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2017年4月18日 (火)

後楽園ホール・4月17日

 

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“春、春、春~!”

 

昨日未明から今朝方にかけての雨風は半端じゃなくて、

毎年の如くの春の嵐だったんだけど、

午後には28℃にもなるってことでいよいよ春も本番なんだわ。

 

 

 

昨日はメインに有川稔男さん×坂本大輔さんのタイトル戦が組まれてたんだけど、

有川さんのケガで中止になっての全7試合だったんだわ。

 

 

 

① しゅんくん寺西(青木)×ケイジュ・オーモリ君(W日立)

                       ………62㎏ 4R

デビュー戦の22歳・兵庫県と、デビュー戦のサウスポー、28歳・茨城県。

 

<1R>

少し体の大きい方のオーモリ君が先攻して中々の左フックを打ってて、

1分を過ぎる頃には寺西君がそこそこ効かされてしまってたんだわ。

 

このままオーモリ君が押し切るかって思われた1分30秒、

こりゃいけるなって舞い上がった感じで更に攻勢を強めたその瞬間、

何とオーモリ君が手負いの寺西君の右をまともに喰らってしまって、

ディフェンスを置き去りにしてたところにまともに貰ってしまって、

一気に西ロープに追い込まれたところで更に右、右、右、右って、

4発ほど連続被弾して抵抗が止んでしまったところでロープダウン宣告。

 

カウントが進む中、オーモリ君は足元が覚束ないままで、

それを見計らったレフェリーが1分37秒にストップして寺西君のTKO勝ち。

 

 

気持ちは解るけどオーモリ君、いけるって思ったその瞬間が一番危ない訳で、

寺西君はよく踏ん張ってひっくり返したよね。

 

 

 

② 山田大君(イマオカ)×馬場リュウジ君(横田S)

                        ………67.6㎏ 4R

0勝0敗1分の27歳・神奈川県と、0勝3敗(2KO)のサウスポー、24歳・東京都。

 

初勝利目指し組の一戦だったんだけど、

馬場君は体が緩々でナチュラルウェイトのままのように見えたんだけどね……。

 

<1R>

その馬場君が期するところがあったかのような初っ端から狂熱の飛ばしで、

それはまるで前後不覚の飛ばし方で、最後まで持つのかって感じだったんだわ。

 

動きまくり振りまくってた割に効果の薄すかった馬場君の攻撃が一段落すると、

それまで若干面食らってたような山田君も立て直して、

残り1分からは一転ガチャガチャ戦に持ち込まれてしまったんだけど、

当たりの正確性では左右対称名ボクサーの山田君だったかなあ。

 

<2R>

二人共、更にガチャガチャ化が著しく、それを過ぎるとグダグダになっていって、

こりゃB級に昇格するのも一苦労だろうなあってところで休憩タイムゲット。

 

 

フラッとした後、戻って判定結果を聞いてたら、

39-37、39-38、37-39って採点にも困ったようなスコアで、

それでもより狂熱的に動いてた馬場君の2-1初勝利だったんだわ。

 

 

 

③ 三宅ラッシュ君(川島)×西中聡志君(中野サイトウ)

                         ………W 4R 

1勝3敗(2KO)の32歳・岡山県と、0勝1敗の29歳・兵庫県。

 

<1R>

西中君も特別のことはなかったんだけど元気の良さに大差があって、

三宅君は気持ちも体も如何にもひ弱な感じが拭えなくて、

1分を過ぎる頃にはハァーハァーのヘロヘロで、まるでボクシングになってなくて、

“ラッシュ” のラの字も見せてなかったなあ。

 

ってことで10:8.5ほどもの差が出てしまったんだわ。

 

<2R>

前の回ギリギリ耐えた三宅君はいきなりダメそうだったんだけど、

西中君の方も手際が悪いというか畳み掛ける攻め込みが出来ないまま、

三宅君のまるでスローハンドのような左フックをポコポコ貰い出したんだわ。

 

<3R>

開始20秒、西中君の右ストレートを貰ってしまった三宅君は更に劣化して、

一気にヘロヘロの中、まだ何となく手は出してはいたんだけど、

まるで撫でるようにしか打ててないままで、

西中君も手間取り過ぎとしか言いようが無くて、

合間合間に三宅君のポコポコ左フックを貰い続けてこちらの劣化も著しくて、

残り1分からは二人共すっかりゾンビ化してしまったもんで、

これはこれで物凄いことになっていったんだわ。

 

<4R>

二人共、まるで海で溺れてる人のようになってしまったんだけど、

残り1分半からはゾンビAの三宅君の手数の方が勝ってたなあ。

 

