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2016年12月

2016年12月30日 (金)

2016年・アクセス色々……。

 

Img_1006

頂き物の “クリスマス・何チャラ”

 

ポインセチアの亜種じゃないかと思うんだけど、

赤い部分は花ではなくて葉であって、

花はとっても小さくテッペンの赤い葉の奥にひっそりしてるんだわ。

葉の赤味が徐々に抜けて緑色に代わって最後は黄色になって落葉って、

中々劇的な展開を見せるんだわ。

 

 

 

28日、夕食を食べながらテレビを見てたら、

所ジョージの “朝までハシゴの旅” っていう番組だったんだけど、

元石神井Sジムのボクサーで美容師の佐藤拓茂さんが出ててタマゲタね。

江古田周辺の居酒屋でのロケだったんだけどね……。

 

 

 

空気が冷たく澄んでる冬の夜空には、

他の季節とは比べものにならないほど沢山の星が輝いてるんだけど、

今の時期の夜9時、東南東方向の約45度ほどのところにある星は一段の輝きで、

周囲の星々とは青白い光の瞬き具合がまるで違っててつい見つめてしまうんだわ。

 

同じ方角の少し上、殆ど天頂に近いところには

淡いオレンジ色の星があるもんでその対比も興味深いんだよね。

 

大気濃度の揺らぎが星を瞬かせてるっていうことを知る以前、

星々が太陽と同じように燃えてることによる炎の揺らぎだと自分は思ってたんだわ。                                                              

 

 

あと2日で2016年が終わるってことで、

このブログについての色んなことを調べてみたんだわ。

 

 

今年、このブログへのアクセス数が多かった記事は何かっていうと、

コメント欄を開放した時と “こんなジムは……。” シリーズで、

毎日軽く5,000アクセスを超えてたんだよね。

 

それらを除いた試合記事のアクセスランクのトップ20は以下の通りで……。

*左側が勝者、敬称略、( )は記事のアップ日。

 

≪試合記事別アクセスランキング≫ 

① 赤穂亮×白石豊土 (4/19)

② 相馬圭吾×芹江匡晋 (5/13)

③ 東日本新人王予選 (5/14)

④ 東日本新人王準決勝Ⅱ (10/5)

⑤ 赤穂亮×勅使河原弘晶 (10/11)

⑥ 全日本新人王決定戦 (11/14)

⑦ 岩佐亮祐×デニス・トゥビエロン (2/7)

⑧ 岩淵真也×OPBFタイトル戦 (2/12)

⑨ 東日本新人王準々決勝Ⅰ (7/22)

⑩ 横山雄一×中野和也 (11/9)

⑪ 星野晃規×山下賢哉 (11/29)

⑫ 和氣慎吾×ワルド・サブ (2/18)

⑬ 村中優×久高寛之 (12/6)

⑭ ジェスレル・コラレス×内山高志 (4/28)

⑮ 粉川拓也×黒田雅之 (3/19)

⑯ 高山樹延×OPBFタイトル戦 (2/24)

⑰ 岩佐亮祐×パトムシット・パトムポン (7/13)

⑱ ルーキーズ・トーナメント (1/29)

⑲ 岡田博喜×麻生興一 (4/19)

⑳ 東日本新人王準々決勝Ⅱ (7/30)

(次) 土屋修平×野口将志 (12/20)

 

次点以下は殆ど数十の違いで延々ベスト30~40へと続いてるんだわ。

 

他にもっと大きなメニューも幾らでもあったと思うんだけど、

メインイベンター以外に興行全体の動員力に貢献したボクサーがいたのか、

新人王戦のように関わってたボクサーが多かったことが影響したと思う訳で……。

 

 

 

≪デバイス別アクセス比率≫

・ iOS……43%

・ Android……39%

・ PC……12%

・ 携帯……6%

 

 

 

≪年代別アクセス比率≫

・10代~20代……20%

・30代……40%

・40代以上……40%

 

 

 

≪男女別アクセス比率≫

・男性……89%

・女性……11%

 

 

 

≪地域別アクセスランク≫

【1位~10位】

東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、北海道、

大阪府、愛知県、静岡県、福岡県、兵庫県。                                                           

 

【11位~20位】

島根県、広島県、三重県、長野県、新潟県、

宮城県、群馬県、岐阜県、山形県、滋賀県。

 

【21位~30位】

岡山県、徳島県、青森県、茨城県、岩手県、

奈良県、長崎県、富山県、沖縄県、鳥取県。

 

【31位~40位】

山口県、京都府、栃木県、宮崎県、福井県、

愛媛県、香川県、福島県、鹿児島県、山梨県。

 

【41位~47位】

大分県、高知県、和歌山県、熊本県、石川県、秋田県、佐賀県。

 

 

 

東京都からのアクセスが全体の44%あっていつのもように圧倒的なんだけど、

それでもベスト10内には北海道とか関西、中部、九州地方の道府県が

エントリーしてて結構色んな人達が読んでくれてるみたいなんだわ。

 

 

冒頭にアクセス数に関するハイスコアのことは書いたけど、

何も書かない日でも実は2,000ほどものアクセスがあって、

毎日1,000人くらいの人が尋ねてくれてるってことは自分にはとっても有り難くて、

もう10年も書いてるもんで徐々に減っていくようなら切り上げようって思うんだけど、

固定客さん達の数が減らないことが続ける動機になってるんだよね。

 

試合の経緯と結果だけを知るには速報性の点からもボクモバで十分な訳で、

それだけではない何かを書き得るんじゃないかって続けてるブログなんだけど、

同じ現場に居ながら別の視点というか、

その試合から感じた自分のごく個人的な感想とか印象とかいったものが、

単なる自己満足だけで終わらないで、

試合の当事者とか善意の第三者が読む対象として成り立ち得るのか、

そういう価値のあるモノなんだろうかっていうのがテーマなんだよね。

 

 

2016年も平成28年も明日で終わりなんだけど、

今年も色々お世話になったというか、

まだ固定客でいてくれてホントアリガトでした。

 

今年がまあまあだった人は来年もまたまあまあでありますように、

納得いかない1年だった人は来年は少しはマシな年でありますように、

とにかくどうぞまた来年もヨロシクです。

 

2016年12月28日 (水)

日記 (12/28)

 

Img_1003

“オーソージ”

 

 

 

尾川堅一さんと内藤律樹さんの試合を見た帰り道、

「今年ももうあと一カ月かあ……。」 なんて思ってたら、

今日を入れてもあと4日しかないんだよね2016年、

ってことで昨日は色んな洗剤を駆使して大掃除。

 

まずダイソンで入念にバキュームした床を這いつくばって水拭きして、

キッチンのガスレンジとレンジフードの油汚れを綺麗にして、

バスルーム全体を洗浄した後、排水溝を入念清掃。

洗面台周辺と洗濯機を綺麗にして室内の最後はトイレ清掃。

 

自分の家には東と南の2面にバルコニーがあるもんで、

窓ガラスと網戸を綺麗にして床を洗浄するのは結構大変だったんわ。

 

自分では手捌きが遅い方ではないと思ってるんだけど、

それでも全部で5時間以上もかかってしまって、

殆どぶっ通しだったもんで流石に腰が痛くなってしまったんだわ。

 

 

 

今まで炊飯器は5合炊きのものを使ってたんだけど、

どう考えても二人暮らしには大き過ぎってことで、

昨日3合炊きのIHジャー炊飯器に入れ替えたんだわ。

 

新しい炊飯器は炊き上がりの硬さ加減の他米の銘柄を指定するようになってて、

釜に入れた米の量によって自動的に必要な水の量を表示してくれるんだわ。

 

それと加熱部分と釜の部分とを分離することが出来て、

加熱部分は別のIH調理器としても使えるんだよね。

昨日の晩御飯が初テストだったんだけど、とてもグッドグッドだったんだわ。

 

 

 

ここから先は延々競馬話なもんで、興味の無い方はスルーってことで……。

 

【村木田渾身競馬】

12月23日から始めた3連単フォーメーション20点買いは、

23日に8万ほどをゲットした後の翌日にも中山9Rを更にゲットしたんだけど、

8レースに参加した上での15,250円だったもんでほぼチャラってことで、

それでも12月度は46レースに参加しての回収率は197%だったんだよね。

 

1月からの通算ってことになると合計457レースに参加して、

通算回収率は131%ってことでまずは十分な戦績だったんだわ。

 

ほぼ例年の如く夏競馬は良くなかったんだけど、

それよりも今年の特徴的な傾向は、

良績の翌月は必ず落ち込むっていうのを繰り返してたことなんだわ。

 

月間収支がプラスだったのは1月、3月、5月、7月、10月、12月の6回で、

最大の回収率だったのは7月の251%だったんだわ。                     

一方特に回収率が悪かったのは9月の0%、2月の15%、6月の20%。

 

3連複でのこの成績だったから来年3連単オンリーに移行させるとなると、

配当額は大きく増えるけど当然的中確率は更に下がってくるし、

そもそも2倍になる投資額に最後まで耐えうるかっていうのが課題な訳で……。

 

買い目選定にあたって騎手の戦績を一番大事にするのを変えるつもりはなくて、

今までは1ヶ月ごとに数値を更新してたんだけど、

来年からは2ヶ月ごとにすることに変更するつもりなんだわ。

 

ってことで自分にとって一番大事な騎手データについてなんだけど、

今年のリーディング・ジョッキーは戸崎圭太だったんだけど、

今のところ自分が一番信頼してるのはC・ルメールで、

1着率2割を超えて、3着内率5割を超えるジョッキーは彼だけだからね……。

 

自分は日本人騎手70人、外国人騎手20人の戦績を把握してるんだけど、

ちなみに3着内率上位20名は以下の通りなんだわ。

数字は3着内率で( )内は1着率。

 

① C・ルメール 502 (237)

(3着内率50.2%、1着率23.7%ってことで……。)

 

② 戸崎 439 (193)

③ 川田 436 (191)

④ M・デムーロ 431 (177)

⑤ 福永 394 (151)

⑥ 浜中 372 (140)

⑦ 武豊 360 (112)

⑧ 田辺 315 (111)

⑨ 四位 287 (81)

⑩ 岩田 286 (80)

⑪ 藤佑 275 (89)

⑫ 横典 271 (103)

⑬ 藤康 269 (91)

⑭ 吉隼 258 (82)

⑮ 蛯名 253 (83)

⑯ 池添 252 (99)

⑰ 内田 250 (98)

⑱ 北宏 249 (102)

⑲ 和田 248 (69)

⑳ 幸 231 (61)

 

 

時々やって来る出稼ぎ外国人ジョッキーは騎乗回数を含めて評価が難しくて、

自分の予想をよく乱すんだけど、取り敢えず3着内率230以上だった騎手は……。

モレイラ(679)、ムーア(470)、ボウマン(370)、T・ベリー(347)、

F・ベリー(330)、ホワイト(286)、バルジュ(261)、バルザ(255)、

ヴェロン(251)、シュミノー(236)、フォリー(236)、シュタルケ(235)、

アッゼニ(232)……。

 

 

10R~12Rまでのうち出走頭数が13頭以上でかつ、

基本的に1番人気が3倍未満のレースを対象にするのは変わらないんだけど、

選択したレースの1番人気から11番人気までの中からあれこれ7頭を選んで、

殆ど同程度の力量の騎手や馬の場合の選定に際しては、

其々の馬の先行力を比較することが多いんだけどとにかく7頭を選択して、、

最終的にどういう風に配列するかがポイントになるんだけど、

配当2万円からあわよくば30万円ほどまでをカバーして、

来年1年間をプラスで終えることが出来るか勝負勝負ってことで……。

 

2016年12月25日 (日)

後楽園ホール・12月24日

 

Img_0968

「アトス、ポルトス、アラミスです。」

 

 

 

11時開始ってこんな早い時間帯のボクシングは殆ど経験が無かったんだけど、

ホールに入ってすぐコンチワってしたのはRK蒲田ジム柳光会長の奥様で、

その後ロビーに移動したら何とまあ伴流ジム団会長の奥様で、

この二人の美形は知る人ぞ知るところなんだけど、

この二人のジムのボクサーがこの日の第一試合で対戦することになってて、

なんてこったって思いながら始まり始まり……。

 

 

 

① 石井龍誠君(伴流)×田中一君(RK蒲田)……59.4㎏ 6R

6勝(4KO)2敗のサウスポー、20歳・東京都と、

デビュー戦の25歳・北海道。

 

この日デビューの田中君の相手は9戦目の好戦績ボクサーなんだけど、

自身もアマ戦績が51勝9敗っていう怪物ボクサーで、“かず” って名前なんだわ。

 

以前角海老ボクサーだった中野晃志さんが隣に座って石井君の応援だったね。

田中君は久し振りの左右対称漢字名のデビューボクサーなんだわ。

 

<1R>

上背もリーチも優位な石井君に対して田中君がまずは積極的なアプローチで、

その後もフットワークを駆使する石井君をしつこく追い廻してたね。

 

接近してからの田中君の左右連打には力がこもってたけど、

石井君の方も距離とタイミングを見計らってのストレートの当て勘が良かったね。

 

ラウンド中盤過ぎからは石井君は殆ど右手を下げっ放しのスタイルで、

ディフェンス的にはどうなのかなあって見てたんだけど、

相手の攻撃をガードではなくてフットワークで交わしてるって感じだったんだわ。

 

こういう極端な戦い方をされるのは田中君にとって初めての経験だと思うんだけど、

とにかく出来る限りの詰め詰めをしていた残り僅か5秒の東ロープ前、

終始前掛かりになってた田中君に対して石井君がタイミングよく左をヒットさせて、

何だかとってもいとも簡単にって感じで田中君がダウンしてしまったんだわ。

 

<2R>

殆どダメージを残すことは無かったんだけど田中君はやっぱりやり難そうにしてて、

それでも戸惑いながらもとにかくまずは詰め詰めだなって感じだったんだけど、

詰められた瞬間に石井君も左フックを合わせていって、

中盤からの田中君の右と石井君の左の打ち合いは中々スリリングだったんだわ。

 

田中君にはもっと鋭い左フックが、石井君にはちゃんとした右ショットが、

其々欲しいところだったんだけどね。

 

<3R>

石井君は相手の的にならないようにひたすら動きまくってて、

足と上体の動きで相手の攻撃を阻止しようと必死だったんだけどそれなら、

もっとジャブを使えばいいのにまるで彼は右手があることを忘れてるかのようで、

あれって気が付いたらそういう感じは2Rに入った頃からずっとだった訳で、

どうやら右拳か右肘か右肩を痛めてしまったとしか考えられなくて、

いくら左の強打に自信を持ってる石井君でもこんな極端な戦い方は初めてで、

彼には上体を折りながらの左フックしか攻撃手段が残されて無かったんだわ。

 

<4R>

石井君の負傷を相手の陣営も既に見抜いていたか、

試合序盤に大きなハンデを負ってた田中君も追撃の手を緩めなくて、

ロープ沿いをサークリングする石井君をひたすら追い詰めてたんだわ。

 

ラウンド中盤、田中君が一気攻撃に入ってすぐの東ロープ際、

更にそこから北ロープに移ったところで石井君、ついに動けなくなってしまって、

相手の攻撃に晒されるままになってしまったところでストップエンドで、

1分49秒、田中君のデビュー戦TKO勝ちだったんだけど、

コーナーに戻る石井君の右腕のダラッとした下がり方を見たら、

やっぱり拳じゃなくて肩脱臼みたいだったんだよね。

 

 

試合後、石井君が帰るところに行き合ったもんでちょっと話したんだけど、

2Rに傷めたと思ったら1R20秒ほどのところで既に負傷してしまったってことで、

だから左フックに鬼気迫るものさえ醸し出してたってことで、

右肩を脱臼したまま4Rまで試合をしたことに自分は絶賛を感じたんだよね。

 

 

 

② 白鳥大珠君(八王子中屋)×花香雅治君(渡嘉敷)

                          ……62㎏ 6R

5勝(2KO)2敗(2KO)のサウスポー、20歳・東京都と、

4勝(2KO)3敗(3KO)のサウスポー、28歳・東京都。

 

昨日の自分的なセミファイナルはこの試合だったんだよね。

 

<1R>

同じような黒にゴールドのライン入りのトランクスの二人だったんだけど、

開始ゴング直後から突っ掛けて行ったのは丈が短い方の花香君で、

上背とリーチのある相手には常識常套のアプローチだったんだけど、

この日の白鳥君は初っ端から体と気持ちの備えが出来てたみたいで、

軽く捌いて懐の深さを武器に一触もさせなかったんだわ。

 

その後も好戦的な相手に煽られてムキになるってこともなく冷静な対応で、

常に自分の距離を確認というか探りながらのジャブも実に的確だったんだわ。

 

一方の花香君としては若干無暗だと思われようとそれでも、

タイミングを見計らっての体ごとの踏み込みからの右の強打を狙いたい訳で、

攻撃方法が全く異なる二人のうちのどちらが主導権を取るかってことで……。

 

白鳥君の捌きの方が優勢に傾き始めたのは開始1分過ぎで、

これならこの日の白鳥君は大丈夫そうだなあって思ってた残り1分09秒、

それはほぼリング中央のところだったんだけど、

白鳥君の左ストレートからの右フックが、こういうのを逆ワンツーというのか、

それともツーワンって呼ぶのかよく知らないんだけど、

とにかく返し打った右フックが絵に描いたような大直撃で、

まともに貰ってしまった花香君が一発昏倒ダウンしてしまったんだわ。

 

仰向けに倒れ込む際に花香君は大きく後頭部を打ってしまったもんで、

レフェリーも即のストップエンドで1分55秒、白鳥君復活のTKO勝ちだったね。

 

 

白鳥君が只のジャニーズ系の超イケメンボクサーってだけで終わってしまうのか、

他人事ながら自分が勝手に追い込んでるようなところがあったんだけど、

本人はそれ以上のプレッシャーだったみたいで、

試合直後は勿論、暫く経ってから会った時にもホットした感じが伝わってきて、

二人でホント良かったヨカッタを繰り返したんだよね。

 

その後、彼の親父さんも声を掛けてくれたんだけど、

もしかしたら本人以上に緊張してたみたいで、

最後のパンチが左だったのか右だったのかさえ良く覚えてないみたいだったなあ。

 

要するに親子とも相当覚悟した上での試合だったみたいで、

またもや他人事ながら自分も思わず胸を撫で下してしまったんだよね。

 

 

自分の中での元祖イケメンボクサーだった福原力也さんが引退してしまった今、

白鳥君は見てくれだけなら福原さんをさえ超えてるのは間違いなくて、

真面目で素直、謙虚な性格も福原さんに近いモノがあって、

あとはこの先どれだけ本質的な逞しさが備わって来るかだと思うんだよね。

 

あの福原さんの練習量はそりゃ半端じゃなかったって聞いてるし、

骨折系のケガが多いことに悩まされ続けた中でのあの実績だったんだから、

誰もがあのポジションに位置できるとは思わないけど、とにかくガンバレ!

 

 

 

③ 寺次孝有希君(ミサイル工藤)×富岡哲也君(REBOOT)

                      ………48.6㎏ 6R

7勝(4KO)11敗(3KO)1敗の25歳・大分県と、

4勝(4KO)1敗(1KO)の21歳・埼玉県。

 

哲也君の応援に前日残念な負け方をした達也君も来てたなあ。

 

<1R>

寺次君は随分小さくて自らの距離を作るのに苦労しそうな感じだったんだけど、

彼の吹っ切れた一瞬の腕振りの鋭さには充分な危険を孕んでたから、

哲也君も戦績を見て相手を甘く見ると痛い目に遭いそうだったんだよね。

 

試合は序盤からまずまず哲也君のペースで進んでたんだけど、

残り1分を切る頃からはポイントを取られるには至らないほど薄かったんだけど、

それでも哲也君は若干不用意に何発か貰ってたんだよね。

 

<2R>

寺次君は彼なりにタイミングのいい腕振りを備えてて、

全く躊躇の無い打ち込みには常にそこそこの迫力があって、

無造作に距離を詰めると哲也君も危ないところだったんだけど、

ここは哲也君、いいボディブローを打ったなあって思った直後の1分26秒、

寺次君の引っ掛け気味の左フックを貰ってしまって、

それは必ずしも直撃されて効いてしまったっていうんじゃなくて、

バランスを崩したのと足送りをミスしただけだったんだけど、

それでも倒れてしまったモンでダウンはダウンで場内大騒ぎ。

 

全くダメージのないままのリスタートだったんだけど、

試合自体としては大分面白くなってきた訳で……。

 

<3R>

挽回挽回の哲也君が飛ばしていってペースを戻していって、

さあ次のラウンドが勝負だなって思ってた残り17秒、

クリンチした二人にレフェリーがストップをコールした直後だったんだけど、

瞬間、力を抜いた寺次君に対して哲也君が左フックを渾身の打ち込みで、

途端に思いっ切り効いてしまった寺次君がフラフラのまま北ロープへ逃げて、

悪意は無かったにしろ自分は当然の如く哲也君が1点減点かと思ってたら、

レフェリーは全くスルーしての続行直後の終了ゴングだったんだわ。

 

確かにストップのジェスチャーは無かったし、声も小さかったんだけど、

リングサイドで間近にいた自分にはレフェリーの声が聞こえてたんだよね。         

ってことでこのラウンドの自分のスコアは9-9だね。

 

ラウンド終盤での被弾だったもんで寺次君は明らかに回復してなくて、

勝負としてはもう終わってしまったようなもので、

あとは寺次君がどこまで踏ん張れるかの問題だけになってしまったもんで、

4Rまで見てから少し首を傾げながら離席したんだけど結局、

次の5R2分丁度で哲也君のTKO勝ちだったってね。

 

 

試合後暫くした廊下にREBOOTジムの射場さんと一緒に哲也君の弟で、

前日の全日本新人王決定戦で負けてしまった富岡達也君がいて、

彼は以前タツヤ繋がりですって宮崎辰也君と一緒の時に話したことがあって、

へへヘッて感じの笑顔を向けてくれたもんで、

あの試合に関する自分の感想を伝えたんだけど、どう思ったのかなあ……。

 

そのすぐ後に反対側の通路で今度は試合を終えたばかりの哲也君とバッタリで、

多分彼とは話したことが無かったんだけど、

達也君と同じようにヘッヘッヘッて感じだったもんで、

親近感を持ってくれてるならいいかあって感じたままを伝えて、

「長男も次男もこんな感じだともう三男坊に期待するしかないね。」 って、

最後にふざけて言ったら 「勘弁して下さいよお。」 って言ってたんだわ。

 

 

 

第4試合からの3試合は元々見るつもりは無かったし、

昨日のブログアップの為に朝御飯を抜いてたもんで、ブラブラ散歩がてらね……。

 

 

やっぱり成田永生さんは2R、赤穂亮さんは1R、佐々木基樹さんも1R、

それぞれ殆どあっと言う間のKO勝ちだったってね。

 

 

 

⑦ 淵上誠さん(八王子中屋)×胡朋宏さん(横浜光)

           ………日本 M 暫定王座決定戦 10R

23勝(14KO)11敗(5KO)のランク2位、サウスポー、33歳・鹿児島県と、

16勝(16KO)4敗(4KO)ランク1位、28歳・兵庫県。

 

短いラウンドなら胡さん、長引けば淵上さんっていう予想だったんだけどね。

 

<1R>

ひたすら当てようとする胡さんと当てさせまいとする淵上さんの戦いで、

まずはフェイントからの右ボディで胡さんが有効ヒットさせて始まったんだけど、

その直後に淵上さんも強めの左右ボディショットを打ち返してたんだわ。

 

大きな有効打が無かった中、目立ってたのは渕上さんのジャブで、

いつものように適度に力が抜けて上々のテンタクルス・ボクシングだったんだわ。

 

<2R>

ペースを取り戻そうって感じで胡さんが初っ端からガンガン飛ばしていって、

まるで猛牛のようないきり立ち方だったんだけど、

淵上さんも遅れを取ることなく、お互いいきなりの乱打戦に突入したんだわ。

 

二人共、そんなんで最後まで持つのかって程の飛ばし方のフルスロットルで、

一緒に見てた10countジムの村越女子もキャアキャア言ってたんだわ。

 

残り1分を切ってもお互い、留まることの無い手数手数だったんだけど、

残り17秒、胡さんの右ショートアッパーがヒットして淵上さんがダウン。

 

この場面で巧かったのはクリンチ際での胡さんのシツコサだったんだけど、

そこに至るまではほぼ淵上さん優位に推移してて、

改めてハードパンチャーの怖さを知らされる思いだったんだよね。

 

それにしても終了ゴング後に其々のコーナー戻る二人、相当消耗してたなあ……。

 

<3R>

淵上さんのボディブローと胡さんの顔面攻撃の構図になってきて、

いずれにしても最終ラウンドまでは行きそうにない様相だったんだけど、

最初の1分20秒までは淵上さんのボディラッシュが圧倒してたんだけど、

直後の胡さんの左フックが淵上さんを一段落させたんだわ。

 

残り1分からはこっちの息まで上がってしまいそうなほどヘバルヘバルの二人で、

そうなると繋ぎのチョン打ちの出来ない胡さんの方が辛い訳で、

ここまでで自分のスコアは丁度イーブンだったんだよね。

 

<4R>

お互いに長い時間を飛ばし切れなくなってきたもんで、

そうなると少しでもリズム良く動けた方が勝ちそうな感じがしたんだけど、

このラウンドは交互に被弾を繰り返しての混沌混沌で、

お互い残り30秒からはそれこそ壮絶系の殴り合いになったんだけど、

辛うじて打ち勝ったように見えた淵上さんにしてもヘトヘトだったもんなあ。

 

<5R>

消耗戦というより自分の消耗度を相手に悟られないようにする戦いのようで、

お互いに示し合わせたかのように其々の一段落後に攻め返すのを繰り返してて、

さあ一体どうなるってところだったんだけど、

残り1分04秒からの胡さんの踏ん張りヒットヒットが目立ってて、

残り32秒からの再飛ばしでの右ヒットも印象的だったんだわ。

 

ってことで自分の中間スコアは47-47だったんだけど、

発表されたモノは48-46×2、47-48ってことで胡さんの2-1勝ちだったね。

 

<6R>

見てる方も気が気じゃなくなった一戦はここからが後半戦ってことで、

こうなると若干淵上さん優位かなあって見てたんだけど

プレスプレスも相変わらず淵上さんの方ではあったんだけど、

このラウンドは胡さんがガードを高めにセットして足を使い始めてのいい感じで、

残り35秒からは淵上さんに巻き返されてはいたけど、

ラウンド中盤までの手数で充分なポイントゲットだったんだわ。

 

<7R>

お互いにキチンと腕を振り切れずキチンと当て切れなくなって、

こうなると小ヒットの積み重ねが勝負を決めそうな感じもしてきたんだけど、

詰め詰めから手を止めなかったのは淵上さんの方で、

足が止まると胡さんは途端に被弾数を増やしてたし、

ラウンド半分を過ぎるとメッキリ動きも落ち始めたんだわ。

 

<8R>

前の回は敢えて休んだのかって思われるほどまずは胡さんの飛ばし飛ばしで、

流石の盛り返しで開始30秒過ぎまでヒットヒットヒットだったんだわ。

 

それもかなり力を込めたショットだったもんでここに来ての効き目は抜群で、

淵上さんの消耗が一気に進んでいったんだけど、

それでも少し我慢すれば胡さんも多分最後までは飛ばし切れないから、

一段落するまで凌げればってこの時はそういう感じもあったんだよね。

 

ところがところがこのラウンドの胡さんはここが勝負どころって判断してたか、

そのままの勢いで手数を落とすことなくの一気攻めだった開始48秒、

多分左フックだったと思うけど、疲労困憊の淵上さんに強烈打ち込みで、

堪らず淵上さんがゴロンって仰向けにダウンしてしまったんだわ。

 

何とかリスタートした淵上さんが残り2分近くを凌ぎ切るか、

胡さんが攻め切って決着付けるかの両天秤だったんだけど、

この先は考えないって感じの胡さんの一気追撃はそれこそ鬼気迫ってて、

淵上さんが凌ぎ切れそうな感じを少しばかり見せ始めた残り1分17秒、

これを貰って立ってるのはとっても無理そうな感じの究極の右フックだったなあ、

それをまともに貰ってしまった淵上さんは瞬間に崩れ落ちてしまって、

レフェリーはその有様にカウントすることなくの即のストップエンドだったんだわ。

 

 

ってことで1分44秒、胡さんの実に壮絶で迫力に満ちたTKO勝ちだったんだけど、

淵上さんがこの回の最初のダウンを喰らったところから計算したら、

実に約1分間も耐えて凌いでたってことで、ちょっと感動的でさえあったんだよね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 胡朋宏さん

② 淵上誠さん

③ 白鳥大珠君

 

 

 

これで今年の後楽園ホールボクシングが終了した訳で、

あとは年末にかけての世界戦だらけをどうするかってことなんだけど、

京都の小國以載さんは諦めざるを得なくて自分は大田区総合体育館で、

次は30日の有明コロシアムをどうするかで迷ってて……。

 

