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2017年3月28日 (火)

後楽園ホール・3月27日

 

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「実家に帰らせていただきます。」

 

 

 

東北地方の人の発音はやっぱり何だかつい微笑んでしまうことが多くて、

自分には “医師” “椅子” “S” の三つを聞き分けることができないんだわ。

 

 

 

“World War Z” っていうのは2013年のブラッド・ピット主演のアメリカ映画で、

原因不明のウィルスが蔓延して地球規模で人間がゾンビ化してしまうって設定で、

特にどうってことないんだけど、ついつい見てしまったなあ……。

 

 

 

今週は4ボクシングもあって嬉しいようなシンドイような、

自分としてはMAX週3で収めて貰うと有り難いんだけどね。

 

大橋ジムの試合パンフレットには元々ボクサーの年齢表記は無かったっけ?

 

 

① 加藤収二君(中野サイトウ)×小倉大樹君(横浜光)

                           ………M 4R

3勝(2KO)1敗(1KO)1分のサウスポー、26歳・東京都と、

1勝(1KO)0敗の20歳・神奈川県。

 

<1R>

素質は十分に感じさせるんだけど小倉君、

デビュー戦を1RKO勝ちしたままの勢いだけの乱暴なスタイルで、

殆ど距離の感覚を持ってないし、そもそもまだジャブも身に付いてないみたいで、

そういう相手のスタイルに巻き込まれてしまった様な加藤君もそれは同じで、

お互い利き腕一発勝負って感じの雑々な展開になってしまったんだわ。

 

それでも試合経験の差か加藤君の方が多少のディフェンス感覚を備えてて、

このままだと加藤君かなあって思ってた残り1分06秒、

左ストレートをブチ当てて小倉君をグラッとさせてたんだわ。

 

<2R>

やっぱり小倉君は若干のダメージを残したままのように突っ立ち気味で、

ラウンド開始直後から余りにも簡単に加藤君の左を貰うようになってしまって、

それはもうポコポコポコポコって感じの末期的症状で、

小倉君の反撃が止んで一方的な展開になったところの0分54秒、

リングほぼ中央のところでレフェリーが割って入ってのストップエンドだったんだわ。

 

 

実はこの二人は9月26日に東日本新人王トーナメントで対戦する事になってて、

とっても珍しい事前対戦練習だったんだけど、

半年後までに小倉君が色々改善出来てるかが楽しみなんだよねって、

そういうようなことを試合後ちょっと風邪気味の石井会長と話したんだよね。

 

 

 

② 平岡アンディ君(大橋)×山口祥吾君(唯心)……L 8R

8勝(5KO)0敗の20歳・神奈川県と、10勝(5KO)2敗1分の23歳・静岡県。

 

この試合は平岡君の体調不良って事で前日計量直前に中止が決まって、

5月ごろに再度仕切り直すって取り決めをしたらしいんだけど、

優秀なテクニックを持ってる平岡君なんだけど、

色んなひ弱さを感じざるを得ない勿体無いボクサーなんだよね。

 

 

 

③ クウエ・ピーター君大橋)×細川バレンタインさん(角海老)

                          ………SL 8R

9勝(5KO)8敗(2KO)2分の28歳・ガーナと、

20勝(9KO)6敗(2KO)3分のランク13位、35歳・宮崎県。

 

色々あっての細川さんの移籍初戦で、

もし彼が岡田博喜さんとの試合のように出来れば殆ど問題ないって、

そう思ってたんだけどね……。

 

<1R>

ピーター君はほぼいつも通りだったんだけど、

細川さんは開始ゴング直後から明らかに力が入り過ぎで、

それは期待に応えたいってことでまあまあ当然ではあったんだけど、

柔らかさとかしなやかさとは対極の動きに終始してたんだわ。

 

それでも残り1分23秒、強引な右フックを起点にしての細川さんの一気攻勢で、

残り29秒の西ロープ前、再度の右フックでピーター君からダウンゲット。

 

リスタート後、次のラウンドには決着付けそうなままの終了ゴングだったんだけど、

そこからのピーター君の踏ん張りも大したモンだったんだけど、

自分にはそれよりはそれ以降の細川さんの不手際さというか、

テイタラクとさえ言っていいような不甲斐なさの方が印象的だったんだよね。

 

