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2016年12月24日 (土)

後楽園ホール・12月23日

 

Img_0967

「一番可愛いのは前足の曲がり具合だと思ってるんだわ。」

 

 

 

“宇宙兄弟” はストーリーがしっかりしてる好きなアニメで、

登場人物たちのキャラ設定にも好感持ってるし、

ロケットは勿論のこと、戦闘機や車から始まって、家や街並み、

人の着てる服に至るまでとっても細かい観察眼で描かれてるんだよね。

 

ただ、全話を通して思わず首を傾げてしまったシーンが1ヶ所だけあって、

それはNASAでの訓練が一段落したところでのパーティーの際、

仲間のバンドに混じって日々人がギターを弾いていた場面で、

流れてたのは “フォギー・マウンテン・ブレイクダウン” だったんだけど、

その曲はギターじゃなくてバンジョーが主旋律を担当してる曲なんだよね。

 

他にフィドルが混じってたのは正しいんだけどバンジョーは全く見当たらず、

作者は必ずしも音楽には詳しくないみたいなんだけど、

アシスタントも気が付かなかったのかってことで……。

そのギターにしても他の描写と比較すると雑というか、

ボディとネックのバランスが変だったし、ボディの形状も正確さを欠いてたんだよね。

 

 

ホール前で鴻巣茂野ジムの会長と松村さん、泉さんの3人とバッタリで、

この間の大塚隆太さんの試合に関する自分なりの感想を聞いて貰った後、

ホールに入って帝拳の長野さんとこの日出場の3人のボクサーの話をして、

M・Tジムの石川元希さんに中谷潤人君の相手の矢吹正道君の印象を聞いて、

通りすがった星野晃規さんにランクインオメデトを伝えて始まり始り……。

 

昨日は2016年度の全日本新人王決定戦で、

全12試合の1試合も欠けることなくでまずは良かったヨカッタってことで……。

 

 

 

① 富岡達也君(REBOOT)×冨田大樹君(堺東ミツキ)

                            ………Mm 5R

5勝(2KO)1敗の19歳・埼玉県と、7勝(1KO)0敗の19歳・大阪府。

 

<1R>

最初の攻めは富岡君から始まってその後も中々の動きを見せてたんだけど、

開始41秒、富岡君が南ロープに下がりながら一瞬の間が出来たその刹那、

それも丁度両足が揃い気味になった瞬間でもあったんだけど、

冨田君の右ストレートがとっても素直に伸びてきて一発直撃して、

意表を突かれてしまった様な形で富岡君が思わず尻餅ダウンしてしまったんだわ。

 

大きなダメージを負うことなく再開できた富岡君は一から出直しボクシングで、

終盤に懸けては結構当て返してたんだけど、

それにしても冨田君の左右ショットは思ってたより鋭かったんだよね。

 

<2R>

富岡君のプレスの方が勝ってきた中、お互い厳しい打ち合いに突入したんだけど、

富岡君がいい感じを掴み始めたんだわ。

この後も冨田君が敢えての打ち合いに挑んで来れば、

富岡君にもまだまチャンスがあったんだけどね。

 

<3R>

セコンドのアドバイスからか明らかに冨田君が少し距離を取ろうとし始めて、

ジャブは真剣に打ってたんだけど無理に右を打とうとはしてなくて、

これが本来の冨田君のボクシングって感じが増すにつれ仕方なく、

富岡君はもうひと踏み込みが必要になって余分な動作を増やしていったんだわ。

 

<4R>

開始1分23秒、冨田君のまたもやの右ストレートで富岡君が2回目のダウン。

 

5回戦の中で4ポイントのロスは富岡君にとって致命的な訳で、

その上今度のダウンは簡単にダメージを払拭し切れないほど効いてしまって、

それを見て取った冨田君はここぞここぞの手際のいい一気猛攻で、

まだ時間も充分残ってるもいるし、富岡君はとっても凌ぎ切れそうになかったなあ。

 

残り52秒、それまで結構踏ん張ってたんだけど富岡君、

冨田君の返しの左フックを場内にその音が響き渡る程強烈に貰ってしまって、

大きくグラついてしまった直後、追い打ちの左右でのけ反らされたところで、

陣営からタオルが投入されてのストップエンドだったんだわ。

 

 

