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2017年3月11日 (土)

後楽園ホール・3月10日

 

Img_1041

“伊勢太郎”

 

体長は計らなかったんだけど重さ1.5㎏の伊勢海老をゲット。

湿ったオガ屑満々の大きな段ボールで生きたまま運ばれてきて、

素手で触るのは危ないからって軍手まで附属してたんだわ。

 

着いた夕方には自分が捌いて刺身とバター焼きにして食べてしまったんだけど、

それまでガサゴソ音を立ててたもんで “伊勢太郎” って呼んでたんだわ。

 

自分はカニはいくら大きくても平気なんだけどエビの類は苦手で、

予想もしない時に突然尻尾をバチッと跳ねさせてビックリさせられるから、

それはガキの頃、川で釣ったアメリカザリガニで驚かされたのがトラウマで……。

 

それにしてもうちの奥さんがちょっと可笑しくて、

伊勢海老なんかに話し掛けてて、

で、可哀そうだからって殆ど食べなかったんだわ。

 

 

 

ホールに入って暫くしてREBOOTジムの富岡哲也君と浩介君とバッタリで、

今次男の達也君はフィリピンに出稽古修行に行ってるんだけど、

それにしても、哲也、達也ときて次は浩也かと思わせておいての浩介って、

ちょっと面白いんだけど、彼らの底抜けに近い明るさはいいよなあ……。

 

 

 

① 後藤吉人君(船橋D)×王家拓見君(T&T)……W 4R

デビュー戦の23歳・東京都と、デビュー戦の20歳・神奈川県。

 

<1R>

この階級のデビューボクサーにしては二人共比較的良く動けてて、

初っ端は後藤君の仕掛けが早かったんだけど

1分を過ぎる頃からは王家君の逆襲が始まっての均衡状態が続いて、

甲乙つけがたい中、若干王家君の精度の方が上回ってたかなあ。

 

<2R>

このラウンドも後藤君の仕掛けが早かったんだけど残り27秒、

王家君の右が綺麗にヒットして一瞬後藤君がグラッとした直後、

更に追い打ちの左右が続けざまに当たって後藤君、南ロープ前でダウン。

 

それほどのダメージを残すことなくリスタートしてたんだけど、

それにしてもダウンを喰らう前まではその後藤君の方が優勢だったんだよね。

 

<3R>

余程頑張り直さないと後藤君の勝ちは無い展開になってしまったんだけど、

残り50秒、右アッパー、右フックって連続ヒットが叶ってたんだけど後藤君、

既にかなり消耗が進んでたか、力込めきれずの勿体無いショットだったんだわ。

 

それにしても二人共、討ち終わりのディフェンス面に課題を残してたんだけど、

王家君の方は前の回のダウンゲットで気が緩んでしまってたか、

見てる場面が多くて相手に攻め込みの機会を与え過ぎだと思ったなあ。

 

<4R>

お互いに相手を殴り倒すようなパフォーマンスが出来るかってところで、

最後の勝負に気持ちを込めたスタートを切ったんだけど、

まだまだショート戦の打ち合いには慣れていないような感じで、

シッカリ打ち切れないまま後藤君が相手の右を喰らうことが多くなってきて、

その打たれ方の形が悪い場面が続き続きしてた残り10秒ほどのところ、

このラウンド4発~5発目の右を貰ってしまったところでストップエンド。

 

 

ってことで2分49秒、王家君のTKO勝ちではあったんだけど、

それでも試合中盤以降の休み休みのボクシングは改善しないとね。

 

っていうようなことを試合後暫くして本木会長と話したんだけど、

会長も苦笑いしてたっけなあ……。

 

 

 

② 白鳥大珠君(八王子中屋)×何チャラ・サイトーン……L 6R

6勝(3KO)2敗(2KO)のサウスポー、21歳・東京都と、

戦績年齢共不詳のタイ。

 

相手のタイボクサーのデータがパンフに記載されてないっていうことは、

それはつまり試合ギリギリになって対戦が決まったってことで……。

 

<1R>

まずは様子見でスタートした白鳥君、結局初回は左ストレート1発だけで、

返しの右フックの感じも中々良かったんだけど距離感は今一だったなあ。

 

