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2016年11月 9日 (水)

後楽園ホール・11月8日

 

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「ヒエーッ! それ全部食っていいの?」

 

 

 

トランプを候補にした時点で共和党はアウトだと思ったし、

そのトランプとほぼ対等な戦いをしてたクリントンも今一な訳で、

政策論争を横に置いてお互いをひたすらけなし合ってたのを見ると、

こんなんでアメリカは大丈夫なのかってシミジミ思ってしまったんだよね。

 

その間隙を縫ってFBIが自らの存在感を強めようっていう下心見え見えで、

選挙戦の最後になってクリントンの例の私用メールの件をわざわざ蒸し返して、

結局不起訴って意味不明の結論を出したんだけど、

これでもしトランプが当選すれば彼に対する貸しが出来るわけだし、

クリントンが大領領になってもFBIをないがしろにすることのないよう、

彼女にプレッシャーをかけることが出来るって一挙両得ってことで、

相変わらず陰にこもった嫌らしい組織なんだよなあ。

いずれにしても今日の午後には結果が解るんだよね。

 

 

 

前日に続いての “DANGAN” のオール4回戦だったんだけど、

この日は賞金マッチ絡みだったもんで試合のクオリティーが大分違ってたんだわ。

 

最後にベストボクサーを選ぶにあたっても絞り切れないほどで、

自分にとっては実に山盛りの興行だったんだよね。

 

最初の5試合は普通の4回戦ってことで……。

 

ホールに入ってすぐ内藤会長とバッタリで、前日の未来君の試合の話をして、

暫くしたらその未来君が律樹さんと一緒にホール入りしてきたもんで、

未来君に試合の感想を聞かせて貰って始まり始まり……。

 

 

 

① 横里真一君(reason)×齋藤利彦君(ワタナベ)……54.5㎏

0勝5敗のサウスポー、28歳・福岡県と、

0勝4敗(2KO)の35歳・東京都。

 

二人合わせて9戦して未だ勝ち星無しのそれはそれでハードな組み合わせで、

こうなると両陣営のセコンドの腕の見せ所でもある訳で……。

 

<1R>

二人共、まずはとっても体が硬かったし、ガード無視して力んで打ち過ぎで、

成程なあって感じだったんだけど開始0分38秒の北ロープ前、

横里君の左ストレートが綺麗にヒットして齋藤君から幸先のいいダウンゲット。

 

齋藤君はそれ程のダメージを残さないままのリスタートだったんだけど、

二人共、益々落ち着きを失ってしまって乱暴な展開になってしまって、

効かせたり効かされたりを交互に繰り返してたんだわ。

 

<2R>

横里君はイッセノセの左ストレート一本槍だったし、

齋藤君の方も外側からの左右フックオンリーの片寄った攻撃に終始してて、

お互い徐々に悲惨な状況に入りつつあって、特に齋藤君の被弾が目立ってきて、

彼、顎の辺りをやたら気にするようになってきたんだけど、

打たれた箇所が気になるのか、マウスピースが合ってないかのようだったんだわ。

 

<3R>

偶然でもいいからどこかでデカイ右フックを当てたい齋藤君、

何とか何とかって最後まであと一発を頑張ってたなあ。

お互い、気持ちが前に出過ぎる余りか距離がなあ……。

 

<4R>

何くそナニクソって詰め詰めしてたのは齋藤君の方だったんだけど0分53秒、

前掛かりになり過ぎたところに横里君の左ストレートがカウンターヒットして、

思わず齋藤君がスットン腰を落としてダウンしてしまったんだわ。

 

それまで相当打たれ込んでたってこともあるし、

直後にセコンドからタオルが投げ入れられて0分53秒、

横里君の初勝利KO勝ちだったんだわ。

 

 

 

② 小久保聡君(三迫)×田口健太君(セレス)……F

1勝7敗(1KO)3分のサウスポー、33歳・埼玉県と、

2勝7敗(1KO)1分の30歳・広島県。

 

引き続いたこの試合も大きく負け越した同士の30代ボクサーの一戦。

 

<1R>

小久保君はあくまで中間距離でやりたがってる一方、

田口君はひたすら接近戦希望っていう極端にタイプの違う同士だったんだけど、

足を使える限り小久保君の優位は揺るぎなくて、

彼、相手をホントに良く見てたし出入りも巧みでもう盤石の感じだったんだわ。

 

ってことでこれはもう小久保君の勝ちが見えてきたもんで一旦離席。

 