ってことで2分12秒、冨田君のTKO勝ちで、

自分の中ではいきなりの番狂わせだったんだけど、

一旦相手のペースに巻き込まれそうになったところから、

再度自分ボクシングを回帰させたのは大したモンだと思ったなあ。

 

一方の富岡君は一瞬の集中力を欠いてしまったとしか言えないんだけど、

それでもそこのところを的確に狙えた冨田君が素晴らしかってってことで……。

 

 

 

② 郡司勇也君(帝拳)×戸谷彰宏君(蟹江)……LF 4R

2勝0敗1分の20歳・茨城県と、5勝(1KO)2敗(1KO)の21歳・愛知県。

 

<1R>

お互い殆ど互角の立ち上がりで、その後の接近戦では戸谷君優勢だったんだけど、

郡司君が終盤にかけて右フックで戸谷君の右目上をヒットカットさせてたんだわ。

 

<2R>

勢いに溢れた接近戦を仕掛けていった戸谷君が終始手数勝ち。

郡司君は相手にペースを取られて攻めあぐみが著しかったなあ。

 

<3R>

戸谷君はスペースが狭くて打ち難い場面でも頑張り手数が目立ってて、

本来は馬力勝ちしそうな郡司君が為す術ないって感じだったなあ。

 

<4R>

ダウンゲットしないと負けそうな郡司君がいい感じの右ストレートを当てたんだけど、

直後に戸谷君に倍の手数で返されて、威力はそれ程ないんだけど手数は手数で、

印象的な有効打が無いケースだとそれが有力な判断材料にはなる訳で、

郡司君は残り1分からもアピールし切れないまま終了ゴング。

 

 

ってことで、自分は39-37だったんだけど結局、39-37×3ってことで、

戸谷君のほぼ余裕の3-0勝ちだったんだわ。

 

 

 

③ 中谷潤人君(M・T)×矢吹正道君(薬師寺)……F 4R

8勝(7KO)0敗のサウスポー、18歳・三重県と、

3勝(3KO)0敗の24歳・三重県。

 

東西のMVPは共に三重県の出身なんだよね。

この日一番の組み合わせだと思ってたんだけど、実は大したこと無かったんだわ。

 

<1R>

もっと色々散らせた上での方がいいと思ったんだけど矢吹君、

最初っからひたすら右ストレートのカウンター一本狙いで片寄り過ぎだったんだけど、

それでも一旦打ち出した時のパワーとスピードは流石で、

中谷君が余りに男気丸出しに正面から行くと打ち負けしそうだったんだわ。

 

<2R>

最初に振り回し過ぎたのか矢吹君、外しまくってるうちに腕振りが鈍ってきたし、

早くもバテてきたのか大雑把さが目立ってきて、

まるで野球のピッチャーみたいな右フックまで打ち出してて、

中谷君に余裕で交わされてたなあ。

 

中谷君が何もしないうちに矢吹君が勝手にバテてスタミナ面の課題が丸見えで、

ごくごく自然に流れは中谷君に移っていってしまったんだわ。

 

<3R>

相変わらず矢吹君のショットは全てがデカ過ぎてたんだけど、

一方の中谷君の方も手を余してしまうようなショットが多くての今一で、

辛うじてショート連打で優位は保ってはいたんだけど何だか腰が浮き気味で、

上体はまだ良く動けてた矢吹君を正確に捉えるまでには至らなかったんだわ。

 

それにしても矢吹君、体調を崩してたのかって思われるほどの見かけ倒しで、

徐々に気の毒な感じがするほどだったんだよね。

 

<4R>

矢吹君はまだ3勝しかしてないからこの試合は4回戦だったんだけど、

その4ラウンドをフルに戦い切るまでの体力はまだ備わってないような情けなさで、

弱々しくすぐ頭を下げるようになって息が上がってのハァーハァーで、

とても最後まで持ちそうになくて、途中からは鼻血だったし、

1分20秒からはもうヘロヘロの極致で時間の問題になってたんだよね。

 

って場面だったんだけど中谷君の方も実に手際が悪くて、

あそこまで追い詰めながらキッチリしたショートブローを打ち切れなくて、

KO決着し切れないままのスッキリしない判定劇だったんだわ。

 

 

スコアが発表される前に矢吹君陣営から 「次頑張れよー!」 って声が飛んでて、

とっても勝ち目がないことを全員が納得してたみたいだったんだわ。

 