勝負としては判別が容易で自分は39-37だったんだけど結局、

40-36、39-37、39-38ってことで勿論西中君の3-0勝ちだったけどね。

 

 

 

④ 冨田正俊君(川島)×高橋秀治君(宮田)……SF 6R

6勝9敗(4KO)2分のサウスポー、32歳・東京都と、

7勝(2KO)12敗(1KO)の34歳・東京都。

 

二人共、頑張るっていう点ではいいボクサーだとは思うんだけど、

戦い方に偏りがあるもんで勝ち切れないことが多いんだよね。

 

高橋君の応援には粉川拓也さんとか石田凌太さん、上田有吾君、松澤拳君って、

沢山の宮田ジムボクサーが駆け付けてたんだわ。

 

<1R>

二人で36戦してKO勝ちが2試合しかないっていう決定力不足は否めなくて、

だから、長いラウンドを見据えた上での正確な当てっこ競争だったんだけど、

よりいい感じでスタートしてたのは冨田君の方で、

相手の入って来る前によく手が出てたし、

距離とか間合いとかも常に主導権を取ってたんだわ。

 

高橋君はあくまで近いところでやりたがるボクサーだから詰めてはいたんだけど、

この先どれだけ2次3次の踏み込みが出来るかだったんだよね。

 

<2R>

二人は距離感とか試合スタイルが全く違うもんで、

どちらが我を通し切るのかっていう一戦だったんだけど、

前の回もこの回も高橋君もいい場面を作りかけてたんだけど、

ここまでのところでは相対的に冨田君の方がペースを握ってたんだわ。

 

自分も気が付かなかったんだけど、どの場面でのどのパンチが原因だったか、

どうやらラウンド中に高橋君が右目を傷めてしまったってことで、

2Rを終了した時点で棄権を申し入れて冨田君のTKO勝ちで突然の幕切れ。

 

 

 

⑤ 川浦龍生君(川島)×ゲーン・何チャラ……SF 6R

1勝(1KO)0敗のサウスポー、23歳・徳島県と、

10勝(3KO)6敗3分の30歳・タイ。

 

この試合は全く見てなかったんだけど案の定、

川浦君が1R1分32秒でのTKO勝ちってことで、

B級デビューの川浦君はタイボクサー相手に2連勝でこれでA級昇格なんだけど、

普通にC級から始めるボクサーは苦労して6勝しないとA級になれないから、

なんとまあ恵まれてるかってことで……。

 

 

 

⑥ 熊谷直昭君(T&T)×小山哲也君(横田S)……Fe 8R

7勝(4KO)6敗(3KO)の27歳・東京都と、

7勝(2KO)8敗(1KO)の36歳・神奈川県。

 

小山君は来年定年を迎えるもんで、何とかイーブン戦績に戻したいところだね。

 

<1R>

3㎝ほどデカイ相手に対して熊谷君、最初っからピエロ系というか、

色々前振り動作を山ほど盛り込んでの眩惑系特攻ボクシングで、

普通の真面目ボクサーの小山君は翻弄される一方だったんだわ。

 

これほど対照的な戦いも珍しかったんだけど、

何だか異種格闘技のようになってしまったもんでね……。

 

 

この試合は結局、5R1分41秒に熊谷君が予想通りのTKO勝ちだってね。

 

 

 

⑦ 中嶋龍成さん(山龍)×柳達也君(伴流)……60㎏ 8R

10勝(3KO)1敗(1KO)のランク14位、サウスポー、22歳・秋田県と、

11勝(4KO)5敗(2KO)1分の27歳・栃木県。

 

<1R>

中嶋さんはフレームもデカいしプレスも強いもんで柳君、

いきなりやり難そうな立ち上がりをしてたなあ。

 

中嶋さんのパンチは必殺系ではないんだけどとっても重そうだし、

相手の踏み込みを阻止するようなタイミングでジャブを出すのが巧くて、

柳君が苦戦しそうな感じに満ちてたんだわ。

 

<2R>

中嶋さんは打ち終わりの動作にも配慮が行き届いてて、

常に頭の位置に気を付けてるみたいで柳君に狙わせない中、

大きい打ち込みと小さいショットのバランスもいいし、

柳君には明らかな攻めあぐみが見え始めて、

早くも左顔面を赤く腫れさせていったんだわ。

 

<3R>

2ラウンド分を連取された柳君の反攻が期待されたんだけど、

中嶋君の安定感というか重量感にはそこそこ揺るぎがなくて、

柳君としては一次攻めだけで結果を求めず、

どうかき回すかが肝要だったんだけど、ボディブローが切り口になったんだわ。

 