 

その後4Rに戻ってみたら、距離は田口君の希望通りになってたんだけど、

初回の馬力が維持出来てなくて、ショート戦も小久保君が征してて、

終了ゴング後のスコアを聞いてたら39-37、39-38×2の3-0ってことで、

やっぱり小久保君がその後も冷静に試合を運んだみたいだったんだわ。

 

 

 

③ 山鹿拡君(新日本木村)×田所哲君(M・T)……B

0勝2敗(1KO)の30歳・千葉県と、デビュー戦のサウスポー、24歳・神奈川県。

 

田所君の誕生日は1月1日なんだってね。

すぐ隣に星野晃規君が座ってコンチワコンチワって言いながら応援だったね。

 

<1R>

お互いに少し突っ立ち気味の構えをしててもう少し前傾した方がいいのになあ。

 

山鹿君は最初の1分間、殆ど手を出さないもんで戦法が見えて来なくて、

適度な手数で田所君の方が徐々にこなれてきたような感じだったんだわ。

 

結局山鹿君は相手が入って来るところに効率良く当てたいって考えてるみたいで、

それが見て取れると田所君も無暗には攻め込み難くなってしまう訳で、

リング上は静まり返ってしまったんだよね。

それでも左ストレートを薄かったけど2発当てた田所君がポイントゲット。

 

<2R>

二人共、もう少し手数をアップしないと何も始まらない訳で、

もういい加減席を外そうかとも思ったんだけど隣に星野君がいるもんで……。

 

いつまで経っても山鹿君はポイントを取りに行くような仕草が出来てないで、

それにつられて田所君の手数も一向にアップしないもんで、

二人共、10ラウンドまでやるつもりなのかって思ったんだわ。

 

 

この後も席に座ってはいたけど殆ど真面目に見てなくて、

40-36×2、39-38の3-0で田所君の勝ちって聞いても、

そんなもんかなって思っただけなんだけど山鹿君、

そんなボクシングをしてると一生勝てない訳で、

もっと日常から離れて無茶をしていい場面なんだからってつくづく思ったね。

 

 

 

④ 松田烈君(reason)×山口修斗君(八王子中屋)……F

デビュー戦の18歳・東京都と、デビュー戦の23歳・長崎県。

 

なるべく沢山のデビュー戦に立ち会いたいって思ってるのは、

ごく稀ではあるんだけど、こういう二人に出会うことが出来るからで……。

 

<1R>

体型的に優位なのは圧倒松田君の方で、

山口君は若干頭のデカイずんぐり系だったんだけど、

いきなり激しく仕掛けて行ったのはその山口君の方で、

10㎝ほども背が低いのに正しく豆タンクって感じの力強さを発揮して、

全く躊躇の無い気合の入った一直線の攻め込みでヒットヒット。

 

いきなりの先制攻撃を受けた松田君の即の立て直しもとっても見事で、

開始50秒、強い右を当て込んで山口君をリング半分ほどもバタバタ下がらせて、

大きく挽回してこれでほぼチャラかなあ……。

 

お互いに全く手抜きの無いフルショットの連続で、

それもシッカリした下半身からの打ち出しなもんで軽いクラスなのに迫力満々で、

これがデビュー戦だとは思えないほど抜群の集中力も発揮してたんだわ。

 

松田君の右フックの威力も半端じゃなかったんだけど、

ボクシングのクオリティーとしては実は山口君の方が上回ってるように見えて、

残り30秒からの左ボディを混ぜ込んだ攻め込みは大きく水準を超えてたんだわ。

 

<2R>

自分の中の二人に対する要求は徐々に高まってしまって、

松田君はタイミングとか当て勘はいいんだけど上下には打ち分け切れてなくて、

攻撃主体過ぎる余りか若干ディフェンスが疎かになるところがあるし、

上背的に仕方ないところもあるんだけど山口君、

打ちかかる際にどうしても顎が上がり気味になってしまうんだよなあ……とかね。

 

ラウンド中盤近くまで攻撃の幅の広さで山口君が優勢を保ってたんだけど、

残り1分26秒、二人がガツガツってなった刹那、

松田君の返しの左フックがカウンターでヒットして南東ポスト前で山口君がダウン。

 

デビューボクサーがあのタイミングの左フックを当てられるかって、

ホントに驚いてしまったんだけど、立ち上がった山口君もそこそこ冷静で、

当然のように追撃に来た松田君と敢えて真正面から向かい合わなくて、

足を使ってひたすら回復に努めてたのも大したモンだったんだわ。

それにしても山口君の馬力は凄いよなあ。

 