相手のタイボクサーは強烈な腕振りはしてたんだけど明らかに振り過ぎで、

そんなのに直撃されるほど白鳥君は甘くはないんだわ。

 

<2R>

明らかに格下のボクサーにはどういう勝ち方をするかが大事であって、

白鳥君、厳しくだけじゃなくて丁寧に攻め立てることが出来るかって、

結構真面目に見てたんだけど中々いい感じのパフォーマンスで、

相手がタイミングを見計らってガァーッと大きく振り被って来るのを交わして、

残り48秒の西ロープ前、逆ワンツーで綺麗なダウンゲット。

 

面白かったのはタイボクサーのリスタートで、

まるで弾かれでもしたように瞬間で立ち上がってたんだわ。

 

それでもダメージ的には明らかで、見極めた白鳥君も全く果断が無くて、

残り28秒には左ストレートから右をフォローして2度目のダウンゲット。

 

このダウンに際してもタイボクサー、またもや瞬時に立ち上がって、

レフェリーは殆どカウントする間も無かったほどだったんだわ。

 

残り時間が少なくなった中、白鳥君がキッチリ仕留められるか、

この機会を逃すようなら問題だけどなあって見てたんだけど、

意を決したような一気攻勢の中のドカドカ連続打ちこみで

2分48秒、3度目のダウンをゲットしたところでのレフェリーストップエンドで、

結局タイボクサーは3度のダウン全てが西ロープ前だったんだよね。

 

 

この後白鳥君は最後の試合まで観戦してたみたいで、

メインが終わった後少しばかり話をする機会があったんだけど、

まるで一発も貰ってないような綺麗な顔付をしてたんだけど、

それでも口の中を軽く切ってしまったって言ってたんだわ。

 

 

 

③ 望月直樹君(横浜光)×中山佳祐君(ワタナベ)……F 8R

11勝(6KO)1敗のランク5位、23歳・神奈川県と、

8勝(4KO)2敗1分のサウスポー、28歳・佐賀県。

 

この試合はかなり注目してたんだけど、過去に戦った相手関係で、

自分は望月さんの方が優勢だと思ってたんだけどね……。

 

<1R>

中山君の方が5㎝ほど上背あるし、リーチ差もそれなりなもんで、

試合は多分こんな展開になるんじゃないかって思ってたままの進行で、

望月さんがどれだけ鋭く踏み込めるか、

そこからの鬼のショート連打をこの日も見せるのか如何だったんだわ。

 

だから自分的には中山君が沢山の右ジャブで牽制するっていうか、

望月さんに踏み込みのタイミングを与えないんじゃないかって思ってたんだけど、

見合ってる危険な時間が長過ぎじゃないかって思ったんだわ。

 

<2R>

望月さんはいつもの通りのプレス強めてからのかき回し戦法で、

途中中山君も左ストレートをヒットさせてはいたんだけど自信には満ちてなくて、

ショートブローの力強さで上回ってたような感じがしたんだわ。

 

<3R>

お互いに頭の位置に対する配慮の今一感が拭えなかったんだけど、

それでも攻撃時の吹っ切れ感は望月さんの方が上回ってて、

懐の深い相手に右ストレートボディなんか打ちこんでたんだわ。

中山君の方はこの階級にしては如何にも手数が少ないままだったなあ。

 

<4R>

やっぱり中山君の手数不足が目に付いてしまって、

少なくとも繋ぎの意味でももっともっとジャブが要るんじゃないかって……。

ってことで、4R終わっての自分のスコアは丁度イーブンだったんだわ。

 

<5R>

お互いに攻め方に工夫が無くてマンネリ状態に入ってしまって刺激無い無いで、

決定的差が見えて来ないままで微妙過ぎとしか言えなかったんだわ。

 

<6R>

いつの間にか望月さんの左目下が腫れだして、

それを見て元気を貰ったかのような中山君の攻勢が目立ってきて、

試合後に望月さんに確かめたらこのラウンド中盤に中山君の左が直撃して、

それは通常右顔面に当たることが多いんだけど左顔面への直撃で、

で、その辺りからの望月さんの休み休みが目に付き始めたんだわ。

 

