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2017年2月10日 (金)

後楽園ホール・2月9日

 

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「もう誰の子だか全然解らないんだよね~。」

 

 

 

正式に引退を表明してたり、個人的に話を聞いてる場合はともかく、

事情が分からないまま最近見掛けなくて気になってるボクサー達も多くて……。

 

伊原健太君、森拓也君、横山一喜君、横山隆司君、島村国伸君、若生然太君、

井出羊一君、岩崎悠輝君、橋元隼人君、大坪タツヤ君、千波丈二君、堀陽太君、

大村光矢君、林徹麿君、佐藤宗史君、小竹雅元君、岨野豊君、久野伸弘君、

横山大輔君、阿部隆臣君、庄司恭一郎君、迫田大治君、糸山良太君、

田中康寛君、小澤大将君……、みんなどうしてるのか、止めてしまったのか……。

 

 

 

昨日は朝方からの粉雪が夕方までサラサラ舞い散ったままで、

最高温度4℃って東京は極寒の一日だったんだわ。

 

昨日のホールは7試合が組まれてて、全試合楽しみにしてたんだけど、

特に後半の4試合はもう極上の出来がりで心が躍りまくったんだわ。

 

 

 

① 亀山大輝君(ワタナベ)×佐藤剛君(角海老)……LF 4R

1勝1敗のサウスポー、20歳・静岡県と、

1勝1敗(1KO)のサウスポー、20歳・東京都。

 

同じ戦績の20歳同士なもんで活きのいい打ち合いを期待してたんだわ。

 

<1R>

若干大人し目にスタートした佐藤君に対して亀山君、

初っ端から吹っ切れたようなテキパキ感全面出しでパワーも込められてて、

特に右フックがとっても良かったんだわ。

 

中ヒットを積み重ねられた佐藤君は早くも顔面を赤くして、

何だか相手の動きに翻弄されてるって感じだったんだよね。

 

<2R>

佐藤君がいきなりのサウスポーチェンジで始めたんだけど、

亀山君は一切構うことなくガンガンの手数で圧倒して、

佐藤君は両目の横が腫れ始めたし鼻血にも見舞われてきたんだわ。

 

佐藤君も前の回より手数を増やしていったんだけどまだまだ追い付いてなくて、

相手が大きく振り外したところも狙えてなかったなあ。

 

<3R>

このまま一方的になってしまうかと思われた佐藤君が気持ち立て直しての奮闘で、

前詰めからのボディに活路を求めながらの手数アップヒット数アップで、

亀山君は入り際に山ほどの右を貰い続けてたんだわ。

 

<4R>

ここを頑張れば自分の中では負けは無かった佐藤君だったんだけど、

勝ちたい気持ちは同じように亀山君にもあったような飛ばし返しで、

大分バランスを崩して気負った振り過ぎも目立ったんだけど、

1分半まではほぼイーブンだったその後を僅差で征して逃げ切ったかなあ……。

 

 

ってことで自分は39-37で亀山君だったんだけど結局、

亀山君から見て39-37、38-39、38-38ってことで1-1ドローだったんだわ。

この二人は何ヶ月後かに再戦する必要があるね、絶対。

 

 

 

② 山田大輔君(REBOOT)×工藤優雅君(マナベ)……F 6R

5勝(1KO)3敗(1KO)のサウスポー、32歳・埼玉県と、

5勝2敗2分の22歳・東京都。

 

10歳の年齢差がある二人だったんだけど、

工藤君の濃紺に白ストライプのトランクスが圧倒的にカッコ良かったなあ。

 

<1R>

正直、初っ端からお互いに全く噛み合いが悪くて、山田君はもう少し近いところで、

一方の工藤君は若干距離を取りたいところだったと思うんだけど、

二人共、終始中途半端な距離で刺激の少ないやり取りを続けてたんだわ。

 

工藤君はもう少しやれるボクサーだと思ってるんだけど、

一発打ってそれでお終いって感じが多過ぎで、

何発かをワンセットにするって考える方がいいって思ったんだよね。

 

<2R>

それでもきちんとしたボディショットを組み合わせ打ってたのは工藤君で、

若干攻撃のバランスが取れてきたかなあって思ってた開始55秒、

工藤君の右、左、右の最後の右がカウンター気味にヒットして山田君がダウン。

 

