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2017年4月14日 (金)

後楽園ホール・4月13日

 

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「あと、もうちょっとだ!」

 

 

 

“出会いは人生の宝物” っていうのは、

ジョディ・フォスターが主演がしてる2008年のアメリカ映画で、

見るのは3回目だったんだけどやっぱり面白かったんだわ。

 

 

 

300~400mほど遠くのマンション最上階左隅の部屋のことなんだけど、

夜になると当然の如く照明が点いて、

あそこにもホッコリとした生活があるんだよなあってたまに見やってたんだけど、

ここのところ真っ暗なままのことが多くて、

海外旅行にでも行ったか、それとも引っ越してしまったのかってね……。

 

 

 

ちょっと疑問に思ったことがあったもんで、

ホールに入ってから色んな人達に意見を聞いてみたんだけど、

人は其々なんだなあって痛感した訳で、

宗教の違いでいさかいが絶えないっていうのも解らないでもなかったなあ。

 

 

アレッて見やったら昨日も和氣慎吾さんが来てて、

コンチワ挨拶交わして始まり始まり……。

 

それにしてもこの日の試合パンフは縦書きになってて、

それなりの工夫を試みたんだろうけど見難いことこの上なくて、

通常は左側記載が赤コーナーで右が青のところが逆表示になってたし……。

 

 

 

① 丹羽洋介君(L玉熊)×佐久間勇斗君(相模原)……F 4R

0勝2敗(1KO)の20歳・東京都と、0勝2敗(2KO)の25歳・東京都。

 

同じ2敗同士の初勝利目指し組の一戦。

 

<1R>

プレスは丹羽君、手数も丹羽君で、佐久間君はハッキリ出遅れてしまって……。

 

<2R>

佐久間君も比較的強いパンチを持ってる感じではあったんだけど、

打ちまくる気概に欠けてたし、体力面にも今一感が漂ってて、

中盤以降、接近戦に移ってからも丹羽君の優勢は動かし難くて、

全く展開が変わりそうに無かったもんで一旦休憩タイム。

 

 

結局、最後までそのままだったみたいな40-36×3ってことで、

丹羽君のパーフェクト3-0初勝利だったんだけど佐久間君、

リング上で人を殴るってことはそれは正しく非常事態な訳であって、

もっと非常事態下らしく行動するべきだと思ったんだけどなあ。

 

 

 

② 向後大寿君(上滝)×永田勝大君(新日本木村)

                        ………68㎏ 4R

1勝(1KO)1敗(1KO)の21歳・東京都と、1勝1敗(1KO)の29歳・静岡県。

 

同じ戦績の勝ち越し目指し組の一戦。

 

<1R>

両方共にケンカが強そうな感じが漂ってて、

いきなり危険な距離から始めてたんだけど、そこからが思いの外慎重慎重で、

ジャブで圧倒してた向後君もまだまだ手数が足りてなかったんだわ。

 

<2R>

向後君、何をどうしたいのかが良く解らなくて、

取り敢えずもっともっとの先仕掛けが要ると思ったんだけど、

一方の永田君も手数では上回ってたんだけど当て勘の悪さが目立ってて、

何だか中途半端なやり取りに終始してた1分15秒、

ガッツンバッティングで向後君が眉間をカット出血してドクターチェック。

 

リスタート後の向後君、やっとこさエンジンがかかったって感じで……。

 

<3R>

シッカリ感は向後君の方で、だからもっと数打てば明るい未来が開けるのに、

って思ってたら開始1分からやっとやる気になったみたいで、

打ち合ってみればショートブローもそこそこ巧くて一気圧倒してたんだわ。

 

細かく打ち切れなかった永田君が徐々に追い込まれてしまって鼻血。

 

<4R>

先に仕掛けていったのはそれまで劣勢だった永田君で、

彼なりに踏ん切り付けての頑張りを見せて、

ヘバリはより進んでた筈なのに気持ちの溢れた打撃戦を挑んでいったんだわ。

 

これでようやく一矢を報いてのポイントバックかと思ってたら、

残り30秒からの向後君の怒涛の反撃からのヒットヒットでひっくり返されたなあ。

 

 

ってことで自分は40-36だったんだけど結局、

40-36、39-37×2ってことで向後君の3-0勝ちだったんだけど、

その向後君、立ち上がりの手緩さとか、

攻防がハッキリしてしまってるところを直せばいいボクサーになると思ったなあ。

 

 

 