<7R>

望月さんの方がプレスをかけられる場面が増えていって、

ただそこからの中山君のショットも有効打とは言い難くて、

残り42秒での左ストレートが唯一若干目立ったって程度だったんだわ。

 

それにしても望月さんのしつこいショートブロー連打はまだまだ不発のままで、

かなり消耗した中、彼の爆発は期待し難い感じにもなってきたんだわ。

                                                      <8R>       

お互いかなり微妙なスコアだと自覚してたんじゃないかっていう最終ラウンドで、

流石に必死感に溢れた入りだったんだけど開始21秒、

正面切っての打ち合いを決心した二人のパンチが交錯し合ったその瞬間、

それはもうある意味運不運が支配してたとしか言いようが無かったんだけど、

中山君の返しの右フックが絶妙なタイミングでヒットして望月さんがダウン。

 

ここに来てのダウンはそれこそ致命的ではあったんだけど、

リスタートした望月さんが挽回のダウン取り返しを目指してきた中、

これでほぼ勝利を確実にしたって判断したか中山君サイドのセコンドからは、

「無理に行くな! カウンターだけ狙ってろ!」 って声が飛びまくってて、

そりゃそうなんだわこのまま終了ゴングを迎えれば、

夢のシングルランカーゲットだからそりゃ必死のアドバイスだったんだわ。

 

3分ほど時間を戻して思い出して見れば8R開始前の中山君のセコンド陣、

多分スコアが均衡してたって判断してたんだろうと思うけど、

戦法のことなんかじゃなくて、ひたすら中山君の気持ちを高めるべく、

激しい檄を飛ばしまくってたんだよね。

 

 

終了ゴングが鳴った時、やっぱり自分のスコアも最終回のダウンが決定的で、

77-74だったんだけど結局、78-73、77-75、76-76ってことで、

中山君の2-1勝ちだったんだわ。

 

 

試合後大分経って敗けた望月さんがたった一人で氷嚢を当ててたもんで、

傷跡を見せて貰いながら色々話をしたんだよね。

 

 

 

④ エンゲルバード・モラルデ×栗原慶太君(一力)……B 8R

9勝(6KO)4敗の24歳・フィリピンと、

8勝(7KO)4敗(2KO)の24歳・東京都。

 

以前は若干ひ弱なイメージさえあった栗原君の最近の充実ぶりは著しくて、

小林会長と並んで観戦したんだわ。

この試合も白鳥大珠君の試合と同じような感覚で見てたんだけどね……。

 

<1R>

背は低いけどかなりパワフルなモラルデを前に栗原君、

少し力み過ぎな感じでスタートしたんだけど開始33秒のリングほぼ中央、

それまでも強振してた右フックが見事な一閃ヒットでモラルデが一発ダウン。

 

致命的なダメージを負うことなくリスタートしたモラルデ、

相変わらず腕振りはラフなままだったんだけど、

それでも栗原君の打ち終わりを狙うタイミングはまだまだ合ってて、

かなり危険な殴り合いムードの中の残り僅か4秒、

決着は次のラウンドかと思わせた僅か残り4秒の東ロープ前、

栗原君の右ストレートからの左ボディが強烈な喰い込みを見せて、

一瞬の間を置いてモラルデがしゃがみ込みダウンしてしまったんだわ。

 

そのシンドさの様子を見計らったレフェリーがノーカウントのストップエンドコールで、

2分59秒、栗原君の実に手際のいいTKO勝ちだったんだけど、

あの最後のコンビネーションは絶品だったなあ。

 

 

 

⑤ 天笠尚さん(山上)×臼井欽士郎さん(横浜光)

                        ………56.8㎏ 8R

31勝(20KO)6敗(1KO)2分のランク2位、31歳・群馬県と、

27勝(11KO)4敗(1KO)のランク7位、37歳・宮崎県。

 

昨日一番期待してた試合で、頭一個ほどもの上背差があるし、

リーチも大差だし、年齢差もある中で、

臼井さんがどれだけのパフォーマンスが出来るかってことで……。

 