<4R>

明らかに中嶋さんのプレスが弱まってきたし、つれて手数も落ちてきて、

お互いの有効打が見極めにくかった中、若干の攻勢の差で柳君。

 

<5R>

試合が大きく動いていったのはこの回残り1分18秒での二人の相打ちからで、

柳君の右の方の直撃度が大きくて中嶋さんの腰が思わず砕けてしまって、

直後の彼の苦笑いがダメージの大きさを示してて、

そこからの中嶋さんは徐々に戦法的な偏りが出てきて、

中間距離での勝負以外、ショート戦は徹底して回避するっていう方向が露骨で、

ひたすらディフェンス一方だったもんで柳君の攻勢を更に引き立たせてたんだわ。

 

<6R>

やっぱり中嶋さんの攻撃の幅はとっても狭いと言わざるを得ず、

素晴らしいジャブとワンツーは持ってるんだけど要するにそれだけで、

それが通用しなくなると他に戦法が全く無くて、

そもそもボディブローが全然打ててなかったし、

逆ワンツーとかコンビネーションに工夫の無い単純系に過ぎてたし、

最初っからショート戦を捨ててるような戦い方にも首を傾げた訳で正直、

新人王を獲った頃から殆ど進歩してないっていう印象だったんだよね。

 

って見てた残り58秒、中嶋さんが左ショートからの一気攻勢で、

柳君は最初の左で2mほども吹っ飛ばされてしまってのいきなりの危機到来で、

それほど打たれ強く無い柳君に対して、「ガード!ガード!」 って、

セコンド陣は必死の大合唱だったんだわ。

 

ここは柳君が何とか凌ぎ切って、自分のスコアはこれでジャストイーブン。

 

<7R>

お互いにポイントをどう読んでたかは知らないけど、

微妙なスコアを認識してたのは柳君の方だったみたいで、

開始22秒に中嶋君の左ストレートを貰ってしまったハンデを取り戻すべく、

1分30秒までに懸命な左右フックを幾つか当て込んでチャラにした後は、

ボディブローも混ぜ込んだコンビネーションで見栄え良く攻撃して、

ラスト15秒辺りからは相手に全く反撃を許さないまま、

最後は中嶋君を南東ポスト近くのロープを背負わせたままのボディラッシュで、

とってもいい形でラウンド終了ゴングを聞いてたんだわ。

 

<8R>

最終ラウンド、お互いに飛ばす理由は充分にあった訳で、

拮抗した試合に決着を付けるべくであったのは共通してたんだけど、

その上、中嶋さんは負けたらランク落ちはほぼ確実な訳だし、

勝てば柳君は引き分けを挟んでの3連敗中を脱した上でのラックゲットだし、

お互いのモチベーション的には申し分のないとことろだったんだよね。

 

ただ、中嶋さんはそれが解ってたのかって感じの立ち回りに終始してて、

そのパフォーマンスは前の回までのそれと殆ど変わらないままで、

攻撃の引き出しの数の少なさを露呈したまま気持ちも伴ってなくて、

開始1分までは柳君の右フックやボディブローに晒されてしまってたんだわ。

 

残り1分、ここに至ってまだカウンター狙いなのかってほど、

中嶋君は手遅れ気味のまま攻め切れないままで、

残り5秒、柳君の右フックで勝負を決定付けられてしまったんだわ。

 

 

ってことで自分は77-75だったんだけど結局、

78-74、78-75、77-75ってことで柳君の充分な3-0勝ちだったんだわ。

 

 

団会長ご夫妻は喜怒哀楽を簡単に表に出すタイプじゃないんだけど、

流石に嬉しそうにしてて、昨日は学校の都合で御嬢さんは来てなかったんだけど、

奥様とも結構沢山話をしたんだわ。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 柳達也君

② 特にナシ

③ 特にナシ

 

 

 

この時期カラスは巣作りに忙しいんだけど、

都会のカラスは巣の材料に木の枝を充分に手当て出来ないみたいで、

洗濯物用のピンチとかハンガーとかもかき集めるんだよね。

 

自分の家のバルコニーにも時々やって来て、

ちょっと前に針金ハンガーとピンチを一個づつ持っていったんだけど、

彼らの為に古いハンガーを用意して上げなさいって奥さんは言うんだけど、

そういうあてがいぶちなのは彼らも嫌みたいで、

さっき飛来してきたカラスは必死になって大型ピンチを外して持ち去ったんだわ。

 

 

 

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