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2017年2月

2017年2月27日 (月)

3月のボクシング

 

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「何だコノヤロー、勝負するってかあああーっ!」

 

 

 

神奈川県にある障害者施設を襲撃して無抵抗の入所者を19人も殺害して、

他にも30人程を傷付けた元職員の男、

社会にとって邪魔な存在を排除してやったってヘラヘラ顔で言ってて、

排除されるべきは当人だってことに気付かない愚かさは救い難くて、

案の定、“自己愛的パーソナリティ障害” って診断されたんだけど、

それでも責任能力はあるってことで、これで極刑確定だね。

 

軽度の “自己愛的パーソナリティ障害” なら周囲にもたまに見受けられて、

自らが一番大事で、自らが考えてることが一番正しくて、

周囲の人間は支えてくれるためだけに存在するべきだって、

平気でそういう風に考えてしまう気の毒な脳障害者なんだけど、

“サイコパス” にも通じる全く迷惑この上ない存在でもあるんだよね。

 

 

 

3月のボクシングは明後日2日から始まって、

今のところ自分は9ボクシングに参加する予定なんだわ。            

 

 

≪3月度ボクシングスケジュール≫

*左側が勝者予想、敬称略。

 

・3月 1日……(タイ)

大平剛×ノックアウト・レッシュマート。

 

 

・3月 2日……(両国)

山中慎介×カルロス・カールソン、尾川堅一×杉田聖、

ブライアン・ビロリア、岩佐亮祐。

 

 

・3月 4日……(後楽園)

土屋修平×西谷和宏、大橋建典×本吉豊、岡田博喜、武田航、小池信伍、

斉藤一貴。

 

 

・3月10日……(後楽園)

赤穂亮×田中裕士、天笠尚×臼井欽士郎、望月直樹×、中山佳祐、

栗原慶太、白鳥大珠。

 

 

・3月13日……(後楽園)

近藤明広、中嶋孝文、丸亀光。

 

 

・3月17日……(後楽園)

大竹秀典×ジュルビルト・ゴメラ、藤中周作×尹文鉉、藤井貴博×コーヤ佐藤、

秋山泰幸×細川チャーリー忍、デシエルト長池。

 

 

・3月22日……(後楽園)

中川健太×船井龍一、稲垣隆×垂水稔朗、太田輝×戸高達、

氏原文男×山口拓也。

 

 

・3月27日……(後楽園)

松本亮×坂本英生、井上浩樹×藤田光良、岡田誠一×山田健太郎、

細川バレンタイン×クウエ・ピーター、原隆二、平岡アンディ、加藤収二。

 

 

・3月28日……(後楽園)

石田凌太×荒木貴裕、長濱陸×美柑英男、江藤光喜。

 

 

・3月31日……(後楽園)

高橋竜也。

 

 

 

≪3月度ボクシング期待度ベスト20≫

*左側が勝者予想、敬称略。

 

① 山中慎介×カルロス・カールソン

② 土屋修平×西谷和宏

③ 尾川堅一×杉田聖

④ 中川健太×船井龍一

⑤ 大竹秀典×ジュルビット・ゴメラ

⑥ 天笠尚×臼井欽士郎

⑦ 藤中周作×尹文鉉

⑧ 井上浩樹×藤田光良

⑨ 細川バレンタイン×クウエ・ピーター

⑩ 松本亮×坂本英生

⑪ 赤穂亮×田中裕士

⑫ 石田凌太×荒木貴裕

⑬ 秋山泰幸×細川チャーリー忍

⑭ 氏原文男×山口拓也

⑮ 藤井貴博×コーヤ佐藤

⑯ 大橋建典×本吉豊

⑰ 望月直樹×中山佳祐

⑱ 稲垣孝×垂水稔朗

⑲ 太田輝×戸高達

⑳ 長濱陸×美柑英男

 

 

【村木田渾身競馬】

渾身の気持ちで臨んだにもかかわらず、

2月競馬は全26レースを全部外してしまったんだわ。

それでも年明けからの通算では51レースでの回収率はまだ579%あって、

6月までに2回目の大爆発を目指して頑張る頑張るなんだわ。

 

まだ2ヶ月終わったばかりなんだけど騎手達の成績をチェックしてみたら、

去年のベスト20までの連中は流石にシッカリしたモノを残してるね。

 

それでも全体を見渡すと、柴田善、柴山、吉田豊、川須、木幡巧、蛯名、石橋、

吉田隼、四位、藤岡康、岩田達は明らかにスタートダッシュに失敗してるし、

北村友、秋山、大野、萩極、松若、木幡初、田中勝、鮫島駿、鮫島良、森裕、

酒井らの健闘が目立ってるんだよね。

 

岩田のムラッ気は解消し難いものなのか、

最近はベスト40位前後をウロウロしてる松岡に復活は有り得ないのか、

柴田善はこのままズルズル老いぼれてしまうのか、

自分の大爆発は6月まで待たなければならないのか……。

 

 

 

2017年2月26日 (日)

2月度ランキング

 

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「首輪は好きじゃないんだけどね。」

 

 

 

何も書くことが無いときはコメント欄の開放は中々便利で、

色々コメントくれてアリガトでした。

 

日々のアクセス数には2,000~5,000ほどのバラつきがあるんだけど、

1週間キッチリ分析して自分のブログの固定客さんの数がハッキリして、

試合があろうとなかろうととにかく毎日1回は訪ねてくれる人は、

850人程ってことが解ったんだよね。

 

 

 

2月度のランキングは2月2日~2月22日までの試合を対象に2月24日に

発表されたんだけど、対象期間が短かくて試合数も少なかったもんで、

異動などはごく小規模だったね。

 

 

≪世界チャンピオン≫

高山勝成さん(獲得)、田口良一さん(5)、田中恒成さん(獲得)、

八重樫東さん(2)、井岡一翔さん(4)、井上尚弥さん(4)、山中慎介さん(11)、

小國以載さん(獲得)、ホルヘ・リナレス(WBA獲得、WBC3)の計9名。

 

 

 

≪OPBFチャンピオン≫

拳四朗さん(1)、比嘉大吾さん(1)、マーク・ジョン・ヤップ(獲得)、

久保隼さん(2)、竹中良さん(3)、伊藤雅雪さん(3)、中谷正義さん(6)、

大石豊さん(獲得)、太尊康輝さん(獲得)、藤本京太郎さん(獲得)の計10名。

 

2月9日、竹中さんは荒谷龍人さんとのタイトル戦に4RKO勝ちして3度目の防衛。

2月4日に4RKO勝ちした比嘉さんの試合はノンタイトル戦。

 

 

 

≪日本ランキング≫

 

【ミニマム級】……空位。

ここは全く異動ナシで空きも2名のまま。

 

 

【ライトフライ級】……拳四朗さん(2)

2月12日に板垣幸司さんとの地域タイトル戦に3-0勝ちした堀川謙一さんは

2位のままで敗れた板垣さんは4位から5位にダウン。

同じ日にノーランカーに3-0勝ちした小野晃輝さんが入れ替わって4位にアップ。

9位だった木村翔さんがフライ級に転級したもんで空き1名増えて3名分。

 

 

【フライ級】……粉川拓也さん(4)

2月19日にノーランカーに2-1勝ちした星野晃規さんが、

新井雄大さんと入れ替わって6位にアップ。

同じ日にタイボクサーに2RKO勝ちした中谷潤人さんは最下位14位のままで、

木村翔さんがLF級から転級して9位にランキングされたんだけど、

12位だった大嶽正史さんがランク落ちしたもんで空き1名分は変わらず。

 

 

【スパーフライ級】……中川健太さん(獲得)

2月9日、児玉堅君に2RKO勝ちした鈴木悠介さんが、

田之岡条さんと入れ替わって5位にアップ。

2月4日にメキシコで0-3負傷判定負けした長井一さんは9位のまま。

 

 

【バンタム級】……空位。

6位だった川口裕さんが8位にダウンした関係で、

高橋竜也さんと村中優さんが1個づつアップして6位と7位。

その他は異動ナシ。

 

 

【スーパーバンタム級】……久我勇作さん(獲得)

2月24日のタイトル戦で石本康隆さんに2RKO勝ちした久我さんが王座ゲット。

敗れた石本さんは4位にランクされて、中川勇太さんがいよいよランク1位。

異動はそれだけ。

 

 

【フェザー級】……林翔太さん(1)

竹中亮さんとのOPBFタイトル戦に敗れた荒谷龍人さんが5位から8位にダウン。

10位だった加治木了太さんが12位にダウンした関係で若干の微変動。

 

 

【スーパーフェザー級】……尾川堅一さん(3)

2月4日にフィリピンボクサーに3RKO勝ちした末吉大さんが、

内藤律樹さんと入れ替わって4位にアップ。

13位だった緒方勇希さんが引退ランクアウトしたスペースに山元浩嗣さんが

カムバックランクインして13位。

 

 

【ライト級】……土屋修平さん(獲得)

ここは誰も試合してなくて全くの異動ナシ。

 

 

【スーパーライト級】……麻生興一さん(獲得)。

2月9日、空位だった王座を賭けた戦いで松山和樹さんに8RKO勝ちした

麻生さんがベルトゲット。

敗れた松山さんは2位から5位にダウンして、

指名挑戦者として今野裕介さんが6位から1位にアップ。

2月22日、地域タイトル戦でタイボクサーに1RKO負けした丸岡裕太さんは

一個だけダウンしての8位。

藤田光良さんが1ヶ月でカムバックして14位にランク。

 

 

【ウェルター級】……有川稔男さん(1)

全く異動ナシで空き6名分も変わらず。

 

 

【スーパーウェルター級】……野中悠樹さん(6)

ここも同じく誰も試合をしなかったもんで無変動で空きも5名分のまま。

 

 

【ミドル級】……西田光さん(正規)、胡朋宏さん(暫定)。

同じく異動ナシで8名分の空もそのまま。

 

 

 

≪日本タイトル保留選手リスト≫

こういうくくりから感じる違和感はやっぱり半端じゃなくて、

単純に15位以内の世界ランカーとしてのくくればいいってずっと思ってるし、

これからはOPBFと同価値にさせようとするWBAの地域タイトルとか、

女子のランキングとかも入って来る訳だから、

元々一枚のリストの中に入れようとした無理から発したこの形は一日も早く、

排除するべきなんだわ。

 

それでも取り敢えず保留選手ってことで……。

 

原隆二さん、福原辰弥さん、宮崎亮さん、カルロス・クアドラス、河野公平さん、

帝里木下さん、五十嵐俊幸さん、江藤光喜さん、井上拓真さん、石田匠さん、

岩佐亮祐さん、大森将平さん、益田健太郎さん、和氣慎吾さん、大竹秀典さん、

細野悟さん、大沢宏晋さん、内山高志さん、三浦隆司さん、小原佳太さん、

亀海喜寛さん、村田諒太さんの計22名も変わらずで、

この中の一人も2月には試合をしてないんだわ。

 

 

明日は3月度のボクシングについて書きますね。

 

 

 

2017年2月19日 (日)

第2364回コメント欄解放!

 

 

5年ほど前から育ててる梅の小さな盆栽の蕾が膨らんできて……。

 

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少し前、首都高の橋桁の向こうから朝日が登るのは7時過ぎだったんだけど、

今朝なんかはその20分前には日が差してくるようになって来てるし、

夕方4時ともなるとかなり暗くなってたのに、

それも1時間ほど遅くなるようになってきていよいよ春が近いんだわ。

 

17日、東京は20℃まで気温が高くなった上の強風で、

ってことはかなりの花粉が飛散してたと思うんだけど、

試しに外出してみたらそれ程のことはなかったなあ。

 

少し前まで八王子中屋ジムでマネジャーをしてた筒井さんは、

2月4日の後楽園ホールで既に花粉が舞ってるって言ってたんだけど、

症状が出る部位やその程度には大きな個人差があるんだけど、

さて今年の自分の花粉症はどうなるのか……。

 

 

 

【村木田渾身競馬】

昨日の土曜競馬は結局6レース全部外しだったんだけど、

自分の競馬戦略はとにかく当てにいくっていう感覚ではなくて、

密かに網を張って獲物が罠にかかるのを待つっていう感じなもんで、

全く懲りることなく今日の狙い目はってことで……。 (3連単20点)

 

☆ 東京11R……⑥⑪→②⑥⑪⑬→③④⑥⑨

☆ 東京12R……⑦⑮→⑦⑩⑭⑮→⑥⑦⑨⑩

☆ 小倉11R……⑪⑫→③⑥⑪⑫→②⑧⑨⑪

☆ 小倉12R……⑥⑦→③⑥⑦⑫→②⑤⑥⑯

 

 

 

今日、1試合の為だけに新宿フェイスに行くのはやっぱり止めにして、

あそこはとっても埃っぽいし雰囲気と客が学園祭風過ぎて肌に合わないし、

入場料とは別に強制的にドリンク代500円を獲られるのも意味不明だし、

ってことで自分には月末28日までボクシングがないもんでいっそのこと、

コメント欄を開放して固定客さん達にスペースを埋めて戴けたらってことで……、

来週一杯までオープンにしておきますので何卒ヨロシクです。

 

 

 

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2017年2月18日 (土)

三浦隆司さん……。

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1984年生まれの三浦隆司さんは今年33歳になるんだわ。

 

彼は2003年、19歳でB級でデビューしたんだけど、

自分が後楽園ホールに通うようになったのは2005年頃からなもんで、

彼のデビューには立ち合えてなかったんだけど、

キャリア当初はカタカナボクサーとの対戦が多かったせいもあってか、

正直それ程のボクサーには見えなかったんだよね。

 

三浦さんのボクシングが魅力的に見え始めたのは2005年、

14戦目で小堀佑介さんとタイトル戦をやった前後からで、

この試合では何度かダウンを喰らった末に判定負けしたんだけど、

ひたすら古風な野武士って感じの戦闘的スタイルがとっても印象的だったんだわ。

それは何となく、“An Old Fashioned Love Song” ってイメージであって……。

 

その後2009年、小堀さんが返上したベルトを矢代義光さんから奪取して、

2011年には内山高志さんのWBAのタイトルを狙うまでに至ったんだわ。

 

この試合で三浦さんは内山さんから実に見事なダウンをゲットしたんだけど、

その後ボコボコにされてしまって結局8RTKO負けしてしまったんだけどね。

 

内山さんにTKO負けした同じ年に横浜光から帝拳へ移籍して、

2013年にWBCタイトルをゲットしたのはデビューして10年後だったんだよね。

 