<1R>

お互いに全く有効打が無かった中、手数主体の攻勢は臼井さんで、

天笠さんがちゃんとジャブが打てるのかがポイントだって見てたんだけど、

自分的には中途半端にしか見えなかったんだよね。

 

 

自分のすぐ前に見掛けたことがないカメラマンが来てて、

180㎝、90㎏は充分にありそうなタトゥーだらけのスキンヘッドだったんだけど、

その彼がまあ抜群のカメラワークをしててデカイ体が全く邪魔にならなくて、

ちょっと驚いてしまったモンでちょっと話し掛けたら、

普段からリングサイドで格闘技を撮ってるってことだったんだわ。

 

名古屋辺りから出張って来て入場券も買わずの不正入場で、

あっちこっち写真配りまくってそれを免罪符にしての明らかな不正入場の老いぼれ、

如何にも老い先が短そうだからってみんなから親切を受けてるのをいいことに、

ヨボヨボのくせにリングサイドを動きまくるもんだから、

自分に怒鳴り倒された例の白髪頭の老いぼれとはエライ違いだったんだわ。

 

<2R>

天笠さんは何となく中間距離で捌けないままの半端半端のままで、

やり難そうにしてるというか、あまり練習してないような感じさえして、

残り31秒、臼井さんに左フックを大きく打ち込まれてたし、

残り19秒にも右フックを貰ってたんだわ。

 

<3R>

どういう試合をしようとしてるのかが全く見えて来ない天笠さん、

例の若干ぎこちないようなフットワークからのいつものぎごちない、

それでも強烈なパンチとは程遠い只のぎこちないパンチに終始してたんだわ。

 

それでも残り43秒、ワンツーフックにその片鱗を見せてたんだけど、

良かったのはそこだけで全体を振り返ればこのラウンドも臼井さんだったなあ。

 

<4R>

流石にこのままじゃマズイって思ったか天笠さんがプレスを強めての手数アップで、

残り45秒からは長いショットが当たり始めたんだけど、

まだまだ怖さを感じさせるってレベルには達してなかったんだよね。

 

実はこの時点で自分、一瞬離席しようっかって頭をよぎったんだけど、

あともう1ラウンドだけ見てみようかってことで……。

 

<5R>

それでも何となく巻き返しそうな感じが漂ってきた天笠さんを前にして臼井さん、

ラウンド開始から大きく仕掛けていって流れを持って来ようとしたその瞬間、

踏み込んだところに天笠さんの左フック貰ってしまって、

それはほんの少しだけかすった程度だったんだけど、

足元のバランスを崩したところでもあったもんで開始41秒、臼井さんがダウン。

 

殆ど全くダメージないままの再開でいきなり左フックを当て込んだんだけど、

少し本気を出し始めたかのような天笠さんも右ストレートを当て返したんだわ。

 

その後の小康状態を経た残り39秒、臼井さんが一気の逆襲で、

北ロープ際に天笠さんを追い詰めたところで強烈な左フックを2連射で、

最初のがボディ、次に顔面って相当強烈な打ち込みだったんだわ。

 

ってことで、ダウン劇はあったんだけど10-8.5くらいの印象だったんだわ。

ってことで、自分のここまでのスコアは丁度イーブンだったんだよね。

 

<6R>

ダウンゲットで気を良くした天笠さんが一気に攻め立てるのかと思ってたら、

前の回の終盤での被弾に臆したかのような慎重慎重で、

それはまた試合開始当初に戻ってしまったかのようで、

臼井さんの手数だけが目立ってたんだわ。

 

天笠さんは例の肘を余しながらの恐怖のショート連打はついに見せなかったし、

クリンチ状態では臼井さんのショートフックを何度も簡単に貰ってたし、

途中途中での被弾の際には、如何にも何でもないですよお的に両手を広げてて、

それはもう明らかな被弾を自らが白状してるようなもので……。

 

<7R>

二人の顔面の傷み方には大差は無くて、まだまだ致命的ヒットに欠けてて、

お互い、何となく飛ばし切れてないというか吹っ切れないままで、

徐々に何となくの倦怠感がリング上を覆いつつあって、

自分には特に天笠さんの天笠さんらしくないところが我慢し難くなってしまって、

ラストラウンドを残すだけの試合場から離れたんだわ。

 

