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2016年10月

2016年10月31日 (月)

11月のボクシング

 

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「名前はまだ……。」

 

 

 

ボクシングは試合だけを見てる方が一番楽しいのかも知れなくて、

密度濃く見続けるとボクサーを含めて業界の関係者の人達との面識が増えるし、

一般的には知り得ないような色々を身近にするようにもなるもんで、

それはそれで間違いなく嬉しいんだけど、一方では知り過ぎる事の弊害もあって、

試合を見るにあたって変な片寄りが出来てしまうことは何としても避けたい訳で、

だから必要以上に接近し過ぎることを自ら控えてて、

昼御飯とコーヒーには幾らでも付き合うけど、

夕ご飯とか酒の席はひたすらお断りするようにしてるんだよね。

 

それでも10年以上の高い密度はそれなりの結果を招いてしまう訳で、

実に非効率で閉鎖的なJBCや協会の運営の実態とか、

明らかに協会の会則・会規に違反してるジムが何の懲罰も受けるないまま

漫然と放置されてる状況を目の当たりにするとストレスが溜まる一方だし、

それらを横目で見ながら何も言わない或いは言えないぶら下がり体質の

ボクシングマスコミには唾棄と憐憫の交じり合った思いしか感じないし……。

 

自分にとってはあと数年ほどの関わりだと思ってるんだけど、

この先もボクシングに関わろうって思ってる人達は、

ホント真面目にその改革に取り組まないと明るい未来は有り得ないと思うんだよね。

 

 

 

あれやこれやある中、自分にとって11月には11ボクシングもあって

結構忙しくなりそうなんだわ。                                                          

 

≪11月のボクシングスケジュール≫

*左側が勝者予想、敬称略。

 

・11月 1日………(後楽園)

岡田博喜×細川バレンタイン、大橋健典×荒木貴裕、坂本大輔、小池信伍、

齋藤一貴。

 

 

・11月 5日………(後楽園)

比嘉大吾×フェリペ・カグブコブ、正木脩也×江藤伸吾、江藤光喜、長濱陸。

 

 

・11月 6日………(新宿)

荒谷龍人×河野洋佑、石田凌太×水谷直人。

 

 

・11月 6日………(名古屋)

岡崎祐也×小出大貴、エルフェロス・ベガ×丸木凌介。

 

 

・11月 7日………(後楽園) オール4回戦

内藤未来。

 

 

・11月 8日………(後楽園)

横山雄一×中野和也、林和希Jr×丸岡裕太、石川元希×岩原慶、

諏訪佑×望月嘉人、濱田力×室田拡夢。

 

 

・11月11日………(神戸)

久保隼、中谷正義、山本隆寛、山中竜也。

 

 

・11月11日………(後楽園)

井上岳志、竹迫司登。

 

 

・11月13日………(後楽園) 東日本新人王決勝戦

 

 

・11月14日………(後楽園)

大川泰弘×有川稔男、上田有吾×永安潤之介。

 

 

・11月15日………(後楽園)

新藤寛之×佐々木左之介、市村蓮司×田村亮一、永田大士×クウエ・ピーター、

田之岡条×阿知波賢、京口紘人。

 

 

・11月16日………(後楽園)

大竹秀典、藤中周作、藤井貴博。

 

 

・11月21日………(後楽園)

臼井欣士郎×松崎博保、金子大樹、中嶋龍誠。

 

 

・11月23日………(大阪)

細川貴之×大石豊。

 

 

・11月29日………(後楽園)

星野晃規×山下賢哉、興法裕二×米永章吾。杦本健太×ガンバレ将太。

 

 

 

≪11月度ボクシング期待度ベスト20≫

東日本新人王決勝戦に関しては後日(11月4日頃)別掲で書いてみるから、

今回の期待度ランキングから除外しますね。

*左側が勝者予想、敬称略。

 

① 岡田博喜×細川バレンタイン

② 大川泰弘×有川稔男

③ 石川元希×岩原慶

④ 正木脩也×江藤伸吾

⑤ 比嘉大吾×フェリペ・カグブコブ

⑥ 星野晃規×山下賢哉

⑦ 田之岡条×阿知和賢

⑧ 永田大士×クウエ・ピーター

⑨ 横山雄一×中野和也

⑩ 大橋健典×荒木貴裕

⑪ 市村蓮司×田村亮一

⑫ 林和希Jr×丸岡裕太

⑬ 濱田力×室田拡夢

⑭ 新藤寛之×佐々木左之介

⑮ 諏訪佑×望月嘉人

⑯ 臼井欣士郎×松崎博保

⑰ 上田有吾×永安潤之介

⑱ 興法裕二×米永章吾

⑲ 杦本健太×ガンバレ将太

⑳ エロフェロス・ベガ×丸木凌介

 

 

 

テレビに出るほどのメジャーではないから、

竹原ピストルっていう歌手を知ってる人は少ないと思うんだけど、

昨日の夜BS103での彼を見た人はいるのかなあ……。

 

松本人志とか本木雅弘なんかが密かに押してるんだけど、

自分にはデビューした頃のボブ・ディランを彷彿とさせるんだよね。

 

何枚かCDも出してるけど声質と歌い方に特徴があるから、

馴染めない人もいるかと思うけど、

“よー、そこの若いの” なんかちょっといいんだよね。

 

正面から見ると小堀佑介さんを彷彿とさせるし、

歌ってる時の横顔は大川泰弘さんに似てるんだよね。

 

 

 

【村木田渾身競馬】

結局10月は全部で36レースに参加して、

10月9日の東京10Rのゲットが大きくて回収率149%だったんだわ。

1月からの通算では368レースに参加しての回収率は124%なんだけど、

このペースならあと2ヶ月を全部外しても今年のプラスは決定なんだよね。

 

 

 

2016年10月29日 (土)

10月度ランキング

 

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“猫盛り”

 

 

 

ずっと以前 “元気が出るテレビ” っていうテレビ番組があったんだけど、

そういう感じの何となくテレビから元気を貰えるような番組ってないもんかなあ……。

 

当時その番組はひたすらのバラエティーに過ぎなかったんだけど、

今ではそれが更に増長して単なる時間潰し以外の何物でもなくなってしまったし、

一方、毎日のニュースは無差別テロだの領海侵犯だのバラバラ殺人だの、

議員の経費誤魔化しだの企業の不正経理や自動車会社の燃費不正とか、

今日もこんな事がありましたっていうニュースの殆ど全てが後ろ向きの話ばかりで、

愚にもつかないコメントを付与してハイ一丁上がりっていう毎日なんだよね。

 

そういうんじゃなくてね、とにかくひたすら心が温まるというか、

そこはかとなく元気を貰えるような事柄の色々だけを放送してくれないかって事で、

衝撃的でも刺激的でもなくて文明や文化にも貢献しそうになくて、

だからどうしたって感じのものばかりになってしまうかも知れないんだけど、

とにかく一旦政治や経済、国際関係とか宗教や人種問題なんかの、

殺伐とした話題からの避難場所がたまには欲しいって事なんだけどね……。

 

 

 

10月度ランキングは9月28日~10月25日までの試合を対象に

10月27日に発表されたんだけど異動に関する事情は以下の通りなんだわ。

 

 

≪世界チャンピオン≫

高山勝成さん(獲得)、田口良一さん(4)、八重樫東さん(1)、井岡一翔さん(3)、

井上尚弥さん(3)、山中慎介さん(11)、長谷川穂積さん(獲得)、

ホルヘ・リナレス(WBA獲得、WBC3)の計8名。

今月は上記メンバーの試合は無かったね。

 

 

 

≪OPBFチャンピオン≫

拳四朗さん(獲得)、比嘉大吾さん(獲得)、山本隆寛さん(2)、久保隼さん(1)、

竹中良さん(2)、伊藤雅雪さん(2)、中谷正義さん(5)、細川貴之さん(1)の計8名。

 

10月13日に竹中さんがランディ・ブラガ相手の2度目の防衛戦を3-0勝ち。

10月17日、松本晋太郎さんはジェイド・ミッチェルに0-3負けして王座陥落して、

SM級の1位にランキング。(1名しかいないんだけどね……。)

 

 

 

≪日本ランキング≫

【ミニマム級】……福原辰弥さん(2)

10月10日にタイボクサーに1RKO勝ちした華井玄樹さんは1位のまま。

10月13日、IBF13位に2-1勝ちした谷口将隆さんが8位にランキング。

10月2日にタイボクサーに2RKO勝ちした榮拓海さんは自然ダウンの9位。

空き1名分減って4名分。

 

 

 

【ライトフライ級】……拳四朗さん(2)

10月22日に山口隼人さんに7RKO勝ちした久田哲也さんは勿論1位のまま。

敗れた山口さんは2位から6位にダウン。

 

10月8日、板垣幸司さんはフィリピンボクサーに3-0勝ちして2個アップして3位。

10月2日にノーランカーに3RKO勝ちした阿久井政悟さんは最下位12位のまま。

空き3名分も変わらず。

 

 

 

【フライ級】……粉川拓也さん(4)

10月25日に粉川さんは新井雄大さんとのタイトル戦に3-0勝ちして防衛4度目。

敗れた新井さんは4位から8位にダウン。

 

同じ25日に大保龍斗君に3-0勝ちしたユータ松尾さんは勿論1位のまま。

10月13日、角本達治君に8RKO勝ちした藤北誠也さんは1個上がって4位。

後は異動ナシ。

 

 

 

【スーパーフライ級】……中川健太さん(獲得)

石田匠さんが返上したベルトを10月6日に木村隼人さんと競った中川さんが

2-1勝ちして王座ゲットして、敗れた木村さんは2位から5位にダウン。

 

9位だった白石豊土さんが引退ランクアウトして合計空き2名分発生。

 

 

 

【バンタム級】……益田健太郎さん(1)

1位だった大森将平さんが保留選手リスト入りしたところへ、

4月から試合をしてないはずの齊藤裕太さんがいきなり3位から1位にアップ。

辛勝ではあったけど10月11日に勅使河原弘晶君に2-1勝ちした赤穂亮さんが

そのまま2位から1位に上がる方が妥当だと思うんだけど何かあったの?

 

10月11日に武田航君に3-0勝ちした高橋竜平さんが15位にランクインしてて、

そりゃ高橋さんがいい試合をしたのは間違いのないところではあったんだけど、

それでも2位だった赤穂さんを微妙な2-1に追い込んだ勅使河原君の方が

圧倒的に相応しいって思ってるんだけどどお?

 

10位だった高野誠三さんがSB級に転出した後に、

丸田陽七太さんがSB級から転入して9位にランクインしてのまるでバーターで、

より一層ややっこしくさせてしまってるんだけど、

10月度ランキングで一番理解し難かったのがこの階級で、

そもそも高橋さん×武田君の試合と赤穂さん×勅使河原君の試合の

クオリティの差が理解できないのか、

負けたボクサーにはランクインは認めないって単なる杓子定規なのかなあ。

 

 

 

【スーパーバンタム級】……石本康隆さん(2)

石本さんは10月1日、古橋岳也さんとのタイトル戦に10RKO勝ちして防衛2度目。

敗れた古橋さんは8位から13位にダウン。

 

10月22日の最強後楽園でジョナタン・バァトに4RKO勝ちした久我勇作さんが

バァトと入れ替わって1位にアップしてバァトは6位にダウン。

 

高野誠三さんがB級10位から転入して11位にランキング。

10月1日にフィリピンボクサーに3-0勝ちした中澤奨さんは一個上がって12位。

 

 

 

【フェザー級】……林翔太さん(獲得)

10月1日にフィリピンボクサーに2RKO勝ちした下田昭文さんは1位のまま。

5位だった大沢宏晋さんが世界挑戦の為保留選手リスト入り。

10月20日、フィリピンボクサーに3-0勝ちした天笠尚さんが

6位から3位へ大幅アップ。

10月25日にノーランカーに3-0勝ちした岩井大さんが9位から7位にアップ。

 

10月17日、溜田剛士さんに8RKO勝ちした阿部麗也さんが12位にランクイン。

敗れた溜田さんは13位からのランクアウト。

 

空き1名分発生したところに佐々木洵樹さんがランクインして15位。

 

 

 

【スーパーフェザー級】……尾川堅一さん(2)

10月22日に東上剛司さんに3-0勝ちした杉田聖さんが

金子大樹さんと入れ替わって2位にアップ。

杉田さんに敗れた東上さんは4位から8位にダウン。

 

10月25日、三瓶数馬君に8RKO勝ちした末吉大さんが7位から5位にアップ。

10月25日に斉藤正樹さんと負傷引き分けた粕谷雄一郎さんは10位のまま。

 

 

 

【ライト級】……荒川仁人さん(1)

10月25日に粕谷さんと引き分けた斉藤正樹さんは7位のまま。

10月20日、ノーランカーに8RKO勝ちした山田智也さんも8位のまま。

 

10月13日に恩床健太さんに3RKO勝ちした吉野修一郎さんが12位にランクイン。

敗れた恩床さんは12位からのランクアウト。

 

 

 

【スーパーライト級】……岡田博喜さん(5)

2位にランクされてた佐藤矩彰さんは10月22日の試合前計量に失格して、

ランキングを外され一旦JBC預かり扱いに……。

 

10月20日にノーランカーと4R負傷引き分けした松山和樹さんは自然アップの5位。

異動はそれだけで新たに空き1名分発生して計2名分。

 

 

 

【ウェルター級】……有川稔男さん(獲得)

10月2日にまたまたタイボクサーと試合して1RKO勝ちした別府優樹さんは

8位のままで、空き6名分も変わらず。

 

 

 

【スーパーウェルター級】……野中悠樹さん(5)

10月9日に韓国ボクサーに3-0勝ちした松永宏信さんは

チャールズ・ベラミーと入れ替わって6位にアップ。

空きは変わらずの3名分。

 

 

【ミドル級】……西田光さん(獲得)

この階級は10月に試合が無くて順位も8名分の空きも変わらず。

 

 

 

≪保留選手リスト≫

原隆二さん、宮崎亮さん、田中恒成さん、カルロス・クアドラス、河野公平さん、

帝里木下さん、五十嵐俊幸さん、江藤光喜さん、井上拓真さん、石田匠さん、

岩佐亮祐さん、大森将平さん、和氣慎吾さん、小國以載さん、大竹秀典さん、

細野悟さん、大沢宏晋さん、内山高志さん、三浦隆司さん、小原佳太さん、

亀海喜寛さん、高山樹延さん、村田諒太さんの計23名で、

大森さんと大沢さんの二人が新規参入なんだわ。

 

このうち10月に試合したのは僅か1名、細野悟さんだけで、

10月3日にIBF王座決定戦を戦ったんだけど、

ヨナタン・バロスに1-2負けしてしまったんだよね。

 

 

 

2016年10月28日 (金)

10月のベストボクシング

 

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「父さんと母さんとお兄ちゃん、真ん中にいるのがあたし……。」

 

 

 

フィリピンのルテルテ大統領は麻薬撲滅を標榜して当選したんだけど、

その手際はかなり荒っぽい恐怖政治系で、

犯罪者を裁判にかけることなくいきなり死刑にしてしまった数は半年で数百人。

 

日本ではオーム真理教のダラダラ裁判に関していい加減にしろ感が強いんだけど、

それでも全く裁判をすることなくの極刑っていうのは極端過ぎるよなあ。

 

東シナ海の領海問題でルテルテはもっと揉めるだろうと思ってたら、

最近は異常なほどの中国への接近政策で、元々のアメリカ嫌いも手伝って、

結局はカネで国を売るつもりなんじゃないかって思うほどで……。

 

そう言えば日本もここのところ北方領土問題でロシアと接近中だし、

アメリカにしてみればその両方の傾向を面白くは思ってない筈で、

こんな状況下でもしトランプがアメリカ大統領にでもなれば、

中国やロシアは更に更に覇権系とKGB系を台頭させてくる筈だし、

更に正義とか仁義とか誠実とかとかけ離れた世界情勢が出来上がるんだわさ。

 

 

 

以前に書いたように敢えてっていう条件で、

今年の日本シリーズは陰ながら日ハムを応援してるんだけど、

2勝2敗で迎えた昨日の第5戦はサヨナラ満塁ホームランで日ハムの5-1勝ち。    

ジックリ通して見てた訳ではなかったんだけど、

最後の場面は食事の支度をしながらのリアルタイムで凄かったなあ。

 

2連敗から始まった日ハムはこれで3連勝の逆王手ってことで、

今週末は競馬と日本シリーズでワクワク過ごせそうなんだわ。

 

 

 

10月は11興行に参加して70試合ほど見た結果の自分的ベストは以下の通り。

 

 

≪10月のボクシングベスト25≫

*左側が勝者、( )内は事前期待度ランク、敬称略。

 

① 赤穂亮×勅使河原弘晶 (2)……2-1

② 久我勇作×ジョナタン・バァト (6)……4RKO

③ 石本康隆×古橋岳也 (1)……10RKO

④ 阿部麗也×溜田剛士 (3)……3RKO

⑤ 松本竜也×宮地隆佳 (21)……1RKO

⑥ ユータ松尾×大保龍斗 (24)……3-0

⑦ 杉田聖×東上剛司 (8)……3-0

⑧ 藤北誠也×角本達治 (16)……8RKO

⑨ 下田昭文×ガドウィン・トゥビゴン (ー)……3RKO

⑩ 富岡達也×墨田大祐 (27)……2-0

⑪ 粉川拓也×新井雄大 (9)……3-0

⑫ 久田哲也×山口隼人 (16)……7RKO

⑬ 福永亮次×小野力也 (26)……3RKO

⑭ 塚田直之×太田輝 (28)……3-0

⑮ 小林孝彦×亀山磊輝 (23)……1RKO

⑯ 豊嶋亮太×三村利伸 (19)……1RKO

⑰ 高橋竜平×武田航 (7)……3-0

⑱ 成田永生×甲斐斗志広 (ー)……2RKO

⑲ ジェイド・ミッチェル×松本晋太郎 (24)……3-0

⑳ 長谷部守里×松本憲治 (ー)……1RKO

 

(21) 優しんご×荒井龍也 (ー)……2RKO

(22) 入口裕貴×大嶋剣心 (ー)……3-0

(23) 吉野修一郎×恩床健太 (28)……3RKO

(24) 上野太一×池上渉 (ー)……3-0

(25) 富岡哲也×中村一弘 (26)……1RKO

 

事前期待度ベスト10内で選モレした試合は末吉大×三瓶数馬(4)、

粕谷雄一郎×斉藤正樹(5)、中川健太×木村隼人(10)の3試合。

 

 

 

 

2016年10月26日 (水)

後楽園ホール・10月25日

 

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「目を逸らせた方が負けだってかあ?」

 

 

 

ゲイやレズであることが何の引け目でもなくなって、

アップルのCEOのように敢えて公表することにも抵抗を感じないとか、

テレビのバラエティ番組にもそういう連中が溢れてるんだけど一方では、

SNSの蔓延が男女交際における情報の均一化を強いてしまって、

結果的にはそこから一歩踏み出すことを躊躇させてしまってて、

未婚の若者の60~70%が特定の異性の交際相手を持ってないってことで……。

 

そういう傾向とか風潮の台頭っていうのは、

生物としての繁殖機会を結果的には減らしめてる訳でそれはつまり、

生き物としてのヒトの限界がそろそろ見えてきた証拠なんじゃないのかなあ。

 

 

 

魅力的な試合メニューだったもんで来ちゃいましたよって、

筒井さんがニコニコしながら寄ってくれて始まり始まり……。

 

 

 

① 熊切誠志郎君(伴流)×坂井祥吾君(久米川木内)……Fe 4R

3勝(1KO)6敗(2KO)の28歳・静岡県と、

3勝(1KO)4敗(1KO)の27歳・東京都。

 

負け越してはいるんだけどお互い、B級昇格を目指しての登場。

 

<1R>

フレームのデカイ坂井君が手遅れ気味だった中、

熊切君がプレスを効かせながら手数優勢に推移してたんだけど残り43秒、

坂井君の右からの左アッパーを貰って思わずガクッとしてしまったんだわ。

 

そこを境にして熊切君の手数がメッキリ落ちて流れが変わったんだけど、

とにかく二人共、ディフェンスを忘れて攻め過ぎるところがあるんだよなあ。

 

<2R>

坂井君の振りが雑になるところ熊切君のヒットヒットが目立ってきて、

坂井君も中盤以降に盛り返してはいたんだけど、

トータルのヒット数では熊切君だったなあ。

 

<3R>

ペースを取り戻した熊切君が詰め詰めからのフルショットだったんだけど、

勢いを長続きさせることが出来なくて何だか急に失速気味で、

ショートアッパーに活路を見出した坂井君を捌き切れなくなってしまったんだよね。

 

<4R>

熊力君のスタミナ不足が目立つにつれ坂井君の動きが良くなっていった残り1分、

一気に熊切君を赤コーナーに追い込んでの強烈ボディラッシュで、

熊切君の反撃がままならなくなったところでストップエンド。

 

 

ってことで2分12秒、坂井君がTKO勝ちしてイーブン戦績に戻してのB級昇格。

 

 

 

② 太田椋介君(石神井S)×大川朝史君(三迫)……Mm 4R

0勝1敗のサウスポー、20歳・青森県と、デビュー戦の30歳・埼玉県。

 

大川君は30歳のデビューボクサーで相手より10歳も年上だったんだけど、

登場した姿はまるで少年のようなか細さで、

彼のトランクスには “芝原小” “三室中” “東海大” “自衛隊” とか、

その生い立ちが知れるような刺繍が色々入ってたんだわ。

 

<1R>

手足が長くてか細いんだけど大川君、

そんなに振り回す必要があるかってほどの全弾フルショットで、

まるでディフェンスを無視したように振り回すもんで初っ端から危ない危ないで、

もっと自分の距離を意識すればいいと思ったんだけどね。

 

相手の動きを見切って距離を把握した太田君がしっかりペースを掴んで、

いきなり勝負の行方が見えてきてしまったもんで一旦離席。

 

                                                      結局勝負は判定までいって39-36×3でやっぱり太田君の3-0勝ちだったね。

 

 

多分、石川ジムの若いボクサー達だと思うんだけど、

通りすがりにコンチワって挨拶してくれたんだけど、

殆ど記憶になくてゴメンゴメンだったんだわ。

それにしても最近、石川ジムはプロボクサーの充実度が半端じゃないんだよね。

 

 

 

③ 池上渉君(郡山)×上野太一君(石川)……B 4R

2勝(1KO)1敗の26歳・福島県と、3勝(2KO)1敗の18歳・山梨県。

 

地元の人気者なのか上野君にはNHK甲府からテレビ取材が入ってたんだわ。

 

その上野君、バンタム級にしては信じられないほど恵まれた体躯をしてて、

カモシカのような足をしてるし上背もリーチも圧倒的なんだよね。

 

<1R>

頭一個ほども上背のある相手に対する戦い方の準備が出来てたような池上君、

一瞬の踏み込みからの鋭いショットの回転も中々のモノで、

ストロークの大きい相手の打ち終わりもシッカリ狙えてたんだわ。

 

必ずしもそうではなかったのかも知れないんだけど上野君、

見えてくる姿は何とかカッコよくやりたいって感じが強く漂ってて、

右のカウンターに固執し過ぎる傾向が強かったなあ。

 

一旦打ちにいった時の池上君の攻勢は十分なポイントゲットだったなあ。

 

<2R>

上野君はリズム感とかテンポが今一のまま絶対的な手数不足でもあって、

必殺系に打つ右を外した際のフォローも打ててなかったし、

自分のボクシングを組み立てし切れてないような印象が強かったんだよね。

 

残り50秒、左右フックをきっかけに池上君が一気の攻勢で、

北ロープに追い込まれてしまった上野君が殆ど棒立ちになってしまって、

顔面を赤くして鼻血まで見舞われてしまって、

このラウンドは10:8.5程もの差を付けられてしまったんだわ。

 

<3R>

自分から仕掛けられないままダメージも引きずった感じの上野君、

大きくポイントバックしないとハンデ2ポイントはここに来て苦しい苦しいで、

相変わらず池上君のテキパキ攻撃の方が優勢優勢のままの終盤近く、

このままだとこのラウンドも池上君だなあって思ってた残り18秒、

シュンって軽く伸ばした右ストレートが池上君をタイミングよく直撃して、

スットンって感じで池上君がダウンしてしまったんだわ。

 

<4R>

これでイーブンの二人、さてどうするのかってところで、

池上君もそれほどダメージのないままの仕切り直しだったんだけど、

右を打とうとして途中で止めたところからの上野君の左フックが最初にヒット。

 

