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2017年1月31日 (火)

後楽園ホール・1月30日

 

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「心を鎮めるためにはやっぱり座禅に限るんだわ。」

 

 

 

特に問題が生じたわけではないんだけど一昨日の日曜日、

家電専門店に奥さんと洗濯機を見に行ったんだよね。

 

ドラム型の乾燥機付きの比較的いいモノは軽く20万円するし、

最上級モデルは30万円さえ超えてて驚いてしまったんだわ。

 

東芝とシャープは避けて選択するとやっぱりパナソニックか日立になる訳で、

これから其々の機能をジックリ比較検討なんだよね。

 

 

 

元々昨日の後楽園ホールは10試合が組まれてて、

メインの試合以外はオール4回戦だったんだけど、

そのメインの木村隼人さん×高橋竜平さんの8回戦が、

高橋さんが計量をクリアできなくて中止になってしまったもんで、

オール4回戦の興行になってしまったんだわ。

 

ホールは行われる試合のレベルによってレンタル料が違ってて、

それがタイトル戦の場合なんかの入場料が高くなる根拠にもなってるんだけど、

こういう場合はどうなるのかなあ……。

 

 

 

① 小林昇太君(花形)×中村真也君(角海老)……B

デビュー戦の24歳・神奈川県と、デビュー戦の22歳・岡山県。

 

<1R>

デビュー同士の一戦は立ち上がり中村君が多少見過ぎる傾向が強かった中、

まずは小林君の積極攻め込みが目立って最初の1分間を征したんだけど、

その後中村君の細かくて鋭い反撃が主導権を奪い返して、

このままだと中村君がポイントゲットだなあって思ってた残り10秒、

若干ガチャガチャとなったショート戦の中、

小林君のワンツースリーフォーが効果的にヒットして中村君がダウン。

 

<2R>

開始1分、中村君のワンツーがヒットして小林君がグラッとして、

そのまま中村君にしがみついてしまったところに中村君が思いっ切りの打ち下ろし。

 

レフェリーはストップ後の加撃というかラビット系に関して中村君に注意してたけど、

あの場面は小林君のダウンだっていう見方も出来たと思ったんだけどね。

 

優位なリスタートをした中村君が一気に決着に行ったんだけど、

ムキになり過ぎたところに小林君の右を貰ってしまってまたもやダウン。

 

<3R>

大きなハンデを負ってしまった中村君だったんだけど全くメゲルことなく、

倒すしかない可能性に賭けての奮闘奮闘だったんだわ。

 

一方、2度のダウンゲットで守りに入ったのか、もしくは疲れてしまったのか、

圧倒優勢な筈の小林君の方が全くの逃げ逃げボクシングに転じてしまって、

接近した途端頭を下げるしホールディングの繰り返しが情けない限りで、

何度注意されても改善されないままついに減点を喰らってしまったんだわ。

 

<4R>

陣営からは 「頭上げろ!」 って声が飛びまくってたんだけど、

相変わらず小林君のそういう傾向は改まらなくてちょっと見苦しかったかなあ。

 

お互いボディブローがこれからのテーマだなあって思いながらの終了ゴングで、

残念ながらダウンゲットが叶わなかった中村君には勝利は有り得なくて、

自分は38-36だったんだけど結局、38-35、37-36×2ってことで、

やっぱり小林君の3-0勝ちではあったんだけどね。

 

 

 

② 見崎康平君(上滝)×後藤祐介君(F赤羽)……L

デビュー戦の22歳・東京都と、デビュー戦の34歳・埼玉県。

 

12歳差もあるデビュー同士で、こういう場合の殆どは若い方が勝つんだけどね。

 

<1R>

試合前の感じではよりリラックスしてたのは後藤君の方だったんだけど、

リーチを利してジャブの届きもとっても良かったなあ。

 

ただその後は何となくトローッとした展開になってしまって、

二人共、先に仕掛けるのをためらってるように大人しくなってしまったんだわ。

 

お互いルーズなガードの中、突然の結末が到来したのは残り18秒のところで、

後藤君の返しの左フックがヒットして相手がグラッとした直後、

更に追い打ちの右ストレートが直撃して西ロープ前で見崎君が大きくダウン。

 