モニターで見てた8Rは天笠さんが優勢だったんだけど、

それでも比較的解り易い天笠さんの1ポイント負け試合だなって感じで、

発表されたスコアを聞いてたら、77-74、77-76、76-76ってことで、

そうかやっぱり臼井さんの2-0勝ちだったかって書き留めてたら、

勝者は天笠さんってことで周囲は利害関係の無い人達までザワザワしてたんだわ。

 

どちらの関係者からも苛立ちやら戸惑いみたいものを感じたんだけど、

それでも臼井さんは結果を出し切れなかったこと自体を謙虚に反省してたなあ。

 

 

 

次の試合は元々見るつもりがなかったもんでブラブラしてたんだけど、

チンタラ長過ぎだったせいもあって、思いの外沢山の時間が出来て、

色んなジム関係者の人達ととっても有意義な話が出来たんだわ。

 

一段落したところでまたもやブラブラしてたら、

今まで話をしたこともない下田昭文さんが突然声を掛けてきて、

自分は彼が自分の事を知ってるとは思ってなかったし、

そもそも余程の事がない限り自分は誰彼なく話し掛けることは控えてるもんで、

彼が 「俺、引退しました。」 って真っ直ぐに話し掛けてきたもんで殆ど驚愕で、

そのことは既に知ってたし、今後の為に通信教育を始めたことも知ってたんだけど、

とにかく彼が話し掛けてくれたことに腰を抜かさんばかりだったんだけど、

風貌から受ける印象とは違って実にとっても人懐こい人だったんだわ。

 

二人で少しばかり昔話的な会話をしてるところに臼井さんがやって来て、

臼井さんも下田さんと話したことがなかったみたいだったんだけど、

「とても好きなボクサーだったんです。」 って年下相手に敬語交じりで……。

こういう出会いに触れるっていうのは何か嬉しいよね。

 

 

 

⑦ 赤穂亮さん(横浜光)×田中裕士(畑中)

                ………日本 B タイトル戦 10R

29勝(19KO)2敗(1KO)2分のランク1位、30歳・栃木県と、

19勝(13KO)1敗(1KO)3分のランク2位、25歳・愛知県。

 

田中さんは良績の上にKO率も高いんだけど、

これまでの対戦相手のクオリティー差は歴然で、

赤穂さんが中盤過ぎに粉砕してしまうんじゃないかって思ってたんだけどね……。

 

<1R>

田中さんは額にシワを寄せながら目を見開くような表情をしてて、、

それは赤穂さんの動きを見極めようとするかのようでもあったんだけど、

自分にはそれほど気持ちの強いタイプではないって感じが強かったんだよね。

 

赤穂さんは先回の勅使河原弘晶さんとの試合の反省に基づいてか、

あの際は出遅れて序盤の4ラウンド分を丸々獲られてしまってたんだけど、

その反省に基づいてか初っ端からかなりの赤鬼ラッシュだったんだわ。

 

あの風貌で大きく振り回されたら相手は半端無く恐ろしい訳であって田中さん、

残り30秒からの赤穂さんのドカ攻めに早くも為す術ないって感じだったなあ。

 

<2R>

まだまだ田中さんには赤穂さんの動きが見極めきれてないみたいで、

その打ちこみの派手さに戸惑ってたみたいだったんだけど、

赤穂さんは左ボディも絶妙に交えながら単純フッカーだけではないところも見せて、

終始田中さんを圧倒してたとしか言いようが無かったんだわ。

 

このラウンドも見せ場作りがシッカリしてた赤穂さん、

残り僅か5秒ほどしかなかったんだけどボディから上へ繋げて、

またもやのドカ打ちで田中さんの出番を封じ続けたんだわ。

 

<3R>

田中さんのいいのは僅かにジャブだけで、そこから右へは繋げられてなくて、

ジャブの為のジャブに終わってしまってるのが赤穂さんにも見切られたみたいで、

殆ど警戒感さえ持たれてなかったみたいだったんだわ。

 