まだまだ狙い過ぎる傾向はあった上野君の残り1分20秒、

池上君がグイッと攻め込んで来るところに右ショートをキッチリ合わせ打って、

そのパンチはそれほど力がこもってるようには見えなかったんだけど、

実にタイミングのいいカウンターヒットで池上君から大きくダウンゲット。

 

リスタートした池上君にとっては倒し返さないと勝ち目はない訳で、

ってことで気持ちを立て直して更に攻勢を強めていった残り8秒、

上野君を南ロープに追いつめながらさあここからってって前掛かりのところで、

またもや上野君のショートカウンターを貰ってしまってこの試合3度目のダウン。

 

 

立ち上がったところでの終了ゴングではもうどうにもならず結局、

39-34、38-35×2ってことで上野君の逆転大差3-0勝ちだったんだわ。

ちなみに自分は38-35だったけどね。

 

 

試合後少ししてからロビーで上野君と目が合ったモンでちょっと話したんだけど、

アニメみたいな試合でとっても面白かったけど、

ああいう傾向のボクシングばかりに固執してると上へ行ってから困るから、

もっと序盤からリーチを生かしたジャブと手数を目指すといいと思うけどって、

そんなような感想を伝えたんだよね。

 

 

 

④ 篠原武大君(全日本P)×岩井大さん(三迫)……Fe 8R

7勝(7KO)4敗(2KO)2分の29歳・東京都と、

18勝(7KO)4敗(1KO)1分のランク9位、27歳・千葉県。

 

篠原君は勝利の全てがKO勝ちであってその左フックは強大なんだけど、

巧いことそれを使えさせて貰えないと意外なほどモロくて、

攻撃の幅の狭さが勝率を悪くしてると思ってるんだけどね。

 

<1R>

大きく強く当てるボクサーと細かく丁寧に当て込むボクサーとの戦いだったんだけど、

ラウンド序盤の岩井さんの右の打ち出しには何となく迷いがあるようで、

いつもより弱々しい感じがした中、篠原君は自信に満ちた腕振りで、

ヒット数に大差は無かったんだけど当たりの強さで篠原君がポイントゲット。

 

<2R>

岩井さんが上下のコンビネーションを駆使し始めたのに対して篠原君、

あくまで顔面狙いオンリーの攻撃に偏りが見え始めてきたんだよね。

特にこの回は岩井さんのボディブローがとっても光ってたんだわ。

 

<3R>

篠原君は圧倒的なフッカーって感じのまま攻撃の幅が絞られてしまって、

細かく当て込んでた岩井さんのショットも避けきれずに徐々に顔面を赤くして、

いつの間にか鼻血にも見舞われて息が苦しくなったか、

ボディブローが効いてきてしまったか飛ばしきれないままヘバリが見えてきたなあ。

 

<4R>

正面からの接近乱打戦を封じられてしまうと篠原君は実に辛い訳で、

ラウンドが進むにつれてメッキリ感が強まっていったんだわ。

 

岩井さんは倒し切るパンチではなかったんだけど、

それでも当たりの綺麗さでコツコツポイントを重ねてたなあ。

 

<5R>

篠原君は殆どボディを打たないのは何らかの理由があってのことかって、

とっても不思議に思ってしまったんだけど、

実はこの日の岩井さんも自分にはとてもベストとは思えなくて、

全体のスピード感に欠けてたし、パンチのキレもいつもほどではなかったんだわ。

 

それでも篠原君のようにまだまだ引き出しの少ないボクサーには十分の充分で、

岩井さんが集中を欠いて不用意な一発させ貰わなければ全く大丈夫だなって、

そういう感じがしたもんでここで一旦離席したんだけど、

やっぱり篠原君は1Rしかポイントが取れなかったみたいで結局、

79-73×3ってことで岩井さんの圧倒3-0だったんだわ。

 

 

 

⑤ 末吉大さん(帝拳)×三瓶数馬君(協栄)……60㎏ 8R

12勝(7KO)1敗のランク7位、26歳・東京都と、

12勝(4KO)3敗(2KO)のサウスポー、21歳・埼玉県。

 

<1R>

スパーの出来が良かった聞いてた三瓶君がまずはいきなり突っ掛けて、

体を揺すりながらセーノって感じの全力打ちこみだったんだけど、

ある程度予想してたような末吉さんが巧いことスウェイバックしながら交わして、

圧倒的な左ジャブの精度を見せ付けてたんだよね。

 

三瓶君は足とリーチのある相手に有効な戦法を取ってたんだけど、

元々それ程の倒し屋ではないのに一発強打系に固執し過ぎてる感じで、

もっと細かく鋭い手数で詰め寄るべきじゃないかって思ったんだけどね。

 

残り35秒からの末吉さんの的確なヒットヒットがポイントを分けたなあ。

 

<2R>

頭から突っ込んではいくんだけど三瓶君、一段落が解り易くて、

そこのところを末吉さんに狙われまくって右ストレートを貰い過ぎで、

ロープ際に詰めても動きを見極められてしまったか被弾の多いのは三瓶君の方で、

追われ詰められても末吉君には一向に焦る様子が見られなかったんだわ。

 

それにしても三瓶君、見栄えのいいのを貰い過ぎだよなあ。

 

<3R>

接近してのシツコイ手数も十分出来るはずの三瓶君、

この日は一発大きいのを狙い過ぎで、いつの間にか左目下が腫れてきて、

気が付いたらヒットカットされてもいるしとにかく、

ブチ当てることに奔走してガード軽視が甚だしい感じだったんだわ。

 

殆ど繋ぎのパンチが出せないままだと三瓶君、

見せ場が限られてしまうんだけどこのスタイルでまだ勝算感じてるのかなあ。

 

<4R>

三瓶君がどこかで大きく当てないと辛くなってきたのに対して、

末吉君はあくまでこのままでいいって感じで動きにも余裕余裕で、

1分30秒からは山ほどのショートブローを畳み込んでたんだわ。

 

三瓶君の方もたまにいい感じの左を打ちこんでたんだけど、

バランスを崩したところからが多くて踏ん張り切れてなかったんだよなあ。

 

末吉君も右腕の引きが甘くなって危険度が高まったんだけど、

三瓶君がそこを狙えないままの残り30秒からは右ストレートを4発ヒットさせて、

更に残り15秒を切ると三瓶君がやられるままになってしまって、

10:8.5ほどもの差がついてしまって終焉を感じさせてしまったんだわ。

 

<5R>

もはやこれまでかって席移動して眺めてたら、

そのまま危ない感じが続いてた三瓶君が残り29秒の東ロープ前、

何かの拍子で左ストレートを直撃させて何となんと末吉君からダウンゲットで、

末吉君の集中力の問題じゃなかったのかなあって思ったんだよね。

 

<6R>

末吉君に後を引くダメージを与えきれなかった三瓶君、

まだまだ左フックに頼り過ぎる癖が抜けないままだったもんで、

末吉君のジャブの通り道がしっかり出来てしまっての被弾被弾で、

何度も何度も頭を跳ね上げられてしまったんだわ。

 

残り35秒からの10秒間の末吉君のラッシュは明らかに決着を目指してて、

猛攻に晒されるままの三瓶君には辛い時間帯だったなあ。

 

<7R>

もうそろそろ棄権してもいいんじゃないかって思ってたんだけど三瓶君、

まだまだ行く行くの姿勢を見せてたもんで誰もストップを言い出せず、

詰め詰めるしながらボッコボコにされてしまったんだけど、

たまに振り出す左フックにはまだ力がこもってて大した根性だったんだわ。

 

<8R>

今更言っても仕方ないんだけど、三瓶君のガードの低さはやっぱり致命的で、

ここまで数知れずのパンチを打ちこんできた末吉君も何となく不手際系で、

このまま終了ゴングを聞かされるのかって思い始めた1分39秒、

最早逆転のショットも期待できず、三瓶君の動きが止まったところで、

陣営からタオルが投入されてのストップエンドだったんだわ。

 

 

試合後の三瓶君は両目周辺とも青タン赤タンで実に痛々しかったんだけど、

本人的には大丈夫ですってことだったんだけど、

一夜明けて今頃は凄いことになってるんじゃないのかなあ。

試合の感想をちょっと伝えたんだけど通じたかなあ……。

 

 

 

⑥ 斉藤正樹さん(10COUNT)×粕谷雄一郎さん(石川)

                           ………SFe 8R

13勝(4KO)11敗(1KO)5分のランク7位、31歳・神奈川県と、

9勝(1KO)0敗のランク10位、19歳・東京都。

 

斉藤さんが一階級下げての一戦だったんだけど、

元々の体格差は想像以上で年齢差ほどもの差があったんだわ。

 

<1R>

体の動きとパンチのスピードは粕谷さんの方だって思ってたんだけど、

序盤の距離は明らかに斉藤さんが支配してたんだわ。

 

お互い、ポイントの振り難い攻防が続いてたんだけど、

比較的ストロークの大きい斉藤さんのパンチを掻い潜って粕谷さん、

ラウンド終盤に返しの左フックを2発ヒットさせてやっとこさポイントゲット。

 

斉藤さんはもっとジャブを打てばいいのになあって感じだったんだわ。

 

<2R>

粕谷君がギアアップしていくのかと思ってたらそれほどのことはなくて、

上背差とリーチ差そのままのボクシングを続けてたもんでかなりガッカリで、

どういうボクシングをしようとするのか考えが定まってないみたいだったんだわ。

 

<3R>

粕谷君が若干前詰めを鋭くしていったんだけどそれでもまだ不十分で、

何をしようとしてるのかがまだ見えて来ない中、

天真爛漫に大きく振り出してる斉藤さんの方が印象的だったんだわ。

 

<4R>

粕谷君にはもっともっとテキパキした感じが欲しかったんだけど、

中間距離での突っ突き合いでは敵いそうにないのに何だか攻めあぐんでて、

このラウンドもやっぱりリーチ差だけのパフォーマンスに終始してて、

元々一発逆転系のパンチの持ち主でもないもんで、

4Rを終わっての37-39では粕谷君の勝ち目は見込めないってことで離席。

 

 

かなりガッカリしながら最終回だけ見てたんだけど、

リング上では粕谷君が優勢に推移してて腕振りもよりキッチリしてたし、

それならもっと初めから飛ばすべきだって思ったんだけど、

それにしても二人共、ランカー同士の最終ラウンドとしてはまだ緩かったなあ。

 

 

粕谷君の敗戦は仕方ないだろうなあってスコアの発表を聞いてたら、

粕谷君から見て77-76、76-76×2ってことで1-0ドローだったんだわ。

 

それはつまり5R以降に粕谷君がかなり踏ん張り直したってことで、

不敗伝説が続いたし、よく盛り返した点はエラかったって伝えたんだけど、

彼自身も納得がいかなかったみたいで全く笑顔は無かったんだよね。

 

 

 

⑦ ユータ松尾さん(国際)×大保龍斗君(横浜さくら)……F 8R

11勝(6KO)2敗1分のランク1位、27歳。青森県と、

9勝(2KO)2敗1分の21歳・神奈川県。

 

協会の月間スケジュールにはユータ松尾さんはコータ松尾さんになってたなあ。

 

<1R>

まずは大保君が勢いよく仕掛けていったんだけど松尾さんも即の反応で、

お互いいきなり正面からの打ち合いが始まって、

それはもうこの日ここまでの試合の緊張感とはまるで違ってたんだわ。

 

パンチ力の差は松尾さんの方が圧してるもんで大保君、

1分半を過ぎる頃には早くも顔面を赤くしてたんだけど、

一旦勢いが落ちた後の終盤にかけては気合の入った盛り返しだったなあ。

 

大保君のパンチで目立ってたのはボディブローだったんだけど、

それだけに終わってしまっててそこからの上への展開が欲しかったけどね。

 

<2R>

大保君は右ボディを執拗に攻めてたんだけど松尾さんのブロックも巧みで、

細かいコンビネーションで格上のところを見せ付けてたなあ。

 

大保君のボディショットの数と松尾さんの顔面攻撃の比較で、

若干微妙ではあったんだけど残り12秒からの一気攻め込みで松尾さんかなあ。

 

<3R>

お互いに休むことの無い打ち込み合いだったんだけど、

松尾さんに有効打が欠けてた中、大保君の鬼ボディが際立ってたなあ。

 

<4R>

松尾さんは大保君のシツコイボディ攻めに合わせ打つって事は敢えてしないで、

ひたすらガードを固める戦法で凌ぎながら隙間隙間を突いてたんだけど、

大保君の心のこもったボディショットの方に気持ちを動かされてしまったんだわ。

 

それにしても二人共、初回から想像以上の飛ばし合いで、

それで最後まで持つのかって感じだったんだわ。

 

<5R>

大保君はボディショットの後にいきなりの右フックを大きく振り出してみたり、

素早い左を連発してみたり攻めのバリエーションに工夫を見せてきて、

細かいコンビネーションに十分な見所はあったんだけど、

全体の仕掛けはシンプルだった松尾さんとの対比を見せてたんだわ。

 

<6R>

ここまでかなり打たれ込まれはしたんだけど大保君はまだまだ勢いを残してて、

あくまでカウンターを打って来ない相手に残り30秒から大反撃だったなあ。

 

<7R>

この辺から最後の凌ぎ合いの根性戦に入ったんだけど、

良く前詰めはしてたんだけど大保君には手を出し切れないままの1分間があって、

残り1分からも立て直しきれないまま松尾さんの右ショットに晒されたんだわ。

 

<8R>

ここに来て顔面のダメージは明らかに大保君の方で、

それでも負けん気剥き出しに詰めていってたんだけど、

若干余裕を見せ始めた松尾さんが下がりながらも実に的確な打ち込みで、

最後の最後までこだわってた大保君のボディブローを凌ぎ切ったんだわ。

 

 

ってことで初めはドローかと思って再計算したら自分は77-55だったんだけど、

結局、78-74、78-75×2ってことで松尾さんの3-0勝ちだったね。

 

 

「いい試合だったよ。」 って声を掛けたら大保君、

それはやっぱり悔しそうにはしてたんだけど少し笑顔を見せてくれたね。

 

 

 

昨日は8回戦の魅力的なカード満載だったんだけど、

4試合連続のフルラウンドっていうのはやっぱり若干過酷でもあって、

この後に月間賞の表彰も挟まれてたし10時過ぎを覚悟したんだよね。

 

一力ジムの鈴木マネジャーに教えて貰ったんだけど、

この日敢闘賞を受賞した近藤明広さんはこれで月間賞をパーフェクト受賞って事で、

つまりMVPと敢闘賞、新人賞の3賞全てをゲットしたってことで、

そういうボクサーは他に誰かいるのかなあ、凄いよなあ……。

 

 

 

⑧ 粉川拓也さん(宮田)×新井雄大さん(渡嘉敷)

                ………日本 F タイトル戦 10R

27勝(13KO)4敗のチャンピオン、31歳・東京都と、

8勝(4KO)3敗(3KO)3分のランク4位、サウスポー、24歳・東京都。

 

これも協会のミスだと思うんだけどどういう訳か、

粉川さんの相手が大嶽正史さんになってたんだよね。

 

試合が始まる直前渡嘉敷会長が自分の横に座ってきて、

ちょっと会話交わしての始まり始まりだったんだけど、

会長は自分のことを知ってるのかなあ……。

 

<1R>

新井さんの方がいい感じのプレスを掛けて始まったんだけど、

粉川さんの例のチャカチャカフェイントに惑わされてるみたいだったし、

打ち終えた後の体の逃がし方の巧さに中々踏ん切り良く攻め切れないままで、

残り52秒と残り23秒での2発の軽い右ヒットで粉川さんがまずはポイントゲット。

 

<2R>

やっとこさ新井さんの左ストレートも当たるようになって、

残り1分02秒からの勢いのある攻め込みラッシュでポイントゲットバック。

 

<3R>

お互いに同じようなタイミングで踏み込むことが多くてのバッティングで、

一休みした後の再開では粉川さんが変則的な右アッパーを2発当て込んで、

相手の動きを見極めたうえでの対応の巧みさを見せ付けてたなあ。

 

<4R>

もっともっと攻め続けるべきだと思ってたんだけど新井さん、

自分の方から手を止めてしまうことが多かったし、

挑戦者としての積極的な手数に足りてないまま被弾を増やしていって、

ヒット数の差が二人の顔面にそのまま出てきてしまったんだわ。

 

<5R>

新井さんは思ってたようなノーモーション系の左ストレートが打ててなくて、

何となくサウスポーの利点を出し切れてないような感じのままだったんだわ。

 

一方の粉川さんは元々独特の変則的なリズム感を持ってて、

ンタッタタンタッって感じの変則6拍子ジャズのような打ち出しをしてくるもんで、

一旦対応を間違うとすっかり巻き込まれてしまって、

相手は自らのリズムを壊してしまうことが多いんだけど、

この日の新井さんは正しくそんな感じだったんだよね。

 

新井さんが折角1発いいのを打ちこんでも粉川さんは即の帳消しショットで、

絶対一方的な場面にはさせない展開を目指してるみたいで、

最後は何となく新井さんがあしらわれてるような感じさえしたんだよね。

 

 

自分の隣でひたすら 「手数! 手数!」 って怒鳴りまくってた渡嘉敷会長に、

どんな感じって聞かれたもんで2R以外は取られてるんじゃないかって答えたら、

発表された中間スコアも49-46×3ってことで……。

 

<6R>

余裕の出てきた粉川さんは振り出すショットにも多彩さを加えていって、

距離が詰まって間隔の狭いところで右ショートフックを実にまあ巧いこと、

まるで差し込むように打ち込んでたんだよね。

 

元々必殺系でもない新井さんもこうなると如何ともし難いって感じで、

手をこまねいてるうちに粉川さんにしっかりラウンドを作られてしまってたんだわ。

 

 

ってことでどうにも勝負が見えてきてしまったモンでそろそろと席を離れて、

暫くブラブラした後、最終10Rに戻って最後のところを見てたら、

何だオイッて感じで新井さんの最後の踏ん張りがとっても目覚ましくて、

終了ゴング手前では粉川さんが打ち合うのを嫌がって引き引きだったんだわ。

 

そういうのが出来るなら新井さん、先々のラウンドのことを余り考えず、

途中でもっと飛ばしまくってみたらどうだったのかなあってことで……。

 

結局、98-92、97-93×2ってことで粉川さんの圧倒3-0勝ちだったんだわ。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① ユータ松尾さん

② 粉川拓也さん

③ 大保龍斗君、上野太一君

 

 

 

どうせカネで買ったマネジャーライセンスなんだろうけど、

そのアル中は首からライセンスカードを下げながらもアル中のままで、

酔っぱらいながら観戦するライセンス持ちっていうのはそのアル中しかいなくて、

その上、考えられないことに他のジム所属のボクサーに野次さえ飛ばすもんで、

少しばかりかましてやったんだけどそのアル中は全くへこたれなくて、

ある部分腐りつつある業界を象徴的に表してるって感じだったんだけど、

そもそもそのジムの見識さえ疑ってしまったんだよね。

 

 

 

 

2016年10月23日 (日)

後楽園ホール・10月22日

 

Img_0927

 

「自分で入ったって訳じゃないんだけどね……。」

 

 

 

ノーベル文学賞に決まったボブ・ディランはやっぱり受賞を辞退するみたいで、

1億円弱の賞金も彼にとってはそれほどのことではないだろうし、

そもそもそういう事には全く興味がないんじゃないかってことだし、

ディラン・フリークは村上春樹のファン達ほど下世話ではないって事でもあって……。

 

ノーベル賞っていえば歴代受賞者数のトップはやっぱりアメリカで337名、

それに続くベスト10は以下の通りで、イギリス109名、ドイツ82名、フランス58名、

スウェーデン31名、スイス27名、日本20名、ロシア20名、オランダ16名、

イタリア4名……。 (1901年~2014年対象)

 

日本の10倍の人口を有する中国はまだ5名しかいないし、

韓国に至っては未だにゼロってことで、

基礎研究っていう点では隣国2国は大きく後れを取ってるってことで……。

 

 

 

ホール入口で冷たい缶コーヒーを飲んでたら突然、

10人程がレンタサイクルでガァーッと団体で乗り込んできて、

ドームシティ内のチャリ禁止は自分の中では常識だったんだけど、

って思ってたら案の定、係員が飛び出してきてシッカリ退散させられて、

やっぱり中国人観光客だったんじゃないかなあ……。

 

 

 

昨日は何かの手違いで赤青コーナーが逆になってたし、

パンフ記載のメニューの試合順も解り難いレイアウトになってたなあ。

 

 

最後のSL級の試合が佐藤矩彰さんの計量失敗で流れてしまったもんで、

全部で4試合になってしまったんだけど、

最強後楽園マッチの3試合はどれもが通常興行のメインイベント格だったもんで、

実にとっても充実した内容だったんだよね。

 

 

 

① 船井龍一さん(ワタナベ)×何チャラ・何チャラ……53㎏ 8R

25勝(17KO)7敗(3KO)のランク3位、31歳・東京都と、

8勝(4KO)3敗1分の20歳・タイ。

 

組まれてた5試合のうちの4試合が最強後楽園だったもんで、

第一試合に登場した船井さんは何だか場違いの感を免れなかったなあ。

 

船井さんのセコンドには高橋さんと梅津さん、

それに仁人さんまで付いてたんだけど、

相手のタイボクサーは船井さんの練習相手にさえなれそうになくて、

まず構え方が如何にも心許なかったし、最初の腕振りも余りに情けなさ過ぎで、

こりゃとってもダメだなっていうのが開始15秒で解ってしまって、

だから即の離席だったんだけど、その1分後にKO負けだってね。

 

試合後大分経ってから船井さんとお互い何となく苦笑いを交換したんだよね。

 

 

 

② 久田哲也さん(ハラダ)×山口隼人さん(10COUNT)

                            ………LF 8R

26勝(16KO)9敗(1KO)2分のランク1位、31歳・大阪府と、

14勝(2KO)6敗(2KO)1分のランク2位、27歳・北海道。

 

久田さんはもう13年のキャリアがあるんだけど、

実は自分の中では強いのかそれほどでもないのかが把握できてなくて、

久高寛之さんや田口良一さん、杦本健太さんに負けてるし、

堀川謙一さんにも2戦2敗してて、要するに強い相手には勝ち切れてないんだわ。

 

ってことで勝率とKO率では遅れは取ってるけど、

山口さんが何とか粘り勝つんじゃないかって予想だったんだけどね……。

 

<1R>

いいプレスをかけてたのは久田さんだったんだけど、

一定の距離に詰まらないと手を出さないもんで先行打撃は山口さんで、

当たりは薄かったんだけどジャブ、ジャブ、右フックでまずはポイントゲットだね。

 

久田さんは一旦適正距離になるとその鋭いショートブローの回転力は圧倒的で、

KO率の高さを垣間見せるんだけど、あくまでもジャブを省く省エネ系だし、

繋ぎのショットも全く打たない実に片寄ったボクシングだったなあ。

 

<2R>

山口さんとしてはとにかく距離をキープしての先手先手ってところだったんだけど、

開始32秒に右フックをいい感じで当て込んでたね。

 

久田さんはあくまで接近戦命っていうパターンに変わりが無くて、

それも殆どボディも攻めない顔面狙い一辺倒だったもんで、

対処法さえ徹底できれば山口さんが追い込まれそうになかったんだわ。

 

<3R>

体がこなれてきたか、いきなり久田さんがギアアップしていって、

踏み込みに鋭さを増しながら鋭いショートブローを放っていったんだわ。

 

両腕の回転力では明らかに遅れを取ってた山口さんも負けずにヒットヒットで、

かなり拮抗してきたんだけど、クリーンヒット数では久田さんで、

少しばかり流れが変わってきた感じがしたんだよね。

 

<4R>

少しばかりではなくて流れは大きく変わってきて、

久田さんの距離詰めを阻止するには山口さんのジャブは少な過ぎの弱過ぎで、

突然久田さんは正に水を得た魚のように生き生きとしていって、

山口さんは完全に相手の土俵での戦いを強いられるようになってしまったんだわ。

 

この日の山口さんは動きそのものにもテキパキさを欠いてて、

左右への鋭い動きもないまま接近戦を正面から受け止めてしまってたし、

ってことで山口さんの勝ち目が消滅してしまった感じだったもんで一旦離席。

 

 

その後遠目に眺めてたら久田さんは益々元気満々のままで、

ショートの打ち合いでは決して自分から手を止めることも無かったし、

すっかり取り込まれてしまった山口さんは元々一発必殺系ではないこともあって、

たまの反撃もそれほどの有効性は認められなくて、

左顔面からの出血が痛々しいまま追い込まれる一方だったんだわ。

 

 

で結局、7R2分30秒、南東ポストに詰められて一方的になってしまったところで、

陣営からのタオルインでストップエンドだったんだよね。

 

 