 

昔から三浦さんは後楽園ホールにボクシングを見に来るって事が殆ど無くて、

だから彼と話をするってことは有り得なくて、

2年ほど前に帝拳ジムに遊びに寄った際、

リングでミットをやってた時に 「コンチワ」 って挨拶を交わしたっきりなんだよね。

 

 

 

実に遅まきながらつい最近WOWOWでその三浦さんの試合を見たもんで……。

 

☆ 三浦隆司さん(帝拳)×ミゲール・ローマン(メキシコ)

           ………WBC SFe 挑戦者決定戦 12R 

30勝(23KO)3敗2分のランク1位、サウスポーと、

56勝(43KO)11敗のランク2位。

 

ガッシリ型のローマンは三浦さんより4~5㎝ほど背が低かったんだけど、

11敗もしてるのに現在18連勝中っていうのは何かを掴んだかのようで……。

 

<1R>

お互いの距離感と打ち出しのタイミングを計ってるような二人だったんだけど、

ローマンは若干ボディが空き気味になるほど顔面のガードをガッチリしてて、

踏み込む際はそれほどパワフルではなくて、

何となくスーッと入ってくるような感じだったんだわ。

 

<2R>

ローマンは中間距離でスタイリッシュに戦うっていうタイプではなくて、

接近してのガツガツ戦希望って感じだったなあ。

 

<3R>

一旦距離が詰まるとローマンは一気にギアアップして手数で圧倒してて、

三浦さんも右ボディのいいのを打ち込んではいたんだけど、

攻め手数としてはまだまだローマンの方が優勢優勢。

 

<4R>

相手の距離にさせないようにローマンがやたらの小ヒットを積み重ねて、

特に右ショットを体ごと打ってくるもんで三浦さん、やり難そうにしてるなあ。

 

それにしてもこの番組ではアナウンサーの他、解説が3人もいて、

正直煩過ぎだったもんで消音だね、やっぱり。

 

<5R~6R>

ローマンは必ずしも美しい戦い方をするボクサーではなくて、

距離を取らせないようにやたら三浦さんの右足を踏みつけて来るし、

左のショートフックはエルボーを当てようとしてるような打ち終わり方をしてるし、

とにかくやたらゴリゴリしてくるもんで三浦さん、持て余し気味だったんだわ。

ってことで試合半分を終わっての自分のスコアは59-55でローマン。

 

<7R~8R>

この辺からの三浦さんの逆襲というか反転大攻勢は実に目覚ましいものがあって、

それは当初からの作戦でもあったかの如くで、

踏ん切りを付けたというか、気持ちとパフォーマンスの切り替えが抜群で、

いきなり鬼のブン殴りで突っ掛って行ったんだわ。

 

ローマンの方もそれを受けて立つっていう好ましい姿勢で、

特にショート戦での精度が高かったんだんけど、

三浦さんの鋭い上下打ち分けの方が効果が大きくて、

途中、勢い余ってマウスピースを吐き出してはいたんだけど、

そのボディショットをローマンが明らかに嫌がり始めたんだわ。

 

<9R>

ガードが下がり始めて多少粗っぽくなりはしたんだけど三浦さん、

その勢いで徐々にローマンを下がらせる場面を多くしていったんだわ。

流れが大分変わってきたんだけどそれでもまだ86-85でローマン。

 

<10R>

振りが大きくなってバランスを崩す場面も増えてきた三浦さんだったんだけど、

右フックをカウンターでヒットさせてからはそれこそ一気一気で、

ローマンも細かい手数で対抗はしてたんだけど、

何となく踏ん張りが効かなくなってきた残り9秒、

クリンチからのリスタート直後、三浦さんの左ボディが激烈喰い込みで、

堪らずローマンが前のめりに崩れ落ちダウンしてしまったんだわ。

 

<11R>

試合終盤にかけてのボディブローのダメージには回復し難いものがあって、

開始1分24秒、ロープに詰められたところでローマン、

三浦さんの左右フックを上下に連続ヒットされてしまってまたもやのダウン。

ボディをかばう余り顔面に隙が出てくるっていう典型だったんだよね。

 

<12R>

ローマンもヘタレ切らず必死の手数ではあったんだけど、

体全体が緩んできてしまっての終焉間近で、

三浦さんは余裕を見せながらの仕留め作業開始ってことで、

まずは例の強烈ボディショットから入ってガードが下がったところに開始40秒、

ついに極上の左ストレートを真っ直ぐ打ち込んだ途端、

ローマンは横倒れになって次に仰向けになって、そのままテンカウント・アウト。

 

 

この試合、中盤までの三浦さんは圧倒的ポイント不利の場面を作ってて、

そこから実に小気味のいい逆転のKO勝ちだったんだけど、

後半勝負って事前に決めてたようにも見えたんだけど、

途中からのギアアップで相手を圧倒出来たからいいようなものの、

あのまま相手が更に調子に乗ってしまったら取り返しがつかないって、

そういう展開も有り得たんじゃないのかなあとも思ったんだよね。

 

 

 

この後に放映されてたのがWBCのSFeのタイトル戦で、

三浦さんはこの試合の勝者に挑戦するんだと思うんだけどね……。

 

☆ フランシスコ・バルガス×ミゲール・ベルチェット

            ………WBC SFe タイトル戦 12R

 

多分バルガスが勝つんだろうなあって見てたんだけどね……。

 

<1R>

中間距離での見応えのあるやり取りから始まって、

一瞬のコンビネーションの素早さはバルガスが圧倒してたんだけど、

ベルチェットの左右ショットの方がパワフルだったし精度も良くて、

バルガスの被弾の方が目立ってたんだわ。

 

<2R>

ベルチェットは少し奇妙な感じで手が伸びてくるんだけど、

一方ではその長い手を巧いこと畳んで打つショートフックも強烈だったんだわ。

 

<3R>

ベルチェットは最終ラウンドまでやるつもりが無いような飛ばし方で、

口を開きながらの奮闘奮闘だったんだけど、

それでも相当な当て勘があったのも事実だったし、

4発~5発目までの配慮も出来てたんだわ。

 

<4R>

ベルチェットは一方ではキッチリしたボディショットも放ってて、

それを組み合わせたショートコンビでバルガスの腰を揺らがせてたんだわ。

 

<5R>

このラウンド、バルガスが結構休み休みで、

残り1分から打って出てはいたんだけど、

顔面の傷み方には大差が出てきて、やっぱりトータルではバルチェットだったね。

 

<6R>

それでもバルガス、相手がちょっとでも手を止めると一気の攻勢は流石で、

いつでも形勢を覆すことが出来そうな感じもあったんだけど、

1分30秒からベルチェットが反転攻勢に出ると途端にモタモタし始めたんだわ。

 

かなり傷んできたバルガスの両目上の傷にドクターチェックがあったんだけど、

何とそのドクターは自分からリングの中に入って来て、あれは驚いたなあ。

 

ここまでの自分のスコアは59-55でベルチェットで、

バルガスのこの劣勢は三浦さんの6ラウンドまでのスコアと同じだったんだよね。

 

<7R~8R>

前半はバルガス、後半ベルチェットっていう図式が固まりつつあったんだけど、

相対的にバルガスの手数復活が目立ってたんだわ。

 

<9R>

ベルチェットは突っ突き系のストレートが届く距離を保ってたんだけど、

一方のバルガスは出血が止まらずの3度目のドクターチェックで、

特に左目上からの出血が半端じゃなくて、

血を拭き取ったリスタート直後でも流れ出してたんだわ。

 

<10R>

開始直後ドクターチェックが入って、もう止めても良さそうな状況が続いて、

レフェリーはずっとバルガスの方を覗き込んでたんだよね。

 

<11R>

結局残り42秒でのレフェリーストップエンドってことで、ベルチェットのTKO勝ち。

 

 

思い返してみれば結局、バルガスは3R~4Rでの被弾が致命的だったんだよね。

三浦さんは最終的にはベルチェットと戦うことになるんだと思うんだけど、

とっても噛み合いのいい試合になりそうだよね。

ただ相手はリーチの長さだけを誇るボクサーではなくて、

接近戦でのショート連打の威力は中間距離と変わりないほどだし、

最初の2~3発目だけじゃなくて4発目5発目にまで注意してないとヤバイ感じで、

お互いのボディブローとショート戦の行方が鍵を握りそうなんだわ。

 

 

 

【村木田渾身競馬】

2月競馬は参加条件を満たすレースが少なくて、

先週までの4日間で9レースにしかエントリーしてなかったんだけど、

今日は3会場で6レースに参加するつもりなんだわ。

先回の的中以来ここまで15レース連続外してるもんで、

そろそろ的中が望める確率が到来してるんだけどね……。

 

 

☆ 東京 8R……⑥⑬→②⑥⑫⑬→⑤⑩⑬⑯

☆ 東京12R……②⑨→②⑨⑪⑮→①⑥⑨⑬

☆ 京都10R……②⑦→②⑦⑧⑪→②⑩⑭⑯

☆ 京都11R……②④→②④⑤⑬→②⑥⑩⑫

☆ 京都12R……⑦⑮→④⑦⑨⑮→②⑪⑫⑮

☆ 小倉11R……⑪⑭→③⑧⑪⑭→⑦⑨⑭⑯

 

 

 

2017年2月16日 (木)

日記 (2/16)

 

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“2年越しのシクラメン”

 

通常シクラメンはクリスマスから正月向けに温室栽培されるんだけど、

我が家のモノは前年に花期が終わったのをそのままバルコニーで育てたもんで、

生育がユックリだったもんで今頃咲いてるんだわ。

 

 

 

“超高層マンション”

その定義はおよそ20階建て以上、高さ60m以上のマンションってことなんだけど、

現在住んでる方はどう思ってるか知らないけど、

住まいとしての問題をそこそこ抱えてるって聞いてるんだよね。

 

最新の免震構造っていうのはビル自体で揺れを吸収する仕組みになってるから、

地震の際は上層階ほど揺れ幅が大きくなるし、揺れの終息も長引くんだってね。

 

それにマンション全体に軽量の材質を使用してることと相まって、

少しばかり強い風が吹くだけで揺れを感じるんだってさ。

 

60m以上ともなれば地上と比較して常に強い風が吹いてる訳で、

今のような時期だと寒風に晒されるから殆どバルコニーには出ないんだってね。

 

その超高層マンションの唯一のメリットは眺望がいいことなんだけど、

そうなると超高層マンションで低層階に住む意味が全く無い訳で、

眺望の良さはとっても羨ましく思って他に替え難いモノさえ感じるんだけど、

それでもやたら揺れるってことは自分にとっては耐え難いもんで、

今住んでる高さ20mほどまでが限界になるんだよね。

 

 

 

“IS”

イスラム系の過激集団が自らを “イスラミック・ステイト(イスラム国)” って、

そう名乗ってるから世間もそう呼んでるんだけど、

連中は只のゴロツキ集団に過ぎないんだから、

南米の “コントラ” みたいに単に○○族とか何か別のくくりをすればいいのに、

だから善良なイスラム教徒にまで迫害が及ぶ訳で、

トランプの安易で滅茶苦茶な大統領令なんかも出るんじゃないのかなあ。

 

 

 

“トランプ”

自分が思うにトランプはアメリカ史上最低の大統領で、

彼は只の個人企業のボスの様に国政を処してるとしか思えなくて、

名選手は必ずしも名監督になり得ないっていうスポーツ界と同様、

企業経営のプロでも必ずしも政治のプロでは無いってことで……。

 

大統領補佐官だったフリンって人が虚偽発言で辞任したんだけど、

“不倫で辞任” かって思ってしまったんだけど、

選挙参謀のボスだった女性もFOXのインタビューで、

トランプの娘のブランド商品を買うようにテレビで喋って問題化してるし、

まだスタートしたばかりだって言うのに素人集団の愚かさを露呈してしまってて、

自分は彼の政治手法は子供会レベルにしか思えなくて、

以前にも書いたんだけど、元々彼はサイコパス系だと思ってるし、

思うように物事が運ばないと早々に政権を投げ出してしまうんじゃないかなあ。

 

 

 

“東芝”

歴史のある企業でも無能過ぎる経営者が現れると悲劇が訪れる訳で、

それは山一證券や雪印、シャープのケースと同じな訳であって、

毎日真面目にコツコツ働いてる一般従業員たちは気の毒この上なくて、

経営責任者には山ほどの貯蓄があるだろうから辞めても困ることはなくて、

全くもうふざけるんじゃないってことで……。

 

 

 

“北朝鮮”

地球儀をグルグル回して色んな国を眺め渡しても、

北朝鮮のような国は殆ど唯一で、

まるで職人家業の一子相伝のように国政を担うっていうのは、

それに唯々諾々として国民が従ってるっていうのは、

アフリカや南米の先住民とかライオンの群れと変わることがないんだよね。

 

ただライオンの群れでもそのボスになるには雄同士の激しい戦いを経るんだけど、

自動的にボスの座が回ってくるっていう実に恵まれた環境にあるんだよね。

 

後は自らの地位を危うくさせるようなオスを力づくで排除すればいい訳で、

だからちょっと前の叔父のチャン・ソンテクを死刑にしたように、

今回も一族の長男坊が殺害されたんだと思うんだけど、

それはまるで “ゴッド・ファーザー” のようでもあるんだよね。

 

今や中国やロシアからも見放された感のある北朝鮮なんだけど、

そうなると自己完結的にどこまで国を運営仕切れるのか、

どこまで国民に夢を与えられるのかってことになるんだけど、

もしかしたら彼の国には “夢” という概念が存在しないのかも知れないね。

 

 

 

 

 

“やってないよ、ボクシング”

関西方面ほどではないんだけど今年は東京でも興行枯れが著しくて、

カレンダーを眺めると自分の今年10回目のボクシングは28日になる訳で結局、

それは中18日にもなる訳で、ちょっと経験が無いほどの間隔なんだよね。

 

年間の興行数とかボクサー数の減少化傾向には留まるところがなくて、

それは毎年の新人王トーナメント戦のエントリー数の減少にも如実に現れてて、

そういう状況は弱小ジムの乱立とかボクサーへの極端なしわ寄せを含めて、

業界全体の延々の無作為の結果だって思ってるんだけどね……。

 

このままだと世界チャンピオンは色々沢山いるにはいるけど、

彼らを支える筈のC級B級のボクサー達の数の減少には歯止めが効かなくて、

アマ経験を積んだ優秀なボクサーが有力ジムに流れていくだけっていう、

しごく刺激性の少ないストーリーしかボクシングには無くなってしまいそうで、

自分が死ぬ頃に日本のボクシングも死んでしまうんじゃないかって思ってるんだわ。

 