<3R>

お互いにスタミナはまだまだ十分で、まだまだ厳しく動けてたんだけど、

感じを掴んだ松田君が自信を深めての攻め攻めだった1分03秒、

またしてもの右ストレートで山口君の顔面を大きくのけ反らせたんだわ。

 

それでも全く怯むことのない山口君の反撃も目覚ましくて、

若干振り過ぎが祟って来たか、松田君のショットが乱雑になるところ、

終盤にかけては山口君の的確なヒットヒットの方が印象的だったんだわ。

 

<4R>

お互いにどこまでも冷静で集中切れも無いまま動きも緩んでなかったんだけど、

松田君の腕振りが若干大袈裟になり過ぎる中、

山口君の確実なショートブローがとっても目立ってたんだよね。

 

 

ってことで自分は38-37だったんだけど結局、

39-36×2、39-37ってことで松田君の3-0勝ちだったんだけどね。

 

 

 

⑤ 荒川竜平君(中野サイトウ)×脇山貴継君(ワタナベ)……F

0勝0敗1分のサウスポー、27歳・富山県と、デビュー戦の17歳・福岡県。

 

<1R>

やる気満々同士のいきなり狂熱系で始まって、

開始早々のガッツンバッティングで荒川君に一休みあったんだけど、

それほどのことが無いままの再開で良かったヨカッタ……。

 

脇山君も中々の返しの左フックを打ってたんだけど、

10㎝ほど上背優位な荒川君が1分19秒、綺麗に左ストレートを打ち抜いて、

北ロープ前で脇山君からいきなりのダウンゲット。

 

リスタート後の荒川君は追撃に舞い上がることなくキッチリ鋭く打ててたし、

ハンデを負った脇山君も全く怯むことなく体勢を低く保ちながら、

キッチリ当て切れてはいなかったんだけど、

時折オーバーハンド気味の右フックを振りかざしてたんだわ。

それにしても荒川君は相当巧いね。

 

<2R>

安定した構えとバランスを保ってた荒川君が全く手を緩めないもんで、

必死に頑張ってた脇山君も中々攻撃の糸口を見出しかねてた一方、

荒川君は中間距離も近いところも実に上手に打ち分けてたんだわ。

 

脇山君もデビューボクサーの割には当て勘のいいサウスポー対策が出来てて、

常に上体を動かして大きな被弾を許さなかったんだよね。

それでも繋ぎのパンチの品質の差でやっぱり荒川君の優位は揺るぎなかったね。

 

<3R>

荒川君の長短と緩急に富んだパンチの組み合わせは殆ど惚れ惚れモノで、

とってもリズミカルなボクシングは見てて気持ちが良くなるほどだったんだわ。

 

脇山君も全くメゲルことなく、そりゃ展開的にはどうにもならなかったんだけど、

それでも何とか何とかって前に出る姿勢には好感が持てたんだよね。

 

<4R>

脇山君も最後の最後まで動きに劣化を見せなくて、

決して下がらずコノヤロコノヤロって感じの左右フックを振るってたんだけど、

まだ2戦目の荒川君の大人のいなしが抜群だったんだよね。

 

 

ってことで自分は40-35だったんだけど正式には、

39-36×2、38-37ってことで勿論荒川君の3-0勝ちだったんだわ。

 

 

これ以降の試合が賞金マッチだったんだわ。

 

 

⑥ 濱田力君(本多)×室田拡夢君(10count)……SB

3勝(3KO)0敗の20歳・千葉県と、1勝(1KO)1敗(1KO)の20歳・群馬県。

 

それまでは1年に1回しか見れなかった濱田君の今年はこれが2戦目で、

一見するととても同い年には見えない相手との賞金マッチ。

 

<1R>

濱田君はユッタリした構えから打ち込みに行く時のスピードが半端じゃなくて、

一瞬距離が詰まった時とか離れ際のショートブローの鋭さが凄かったね。

 

室田君の方もそこそこのショートブローを持ってるんだけど、

一発一発の威力というか迫力はやっぱり濱田君が圧倒的だったなあ。

 

<2R>

試合展開は濱田君の圧倒的な力強さが支配したままだった開始50秒、

自分が見てた所からは若干縦位置ではあったんだけど、

濱田君の左ボディがいきなりの炸裂喰い込みで、

両足が揃い気味だった室田君がそのまま仰向けに倒れ込んでしまったんだわ。

 

