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2017年4月12日 (水)

後楽園ホール・4月11日

 

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「お前、ホントに俺とやろうってかあ!」

 

 

 

“レオン” はもう何回も見た映画なんだけど、

ジャン・レノはやっぱり最高に近い男の姿を演じてるし、

23年前のナタリー・ポートマンの存在感も圧倒的なんだよね。                                                            

 

 

ホールに入って少しボーッとしてたらあるジムのトレーナーさんが寄って来て、

そこのジムのボクサーというかジム自体を好意的に書いたことが無いのに、

それを承知で寄ってくれて、だから自分も少し緊張しながらだったんだけど、

彼の置かれた立場とか自分のスタンスのことなんかを少し話したんだよね。

 

 

この日出場の何人かのボクサー達には実に申し訳ないんだけど、

事情があって昨日は第2試合と第4試合は全くスルーなもんで悪しからずです。

それと最後の試合も結果が丸見えだったもんで見てなくて結果だけです。

第1試合と第3試合が新人王トーナメント予選だったね。

 

 

① 齋藤眞之助君(石川)×郡島大洋君(戸高)……SFe 4R

1勝(1KO)1敗(1KO)の21歳・山梨県と、

1勝(1KO)4敗(1KO)1分の33歳・福岡県。

 

<1R>

郡島君は一見こなれた動きで詰めてたんだけど、

頭半分以上デカい齋藤君の方には最初っから何となくの余裕があって、

それを感じてか最初に打ち掛かる決心が中々つかないみたいだったなあ。

 

齋藤君は下がりながら回りながらではあったんだけど、

長いリーチを利して効果的なジャブを当てまくってたんだわ。

 

ただその齋藤君にしても下半身の安定感が心許なくて、

パンチ全体も流れてしまってるような印象だったんだよね。

 

<2R>

郡島君はリーチ差を埋める工夫が出来てないまま無理に振っていくから、

体が伸び切ってしまって打ち終わりが危ない危ないで、

圧倒的に齋藤君優位の図式を覆すのは郡島君にはとっても無理そうで、

ってことで一旦休憩タイムゲットだったんだわ。

 

 

その後4Rに戻ってみたら郡島君の顔面が相当傷んでて、

頑張って手は出してたんだけど殆ど力のこもってないおざなりで、

終焉が近そうな雰囲気が漂って来てた1分過ぎ、

止め時を見計らってたレフェリーがついに割って入ってのストップエンド。

 

 

ってことで4R1分05秒、齊藤君がTKO勝ちしたんだけど、

5連敗中だった石川ジムに久し振りの勝ち星をもたらしたってことで、

石川会長や田中マネの喜びもひとしおだったんだわ。

 

勝ち抜けた齋藤君の次の試合は8月1日で、

6月15日の試合に勝った方が相手になる訳で、

多分ジロリアン陸君が勝ち上がって来ると思うんだけど、

彼はこの日の相手とはかなりレベルが違うから相当の覚悟が要るんだわ。

 

 

 

③ 松浦大地君(ワタナベ)×加藤広大君(戸高)……Fe 4R

3勝1敗(1KO)1分の27歳・広島県と、2勝(1KO)1敗の26歳・福岡県。

 

この試合は最初と最後にミスがあって、

最初はリングアナが1Rの時計をスタートするのを失念してたし……。

 

<1R>

加藤君は充分以上に距離を取りたがるボクサーで、

その点に関しては大いに成功してたんだけど攻撃的には見えなくて、

当て逃げチョンチョンをいつまで続けられるかって感じだったなあ。

 

一方の松浦君も相手のそういう作戦に戸惑い気味のまま、

中途半端な踏み込みに終始してたんだわ。

 

<2R>

加藤君は基本的には怖がりみたいで、いざ打ち合いとなると、

すぐ下を向いてしまうから手を出しても見栄えが良くないんだわ。

 

松浦君には一旦距離が詰まった際にはもっとシツコイ攻め込みが欲しいところで、

お互い、何となく噛み合いの良くない展開になっていったんだけど、

それでも試合全体の流れは徐々に松浦君の方に傾いていったんだわ。

 

インターバルの間に赤コーナー近くに座ってた渡辺会長の横に席移動。

 

<3R>

開始直後のバッティングで松浦君が右目上からカット出血でドクターチェック。

 

それをきっかけに加藤君が立て直すかと思ってたらそうでもなくて、

却って松浦君が陣営からの檄に応じて飛ばしまくって行ったんだわ。

 

加藤君は益々の逃げ腰で戦う姿勢に欠けてたと言わざるを得なかったんだわ。

 

<4R>

気持ちの面でも明らかに優位に立った松浦君が先攻して、

中盤は加藤君も最後の踏ん張りを見せて盛り返してたんだけど、

残り1分からはヘバリながらも松浦君が再度の攻勢に出て終了ゴング。

 

 