この日の山口さんは最初っから “弾丸小僧” とはほど遠い動きしか出来てなくて、

振り返ってみれば既に3Rには勝負が決してたのかも知れなかったんだわ。

 

久田さんにも決定的な弱点があるのが解ったんだけど、

ツボにはまった時には実にとってもいいボクシングをするんだよね。

 

 

この試合とすぐ後の麻生興一さんと永田大士さんのスパーリング、

それに次の第3試合は一力ジムの鈴木マネジャーと並んで見てたんだけど、

ああ見えて彼は中々細かいところま行き届いた試合の見方をするし、

業界の色んな事情にも詳しいもんでちょっと驚いてしまったんだわ。

 

 

 

③ ジョナタン・バァト(カシミ)×久我勇作さん(ワタナベ)

                             ………SB 8R

32勝(14KO)7敗(2KO)5分のランク1位、サウスポー、36歳・フィリピンと、

12勝(8KO)2敗1分のランク2位、25歳・東京都。

 

久我さんは元々懐の深いサウスポーは得意じゃないって思ってるんだけど、

その常に全力打ちのショットは直撃すれば必殺だし、

バァトはそれほど打たれ強くはないとも思ってるもんで、

久我さんの勝ち予想してたんだけど、バァトの豊富なキャリアを重視する人もいて、

もつれて長引いたらそれもあり得るかなって思ってたんだけどね……。

 

<1R>

開始1分25秒、久我さんのワンツーが最初のクリーンヒットだったんだけど、

その後残り34秒、ガッツンバッティングで久我さんが眉間を負傷して、

それでもドクターチェックを受けるまでもなくリスタートした残り9秒のリング中央、

相手に合わせた低い姿勢から久我さんが左フックからの右アッパー2発を

大きく連続ヒットさせてバァトから衝撃のダウンゲット。

 

バァトは腰砕けさせながらも一旦は踏みとどまる素振りを見せたんだけど、

ユラッと傾きながら右手を着きながら大きく腰を落としてしまったんだわ。

 

<2R>

ホントは久我さんにとってはサウスポーに中間距離を維持されて、

ノーモーション系の左ストレートとか引っ掛け気味の右フックを打たれるのが

嫌なんじゃないかって思ってたんだけど、

バァトはその中間距離からの久我さんのハードヒットの方を避けたかったみたいで、

この回は初っ端からやたらくっ付きたがり始めたんだわ。

 

バァトが密着からのショートブローが巧いのも事実なんだけど、

実は久我さんの方も接近戦をことさら厭うようなところがないもんで、

それならそれでいいって感じの対応力勝負になっていったんだけど、

この接近戦でも目立ってたのは久我さんの右フックだったんだよね。

 

バァトには早くもちょっと行き詰まり感が漂ってきてたなあ。

 

<3R>

バァトの右フックがいい当たりを見せてて、

もっともっとその右フックを活用すべきじゃないかって思ったんだけど、

傷みがかなり進んでいったのはバァトの左顔面の方だったんだわ。

 

立ち上がりのラウンドでダウンゲットして気を良くしたか久我さん、

そのまま試合序盤でのKO勝ちで賞金ゲットを目指してたのか、

ここまで若干飛ばし過ぎだったような一休み状態に入って、

ラウンド中盤以降を若干バァトの好きにさせてたんだよね。

 

<4R>

挽回目指してまずはバァトが先に仕掛けて行ったんだけど、

密着戦でもアピールし切れないまま、一休み終えた久我さんの再度の飛ばしで、

バァトに南ロープを背負わせてのボディラッシュは実に圧巻で、

それまでもボディブローを嫌がる素振りが久我さんの自信を深めてたんだけど、

このボディ攻勢がバァトには相当シンドかったみたいだったんだわ。

 

体を入れ替えながらバァトが西側に移動した直後の残り1分ちょっと、

またもやの久我さんのドッスン右ボディが強烈とどめの喰い込みで、

一瞬の間を置いてバァトがユラッと屈みこんで横倒れしてしまって、

その悶絶系の表情はすでに回復ままならないことを表してて、

結局、2分17秒、テンカウントアウトってことで久我さんのKO勝ちだったんだわ。

 

 

試合後医務室から帰りの久我さんとちょっと話したんだけど、

3倍もの戦歴を誇るランク1位に圧倒的な勝ち方をしたもんで久我さん、

実にとっても清々しくて100万円の可能性にニッカニカだったんだわ。

 

 

 

④ 杉田聖さん(奈良)×東上剛司さん(ドリーム)……SFe 8R

11勝(7KO)3敗(2KO)1分の3位、26歳・大阪府と、

13勝(2KO)13敗5分のランク4位、36歳・大阪府。

 

今は東西に分かれはしてるけど二人は同じ大阪府出身なんだよね。

 

<1R>

10歳若い杉田さんの方がフレームがデカくて、

ガッシリ大きく立ちはだかる姿はまるで厚い壁って感じがしたんだわ。

 

その杉田さんは体が柔らかいようには見えなかったし、

テクニックを駆使するタイプでもなかったんだけど、

構え方とか立ち位置だとかのシッカリ感が半端じゃなかったし、

繰り出すジャブの威力も東上さんとは比較にならなくて、

とにかく一つ一つのパンチの精度と強度で東上さんを圧倒してたんだわ。

 

その東上さんは元々長いラウンドを戦うことを前提にしてるボクサーなせいか、

どうしても立ち上がりが甘くなるというか、

結構相手の自由にさせてしまうようなところがあるんだよね。

 

それにしてもこの日の相手とのパフォーマンス差は今までになくハッキリしてて、

自分はちょっといたたまれなくなっていきなり離席してしまったんだわ。

 

その時は東上さんは倒されてしまうんじゃないか、

それも4Rくらいまでには……って、正直思ってたんだよね。

 

<5R>

恐る恐るって感じで戻ったのは5Rだったんだけど、

あれって驚いたのはプレスをかけ返してたのは東上さんの方だったことで、

どれだけ打たれ込んでも東上さんは下がらない下がらないだったし、

顔面を腫らせながらの懸命な打ち込みは杉田さんをたじろがせてて、

ここに来て杉田さんの攻撃の単調さが目立ってきて、

意外なほどの引き出しの数の少なさを露呈しつつあったんだわ。

 

<6R>

杉田さんがジャブ主体に立て直して最初の1分半を支配してたんだけど、

その後東上さんが左、右ってフックを続けざまに直撃ヒットさせて、

思わず杉田さんの方がバランスを崩してたんだよね。

即の追撃を受けた途端に杉田さんが立て直せないまま下がり始めてたし、

最後まで挽回出来ないまま全くいいところナシで、

最後は左目上をヒットカットされてたんだわ。

 

<7R>

これこそ東上さんのボクシングって感じを満開にさせていって、

ラウンド序盤は杉田さんの手数に劣勢を強いられたんだけど、

杉田さんが何となく力を決めきれてないというか、

少なくとも倒しに行くようなボクシングをしないもんで、

却って東上さんの全力打ちの方が目立ってて、

残り1分、残り30秒を確認しながらの飛ばし飛ばしでまたもやポイントゲット。

 

<8R>

当然二人共、最後の踏ん張り飛ばし合いだったんだけど、

このラウンドは終始杉田さんの手数勝ちだったんだけど、

東上さんも鬼のような形相で最後の最後まで男気に溢れたパフォーマンスで、

彼の試合にはいつも胸をときめかされるなあって思いながらの終了ゴング。

 

 

発表されたスコアは78-74×3ってことでやっぱり杉田さんの勝ちだったんだけど、

それにしても自分が見てた5R~7Rは東上さんが優勢だったから、

やっぱり序盤の4Rまでの出遅れ感が全てだったみたいだったんだわ。

 

 

東上さんはこれで13勝14敗5分って一個負け越してしまったんだけど、

31戦してKO負け無しっていうのはある意味勲章だと思ってるし、

彼は来年6月で37歳になるにあたってその去就は聞かされてないんだけど、

引退させるには勿体無さ過ぎるボクサーだとも思ってるんだよね。

 

彼を打ち負かさないとランカーへの道は厳しいって思わせたいボクサーであって、

そうじゃなければKO負けし無い限り辞めないとかも有り得る訳で……。

 

ただ一方、彼は4人の子供のパパでもあるってことで、

いつまでもボクシングに固執し切れない事情も推測しうる訳で、

まだ生後間もない赤ちゃんを抱っこしてた奥さんはどう思ってるのかって……。

 

4人の子供のその東上ママは信じ難いほど自然体で生活臭が漂ってなくて、

それはもう驚異的なほどなんだけど、普通にコンチワってしてくれたんだわ。

 

試合後ちょっとだけ東上さんと話したんだけど、

いつも以上に悔しさを滲ませてたんだよね。

 

 

 

⑤ 麻生興一さん(三迫)×佐藤矩彰さん(新日本木村)

                           ………SL 8R

20勝(13KO)7敗(4KO)1分のランク1位、30歳・大分県と、

4勝1敗(1KO)のランク2位、サウスポー、31歳・福島県。

 

どっちにしろ来年のチャンピオン・Cは岡田博喜さんと麻生さんとの再戦だって、

そう思ってたんだけど、それでも麻生さんの試合が流れたのは残念残念で、

自分は彼がMVPの最有力候補だと思ってたんだけど、

みすみす100万円を取り逃がしてしまった麻生さん自身も気の毒だったなあ。

 

 

有力ボクサーの計量失敗が続いた時にも書いたんだけど、

ウェイト管理はボクサーに任せ切らずある程度はジムが責任を負うべきであって、

試合前のある時期になったらジムでの体重チェックにトレーナーが立会うべきで、

2㎏ものオーバーってことになるとそれはもう尋常じゃないんだからね。

 

勝者にはタイトル挑戦権を与えられる関係上、

契約ウェイトにするって訳にもいかなくて、

迷惑をかける範囲が膨大になってしまうんだよね。

 

ウェイト管理については以前にあるジムに聞かせて貰ったことがあって、

そこのジムでは試合が決まってない段階での普段の練習に際しても、

入室と退出時に毎度キッチリ計量をすることを義務付けてるってことで、

多少メンドクサイかも知れないんだけど、

トラブルを回避するにはそれくらいはプロとしての常識かも知れないんだよね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 久我勇作さん

② 東上剛司さん

③ 久田哲也さん

 

 

 

【村木田渾身競馬】

昨日は2レースに参加してハズレて、さて今日はどうするかってところなんだけど、

京都の菊花賞は③が単勝3倍を大きく割りそうなほど人気になってて、

それに乗る騎手は3着内率49.5%(ランク1位)を誇るルメールだし、

ってことでスルーすることにして他に適当なレースがないかなあって探してたら、

東京8Rがいいんじゃないかってことで、

①②④⑤⑫のボックス3連複で競馬の神様にお伺いするって感じで……。

 

 

 

2016年10月21日 (金)

後楽園ホール・10月20日

 

Img_0926

「右目がほんの少しだけ内斜視なんだけど、それが何か……?」

 

 

 

プロ野球のこと……。

子供の頃からジャイアンツ一辺倒だったんだけど、

去年くらいからセ・リーグはヤクルト、パ・リーグは西武を応援しつつあって、

今年は其々5位と4位ってことで日本シリーズは半身の横見なんだよね。

 

横浜と読売なら横浜で、横浜と広島ならやっぱり横浜ってことで、

ロッテとソフトバンクならソフトバンクで、ソフトバンクと日ハムなら日ハムでって、

要するに今回のシリーズは日ハムを軽く応援してるんだよね。

 

 

 

ちゃんと見ておかなければっていうメニューが無かったせいか、

いつもなら顔を出すような関係者がとっても少なかったんだけど案の定、

全体にダラダラした試合が多くて、だからブログを書くにも力が入らないんだわ。

 

自分のことを知ってるとは思ってなかったもんで、

協栄ジムの垂水稔朗君に挨拶されてちょっと驚いて始まり始まり……。

 

 

 

① 吉松大樹君(協栄)×横山渉君(厚木ワタナベ)……SB 6R

5勝(1KO)3敗の21歳・山梨県と、4勝(3KO)5敗(4KO)の31歳・山形県。

 

<1R>

若干プレス掛けられ気味の吉松君だったんだけど、

相手の仕掛けが遅いのに助けられてるって感じだったなあ。

 

10歳年上の横山君なんだけど、もっと中間距離でやった方がいいと思うなあ。

 

<2R>

吉松君はもっとカッチリやるボクサーだと思ってたんだけど、

接近戦になると途端に手数が減ってしまって、

打って離れて、離れて打ってっていうのが出来てないんだわ。

 

お互いが正反対の距離でやりたがる極端系なんだけど、

それにしてもB級のレベルとしても今一感が免れなかったんだよね。

 

ってことでこの後は余り真剣に見てなかったんだけど、

4Rに吉松君が踏ん切り付けてショート戦で頑張り始めてから試合が動いて、

結局、59-55×2、58-57ってことで吉松君が3-0勝ちしたんだけど、

59-55ほどもの差は無かったような印象だったんだよね。

 

 

 

② 山崎真儀君(協栄)×大久保康司君(横浜さくら)……SB 6R

4勝(1KO)3敗(2KO)1分のサウスポー、22歳・福岡県と、

5勝2敗(1KO)2分の30歳・神奈川県。

 

<1R>

右の引っ掛け気味のフックと左フックでまずは山崎君が先行したんだけど、

大久保君も隙間の狭いところで左フックをヒットさせて感じを掴んで、

その後も打ち合いの最後の左フックの精度が目立ってたなあ。

 

山崎君は長いリーチを生かし切れてなくて、

まずは中間距離からの右ジャブがもっともっと要ると思うんだけどなあ。

 

<2R>

二人共、出入りが常に真っ直ぐ過ぎだし上体を柔らかく使えてなくて、

危ないポジショニングの場面が多かったんだけど特に山崎君、

もう少し中間距離を活用しないと相手のタイミングを崩せないし、

強い左ストレートを打った後の右のフォローが殆ど出せてなかったんだよね。

 

<3R>

どこかでドッカン一発左が当たらない限り山崎君の勝ち目は薄くなってきて、

一方の大久保君もホントはもっと巧くなっていいと思ってて、

何となく進歩が感じられないままの単調さが目立ってきてしまったんだわ。

それでも大久保君の優位は動かし難かったもんで一旦休憩タイム。

 

 

結局4R終了時点で山崎君が棄権して大久保君が10戦目にして初KO勝ち。

 

 

この後は女子戦が2試合組まれてたもんで南席の上へ移動して、

iPod でモダンジャズを聴きながら一休み……。

 

 

 

⑤ 松山和樹さん(山上)×遠藤健太郎君(大橋)……SL 8R

13勝(7KO)7敗(3KO)のランク6位、30歳・青森県と、

6勝(5KO)7敗(2KO)の27歳・岩手県。

 

<1R>

立ち上がりから遠藤君の気合の入り方は半端じゃなくて、

元々中間距離でスタイリッシュに戦う方ではないんだけど、

ランク取りに対する気持ちの溢れた積極的な詰め詰めだったなあ。

 

序盤受け身気味にスタートした松山さんだったんだけど、

中盤からは立て直しての踏ん張り系にギアチェンジした途端の1分30秒、

二人激しくガッツンバッティングして遠藤君が左目上をカットして大出血。

 

左顔面を血に染めながらそれでも遠藤君は阿修羅の如くの振る舞いで、

松山さんの方が気圧されるような感じでもあったんだわ。

 

<2R>

松山さんが再度受け身になりつつあって、

気持ちを強く保ってたのは血だらけの遠藤君の方で、

1分20秒での右の相打ち後も更に攻め立ててたのはその遠藤君だったんだわ。

 

その20秒後、遠藤君の傷にドクターチェックが入った後の再開直後、

まだ体勢が整ってなくてグローブタッチから始めようとした松山さんに対して、

遠藤君がいきなりの左フックを打ち込んで松山さんからダウンゲットしたんだけど、

何となくどっちもどっちもって感じだったなあ。

 

<3R>

遠藤君の出血は止まらないまま途中ストップも見えてきたんだけど、

一方、前の回に左目上をヒットカットされた松山さんも

自分の出血と相手の返り血が交じり合っての要するに二人共が赤鬼状態で、

そんな中で松山さんの消耗の方が目立ってきたんだわ。

 

1分過ぎに遠藤君に2回目のドクターチェックが入って、

残り1分に3回目のドクターチェックが入って、

同時に松山さんも診察された時には流石に負傷ストップだなって思ってたら、

傷そのものは浅かったのか、ドクターがやたら強気な人だったのか、

レフェリーがまだやらせるのかって感じでのリスタートだったんだわ。

 

再開するにあたってレフェリーがタオルで二人の顔から胸までを拭いてたんだけど、

そういう場面もこんな血みどろの試合も久し振りで、

初めてボクシングを見に来たような人達はちょっと引くほどだったんだわ。

 

両腕の回転力の差では明らかに遠藤君の方が圧倒してて、

彼の正しく血みどろ中のメゲルことのない奮闘は心を打つほどだったんだわ。

 

<4R>

開始1分までは松山さんが立て直して踏ん張り返してた直後の1分06秒、

遠藤君にこの試合4度目のドクターチェックが入って、

やっとやっとやっとのストップエンド・ドローだったんだわさ。

 

ちなみにここまでの自分のスコアは38-37で遠藤君だったんだけど、

松山さんはこんなもんじゃないって思ったなあ。

 

 

 

⑥ 山田智也さん(協栄)×櫻井孝樹君(SRS)……L 8R

13勝(4KO)7敗(3KO)1分のランク8位、32歳・千葉県と、

7勝(3KO)6敗(1KO)1分の29歳・埼玉県。

 

<1R>

中間距離だとシンドイ櫻井君は思ってた通り体勢を低く保って、

いきなりの詰め詰めからの左右フック狙いだったんだけど、

山田さんの方もそれを想定していたかのような対応がグッドグッドで、

細かく鋭いショートブローを思ってた以上に当て込んでたんだわ。

 

残り8秒辺りでの揉み合いの中で、山田さんの右アッパーが綺麗にヒットして、

一瞬櫻井君の膝が緩んでしまってたし、早くも顔面をかなり赤くしてたんだわ。

 

<2R>

望んでる接近戦で手数負けしてるようでは櫻井君は拙い訳で、

気持ちは充分伝わって来るんだけど、それ以上の何かが欠けてたのは事実で、

腕振りそのものが雑で大掛かり過ぎだと思ったなあ。

 

<3R>

前詰め命って感じの櫻井君に対して山田さんも若干手こずるようになってきて、

我慢比べの消耗比べっていう様相になってきたんだけど、

被弾した際に櫻井君の足元がバタバタしてしまうのが目に付き始めたんだよね。

 

<4R>

それほどのハードヒッターではないんだけど山田さん、

最後は上へ繋げてた力強い左右ボディショットが秀逸で、

櫻井君には明らかにそれを嫌がる素振りが見え隠れしてきたんだわ。

 

ただ二人共、ラウンド半分が過ぎる頃からはメッキリ動きが落ちてきて、

雑な腕振りが増えてきてしまったなあ。

 

<5R>

お互いに残り1分を切るといきなりだらしなくなってしまう展開の連続で、

それだけの消耗をランカーに強いた櫻井君の頑張りは認めるけれども、

それでも大きく流れを変えて明らかなポイントゲットまでには繋がってなくて、

全体に何だかグダグダな展開になってしまったもんで一旦休憩タイム。

 

 

その後は遠目に見てた8R1分40秒、

ランカーとしての山田さんのプライド系何とかしなくちゃ攻め込みに、

櫻井君が反撃し切れなくなったところでストップエンドだったんだわ。

 

 

思い通りの接近手数戦に持ち込めたにも関わらず、

それをモノに出来なかったことを櫻井君は試合後大きく反省してたんだわ。

 

 

 

⑦ 天笠尚さん(山上)×カルロ・デメリーショ……56.8㎏ 10R

30勝(20KO)6敗(1KO)2分のランク6位、31歳・群馬県と、

6勝(1KO)2敗の国内4位、20歳・フィリピン。

 

5倍近い戦歴差があるし、5勝1敗ペースと3勝1敗ペースでもあるし、

KO率には53%と13%もの違いもあるし、

自分が心の中で天笠さんに与えたラウンド数は3だったんだけどね……。

 

どっちが正しいのかは知らないけど、

相手のデメリーショはパンフではデメシーリョになってたね。

 

<1R>

頭一個分近くの上背差があったしフレーム的にも圧倒差があったもんで、

ホントに同じウェイトかって疑ってしまう程の体格差の中、天笠さん、

こんな相手は早々に畳んでしまおうって感じの初っ端からの攻勢ドライブで、

大きく強いショットと小さく鋭いショットを巧みに組み合わせて、

距離を詰めない限り何も出来ないデメリーショを押しまくってたんだわ。

 

<2R>

普通の詰め方ではいつまで経っても当たらないもんでデメリーショ、

いきなり大きく飛び込みながらの左フックに活路って感じだったなあ。

 

残り1分20秒、バッティングで天笠さんが左目上をカットしてドクターチェック。

 

的が小さい上に比較的ガードがしっかりしてる相手に対して天笠さん、

当て難いことこの上なかったんだけど、それでもまあいいかって感じで、

上下を細かく小気味よく打ち分けたんだけど、

決めのショットを相手の頭上に外すことが多かったなあ。

 

<3R>

打ち終わりに合わせてくるデメリーショの左フックはそこそこの強さだったし、

そのタイミングも合ってたもんで全く危険が無いって訳ではなかったんだけど、

それでも不用意な一発さえ貰わなければ天笠さんの勝利は揺るぎないって、

そんな感じだったもんで予定通りこの回で帰ったんだけど、

そんなに長い時間はかからないだろうって思ってたら最終回までいったってね。

 

 

結局、99-93、98-92、97-94の圧倒3-0で天笠さんだったんだけど、

それでもちょっと手こずり過ぎじゃなかったのかなあ……。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 遠藤健太郎君

② 特にナシ

③ 特にナシ

 

 

 

2016年10月18日 (火)

後楽園ホール・10月17日

 

Img_0925

“母ちゃん、頼むからさあ……。”

 

 

 

先週末の競馬は9レースに参加して全外れだったなあ。

 

 

 

アメリカ大統領選はいよいよ佳境に入ってるんだけど、

絞られた候補の二人共が不人気この上なくて、

一方は上流階級気取りの秘密主義が鼻に付くし、

もう一方はその対極を遥かに超えた余りに下世話過ぎってことで、

その中間は居ないのかって感じで、

どっちがマシかっていう消極的な選択に終わりそうなんだけど、

それでも自分はまだクリントンの方がマシだと思うんだけどなあ……。

 

 

 

横浜光ジムの石井会長と一力ジムの鈴木マネジャーと3人で、

11日の赤穂亮さん×勅使河原弘晶君、それと高橋竜平君×武田航君の

試合に関する感想とか意見みたいなものを交換したんだけど、

詳しいことは書けないけど石井会長はいつものように、

こちらのきわどい質問にも開けっぴろげで話してくれて、

自分の見方もそう間違ってなかったことを確認できたんだよね。

 

 

三迫会長や柳光会長、渡辺会長、それに瀬端さんと古澤さん達が固まってて、

コンチワコンチワして始まり始まり……。

 

昨日は元々はあと2試合予定されてたんだけど、

結局試合が組めなくて全部で5試合32ラウンドしかなかったんだよね。

 

 

 

① 菅野智宏君(ヨネクラ)×山本祥吾君(ワタナベ)

                            ………SFe 4R

デビュー戦の20歳・東京都と、0勝1敗の24歳・茨城県。

 

<1R>

おおまかなボクシングをする同士だったんだけど、

菅野君の方が圧倒的にパワフルで、

力勝負を回避したいなら山本君、もっともっとのジャブが要ると思ったなあ。

 

<2R>

立て直した山本君が踏ん張り返してたんだけど左顔面が赤くなってたし、

いい感じで拮抗してた終盤の残り15秒、

菅野君の右ストレートが綺麗にヒットして連続ポイントゲット。

 

<3R>

試合序盤に飛ばし過ぎた余りか、お互い休み休みになりつつあったんだけど、

合間合間の山本君の頑張りよりもやっぱり菅野君の方が力強かったなあ。

 

山本君の消耗が徐々に目立ってきた中、残り1分を切ったところで、

菅野君の左フックがヒットして後退した山本君の腰が伸びてしまってストップエンド。

ってことで2分11秒、菅野君のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

② 佐藤広幸君(ヨネクラ)×松浦大地君(ワタナベ)……Fe 4R

1勝0敗の19歳・東京都と、1勝1敗(1KO)1分の27歳・広島県。

 