河野公平さんと井上尚弥さんの試合の他、八重樫東さんとか、

原隆二さん×山本浩也さん、井上浩樹君×宇佐美太志さんの試合は是非、

見たかったんだけど松本亮さん、清水聡さん、村田諒太さんの相手が手緩くて、

もし早めの決着が続くとテレビ都合の休憩タイムが半端じゃなくなって、

予想されるダレルダレルの連続はとっても我慢できそうにないもんで、

自分はやっぱり止めってことで……。

 

 

 

【村木田渾身競馬】

23日から始めた3連単勝負なんだけど、

データ収集の意味も含めて少し多めのレースを選択して、

23日と24日の二日間で合計10レースに参加したんだけど、

24日の阪神11Rでいきなりのゲットで80,280円也。

ちなみに買い目は ②⑥→②③⑤⑥→⑥⑧⑮⑯ だったんだけどね。

 

ってことで今日も少し多めのレースを選択したんだけど、

有馬記念は ⑥⑪→②⑥⑩⑪→①⑧⑪⑭ の20点買いで勝負ですわ。

 

2016年12月24日 (土)

後楽園ホール・12月23日

 

Img_0967

「一番可愛いのは前足の曲がり具合だと思ってるんだわ。」

 

 

 

“宇宙兄弟” はストーリーがしっかりしてる好きなアニメで、

登場人物たちのキャラ設定にも好感持ってるし、

ロケットは勿論のこと、戦闘機や車から始まって、家や街並み、

人の着てる服に至るまでとっても細かい観察眼で描かれてるんだよね。

 

ただ、全話を通して思わず首を傾げてしまったシーンが1ヶ所だけあって、

それはNASAでの訓練が一段落したところでのパーティーの際、

仲間のバンドに混じって日々人がギターを弾いていた場面で、

流れてたのは “フォギー・マウンテン・ブレイクダウン” だったんだけど、

その曲はギターじゃなくてバンジョーが主旋律を担当してる曲なんだよね。

 

他にフィドルが混じってたのは正しいんだけどバンジョーは全く見当たらず、

作者は必ずしも音楽には詳しくないみたいなんだけど、

アシスタントも気が付かなかったのかってことで……。

そのギターにしても他の描写と比較すると雑というか、

ボディとネックのバランスが変だったし、ボディの形状も正確さを欠いてたんだよね。

 

 

ホール前で鴻巣茂野ジムの会長と松村さん、泉さんの3人とバッタリで、

この間の大塚隆太さんの試合に関する自分なりの感想を聞いて貰った後、

ホールに入って帝拳の長野さんとこの日出場の3人のボクサーの話をして、

M・Tジムの石川元希さんに中谷潤人君の相手の矢吹正道君の印象を聞いて、

通りすがった星野晃規さんにランクインオメデトを伝えて始まり始り……。

 

昨日は2016年度の全日本新人王決定戦で、

全12試合の1試合も欠けることなくでまずは良かったヨカッタってことで……。

 

 

 

① 富岡達也君(REBOOT)×冨田大樹君(堺東ミツキ)

                            ………Mm 5R

5勝(2KO)1敗の19歳・埼玉県と、7勝(1KO)0敗の19歳・大阪府。

 

<1R>

最初の攻めは富岡君から始まってその後も中々の動きを見せてたんだけど、

開始41秒、富岡君が南ロープに下がりながら一瞬の間が出来たその刹那、

それも丁度両足が揃い気味になった瞬間でもあったんだけど、

冨田君の右ストレートがとっても素直に伸びてきて一発直撃して、

意表を突かれてしまった様な形で富岡君が思わず尻餅ダウンしてしまったんだわ。

 

大きなダメージを負うことなく再開できた富岡君は一から出直しボクシングで、

終盤に懸けては結構当て返してたんだけど、

それにしても冨田君の左右ショットは思ってたより鋭かったんだよね。

 

<2R>

富岡君のプレスの方が勝ってきた中、お互い厳しい打ち合いに突入したんだけど、

富岡君がいい感じを掴み始めたんだわ。

この後も冨田君が敢えての打ち合いに挑んで来れば、

富岡君にもまだまチャンスがあったんだけどね。

 

<3R>

セコンドのアドバイスからか明らかに冨田君が少し距離を取ろうとし始めて、

ジャブは真剣に打ってたんだけど無理に右を打とうとはしてなくて、

これが本来の冨田君のボクシングって感じが増すにつれ仕方なく、

富岡君はもうひと踏み込みが必要になって余分な動作を増やしていったんだわ。

 

<4R>

開始1分23秒、冨田君のまたもやの右ストレートで富岡君が2回目のダウン。

 

5回戦の中で4ポイントのロスは富岡君にとって致命的な訳で、

その上今度のダウンは簡単にダメージを払拭し切れないほど効いてしまって、

それを見て取った冨田君はここぞここぞの手際のいい一気猛攻で、

まだ時間も充分残ってるもいるし、富岡君はとっても凌ぎ切れそうになかったなあ。

 

残り52秒、それまで結構踏ん張ってたんだけど富岡君、

冨田君の返しの左フックを場内にその音が響き渡る程強烈に貰ってしまって、

大きくグラついてしまった直後、追い打ちの左右でのけ反らされたところで、

陣営からタオルが投入されてのストップエンドだったんだわ。

 

 

ってことで2分12秒、冨田君のTKO勝ちで、

自分の中ではいきなりの番狂わせだったんだけど、

一旦相手のペースに巻き込まれそうになったところから、

再度自分ボクシングを回帰させたのは大したモンだと思ったなあ。

 

一方の富岡君は一瞬の集中力を欠いてしまったとしか言えないんだけど、

それでもそこのところを的確に狙えた冨田君が素晴らしかってってことで……。

 

 

 

② 郡司勇也君(帝拳)×戸谷彰宏君(蟹江)……LF 4R

2勝0敗1分の20歳・茨城県と、5勝(1KO)2敗(1KO)の21歳・愛知県。

 

<1R>

お互い殆ど互角の立ち上がりで、その後の接近戦では戸谷君優勢だったんだけど、

郡司君が終盤にかけて右フックで戸谷君の右目上をヒットカットさせてたんだわ。

 

<2R>

勢いに溢れた接近戦を仕掛けていった戸谷君が終始手数勝ち。

郡司君は相手にペースを取られて攻めあぐみが著しかったなあ。

 

<3R>

戸谷君はスペースが狭くて打ち難い場面でも頑張り手数が目立ってて、

本来は馬力勝ちしそうな郡司君が為す術ないって感じだったなあ。

 

<4R>

ダウンゲットしないと負けそうな郡司君がいい感じの右ストレートを当てたんだけど、

直後に戸谷君に倍の手数で返されて、威力はそれ程ないんだけど手数は手数で、

印象的な有効打が無いケースだとそれが有力な判断材料にはなる訳で、

郡司君は残り1分からもアピールし切れないまま終了ゴング。

 

 

ってことで、自分は39-37だったんだけど結局、39-37×3ってことで、

戸谷君のほぼ余裕の3-0勝ちだったんだわ。

 

 

 

③ 中谷潤人君(M・T)×矢吹正道君(薬師寺)……F 4R

8勝(7KO)0敗のサウスポー、18歳・三重県と、

3勝(3KO)0敗の24歳・三重県。

 

東西のMVPは共に三重県の出身なんだよね。

この日一番の組み合わせだと思ってたんだけど、実は大したこと無かったんだわ。

 

<1R>

もっと色々散らせた上での方がいいと思ったんだけど矢吹君、

最初っからひたすら右ストレートのカウンター一本狙いで片寄り過ぎだったんだけど、

それでも一旦打ち出した時のパワーとスピードは流石で、

中谷君が余りに男気丸出しに正面から行くと打ち負けしそうだったんだわ。

 

<2R>

最初に振り回し過ぎたのか矢吹君、外しまくってるうちに腕振りが鈍ってきたし、

早くもバテてきたのか大雑把さが目立ってきて、

まるで野球のピッチャーみたいな右フックまで打ち出してて、

中谷君に余裕で交わされてたなあ。

 

中谷君が何もしないうちに矢吹君が勝手にバテてスタミナ面の課題が丸見えで、

ごくごく自然に流れは中谷君に移っていってしまったんだわ。

 

<3R>

相変わらず矢吹君のショットは全てがデカ過ぎてたんだけど、

一方の中谷君の方も手を余してしまうようなショットが多くての今一で、

辛うじてショート連打で優位は保ってはいたんだけど何だか腰が浮き気味で、

上体はまだ良く動けてた矢吹君を正確に捉えるまでには至らなかったんだわ。

 

それにしても矢吹君、体調を崩してたのかって思われるほどの見かけ倒しで、

徐々に気の毒な感じがするほどだったんだよね。

 

<4R>

矢吹君はまだ3勝しかしてないからこの試合は4回戦だったんだけど、

その4ラウンドをフルに戦い切るまでの体力はまだ備わってないような情けなさで、

弱々しくすぐ頭を下げるようになって息が上がってのハァーハァーで、

とても最後まで持ちそうになくて、途中からは鼻血だったし、

1分20秒からはもうヘロヘロの極致で時間の問題になってたんだよね。

 

って場面だったんだけど中谷君の方も実に手際が悪くて、

あそこまで追い詰めながらキッチリしたショートブローを打ち切れなくて、

KO決着し切れないままのスッキリしない判定劇だったんだわ。

 

 

スコアが発表される前に矢吹君陣営から 「次頑張れよー!」 って声が飛んでて、

とっても勝ち目がないことを全員が納得してたみたいだったんだわ。

 

ってことで自分は39-37だったんだけど結局、39-37×2、39-38って事で、

勿論中谷君の3-0勝ちだったんだけど、

この日のレフェリーやジャッジには普段見慣れない地方役員が混じってて、

そのうちの一人がこの後の判定でも明らかに西軍よりのスコアをつけまくってて、

あっちの方では未だに地元判定っていう言葉が生きてるみたいで、

ボクサーに対するファイトマネーの支払いが出鱈目な地域ほど、

地元判定が多いって聞かされてるんだけど、そうなのかなあ……。

 

 

 

すぐ隣の関西系のオッサンが連れの女性にやたらの解説といちいちの独り言で、

見当ハズレのウンチクが山ほどのウザウザだったもんで当然席移動かって、

そう思ったんだけど混雑してて思うに任せず、仕方なく iPod ガンガンにしたんだわ。

 

 

 

試合後大分経ってからすれ違いそうになった中谷潤人君と一瞬目が合って、

自分のことを知らないボクサーなら一旦視線が絡んでもすぐ離れるんだけど、

中谷君はこっちを向いたまま目元に笑みを浮かべて5㎜ばかり頷いたんだよね。

 

今まで話したことは無かったんだけど中谷君は自分のことを知ってくれてて、

自分に悪意を持ってるような感じではなかったもんで、

自分が彼の試合で感じたことを聞いて貰ったんだよね。

 

 

 

④ 福永亮次君(宮田)×藤本耕太君(江見)……SF 5R

7勝(7KO)2敗(1KO)のサウスポー、30歳・大阪府と、

6勝(2KO)0敗の18歳・岡山県。

 

12歳差もあるもんで青コーナー周辺から、「そんなオッサン、ブッ倒してまえ!」

って声が飛んでたんだけど、自分は圧倒福永君押しだったんだよね。

 

<1R>

福永君がまず強いプレスをかけて連打も効かせて順調な立ち上がり。

 

藤本君はKO率も低いのにやたら大きく決め打ちしてくるボクサーで、

細かく丁寧な組み立てをするタイプではないもんで何となく大丈夫な感じだったね。

 

<2R>

藤本君はブツブツ切れのボクシングを続けてて、

フェイントを駆使してパンチの緩急も抜群の福永君にレベル差を見せ付けられて、

残り1分10秒からはそれでも意を決して攻め込んでたんだけど、

却って福永君に左ショートアッパーを2発打ち込まれてしまってて、

攻撃の幅の狭さを露呈してしまってたんだわ。

 

<3R>

タイミングを見計らってのイッセノセだけの藤本君に対して福永君、

残り1分11秒に相手の踏み込みざまに綺麗に左ストレートを合わせてダウンゲット。

 

北ロープ前で再開されたんだけど倒し慣れてるせいか福永君、

相手のダメージを見計らいながらここでは無理な追撃は控えてたね。

 

<4R>

基本的に不器用な藤本君だったんだけどそれでもまだまだちゃんと動けてて、

狙い過ぎてた感じの福永君を手数で上回ってたんだけど、

それでも当て勘的に今一だったもんでヒット数ではやっぱり福永君だったなあ。

 

<5R>

気持ちでは全く負けてない藤本君が最後の奮闘のスタートだったんだけど、

1分を過ぎる頃にはメッキリになってしまって、

そこから相手の一段落を見切った福永君の飛ばし返しが始まって、

左、右、左を連続ヒットさせて藤本君を揺るがせた直後更にの一気攻めで、

途端に止め時が到来してしまって、藤本君の顎が2~3回跳ね上がったところで、

1分52秒、レフェリーが割って入ってのストップエンドだったんだわ。

 

この試合で福永君は技能賞を受賞したんだわ。

 

 

 

⑤ 新島聖人君(帝拳)×城後響君(井岡)……B 5R

5勝(4KO)1敗の20歳・沖縄県と、4勝(3KO)0敗の23歳・大阪府。

 

<1R>

新島君がプレスを掛ける中、城後君はワンツーもそれほど鋭くなくて、

連打の際のスピードも感じられず、

新島君としては不用意な一発さえ貰わなければ大丈夫そうだったんだわ。

 

<2R>

大きく仕掛けてくる城後君に対して新島君も若干ムキになり過ぎだったんだけど、

残り56秒、右ショートの差し合いというか差し違いのようなパンチが交差して、

リング中央で城後君がフラッシュ系のダウン。

 

それほどのダメージを残すことなくリスタートした城後君がいきなりの反撃で、

今度は新島君が右を直撃されて大きく追い込まれる展開が訪れたんだけど、

踏ん張った新島君が残り7秒のところで再度右を鋭く当て返したところでゴング。

 

<3R>

お互いに前の回でそこそこ強く打たれ込んだもんで、

その回復が気になるところだったんだけど、二人共まずまず大丈夫のようで、

優劣付け難い流れが続いたんだけど残り37秒からのラッシュは新島君で、

残り12秒には城後君が巻き返しのショットショットだったんだわ。

 

<4R>

前のラウンドまでで新島君の4ポイントリードでの最終ラウンドだったんだけど、

顔面の傷みは却ってその新島君の方が進んでて、

まだまだ危険は孕んでてどちらが踏ん張り切れるかってところだったんだけど、

見た目には城後君も充分気持ちを立て直してたんだわ。

 

このまま判定かなあって思われた中盤に差し掛かった1分14秒の青ポスト前、

ガスッと詰め寄ったところから新島君が左ボディから強烈な左右フックに繋げて、

ここでの一瞬の一気攻めはホント素晴らしくて、この試合2回目のダウンゲット。

 

気丈にリスタートした城後君だったんだけどダメージは如何にも拭い難くて、

全く反撃ならないまま3~4発続けざまに打ち込まれたところでストップエンド。

 

 

城後君の頑張りも目立ってはいたんだけど終わってみれば新島君、

一つのポイントも取られることなく2分05秒の見事なTKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

⑥ 松本竜也君(角海老)×岡本文太君(井岡)……SB 5R

7勝(2KO)2敗(1KO)の22歳・福島県と、

5勝(2KO)0敗のサウスポー、22歳・岡山県。

 

勝負を急がなければ松本君にも十分な勝機はあるって思ってたんだけどね。

 

<1R>

岡本君はパワフルではあるんだけど全体に仕掛けが大雑把で、

まずは松本君が慎重なスタートを切っていいプレスも掛けてたんだわ。

 

下がり下がりする場面が多かった岡本君はそこからのカウンター狙いと、

イッセノセ系の2本立ての攻撃に絞ってたんだけど、

松本君の方も相手のカウンター狙いが余りにもハッキリしてるもんで、

中々踏ん切り良く攻め切れないって感じだったんだけど、

それでも自分的には1Rは相手にポイントを渡してもいいって思ってたんだよね。

 

<2R>

岡本君の極めて雑なボクシングはそのままだったんだけど、

松本君の方も行くに行けないボクシングのままで、

勝負を急がな過ぎるにもほどがあるって感じで、

お互い変にフリーズしてしまった試合は全く面白味に欠けたままで一旦休憩タイム。

 

 

4Rの終盤に戻ったんだけど、城後君は相変わらずで、

松本君の方が細かく正確に当ててるって感じで、

最終回は流石に岡本君も手数アップしてたんだけど、

それでもどっちもどっちって感じが拭えなくて、

松本君の踏ん切りの悪さの方が印象に残ってしまったんだわ。

 

 

発表されたスコアを聞いてたら49-46、48-47、47-48ってことで、

岡本君の2-1勝ちだってさ。

 

 

 

⑦ 木村吉光君(白井具志堅)×澤井剛志君(Gツダ)

                            ………Fe 4R

6勝(3KO)0敗の20歳・香川県と、

2勝(2KO)1敗1分のサウスポー、22歳・奈良県。

 

木村君が立て直してれば殆ど何の問題も無いんじゃないかって思ってたんだわ。

 

<1R>

仕掛けが早かったのはやっぱり木村君の方で、

澤井君もきめ細かいジャブで対応してたんだけど、

中盤の木村君の強烈なボディブローが目立ってて、

澤井君は馬力的にもテクニック的にもそれほどのことは無かったなあ。

 

<2R>

木村君は前回の試合と比べると随分チャンとしてて安心して見てられて、

澤井君の打ち出しは自信が込められてるようには見えなかったんだわ。

 

ところがところが流れは完全に木村君だなあって見てた1分30秒、

青コーナー近くの南ロープ際で変に木村君の両足が揃ってしまった丁度その時、

ワンツーの後一瞬の間を置いて放った澤井君の左ストレートが綺麗にヒットして、

場内も自分も驚愕のまま木村君がダウンしてしまったんだわ。

 

立ち上がった木村君はそれほどのダメージを負ってないみたいで、

自分らは胸を撫下しながらのリスタートで、

澤井君が追撃ままならない中、却って木村君が大きく反撃していって、

最後は澤井君の左目上を内出血させてたんだよね。

 

<3R>

1ポイントビハインドの木村君が挽回目指して飛ばす飛ばすで、

自らの不甲斐なさに腹を立てながらやってたみたいで、

またもやの強烈左ボディを喰い込ませた後の1分過ぎからは左フックをきっかけに

それこそ鬼ラッシュの留まらない手数で全く澤井君を寄せ付けなかったんだわ。

 

<4R>

澤井君が2勝しかしてないもんでこの試合も4回戦だったんだけど、

その中でのダウン分の2ポイントを取り返すのは半端じゃなく難しくて、

自分の中ではイーブンで迎えたこのラウンドをどうするかで、

勝負が決まるところだったんだけど、気持ちの上では木村君の方が上回ってて、

澤井君の手遅れ気味が目立ってたんだわ。

 

木村君は開始45秒に右左のアッパーをヒットさせて先行したんだけど、

澤井君の方も1分過ぎから踏ん張り直しての手数アップだったね。

 

ラウンド半分過ぎからは最後の気持ち競争の様相を呈してきたんだけど、

見栄えのいいヒットを含めて総ヒット数でも木村君が上回ってたんだわ。

 

 

ってことで自分は38-37だったんだけど結局、

38-37×2、38-38ってことで木村君の2-0勝ちだったね。

 

 

ここでも安易なイーブンラウンドを作って38-38ってしたのは例の関西ジャッジで、

関東のジャッジが地元に傾き過ぎないようにって調整でもしてるつもりなのか、

とにかくこの人が混じる判定は何か変な臭いがするんだよね。

 

 

それにしても毎年書いてるような気がしてるんだけどとにかく、

立て続けに出てきた大阪系ジムのスタッフ達のマナーは揃いも揃って最低で、

自らのストレス解消の為か終始騒ぎまくって動きまくって、

すぐ立って観客の視界を邪魔するし、リングマットにはのしかかるし、

インターバルでも毎度催促されないとリングアウトしないしね……。

 

 

 

⑧ 粟田祐之君(KG大和)×上田隆司君(奈良)……SFe 5R

7勝(3KO)3敗(1KO)のサウスポー、25歳・神奈川県と、

7勝(1KO)0敗のサウスポー、23歳・大阪府。

 

<1R>

同じような感じのサウスポー対決だったんだけど、

積極ジャブで体をこなした上田君の動きが良くて、

1分15秒のワンツースリーフォーでまずは先行したね。

 

この日の粟田君はいつもより動きが硬くて手数も少なくて固まってる感じで、

1分18秒と1分50秒にお互いのそこそこのハードヒットを交換したんだけど、

上田君の当たりの方が強い印象だったなあ。

 

残り58秒、その上田君がショートのワンツーを直撃させて粟田君からダウンゲット。

 

<2R~3R>

一つ前の試合の木村君のような序盤での大きなハンデを負った粟田君が、

残り4ラウンド分の中でどう立て直すかってところだったんだけど、

開始20秒に左ストレートを綺麗に当て込んで上田君の顔面を赤くしてたんだけど、

お互いにもう少し積極的な攻め込みというか少なくとももっと手数が要るところで、

上田君は近寄ったところで無暗な左右フックだけだったし、

粟田君の方ももう少しパンチを散らしたり捨てパンチを使ったりするべきで、

狙い過ぎの手数不足は徐々に試合を退屈系に導いてしまって一旦離席。

 

 

その後モニターで見てたら5Rに粟田君の攻撃を受けた上田君が、

ナントあれよあれよのリングアウトダウンをしてしまったんだわ。

 

ポイント計算的にややこしくなってきたんだけど、

とにかく上田君としては20秒以内にリングに戻る必要があったんだけど、

そんなプロレスのような状況に場内は釘づけだったんだけど何とか何とか……。

 

 

ややこしくなったポイント計算は最終的には47-46×2、47-47ってことで、

どっちかなあって思ったら粟田さんの劇的な逆転勝ちだったんだわ。

 

粟田さんは衝撃的なリングアウトダウンを演出したってことで

試合後の表彰で敢闘賞をゲットしてたね。

 

 

 

⑨ 石井龍輝君(船橋D)×小田翔夢君(琉球)……L 5R

4勝(3KO)1敗(1KO)のサウスポー、19歳・千葉県と、

4勝(4KO)0敗の18歳・沖縄県。

 

<1R>

この試合は小田君がほぼ簡単に圧倒してしまうと思ってたんだけど、

石井君がそこそこのパフォーマンスで全く気後れすることなくの善戦善戦で、

そりゃ確かに小田君の反応系や当て勘は抜群だったんだけど、

石井君の振り出す鋭い左右もしっかりタイミングが合ってたし、

プレスは小田君ではあったんだけど、石井君のジャブが実に極上で、

リーチを利した中間も接近戦もほぼ互角以上に戦えてたんだわ。

 

<2R>

ほぼ互角のまま僅差で石井君で、自分の中では石井君が2ポイントリード。

 

<3R>

このラウンドでの石井君の不手際が結果的には試合を壊してしまって、

それは彼の人の良さに由来したものだったと思うんだけど、

リング上のボクサーとしては実に残念というか幼な過ぎだったんだわ。

 

ラウンド半分に差し掛かったところで激しいショート戦が始まって、

ここで正確に当て込んでたのは石井君の方で、

左フックで小田君のマウスピースを吹っ飛ばしてしまったんだわ。

 

その途端、何を思ったか石井君が突然攻撃の手を止めてしまって、

そのまま北西ポストまでトロトロ歩きを始めてしまっての場内騒然で、

一体何が起こったのかって事で……。

 

この時石井君は相手のマウスピースをはめ直す為の一時休憩だって、

自分で勝手に決め込んでしまったんだわ。

 

レフェリーがストップするまでボクサーは全力を傾注するべきところ、

石井君は自分勝手な思い込み中断をしてしまって、場内ザワザワする中、

1分26秒、振り向いた途端に小田君が渾身の打ちこみで、

備えが出来てない時の被弾はそれは大いに効いてしまう訳で石井君がダウン。

 

 

結局この試合は次の4R0分38秒、小田君のTKO勝ちに終わったんだけど、

試合は既に3Rのこの瞬間に決まってしまってたんだよね。

 

こういう勝ち方も、こういう負け方もとにかく後味が苦過ぎだったなあ……。

 

 

 

⑩ 大野俊人君(石川)×吉開右京君(島袋)……SL 5R

5勝(5KO)0敗の20歳・東京都と、4勝(3KO)0敗の19歳・沖縄県。

 

この日一番の激闘になるって予想は当たったんだけどね……。

 

<1R>

正直、吉開君は事前に見た時より遥かに巧くて強くて、

鋭いワンツーは大野君のスピードを大いに上回ってて、

開始僅か20秒で大野君の古傷の左目上を大きくヒットカットさせたんだわ。

 

吉開君の動きはフレーム的に一回りデカイ大野君を鈍重に見せてしまうほどで、

体の動きもパンチスピードも圧倒してたんだけど、

それより何よりもカッチリしたボクシングには全く揺るぎがなかったし、

ショート戦も恐れることなくアッパーを混ぜ込んで攻める攻めるで、

既に大野君の左顔面は鮮血に染まり始めて、

このラウンドは10:8.5ほどもの大差がいきなり付いてしまったんだわ。

 

<2R>

吉開君は正統的なキッチリワンツーの中にいきなりの右特大フックも混ぜ込んで、

その攻撃の幅広さには目を奪われるばかりで、

この回も1分06秒でも左フックをきっかくにしての一気一気で、

早くも大野君が危なそうな場面が到来してしまったんだわ。

 

それでも大野君も追い込まれるままで終わらなかったところは流石で、

出血が酷くなる中懸命の奮闘で残り27秒、決死の返しの左フックを当て込んで、

一瞬吉開君を揺らがせて可能性を残したんだわ。

 

<3R>

開始55秒の青コーナー前で大きく被弾して更に出血量を増した大野君、

その踏ん張りに対して周囲の関係者達が賞賛の声を上げてはいたんだけど、

それでも吉開君の揺るぎない攻撃は圧倒的で、

徐々に時間の問題化してしまった残り41秒の東ロープ前、

吉開君は大野君の手数が落ちたところを見逃さなくて、

ワンツーからの一間置いた左フックをこれ以上ない程ショッキングに直撃させて、

まともに貰ってしまった大野君は体を捻じれさせながら倒れ込んでしまったんだわ。

 

その倒れ方の激しさにレフェリーも当然の即のストップエンドで、

2分21秒、吉開君の手際のいい刺激的なTKO勝ちでMVPをゲット。

 

 

 

⑪ 豊嶋亮太君(帝拳)×西原成紀君(仲里)・・・・・W 4R

5勝(4KO)1敗1分の20歳・福岡県と、2勝1敗1分の22歳・沖縄県。

 

<1R>

いきなり激しいい接近戦から始まったんだけど、

気合いを入れてるのは解るんだけど西原君、

そういう展開は明らかに豊嶋君の大好物なんだけどなあ。

 

その西原君もそこそこ当ててはいたんだけど、

ハードヒットってことになるとやっぱり豊嶋君が圧倒的だったんだわ。

 

<2R>

手数負けはしてなかったんだけど西原君、馬力負けは如何にも辛そうで……。

 

お互い、全てがフルショットだったもんで、常に危険を孕みつつで、

巧いヘタ、強い弱いを超えた偶然が支配しそうな雰囲気が漂ってたんだわ。

 

<3R>

奮闘激闘のショート戦が延々で気持ちの切れた方が負けそうだったんだけど、

1分20秒からの豊嶋君のヒットヒットヒットが形勢を明確にしていって、

西原君が徐々にメッキリしてしまって、ここは一気に豊嶋君かと思ったら、

若干打ち疲れた感じの豊嶋君も一休みって感じだったんだわ。

 

<4R>

前の回に一段落感が強かった西原君はここでダウンゲットしないと負けそうで、

そのパフォーマンスが気になったんだけど何となく行き切れないままだったし、

腕振りに殺気が失せてきてしまったまま終了ゴング。

 

 

ってことで自分は40-36だったんだけど結局、

40-36×2、39-37ってことで見たまんまの豊嶋君の圧倒3-0勝ちだったね。

 

 

 

⑫ あぐ~マサル君(鉄拳8)×浅原亮弘君(駿河男児)

                          ………M 5R

5勝(2KO)1敗(1KO)1分の36歳・神奈川県と、

5勝(1KO)3敗2分のサウスポー、18歳・静岡県。

 

この試合は若干遠目から見てたんだけど、それでも浅原君の腹はタプタプ緩んでて、

ホントは2階級ほど落とせそうなのに減量が嫌なのか、

階級を落とすと勝てそうにないって判断なのか……。

 

その浅原君はもう少し細かい攻めが出来そうに思ってたんだけど、

とにかく大きく力強くって感じが強かったなあ。

 

彼のフック系の殆どがオープン気味に見えてた中、

あぐ~君はより細かく正確なショットに心掛けててまずは余裕のポイントゲット。

 

もっとやれそうな感じだった浅原君はそのまま巧くないボクシングのままで、

あぐ~君は全くポイントを奪われそうになくて最後まで自信に満ちてて結局、

50-45、49-46、49-47ってことで殆ど圧倒の3-0勝ちだったんだわ。

 

 

試合後のあぐ~君はリングに二人の子供を上げてたんだけど、

負けてたらこの日が最後の試合だった訳で、

これで来年はランカーとしてまだ試合が出来るってことでハッピーだったんだけど、

リングに上げられた子供達はひたすら泣きわめいてたっけなあ……。

 

 

 

自分が選んだベスト3は以下の通りだったんだけど、

勝ち方の劇的さもあるんだけど、相手との力量差も大事だって思ってるから、

協会が選んだボクサーとは大分違うんだわさ。

 

東西の勝敗に関しては東軍の9勝3敗って予想してたのが7勝5敗ってことで、

結果予想を違えたのは4試合だったね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 吉開右京君

② 木村吉光君

③ 冨田大樹君

 

 

 

昨日は2時から始まって7時に終わったんだけどそれでも5時間で、

ドームコンサートが7時半頃に終わるって事でそそくさと帰ったんだわ。

 

今日は今日で後楽園ホールでの今年最後の試合なんだけど、

それもその後に協会の忘年会をやるってことで11時から試合開始ってことで、

もう大慌ての記事アップだったんだわさ。

 

2016年12月22日 (木)

日記 (12/22)

 

Img_0998

“狂い咲き!?”