開始30秒、赤穂さんは真っ直ぐ入るし、田中さんはすぐに頭を下げるしで、

いきなり大きくバッティングして赤穂さんに休みが入ったんだけど、

二人はこの後も何度もヘッドバッティングを繰り返してたんだわ。

 

序盤の1分半過ぎまでは田中さんが細かく正確に対応してたんだけど、

赤穂さんが意決して攻め立てると展開が一気に変わってしまって、

左右フックのド迫力に田中さんは凌ぐので一杯一杯になってしまってて、

一体どうやってポイントを取るつもりなのか、赤穂さんの打ち疲れ待ちなのかって、

そんな感じしか伝わって来なくなってしまったんだわ。

 

赤穂さんの打ちこみはとにかく派手な音を立てまくってたんだけど、

正直、その音の割には相手を弱らせてなかったのも事実で、

それは田中さんが打たれ強いっていうよりも、

赤穂さんのパンチがオープン気味のことが多かったせいじゃなかったのかなあ。

 

<4R>

開始23秒、この試合初めて田中さんのパンチがまともにヒットして、

赤穂さんの打ち終わりに右をカウンターヒットさせて可能性を見せたんだけど、

直後の追撃が叶わなくて、反対に赤穂さんの強烈ボディ3発にチャラにされて、

終盤になるにつれ追い込まれ感を募らされた上の残り5秒、

西ロープを背負わされて激しく打ち込まれて最後はかなり消耗してたんだわ。

 

<5R>

田中さんはすぐに頭を下げるから赤穂さん、2発目以降はもっと下を狙うべきで、

頭上を大きく空転する場面も増えていったんだけど、

そこのところを敢えて狙うっていう技量までは田中さんには無かったみたいで、

まだ赤穂さんの打ち疲れ待ちなのかって……。

 

田中さんが打たれ強いのか、赤穂さんのパンチが雑なのかの命題がまたしてもで、

残り20秒からの赤穂さんのメッタ打ちを経ても田中さんは立ってたもんなあ。

 

 

ってことでここまでの自分のスコアは50-45だったんだけど、

発表された中間スコアは49-46×3ってことで勿論赤穂さんの圧倒3-0。

 

ってことは残り5ラウンドの全ラウンドでポイントゲットしないと、

田中さんの勝ちは無いんだけど、通常そういう展開は殆ど有り得なくて、

だから田中さんとしてはどこかでのダウンゲットを目指すような試合が必要で、

っていう視点で見てたんだけどね……。

 

<6R>

少なくとも後半の出だしだけでもそういう兆しを見たかったんだけど、

残念ながら田中さん自身も陣営も共にそういう意識が無かったみたいで、

今さらペトペトジャブなんか当ててる場合なんかじゃないいんじゃないか、

応援団もそんな軟弱系のジャブ当てただけで拍手なんかしてないで、

「バカヤロ、倒さなきゃ勝てないだろが!」 くらいの檄を飛ばすかと思ってたら、

わざわざ名古屋から出張ってきた割には余りにも優し過ぎる対応で、

ハッキリ言って青コーナー側の人達の全員がこの試合の意味が解ってなくて、

まるで習い事の発表会にでも立ち合ってるかのようにしか見えなくて、

自分は他人事ながら徐々に苛立ちの方が勝ってしまって、

田中さんが勝負に行かない以上激しい打ち合いも起こり得ず、

激しい決着が訪れる訳も無く、ここで撤退を決めたんだわ。

 

 

薄っすらモニターを見ながらの結果は98-92×2、98-93ってことで、

要するに後半も同じようなスコアが繰り返されたに過ぎなかったんだよね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 赤穂亮さん

② 中山佳祐君

③ 栗原慶太君、白鳥大珠君

 

 

 

昨日はドームの野球終わりとホールの試合終了とが重なってしまったモンで、

11時近くまでブラブラしてしまって、お蔭で色んな人と話すことは出来たんだけど、

家に帰るのが遅くなってしまっての遅い夕食で、

寝るのも遅くなっての当然の朝寝坊でブログアップも遅れてしまいましたとさ。

 

 

 

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