<1R>

開始早々に返しの左フックを2発当て込んだ松浦君が先行したんだけど、

その後はファーストコンタクトした途端にもつれ合うことが多くなって、

密着戦に移行してからしつこく頑張ってたのは佐藤君の方だったなあ。

 

<2R>

開始1分20秒から激しい打ち合いに突入したんだけど、

お互いにディフェンスがまだまだ疎かなもんで正面からの被弾が多くて、

松浦君が左目上をヒットカット。

 

<3R>

お互いに効果的なパンチを打ち切れないまま手数勝負の様相だったんだけど、

二人共、同じリズムに終始しての単調なやり取りで、

ラウンドのどこかで山場を作るっていう意識に欠けてたなあ。

 

<4R>

動きまくって手数出しまくってきた割には二人共、

そういう点での劣化は見られなかったんだけど、

相変わらず殆ど派手な展開は期待できないままの終了ゴング。

 

 

自分は38-38だったんだけど結局、39-37、39-38、38-39ってことで、

松浦君の2-1勝ちだったんだわ。

 

 

 

③ 弘地明裕君(ヨネクラ)×内田勇気君(KG大和)……Mm 4R

3勝8敗(2KO)4分のサウスポー、27歳・福島県と、

3勝3敗(1KO)の23歳・神奈川県。

 

<1R>

二人共、もう少し細かい仕掛けが欲しいところだったんだけど、

よりキッチリ腕が振れてたのは内田君の方で、

それ程有効性は高くなかったんだけど生きの良さみたいなもので圧倒してたなあ。

 

 

二人で21戦してKO勝ちの無い同士だったもんで劇的場面は訪れそうになくて、

多分このまま内田君が押し切ってしまうだろうなあって感じのまま休憩タイム。

 

 

結局4R1分41秒、バッティングで負傷してしまった引地君が続行不能ってことで、

ドクターチェック直後のストップエンドってことで、

40-37×2、39-39の2-1でやっぱり内田君の判定勝ちだったってね。

 

 

 

④ 溜田剛士さん(ヨネクラ)×阿部麗也君(KG大和)……Fe 8R

13勝(11KO)2敗2分のランク13位、23歳・長野県と、

12勝(6KO)2敗のサウスポー、23歳・福島県。

 

この日の自分的なメインイベントはこの試合で、

二人よく似た勝率ではあるんだけど、パンチ力では溜田さんが圧倒的で、

それ程の大差があるとは思ってなかったけど、それでも溜田さん優勢だって……。

 

試合前に阿部君と目配せして片渕会長と少し話したんだけど、

阿部君の佇まいとか片渕会長の話し振りには自信が満ちてたんだよね。

 

相手の溜田さんはビートルズの “ロング・トール・サリー” での入場だったんだけど、

一体誰の選曲だったのかなあ……。

 

 

<1R>

基本的には溜田さんは懐の深いサウスポーは苦手だと思ってるんだけど、

初っ端からのプレスは予想通りその溜田さんで、

詰め詰めから強めの左ボディを2発を打ち込んでたんだけど、

阿部君の方もいきなりの左ストレートをきっちりヒットさせてて、

何となく溜田さん、阿部君の左が見えてないような立ち上がりだったんだわ。

元々前振りの少ない溜田さんには大きく狙い過ぎの感じもしたんだけどね。

 

<2R>

阿部君は終始ロープ際を渡り歩くことを強いられたんだけど、

それでも困った素振りは全く感じられずいつでも左右に抜けられるって感じで、

詰めようとする溜田さんを翻弄しながら正確なショットを放ち続けて、

そりゃまだまだ全力打ちでは無かったんだけど、

テキパキしたヒットヒットで溜田さんの顔面は早くも赤くなり始めたんだわ。

 

<3R>

溜田さんのタイミングを崩すべく阿部君の右ジャブは実にグッドグッドで、

瞬間のスピードに着いていけてない溜田さんに焦りが見え隠れしてきて、

ラスト5秒からは阿部君を南東ポストに追い込んで先々の可能性を見せてたけど、

それでもラウンドトータルでは阿部君のヒッティングポイントは動かし難かったなあ。

 

<4R>

それでも溜田さんにしてみれば波状的ではあるけど地道な攻め込みというか、

若干不器用なハードヒッターを演じざるを得ない訳で、

ラウンド中盤にはその左フック一発で阿部君の右目上をヒットカットさせてて、

流石に当たれば効果の大きいパンチを見せ付けてたんだわ。

 

<5R>

試合半ばにしてやっと溜田さんが感じを掴み始めたようで、

最初の1分間で右を2発ヒットさせてたんだけど、

直後に阿部君も左を2発当て返しての互角互角で、

残り30秒からのパフォーマンスでこのラウンドも阿部君がゲットで、

溜田さんにはラウンドの中で、山場を作るっていう意識に欠けてた感じだなあ。

 

<6R>

序盤4~5発のショートヒットで阿部君が先行した後、

溜田さんのいきなり飛びかかるような左フックがかなりの直撃で、

流れを変えるべくの工夫ではあったんだろうけど、そこからの繋がりが悪くて、

打たれたくない場面で見栄えの良くない被弾を繰り返してたんだよね。

 

阿部君は以前より格段に巧くなっててフットワークとボディワークに優れてて、

パンチの強弱とスピードの緩急が抜群だったなあ。

 

強打者相手に全く怯むことなく自分のボクシングを貫いてるって感じで、

それは相手を分析した上での戦略に支えられてるって感じでもあったんだよね。

 

溜田さんも残り5秒に右ストレートを当て込んでたんだけど、

阿部君の中小ヒットの積み重ねで相当消耗してきた感じだったし、

このラウンドからは鼻血を見舞われてしまったんだわ。

 

<7R>

最低でもダウンゲットしないと勝ち目が薄くなってきた溜田さん、

イッセノセ系の相打ちの場面にでもなれば可能性は十分あるんだけど、

阿部君が常に冷静に自らのボクシングを組み立ててるもんで、

中々そういう場面が訪れないままの残り40秒、

阿部君のキレのいい左ストレートが溜田さんの顔面を貫いて、

まるでナイフで切られたかのような鋭さで一発でカット出血してしまったんだわ。

 

それにしても溜田さん、やっぱり阿部君の左が見えてなかったんだよなあ。

 

<8R>

溜田さんからは八方塞り感が漂ってきて前詰めさえし切れなくなって、

それを敏感に感じた阿部君が一歩も引かなくなって一気に倒し系に変身で、

無理に勝負しないでも十分勝ちが保障されてたっていうのに男気発揮発揮で、

1分ちょっと前のリング中央だったんだけど連続攻撃の末、

最後左ストレートをチョン当てしたところでレフェリーストップエンド。

 

それまでかなり消耗してたのは見て取れたから妥当な終わり方で、

溜田さんにとっては確か初めてのTKO負けじゃなかったかなあ……。

 

それにしても溜田さんには中盤以降の攻め方に正直工夫が感じられなくて、

同じことの繰り返しでは相手に見切られても仕方なくて、

自分の距離にするまでもっと捨てパンチを使ったりフェイントが必要な訳で、

右も左も一発必殺のパンチを持ってるんだから、

それを当て込むまでの前振りを工夫するべく練習練習だと思ったなあ。

まだ23歳、やれる事、やるべき事は山ほどあるってことで……。

 

 

0分52秒に圧倒的なTKO勝ちした阿部君はリングアナからマイクを借りて、

観客に挨拶した後、何と会場に呼んでた彼女にプロポーズってことで、

南席から降りてきて自分のすぐ前を通り過ぎたその彼女は、

清純そうな知的な美人だったんだけど、階段を下りながら既に涙目で、

阿部君はリングに上がった彼女に108本ものバラの花束を贈りながら、

片膝着いて 「結婚してください。」 って言ったんだわ。

 

こういう場面はアメリカのバラエティ映像なんかで何度か見たことあるけど、

当然の如く二人は会場中の人達から沢山の祝福の拍手を貰ってたし、

メインイベンターの付き添いに来てたオーストラリア人達も、

初めはキョトンとしてたんだけど、事情が分かってからはそれこそ狂喜狂喜で、

思いっきりの歓声を上げてたんだよね。

 

後で阿部君に高かったでしょって聞いたらバラは一本300円以上もしたもんで、

全部で3万円以上もしたんですって言ってたんだよね。

 

 

この日KG大和ジムは2人出しの2連勝だったもんで、

試合後のスタッフ達は勿論笑顔笑顔で……。

 

 

 

⑤ 松本晋太郎さん(ヨネクラ)×ジェイド・ミッシェル

            ………OPBF SM タイトル戦 12R

13勝(9KO)4敗(3KO)のチャンピオン、31歳・新潟県と、

9勝(4KO)1敗のランク3位、30歳・オーストラリア。

 

松本さんは試合開始前のリング上で出来上がったベルトを披露してたんだけど、

そういうのは自分は見たことがなかったんだけど、スポンサーに配慮したんだね。

 

ミッチェルの戦績は松本さんを圧倒凌駕してるんだけど、

3勝1敗ペースの松本さんとどっちが強いのか全く想像できなくて、

ただ真っ正面からの殴り合いになれば松本さんの方に分が有りそうだなって……。

 

<1R>

体のフレーム的には松本さんの方が圧倒してたんだけど、

ミッチェルはその分動きにスピード感が溢れてて、

打ち出すパンチも早かったし回転力では比較にならないほどだったんだわ。

 

ボクサーとしてのセンスもミッチェルの方が数段優秀で、

松本さんの大まかな攻撃の合間合間を的確に突き続けてたんだわ。

 

<2R>

トコトコ連打を喰らって早くも松本さんの顔面が赤くなってきたし、

一発ドカンが当たらない限り松本さんの勝ち目は薄そうな感じがいきなりで、

松本さん、クリンチワークでも大きく後れを取ってたしなあ。

 

<3R>

松本さんが1~2発打つ間にミッチェルはパンパンパンパンとか、

パーンパンパンパンかパパパーンパンとか、とにかく4発ほどの打ちこみで、

もう圧倒的な差が見えてきてしまって、相手のフットワークにまるで翻弄されてて、

何かの拍子に偶然の大ヒットが無い限り先が全く見えて来なくて、

それはまるで一つ前の試合のデジャブのようでもあったんだよね。

 

<4R>

元々スロースターター気味でもある松本さんはどこでどうする気なのか、

とにかくスピードの差が如何ともし難いままの攻めあぐみの連続で、

その苛立ちは幾ばくかと想像されたんだけど、

それほどの威力は無さそうなミッチェルの右でも重ね打たれた結果、

ついに左目上をヒットカット出血してしまってたんだわ。

 

ミッチェルは松本さんの強打を常に警戒しながらのパフォーマンスだったんだけど、

それでも当て逃げに徹してた訳ではなくて、

事前の研究や対策が十分出来たような動きはほぼ完璧だったんだわ。

 

 

発表された4Rを終わっての中間スコアは40-36、40-37×2ってことで、

松本さんはミッチェルから1ポイントも奪えてなかったんだよね。

 

 

先行きがハッキリ見えてきてしまったもんで自分はここで離席したんだけど結局、

10Rのバッティングで松本さんが傷付いてしまっての負傷判定で、

100-92、99-92×2ってことで松本さんが子供扱いされてしまったんだよね。

 

 

すれ違ったミッチェルに 「コングラッチュレーション!」 って伝えたら、

満面の笑みで 「サンキュー! アリガト!」 って答えてたんだわ。              

余程嬉しかったみたいで彼はベルトを巻いたまま医務室に入って行ったんだよね。

 

 

ヨネクラジムの横井トレーナーとか有岡康輔君とちょっと話したんだけど、

大事な二人のボクサーの敗戦に元気なかったなあ。

 

 

その少し前に宇津見義広君がコンチワって声を掛けてくれて、

彼も最近少し低迷してて、岡畑良治君に石本康隆さん勅使河原弘晶君って、

日本人相手では3連敗してて、そりゃ強い相手だったこともあるんだけど、

今一脱皮し切れてない感じがしてたもんで色々話したんだよね。

 

 

この日出場ジムの戦績はワタナベジムが1勝1敗、

既述したようにKG大和は2戦2勝だったんだけど、

主催者であるヨネクラジムはデビューボクサー以外は全敗の1勝4敗だったなあ。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 阿部麗也君

② ジェイド・ミッチェル

③ 特にナシ

 

 

 

何の奇跡か偶然か、同じ時に同じ地球で命を得たもの同士、

草木も蟻も人間も生き物としては変わりないんじゃないかって、

基本的にはそう思ってるんだけど、

ハエや蚊、ゲジゲジ、ナメクジの類には寛大になれないのはどういう訳?

 

 

 

2016年10月14日 (金)

後楽園ホール・10月13日

 

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“さーてと、午後からは何をするかなあ……。”

 

 

夜、大分冷え込むようになって奥さんはタオルケットの上に羽布団を登場させて、

そう言えばもう10月も半ば近くなんだけど、

自分は元々暑がりなもんでまだまだタオルケット一枚で十分なんだけど、

みなさんはどんな具合ですかあ?

 

 

 

9段の棋士が対戦中にやたら席を外してのトイレトイレで、

スマホで将棋ゲームからアイデア取ってたってことで年内出場停止処分。

余りの情けなさに呆れてしまったんだけど、もう辞めた方がいいと思ったなあ。

 

 

 

8月頃、東京都議会の議長は小池都知事との対決姿勢を鮮明にしてて、

一緒に写真に写ることさえ拒否してたんだけど、

つい最近は彼女に擦り寄っての笑顔笑顔は只の気持ち悪い年寄にしか過ぎず、

自己保身でヘコヘコしまくるっていうのはどこぞのジムの会長と何ら変わりなくて、

そういう連中に共通してるのは実に嫌な目付きをしてるってことなんだよね。

 

 

 

ホール入口前自販機のホット缶コーヒーはこの日もホットになってなくて、

ドームシティはコカコーラの独占市場なもんで元々仕事がタルかったんだけど、

流石にドーム事務所にクレーム持ち込んだんだわ。

 

 

 

自分が今抱えてるプロジェクの件を人づてに聞いてか、

色んな人達がその進行具合について確かめてくるんだけど、

事態は大きく進んでて実は自分の中ではほぼ達成しつつあって、

事が公になった時点、事が解決に至った時点で、

名誉棄損にならない範囲でその全貌を明らかにするからもう少しなんだよね。

(尊重されるべき名誉なんて連中には皆無なんだけどね。)                                                              

 

 

iPhone ケースのことでこの日も山元浩嗣さんとジャレ合ったんだけど、

自分と同じモノは既に販売中止になってたってことで、

製造元を調べてくれって言われたんだけど山元さん、

結局全然解らなかったんだわ、ゴメン。

 

 

 

① 中村賢治君(オークラ)×鷹箸哲也君(新日本木村)

                           ………SB 4R

0勝2敗(1KO)の31歳・北海道と、デビュー戦の34歳・栃木県。

 

<1R>

34歳デビューサウスポーの鷹箸君の方が頭半分ほどデカイんだけど、

如何にもヒョロッとした感じで中村君の詰め詰めに対抗出来るかが分かれ目で、

距離をキープし切れればなんの問題も無さそうだったんだわ。

 

あらかさまな腕づくの中村君は下半身を使い切れないままの乱暴な殴り掛かりで、

要するに二人共、ポジショニングだけの戦いになってしまったんだけど、

まずは鷹箸君が巧いこと捌いて僅からながらもポイントゲット。

 

<2R>

それならって感じで中村君が更なる前詰めを強めていくにつれ、

鷹箸君がそれ以上の足を使えなくなって流れが徐々に中村君に移っていって、

ラウンド中盤以降は退屈な展開が固まってしまったもんで休憩タイム。

 

 

未勝利連敗中だったんだけど中村君、この日の相手なら余裕だねって事で、

結局、39-37、39-38、38-39ってことで中村君の2-1勝ちだってね。

 

 

 

② 優しんご君(宇都宮金田)×荒井龍也君(元気)

                           ………SW 4R

1勝(1KO)0敗の29歳・栃木県と、デビュー戦の21歳・埼玉県。

 

優君は一見いかがわしい和尚のような印象的な坊主頭をしてて、

見覚えがないなあって思ったら後楽園ホールには初登場だったんだわ。

 

<1R>

プレスをかけてたのはこの日がデビューの荒井君で、

中々力強いヒッティングを見せてたんだけど、

優君はなんだかヘラヘラした様子を見せながらも体をとっても柔らかく使えてて、

肩の力の抜けた実にスナップの効いたパンチの緩急が素晴らしかったんだわ。

 

荒井君の当て勘も悪くはなかったんだけど、

細かくて柔らかくて効き目のいい中小パンチの積み重ねで優君ポイント。

 

<2R>

実に柔らかい体使いを駆使してた優君が開始32秒の青コーナー前で、

それ程の強打ではなかったんだけど実にしなりのいい左フックでダウンゲット。

 

立ち上がってリスタートした荒井君も勝負を懸けた強めの攻め返しで、

一気に激闘化していったんだけど余力は優君の方にあったみたいで、

1分17秒、若干追い込まれ気味だった荒井君が攻め返そうとしたその瞬間、

優君の左ショートアッパーが絶妙の角度でブチ当たって荒井君が再度のダウン。

 

南西ポスト前で大きく前のめりで倒れ込んだ姿を見てレフェリーが即のストップ。

 

 

初めて見た優君はちょっと捉えどころのない独特のボクシングで、

ホントに強いのか巧いのか是非また見たいボクサーだったんだわ。

 

 

 

③ 富岡哲也君(REBOOT)×中村一弘君(伴流)

                         ………48.7㎏ 8R

3勝(3KO)1敗(1KO)の20歳・埼玉県と、

9勝(3KO)6敗のスイッチ、33歳・東京都。

 

<1R>

10日ほど前に弟の達也君が試合に勝ったってこともあってか富岡君、

兄ちゃんとして恥かしい試合は出来ないって感じの初っ端からの飛ばし飛ばしで、

若干体勢を整えるのに遅れた中村君を圧倒したままの開始1分04秒、

必ずしも狙ったって感じではなかったんだけどとにかく左フックを大直撃させて、

赤コーナーの真ん前で中村君から実に手際のいいダウンゲット。

 

何とかリスタートした中村君だったんだけど回復は十分ではなくて、

そのまま富岡君の追撃追撃に晒されるまま今度は青コーナー近くだったなあ、

右ストレートを続けざまに二発打ち込まれてグラッと屈んでしまった1分58秒、

レフェリーに抱えられるようにしてのストップエンドだったんだわ。

 

 

富岡君が1敗(1KO)した相手は現在新人王に向かって驀進中の

中谷潤人君なんだけど、いつの日か雪辱戦を見たいもんなんだわ。

 

 

 

④ 藤北誠也さん(三迫)×角本達治君(ワタナベ)……F 8R

9勝(2KO)3敗のランク5位、28歳・鹿児島県と、

7勝(2KO)7敗(1KO)の24歳・徳島県。

 

勝ち負けの拮抗した角本君なんだけど緩い相手の少ない名誉あるこの戦績で、

一方の藤北さんも田之岡条さん、山口隼人さん、ユータ松尾さんには敗れてるけど、

大嶽正史さんや坂下優友さんにはとってもいい勝ち方をしてて、

一見そんなに強そうには見えなかったんだけど、

最近とみに自信を深めつつあるような感じなんだよね。

 

隣に山元浩嗣さんと松山真虎さんが並んで、

インターバルにバカ話を挟みながらの応援観戦だったんだわ。

 

<1R>

ランクゲットに燃える角本さんの方が気合が入ってる感じのスタートで、

初っ端から積極的にプレスをかけていったんだけど、

ジャブ含めてよりカッチリ打ってたのは藤北さんの方で、

角本君は若干上体が硬くて相手の先手を許してるようなところがあったんだわ。

それでも彼の左ボディは角度良く自信に満ちてたなあ。

 

<2R>

角本君が左ボディを軸に前の回より勢いを増していってたなあ。

 

<3R>

基本的に二人共、一発必殺系ではないもんで、

正確な当てっこ競争の様相なんだけど、

前半藤北さん、後半角本君っていう展開の中、

よりハードな打ち込みをしてたのは角本君の方だったんだわ。

 

<4R>

顔面に対する明らかなクリーンヒットが無い中では、

ボディブローにポイントが流れても仕方が無い訳で、

このラウンドも角本君優勢のままだったんだわ。

 

それにしても二人共、山ほどの手数競争を残り4ラウンド分も

このペースで続けられるのかってことで……。

 

<5R>

自分の中では前のラウンドまでで37-39負けしてる藤北さん、

相変わらずいい感じのプレスを掛け続けてる角本君に対してどうするのかって、

そう見てた1分20秒、その藤北さんが突然のラッシュラッシュで、

ほぼ15秒間を飛ばしまくっての圧倒的な攻めまくりで、

明らかに消耗してしまった角本君をその後もショートコンビで追い込んでたなあ。

 

一瞬の対応で後れを取ってしまった角本君だったんだけど、

それにしても藤北さん、「おい! このままだと負けるぞ!」 って、

セコンドから檄でも飛ばれたのかなあってほどの変わり身だったんだわ。

 

<6R>

ここまでかなりの数のパンチを打ち合ってきたもんでお互い、

少しばかり動きに緩みが垣間見えてきたんだけど、

それでも全体のシッカリ感では藤北さんの優勢は動かし難くて、

下半身の安定感が抜群だったんだわ。

 

角本君の出入りが前後直線的になって頭の位置への配慮も欠けてきて、

消耗が目に見えてきた残り30秒からは被弾を重ねるばかりで、

とうとう左目上をヒットカットされてしまったんだわ。

 

<7R>

試合中盤以降の組み立てとか終盤にかけての踏ん張りとかが、

即ち所謂ランカーとしてのプライドって感じの藤北さんだった訳で、

左目上からの出血を更に酷くするようなカサに懸かった容赦のない攻め込みで、

それまで試合序盤にかなりの数のボディブローを貰ってたもんで、

後半のスタミナが心配されたんだけどモノともしない攻め込みで、

角本君が防御に充てる時間が増すばかりで、

このラウンドは10:8.5ほどもの大差が付いてしまったんだわ。

 

<8R>

前の回のインターバルが終わったところでリングサイドに控えてた渡辺会長が、

セコンドに何かの耳打ちをしてたんだけど、試合開始20秒足らずのところ、

勢い付いたままの藤北さんが攻め込んだその瞬間、

大きな白いタオルが投げ込まれてのストップエンドで、

実に妥当な判断の0分20秒、藤北さんのTKO勝ちだったんだわ。

 

 

一般的に一旦出来上がってしまった流れを挽回するのは容易じゃなくて

このままじゃ負けてしまうぞってところからの5R中盤の猛攻が結果的には全てで、

藤北さんはランカーとして半端じゃないところを見せて、

それは前々日の赤穂亮さんのパフォーマンスに通じるところもあったんだよね。

 

 

試合後大分経ってから藤北さんと話をする機会があったんだけど、

彼の左目上には激闘の跡を残してたんだけど、

ボディブローは自分が心配したほどのことは無かったみたいだったんだわ。

 

 

 

iPhoneにピンポーンってニュースが入ってきて、

ノーベル文学賞にボブ・ディランが選ばれたってことで、

今年こそ今年こそで早や8年の村上春樹はまたまたまたまたの空振りで、

彼のファン達の毎年のイベントのようになってた発表待ち集会も空振りなんだけど、

自分的には正直今更ボブ・ディランはないだろうって思ったんだよね。

 

自分は彼のデビュー・アルバムをリアルタイムでゲットしてるんだけど、

ギターをプラグドに持ち替えた際にファンのブーイングに遭ってビビりまくって、

一時期表舞台から逃げた気の弱さにはガッカリだったし、

あの喉を潰したような声質も実は地声とは違う作り声で、

今では実に汚いガラガラ声で聞くに堪えないまでになってしまったんだわ。

 

彼はジョージ・ハリスンやエリック・クラプトンの支えで復活出来たんだから、

二人には感謝感謝なんだろうけど、そもそも反骨のフォークシンガーだったなら、

ノーベル賞なんか 「そんなモノは要らない。」 って言うと思うんだけどね……。

 

 

 

⑤ デクスター・アリメンタ×谷口将隆君(ワタナベ)

                          ………107P 8R

11勝(7KO)0敗のIBF12位、OPBF11位のサウスポー、20歳・フィリピンと、

4勝(4KO)0敗のOPBF4位、サウスポー、22歳・兵庫県。

 

IBFのランキングとOPBFのハイランクを懸けた一戦で、

自分は谷口君を見るのは初めてだったんだけど、

過去4戦の相手は全てカタカナボクサーだし、後楽園は初登場だったんだわ。

 

谷口君は今年4月にデビューしたんだけどその後、5月、6月、8月って試合してて、

それはまるでタイのムエタイファイターの試合スケジュールのようなんだわ。

ってことで自分にとってはベールに包まれたボクサーで興味津々だったんだわ。

 