 

どうやっても逆さまになってしまうんだけど……。

同じサクラ系の木が4~5本植わってた中で

この1本だけが沢山の花を咲かせてたんだわ。

 

 

 

明日の新人王決定戦までに3日間あるもんで、

映画を見て読書して、競馬についても考えてみたんだけど、まずは映画から……。

 

 

“トランスフォーマーズ・ロストエイジ”

車がロボットに変身する例のシリーズの最新版で、

全体により大仕掛けになって迫力が増してたんだけど、

一方ではどれだけの一般市民が巻き込まれて死んでしまったかってことで、

ちょっとばかり後味が悪かったんだよね。

 

 

 

“スカイラインー征服ー”

宇宙からの征服者としてエイリアンが地球に攻め込んできて人間を狩って、

その脳だけを別の生物に移植して怪物を作り上げようとするんだけど、

エイリアンの最終的な目的が見えて来なかったんだわ。

 

主人公も最後に狩られてしまうんだけど以前の記憶が残ったままで、

恋人のことも認識出来るんだけど、さてこれからどうなるってところでエンドで、

見てる者にその後を色々考えさせようとする魂胆が見え見えだったんだけど、

自分は考えなかったなあ。

 

 

 

“セッション”

ジャズを教える音楽院の実に厳しい教授と彼の生徒達との関わり合いの話で、

知ってる俳優は一人も居なかったんだけど面白かったなあ。

 

若いジャズドラマーが主人公なんだけど、他の二人と競わせる場面が迫真だったし、

ラストでの “キャラバン” の演奏は実に圧巻だったんだわ。

 

自分はビッグバンドジャズは得意ではないんだけど、音楽映画は好きなんだわ。

 

 

 

やっぱり山岡荘八は自分にとって最高の作家というか思想家、哲学者であって、

一つ一つの言葉の使い方やセンテンスの一つ一つに心を奪われてしまって、

同じモノを何回読んでもすんなり読み進むことが出来ないんだけど、

そのトロトロした時間こそが自分にとって幸福なんだよね。

 

 

 

沖縄ではオスプレイの墜落事故以来、

米軍基地の全廃を求める声が止むことがないんだけど、

アメリカにしてみれば太平洋戦争で占領した地域を日本に返還したことが、

そもそもの間違いだったって思い始めてないのかなあ。

 

もし住民たちの要望通りに米軍が引き上げてしまったら、

日本政府も毎年3,000億円以上の税金を沖縄県に注ぎ込まなくなるだろうし、

日本の自衛隊が米軍の代わりを務めるのはとっても無理だから、

米軍撤退の翌日から連日中国がすぐ間近にやって来るのは明白なんだけど、

沖縄の人達はそれでもいいってことなのかなあ……。

 

サンゴ礁などを含めて貴重な自然環境はなるべく保護するべきだとは思うけど、

サンゴ礁を守って国土を失う可能性を増大させるのもナンセンスというか、

ある意味本末転倒な訳でバランスを保つのが中々難しいところなんだけど、

自分らの周囲には覇権主義系の独裁国家が存在してるのも忘れてはならなくて、

個々の国民間の友好は十分有り得ても最終的な国家対国家ってことになれば、

個人の思惑なんてモノは一瞬に霧散してしまうっていうのも歴史の常識な訳で、

センチメンタルな思考は結局何の役にも立たないことを知らされるんだわ。

 

表面的な事象や事件の真相や政府高官達の発言の裏にあるホントの思惑を

探る感覚がずれてたり鈍ったりすると、国家の行く末を大きく見誤るんだよね。

 

 

 

ブレーキとアクセルを踏み間違えたり、単なる半ボケだったり、

年寄りがあっちこっちの建物に突っ込んだり、交差点を止まらなかったり、

物損のみならず人を殺傷する事件が頻発してて、仕事上必要だからとか、

他に交通手段が無いからってことが免罪符のように言われてるんだけど、

そこが人里離れた地域なら代替手段としてミニバスの運行を含めて、

行政が担うべき問題だと思うし、都会でも一刻も早くの対処が必要なんだわ。

 

同じ年齢の高齢者でも知的及び運動レベルの差は著しいから、

特定の年齢を定めて免許証の発行を一概に停止するってことはナンセンスで、

予め正常な運転に最低限必要な認識機能とか適正な運動レベルを設定して、

個々の高齢者に関してそれらを精査した上で免許証を付与するべきだと思うなあ。

 

 

 

オリンピックの開催費用が当初見込みより大幅に膨れ上がってしまったモンで、

組織委の森某が東京都と国に半分以上を負担してくれって泣き付いて、

元々は組織委の予算内で賄えるって言ってたのが大きく見当を外してて、

2兆円近くに膨れ上がってしまったってことでバカじゃないのかな。

政府がひたすらのデフレ解消政策を実施してるさなかでの当然の物価上昇で、

子供じみた連中の見通しの悪さに全く呆れてしまうんだわ。

 

 

 

“もんじゅ” が失敗の終わって廃炉処理に30年もかかるっていうのに、

またぞろ新しい高速増殖炉の開発を進めるっていうのが理解出来てなくて、

全く原子力発電に関わってる連中の意識は計り知れないんだよなあ。

 

そう言えば福島原発の廃炉処理には合計10兆円も掛かるって平気で言ってて、

それはオリンピック5回分もの経費が賄える金額で唖然としてしまうんだけど、

想定外の事象が起こった場合に対処し切れそうになくて、

その処理に莫大な費用が掛かって多くの人々に迷惑をかけるようなことは

そもそも止めるべきだと思うんだけどなあ。

 

 

 

【村木田渾身競馬】

自分の人生もとっくに4コーナーを回ってるもんで、

馬券戦略もいよいよの最終段階ってことで、

3日間を残すだけになった明日からの2016年度の最後のJRA競馬、

自分なりの3連単への挑戦を始めようと思ってるんだわ。

 

御存知の通り、3連単は3連複の6倍の買い目があるんだけど、

低人気順に入賞した場合には3連複の6倍以上の配当も見込めるんだけど、

人気順に入賞した場合の配当は6倍を割ることも多いから、

例えば3連複5頭ボックス10点買いをそのまま3連単ボックスにして、

60点買いで挑むっていうのはそもそも投資額が多くなってしまう事もあるんだけど、

勝ちをゲットしても期待値を下回ることも多いから全くナンセンスな訳で、

どういうフォーメーションを組むかに懸かってくると思ってるんだわ。

 

それもマルチで展開することなくマックス20点買いに絞るって前提で、

過去5年間に参加したおよそ2,500レースの分析をして、

やっとのことで自分なりのある結論に達したんだよね。

 

狙い目とか必勝法というものは結果に合わせて作られがちで、

これでいってれば、あの時のやり方で買ってればって紆余曲折しがちなんだけど、

どういう考え方にしろ、一旦決めた手法を徹底し切るってことが、

即ち其々の必勝法ってこで……。

 

2016年12月20日 (火)

後楽園ホール・12月19日

 

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「足が無くても若干寄り目でも可愛いことは可愛いでしょ。」

 

 

 

少し前にジャパネット・タカタの高田社長が退いた後、

男女2名で代役を務めて何とか前社長の路線を踏襲しようとしてるんだけど、

これがまあひたすらがなるだけで不自然というか何となく嘘っぽいんだよなあ……。

 

 

 

第一試合開始当初の観客席はいつもより空きが目立ってたんだけど、

セミの福原力也さんの引退試合やメインが近づくにつれ一気の埋まり方で、

色んなジムのボクサー達や業界関係者達の多くが集結してたんだわ。

 

 

 

① 小嶋夏生君(石神井S)×松本章汰(青木)……SB 4R

1勝(1KO)0敗の24歳・新潟県と、1勝0敗の22歳・茨城県。

 

<1R>

お互い、距離を詰め合ってのいきなりの乱闘系だったんだけど、開始28秒、

ショートの打ち合いの際に弾かれた松本君がオットットットって後ずさりダウン。

 

小嶋君にはそれほどのスピードは無かったんだけど、

リスタート後も手を止めなくて、松本君はディフェンスするだけの一杯一杯で、

残り1分、小嶋君にまたもやのワンツーを貰ってしまって2回目のダウン。

 

1回目より直撃度が大きくてそのまま仰向けに大きく倒れ込んでしまって、

ダメージに配慮したレフェリーが即のストップエンドだったんだわ。

ってことで、勢い勝ちだった小嶋君が2分丁度のTKO勝ち。

 

 

 

② 小泉雅也君(小熊)×渡辺和幸君(稲毛)……SFe 4R

デビュー戦の36歳・東京都と、デビュー戦の29歳・千葉県。

 

この試合は仕事で負ったケガのせいで小泉君が棄権して、

その間の事情は小熊会長から詳しく教えて貰ったんだけど、

その小泉君は来年1月1日に37歳になるってことで、

デビューし切れないままの引退になってしまったんだわ。

 

ただ、例え思い出ボクシングをするにしろ、それならそれで、

もう少し余裕を持って試合に臨むべきじゃなかったのかなあとも思ったんだけどね。

 

ってことで渡辺君が2分2Rのスパーリングをすることになって、

先日デビューしたばかりの内藤律樹さんの弟の未来君が相手をしたんだけど、

正直二人共、遠慮がちの今一の出来で中途半端な4分間だったなあ。

 

 

 

③ 大塚隆太さん(鴻巣茂野)×清瀬天太君(姫路木下)

                           ………B 8R

16勝(6KO)9敗(4KO)2分のランク10位、埼玉県と、

10勝(3KO)2敗1分のOPBF3位、20歳・兵庫県。

 

日本10位とOPBF3位とでは一体どっちが格上というか強いのかってことで、

自分は経験の差で大塚さんが押し切るんじゃないかって思ってたんだけどね。

 

清瀬君はウェアやトランクスにスポンサーシールが満載だったなあ。

 

<1R>

清瀬君は仕掛けが多少デカ過ぎで全体に少し硬い感じがしたんだけど、

それでも力強くてかつカッチリ系のボクサーで、

それに大塚さんが上体の柔らかさで対応しながらジャブを綺麗に当て込んで、

右の有効打には繋げられてなかったんだけど、まずは僅差ポイントゲット。

 

<2R>

清瀬君が更にプレスを強めていったんだけど、

基本的にはKO率の低いパワー系って感じのままでスピード的にも今一で、

こりゃやっぱり大塚さんが勝ちそうだなって予感がしてたんだけど、

中盤以降大塚さんの手数が減った途端に大きく様相が一変して、

早くも清瀬君の逆襲が始まってワンツー被弾で大塚さんの左目上が赤くなって、

大塚さん、相手に攻め込みのタイミングを簡単に与え過ぎだと思ったなあ。

 

<3R>

左は相変わらずいいんだけど大塚さん、見栄えのいい右に繋ぎきれないままで、

そこのところを突いて清瀬さんが益々攻勢を強めていって積極積極。

 

大塚さんは傷めてるのかって思うほど右ショットが少なくて、

ここに来てリズムも崩してこの日の出来の悪さが明らかになってきて、

それはもうちょっと見てられないほど自分が知ってる大塚さんとは違ってて、

このラウンドが終わったら一旦離席だなって思ってた残り22秒、

清瀬君の強烈なワンツーの2発共をまともに貰ってしまって大塚さんがダウン。

 

それは清瀬君コーナーのすぐ前だったんだけど、

とっても立ち上がれそうにないのを見てレフェリーがほぼ即のストップエンドで、

2分44秒、去年の新人王戦以来の後楽園ホールで清瀬君がTKO勝ち。

 

試合後に松村マネジャーや泉トレーナーとも大塚さんについて話したんだけど、

自分を含めてみんな納得がいかない表情をしてたんだわ。

 

 

 

④ 藤原陽介さん(ドリーム)×渡部大介さん(ワタナベ)

                         ………56㎏ 8R

15勝(4KO)4敗(2KO)のランク4位、30歳・島根県と、

4勝(3KO)2敗(1KO)のランク5位、25歳・北海道。

 

渡部さんの上昇度は疑いの無いところなんだけど、

この試合に限っては経験差で藤原君さんの勝ちだって思ってたんだけどね……。

 

自分の横にEBIS K’BOXの加山会長と山川豊さんが座って始まり始まり……。

 

<1R>

やっぱりジャブのクオリティーは藤原さんの方が圧倒的だったんだけど、

開始1分に二人が大きくバッティングしてしまって、

左目上にダメージを負ってしまった藤原さんに若干の休憩タイム。

 

後で思い返してみればこの場面が殆ど全てで、

藤原さんは試合開始すぐに大きなハンデを背負ってしまったんだよね。

 

リスタート後の渡部さんは攻めのバリエーションを増やしていって、

ショートパンチの多彩さで見てる者を楽しませてくれたんだわ。

 

<2R>

キッチリ打ててたのは渡部さんで、開始26秒の赤コーナー近くの南ロープ際、

鋭い左右フックの右がクロス気味にヒットして藤原さんがダウン。

 

この辺りになると藤原さんの右目上は相当痛そうな状況になってて、

リスタート後は藤原さんも吹っ切ったように殴り合いに応じていったんだけど、

ジャブからの右ストレートや返しの左が不発のままで苦戦苦戦。

 

渡部さんは最初の踏み込みによる攻撃がままならない場合でも、

即二次踏み込みからの追撃が出来てたし、

ちょっと振り過ぎじゃないかなあって思う場面もあったんだけど、

それでもバランスを崩さないシッカリ感が備わってたんだよね。

 

<3R>

渡部さんは益々絶好調で、タイミングを遅らせてのいきなりの左フックとか、

相手のジャブに合わせて右ストレートをクロス気味に合わせ打ってみたり、

とにかく見ててスリルに富んだワクワクするような攻め込みで、

藤原さんのいいところを全て封じ込んでたんだわ。

 

<4R>

お互いに潔い(いさぎよい)打ち合いに突入していったんだけど、

藤原さんはずっと左目上を気にしてて、そこはもう明らかなタンコブになってて、

途中いい感じの右を1発当ててはいたんだけど、

渡部君のワンツーの方が圧倒的に効果的で、

残り20秒からは藤原さんの消耗が一気に目立っていったんだわ。

 

<5R>

視界は維持出来てたみたいだったんだけど、

藤原さんのタンコブは大きくなるばかりで、開始23秒にドクターチェック。

 

その後も辛そうだった中、1分28秒に再度のドクターチェック後の即ストップで、

自分は50-44だったんだけど結局、50-45、49-45×2ってことで、

勿論渡部さんの圧倒TD3-0勝ちだったんだわ。

 

 

試合直後の渡部さんは 「予想をひっくり返しましたよ。」 って満面の笑みで、

小口トレーナーも 「多少大振りのところもあったけど……。」 って言いながら、

それでもほぼ会心のパフォーマンスに嬉しそうにしてたなあ。

 

 

暫くして、二人のお子さんと奥様が一緒のところの藤原さんとも出喰わして、

お互い、ちょっと苦笑いだったんだけど、今日は若干事故絡みってことで……、

それにしても藤原さんの左目は既に見えないほどに腫れ上がってしまってて、

面白がった友人に写メ撮られてたんだけど、仕事の方は大丈夫かなあ。

 

 

 

⑤ 小浦翼さん(E&Jカシアス)×ジェフリー・ガレロ

                        ………Mm 8R

8勝(5KO)0敗のランク10位、22歳・神奈川県と、

14勝(7KO)2敗の26歳・フィリピン。

 

ガレロはWBOの地域ランカーでもあるし戦績も生半可じゃなくて、

「こういう相手を乗り越えないとね……。」 って内藤会長と話した後、

律樹さんとも並んで観戦だったんだわ。

 

<1R>

ガレロはかなり慎重なボクサーでいきなり大きく仕掛けてくるタイプではなくて、

そこを早めに見極めた小浦さんがいきなりの積極戦法で、

特にフェイントからの右や左フックが面白いように当たってたんだわ。

 

ガレロは戦績ほどのことがなくて、パンチ力も無さそうだったし、

特徴的変則的な動きで小浦さんを戸惑わせるってこともなかったんだよね。

 

<2R>

大振りをするな、ボディを攻めろ、頭を動かせ、気を抜くなって、

小浦君には陣営から沢山の要望というか指示が飛んでたんだけど、

試合運びにかなり余裕の出てきた小浦君はその其々に機敏に対応してて、

後はガレロのいきなりの右大フックに注意してれば大丈夫そうだったんだわ。

 

残り1分25秒、その右ショットをいきなり貰ってしまった小浦君だったんだけど、

一瞬ヒヤッとしたその後は立て直しての再攻勢で残り20秒、

青コーナーの近くの北ロープ際のところで左、右、左を連続ヒットさせて、

右フックを強烈に貰ってしまったガレロが1発昏倒ダウン。

 

カウントが開始されたんだけど、こりゃ続行は無理そうだってことで、

レフェリーが途中ストップしての2分44秒、小浦君の手際のいいTKO勝ち。

 

 

試合後に話した時の小浦君は試合直後と思えないほど綺麗な顔をしてたなあ。

 

 

 

⑥ 福原力也さん(ワタナベ)×アルビン・バイス……58㎏ 6R

31勝(23KO)9敗(5KO)1分の38歳・東京都と、

15勝(4KO)7敗1分の28歳・フィリピン。

 

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写真はこの日の試合直前の彼にとって、高橋トレーナーにとって、

それから自分にとってもこれが最後の福原さんのミット打ち。

 

結局、福原さんは2R2分39秒って実に絶妙な時間帯でのKO勝ちで、

すぐに引退式に移行したんだけど、

この日は大晦日に試合を控えてる内山高志さんと田口良一さん以外、

現や旧のワタナベジムボクサーの殆どが総出で福原さんの為に駆け付けて来て、

自分は渡辺会長の奥様に席を譲って、

若干遠目から大川泰弘さんと話しながらセレモニーを見てたんだけど、

彼の試合後の挨拶も渡辺会長の話も実にグッドグッドで、

DANGANから特別製のミニベルトもプレゼントされてたんだわ。

 

メインが終わってから暫く経ってもホールロビーの人混みは尋常じゃなくて、

最後の福原さんと写真を撮りたがってた人達で溢れてたんだわ。

 

もし自分があれだけ顔も体もイケメンの上の強いボクサーだったら、

確実に人生が変わってたと思うんだけど当の福原さんは、

それでも奢るというかエラそうにするってことが全く無い人で、

っていうより却って普通のボクサー以上に謙虚な性格をしてるんだよね。

 

自分が真面目にボクシングを見るようになった2005年には福原さんは

既にもうSB級の日本チャンプになってて、自分にとってはキラッキラの存在で、

リングに登場するたびに女子達の溜息を誘い続けてたんだけど、

そこからズーッと最前線に居続けたっていうのは凄いとしか言いようがないんだわ。

 

試合前に最後の声掛けをして控室に戻る際にもグローブタッチしたんだけど、

これからの新しい人生とか生活をどうぞ楽しく過ごして下さいなってことで……。

 

 

 

⑦ 土屋修平さん(角海老)×野口将志さん(船橋D)

               ………日本 L 王座決定戦 10R

21勝(17KO)4敗(3KO)のランク1位、30歳・愛知県と、

12勝(6KO)5敗(4KO)1分のランク2位、27歳・山口県。

 

試合前の土屋さんには会えなかったんだけど小堀トレーナーがいて、

つい最近生まれた子供の話になって、まだ名前を決めてないらしいんだけど、

あの小堀さんが父親になったってことで感慨深かったんだよね。

 

リングに登場した土屋さんは派手なウェアやトランクスを新調してたんだけど、

リングシューズはブーツ系ではなくてスニーカーみたいだったんだわ。

 

最近の野口さんは伸長著しい引き分け挟んでの8連勝中なもんで、

1年前ならいざ知らず、土屋さんも楽な展開ではないんじゃないかって、

そう思ってたんだけどね……。

 

<1R>

勿論、事前からの作戦だったと思うんだけど、

キッチリプレスを掛けながらも若干様子見からスタートした土屋さんに対して

野口さんはいきなりのチャカチャカボクシングで、

スイッチを多用しながら動きに変化を付けて相手を惑わそうとしまくってて、

遠目からのロングアッパーなんか見せながら、

とにかく要するにひたすらチャカチャカしてたんだわ。

 

そういう感じの相手に対して土屋さんは時折狙い澄ましたように右を強振して、

その殆どを大きく外してはいたんだけどタイミングとしては合ってたもんで、

野口さんに警戒感を持たせるには十分だったと思ったんだよね。

 

綺麗に当て切れないままではあったんだけど、

土屋さんの右クロスが2発ほど薄くヒットして、大差無い中まずはポイントゲット。

 

<2R>

野口さんのスイッチは何だか無駄というか弊害にしか見えなくて、

却って自らのバランスを崩して力の入らないところでのヒッティングを繰り返してて、

何だか触ってるに過ぎないようなパンチに終始してたんだわ。

 

野口君が徐々に動き切れなくなると同時に土屋さんの詰めが一段と鋭さを増して、

開始42秒には右のクロス、1分11秒には右のショートフックをヒットヒット。

 

更に残り1分05秒には野口さん、直後に右アッパーを打ち返してはいたけど、

その直前の土屋さんの左右フックの方が比較にならないほどの直撃度で、

これが明らかに効いてしまったみたいで、土屋さんは更なる追撃を重ねて、

残り18秒、最後は右ストレートを打ち下ろして強烈なダウンゲットで、

野口さんは何だか地に足が付いてないようなボクシングになってたんだわ。

 

野口さん陣営のセコンド周辺には訳解らないのが何人か寄って来て、

訳解らないアドバイスをしてたんだけど、こういうのはまず無用なんだよね。

 

<3R>

「打ち合っちゃダメだ!」 って指示が青コーナー周辺から飛んでたんだけど、

逃げ回っててもそのうち詰められるのは目に見えてたんだから、

いっそのこと勝負を懸けて正面から打ち合うべきじゃないかって、

それにそもそも打ち合うなっていうのはその時点でボクシングじゃ無くなる訳で、

ダメージを残すほど被弾してしまって凌ぐのならそれも有りだと思うんだけど、

ラウンド開始した途端のそれじゃ全く勝ち目がないって降参してるのと同じで、

この時点でもう既に決着は時間の問題化してしまったんだよね。

 

野口さんも得意のアッパーを混ぜ込んでの反撃を見せてたんだけど、

土屋さんは完全に見切ってしまったというか相打ちでも十分と判断したみたいで、

積極的な仕掛けから野口さんを南ロープ方面へ追い詰めながらのヒットヒットで、

直後に密着系になった刹那に右ボディを強烈に喰い込ませたんだわ。

 

複合効果で大きく効いてしまった野口さんは土屋さんにもたれ掛るようにして、

そのまま絡み合いながら北ロープに向かってダダダーッてなだれ込んで、

その間の土屋さんの左ボディが致命的だったのかも知れないんだけど、

自分にはその前のショット群の方で既に野口さんが参ってたように見えて、

ついに引き倒しを喰らったかのように北ロープ前にバッタリで、

うつ伏せになったまま実に苦しそうにしながらテンカウントを聞かされてたんだわ。

 

勝っても負けてもKOっていう試合はやっぱり見てて解り易くてワクワクで、

ってことで、1分58秒、土屋さんにとって久し振りに会心の試合はタイトル戦で、

岡田博喜さんと高山樹延さんが返上して日本チャンピオンが居なくなった

角海老ジムの空白みたいなものを見事に埋めたんだよね。

それにしても土屋さんはディフェンスもかなり良くなってきたよなあ。

 

 

 

本日のベスト3ボクサー】

① 土屋修平さん

② 渡部大介さん

③ 小浦翼さん

 

 

 

帰り際、加藤善孝さんが寄ってくれて、ちょっとスニーカーの話しをして、

そしたら渡部大介さんがまた声を掛けてくれて、

そのあと10count の村越マネジャーとサヨナラの挨拶をしたんだよね。

 

2016年12月17日 (土)

全日本新人王決定戦予想

 

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「おいらが2016年キャット級の新人王なんだわ!」

 

 

 

ボクサーの原点は帝政ローマ時代におけるグラデュエイターだと自分は信じてて、

ボクシングも人対人の殺し合いをその起源にしてるって思ってるんだよね。

 

その後時代が進むにつれ幾らなんでも殺し合いは拙いでしょってことになって、

倒し合いに移行していったんだけど、それでも延々勝負がつかないというか、

決着するまでに余りに長い時間を要することも多かったもんで、

次の妥協案として出てきたのが判定でも勝負を決めるっていうアイデアで、

予めラウンド数とか時間を設定した上でのポイント勝負も有りってことになって、

見る方の興味の幅もそれなりに増していったんだけど、

それでもボクシングの基本は倒し合いの中にあるべきだ、

っていう自分のスタンスは変わることがないんだよね。

 

だから倒せるのに敢えて倒しに行かなかったメイウェザーは嫌いなんだわさ。

 

 

 

2016年度の全日本新人王決定戦は12月23日(祝)の14時から、

例年通り後楽園ホールで開催されるんで、今日はその勝敗予想をね……。

 

東軍代表のボクサー達の試合は殆ど見てるから頭に入ってるんだけど、

西軍代表の方は決勝戦の1試合だけしか見てなくて、

其々その試合がこれまでのベストだったのか、ほぼほぼいつも通りだったのか、

それとも不調の中、相手に助けられた結果だったのかが全く解らないもんで、

勝敗予想と言っても初見の印象だけなもんで自ずと限界があるんだよね。

 

階級ごとの対戦表を眺めながら予想しても、どちらが勝つかっていうより、

東軍が勝てるのかっていう視点、つまりどうしても東軍寄りに考えてしまって、

若干公平性を欠くところもあると思うもんで多少割り引いて読んで下さいな。

 

東軍西軍の代表戦は其々決勝戦って称してるんだけど、

全日本新人王戦だけは決定戦っていうんだわ。

 

東西合計24名のボクサー達はその後の体調管理は巧くいってるのか、

仕事上のトラブルに見舞われたり、彼女に振られたり親とケンカしたり、

カネに困ってたり、兎に角何やかや色々抱えながらの決定戦だと思うんだけど、

その一瞬だけは全てを忘れて全力を注入して相手を倒しに行ってくれ!