ピーター君はああ見えてそれ程戦闘的なボクサーではなくて、

相手を倒しに行くというよりは倒れされないことを主眼にしてるようなボクサーで、

だから細川さんの強気ボクシングが空回りすることも多くて、

ポイント負けしてるピーター君は必死挽回に行かないし、

そんな相手を細川さんも徐々に持て余して却って被弾を増やしてしまって

試合終盤近くには疲れて行き切れなくなった感じのトロトロで……。

 

結局、78-73、78-75、77-74って事で細川さんが3-0勝ちしたんだけど、

3R以降は殆ど遠目からしか見てなかったんだけど、

あんな感じだと細川さん、岡田さんとの試合でキャリアを終えてた方が、

余程みんなの胸に残るボクサーで終わってたのになあって感じだったんだよね。

 

 

 

④ 岡田誠一さん(大橋)×山田健太郎君(全日本P)

                         ………60㎏ 8R

19勝(11KO)6敗(4KO)1分の33歳・神奈川県と、

8勝(6KO)7敗(2KO)1分の32歳・新潟県。

 

この試合は結局、79-73×2、79-74ってことで、

岡田さんが大差判定勝ちしたんだけどね……。

 

<1R~2R>

岡田さんはいつもの通り、試合序盤は一見やる気の無さそうなスロースタートで、

そこに付け込んだ山田君の強気のパフォーマンスが目立ちに目立って、

元チャンプの岡田さんは年齢的な衰えさえ感じさせたんだわ。

 

<3R>

ところがようやくエンジンがかかったような岡田さんが徐々に動き出して、

ラウンド後半の左ボディからは明らかに様相が一変して、

お互いの左顔面を比較するとまだ岡田さんの方が傷みは進んでたんだけど、

ストロークの小さなショットを力強く打ちこむテクニックで圧倒し始めたんだわ。

 

<5R>

前の回に相当打たれ込んでた山田君の消耗が浮き出てきて、

中間距離でさえ強く打てなくなってて、

そもそも二人のボディブローのレベルがまるで違ってたんだよね。

 

二人が共通して今一だったのはカウンターのタイミングを全く狙えてなかった事で、

特に山田君にとっては試合の流れを取り戻すのが難しくなったんだわ。

 

<6R>

山田君は仕掛けきれず飛ばし切れずのままで、

ラウンド中盤以降は同じくらいの手数を頑張ってはいたんだけど、

岡田さんはパンチの緩急でレベルの違うところを見せ付けて、

山田君の打たれ方の形の悪さだけが目立ってきたんだわ。

 

<7R>

強く前詰めされて突っ立たされる場面が多くなった山田君、

密着戦で岡田さんの叩くようなショートフックに晒されまくって、

左顔面がかなり赤く腫れてきてダメージの深さが見えてきたんだわ。

 

岡田さんの方も左目が塞がり加減になってきたんだけど、

これは試合序盤でのバッティングが主たる原因だったんだよね。

 

<8R>

山田君は殺気を孕んだ強いパンチが打てなくなってたんだけど、

一方の岡田さんにしても圧倒しまくって決着を付けるところまでは行かなくて、

勿論ポイントゲットは間違いのないところではあったんだけど、

何となくズルズルした感じのまま終了ゴング。

 

自分的には78-74だったんだけど結局、

79-73×2、79-74ってことで見たまんま岡田さんの余裕3-0勝ち。

 

 

 

⑤ 原隆二さん(大橋)×金沢晃佑君(大鵬)……LF 8R

21勝(12KO)2敗(2KO)のWBO2位、IBF4位、WBC6位、WBA11、

26歳・静岡県と、

14勝(7KO)6敗(1KO)4分の24歳・大阪府。

 

勝てば金沢君、ゴッソリの世界ランクをゲットする可能性もある訳で、

あくまで調整試合の原さんとは別次元のモチベーションだったんだよね。

 

<1R>

4~5㎝ほどデカイ相手に原さんがいつものような強めのプレスで、

金沢君も水準の動きは出来てたんだけど若干腰高のように見えたんだよね。

 

<2R>

金沢君は頭の位置がいつも同じところにあるような危険な感じがしてたんだけど、

1分20秒辺りから原さんが少し本気を出して腕振りの鋭さを増していった途端、

二人のスピード差も歴然としてきて金沢君の被弾が増えていったんだわ。

 

凶暴になった時の原さんはやっぱり流石で、

いきなりの左フックを何発か喰らった後の金沢君の右顔面が腫れてきたんだわ。

 