<1R>

相手はサウスポーではなくて実はナチュラル・スイッチボクサーで、

それはもう瞬きする間にチェンジするほどの実にとっても目まぐるしい若者で、

戦績からして相当なやり手じゃないかって見てたんだけど、

実は全然大したボクサーではなくて、

たまの左特大フック以外これといって他にはもう何もない感じだったなあ。

 

谷口君も相手の大まかで粗っぽい動きに対処し切れてないような感じでね。

 

<2R>

開始28秒、赤コーナー前でクリンチの離れ際だったんだけど、

ここは谷口君も冷静に対応出来ての左ショートフックをクリーンヒット。

 

それで倒れるかって感じでアリメンタがコロンとダウンしてしまって、

覚悟してないパンチは効くっていういい見本だったなあ。

 

アリメンタもダメージを引きずることなくのリスタートだったんだけど、

その後も雑なボクシングのままだったなあ。

 

<3R>

どんな相手と戦って来たかは知らないけどアリメンタ、

KO率64%の無敗ボクサーにはとても見えなくて、

極端な無茶をしなければ谷口君が余裕勝ちだねってことで休憩タイム。

 

 

途中で倒してしまうんじゃないかって思ってたんだけど、

最終ラウンドまでいってのまさかの2-1で、

77-74、77-75、75-76ってことで勿論谷口君の勝ちだったんだけど、

中盤以降、それほど苦戦してしまったのかなあ……。

 

 

 

⑥ 吉野修一郎君(三迫)×恩床健太さん(渡嘉敷)……L 8R

2勝(1KO)0敗のOPBF8位、25歳・栃木県と、

6勝(3KO)2敗(2KO)のランク12位、27歳・京都府。

 

実は自分はまだ日本ランクよりOPBFの方が格上だとは確信できなくて、

だから申し訳ないけど、吉野君は吉野君で吉野さんではないんだよね。

 

彼の過去の2試合は全て後楽園ホールだったんだけど、

その2試合ともがタイボクサー相手だったもんで殆どまともに見てなくて、

この日が初めてのガチ観戦だったんだよね。

 

<1R>

初っ端からプレスは吉野君で、

ふくらはぎの太いマッチョ系のハードヒッター相手にごく普通に圧力をかけつつ、

只のブン回し系の倒し屋だと思ったら繊細なボディワークを駆使しして、

当て勘も素晴らしかったんだけど、避け勘みたいのが抜群だったなあ。

 

<2R>

吉野君は取り敢えずガァーッて感じの迫力のある踏み込みを見せるんだけど、

そこからが実に繊細で大振りすることなく実にコンパクトな打ち込みで、

1分が過ぎる頃の東南ポスト前、右、左って逆ワンツーを見事ヒットさせて、

恩床さんから衝撃的なダウンゲットだったんだわ。

 

恩床さんは明らかにダメージ残してのリスタートで何とか凌いでたんだけど、

残り40秒からの吉野君の再攻勢には耐え切れそうになくて、

こりゃストップかなあって思ったところでラウンド終了ゴング。

 

<3R>

渡嘉敷会長が席を移動して自分の隣に座って、

「覚悟を決めて打ち合え!」 って檄を飛ばしてて、

恩床さんも相打ち覚悟で臨んだんだけど、勢いの差は如何ともし難くて、

開始僅か35秒の青コーナー前、吉野君のショートワンツーを貰ってダウン。

 

ここも何とか立ち上がって再開したんだけど恩床さん、

今更逆転のショットを打ち出せるような余力は全く残ってなくて、

体勢を立て直す間もないままの約7秒後の北西ポスト前、

最後は吉野君の思いっ切りの右アッパーをまともに貰ってしまってダウン。

 

その倒れ方が如何にももうダメそうだったもんで、

0分51秒、レフェリーが即のストップエンドだったんだわ。

 

 

初めて真剣に見た吉野君、自分の中では来月からは吉野さんに昇格なんだけど、

腕づくばかりじゃないことが良く解ったし、

一旦火が付いた時の彼の馬力はもうホントに半端じゃなくて、

ライト級で彼を圧倒できるランカーは果たして誰だって考えてしまったんだよね。

 

 

 

⑦ 竹中良さん(三迫)×ランディ・ブラガ

               ………OPBF Fe タイトル戦 12R

14勝(8KO)3敗(2KO)1敗のチャンピオン、31歳・熊本県と、

19勝(5KO)1敗1分のランク1位、サウスポー、28歳・フィリピン。

 

相手のブラガは勝率90%なんだけどこの階級にしてはKO率が24%ってことで、

要するに生粋のテクニシャンかって思ってたんだけどね……。

 

<1R>

一回り体の小さいブラガの方が腰を引いて体を低くしてのガッチリガードで、

ちょっと見、竹中さんにしてみれば打ち込むスペースがとっても狭くて、

さてさてどうするのかって見てたらブラガが思いの外攻めて来ないもんで、

まずは長いリーチ利してのボディヒットで軽くポイントゲットだったね。

 

自分の周囲はフィリピン人が喋りっ放しの煩いウザイだったもんで、

いきなりの席移動を強いられてしまったんだわ。

 

<2R>

結局、ブラガは打つのは巧くないけど、当てさせないっていう点で優れてて、

いい前詰めは見せるんだけどそこからのパンチが押し出すような非力非力で、

これくらいのボクサーなら日本ランカーにはもっと強いのが沢山いそうなんだわ。

 

<3R>

ブラガがそんな体勢なもんで竹中さんにしてみれば相手の懐が深く見える訳で、

若干竹中さんが攻めあぐむような感じを漂わせてたんだけど、

どう考えても竹中さんが追い込まれるような状況が想像も出来なくて、

あんた、一体どうやってポイント取るつもりなのかって感じしかしなかったなあ、

ってことで、4R終了時点での40-37、39-37×2ってスコアを聞いて離席。

 

そのままテレビモニターを眺めてたんだけど一向に展開が動かないままで、

もういいかあと思って、ある人に挨拶して帰ろうかと思ったら、

座って見て行けってことで結局、最終ラウンドまで見ることになったんだわ。

 

9Rに入ってもブラガはエロルデ・ジムのボクサーらしくないままで、

残り全ラウンドをポイントゲットしてもイーブンにしかならないっていうのに、

いつまで経っても本気を出さないまるで安サラリーマンのようなテイタラクで、

そんなら竹中さん、いっそのことチャチャッと畳んじゃって下さいって、

そう思ってたんだけど、竹中さんにしてみれば無理をする必要がないのも当然で、

結局は延々の退屈系に突入してしまったんだけど、

やっぱりその張本人はブラガだったと言わざるを得なかったんだよね。

 

 

発表された最終スコアは119-110、118-110×2ってことで、

勿論、竹中さんのボロ勝ちだったんだけど、

お前は男かブラガって感じしかしなかったなあ……。

 

 

 

この日は三迫ジムが3人出しの3人勝だったもんでスタッフ達の勢いが良くて、

勝ち試合後の仲間達の集まりっていうのは活気に溢れてていいんだよなあ。

小原佳太さんに挨拶して、福本雄基さんや椎野大輝さんと話して、

会長とマネジャーにオメデトゴザイマスを伝えて、

そう言えば相川学己君とか三浦仁君、長谷部守里達の姿もあって、

移籍してきたばかりの鈴木悠介さんとも会話交わして大賑わいだったなあ。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 藤北誠也さん

② 吉野修一郎君

③ 富岡哲也君、優しんご君

 

 

 

もう金曜日かあってことで、夕方は明日の競馬の予想なんだよね。

一週間の中で決め事があると、日にちの経つのが早いのを感じさせられるなあ。

 

 

 

2016年10月12日 (水)

後楽園ホール・10月11日

 

Img_0922

 

“狂い咲き”

 

5月に咲くから “サツキ” っていうのに、

何年かに一度、必ずこういう勘違いしたヤツが出てくるんだよね。

 

9月の下旬、日差しが少なく寒い日が続いた後、

気温がいきなり5度も上がって日差しも強くなったのを見計らっての先走りで、

周囲の花芽はまだ1㎝ほどでしかないのに、ホントに何考えてんだろね。

 

 

 

ヒマラヤに住む人々の中には死んだ人間は自然に返すってことで、

“鳥葬” (ちょうそう) っていう風習を守ってる種族があって、

山の頂で一通り葬儀を済ませて遺族達を下山させた後、

“鳥葬師” が死骸を斧で粉々にして鷹やコンドルに食べさせるんだわ。

 

残酷な慣習と敬虔な神事っていうのは実はモノの見方の裏表にしか過ぎなくて、

育った環境の違いによって価値観が異なる結果な訳であって、

“鳥葬” っていうのも海洋散骨に通じるものがあるんだよね。

 

 

 

ホール入口前の自販機の缶コーヒーもこの日からホット登場だったんだけど、

これがまあ生温いだけの酷い代物で二口飲んで捨ててしまったなあ。

 

 

すぐ後に奥村健太君が話し掛けてくれて、

彼の故郷熊本の今年の自然災害の話に及んで、

地震に始まって風水害が続いてここのところは阿蘇山の火山灰ってことで……。

 

 

 

ホールに入ってすぐリングでアップしてた勅使河原弘晶君と言葉を交わして、

この日二人出しの八王子中屋ジムの廣隆さんにヤギの写真を見せて貰って、

武田航君と高橋竜平君の二人と目配せ交わして、

一力ジムの小林会長に挨拶して始まり始まり……。

 

 

 

① 新屋叶多君(全日本P)×佐々木蓮君(ワタナベ)

                          ………Fe 4R

デビュー戦のサウスポー、21歳・栃木県と、

デビュー戦のサウスポー、21歳・岩手県。

 

佐々木君のセコンドには井上さんと山元浩嗣さん、京口紘人君が付いてて、

ここのところ毎日超多忙の渡辺会長もリングサイドに詰めてたんだわ。

 

<1R>

最初に勢いよく仕掛けて行ったのは新屋君の方だったんだけど、

佐々木君の方も気後れ出負けすることなく受け止めての即反撃で、

新屋君が止めどなく攻めきれなかったところに乗じての攻め攻めで、

残り1分を過ぎる頃からは明らかな攻勢を取り続けてたんだわ。

 

って見てた残り34秒、ガツガツって寄り合った瞬間からの決着がいきなりで、

佐々木君の左ショートがヒットして新屋君が思わずガックンダメージを負って、

それを見逃さなかった佐々木君が更に一気の追い込みで、

若干乱暴な殴り込みではあったんだけど2分30秒、

最後は強烈ワンツーを打ち込んで新屋君からダウンゲット。

 

倒れ方がそこそこ激しかったもんでレフェリーが即のストップエンドだったね。

 

 

 

② 椎名善聴君(八王子中屋)×倉本和史君(T&T)

                       ………48.3㎏ 4R

1勝0敗の22歳・茨城県と、1勝(1KO)2敗(1KO)の28歳・神奈川県。

 

<1R>

開始当初、相手の動きがより見えてたのは椎名君の方だったんだけど、

開始1分04秒のリング中央、お互いのパンチが交錯した刹那、

倉本君の返しの左フックが直撃ヒットして椎名君がダウン。

 

何とかリスタートはしたんだけど椎名君、回復はままならなかったみたいで、

更に勢いを増した倉本君を防げ切れないままの1分29秒、

追撃連打に晒されての二度目のダウンを喰らってしまったところでストップエンド。

 

 

 

③ 小倉大樹君(横浜光)×金杉雄一君(新日本大宮)

                         ………71㎏ 4R

デビュー戦の20歳・神奈川県と、デビュー戦の31歳・埼玉県。

 

<1R>

11歳も年齢差のある重い階級のデビュー同士だったんだけど、

その割に二人共そこそこちゃんとしてて特に金杉君、

若干猫背気味ではあったんだけどジャブできちんと組み立ててたんだわ。

 

一方の小倉君も相手の動きを見極めてからは徐々に攻勢を強めていって、

1分半を過ぎる頃からは明らかに形勢が入れ替わっていって、

自信に満ちた打ち出しで圧倒していった残り1分02秒、

相手の左に右ストレートをクロス気味に合わせ打って劇的な一発ダウンゲット。

 

ドッサンって感じで倒れ込んでしまった金杉君の様子を見てレフェリーが

即のストップエンドだったんだわ。

 

 

 

ここまでの4回戦3試合は全て1R決着だったんだけど、

テレビも入ってないのに次の試合とのインターバルが間延びするほど長くて、

おかしいなあって思ってたら、二人いるべきドクターのうちの一人が遅刻して、

リングドクターが医務室を往復してたからだったんだわさ。

 

 

 

④ 桜井康弘君(L玉熊)×コーヤ佐藤(伴流)……SF 8R

7勝21敗(3KO)のサウスポー、35歳・埼玉県と、

7勝(1KO)4敗1分の27歳・岩手県。

 

この試合はほぼ判定必死だったもんで1Rだけキッチリ見て離席したんだけど、

正直桜井君が試合を続けてる意味が良く解らなくて、

決められた仕事を淡々と消化するようなパフォーマンスに変わりが無くて、

イーブン戦績に戻せないのが確定してる中、戦う意義をどこに求めてるのか、

今日は何をテーマに試合に臨んでるのかっていうのが全く見えて来なくて、

いつものようにすぐに下を向いて簡単に目線を切ってたんだけど、

彼なりに考えがあってのことだろうとは思うんだけどね……。

 

一方の佐藤君、8回戦になって中々勝ち切れないんだけど、

この日の相手に勝利し切れないとそれはそれで問題だと思ってたんだけど、

1Rを見た限りでは殆ど大丈夫って感じだったね。

 

 

結局、8R1分37秒、佐藤君のTKO勝ちだったんだけど、

その佐藤君も以前と比べると体の動きやパンチのキレとしては今一で、

5連敗中と4連敗中の一戦っていう感じが拭えなかったんだよね。

 

 

 

後ろから声を掛けてくれたのはホントに久し振りの佐藤拓茂君で、

思ってた通りやっぱりプロ生活は切り上げたって事で、

彼は元々美容師なんだけど子供も産まれたしってことで……。

 

 

山元浩嗣さんに256GBの iPhone7を見せて貰ったんだけどサイズは6と同じで、

自分も今様子見なんだけど、2ヶ月ほどしないとカラーが揃わないって事で……。

 

 

 

⑤ 成田永生君(八王子中屋)×甲斐斗志広君(宮崎W)

                           ………M 6R

9勝(4KO)5敗(3KO)の25歳・青森県と、

5勝(1KO)9敗(4KO)2分のサウスポー、31歳・宮崎県。

 

<1R>

少し前にトレーナーと一緒に挨拶に寄ってくれた成田君なんだけど、

信じ難いことに現在4連敗中で、何とか浮上のきっかけを掴みたい試合で、

若干心配しながら見てたんだけど、この日の成田君は何となく吹っ切れてて、

以前のように迷い迷いしながら試合してるような感じを脱してたんだよね。

 

甲斐君も成田君とは再戦なもんで余計な手さぐりをすることなくの積極策で、

初回からスリルに満ちた展開はラウンド終盤近くなっての残り34秒、

成田君の得意の右がクロスヒットして甲斐君がダウン。

 

甲斐君、相当なダメージを引きずったままのリスタートで、

こりゃまたもやの1R決着かなあって感じだったんだけど、

残り時間が少ない中、甲斐君も寸前のところで踏みとどまったんだわ。

 

<2R>

ミドル級の直撃被弾はやっぱり回復し難かったみたいで甲斐君、

立て直せないまま成田君の決着目指した攻勢に晒されるままの開始18秒、

これまでだったら右、右、右のムチャ打ちが多かったんだけど、

ここでの成田君はキッチリ打ち込んだ左フックがファイナルショットってことで、

甲斐君が倒れ込むと同時のレフェリーストップエンドだったんだわ。

 

 

試合後、元マネジャーの筒井さんがとっても嬉しそうにしてたんだよね。

 

 

 

⑥ 高橋竜平君(横浜光)×武田航君(角海老)

                        ………54.1㎏ 8R

9勝(2KO)2敗(1KO)1分の26歳・新潟県と、

9勝(3KO)0敗1分のサウスポー、22歳・神奈川県。

 

2014年と2015年のバンタム級の全日本新人王同士の対決で、

お互い不運が重なって今はランカーではないんだけど、

予備軍であることは間違いのないところで、

高橋君の接近しての馬力には侮りがたいものはあるんだけど、

距離をキープして遠目からの勝負に徹し切れたらって条件で武田君勝ちを予想。

 

<1R>

高橋君は上背とリーチが優位な相手に対していつもの如く、

フェイント駆使しての踏み込みのタイミングを計り計りしてたんだけど、

武田君は相手のトリッキーな仕掛けに惑わされてリズムを壊されることなく、

まずはとっても冷静な立ち上がりを見せてたんだわ。

 

<2R>

高橋君は自分のスタイルを貫き通すことに関してはとっても徹底してて、

スイッチを繰り返しながらフィジカルを活かした馬力戦持込み希望って感じで、

武田君がどこまで耐えられるか、阻止出来るかって展開だったんだけど、

この日の武田君は高橋君の動きが良く見えてたみたいで、

相手の振り出しが大きく雑になるところを細かく突いてたんだよね。

 

<3R>

多分、高橋君は時間を掛けて武田君の動きが劣化するのを待つ作戦のようで、

これは後半勝負になりそうだなあって見てたんだけど、

武田君の左ストレートを避け切れてない高橋君の顔面が赤く腫れてきて、

中々得意のガチャガチャ戦に持ち込めないままだったなあ。

 

武田君はショート戦になっても打ち合いを征してたし中々いい感じだったんだわ。

 

<4R>

残り1分08秒、高橋君がこの日初めて右ストレートをクリーンヒットして、

徐々にペースを取り戻しつあった中、武田君は左右への動きがルーズになって、

打たれ込んだ際の表情も読まれてしまったみたいで、

高橋君がいよいよ本領発揮って感じだったんだよね。

 

<5R>

高橋君の動きが落ちない中、武田君のキレが落ちてきたんだけど、

それでも何とか立て直そうって感じで左ストレートを数発クリーンヒット。

 

<6R>

相手を動かし続けてはいたんだけど高橋君、中々ナイスヒットまでは繋がらず、

残り1分30秒からは大きく反撃していったんだけど、

それでもラウンド序盤の貯金で武田君がラウンドゲットだったと思ったなあ。

 

<7R>

開始すぐの10秒、高橋君の右ストレートがヒットしたんだけど、

直後に武田君が反撃するかと思ってたら何となくやり過ごしてる感じだったし、

前詰め激しい相手を捌き切れなくなっての迫力不足が目立ってきたんだわ。

 

お互いにカウンターのタイミングで狙い切れてなかったし、

上下の打ち分け含めてコンビネーションブローでの見せ場が少なくて、

若干の単調さが拭えなかったんだよね。

 

<8R>

最終ラウンドは誰でも最後の力を振り絞るんだけど、

序盤まずは武田君が左を当てて追込み加減だったんだけど主導権を獲れず、

高橋君も積極的に詰めはするんだけど的確性に欠けてて、

どうなるのかなあって見てた残り30秒からは明らかに高橋君の頑張り勝ちで、

武田君は鼻血を見舞われて印象の良くない終了ゴング。

 

 

自分は試合前半は武田君でそれを高橋君が覆しつつ76-76だったんだけど、

結局、78-75、77-75×2ってことで高橋君の3-0勝ちだったんだわ。

 

武田君の敗戦を不思議に思う訳ではなかったんだけど、

それでも78-75っていうのは主催者に傾き過ぎじゃないかって思ったなあ。

 

ガンガン前詰めさえしてれば点をくれるっていうのは東日本の伝統らしいんだけど、

これは次のメインイベントでも立証された形だったんだよね。

 

 

 

⑦ 赤穂亮さん(横浜光)×勅使河原弘晶(輪島S)

                         ………54㎏ 8R

27勝(18KO)2敗(1KO)2分のランク2位、30歳・栃木県と、

12勝(6KO)1敗2分の26歳・群馬県。

 

勅使河原君は試合前に入場曲はイケイケ系でいきますって言ってたんだけど、

流れてきたのはモーモタロさん、モモタロさんってことで本人も桃太郎の扮装で、

応援に詰めてた長嶺克則さんと塚田祐介さんも猿と犬の着ぐるみ姿で、

特に塚田さんはらしくなかったもんで笑ってしまったんだけど、

そうか今日は赤鬼退治ってことかあって納得できたんだよね。

 

親しいのは勅使河原君なんだけど、

冷静に考えて元々の力量差と経験差はまだ克服しかねるってことで、

自分の事前予想は赤穂さんの勝ちだったんだけど、

この試合も実は一つ前の試合と同じような展開というか様相になると思ってて、

つまり赤穂さんの一瞬の爆発的踏み込みを勅使河原君が捌けるかって事で……。

 

<1R>

勅使河原君は真正面から赤穂さんと向き合うって初めから決めてたみたいで、

例の如く独特のリズムを刻みながら思いの外冷静な立ち上がりをしてて、

赤穂さんが若干力づくで雑に入ろうとするところをしっかり狙い打ってたんだわ。

 

10㎝近く上背があるのも利してたみたいで、距離はシッカリ勅使河原君で、

思ってた以上に届きのいいジャブで相手のタイミングを外してたんだけど、

開始1分13秒、その右ストレートであの赤穂さんをユラッとさせたんだわ。

 

<2R>

プレスは却って勅使河原君で十分に対等以上の開始23秒での右ヒットだったし、

赤穂さんのジャブに右を合わせる度胸も大したもんで、

何となんと早くも赤穂さんの左顔面が赤く腫れ始めたんだよね。

 

お互い、ガードポジションが低い上に万振り同士なもんで、

常に危険度が高くてハラハラのやり取りだったんだけどね。

 

<3R>

こりゃ無暗に行くと危ないって赤穂さんも警戒したか、

フェイントの掛け合いが更に増していったんだけど、

最初の1分間は勅使河原君の軽ヒットが目立ってて、

危険に満ち満ちたパンチが交換された中、

残り38秒での勅使河原君の左フックがポイントを決めたんだわ。

 

<4R>

1分03秒、赤穂さんが綺麗な右をヒットさせてたんだけど、

繋ぎのパンチを丁寧に出し続けていたのは勅使河原君の方で、

勿論動きの劣化は見られなかったんだけど赤穂さん、

顔面の傷み方は随分進んでたんだよね。

 

<5R>

赤穂さんは直撃を避ける動きは出来てたんだけど、

それでも打たれ方の形が悪くて

勅使河原君に動きを読まれてるようなところもあって、

隙間隙間を突かれてたなあ。

 

<6R>

赤穂さんはここまでかなり追い込まれてたと言わざるを得ず、

少なくともダウンゲットしない限り勝ち目が無くなりつつあったんだけど、

開始35秒、赤穂さんの右ショットの直後の勅使河原君の右ストレートの方が

圧倒的に効果的だったし、中盤コーナーに追い詰められたところでも、

勅使河原君のショートのコンビネーションが光ってたんだよね。

 

その直後、赤穂さんが踏み込むところに勅使河原君の右がヒットして、

ガクッと膝を折った赤穂さんが勅使河原君に掴まって絡んでバランスを崩して、

そのまま北側ロープから転げ落ちてしまって、その衝撃的な場面を前にして、

レフェリーは思わずって感じでスリップ裁定をしたんだけど、

絡みながら転げ落ちる前に直撃されてたのは間違いなくて、

あの場面は絶対ダウンだったって自分は判断したけどね。

 

再開後の赤穂さんも立て直しながら残り38秒での右で息を吹き返してたね。

 

 

ってことで6R終了時点での自分のスコアは59-54で勅使河原君だったんだわ。

 

試合展開が大きく変わったのは次の7Rから最終10Rまでで、

流石歴戦の勇士のプライドと気持ちの強さって感じで、

そう言えば赤穂さんはそれまでも攻め込まれて強いのを貰っても、

困ったような表情とか痛そうに顔をしかめることは一切無かったし、

すんでのところで大きく直撃されないようなヘッドワークが巧かったんだよね。

 

それに比べて勅使河原君の方の消耗の方が徐々に目立ってきて、

ジャブ含めて先攻めする回数が少なくなるにつれ、

赤穂さんに攻め込みのタイミングを与えるようになってしまったんだわ。

 

始めての10回戦は勅使河原君には荷が重いところもあったか、

自分の中では最後の4ラウンド分のスコアを全て赤穂さんに与えてしまって、

4つのうちどこか1つのラウンドで飛ばし切ってたらって、残念は残念で……。

 