 

 

 

≪2016年度全日本新人王決定戦勝敗予想≫

*いつものように左側が勝者予想ってことで……。

 

 

【ミニマム級】

富岡達也君(REBOOT)×冨田大樹君(堺東ミツキ)

5勝(2KO)1敗の19歳・埼玉県と、7勝(1KO)0敗の18歳・?県。

 

冨田君は上背もリーチも十分にあってちょっとタイミングが掴みにくいボクサーで、

中間距離からの右ストレートにいいものを持ってるんだけど、

接近戦は余り得意そうじゃないんだよね。

 

そんなに手数が多い方ではないんだけど冨田君は一旦打ち出すと回転力あるし、

当て勘も良くて全体に抜かりなくやれるんだけど、

山場作りに対する意識は希薄だし、ポイントリードを守る為に最後は逃げてて、

敢えて倒しには行かない若干面白味に欠ける部類のボクサーだったなあ。

 

ってことで、ここは中間距離も接近戦も両方こなせて、

コンビネーションの多彩さで圧倒的な富岡君に期待ってことで……。

 

 

 

【ライトフライ級】

戸谷彰宏君(蟹江)×郡司勇也君(帝拳)

5勝(1KO)2敗(1KO)の21歳・愛知県と、2勝0敗1分の20歳・茨城県。

 

戸谷君からは派手さとか怖さは感じられないし、

決勝戦は手数の少ない相手にほぼ余裕の展開だったんだけど、

豊富なアマ経験を感じさせるカッチリしたボクシングをするし、

右ストレートが実に魅力的なんだわ。

 

郡司君がパワーとスタミナでどれだけ対抗できるかにかかってるんだけど、

全体に動きが硬いから戸谷君の的になり易いんじゃないかなあ……。

 

 

 

【フライ級】

中谷潤人君(M・T)×矢吹正道君(薬師寺)

8勝(7KO)0敗のサウスポー、18歳・三重県と、

3勝(3KO)0敗の24歳・三重県。

 

たった1R分しか見てないんだけど矢吹君のカウンターのセンスは抜群で、

その右ストレートの打ち出しのタイミングが常にとっても良かったんだけど、

たったこれだけで判断するのはとっても無理で、

やっぱりズーッと見てる中谷君の方に傾いてしまうんだよね。

 

それにしてもこんなところで三重県人同士の対決だし、

それより何よりも東西のMVP対決でもあるんだわ。

 

 

 

【スーパーフライ級】

福永亮次君(帝拳)×藤本耕太君(江見)

7勝(7KO)2敗(1KO)のサウスポー、30歳・大阪府と、

6勝(2KO)0敗の18歳・?県。

 

藤本君は西軍の敢闘賞ボクサーで、

仕掛けはデカイながらそこそこのスピードの持ち主で、

感じられるパワーは中々魅力的ではあるんだけど、

パワフルさの比較では福永君の方が圧倒的で、

一回りの年齢差のある一戦は結構微妙だと思ってるんだけど、

同じような力量の場合ならサウスポーの方が優位ってことで……。

 

 

 

【バンタム級】

新島聖人君(帝拳)×城後響君(井岡)

5勝(4KO)1敗の20歳・沖縄県と、4勝(3KO)0敗の22歳・?県。

 

城後君は西日本のMVPってことなんだけどそんなにスピードは無かったね。

 

彼は比較的距離を取って戦いたがるタイプに見えたんだけど、

全体のバランスが取れてて打ち出しのタイミングもいいんだよね。

 

ただ決勝戦の勝ち方がとっても微妙な2-1だったもんで、

スピードとパンチの多彩差で新島君が圧倒するんじゃないかなあ。

 

 

 

【スーパーバンタム級】

松本竜也君(角海老)×岡本文太君(井岡)

7勝(2KO)2敗(1KO)の22歳・福島県と、

5勝(2KO)0敗のサウスポー、22歳・?県。

 

岡本君はスタンスを広くとって低く構えるもんで懐が深くて、

その上ちょっと独特のリズムを持ってるもんでやり易い相手ではないし、

中間距離からの一瞬の踏み込みからの左ストレートには要注意なんだけど、

充分なポイントリードと見ると途端に手を抜く消極系だったし、

4R、5Rにはメッキリ感が強くなって元々スタミナに課題を抱えてるみたいで、

試合序盤だけを見てたら松本君の苦戦が予想されたんだけど、

その松本君がフルラウンドを見据えて戦えば十分な勝ち目があると思ったね。

 

 

 

【フェザー級】

木村吉光君(白井具志堅)×澤井剛志君(Gツダ)

6勝(3KO)0敗の20歳・香川県と、

2勝(2KO)1敗1分のサウスポー、22歳・奈良県。

 

澤井君はアマ出身らしくカッチリしたボクシングをしてたんだけど、

基本的にとっても慎重で、つまりはごく普通のボクサー以上には見えなくて、

木村君が調子を戻して鋭いワンツーを基本にして、

冷静なボクシングが出来ればほぼ圧倒するんじゃないかって思ってるんだわ。

 

 

 

【スーパーフェザー級】

粟田祐之君(KG大和)×上田隆司君(奈良)

7勝(3KO)3敗(1KO)のサウスポー、25歳・神奈川県と、

7勝(1KO)0敗のサウスポー、23歳・大阪府。

 

決勝戦での上田君は正直、積極的なボクサーとは言えず攻撃も実に単調で、

倒し屋でもないのに手数が少ない左ストレートのカウンター一本狙いだったなあ。

 

初回にダウン喰らったっていうのに上田君、そこからの挽回意識も低くて、

ほぼ1ポイント差のギリギリの2-1で勝者にはなったんだけどね。

 

実は粟田君の方もそれほど飛び抜けたボクサーとは思ってなくて、

決勝戦は上田君と同じ2-1勝ちではあったんだけど、

その相手は自分の中での圧倒的な優勝候補だったもんで、

其々の決勝戦の相手の力量差を見て粟田君の勝利っていう予想なんだわ。

 

 

 

【ライト級】

小田翔夢君(琉球)×石井龍輝君(船橋D)

4勝(4KO)0敗の18歳・沖縄県と、

4勝(3KO)1敗(1KO)のサウスポー、19歳・千葉県。

 

小田君は黒人とのハーフの西軍技能賞ボクサーで、

ショートフック連打のコンビネーションが抜群で、

そこにアッパーを混ぜ込んで上下に打ち分けるもんで、

一旦エンジンがかかるとちょっと防ぎようが無いんだわ。

 

その小田君の決勝戦の相手はプロ2戦目で、

石井君よりかなりレベルが低かったんだけど、

それでも小田君の動きが頭から離れないんだよね。

 

石井君も東軍の技能賞ボクサーだし、一方的にはさせないと思うけどね……。

 

 

 

【スーパーライト級】

大野俊人君(石川)×吉開右京君(島袋)

5勝(5KO)0敗の20歳・東京都と、4勝(3KO)0敗の19歳・沖縄県。

 

吉開君はユッタリ構えたところから攻撃に移る際のスピードが抜群なんだけど、

ジャブから丁寧に組み立てる方ではなくて全てが万振りフルショットなんだわ。

 

途中でサウスポーチェンジも見せながら迫力的には満点系ではあるんだけど、

一方では相対的にガードが低いし、それ程スタミナがあるとも思えなくて、

5回戦も経験してない中、試合後半になればなるほど、

休み休みというか攻撃が間欠泉的になってしまう弱点も持ってたんだわ。

 

一方の大野君は東軍の敢闘賞ボクサーで、

吉開君と同型の迫力系なんだけど、負けないほどの勢いとパンチ力自慢だし、

それにスタミナでは上回ってると思うから、ここは大野君勝利ってことで……。

 

いずれにしても無敗の倒し屋同士の激闘必至が予想されるんだよね。

 

 

 

【ウェルター級】

豊嶋亮太君(帝拳)×西原成紀君(仲里)

5勝(4KO)1敗1分の20歳。福岡県と、

2勝1敗1分の22歳・?県。

 

西原君の決勝の相手は8勝0敗1分だったんだけど、

上背とリーチのある相手を西原君は全く苦にしてなくて、

スピード感と距離感が良くてその出入りの鋭さは魅力的で、

一旦自分の距離に入った時の連打のアピール性は高かったんだけど、

基本的にはパンチ力があるようには見えなかったし、

3R以降は何だかグズグズになってしまってのスタミナ不足だったんだわ。

 

で、安定感があって必殺系のパンチを備えて力強いパフォーマンスが出来て、

試合経験もより豊富な豊嶋君の方がかなり優勢だと思ってるんだよね。

 

 

 

【ミドル級】

浅原亮弘君(駿河男児)×あぐ~マサル君(鉄拳8)

5勝(1KO)3敗2分のサウスポー、28歳・静岡県と、

5勝(2KO)1敗1分の36歳・神奈川県。

 

浅原君の決勝戦の相手はプロ2戦目のチャカチャカボクサーで、

若干リズムを壊されてたようなところもあったんだけど、

自分のリズムやタイミングでやれたら、かなりいいボクシングをしそうだったね。

 

浅原君はあくまで正統派で安定感も感じられたんだけど、

ちょっとガードが緩いところがあるから、そこがあぐ~君の狙い目だと思うし、

彼はこの試合に勝てばまだボクシングを続けられる36歳だし、

何とか応援したいっていう思いもあるんだけど、

あぐ~君の若干のムラッ気がどう出るかに懸かってるんだわさ。

 

 

 

ってことで結局東軍の9勝3敗ってことになったんだけど、

冒頭に書いたように若干東軍寄りの予想ってことで……。

 

無敗ボクサーは東軍が3名なのに対して西軍には倍の6名いるんだけど、

それは元々相手有りきのことだと思ってるからそんなに重視してないんだよね。

 

MVPの選出基準は東西共に同じみたいで、

其々中谷潤人君と矢吹正道君が選ばれたんだけど、

それはつまりどれだけ早く決着させたかだけで決まる実に安直な選択な訳で、

自分は全く納得してなくて、東軍MVPには大野俊人君を選んだんだけど、

西軍決勝戦を見た範囲では断然小田翔夢君だったんだよね。

 

 

 

2016年12月15日 (木)

後楽園ホール・12月14日

 

Img_0964

「奥さんが逃げたことと私は全く関係が有りませんよお。」

 

 

 

今日ロシアのプーチン大統領が来日するんだけど、

北方4島の返還を望むっていうのは元々無理な話だと思うんだよね。

 

ロシアは少し前にクリミア半島を武力併合して、

世界中から色んな経済制裁を受けてるんだけど、

中国と同様、共産主義っていうのはやたらと覇権拡大に拘るものらしくて、

一旦領有した土地を返還するってことなんか全く考えられないんだよね。

 

沖縄が戻ってきた要領で北方4島の返還を期待する声が納まらないんだけど、

ロシアの戦略的な観点からもそれは絶対有り得ないって断言するね。

 

 

 

少し前に “スターウォーズ・シリーズ” を“ファントム・メナス” から

“フォースの覚醒” までの7本を一気見したんだよね。

 

公開は4→5→6→1→2→3→7っていう順番で、

確か4、5、6以外はジョージ・ルーカスは直接手掛けてないんだよね。

 

一番納得がいかなかったのはやっぱり最新作の “フォースの覚醒” で、

30年ほど経ってルーク・スカイウォーカーが60歳を過ぎてるっていうのに、

共和国軍の戦闘機は以前のままだし、その他兵隊の装備も全く昔のままで、

要するに以前のモノを安直に使い回してるっていう印象だったんだよね。

 

その上何より、生き残った最後のジェダイはルークとレイヤだけで、

ダースベイダーと共にダークサイドの皇帝を葬ってチャンチャンだった筈なのに、

またしても新たなダークサイドの親分がそれも突然の登場で、

ソイツの誕生の過程が描かれないまま殆ど全く唐突の極みで、

だからエピソードは更にⅧからⅩくらいまでは十分続きそうな終わり方をしてて、

もういい加減にしろよなって感じしかしなかったんだよね。

 

それからね、例のライトセイバーを使っての格闘シーンについてなんだけど、

最初はかなり刺激的だったけど、そんなのを使って危険な接近戦をするより、

遠方からビーム銃で攻撃した方が絶対効果が大きいと思うんだけどね。

 

それにしてもエピドードⅥで皇帝がダースベイダーに投げ落とされる場面、

ジェダイ系の皇帝ともあろう存在がそのまま落下してエンドっていうのも、

如何にも簡単過ぎで、もしかしたらその時に実は死んで無かった皇帝が

今回復活したってことにするのかなあ……。

 

 

 

ジム生達の応援に来てた小原佳太さんとコンチワしたんだけど、

彼、一見普通のブラウン系のチェック柄のネルシャツを着てたんだけど、

よく見ると、その肩身の生地が左右幅違いに仕上げてあって、

中々凝ったデザインだなあって思いながら始まり始まり……。

 

 

 

① 針生健克君(REBOOT)×恒松武志君(山龍)

                          ………SFe 4R

デビュー戦のサウスポー、29歳・東京と、デビュー戦の26歳・大分県。

 

コンチワって寄ってくれたのは宮田ジムの上田有吾君で並んで観戦。

 

<1R>

まだまだ不慣れなタイムキーパーのスカ系のゴングで開始して、

デビュー同士の二人はいきなり結構粗っぽかったんだけど、

10㎝ほどデカイ恒松君に対して針生君がシッカリ詰め詰めして、

中々バランスのいい動きをしてたし、相手の打ち終わりも狙えてたんだわ。

 

<2R>

恒松君は威力を秘めた腕振りをしてたんだけど基本的にストロークがデカくて、

一見迫力はあるんだけど動き自体に無駄が多かったんだよね。

 

残り50秒から一気の殴り合いに突入して、手数的には針生君だったんだけど、

一発一発の有効性で恒松君が辛うじてポイントゲットだったかなあ。

針生君がかなり消耗したような感じのまま終了ゴング。

 

<3R>

針生君がシッカリ立て直して再度の激闘一気で、

二人共、ガードが緩くてヒヤヒヤだったし、ショットも雑ではあったんだけど、

リング上に気持ちを溢れさせて中々見応えがあったんだわ。

 

<4R>

このラウンドを踏ん張った方が勝ちだなっていう雰囲気の中、

序盤の30秒を針生君が征した後に恒松君が頑張り直しての反撃反撃で、

お互い、中盤以降はヘトヘトの中での力を振り絞っての消耗戦だったもんで、

終了ゴングが鳴った時、場内からは二人に大きな拍手が送られたんだわ。

 

 

ってことで自分は38-38だったんだけど結局、

40-37、39-38×2ってことで恒松君の3-0勝ちだったんだわ。

まあ個人的には40-37はないと思ったけどね……。

 

 

 

② 伊佐春輔君(川崎新田)×大島滉平君(三迫)……Mm 4R

1勝(1KO)0敗の18歳・神奈川県と、1勝3敗の21歳・福岡県。

 

<1R>

大島君は強めのプレスから時折中々の右ストレートを打ってたんだけど、

全体のスピード感とパンチの多彩さでは伊佐君が目立ってたなあ。

 

それでも大島君の当たりの強さの方が伊佐君の手数を上回ってたかな。

 

<2R>

大島君が右に頼り過ぎてそこからの返しに対する配慮に欠けてきた中、

伊佐君がショートフックに力を込め始めて、

刺激的なパンチは少なかったんだけど、それでも手数勝負を征したんだわ。

 

<3R>

大島君は右の打ち出しや打ち終わりに合わされることが多くなって、

中盤以降は立て直してはいたんだけど、ラウンド序盤の被弾が多過ぎだったなあ。

 

<4R>

大島君は打った後がルーズになるところに見栄えの良くない被弾を重ねて、

ここは一気に伊佐君の勝負どころだったんだけど、

その伊佐君も力を余して飛ばし切れないままの終了ゴング。

 

ってことで自分は39-37だったんだけど結局、

40-36、39-38×3で伊佐君の妥当3-0勝ちだったんだわ。

 

 

 

③ 滝澤優太君(REBOOT)×渡辺顕哉君(小熊)

                         ………SFe 4R

0勝1敗(1KO)の19歳・東京都と、デビュー戦のサウスポー、26歳・福島県。

 

<1R>

多少乱雑ではあったんだけど滝澤君の先行仕掛けが目立ってて、

まだまだ体を絞れそうな感じだった渡辺君が明らかに出遅れてしまって、

早くも右目下をヒットカットされてしまったんだわ。

 

<2R>

相変わらず渡辺君は気持ちが整ってないような感じで、

こりゃもう勝負あったなあって印象だったもんで一旦休憩タイムゲット。

 

 

その後4Rに戻ってみたらいつの間にか滝澤君もメッキリになってて、

二人共、まずはスタミナ強化だなあって思ってた残り30秒のグズグズ戦、

滝澤君のワンツーが突然ヒットした途端、渡辺君がガックリ効いてしまって、

瞬間に元気を取り戻した滝澤君の一気攻めに耐え切れず、

最後は赤コーナーポスト前だったんだけど、

ヘロヘロになって腰が伸び切ってしまったところでレフェリーストップエンド。

 

 

2分41秒、滝澤君のTKO勝ちだったんだけど、

負けた渡辺君は真っ直ぐコーナーに戻れないほど消耗してしまってたなあ。

 

 

 

④ 龍神佳輝君(ワタナベ)×東真也君(三迫)……L 4R

2勝3敗の20歳・山口県と、デビュー戦の21歳・徳島県。

 

龍神君は “リュウジン” じゃなくて “タツガミ” っていうんだよね。

 

<1R>

まずは龍神君が積極的な仕掛けだったし、

試合慣れしてる分、クリンチ際もシツコク巧みだったんだわ。

 

まだ絞れそうな体をしてたこの日がデビューの東君、

少しこなれた終盤にかけては立て直して、

相手が入って来るところに左フックを合わせ打ってたんだけど、

それでも接近戦は得意じゃないみたいだったんだわ。

 

<2R>

東君はもう少し自分から仕掛けた方がいいんじゃないかって感じのままで、

龍神君にイッセノセのタイミングを簡単に与えてしまってたし、

幾度かは踏み込みながらのワンツーを打ち始めてはいたんだけど、

それを打ち外した際がことのほか淡泊で、

もう一回それを繰り返してみると大分違ってくるんじゃないのかなあ。

 

お互いに技術的には今一なんだから、

もう少し戦う気持ちを前面に見せて欲しいもんだなあって思いながら一旦離席。

 

 

4Rに戻って見たら二人共、やっと吹っ切れたか割に前後不覚系にやってて、

やれば出来るんじゃんと思いながらの終了ゴングで結局、

39-38、38-39、38-38って絵に描いたような1-1ドローだったんだわ。

 

 

 

⑤ 守屋優介君(小熊)×本郷智史君(輪島S)……B 4R

3勝(1KO)2敗(1KO)2分の26歳・宮城県と、

3勝(1KO)5敗(3KO)の26歳・東京都。

 

お互いにB級昇格を目指した一戦だったんだけど……。

 

<1R>

守屋君が3-0勝ちした後のダイレクトリマッチだったんだけど、

この日も本郷君はその自信の無さが浮き出てしまって、

どういうボクシングがしたいのかが全く見えて来なかったんだわ。

 

そういう感じは相手にも簡単に見透かされてしまう訳で、

守屋君がいきなり余裕のパフォーマンスだったなあ。

 

で、残り5秒、右フックをまともに貰ってしまって本郷君がダウン。

 

<2R>

いい感じで攻め込んでた守屋君だったんだけど、

実は彼もそれほど手際のいいボクサーではなくて、

もっと一気攻めしてもいい状況だったんだけど何故か手緩くて、

お互い、非日常性からは程遠くなってしまったもんでまたもや休憩タイム。

 

 

結局4R2分53秒、そのかなり前から足元が覚束なくなってた本郷君が、

最後はほぼボロカスに打たれ込まれてのストップエンドだったんだわ。

 

 

赤の他人が見つめてる中、リングに上がって人を殴り倒そうとするっていう、

どう考えても普通じゃない状況に置かれてるんだから本郷君、

もっと普通じゃない行動を取るべきだと思うんだけどなあ……。

 

 

 

⑥ 山本智哉君(宮田)×中島珠旗君(三迫)……Mm 4R

デビュー戦の19歳・東京都と、0勝1敗(1KO)の20歳・東京都。

 

少し前まで一緒に見てた上田有吾君が 「彼は強いですよお。」 って言ってたのが、

この日デビューの山本君だったんだわ。

 

一方の中島君の応援の為に自分の横には小原佳太さんと麻生興一さん、

それに岩井大さんがズラッと並んで声を枯らせてたんだわ。

 

<1R>

少し力みが目立ってはいたんだけど、山本君の先制攻撃には迫力があって、

強いプレスからのストレート主体の伸びのいい攻め込みだったんだわ。

 

一方の中島君も下がりながらも全く臆するところなく、

相手の動きを見極めた上でその打ち終わりをシッカリ狙えてたし、

若干タイミングをずらせた左フックがこの日の特別仕様の武器だったんだわ。

 

残り12秒のところで山本君のワンツーを貰って中島君、

一瞬バランスを崩してしまったんだけど、それまでのポイントで十分で、

初回は中島君の左フックの有効性の方が上回ってたんだわ。

 

<2R>

山本君の右ストレートと中島君の左フックの戦いっていう様相だったんだけど、

体がこなれてきたか山本君の動きにスムースさが増してバランスもグッドグッドで、

返しの左にまで配慮が及ぶようになっての巻き返しだったなあ。

 

それと共に中島くんの顔面が一気に赤く腫れてきたんだけど、

この日の中島君は左フックが信じられないほどのヒット確率の上の踏ん張りで、

お互い、実に危険なタイミングのパンチを交差させて、

終盤にかけては中島君の精度が上回ってたんだけど、

ラウンド中盤までの山本君の凄い手数とヒット数を自分は評価したんだよね。

 

<3R>

ラウンド半分頃まではほぼイーブンだったんだけど、

残り30秒からは中島君の勢い落ちと消耗の方が目立ってて、

あれだけの手数の中、山本君のスタミナには目をみはるものがあったんだわ。

 

<4R>

比べ見してみれば山本君の顔面は殆ど傷みが見られなくて、

激しい打ち合いが続いた中、意外なほど直撃被弾が少なかったみたいだったし、

相変わらず時折綺麗にヒットしてた中島君の左フックも効果を上げ切れず、

思い返してみれは見た目以上にオープン気味だったみたいだったんだわ。

 

その中島君も右ボディから左顔面フックって逆ワンツーフックが良かったんだけど、

開始24秒で貰った右ストレートが明らかに効いてしまってたし、

58秒でも殆ど同じタイミングで右ストレートを貰ってしまって、

更にまた残り1分04秒でもだったんだよなあ……。

 

それでも中島君は最後の最後まで力を振り絞って応援団の声援に応えてて、

彼を見知らない人達の熱気までも誘って大拍手の中での終了ゴング。

 

 

ってことで自分のスコアは39-37だったんだけど結局、

39-37×2、38-38の2-0で山本君の判定勝ちだったんだわ。

 

 

それにしても山本君の留まらない連打っていうかスタミナは殆ど驚異的な領域で、

デビュー戦だっていうのに最後まで全くヘタレることがなくて、

攻撃のみならずディフェンスのセンスも抜群で、

とっても見栄えのいいボクシングをするから次の試合も期待する訳で、

このまま新人王戦に進むならMm級の優勝候補の一人に間違いないね。

 

 

 

⑦ 馬庭大樹君(ONE TWO)×前川祐亮君(ランド)

                         ………SB 4R

2勝(1KO)1敗1分の19歳・東京都と、2勝(1KO)1敗の31歳・岩手県。

 

ほぼ同じ戦績なんだけど、干支的には一回りもの年齢差があるんだわ。

 

<1R>

上背とリーチで多少上回ってる前川君なんだけど、そこはかとなくひ弱そうで、

やたらのスイッチは本人さえこんがらがる程でバランスを崩してて、

構え方が定まらないままの突っ立ち気味は如何にも危なっかしかったんだわ。

 

一方の馬庭君は対照的なイデタチで見栄えでも勝ってたんだけど、

残り53秒、イエローのリングシューズの紐が解けてしまったのは実に拙くて、

それまでいい攻めをしてたところで相手に休息時間を与えてしまったからね。

 

それでもリスタートして約30秒後の馬庭君、

右からの返しの左フックをまるでアニメの様に直撃させて実に見事なダウンゲット。

 

何とかリスタートした前川君だったんだけど負ったダメージは拭い切れなくて、

それを見計った馬庭君の一気の猛追撃の前に為す術も無く、

そのまま北ロープに詰められての正に残り時間との争いで、

何とか凌ぐかって思われた残りホントの僅か1秒、

馬庭君の強烈ワンツーを貰ってのけ反ってしまったところでストップエンド。

 

 

で、2分59秒、馬庭君の手際の良さが光った一戦だったんだけど、

正直、この日の前川君が弱過ぎたって印象も強かったんだよね。

 

 

 

⑧ 山口結人君(K&W)×伊島史紘君(三迫)……B 6R

4勝(1KO)7敗(2KO)1分の23歳・栃木県と、

5勝3敗(1KO)の22歳・東京都。

 

<1R>

山口君はシッカリ感はあるんだけどスムースさに欠けてて、

弾ける感じが薄い印象のボクサーなんだよね。

 

お互い、ジャブにいいモノを見せられないまま勝負は右の精度になっていって、

その当たりの正確さでまずは伊島君がポイントゲット。

 

<2R>

やっぱり山口君はクールなままで、たまにはハッチャケた方がいいいのに、

って思いながら見てたんだけど、倒し屋じゃないんだからもっと手数な訳で……。

 

勝負は益々正確な当てっこ競争になっていった残り1分08秒、

リングほぼ中央で伊島君の右ストレートがいきなりの大直撃ヒットで、

山口君が一発大の字ダウンしてしまったんだわ。

 

何とかリスタートはしたんだけど山口君が続行するのはとっても無理そうで、

って思った途端に陣営からタオルが投げ入れられたんだけど、

背中側だったレフェリーがそれに気が付かないで、

西側ロープの真ん前だったにも関わらず、

ジャッジもインスペクターも知らん振りのままで、

山口君に余計で無駄でかつ実に危険な2度目のダウンを強いてしまったんだわ。

 

ああいう場合にはジャッジにしろインスペクターにしろ、

体を乗り出して目の前のリングマットをバンバン叩いて知らせるべきであって、

明らかに怠慢だったと思ったけどなあ。

 

 

 

昨日は貴志会長が海外出張中だった中での三迫ジムの主催だったんだけど、

4人の三迫ボクサーのうち最初の3人の結果が2敗1分だったもんで、

他人事ながら若干気になってたんだけど、

2分10秒、伊島君のTKO勝ちで何とか格好が付いたって感じだったね。

 

 

 

⑨ 富岡樹君(REBOOT)×篠塚辰樹君(ワタナベ)

                          ………SFe 6R

デビュー戦の19歳・埼玉県と、デビュー戦の18歳・茨城県。

 

B級デビュー同士の一戦で自分が結構楽しみにしてた試合だったんだわ。

 

富岡君は例の富岡哲也、達也君兄弟の従兄弟にあたるってことで、

達也君とは同年齢なんだけど、彼らには其々中学生の弟がいて、

その弟達も半端じゃなく強いってことで、

こうなると競走馬と同じで富岡家の血統ってことになる訳で、

規模としても大橋ジムの井上一家を上回るんだわ。

富岡君の名前は “いずき” って読むんだってさ。

 

篠塚君の方には京口紘人さんと谷口将隆さんが応援に来てたんだけど、

ホールで見掛ける際には二人はいつも一緒につるんでるんだよね。

 

<1R>

比較的スタンスの広い富岡君なんだけど、

これがまあ極上のジャブの持ち主で、あんなのを見るのは久し振りで、

今のランカー達と比較しても決して遜色ないくらいだったんだわ。

 

そのジャブで度肝を抜かれた感じの篠塚君が若干立ち遅れてしまったんだけど、

中盤から立て直して、近寄ってからの右フックの危険性を見せ付けてたんだわ。

 

それでも富岡君は全体のスピードでも圧倒的に上回ってたし反応も抜群で、

殆ど被弾することなくほぼやりたいことが出来てたって感じだったんだけど、

特に驚いてしまったのはラウンド中盤での左手の使い方で、

まずジャブを鋭く放って引いた直後、今度はその左をフックで打ち込んで、

最後にまたジャブをストレート気味に打ってた左の3連発で、

こんなことをデビュー戦で出来るっていうのはホント半端じゃないんだわ。

 

<2R>

テクニック系とパワー系っていう図式が何となく出来上がったんだけど、

二人が放つ緊迫感は尋常じゃなくてっもうスリル満々だったんだわ。

 

富岡君が左右のボディフックを打ち込むと、そのすぐ後に篠塚君も

同じパンチを打ち込んで対抗意識丸出しなのも見てて気持ち良かったなあ。

 

ただ基本的に篠塚君が右に頼り過ぎて繋ぎのパンチが不足してたのに対して、

繋ぎの多彩さというかその見栄えで富岡君が圧したままで、

一瞬のショートのコンビネーションなんかも実に美しかったんだよね。

 

<3R>

篠塚君からもそろそろどうにかしたい感が漂ってきて、

更に馬力勝負に出ていって殺気に満ちた鋭いワンツーを放ってたんだけど、

このラウンドでも左ボディから左顔面フックって、

富岡君の左ダブルフックがやっぱり際立ってたんだよね。

 

<4R>

篠塚君が更にプレスを強めていったんだけど、

富岡君の左手が邪魔で邪魔で中々思う通りのパフォーマンスが叶わなくて、

どこかで大きく当て込めば、富岡君の顎はそれ程打たれ強そうには見えないから、

いつでも大きく挽回が出来そうな感じはあるんだけど、

とにかく延々当てさせて貰えなかったんだわ。

 

<5R>

篠塚君の左ボディもそこそこの食い込みだったんだけど、

富岡君の4発~5発連続打ち込みのほうがやっぱりとっても見栄えが良くて……。

 

感じを掴んで余裕が出てきたか富岡君、

いいのを当てるとその都度両手を挙げる動作が多くなってきたんだけど、

そういう所作は見ててウザいというか、いちいち安っぽ過ぎだし、

相手や観客から無用な反感を買ってしまうこともあるし、

そもそもジャッジにもいい印象を与えないから絶対止めるべきで、

強いけどクソ生意気となると、強いよりはクソ生意気の方が先行してしまうからね。

 

<6R>

ここまで追い込まれると篠塚君にはどうしてもダウンゲットが欲しかったんだけど、

動き自体は落ちてなかったんだけど相変わらず篠塚君のパンチは単調で、

もう少し緩急が欲しい一本調子過ぎだったし、捨てパンチも使わなかったし、

誘い系の動きも不十分だったと言わざるを得なかったんだわ。

 