③ 小山内幹君(ワタナベ)×かねこたけし君(REBOOT)

                         ………SF 6R

1勝0敗のサウスポー、24歳・青森県と、4勝0敗1分の29歳・新潟県。

 

小山内君はB級デビューで怪我してしまっての1年振りで、

かねこ君の方はこの日が初6回戦だったんだわ。

 

<1R>

太い体躯のゴリゴリファイター系のかねこ君に対して小山内君、

一瞬和氣慎吾さんを彷彿させるような立ち姿で、

中間距離からの左ストレートがとってもいい感じだったんだけど、

距離が詰まったところでのかねこ君のシツコイ左右連打にも迫力あったんだわ。

 

<2R>

開始1分過ぎのバッティングでかねこ君が左目上をカットしてしまって、

ドクターチェックを経てリスタートした直後の1分25秒、

小山内君の左が直撃してかねこ君の体が一瞬緩んで腰が砕けそうになって、

危ないって思ったその瞬間、ガスッて打ち出したかねこ君の右が大直撃で、

何となんとナント、小山内君の方がダウンしてしまったんだわ。

 

小山内君は殆どダメージなくリスタート出来たんだけど、

そこからの接近乱打戦はやっぱりそれはかねこ君の得意分野だったなあ。

 

残り22秒、かねこ君の出血が酷くなって再度のドクターチェック。

 

かねこ君陣営からは 「頭! 頭!」 って小山内君への非難が飛んでたんだけど、

それはもう殆どお互い様にしか見えなかったんだけどね。

 

<3R>

お互いにストップを喰らう前に、って気持ちを高めて動きを上げていって、

小山内君はもう少し鋭くショートブローを打てると違ってくると思ったんだけど、

それでも積極詰め詰めから辛うじて手数勝ちしてて、

大きな有効ヒットは無かったんだけどそれでも最後まで頑張り通してたんだわ。

 

ってことで自分的にはこれで丁度イーブンだったんだよね。

 

<4R>

開始すぐの17秒、体が交差して小山内君が躓いて転んだんだけど、

レフェリーはダウン裁定してたなあ。

 

その再開後は更に死闘化していってのやったり取ったりで、

お互い、同じようなレベルのヘバリに見舞われてたんだけど、

そういう密着戦はやっぱりかねこ君の土俵であることに間違いなかったんだわ。

 

<5R>

小山内君が中々綺麗に当て切れない中、

ここからが初経験だったかねこ君の右が意外なほど簡単に当たり始めて、

小山内君の反応が鈍っていったんだわ。

 

<6R>

少なくともダウンゲットしないと勝てそうにない小山内君だったんだけど、

かねこ君のようなガリゴリファイターにはまだ慣れてないようで、

頑張る気持ちが空回りしたままの終了ゴングだったなあ。                                                            

 

かねこ君はガードポジションからの打ち出しがとってもスムースで、

特に右ストレートは相手にディフェンスさせる間を与えないことが多かったんだわ。

 

ってことで自分は58-55だったんだけど結局、59-53×3ってことで、

6回戦で6ポイント差も付けてのかねこ君の圧勝だったんだわ。

 

 

 

④ ロメロ・オリベロス×益田健太郎さん(新日本木村)

                        ………120P 8R

8勝(1KO)3敗1分の国内7位、21歳・フィリピンと、

26勝(14KO)7敗(3KO)のIBF10位、WBC12位の34歳・鹿児島県。

 

<1R>

戦績から見てパンチ力は無いと判断したか益田さんが初っ端から飛ばしまくって、

それはまるで試合中盤にいいのを当てた直後のような飛ばし方で、

切れっ切れの動きからの鬼の猛攻で、オリベロスはまるですくんでしまって、

怖がって自分からは手を出せなくなってきた開始1分23秒、

左右強連打からの左ボディで手際のいいダウンゲット。

 

何とか立ち上がったオリベロスだったんだけど、

体勢を整える間も与えられないまま続けざまに2回のダウンを追加されてしまって、

スリーノックダウンルールだったのか、あっと言う間のKOエンドだったんだわ。

 

最初のダウンゲットから1分ちょっとの2分35秒での決着ってことで、

益田さんは一発の被弾も無いままだったもんで、

翌日から普通に練習を始められそうだったなあ。

 

 

 

⑤ 加藤善孝さん(角海老)×吉野修一郎さん(三迫)……L 8R

30勝(9KO)7敗(1KO)2分のランク1位、32歳・茨城県と、

3勝(2KO)0敗のランク11位、25歳・栃木県。

 