最終10Rに赤穂さんがローブロー減点されてしまったんだけど、

実はそういう傾向はそれまでのラウンドでも散見されたんだけど、

レフェリーから事前に何度かの注意があった訳でなかったもんで、

自分的には減点ナシって判断しての通算スコアはそれでも、

95-94で勅使河原君だったんだけど発表されたものは、

97-94、95-94、94-95ってことで赤穂さんの2-1勝ちだったんだわ。

 

 

2-1のスコア自体に物言いするつもりは全然無かったんだけど、

それでも97-94っていうのは自分の中では全く有り得なくて、

最初の6Rまでを他の二人のジャッジが59-55、58-56って、

勅使河原君の優勢としてたのをそのジャッジは58-58のイーブンにしてて、

2ラウンド分の採点を敢えて回避してのこの数字だったんだわ。

 

試合後に思い返してみればこのジャッジにとっては、

最初っから勅使河原君の勝ち目は無かったんじゃないかって思えるほどで、

少しでもチャラチャラした雰囲気を漂わせるボクサーは嫌いだってことか、

ひたすらガツガツ前詰めするボクサーに点を挙げるってことで彼にとっては、

一発一発の有効打なんか関係無かったんじゃないかって感じさえしたんだよね。

 

以前にも書いたことがあるけどセコンドっていうのは、

ジャッジの面子を確認した上で試合を進めるっていう配慮も要るんだわ。

 

 

 

試合中やたら怒鳴ってたヤツ、幾らのチケットで入ったのかは知らないけど、

最前列ってことは有り得なくて、訳知り顔の野次は気が利いてると思ってるのか、

赤穂さんや勅使河原君に対してのやたらエラそうな物言いは何様と思ってか、

只の性格の暗そうなオタクが最近実にウザくて変に堂々としてきたんだけど、

ああいうのは実にとってもみっともない訳で……。                                                           

 

って事であれやこれや色々あって試合直後は自分も気が荒れてしまってたなあ。

 

もうこうなったらランキング委員会にお願いなんだけど、

勅使河原君はランク2位相手にこれだけの試合をしたんだから、

カッタルイ相手との試合を繰り返してる下位ランカーにはこの際退いて貰って、

何とかランキング復帰させて貰えないもんかなあ……。

そもそものランク落ちの要因も実に不運だったとしか言えないんだからさあ。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 勅使河原弘晶君

② 赤穂亮さん

③ 高橋竜平君、成田永生君

 

 

 

2016年10月10日 (月)

日記 (10/10)

 

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「もう秋か、秋なのか……。」

 

 

 

“ノウイング”

ニコラス・ケイジ主演のサスペンス。

 

50年前に埋められたタイムカプセルの中から1枚の紙が出てきて、

そこには未来に起こる様々な惨事の正確な日付と死者数が記載されてて、

最終的には人類絶滅のメッセージさえ読み取れるってことで……。

 

それにしてもいつも思うんだけど、スペクタクル系やサスペンス系の映画には

必ずといっていいほど足手まといになるだけの、

見てて苛立つような女子供が登場するんだけど、あれはどうにかならないものか。

 

 

 

“アラモ”

1960年・アメリカ、ジョン・ウェイン監督主演。

 

時は1836年、メキシコ共和国とテキサス分離独立派とのアラモ砦を巡る戦いで、

185人で5,000人のメキシコ兵を相手に13日間も砦を支えたんだよね。

 

当時テキサス州はメキシコの領土だったっていう事実も興味深いんだけど、

あのデイビー・クロケットもここが死に場所だったんだよね。

 

圧倒的に勝ち目の薄い戦いを放棄することも出来た連中が、

後続の仲間達の為に最後まで踏ん張って全滅したんだけど、

男の生き方の問題なんだよね、要するに……。

 

 

 

そこそこの教育を受けたにもかかわらず、

最終的に身に付いたのが銭金計算と自己保身だけだっていう相手に、

事の善悪や正義と平等、思いやりについて話をするのは元々無理な訳で、

反省することなく無垢な人間に対して同じ悪行を繰り返すお前の脳天に、

今こそ鉄槌を下すから覚悟しておけ!

 

悪党の口車に乗せられるまま、その真偽を確かめることをしないまま、

年寄りや若者を苛めるのに手を貸してるあんたらも殆ど同罪な訳で、

悪党と無思慮な連中を元締めが許すようなら自分は間違いなく暴れるよ。

 

 

 

【村木田渾身競馬】

殆ど毎年のことなんだけど、どういうもんか7月~9月の成績は良くなくて、

10月から年末にかけて盛り返すっていうのを繰り返してるんだよね。

 

で、10月の第一週にまず小手調べ系の配当をゲットしたんだけど、

今週も8日の京都10R、12Rは外したんだけど、

昨日参加した東京10R、12R、京都11R、12Rの4レースのうち、

東京10Rの三連複を⑥⑦⑧⑬⑮の5頭ボックスで見事的中させたんだわ。

 

事前の自分的な配当順位では10通りのうちの9番目だったもんで、

もっと大きい金額になるかと思ってたんだけど、

実際は8番人気→3番人気→7番人気ってことで、

それでも400倍を超えてたもんでこれで40レース分の余裕が出来たんだよね。

 

3連複5頭ボックス買いで思い出すのは2001年の有馬記念で、

マンハッタンカフェを中心にした5頭ボックスの全てが5着以内に入賞して、

奇跡の5連複をゲットしたことがあって自分に向いてる買い方なのかも知れなくて、

ってことで今日の競馬は以下の買い目で勝負勝負ってことで……。

 

・東京11R……③④⑤⑨⑮の3連複5頭ボックス

・京都12R……①⑨⑪⑫⑯の3連複5頭ボックス 

 

2016年10月 7日 (金)

後楽園ホール・10月6日

 

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“パーシー・ヒース”

 

学究肌のジョン・ルイスが選んだ如何にも彼好みのベーシストで、

“MJQ” の永久メンバーで誠実というか実に堅実なプレイをするんだわ。

 

その彼が “ラスト・コンサート” ではそれまでの数十年の思いが一気に溢れたか、

感極まるようなピッキングを聞かせてくれて実に感動モノなんだよね。

 

 

 

昨日は11時半頃に記事の下書きを終えたんだけど、

“今すぐ公開する” をクリックするのを忘れてしまって、

まだアップしてないのかっていう電話が知人から入ってやっと気が付いたんだわ。

まだかまだかってみなさんに迷惑をかけたみたいで、

4,000アクセスも頂いてしまってホントに申し訳なかったです。

 

それと第一試合の長谷部君の名前を何ヶ所か長谷川君って間違えてしまって、

そっと直しておきましたけどこれも重ねてお詫びしますってことで……。

 

 

 

以前、ワタナベジムのトレーナーをやっててその後俳優業に転じて、

“100円玉の恋” で主人公のトレーナー役を演じてた松浦慎一郎さんが、

「お久しぶりです。」 って声を掛けてくれて、少し話をして始まり始まり……。

 

昨日、自分の席の周辺は実に嫌な雰囲気に満ちてて、

嘘にまみれたそのドス汚い空気に触れるのが耐えられなかったもんで、

最後まで距離を置いて見てたんだよね。

 

 

 

① 蒲山直樹君(小熊)×高木駿君(レイS)……SF 4R

1勝(1KO)1敗1分の19歳・埼玉県と、

1勝(1KO)1敗(1KO)2分の27歳・大分県。

 

蒲山君は興法裕二君の “オラオラTシャツ” を着ての登場で、

田之岡条さん達の声援を受けてたね。

 

<1R>

お互い、よく似たボクシングスタイルなんだけど中盤までの手数は蒲山君で、

返しの左フックまで懸命に丁寧に頑張ってたんだわ。

 

一方の高木君も力量的にそれほど劣ってはいなかったんだけど、

最初の接触だけで終わってしまってる淡泊さが目立ってたんだよね。

 

<2R>

開始15秒、蒲山君が形の綺麗なワンツーをヒットさせて、

その後も強い気持ちに支えられてるような攻勢を取り続けたんだわ。

 

殆ど同じ戦績の高木君なんだけど、ボクシングのクオリティとしては今一で、

そういう諦めの早い攻撃では中々ポイントゲットには繋がらないんだよね。

 

<3R>

蒲山君がいい感じを維持できるか、高木君は立て直せるのかってところで、

お互い、若干パワーダウンしてパタパタ、ペトペトした感じになってきたんだけど、

それでもコノヤロコノヤロって感じで踏ん張ってたのは蒲山君だったなあ。

 

<4R>

最初からそういう風にやればいいのにって感じで高木君が飛ばしてきて、

ラウンド中盤まで手数ヒット数共に明らかに相手を上回ってて、

それにつれ蒲山君はフワフワというか腰が浮き始めてたし、

見栄えの悪い被弾を増やしていったんだよね。

 

それでも高木君のギアアップは如何にも遅過ぎたわけで、

自分は39-37だったんだけど結局、40-36、40-37、39-37ってことで、

見たまんま蒲山君の3-0勝ちだったんだよね。

 

 

 

② ジロリアン陸君(F赤羽)×ザッパトウキョウ君(P渡久地)

                             ………Fe 4R

2勝(2KO)1敗(1KO)の28歳・福島県と、

3勝(1KO)1敗(1KO)の30歳・ドミニカ。

 

<1R>

ジロリアン対ザッパって何だか一昔前の東宝の怪獣映画みたいだったんだけど、

試合の入り自体はそういう感じとはかけ離れてて、

二人共、恐ろしく慎重慎重系の立ち上がりをしてたんだわ。

 

試合が突然動いて突然終わってしまったのは開始1分ほどのところで、

ザッパ君がグイッて踏み込んだ瞬間、ジロリアン君の特大右フックが炸裂して、

直撃されたザッパ君はまるでカンフー映画のように吹っ飛ばされてしまって、

空中に浮いたまま寝返りを打つような感じになってしまってのバッタンダウン。

 

余りにも激しい倒れ方だったもんで当然の如く即のストップエンドで、

0分56秒、ジロリアン君の壮烈TKO勝ちで、ザッパ君は担架搬出。

 

 

 

③ 山中章弘君(F赤羽)×阿部義樹君(元気)……F 6R

5勝(2KO)5敗(1KO)の28歳・東京都と、4勝(1KO)4敗2分の30歳・宮城県。

 

<1R>

山中君はA級昇格を目指しつつ、二人共勝ち越しを実現したいマジ戦で、

まずは山中君が気合の入ったジャブで先行したんだけど、

阿部君の左右連打に力がこもってたんだわ。

 

ただ残念ながら全体的に二人共、キリッとした動きに欠けてて、

主導権を獲るんだっていう強い意志が見たいところだったんだよね。

 

<2R>

二人共、普通にちゃんとやってはいたんだけどいつまでも普通過ぎで、

山場を作るっていう意識に欠けてると言わざるを得ず、

ジャッジに対するアピール度不足じゃないかって思ったんだわ。

 

残り1分からのしっかりヒッティングでギリギリ山中君ポイントだったかなあ。

 

<3R>

開始早々の34秒、いきなりのガッツンバッティングで山中君が大出血で、

ドクターチェック後即のストップエンドで負傷ドローになってしまったんだわ。

 

微妙ではあったんだけど山中君の方が優勢だったもんで残念だったね。

 

 

 

④ トーン・何チャラ×中根一斗君(レイS)……SF 6R

8勝(4KO)7敗の20歳・タイと、

5勝(5KO)2敗(2KO)の28歳・東京都。

 

この試合は全く見るつもりがなかったんだけど結局1R0分42秒、

当然の如く中根君のTKO勝ちだったんだってね。

 

 

ちょっと前にジョニー・ゴンサレスと試合をした山元浩嗣さんが来てて、

そう言えばこの日のメインの木村隼人さんの応援に田口良一さんとか、

阿知波賢さんとか源大輝さん達も駆けつけてたんだよね。

 

 

 

⑤ 氏原文男君(F赤羽)×永田翔君(アベ)……SFe 6R

4勝(3KO)5敗(2KO)の29歳・高知県と、

6勝(2KO)2敗(1KO)の21歳・長崎県。

 

<1R>

ジャブ戦では敵わないから氏原君、どうやって詰めるかが全てだったんだけど、

初っ端は若干無暗過ぎで巧いこと永田君にあしらわれてたなあ。

 

氏原君は左フックをそこそこ当て込んでたんだけど、

全体としてのヒット数は薄くて軽くはあったんだけど永田君だったなあ。

 

<2R>

一気の打撃戦に突入で、お互い大きなパンチが交錯してたんだけど、

氏原君は永田君のボディブローをあらかさまに嫌がる素振りを垣間見せてて、

1分20秒にはタイミングのいい右ストレートを貰ってしまっての膝カックン。

 

こりゃいきなりヤバイって感じになったんだけどその氏原君、

残り10秒を切るか切らないところで突然の逆転ショットで、

それまでもいい感じだった左フックを綺麗に当て返してのダウンゲット。

 

<3R>

今度は氏原君の一気攻めだったんだけど、やっぱり如何にも粗っぽ過ぎで、

上半身と下半身のバランスが整わないままの無理打ちの効果無しで、

終盤にかけては永田君の手数アップの立て直しの逆襲を喰らってたんだわ。

 

それにしても二人共、攻防にもう少し細かい配慮を行き届かせるべきだなあ。

 

<4R~5R>

若干雑なやり取りに終始してて、

永田君はピョンピョンした感じの無駄な動きが多くて、

踏ん張り切れない所からの打ち出しが多かったもんで力が込め切れてなかったし、

一方の氏原君は狙い過ぎる余りか単純に手数負けしてたんだよね。

 

<6R>

永田君が本来のヒット&アウェイに戻すにつれ氏原君のチャンスが遠のいて、

大きな展開が訪れないままの終了ゴングで、

自分は57-56で永田君だったんだけど結局、

58-55、57-56、56-57ってことで永田君の2-1勝ちだったんだわ。

 

 

 

⑥ 塚田直之君(セレス)×太田輝君(五代)……LF 8R

6勝(2KO)3敗(1KO)3分の28歳・千葉県と、

6勝(2KO)5敗(3KO)の21歳・兵庫県。

 

二人共、必ずしも飛び抜けた才の持ち主ではないんだけど、

この階級のボクサーが本来備えているべきテキパキ感は十分以上で、

いつ見てもいい試合をするんだよね。

 

結果としては78-76、77-75×2ってことで塚田君が3-0勝ちしたんだけど、

太田君も最後まで緩むことなくの奮戦だったんだわ。

 

 

二人のスコアの分かれ目は二つあったって思ってて、

一つは太田君のディフェンスが塚田君に比べて全体的に甘かったことで、

もう一つは返しの左フックに対する配慮というか思い入れの違いで、

塚田君の左はもしかしたら利き手の右よりもクオリティが高かったんだよね。

 

お互いに必殺系ではないから、正確な当てっこ競争と同時に、

正確に当てさない競争だったんだけど、

残念ながら2Rまでにはその趨勢がほぼ決まってしまったんだよね。

 

この階級に要求される絶対的スピード感の中で、

手際良く攻防を切り替えるっていうのはとっても難しいとは思うんだけど、

他のA級も含めて興味深いボクサーが揃ってるんだよね。

 

 

塚田君はこれで3連勝の一方、太田君は3連敗目だったんだけど、

二人の差はまだまだ僅かで自分は太田君の巻き返しに期待してるんだわ。

 

 

 

⑦ 稲垣孝君(F赤羽)×何チャラ・ライジム……W 8R

17勝(7KO)14敗(5KO)2分の30歳・東京都と、

9勝(3KO)3敗の20歳・タイ。

 

負傷ドローだった坂本大輔さんとの試合を挟んではいるんだけど、

斉藤正樹さん、麻生興一さん、塚田祐介さん、藤中周作さんって強豪相手に

苦戦が続いた稲垣君は現在4連敗中ではあるんだけど、

正に歴戦の勇士なもんで流石にこの日の相手なら余裕余裕で、

2R1分48秒のTKO勝ちで、実は何と3年ぶりの勝利だったんだわ。

 

 

3年振りって言えばこの日木村隼人さんの応援に来てた荒川仁人さんも、

この間は3年振りのKO勝ちだったんだってさ。

 

そういうような話をしてたところに久し振りの村中優さんが合流して、

直後に松山真虎さんも加わって何だかボクサー同士らしいことを話してたんだわ。

 

 

 

⑧ 木村隼人さん(ワタナベ)×中川健太さん(レイS)

              ………日本 SF 王座決定戦 10R

25勝(16KO)8敗(3KO)のランク2位、27歳・神奈川県と、

12勝(9KO)2敗1分のランク1位、サウスポー、31歳・東京都。

 

結局、97-93、97-95、95-96って事で中川さんが2-1勝ちしたんだけど、

正直実に全く詰まらなかったんだわさ。

 

思ってた通り中川さんはひたすらその自慢の左ストレートを狙いまくるだけで、

前の手はその通り道を開く為だけに使い続けての単調単調で、

木村さんの方も相手の突っ込みからの左ストレートを最後まで警戒して、

慎重になる余り結局は手も足も出せなかったっていう展開に終始しててそれは、

冷静に機会を窺っていたというよりは何となく臆してしまってたみたいだったんだわ。

 

5Rを終わったところでの中間スコアは49-47、48-47、48-48ってことで、

この段階では木村さんが2-0リードしてたんだけど、

これ以降その採点結果をバネに盛り返しを目指したのは中川さんの方で、

徐々に積極的に接近戦も仕掛けて行ってたんだけど、

木村さんの方はその優位を足掛かりに更にギアアップするべきところ、

中川さんの打ち出しや終わりに合わせるつもりもないようなまま、

いつまで経ってもごく普通の試合のように淡々としたラウンドを重ねるだけで、

どうしても勝つっていう強い意志が感じられなかったんだよね。

 

変な負け方はしたくないっていう気持ちの方が勝ってたっていう印象は、

実は中川さんからも受けた訳で、だからいつまで経っても延々の退屈で、

日本タイトル戦でこれだけ退屈したのは思い出せないほど久し振りで、

其々の応援団達はそれこそかすっただけで大騒ぎしてたんだけど、

自分は沈み込んでしまうばかりで7Rからは殆どまともに見てなかったし、

実は8Rには帰ってしまったんだよね。

 

 

手の内を知ってる同士の戦いっていうのはこう着状態になりがちで、

江戸時代の末、刀を抜いて果し合いになった場面に遭遇した人の話で、

いつまで経っても壮絶な斬り合いにならないもんで野次が飛んでたって事で……。

 

自ら飛び込んで切りかかる方がいいのか、

相手のそれを狙い待つ方がいいのか、

いずれにしても大きく一太刀喰らえば死ぬか片輪になってしまうケースでは、

如何に侍と言えどもそう簡単に斬り込む訳には行かないらしくて、

ジリジリ1時間もの時間がそのまま過ぎていったもんで、

周りを囲んでた見物人たちは三々五々散ってしまったんだってさ。

高校の歴史の教師から聞いた話なんだけどね……。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 塚田直之君

② 特にナシ

③ 特にナシ

 

 

 

2016年10月 6日 (木)

後楽園ホール・10月5日

 

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“カーティス・フラー”

 

ジャズ・トロンボーンの第一人者はJ・J・ジョンソンだとは思うんだけど、

カーティス・フラーは適度に力が抜けてて好きなんだよね。

 

彼の最高作は何と言っても “ブルース・エット” で、プレイスタイルが近い

テナー・サックスのベニー・ゴルソンとのハーモニーは心地良さの極致なんだわ。

 

トロンボーンっていう楽器は他の楽器のようなフレットとかキイが付いてないから

音程を維持するのがとっても難しい上に大きな肺活量も求められるから、

日本でも中々名手が出てこないんだけど、今は向井滋春かなあ。

 

既に亡くなってしまったんだけど、1960年代の名手っていえば実は谷啓で、

彼は俳優の方で名を挙げたんだけど初期のクレイジー・キャッツ時代は、

その道の名手だったんだよね。

 

細かいパッセージを吹くことが難しい楽器なもんで、

若い頃は余り好きではなかったんだけど年齢を重ねるにつれ、

その若干ボワーッとしたところも悪くないって思うようになったんだよね。

 

 

 

昨日は東日本新人王人トーナメントの準決勝戦の2日目で、

前日ほどではなかったんだけどこの日も本来は12試合あるはずのところ、

ウェルター級とミドル級で棄権者が出てしまって全10試合だったんだわ。

 

 

 

① 松本憲治君(沼田)×長谷部守里君(三迫)……Mm

1勝6敗(3KO)の29歳・福岡県と、4勝(1KO)3敗(1KO)の20歳・東京都。

 

相手の棄権によって1試合もすることなく準決勝に臨んだ松本君と、

前回、最終ラウンドに奇跡的なほどのラッキーパンチをブチ当てて、

ビックリ逆転TKO勝ちをした長谷部君っていう幸運を持った同士なんだよね。

 

戦績的には長谷部君の方が圧倒的に優勢なんだけど、

ボクシングっていうのは、特にまだまだ経験の浅いボクサー同士の

ボクシングっていうのは、やってみなければ解らないってところもあるんだよね。

 

<1R>

勢いよくスタートしたのは松本君の方だったんだけど、

どういう訳かその松本君、最初っから大きく口を開いたまま息苦しそうにしてて、

表情も何だか泣きそうな感じだったんだわ。

 

松本君のチャカチャカ手数が殆ど功を奏しなかった中、

長谷部君は相手のペースに巻き込まれないようにとっても冷静な対応で、

ショート戦でも打ち負けることなかった1分25秒、

コンビネーションからの右ショートアッパーを綺麗に当て込んだんだわ。

 

松本君はそれ一発でガックン、いきなり大きく効いてしまったみたいで、

更に長谷部君は相手に立て直す間を与えることなくの一気の鬼追撃で、

またもやの右アッパーを組み合わせヒットさせたところで1分32秒、

レフェリーが割って入ってのストップエンドだったんだわ。

 

 

元々それほどのパンチ力を持ってない長谷部君の2試合続けてのTKO勝ちに

ボクサー仲間や陣営の人達は何だか半笑いだったんだけど、

横に並んで観戦してた三迫会長も弾けるように喜んでたんだよね。

 

 

 

② 郡司勇也君(帝拳)×須藤大介君(三迫)……LF

1勝0敗の19歳・茨城県と、3勝3敗(1KO)2分の21歳・埼玉県。

 

この試合は郡司君の圧倒勝ちを事前予想してたんだけどね。

 

<1R>

見た目全体のシッカリ感とか一つ一つのパンチの形とかは郡司君が圧倒的で、

それはアマ23戦の実績を自ら物語ってるようでもあって、

中間距離をキープされると須藤君がシンドイ展開になりそうだったんだけど、

郡司君は元々接近戦が好きなのか須藤君の仕掛けが巧かった為か、

初めの1分間はほぼ対等の密着戦だったんだわ。

 

それでもやっぱりパンチの形を含めて全体のパフォーマンスでは郡司君で、

残り30秒から須藤君の手数が若干落ちたこともあって郡司君ポイント。

 

<2R>

2~3発貰ったところからの須藤君の反撃踏ん張り直しが目立ってきて、

そりゃ相手と比べるとその不器用さは否めないところではあったんだけど、

ガッチャガチャに喰らいついていっての勇敢さと懸命さは凄かったなあ。

 

<3R>

プレスかけてたのは却って須藤君の方で頑張る頑張るだったんだけど、

郡司君のショートフック系は如何にも鍛錬されてるって感じで、

特に打ち下ろし系のパンチがとっても見栄えが良かったし、

適度に休みながら力を溜めて大きく緩急を付けた打ち出しがグッドだったんだわ。

 

<4R>

お互いに鬼の接近戦って感じになっていって、

郡司君にもそれほどのパンチ力は無いような手数戦だったんだけど、

残り半分からの手数は6:4くらいで郡司君が優勢だったなあ。

 

それでも須藤君、ペースが落ち込みそうになる度に、

セコンド周辺からの檄に応えて歯を食いしばって奮闘してたんだよね。

 

 

ってことで自分は39-37だったんだけど結局、

40-36、39-37、39-38でやっぱり郡司君の3-0勝ちだったんだわ。

 

 

 

③ 稲葉直樹君(P渡久地)×山田大輔君(REBOOT)……F

4勝(2KO)3敗(2KO)の21歳・三重県と、

4勝(1KO)2敗のサウスポー、31歳・福岡県。

 

塚田祐介さんが山田君の応援に来ててすぐ後ろから声掛けてくれたもんで、

先日のタイトル戦、負けはしたんだけどとっても感動したって、

ある人が言ってたよって伝えたらちょっと喜んでたね。

 

この試合は頑張り度に大差があるもんで山田君が優勢だと思ってたんだよね。

 