ダウンかと自分は思ったんだけど、何だか良く解らないままのスリップ扱いで、

室田君にはほんの少しの休憩が与えられたんだけど、

北ロープにもたれかかってた室田君の両膝はガクガクしてたし、

目線も定まってなくてこの時点で既に殆どダメそうだったんだよね。

 

案の定、リスタート後の室田君には濱田君の鬼追撃を凌ぐ術が残ってなくて、

2~3秒後の殆どあっと言う間の1分04秒、

ショート連打の最後は左フックを思いっ切り打ち込まれて昏倒ダウン。

 

 

余りの倒れ方に勿論レフェリーも即のストップエンドだったんだけど、

それにしても室田君が最初に倒れ込んだ際のレフェリーの対応が全く不十分で、

少し離れて見てた人には何があってどういう裁定が下されたか全く蚊帳の外で、

ローブローだったのなら室田君にはもっと長い時間の休みが与えられるべきで、

濱田君には減点か少なくとも厳重注意が為されるべきだったし、

自分は一瞬濱田君が室田君の足を踏んだのかとも思った訳で、

観客ありきの中、レフェリーの独りよがりがまたまたって感じだったなあ。

 

 

それでもこれで濱田君は4万円をゲットした上、

目出度くB級昇格を決めたってことで、

試合後暫くしてロビーで行き合ったもんでちょっと感想を伝えたんだけど、

彼、顔面も全く傷んでなかったし、会心の勝利に嬉しそうにしてたなあ。

 

 

 

⑦ 納谷和希君(三迫)×坂田尚樹君(ワタナベ)……SFe

1勝1敗の21歳・大阪府と、2勝(1KO)0敗1分の32歳・福岡県。

 

「坂田は賞金を狙えるよ。」 って渡辺会長が試合前に言ってたんだよね。

 

<1R>

お互い、目先の現金につられてか初っ端からブンブンの振り回しで、

先仕掛けは常に坂田君だったんだけど、納谷君も即の反撃応戦で、

お互い、きちんとしたジャブは省略してのいきなり決めパンチの嵐だったなあ。

 

<2R>

よりキャッシュが欲しかったのは坂田君の方だったみたいで、

開始早々からまたもやの飛ばし飛ばしで開始40秒、

右、左、右、左の最後の左フックを綺麗に当て込んで納屋君からダウンゲット。

 

回復ままならない納谷君に対して坂田君はリスタート後も容赦がなくて、

そのまま一気の追い込みでほぼ10秒後の赤ポスト前、

ショートのワンツーを強烈に打ち込んでこの回2度目のダウンゲット。

 

後ろ向きの倒れ方を見てレフェリーが途端のストップエンドで、

0分56秒、坂田君が見事に4万円ゲット。

 

 

 

⑧ 望月嘉人君(石神井S)×諏訪佑君(10count)……Fe

2勝(2KO)1敗の21歳・沖縄県と、

2勝(1KO)0敗1分のサウスポー、19歳・神奈川県。

 

諏訪君は結構交際範囲が広いみたいで、

小浦翼さんや内藤未来君、帝拳の梶兄弟の親父さんまで駆け付けてて、

そりゃもう廊下には長い応援の列が出来てたんだよね。

 

望月君は明らかに倒し屋系のボクサーなんだけど、

諏訪君はあくまでテクニシャンだと自分は思ってるんだけど、

例によって髪の毛を寝起きのままのようにバサッと突っ立てて可愛いんだわさ。

 

<1R>

思ってた通り望月君は細かいのを省略しての全力ブン回し系で、

粗っぽいから見極め易いとは思うんだけどそれでも直撃すれば必殺な訳で、

一旦ハマると超凶暴になるから諏訪君、くれぐれも慎重にねってことで……。

 

開始52秒に望月君の右の打ち終わりに左ストレートをカウンターヒットさせて、

諏訪君は冷静に中々の立ち上がりを見せて、

その後も飛び込みざまに右フックから左ボディを美しく打ち込んでたんだわ。

 

<2R>

巧くは無いんだけど相変わらず望月君の一発の危険度が高いままだったもんで、

合間合間のボディブローで繋いではいたんだけど諏訪君も入り方に躊躇があって、

どうなるかなあって見てた残り50秒、一気の接近殴り合いが始まったんだけど、

ここは明確に殆ど8:2くらいに征した諏訪君が連続ポイントゲット。

 