ってことで自分は39-37だったんだけど結局、39-37×2、39-38って事で、

勿論中谷君の3-0勝ちだったんだけど、

この日のレフェリーやジャッジには普段見慣れない地方役員が混じってて、

そのうちの一人がこの後の判定でも明らかに西軍よりのスコアをつけまくってて、

あっちの方では未だに地元判定っていう言葉が生きてるみたいで、

ボクサーに対するファイトマネーの支払いが出鱈目な地域ほど、

地元判定が多いって聞かされてるんだけど、そうなのかなあ……。

 

 

 

すぐ隣の関西系のオッサンが連れの女性にやたらの解説といちいちの独り言で、

見当ハズレのウンチクが山ほどのウザウザだったもんで当然席移動かって、

そう思ったんだけど混雑してて思うに任せず、仕方なく iPod ガンガンにしたんだわ。

 

 

 

試合後大分経ってからすれ違いそうになった中谷潤人君と一瞬目が合って、

自分のことを知らないボクサーなら一旦視線が絡んでもすぐ離れるんだけど、

中谷君はこっちを向いたまま目元に笑みを浮かべて5㎜ばかり頷いたんだよね。

 

今まで話したことは無かったんだけど中谷君は自分のことを知ってくれてて、

自分に悪意を持ってるような感じではなかったもんで、

自分が彼の試合で感じたことを聞いて貰ったんだよね。

 

 

 

④ 福永亮次君(宮田)×藤本耕太君(江見)……SF 5R

7勝(7KO)2敗(1KO)のサウスポー、30歳・大阪府と、

6勝(2KO)0敗の18歳・岡山県。

 

12歳差もあるもんで青コーナー周辺から、「そんなオッサン、ブッ倒してまえ!」

って声が飛んでたんだけど、自分は圧倒福永君押しだったんだよね。

 

<1R>

福永君がまず強いプレスをかけて連打も効かせて順調な立ち上がり。

 

藤本君はKO率も低いのにやたら大きく決め打ちしてくるボクサーで、

細かく丁寧な組み立てをするタイプではないもんで何となく大丈夫な感じだったね。

 

<2R>

藤本君はブツブツ切れのボクシングを続けてて、

フェイントを駆使してパンチの緩急も抜群の福永君にレベル差を見せ付けられて、

残り1分10秒からはそれでも意を決して攻め込んでたんだけど、

却って福永君に左ショートアッパーを2発打ち込まれてしまってて、

攻撃の幅の狭さを露呈してしまってたんだわ。

 

<3R>

タイミングを見計らってのイッセノセだけの藤本君に対して福永君、

残り1分11秒に相手の踏み込みざまに綺麗に左ストレートを合わせてダウンゲット。

 

北ロープ前で再開されたんだけど倒し慣れてるせいか福永君、

相手のダメージを見計らいながらここでは無理な追撃は控えてたね。

 

<4R>

基本的に不器用な藤本君だったんだけどそれでもまだまだちゃんと動けてて、

狙い過ぎてた感じの福永君を手数で上回ってたんだけど、

それでも当て勘的に今一だったもんでヒット数ではやっぱり福永君だったなあ。

 

<5R>

気持ちでは全く負けてない藤本君が最後の奮闘のスタートだったんだけど、

1分を過ぎる頃にはメッキリになってしまって、

そこから相手の一段落を見切った福永君の飛ばし返しが始まって、

左、右、左を連続ヒットさせて藤本君を揺るがせた直後更にの一気攻めで、

途端に止め時が到来してしまって、藤本君の顎が2~3回跳ね上がったところで、

1分52秒、レフェリーが割って入ってのストップエンドだったんだわ。

 

この試合で福永君は技能賞を受賞したんだわ。

 

 

 

⑤ 新島聖人君(帝拳)×城後響君(井岡)……B 5R

5勝(4KO)1敗の20歳・沖縄県と、4勝(3KO)0敗の23歳・大阪府。

 

<1R>

新島君がプレスを掛ける中、城後君はワンツーもそれほど鋭くなくて、

連打の際のスピードも感じられず、

新島君としては不用意な一発さえ貰わなければ大丈夫そうだったんだわ。

 

<2R>

大きく仕掛けてくる城後君に対して新島君も若干ムキになり過ぎだったんだけど、

残り56秒、右ショートの差し合いというか差し違いのようなパンチが交差して、

リング中央で城後君がフラッシュ系のダウン。

 