<1R>

二人共、それほど器用ではない同士なんだけど、

半分が過ぎた頃から感じを掴み始めたのは山田君の方で、

お互い特筆すべきクリーンヒットは無かったんだけど、

それでも山田君の左ストレートボディが印象的だったんだわ。

 

その上、密着ガチャガチャ戦になってからも最後まで何とか何とかって、

狭いところでも頑張って手を出し続けてたのも山田君だったんだわ。

 

<2R>

稲葉君の弱点は距離感の欠如と不鮮明なファイトスタイルなんだけど、

やる気が感じられないモワーッとした感じの踏み込みと打ち出しに終始してて、

ファーストコンタクトで効果を上げることが出来ないとその後は全くの無策で、

戦い方を間違えてるというか少なくとも定まってないみたいで、

10歳も年上の山田君の方が余程シツコク頑張ってたんだよね。

 

 

その後も稲葉君の勝ち目が全く見えて来ないし、

元々スタミナがないからこれ以上は期待できそうになくて一旦休憩タイム。

結局やっぱり、40-36×2、39-37の圧倒3-0で山田君だったね。

 

 

 

④ 友利優貴富君(シュウ)×今川未来君(木更津GB)……SF

5勝(1KO)1敗の21歳・沖縄県と、

3勝(1KO)2敗(1KO)のサウスポー、20歳・千葉県。

 

この試合は當大幸君に3-0勝ちした友利君に期待してたんだよね。

 

<1R>

開始僅か28秒で友利君の右ストレートがいきなりの一発クリーンヒットして、

今川君がダウンしてしまったもんで早々に試合の形が決まってしまって、

友利君は追い打ちかけて倒し切ってしまいたい、

それ程のダメージを引きずってなかった今川君は倒し返してやりたいって、

そういうお互いの思惑が露骨になってしまっての大まか大味な展開で、

お互い、大きな仕掛けの交換に終始してたんだわ。

 

途中、友利君は目のフェイントも駆使してたんだけど、

それに釣られるほど今川君もセンシティブではなかったしね。

 

<2R>

お互いスムースな連続攻撃っていうのとは程遠くて、

二人のパンチにはそこそこのキレはあったんだけど余りにも単調な攻撃で、

外側外側からの打ち出しなもんでディフェンスもおざなりのままだったなあ。

 

<3R>

二人共、まるでフェザー級のようなパフォーマンスのままで、

もう少し細かい連続技とスピードが欲しいところで、

余りに工夫が足りな過ぎで退屈になってしまったもんでまたもやの休憩タイム。

 

 

結局、38-37×3ってことで友利君が勝ったんだけどね……。

 

 

 

⑤ 新島聖人君(帝拳)×松本英一君(10COUNT)……B

4勝(3KO)1敗の20歳・沖縄県と、2勝(1KO)2敗(1KO)の33歳・神奈川県。

 

この日は年齢差の大きい対戦が多くて、この試合も13歳差あったんだけど、

色んな角度から予想しても新島君の勝利は揺るぎなかったんだけどね。

 

<1R>

テクニック勝負の綺麗なボクシングをしたらとっても敵わないってことか、

松本君は初っ端から荒っぽい雑々の大振りを繰り返してたんだけど、

最初の右ストレートを見ただけでちょっと当たりそうにないほど腕がたわんでて、

打ち終わりに対する配慮にも欠けてたもんで、

いきなりの危ない感が漂ってきたんだわ。

 

開始40秒に新島君の華麗なワンツーを貰ってからはそれがいきなりの現実で、

1分を過ぎる頃には既にヤバそうな雰囲気が漂ってきて松本君、

1~2発大きくメチャ打ちしてそれでお終いっていうのに終始してたもんで、

その危なっかしい打ち終わりに合わせられたら万事休すじゃないかって……。

 

新島君にはアマ経験は無いんだけどディフェンス感覚も抜群だから、

そんなに大きなイッセノセ的なパンチでは如何にも難しそうで、

既に勝負あったなって感じがしたもんで連続離席したんだけど、

案の定次の2R1分08秒、新島君のTKO勝ちだってね。

 

 

これで1ヶ月後にはいよいよ神津徳臣君との決勝戦ってことになる訳で、

今年の新人王決勝戦の自分的な目玉の一つなんだよねって、

この日ホールに来てた宮崎辰也さんに話したら、

「知らないんですか?」 って見せられたのがマナベジムの会長ブログで、

何となんとナント神津君は腰痛の悪化で決勝戦を棄権するってことで、

クドゥラ金子君×豊嶋亮太君の試合も流れてしまっての超ガッカリなんだわさ。

 

 

 

⑥ 宮地隆佳君(石川)×松本竜也君(角海老)……SB

5勝(4KO)1敗(1KO)の23歳・東京都と、

5勝(1KO)2敗(1KO)の21歳・福島県。

 

試合前、ロビーで角海老ジムの会長とこの試合の行方について話して、

ハードヒッターなもんで苦戦しそうだっていう点で一致したんだけど、

実は自分、7:3~8:2ほどで宮地君優位じゃないかって思ってたんだよね。

 

<1R>

パワーとスピードの対決だって思ってたんだけど、

周辺からのアドバイスに忠実にきちんとジャブから始めた松本君、

そのジャブがこの日は意外なほど鋭く強く伸びて、

想像以上の衝撃を宮地君に与えたみたいで、

最初の1分過ぎまでを支配したのは明らかに松本君の方だったんだわ。

 

それでもこれまで幾らでも見たことがあるまるでデジャブのように、

ハードヒッターの瞬間の逆襲の可能性は常に恐ろしいモノを予感させた訳で、

行けるなって思ったその瞬間こそに危険を孕んでるのも事実な訳であって、

松本君、余り調子に乗り過ぎないようにねってハラハラしながら見てたんだわ。

 

ところが感じを掴んだような松本君が右を軽くヒットさせた以降、

宮地君がいとも簡単にプレスをかけられて下がるままになってしまって、

もう後ろがない東ロープ際に詰まってしまったんだわ。

 

そこで迎え撃つのか宮地君ってそう思った瞬間、

松本君の右ストレートが一瞬信じられないほどの真っ直ぐ直撃で、

何となんと堪らず宮地君がその場に倒れ込んでしまったんだわ。

 

それ程打たれ弱いとは思えない宮地君なんだけど、

何とか立ち上がりはしたんだけどカウントが進む中、

再開は不能って判断されてしまってのストップエンドだったんだわ。

 

 

この階級は当初から定常育郎君と宮地君とで決勝だなって思ってたもんで、

陣営と同じくらいその結末に自分も驚愕してしまって、

だから当然、角海老ジム周辺の喜び方も半端じゃなかったんだわ。

 

 

松本君は以前同じ角海老ジムにいた齋藤直人さんに近いイメージがあって、

キャリア当初は何となくひ弱な感じを拭えなかったんだけど、

試合をするごとに逞しさを増していってて、

最近忙しくランクイン・アウト・インを繰り返してる大橋建典さんも言ってたんだけど、

スパーに付き合ってるとどんどん強くなるのが解ったんだってさ。

 

そんなようなことを試合後暫く経って松本君に伝えたら、

やっぱり宮地君はとっても怖くて目を合わせられなかったって言ってたんだよね。

 

全部の試合が終わった後、偶然宮地君とも話をする機会があったんだけど、

最後の右は全然見えてなかったってことで、

スッと前に出てくる松本君の頭が気になった瞬間、

その頭に隠れたところから出てきたような予想しかねたパンチだったみたいね。

 

 

ボクシングっていうのは入念な計算通りに進む場合も勿論あるんだけど、

事前の計算とか予想とかが全て覆されてしまうような、

そんなハプニング系が支配してしまうことも多いから飽きることがないんだよね。

 

 

 

⑦ 新座宏君(F赤羽)×乾諒介君(花形)……Fe

3勝(2KO)1敗の35歳・埼玉県と、

4勝(1KO)0敗のサウスポー、20歳・大阪府。

 

この試合も15歳も年齢差のある一戦で、

中川公弘君を2-0で下した若さ溢れる乾君の方が圧倒するんじゃないかって、

そう考えるのが普通じゃないかって思ってたんだけど、

事前の勝敗予想を外してしまったんだよね。

 

<1R>

乾君が最初っから行くんじゃないかって思ってたんだけど、

二人共、結構慎重な立ち上がりをしてて結局殆ど何も起こらないまま終了ゴング。

 

<2R>

お互いの攻防がブツブツ切れでスリルに乏しいままの単調単調で、

何をトロトロやってるのか、もっと男気を出せないのかっていう感想は、

特に乾君に対して強く湧いてきて、

これじゃあ中川君が余りに気の毒過ぎるだろうって感じしかしなくて、

ちょっとバカバカしくなってしまったもんで憤激しながらの退出だったんだわ。

 

 

後でスコアを確かめたら40-37×2、39-37ってことで、

35歳の公務員ボクサーの圧倒3-0勝ちだったんだってね。

 

 

 

⑧ 粟田裕之君(KG大和)×廣濱慎太郎君(伴流)・・・・・SFe

5勝(3KO)3敗(1KO)のサウスポー、25歳・神奈川県と、

5勝(3KO)3敗(1KO)3分の28歳・鹿児島県。

 

<1R>

粟田君は元々ジャブが少ないボクサーなんだけど、

廣濱君はそのもっと上をいくいきなり一発系の乱暴系なもんで、

お互い、タイミングを見計らいながらイッセノセ系の様相で、

利き手のショットを打ち終わったらそれでお終いって感じに終始してたなあ。

 

<2R>

実に退屈な粗っぽい一発勝負系の展開になってしまったもんで、

またまたまたの休憩タイム。

 

 

結局、38-37×2、38-38ってことで僅差2-0で粟田君の勝ちだってね。

 

 

 

⑨ 石井龍輝君(船橋D)×久保宗義君(伴流)……L

2勝(1KO)1敗(1KO)のサウスポー、19歳・千葉県と、

3勝(1KO)1敗の37歳・北海道。

 

元々層が薄かったライト級だったんだけど、

ここまでくれば石井君優勢は揺るぎなくて当初はごく普通の感じだったんだけど、

今や優勝候補の筆頭に成り上がってきたんだわ。

 

何とまあ二人には倍ほどもの年齢差があって、

この試合に負ければ久保君、即の引退なんだよね。

 

<1R>

久保君は丁寧な組み立てを意識する方ではなくて、

乱暴系万振りの一発でも当たれって感じの実に若々しいボクシングなんだけど、

そういう相手が大好物な石井君は最初っから余裕のパフォーマンスだったなあ。

 

 

すぐ後ろに座った客が自分の耳の近くまで体を前にのめらせながら、

やたらデカイ声で指示出しまくりのウザいウザいだったもんで早々の席移動。

 

そのエラそうな物言いはまるで自分が育てきたかのようだったんだけど、

セコンドの声が届くのを邪魔してただけの只の見当ハズレだったなあ。

 

そういう騒ぎたがり屋がいる方を応援する気持ち無くなりがちになるのは、

それはもう仕方の無いことで、久保君には申し訳なかったんだけど、

事前予想通りの石井君の順当勝ちを期待してたんだけど、

結局3R、0分44秒、石井君が右フックを強烈ヒットさせてダウンゲットで、

直後に陣営からタオルが投入されてのKOエンドだったんだわ。

 

 

 

⑩ 亀山磊輝君(協栄)×小林孝彦君(10COUNT)……SL

4勝(2KO)3敗(2KO)のサウスポー、29歳・兵庫県と、

4勝(4KO)1敗(1KO)の20歳・埼玉県。

 

<1R>

年齢差9歳の対決だったんだけど、相打ち含めて正面から受け止めると亀山君、

一瞬のうちに倒されてしまうと思うから小林君を苛立たせることが出来るかって、

そう思ってたんだけど、残り1分からは若干ムチャな殴り合いになってしまって、

それは亀山君が相手の左フックを貰ったことがきっかけだったと思うんだけど、

とにかくそういう乱打戦になったら小林君は真打登場ってことで、

流れに乗ったままの残り33秒だったかなあ、

南ロープ前で亀山君が右ストレートを激烈直撃されてしまって壮烈ダウン。

 

それはもういきなり立てそうないほどのハードヒットだったもんで、

陣営からも即のタオルインってことで2分31秒、小林君の見事なKO勝ちだったね。

 

 

 

⑪ 辻本純兵君(帝拳)×クドゥラ金子(本多)……W

0勝1敗(1KO)1分の22歳・長崎県と、4勝(3KO)0敗の18歳・アフガニスタン。

 

この階級の絶対的優勝候補の金子君がケガ棄権して辻本君が決勝進出。

 

 

 

⑫ 会津達也君(川崎新田)×金澤圭介君(ワタナベ)……M

2勝(2KO)7敗(4KO)の27歳・東京都と、

2勝(1KO)7敗(2KO)のサウスポー、35歳・愛媛県。

 

最後の試合も金澤君の棄権ってこと会津君の不戦勝だったんだわ。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 松本竜也君

② 小林孝彦君

③ 長谷部守里君

 

 

 

昨日は全10試合のうち勝敗予想を外したのは2試合だったんだけど、

外し方が余りに気持ちいいってこともあるんだよね。

 

 

 

2016年10月 5日 (水)

後楽園ホール・10月4日

 

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“バーニー・ケッセル”

 

ジャズ・ギタリストには何故か白人が多くて、ケニー・バレル、タル・ファーロウ、

ハーブ・エリス、ジム・ホール、ジョー・パスなんかが有名で、

其々が独特の音色とテクニックを駆使してたんだけど、

解り易くて乗り易くて実に気持ちの良くなる音色のB・ケッセルは好きだなあ。

 

 

 

昨日は東日本新人王準決勝戦の第一目だったんだけど、

とっても残念なことに、予定されてた12試合のうち何と半分近くの5試合もが、

一方のケガ棄権で中止になってしまったんだわさ。

 

棄権した5人のうち決勝進出を予想してたボクサーは1人だけだったから、

まさかこれ以上は勝てそうにないからって訳ではないんだろうけど、

それにしてもここに来てのこれほどの大量リタイアっていうのは

自分には初めての経験でちょっとした腹立ち紛れもあって、

最近の若い連中は体の基礎部分の鍛え方不足なんじゃないのかって、

つまりヤワ過ぎるんじゃないかとさえ思ったんだよね。

 

 

 

新田会長にちょっとした事務連絡をした後、

前日の細野悟さんの試合のことで大橋会長と話をして始まり始まり……。

 

 

 

① 富岡達也君(RBOOT)×墨田大祐君(レイS)……Mm 

3勝(1KO)1敗の18歳・埼玉県と、2勝(1KO)0敗の18歳・千葉県。

 

事前予想通りこの階級のAグループはこの二人のぶつかり合いになった訳で、

長いリーチを鋭く活用する墨田君も中々魅力的なボクシングをするんだけど、

中間距離も接近戦も巧くこなしてコンビネーションと回転力が抜群な

富岡君が押し切ってしまうんじゃないかって思ってたんだけどね。

 

<1R>

詰まったところでの鋭さは予想通り富岡君が圧してたんだけど、

半分が過ぎた頃、その富岡君の左フックがタイミングよくヒットして、

墨田君が思わず体を揺らがせてからは流れはしっかり富岡君だったんだわ。

 

で、このまま余裕で富岡君のラウンドになるかと思われた残り20秒、

流れを食い止めるように墨田君が返しの左フックを直撃ヒットさせたんだわ。

 

それにしてもMm級としては実に迫力に満ちた打ち合いだった訳で、

終盤にかけてスコアはとっても微妙になっていったんだけど、

自分的には僅かながらではあったんだけど富岡君ポイントだったなあ。

 

<2R>

墨田君の届きが良くて形の綺麗な左ボディは正にビューティフルで、

少しばかり自らのタイミングを見計り過ぎて手が遅れがちになってきた富岡君、

相手に気持ち良く打ち込む機会を与え過ぎじゃないのかなあ。

 

<3R>

常に先手先手を心掛けてる感じの墨田君は繋ぎのパンチも横着してなくて、

ガードがしっかりしてた富岡君の顔面を効果的にはヒットは出来なかったんだけど、

それでもボディブローが実にグッドグッドだったなあ。

 

一方の富岡君、ラウンド終盤にかけての左ダブルフックが印象的で、

またもやポイント的に微妙になったんだけど、

顔面へのヒットの正確さで富岡君かなあ。

 

<4R>

ここまでお互いに結構鋭く当て合ってきたもんで、

二人共同じくらいに顔面が赤く腫れつつあったし、

スコア的に微妙な展開の中、正に勝負所の最終ラウンドってことで、

最初の30秒間の超激闘はお互いの気の強さを競い合うようでもあって、

その後のやり取りもどちらも相手の一方的にはさせないままだったんだわ。

 

自分の中でイーブンになるか39-37になるかは最後の30秒間にかかって、

そこからの頑張りヒット数で自分は僅かに富岡君だったんだよね。

 

 

それにしても二人共、パフォーマンスのクオリティが最後まで落ちなかったし、

まだ18歳ってことを考えると間違いなく今後この階級の有望ランカー候補だね。

 

 

やっぱり割れたかって感じのスコアは39-37、39-38、38-39ってことで、

富岡君の2-1勝ちだったんだけど、例え墨田君が勝ち上がったとしても、

全日本新人王は間違いないと思うんだよね。

 

もしかしたらボクシング全体の品質としては墨田君の方が上かも知れなくて、

富岡君は左ガードが一瞬緩むのが気になったし、

攻撃の一段落が解り易くて相手に攻め込まれるケースも作ってたからなあ。

 

 

 

② 木橋拓也君(上滝)×渡久地辰優君(スターロード)……LF

4勝(2KO)3敗(1KO)の25歳・東京都と、5勝(4KO)2敗の19歳・東京都。

 

この試合が始まる直前、大事な電話が入って無視することも出来なくて、

だから話をしながら廊下から遠目に見てたんだけど、

事前の予想通り、最初っから渡久地君が飛ばしていってたなあ。

 

実にパワフルな相手を警戒しつつ木橋君が、

まずは距離を取るのかって思ってたんだけど予想外の真正面受け止めで、

そうなると渡久地君の得意土俵なんだけどなあって見てたら、

結局、2R1分54秒、渡久地君の手際のいいTKO勝ちだったね。

 

 

 

③ 田中公士君(三迫)×中谷潤人君(M・T)……F

1勝(1KO)1敗のサウスポー、25歳・大阪府と、

6勝(5KO)0敗のサウスポー、18歳・三重県。

 

<1R>

田中君は絶対の優勝候補相手に全く臆することなく積極的なプレスで、

ディフェンスに配慮しながらも打ち出すパンチの総数は中谷君を上回ってて、

その勇敢な打ち返しは4月の試合の時と随分印象が違ってたんだわ。

 

<2R>

前の回を若干様子見加減で入った中谷君だったんだけど、

実は自分が見るにこの日の彼はそれほど調子がいいようには見えなくて、

この回に入ってギアアップして徐々に田中君を圧倒し始めてて、

長いリーチを利して遠いところからヒットヒットを重ね始めてはいたんだけど、

記憶の中の彼の攻防のイメージとはちょっと乖離があったんだよね。

 

それでも中谷君が2速から3速にアップしていくにつれ

対応に苦慮するようになった田中君は強い被弾を重ねて鼻血。

 

その上ラウンドが終わる頃には田中君の右目周辺が大きく腫れ上がり始めて、

結局インターバルの間に試合を続行させるのは無理だってセコンドが判断して、

棄権を申し入れての2R終了時点での中谷君のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

④ 福永亮次君(宮田)×小野力也君(E&Jカシアス)……SF

5勝(5KO)2敗(1KO)のサウスポー、30歳・大阪府と、

3勝1敗のサウスポー、21歳・神奈川県。

 

福永君はこの日出場ボクサーの中で唯一の30代だったんだけど、

結果的には実に冷静な試合運びをしたんだよね。

 

自分の横には律樹さんと小浦翼さんが並んで観戦してたんだけど、

小浦さんが律樹さんに殆どタメ口だったのに驚いてしまって、

応じた律樹さんも普通にしてたのが可笑しかったなあ。

 

<1R>

如何にもアゴに弱点を持ってそうな小野君なんだけど、

長い手足を駆使して捉えどころの無い打ち出しとフットワークが絶妙で、

プレスはかけてたんだけどそれ程器用には動けない福永君が

中々的を絞り切れないまま小野君のトリッキーな動きに戸惑わされてたんだわ。

 

大きなヒッティングには繋がってなかったけど、福永君が当てそびれてる中、

届きのいい右ジャブで小野君が充分なポイントゲットだったなあ。

 

<2R>

福永君もジャブとフェイントを使いながら何とか距離を詰めようとしてて、

そこからの1発ドカンを狙ってはいたんだけど、

そこに至る前にもう少し前振りが必要じゃないのかなあ。

 

小野君の捉えどころのないパフォーマンスは益々絶好調で、

このまま福永君を翻弄しまくることが出来たら番狂わせも有り得そうで、

って思ってた残り45秒からは小野君の更なる一気の攻勢が目覚ましくて、

左アッパーなんかが見栄え良く直撃ヒットさせてまたまたポイントゲット。

 

<3R>

みんなでオイオイオイオイって見てた中、そろそろ福永君も焦りそうで、

決め打つショットが更に粗っぽくなっていって、

一旦距離が詰まるとまるで猛獣のようにいきり立っていったんだわ。

 

衝撃のエンディングは突然訪れて、それまでいい感じだった小野君、

多分直前の引っ掛け気味の福永君の右フックが効いたんだと思うんだけど、

1分が過ぎる頃、そのままの流れで西ロープを背負わされたその瞬間、

軽いワンツーの直後の左ショートをまともに撃ち込まれて小野君がダウン。

 

その前のめりの倒れ方が如何にももうダメそうだったもんで、

レフェリーが即のストップエンドで1分03秒、福永君のTKO勝ち。

 

 

パンチ力っていうのは圧倒的はフェイバーだってことを証明した福永君、

それまでは上手くいかない展開にかなりの焦りもあったと思うんだけど、

それでも4ラウンド中での一瞬のチャンスを見逃さなくて大したモンだったんだわ。

 

 

 

⑤ 神谷治昭君(帝拳)×神津徳臣君(マナベ)……B

5勝(1KO)0敗の26歳・兵庫県と、4勝(1KO)1敗の19歳・東京都。

 

この試合は神谷君の棄権で中止。

 

 

 

⑥ 定常育郎君(T&T)×佐々木小次郎君(レイS)……B

5勝(2KO)0敗1分のサウスポー、19歳・神奈川県と、

5勝(3KO)2敗(1KO)の29歳・北海道。

 

この試合も佐々木君の棄権で中止。

 

 

 

⑦ 若松大輝君(ワタナベ)×木村吉光君(白井具志堅)……Fe

5勝(3KO)1敗(1KO)の20歳・神奈川県と、5勝(3KO)0敗の20歳・香川県。                                                            

更にこの試合も若松君の棄権で中止。

 

 

三迫ジムの田中君の応援に来てた堀川謙一さんが寄ってくれて、

少し話したんだけど今日はもう帰るってことで……。

 

 

 

⑧ 利川聖隆君(横浜光)×及川唯君(川崎新田)……SFe

5勝(4KO)3敗(1KO)の20歳・神奈川県と、

4勝(1KO)2敗のサウスポー、23歳・北海道。

 

利川君の応援には金子大樹さんとか胡朋宏さん達が来てて挨拶交わした後、

ついこの間のタイトル戦に負けてしまった古橋岳也さんも及川君の応援に来てて、

話をする時間は無かったんだけどお互い無言の会釈を交わして始まり始まり……。

 

<1R>

初っ端から気合の入った積極的な攻め込みを見せてたのは及川君の方で、

序盤の攻勢をゲットしてたんだけど、ちょっとショートブローのヒッチが大きくて、

フック系のパンチを打つ際に両手が体から離れ過ぎだと思ったなあ。

 

そこのところを利川君が巧いこと内側内側から攻め打ってたんだけど、

彼、一旦打ち始めたときの馬力が凄いんだよね。

 

<2R>

密着系の戦いになったら及川君には勝ち目はほぼ無さそうな感じで、

徐々に利川君のペースになっていった開始50秒のリングほぼ中央、

及川君が放った左ストレートがまともにヒットして利川君が全く不覚のダウン。

 

明らかにダメージを負ったままのリスタートだった利川君だったんだけど、

必死に立て直しながら距離詰めての凌ぎ凌ぎで、

勿論及川君はここを一気の鬼追撃だったんだけど、

手数の割には正確に当て切れないパンチが多くて利川君を逃がしてしまったなあ。

 

相手の猛追撃を交わした利川君も最後には強い右フックを当て返してたんだわ。

 

<3R>

利川君の回復度も心配されたんだけど、

前の回に相当な数を振り込んだ及川君のスタミナも同時に気になった訳で……。

 