篠塚君の一瞬の踏み込みからの左右ショットの鋭さは水準以上だったんだけど、

それでもそれのいきなりを延々続けてたら相手に見極められる訳で、

フィニッシュに持ち込むまでの前振りが足りてなかったように思ったんだわ。

 

 

ってことで自分は3R、5Rを篠塚君のラウンドだって判断したもんで、

58-56で富岡君だったんだけど結局、59-55、59-56、58-57ってことで、

いずれにしても富岡君の3ー0勝ちだったんだわ。

 

 

 

⑩ 本田正二郎君(10count)×嶋崎俊君(輪島S)……Fe 8R

6勝(4KO)7敗(5KO)の26歳・神奈川県と、

7勝(2KO)8敗(1KO)1分の25歳・埼玉県。

 

お互い、何とかイーブン戦績に戻したい同士の結構なマジ戦だったんだわ。

 

自分の横には斉藤幸伸丸さんと勅使河原弘晶さんが並んで、

声枯らせての懸命のアドバイスだったんだわ。

 

<1R>

最初のジャブの相打ちで弾け下がってたのは本田君だったんだけど、

その後のジャブの差し合いではその本田君の方が鋭さで勝ってて、

早くも嶋崎君の右顔面が赤くなってたんだわ。

 

甲乙付け難い中、若干嶋崎君優勢で進んでた残り45秒、

嶋崎君の右ストレートが綺麗にヒットして思わず本田君がヨロけてしまって、

ここが攻め時だって一気に前掛かりになって攻め込んでいった嶋崎君、

陣営周辺からも大きな声が上がったんだけど、その一瞬に隙があったみたいで、

ここでも行けると思ったその瞬間にこそ罠が仕掛けられてたみたいで、

元々正面に立ち過ぎるきらいはあったんだけど嶋崎君、

何気に出した本田君の右ストレートをまともにカウンターで貰ってしまって、

アレレレーッて感じで後ずさりしながらの腰砕けダウンしてしまったんだわ。

 

お互い、若干のダメージを抱えながらのリスタートだったんだけど、

明らかに本田君の方が元気を取り戻してたんだよね。

 

<2R>

この日の本田君はホントにジャブがグッドグッドで、

変に攻め急ぐと嶋崎君も危険な訳で確実な立て直しが必要だったんだけど、

目立ったヒットは左フック一発だけで、トータルのヒット数では本田君で、

彼、しっかりジャブで組み立てるって心を固めたみたいだったんだわ。

 

<3R>

嶋崎君は真っ直ぐの出入りが目立つし、そんなに頭も動かさないもんで、

相手の的になってしまいそうな危険を孕んだままだったんだけど、

アレッて気が付くと本田君は嶋崎君のボディショットをかなり嫌がってるみたいで、

徐々にガードが下がり始めたんだわ。

 

<4R>

開始45秒、このラウンドの最初のクリーンヒットは嶋崎君の右ストレートで、

打ち込まれた本田君は北ロープまで飛ばされてのバタバタで、

そこからは流れは一気に嶋崎君に移ったんだけど、

セコンド周辺からの 「ボディ! ボディ!」 とか 「上下に!」 の指示を全く無視で、

彼はひたすら右ストレート一本頼りって感じだったんだよね。

 

で、そのままの残り50秒、一瞬のフェイントからの右ストレートが、

相手の打ち終わりに完璧なタイミングでヒットして華麗なダウンゲット。

 

「今日の俺の右ストレートはキレッキレですから。」 って感じで、

リスタート後のこういう場面こそ上下の打ち分けが有効だと思ったんだけど、

その後も嶋崎君は幸伸丸さんと勅使河原さんのアドバイスを聞き入れなくて、

それは殆ど耳に届いてないようにも見えたんだけど、

少なくとも勅使河原さんの声は東席の最後列までは簡単に届くほどなんだけど、

とにかく嶋崎君はひたすら無視しまくってたんだわ。

 

<5R>

頑固者の嶋崎君はこのラウンドも残り46秒のところで、

またしても本田君の打ち終わりに正確に合わせ打つことが出来て、それはまるで、

岡田博喜さんのような一瞬のフェイントからの右ストレートだったんだけど、

またまたの直撃ヒットで本田君から腰からのスットンダウンをゲットしたんだわ。

 

この試合2度目のダウンを喰らった本田君だったんだけど、

それでもまだまだ力は残ってて腕振りの鋭さを失わないまま、

リスタート後にそこそこの右ストレートを当て返してたんだよね。

 

<6R>

余りに前掛かりになり過ぎると嶋崎君も初回のような目に遭わされる訳で、

本田君は動きの劣化も少なくてまだまだ必死に右を合わせてきてるし、

油断大敵っていうのは正にこういうケースを言うんだよなあって見てたんだけど、

開始1分05秒、またしても嶋崎君の右ストレートがヒットしたんだわ。

 

確かにこの日の嶋崎君の右はキレッキレではあったんだけど、

本田君の方も当てられ過ぎじゃないかって思ったんだよね。

 

頑張ってはいたんだけど本田君のダメージの蓄積はついに無視できないレベルで、

大きく挽回出来ないままの残り29秒、

これでもかこれでもかっていう嶋崎君の右ストレートがまたしてもヒットして、

直撃されてしまった本田君が力なく西ロープ前に倒れ込んでしまったところで、

流石にレフェリーがストップエンドさせたんだわ。

 

 

2分34秒でのTKO勝ちだったんだけど嶋崎君、

くれぐれも自らを倒し屋だと勘違いしないようにってことだし、

この日の度を超えたアドバイス無視は素直に反省しないとってことでもあって、

じゃないと次の試合は誰も何も言ってくれなくなってしまうからね。

 

試合後の嶋崎君にそんなような事を伝えたんだけど、

ニッカニカ弾ける笑顔を見るのはホントいいモノなんだわ。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 富岡樹君

② 山本智哉君

③ 嶋崎俊君

 

 

 

2016年12月13日 (火)

後楽園ホール・12月12日

 

Img_0963

「北風吹き抜く寒い朝も~~♪」

 

 

 

今世界の宰相達の中でその歩き方に一番迫力がこもってるのは、

やっぱりどう見てもロシアのプーチン大統領で、元々KGB出身のせいか、

他人に威嚇を与えるような両肩の動きが半端じゃないんだけど、

どういう訳か嫌いじゃないんだよね。

 

 

 

ジョージアの缶コーヒーはキリンのものより水っぽいモノが殆どなんだけど、

少し前に発売された “エスプレッソ・ギフト” は大分改善されてるんだわ。         

エスプレッソを名乗るには多少の無理はあるんだけど、

それでもジョージアとしては中々の出来上がりなんだよね。

 

 

 

自分の右側には野口将志さん、左には相馬一哉君が座ったんだけど、

顎の骨を折った相馬君は口の中に治療器具が入ってて、

ある程度以上口が開かないように3本ほどのゴムで顎の上下を繋いでて、

食事するには普段より3倍~4倍ほどの時間が掛かりそうな感じだったなあ。

 

 

 

今日のブログは実にスッカスカで、

丸亀光君と中嶋孝文君は2連敗後の立て直しってことで、

メインの近藤明広さんも含めて3人共相手はタイボクサーだったもんで、

全く見てないもんでとにかく悪しからずなんだけど、

今一系のメニューだったにもかかわらず、そこそこの客入りだったし、

この日は4回戦から別々リングインの入場曲付きで、

勝利者トロフィーまで用意されてたんだわ。

 

 

 

① 一條武蔵君(W日立)×徳永篤君(船橋D)……SF 4R

0勝1敗(1KO)の33歳・福島県と、デビュー戦の25歳・東京都。

 

<1R>

お互い、何となくガチガチで力が入り過ぎてたし、

ジャブ無しのいきなりのフック戦から始まったんだけど、

馬力があったのはシッカリしたふくらはぎをしてた徳永君の方で、

開始1分10秒での右の相打ちでは一條君を弾き飛ばしてダウンゲット。

 

殆どダメージを残すことなくリスタート出来た一條君だったんだけど、

年齢の割には若いというか粗っぽいボクシングだったなあ。

 

それにしても可笑しかったのはリスタートの際、二人がグローブタッチしてたことで、

この後も事あるごとにグローブタッチを繰り返してて微笑ましくさえあったんだよね。

 

<2R>

一條君は相変わらずジャブ無しのままだったんだけど、

ボディブローも省いてストレート系も打たない右フック一発ぶん回し系のままで、

返しの左ショットにも配慮出来てなかったもんで、

徳永君にしてみれば相手の右フックだけに注意していれば良かったんだよね。

 

<3R>

タイミングを見計らっての一発オンリーの一條君に対して徳永君、

華麗なヒッティングは無かったんだけど、手数ヒット数ともに優勢優勢。

 

一條君はショートブローでもストロークが大きいから、

徳永君にしてはもう少し接近して勝負してもいいんじゃないかなあ。

 

<4R>

接近戦の効用に気付いたか徳永君、前詰めを厳しくしていったんだけど、

今度は詰め過ぎて自らの手数も封じ込んでしまってたなあ。

 

少し前から一條君の消耗が目に付き始めてたんだけど、

残り30秒からは流石に徳永君にも疲れが見えてきたんだよね。

 

このまま終了ゴングかって思われた残り7秒、

徳永君が右、左、右を当て込んでこの試合2度目のダウンゲット。

 

 

一條君が立ち上がったところで終了ゴングの圧倒的判定劇で結局、

40-34×2、40-35で徳永君がパーフェクト3-0勝ちだったんだわ。

ちなみに自分も40-34だったんだけど、こういうスコアも珍しいね。

 

 

 

② 山口拓也君(W日立)×蜃気楼松本君(渡嘉敷)

                        ………SFe 4R

2勝(1KO)6敗(1KO)2分の31歳・茨城県と、

1勝(1KO)1敗(1KO)の26歳・富山県。

 

3連敗中の山口君がまた負けそうだなあって見てたんだけどね。

 

<1R>

やっぱり松本君の方がリズム感がいいなあって見てた開始1分13秒、

その松本君が攻勢を強めて手数を上げて前掛かりになっていったその瞬間、

山口君の右ストレートがこれ以上ないタイミングでカウンターヒットしたんだわ。

 

ほぼリング中央のところで一発昏倒ダウンしてしまった松本君、

一度立ち上がりかけたんだけどすぐにまたヨロけて倒れ込んでしまって、

ダメージが深いと判断したレフェリーがそのままストップエンド。

 

ってことで1分16秒、山口君が驚愕のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

③ 中川祐君(T&H)×木野田俊翔君(小田原)……Fe 6R

5勝(2KO)1敗1分の23歳・東京都と、5勝(1KO)2敗の21歳・神奈川県。

 

<1R>

お互いにそこそこ良績のA級昇格狙いではあったんだけど、

上へ行って弾けるには今一刺激性が乏しいというか中途半端なんだわ。

 

木野田君は中々いいプレスは掛けるんだけど正直過ぎるボクシングで、

ワンテンポ先仕掛けが遅れるもんで後手後手って感じだったなあ。

 

その点中川君の方が先攻が目立ってて腕振りにも迫力があったんだけど、

それでも何となくポキポキして粗っぽかったんだよなあ。

 

<2R>

大きく仕掛けて来る相手に対して木野田君、戸惑うばかりではなくて、

もう少し気合入れて細かく鋭く隙間を突くべきだと思うんだけどなあ。

 

お互い、スムースな連打に繋げられなくて単発に終始してて退屈退屈。

 

<3R>

開始14秒からのこの試合初めての激しい打ち合いは明らかに中川君が征してて、

その後はやっぱりポキポキした単打戦になってしまったんだけど、

当たりの強さと正確さで中川君がしっかりペースを掴んだ感じだったなあ。

 

 

ってことで一旦休憩タイムをゲットしたんだけど、

その後も淡々とした試合展開だったみたいで、

彼らを知らない客までを取り込むには至らないまま、

ラウンド終了時点での拍手もまばらだったんだよね。

 

最終6Rに戻って続きを見てたんだけど、やっぱり流れは中川君のままで、

残り56秒、その中川君がショートのワンツーからの右ストレート一閃、

防ぐ間も無かった木野田君を吹っ飛ばし倒してダウンゲット。

 

リスタートした木野田君も最後まで必死の反撃を見せてたんだけど、

残り時間が余りに少なくてそのまま終了ゴング。

 

ってことで結局、60-53×2、60-54で中川君のパーフェクト3-0勝ち。

 

 

 

④ 仁平宗忍君(ワタナベ)×栗原慶太君(一力)……53㎏ 8R

8勝(1KO)2敗(1KO)2分の23歳・栃木県と、

7勝(6KO)4敗(2KO)の23歳・東京都。

 

栗原君のパンチ力は軽視できないんだけど、

厳しく鋭い出入りが出来るっていう条件で仁平君優勢だって思ってたんだけどね。

 

<1R>

フレーム的に優位な栗原君がまずは先手を取ってリズムを掴んだ感じで、

必ずしも全部を当てようとしていない中、相手の踏み込みを阻んでたね。

 

仁平君も中盤には左ボディから右フックをいい感じで繋げてたんだけど、

ラウンド全体を通じて攻勢と手数で勝ってたのは栗原君だったなあ。

 

<2R>

仁平君はとにかく潜り込んでからっていう戦法に絞ってるみたいで、

終始踏み込みのタイミングを見計らってたんだけど、

その手前では相手に好きに打たせ過ぎだったし、

一旦踏み込んで目的が叶わなかった際の二次踏み込みも出来てなくて、

引き足に優れた相手は簡単には当てさせてくれないんだから、

一次踏み込みはフェイクにしてっていう攻め方も見せて欲しいところだったんだわ。

 

余裕が出てきた感じの栗原君は常に冷静に距離をキープし続けながら、

相手が打って来ないタイミングを絶妙に捉えてポイントを重ねていって、

何だか既に仁平君をあしらってるっていう感さえあったんだわ。

 

<3R>

そろそろ仁平君もシツコサ前面に詰め寄るんじゃないかって思ってたんだけど、

開始28秒、栗原君の強烈右フックで仁平君が思わず一瞬ユラッとしてしまって、

それを見逃さない栗原君が更なる追撃の右、右を連続ヒットさせて、

実に手際のいいダウンゲットだったんだわ。

 

何とかリスタートした仁平君は回復叶わないままそれでも必死の踏ん張りで、

でもやっぱり一発大逆転ショットを持ち合わせていないのは相当シンドイ訳で、

栗原君の全く手抜きのない詰め詰め追撃の中、

ついに防戦主体になってしまった仁平君が被弾を重ねてしまった残り1分03秒、

またもやの右ストレートを直撃されてしまってこのラウンド2回目のダウン。

 

今回も何とかリスタートした仁平君だったんだけど、

とても反撃するまでには至らず、攻め込まれるばかりなのを見て、

止む無く陣営からタオルが投入されて1分46秒、栗原君のTKO勝ち。

 

この日の栗原君はいつになく冷静な試合運びをしててほぼ完璧だったなあ。

 

 

 

⑤ 丸亀光君(T&H)×ペプシ・何チャラ……56.5㎏ 8R

5勝(3KO)2敗1分の27歳・広島県と、

1勝(1KO)0敗の25歳・タイ。

 

タイボクサーの戦績は何かの間違いだよね。

後で確認したら2R1分16秒、当然の如く丸亀君のKO勝ちだってね。

 

 

 

⑥ 佐々木洵樹さん(帝拳)×玉川裕大君(渡嘉敷)

                        ………57.5㎏ 8R

16勝(6KO)3敗のランク15位、サウスポー、25歳・北海道と、

9勝(3KO)7敗(2KO)1分のサウスポー、22歳・東京都。

 

自分的にはこの試合がメインだったんだけど、正直ちょっと低調だったね。

基本的に5勝1敗ペースと1勝1敗ペースの戦いだったもんで、

自分的には佐々木さんが圧倒するんじゃないかって思ってたんだけどね。

 

<1R>

玉川君はリーチがある割にはジャブが少ないし、

この日もプレスは掛けるんだけど仕掛けが遅かったんだよね。

 

殆ど印象的な有効打が無かった中、攻撃の工夫の点で僅かに佐々木さんかなあ。

 

<2R>

佐々木君の動きがより細かくなっていったのに対して玉川君、

まだまだ動きもショットもおおまかなままだったなあ。

 

<3R>

もっとアグレッシブに行かないとランク取りは厳しいと思うんだけど、

玉川君は相変わらず手数不足の単発に終始してて、

ハードパンチャーの倒し屋じゃないんだからもっと手数だと思うんだけどなあ。

 

佐々木さんにしてもランク15位なもんで、是非圧倒的な勝利が欲しいところで、

もっと積極的に畳み掛けてもいいんじゃないかなあ。

 

そんな感じで見てた1分16秒、佐々木さんの左ストレートが綺麗にヒットして、

一瞬玉川君の体を左に傾かせて、その後も繋ぎのパンチの多彩さで圧倒して、

こりゃ勝負あったかなってことで一旦離席。

 

 

玉川君の単調というか淡泊さはちょっと救い難いほどだったもんで、

どこかで佐々木さんが倒してしまうんじゃないかって思いながら、

その後6Rに戻って眺めてたら、形勢はかなり入れ替わってて、

玉川君が吹っ切れたような動きをしてた中、

佐々木さんはサウスポーが苦手のサウスポーみたいになってて、

7Rには玉川君のラッシュラッシュに晒されて反撃できないほど打ち込まれてて、

何だか気持ちで負けてるような感じさえ漂ってたんだわ。

 

最終8R、勢いがあったのは明らかに玉川君の方で必死の手数で圧倒してて、

佐々木さんはここに来て実に中途半端なボクシングにしか出来てなくて、

ガードの甘さも露呈してしまっての自分の中ではボロボロだったんだわ。

 

 

ってことで判定結果を聞いてたら78-74、78-75×2ってことで、

佐々木さんの3-0勝ちだったんだけど、自分的にはそこまでの差は無くて、

見ていなかった4Rと5Rを二つとも佐々木さんがゲットしたとしても、

77-75のギリギリ勝利だったように見えたんだけどね。

 

 

玉川君が序盤の3ラウンド分、佐々木さんが終盤の3ラウンド分、

其々テイタラクを演じてしまったもんで実にチグハグな試合になってしまったんだわ。

佐々木君さんとは多分話したことは無いと思うんだけど、

自分の事を知ってくれてるみたいで試合前も試合後も会釈を交わしたんだけど、

試合後の挨拶の際にはお互いちょっと苦笑いって感じだったんだよね。

 

ってことで自分はここで帰ったもんで後は結果だけってことで……。

 

 

⑦ 中嶋孝文君(T&H)×ハントーン・何チャラ

                         ………54.5㎏ 8R

25勝(10KO)9敗(3KO)1分の32歳・青森県と、

戦績不明の17歳・タイ。

 

デビューも戦績も不明な17歳のタイボクサーに中嶋さんが負ける訳がなくて、

1R2分20秒に当然の如くKO勝ちしたってね。

 

 

 

⑧ 何チャラ・何チャラ×近藤明広さん(一力)……62㎏ 8R

戦績不明の18歳・タイと、

26勝(13KO)6敗1分のランク4位、31歳・埼玉県。

 

これまた戦績不明の若造タイボクサーだったんだけど、

案の定、3R1分29秒にKO粉砕されたみたいね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 栗原慶太君

② 山口拓也君

③ 特にナシ

 

 

 

今日の後楽園ボクシングは女子戦オンリーなもんで欠席ってことで、

明日はブログも休みですから……。

 

 

 

2016年12月11日 (日)

日記 (12/11)

 

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「何だコノヤロ、おいらが間違ってるってかあぁー!」

 

 

 

6日の試合で相馬一哉君は今野祐介さんに4RKO負けしてしまったんだけど、

勝った今野さんは両手がクリームパンみたいに腫れ上がってしまって、

骨とかに異常はなかったけど、思いっ切り当てても中々倒れなくて、

自らのパンチ力に疑問を持ってしまったってことだったんだけど、

一方の一哉君は顎の骨を骨折してたってことで全く凄い世界なんだよなあ……。

 

 

 

12月7日、北海道の陸別では最低気温がマイナス20℃ってことだったんだけど、

そういう温度は想像さえ出来なくて、マイナス10℃とはやっぱり違うのかなあ。

その日東京の最低気温は4℃だったんだけどね……。

 

 

 

薄々思ってた通り、70年以上前日米を太平洋戦争に突入させた張本人は、

当時のアメリカ大統領ルーズベルトと日本の総理大臣近衛文麿だったって事が、

今や確信に近いモノになったんだわ。

 

ルーズベルトは当時の欧州戦線には参戦しないって唱えて3選を叶えて、

チャーチルからの必死の参戦依頼を無視しまくってたかの様に装ってたんだけど、

その実裏では国民を裏切って着々と戦力を充実させてて、

一方では中国大陸における日本の進出にも蒋介石を傀儡にしてサポートしてて、

それまで英米は自分らは植民地主義の限りを尽くしてたのにも関わらず、

東南アジアを白欧主義から解放しようとする日本の目論見は、

ヒットラーの覇権主義と変わらないものと看做して、

つまりは自らの権益を浸食する絶対認め難いモノとして捉えてたんだわ。

 

結局日本は真珠湾攻撃で暴発してしまったんだけど、

それは正しくアメリカの思う壺でもあった訳で、

そう差し向けたのは絶対アメリカの謀略だったんだよね。

 

“リメンバー・パールハーバー” こそは国民と将兵の士気を高める為に、

政府が仕組んだ策略というか謀略だったんだわ。

 

そういうアメリカの謀略の前に日本政府は全く赤子の手を捻られるがごとくで、

天皇との繋がりがあった首相近衛文麿ではあったんだけど、

残念ながら彼は小心者の上の無能としか言いようがなくて、

全く調整能力を持たない只の病弱の公家さんでしかなかったんだわ。

 

戦端が開かれる前のアメリカとの交渉における彼の楽観主義は呆れるほどで、

欧米列強達の表裏のある政治手腕を見知ってて、

難しい交渉ごとにも慣れた外務大臣松岡洋右(ようすけ)を更迭した時点で、

日本が戦争に巻き込まれてしまうことが決まってしまったんだわ。

 

太平洋戦争が無かったらある意味今の日本は無かったって言えるんだけど、

一方では日本人300万人以上の死者数も無かったとも言える訳で……。

 

元々アメリカがヒットラー的な覇権主義以上に忌み嫌ってたのは、

共産主義の台頭だったんだけど、最終的に日本を傷め過ぎてしまったことで、

結果的には戦後のロシアや中国、北朝鮮等の台頭を許してしまった訳で、

松岡はそうなってしまう事を開戦のずっと前から予測してて、

そのことに対する警鐘こそをアメリカとの交渉材料にしようとしてたんだけど、

あのアホバカ近衛のお蔭で全てがパァーになってしまって、

最終的には原子爆弾さえ落とされてしまったんだわ。

 

一方のアメリカにしても有色人種を徹底して蔑視してたことも間違いなくて

黒人達の公民権さえ認めてなかったある意味後進国でもあったんだよね。

 

相手に対する理解と愛だけでは平和は望むべくもなくて、

相手に負けないだけの何かを持ってなければ従属は仕方ないことなのか……。

 

 

 

【村木田渾身競馬】

昨日は5レースに参加したんだけど残念過ぎるレースが二つもあって……。

 

中山8Rでは買ってた10番人気と5番人気が1着2着で入ったんだけど、

11番人気が3着に入ってしまって、

阪神11Rでも買ってた9番人気、5番人気がやっぱり1着2着で入ったんだけど、

3着がまたまた11番人気ってことで、要するに只のハズレだったんだけど、

3着騎手は其々野中、五十嵐ってリーディングの60位にも入ってなかったり、

地方競馬からのアルバイトジョッキーなのになあってことで……。

 

必ずしも一流とは言えない騎手を乗せた一流ではない馬が、

ある日突然バカ駆けすることには何か理由がありそうで、前の日に厩務員から、

「明日頑張れば、お前が気に入ってる牝馬チャンと付き合わせてやるから。」

とか囁かれたんじゃないかとしか思えないんだわ。

 

自分の中では基本的な狙い方は間違ってると思ってなくて、

そりゃ4コーナー過ぎてから大外一気っていうのは見てて気持ちいいんだけど、

馬と騎手が同程度の力量の場合だとやっぱりある程度の先行力が必要だし、

調教過程や厩舎情報、スピード指数との兼ね合いでもあるんだよね。

 

ってことで、買い方は間違ってないと自負する自分の今日の狙い目は……。

 

・中山 8R……②③⑪⑭⑮

・中山11R……④⑥⑨⑪⑭

・中山12R……②④⑤⑬⑯

・阪神10R……②③⑧⑩⑪

・阪神11R……⑪⑫⑯⑰⑱

・中京12R……③⑤⑨⑰⑱

 

勿論、いつもの通り3連複5頭ボックス10点買いってことで……。

 

 

 

2016年12月 9日 (金)

後楽園ホール・12月8日

 

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「寝てるんじゃなくて、むち打ち症の治療なんだわ。」

 

 

 

山岡荘八の文章の格調の高さは改めて日本語の素晴らしさを教えてくれるし、

表現の多彩さと奥深さには限りがないってことも知らしめてくれるんだわ。

 

“小説・太平洋戦争” は文庫本9巻から成り立ってて最近読み始めたんだけど、

第一巻の序文では彼の生き様のそもそもの原点を見い出すことが出来るし、

他の様々な文章の行間からも感じてた彼の冷徹な覚悟のようなものも、

成程なあって感じで素直に腹の中に納まるんだよね。

 

“小説・太平洋戦争” の雑誌連載が始まったのは1958年で、

アメリカではハードバップ・ジャズが全盛の頃だったんだけど、

併行して読んでる “徳川家康” はその10年ほど前に執筆されてたんだけど、

400年ほどもの年代差のある人間・戦争物語を行ったり来たりするのは

自分にとっては実にとってもワクワクしたり考えさせられたりする時間なんだよね。

 

 

 

所属ボクサーが他ジムへの移籍を希望してきた際、所属ジム側の対応としては、

① 世間的に妥当な範囲内での移籍金で解決する。

② 法外な移籍金をふっかけて……、

(a) この際だからってその法外な金銭をブン取る。

(b) 移籍を諦めさせる。

(c) こじれた関係のままそのボクサーを潰してしまう。

 

世間的に妥当な範囲内の移籍金と言っても、

協会の規約にはそれに関する決め事は何処にも書いてなくて、

昔はファイトマネー相当額だったんだけど、現在ではもっと高騰してて、

決められたファイトマネーの額さえ守られてないことが多い中で、

放置された移籍金問題は闇から闇って感じなんだよね。

 

当事者に確かめた訳ではないんだけど、

つい最近聞いた話ではあるボクサーは数千万円って高額を吹っかけられて、

要求した側はマジでその数千万円をブン取るつもりなのか、

そのボクサーに移籍を諦めさせる為の方便に過ぎないのか、

理解し得ない関係を終焉させるべく、そのボクサーを潰してしまう算段なのか、

全く推測の範囲を超えないんだけど、ひどい話が横行してるんだわ。

 

ファイトマネーを基準にした係数で移籍金も設定されるべきじゃないかって、

以前、協会の役員と話したことがあるんだけどね……。                                                             

 

 

暗澹とさせられることが多い中、それでもとにかく、

長嶺克則さんと松山真虎さん、三浦仁君達に軽く声を掛けて始まり始まり……。

 

 

 

① 和賀丈晃君(オサム)×荒川拓朗君(ジャパンS)……SB 4R

デビュー戦の22歳・岩手県と、デビュー戦の29歳・栃木県。

 

荒川君はリングインした後、グローブテープを修正させられてて、

自分的にはこういうのは絶対ダメでこういうケースでの勝率も低いんだよね。

 

<1R~2R>

デビュー同士の二人は戦う気持ちに溢れてたんだけどその分肩に力が入り過ぎで、

全体にガキゴキした動きに終始しててお互い、効き目の薄いパンチだったなあ。

 

1Rの中盤まではほぼ互角だったんだけど、その後荒川君の荒々しさが勝って、

和賀君の気後れ気味が目立っていったんだわ。

 

距離に関する意識や戦い方そのものも荒川君の方が吹っ切れてて、

和賀君の中途半端さが目に付いてきて、

このままじゃ荒川君の優勢勝ちじゃないかって感じだったもんで一旦離席。

 

 

戻ってスコアを聞いてたら、39-37、39-38、38-38ってことで、

やっぱりねって思ったら2-1で勝ったのは和賀君の方だったんだわ。

 

 

 

② 土田佑一君(協栄札幌)×泉谷貴史君(越谷634)

                          ………SL 4R

デビュー戦のサウスポー、22歳・北海道と、

デビュー戦の25歳・東京都。

 

<1R>

土田君がいきなり超乱暴系で突っ掛けて行ったんだけど、

一段落後は泉谷君も反撃していって、その後は互角の接近戦が続いたんだけど、

1分23秒、土田君のアッパー気味の右フックが直撃して泉谷君がダウン。

 

