ってことで2分05秒、石井君のTKO勝ちだったんだけど、

自分が見ていなかった試合序盤にサイトーンジム2号は、

既に1回ダウンしてたんだってね。

 

 

 

⑦ 粕谷雄一郎さん(石川)×スパイシー松下さん(セレス)

                         ………SFe 8R

9勝(1KO)0敗1分のランク9位、20歳・東京都と、

16勝(2KO)9敗(2KO)1分のランク8位、33歳・熊本県。

 

二人で36戦して3KO勝ちしかないから、

初めっからフルラウンド勝負じゃないかって思ってたんだけど、

それでもこれまでの勝率とか年齢差からして粕谷さんだと思ってたんだけどね。

 

それにしても松下さん、いつからスパイスからスパイシーに変えたのかな。

 

<1R>

ほんの少しだけ松下さんの方が上背があるのを初めて知ったんだけど、

ほぼ同じような体型の中、初っ端からチャカチャカ動けてたのは松下さんで、

いいプレスは掛けてたんだけど粕谷さん、そこからに逡巡があって、

相手の動きに惑わされてか踏み込みが今一のままだったなあ。

 

<2R>

1Rの状況がそのまま続いて粕谷さん、やり難がってか反応もまだまだで、

お互い、大きな打ち合いはまだ先にするって決めたかのようなトロトロさで、

ってことで自分は一旦休憩タイムを取った後、

北席に移って塚本さんと宮崎君と並んでの観戦ってことで……。

 

<5R~6R>

お互い、相変わらず相手の意表を突くような攻撃が出来ないままで、

殆ど同じ調子のやったり取ったりが続いてたんだけど少なくとも粕谷さん、

右アッパーとか右ストレートボディとか強めのジャブとか、

もっと色々出来る筈なのに自ら攻め手を狭めてしまってるような感じだったし、

松下さんのヘバリ感もいつも以上で、打ち終わりがかなりルーズになってきて、

何だか全体にとってもだらしないような出来上がりになってきたんだわ。

 

<7R~8R>

松下さんのヘロヘロ度が限界近くなりつつあってグニャグニャしてきて、

ここは一番粕谷さんの決着力が試されつつあったんだけど、

結局正確に強く当て切るまでには至らずのまま終了ゴング。

 

 

自分は途中抜けしたもんでハッキリは言い切れなかったんだけど、

それでも若干粕谷さんが優勢じゃなかったかなあって思ってたら結局、

粕谷さんからみての78-75、76-77×2ってことで松下さんの2-1勝ち。

 

微妙な状況を見極めきるのはジャッジにも難しいってことで、

一緒に見てたボクサー達もどっちも有りかなあって言ってたんだよね。

 

 

 

⑧ 高橋竜也さん(土浦)×サイトーンジム3号

                      ………54.5㎏ 8R

25勝(18KO)6敗(1KO)5分のランク7位、28歳・茨城県と、

7勝(3KO)4敗の20歳・タイ。

 

昨日は今年のドーム野球の初戦だったもんでケツカッチンするとヤバい訳で、

メインの決着を前にしての早々の帰宅だったんだけど、

結局この試合は3R0分47秒、当然の如く高橋さんのTKO勝ちだったんだけど、

高橋さんはここのところ年4~5試合はこなしてるんだけど、

やたらタイボクサーとの対戦が多くて、ジム興行の都合なんだろうけど、

もう少し試合数を減らして日本人有力ボクサーとの対戦が見たいものなんだわ。

 

それにしてもサイトーンジムのボクサー達は揃いも揃って、

まるで作ったような戦績を引っ下げてやって来るんだけど……。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 河瀬啓吾君

② 濱田力君

③ 西村洋樹君

 

やるべきことをきちんとやり切ったのは濱田君だったんだけど、

河瀬君の意表を突いた頑張りの方が印象的だったんだよね。

 

 

 

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