小原佳太さんと伊藤雅雪さんの相手のことは良く知らなかったし、

ってことでこの日の自分的メインイベントはこの試合だったんだわ。

 

早い回の決着があったらそれは吉野さんのKO勝ちで、

長引けばキャリアから考えてやっぱり加藤さんかなあって思ってたんだけどね。

 

<1R>

上背は左程違いが無かったんだけど、フレームの大きさでは吉野さんが優位で、

その吉野さんが思いの外慎重に立ち上がっての様子見だったもんでお互い、

有効打と言えるようなヒットは無かったんだけど加藤さんのジャブ勝ちかなあ。

 

<2R>

例の如く細かい手数では攻め切れない加藤さんに対して吉野さん、

長いリーチを生かしての左ボディを混ぜ込んだコンビネーションがグッドグッド。

 

<3R>

若干吉野さんが下がり加減ではあったんだけど全く怖がらずに手は良く出してて、

加藤さんはいきなりの大振りが目立って大雑把な感じだったんだよね。

 

元々器用なタイプではない加藤さんなんだけど、

それにしてもこの日は動き全体がカッチカチに硬くて全くスムースじゃなかったなあ。

 

<4R>

加藤さんはここに至ってもまだ右を一発も当てることが出来てないままで、

まるでロボコップのようなガキゴキした動きが改善されないまま、

単純過ぎる打ち出しを見切られてしまってるような感じだったんだわ。

 

このままでいいのか加藤さん、って見てた残り50秒になってこの試合初めて、

右ストレートをクリーンヒットさせてやっとこさのポイントゲットでイーブン戻し。

 

<5R>

さあこれからだぞって見てたんだけど、加藤さんのギアアップはまだまだで、

最初の1分間は吉野さんのコンビネーションが圧倒し続けて、

加藤さんは何だかやらされてるような感じしかしなくて、

自分から試合を組み立てて展開を作るってことが全く出来てなかったんだわ。

 

<6R>

吉野さんも劇的に攻め立てるってことを控えてたもんで、

加藤さん得意の迎え撃つって展開にならなくて、

一気に飛ばす機会が訪れないままどんどんラウンドが進む訳で、

吉野さんもそれほどのスピードスターじゃないんだから加藤さん、

どこかで仕掛けるべきなのに攻めてる感じさえ見せられないままだったなあ。

 

<7R>

ここまで明らかにポイントリードしてるっていう判断からか、

吉野さんは敢えて倒しに行くっていうボクシングを封印してたみたいで、

ムチャに打ち掛かって行くってことのない冷静なパフォーマンスだったんだわ。

 

ってことになれば加藤さんとしては若干のリスクは覚悟の上で、

それこそガンガン攻めまくるべきだと思ったんだけど、

相変わらず狂熱とは程遠い刺激の乏しいやり取りに終始してたんだよね。

 

吉野さんも少し気持ちが緩んできたか意味不明のサウスポーチェンジしてたけど、

加藤さんはバランス崩し気味になったその瞬間も狙い切れてなかったんだよね。

 

<8R>

やっとこさやる気を出したような感じで加藤さんが先仕掛けしていったんだけど、

やっぱり大分遅きに失した感は免れなかったし、

ここで1ポイント取り返してもそれこそ焼け石に水な訳だし、

元々一発必殺系のハードパンチャーじゃないから大逆転はかなり難しくて、

正面から受け止める気持ちのない吉野さんには空回りにしかならなくて、

残り1分30秒からはそこそこ見応えのある打撃戦は見せてたんだけど、

ここに来てそれが出来るならもっと早いラウンドに仕掛けるべきだったって、

そういう感想しか湧かなかったんだよね。

 

 

ってことで自分は77-75だったんだけど結局、

80-72、78-75、77-75ってことで吉野さんの余裕3-0勝ちだったんだわ。

 

 

加藤さんの残念過ぎる敗戦は吉野さん陣営にはことの他の喜びをもたらして、

それでなくても三迫ジムは4連敗中だったところだったもんで、

ボクサーやスタッフ達の笑顔は半端じゃなかったんだよね。

賢祐マネの奥様も舞い上がってしまったみたいで、

自分に一緒に写真撮ってくれって言ってたもんなあ。

 

それにしてもいくら何でもも80-72はないって思ったけどね……。

 

 

 