最初の左フックで既に危険な状態だったところでの更なる直撃だったもんで、

レフェリーも即のストップエンドで2分46秒、後藤君のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

③ 山口修斗君(八王子中屋)×河野勇太君(SRS)……F

0勝1敗の23歳・長崎県と、1勝1敗(1KO)の24歳・東京都。

 

<1R>

7~8㎝ほど上背優位な河野君の方が自信無さ気なジャブを打ってて、

鋭い踏み込みからの山口君の左右フックを警戒し過ぎてる感じだったんだわ。

 

目立ったパンチが殆ど無かった中、山口君のボディブローが好印象で、

河野君はもう少し先仕掛けが欲しいところだったんだわ。

 

<2R>

詰めてからの左右ボディに山口君の攻撃が限られた中、

このラウンドは河野君の右のクロスが幾つかいい感じのヒットを見せてたんだわ。

 

<3R>

お互いに山場の作り方に今一感が強くて特に河野君、

もっと畳み掛けるような攻め込みが絶対必要だなあって見てた残り55秒、

その河野君が足元のバランスを崩したその瞬間と、

山口君の引っ掛けるような右フックのヒッティングとが重なって、

河野君がオットットッて感じで倒れ込んでしまったんだわ。

 

それ程のダメージを残さないリスタートではあったんだけど、

山口君の初勝利が大きく見えてきた瞬間だったんだよね。

 

<4R>

挽回ダウンゲット目指して河野君が初っ端から飛ばしていって、

開始53秒にはいいタイミングで右をカウンターヒットさせてはいたんだけど、

山口君の方も薄っすら鼻血を出しながらも懸命な反撃に気持ちを溢れさせて、

お互い、最後の最後までペースを落とすことなくの激闘だったんだわ。

 

この回は手数、ヒット数共に若干河野君が上回ってたんじゃないかなあ。

ってことで自分は38-37で山口君だったんだけど結局、

38-37×3ってことでやっぱり山口君の3-0勝ちだったね。

 

 

 

④ 倉本和史君(T&T)×赤木直貴君(横浜光)……48.7㎏

2勝(2KO)2敗(1KO)の28歳・神奈川県と、

2勝(1KO)6敗(1KO)3分の28歳・新潟県。

 

<1R>

二人共、良く似たボクシングスタイルで、

若干遊びの少ないいきなり過ぎるところがあったし、

繋ぎのパンチも不足気味に終始してたなあ。

 

<2R>

徐々に倉本君のプレスが強くなっていって、

それにつれ中間距離で処理し切れなくなった赤木君が明らかに困り始めて、

どういう風に戦ったらいいのかに戸惑いが見えてきて、

展開は明らかに大きく倉本君の方に傾いていって、

本木会長の大声の檄にも冷静に反応出来てたんだわ。

 

<3R>

闘争心でも優位に立った倉本君が圧倒の詰め詰めで、

それ程の有効打は無かったんだけど、それでも常に攻めてる感じは十分見せてて、

赤木君は追い込まれるまま大人しい普通の青年になってしまって、

倉本君が楽しそうにボクシングしてたのが印象的だったね。

 

<4R>

ここまでの止むことのない手数だった倉本君も流石に最後はヘバって、

頭を下げる場面が増えていったんだけど、

赤木君もそこに付け入る頑張りを見せられないままの終了ゴングで、

自分は39-37だったんだけど結局、40-36、40-37、39-37ってことで、

やっぱり当然の如く倉本君の3-0勝ちだったんだわ。

 

 

試合後暫く経ってから本木会長と話してるところに倉本君がやって来て、

何だか自分の事を知ってるような素振りだったんだけど、

自分は彼の戦績とか名前すら間違えてしまったんだよね。

 

 

 

⑤ 住田愛斗君(角海老)×花森成吾君(JBS)……SF

1勝1敗の23歳・大阪府と、2勝0敗の18歳・東京都。

 

<1R>

いきなりの激闘が始まって、住田君の詰め詰めからのボディブローが圧巻で、

彼は多少大きく振り過ぎるところがあって危険度も高いんだけど、

強い気持ちを溢れさせたとってもいい戦い方をしてたんだわ。

 

一方の花森君なんだけど、ショットそのものは住田君より余程タイトに打てて、

内側内側からそこそこ力強いショットを放ってたんだけど、

手数負けというか若干の気持ち負けも見え隠れしてたんだよね。

 

