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2017年1月14日 (土)

後楽園ホール・1月13日

 

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「今年の最初のボクシング、キッチリ見るからな……!」

 

 

 

ドイツのメルケル首相はちゃんと働いてる感じがしてるんだけど、

EUを離脱することになったイギリスの首相は誰なのか知らないし、

フランスやイタリアのトップ達の顔も見えて来ないし、

アメリカでは単なる商売人としか思えないような大統領が誕生したし、

民主主義とか自由貿易制度が大きく揺らぎつつあるような感じなんだよね。

 

一方のロシアと中国の共産主義独裁政権の指導者の目立ち方が半端じゃなくて、

これからは更にイデオロギーの対立確執が高まっていくと思われるし、

宗教や人種・民族対立も激化するんじゃないのかなあ……、

って思いながらホール入りしたらいきなり声を掛けられたんだわ。

 

先方から名乗ってくれたから解ったんだけど宮田ジムの山本智哉君で、

彼、12月にデビューしたばかりのMm級の自分的新人王候補なんだよね。

 

リング上での印象とはかなり違って目パッチリ系の普通に可愛い少年って感じで、

底なしのスタミナの持ち主にはとっても見えなかったなあ。

 

 

 

昨日は自分にとって今年最初のボクシングだったんだけど、

正直、胸湧き肉躍るって感じとは程遠い試合の連続で、

ガッカリ感にまみれた一日だったんだわ。

 

 

 

① 齋藤眞之助君(石川)×豊田和也君(小熊)……58㎏ 4R

0勝1敗(1KO)の21歳・山梨県と、1勝(1KO)2敗の28歳・埼玉県。

 

<1R>

去年フラッと小熊ジムに立ち寄った時に練習してたボクサーが豊田君で、

7~8㎝ほど上背のある相手に全く臆することなくの殴り掛かりで、

もう少し前振りが必要だとは思ったんだけど中々の積極攻勢で、

一方の齋藤君は長いリーチを活かしてのジャブがもっと欲しいところだったんだわ。

 

全体としては豊田君ペースで試合が流れていった残り21秒の北ロープ前、

一瞬の交差の際に豊田君が右フックをヒットさせて齋藤君からダウンゲット。

 

それ程大きなダメージを引きずることなく再開したんだけど齋藤君、

ちょっと相手に合わせ過ぎじゃないかなあって思ってた残り僅か2秒、

ゴチャゴチャッとした中で再度の右フックを貰ってしまって2回目のダウン。

立ち上がったところで終了ゴング。

 

<2R>

接近戦は豊田君の方が優位じゃないかなって感じで始まったんだけど、

1分経つか経たないところでその豊田君が一発大きく被弾してしまって、

それまでは優勢に進めて多少前掛かりなってたところでの齋藤君の右フックで、

豊田君は西ロープ前で大きく仰向け倒れ込んでしまったんだわ。

 

激しいダウン劇だったもんでレフェリーがカウントを途中ストップしてのTKOエンド。

 

0分56秒での齊藤君の逆転TKO勝ちだったんだけどお互いに、

何だか出たとこ勝負の偶然が支配するようなボクシングだったなあ。

 

ただ、豊田君が勝ちを急ぎ過ぎたのが反省点だと思った一方、

かなり追い込まれたところからの齊藤君の逆襲は立派だったのも事実だったね。

 

 

 

② 小川晧平君(日東)×今淵啓輔君(石神井S)

                       ………56.5㎏ 4R

2勝3敗(3KO)の30歳・東京都と、0勝4敗(2KO)1分の30歳・北海道。

 

<1R>

お互いに柔軟さに欠けてたんだけど、

一旦打ち合いになった時の小川君の馬力は半端じゃなくて、

1分を過ぎる頃には勝負の行方が見えてきたほどの差が出てしまって、

今淵君はいきなりの鼻血に見舞われてしまったんだわ。

 

こりゃもうとても勝負になりそうになかったもんで即の離席だったんだけど、

結局は40-35×2、40-36って小川君の圧倒3-0勝ちだったんだけど、

それでも最後までは持ちそうになかった今淵君が踏ん張り通したんだよね。

 

 

 

一力ジムの小林会長とか渡辺会長、三迫会長、有澤会長、柳光会長、

それに小熊会長、瀬端さんや筒井さん達に新年の御挨拶して……。

 

 

 

③ 林大雅君(本多)×石井優平君(宮田)……53㎏ 4R

1勝(1KO)0敗の18歳・千葉県と、1勝(1KO)0敗の20歳・静岡県。

 

デビュー戦をKO勝ちした同士の若いボクサーの期待の一戦で……。

 

<1R>

二人共、ちょっといきなり過ぎのボクシングでもっと前振りが要るように思えて、

少なくともジャブを身に付けないと先々がシンドクなりそうな感じだったんだわ。

 

林君はもう少し距離を取った方がいいと思ったし、

一瞬ガードが緩む悪い癖も見受けられて、石井君に攻め易くさせてしまって、

終盤は少し効いてしまったか腕振りがタルくなってったなあ。

 