自分的には39-37で松浦君だったんだけど結局、

39-38、38-39、38-38って絵に描いたようなドローだったんだわ。

 

 

普通の試合ならこれで終わりなんだけど、

この試合は新人王トーナメントの予選だったもんで、

引き分けとしたジャッジの優勢点を確認する必要があったんだけど、

レフェリーからは何の発表も無いしコミッションサイドもチャンチャンって感じで、

次の試合の用意に移っていったもんで、

渡辺会長と自分がオイオイオイってことで声を上げたら、

インスペクターはスコアに関するクレームだと思ったらしくての無視無視で、

仕方ないから立ち上がって更に詰め寄ったらやっと理解したみたいで、

既に引き下がったジャッジに急遽確認して松浦君の優勢勝ちが決まったんだわ。

 

何故こんなことになったかっていうと、試合パンフには記載されてたんだけど、

コミッションに提出された資料には新人王トーナメントという旨の記載が無くて、

それは勿論この日のプロモーターの責任とミスだった訳で、

もしそのジャッジがウンコでもしに行ってたら更なる醜態だった訳で……。

 

 

その松浦君は次は6月15日、渡邊悟君と戦うんだけど、

正直ちょっと厳しいかも知れないなあ。

 

 

何で? って感じでクソヤローがいきなり傍に座ったもんで仕方なくの席移動で、

石川ジムの粕谷雄一郎さんと大野俊人君の横に座らせて貰ったんだわ。

 

 

 

⑤ 塚田直之君(セレス)×中村一弘君(伴流)……48㎏ 8R

7勝(2KO)3敗(1KO)3分の29歳・千葉県と、

9勝(3KO)7敗(1KO)の33歳・東京都。

 

<1R>

気持ち的には何とか中村君に頑張って欲しいって思ってたんだけど、

その中村君、試合開始直後の気持ちが整ってなかったみたいで、

塚田君のいきなりの攻勢に明らかに後れを取ってしまって、

左右連打を喰らってしまった直後に更に右を打ち込まれて、

青コーナー近くの西ロープ際でダウンしてしまったんだわ。

 

再開後は中村君も立て直して打ち返しつつ何とか終了ゴングを迎えたんだけどね。

 

<2R>

それでも勢いは明らかに塚田君の方にあって、

中村君は接近戦でも打ち負けて苦戦が続いてた1分25秒、

またもやの右ストレートをまともに貰ってしまってこの試合2度目のダウン。

 

ダメージを受けたところでの一発だったせいか、

何とか立ち上がりはしたんだけど心許ないままで、

それを見計らった陣営からのタオルインで1分33秒、

塚田君のKO勝ちに終わったんだわ。

 

 

 

⑥ 上田有吾君(宮田)×中根一斗君(レイS)……51.5㎏ 8R

7勝(5KO)4敗(3KO)1分の26歳・東京都と、

6勝(6KO)2敗(2KO)の28歳・東京都。

 

二人は3年ほど前に戦ったことがあって、

その際には上田君が1RKO勝ちしたんだよね。

 

上田君がほぼ2勝1敗ペースなのに対して中根君は3勝1敗ペースなんだけど、

二人共、勝ちも負けもKO決着が多い男気系のボクサーなんだよね。

 

上田君の応援に来てた石田凌太君がキッチリスーツ姿だったもんで、

「月間賞の表彰式?」 って冗談言ったら就活からの帰りってことだったんだけど、

「新鋭賞貰えますかね?」 って聞いてきたから、多分貰えるよって答えたんだわ。

 

<1R>

中根君の方が4~5㎝上背優位で、だから上田君としては入り方が問題な訳で、

真っ直ぐに詰めようとすると中根君のジャブの餌食になるから、

体を左右に振りながらか、ジャブを多発させながらの踏み込みが要る訳で、

って見てたら上田君、それほど苦労することなく距離詰めを叶えてたんだわ。

 

最初の大きなショットは中根君の右ストレートだったんだけど、

その30秒後の上田君のショートフックもとっても効果的で、

その後終盤にかけての細かいショットでも圧倒して、

いつの間にか中根君の顔面も傷んでて充分なポイントゲットだったんだわ。

 

<2R>

上田君の手が止まった途端、中根君が一気に飛ばし返していって、

受け身になってしまった上田君が突っ立ち気味になっていって、

これは悪い時の彼の癖なんだけどいきなりの危険信号だったんだわ。

 

お互い相打ち気味を繰り返してたんだけど、衝撃度ではやっぱり中根君だったね。

 

<3R>

お互い、ショートの手数戦から始めてたんだけど、

前傾姿勢を取り戻した上田君がアッパーを含めて最初の30秒間を支配して、

前の回の終盤近くでの飛ばしが過ぎたか中根君の手数落ちが目立ったんだわ。

 

このまま上田君が押し切るかって思われたラウンド丁度半分頃、

上田君の一段落を見逃さなかった中根君が一気の大反攻で、

上田君もそのままにせず残り30秒からは反撃の反撃を見せたんだけど、

それでも当たりの見栄え的には中根君だったんだよね。

 

