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2017年3月 3日 (金)

両国国技館・3月2日

 

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“国技館とスカイツリー”

 

 

 

北朝鮮が国連合意を順守するってことで、

何年か前に “テロ支援国家” の指定から解除されたんだけど、

最近のミサイル発射とかマレーシアのジョンナム殺害事件を見据えて、

再度テロ支援国家に指定して制裁を強めようとする動きが始まったんだけど、

自分としては “テロ支援国家” ではなくして、

“テロ国家” そのものっていう指定する方が妥当だと思うんだけどね。

 

 

 

両国国技館には家から30分ほどで行けるんだけど、

そこで相撲を見たのは若貴が最後で、

ボクシングも思い出せないほど昔なんだけど、

ロビーで出会ったある人も沼田義明×小林弘戦以来だって言ってたなあ。

 

 

 

国技館のリングは大田区総合体育館よりも大分明るくて輝きがあって、

ある方のご厚意で自分は前にはカメラマンしかいない席だったんだよね。

 

 

 

① 脇山貴継君(ワタナベ)×山下裕太君(横浜光)……LF 4R

0勝1敗の18歳・福岡県と、1勝0敗のサウスポー、17歳・東京都。

 

<1R>

観客達の試合を見る心構えがまだ整ってない感じの中で始まって、

リング上の二人も何となく集中を欠いたようなボクシングだったんだけど、

それでも今一距離を掴み切れない脇山君の頑張りの方が目立ってたなあ。

 

充分なリーチがあるのに山下君はジャブを出し惜しみしてるっていうか、

相手が入り込んでくるところ、打って来るところにひたすら合わせたがって、

そりゃきちんとヒットすることが出来れば効果絶大なんだけど、

相手も簡単にそうはさせてくれない訳で、

もう少し先攻めを混ぜていかないと見切られてしまうと思ったんだけどなあ。

 

<2R>

山下君の動きと腕振りは水準以上の鋭さを備えてたもんで、

中々改善されないその片寄った攻め方は実に勿体ない限りで、

その単調さが続く限り勝ち目は薄くて、

そのまま脇山君に攻勢点を獲られてしまいそうだったもんで、一旦休憩タイム。

 

後で確かめたらやっぱり39-37×2、39-38ってことで、

山下君の3-0初勝利だってね。

 

 

 

② 岩佐亮祐さん(セレス)×グレン・メドゥラ……124P 8R

22勝(14KO)2敗(2KO)のIBF3位、サウスポー、27歳・千葉県と、

8勝(5KO)1敗1分の国内6位、21歳・フィリピン。

 

小國以載さんとの一戦を前に岩佐さんに冒険マッチは有り得なかったんだけど、

それでも相手はタイボクサーじゃない好成績の若手フィリピーナだったもんで、

どんなもんかって見てたんだけど、やっぱり相手になってなかったなあ。

 

メドゥラは終始アグレッシブでパワフルな腕振りを見せてたんだけど、

色んな所に隙があって、ってことは岩佐さんの大好物な訳で、

2R以降は殆ど勝負ならなくて結局3R2分55秒、岩佐さんのTKO勝ちだったね。

 

 

この試合を小國さんがリングサイドで観戦してて、

そのことを試合後のインタビューでリングアナが岩佐さんに伝えた途端、

そこらじゅうのカメラマンがガサーッと小國さんのところに集まってたんだわ。

 

岩佐さんはリング上から 「ケガを直して、余り練習しないうちに試合して下さい。」

ってユーモア交えて小國さんに話し掛けてたなあ。

 

 

一段落して小國さんの前からマスコミ連中が引き下がった後、

白髪頭の貧乏臭い身なりのクソデブが一人だけ居残って延々のインタビューで、

ソイツは座ってる小國君に立ったまま正しく上から目線の実に生意気な態度で、

既に次の試合が始まっているっていうのにまだまだ延々で、

そういうのはそもそも後ろの席の人の邪魔になるだろってことで、

そういうことにすら配慮が出来ないような超頭の悪い只のクソデブで、

自分はその時アリーナの後ろの壁にもたれて見てたんだけど、

あのまま近くにいたらパンフで頭をパシーンって叩いてたね、絶対。

 

 

 

③ 小林大地君(ワタナベ)×新屋叶多君(全日本P)……Fe 4R

デビュー戦の33歳・新潟県と、0勝1敗(1KO)のサウスポー、21歳・栃木県。

 