直撃された山田君は大きく膝カックンしてしまって、

一瞬堪えるかって見てたら、ちょっと人影で見落としてしまったんだけど、

その瞬間僅かに右手を着いてしまったみたいだったんだわ。

 

それほどのダメージを残さないままのリスタートだったんだけど山田君、

大きく反撃するまでには至らず、何となくの劣勢が続いてたんだよね。

 

<3R>

山田君にはこれといって攻め手に新たなモノを出し切れないままだったし、

明らかに優勢をキープしてた工藤君にしても雑なイッセノセが目立って、

ショートブローの回転力不足が改善されないままで、

工藤君の勝ちは間違いのないところではあったんだけど、

B級戦にしても二人共ちょっとタルイ感じが免れなくて一旦休憩タイム。

 

 

結局、5R1分27秒、工藤君の初TKO勝ちだったんだけど、

彼からはいつものようなキレを感じなかったし、

山田君の方も持ち前の鬼のガツガツ戦に持ち込めなかったんだよね。

 

 

 

③ 富岡樹君(REBOOT)×パク・ジュンウ……SFe 6R

1勝0敗の19歳・埼玉県と、4勝(2KO)6敗の26歳・韓国。

 

三迫会長がマッチメイクした関係か中川玄兼君がヘルプセコンドしてたんだけど、

初めてだったみたいで彼の慌て振りが見てて可笑しかったなあ。

 

このくらいの相手ならキチッと決着させなくちゃねって感じで見てたんだけど、

残念ながら富岡君は最後までアマっぽい感じが抜け切らないままだったんだわ。

 

相手はそこそこパワフルではあったんだけど結局は右強打一本系で、

そういう意味では単純で解り易い相手だって富岡君も把握してたと思うんだけど、

そりゃ相手の攻勢を凌ぎ切れなかったとか、

ポイント取られるって場面は一度も無かったんだけど、

だからこそ、圧倒しまくるってシーンを作って欲しかったんだけどね。

 

二人共、中盤以降は工夫の少ないマンネリ系になってしまったもんで、

4R以降は殆ど真面目に見てなかったんだわさ。

 

 

結局この試合は60-54×3ってことで、

富岡君がパーフェクト3-0勝ちしたんだけど、

でもやっぱり彼の60-54には課題があるって思わざるを得なくて、

ポイント的にハンデを負ってる場合でも試合をひっくり返す為に、

あるいは相手に常に危険な感じを抱かせる為にも、

強攻撃で倒し切ってしまう意識は上へ行けばいくほど必要になる訳で、

負けないボクシングより常に勝つボクシングを意識するってことじゃないかなあ、

っていうようなことを試合後の富岡君に話をしたんだけどね……。

 

 

 

④ 田中教仁君(三迫)×高橋悠斗君(K&W)……Mm 6R

14勝(7KO)5敗の31歳・東京都と、

6勝(4KO)2敗の23歳・東京都。

 

田中君のデビューは2005年なんだけど、この日がほぼ5年振りくらいの試合で、

ドリームジムから移籍してのこれが初戦でもあったんだけど、

未だにデビュー当時のミニマム級のウェイトをキープしてるのは立派だなあ。

 

ある意味この日一番試合の行方が気になってた一戦だったんだよね。

 

<1R>

田中君は比較的ユッタリしてスタートを切ってて、

久し振りの実戦の感触を確かめながらって感じだったなあ。

 

少しばかり上背とリーチ優位な高橋君も中々いい動きをしてたんだけど、

全体のリズム感とか踏み込みのタイミングとかはやっぱり田中君で、

残り17秒での右ボディからのコンビネーションでまずはポイントゲット。

 

<2R>

試合勘を取り戻しそこそこ感じを掴んだ田中君がグイッて前詰めしたその瞬間、

時間的には開始殆ど直後の16秒だったんだけど、

高橋君の右ショートストレートがカウンターヒットしていきなり田中君がダウン。

 

そういえば高橋君の右はそこそこの威力を持ってるKO率50%ってことで、

田中君の外しざまを狙ったカウンターセンスは抜群だったんだわ。

 

そこそこの直撃度に見えたもんで先行きが心配されたんだけど田中君、

確か過去に一度のKO負けのない打たれ強さはまだまだ健在で、

残された長い時間も見てる人に不安を感じさせることなく、

まるで何事も無かったかのように冷静に立て直してたんだわ。

 

高橋君の攻撃には特別のオリジナリティーは感じなかったんだけど、

とにかく右を正確にヒットする局面にどう持ち込むかっていうのがテーマなんだよね。

 