それほどのダメージを残すことなくリスタートした城後君がいきなりの反撃で、

今度は新島君が右を直撃されて大きく追い込まれる展開が訪れたんだけど、

踏ん張った新島君が残り7秒のところで再度右を鋭く当て返したところでゴング。

 

<3R>

お互いに前の回でそこそこ強く打たれ込んだもんで、

その回復が気になるところだったんだけど、二人共まずまず大丈夫のようで、

優劣付け難い流れが続いたんだけど残り37秒からのラッシュは新島君で、

残り12秒には城後君が巻き返しのショットショットだったんだわ。

 

<4R>

前のラウンドまでで新島君の4ポイントリードでの最終ラウンドだったんだけど、

顔面の傷みは却ってその新島君の方が進んでて、

まだまだ危険は孕んでてどちらが踏ん張り切れるかってところだったんだけど、

見た目には城後君も充分気持ちを立て直してたんだわ。

 

このまま判定かなあって思われた中盤に差し掛かった1分14秒の青ポスト前、

ガスッと詰め寄ったところから新島君が左ボディから強烈な左右フックに繋げて、

ここでの一瞬の一気攻めはホント素晴らしくて、この試合2回目のダウンゲット。

 

気丈にリスタートした城後君だったんだけどダメージは如何にも拭い難くて、

全く反撃ならないまま3~4発続けざまに打ち込まれたところでストップエンド。

 

 

城後君の頑張りも目立ってはいたんだけど終わってみれば新島君、

一つのポイントも取られることなく2分05秒の見事なTKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

⑥ 松本竜也君(角海老)×岡本文太君(井岡)……SB 5R

7勝(2KO)2敗(1KO)の22歳・福島県と、

5勝(2KO)0敗のサウスポー、22歳・岡山県。

 

勝負を急がなければ松本君にも十分な勝機はあるって思ってたんだけどね。

 

<1R>

岡本君はパワフルではあるんだけど全体に仕掛けが大雑把で、

まずは松本君が慎重なスタートを切っていいプレスも掛けてたんだわ。

 

下がり下がりする場面が多かった岡本君はそこからのカウンター狙いと、

イッセノセ系の2本立ての攻撃に絞ってたんだけど、

松本君の方も相手のカウンター狙いが余りにもハッキリしてるもんで、

中々踏ん切り良く攻め切れないって感じだったんだけど、

それでも自分的には1Rは相手にポイントを渡してもいいって思ってたんだよね。

 

<2R>

岡本君の極めて雑なボクシングはそのままだったんだけど、

松本君の方も行くに行けないボクシングのままで、

勝負を急がな過ぎるにもほどがあるって感じで、

お互い変にフリーズしてしまった試合は全く面白味に欠けたままで一旦休憩タイム。

 

 

4Rの終盤に戻ったんだけど、城後君は相変わらずで、

松本君の方が細かく正確に当ててるって感じで、

最終回は流石に岡本君も手数アップしてたんだけど、

それでもどっちもどっちって感じが拭えなくて、

松本君の踏ん切りの悪さの方が印象に残ってしまったんだわ。

 

 

発表されたスコアを聞いてたら49-46、48-47、47-48ってことで、

岡本君の2-1勝ちだってさ。

 

 

 

⑦ 木村吉光君(白井具志堅)×澤井剛志君(Gツダ)

                            ………Fe 4R

6勝(3KO)0敗の20歳・香川県と、

2勝(2KO)1敗1分のサウスポー、22歳・奈良県。

 

木村君が立て直してれば殆ど何の問題も無いんじゃないかって思ってたんだわ。

 

<1R>

仕掛けが早かったのはやっぱり木村君の方で、

澤井君もきめ細かいジャブで対応してたんだけど、

中盤の木村君の強烈なボディブローが目立ってて、

澤井君は馬力的にもテクニック的にもそれほどのことは無かったなあ。

 

<2R>

木村君は前回の試合と比べると随分チャンとしてて安心して見てられて、

澤井君の打ち出しは自信が込められてるようには見えなかったんだわ。

 

ところがところが流れは完全に木村君だなあって見てた1分30秒、

青コーナー近くの南ロープ際で変に木村君の両足が揃ってしまった丁度その時、

ワンツーの後一瞬の間を置いて放った澤井君の左ストレートが綺麗にヒットして、

場内も自分も驚愕のまま木村君がダウンしてしまったんだわ。

 