ラウンド中盤にマウスピースを飛ばされて印象を悪くした住田君だったんだけど、

ラウンド総体としては明らかに打ち勝ってたんじゃないかなあ。

 

<2R>

白熱のショート戦は正しくこの試合の主導権を賭けた打ち合いで、

花森君もこのラウンドは必死手数を頑張ってたんだけど、

手数総数に大差がない中、総ヒット数ではやっぱり住田君だったなあ。

 

<3R>

住田君の頑張り手数はこのまま最後まで持つのかって程だったんだけど、

口が開き始めたのは左目上をバッティングカットした花森君の方で、

相変わらず住田君は粗っぽさが目立ちはしてたんだけど気持ち的には圧倒してて、

終始詰め詰めからの積極先攻が完全に勝負の流れを決めてしまったんだわ。

 

<4R>

休み休みの攻撃になってしまった花森君に対して住田君、

歯を喰いしばりながらの根性のショート戦に手を緩めなくて、

最後は相当ヘバッたと思うけどとにかく終了ゴングまで頑張り通したんだわ。

 

 

全く先手を取れなくなってしまった花森君はラスト30秒も中途半端なままで、

自分の中では1ポイントも取れないままの住田君の40-36だったんだけど結局、

ジャッジの全員も同じ見解だったみたいで40-36×3で住田君の3-0完勝。

 

 

 

⑥ 遠藤勝則君(角海老)×松井翔君(横浜光)……58.5㎏

1勝1敗(1KO)の25歳・山梨県と、1勝0敗の20歳・神奈川県。

 

試合前の雰囲気的には松井君が勝ちそうだったんだけどね。

 

<1R>

パワフルだけど若干大まかな遠藤君に対して松井君、

スピードで優位に立ちながら細かい回転で的確なヒットヒットだったなあ。

 

左目上をバッティングカットしてしまった遠藤君なんだけど、

見た目以上に凶暴な感じがしたなあ。

 

<2R>

お互いに一段落が目立って攻撃の連続性に欠けてた中、

ヒット数そのものは松井君の方が多かったんだけど、

有効度っていうことになると遠藤君の方が上じゃなかったかなあ。

 

<3R>

遠藤君が更に猛獣化していって、詰め詰めからの殴り合い命って感じ満々で、

松井君が若干持て余し気味になっていって、

気が付けば松井君の顔面の方が明らかに赤くなってたんだわ。

 

<4R>

このラウンドの出来次第が勝負を決めそうだった中、

不器用ではあるけどフィジカルでは絶対負けないって感じの遠藤君が引かなくて、

松井君もたまに手は出してたんだけど、下がりながらの手打ちが多くて、

ロープを背負わされ、コーナーに詰められることが多くなっていったもんで、

それだけで相当印象を悪くしてしまってたんだわ。

 

残り30秒からはお互いに最後の必死出しだったんだけど、

ラウンド全体を思い返すとやっぱり遠藤君だったなあ。

 

ってことで自分は39-37だったんだけど結局、

39-37×2、38-39ってことで遠藤君の2-1勝ちだったんだわ。

 

 

 

⑦ 矢斬佑季君(花形)×スミス健人君(勝又)……56㎏

デビュー戦のサウスポー、25歳・埼玉県と、デビュー戦の21歳・東京都。

 

矢斬君はパンフレットと名前が全然違ってて、何なんだろね。

ハーフかと思ってたらスミス君は全くの日本人なんだってね。

 

<1R>

二人共、頑強そうな体躯をしてたんだけど、

お互い中間距離でのハードな打ち合いを目指してたみたいで、

実にいい感じの立ち上がりをして迫力ある必殺系のパンチが交差してた残り1分、

スミス君には見難かったのかも知れないんだけど、

矢斬君のいきなりの左ストレートが続けざまに2発クリーンヒットしたんだわ。

 

この2発でスミス君は明らかに効いてしまったみたいで、

一瞬目が有らぬ方向を見つめた次の瞬間、

矢斬君が被せ打った右フックが大きく鋭く直撃して、

途端にスミス君の左目上が大きく切り裂かれてしまっていきなり大出血。

 