<2R>

石井君の前詰めが目立ってたんだけど、その割に手数が少なくて、

林君の方が正確なヒット数で上回ってきたし攻めの緩急も中々良かったなあ。

 

石井君はイッセノセ系の単調な攻め込みに終始してて狙い過ぎなんだわ。

 

<3R>

このラウンドの頑張りが勝負を決めそうだったんだけど、

まず仕掛けて行ったのは石井君の方で、開始30秒からラッシュラッシュで、

林君は1分半頃まで殆ど受け身のまま為す術ないって感じだったんだわ。

 

残り1分頃からの林君の左ボディは18歳の割には実にきちんとしてて、

アマ経験が有りそうな雰囲気を漂わせてたんだけど、

残念ながら残り30秒からを効果的に飛ばし切れず、

ラウンド全般として見れば石井君の攻勢の方が評価されると思ったなあ。

 

<4R>

石井君は更に攻勢を強めて林君も反応していったんだけど、

林君はもっとガツガツ行くべきだと思ったし、

二人共、勝ちたい勝ちたいのラストラウンドにはとても見えず、

メリハリのないまま残り1分になってもまだ様子見してるような場面が多くて、

一体どういうポイント計算をしてるのかってことで……。

 

 

ってことで自分は38-38だったんだけど結局、

40-36、38-38×2ってことで林君から見て1-0ドローだったんだけど、

一人だけ違う国の人が混じってるような片寄り採点で腰が抜けそうだったなあ。

 

こういう感じは年末の世界戦でも経験したんだけど、

勝てる試合が勝てなくて、負けてる試合で勝利するってことも十分可能なんだわ。

 

実は昨日は判定に持ち込まれた試合の多くが首を傾げる場面が多くて、

まだ酒が抜けてないのかそれとも、詰まらない試合が続いて飽きてしまったのか。

 

 

帝拳の長野マネジャーの隣に座らせて貰って暫く色々話をしたんだけど、

ボクサー観とか目の前の試合の見方は自分とはかなり違うところもあるんだけど、

たまにハッと思わされることも多くてとても勉強になるんだよね。

 

 

 

④ 佐藤和憲君(新日本木村)×高島裕樹君(宮田)

                          ………SFe 4R

2勝(2KO)4敗(1KO)の26歳・北海道と、

3勝(2KO)4敗(2KO)1分の30歳・佐賀県。

 

<1R>

手数多くスタートしたのは高島君の方だったんだけど、

開始僅か23秒、佐藤君が打ち返した左フックが直撃して高島君がダウン。

 

それほどのダメージなく再開されたんだけど佐藤君の勢いは止められなくて、

そこからは高島君が追い込まれる場面の連続で長いことかかりそうになくて、

ラウンドが半分過ぎる頃ついに捕まってしまっての佐藤君の左右ショートフックで、

まともに貰ってしまった高島君が仰向けバッタンダウンしてしまったんだわ。

 

とっても激しい倒れ方だったもんでレフェリーも即のストップエンドだったんだけど、

当の高島君はスクッと立ち上がってリスタートしたがってたのには驚いたなあ。

結局1分26秒、勿論佐藤君のTKO勝ちだったんだけどね……。

 

 

 

⑤ 橋口雄斗君(石川)×今井勝典君(ワタナベ)……SFe 8R

7勝(5KO)3敗1分の28歳・宮城県と、5勝7敗(1KO)3分の31歳・東京都。

 

席を渡辺会長に譲って自分は長野さんの隣で継続観戦。

 

二人のボクシングは良く知ってるもんで、

ここは橋口君が圧勝するっていう予想だったけどね……。

 

 

戦績的にもKO率的にもこの日の相手は明らかに強敵だったもんで、

今井君が若干気後れ気味というか慎重に振る舞ってたのは当然だったんだけど、

9ヶ月振りの試合だったせいかこの日の橋口君は試合勘的に今一で、

もっと行けそうな場面でも行かなくて、中途半端な攻撃に終始してたんだわ。

 

今井君はガードする右手を絞り過ぎるところがあるから、

そこのところを狙っての左フックが有効だと思ってたんだけどサッパリ攻めなくて、

波状的な攻撃が出来ない中、解り易い一段落の際に反撃喰らってしまって、

4R頃には色白の今井君より顔面の傷みが目立ってきてしまってたんだわ。

 

手数的には足りてなかったんだけど時折の今井君のショットの方が力強くて、

大きくポイントを奪うまでには至らなかったんだけど充分気持ちは見えてて、

要するにこの日の橋口君は体と風貌の逞しさとは程遠い優しいボクシングで、

結局は78-75、77-76、76-76で2-0勝ちはしたんだけど、

彼自身の満足度は解らないんだけど自分的にはストレスが溜まったんだわ。

 

 

 

⑥ 根本裕也君(土浦)×川端哲也君(姫路木下)

                          ………70㎏ 6R

4勝(1KO)5敗(3KO)の30歳・茨城県と、

4勝(1KO)10敗(7KO)1分の31歳・兵庫県。

 