<3R>

田中君は全く慌てることのない入りをしてて、

まるであと4ラウンドで返せばいいって計算してるかのようだったんだわ。

 

一方の高橋君の方もいい感じを掴んだのは間違いのないところで、

左右への素早い動きと鋭いジャブがリンクし始めて更に攻勢を強めていって、

って見てた次の瞬間、1分08秒の北ロープ近くだったんだけど、

ブンって大きく振り放った田中君の右ロング系フックが大直撃で、

途端に高橋君が痛そうに顔面を大きく歪めて直後に両グローブで顔を覆って、

そのまま倒れ込んでしまったんだわ。

 

こういうのは左目横の骨を折ってしまったか眼窩底骨折の可能性が高いんだけど、

だから即のストップエンドでもいいって自分は思ったんだけど、

レフェリーも陣営も若干放置気味のテンカウントアウトだったんだよね。

 

 

ってことで、田中君が長いブランク明けの試合で、それも移籍初戦で、

実に見事な逆転の1分29秒KO勝ちだったんだわ。

 

 

もう5年振り以上だったし、元々沢山話をしてた間柄ではなかったんだけど、

田中君は自分のことを憶えてくれてたみたいで、

試合後これ以上ない笑顔で両手タッチしてくれたんだよね。

 

 

 

⑤ 鈴木悠介さん(三迫)×児玉堅君(T&H)……B 8R

6勝(4KO)3敗のランク6位、サウスポー、28歳・茨城県と、

8勝(3KO)2敗(1KO)1分の26歳・鹿児島県。

 

鈴木さんも八王子中屋ジムから移籍してのこれが初戦なんだよね。

 

それにしても八王子中屋ジムは会長の世代交代に伴って、

荒川仁人さん、福本祥馬さん、鈴木悠介さんって、

立て続けに3人ものランカーが移籍してるし、

チャールズ・ベラミーも今では帝拳ジムに面倒を見て貰ってるみたいだし、

大きく様変わりしてる最中みたいだね。

 

4連勝中の児玉君に対して鈴木さんは2連敗中だったんだけどね……。

 

<1R>

ドッシリ感では流石に鈴木さんの方が上回ってて、

児玉君はサウスポー慣れしてないというかかなり慎重な立ち上がりで、

開始36秒辺りでの鈴木さんの左ストレートをいきなり2発被弾してたんだわ。

 

この時の児玉君は鈴木さんの左ストレートが殆ど見えてないような感じで、

それ以降も攻めあぐみが著しかったんだよね。

 

鈴木さんの左ストレートは以前の感じとは大分違ってて、

以前はもう少し振り被るというかヒッチの大きい打ち方をしてたんだけど、

この日の彼の左は構えた位置からそのままのノーモーション系で、

相手にとっては見極めにくい軌道で真っ直ぐ飛んでいってたんだよね。

 

<2R>

児玉君はどう距離を詰めるのか、あるいは敢えて詰めないのか、

試合の組み立て自体に戸惑ってるままって感じで、

1分04秒、南ロープ際で鈴木さんの角度のいい右ショーフックを貰ってしまって、

いきなり左目上をヒットカット出血してドクターチェック。

 

若干縦位置だったせいか自分には一瞬バッティングのように見えたんだけど、

本人も陣営からも何のアピールが無かったから、

間違いなくヒットカットだったんだろうね。

 

児玉君は中途半端な距離のままで、

もっと接近してガチャガチャにさせるべきじゃないかと思ったんだけど、

その距離は鈴木さんの左ストレートには絶好の位置関係な訳で、

何となく鈴木さんのワンツーを怖がってるような印象さえ感じたんだわ。

 

このままだと鈴木さんが試合を支配してしまうけどなあって見てた残り26秒、

鈴木さんの左、右、左のショート連打の最後の左ショートが綺麗にヒットして、

堪らず児玉君が倒れ込んでしまったんだわ。

 

それまでの被弾ダメージもあったんだろうし、

そもそも気持ち負けしてしまってるってことか、

カウント途中で陣営からタオルが投げ入れられて2分42秒、

田中君に引き続いて鈴木さんも移籍初戦で見事なKO勝ちだったんだわ。

 

 

