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2017年3月20日 (月)

クアドラス、ゴンサレス、ゴロフキン。

 

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左がゴンサレス、右がクアドラスだった筈が……。

 

 

 

この冬初めてエアコンを使わないほど今朝は暖かくて桜の開花も間近だね。

 

 

 

録画しておいた昨日の4試合分の “エキサイトマッチ” を一気見したんだけど、

解説は浜田さんと村田さんだけで十分じゃないのかなあ……。

 

 

 

☆ カルロス・クアドラス×ダビド・カルモナ……SF 10R

34勝(26KO)1敗1分の28歳・メキシコと、

20勝(8KO)3敗5分の25歳・メキシコ。

 

カルモナは井上尚弥さんの拳を傷めさせるほどの頑丈な体をしてて、

そこそこ力強く振る割には思いの外KO率が低いんだけど、

その分十分な打たれ強さを備えてるんだよね。

 

クアドラスの方は相変わらず動きの速いロボコップみたいな感じなんだけど、

女性受けする為には背中の吹き出物を何とかした方がよくて、

誰かが “プロアクティブ” を紹介して上げるといいんだわ。

 

 

この試合を経てゴンサレス×シーサケット戦の勝者と戦うことが決まってる、

正しく世界前哨戦のクアドラスが普通に勝つんだろうなあって見てたんだけど、

この日のカルモナはディフェンスがグッドグッドで攻撃もタイトで粘り強くて、

終始クアドラスを困らせ続けてたんだわ。

 

ただ、残念ながらカルモナにはここぞの決定力が欠けてたもんで、

クアドラスを追い込み切るまではいかなくて、

結局は97-93×2、96-94ってことでクアドラスの3-0勝ちだったんだけど、

勝ったクアドラスもそんなんでこの先大丈夫なのかあって感じだったんだわ。

 

クアドラスは大きく攻め込む時に腕が体からかなり離れて雑々だったし、

打ち終わりの際の頭の位置がとっても危なっかしかったんだわ。

 

それでもチャンスと見ればガンガン振りに行く彼は魅力的ではあったんだけど、

5Rに左ボディを効かされてしまってからは色んな躊躇が見えてきて、

それ以降、自信を持ったカルモナのストロークを大きく強くさせてもいたんだわ。

 

試合中盤、流れがカルモナに移り加減になった後、

相手の決定力不足に助けながらも盛り返したのは流石だったんだけど、

それでも96-94が妥当じゃないかと思われるほどの接近スコアで、

1ラウンド分の行ったり来たりほどの差しかなかったんだよね。

 

 

最初っから接近ガツゴツ戦で行くのか、アウトボクシングに徹するのか、

クアドラスはその緩急を目指してたのかも知れないんだけど、

何だか中途半端な戦い方をしてたような印象が強く残ったんだわ。

 

 

 

☆ ローマン・ゴンサレス×シーサケット・ソールンビサイ

46勝(38KO)0敗の29歳・ニカラグアと、

41勝(38KO)4敗1分のサウスポー、30歳・タイ。

 

シーサケットはクアドラスに負けた後14連勝中(13KO)ってことなんだけど、

ゴンサレスはそのクアドラスに勝ってるから、やっぱり最強はゴンサレスってことで、

っていう目で見てたんだけど、これがまあ……。

 

1Rは見てて好ましい中間距離から始まったんだけど、

ゴンサレスはシーサケットの左があまり良く見えてないようなところがあって、

最初にクリーンヒットを貰ってしまってから何だか調子が今一のようで、

残り40秒辺りで右フックをボディに貰ってしまってダウンしてしまったんだわ。

 

ちょっとバランスを崩してたところでもあったし、頭も当たってたんだけど、

とにかく弾かれたように吹っ飛ばされてしまったんだわ。

 

気を良くしたシーサケットがそこから益々ガツゴツ度を強めていって、

それにつれゴンサレスがディフェンスに時間を割くことが多くなって、

2Rにバッティングで右目上をカット出血してからは、

表情というか目の色に戸惑いのようなモノが浮いてるように感じたんだよね。

 