初めての6回戦同士だったんだけど、要するに重い階級のトロトロした試合で、

最後はどっちが優勢なのか訳が分からなくなる程二人共消耗し切ってて、

見てる方まで疲れてしまったんだわ。

 

それまで比較的優勢だった川端君が2Rに根本君の乱暴な右を貰ってしまって、

ゴロンとダウンしてからは混迷混沌の一途で、

そのダウンゲットを機に飛ばすかと思われた根本君も最後まで普通過ぎで、

ラストラウンドはお互いに撫でるようなパンチを交換してたんだわ。

 

ってことで結局、58-56×2、57-56の3-0で根本君だったんだけどね。

 

 

 

⑦ 齊藤裕太さん(花形)×高橋竜也さん(土浦)

                         ………54.5㎏ 8R

10勝(7KO)7敗2分のランク1位、29歳・神奈川県と、

25勝(18KO)6敗(1KO)4分のランク7位、27歳・茨城県。

 

チャンピオン・カーニバルに出場するって思ってた齊藤さんが、

ランク1位から3位に退いた上でのハードな相手との試合だったんだけど、

その間の経緯とか齋藤さんのモチベーションとかどうなのかなあ……。

 

結局この試合は78-74、76-76×2ってことで、

高橋さんから見ての1-0ドローだったんだけど、

自分的には高橋さんの勝ちで77-75だったけどね……。

 

この日、高橋さんはいつものように出来てたんだけど、

齊藤さんは詰め寄りがとっても甘かったし、

一旦詰めた際の例の鬼連打とは程遠かったし、

そもそも思いっ切り打ってなかったように感じたんだよね。

 

緩急の無い間欠泉的な攻撃の合間合間に高橋さんに巧いこと繋げられて、

そのチョン打ちは大きな有効打とは言えなかったけど、

自分の中での齊藤さんの見栄えの悪さはポイント差以上にあったんだよね。

ってことでこの試合もハズレだったなあ。

 

 

 

⑧ チャールズ・ベラミー(八王子中屋)

          ×別府優樹さん(久留米櫛間)………W 8R

26勝(17KO)3敗1分の日本SW9位、35歳・アメリカと、

14勝(14KO)0敗の日本W7位、25歳・宮崎県。

 

別府さんは全日本新人王獲得後はひたすら外国人相手オンリーで、

ここ6試合は5人のタイボクサーと後はコリアンボクサーってことで、

要するにここ2年ほど日本人とは全く試合してない訳で、

連続KO記録とか言ってもそんなモノは何の価値も無いって思ってるんだわ。

 

 

ダレまくったこの日の最後にベラミーにきちんと締めて貰って、

舐めんな若僧ってところを見せ付けて欲しかったんだけどね……。

 

別府さんは思ってた通りの只の粗暴なボクサーで、

そりゃ勢い付いた時は凄みタップリではあったんだけど、

どこかを狙って打ってるって感じでは全く無くて、

取り敢えずガードの上からでもガンガン打ち込んでればそのうち効いてくるだろう、

ってそんな感じの粗雑極まりないボクシングで、

それで決着し切れなくて長引くと途端にズルズル系に緩んでしまったんだわ。

 

序盤を凌いだベラミーのボディブローが別府さんにはシンドかったみたいで、

その後色々被弾するに至ってヘラヘラし始めて、

終盤はグルグル回りまくって休み休みしながら口空いてヘラヘラしながらで、

見てて不快感が募ってしまったもんで離席して遠目に見てたんだけど、

こんなにボクシングを舐めたような感じのランカーは久し振りだったなあ。

 

ただ、一方のベラミーに対しても自分の不満感は残り続けてて、

ペースを掴んだところからの一気飛ばしが全く出来てなくて、

もう35歳だからなあっていう印象を強く持ってしまったんだわ。

 

全体のスピード感も往時と比較するとかけ離れたものだったし、

ここぞの攻め時にも行き切れなかったんだよね。

 

それでもベラミーの勝ちは自分の中では揺るぎなくて77-75だったんだけど、

結局、ベラミーから見ての78-74、76-77、76-76ってことで、

1-1ドローだったんだわ。

 

 

それにしてもこの試合のポイント振り分けもとっ散らかり過ぎと言わざるを得ず、

判定に持ち込まれた際の危ない危ない感が半端じゃなかったんだわ。

 

其々はシッカリ自信を持って判断をしてるとは思うんだけど、

その判断基準が其々異なってると丁半賭博のような結果を生んでしまうんだよね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 特にナシ

② 特にナシ

③ 特にナシ

 

 

 

【村木田渾身競馬】

1月の第一週の競馬では8日の中山9Rでドデカイ3連単をゲットしたもんで、

当分の間収支に気を遣わなくていいくらいなんだよね実は……。

ってことで調子に乗って今日は3レースに挑戦ってことで、

全て3連単フォーメーション22点買い。

 

・中山 8R……④⑩→④⑧⑩⑬→①④⑥⑨⑩

・中山12R……②⑯→②④⑩⑯→①②③⑮⑯

・中京11R……⑪⑭→③⑪⑫⑭→①⑦⑩⑪⑭

 

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