直後にドクターチェックが入ってそのまま即のストップエンドってことで、

1分45秒、矢斬君のTKO勝ちだったんだわ。                         

それにしても矢斬君の左ストレートはいいキレをしてたなあ。

 

 

 

⑧ 長岡舜也君(角海老)×松本雄大君(横浜光)……SF

2勝(1KO)4敗(4KO)の26歳・茨城県と、

1勝(1KO)2敗(1KO)1分の28歳・神奈川県。

 

<1R>

この日横浜光ジムは3人出しだったんだけど、

3人共が相対的に大人しいというか積極性に欠けてて、

この試合の松本君も中々いいジャブは持ってたんだけど攻める感じが乏しくて、

少なくとも長岡君の方が余程気持ちを溢れさせてたんだわ。

 

<2R>

ショット自体のシッカリさは松本君の方が上回ってたんだけど、

リズムを掴んだのは長岡君の方でいい攻め込みを見せてた1分13秒、

何とその長岡君が松本君の右ストレートをまともに貰ってしまってダウン。

 

右目上をヒットカットされた長岡君だったんだけど、

リスタート後は却って松本君より強い踏ん張りを見せて相手の追撃を封じて、

まだまだ充分可能性を残してこの先のラウンドに繋げてたんだわ。

 

<3R>

何とか何とかって踏ん張って打ってたのは長岡君の方で、

松本君が殆どボディブローを打って来ない中、懸命に上下に打ち分けて、

返しの左フックを綺麗に当て込んで見事なポイントバックだったなあ。

 

<4R>

前のラウンドまでで自分の中では丁度イーブンでの最終ラウンドだったんだけど、

まずは長岡君がガンガン詰めからのボディラッシュで先行して、

松本君も反撃してた中、1分15秒からは更に長岡君のヒットヒットが目覚ましくて、

そりゃそれ程巧くはないんだけど気持ちの強さは十分見て取れるわけで、

このままなら何とか押し切ってダウン分も取り返せたんじゃないかなあって、

そう思ってた残り19秒、右からの返しの左フックを貰ってしまって長岡君、

体を左に傾けながら思わず痛恨のダウン。

 

殆どダメージを残さないままリスタートした長岡君、

残り時間が10秒を切ったところからでもまだ猛然とラッシュを掛けていって、

最後の最後まで戦う気持ちと勝とうとする気持ちに溢れてたんだよね。

 

ただスコアとしては痛恨としか言いようがない2回目のダウンだったもんで、

自分は38-36だったんだけど結局、39-35、38-36×2ってことで、

勿論松本君の3-0勝ちだったんだけどね。

 

 

元々打たれ強くはないんだから長岡君、

これからはもう少しディフェンスに配慮すべきだし、

攻撃に際しては二次三次の波状的な攻め込みに心掛けるってことで……。

 

 

 

⑨ 佐々木悠登君(ワタナベ)×本間靖人君(勝又)……L

0勝1敗のサウスポー、22歳・岩手県と、

1勝(1KO)7敗(6KO)のサウスポー、33歳・千葉県。

 

佐々木君はデビュー戦で同じくデビュー戦だった内藤未来君に0-3負けして、

これが初勝利を目指す試合だったんだけど、一方の本間君にしても、

3連敗中の中、ほぼ2年振りの勝利が欲しいところだったんだよね。

 

<1R>

佐々木君は如何にも打たれ強そうな骨組みをしてる一方、

本間君は実はとっても打たれ弱いっていう印象が強いんだけど、

それでも防御より攻撃を重視するタイプでこの日も初っ端からイケイケで、

いきなりどっちもが危険な被弾を繰り返してた1分20秒過ぎ、

佐々木君が大きく一気の攻め込みだったんだわ。

 

それまで細かい回転力としては本間君の方が上回ってたんだけど、

一発一発の精度とパワーでは明らかに佐々木君が圧してた流れの続きで、

ダメージが見えてきた途端の緩みのない一気攻めを本間君が凌げそうになくて、

体勢が緩んで棒立ちになってしまったのを見計らったレフェリーが、

殆どあっと言う間の1分35秒に割って入ってのストップエンドだったんだわ。

 

試合後の佐々木君は勿論、渡辺会長も井上トレーナーも嬉しそうにしてたなあ。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 矢斬佑季君

② 住田愛斗君 

③ 長岡舜也君、山口修斗君

 

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