<1R>

高齢デビューの小林君が元気に詰め詰めしてたんだけど、

30秒ほど経った頃かなあ、若干ゴチャゴチャッてしたところだったんだけど、

新屋君の左をまともに貰ってしまってダウンしてしまったんだわ。

 

それほどのダメージを残すことなくリスタートした新屋君、

ダウンを喰らう以前よりも更に猛々しさを増して反撃していったんだけど、

途中途中で無防備なほど新屋君の左を貰い過ぎてしまって、

徐々に弱っていった中、最後は新屋君がトントントンのワンツースリーで、

そのまま小林君が為す術も無くコーナーに詰まってしまったところでストップエンド。

 

ってことで2分59秒ってギリギリのところで新屋君のTKO初勝利。

 

 

 

④ ブライアン・ビロリア×ルーベン・モントーヤ……114P 8R

36勝(22KO)5敗(2KO)2NCの36歳・アメリカと、

14勝(9KO)4敗(1KO)1分の31歳・メキシコ。

 

期待のビロリアだったんだけどね……。

 

<1R>

黒のウィニングで登場のビロリアはまだまだ全然やれそうなパフォーマンスで、

自らも攻めるし、相手の打ち出しや打ち終わりにもシッカリ合わせてるし、

とってもバランスのいい攻撃はちょっと惚れ惚れで、

この階級くらいのボクサー達はシッカリ見本にすべきじゃないかって程で……。

 

相手のパンチを交わす際にも大袈裟に飛びのいたり、大きく体をずらせるでもなく、

常に即の打ち返しのできるようなポジションを取ってたし、

相手の距離、タイミングでフルショットさせないような動きを欠かさなかったんだわ。

 

って感じで自分はひたすらビロリアの動きを追ってたんだけど、

ラウンドが進むにつれ、そりゃ相手のモントーヤの頑張りも立派だったんだけど、

ビロリアの劣化というか、誤魔化してやってる感じの方が強くなっていって、

ブランクとか年齢を感じさせるようになっていったんだわ。

 

4R以降はガッカリ感が大きくなってあんまりまともに見てなかったんだけど、

中盤のボディブローでスタミナも削られてしまったみたいで、

モントーヤの上下打ち分けを簡単に許してしまってたし、

そりゃ豊富なキャリアをベースに負けない試合はしてたけど普通過ぎで、

“ハワイアン・パンチ” は1R以外その面影さえなくてそんなら、

“カワゴエ・パンチ” とか “カメアリ・パンチ” っていうのも有りだろってことで……。

 

結局78-74、78-75、77-75ってことでビロリアが3-0勝ちしたんだけど、

折角帝拳ジムに拾って貰ったんだから、

ここはもっと気持ちを見せなければいけなかったんじゃないのか、

これが限界なのか、鍛え直せば輝きを取り戻せるのかとか……。

 

 

 

時間が出来てアリーナをブラブラしてたら、梶親子がまとまって座ってて、

ちょっとバカ話をしたんだけど、三男坊は長男の颯さんにソックリだったなあ。

帝拳の梶三兄弟っていうのはどうしてもREBOOTの富岡三兄弟と被るよね。

 

その後佐々木洵樹さんともちょっと話をして、粟生隆寛さんとコンチワして、

現役続行を決めた石本康隆さんとか伊藤雅雪さんともね……。

 

 

 

⑤ 尾川堅一さん(帝拳)×杉田聖さん(奈良)

             ………日本 SFe タイトル戦 10R

20勝(16KO)1敗(1KO)のチャンピオン、29歳・愛知県と、

12勝(7KO)3敗(2KO)1分のランク1位、27歳・大阪府。

 

残念ながらこの試合も大きく期待を外したんだわ。

 

杉田さんは1年ほど前の尾川さんとのタイトル戦の雪辱だったんだけど、

あの時はやたら右を貰ってしまって9Rに返しの左で倒されてしまったんだけど、

その前の右で全てが終わってた訳で、

だから当然この日は尾川さんの右を超警戒っていうのは解るんだけど、

警戒する余り全体の攻撃の手数が如何にも少な過ぎで、

とても復讐の殴り倒しに来たようには見えなかったんだよね。

 