<3R>

とっても真面目で理に叶った動きを続けてた金沢君だったんだけど、

たまにはヤンチャ系を混ぜ込んだ方が効果的じゃないかって見てたんだけど、

開始1分半までに丁寧で細かい手数で優位に立って、

残り40秒からの原さんが仕掛け直しに出てきた場面でも、

互角に近くて実に勇敢に打ち合ってたんだわ。

 

<4R>

感じを掴んだのは金沢君の方だったみたいな先仕掛けで、

立ち遅れた原さんがショートワンツーを喰らってのいきなり鼻血で、

この辺りから原さんの動きの悪さというか突然の消耗が見えてきて、

下がる一方の防戦一方になってしまって、そのメッキリ感に場内も騒然としてきて、

その後終盤にかけて反撃したんだけど直後に攻め返されてたんだよね。

 

ってことで自分のスコアはここまでで丁度イーブンだったんだわ。

 

<5R>

原さんとほぼ対等の戦いが出来てた金澤君が自信を得ての却って前詰めで、

原さんの方は長い時間動き切れずにまるでヘバッてしまったかのようで、

顔面の傷み方も今や金沢君を遥かに超えてて、

殆どいいところナシのままだったんだわ。

 

<6R>

場内のそこここがザワザワしてきたラウンド序盤、

開始20秒からまたもや原さんが金沢君の連打に晒されてしまって、

明らかに効いたままダメそうな感じさえ漂ってきたんだわ。

 

金沢君に試合後の反省があるとすれば正にここからの数秒間で、

これは行けるぞって気を良くした彼が少し舞い上がったような攻め込みで、

そりゃあの場面、KO決着も見えてたから仕方ないところもあったんだけど、

もう少し様子を見ながらで充分だったのに無理に行き過ぎた感があって、

原さんを東ロープに追い詰めての一気呵成だった1分40秒、

原さんが手負いの獅子の如く、というよりもう殆どヤケクソだったと思うんだけど、

思いっ切り振り回した右フックが金沢君を直撃してしまったんだわ。

 

一発いいのを当てると何故か突然息を吹き返すのがボクサーの常な訳で、

そこからの原さんはそれこそそれまでとは全くの別人の如くで、

今度は逆に金沢君にロープを背負わせたままのラッシュラッシュで、

金沢君は最初の右フックが効いたまま無抵抗ボクサーになってしまって、

最後は相手方赤コーナーポストに押し込まれたところで、

原さんの強烈右フックを貰ってしまったところでストップエンドだったんだわ。

 

 

ってことで1分52秒、原さんの大逆転の劇的TKO劇だったんだけど、

正直二人共、反省すべき点が山ほどじゃないかって思ったなあ。

 

 

 

⑥ 井上浩樹さん(大橋)×藤田光良さん(鹿児島)……SL 8R

6勝(5KO)0敗のランク12位、サウスポー、23歳・神奈川県と、

10勝(3KO)2敗(1KO)のランク14位、サウスポー、26歳・熊本県。

 

ワタナベジムの松山真虎さんが来てて、

誰の応援なのって尋ねたら藤田さんは鹿児島時代の彼の戦友ってことで、

この日はヘルプセコンドを務めてたんだわ。

 

 

自分は藤田さんがもっとジャブを使って井上さんを困らせるかと思ってたんだけど、

井上さんのシンプルな組み立ての力づくに付き合ってしまってて、

これじゃあとても敵う訳ないって試合序盤から思ったんだよね。

 

井上さんはフォローの無い左ショット一本槍だったんだけど、

どっちかって言うと接近戦狙いに見えた藤田さんも、

そこから飛ばしきれない中途半端なままで、

それほどパンチ力のない藤田さんがどういう戦い方をしたいのか見えて来なくて、

4R残り1分からの密着戦で井上さんから左ショートアッパーを、

それも怒涛の6連発ほど貰っていきなり鼻血してからはそれこそメッキリで、

残り18秒、今度は左フックをまともに貰ってしまってからは一気にダメそうで、

10:8.5ほどもの大差が付いてしまった次のラウンドで終わりそうだったんだわ。

 

ダメージを回復し切れないままの5Rの藤田さんは初っ端から時間の問題で、

井上さんがどういうストップの仕方をするかがポイントになってきたんだけど、

相変わらず力づくってところだけが目立ってしまって、

パンチの強弱とかコンビネーションからはほど遠かったし、

カウンターで倒すっていう意識さえ無かったみたいな最後まで力づくだったんだわ。

 