 

 

2017年2月13日 (月)

2016・全国有力ジムランク

 

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「あなたは味方ですか?」

 

 

 

“ファスト&ラウド” “名車再生 クラシック・ディーラーズ” “改造車の世界”

“カーSOS” っていうのはCSで放映してる車のレストア番組で、

アメリカとかイギリスで制作されてるんだけど、

40年も50年も前の車をエンジンの他機械部分の全てを入れ替えて、

内装や塗装も一新して転売する過程が描かれてるんだけど、

そこそこ面白いもんで流し見するには格好のアイテムなんだわ。

 

諸外国に比べて日本は車検制度が著しく厳しいから

日本の公道では走れないような改造になることも多いんだけどね。

 

 

 

現在協会に登録されてるプロボクシングジムは全国に280ほどあって、

そのうちのベスト30ジムについて7~8年前から調べてるんだよね。

 

ちゃんとしたシートは既に何人かの人達に受け取って貰ってるんだけど、

あくまで自分勝手なポイント計算に基づいての独断で、

具体的なポイントについては省略するけど、

日本タイトルを保持してるジムは基本的に20位以内に入るようにしてて、

A級ボクサーを10名以上保持してるジムを一流ジム、

なおかつ200P以上のジムを超一流ジムって勝手に設定してるんだわさ。

 

 

 

≪2016年度 全国有力ジムランキング≫

*ポイント数の次はA級ボクサー保有数、( )内は前年度順位。

 

 

① 帝拳……660P  20人 (1)

② ワタナベ……406P  26人 (2)

③ 大橋……404P  14人 (3)

④ 角海老……381P  21人 (5)

⑤ 井岡……379P  9人 (4)

⑥ 真正……308P  18人 (9)

⑦ 六島……258P  8人 (8)

⑧ 三迫……252P  12人 (6)

⑨ 畑中……213P  3人 (7)

⑩ 井岡弘樹……184P  4人 (18)

⑪ 仲里……174P  4人 (24)

⑪ 白井・具志堅……174P  4人 (16)

⑬ BMB……171P  1人  (18)

⑭ 横浜光……140P  10人 (14)

⑮ 伴流……125P  5人 (11)

⑯ 宮田……87P  7人 (12) 

⑰ 川崎新田……76P  6人 (27)

⑱ レイスポーツ……74P  4人 (ー)

⑲ 千里馬神戸……65P  5人 (22)

⑳ グリーンツダ……62P  12人 (16)

 

(21) 川島……52P  2人 (ー)

(22) 花形……46P  6人 (ー)

(22) ドリーム 46P  6人 (22)

(22) ヨネクラ……46P  6人 (ー)

(25) 青木……44P  4人 (ー)

(25) 折尾……44P  4人 (28)

(27) 古口……43P  3人 (24)

(28) セレス……36P  6人 (20)

(29) KG大和……34P  4人 (ー)

(29) 金子……34P  4人 (29)

(31) 一力……33P  3人 (ー)

(31) 本田F……33P  3人 (15)

 

 

 

前年のランキングから落ちたのは、F赤羽(10)、ウォズ(13)、八王子中屋(21)、

協栄(26)、E&Jカシアス(29)、渡嘉敷(29)、山上(32)の7ジム。

返り咲き、新規ランクインは、レイスポーツ、川島、花形、ヨネクラ、青木、KG大和、

一力の7ジム。

 

全32ジムのうち東日本以外のジムは11ジムで1ジム減。

 

横浜光ジムのA級ボクサーが前年より1名増えたもんで、

A級を10名以上保有する一流ジムも一箇所増えて8ジム。

→ワタナベ(26)、角海老(21)、帝拳(20)、真正(18)、大橋(14)、

三迫(12)、グリーンツダ(12)、横浜光(10)。

 

尚且つ200ポイント以上をゲットして真正ジムが超一流ジムに昇格。

 

一流ジム8ジムのうち東日本以外は真正ジムとグリーツダジムの2ジム。

超一流ジム6ジムのうち東日本以外は真正ジムのみ。

 

 

 

そう言えば堀川謙一さんが板垣幸司さんに3-0勝ちして、

WBOの地域タイトルゲットってことでホント良かったヨカッタなんだわ。

彼は普段は三迫ジムで練習してて、後楽園ホールにもよく来るもんで、

いつのまにか知り合いになったんだけど、とっても礼儀正しい好青年なんだよね。

 

 

 

2017年2月10日 (金)

後楽園ホール・2月9日

 

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「もう誰の子だか全然解らないんだよね~。」

 

 

 

正式に引退を表明してたり、個人的に話を聞いてる場合はともかく、

事情が分からないまま最近見掛けなくて気になってるボクサー達も多くて……。

 

伊原健太君、森拓也君、横山一喜君、横山隆司君、島村国伸君、若生然太君、

井出羊一君、岩崎悠輝君、橋元隼人君、大坪タツヤ君、千波丈二君、堀陽太君、

大村光矢君、林徹麿君、佐藤宗史君、小竹雅元君、岨野豊君、久野伸弘君、

横山大輔君、阿部隆臣君、庄司恭一郎君、迫田大治君、糸山良太君、

田中康寛君、小澤大将君……、みんなどうしてるのか、止めてしまったのか……。

 

 

 

昨日は朝方からの粉雪が夕方までサラサラ舞い散ったままで、

最高温度4℃って東京は極寒の一日だったんだわ。

 

昨日のホールは7試合が組まれてて、全試合楽しみにしてたんだけど、

特に後半の4試合はもう極上の出来がりで心が躍りまくったんだわ。

 

 

 

① 亀山大輝君(ワタナベ)×佐藤剛君(角海老)……LF 4R

1勝1敗のサウスポー、20歳・静岡県と、

1勝1敗(1KO)のサウスポー、20歳・東京都。

 

同じ戦績の20歳同士なもんで活きのいい打ち合いを期待してたんだわ。

 

<1R>

若干大人し目にスタートした佐藤君に対して亀山君、

初っ端から吹っ切れたようなテキパキ感全面出しでパワーも込められてて、

特に右フックがとっても良かったんだわ。

 

中ヒットを積み重ねられた佐藤君は早くも顔面を赤くして、

何だか相手の動きに翻弄されてるって感じだったんだよね。

 

<2R>

佐藤君がいきなりのサウスポーチェンジで始めたんだけど、

亀山君は一切構うことなくガンガンの手数で圧倒して、

佐藤君は両目の横が腫れ始めたし鼻血にも見舞われてきたんだわ。

 

佐藤君も前の回より手数を増やしていったんだけどまだまだ追い付いてなくて、

相手が大きく振り外したところも狙えてなかったなあ。

 

<3R>

このまま一方的になってしまうかと思われた佐藤君が気持ち立て直しての奮闘で、

前詰めからのボディに活路を求めながらの手数アップヒット数アップで、

亀山君は入り際に山ほどの右を貰い続けてたんだわ。

 

<4R>

ここを頑張れば自分の中では負けは無かった佐藤君だったんだけど、

勝ちたい気持ちは同じように亀山君にもあったような飛ばし返しで、

大分バランスを崩して気負った振り過ぎも目立ったんだけど、

1分半まではほぼイーブンだったその後を僅差で征して逃げ切ったかなあ……。

 

 

ってことで自分は39-37で亀山君だったんだけど結局、

亀山君から見て39-37、38-39、38-38ってことで1-1ドローだったんだわ。

この二人は何ヶ月後かに再戦する必要があるね、絶対。

 

 

 

② 山田大輔君(REBOOT)×工藤優雅君(マナベ)……F 6R

5勝(1KO)3敗(1KO)のサウスポー、32歳・埼玉県と、

5勝2敗2分の22歳・東京都。

 

10歳の年齢差がある二人だったんだけど、

工藤君の濃紺に白ストライプのトランクスが圧倒的にカッコ良かったなあ。

 

<1R>

正直、初っ端からお互いに全く噛み合いが悪くて、山田君はもう少し近いところで、

一方の工藤君は若干距離を取りたいところだったと思うんだけど、

二人共、終始中途半端な距離で刺激の少ないやり取りを続けてたんだわ。

 

工藤君はもう少しやれるボクサーだと思ってるんだけど、

一発打ってそれでお終いって感じが多過ぎで、

何発かをワンセットにするって考える方がいいって思ったんだよね。

 

<2R>

それでもきちんとしたボディショットを組み合わせ打ってたのは工藤君で、

若干攻撃のバランスが取れてきたかなあって思ってた開始55秒、

工藤君の右、左、右の最後の右がカウンター気味にヒットして山田君がダウン。

 

直撃された山田君は大きく膝カックンしてしまって、

一瞬堪えるかって見てたら、ちょっと人影で見落としてしまったんだけど、

その瞬間僅かに右手を着いてしまったみたいだったんだわ。

 

それほどのダメージを残さないままのリスタートだったんだけど山田君、

大きく反撃するまでには至らず、何となくの劣勢が続いてたんだよね。

 

<3R>

山田君にはこれといって攻め手に新たなモノを出し切れないままだったし、

明らかに優勢をキープしてた工藤君にしても雑なイッセノセが目立って、

ショートブローの回転力不足が改善されないままで、

工藤君の勝ちは間違いのないところではあったんだけど、

B級戦にしても二人共ちょっとタルイ感じが免れなくて一旦休憩タイム。

 

 

結局、5R1分27秒、工藤君の初TKO勝ちだったんだけど、

彼からはいつものようなキレを感じなかったし、

山田君の方も持ち前の鬼のガツガツ戦に持ち込めなかったんだよね。

 

 

 

③ 富岡樹君(REBOOT)×パク・ジュンウ……SFe 6R

1勝0敗の19歳・埼玉県と、4勝(2KO)6敗の26歳・韓国。

 

三迫会長がマッチメイクした関係か中川玄兼君がヘルプセコンドしてたんだけど、

初めてだったみたいで彼の慌て振りが見てて可笑しかったなあ。

 

このくらいの相手ならキチッと決着させなくちゃねって感じで見てたんだけど、

残念ながら富岡君は最後までアマっぽい感じが抜け切らないままだったんだわ。

 

相手はそこそこパワフルではあったんだけど結局は右強打一本系で、

そういう意味では単純で解り易い相手だって富岡君も把握してたと思うんだけど、

そりゃ相手の攻勢を凌ぎ切れなかったとか、

ポイント取られるって場面は一度も無かったんだけど、

だからこそ、圧倒しまくるってシーンを作って欲しかったんだけどね。

 

二人共、中盤以降は工夫の少ないマンネリ系になってしまったもんで、

4R以降は殆ど真面目に見てなかったんだわさ。

 

 

結局この試合は60-54×3ってことで、

富岡君がパーフェクト3-0勝ちしたんだけど、

でもやっぱり彼の60-54には課題があるって思わざるを得なくて、

ポイント的にハンデを負ってる場合でも試合をひっくり返す為に、

あるいは相手に常に危険な感じを抱かせる為にも、

強攻撃で倒し切ってしまう意識は上へ行けばいくほど必要になる訳で、

負けないボクシングより常に勝つボクシングを意識するってことじゃないかなあ、

っていうようなことを試合後の富岡君に話をしたんだけどね……。

 

 

 

④ 田中教仁君(三迫)×高橋悠斗君(K&W)……Mm 6R

14勝(7KO)5敗の31歳・東京都と、

6勝(4KO)2敗の23歳・東京都。

 

田中君のデビューは2005年なんだけど、この日がほぼ5年振りくらいの試合で、

ドリームジムから移籍してのこれが初戦でもあったんだけど、

未だにデビュー当時のミニマム級のウェイトをキープしてるのは立派だなあ。

 

ある意味この日一番試合の行方が気になってた一戦だったんだよね。

 

<1R>

田中君は比較的ユッタリしてスタートを切ってて、

久し振りの実戦の感触を確かめながらって感じだったなあ。

 

少しばかり上背とリーチ優位な高橋君も中々いい動きをしてたんだけど、

全体のリズム感とか踏み込みのタイミングとかはやっぱり田中君で、

残り17秒での右ボディからのコンビネーションでまずはポイントゲット。

 

<2R>

試合勘を取り戻しそこそこ感じを掴んだ田中君がグイッて前詰めしたその瞬間、

時間的には開始殆ど直後の16秒だったんだけど、

高橋君の右ショートストレートがカウンターヒットしていきなり田中君がダウン。

 

そういえば高橋君の右はそこそこの威力を持ってるKO率50%ってことで、

田中君の外しざまを狙ったカウンターセンスは抜群だったんだわ。

 

そこそこの直撃度に見えたもんで先行きが心配されたんだけど田中君、

確か過去に一度のKO負けのない打たれ強さはまだまだ健在で、

残された長い時間も見てる人に不安を感じさせることなく、

まるで何事も無かったかのように冷静に立て直してたんだわ。

 

高橋君の攻撃には特別のオリジナリティーは感じなかったんだけど、

とにかく右を正確にヒットする局面にどう持ち込むかっていうのがテーマなんだよね。

 

<3R>

田中君は全く慌てることのない入りをしてて、

まるであと4ラウンドで返せばいいって計算してるかのようだったんだわ。

 

一方の高橋君の方もいい感じを掴んだのは間違いのないところで、

左右への素早い動きと鋭いジャブがリンクし始めて更に攻勢を強めていって、

って見てた次の瞬間、1分08秒の北ロープ近くだったんだけど、

ブンって大きく振り放った田中君の右ロング系フックが大直撃で、

途端に高橋君が痛そうに顔面を大きく歪めて直後に両グローブで顔を覆って、

そのまま倒れ込んでしまったんだわ。

 

こういうのは左目横の骨を折ってしまったか眼窩底骨折の可能性が高いんだけど、

だから即のストップエンドでもいいって自分は思ったんだけど、

レフェリーも陣営も若干放置気味のテンカウントアウトだったんだよね。

 

 

ってことで、田中君が長いブランク明けの試合で、それも移籍初戦で、

実に見事な逆転の1分29秒KO勝ちだったんだわ。

 

 

もう5年振り以上だったし、元々沢山話をしてた間柄ではなかったんだけど、

田中君は自分のことを憶えてくれてたみたいで、

試合後これ以上ない笑顔で両手タッチしてくれたんだよね。

 

 

 

⑤ 鈴木悠介さん(三迫)×児玉堅君(T&H)……B 8R

6勝(4KO)3敗のランク6位、サウスポー、28歳・茨城県と、

8勝(3KO)2敗(1KO)1分の26歳・鹿児島県。

 