一方の尾川さんにしても最近はエンジンの掛かりを遅くしてるというか、

まるで伊藤雅雪さんが逆行してるかのようで、解り難いかも知れないんだけど、

伊藤さんが新人王を獲った前後の慎重さを脱却しつつあるのに反して、

尾川さんは猛々しさを徐々に削いで確実性の高い域を目指してるみたいって事で、

それはそれで尾川さんの進歩なのかも知れなくて、

ジムとしての育成方針なのかも知れないんだけど、

単なる観戦者としてのワクワク感は減っていく一方なんだわ、正直。

 

これでタイトルマッチかっていう二人の低調さに耐えられないまま、

5R終了時点で発表された中間スコアは48-47×2、46-49ってことで、

尾川さんの2-1だったんだけど、なんかいきなりとっ散らかってたんだわ。

ちなみに自分は48-47で杉田さん優勢で、

どう考えても尾川さん優位には見えなかったんだけどね。

 

試合は盛り上がらないし、採点はバラバラだし、

いきなり興味が失せてしまってスゴスゴと離席してしまったもんで、

だから97-93、96-94、95-95で尾川さんの2-0勝ちっていうのが、

どれだけ妥当性があるのか全く解らないんだけど尾川さん、

10Rにあれだけ飛ばせるなら途中途中でもっと何とか出来なかったのか、

っていう気持ちが強かったなあ。

彼がキチンと飛ばしたら敵うボクサーはそうはいないと思うんだけどなあ。

 

 

 

⑥ 山中慎介さん(帝拳)×カルロス・カールソン

              ………WBC B タイトル戦 12R

26勝(18KO)0敗2分のチャンピオン、サウスポー、34歳・滋賀県と、

22勝(13KO)1敗のランク6位、26歳・メキシコ。

 

頼みます山中さん、

自分の心はビロリアと尾川さんにボロボロにされてしまったもんで、

何とかキッチリした試合を見せてくれて気持ち良く帰らせて下さいって、

ひたすら願ってたんだけど、山中さんクラスになるとやっぱり流石なんだわ。

 

負けた内山高志さんのボクシングにも気品っていうものを感じるんだけど、

この域まで到達したボクサーっていうのはやっぱり普通じゃなくて、

山中さんは普段それほどオーラを発する方ではなくて、

後楽園ホールでも人混みに紛れがちなんだけど、

リングに上がるとまるで別人の如くなんだよね。

 

この日の相手のカールソンの戦績は半端じゃなくて、

1敗はデビュー戦の時のモノでその後今まで何と22連勝中なんだってさ。

 

<1R>

カールソンは結構荒々しく仕掛けてくるタイプで、

ガタイの太さの通りのパワー系ボクサーだったんだけど、

織り込み済みだったか山中さん、実に落ち着いた立ち上がりで、

中盤以降、左ストレートを3発、意外なほど簡単に打ち込んでたんだわ。

 

コンビネーションで勝負するタイプではないカールソンにはそれが見えてなくて、

早くも自分には山中さんの勝ち方が浮かんで見えてきたんだよね。

 

<2R>

会場のモニターにはラウンドや時間表示が無かったもんで、

正確な時間は解らなかったんだけど大体開始20秒ほどのところだったかなあ、

打ち放った山中さんの左ストレートは明らかに効いてて、

その後の打ち合いの中でカールソンが左目下をヒットカット出血したんだわ。

 

<3R>

カールソンの攻め手にはそれほどの工夫は見られなかったんだけど、

それでもクリンチ際のシツコサには可能性を秘めてたし、

距離が縮まったところでの爆裂系左右フックも危険度が高かったんだわ。

 

終盤近く、相手の右の打ち終わりに合わせた山中さんの左ストレートボディが

とっても見栄え良く喰い込んでたのが印象的だったんだわ。

 

<4R>

ここまででダメージがあったのかカールソン、

足元の踏ん張りが効かなくなったようなスリップダウンが2回あって、

このラウンドは右フックを一発薄くヒットさせてはいたんだけど、

ラウンドトータルでは山中さんの優位は揺るがなかったんだわ。

 

で、ここまでの自分のスコアは40-36だったんだけど、

発表された中間スコアは40-36×2、39-37ってことで、

勿論山中さんの余裕3-0勝ちだったんだわ。

 