<4R>

どうやら気持ちとスタミナ勝負の様相になってきて、

中根君もそれほど長い時間は飛ばし切れなくなってきたんだけど、

残り30秒からのヒットヒットで上田君の左目上をカットさせてたんだわ。

 

<5R>

ヒッティングの見栄え的には中根君に一歩の遅れを取ってるもんで上田君、

山ほどの手数で対抗する必要があったんだけど、

このラウンドはその上田君の根性手数が終始圧倒してて、

中根君の消耗の方が進んできたみたいで何だか休み休みになってきて、

力を溜めてからでないと打ちに行けなくなってたし、

体を屈めることが多くなっていったんだわ。

 

<6R>

前の回かなり劣勢だった中根君が立て直しての先攻先攻だったんだけど、

ここに来て足元がシッカリ踏ん張れてたのは上田君の方で、

中根君のパフォーマンスには明らかにメリハリが欠けてきたんだわ。

 

かなり追い込まれつつあった中根君の願いに天が応えたか、

残り1分11秒のところで4Rに受けた上田君のカット傷にドクターチェックが入って、

ラッキーな一休みを貰ったんだけど、どういう訳か天は更に中根君に味方して、

再開後に一発でも当たれば止めるってレフェリーが事前に決めてたみたいで、

リスタートしたほんの数秒後に即のストップエンドだったんだわ。                

ってことになると当然中根君のTKO勝ちになる訳で、2分丁度だったんだわさ。

 

 

6Rまでの自分のスコアは中根君が2Rと3R、4Rを獲ってて、

上田君が1R、5R、6Rを獲ってのちょうどイーブンだったんだけど、

中根君の消耗の進み方が上田君とは比較にならなかったもんで、

あのまま続けてたら明らかに上田君のKO勝ちに思えたんだけどね。

 

それは試合後の二人の顔面の傷み方からしても明らかで、

上田君は左目上の絆創膏が目立っただけでその他はほぼ普通だった一方、

中根君の左顔面は赤黒い痣が痛々しく全体的にかなり腫れてたんだわ。

 

ことほど左様に勝負事は一瞬の光と影、運不運の表裏なんだよね。

 

最後に少しだけ付け加えると、

この日の二人は実は自分的には今一だったと言わざるを得なくて、

上田君のテキパキ感はいつもはもっともっとの筈だったし、

中根君の落ち込み方も余りに脆過ぎるっていう印象だったんだよね。

 

 

 

⑦ 青山功君(セレス)×興法裕二君(新日本木村)

                        ………51.5㎏ 8R

8勝(1KO)5敗(1KO)1分の27歳・千葉県と、

8勝(1KO)3敗1分のサウスポー、24歳・東京都。

 

<1R~2R>

二人共、いい感じのスタートを切ったんだけど、

殆ど優劣を付け難いやり取りが延々で、

二人で26戦して2KO勝ちしかない同士なもんで刺激的な展開は望むべくも無く、

僅かなヒット差を目を凝らして見極めなければならない見ててシンドイ試合で、

ってことで一旦休憩タイムゲットってことで、

宮田ジムのボクサーや応援に来てた宮崎辰也君達と話し込んでたんだわ。

 

 

この試合はフルラウンドまでいくって思ってたんだけど、

2Rにマウスピースを飛ばしてた興法君がその後もそれを繰り返してて、

それを見かねたって訳ではないんだろうけど、

6R終了時点で陣営が棄権を申し入れて青山君のTKO勝ちだったんだわ。                                                             

薄っすら遠目に見てたら青山君が頭にタオルを巻いてたもんで、

バッティングの末の負傷判定かって思ったんだけどね。

 

で、ジャイアンツが大きく逆転されたところで帰宅ってことで……。

 

 

 

⑧ 吉岡健一君(L玉熊)×ガンバレ将太さん(戸高)……F 8R

8勝(2KO)9敗(3KO)のサウスポー、36歳・神奈川県と、

13勝(2KO)6敗(3KO)2分のランク13位、33歳・東京都。

 

3連敗中でかつ2年振りのリングだった吉岡君の定年前の最終試合ってことで、

明らかに将太さんを勝たせるマッチメイクにしか思えなかったし、

ドーム野球の終わりと重なると耐えられないし、

基本的には非力な激闘派同士の一戦だし、

二人で39戦して3つのKO勝ちしかない元々長引きそうな試合だったもんでね。

 

 

ところがところがさっき結果をチェックしてみたらまあ驚きの驚きで、

77-75×2、76-75って超僅差の3-0で将太さんがやっとこの辛勝で、

相手を舐めてたのか5Rにダウンを喰らってしまったんだってね。

もしかしたら引退前の吉岡君が最後の爆発で意地を見せたのかなあ……。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 上田有吾君

② 特にナシ

③ 特にナシ

 

 

 

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