鈴木さんも八王子中屋ジムから移籍してのこれが初戦なんだよね。

 

それにしても八王子中屋ジムは会長の世代交代に伴って、

荒川仁人さん、福本祥馬さん、鈴木悠介さんって、

立て続けに3人ものランカーが移籍してるし、

チャールズ・ベラミーも今では帝拳ジムに面倒を見て貰ってるみたいだし、

大きく様変わりしてる最中みたいだね。

 

4連勝中の児玉君に対して鈴木さんは2連敗中だったんだけどね……。

 

<1R>

ドッシリ感では流石に鈴木さんの方が上回ってて、

児玉君はサウスポー慣れしてないというかかなり慎重な立ち上がりで、

開始36秒辺りでの鈴木さんの左ストレートをいきなり2発被弾してたんだわ。

 

この時の児玉君は鈴木さんの左ストレートが殆ど見えてないような感じで、

それ以降も攻めあぐみが著しかったんだよね。

 

鈴木さんの左ストレートは以前の感じとは大分違ってて、

以前はもう少し振り被るというかヒッチの大きい打ち方をしてたんだけど、

この日の彼の左は構えた位置からそのままのノーモーション系で、

相手にとっては見極めにくい軌道で真っ直ぐ飛んでいってたんだよね。

 

<2R>

児玉君はどう距離を詰めるのか、あるいは敢えて詰めないのか、

試合の組み立て自体に戸惑ってるままって感じで、

1分04秒、南ロープ際で鈴木さんの角度のいい右ショーフックを貰ってしまって、

いきなり左目上をヒットカット出血してドクターチェック。

 

若干縦位置だったせいか自分には一瞬バッティングのように見えたんだけど、

本人も陣営からも何のアピールが無かったから、

間違いなくヒットカットだったんだろうね。

 

児玉君は中途半端な距離のままで、

もっと接近してガチャガチャにさせるべきじゃないかと思ったんだけど、

その距離は鈴木さんの左ストレートには絶好の位置関係な訳で、

何となく鈴木さんのワンツーを怖がってるような印象さえ感じたんだわ。

 

このままだと鈴木さんが試合を支配してしまうけどなあって見てた残り26秒、

鈴木さんの左、右、左のショート連打の最後の左ショートが綺麗にヒットして、

堪らず児玉君が倒れ込んでしまったんだわ。

 

それまでの被弾ダメージもあったんだろうし、

そもそも気持ち負けしてしまってるってことか、

カウント途中で陣営からタオルが投げ入れられて2分42秒、

田中君に引き続いて鈴木さんも移籍初戦で見事なKO勝ちだったんだわ。

 

 

勝率そのものは児玉君の方が上で少し心配してた試合だったんだけど、

予想してた以上の結果で何だかとっても嬉しかったもんで、

試合後の鈴木さんと少しばかり話しをしたんだけど、

試合中に自分が感じてたことは間違ってなかったみたいだったんだよね。

 

 

 

⑥ 麻生興一さん(三迫)×松山和樹さん(山上)

             ………日本 SL級 タイトル戦 10R

20勝(13KO)7敗(4KO)1分のランク1位、30歳・大分県と、

13勝(7KO)7敗(3KO)1分のランク2位、30歳・青森県。

 

松山さんは麻生さんタイプは得意じゃないだろうし、

長引いたところでも倒す力はやっぱり麻生さんの方にあるしってことで……。

 

<1R>

まず先に仕掛けていったのは松山さんで、

最初の1分間の手数は半端じゃなくて麻生さんの30倍ほどもあったかなあ……。

 

例によって麻生さんはガードを固めての詰め詰めだったんだけど、

松山さんも全く構わずガードの上からガンガン叩いていったんだわ。

 

手数では比較にならなかったんだけど、

残り1分20秒での麻生さんの右ショートフックが抜群で、

狭いところに差し込むように打ったその右フックの有効度で麻生さんポイント。

 

<2R>

相手が入って来るところでの松山さんの牽制ジャブが実にいい感じで、

麻生さんの右顔面が薄っすら赤くなり始めたんだわ。

 

相変わらず手数は相手の5分の1ほどながら麻生さん、

1分22秒に左アッパーを見栄え良くヒットさせてたし、

残り30秒でも左ボディからの右フックのコンビネーションをハードヒットさせて、

この時は一瞬松山さんのダメージが見えるようだったんだわ。

 

<3R>

手数は出してるモノの中々クリーンヒットに恵まれない松山さん、

徐々に距離を維持し切れなくなってきてちょっと辛そうだったんだわ。

 

<4R>

パンチの組み合わせっていう点でも麻生さんが圧倒し始めて、

松山さんにはこれと言って打開策が見えて来ないこともあって、

ちょっとばかり一方的な展開になりつつあって、

松山さんはひたすら右強打の距離とタイミングを探ってるって感じだったなあ。

 

<5R>

それでも気持ちを強く維持して松山さんが大きく先に仕掛けて、

最初の1分間をコツコツ当て勝ちしてたんだわ。

 

その後麻生さんも見栄えのいい左ボディを打ち込んでたんだけど、

このラウンドは松山さんの踏ん張りポイントゲットだったなあ。

 

 

ってことでここまでの自分のスコアは49-46で麻生さんだったんだけど、

公表された中間スコアは50-46、49-46×2でやっぱり麻生さんだったね。

 

<6R>

松山さんの左ボディがそこそこの喰い込みを見せ続け、

明らかに彼の活路が見えてきたし、

麻生さんのパンチに打たれ慣れしてきたみたいだったんだわ。

 

<7R>

我慢比べの接近戦になって麻生さんの手数とヒット数が落ちてきて、

松山さんのボディショットの有効性の方が目立ってきたんだよね。

 

麻生さんも薄くはあったけど右ストレートを3発ほど当ててたんだけど、

踏ん張りが効かなくなって打ち終わりにバランスを崩すようになってたなあ。

 

ってことで、松山さんが3ラウンド連続のポイントバックで、

自分の中では67-66の1ポイント差にまで詰まってきたんだよね。

 

<8R>

ポイント的に微妙になりつつあったのを知ってか二人共、

其々引き離しとイーブンを目指してこのラウンドは初っ端からの飛ばし合いで、

どちらに傾いてもアリって感じの中、最初のクリーンヒットは麻生さんの方で、

1分25秒、右ストレートがタイミングよくヒットして、

それまで三迫会長の方から 「手数っ! 手数っ! 手数っ!」 って、

デカイ声で鬼檄が飛びまくってた直後だったんだけど、

その途端に松山さんが正常な意識を保てなくなってしまったみたいで、

有らぬ方向に視線が行ってしまって体も大きく緩んでしまったんだわ。

 

勿論それを見過ごす麻生さんではない訳で、

陣営からの声援をバックにしての一気ラッシュで、

更に2~3発の直撃を重ねた直後の1分35秒、

見かねたフェレリーが割って入ってのストップエンドだったんだわ。

 

 

リング上で勝利者インタビューを受けた麻生さんは、

これまで世話になった4つのジムに対する感謝の気持ちを懸命に表してて、

其々のジムで触れ合ったボクサー達の祝福をも受けてたんだわ。

 

控室に戻るところで麻生さんと言葉を交わすことが出来たんだけど、

もし敗けたら止めるんじゃないかって個人的に思ってたし、

この日は奥様も来てたし、ホント良かったなあ……。

 

 

一方この日の松山さんの出来も極上に近くて、

そのパフォーマンスの中に強い意志が感じられて見てて気持ち良かったし、

7Rまでには大きく展開を揺さぶってほぼイーブンにまで引き戻して、

得意ではない相手をあと一歩までのところまで追い込んだのは立派だったんだわ。

 

 

 

⑦ 竹中良さん(三迫)×荒谷龍人さん(KG大和)

            ………OPBF Fe級 タイトル戦 12R

15勝(8KO)3敗(2KO)1分のチャンピオン、31歳・熊本県と、

11勝(3KO)4敗(2KO)1分のOPBF11位、29歳・神奈川県。

 

ずっと以前の竹中さんは正直言ってガチャガチャ頼りないところもあったんだけど、

ここのところの彼はまるで別人のような高みにさえ登ったような安定感さえあって、

荒谷さんとはこれまで戦ってきたメンバーのクオリティー差も大きいし、

パンチ力の差も歴然なもんで、ほぼ竹中さんの楽勝じゃないかって……。

 

<1R>

竹中さんが落ち着いた様子見する中、荒谷さんは挑戦者らしい振る舞いで、

沢山のジャブで先行して、当たりは薄かったけど右も2発ヒットさせてたんだわ。

 

結局、竹中さんは右を1発当てただけでまずは荒谷さんがポイントゲット。

 

<2R>

竹中さんがごく自然にプレスを掛け始めた開始47秒、

シュンって感じで打ち出したワンツーが直撃して荒谷さんがダウン。              

西ロープ前のことだったんだけど、ホントに素直なワンツーだったんだわ。

 

何とかリスタートした荒谷さんだったんけど、

ダウンする前とは顔付きがまるで違ってて、何だかいきなり辛そうで、

このまま試合を続けることが怖くなってきたような表情になってたんだわ。

 

<3R>

ショートレンジではいい感じを見せてたんだけど荒谷さん、

相手を圧倒するところまで行ってなくて、竹中さんの即の反撃の方が圧倒的で、

そもそも一発一発に込められた威力に大差があることは間違いなくて、

特に返しの左フックの品質が荒谷さんとはまるで違ってたんだわ。

 

竹中さんはボディへの打ち分けも全く抜かりなくて、

荒谷さんは対応し切れないって感じが強かったんだよね。

 

<4R>

このままじゃ如何にも拙いって感じで荒谷さんが立て直してのプッシュプッシュで、

ヘコタレてはいられないってところを見せたんだけど、

その一瞬後の1分37秒、、若干の一段落を見せた途端に竹中さんの超逆襲で、

元々打ち終わりが若干緩くてガードが下がり気味の荒谷さんの顔面に、

竹中さんの渾身の右ストレートが大直撃。

 

堪らず荒谷さんがその場に四つん這いダウンしてしまって、

最早これまでかって判断したセコンドがカウントが始まると同時にタオル投入で、

1分40秒、予想通りとは言え竹中さんが実に手際のいいKO勝ちだったんだわ。

 

 

竹中さんとは特別の話をしたことが無くて、

お互い目が合うと会釈する程度なんだけど、

この日も試合前と試合直後の2回、ヤアッて感じで挨拶を交わしたんだよね。

 

 

試合後の荒谷さんはダメージが大きいってことで病院に向かったんだけど、

もしかしたら彼は既に2Rの時点で相当ダメージが深かったのかも知れなくて、

だからあんな様な顔付きをしたんじゃないかって思い返したんだよね。

 

 

 

この日、三迫ジムは4人出しだったんだけど、

4人全員が実にスッキリしたKO勝ち(TKO含む)だったもんで、

ジムボクサー達はあっちこっちで大騒ぎだったんだけど、

誰がベストかって事になると色々思い悩むわけで、

竹中さんと麻生さんはほぼ順当勝ちってことで結局以下のようになったんだわ。

 

 

 

【本日のベスト5ボクサー】

① 田中教仁君

② 鈴木悠介さん

③ 麻生興一さん

④ 竹中良さん

⑤ 松山和樹さん

 

 

 

2017年2月 8日 (水)

1月度ランキング

 

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“レオタード猫”

 

 

 

1月度ランキングは1月14日~2月1日までの試合を対象に

先週3日に発表されたんだけどそもそも対象期間が短かったし、

興行数も少なかった為、異動も少なかったね。

 

 

≪1月度ランキング≫

 

【世界チャンピオン】

高山勝成さん(獲得)、田口良一さん(5)、田中恒成さん(獲得)、

八重樫東さん(2)、井岡一翔さん(4)、井上尚弥さん(4)、山中慎介さん(11)、

小國以載さん(獲得)、ホルヘ・リナレス(WBA獲得、WBC3)の計9名。

 

 

 

【OPBFチャンピオン】

拳四朗さん(1)、比嘉大吾さん(1)、マーク・ジョン・ヤップ(獲得)、

久保隼さん(2)、竹中良さん(2)、伊藤雅雪さん(3)、中谷正義さん(6)、

大石豊さん(獲得)、太尊康輝さん(獲得)、藤本京太郎さん(獲得)の計10名。

山中竜也さん(Mm)が返上、藤本さんが新規王座ゲット。

 

 

 

【日本ランキング】

 

【ミニマム級】……空位。

全く変動ナシで空きも2名分のまま。

OPBF王座を返上した山中竜也さんの編入はナシ。

 

 

【ライトフライ級】……拳四朗さん(2)

この階級も全く変動ナシで空きも2名分のまま。

 

 

【フライ級】……粉川拓也さん(4)

11位だった濱田修士さんがほぼ引退のランクアウト。

試合枯れしてる大嶽正史さんが10位から12位にダウン。

異動はそれだけで新たに空き1名分発生。

 

 

【スーパーフライ級】……中川健太さん(獲得)

2位だった戸部洋平さんが負傷回復ならないまま長期試合枯れでランクアウト。

去年10月にWBOの地域タイトルを獲った川口勝太さんが12位にランキング。

 

 

【バンタム級】……空位。

2月13日に高橋竜也さんと試合で0-1ドローだった齋藤裕太さんは3位のまま。

で、高橋竜也さんも当然7位のまま。

 

減量ミスして試合棄権した高橋竜平さんが13位からのランク落ちして、

空いたスペースにSB級9位から高野誠三さんが転入して10位にランキング。

 

 

【スーパーバンタム級】……石本康隆さん(2)

高野誠三さんがB級に転出して出来たスペースに、

水野拓哉さんが復活ランクインして14位。

異動はそれだけ。

 

 

【フェザー級】……林翔太さん(1)

1月31日に山口翔太君に3-0勝ちした岩井大さんが

渡邉卓也さんと入れ替わって6位にアップ。

臼井欽士郎さんが上野則之さんと8位と9位を入れ替わってるね。

 

12月18日、WBCユース王座をゲットした上原拓哉さんが14位にランクインして、

押し出された形で14位だった萱沼徹平さんが残念ランクアウト。

 

 

【スーパーフェザー級】……尾川堅一さん(3)

大里拳さんが緒方勇希さんと入れ替わって12位にアップ。

異動はそれだけ。

 

 

【ライト級】……土屋修平さん(獲得)