北西ポスト前での倒れ方がかなり激しかったもんで即のストップエンドで、

正式には1分25秒、土田君のTKO勝ちだったね。

 

 

この試合でもリングに上がってからすぐに試合に入らず泉谷君が手間取って、

その手間取った泉谷君がやっぱり負けてしまったんだわ。

 

 

 

③ 佐川遼君(三迫)×キム・ホーヤ……Fe 4R

デビュー戦の22歳・青森県と、4勝(2KO)4敗の18歳・韓国。

 

B級デビューの佐川君に相川学巳君がサポートセコンドに入ってたね。

 

<1R>

相手が前振りナシにいきなりガァーッと打ち掛かって来るもんで佐川君、

そんならってことで彼も大きな動きから大きく仕掛ける対応をしてたんだわ。

 

基本的には佐川君が優勢に進めてた残り48秒、

この時間帯になると二人の力量差がかなりハッキリしてきたんだけど、

強烈な右ストレートを綺麗に当て込んで佐川君が一発ダウンゲット。

 

<2R~3R>

その後はコリアン・ボクサーもタイボクサーとは違うところを見せて、

被弾を重ねながらも思いの外踏ん張ってたんだわ。

 

結局3R、佐川君が右、右、右を相手のボディやら顔面に連続喰い込みさせて、

2分03秒でのTKO勝ちだったんだけどね。

 

 

佐川君は適度な太さをした両手両足がそこそこ長くて懐も深いし、

かなりの馬力も有ってこの先が楽しみなボクサーだったんだけど、

一旦攻撃に移る際、それは相手が打ち返して来ないのを見越してたせいか、

ディフェンスが疎かになるっていうか、アゴが上がり過ぎる傾向が強かったんだわ。

先々の試合の中のどこかで大きく貰うと修正するとは思うんだけどね。

 

 

 

④ 三浦仁君(三迫)×熊谷直昭君(T&T)……SB 8R

8勝(1KO)1敗(1KO)の22歳・青森県と、

7勝(4KO)5敗(3KO)の26歳・東京都。

 

お互い実に対照的な戦い方をするからそのせめぎ合いが焦点だったんだわ。

 

<1R>

熊谷君の方が7~9㎝ほど上背で上回ってるんだけど、

彼はスタンスを広く取って低く構えることが多いもんでほぼ同じくらいなんだわ。

 

タイミング見計らってのイッセノセ系の熊谷君に対して三浦君、

相手の挙動を解った上での冷静な動きでキッチリプレスも掛けてたね。

 

一発大振りを外した直後の危険な間合いを回避すべく熊谷君、

大きく上体を振ってて、それはそれで成功してるんだけど、

次のショットに繋げるのを諦めた上での仕草なもんで単発単発なんだよなあ。

 

お互い、大きな有効打に欠けてた中、三浦君がコツコツショットでポイントゲット。

 

<2R>

熊谷君は雑でかつトリッキーなパフォーマンスを強めていったんだけど、

そんな中で1分26秒、右フックを大きく当て込むことに成功してポイントバック。

 

三浦君もその後、残り1分に右フックを当て返してたんだけど、

何となく中途半端な距離が気になってきて、

いっそのこともっと詰めまくってもいいんじゃないのかなあ……。

 

<3R>

熊谷君はこの日も殆どボディを攻めない顔面攻めオンリーで、

何かの拍子の一発ビッグヒットに賭けてるような感じだったなあ。

 

三浦君は中盤に相手の右の打ち終わりにワンツーを綺麗にヒットさせてたし、

熊谷君の動きに惑わされることなく正統派のキッチリボクシングだったんだわ。

 

<4R>

小ヒットの多さでは圧してはいたんだけど三浦君、

たまの中ヒット被弾でポイントを相手に渡してしまってて、

もう少し打ち終わりの動きに工夫すべきだし、正面に立ち過ぎでもあったんだわ。

 

ってことで試合半分を終えて自分の中では丁度イーブン。

 

<5R>

熊谷君が乱暴さを満開にさせていった中、

そもそも三浦君のジャブはどう評価されてるのかって気になりだしたんだけど、

終盤にかけては熊谷君にも振り過ぎた疲れが見え隠れし始めたんだわ。

 

それにしても三浦君、ここに来て真面目な性格がそのまま出てきてしまって、

打った後に動くとか、動いてから打つとか変化が欲しいところだったし、

熊谷君はブン回す時に顎が上がるからそこを狙い打てないのかってことで……。

 

<6R>

危険なことには変わりなかったんだけど、熊谷君が徐々に休み休みになってきて、

力を溜めてからでないと攻め切れなくなってきた感じで、

体もパンチも明らかに流れ始めた中、三浦君が手数で圧倒圧倒。

 

<7R>

間欠泉のような熊谷君の攻め込みをやり過ごした後に

三浦君が細かく反撃するっていうパターンが続いてたんだけど、

この回の熊谷君は気持ちを立て直したか残り1分20秒からは気合が入ってて、

頑張りロングラッシュで数ラウンド振りのポイントバック。

 

<8R>

お互い、ここまで結構微妙なスコアだって認識してたと思うんだけど

二人共、勝ち越しのA級ボクサーとしては最後の飛ばし方が今一のままで、

若干劣勢だった熊谷君に対して本木会長が、

「下がるな、相打ち、相打ち!」 って指示を飛ばしてたんだけど正しくその通りで、

三浦君の方にも 「手数! 手数!」 の声が飛んでたんだけど、

お互い、明確なアピールが出来ないままの終了ゴングで若干三浦君かなあ……。

 

 

熊谷君は折角当て込んでるのに打ち終わりに大きく体勢を崩すことが多くて、

だらしない感じが残ってショットそものの評価を下げてたんじゃないかなあ、

ってことで自分は77-75ってことで三浦君だったんだけど結局、

78-75、77-76×2ってことで三浦君のそこそこ際どい3-0勝ちだったんだわ。

 

 

 

⑤ 松山真虎さん(ワタナベ)×長嶺克則さん(マナベ)

                        ………51.5㎏ 8R

8勝(3KO)10敗(4KO)2分のランク6位、27歳・鹿児島県と、

12勝(8KO)1敗(1KO)のランク3位、25歳・沖縄県。

 

長嶺さんはオレンジイエローとグリーンのアディダスのニューシューズで、

いつものように宮崎辰也君がセコンドに付いてたね。

 

勝率やKO率からするとやっぱり長嶺さん優位は譲れないところで……。

 

<1R>

初っ端から長嶺さんのプレスがいい感じで、ジャブの精度と強さで上回ってたし、

最初のクリーンヒットは右も左も長嶺さんで、

松山君は殆どいいところを見せられないままラウンド終了ゴング。

 

<2R>

まずは長嶺さんの右ストレートで始まったんだけど、

その後0分28秒には松山さんもこの試合初めての右を綺麗に打ち返して、

いよいよ打撃戦が始まるかって思わせたんだけど、二人共そこそこ慎重で、

全体的には長嶺さんの反応の良さが目立ってたし、

残り1分30秒から見せたパンチの多彩さで圧倒してたんだわ。

 

中間距離ショットでもショートブローでも長嶺さんは実に美しくて、

その点、松山さんの引き出しの数の少なさが際立ってしまったんだわ。

 

<3R~4R>

この日の松山さんは意外なほど打たれ強くて、

何度かそこそこの直撃度のパンチを打ち込まれても殆ど平気な顔をしてて、

即の反撃にさえ移っていってたんだわ。

 

アレッ、今日の長嶺さんのパンチにはキレが足りてないって事なのかあ……。

 

<5R>

気が付いたら顔面の赤みと傷みは却って長嶺さんの方が進んでて、

派手さは無かったけど途中途中で松山さんも結構当ててたみたいだったんだわ。

 

このラウンドは松山さんの右で長嶺さんが左目上をヒットカットされてたし……。

 

<6R>

ただやっぱり松山さんの攻撃は若干単調と言わざるを得ず、

長嶺さんの上下打ち分けが目立ってきて、

ボディブローでガードを下げさせた直後の右ストレートが圧巻で、

膝カックンまでは至らなかったけど松山さんの頭を大きくのけ反らせたんだわ。

 

<7R>

前の回の手応えを頼りに長嶺さんが初っ端からの一気飛ばしで、

体勢を整える間もなく松山さんがあっと言う間に追い込まれてしまって、

勝負どころと判断した時の長嶺さんの回転力はホントに圧倒的だったんだわ。

 

精度の高いショットが続いたもんで松山さんには立て直す暇さえなくて、

被弾被弾を重ねるまま赤コーナー近くの東ロープに詰められた際にはもう危なくて、

何とか凌いで南ロープへ逃げた時には既に反撃するのは殆ど全く無理そうで、

ボコボコにされた上で最後は体を屈めたところに右を打ち下ろされて、

バッタリ倒れ込んでしまったのが0分38秒ってことで、

レフェリーの即のストップエンドと陣営からのタオルインとがほぼ同時だったんだわ。

 

控室に戻る長嶺さんは久し振りに顔面が傷んでて、

思わず目の方は大丈夫かって思ってしまったんだけどね。

 

 

 

⑥ 益田健太郎さん(新日本木村)×小澤サトシさん(真正)

               ………日本 SB タイトル戦 10R

25勝(13KO)7敗(3KO)のチャンピオン、33歳・鹿児島県と、

13勝(2KO)6敗(4KO)1分のランク13位、29歳・兵庫県。

 

通算戦績やらKO率、それにこれまで戦ってきたメンバーからいって、

正直小澤さんの勝ち目はとっても薄いんじゃないかって思ってたんだけど、

それにしても小澤さん、同じボクサーとの再戦がやたら多いし、

名の知れた強いボクサー達を敢えて避けてきたかのようでもあったんだよね。

 

<1R>

タイミングの取り方とかパンチの打ち出しを見てたら小澤さん、

それほど器用なボクサーには見えなくて詰め詰めはするけど、

シンプルなワンツーに終始してたし回転力不足でもあったんだわ。

 

これなら大丈夫だなって感じを自分と同様益田さんも抱いたみたいで、

利き腕のショットを外しても余裕の左フックだったんだわ。

 

終了ゴングが鳴った時には小澤さんは既に顔面をかなり赤くしてたんだよね。

 

<2R>

これまで戦ってきた相手のクオリティーの差が歴然と現れてきて、

小澤さんには攻撃の際の引き出しの少なさが目立ってきて、

自分にはごく普通のA級ボクサー以上には見えなくなってしまったもんで、

このラウンドが終わったら休憩タイムだなって思ってた残り51秒、

益田さんのワンツースリーフォーが連続ヒットして、

最後の手前の右ボディが効いてしまったみたいで小澤さん、

まるでタイボクサーのように腹を抱えながら崩れ落ちてしまったんだわ。

 

カウントが始まってから陣営からタオルが投げ込まれて結局、1分00秒、

益田さん会心のKO勝ちではあったんだけど力量差が有り過ぎだったんだわ。

 

 

 

⑦ 拳四朗さん(BMB)×レスター・アブタン

              ………OPBF LF タイトル戦 12R

8勝(4KO)0敗のチャンピオン、24歳・京都府と、

11勝(5KO)5敗3分のランク3位、25歳・フィリピン。

 

<1R>

アブタンからはそこそこのスピードとパワーを感じられたんだけど、

全体にかなりポキポキしたボクシングだったし、

そもそもきっちりジャブから組み立てるタイプではなくて、

いきなり大きく振り廻すのが目立ってたんだわ。

 

拳四朗さんの方はいつも通りのクールな立ち上がりで、

その流れるようなリズム感は見ててとっても気持ち良かったんだわ。

 

それにしても彼は一見ごく普通の大人しい青年の様にしか見えなくて、

それが廊下ですれ違ってもリング上でも変わらないもんで驚いてしまうんだわ。

 

<2R>

アブタンはそのオーバーハンドが得意技なのかってほどの振り回しで、

拳四朗さんは早くも見切ってしまった様な余裕の動きで、

決着もそう遠くなさそうな感じだったんだよね。

 

<3R>

ホントに決着は早く訪れて、まずは1分20秒、

相手のまたもやの大振りの打ち終わりに合わせて拳四朗さん、

踏み込んでの右ストレートを一閃タイミング良くハードヒットさせたんだわ。

 

思わずヨロけた相手の動きに手応えを感じた拳四朗さんが一気のラッシュで、

その4秒後、アブタンは青コーナー近くの西ロープ際で右に大きく体が傾いて、

ロープの間からリングアウトしそうになってしまってロープダウン。

 

火が付いた時の拳四朗さんはホントに全く物凄くて、

超速回転のショットの正確性と鋭さはもう惚れ惚れ以外の何物でもなくて、

もうこの時点で既に終わってたんだけどOPPFのタイトル戦ってことで、

何とかリスタートしたアブタンにもチャンスが与えられたんだけど、

結局それはチャンスどころではなくて、再度のフルボッコを喰らってしまっただけで、

殆どその場から動けなくて一発も打ち返すことが出来ないままの1分57秒、

どうにも全く手際のいい拳四朗さんのTKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 拳四朗さん

② 益田健太郎さん

③ 長嶺克則さん

 

 

 

昨日は奥様と晴太クンと一緒に宮崎辰也君のご両親が富山から来られてて、

「いつもお世話になってます。」 って言われて、 「いいえこちらこそ。」 って、

一応返したんだけど、お互い実はそれほどお世話をし合ってはいないんだけど、

御両親からは頂き物があってどうもアリガトゴザイマスってことで、

帰宅してから奥さんと遅い夕食で、自分には少し懐かしい味で美味しかったなあ。

 

父上及び母上殿、これからはどうぞお気を使うことなく、です。

 

 

 

2016年12月 7日 (水)

後楽園ホール・12月6日

 

Img_0951

「ん~とね……。」

 

 

 

日中はそこそこホカホカしてたのが出掛ける頃には北風ビュービューで、

ポッケに両手を突っ込んで肩をすくめながらのホール入りだったなあ。

 

石井会長や柳光会長、それから武士道ボクシングの星島さんとか、

一力ジムの鈴木さん、三迫ジムの久保さん達と、

昨日は業界の中の少しばかりヤバイ系の話をした後、

玉木善文君と相馬一哉君に頑張ってよコールして始まり始まり……。

 

昨日は赤コーナーは全て角海老ボクサー。

 

 

 

① 星大翔君×小玉将君(新日本仙台)……SL 4R

デビュー戦の18歳・埼玉県と、1勝(1KO)1敗(1KO)の30歳・秋田県。

 

自分はデビュー前のボクサーに関する事前知識は殆ど持ってないんだけど、

何人かの人に星君は凄いよおって聞かされてたんだよね。

 

リングインした星君は確かに凄くて、デビューボクサーだっていうのに、

オーダートランクスにスポンサーシールが10個ほども貼ってあったもんなあ。

 

<1R>

その星君は地味~なイデタチと風貌の児玉君とは明らかに一線を画してて、

年齢差も大きかったんだけど技術レベル的にも大差があったんだわ。

 

開始20秒ほどまでには早くも決着が見えてきそうな展開だったんだけど、

相手を見切って甘く見たか星君も何だか粗っぽいパフォーマンスで、

大きな雑振りを続ける中、中々正確なヒットに繋げられないままだったんだわ。

 

お互い、殆ど有効打が無いままに推移してた残り34秒のリング中央、

小玉君の右の打ち終わりに星君が綺麗に右ストレートを合わせ打って、

この辺のタイミングの捉え方はやっぱり下馬評が高いだけのことはあって、

実に見応えのあるダウンゲット。

 

何とかリスタートした小玉君、このまま終了ゴングかって思われた残り1秒、

赤コーナー近くで今度は右フックを多分ボディじゃないかと思ったんだけど、

強烈に打ち込まれてしまってこの回2度目のダウンを喰らってしまったんだわ。

 

<2R>

小玉君の回復具合を確認する前に決着場面がいきなり訪れて、開始18秒、

とにかく距離を詰めなくちゃって感じの小玉君を星君が巧いこと捌いて、

直後に実にタイミングのいい右フックを強烈打ち込みで、

小玉君のバッタンダウンを見たレフェリーが即のストップエンドで、

0分20秒、星君の前評判通りのTKO勝ちデビューだったんだわ。

 

 

圧倒的な力量差を感じさせはしたんだけど星君、

デビュー戦で舞い上がったってこともあったのかも知れないんだけど、

それにしても少々大きく振り回し過ぎてたのは間違いのないところで、

この日みたいに簡単にぶちのめしてしまうような試合を繰り返すのは良くなくて、

先に行って苦戦するのは渡部あきのりさんの二の舞になってしまう訳で、

ビデオレビューして来年の新人王トーナメントに向けて修正修正だと思ったね。

 

ただ、今後丁寧な試合が出来るようなら間違いなくレベルは突出してて、

岡田博喜さんのデビューの頃を彷彿とさせたのも事実だったんだわ。

 

 

星君は帝拳の梶兄弟とは幼馴染だっていうし、

田之岡条さんにとっては中学の後輩ってことで、

またもやボクサー同士の繋がりに成程なあって思わされたんだよね。

 

試合後大分経ってからロビーで星君とすれ違ったらニコッとしてくれたもんで、

ついつい感想を伝えてしまったんだけど、

後で思い返したらどう考えても初対面だったのにって訳わかんなかったんだけど、

もしかしたら以前田之岡さんや梶君兄弟達と話してた際に、

その取り巻きの若い連中の中にいたのかも知れないなあってことで……。

 

 

 

② 細谷大希君×戸高達君(L玉熊)……49.5㎏ 6R

4勝(1KO)1敗1分の21歳・東京都と、

5勝(1KO)1敗3分の27歳・東京都。

 

<1R>

プレスを掛け続けてたのは戸高君だったんだけど、

一瞬の打ち出しで後れを取ることが多かったし、

中間距離での捌きが巧くなくて細谷君の左フックがとっても目立ってたんだわ。

 

ってところで自分のすぐ隣に若い男女が座ってきて、

そいつらはボクシングには全く興味がないけど只券貰って仕方なくって感じで、

スマホを見ながらの世間話が実に実にウザかったもんでいきなりの席移動。

 

<2R>

細谷君は下がりながらではあったんだけど常にヒットの正確さで上回ってて、

特に中間距離でのやり取りでは圧倒してて、

戸高君としては接近してのシツコサだけで勝負って感じだったなあ。

 

<3R>

1分13秒、相手が前詰めしてくるところに細谷君が右フックを激しくヒット。

 

戸高君はジャブで繋げない片寄りの強いボクシングスタイルで、

めげずに前に出てはいるんだけど、見栄えのいいヒッティングからは遠かったなあ。

 

<4R>

開始すぐの14秒、細谷君が右を振り終わった際にバランスを崩してしまって、

左足をスリップしてしまったんだけどレフェリーはダウン裁定。

 

だけどあれはどう見ても戸高君の左が細谷君の首の後ろをかすっただけで、

すぐ近くで見てたはずのインスペクターが知らんふりしてたのは怠慢であって、

細谷君はいい加減な性格じゃないから違う違うっていうポーズも信じられる訳で、

前の日の村中さんのダウンをスリップって判定したのとは真逆の扱いだったんだわ。

 

インスペクター始め最前列で見てるジャッジ達がレフェリーに全部を任せ過ぎで、

結果的にはレフェリーの誤判断が横行してしまう事態を招いてしまう訳で……。

 

ってことで自分はこのラウンドも細谷君の10-9だったね。

 

<5R>

戸高君はスタミナ充分の上の山ほどの手数ではあったんだけど当たりが不正確で、

一方の細谷君もキッチリ当ててる割には効かせることが出来てなかったんだわ。

 

<6R>

二人共、まだそこそこの動きを維持できてて、ただ山場作りの意識に欠けてて、

相変わらず戸高君は精度の良くないショットを繰り返してて、

残り30秒からの踏ん張りショットの積み重ねで細谷君がポイントゲット。

 

 

ってことで自分は59-55で細谷君だったんだけど結局、

細谷君から見て58-57、56-57、57-57ってことで1-1ドローだったんだわ。

 

細谷君にはお疲れさんとだけ声掛けたんだけどね……。

 

 

 

③ 宮坂航君×玉木善文君(小熊)……SB 8R

9勝(2KO)4敗1分の27歳・東京都と、

7勝(4KO)3敗1分のサウスポー、22歳・東京都。

 

玉木君がキチンと距離をキープしてシッカリジャブから組み立てればって……。

 

<1R>

頭一個分ほど上背があってリーチも圧倒してる玉木君と、

一瞬の突貫からの連打が命っていう宮坂君の正しく距離が全ての一戦で、

相手が入って来る瞬間を玉木君が狙い打てるかってことでもあったんだわ。

 

中盤までは打ち出しが高過ぎた玉木君が徐々に低い打ち出しに修正できて、

中々いい感じのスタートを切ったんだけど、

宮坂君の方も終盤にはワンツーをそこそこ届かせるタイミングを掴んでたね。

 

<2R>

お互いに必ずしもKO率を誇る同士では無かったもんで、

究極の正確な当てっこ競争になっていったんだけど、

まだまだ警戒感の方が強かったか小康状態だったなあ。

 

<3R>

どちらが先に仕掛けるかってところだったんだけど、

まずは宮坂君が踏み込みざまの左フックで先行して、

玉木君の待ち過ぎの手数不足が目立ってきて、

合わせ打ちに絞り過ぎてるような感じで、

もっと先攻めも混ぜ込んでいかないと見切られてしまいそうなんだわ。

 

1分23秒、またもや宮坂君の左フックがヒットして、

玉木君はまだ淡泊な攻撃に終始してて、

無駄になってもいいから畳み掛けるような攻め込みが欲しいところだったんだわ。

 

<4R>

新しい展開を工夫して、とにかくこれまでとは別の動きを加えないと玉木君、

その手数不足は致命的な結果を招いてしまいそうで、

先を見据えてのことなのか慎重さだけが際立ってたんだよね。

 

一方の宮坂君にしてもいつも活きの良さとは程遠くて、

お互い、睨み合った蛇とマングースみたいなほぼ膠着状態が続いたんだわ。

 

 

試合半分にさしかかってこれじゃあなあって感じが強くなってしまったモンで、

自分的な気分転換の為の一旦休憩タイムってことで……。

 

 

7Rに戻って、あるジム関係者にどんな感じですかって尋ねたら、

やっぱり玉木君の手数が少ないままで、このままなら負けだって……。

 

そおかあ、あのままだったかあって見てたら、

玉木君の左ストレートが突然のヒットで宮坂君がダウンしてしまったんだわ。

 

それでもまだ玉木君が負けてるって、その人は言ったもんで、

自分はリスタート後からの玉木君の追撃をしっかり見据えてたんだけど、

負けてる方の追撃としては正直甘かったと言わざるを得なかったし、

そもそも玉木君、ショートブローの練習が足りないと思ったんだよね。

 

8Rにも玉木君、左を直撃させて宮坂君を北西ポスト近くまで吹っ飛ばして、

すぐ後ろのロープに助けられたけどあわやダウンゲットってところまでいって、

結局ダウンゲットに至らなかった分だけの判定負けで、

77-75、77-76、75-77ってことで宮坂君の2-1勝ちだったんだわ。

 

 

最後にダウンまで追い込めてれば逆の2-0勝ちだったんだけど玉木君、

それより何よりも序盤の4ラウンドまでを無為にやり過ごし過ぎであって、

そのことは試合後暫くして彼に行き合った際にも話したんだけどね……。

 

 

 

④ 今野祐介さん×相馬一哉君(一力)……SL 8R

10勝(4KO)3敗のランク4位、27歳・神奈川県と、

7勝(6KO)10敗(4KO)2分の36歳・福井県。

 

昨日は相馬姓のボクサーが二人出場したもんで一哉君ってことで、

彼は来年2月に定年を迎える負けたら引退必至のボクサーな訳で、

そりゃ巧くはない証のこの戦績なんだけど、

ボクシングの原点を知らしめてくれるまるでグラデュエイターのようなボクサーで、

それは今では彼のトレーナーをしてる沼田康司さんのようでもあって、

友人の宮崎辰也君にも通じるところがあって、

今野さんはランク3位だから負けてもランク落ちする可能性は無いんだから、

不謹慎この上ないことを承知したうえで、

この1試合だけ一哉君に譲ってくれないかってことでもあったんだけどね……。

 

<1R>

最初っから危なっかしいのは解った上ではあったんだけど、

まともなジャブの差し合いでは一哉君、全く勝負になってなくて、

ビシバシ決め込まれて早くも顔面が紅潮し始めたんだわ。

 

そのままの流れだった残り25秒には一哉君、

青ポスト前に追い込まれてのボッコボコでいきなり危ない危ないで……。

 

ところがところがこのまま一気終わりかって思わされた残り12秒、

追い込まれた一哉君が渾身の右フックを見事にカウンターヒットさせて、

一瞬今野さんの膝を緩ませて僅かばかりの希望の光を残したんだわ。

 

それでも自分の評価的には10:8.5ほどもの差が出てしまってたんだけどね。

 

<2R>

開始1分19秒、今野さんの右フックで一哉君がヨロッとしてしまって、

しっかりしたバランスの下の今野さんの正確なショットを前にして一哉君、

徐々に反応も悪くなっていっていったんだわ。

 

それでもそれでも一哉君、一旦自分の距離になるとここだここだって頑張って、

残り20秒からは今野君に西ロープを背負わせての連打連打で、

残念ながら正確なヒッティングには繋げられなかったんだけど、

ジム関係者や後援者、友人達に自らの気持ちを見せてたんだわ。

 

<3R>

時折の一哉君の反攻にも気持ちがこもってたんだけど、

試合の大勢は如何にも動かし難いままの残り38秒、

打ち終わりにキッチリ合わされてしまった今野さんの右ストレートは

この日一番の直撃度で、ついに一哉君がバッタンダウン。

 

かなりのダメージに見えたんだけど立ち上がってリスタートした一哉君、

ここは凌いで凌ぎまくっての終了ゴングだったんだわ。

 

<4R>

その前後はほぼ一方的に打ち込まれてはいたんだけど一哉君、

1分25秒辺りでの渾身のボディ連打には最後の気持ちを込めてたみたいで、

やることはやった、役目を終えたって感じの一段落を見せた途端、

当然なんだけど直後の今野さんの鬼攻めに晒されるばかりになってしまって、

そこからのフルボッコにレフェリーが見るに耐え切れなくなってのストップエンド。

 

1分51秒ってことだったんだけど、

一哉君はそれでも立ったままボクサー生活を終えることが出来たんだわ。

 

 

試合直後の一哉君とグローブタッチした後、

小林会長ともちょっと言葉を交わしたんだけど、

取り敢えず一段落させたって感じが漂ってたんだわ。

 

 

 

⑤ 阪下優友さん×望月直樹さん(横浜光)……F 8R

14勝(9KO)7敗(3KO)2分のランク5位、25歳・愛知県と、

10勝(6KO)1敗のランク9位、22歳・神奈川県。

 

<1R>

フレームのデカい阪下さんに対して望月さんが初っ端から強いプレスで、

活き活きした動きの中から例の鋭い回転力の左右を仕掛けていって、

途中の右の相打ちでは阪下さんが上回ったんだけど、

その後の小ヒットの積み重ねで僅かながらも望月さんのポイントだったなあ。

 

立ち上がりに手間取るというかエンジンの掛かりの遅い阪下さん、

フルショットに行く前の左手の捌きが不十分過ぎだったなあ。

 

<2R>

明らかに望月さんの方がいい感じのスタートを切ってて、

阪下さんは先手を取って望月さんを崩し切れないままっていうか、

どことなく吹っ切れないままのパフォーマンスで、

それは前回の藤北誠也さんとの試合の際にも感じた雰囲気でもあって、

早くもこの時点で阪下さんの勝ちが見え難くなってしまったもんで一旦離席。

 

 

足りなかったのはカウンターを狙うセンスなんかでは決して無くて、

そもそも試合に集中し切れて無いって言うか、

何を目的にリングに上がってるのかっていう踏ん切りさえ付いてなくて、

だから体の反応全体が中途半端に終わってるんじゃないかってことで……。

 

移籍したすぐの頃はもっとギラギラしてて刺激的なボクサーだったんだけど、

結婚して子供も出来て、パパボクシングになってしまったって感じなんだよね。

 

 

ブラブラしてる間に麻生興一さんと椎野トレーナーと次戦の話なんかして、

玉木君の応援に来てた田之岡条さんともヤアヤアってことで……。

 

 

結局、この試合は80-73、79-73、79-74ってことで、

見たまんまの望月君の圧倒3-0勝ちで、

来年のフライ級王座戦線に向けて名乗りを上げることになったんだわ。

 

 

 

この日も例の姑息な感じの目線の定まらない知ったかバカが来てて、

自らがそのボクサーに試合させてるような生意気この上ない大声を上げてて、

全くの見当外れなのにその自信たっぷりさが恥かしくないのかってことで、

結局コイツもサイコパス系なんだろなあってことで……。

 

 

 

⑥ 中川勇太さん×相馬圭吾さん(三迫)……SB 8R

18勝(9KO)4敗(1KO)1分のランク2位、27歳・滋賀県と、

8勝(4KO)11敗(2KO)2分のランク9位、21歳・茨城県。

 

