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2017年1月18日 (水)

後楽園ホール・1月17日

 

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「まあるい感じが自分でも気に入ってるんですわ……。」

 

 

 

イギリスの首相はメイっていう女性だっていうことが解ったんだけど、

そもそもはイスラム系難民の流入を阻止する為のEU離脱だったんだけど、

EU側がユーロ単一市場だけを継続利用するのは許さないもんで、

仕方なくそのユーロ単一市場からも離脱するって昨日表明してたんだけど、

いちいちの関税は経済活動に停滞をきたすことは間違いなくて、

金融機関の流失も防げそうになくこれでポンド下落はハッキリしてしまったし、

アメリカに続いての保護主義への回帰は完全に時代錯誤なんだよね。

 

 

 

昨日の後楽園ホールは第1試合と第6試合に女子戦が組まれてたもんで、

全部で9試合見たんだけどオール4回戦だったから、

そりゃ巧くないボクサーも多かったんだけど、

それでも気持ちの溢れた戦いが多くて飽きるってことが無かったんだよね。

 

新年になってから三迫ジムの久保さんと、

石川ジムの田中さんと会うのは初めてだったもんで今年もヨロシクってことで、

真鍋会長や内藤会長、石川会長達ともコンチワして始まり始まり……。

 

 

 

② 重田裕紀君(ワタナベ)×大村俊輔君(ランド)……W

0勝1敗のサウスポー、26歳・山口県と、

デビュー戦のサウスポー、21歳・千葉県。

 

<1R>

お互いまるで事前に示し合わせていたかのようないきなり狂熱の殴り合いで、

距離もクソもなかったし、ジャブって何だって感じだったなあ。

 

二人共、フック系主体のパンチの交換に終始してたんだけど、

少しばかり大振りし過ぎじゃないかって思ってた重田君の勢いが落ちなくて、

圧倒手数のままラウンド半分が過ぎる頃には形勢を決しつつあったんだわ。

 

大村君は徐々に下がらされる場面が増えていって2分23秒、

東ロープに詰められて身動き取れなくなってしまったところでストップエンド。

 

 

大村君陣営からはストップが早過ぎるって声も出てたんだけど、

自分が見てた範囲では大村君はそこに至るまでに既に相当打たれ込んでて、

実に妥当なレフェリーストップだって思ったけどね……。

 

 

 

③ 山西隆廣君(新日本木村)×植田啓君(越谷634)……L

1勝5敗(2KO)の25歳・東京都と、0勝1敗の32歳・兵庫県。

 

シンドイ戦績の山西君と10年振りの植田君って図式だったんだけどね……。

 

<1R>

地下足袋を履いた上田君は久し振りのせいか体が絞り切れてない感じで、

フック系を大きく振り出してはいたんだけど雑な感じが拭えなかったし、

ウンウン言いながら打ってたんだけど力入れ過ぎで長持ちしそうになかったなあ。

 

一方の山西君はカッチリした動きからいいプレスを掛けることが出来てて、

戦績の悪さを感じさせない自信に満ちた振り出しをしてたんだわ。

 

<2R>

やっぱり植田君は無暗に大きく振り過ぎで合間合間を山西君に狙われて、

ストレート系のパンチを山ほど貰って顔面が相当傷んできたんだわ。

 

<3R>

植田君は繋ぎのパンチが全く打ててないしショートブローも巧くなくて、

接近戦になるとその差が益々拡がっていくばかりだったんだわ。

 

時間が進むにつれその差は挽回し難いほどになってしまって、

山西君は最後の最後まで止めどない手数で全く緩むことが無くて、

そのまま一気に植田君を追い込んでいった2分43秒、

ついに植田君の反撃が止まってしまったところでレフェリーストップエンド。

 

山西君は久し振りの勝利だと思うんだけどいい試合をしたよね。

 

 

 

④ 松浦大地君(ワタナベ)×當銘義愛君(マナベ)……Fe

2勝1敗(1KO)1分の27歳・広島県と、3勝3敗(2KO)1分の23歳・沖縄県。

 

<1R>

二人共、手足が長いんだからもっと距離を取ってやればいいと思うんだけど、

何故か力の入り切らないいきなりのショートフック戦だったんだわ。

 

簡単に顔面が紅潮しやすい當銘君の方が不利のように見えてしまうんだけど、

殆ど大差のないまま正確な当てっこ競争っていう様相だったなあ。

 

<2R>

當銘君の左フックにも見るべきものがあったんだけど、

ラウンドを通して見ると松浦君の手数が若干優勢で、

當銘君は左ガードが甘くなることが多かったね。

 

<3R>

密着ボディ合戦に突入してお互いメゲナイ手数ではあったんだけど、

このラウンドは當銘君の頑張りが流れを食い止めたって感じだったんだわ。

 

<4R>

微妙なスコアの中、二人共最後の踏ん張りを見せてたんだけどお互い、

そこそこクリーンヒットはさせてたんだけど相手をクラッともさせられなくて、

威力的に今一のやり取りは結局は手数戦だったんだけど、

ストロークの大小の関係で松浦君がやや優勢なままの終了ゴング。

 