1月31日にWBO地域タイトルをゲットした荒川仁人さんが、

アクセル住吉さんと入れ替わって3位にアップ。

異動はそれだけ。

 

 

【スーパーライト級】……空位。

W級2位だった今野裕介さんが転入して6位にランキングされた関係で、

14位だった藤田光良さんが押し出されランクアウト。

 

 

【ウェルター級】……有川稔男さん(1)

1月31日に合田剛士君に3ー0勝ちした川崎真琴さんが4位から2位にアップ。

2月13日、チャールズ・ベラミーと1-1引き分けた別府優樹さんは6位にアップ。

2位だった今野裕介さんがSL級に転出して空き1名増えて6名分。

 

 

【スーパーウェルター級】……野中悠樹さん(6)

1月14日に渡部あきのりさんに3-0勝ちした井上岳志さんが

丸木凌介さんと入れ替わって2位にアップ。

 

別府さんと引き分けたC・ベラミーは8位のまま。

空き5名分も変わらず。

 

 

【ミドル級】……西田光さん(正規)、胡朋宏さん(暫定)

1月14日に福山和徹さんに4RKO勝ちした福本祥馬さんは1位のまま。

敗れた福山さんが3位から5位にダウンして、

秋山泰幸さんが2位から3位にダウンした関係もあって、

竹迫司登さんが4位から2位にアップして淵上誠さんも一個上がって4位。

 

空きはランカー数以上の8名分もあるんだわ。

 

 

 

【保留ボクサーリスト】

原隆二さん、福原辰弥さん、宮崎亮さん、カルロス・クアドラス、河野公平さん、

帝里木下さん、五十嵐俊幸さん、江藤光喜さん、井上拓真さん、石田匠さん、

岩佐亮祐さん、大森将平さん、益田健太郎さん、和氣慎吾さん、大竹秀典さん、

細野悟さん、大沢宏晋さん、内山高志さん、三浦隆司さん、小原佳太さん、

亀海喜寛さん、村田諒太さんの計22名は変わらず。

 

OPBFタイトルを返上した山中竜也さんはこのリストにもいないんだよね。

 

この中で1月に試合をしたのは1月28日にミゲル・ローマンに12RKO勝ちした

三浦隆司さんだけだったんだわ。

(そう言えば自分はまだ見てないんだけどね……。)

 

 

 

2017年2月 7日 (火)

1月のベストボクシング

 

Img_0980

「温ったけえ~!」

 

 

 

“堀口珈琲” のパッケージには豆や粉の保存法が書いてあるんだけど、

豆の場合だと開封後1週間以内に飲み切れない時とか、

粉だと未開封でも、とにかく冷凍庫保存を強く薦めてるんだよね。

自分の場合は冷蔵庫保存さえしてないんだけど問題あるのかなあ……。

 

 

 

東京では1月には6ボクシングしかなくてちょっと寂しかったんだけど、

それでも他の地域よりはずっと恵まれてて、

関西方面は2月一杯まで全くのノーボクシングだし、

他でも沖縄と熊本、広島で其々1回づつしか興行がないんだよね。

 

3月までの3ヶ月間で東京では合計15ボクシングが予定されてて、

それでも若干減り気味なんだけど、一方関西では2ボクシングしかないし、

あとは九州で2ボクシング、広島と沖縄で各1ボクシングしかなくて、

こういう斜陽的傾向が恒常化するのかなあ……。

 

 

1月の東京ボクシングには “DANGAN” が3興行絡んでたんだけど、

特にC級の2興行には期待してた以上の面白さを感じたんだよね。

 

 

 

≪1月度ボクシングベスト15≫

*左側が勝者、( )内は事前期待度順位、敬称略。

 

① 荒川仁人×アンソニー・サバルデ (1)……3-0

② 福本祥馬×福山和徹 (8)……4RKO

③ 内藤未来×三船世翔 (ー)……3RKO

④ 岩井大×山口翔太 (14)……3-0

⑤ 矢斬佑季×スミス健人 (ー)……1RKO

⑥ 和田優麻×新富凌 (ー)……3-0

⑦ 諏訪佑×田中利弥 (9)……3-0

⑧ 住田愛斗×花森成吾 (ー)……3-0

⑨ 幸田健太郎×大場竜 (ー)……3-0

⑩ 佐宗緋月×市川雅之 (13)……1-1

⑪ 澤田京介×奥村健太 (3)……3-0

⑫ 荒川竜平×松田烈 (ー)……1RKO

⑬ 渡辺和幸×栗原拓也 (ー)……4RKO

⑭ 松本雄大×長岡舜 (ー)……3-0

⑮ 江澤宏之×伊藤敏 (ー)……1RKO

 

*事前期待度順位10位以内で選モレした試合は……、

チャールズ・ベラミー×別府優樹(2)、井上岳志×渡部あきのり(4)、

斉藤裕太×高橋竜也(6)、川崎真琴×合田剛士(10)の4試合。

なお、木村隼人×高橋竜平(5)は高橋の棄権中止になって、

田中教仁×高橋悠斗(7)は2月に延期。

 

 

 

ワタナベジムの長井一さん(SF級9位)がメキシコで元世界チャンプと試合して、

反則の嵐とデタラメ判定に見舞われてしまったみたいなんだけど、

この業界にはまだまだ未開な連中が多いってことなんだよね。

 

 

 

2017年2月 5日 (日)

後楽園ホール・2月4日

 

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「左フックは体を左に傾けながらこんな感じでブロックして……。」

 

 

 

昨日のホールは “ダイナミック・グローブ” だったもんで、

帝拳ジムの長野マネにご挨拶した後、

渡辺会長ママに生姜飴を貰ったんだけど、

これがまあそこそこ強烈で喉の刺激が半端じゃなかったんだわ。

 

 

昨日は全部で6試合、行き合えば挨拶を交わすボクサーが4人ってことで……。

 

 

① KCプラチャンダ(角海老)×田中和泉君(10count)

                           ………SB 4R

0勝1敗(1KO)の21歳・ネパールと、デビュー戦の21歳・神奈川県。

 

田中君のラメトランクスはジムの村越マネのお手製なんだよね。

 

<1R>

これが2戦目のプラチャンダ君だったんだけど、まだまだ動きが硬かったし、

必ずしも気持ちが緩んでた訳ではないと思うんだけど、

戦う気持ちが伝わってくるボクシングが出来てないって感じだったんだよね。

 

一方の田中君はコーナー周辺からの声援を背に気合満々で、

様子見からの1分半前までにはシッカリプレスを掛けていって、

相手の消極的な性格を早くも見破ったみたいだったんだわ。

 

<2R>

攻撃の一段落が解り易いプラチャンダ君はファールカップがずれてるみたいで、

行くような行かないような何となく中途半端な攻撃を繰り返してたし、

同じような被弾でもより大きいダメージを負ってるような感じだったなあ。

 

残り41秒、相手の間隙を突いて田中君が綺麗な右ストレートをヒットさせて、

青コーナー前の西ロープ際でプラチャンダ君からダウンゲット。

 

プラチャンダ君のワンツーはそこそこ鋭いし中々いい形はしてるんだけど、

そのタイミングだけを大事にするボクシングに終始してて、

攻撃の幅の狭さを相手に見極められると実に辛いんだよね。

 

左目上をカットしながらのリスタートだったプラチャンダ君、

終了ゴングまで何とか凌いだんだけど、長いこと無さそうだったなあ。

 

<3R>

開始18秒、プラチャンダ君のワンツーがヒットして田中君はいきなりの鼻血。

 

そこそこ顔面を赤く染めてたのを見てプラチャンダ君も若干気分よく盛り返して、

途端に田中君の単調さが目に付き始めたんだけど、

流れが大きく変わるってところまでは行かなくて、

1分過ぎ、顔面の下半分を真っ赤にしながら田中君の一気の立て直しで、

プラチャンダ君を北西ポストまでワンツーからの右で追い詰めて、

最後は右、右、右って打ち込んだところでレフェリーストップエンド。

 

1分21秒ってことだったんだけど、田中君の気持勝ちって感じだったなあ。

 

 

 

② 椎名善聴君(八王子中屋)×柴沼智樹君(KG大和)

                            ………LF 4R

1勝1敗(1KO)の23歳・茨城県と、

1勝2敗(1KO)のサウスポー、30歳・神奈川県。

 

<1R>

椎名君の方がプレスを掛け気味にスタートしたんだけど、

そこから先手を取り切れないまま柴沼君が簡単に主導権を握ってたね。

 

椎名君は相手を警戒し過ぎる余りか殆ど何も仕掛けないままで、

年齢が逆じゃないかと思われるほど若さに欠ける印象が強くて、

柴沼君もそれほど器用なボクサーではなかったんだけど、

離れ際の左フックを懸命に頑張ってたし、

踏み込みざまの左ストレートボディで何とか活路をって感じが見て取れたんだよね。

 

<2R>

相変わらず椎野君からはどういうボクシングをしたいのかが伝わって来ないままで、

技術的にはともかく明らかに気持ち負けしてしまってるみたいで、

これでいいんだなって感じで柴沼君が自信に満ちて弾けてたんだわ。

 

 

ってことで自分の中では勝負あったってことで一旦離席したんだけど、

後でスコアを確かめたら結局あのままだったみたいで、

40-36×3ってことで柴沼君のパーフェクト3-0勝ちだったね。

 

こういうスコアっていうのは実は両方にとってちょっと恥ずかしくて、

柴沼君は倒し切れなかったのかってことだし、

椎名君にはそもそも公衆の面前で殴り合うってことが、

どんなに非日常的なイベントなのかが解ってなかったのかってことでもあるんだよね。

 

 

 

③ 波田大和君(帝拳)×橋本拓也君(ワイルドB)……SFe 6R

3勝(3KO)0敗のサウスポー、20歳・埼玉県と、

5勝(5KO)5敗(5KO)の26歳・兵庫県。

 

ワイルドビートっていうジムは記憶になくてどこにあるのかなあ……。

 

波田君は3戦3KO勝ちの無敗だし、

橋本君も勝ちも負けも全てKO決着ってことで……。

 

<1R>

多少突っ立ち気味の橋本君に対して波田君が最初に左ストレートをヒット。

 

10㎝近い上背と長いリーチの橋本君なんだけど、

ジャブから組み立てるって感じではなくて、右ストレート一本狙いなんだなあ。

 

踏み込み鋭い波田君にとってはとってもやり易い相手ってことで、

後半にかけても左ストレートをそれほど工夫することなく簡単に当て込んでたね。

 

<2R>

波田君は必殺系で放ってた左にも必ず右をフォローしてた一方、

橋本君はあくまで右ストレート命って感じでワンツーを突っ突いてたんだけど、

中々見栄えのいい打ち込みには恵まれないままだったなあ。

 

<3R>

1分16秒の北西ポスト前、波田君が一気の追い込みで、

ショート連打からの左ストレートを直撃させて橋本君からダウンゲット。

 

波田君にも2次3次の踏み込み追撃が欲しいところだったんだけど、

リスタート後の橋本君はショートブローも強く打てなくて、

ちょっと勝負の行方が見えてきてしまったモンで連続の休憩タイム。

 

 

そんなに長い時間はかかりそうに思えなかったんだけど、

案の定次の4Rの途中でストップエンドコールがロビーに聞こえてきて、

やっぱり終わってしまったかって思ったら倒されたのは何となんと波田君の方で、

最初のダウン喰らった後のリスタートして2分04秒、

赤コーナーからタオルが投入されてしまったんだわ。

 

 

あそこまでの展開からの橋本君の逆転TKO勝ちも立派だと思うけど、

それよりは波田君の油断の方が問題だったんじゃないかって思ったんだけどね。

 

 

 

④ 末吉大さん(帝拳)×アラン・バレスピン……SFe 10R

13勝(8KO)1敗の国内5位、OPBF6位、26歳・東京都と、

9勝(8KO)0敗の国内チャンピオン、OPBF11位、22歳・フィリピン。

 

そもそもフィリピンボクサーのこの戦績は油断ならないし、

バレスピンはついこの間、小國以載さんが世界戦に挑戦する際に、

スパーリングパートナーに呼ばれてたガツガツ乱暴系でもあるんだよね。

 

リングに向かう末吉さんとグローブタッチして始まり始まり……。

 

<1R>

バレスピンは31日に荒川仁人さんと対戦したフィリピンボクサーと体型が似てて、

上腕二頭筋とふくらはぎの太さが圧倒的で、

初っ端からの詰め詰めガンガンファイターだったのも似てて、

7~8㎝ほど上背のある末吉さんが若干慎重というか気後れ気味のスタートで、

その優しい風貌に付け込まれてるような感じさえあったんだよね。

 

<2R>

末吉さんのそのジャブとフットワークだけでは距離を取り難い感じのままで、

短躯なバレスピンにはボディブローを打ち込むスペースさせ見い出し難くて、

相手の右を退いて交わすばかりでその打ち終わりを狙えてもいないし、

さあ末吉さんの活路はどこにあるのかってことで……。

 

その末吉さんは残り35秒、意を決したようなワンツーをやっとヒットさせて、

残り10秒でもいい感じの左フック当て込んで感じを出し始めたんだわ。

 

<3R>

それまでは 「おいおい、大丈夫かよ末吉。」 って声が周囲からも出てたんだけど、

前の回までガンガン飛ばしまくってたバレスピンの入りが何だか緩くなって、

途端に末吉さんの動きにキレが増していって距離も取れてきたんだわ。

 

自分は正直、1R~2Rでもそれほど心配はしてなくて、

末吉さんは一見頼りなさそうな優しい表情も見せながらガードも下がるんだけど、

ああ見えて相当負けん気が強いスロースターターって前から思ってたからね。

 

一方、バレスピンが何故かスローダウンしてきた中、

末吉さんが中々いい感じなって来たって思ってた開始48秒の南東ポスト前、

一休み終えたバレスピンが間欠泉的に攻め込んできたその瞬間、

ロープ際に詰められた末吉さんの右フックが強烈カウンターの大直撃で、

バレスピンが一発仰向けバッタンダウンしてしまったんだわ。

 

当たり方と倒れ方が相当強烈だったもんで、

0分50秒、レフェリーが即のストップエンドだったんだよね。

 

 

末吉さんの1敗っていうのは4年前で、

新人王戦であの伊藤雅雪さんに1-2負けしたものなんだけど、

お互いにそこそこの進歩を遂げた今、

ノンタイトル戦でいいから再度お互いを確かめ合うっていうのはどうかなあ。

 

 

 