阪下さんといい玉木君といい、ガツガツジリジリ詰め寄るボクサーに

呆気ないほどの負け方をしてしまったんだけど、

流石にハイランカーの中川さんは彼らとは違うところを見せ付けたんだわ。

 

ガツガツ来られるのが嫌いなボクサー達は一体どう交わして、

どう攻めたらいいのかを中川さんのボクシングから学ぶべきだと思ったね。

 

客席からはチョンチョン手打ちばっかりしてないで倒しに行けって、

大声出してた酔っ払いがいたけど全くの節穴なんだわ。

 

この日二人目の相馬君なもんで圭吾さんってことで……。

 

<1R>

頭半分以上デカい中川さんに対して圭吾さんは予想通りの戦法で、

更に背を低くしてしっかりガード固めてのジリジリ寄りで、

辿り付いたところで強烈左右フック狙いだったんだけど、

中川さんも勝手を知ってる上での冷静な対応が出来てて、

常に適度の距離を保ちつつ、相手が入って来る前の処置としては万全で、

全力打ちして返しに困ったりバランスを崩すってことのない軽ヒット軽ヒット。

 

<2R>

圭吾さんは近寄った瞬間に頑張り打ちしてたんだけど、

殆ど当たらずのまま下向いたままの攻撃で、

中川さんのボディ辺りを見ながら適当に打ってるって感じしかしなくて、

そういう時でもシッカリ上目使いしてる麻生興一さんとは随分違ってたんだわ。

 

中川さんからは早くも余裕のようなものすら感じられて、

それは具体的には彼のパンチの多彩さに現れてきて、

ガードが固くて当てどころの少ない正面攻めに敢えて拘らず、

大きなフックを耳際に打ってみたりボディに喰い込ませたり、

ショートフックの合間にアッパーも混ぜ込んで、

それも色んなタイミングで打ち分けて圭吾さんの出鼻を挫いてて、

一緒に見てた10count ジムの村越マネジャーも巧いわねえって言ってたんだわ。

 

<3R>

圭吾さんはデンプシーロール一本狙いのようになってしまって、

相変わらず下を向いたまま明るい未来が見えにくいままだったし、

後は中川さんが嫌気を差さないかだけがポイントになってきたもんで、

ソロッと離席してコーヒータイム。

 

 

この試合は中川さんが無理に行かずの判定OKでやってたと思うんだけど、

8Rに飛ばして1分31秒にTKO勝ちしたんだけどね……。

 

 

「兄ちゃんはいい試合したと思うよ。」 って航君に伝えたら嬉しそうだったなあ。

 

 

その航君はラウンドガールのリング出入りの際のサポートの役目を

この日は奥村健太君に譲ってたんだけど、その奥村君、

目の前を大きなバストが去来するもんでたまのチラ見は仕方なくて、

彼、九州の超悪徳クソジムから移籍してきて以来いいことばっかりなんだってさ。

 

 

 

⑦ 加藤善孝さん×レオナルド・ドロニオ……L 10R

29勝(9KO)7敗(1KO)2分のランク4位、32歳・茨城県と、

15勝(10KO)13敗3分の国内10位、28歳・フィリピン。

 

フィリピンボクサーとはいえ勝率ほぼ五分五分の国内10位だし、

自分の中では加藤さんの勝ち方が問われる試合だったんだけどね……。

 

フルラウンドまでいっての最終スコアは97-94、96-94、95-96ってことで、

加藤さんが2-1勝ちしたんだけど、何だかギリギリって感じが否めなくて、

陣営は試合終盤のスコア読みに若干バタバタしてたんだわ。

 

自分的には1R~4Rはイーブンで、5Rを取られた後の6R~8Rはゲットして、

9Rはまた相手のポイントで、その時点で1ポイントだけリードじゃないかって、

聞かれたからそう伝えたんだけどね……。

 

加藤さんの立ち上がりは特別悪いことはなかったんだけど、

いきなりのアッパーを起点にしたドロニオの意表を突く攻撃に面食らったか、

その後は例のストレートに近い鋭いジャブも出し惜しむというか、

キッチリ出し切れないことが多くなって相手に打ち込みのタイミングを与えてたし、

自らのリズムが取り切れなくて相手のボクシングに合わせてしまった様な、

若干大味の振り出しでの同じタイミングでの危険な打ち合いも多くなってたんだわ。

 

加藤さんは元々それほど器用なボクサーではないから、

上体を左右に振りながら攻めたりステップを工夫したりフェイント駆使したり、

兎に角そういう技を使い分けるボクサーではないんだから、

真正面に立つ以上ジャブは基本中の基本な訳で、

それが思うに任せなくなった時点でそれは自分の中では苦戦な訳で、

残念ながら明らかな格下相手にヘタを売ったとしか言えなかったんだよね。

 

加藤さんは最後までドロニオのアッパーから始まる強烈連打に戸惑ってたって、

それが自分の感想だったんだけど、どうなのかなあ……。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 中川勇太さん

② 望月直樹さん

③ 今野裕介さん

 

 

 

昨日試合が終わって一休みしてた時に宮崎辰也君から電話が入って、

メモを落としてませんかっていきなり言ってきて、

そんな筈はないだろって確認したら、アララ、バッグの中に無くて、

ある場所で落としてしまったのを偶然の偶然で宮崎君が見つけてくれて、

中を見たらそれらしい事が書いてあったもんでもしかしたらってことで……。

 

あんな大勢の人の中では違う人に拾われる可能性の方が莫大な訳で、

そんな汚いメモはゴミ箱行きが妥当なところの彼は救世主ってことで、

自分はそのメモを眺めながらその試合の流れを録画の様に思い出しながら、

結局はこういう試合だったって自分なりの結論付けをしてからブログを書くもんで、

これが無かったら書く気さえ失せてしまったかも知れないんだわ。

宮崎君、ホント、アリガトなんだわ。

 

 

 

2016年12月 6日 (火)

後楽園ホール・12月5日

 

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「ヒッ ヒエーッ! 3連単で200万ですかあ……。」

 

 

 

ホール入口前で周囲にとどろく様な着信音が鳴ったもんで見やったら、

なんと久高寛之さんだったんだわ。

 

 

 

試合前にアップするのはボクサーだけじゃなくて、

この日は3人のレフェリーがリング上で足元の確認なんかしてたんだけど、

ふと思いついて彼らのシューズのことを聞いてみたんだわ。

 

基本的には黒のボクサーシューズが多いんだけど普通のスニーカーでもOKで、

ただし踝(くるぶし)がしっかりカバーされてることが条件ってことで、

理由を聞いたら試合中に脱げないようにする為なんだってさ。

 

リングっていうのは後楽園ホールと地方ではかなり違うことが多いらしくて、

だからあるレフェリーなんかはホール用とそれ以外とを履き分けてるんだってさ。

 

 

 

この日は関西方面のJBCの試合役員の田中さんの自分が知り得る限り、

後楽園でのレフェリーデビューってことでいきなり第一試合だったんだわ。

 

 

昨日はデビューボクサーが8人もいたんだけど、

彼らを含めて4回戦ボクサーの殆どが活き活き弾けたパフォーマンスを見せて、

そりゃ勿論巧くは無かったんだけど実に気持ち良くさせてくれたんだわ。

 

途中の6回戦は中弛んでたんだけどファイナルは稀に見る激闘だったもんで、

ボクシングの面白さ楽しさを改めて感じさせてくれたんだよね。

 

 

 

① 山口成也君(厚木ワタナベ)×山崎雄大君(レイS)……Fe 4R

デビュー戦の24歳・神奈川県と、デビュー戦の22歳・千葉県。

 

<1R>

試合開始直後からいい感じで進めてたのは山口君だったんだけど、

開始29秒、山崎君の右からの返しの左フックが直撃して山口君がダウン。

 

逆ワンツーは山口君の予想を超えてたみたいだったんだけど、

殆どダメージを残さないままの冷静なリスタートで、今度は1分10秒の山口君、

大きく攻勢をかけての左右フックの直後の連打でダウンを取り返したんだわ。

 

お互い、へこたれない一からの出直しってことで、

残り30秒からは山崎君の盛り返しが目立ってて、

このまま山崎君優勢のまま終了ゴングかって思われた残り3秒、

山口君の再逆襲がとっても印象的だったんだわ。

 

ってことで正式スコアは10-10だったんだろうけど、

自分的には8-8からの8-7で山口君だったんだよね。

 

<2R>

まずは山崎君が得意の左フック2発で先行したんだけど開始1分10秒、

山崎君の出鼻に山口君がチョン打ち左フックをヒットさせて2度目のダウンゲット。

 

リスタート後の山崎君もメゲルことなくの踏ん張る踏ん張るではあったんだけど、

その左右フックは如何にもストロークが大き過ぎだったし、

決めパンチの合間を繋ぐジャブが打ててなかったんだよなあ。

 

<3R>

ここまで山ほどの当てっこ競争が続いたもんで二人共、動きにキレが無くなって、

特に山崎君は打ち終わりにバランスを崩すようになってきたんだけど、

それでも二人の頑張りには目覚ましいものがあったんだよね。

 

結局大きな手数差は無かったんだけど、

山崎君の打たれ方の形の悪さが目立ってたんだよね。

 

<4R>

お互い、ヘロヘロの中、まずは山崎君が右を2発ヒットさせて先行したんだけど、

かなり疲れてきたか彼のショートフックは殆どがオープン気味だったんだよね。

 

山崎君の頑張りに気圧されたか山口君は強く打ち出し切れなかったんだけど、

残り25秒、山崎君が大きく一段落した直後に必死に巻き返して、

見栄えのいい右ストレートと右フックを打ち返してたんだわ。

 

 

ってことで自分は37-34だったんだけど結局、

39-36、39-37、38-37ってことでやっぱり山口君の3-0勝ちだったね。

 

 

それにしても第一試合から掴みはOKって感じの大盛り上がりだったなあ。

 

田中レフェリーは途中一度だけボクサーと接触はしてたけど、

概ね的確な捌きで終えることが出来てたね。

 

 

 

② 周而立君(F赤羽)×丸谷雄亮君(高崎)……63㎏ 4R

デビュー戦の28歳・中国と、デビュー戦の27歳・群馬県。

 

<1R>

お互い、ノーガードの乱闘に近いボクシングから始まったんだけど、

上背とか手足の長さとか理想的な体型の丸谷君に対して周君、

中華料理店で働いてる豆タンクのようなあくまで突貫接近系ボクサーで、

お互い、代わり番この被弾を繰り返してたんだけど、

徐々に周君の鬼詰めに丸谷君が対処し切れなくなってしまったんだわ。

 

で、残り40秒ほどからは丸谷君が危ない危ないの下がる下がるで、

止め時が気になるままの残り6秒、最後は青コーナーに追い詰められて、

ボコボコ打ちされてしまって腰を落とした瞬間にストップエンドだったんだわ。

 

 

正式には2分55秒、周君のTKO勝ちだったんだけど、

デビューボクサーはああいう極端な戦い方をされると対応し切れない訳で、

一方の周君にしてもその汽車汽車シュッポッポボクシングがどこまで通じるのか、

ってことでもあるんだよね。

 

 

 

③ 長岡大樹君(F赤羽)×佐達崇君(全日本P)……B 4R

デビュー戦のサウスポー、33歳・埼玉県と、

デビュー戦のサウスポー、33歳・東京都。

 

比較的高齢デビューの33歳のサウスポー同士で、

思い出系の試合かと思ってたら……。

 

<1R>

二人共、初っ端から実に戦闘的だったんだけど、

長岡君がリーチ優位をシッカリ活かしたボクシングに徹底し始めた以降は、

状況がハッキリしてしまって佐達君が明らかに気後れしてしまってたんだわ。

 

その佐達君、もう少し深い前傾姿勢が必要だったし、

相手の長い手を掻い潜る度胸とか踏ん切りを付けないと新しい展開は望めなくて、

長岡君を気持ち良くさせるばかりだったんだわ。

 

余裕が出てきたか長岡君はデビューボクサーとは思えないパンチの多彩さで、

基本のワンツーやいきなりの右の中に、3発目にボディとか混ぜ込んでて、

佐達君を戸惑わせまくってたんだわ。

 

<2R>

セコンドに檄を飛ばされたか佐達君、この回は少し攻撃度を上げてきたんだけど、

それも30秒ほどしか続けられずまた元の木阿弥で、

ショットそのものにも柔らかさを欠いたまますぐに一段落してしまってたんだわ。

 

長岡君は多分目が良くないと思うんだけど終始しかめ面で、

まるで雨の中で試合をしてるような感じさえあっったんだけど、

ボクシングそのものは実に堅実で早くも佐達君の右目下を腫れさせてたんだわ。

 

 

ここに及んで佐達君の気持ち負けがハッキリしてしまって、

このままどうにもなりそうになかったもんでここで離席ってことで……。

 

結局40-36×3ってことで長岡君のパーフェクト勝ちだったんだわ。

 

 

ブラブラしてたらカシアスジムのボクサー達がいたもんで、

「今日の4回戦は面白いねえ、もしかしたら先週の律樹さんの試合よりも……、」

って話してるところにいきなり内藤律樹さんが現れて、何だこりゃってことで、

自分は素直に話してた内容を白状したら律樹さんは笑いながらの受け答えで、

そのままあの試合のレビューに付き合ってくれて、

途中で彼の知り合いが来たもんで自分が離れたんだけど、

そっちが一段落したら、話が途中だったからって彼がまた近寄ってくれたんだわ。

 

自分は話の続きより、話が途中だったからって戻って来てくれた事に驚いて、

両親にキッチリ育てられたんだろなあってつくづく思ったんだよね。

 

 

 

④ 椿英寿君(山龍)×山岡健介君(レイS)……Mm 4R

デビュー戦の24歳・東京都と、0勝1敗の23歳・千葉県。

 

<1R>

細い椿君と太めの山岡君の一戦は予想通り山岡君の詰め詰めで、

接近戦命ってスタイルを徹底されて椿君、距離を取り切れなくての苦戦苦戦で、

残り1分08秒の赤コーナー近くの北ロープ前、

スリー目かフォー目の右フックを直撃ヒットされてしまっていきなりダウン。

 

何とか立ち上がってリスタートはしたんだけど椿君、

殆ど回復出来てないまま山岡君の鬼追撃に晒されてしまって、

殆どリスタート後の場所から動けないままの即の20秒後だったんだけど、

耐え切れそうにないまま2分12秒のトップエンドだったんだわ。

 

後で聞いたら山岡君、4年以上振りの試合だったんだってさ。

 

 

 

⑤ 大黒福太君(F赤羽)×小笠原証君(全日本P)……Fe 4R

0勝2敗(2KO)の30歳・埼玉県と、デビュー戦の17歳・東京都。

 

<1R>

大黒君は若干目線を切るのが早い中、いきなりの奮闘は小笠原君で、

とにかく一旦詰め寄った際の連打が物凄かったんだわ。

 

ただ大黒君の方も残り1分02秒には右ストレートをきっかけにしての逆襲で、

二人共、顔真っ赤にしての激闘だったんだんだわ。

 

終盤にかけて大黒君も何発か当て込んではいたんだけど、

ラウンドトータルのヒット数では小笠原君じゃなかったかなあ。

 

<2R>

小笠原君はジャブ無し詰め詰めからの密着連打系のまま、

相手より13歳差もある若さを全面に押し出しての凄い手数だったんだけど、

2分過ぎまで苦戦気味だった大黒君も残り25秒からは大きく巻き返してたね。

 

<3R>

まだまだ厳しく詰め寄る小笠原君が攻勢を強めてた中の開始39秒、

3発ほど打ち返したボディブローの直後の大黒君の右、右が強烈ヒットして、

最後のパンチの前に既に効いてしまってたと思うんだけど小笠原君、

青コーナーの真ん前でドッタンって横向きに倒れ込んでしまったんだわ。

 

その倒れ方がそこそこ激しかったもんで即のストップエンドってことで、

0分42秒、大黒君の初勝利TKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

⑥ 高木秀明君(F赤羽)×齋藤建夫君(マナベ)……SFe 4R

3勝2敗2分の31歳・埼玉県と、2勝3敗(1KO)の30歳・埼玉県。

 

故郷に帰ってる筈の宮崎辰也君が齋藤君のセコンドに付いてたんだわ。

 

<1R>

最初っからしっかりプレスを掛けてたのは齋藤君の方で、

開始30秒、右左のボディフックの直後に顔面への右フックへ繋げてたんだわ。

高木君も左右のフック連打に力強さを見せてたんだけどね……。

 

<2R>

高木君はいつの間にか右目下が腫れてきて、

齋藤君の比較的地味な攻勢が効果を上げていったんだけど、

返しの左までの配慮には欠けてたんだよね。

 

高木君はまだエンジンが温まってないって感じが続いてるんだけど大丈夫なのか。

 

<3R>

お互いがお互いのパターンにハマってしまったって感じで、

展開が大きく変わらないままではあったんだけど、

齋藤君の一休みが目立った分、若干高木君だったかなあ。

 

<4R>

いずれにしても相当拮抗してた最終ラウンドだった訳で、

二人の思いの強さの差が結果に影響するって感じだったんだけど、

終始齋藤君の必死感の方が明らかに上回ってて、

ここに及んで返しの左フックが出るようになってきたし、

相変わらずグッドグッドのボディブローを放ってたんだわ。

 

 

ってことで自分は39-37で齋藤君だったんだけど結局、

40-37、39-37×2ってことで齋藤君が3-0勝ちだったんだわ。

 

 

こういうお互いにそれほどのパンチ力の無い同士の当てっこ競争っていうのは、

セコンドの役割が大きいって思ってるんだけど、

ヘルプに入った宮崎君のアドバイスはとっても的確で、

ああしろこうしろって言うよりはボクサーを褒めて気持ち良くさせてたと思うし、

残り時間の伝達もシッカリ出来てて、功績大だと思ったんだよね。

 

試合後の齊藤君は久し振りの勝ち星に勿論笑顔笑顔のグローブタッチだったね。

 

 

 

⑦ 山中章弘君(F赤羽)×阿部義樹君(元気)……F 6R

5勝(2KO)5敗(1KO)1敗の29歳・東京都と、

4勝(1KO)4敗3分の30歳・宮城県。

 

この二人の対決は正直退屈系のフルラウンドじゃないかって思って、

1Rの攻防では山中君の方がより細かく正確に打ち込んでたもんで、

多分山中君じゃないかなあって思いながらの休憩タイムだったんだけど、

直後の2Rにその山中君の右のロングフックが大直撃して阿部君が昏倒ダウン。

 

ってそこまでは一力ジムの鈴木マネジャーに教えて貰ったんだけど、

遠目にダウン後を見てたら阿部君が赤コーナー前で何とか立ち上がったんだけど、

アレレッて感じでふらつきながらロープにもたれ掛ってしまったモンで、

2分10秒のストップエンドで山中君のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

⑧ 小山哲也君(横田S)×宮川大吾君(日東)……Fe 6R

6勝(2KO)8敗(1KO)の35歳・神奈川県と、

3勝5敗(2KO)2分の24歳・東京都。

 

この試合もさほど興味を惹かれなかったもんで再度の休憩タイムだったんだけど、

フルラウンドの経緯を聞いたら、1R、2Rを獲った宮川君がその後タレてしまって、

3R~6Rの全部を獲られてしまっての解り易い58-56×3ってことで、

小山君の逆転3-0勝ちだったんだってさ。

 

 

 

ロビーで 「チワッ。」 って声掛けてくれたのがホントに久し振りの長瀬慎弥さんで、

元所属ジムボクサーの応援だったんだよね。

 

 

 

⑨ 土屋浄司君(F赤羽)×大久保大騎君(E&Jカシアス)

                            ………SL 6R

4勝(4KO)4敗(3KO)2分の23歳・東京都と、

6勝(4KO)5敗(5KO)の30歳・神奈川県。

 

この試合は自分の中では結構必見で、

お互いの勝率の中でのKO勝ち数やKO負け数が半端じゃないんだわ。

 

見ればすぐ解るんだけど、お互いの長所と欠点が剥き出しなんだよね。

 

可哀相に土屋君はパンフのプロフィールが完全に間違ってて、

名前の読み仮名から始まって戦績や年齢、出身地の全てが二つ前の試合の

山中章弘君のモノがコピーされてて、度を超えたミスだったんだわ。

 

<1R>

重心を後ろ足に置いてそっくり返り気味にジャブを打つ土屋君なんだけど、

そのヘナチョコジャブに騙されると大変なことになる訳で、

一旦攻勢に出る際の振り回し方には常人を超えたモノがあって、

いきなり危険度が増してしまうんだよね。

 

大久保君としては相手の出方を慎重に見極めて、

まずはカウンターのタイミングを計ればいいって思ってたんだけど、

開始僅か26秒の赤コーナー前だったなあ、

左フックをカウンターで貰った直後の右ストレートを直撃されてしまってダウン。

 

リスタート後の土屋君は相手をバカにするような安っぽい仕草をしてて、

基本的には大したボクサーではないのに無駄な反感を買ってたなあ。

 

それにしても大久保さんはその後もいとも簡単に貰い過ぎるのは問題があって、

実は既に最初の一発で効いてしまってた訳で、

残り1分頃には再び危うくなってきて、残り50秒のまたもや赤コーナー前で、

右フックをまともに貰ってしまってこの回2度目のダウン。

 

何とか立ち上がりはしたんだけど全く反撃姿勢を取れないまま、

右ストレートを薄くヒットされて頭がのけ反ってしまったところでストップエンド。

 

 

自分の左側には内藤律樹さん、右側には小浦翼さんが控えてて、

最初のダウン後から必死の大声でアドバイスを送り続けてたんだけどね。

 

 

全部の試合が終わった後、大久保君が帰るところに出くわしたもんで、

ちょっとばかり反省会だったんだけどね。

 

 

 

⑩ 村中優さん(F赤羽)×久高寛之さん(仲里)……53㎏ 8R

24勝(8KO)2敗1分のランク8位、31歳・鹿児島県と、

24勝(10KO)15敗(2KO)1分のランク11位、31歳・大阪府。

 

同い年で同じ勝利数なんだけど、村中さんは12勝1敗ペースであるのに対して、

久高さんは5勝3敗ペースの戦績な訳で、いつも思うんだけど久高さん、

確かにその一発一発には迫力と威力が十分込められてはいるんだけど、

その一発一発に込める力をもっと落として、

出来た余力を打数に注いだ方がいいんじゃないかってホントにいつも思うんだわ。

 

そうした方が結果的には緩急のある効果的な打撃を実現できると思うし、

一段落の時間の多さで簡単に相手に攻め込むタイミングを与えなくて済むしね。

彼のボクシングはフェザー級のそれのようなんだよね。

 

<1R>

まずは村中さんが積極プレスの中、結構早め強めの仕掛けだったんだわ。

 

勿論、久高さんのショットも相変わらずシッカリしてたんだけど、

ポイントになるヒット数としては村中さんが圧倒してて、

いい感じのリズムを掴んだって感じだったんだよね。

 

<2R>

肩の肉付き含めて体全体の逞しさは久高さんが凌駕してて、

1分24秒でのショートワンツーも実に実に力強かったんだわ。

 

お互いに相手の腕を掻い潜って打ち込むのがとっても巧くて見所満載で、

終盤にかけての村中さんの反撃も印象的ではあったんだけど、

序盤の攻め込みで久高さんのポイントだったなあ。

 

<3R>

久高さんはやっぱりどうしても手数の見劣り感が付きまとってて、

開始1分までのショート戦は明らかに村中さんが征してて、

ボディへの打ち分けも十分以上だったなあ。

 

久高さんも踏み込みざまの左フックが良かったんだけど、

畳み掛ける攻撃の見栄えでやっぱり村中さんだったなあ。

 

<4R>

何だか久高さんが休み休みになってきた中、村中さんが追う追うの打つ打つで、

久高さんが1発打ち込むと、村中さんが3~4発打ち返すって感じで、

何だか久高さんはボディが効いてきたような感じさえあって、

残り40秒からはそこそこ盛り返してはいたんだけど、

このラウンドは自分の中では10:8.5ほどもの差が出てしまったんだわ。

 

<5R>

ラウンド全部を飛ばし切れなくなったか久高さん、

残り1分とか残り30秒からなら頑張れるって感じがし始めたんだけど、

それにしてもまあボディを攻めないなあって見てた残り1分20秒、

突然の激闘が始まっての残り51秒、若干優勢だった久高さんの右がヒットして、

思わず村中さんがダウンしてしまったんだわ。

 

レフェリーはスリップって裁定をしたんだけど、

例え足が絡まったとは言え、久高さんが内掛けにいった訳でもなくて、

打撃戦の末被弾しても足が絡んだらセーフっていうのはどう考えても変で、

絡んで倒れ掛かった時に殴られたのならスリップが妥当だと思うけど、

被弾と足の絡まりがほぼ同時だったり、被弾直後の絡まりだったのなら、

それはもう明らかにダウンだと思うんだけどなあ……。

 

リスタート後の村中さんは明らかに効いてしまってて、

見計らった久高さんも一気の追撃だったんだけど、

村中さんが凌ぎ凌ぎしまくったんだわ。

ってことで自分のスコアとしてはこの回は10:8で久高さん。

 

<6R>

元気を取り戻したか、久高さんがいきなり元気満々の攻め込みだったんだけど、

この回最初のクリーンヒットは村中さんの右フックだったんだわ。

 

直後の久高さんも怯むことなく即の反撃で村中さんの被弾数が増えてきたんだわ。

 

1分40秒、久高さんの一段落を突いて村中さんが逆襲したんだけど、

そのまた直後には久高さんの再逆襲って、実に目まぐるしかったんだけど、

ヒット数と有効度の点で久高さんだったなあ。

 

ってところで手元を確かめてみたらここまで48-47で久高さんで、

より顔面が腫れてるのは村中さんの方だったなあ。

 

<7R>

久高さんの右のショートカウンター対村中さんのボディショットっていう様相で、

一発のパワーでは見劣りする村中さんのパンチも積み重ねられればそれなりで、

何だか久高さんに疲労の色が著しくなって残り1分05秒、にわかに怪しくなって、

こりゃ決着も見えてきそうだって感じさえあったんだよね。

 

ただ歴戦の勇士の久高さんの気持ちを込めた盛り返しも流石の流石で、

その後、ラスト30秒からは再度村中さんが踏ん張り返してって、

正しく混沌混沌だったんだけど、自分は村中さんに優勢ポイントを振ったんだわ。

 

<8R>

ポイントを勝ち越してるっていう意識は多分お互いに無かったと思う最終回で、

久高さんも最後の気持ちを込めて飛ばして来たんだけど、

村中さんの山ほどの手数はそれこそ圧巻で、

若干の疲労感を伴ったままではあったんだけど、

角度に工夫したショートブローの打ち分けは信じ難いほどだったんだわ。

 

ってことで、最初の1分半を村中さんが征してたんだけど、

その後、残り1分08秒からの久高さんの巻き返しはそこそこ強烈で、

まだまだシッカリ腕が振れてのほぼイーブン戻しだったんだけど、

ヘバったところからの頑張りに関してはやっぱり村中さんの方が上回ってて、

残り30秒までの若干の劣勢を残り12秒からのヒットヒットで打ち勝ってたんだわ。

 

 

自分的にはこの最後の最後でのもうひと頑張りの差が試合を決めた訳で、

76-75で村中さんだったんだけど結局、

77-75、77-76、76-76ってことで村中さんの2-0勝ちだったんだわ。

 

久高さん陣営からは5Rのあれがダウン裁定だったら勝ってたって言ってたけど、

気持ちは解らないでもなかったけど、例えそうだったとしても、

76-75、75-76、76-76の1-1ドローなんだけどね……。

 

 

こういう試合になるとボクサーには申し訳ないけど、

スコアはどうでもいいって感じがしないでもなくて、

いい試合を見た時の独特の高揚感にひたすら二人に感謝なんだよね。

 

 

「最後まで見てくれましたか?」 って試合直後に村中さんに聞かれたんだけど、

自分の感想を伝えたら満面の笑顔だったんだわ。

 

その後、古里トレーナーとガッシリした握手を交わした後、

村中さんが二人の子供達とかその沢山の友達に囲まれて、

まるで保育園の先生みたいになってた横で、

外し終えたばかりのバンデージを見せて貰ったんだけど、

これがまあ見たことがないほど綺麗な巻き方のバンデージで、

自分は古里さんのこだわりを聞かせて貰って古里巻きと命名したんだわさ。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 村中優さん

② 久高寛之さん

③ 齋藤建夫君

 

 

 

2016年12月 4日 (日)

後楽園ホール・12月3日

 

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“紙ネコ”

 

 

 

朝起きたらBSでフェニックス・オープンの最終日最終ラウンドをやってて、

松山英樹とリッキー・フェンテスがプレーオフってことで、

4ホール目で決着して松山が2年振りの米ツアー優勝だったんだけど、

ギリギリの中での二人の攻防は緊張感満々だったなあ……。

 

 

 