立ち上がった木村君はそれほどのダメージを負ってないみたいで、

自分らは胸を撫下しながらのリスタートで、

澤井君が追撃ままならない中、却って木村君が大きく反撃していって、

最後は澤井君の左目上を内出血させてたんだよね。

 

<3R>

1ポイントビハインドの木村君が挽回目指して飛ばす飛ばすで、

自らの不甲斐なさに腹を立てながらやってたみたいで、

またもやの強烈左ボディを喰い込ませた後の1分過ぎからは左フックをきっかけに

それこそ鬼ラッシュの留まらない手数で全く澤井君を寄せ付けなかったんだわ。

 

<4R>

澤井君が2勝しかしてないもんでこの試合も4回戦だったんだけど、

その中でのダウン分の2ポイントを取り返すのは半端じゃなく難しくて、

自分の中ではイーブンで迎えたこのラウンドをどうするかで、

勝負が決まるところだったんだけど、気持ちの上では木村君の方が上回ってて、

澤井君の手遅れ気味が目立ってたんだわ。

 

木村君は開始45秒に右左のアッパーをヒットさせて先行したんだけど、

澤井君の方も1分過ぎから踏ん張り直しての手数アップだったね。

 

ラウンド半分過ぎからは最後の気持ち競争の様相を呈してきたんだけど、

見栄えのいいヒットを含めて総ヒット数でも木村君が上回ってたんだわ。

 

 

ってことで自分は38-37だったんだけど結局、

38-37×2、38-38ってことで木村君の2-0勝ちだったね。

 

 

ここでも安易なイーブンラウンドを作って38-38ってしたのは例の関西ジャッジで、

関東のジャッジが地元に傾き過ぎないようにって調整でもしてるつもりなのか、

とにかくこの人が混じる判定は何か変な臭いがするんだよね。

 

 

それにしても毎年書いてるような気がしてるんだけどとにかく、

立て続けに出てきた大阪系ジムのスタッフ達のマナーは揃いも揃って最低で、

自らのストレス解消の為か終始騒ぎまくって動きまくって、

すぐ立って観客の視界を邪魔するし、リングマットにはのしかかるし、

インターバルでも毎度催促されないとリングアウトしないしね……。

 

 

 

⑧ 粟田祐之君(KG大和)×上田隆司君(奈良)……SFe 5R

7勝(3KO)3敗(1KO)のサウスポー、25歳・神奈川県と、

7勝(1KO)0敗のサウスポー、23歳・大阪府。

 

<1R>

同じような感じのサウスポー対決だったんだけど、

積極ジャブで体をこなした上田君の動きが良くて、

1分15秒のワンツースリーフォーでまずは先行したね。

 

この日の粟田君はいつもより動きが硬くて手数も少なくて固まってる感じで、

1分18秒と1分50秒にお互いのそこそこのハードヒットを交換したんだけど、

上田君の当たりの方が強い印象だったなあ。

 

残り58秒、その上田君がショートのワンツーを直撃させて粟田君からダウンゲット。

 

<2R~3R>

一つ前の試合の木村君のような序盤での大きなハンデを負った粟田君が、

残り4ラウンド分の中でどう立て直すかってところだったんだけど、

開始20秒に左ストレートを綺麗に当て込んで上田君の顔面を赤くしてたんだけど、

お互いにもう少し積極的な攻め込みというか少なくとももっと手数が要るところで、

上田君は近寄ったところで無暗な左右フックだけだったし、

粟田君の方ももう少しパンチを散らしたり捨てパンチを使ったりするべきで、

狙い過ぎの手数不足は徐々に試合を退屈系に導いてしまって一旦離席。

 

 

その後モニターで見てたら5Rに粟田君の攻撃を受けた上田君が、

ナントあれよあれよのリングアウトダウンをしてしまったんだわ。

 

ポイント計算的にややこしくなってきたんだけど、

とにかく上田君としては20秒以内にリングに戻る必要があったんだけど、

そんなプロレスのような状況に場内は釘づけだったんだけど何とか何とか……。

 

 

ややこしくなったポイント計算は最終的には47-46×2、47-47ってことで、

どっちかなあって思ったら粟田さんの劇的な逆転勝ちだったんだわ。

 