この日は12月度の月間賞の表彰式があって、尾川堅一さん(MVP)の他、

土屋修平さん(敢闘賞)と小浦翼さん(新鋭賞)が来てて、

ダークスーツ姿にベルトがキラキラ輝いてて土屋さんがカッコ良かったなあ。

 

其々の賞金はいつの間にか中途半端な金額に下げられてしまったんだけど、

あれは元に戻した方がいいって思ってるんだけどそんなに金欠なのかなあ……。

 

 

尾川さんは奥様と一緒だったんだけど、自分の白のGショックが故障してしまって、

若いボクサーの誰に聞いてもアジャスト出来なかったのに、

彼の傍にいただけで急に針が動き出したのには驚いてしまって、

やっぱりチャンピオンになるようなボクサーからは何か出てるんだね、多分。

 

 

 

⑤ 比嘉大吾さん(白井具志堅)×ディオネル・ディオスコ

                          ………SF 10R

11勝(11KO)0敗のOPBFチャンピオン、21歳・沖縄県と、

10勝(3KO)1敗3分の国内8位、23歳・フィリピン。

 

戦績のいいフィリピンボクサーには油断が禁物なんだけど、

比嘉さんにしてもこんなところで手間取ってはいられないんだよね。

 

<1R>

やっぱり比嘉さんのプレスは半端じゃなくて、

踏み込んでの接近戦では初っ端から圧倒圧倒なんだわ。

 

比嘉さんはグローブの上からでも力強い打ち込みを見せてたし、

ジャブや左ボディとかショットのバランスも良くて、

頭の位置にも配慮出来てたね。

 

<2R>

ディオコスは比嘉さんの連打の最後に合わせて右フックを打ってきて、

それが唯一危険なパンチだったんだけど、

お互いの右フックが交換されるとダメージは明らかにディオコスの方で、

相手がかなり乱雑なボクシングスタイルだったせいか比嘉さん、

それならってことで思いっ切り叩きのめしてやるって感じが全面に出てて、

多少乱暴過ぎるような攻撃が目立って、

無暗に打ちまくって拳を傷めないかって心配も湧いてきたんだけど、

とにかく止まない手数は圧巻だったんだわ。

 

<3R>

ディオコスには他に怖いパンチも無く、意表を突いてくる攻撃方法も無いみたいで、

更にはフィジカル面でも後れを取ってる事を認めつつあったみたいで、

残り50秒辺りからは殊更メッキリになってしまって、

絡みつくのが一杯一杯になってきたんだわ。

 

で結局、当然の如く次の4R2分29秒で比嘉さんのTKO勝ち。

 

 

彼は練習してたことが出せなかったとか、色々反省してたみたいだったんだけど、

ああいう雑で荒っぽい相手に細かい色々を試す必要はない訳で、

力づくでブッ倒してしまえばいいんだわって自分は思ったんだけどね……。

 

 

試合後、谷口将隆さん達と話してた比嘉さんは、

少し申し訳無さそうにしてたんだけど、自分の中では全くノープロブレムで、

髭のせいでちょっとだけファン・マヌエル・マルケスに似てたんだけど、

「あんな感じのまま10R飛ばし切れる自信あるの?」 って聞いたら、

「多分……。」 って笑顔で答えてくれたんだわ。                                                                                                               

 

 

 

⑥ 石本康隆さん(帝拳)×久我勇作さん(ワタナベ)

                ……日本 SB タイトル戦 10R

29勝(8KO)8敗(1KO)のチャンピオン、35歳・香川県と、

13勝(9KO)2敗1分のランク1位、26歳・東京都。

 

つい最近計算し終わった全国有力ジムランキングの1位2位対決、

帝拳ジム対ワタナベジムのタイトル戦だったもんで、

両ジムから沢山のボクサー達が応援に来てたんだわ。

 

村田諒太さんとか亀海喜寛さん、粟生隆寛さん、尾川堅一さん、梶楓さん、

佐々木洵樹さん、中澤将信さん……。

荒川仁人さん、阿知和賢さん、木村隼人さん、京口紘人さんと谷口将隆さん、

田口良一さん、源大輝さん、山元浩嗣君、渡部大介さん……。

 

 

何となく長いラウンドになりそうな感じもあって、

自分は石本さんの方が優勢じゃないかって思ってたんだけどね。

 

<1R>

最初の仕掛けは久我さんの方で、結構大きく殴りに行ってて、

それでも石本さんの殴り返しに遭わないように体の位置には気遣ってるみたいで、

先を見てる石本さんがやり過ごすって感じで始まったんだけど、

1分05秒、二人が多少ガチャッと寄ったその瞬間、

久我さんの右ショートフックが当たっていきなり石本さんがダウンしてしまったんだわ。

 

ダメージが残るようなダウンではなくて、足元がもつれたというか、

躓いてしまった様な感じだったんだけどダウンはダウンってことで……。

 

リスタート後、石本さんも相手の一方的にはさせなかったんだけど、

それにしても返しの左のショットも久我さんの方が精度も威力も上だったし、

上下の打ち分けも丁寧だったし力もこもってたんだわ。

 

<2R>

最初のショットはやっぱり久我さんで、

そこからの飛ばしも半端じゃなくて、そのペースで持つのかってほどで、

先を見据えてるような石本さんが何となく置いてきぼりを喰らったみたいで、

それにしても久我さんの左ボディは絶妙の喰い込みを見せ続けてたんだわ。

 

その久我さんは残り50秒までに右を2発左を1発貰いはしてたんだけど、

石本さんの一段落を見逃さない即の逆襲で、

この日一番の左ボディをきっかけにしての一気ラッシュで、

石本さんに西ロープを背負わせながらの連打連打だったんだわ。

 

石本さんはシンドそうに体を屈めながらディフェンスに専念ってことで、

あと11秒で終了ゴングだった2分49秒、

赤コーナーサイドから白いバスタオルがバサバサッと投げ入れられたんだわ。

 

比較的早く止める傾向が強いそのレフェリーさえが継続させてた中、

タイトル戦でもあったんだけど、あと11秒も持ちそうにないって判断したのか、

自分も場内も早過ぎる感じのタオルインに若干戸惑い気味だったんだけど、

自分の方からは縦位置の後ろ姿だったし、

もしかしたらホントにダメそうな表情になってたのかも知れないんだけどね。

 

 

この日の久我さんは以前の対戦を参考にして秘めるところがあったみたいで、

どこまで行けるか解らないけど、とにかく最初から全力で飛ばすって、

そう決めてたかのような全く迷いのない全力スタートで、

石本さんは若干中途半端なままそれを受け止め損ねたって感じだったんだよね。

 

控室に戻る久我さんと両手タッチをした後、

渡辺会長とも握手したんだけど返して来た右手には随分力が込められてたんだわ。

それにしても真面目な左ボディは幸福を招くってことで……。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 久我勇作さん

② 比嘉大吾さん

③ 末吉大さん

 

 

 

【村木田渾身競馬】

2月最初の昨日の競馬は4レースに参加してスカスカで、

まあ20レースほどは外れまくるのは普通に覚悟の上なんだけどね。

全くメゲルことなく今日は以下の2レースってことで、3連単各22点。

 

・東京12R……⑤⑮→⑤⑨⑬⑮→⑤⑥⑭⑮⑯

・京都12R……⑥⑮→⑥⑨⑩⑮→③④⑥⑭⑮

 

 

 

2017年2月 2日 (木)

後楽園ホール・2月1日

 

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“パンク猫”

 

 

 

野球やコンサートのオフシーズンの今頃の東京ドームはイベントが色々で、

ちょっと前に世界のキルト展なんてのをやってたと思ったら、

ここのところはテーブル・ウェア展ってことで、連日オバサン達で溢れてるんだわ。

 

 

 

昨日は8試合組まれてて、ファイナル以外の試合は全て4回戦で正直、

それほど大きな期待はしてなかったんだけど、これがまあ結構面白かったんだわ。

 

いつもの赤青コーナーが逆で見難かったもんで、

第1試合から反対の東側に移動しての観戦だったんだよね。

 

 

 

① 斉藤歩志君(川崎新田)×松崎喜己君(K&W)……Fe

デビュー戦の21歳・秋田県と、デビュー戦の20歳・埼玉県。

 

<1R>

デビュー同士の二人はまだまだ練習途上って感じで、

無駄な動きが多い中、全体にフワフワしてたんだよね。

 

斉藤君の空回り系のガチャガチャボクシングにも課題が多かったんだけど、

松崎君は見た目如何にもひ弱で殴り合いに慣れてないって感じが強かったなあ。

 

斉藤君が押し切るのは確実に思えたもんで一旦コーヒータイム。

 

<3R~4R>

消極的だった松崎君も何とか踏ん切りを付けたようで若干凶暴化してて、

リング上は一層ガチャガチャしていって、

試合序盤と比べて斉藤君が緩み始めて混沌としていったんだけど、

松崎君はやっぱり長い手を持て余し気味のままで、

斉藤君が4Rに持ち直したこともあって優勢をキープしたまま終了ゴング。

 

ってことで39-37×2、39-38ってことで斉藤君の3-0勝ち。

 

 

 

② 上村峻亮君(川崎新田)×諸橋一将君(T&T)……Fe

デビュー戦のサウスポー、25歳・神奈川県と、

1勝0敗のサウスポー、28歳・北海道。

 

<1R>

上村君は腕が体から離れがちでちょっとカマキリっぽい感じだったんだけど、

一方の諸橋君は相手のリーチの長さと懐の深さが把握出来ないみたいで、

終始打ち出しの際の踏み込みが不足してたんだよね。

 

<2R>

ひたすら遠くからのチョン打ちを繰り返してた上村君も刺激的ではなかったけど、

諸橋君はもう少し嫌らしく詰め寄らないと何も始まらない訳で、

相手を殴り倒す為には何が必要なのかをもっと考えるべきなんだわ。

 

ちょっと休憩して4Rに戻ってみたら、

二人は打ち合うっていうより絡み合ってるって感じだったなあ。

 

コールされたスコアは39-37、38-38×2ってことで、

上村君から見ての1-0ドローだったんだよね。

 

 

 

③ アンドルー・エバネス(青木)×二瓶直樹君(F赤羽)……B

0勝1敗(1KO)の32歳・フィリピンと、0勝2敗(1KO)の35歳・福島県。

 

初勝利が欲しい32歳と35歳だったんだけどね。

 

<1R>

二瓶君の方が7~8㎝ほど上背があったんだけど、

エバネス君は左程苦にしてる感じはなかったんだけど、

とにかく二人共、腕振りに鋭さが欠けてるなあって感じてた開始48秒、

それまで若干手数優位に進めてたのは二瓶君だったんだけど、

前掛かりになってたところにエバネス君に左アッパーを打ち込まれてダウン。

 

リスタート後は二瓶君の手数がメッキリ落ちてしまったんだけど、

一方のエバネス君もいつの間にか左目上をヒットカットされててドクターチェック。

 

再開後の二人は警戒感の余りか随分大人しくなってしまったなあ。

 

<2R>

二瓶君は十分なリーチを持ってる割にはちゃんとしたジャブが打ててなくて、

勿体無いというか戦い方が限定されてしまってて、

一方接近戦では手を余してしまって手緩い攻撃しかできないままで、

エバネス君のやり易い距離から脱出できないまま一気に追い込まれてしまって、

1分37秒、西ロープを背負わされ反撃ままならなくなったところでストップエンド。

 

 

二瓶君の対応も若干緩過ぎではあったんだけどそれでもエバネス君、

上背とリーチでハンデを負ってるボクサーの効果的な戦い方を見せてたね。

 

 

 

④ 瀧澤優太君(REBOOT)×垣松武志君(山龍)……SFe

1勝(1KO)1敗(1KO)の19歳・東京都と、1勝0敗の26歳・大分県。

 

<1R>

開始1分20秒、当たりは薄かったんだけど滝澤君のワンツーが2連続ヒット。

 

恒松君も負けん気の強さは見せてたんだけど、

カウンターを狙ってる訳でも無いのにやたら仕掛けが遅かったし、

途中でサウスポーチェンジなんかしてて集中し切れてない感じで、

ラウンド終盤には滝澤君に見切られてしまったようでもあったんだわ。

 

<2R>

攻撃に移った際の恒松君のムチャ振りノーガード戦法は如何にも危ない危ないで、

まずはちゃんとしたジャブから始めるべきじゃないかって思ったし、

常にきっかけを相手に求め過ぎる傾向が強いのも気になったんだよね。

 

ってことで、滝澤君には余裕さえ感じられるようになっての更なる攻め込みで、

終盤一気に決着を付けようって感じで恒松君を南東ポストに追い込んだその瞬間、

残り12秒だったんだけど、恒松君がブン回し打った右フックが直撃してしまって、

それは殆ど偶然のパンチだったんだけど、滝澤君にも油断があったみたいで、

アレレーッて感じで滝澤君が倒れ込んでしまったんだわ。

 

何とか立ち上がったところで終了ゴングだったんだけどね。

 

<3R>

乱打戦命って感じの恒松君が開始直後から仕掛けて行ったんだけど、

幸運なことに滝澤君もダメージを引きずることなくの立て直しで、

元々ボクシングのレベルとしては恒松君を上回ってたもんで冷静な反撃で、

恒松君に鼻血を見舞っての攻め込みで見事なポイントバック。

 

<4R>

自分の中では前のラウンドまでで丁度イーブンの最終ラウンドで多分、

双方のボクサー共、勝負どころだっていうのは自覚してたと思うんだけど、

まずは恒松君が例の如く若干のムチャ攻めから始めたんだけど、

一段落後は滝澤君が実に冷静で効果的な反転攻勢が続いたんだわ。

 

恒松君と同じタイミングの腕振りはパンチ力に自信があるからなんだろうけど、

少しずらせて打ち終わりや打ち出しに的確に合わせれば、

相手は殆ど無防備に近いんだから倒すチャンスもあったんだけどね。

 

それでも累積のダメージは恒松君の方に重くのしかかってたみたいで、

残り30秒からは殆どヘロヘロになってしまっての終了ゴング。

 

 

ってことで自分は38-37だったんだけど結局、

ジャッジ全員も同じ評価だったみたいで38-37×3で滝澤君の3-0勝ち。

 

4回戦でダウンを取られた方がこのスコアで勝つを見るのは快感なんだよね。

 

一方の恒松君なんだけど、ハートの強いところは貴重なんだから、

これからはジャブを武器として備えるべきだし、

無駄な被弾を避けるべくディフェンス強化だと思うんだけどなあ……。

 