<5R>

盛り返す為にカールソンが前掛かりになってきたのが更に山中さんに幸いして、

開始すぐのリング中央、ガスッと詰まったところで山中さんの左が直撃して、

返しの右フックを待つまでも無くカールソンが倒れ込んでしまったんだわ。

 

普通にリスタートはしたんだけどカールソン、

そこからはロープを背負わされ続けて山中さんに連打を浴びせられたまま、

最後は左ストレートだったんだけどまともな被弾で2回目のダウン。

 

こりゃもうそろそろエンディングかなって思ってたカールソン、

簡単にダウンしてしまうんだけど何故だか異常に回復が早くて、

ガードを固め直してにじり寄りながらのヒットヒットで、

アレッて感じで山中さんがカールソンの右を2発も貰ってしまったその2発目で、

頭を大きく跳ね上げられてしまったモンで見てる方は大慌てだったんだわ。

 

そこからのカールソンはこの日一番ここ一番の起死回生って感じだったんだけど、

蓄積されたダメージも小さくなかったみたいで、

狂熱飛ばしって域までは行かなくて、山中さんが凌ぎ切ってしまったんだわ。

 

多分山中さん、あの場面、もう決着できるなって男気満開一気に行き過ぎで、

心の緩みが油断と隙を作ってしまったんじゃないのかなあ。

 

<6R>

こりゃ行けるかも知れないと思ったかカールソン、

さっきの山中さんのような感じの一気の攻め立てから始めて、

ブンブン荒々しさを満開にさせていったんだけど、その直後、

前掛かりになったところに山中さんがコノヤロコノヤロって感じで2発、

左ストレートを最後は打ち下ろすようにヒットさせてこれで3度目のダウンゲット。

 

どうやらこれで決着が付いたかって思われたところからカールソン、

余程脳が頑丈に出来てるのかゾンビか不死鳥の如くの再々々のリスタートで、

何とか何とかって感じで右の大きいのを振ってたんだわ。

 

その腕振りにはまだまだ必死感がこもってたもんで山中さん、

安易に真っ直ぐ下がるところに貰うとヤバイ訳で……。

 

<7R>

何度倒されても頑張り直すカールソンはまだまだ上体が動けてたんだけど、

開始直後、まずは綺麗な左ストレートを当て込んだ山中さん、

間髪置かずのワンツーを追撃ヒットさせて4回目のダウンゲット。

 

良く踏ん張った、もういいぞって感じだったカールソン、

若干朦朧としながらも何と何とここでも立ち上がって来て、

この辺りになると場内から大きく拍手が鳴ってたんだわ。

 

4回目になるリスタート後のカールソンは流石にもう限界みたいで、

最早反撃する気持ちと体力を持ち合わせてなかったのは明らかで、

1発も打ち出せないままショート連打からガードの間を左ストレートで打ち抜かれて、

精根尽き果てたように崩れ落ちてしまったところでレフェリーストップエンド。

0分57秒ってことだったね。

 

 

 

⑦ 二瓶竜弥君(郡山)×浅井大毅君(T&T)……SB 4R

デビュー戦の18歳・福島県と、デビュー戦の23歳・愛知県。

 

この日の開場直後、T&Tジムの本木会長に御挨拶したんだけど、

二つ目の予備カードだしメインの後になりそうなんだよなあって言ってて、

閑散となりつつある会場で最後にシミジミ見るのも悪くないって、

その時はそう思ってたんだけど、

山中さんの試合で心の中が実にスッキリしたところで帰りたくなって、

っていうより正直に言うともう1試合残してたことを忘れてしまったんだわ。

 

最終回の逆転ダウンゲットの決着だったらしいんだけど、

38-37×3ってことで二瓶君のデビュー勝ちだったってね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 山中慎介さん

② 特にナシ

③ 特にナシ

 

 

 

昨日はボクシングの前に秋葉原のヨドバシに寄って、

3つ持ってるG-SHOCKの正確な時刻合わせをして貰いにいったんだけど、

売り場で最初に出会ったオッサンに頼んだら、

自分と同じようなレベルのいじり方をしてたもんで、

「俺と同じレベルじゃないの?」 って聞いたら、

「実は私、シチズンなもんで……。」 なんてほざきやがって、

結局はカシオのブースまでの案内係だったんだけど、

3つのうちの1個がいつの間にか香港時間になってるって言われたなあ……。

 

 

 

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