朝は6時半にならないと明るくならないし、夕方は5時を過ぎる頃には夕闇で、

近くに寄らないと人の判別が付き難い中、梶兄弟の親父さんが声を掛けてくれて、

この日の颯さんの相手は何チャラ・何チャラとしか書きようのない、

難しい名前のタイボクサーだったせいか、

「どうせ今日は見てくれないんでしょ。」 って言われてしまったなあ。

前後に小浦翼さんも加わって色々話してのホール入り。

 

 

エレベーターで本田会長とバッタリで 「お久しぶりです。」 って挨拶した後、

長野マネジャーにある件で御礼を伝えて始まり始まり……。

赤コーナーは全て帝拳ボクサー。

 

 

 

① 堤アキラ君×川島克彦君(将拳)……SF 4R

3勝(2KO)2敗1分の24歳・東京都と、2勝(2KO)0敗の34歳・千葉県。

 

10歳差のあるどっちかっていうと乱雑なハードヒッター同士。

 

<1R>

上背とリーチで劣勢の川島君が例の如くチャカチャカ動きまくって、

とにかく嫌らしいほどの手数で圧倒してたんだわ。

 

堤君は相手が入って来るところに右を合わせたがってたんだけど、

的を絞り切れないままのやり難さが表情に出てきてしまってたなあ。

 

<2R>

ショート戦は分が悪いんだから堤君、もう少し先攻めも混ぜるべきなんだけど、

早くも腕振りが甘くなって、って見てたら川島君も緩んできてしまって、

お互い、覚悟の上の弱い被弾を交互に繰り返してたんだわ。

 

<3R>

スタミナ系の殆ど気持ち戦のようになってきて堤君、

もう少ししっかり当て込めばダウンゲットまで見えてきたんだけど、

回転力の見劣り感が強くてのズルズルで、

一方の川島君もボディブローが効いてしまったかのようなグズグズで……。

 

<4R>

お互い、ブッチャケ下手の見せ合いになっていったんだけど、

どちらもヘロヘロの中、最後まで踏ん張り切るのはどっちかってことで、

興味はその行方に移って行ったんだわ。

 

前のラウンドと同様に最後の30秒を頑張ったのは川島君ではあったんだけど、

ラウンド序盤は堤君だったもんで、このまま判定に持ち込まれそうで、

自分的には38-38だなあって見てた残り14秒、

何を思ったか何が危ないと思ったか突然のレフェリーストップで、

2分44秒の赤コーナー前、川島君のTKO勝ちになってしまったんだわ。

 

あと16秒が待てなかったのかってことでもあったし、

ここで止めるなら3Rの後半にも幾らでも止め時はあったと思う訳で、

陣営の抗議にも同情的になってしまったんだよね。

 

 

 

② 松原陵君×魯成伯君……SF 6R

5勝(5KO)1敗の25歳・岐阜県と、6勝7敗2分の36歳・韓国。

 

これも11歳差もある一戦で相手は定年間近のコリアン・ボクサーで、

この戦績差では殆ど試合になりそうになかったもんでトイレに行って戻ったら、

もう既に終わってて1R0分50秒、勿論松原君のKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

③ 梶颯さん×何チャラ・何チャラ……SF 6R

5勝(4KO)0敗のランク13位、19歳・神奈川県と、

9勝(1KO)7敗1分の23歳・タイ。

 

やっぱり颯さんのふくらはぎは物凄くて、

一方のタイボクサーは細身細身のまるで割り箸のようだったんだわ。

 

<1R>

割り箸タイボクサーは見た目通りの気持ちまで割り箸で、

何だかゲイのような仕草をしながら余り痛くしないでねって感じで、

殆ど全く自分からは手を出さない来日目的不明のまま、

1分33秒の青コーナー前でゴロンと倒されてしまったんだわ。

 

余りにも余りだったもんでカウント中に離席してしまったんだけど、

結局1R2分18秒、颯さんのTKO勝ちだったんだけど、

あの程度なら自分でも勝てそうな感じで、

颯さんには練習にもならなかったんじゃないかなあ……。

 

 

 

④ 永野祐樹さん×垂水稔朗君(協栄)……W 8R

9勝(6KO)2敗(1KO)のランク9位、サウスポー、27歳・熊本県と、

5勝(3KO)2敗3分の23歳・愛媛県。

 

垂水君と親しい宮崎辰也君が隣に座っての観戦で、

スマホの待ち受け画面の晴太クンが既にもう彼にそっくりで、

「やっぱり相手の方が強いですか?」 って言ってたんだけどね……。

 

<1R>

同じモデルで同色のアシックス・シューズの二人が登場して、

やっとボクシングらしくなったんだけど、永野さんが思いの外慎重な中、

まずは垂水君の積極的な仕掛けが目立ってて、

薄かったんだけど右ストレート3発、左フックからの右ボディ2発で先行して、

とにかく垂水君の右ストレートのキレの良さが特に際立ってたんだよね。

 

<2R>

永野さんが若干プレスを強めていって、体の入れ替え方も良かったんだけど、

中々当てさせてくれない状況が続く中、

距離感がいい垂水君の右ストレートが継続して見栄え良かったんだよね。

 

<3R>

2ポイントビハインドの永野さんが相当攻めあぐみ始めて、

チョン当てしてもそこからの踏み込みが甘くて中々ハードヒットに繋げられなくて、

中盤にはやっとのことで左ストレートをクリーンヒットさせたんだけど、

前後の中ヒットの山でやっぱり垂水君が優勢だった残り僅か2秒のリング中央、

待ちに待ってた永野さんの左フックがカウンターヒットして見事なダウンゲット。

 

<4R>

垂水君はそれほどのダメージを残さずの立て直しだったんだけど、

永野さんにとってもここからが一からの組み立て直しな訳で、

左をフェイク打ちして右フックって方法も有効なんじゃないかって見てたんだけど、

残り2分までは垂水君の立て直しの方が成功してたんだよね。

 

ところがところが垂水君がいい感じで攻め立ててた残り42秒、

前のラウンドとほぼ同じようなタイミングで永野さんの左フックを貰ってしまって、

垂水君が実にもったいない感じのダウンを喰らってしまったんだわ。

 

垂水君はこのダウンもまずまずのリカバリーでそれ以上追い込まれることなく、

何とか終えることが出来たんだけど、右目下には明らかに傷を作ってたんだわ。

 

<5R>

永野さんのショートカウンターのタイミングは相変わらず抜群だったんだけど、

垂水君も上下打ち分けに活路を見出しつつあって、

お互い、クリーンヒットは少なくてポイントを振り分けるのが難しかったんだけど、

残り15秒を切ってからの右ストレート2発で垂水君がポイントゲット。

 

<6R>

開始30秒、永野さんの左と垂水君の右がほぼ相打ちになって、

衝撃度の違いと足送りの差で垂水君が弾かれ系のダウン。

 

セコンドからのアドバイスに素早く反応してたのは明らかに永野さんの方で、

リスタート後もこのまま押し切るかって思われた残り34秒、

まだまだ体力と気力を失ってなかった垂水君が大きく反攻で、

左ボディの後の右ストレートを綺麗に打ちこんで永野さんを揺らがせたんだわ。

 

アラララーッて思った直後、それはまたもやまたもやって感じだったんだけど、

攻勢に出た際の垂水君のガードが危ないままのガラガラで、

そこをシッカリ狙い切れた永野さんも流石のランカーってことで、

千載一遇の垂水君のチャンスを瞬間に摘み取ってしまっての左、左で、

3発ほどの連続打ち込みの全てが直撃してあっと言う間に垂水君、

赤コーナー際に追い込まれてしまって半身になっての目が虚ろで、

それを見計らったレフェリーが2分55秒のストップエンドだったんだわ。

 

垂水君、ここが攻め時だっていう時の粗っぽさがアダになってしまったなあ。

 

 

 

⑤ 大野兼資さん×阿久井政悟君(倉敷守安)……50㎏ 8R

11勝(6KO)1敗(1KO)のランク9位、サウスポー、28歳・愛知県と、

8勝(4KO)0敗1分のランク12位、21歳・岡山県。

 

去年の全日本新人王の阿久井君があの時より実力を付けてたんだわ。

 

<1R>

同じLF級のランカーなんだけど、二人のフレームの大きさには大差があって、

阿久井君の方が1~2階級上のような感じだったし構えも大きかったなあ。

 

若干プレスを掛けられ気味のまま気後れ感も感じられた大野さん、

開始僅か39秒に阿久井君のいきなりの右ストレートを貰ってしまってダウン。

 

その直前の阿久井君の返しの左フックが既に効いたみたいで、

いずれにしても何とかリスタートはしたものの大野さん、

明らかにダメージを回復し切れてないままいきなり終焉間近な感じだったんだわ。

 

阿久井君は益々自信を深めたかのような更に鋭い腕振りで、

大野さんも何とか何とかって手は出してたんだけど如何にもひ弱になってしまって、

下がる下がるのままの2分03秒、大きく反撃するのは最早無理ってことで、

セコンドからのタオル投入でのTKOエンドだったんだわ。

 

 

 

ここまで5試合32ラウンドの予定だったところ13ラウンドで終わってしまって、

途中休憩もあったんだけどメインにはまだまだ余りにも早過ぎるってことで、

30分ほどもの休憩が挟まれたもんで、色んな人と話なんかして、

伊藤雅雪さんとか三迫ジムの久保さんとか、一力ジムの鈴木さんとかね……。

 

自分の勝敗予想にもダメ出しされたんだけど、

あれには自分の思いもこもってるってことで安易な妥協はしなかったんだわ。

 

 

 

⑥ 尾川堅一さん×内藤律樹さん(E&Jカシアス)

               ………日本 SFe タイトル戦 10R

19勝(16KO)1敗(1KO)のチャンピオン、28歳・愛知県と、

15勝(5KO)1敗のランク1位、サウスポー、25歳・神奈川県。

 

昨日はこのカードだけでホールが満杯になったと言えないこともなくて、

第一試合からバルコニー含めて立ち見の人達が溢れてたんだわ。

 

事前の期待度が高かった分、正直自分にとっては期待外れ感の方が大きくて、

この試合はラウンドバイを追いかける必要は全くない延々のマンネリで、

強い者同士の再戦っていうのは往々にしてそうなりがちなんだけど、

終始それなりの緊張感は続いてたんだけど、

二人共、最後の最後まで吹っ切れてなかった言うか、

結果的にはお互い充分な余力を残しての退屈な試合だったんだよね。

 

5Rを終わっての自分のスコアは48-47で内藤さんだったんけど、

3人のジャッジは真逆の48-47で尾川さんで、

最終判定は3人共が96-94で尾川さんだったんだけど、

これは殆どチャンピオンフェイバーに過ぎないほどの小差だったんだわ。

 

自分は95-95でいずれにしても尾川さんの3度目の防衛が叶ったんだけど、

ジャッジのスコア的には前半の48-47がそのまま2倍されただけで、

前半を終えての僅差戦をどちらかが打破すると思ってたのが結局そのままで、

実に盛り上がりに欠けた展開だったと言わざるを得ないんだわ。

 

特に内藤さんの頑張り不足感は残念この上なくて、

尾川さんが最後までとっても単調な瞬間ボクシングに終始してたんだから、

幾らでも突破口はあった筈だし、見つけるべきであった訳で、

陣営は尾川さんのバッティング系を大きく非難し続けてたけど、

オーソドックスとサウスポーが利き腕をイッセノセで打ち合えば、

同じ位置に頭が行くのはある意味当然でもある訳で、

戦法の転換をこそ強く指示すべきじゃないかって思ったんだけどね。

 

二人共、上下の打ち分けが不十分なままで終わってたし、

カウンターのタイミングも狙い切れてなくて、連続攻撃も全く見られなかった中、

全体を通して刺激的なクリーンヒットも殆ど無かったもんで、

結局は打ち出しが派手な分、尾川さんに傾かざるを得なかったかなあ……。

 

 

 

それにしてもあのカメラジジイ、名古屋辺りから出張って来るらしいんだけど、

腕章も付けないままリングサイドをウロウロしまくってウザかったから、

以前どやしてからは自分の近くには来ないようにはなったんだけど、

試合写真の他リングサイドの関係者にカメラを向けることが多くて、

出来上がったプリントを後日その関係者達に配って、

そのことを免罪符のように使ってこのカメラジジイ、

1回も入場料を払わないっていう全くの不正入場者なんだよね。

 

プロモーターが目を瞑れば他人がとやかく言う問題ではないんだけど、

以前ある興行で関係者受付席に若者しか座ってなくて、

いつものようなスンナリの不正入場が叶わなかった際、

俺の事を知らないのかって面して憤慨してて勘違いも甚だしかったし、

そもそもやたら他人にカメラを向ける行為は時には周囲の不快を伴う訳で、

浅草ウィンズ辺りでそんな事やったらボコボコにされる場合だってあるんだからね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 永野祐樹さん

② 阿久井政悟君

③ 特にナシ

 

 

 

【村木田渾身競馬】

昨日の競馬には3レースに参加したんだけど中山10Rの3連複をゲットして、

回収率1,113%、つまり投資額の10倍以上のリターンがあったんだわ。

5頭ボックス買いをしたんだけど、ナントその5頭全部が5着以内ってことで、

何年かに一度あるんだけど5連複ゲットの快挙でもあったんだわさ。

 

 

 

2016年12月 3日 (土)

12月のボクシング

 

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「ねえ、結婚指輪は普通左手薬指じゃないの? 婚約指輪ってこと?」

 

 

 

12月ボクシングは今日3日から始まって、例年のように大晦日まであるんだけど、

自分としては10ボクシングに参加する予定なんだわ。

 

 

 

【12月のボクシングスケジュール】

*左側が勝者予想、敬称略。

 

 

・12月 3日………(後楽園)

内藤律樹×尾川堅一、大野兼資×阿久井政悟、永野祐樹×垂水稔朗、

川島克彦×堤アキラ、梶颯、松原陵。

 

 

・12月 6日………(後楽園)

村中優×久高寛之、大久保大騎×土屋浄司。

 

 

・12月 6日………(後楽園)

加藤善孝×レオナルド・ドロニオ、中川勇太×相馬圭吾、坂下優友×望月直樹、

相馬一哉×今野裕介、玉木善文×宮坂航、細谷大希×戸高達。

 

 

・12月 8日………(後楽園)

拳四朗×レスター・アブタン、益田健太郎×小澤サトシ、長嶺克則×松山真虎、

三浦仁×熊谷直昭。

 

 

・12月12日………(後楽園)

佐々木洵樹×玉川裕太、仁平宗忍×栗原慶太、近藤明広、中嶋孝文、

丸亀光。

 

 

・12月14日………(後楽園)

嶋崎俊×本田正二郎。

 

 

・12月14日………(タイ)

小野心×ノックアウト・レッシュマート。

 

 

・12月19日………(後楽園)

土屋修平×野口将志、藤原陽介×渡部大介、大塚隆太×清瀬天太、

福原力也、小浦翼。

 

 

・12月23日………(後楽園) 全日本新人王決定戦。

 

 

・12月24日………(後楽園)

胡朋宏×淵上誠、白鳥大珠×森田陽、石井龍誠×田中一、

赤穂亮、成田永生、富岡哲也。

 

 

・12月30日………(有明)

井上尚弥×河野公平、八重樫東×S・ゴーキャットジム、原隆二×山本浩也、

井上浩樹×宇佐美太志、平岡アンディ。

 

 

・12月31日………(岐阜)

田中恒成×モイヤス・フェンテス、下田昭文×林翔太。

 

 

・12月31日………(京都)

小國以載×ジョナタン・グスマン、大森将平×リー・ハスキンズ。

 

 

・12月31日………(蒲田)

内山高志×ジェスレル・コラレス、田口良一×カルロス・カニサレス、

伊藤雅雪×渡邊卓也、谷口将隆、京口紘人。

 

 

 

【12月ボクシングの期待度ベスト35】

*左側が勝者予想、敬称略。

 

① 内山高志×ジェスレル・コラレス

② 内藤律樹×尾川堅一

③ 小國以載×ジョナタン・グスマン

④ 田口良一×カルロス・カニサレス

⑤ 井上尚弥×河野公平

⑥ 土屋修平×野口将志

⑦ 伊藤雅雪×渡邊卓也 

⑧ 下田昭文×林翔太

⑨ 八重樫東×S・ゴーキャットジム

⑩ 小野心×ノックアウト・レッシュマート

⑪ 長嶺克則×松山真虎

⑫ 中川勇太×相馬圭吾

⑬ 村中優×久高寛之

⑭ 相馬一哉×今野裕介

⑮ 胡朋宏×淵上誠

⑯ 藤原陽介×渡部大介

⑰ 大塚隆太×清瀬天太

⑱ 原隆二×山本浩也

⑲ 佐々木洵樹×玉川裕太

⑳ 三浦仁×熊谷直昭

 

(21) 大野兼資×阿久井政悟 

(22) 加藤善孝×レオナルド・ドロニオ

(23) 井上浩樹×宇佐美太志

(24) 玉木善文×宮坂航

(25) 阪下優友×望月直樹

(26) 益田健太郎×小澤サトシ

(27) 拳四朗×レスター・アブタン

(28) 永野祐樹×垂水稔朗

(29) 白鳥大珠×花香雅治

(30) 田中恒成×モイヤス・フェンテス

(31) 大森将平×リー・ハスキンズ

(32) 仁平宗忍×栗原慶太

(33) 細谷大希×戸高達

(34) 嶋崎俊×本田正二郎

(35) 大久保大騎×土屋浄司

 

 

 

一方が馴染みのないボクサーの場合だと例え世界戦だとしても、

どうしても期待度は下がってしまうし、

明らかに力量差があるボクサーの対戦でも、

劣勢の方を応援したくなるって、そういうこともあるんだよね。

 

 

 

2016年12月 2日 (金)

11月度ランキング

 

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「足はね……。」

 

 

 

先週末に競馬に負けたばかりだっていうのにもう金曜日のもう12月ってことで、

何だか最近は月日の経つのが早くて年齢のせいかとも思ったんだけど、

周囲にも同じような感想を持ってる人が多いんだよね。

 

学生の頃、夏休みに入る7月20日の待ち遠しさといったら無かった訳で、

っていうことは要するに何かを待ち遠しく思う思いの強弱の違いが

月日の流れの早さの感覚の違いになるのかなあってことで……。

 

 

 

11月度のランキングは10月26日~11月27日までの試合を対象にして、

11月29日に発表されたんだけど、OPBFタイトル戦が6試合もあった一方、

世界戦は年末に一気集中させてて他には日本タイトル戦が3試合あって、

後はライト級とスーパーライト級の日本王座返上がポイントだったかなあ。

 

それとガチのランカー対決はたった5試合ほどしかなかったのは寂しいことで、

ランカー達はランクキープの為の試合が多かったんだわさ。

 

 

 

≪11月度ランキング≫

 

【世界チャンピオン】

高山勝成さん(獲得)、田口良一さん(4)、八重樫東さん(1)、井岡一翔さん(3)、

井上尚弥さん(3)、山中慎介さん(11)、長谷川穂積さん(獲得)、

ホルヘ・リナレス(WBC、WBA獲得)の計8名。

 

 

 

【OPBFチャンピオン】

山中竜也さん(獲得)、兼四朗さん(獲得)、比嘉大吾さん(1)、

マーク・ジョン・ヤップ(獲得)、久保隼さん(2)、竹中良さん(2)、

伊藤雅雪さん(2)、中谷正義さん(6)、大石豊さん(獲得)、太尊康輝さん(獲得)

の計10名で前月の2名増。

 

山中さんは11月11日に王座決定戦に3-0勝ちして新チャンピオン。

比嘉さんは11月5日、フィリピンボクサーに4RKO勝ちして初防衛。

マーク・ジョン・ヤップは11月23日に山本隆寛さんに5RKO勝ちして王座ゲット。

久保さんは11月11日にランク7位に4RKO勝ちして2度目の防衛。

中谷さんは11月11日、ランク11位に7RKO勝ちして6度目の防衛。

大石豊さんは11月23日に細川貴之さんに2-1勝ちして王座奪還。

太尊さんは11月23日、ドゥワイト・リッチーに3-0勝ちして王座ゲット。

 

 

 

【日本ランキング】

 

【ミニマム級】……福原辰弥さん(3)

福原さんは11月3日のタイトル戦で華井玄樹さんに7RKO勝ちして3度目の防衛。

敗れた華井さんは1位から5位にダウン。

 

11月15日にフィリピンボクサーに1RKO勝ちした京口紘人さんが6位にランク。

 

2位だった山中竜也さんがOPBFチャンプに転出したもんで空き4名分変わらず。

 

 

 

【ライトフライ級】……拳四朗さん(2)

11月23日に坂本真宏さんに2-0勝ちした木村翔さんが11位から9位にアップ。

敗れた坂本さんはフライ級の12位から13位にダウン。

 

4月から試合をしてない大前貴史さんが8位からランクアウトしたもんで、

空き1名増えて4名分。

 

 

 

【フライ級】……粉川拓也さん(4)

坂本真宏さんに入れ替わって村井貴裕さんが12位にアップ。

異動はそれだけ。

 

 

 

【スーパーフライ級】……中川健太さん(獲得)

11月15日に阿知和賢さんと1-1ドローだった田之岡条さんは6位のままで、

勿論阿知和さんも本来なら8位のままの筈だったんだけど、

11月23日にタイボクサーに2RKO勝ちした向井寛史さんが

バンタム級から転級して8位にランクされたもんで1個ダウンの9位。

 

で、空き1名分減って1名分。

 

 

 

【バンタム級】……益田健太郎さん(1)

川口裕さんが6月9日以降、松本亮さんが5月8日以降試合をしてないせいか、

9月24日以降試合をしていない田中裕士さんが

二人を抜いて5位から3位にアップ。

 

11月23日にフィリピンボクサーに7RKO勝ちした丸田陽七太さんが

村中優さんと入れ替わって8位にアップ。

 

11月23日のOPBF戦で王座ゲットしたマーク・ジョン・ヤップが10位からの転出で、

入れ替わりに敗れた山本隆寛さんが10位にランキング。

 

11位だった向井寛史さんが転出して出来たスペースに先月赤穂亮さんと

ほぼ対等に近い試合をした勅使河原弘晶さんがランクインして15位。

 

 

 

【スーパーバンタム級】……石本康隆さん(2)

11月15日に市村蓮司君に4RKO勝ちした田村亮一さんが

ジョナタン・バァトと入れ替わって6位にアップ。

 

10月30日、メキシコで3-0負けした川島翔平さんが

高野誠三さんと入れ替わって11位にダウン。

 

11月27日にインドネシアボクサーに5RKO勝ちした水野拓哉さんが

上谷雄太さんと入れ替わって14位にアップ。

 

 

 

【フェザー級】……林翔太さん(獲得)

11月6日にノーランカーに2-0勝ちした荒谷龍人さんが

岩井大さんと入れ替わって7位にアップ。

 

11月21日、松崎博保君に5RKO勝ちした臼井欽士郎さんが

加治木了太さんと入れ替わって10位にアップ。

 

11月1日に荒木貴裕さんに1RKO勝ちした大橋建典さんが2個アップの12位。

敗れた荒木さんはSFe級の9位から11位にダウン。

 

 

 

【スーパーフェザー級】……尾川堅一さん(2)

11月21日にタイボクサーに2RKO勝ちした金子大樹さんは3位のまま。

前述のように荒木貴裕さんが9位から2個ダウンしての11位。

 

 

 

【ライト級】……空位。

荒川仁人さんが王座返上して空位になり仁人さん自身は5位にランキング。

その余波を喰らって15位だった中嶋龍成さんが残念ランクアウト。

 

11月27日に藤田光良さんに1-2負けした前田紘希さんが

13位から15位にダウン。

 

 

 

【スーパーライト級】……空位。

11月1日に細川バレンタインさんとのタイトル戦に3-0勝ちして、

6度目の防衛を果たした岡田博喜さんが王座返上して空位。

 

次の決定戦を見据えて松山和樹さんが5位から2位にアップ。

 

11月15日にクウエ・ピーター君に3-0勝ちした永田大士さんなんだけど、

二人のあおりを喰らった形で3位から5位にダウン。

 

11月8日、林和希君に3-0勝ちした丸岡裕太さんが

4位から7位にダウンした青木クリスチャーノさんの上にいって変わらずの6位。

 

11月6日にノーランカーに2-0勝ちした岡崎祐也さんの方が

11月3日にタイボクサーに3-0勝ちした吉田龍生さんより評価されたか、

10位と11位を入れ替わってるね。

 

11月1日のタイトル戦に敗れた細川バレンタインさんは7位から12位にダウン。

 

L級の前田紘希さんに2-1勝ちした藤田光良さんは

池田竜司さんの上へいって最下位脱出の13位。

 

空は1名減って1名分。

 

 

 

【ウェルター級】……有川稔男さん(1)

有川さんは11月14日の大川泰弘さん相手の初防衛戦に4RKO勝ち。

敗れた大川さんは5位から8位にダウン。

 

矢田良太さんが5月12日から試合をしていない尹文鉉さんと入れ替わって2位。

11月16日にタイボクサーに3RKO勝ちした藤中周作さんは一個アップの6位。

 

空き6名分は変わらず。

 

 

 

【スーパーウェルター級】……野中悠樹さん(5)

4月17日以降試合をしてない清水優人さんが3位から6位にダウン。

 

11月6日にエルフェロス・ベガに6RKO勝ちした丸木凌介さんが

一個アップの3位になったんだけどこれは自然アップだよね。

敗れたベガは12位からのランクアウト。

 

11月11日、韓国ボクサーに2RKO勝ちした井上岳志さんも一個アップの4位。

 

11月23日のタイトル戦に敗れた細川貴之さんが5位にランクされてるんだけど、

10位だった大石さんに敗れてるんだからもっと下位が妥当じゃないのかなあ。

 

11月15日に佐々木左之介さんに7RKO勝ちした新藤寛之さんは8位のまま。

7月2日以降試合枯れしてるチャールズ・ベラミーさんが7位から9位にダウン。

11月11日、韓国ボクサーに3RKO勝ちした竹迫司登さんは一個アップの10位。

 

10位だった大石豊さんはOPBFチャンプとして転出。

 

4月24日以降試合をしてないコブラ諏訪さんが9位から最下位の11位ってことで、

彼は確かWBCのアジア王者の筈なんだけど、自分の頭の中では

そのことと日本ランクとの関係が中々リンクし難いって感じなんだよね。

 

転出2名、転入1名ってことで空き1名増えて4名分。

 

 

 

【ミドル級】……西田光さん(獲得)

3位だった太尊康輝さんがOPBF王者へ転出。

11月15日にノーランカーに3RKO勝ちした長濱陸さんは6位だけど

最下位のままで、要するに空きがまた増えて9名分もあるんだわ。

 

 

 

それはそうと竹原虎辰さんてまだ現役登録されてるの?

 

 

 

 

 

2016年12月 1日 (木)

11月のベストボクシング

 

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「今日は何しようかなあ……。」

 

 

 

11月は新宿フェイスの他、名古屋とか神戸、大阪、熊本、愛知、熊本、

それにメキシコやベトナムでも試合があったんだけど、

自分が見たのは後楽園ホールの10ボクシング、約80試合だけで、

あくまでその中でのあくまで個人的なベストの選択なんだけどね……。

 

 

 

【11月度ベスト18ボクシング】

*左側が勝者、( )内は事前期待度ランキング、敬称略。

 

① 比嘉大吾×フェリペ・カグブコブJr (5)……4RKO

② 星野晃規×山下賢哉 (6)……7RKO

③ 岡田博喜×細川バレンタイン (1)……3-0

④ 有川稔男×大川泰弘 (2)……4RKO

⑤ 濱田力×室田拡夢 (13)……2RKO

⑥ 大橋建典×荒木貴裕 (10)……1RKO

⑦ 新藤寛之×佐々木左之介 (14)……7RKO

⑧ 大野俊人×小林孝彦 (別)……5RKO

⑨ 田村亮一×市村蓮司 (11)……4RKO

⑩ 諏訪佑×望月嘉人 (15)……3-0

⑪ 石井龍輝×森田陽 (11)……1RKO 

⑫ 臼井欽士郎×松崎博保 (16)……5RKO

⑬ 横山雄一×中野和也 (9)……2RKO

⑭ 斎藤一貴×P・イミネントエアー (ー)……3RKO

⑮ 中谷潤人×山田大輔 (別)……1RKO

⑯ 藤井貴博×大田朋徳 (ー)……7RKO

⑰ 松本竜也×定常育郎 (別)……3-0

⑱ 富岡達也×長谷部守里 (別)……4RKO

 

 

*事前期待度ベスト10以内で選モレした試合は、

石川元希×岩原慶(3)、正木脩也×江藤伸悟(4→中止)、

田之岡条×阿知和賢(7)、永田大士×クウエ・ピーター(8)。

 

*(別)とあるのは東日本新人王トーナメント決勝戦予想で別選定した試合。

 

 

 

明日は11月度ランキング、その次は12月のボクシングスケジュール、

4日は後楽園ホールの観戦記って連続アップする予定だし土日競馬も絡むもんで、

書くのも読む方も相当の覚悟と気合が要るんだわ。

 

 

 

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