粟田さんは衝撃的なリングアウトダウンを演出したってことで

試合後の表彰で敢闘賞をゲットしてたね。

 

 

 

⑨ 石井龍輝君(船橋D)×小田翔夢君(琉球)……L 5R

4勝(3KO)1敗(1KO)のサウスポー、19歳・千葉県と、

4勝(4KO)0敗の18歳・沖縄県。

 

<1R>

この試合は小田君がほぼ簡単に圧倒してしまうと思ってたんだけど、

石井君がそこそこのパフォーマンスで全く気後れすることなくの善戦善戦で、

そりゃ確かに小田君の反応系や当て勘は抜群だったんだけど、

石井君の振り出す鋭い左右もしっかりタイミングが合ってたし、

プレスは小田君ではあったんだけど、石井君のジャブが実に極上で、

リーチを利した中間も接近戦もほぼ互角以上に戦えてたんだわ。

 

<2R>

ほぼ互角のまま僅差で石井君で、自分の中では石井君が2ポイントリード。

 

<3R>

このラウンドでの石井君の不手際が結果的には試合を壊してしまって、

それは彼の人の良さに由来したものだったと思うんだけど、

リング上のボクサーとしては実に残念というか幼な過ぎだったんだわ。

 

ラウンド半分に差し掛かったところで激しいショート戦が始まって、

ここで正確に当て込んでたのは石井君の方で、

左フックで小田君のマウスピースを吹っ飛ばしてしまったんだわ。

 

その途端、何を思ったか石井君が突然攻撃の手を止めてしまって、

そのまま北西ポストまでトロトロ歩きを始めてしまっての場内騒然で、

一体何が起こったのかって事で……。

 

この時石井君は相手のマウスピースをはめ直す為の一時休憩だって、

自分で勝手に決め込んでしまったんだわ。

 

レフェリーがストップするまでボクサーは全力を傾注するべきところ、

石井君は自分勝手な思い込み中断をしてしまって、場内ザワザワする中、

1分26秒、振り向いた途端に小田君が渾身の打ちこみで、

備えが出来てない時の被弾はそれは大いに効いてしまう訳で石井君がダウン。

 

 

結局この試合は次の4R0分38秒、小田君のTKO勝ちに終わったんだけど、

試合は既に3Rのこの瞬間に決まってしまってたんだよね。

 

こういう勝ち方も、こういう負け方もとにかく後味が苦過ぎだったなあ……。

 

 

 

⑩ 大野俊人君(石川)×吉開右京君(島袋)……SL 5R

5勝(5KO)0敗の20歳・東京都と、4勝(3KO)0敗の19歳・沖縄県。

 

この日一番の激闘になるって予想は当たったんだけどね……。

 

<1R>

正直、吉開君は事前に見た時より遥かに巧くて強くて、

鋭いワンツーは大野君のスピードを大いに上回ってて、

開始僅か20秒で大野君の古傷の左目上を大きくヒットカットさせたんだわ。

 

吉開君の動きはフレーム的に一回りデカイ大野君を鈍重に見せてしまうほどで、

体の動きもパンチスピードも圧倒してたんだけど、

それより何よりもカッチリしたボクシングには全く揺るぎがなかったし、

ショート戦も恐れることなくアッパーを混ぜ込んで攻める攻めるで、

既に大野君の左顔面は鮮血に染まり始めて、

このラウンドは10:8.5ほどもの大差がいきなり付いてしまったんだわ。

 

<2R>

吉開君は正統的なキッチリワンツーの中にいきなりの右特大フックも混ぜ込んで、

その攻撃の幅広さには目を奪われるばかりで、

この回も1分06秒でも左フックをきっかくにしての一気一気で、

早くも大野君が危なそうな場面が到来してしまったんだわ。

 

それでも大野君も追い込まれるままで終わらなかったところは流石で、

出血が酷くなる中懸命の奮闘で残り27秒、決死の返しの左フックを当て込んで、

一瞬吉開君を揺らがせて可能性を残したんだわ。

 

<3R>

開始55秒の青コーナー前で大きく被弾して更に出血量を増した大野君、

その踏ん張りに対して周囲の関係者達が賞賛の声を上げてはいたんだけど、

それでも吉開君の揺るぎない攻撃は圧倒的で、

徐々に時間の問題化してしまった残り41秒の東ロープ前、

吉開君は大野君の手数が落ちたところを見逃さなくて、

ワンツーからの一間置いた左フックをこれ以上ない程ショッキングに直撃させて、

まともに貰ってしまった大野君は体を捻じれさせながら倒れ込んでしまったんだわ。

 