 

 

⑤ 三浦崇史君(川崎新田)×山鹿拡君(新日本木村)

                          ………54.3㎏

0勝5敗(4KO)のサウスポー、27歳・青森県と、

0勝3敗(1KO)の30歳・千葉県。

 

2人で合計8戦して勝ち星ゼロっていうのはやっぱり色々課題が多い訳で、

共通してたのはまずはスタミナ不足ってことで、

少し動くとお互いに一休みしたがってるのが目に見えてしまってたんだよね。

 

それととにかく打ち出しが緩過ぎて特に山鹿君は人柄の優しさが出てしまってて、

人を殴るのは向いてないような感じさえしたんだわ。

 

辛うじて三浦君の方が踏ん張りを見せてて、

そのまま押し切りそうだったもんで2Rで離席したんだけど、

やっぱり三浦君が4R1分47秒にTKO勝ちしたってね。

 

 

 

⑥ マンモス植田君(川崎新田)×ヒル・コーネリアス(金子)……H

0勝4敗の36歳・茨城県と、0勝2敗の34歳・アメリカ。

 

この試合も二人で合計6戦しての勝ちナシだったんだけど、

何せ滅多に見れないヘビー級ってことで、場内も変にザワザワしてたんだわ。

 

自分の中では相撲取りと黒人米兵の一騎打ちって図式だったんだけどね。

 

植田君は引退前に何とか一花咲かせたいだろうし、

コーネリアス君にしても彼女さんの前でいいカッコしたいしってことで……。

 

二人の試合は殆ど見てるからどういう展開になるかは大体予想がついてて、

案の定、植田君のドスコイボクシングに対して、

コーネリアス君はあくまで距離を取ってやりたいってまるで正反対なんだよね。

 

100㎏を優に超える同士の殴り合いだったもんで、

観客はKO必至だろうって見てたんだろうけど、

この二人、実はきちんと当てることが巧くないもんで判定以外は有り得ないんだわ。

 

コーネリアス君はデビュー戦で大谷広忠君(角海老)に確か、

36-40×3っていう屈辱の完璧0ー3負けして、

その時は1Rの後半には既にハァーハァーしてて、

2R~3Rには膝がポクポクしてしまってたんだよね。

 

ってことで、この試合は植田君が辛勝するんじゃないかって思ってたんだけど、

この日のコーネリアス君はやっぱり息が上がるのは早かったんだけど、

ムチャ振りを控えスタミナを温存しながらっていう戦略を立ててたみたいで、

相手の入って来るところに左ジャブをストレート気味に突っ込んで、

植田君が希望する接近戦に持ち込まれないように動いてたんだわ。

 

左だけでポイントが稼げそうだったせいか大振りの右フックは封印したかのようで、

それは途中から右手を傷めてしまったのかって思わせるほどの封印の仕方で、

そこは右フックのフォローだろうって場面でも打ちに行かなかったんだよね。

 

ラウンドが進んでも植田君の戦い方には工夫が見られなくて、

つまりもう少し敢えて相手の距離での打ち合いを挑まないと、

劣勢な局面を動かせそうになかったのにも関わらずってことだったんだけど、

最後の最後まで試合を支配してたのはコーネリアス君の方だったんだわ。

 

 

自分の中ではエキジビションに近いモノがあったもんで、

スコアは付けてなかったんだけど、コーネリアス君優勢は動かし難くて結局、

40-37、39-37×2でコーネリアス君の3-0勝ちっていうのは、

とっても妥当に思えたんだよね。

 

試合後のコーネリアス君は歓喜の余り何度も大きな雄叫びを上げてて、

それはまるで世界戦にでも勝利したかのようだったんだけど、

先回までの反省に基づいて彼、今回は相当頑張ったのは間違いなかったんだわ。

 

 

試合後かなり時間が経ってからすぐ近くにコーネリアス君がいたもんだから、

拙い英語でちょっと感想を伝えようとしたら、隣にいた彼女さんが通訳してくれて、

黒くてデカいコーネリアス君がまるで子供のように喜んでくれて、

ビニー・マーティンよりもっとガッシリした手で握手してくれたんだわさ。

 

 

 

⑦ 伊佐春輔君(川崎新田)×山岡健介君(レイS)……Mm

2勝(1KO)0敗の18歳・神奈川県と、1勝(1KO)1敗の23歳・千葉県。

 

ヘビー級の後のミニマム級っていうのはホント小さく見えたんだけど、

二人のやり取りは実に迫力あったんだよね。

 

<1R>

一つ前の試合が試合だったもんで二人共異常に早く見えたんだけど、

まずは開始37秒、山岡君がワンツーで先制したんだけどシッカリしたショットで、

5㎝ほど上背のある伊佐君は距離を潰されてちょっとやり難そうにしてたんだわ。

 

<2R>

もう少し遠くで処理したいところだったんだけど伊佐君、

先手を取り切れないままで、どうするのかなあって見てたんだけど、

1分30秒辺りからのショート戦は意外なほど互角にこなしてて、

残り1分からは見栄えのいいのを幾つも打ち込んでたんだわ。

 

で、残り12秒、伊佐君の右フックで山岡君が思わずオットットッてなってしまって、

その直後にも左フックを追い打ちされてしまってたなあ。

 

<3R>

ダメージが心配された山岡君は気合入れての立て直しで、

手数で上回りながら伊佐君に距離を作らせずハードヒットを避けてたんだわ。

 

<4R>

序盤、伊佐君が足を使って距離を取ってたんだけど長続き出来なくて、

山岡君の詰め寄りの方が効果的で残り1分までを優位に進めてたんだけど、

それでも山岡君、ショートアッパーを混ぜ込めばいいのにフックオンリーで、

大きな効果を上げ切れないままその後伊佐君の反撃が厳しくなって、

残り30秒からは微妙だった中、最後5秒からのヒットヒットで伊佐君だったなあ。

 

 

それでも自分の中では38-38だったんだけど結局、

39-37×3ってことで伊佐君の3-0勝ちだったんだわさ。

 

 

アラッと思ったら木村翔さんが黒田雅之さんのスパー相手ってことで、

メインの前に西田光さんもデモスパーをやったんだわ。

 

近くにいた古橋岳也さんとちょっとした立ち話をして、

その後中川健太さんとも次のタイトル戦の話をしたんだけど、

二人共、リングを離れるとまるで別人のような好青年で驚くんだよね。

 

 

 

⑧ 大野顕君(川崎新田)×鈴木英樹君(横浜光)……SB 8R

6勝(5KO)4敗(1KO)1分の24歳・千葉県と、

8勝(3KO)4敗2分の24歳・神奈川県。

 

大野君のKO率はとっても魅力的ではあるんだけど、

鈴木君に巧いこと捌かれてしまうんじゃないかっていうのが事前予想だったんだわ。

それにしても鈴木君の応援団の多さにはいつも驚かされるんだよね。

 

<1R>

大野君のプレスには重厚感があったんだけど、

思ってた通りテキパキ感では鈴木君の方が上回ってて、

入って来る前の軽ヒットヒットでポイントを稼ごうって感じだったなあ。

 

特別大きなダメージを与えることは無かったんだけど、

それでも下がりながら相手の隙間を突いての鈴木君のショットが有効で、

大野君としては入り方に今少しの工夫が要るところだったんだわ。

 

<2R>

回転力勝負となると大野君は若干辛くなる訳で、

相打ち覚悟は見て取れたんだけど、もう少し前振りも欲しいところだったんだけど、

中盤以降からは踏み込みが鋭くなって、

その途端の左ボディからの右フックが中々いい感じを見せるようになったんだわ。

 

それでもまだまだ鈴木君の軽ヒットの積み重ねの方がポイント的には勝ってて、

大野君には我慢強い攻め込みが期待されたんだわ。

ただこの先、更なる詰めと左ボディが効果を発揮しそうな感じはしたんだよね。

 

<3R>

鈴木君は終始下がりながらなもんで印象的には良くないんだけど、

それでも時折のタイミングのいいヒットヒットは明らかにポイントになる訳で、

一方では中々頑強なディフェンスも備えてるもんで、

大野君としては攻め込むタイミングと、どこを攻めるのか見極め難そうにしてて、

細かい手数と一発強打っていう図式が完全に出来上がった中、

大野君の攻めあぐみが自分にも伝わってきてイライラ感が募ってきたんだわさ。

 

<4R>

鈴木君はそのチョンチョン当て逃げボクシングを延々続けるのか、

一方の大野君はどこかで飛ばすことが出来るのか、

こんな感じがずっと続くのかっていう思いで頭が一杯になってきたんだわ。

 

打ち合いになると鈴木君は下向いたまま左右フックを振り回して被弾を避けて、

大野君はラビットになるのを必死にこらえてるような感じさえあって、

ここまでで一番いいショットは時折見せてた左ボディに限られてて、

中々顔面ヒットに繋げられなくて、そうさせない鈴木君が巧いってことで……。

 

<5R>

実は自分、余りの刺激の無さにこのラウンドで切り上げるつもりでいたんだよね。

 

自分はとっくに根負けしてたんだけど大野君もそうなりそうな感じで、

何とかしてこの局面を打破して欲しいとは思ったんだけど何だか無理そうで、

鈴木君の戦法は予め決めていたような感じの実に見事な作戦なんだろうけど、

そういうのはあくまでそっち側の話であって、

見てる自分には実に全く面白くなかったことも事実な訳で……。

 

で、そろそろ帰ろうって思ってた残り8秒のその瞬間、

鈴木君を青コーナーに追い込んだ大野君の左ボディが一発喰い込みで、

その左ボディはこの日の大野君の唯一効果的であり続けたショットだったんだけど、

自分にはそれまでの左ボディと同じように見えたんだけど、

途端に鈴木君がガックリ片膝を着いてしまったんだわ。

 

それまでの積み重ねがここに来ていきなり累積効果を発揮したのか、

今回のは全く予想してなかったショットだったせいなのか、

知る由もなかったんだけど、とにかく鈴木君は余程シンドかったみたいで、

何とか立ち上がりはしたんだけど、結局テンカウントアウトしてしまったんだわ。

 

ってことで3分05秒、大野君の実に劇的な逆転KO勝ちだったんだけど、

彼はワンツーの最初の左を何度もボディから始めてたのが良かったのかなあ。

 

 

頑張ったねっていうより、最後に刺激的な展開を見せてくれてアリガトねって、

そういう気持ちを伝えたくて大野君に声を掛けたら、

まるで初対面の筈なのに自分の事を知ってくれてたみたいで、

お互いニッカニカで言葉を交わしたんだわさ。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 大野顕君

② 瀧澤優太君

③ アンドリュー・エバネス君

 

 

 

 

 

2017年2月 1日 (水)

後楽園ホール・1月31日

 

Img_1017

“山下泰文”

 

太平洋戦争当時、満州や南方方面で指揮を取ってた陸軍中将で、

海軍の山本五十六大将と共に自分が尊敬する職業軍人なんだわ。

 

元々皇道派だった彼は陸軍内部の東条英機を中心にした所謂統制派から

疎まれることも多かったんだけど、そういう事に一喜一憂することなく、

常に自らの職務を全うすべく頑強な信念と実行力を持ってたんだよね。

 

山本五十六に対してもそうなんだけど山下泰文に対しても、

自分はロマンチストとしての側面を随所に感じるんだよね。

 

 

 

ホールに入ってすぐのリング上では荒川仁人さんがアップしてて、

彼は黒やグレーが似合うんだけど、サーモン系のピンクも中々いいんだわ。

 

 

この日の関係者受付席には渡辺ママと久保マネジャー、

それに瀬端ママって女傑トリオがズラッと揃い踏みで、

コンチワコンチワして試合開始だったんだけど、

2月には4~5ボクシングしかないっていうのに今週は4ボクシングもあるんだよね。

 

 

 

① 下沖克徳君(角海老)×頼政和法君(L玉熊)……F 4R

3勝5敗(2KO)1分の31歳・宮崎県と、2勝(2KO)3敗の24歳・東京都。

 

下沖君のセコンドには小林生人さんと小堀佑介さんと一緒に、

ニット帽の奥村健太君が付いててみんなの思いが寄り添ってたんだよね。

 

<1R>

ただリング上にはそういう思いが漂ってたとは言い難くて、

お互いに戦いの方向性を見い出し得ていないというか、

残念ながらどの距離でどう戦いたいのかが全く見えて来なかったんだわ。

 

ラウンド終了間際での頼政君の右フックも中々良かったんだけど、

それまでの下沖君の複数のショートフックの積み重ねの方が優勢だったかなあ。

 

 

それにしても二人共、低調なまま進歩の跡が見られなかったもんで一旦離席。

後で結果を確かめたら下沖君から見て39-37、38-38×2ってことで、

1-0ドローだったんだわ。

 

 

 

② 川崎真琴さん(RK蒲田)×合田剛士君(草加有澤)

                          ………65㎏ 8R

8勝(2KO)4敗(1KO)1分のランク4位、32歳・広島県と、

7勝(2KO)5敗(3KO)1分の32歳・愛媛県。

 

川崎さんは最近は勝ち負けを交互に繰り返してて、

今回は敗戦の巡り合わせだから何とかそのパターンを崩したいところだし、

3連敗中の合田君としては本気で何とかしたいところだったんだよね。

 

<1R>

いつの間にかランク4位になってる川崎さんが落ち着き払った立ち上がりで、

合田君が接近戦で活路を求めたがってた中、中々鋭いジャブを放ってて、

相手が入り込んでくるのを阻止しつつ中間距離をキープしてたんだわ。

 

ただ、お互いにワンツーのタイミングが殆ど同じだったもんで、

それなりの危険度を共有してたんだよね。

 

特別の有効打が無かった中、川崎さんのジャブと返しの左フックがグッドだったね。

 

<2R>

必要に迫られて執拗に前詰めしてたのは勿論合田君の方で、

ショートレンジでの左右フックには十分な力が込められてたなあ。

 

川崎さんも思ったより巧いことショートフックやアッパーを打ってたんだけど、

全体として見ると決してリズム感がいいとは思えず、

合田君の方も流れにスムースさを欠いてたんだよなあ。

 

<3R>

入って何とか出来るか、入って来る前に何とかするかの戦いで、

中間距離でのワンツー勝負はやっぱり川崎さんが圧倒するようになって、

スピード感も出てきたんだけど、それでもいつもより今一テキパキ感に欠けてて、

それが合田君に攻め込む隙を与えてしまってたんだけど、

当の合田君にしてもそこを足掛かりに爆発するってところまではいってなくて、

要するにこの日の二人の今一感は何となく拭えないような感じがしてきて、

このままだと川崎さんの優勢勝ちだろうなあって思いつつ休憩タイムゲット。

 