勝率そのものは児玉君の方が上で少し心配してた試合だったんだけど、

予想してた以上の結果で何だかとっても嬉しかったもんで、

試合後の鈴木さんと少しばかり話しをしたんだけど、

試合中に自分が感じてたことは間違ってなかったみたいだったんだよね。

 

 

 

⑥ 麻生興一さん(三迫)×松山和樹さん(山上)

             ………日本 SL級 タイトル戦 10R

20勝(13KO)7敗(4KO)1分のランク1位、30歳・大分県と、

13勝(7KO)7敗(3KO)1分のランク2位、30歳・青森県。

 

松山さんは麻生さんタイプは得意じゃないだろうし、

長引いたところでも倒す力はやっぱり麻生さんの方にあるしってことで……。

 

<1R>

まず先に仕掛けていったのは松山さんで、

最初の1分間の手数は半端じゃなくて麻生さんの30倍ほどもあったかなあ……。

 

例によって麻生さんはガードを固めての詰め詰めだったんだけど、

松山さんも全く構わずガードの上からガンガン叩いていったんだわ。

 

手数では比較にならなかったんだけど、

残り1分20秒での麻生さんの右ショートフックが抜群で、

狭いところに差し込むように打ったその右フックの有効度で麻生さんポイント。

 

<2R>

相手が入って来るところでの松山さんの牽制ジャブが実にいい感じで、

麻生さんの右顔面が薄っすら赤くなり始めたんだわ。

 

相変わらず手数は相手の5分の1ほどながら麻生さん、

1分22秒に左アッパーを見栄え良くヒットさせてたし、

残り30秒でも左ボディからの右フックのコンビネーションをハードヒットさせて、

この時は一瞬松山さんのダメージが見えるようだったんだわ。

 

<3R>

手数は出してるモノの中々クリーンヒットに恵まれない松山さん、

徐々に距離を維持し切れなくなってきてちょっと辛そうだったんだわ。

 

<4R>

パンチの組み合わせっていう点でも麻生さんが圧倒し始めて、

松山さんにはこれと言って打開策が見えて来ないこともあって、

ちょっとばかり一方的な展開になりつつあって、

松山さんはひたすら右強打の距離とタイミングを探ってるって感じだったなあ。

 

<5R>

それでも気持ちを強く維持して松山さんが大きく先に仕掛けて、

最初の1分間をコツコツ当て勝ちしてたんだわ。

 

その後麻生さんも見栄えのいい左ボディを打ち込んでたんだけど、

このラウンドは松山さんの踏ん張りポイントゲットだったなあ。

 

 

ってことでここまでの自分のスコアは49-46で麻生さんだったんだけど、

公表された中間スコアは50-46、49-46×2でやっぱり麻生さんだったね。

 

<6R>

松山さんの左ボディがそこそこの喰い込みを見せ続け、

明らかに彼の活路が見えてきたし、

麻生さんのパンチに打たれ慣れしてきたみたいだったんだわ。

 

<7R>

我慢比べの接近戦になって麻生さんの手数とヒット数が落ちてきて、

松山さんのボディショットの有効性の方が目立ってきたんだよね。

 

麻生さんも薄くはあったけど右ストレートを3発ほど当ててたんだけど、

踏ん張りが効かなくなって打ち終わりにバランスを崩すようになってたなあ。

 

ってことで、松山さんが3ラウンド連続のポイントバックで、

自分の中では67-66の1ポイント差にまで詰まってきたんだよね。

 

<8R>

ポイント的に微妙になりつつあったのを知ってか二人共、

其々引き離しとイーブンを目指してこのラウンドは初っ端からの飛ばし合いで、

どちらに傾いてもアリって感じの中、最初のクリーンヒットは麻生さんの方で、

1分25秒、右ストレートがタイミングよくヒットして、

それまで三迫会長の方から 「手数っ! 手数っ! 手数っ!」 って、

デカイ声で鬼檄が飛びまくってた直後だったんだけど、

その途端に松山さんが正常な意識を保てなくなってしまったみたいで、

有らぬ方向に視線が行ってしまって体も大きく緩んでしまったんだわ。

 

勿論それを見過ごす麻生さんではない訳で、

陣営からの声援をバックにしての一気ラッシュで、

更に2~3発の直撃を重ねた直後の1分35秒、

見かねたフェレリーが割って入ってのストップエンドだったんだわ。

 

 

リング上で勝利者インタビューを受けた麻生さんは、

これまで世話になった4つのジムに対する感謝の気持ちを懸命に表してて、

其々のジムで触れ合ったボクサー達の祝福をも受けてたんだわ。

 