その倒れ方の激しさにレフェリーも当然の即のストップエンドで、

2分21秒、吉開君の手際のいい刺激的なTKO勝ちでMVPをゲット。

 

 

 

⑪ 豊嶋亮太君(帝拳)×西原成紀君(仲里)・・・・・W 4R

5勝(4KO)1敗1分の20歳・福岡県と、2勝1敗1分の22歳・沖縄県。

 

<1R>

いきなり激しいい接近戦から始まったんだけど、

気合いを入れてるのは解るんだけど西原君、

そういう展開は明らかに豊嶋君の大好物なんだけどなあ。

 

その西原君もそこそこ当ててはいたんだけど、

ハードヒットってことになるとやっぱり豊嶋君が圧倒的だったんだわ。

 

<2R>

手数負けはしてなかったんだけど西原君、馬力負けは如何にも辛そうで……。

 

お互い、全てがフルショットだったもんで、常に危険を孕みつつで、

巧いヘタ、強い弱いを超えた偶然が支配しそうな雰囲気が漂ってたんだわ。

 

<3R>

奮闘激闘のショート戦が延々で気持ちの切れた方が負けそうだったんだけど、

1分20秒からの豊嶋君のヒットヒットヒットが形勢を明確にしていって、

西原君が徐々にメッキリしてしまって、ここは一気に豊嶋君かと思ったら、

若干打ち疲れた感じの豊嶋君も一休みって感じだったんだわ。

 

<4R>

前の回に一段落感が強かった西原君はここでダウンゲットしないと負けそうで、

そのパフォーマンスが気になったんだけど何となく行き切れないままだったし、

腕振りに殺気が失せてきてしまったまま終了ゴング。

 

 

ってことで自分は40-36だったんだけど結局、

40-36×2、39-37ってことで見たまんまの豊嶋君の圧倒3-0勝ちだったね。

 

 

 

⑫ あぐ~マサル君(鉄拳8)×浅原亮弘君(駿河男児)

                          ………M 5R

5勝(2KO)1敗(1KO)1分の36歳・神奈川県と、

5勝(1KO)3敗2分のサウスポー、18歳・静岡県。

 

この試合は若干遠目から見てたんだけど、それでも浅原君の腹はタプタプ緩んでて、

ホントは2階級ほど落とせそうなのに減量が嫌なのか、

階級を落とすと勝てそうにないって判断なのか……。

 

その浅原君はもう少し細かい攻めが出来そうに思ってたんだけど、

とにかく大きく力強くって感じが強かったなあ。

 

彼のフック系の殆どがオープン気味に見えてた中、

あぐ~君はより細かく正確なショットに心掛けててまずは余裕のポイントゲット。

 

もっとやれそうな感じだった浅原君はそのまま巧くないボクシングのままで、

あぐ~君は全くポイントを奪われそうになくて最後まで自信に満ちてて結局、

50-45、49-46、49-47ってことで殆ど圧倒の3-0勝ちだったんだわ。

 

 

試合後のあぐ~君はリングに二人の子供を上げてたんだけど、

負けてたらこの日が最後の試合だった訳で、

これで来年はランカーとしてまだ試合が出来るってことでハッピーだったんだけど、

リングに上げられた子供達はひたすら泣きわめいてたっけなあ……。

 

 

 

自分が選んだベスト3は以下の通りだったんだけど、

勝ち方の劇的さもあるんだけど、相手との力量差も大事だって思ってるから、

協会が選んだボクサーとは大分違うんだわさ。

 

東西の勝敗に関しては東軍の9勝3敗って予想してたのが7勝5敗ってことで、

結果予想を違えたのは4試合だったね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 吉開右京君

② 木村吉光君

③ 冨田大樹君

 

 

 

昨日は2時から始まって7時に終わったんだけどそれでも5時間で、

ドームコンサートが7時半頃に終わるって事でそそくさと帰ったんだわ。

 

今日は今日で後楽園ホールでの今年最後の試合なんだけど、

それもその後に協会の忘年会をやるってことで11時から試合開始ってことで、

もう大慌ての記事アップだったんだわさ。

 

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