結局5R2分25秒、誰が見ても藤田さんは既に無理そうで、

井上さんにしてみればキッチリ倒し切ってしまいたいところだったんだろうけど、

一方的に打たれるままになってしまった藤田さんに対して、

レフェリーがもう止めようねストップエンドだったんだよね。

 

ただ自分には実に大味な試合にしか見えなくて、

藤田さんは井上さんのことを事前に少しでも調べたのかってことだったし、

井上さんにしてもデビューからの力づく系の戦い方が変わってなかったんだよね。

 

彼は将来的にはもっと色んな技を見せてくれそうな予感があるから、

それこそ長い目でってことで……。

 

 

 

⑦ 松本亮さん(大橋)×坂本英生さん(フジタ)……56㎏ 10R

18勝(16KO)1敗(1KO)のランク4位、23歳・神奈川県と、

17勝(5KO)3敗(1KO)3分のランク11位、31歳・佐賀県。

 

<1R>

やっぱり松本さんの方が3~4㎝ほど上背優位だったし、

懐も深くてリーチも圧倒優勢で、そのせいかプレスにも自信が満ちてたんだわ。

 

坂本さんの方は若干低めに構えて応じてたんだけど、

圧倒的な迫力の松本さんは以前のように中途半端じゃなくて、

開始1分29秒に左右フックから更に右フックを打ち込んだその3秒後、

坂本さんが目線を切って屈み加減になったところに強烈左フックを打ち込んで、

ほぼリング中央だったんだけど、1分33秒にいきなりのダウンゲット。

 

何とかリスタートはしたんだけど鼻血出しながらの坂本さんのダメージは明らかで、

そこからの松本さんの手際の良さはそれこそ実に圧巻の限りで、

顔面ムチャ殴りに行きそうなところをまずは冷静なボディブローを打ち込んで、

南ロープ際で体を折ってガードが下がった坂本さんに決着の右ストレートで、

直撃されてしまった坂本さんが力なく崩れ落ちてしまったんだわ。

 

ダメージが抜けてないところでの大きな被弾だったもんで、

レフェリーもカウントすることなくの即のストップエンドだったんだわ。

 

 

結局1分57秒での早々の決着だったんだけど、

松本さんにとっては2年以上振り、9試合振りの日本人ボクサー相手で、

それまで訳の解らない連中を倒しまくってた時は、

ホントに強いのかって思ってたんだけど彼は多分ホントに強いボクサーなんだわ。

 

それと彼はもしかしたらスーパーバンタムの方がいいかも知れなくて、

スムースに動けてたし、打撃力も増してたんじゃないのかなあ。

 

 

 

坂本さんとは1年以上前だったかなあ、

確か最強後楽園で益田健太郎さんにTKO負けした後、

すぐ後ろの席で一人でその後の試合を観戦してた時に話をしたことがあって、

たった5分ほどのことだったもんで覚えてる筈はないって思ってたもんで、

医務室からの帰り道にすれ違った際にも黙ってたんだけど、

彼の方から話し掛けてくれて、何と自分の事を覚えてくれてたみたいで、

「何も出来ませんでした。何が当たったのかも解りませんでした。」 って、

殆ど傷のないスッキリした顔で言ったんだわ。

 

風邪を引いてはいけない状況だったもんで勿論長話は出来なくて、

それでも自分の感想を少し伝えたんだけどね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 松本亮さん

② 特にナシ

③ 特にナシ

 

 

 

全部の試合が終わった後、一息入れてたところにボクサーが二人。

 

彼らは女性にも男性にも好かれる性格と体型をしてる割にはカネがないもんで、

1万円くれたらでどんな不細工とでも付き合うっていう下世話な話しになって、

相手が男だったらどうなの?って聞いたら、

「50万円戴けたら……。」 ってまるでバカ丸出しだったんだけど、

間に入ってポン引きみたいなことをやったら結構稼げそうだね。 

 

 

 

それにしても3月競馬も前月から引き続いての全外れで、

これで1月21日から57レース連続スカってことなんだわ。                  

それでも1月8日の大儲けのお蔭でまだまだ余裕があって、

通算76レースに参加しての回収率は506%もあるんだけどね。

 

 

 

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