 

途中とお終いの方は遠くから眺め見てたんだけど状況にそれほど変わりなくて、

結局、78-74、78-75、77-75ってことでやっぱり川崎さんの3-0勝ち。

 

 

 

③ 岡本ナオヤ君(東拳)×中野敬太君(KG大和)……B 8R

10勝(5KO)5敗(2KO)1分の29歳・三重県と、

13勝(4KO)10敗(1KO)6分の31歳・福岡県。

 

最近は何となく弾け切れてないアラサーのA級同士だったんだけどね……。

 

<1R>

大差は無かったんだけど、返しの左ショットのクオリティの差で中野君かなあ。

最近は勝ちに恵まれないことの多い中野君なんだけど、

右目尻をヒットカットされながらもこの日はちょっと気合入ってたね。

 

<2R>

ショットそのもののシッカリ感は岡本君の方が上で、

中野君は無駄なところに力が入って若干腕がたわみ始めたなあ。

 

お互いにボディブローに意識がいってない単調な攻め合いだったんだけど、

このラウンドは中野君の被弾数が増して顔面の紅潮が目立ってきたんだわ。

 

<3R~4R>

接近しての腕振りの鋭さはやっぱり岡本君だったんだけど、

中野君も徐々に手数をアップして反撃に転じて、

結局お互いに一発系の倒し屋ではないもんで究極の手数勝負ってことで、

自分の中では4Rを終わったところで丁度イーブン。

 

<5R>

それほど効いてるとは思えなかったんだけど、

それでも見た目の印象の良くない打たれ方をしてたのは岡本君の方だったなあ。

 

<6R>

二人共、ペースは落ちないんだけど、さりとてペースアップも出来てなくて、

小さなショットの延々の積み重ね勝負になっていったんだけど、

気持ちが切れてたとは思えなかったけど、

岡本君の攻めあぐみが目立ってきて、何となく勝負あったなあってことで……。

 

 

後で確認して見たらやっぱり中野君の3ー0勝ちで、

78-74、78-75、77-76だったんだわ。

 

 

 

ロビーをぶらついてたら田之岡条さんと蒲山直輝君がいて、

蒲山君は月間賞の表彰かって雰囲気のスーツにネクタイ姿だったんだけど、

田之岡さんが言うには観戦する際は必ず正装するんだってさ、本当かなあ?

田之岡さんとはちょっと珍しいモノを共有してることが解って盛り上がったなあ。

 

 

 

④ 山口翔太君(真正)×岩井大さん(三迫)……Fe 8R

14勝(8KO)3敗(2KO)の26歳・長崎県と、

19勝(7KO)4敗(1KO)1分のランク7位、27歳・千葉県。

 

戦績だけ見ると山口君は勝率もKO率も岩井さんを上回ってるんだけど、

これは相手次第ってこともあるし、その強さはにわかには信じ難かったんだけど、

それでも岩井さんにとっては十分な警戒感が必要だったんだよね。

 

<1R>

見た目同じような体躯だったし、同じような戦い方から始まったんだけど山口君、

充分なパワーは感じさせたんだけど、それほどのスピードは無くて、

様子見スタートを切った岩井さんが左ボディと右アッパーで先制点ゲット。

 

ただ、山口君の方もフック系を上下に組み合わせて打ち分ける中、

特に右フックに可能性を垣間見せてたんだよね。

 

<2R>

まずは岩井さんが実に素軽いショートのコンビネーションで先攻したんだけど、

相手が目線を切って頭を下げ加減にした時の山口君の攻め込みも鋭くて、

やっぱり彼の打ち下ろし系の右フックは必殺系に近いモノがあったんだわ。

 

ただ中間距離での山口君はタイミング見計らってのシンプルなワンツー主体で、

その点では見切られ易かったのも事実で、

ラウンド終了近くになると顔面がかなり傷んできたんだよね。

 

<3R>

山口君は益々ショート戦命って感じが如実になってきて手数アップも叶って、

岩井さんの顔面も徐々に赤さが目立ってきたんだよね。

 

<4R>

若干山口君が戦い方の方向性に自信を持ち始めた感じがしてきて、

ショットにも更に力を込めていったんだけど、

ちょっと力づく過ぎるようなところも目立ってきて、

岩井さんとしてはこれ以上相手に気持ち良くやらせないことがテーマだったんだわ。

 

ってことで岩井さんは多少のギアアップと的確なヒッティングでそれに応えて、

特にタイミングのいい右ショットの積み重ねで、

山口君の左こめかみというか目の横を腫れさせたんだわ。

 

<5R>

ランクゲットを目指して山口君の必死感が増していっての序盤の攻勢で、

この回は休んで相手にポイントを渡すのかって思ってた岩井さんだったんだけど、

残り1分を切る頃に山口君の勢いが目に見えて落ちてきて、

それまで普通にやってた岩井さんが目立つようになってきて、

残り40秒からは明らかな有効打で逆転ポイントゲットだったんだわ。

 

<6R>

慣れない土地での戦いに気持ちも体も予想以上に消耗したか山口君、

これまでのラウンド序盤飛ばしも叶わなくなって、

必死の踏ん張りは見て取れたんだけど残り1分からはやっぱりシンドそうだったし、

左目横の腫れも酷くなる一方だったんだわ。

 

<7R>

セコンドから檄を飛ばされたのが明らかだった山口君が立て直してきて、

開始1分15秒までは渾身のパフォーマンスで、

何とか何とかって感じで強い腕振りを見せてたんだけど、

残り1分20秒からの岩井さんの逆襲には対等に処し切れず、

メッキリ落ちてしまった中クリンチ逃げが一杯一杯になってしまって、

折角ラウンド前半で稼いだポイントを一気に吐き出してしまったんだわ。

 

<8R>

山口君の弱り方を見れば岩井さんのKO勝ちも見えつつあったんだけど、

山口君のそうさせない必死感が岩井さんを飛ばし切れなくさせてしまって、

残念ながら陣営の 「倒せ!倒せ!」 に応えきれないままの終了ゴング。

 

 

ってことで自分は78-74だったんだけど結局、

79-73×2、78-74ってことで岩井さんの至極妥当な3-0勝ち。

 

 

試合後暫くしてから顔に氷嚢を当ててた山口君と行き合ったもんで、

自分の感想を伝えたんだけど、至らなかった点の自覚は出来てたみたいで、

最後は山下会長も遠くからニコニコ笑顔だったんだよね。

 

 

 

⑤ 荒川仁人さん(ワタナベ)×アンソニー・サバルデ

            ………WBO AP L 王座決定戦 12R

28勝(17KO)6敗1分のAP2位、サウスポー、35歳・東京都と、

12勝(7KO)5敗(1KO)のAP13位、サウスポー、24歳・フィリピン。

 

相手は13位だっていうし、仁人さんがチャチャッと捌いてしまうかと思ってたら、

サバルデっていうのがとってもいいボクサーだったんだわ。

 

<1R>

お互いにサウスポーを特別やり難いとは思ってないみたい立ち上がりで、

ふくらはぎと二の腕の太さで圧倒してた分、

サバルデの方が5㎝ほど背が低かったんだけどこれがまあ実にパワフルで、

様子見スタートした仁人さんに合わせることなく初っ端から積極的だったんだわ。

 

途中で聞いた話だとサバルデにはパッキャオに繋がるプロモーターも随行してて、

彼としてもみっともない試合が出来ないっていう背景があったってことで、

中途半端な出稼ぎタイボクサーとはまるでモチベーションが違ってたんだよね。

 

サバルデはジャブやらフック系やら右手の使い方が実に巧みで、

すぐに元々は右利きなんじゃないかって思わせるほどだったんだけど、

彼が打ち出すパンチには殆ど全く迷いっていうものが無くて、

全て自信に満ちてたのが実に印象的だったんだけど、

体の使い方も巧かったしリズム感もとっても良かったんだよね。

 

コーナーに戻って来るところをジックリ見てたら、

サバルデの体は横っ腹からウエストにかけてまだまだ絞れそうで、

ホントはSFe級くらいの方が良さそうにも見えたんだよね。

 

お互いの白いグローブテープには何のマジックサインも入ってなかったもんで、

三迫会長に聞いたらWBOのこのタイトルはJBCがまだ未承認だから、

ってことらしいんだよね。

 

<2R>

サバルデは目がとってもいいみたいで反応も良くて、

仁人さんの直撃を避けつつだった残り40秒、

右ボディからダブルで放った右フックを綺麗に当て込んで、

一瞬仁人さんが危ない当てられ方をしてしまったんだわ。

 

<3R>

サバルデのワンツーには普通の右左のストレート系に限定されることがなくて、

色々なパターンを持ってて特に右フックからの左ストレートが抜群で、

体を右に大きく傾けながらの左ストレートの直後の右フックも実に良くて、

常に返しのパンチに意識がいってるって感じだったんだよね。

 

正直、ここまでの仁人さんにはいいところが殆ど無いままで……。

 

<4R>

仁人さんにはそろそろ新しい局面が欲しいところだったんだけど、

目立ってたのはまだまだサバルデのフレキシブルな攻め込みで、

小さく鋭いショートフックに時折オーバーハンド気味の大きな左フックを混ぜ込んで、

それもあくまでクールな試合運びの中での自由自在だったし、

無駄打ち大振りをする訳でもないからスタミナも大丈夫そうで、

仁人さんはどう思ってたか知らないけど自分的には相当強いと思わざるを得ず、

仁人さんのいい面が中々出て来ないままだったんだわ。

 

ってことで自分は若干仁人さんに厳しく見てたせいもあってか、

ここまでは40-36でサバルデだったんだよね。

 

<5R>

サバルデを切り崩すのが難しそうに見えてた中、

流石だね、仁人さんが徐々にスピードを上げてより細かくリズムを刻み始めて、

このラウンドは若干休み加減に見えたサバルデと好対照になってきたんだわ。

 

<6R>

いつの間にか仁人さんの方がプレスを掛けるようになってきて、

ボディブローからのコンビネーションにも磨きがかかってきて、

そりゃサバルデも打たれっ放しにはならなかったんだけど、

それでも試合序盤とはかなり様相が違ってきたんだよね。

 

ただ、サバルデの腕振りにもまだ緩みが無くて危険度は相変わらず高くて、

左を警戒し過ぎる余り、もしかしたらサバルデはそれをフェイクに使って、

右フック系で決着させたがってるようでもあったんだわ。

 

<7R>

若いのにサバルデは繋ぎのパンチも巧くて、

中々一方的にはさせないようなテクニックも見せてたんだけど、

この回は仁人さんの2発の比較的大きい左フックが特別目立ってたなあ。

 

<8R>

いい感じで立て直しつつあったというか、

最初っから後半勝負っていうシナリオ通りだったのか、

とにかく仁人さんが明らかにペースを握りつつあったんだけど開始50秒、

殆どいきなりって感じでサバルデに強烈な左フックを打ち込まれてしまって、

リングの半分ほどを南ロープまで吹っ飛ばされてしまったんだわ。

 

これはこの日一番の大被弾で、仁人さんは明らかに効いてしまって、

瞬間に冷静さを欠いてしまってディフェンスより大きく打ち返す動作さえしてて、

一瞬意識が飛んでしまったのは確かだったんだわ。

 

その一瞬後に我を取り戻した仁人さんはまずはクリンチで凌いで、

直後からはディフェンスを固めて足を使いながらサバルデの追撃を交わして、

10秒後ほどには原状回復が叶ったみたいで、

終盤にかけては却ってサバルデより強い攻勢をかけていって、

的確な当て込みで自分らの心配を完璧に取り除いてくれたんだわ。

 

<9R>

一気に飛ばしてくるってことは無かったんだけどサバルデ、

まだまだペースが落ちない序盤戦だったんだけど、

中盤過ぎからは目に見えて勢いを失いつつあって、

ここまで打ち込み続けてた仁人さんのボディブローが一気に効いてきたみたいで、

それはまるで突然の光明が仁人さんに差してきたって感じさえあったんだわ。

 

<10R>

腕振りにはそれほどの劣化は見られなかったんだけど、

サバルデの動き自体が徐々に鈍くなってきて、

それにつれ仁人さんの動きには逆にキレが増していって、

1分20秒でのショートワンツーとかは華麗な感が漂ってたし、

続く1分30秒過ぎのワンツーの2連射からのコンビネーションは圧巻でさえあって、

残り20秒でフック系を2発打ち込まれたサバルデは最早ガックリの状況で、

最後の打ち下ろし気味の左ショートフックには実に気持ちがこもってたんだわ。

 

 

隣で観戦してた三迫会長にどんな感じ? って聞かれたもんで、

改めてスコアを見直してみたら、

これでやっとイーブンってことで自分でも驚いてしまったんだけどね……。

 

<11R>

サバルデの回復度が気になるところだったんだけど、

緩慢な打ち返しをするだけで大きな危険度を感じ取ることが無くなって、

ロープを伝いながら凌ぐのが精一杯って感じになってたんだわ。

 

仁人さんは開始1分までで左ストレートを2発クリーンヒットさせた後、

残り12秒からも圧巻のショートラッシュで圧倒したままの終了ゴング。

 

<12R>

みっともない真似は出来ないって感じでサバルデが最後の踏ん張りを見せて、

序盤に気持ちを見せてたんだけど消耗が著しく長続き出来なくて、

ガードに専念して打ち返してこないのを見計らった仁人さん、

トントン手打ち軽連打から空いてるとこへのドコン打ち込みで、

その度にサバルデの体が揺らぐようになってしまったんだわ。

 

1分26秒からの連続ヒットヒットは倒し切れそうなほどで、

残り1分での左ボディも圧巻だったんだけど、

サバルデの方の戦意が消失気味だったもんで打ち合う流れにはならなくて、

倒し切るまでの展開に持ち込めないままの終了ゴングだったんだわ。

 

 

ってことで自分としては115-113だったんだけど結局、

116-112、115-113×2ってことで仁人さんの3-0勝ち。

 

 

序盤に相当ハラハラさせての最後はキャリア勝ちって感じだったもんで、

控室に戻る仁人さんにドキドキ心配させないでよ的な事を伝えたら、

仁人さんはキャハキャハって笑ってたんだよね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 荒川仁人さん

② 岩井大さん

③ アンソニー・サバルテ、山口翔太君

 

 

 

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