⑥ ラリー・スィウー×小原佳太さん(三迫)……W 8R

24勝(20KO)7敗の34歳・インドネシアと、

16勝(15KO)2敗(2KO)1分のIBF14位、30歳・岩手県。

 

<1R>

インドネシアボクサーだからって緩く見てたらスィウーは随分違ってて、

フレームのデカさも見掛け倒しではなくて、そりゃテクニックはかなり劣るんだけど、

自信に溢れた打ち出しは必殺感に満ちてたし、プレスもかなり強かったんだわ。

 

雑に攻め込むとヤバイって小原さんも即断したか結構慎重で、

細かくて速いコンビネーションでギリギリのポイントゲットだったんだわ。

 

<2R~3R>

スィウーは沢山は打って来ないんだけど一発一発には満々の力がこもってて、

2Rの開始20秒にはその右ストレートに片りんを見せてて、

小原さんとしても中々派手な展開には持ち込めそうになかったんだけど、

スィウーの絶対的な手数不足は大きく展開を作るまでには至りそうになかったなあ。

 

一方、小原さんとしてはリスクを張り過ぎるのは今の立場では相応しくない訳で、

若干地味にはなるんだろうけど、今日のところは合い間合間に適打をヒットさせて、

そりゃチャンスが来れば行くべきなのは当然なんだけど、

まずはフルポイントアウトを目指すべきだなって自分で決めて4Rは休憩タイム。

 

<5R>

戻ってみたら小原さんの左顔面もそこそこ赤くなってて、

相手が小原さんの打ち出しに合わせてくるのが露骨だったもんで、

少しばかり攻めあぐんでるような印象だったんだけど、

それでも残り1分08秒、これまでで一番の右ストレートを打ち込んだんだわ。

 

その一発でスィウーは効いてしまったか明らかに動きが劣化してしまって、

小原さんもここぞここぞって攻め立てていったし、

残り3秒のところでの赤コーナー近くでもワンツーフックを直撃させてたんだけど、

倒れるかと思われたスィウーも打たれ強さ自慢だったみたいで、

凌ぎまくってのラウンド終了ゴングったんだわ。

 

<6R>

スィウーの回復具合が気になったんだけど小原さんはとっても慎重な詰めで、

何度か頭を跳ね上げられてたスィウーも中々へばらなくて、

1分半過ぎ、小原さんの強烈な左右ボディから左フックを喰らっても、

残り40秒には右フックを万振りするパワーも残してたんだわ。

 

<7R~8R>

相変わらず連続攻撃の出来ないスィウーではあったんだけど、

少し休み加減だった小原さんへのフルショットにはまだまだ危険を孕んでて、

そのヤケクソ気味のショットを喰らってしまうと大逆転も有り得そうで、

小原さんも敢えて倒しに行くってことは控えたみたいだったんだわ。

 

スィウーの方も死にもの狂いってところまではいってなくて、

もし彼に優秀なトレーナーが付いたら随分違ってくるんじゃないかって、

そんなことを考えながらの終了ゴングだったんだわ。

 

 

結局、79-74、78-74、77-75ってことで、

勿論小原さんの3-0勝ちだったんだけど、

試合後の小原さんは左目周辺に氷嚢を当てっ放しだったんだわ。

 

 

 

⑦ 伊藤雅雪さん(伴流)×ローレンゾ・ビラヌエバ 

         ………WBO AP SFe タイトル戦 12R

20勝(9KO)1敗1分のチャンピオン、26歳・東京都と、

30勝(26KO)2敗(2KO)1NCのランク5位、サウスポー、31歳・フィリピン。

 

<1R>

伊藤さんの方が4~5㎝ほど上背があったんだけど、

ビラヌエバの方は両腕の肘から先が一般の日本人より随分長くて、

こういうタイプは思ったよりパンチの届きがいいから要注意なんだよね。

 

って見てたらそのビラヌエバ、初っ端から結構かましてくるボクサーで、

いきなり踏み込んでの左ストレートが主たる武器だって判明したんだけど、

パンチのスピード自体は比較にならないから、

ジックリ見極めれば殆ど問題ないんじゃないかってこの時は思ってて案の定、

残り15秒からの手際のいい一気攻めでまずは伊藤さんがポイントゲット。

 

<2R>

ビラヌエバが相変わらずジャブ省略型のボクシングに終始してた開始26秒、

踏み込んできたビラヌエバに伊藤さんが右ストレートをカウンターヒットさせて、

南東ポスト前で美しい限りの見事なダウンゲットだったんだわ。

 