ってことで自分は39-37だったんだけど結局、

39-37、39-38×2ってことで松浦君の3-0勝ちだったんだわ。

 

 

 

⑤ 江澤宏之君(角海老)×伊藤敏君(石川)……58.5㎏

3勝1敗の27歳・東京都と、2勝(1KO)3敗(3KO)1分の25歳・愛知県。

 

<1R>

一見体の硬そうな感じの江澤君だったんだけど、

全体の動きとか腕振りは実にカッチリしてて、

若干腕が体から離れがちだった伊藤君を初っ端から圧倒してて、

コンパクトだけど力強いコンビネーションで追い込んでた残り1分弱、

青コーナー近くの西ロープ際に詰めたところでの鋭いワンツーだったなあ、

振り込んだ右ストレートが大直撃して伊藤君が一発昏倒ダウン。

 

何とか立ち上がろうとしてた伊藤君だったんだけど、

再度体勢を崩してしまったところでダメージを見計らったレフェリーがストップエンド。

 

ってことで2分02秒、江澤君の実に手際のいいTKO勝ちだったんだわ。

 

 

この後女子戦が組まれてたもんで一旦休憩タイムってことで……。

 

 

 

⑦ 田所哲(M・T)×横里真一君(reason)……B

1勝0敗のサウスポー、25歳・神奈川県と、

1勝(1KO)5敗のサウスポー、28歳・福岡県。

 

試合前にM・Tジムの星野晃規さんとコンチワしたんだけど、

彼、近々またハードな試合をするみたいなんだわ、楽しみだね。

 

<1R>

上背とリーチに余裕のある田所君がプレスも強かったんだけど、

体型的に劣勢な横里君もとにかく的を絞らせないように良く動けてて、

ジャブに関しては圧倒田所君だったんだけど、

軽い左ストレート2発でまずは横里君がポイントゲットだったかなあ……。

 

<2R>

田所君はまあまあちゃんとしてるんだけど距離感と当て勘が今一だったし、

そもそも闘争心が欠けてる感じもしたんだけどね。

 

一方の横里君にしてもやたらチョコチョコ動きはするんだけど、

攻め込み自体はとっても単調で回数も少なくて、

一体どうやってポイントを取るつもりなのかが中々見えて来なかったんだよね。

 

<3R~4R>

お互いに何とかしないとっていう必死の気持ちが見えて来なくて、

ちょっとスコアの付け難い状況が続いて、

田所君は最後の4R1分過ぎに一気にギアアップはしてたんだけど、

目ぼしい有効打には繋げ切れずのままの終了ゴングだったんだわ。

 

 

自分的には殆ど40-40だったんだけど結局、

40-37×2、38-38ってことで田所君の2-0勝ちだったんだけど、

高城会長は必ずしもご機嫌じゃなかったんだわ。

 

 

 

⑧ 岡田真虎君(JBS)×大川朝史君(三迫)……Mm

1勝0敗のサウスポー、22歳・岡山県と、0勝1敗の30歳・埼玉県。

 

<1R>

岡田君の方が内側からコンパクトに鋭い腕振りが出来てて、

しっかりガードしながらのプレスや踏み込みにも自信が溢れてたなあ。

 

大川君は手足が細くてひ弱な感じが拭えなくて、

腕が体から離れがちで首も長いし見るからに危険度が高かったんだよね。

 

<2R>

大川君の攻め込みは比較的あっさりしてて、

そんなにいきなりのクリーンヒットは難しいんだから、

二次三次の攻め込みが必要だと思うんだけど切り上げるのが早いんだよね。

 

岡田君のショートブローが更に冴えてきて大分差が出てしまったなあ。

 

<3R>

苦しい中、大川君もたまにヒットさせてたんだけど、

ストレート系は届きが今一だったし、フック系はオープン気味だったのが残念で、

残り12秒では返しの左フックで一瞬岡田君の膝をガクッとさせてはいたんだけど、

ラウンド総体としての評価はやっぱり岡田君だったなあ。

 

<4R>

前の回の残り40秒辺りから大川君のヘバリが顕著になってたんだけど、

インターバルでも回復し切れてなかったみたいで、

岡田君の全く緩みの無い畳み掛けに為す術ないまま消耗が進む一方で、

西ロープ際に詰められて一杯一杯になってしまったところで2分10秒、

レフェリーが割って入ってのストップエンドだったんだわ。

 

 

 

⑨ 荒川竜平君(中野サイトウ)×松田烈君(reason)……F

1勝0敗1分のサウスポー、27歳・富山県と、1勝0敗の19歳・東京都。

 

<1R>

松田君が若干硬い感じがしてたのに対して荒川君、

初っ端から動きがこなれての左ストレートが抜群の当て勘でのヒットヒットで、

松田君は相手の左ストレートの出所が判別し難そうにしてたんだわ。

 

若干荒川君優勢のままに推移してた1分26秒、

荒川君の左と松田君の右とがほぼ相打ちになった瞬間、

松田君が弾き飛ばされてしまってダウン。

 

一瞬直撃被弾ではなくて単に腕で弾き飛ばされただけかと思ったんだけど、

リスタート後の荒川君の一気飛ばしを見てたらやっぱり当たってたみたいで……。

 