<3R>

望月君は全てを決め打ちしてるんだけどそれを外した時の備えが出来てなくて、

そもそも繋ぎ系のパンチが打ち切れてないもんできっかけに窮してるみたいで、

強いパンチを一連の攻撃の中に組み込むことが出来てないままで、

実に単調なボクシングが出来上がってしまってるって感じで、

ポイント的に劣勢なんだからどこかで飛ばさないとダメなんだけど、

やっぱりそのきっかけ作りに困ってるみたいだったなあ。

 

<4R>

相手がひたすら正直なワンツーオンリーでボディも打って来ないもんで諏訪君、

この辺りになると殆ど余裕余裕で、大きな有効打こそなかったけど、

細かく丁寧に繋いで1ポイントも渡さないままの終了ゴング。

 

 

ってことで自分は40-36だったんだけど結局、

40-36×2、39-37ってことで諏訪君の3-0完勝。

 

 

 

⑨ 加藤収二君(中野サイトウ)×ヨッシー・井上君(E&Jカシアス)

                           ………71㎏

2勝(1KO)1敗(1KO)1分のサウスポー、26歳・東京都と、

3勝1敗(1KO)1分の30歳・神奈川県。

 

理由は知らないんだけど井上君は久し振りの5年振りってことで、

乱暴者の加藤君を相手にするのはちょっと無理そうだったもんで、

たまに遠くから眺めてたんだけどやっぱり苦戦苦戦が続いて結局、

3R0分21秒、やっぱり加藤君がTKO勝ちってことで2万円獲得。

 

 

 

⑩ 松坂拓哉君(石神井S)×矢部龍征君(花形)……65㎏ 

5勝(5KO)4敗(3KO)のサウスポー、23歳・岩手県と、

4勝(3KO)1敗1分の20歳・神奈川県。

 

<1R>

徐々に一発狙いのボクサーが増えてきて、

リング上は荒っぽく雑になる一方だったんだけど、

ラウンド中盤以降松坂君の被弾が積み重なる一方で、

そろそろヤバイ雰囲気も漂ってきたんだけどここはよく凌いでたんだわ。

それにしても二人共、イッセノセが過ぎるんだよなあ。

 

<2R>

流れは殆ど矢部君のままだった開始1分04秒、

その矢部君の右ストレートが北ロープ際で炸裂して松坂君がダウン。

 

それまでもかなり打たれ込んでたし、

最早これまでか松坂君ってところだったんだけど彼も必死の踏ん張り直しで、

矢部君が一気に決着を付けようとしてた残り1分24秒、

何とナント松坂君の左ショートストレートがカウンターのタイミングでヒットして、

アレレーッて感じでそれまで圧倒優位だった矢部君がダウンしてしまったんだわ。

 

松坂君がダウンした際よりは余程効き目が強かったみたいで矢部君、

再開直後からの松坂君の鬼一気攻めに耐え切れそうにないままの2分00秒、

10秒かかるかかからないうちにレフェリーに割って入られてのストップエンド。

 

松坂君は大逆転の上の8万円ゲットだったんだわ。

 

 

 

⑪ 岩原慶君(本多)×石川元希君(M・T)……SFe

7勝(3KO)3敗(1KO)のサウスポー、26歳・埼玉県と、

7勝(5KO)1敗のサウスポー、23歳・東京都。

 

とっても期待してた一戦だったんだけど、

相手の強打を認識してるレベルの高いボクサー同士にはありがちな展開で、

強烈な打ち返しを回避するべく一触後のクリンチを繰り返してたし、

警戒する余りか見過ぎで手数が少なくなってしまってたし、

ボディブローが打てないまま顔面狙い一辺倒の単調さに終始してたんだわ。

 

このままじゃ賞金を獲れないって途中から立て直すには4回戦は短か過ぎだし、

少なくともそれまでほぼ拮抗した戦いは出来てたんだから、

戦法の変更で付け込まれないかっていう思いもあったかも知れなくて、

あれやこれやでとにかく大きく期待を外す試合になってしまったんだわ。

 

最終回は流石に二人共飛ばしてたんだけど、最後まで効果的な距離を作り切れず、

残り30秒を切る頃にはお互いグダグダになってしまってたんだわ。

 

 

ってことで結局、39-37×2、39-38で石川君の3-0勝ちだったけどね。

 

 

 

⑫ 丸岡裕太さん(尼崎亀谷)×林和希君(八王子中屋)……SL

11勝(6KO)3敗(2KO)のランク6位、26歳・兵庫県と、

7勝(6KO)6敗(4KO)1分の30歳・兵庫県。

 