控室に戻るところで麻生さんと言葉を交わすことが出来たんだけど、

もし敗けたら止めるんじゃないかって個人的に思ってたし、

この日は奥様も来てたし、ホント良かったなあ……。

 

 

一方この日の松山さんの出来も極上に近くて、

そのパフォーマンスの中に強い意志が感じられて見てて気持ち良かったし、

7Rまでには大きく展開を揺さぶってほぼイーブンにまで引き戻して、

得意ではない相手をあと一歩までのところまで追い込んだのは立派だったんだわ。

 

 

 

⑦ 竹中良さん(三迫)×荒谷龍人さん(KG大和)

            ………OPBF Fe級 タイトル戦 12R

15勝(8KO)3敗(2KO)1分のチャンピオン、31歳・熊本県と、

11勝(3KO)4敗(2KO)1分のOPBF11位、29歳・神奈川県。

 

ずっと以前の竹中さんは正直言ってガチャガチャ頼りないところもあったんだけど、

ここのところの彼はまるで別人のような高みにさえ登ったような安定感さえあって、

荒谷さんとはこれまで戦ってきたメンバーのクオリティー差も大きいし、

パンチ力の差も歴然なもんで、ほぼ竹中さんの楽勝じゃないかって……。

 

<1R>

竹中さんが落ち着いた様子見する中、荒谷さんは挑戦者らしい振る舞いで、

沢山のジャブで先行して、当たりは薄かったけど右も2発ヒットさせてたんだわ。

 

結局、竹中さんは右を1発当てただけでまずは荒谷さんがポイントゲット。

 

<2R>

竹中さんがごく自然にプレスを掛け始めた開始47秒、

シュンって感じで打ち出したワンツーが直撃して荒谷さんがダウン。              

西ロープ前のことだったんだけど、ホントに素直なワンツーだったんだわ。

 

何とかリスタートした荒谷さんだったんけど、

ダウンする前とは顔付きがまるで違ってて、何だかいきなり辛そうで、

このまま試合を続けることが怖くなってきたような表情になってたんだわ。

 

<3R>

ショートレンジではいい感じを見せてたんだけど荒谷さん、

相手を圧倒するところまで行ってなくて、竹中さんの即の反撃の方が圧倒的で、

そもそも一発一発に込められた威力に大差があることは間違いなくて、

特に返しの左フックの品質が荒谷さんとはまるで違ってたんだわ。

 

竹中さんはボディへの打ち分けも全く抜かりなくて、

荒谷さんは対応し切れないって感じが強かったんだよね。

 

<4R>

このままじゃ如何にも拙いって感じで荒谷さんが立て直してのプッシュプッシュで、

ヘコタレてはいられないってところを見せたんだけど、

その一瞬後の1分37秒、、若干の一段落を見せた途端に竹中さんの超逆襲で、

元々打ち終わりが若干緩くてガードが下がり気味の荒谷さんの顔面に、

竹中さんの渾身の右ストレートが大直撃。

 

堪らず荒谷さんがその場に四つん這いダウンしてしまって、

最早これまでかって判断したセコンドがカウントが始まると同時にタオル投入で、

1分40秒、予想通りとは言え竹中さんが実に手際のいいKO勝ちだったんだわ。

 

 

竹中さんとは特別の話をしたことが無くて、

お互い目が合うと会釈する程度なんだけど、

この日も試合前と試合直後の2回、ヤアッて感じで挨拶を交わしたんだよね。

 

 

試合後の荒谷さんはダメージが大きいってことで病院に向かったんだけど、

もしかしたら彼は既に2Rの時点で相当ダメージが深かったのかも知れなくて、

だからあんな様な顔付きをしたんじゃないかって思い返したんだよね。

 

 

 

この日、三迫ジムは4人出しだったんだけど、

4人全員が実にスッキリしたKO勝ち(TKO含む)だったもんで、

ジムボクサー達はあっちこっちで大騒ぎだったんだけど、

誰がベストかって事になると色々思い悩むわけで、

竹中さんと麻生さんはほぼ順当勝ちってことで結局以下のようになったんだわ。

 

 

 

【本日のベスト5ボクサー】

① 田中教仁君

② 鈴木悠介さん

③ 麻生興一さん

④ 竹中良さん

⑤ 松山和樹さん

 

 

 

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