松田君もそこそこ反撃の姿勢を見せてはいたんだけど、

荒川君の全く止めどなく無駄のない攻め込みは正に圧倒的で、

最後松田君がロープを背にして身動きならなくなったところで、

2分16秒、レフェリーが割って入ってのストップエンドだったんだわ。

 

 

それにしてもここまで見てた7試合全部が赤コーナー勝利だったし、

ある特定のレフェリーが担当した試合の全てが1R決着だったんだよね。

 

 

 

⑩ 大場竜君(ジャパンS)×幸田健太郎君(石川)……SB

1勝(1KO)1敗の21歳・東京都と、1勝0敗の21歳・東京都。

 

石川ジムのボクサー達は殆どが集まってて、

橋口雄斗君ともつい最近の試合のことを話したんだけど、

やっぱり彼自身も納得いってないみたいだったね。

 

<1R>

幸田君のジャブも中々良かったんだけど、

大場君の鋭い前詰めからの一気攻めも危険度が高くて、

要するに二人の距離がどうなるかがポイントだったんだよね。

 

<2R>

どちらがペースを取るか微妙だった中、大場君は更にガツガツ攻勢で、

その気持ちの強さを前面に押し出していったんだけど、

幸田君の4発~5発目まで頑張るショットが効果を挙げつつあったんだわ。

 

<3R>

そんならってことで大場君が益々ケンカ腰の飛ばし飛ばしで、

右をヒットヒットさせてこのラウンドは最後まで手数優勢をキープしてたんだわ。

 

<4R>

正しく勝負を決めるラウンドだったんだけど、

まず仕掛けて行ったのはまたもや大場君の方だったんだけど、

気持ちが焦る余りか若干体が伸び切ったところで慌てて打ってる感じで、

中々効果的なパンチを打ち切れてなかったんだわ。

 

一方の幸田君も結構的確に当て込んではいたんだけど、

下がりながらのことが多くて効き目としては今一ではあったんだけど、

正確なヒット数としては常に冷静だった幸田君の方が上回ってたなあ。

 

 

ってことで自分は39-37だったんだけど結局、

39-37、39-38×2ってことで幸田君の3-0勝ちだったんだわ。

 

粕谷雄一郎さんや上野太一君達ともヨカッタネ会釈交わしたんだけど、

石川会長も田中さんも桜井さんもみんなニッカニカだったなあ。

 

 

 

⑪ 三船世翔君(角海老)×内藤未来君(E&Jカシアス)……L

0勝0敗1分の24歳・山形県と、1勝0敗のサウスポー、24歳・神奈川県。

 

内藤君のデビュー戦は自分的には今一感が強かったもんで、

この日の2戦目はどこまでやれるのかってことで、

隣に座った律樹さんと緊張しながらの開始ゴングだったんだわ。

 

<1R>

律樹さんと違ってどっちかって言うとズングリ系の内藤君に対して、

三船君はフレーム的にもデカかったしリーチも十分で、

序盤から結構強いプレスをかけてきたんだわ。

 

ただ狙い過ぎる余りか手数が少なかったし打ち出し遅れが目立ってて、

大きなやり取りがないままに過ぎていった終盤近く、

内藤君に数発のボディブローと左ストレートを1発許してしまってたんだよね。

 

<2R>

三船君は中々の右ストレートを持ってて当たったら必殺系だったんだけど、

返しに左をフォローする意識が殆ど出来てなくて、

内藤君としてはそここそが狙い目じゃないかって思ってたんだけど、

一方の内藤君にしても屈みながら右ストレートボディを打ちこむ際に

左手が大きく離れるもんでそこのところを打ち下ろされないかって、

お互いに危ない部分を抱えながらのスリル満々の展開だったんだわ。

 

律樹さんからは相手の正面に立たないようにってアドバイスが終始飛んでたなあ。

 

<3R>

一旦接近してのショート戦ではやっぱり内藤君が優位に立ったんだけど、

離れての三船君の右にはまだまだ充分な威力が残されてて、

勝負の流れがどちらにも傾きかねてた残り52秒のほぼリング中央、

シュシュンって振り出した内藤君のワンツーがこれ以上ないほど突然の直撃で、

思わずユラッとしてしまった三船君に対して内藤君、

寸暇さえ置くことなく直後に鋭く踏み込んでの左ストレートを真っ直ぐ打ち込み、

まともに貰ってしまった三船君が大きく倒れ込んでしまったんだわ。

 

何とか立ち上がってリスタートした三船君だったんだけど、

ここぞの内藤君の追込みにも全く揺るぎが無かったもんで、

そのまま即のストップエンドに繋がって、2分25秒でのTKO勝ちだったんだわ。

 

 

内藤君とは試合前にちょっとふざけた話をしてたんだけど、

「良かったです、ヨカッタです!」 ってもう満面の笑みだったなあ。

 

 

 

【本日のベスト5ボクサー】

① 内藤未来君

② 幸田健太郎君  

③ 荒川竜平君

④ 江澤宏之君

⑤ 山西隆廣君

 

 

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