それ以降は距離を潰した接近戦が延々だったんだけど、

より力強く振れてたのはシーサケットの方で、

この日のゴンサレスの腕振りには終始若干のタルさが付きまとってたんだわ。

 

それでもゴンサレスは中盤以降はかなり盛り返していって、

6Rには一瞬倒せそうな雰囲気も見せたんだけど、

またもやのバッティングで水を差されたような感じで、

右顔面が血だらけになってしまったんだわ。

 

何度目かの注意を受けた後だったもんでシーサケットが1点減点で、

結局こういうのが勝敗を分けるんだよなあって見てたら、

ゴンサレスの方も流血が目に入るのか飛ばし切るってところまでは行かなくて、

相当貰いながらも全く怯まず即の反撃を繰り返すシーサケットのヒット率が高くて、

何となく負傷ストップを期待してたような感じも見受けられたゴンサレスを圧倒して、

試合終盤にかけて再度ポイントバックしたって感じだったんだよね。

 

 

ってことで自分には114-112×2、113-113の2-0っていうスコアは、

シーサケットの僅差判定勝ちっていうのはとっても妥当だと思ったんだよね。

 

 

どんなに強いボクサーでも相手得意の距離と戦い方に引き込まれてしまうと、

苦戦を免れないってことで、この試合に限って言えば、

シーサケットが巧い戦い方をしたってことで……。

 

 

 

☆ ゲンナディ・ゴロフキン×ダニエル・ジェイコブス

36勝(33KO)0敗の34歳・カザフスタンと、

32勝(29KO)1敗の?歳・アメリカ。

 

ジェイコブスもこの戦績のWBAの王者だし、そんなに簡単ではないと思うんだけど、

結局はゴロフキンがなぎ倒してしまうんじゃないかって思ってたんだけどね……。

 

長身で手足の長いジェイコブスはやたら懐が深かったし、

スピードのある長短と上下を巧みに組み合わせてくるハードヒッターで、

ゴロフキンと言えども安易に入って行くと危ない感じが初っ端から満々で、

力づくでいけない分若干手をこまねく様な感じの序盤だったんだわ。

 

基本的な力量差が少ない相手だと流石のゴロフキンも苦戦するのかってことで、

結局は4R、相手をロープに詰めたところで右を2発ヒットさせて、

ジェイコブスからダウンゲットしたのが勝敗の分かれ目だった訳で、

115-112×2、114-113の3-0勝ちはしたんだけど、

スコアが発表されるまでの時間は結構ハラハラだったんだわ。

 

 

やたら強い相手を前にして一体何を武器にして戦うかってことに関しては、

ジェイコブスの方が上回ってたと思ったんだけど、

そのジェイコブスにしても巧く戦ったとは言え、

ゴロフキンを圧倒しまくる場面は作れてなかったんだよね。                                                    

ってことは苦戦したとはいえ、やっぱりゴロフキンが強かったってことで……。

 

 

 

番組の一番最初にライト級の10回戦をやってたんだけど、

ライアン・マーティンっていうボクサーがやたら凄くてね。

 

彼、8RTKO勝ちしてこれで18勝(10KO)0敗なんだけど、

デカイ体をしてるのに実にタイトなボクシングをしてて、

長いリーチを利した戦い方だけじゃなくて、ショートブローもとっても巧みで、

必ずしも一発屋ではなくて徐々に相手を弱らせるような戦い方をするんだけど、

ストレートとフック系、上下、長短の打ち分けがもう惚れ惚れモノだったんだわ。

 

ディフェンスも抜群なもんで彼を一発で倒し切るのも難しそうで、

今WBCのアメリカ大陸チャンピオンって地域タイトルフォルダーなんだけど、

長い時間をかけることなくメインイベンターになりそうなんだわ。

 

 

 

明日はあるボクサーの活動の手助けをするんだけど、

それが最終的に彼の救いにならなければ自分はボクシングから身を引くって、

そういう覚悟というか心構えで臨むつもりなんだわ。

 

 

 

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