リスタート後の伊藤さんはそれこそ最高度の連続攻撃で、

そこにはここで終わらせてしまおうっていう思いが強く込められてて、

ビラヌエバの膝がカクカク突っ張ってきたし、

そろそろかなあって思ってたんだけどビラヌエバも必死に踏ん張り切ったんだわ。

 

<3R>

ビラヌエバは結局、とっても引き出しの少ないボクサーで、

例の左ストレートを封じられると他に殆ど手立てが無くて、

伊藤さんがその左の打ち出しに合わせ打とうとすると手が止まるって感じで、

残り1分には強烈な右ボディを打ち込まれて動きが止まってたんだけど、

ガチャガチャってショートブローが交差した刹那、

伊藤さんの顔面も若干の衝撃を受けたようでもあったんだわ。

 

 

それでもまあここまでで4ポイントもリードもしてるし、

攻め手の少ないビラヌエバに苦戦することはないだろうって思ったもんで、

その後はたまに遠目にモニターを眺め眺めして吉野さん達を話してたんだけど、

そんなに長いラウンドまでは行かないだろうって思ってたのが何となくズルズルで、

中々決着が付かないまま、途中では反対にポコポコ打たれ込むのも目立って、

随分時間はかかったけどそれでも9RにはTKO勝ちしたってことで……。

 

 

敗けた方のビラヌエバはサバサバした感じの笑顔で喋りまくってたんだけど、

暫くして会った伊藤さんはまるでブチのめされて負けてしまったボクサーのようで、

右目に眼帯してたし左目周辺も赤黒く腫れ上がっててまるで別人だったんだわ。

 

そのまた暫く後に団会長と話す機会があったんだけど、

あんなに効かされたのは初めてだってことで、

攻め手の少ないビラヌエバではあったんだけど、

32勝28KOっていうのはやっぱり半端じゃなかったみたいだったんだよね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 吉野修一郎さん

② かねこたけし君

③ 向後大寿君

 

 

 

昨日かなあ、3月度の月間賞の発表があったんだけど驚いてしまったなあ。

MVPの船井龍一さんと敢闘賞の大竹秀典さんは普通に納得だったんだけど、

新鋭賞に選ばれたのは何となんと女子ボクサーだったんだわ。

 

自分は女子ボクシングを見ないから彼女の活躍は知るところではないんだけど、

男子ボクシングと女子ボクシングを同じ土俵に上げて論じるってことは、

そもそも全くのナンセンスと言わざるを得なくて、

それはまるで混浴風呂のようにしか思えないんだわ。

 

男子のOPBFタイトル戦は3分12Rの計36分間の戦いであるのに対して、

女子OPBF戦は2分8Rの計16分間の半分以下にしか過ぎなくて、

それは女子の体力面に対する配慮があってのことである訳で、だから、

同じ陸上100m走競技でも男子100m走と女子100m走とは違う種目であって、

芥川賞とか直木賞の選定とは全く事情が違うって思うんだよね。

 

そもそもそれまで全勝とはいえまだ5戦しかしてないってことは、

男子なら通常はA級にもなっていない訳だから実に不公平な特別待遇であって、

男子以上に選手層の薄い女子ボクシングには全く別の対応が必要な訳で、

まだ日本ランキングさえないんだから、まずはそこから始めるべきだと思うんだわ。

 

要するに女子ボクシングの芽吹きを支えるには別の手法が考えられるべきであり、

今回のやり方は振興策というよりは単なる媚びとしか思えないんだよね。

 

協会としては別枠で表彰して賞金を授与する予算的余裕も無いしってことで、

暫定的な処置なのかも知れないんだけど本末転倒に過ぎる訳で、

もしこの先、女子が新たに世界タイトルを獲ったような場合には、

その時は日本タイトルを獲った男子ボクサーより数段上に評価されるって、

そういうことも有り得るんだけどそのコンセンサスが取れてるのかってことで、

協会や周囲の関係者達はみんなそれでいいってホントに思ってるのかなあ。

 

今回選ばれた女子ボクサーは望月直樹さんを破った中山佳祐さんとか、

荒木貴裕さんを倒した石田凌太さんよりも評価が上だって、

ホントにみんなそう思ってるんだろうか、媚びてるだけじゃないのか。

 

もとより自分は女子ボクシングを認めないってことを言ってるのではなくして、

それはあくまで別の種目のボクシングだって思ってるんだけどね。

 

 

 

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