この試合はもっと詰まらなくて丸岡さんは要するにカウンター一本ボクサーで、

それが叶わないとなると結局単なる当て逃げチョンチョン系で、

ずっと以前名古屋から出張って来た日本チャンプの防衛戦の際、

メイウェザー信奉者の彼の余りの極端系に観客が怒ってしまって、

「お前の試合は詰まんねー、もう二度と来るな!」 って野次を飛ばされて、

そのボクサーは引退までホントに二度と来なかったことがあったんだけど、

思わずその時の事を思い出してしまったんだよね。

 

大阪からわざわざ呼ぶ必要は全く無くて一体彼も何しに来たのかってことだし、

そもそも今回の興行の趣旨が解ってないのかってことでもあったし、

例え賞金マッチじゃないとしても彼の試合は全く面白くない筈で、

どこかの小役人仕事みたいなモノを見せられても腹立たしいだけで、

実にバカバカしくなってしまったもんで2Rでお終いにしたんだけど、

案の定、林君は判定負けしてしまって全く無駄な試合をしてしまったんだわ。

 

 

 

⑬ 横山雄一君(帝拳)×中野和也君(花形)……L 

15勝(13KO)4敗(4KO)の26歳・東京都と、

9勝(7KO)6敗(5KO)1分のサウスポー、30歳・静岡県。

 

むかつくような試合の後をこの二人がシッカリ締めてくれて、

実に気持ち良く帰ることが出来て感謝感謝だったんだよね。

 

この試合の少し前まで帝拳の長野さんの隣に古澤さんと並んで座ってたんだけど、

長野さんは自分のところのボクサーの試合は絶対最前列で見ないんだよね。

 

ってことで自分も席移動したら丁度角海老ジムの浅野マネジャーがいて、

隣が空いてるってことで座らせて貰ったんだわ。

 

<1R>

やっぱり上背とリーチは横山君が圧倒してて、

まずは前の手の捌きで終始距離を征してて、

中野君の手詰まり感というか、気後れ感のようなものも垣間見えたんだけど、

残り30秒を切る辺りから一気に距離が縮まるに至って、

その際の中野君の爆発力も相当危険度の高いモノだったんだわ。

 

<2R>

開始1分過ぎまでショート戦も含めて横山君が支配してた1分25秒、

中野君が一気に反撃に出ようとして左を繰り出そうとしたその瞬間、

一瞬早く横山君の右ストレートがカウンターヒットして、

前掛かりになってた中野君がスットン尻餅ダウンしてしまったんだわ。

 

リスタート後の中野君は足が使い切れなかったか敢えての密着戦を挑んでいって、

左右フックを渾身の振り込みだったんだけど的中が叶わないままの残り36秒、

回復し切れてないところに鋭いワンツーを打ち込まれて2度目のダウン。

 

中野君はここでも強い気持ちで再度立ち上がったんだけど、

このラウンドでの決着を決め込んだ横山君の猛追はとても凌げそうになくて、

追い込まれるままの残り13秒、最後は右ショートストレートを鋭く打ち下ろされて、

万事休すの四つん這いダウンしてしまったところでストップエンドだったんだわ。

 

 

2分46秒での決着ってことで横山君は15万円の賞金をゲットしたんだけど、

一つ前の試合が余りにも詰まらなかったことの対比もあってか、

見事MVP賞金の50万円もダブルゲットってことでニッカニカだったんだけど、

相手の中野君の懸命な闘争心にも支えられたのも事実だったんだよね。

 

 

 

A級ボクサーが4回戦を戦う賞金マッチっていう時点で、

見る方はいつもとは違う彼らのパフォーマンスを期待する訳なんだけど、

この日の殆どのボクサー達はプロモーターの狙いを理解してたと思ったなあ。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 横山雄一君

② 濱田力君、松田烈君

③ 諏訪佑君、荒川竜平君、山口修斗君

 

 

 

少し前にレフェリーとジャッジデビューした際に首を傾げるような判断を連発して、

あっちこっちのジムから大きなヒンシュクを買った2人の再デビューだったんだけど、

昨日はレフェリー役は免除されて幾つかの試合のジャッジをしてたんだけど、

この日はほぼ妥当なスコアリングでちゃんと職責を果たしてたんだよね。

先回はデビューボクサーより舞い上がってしまってたからなあ……。

 

 

 

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