利川君に倒し返す余力が残ってるかってところだったんだけど、

最初の1分間のショート戦を明らかに征して見事にポイントバック。

 

結局消耗は及川君の方が進んでたみたいで、

接近戦が巧くないのに距離を維持できなくなって、

利川君にもたれ掛かるだけの場面が増えていって見栄えが悪くなるばかりで……。

 

<4R>

3R終了時点で自分の中では丁度イーブンだったもんで、

ここを頑張り切った方が勝つっていうドキドキのパターンだったんだけど、

いきなりの接近戦は及川君にとってはやっぱり不得意フィールドだったみたいで、

頑張って手は出してたんだけどその殆どがパタパタ系の弱々しいもので、

キチンと打ってる感じで利川君が圧倒しまくってたんだわ。

 

残り1分からは残念ながら及川君はグダグダのバタバタになってしまって、

やっぱり2Rに決着させるつもりで飛ばし過ぎたのが後を引いてしまったみたいで、

自分的には38-37で利川君の見事な逆転勝ちってスコアだったんだけど結局、

38-37×2、37-38ってことでやっぱり利川君の2-1勝ちだったんだわ。

 

 

 

⑨ 小石直輝君(大橋)×森田陽君(M・T)……L

4勝(1KO)2敗1分の24歳・千葉県と、

5勝(2KO)3敗(2KO)のサウスポー、24歳・神奈川県。

 

今年の新人王トーナメントの中で申し訳ないけど一番層が薄いのがこの階級で、

突出したメンバーがいない中、参加15名の誰にでもチャンスがあった訳で、

この日唯一勝敗予想を外したのもこの試合だったんだけどね……。

 

<1R>

上背とリーチ優位な森田君に対して小石君がどれだけ詰められるかってことで、

要するに距離の支配合戦だったんだけど、

徐々に捌き切られるような感じはあったんだけど森田君、

中盤までの何発かの軽ヒットの積み重ねで若干優勢だったかなあ。

 

<2R>

それほどの決め手を持ってない同士の延々の軟投型ボクシングで、

お互い実に噛み合いが良くないし、美しくないボクシングでもあって、

ってことでここで休憩タイムゲット。

 

 

後で確かめたら39-37、39-38、38-39ってことで森田君の2-1勝ち。

 

 

 

⑩ 大野俊人君(石川)×槐勇人(石橋)……SL

4勝(4KO)0敗の20歳・東京都と、3勝(3KO)0敗の26歳・神奈川県。

 

全勝全KO勝ち同士の期待の一戦だったんだけど、

この試合も槐君の棄権により中止になって大野君が不戦勝ながら決勝進出。

 

 

 

⑪ 豊嶋亮太君(帝拳)×三村利伸君(マナベ)……W

4勝(3KO)1敗1分の20歳・福岡県と、

5勝(3KO)1敗(1KO)1分のサウスポー、29歳・埼玉県。

 

この試合がこの最後の試合だったんだけど、あっけなさ過ぎだったなあ。

 

<1R>

豊嶋君はガッシリした体躯をしてて接近戦での力ずくではとっても敵わないから、

三村君としては適度なジャブで距離キープしながら時間かけてって思ってたら、

開始1分07秒だったなあ、豊嶋君がササッといきなり鋭く踏み込んで、

三村君を北ロープに追い込んだ途端に右ストレートを鮮烈的強烈ブチ込みで、

たった1発ではあったんだけどこの階級の必殺系はたった1発でも必殺な訳で、

多分三村君は何が何だか解らないままだったと思うんだけどスットン腰砕けて、

まるでその場に正座でもするかのように座り込みダウンしてしまったんだわ。

 

それはもう既に終わってる倒れ方だったもんでレフェリーも即のストップエンドで、

1分10秒、豊嶋君の実に劇的なTKO勝ちだったんだわ。

 

 

ってことになるとBグループではクドゥラ金子君の棄権が決まってるから、

去年に続いて帝拳ジムの同門対決ってことになるんだけど、

どうするのかなあ、要するにどっちを棄権させるのかなあってことなんだけど、

自分が思うに豊嶋君と辻本君とでは実力差が明らかなもんで、

ここは辻本君に諦めて貰うっていう図式が浮かんで来たんだけどね。

 

それにしても自分としては豊嶋君と金子君の決勝戦だなって、

トーナメント当初から予想してたからそれだけがひたすら残念で……。

 

 

 

⑫ 大間和友君(八王子中屋)×あぐ~マサル君(鉄拳8)……M

4勝(3KO)0敗2分の28歳・東京都と、

4勝(1KO)1敗(1KO)1分の35歳・神奈川県。

 

圧倒優勝候補の大間君が棄権してあぐ~君がラッキーな決勝戦進出。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 富岡達也君

② 豊嶋亮太君、墨田大祐君

③ 福島亮次君

 

 

 

 

2016年10月 4日 (火)

後楽園ホール・10月3日

 

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“バド・パウェル”

 

間違いなくモダンジャズ・ピアノの先駆者で、この “アメイジング・バド・パウェル” は、

確か第4作まで作られたんだけど、これは第1作のアルバム写真で、

後ろに写ってるのは彼の息子なんだよね。

 

このアルバムの中の “クレオパトラの夢” っていう曲は、

何年か前までウィスキーメーカーのテレビCFのバックに使われてたんだけど、

もう60年以上前の録音なんだけど、今聞いても実に新鮮なんだよね。

 

 

 

一昨日の日曜日はホントに久し振りの晴天だったもんで、

奥さんと河川敷チャリしたんだけど、ツール・ド・フランス族もゴッソリだったなあ。

 

帰りに荒川沿いを少し下ったところにある “K’Sデンキ” に寄って、

電気釜を見に行ったんだけど、どうしてあんなに価格差があるのかなあ。

 

今は5合炊きを使ってるんだけど、どう考えてもそんなにデカいのは不要なもんで、

ある人に薦められた2合炊きの小さな炊飯器に替えようと思ってるんだけど、

6,000円くらいから40,000円を超えるものがあって全く訳解らないんだよね。

 

 

 

デシエルト長池君と柳達也君に頑張ってねを伝えた後、

遠くから大橋会長に黙礼して始まり始まり……。

 

 

 

① 辻本将人君(東拳)×丹羽洋介君(L玉熊)……F 4R

デビュー戦の25歳・埼玉県と、0勝1敗の19歳・東京都。

 

<1R>

丹羽君は肩をいからせる余り力が入り過ぎのせいか、

スムースな腕振りが出来てなかったし繋ぎのパンチも打ててなかったなあ。

 

一発一発のパンチの形としてはデビュー戦の辻本君の方が上回ってたね。

 

<2R>

開始1分23秒、辻本君の右ショートフックがヒットして丹羽君が思わずヨロケテ、

途端に辻本君が一気呵成の攻め込みでいきなり距離の潰れた接近戦。

 

丹羽君も立て直しての意地のショート戦が続いたんだけど、

残り19秒、青コーナー前に詰めた辻本君がまたもやの右ショートを直撃ヒットで、

堪らず丹羽君が倒れ込んでしまったんだわ。

 

一旦はカウントを開始したレフェリーだったんだけど、

倒れてからの丹羽君の様子を見てすぐにカウントを途中ストップしてのTKOエンド。

 

 

まだまだ大雑把過ぎるところはあったんだけど辻本君、

きっちりした打ち方が功を奏しての2分48秒のTKO勝ちだったね。

 

 

 

② デシエルト長池君(青木)×横江健太君(駿河男児)

8勝(1KO)2敗1分の30歳・東京都と、 

5勝(1KO)10敗(4KO)2分の30歳・静岡県。

 

横江君のようなファイトスタイルは長池君の大好物じゃないかって思ってたし、

そもそも基本的にはA級とB級の一戦なもんで、

長池君が圧倒するんじゃないかって思ってたんだけどね。

 

<1R>

初っ端から気持ち良さそうにスタートしてたのは横江君の方で、

ラウンド中盤までを山ほどの手数でリードしてたんだけど残り1分35秒、

長池君の右ストレートをまともに貰ってしまって思わず体が揺らいでしまって、

そこまで積み上げてきたものを全てチャラにされてしまってたなあ。

 

<2R>

常に長池君がプレスをかけてたんだけど、下がり下がりしながらも横江君、

相手の3倍ほどもの手数で応戦してたなあ。

 

ただ横江君のパンチは手打ち系の緩急に欠けた単調なものだったもんで、

相手に大きなダメージを与えるまでは至ってなかったけどね。

 

<3R>

いきなり距離が縮まっての接近手数戦に移行して、

疲れた方が負けのスタミナ勝負の様相を呈してきて、

目に付いたのは横江君が殆どボディを攻め切れてないことだったんだけど、

その横江君の消耗が目立ってもきたんだわ。

 

<4R~5R>

長池君も中々有効打に繋げることが出来なかったんだけど、

常に下がりながらの横江君のパンチも効果的とは言えなくて、

お互いに何だかとっても中途半端な状況が続いてしまって、

二人共どこかで飛ばさないと勝ち目を引いて来れそうにないんだけどなあ。

 

<6R>

やっぱりお互いにクリーンヒットがないままの半端半端で、

消耗の進み方で横江君が劣勢なまま終了ゴング。

 

 

ってことで自分は57-57だったんだけど結局、

59-56×2、58-57ってことで長池君の3-0勝ちだったんだよね。

 

そんなもんかなあとは思ったんだけど要するにこの日は二人共ダメダメで、

次はキッチリ立て直して気持ちのいい試合を見たいもんなんだわ。

 

 

 

③ 平岡アンディ君(大橋)×ルークタム・何チャラ……64㎏ 6R

6勝(3KO)0敗のサウスポー、20歳・神奈川県と、

7勝(2KO)5敗1分の?歳・タイ。

 

平岡君、暫く見なかったもんで止めてしまったのかと思ってたんだけど、

花形ジムから移籍してのこれが初戦だったんだわ。

 

<1R>

こりゃどうにもなりそうにないなあっていうのは開始20秒ほどで解ってしまって、

相手のタイ人はまるで事前に言い含められてたかのようなだらしなさで、

デビューが2014年ってことだったんだけど、これがもう14戦目なんだってさ。

 

1Rを終えて早々の休憩タイムだったんだけど、

あんまり気の強くない平岡君でもこんな相手だったら実に簡単のカンちゃんで、

結局、3R2分54秒でのTKO勝ちだったんだってね。

 

 

 

④ 岡田誠一君(大橋)×柳達也君(伴流)……60㎏ 8R

18勝(11KO)6敗(4KO)1分の34歳・神奈川県と、

11勝(4KO)4敗(2KO)1分の26歳・栃木県。

 

メインの細野さんの相手は全く知らないボクサーだったもんで、

この日の事前の自分的メインは実はこの試合だったんだよね。

 

最近は比較的地味な試合が多いんだけど岡田さん、

それでも元日本チャンピオンだったのは間違いない訳で、

ボクサーの格としては一歩控える形の柳君がどこまでやれるかってことで……。

 

通りすがりにふと見たら長嶋健吾さんが来てて挨拶交わして始まり始まり……。

 

<1R>

開始ゴングから積極的に前に出て行って先攻めしてたのは岡田君の方で、

柳君は若干様子見加減のスタートの中、

終始プレスを掛けられっぱなしだったもんで印象的には良くなかったなあ。

 

<2R>

最初の仕掛けのきっかけを相手に与え過ぎてたとは思うけど柳君、

それでも一旦密着したところからのシツコサには目を瞠る(みはる)ものがあって、

先攻を許した後の反撃にも力強さがこもってたんだわ。

 

<3R>

ジャブが鋭く届いてて左ボディショットもいい食い込みを見せてたのは柳君。

 

<4R>

お互いに心の準備というか覚悟が出来てるような被弾だったもんで、

それ程大きな効果を上げてないパンチの交換が続いたんだけど、

岡田君の角度を工夫した右フックが見栄え良かったなあ。

 

<5R>

意地のショート戦に突入してお互い譲らない攻防が続く中、

岡田君のショートアッパー、柳君の左右ボディが其々目立ってて、

ポイント的に甲乙付け難かったんだけど、

最後の右ショートフックで岡田君のポイントだったかなあ。

 

<6R>

最初の30秒間は柳君が支配してたんだけど、

その後中盤過ぎの右の相打ち以降岡田君が若干の優勢をキープして、

このラウンドも微妙ではあったんだけど辛うじて岡田君がポイントゲット。

 

<7R>

自分の中では柳君が大きく激しく盛り返す必要があったんだけど、

こういうこう着状態に近い状況っていうのは基本的には岡田君のペースな訳で、

ショートブローの当てっこってことになると中々劇的場面が訪れ難くて、

ちょっとした巧さが垣間見える方にポイントが流れてしまいそうなんだよね。

 

<8R>

最後の3分間はそれこそ我慢比べでお互いの意地が剥き出しになった接近戦で、

自分はやや柳君が打ち勝ったんじゃないかって思ったんだけど微妙だったなあ。

 

 

終了ゴングが鳴った時、団会長が両手を挙げて勝利を確信してたみたいで、

それも有り得るなあって自分のスコアを計算して見らた77-75ってことで、

岡田君の2ポイント勝ちだったんだよね。

 

さあどうなる?って発表を聞いてたら78-75、77-76、76-76ってことで、

岡田君の2-0勝ちだったんだわ。

イーブンや団会長含めて何となくみんなアリだっていう感想だったね。

 

 

 

⑤ 松本芳道君(大橋)×何チャラ・ファヨム……L 10R

10勝(8KO)1敗の34歳・神奈川県と、

9勝(7KO)2敗の?歳・タイ。

 

パンフによると相手のタイボクサーは2015年6月デビューになってたんだけど、

ホントかなあっていうより間違いだよね、多分。

 

松本君は大事にっていうか若干温室育ちじゃないかって感じがしてて、

これまでの戦績も丸々は信じ切れないって思ってるんだけどね。

サングラスかけての入場は意味不明で似合ってもいなかったと思ったなあ。

 

<1R>

相手のタイボクサーは流石に国内チャンピオンってことだけのことはあって、

思いの外ちゃんとしてたし、自信に満ちた立ち上がりをしてて、

踏み込みが甘くてバランスも良くない松本君は何だか萎縮してる感じだったなあ。

 

<2R>

終始プレスをかけられたままの松本君は腰引け気味からの弱々しい打ち出しで、

結構無理な体勢から打っていくもんで危なそうな感じが抜けなくて、

中盤までで相手の右ストレート1発に対して、

左ボディを2発、左ストレートを1発当てて微妙に優位を保ってはいたんだけど、

全体に見ると明らかに攻めあぐんでるのが見えてしまって、

何だか気後れしてる感じさえあったんだよね。

 

<3R>

開始25秒、それまでも確信に満ちたショットを放ってたファヨムが右を一閃、

そのショートフックがまともにヒットして松本君がダウンしてしまったんだわ。

 

何となくそんなような予感がしてたところだったんだけど松本君、

リスタート後も実に頼りなくて残り1分13秒、

またもやの右フックを喰らってしまって大きく膝カックンしてしまったんだわ。

 

10:7.5ほどもの差が付いてしまった松本さん、

終了ゴングが鳴った時には右目下をかなり腫らせてしまってたんだわ。

 

<4R>

頭にきたコノヤロって乱暴な巻き返しをしていくのかと思ったら松本君、

何だか完全にビビってしまったような感じのガッカリで、

気分転換の為かオーソドックスへのチェンジを繰り返しての一貫性の無さで、

ちょっと見てられなくなってしまったもんで一旦休憩タイム。

 

 

その後8Rに戻ってみたら松本君の顔面は益々傷んでて、

相手のファヨムが殆どまっさらな感じだったのとは大きな違いだったんだわ。

 

ただファヨムの方も基本的には雑々でトロトロの感じが免れなくて、

てっきり途中で倒し切ってしまうんじゃないかって思ってたからね。

 

 

最終10Rはお互いが最後の踏ん張りを見せ合ったんだけど、

打ち合った後すぐに下がってしまうのは常に松本君の方で、

最後まで見栄えの良くないままの終了ゴングだったなあ。

 

 

ってことで結局、98-91×2、97-91ってことでファヨムの圧倒3-0で、

沢山の観客からナイスファイトって声を掛けられてたんだけど、

それにしてもそもそもこの試合、何故10回戦にしたのかなあ。

 

 

 

⑥ 細野悟さん(大橋)×ジョナタン・バロス

              ………IBF Fe 挑戦者決定戦12R

32勝(21KO)2敗1分のWBA4位、IBF4位、WBC9位、32歳・福島県と、

40勝(22KO)4敗(1KO)1分のWBC8位、IBF3位、32歳・アルゼンチン。

 

結局、117-111、116-112、113-115ってことで、

バロスの2-1勝ちで自分も116-112だったんだけど、

実にとっても詰まらない試合だったんだよね。

 

最初こそバロンは若干乱暴系でガンガン仕掛けていったんだけど、

細野さんのパンチが意外と強いことを知らされると途端に、

中盤以降は徹底した当て逃げチョンチョンボクシングに変身してしまって、

男の殴り合いとは程遠い状況の繰り返しになってしまったもんで、

途中からは席移動して遠くから眺めてたんだよね。

 

敢えて倒しに行かない当て逃げボクシングにもテクニックがあるとか、

そんな逃げ道も用意されてるんだけど素人の観客にはひたすら詰まらないだけで、

陣営にとっては勝つことが全てってことで彼らなりに完結してるんだろうけど、

少なくとも自分にはメイウェザーの試合と同じくらい面白くなかったんだよね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 特にナシ

② 特にナシ

③ 特にナシ

 

 

 

それにしても煩わしかったのは昨日の自分の席周囲で、

すぐ後ろの男女5人程の中年客は最初っから呑んだくれて騒ぎたいだけで、

IQの低そうな連中の冗談は聞くに堪えなかったし、

メインのアルゼンチンの連中は思ってた通りマナーの良くない集団で、

南米ではサンカーの試合でよく暴動騒ぎが起こるのはよく理解できる国民性で、

そいつらの付け人みたいな如何にもって感じの日本人が何故かまたエラそうで、

最前列のボックスシートに客がいなかったのをいいことに、

さもいい席を準備しておきましたって面してて不快この上なかったなあ。

 

ってことで昨日は試合そのものも観戦環境も最悪だったんだけど、

今日は新人王戦だし大丈夫だよね、多分。

 

 

 

2016年10月 2日 (日)

後楽園ホール・10月1日

 

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“キャノンボール・アダレイ”

 

この人は多分体型と同じくらい性格的にも太っ腹な人だと思うなあ。

 

弟のナット・アダレイのコルネットも兄貴同様実に開けっぴろげの印象なんだけど、

キャノンボール兄貴はそれこそアルトサックスが張り裂けてしまいそうな、

物凄い肺活量を持ってたんじゃないのかって思ってて、

アート・ペッパーとかポール・デスモンドなんかとは対極の演奏者なんだよね。

 

マイルス・デイビスと一緒に演奏してた時期は多少の遠慮があったんだけど、

自らのコンボを持ってからはそれこそやり放題で、

時には暴走気味、時にはおどけ気味の演奏で聞く人を煽りたてたものなんだわ。

 

 

 

10日ほど前にテレビで見たんだけど、

名古屋では電車の駅ホームに至るエレベーターの乗り方に独特のものがあって、

東京では右側は歩く人の為に空けて左側に一段おきに立つのが普通なんだけど、

それを止めて一段づつ左右交互に乗るルールが徹底してるんだってね。

 

混雑時にはそういう風にする方が効率的だっていう実験結果に基づいてて、

それを定着させるのに4年ほどかかったように言ってたんだよね。

 

成程ねって思ってたら最近は営団地下鉄の南北線にも

そういう乗り方を依頼するような張り紙が貼ってあったんだよね。

 

自分が利用する時は混雑とは程遠い時間帯のせいか、

それに従う乗客は一人もいないんだけど朝夕のラッシュ時はどうなのかなあ。

 

ちなみに日比谷線の駅員に聞いてみたら、そんなことは全くやってないって事で、

南北線のスタッフが採用を考えてるだけの所謂ローカルマナーなのかもね……。

 

 

 

ホルヘ・リナレスが来てるかなあって思ってたんだけど、

代わりに昨日はホールにカルロス・クアドラスが来てて、

たどたどしくはあったけど一生懸命日本語で話してたのは印象的で、

ホールの関係者入口席に座ってた帝拳ジムの長野マネジャーに、

9月16日の大阪でのタイトル戦の時の試合パンフを頂いて始まり始まり……。

 

 

 

① 大嶋剣心君(帝拳)×入口裕貴君(エスぺランサ)……B 6R

1勝(1KO)0敗の21歳・青森県と、

4勝(3KO)1敗(1KO)1分19歳・兵庫県。

 

大嶋君はB級デビューの2戦目で、入口君は4連勝してB級昇格後、

1敗1分けしてのこれが通算7戦目。

 

<1R>

二人共外見的にも戦い方もよく似たボクサーファイタースタイルで、

大嶋君の方がいいプレスをかけてたんだけどジャブが少ない上に遅れがちで、

入口君にやり易いようにさせてるような印象で、

有効打的にはそれほどの大差は無かったんだけど、

左右のフック1発づつの軽いヒットで入口君がポイント先行ゲットだったなあ。

 

<2R>

大嶋君の今一の右ガードもあって入口君の左フックがとってもいい感じで、

相手のことを甘く見てる訳ではないんだろうけど大嶋君、

攻防の全てがちょっと雑過ぎるんじゃないのかなあ。

 

<3R>

気が付けば逆に入口君のプレスの方がが強くなってて、

大嶋君は何となく受け身のまま攻めあぐんでるような印象が強くて、

入口君の強気で前向きなボクシングが明らかに主導権を握りつつあって、

ラスト15秒からは大嶋君も大きく反撃していったんだけど、

それでもラウンド総体としてはやっぱり入口君だったんじゃないかなあ。

 

<4R>

セコンドから檄を飛ばされたか大嶋君がやっとやっとの積極策で、

このラウンドは手数ヒット数ともに入口君を上回ってたね。

 

<5R>

いよいよ面白くなってきたなって思ったんだけど、

大嶋君は強気のパフォーマンスを維持し切れてなくて、

ボディブローを含めたショート戦でも入口君の方が圧倒的で大嶋君、

何だか腕振りもタルくなってきたし、消耗が浮き出てしまってたなあ。

 

<6R>

大嶋君に1発逆転パンチを期待するのはちょっと無理そうで、

鼻血が如何にも痛々しくてセコンドも左手にタオルを握ってたんだよね。

 

入口君は最後の最後までペースが落ちなかったし、

強く腕を振っても全くバランスも崩すことなく終始圧倒したまま終了ゴング。

 

 

ってことで自分は59-55だったんだけど発表されたスコアは、

59-56、58-57、57-56ってことで3-0は3-0だったんだけど、

それでも大嶋君に配慮し過ぎじゃないかって思ったなあ。

 

関西の判定は信用できないって言えなくなるし次に仕返しされそうだし、

サッカーではホーム&アウェイってよく言われるけど要するにお手盛りな訳で、

特に最後の57-56っていうスコアはダウンが無かったのどういう事ってことで、

最終回を10-8にしなかったら引き分けスコアだったことになる訳で、

あの状況を10-8にするっていうのは却って無理があるって思ったんだけどね。

 

 

試合後暫く経ってから入口君と話したんだけど、

あそこまで行って倒し切れなかったことを反省してたんだけど、

自分の感想を伝えるととっても嬉しそうにしてたなあ。

 

エスぺランサジムっていうのは聞いたことが無かったんだけど、

プロボクサーは彼一人だけってことで今後の練習環境が心配になったけど、

とにかく是非また見たいボクサーなもんで、

“DANGAN” に呼んで貰えないかって頼んでみようかなあ。

 

 

 

それにしても、大嶋君はそんなに血だるまって訳ではなかったのに、

記者席最前列のあのバカ面マスコミはパンフレットで常に顔を覆ってて、

血が飛んで来るのがそれほど嫌なのか、

汚れても構わなそうな貧乏臭い服装なのに一体何を考えてるのかって事で、

プロ意識に欠けたクソ野郎の記事なんか目を通す価値は皆無なんだよね。

 

 

 

② 玉山将也君(帝拳)×金本祥平君(Gツダ)……W 8R

7勝(4KO)1敗の22歳・北海道と、

10勝(3KO)10敗(1KO)1分の27歳・大阪府。

 

金本君は特に後ろから見ると両肘の角度といい左フックの打ち方といい、

斉藤司君に良く似てて、この試合で面白かったのはそれだけだったなあ。

 

金本君は元日本ランカーだと思うんだけどその面影さえ全く無かったんだけど、

玉山君の方もいつになっても火を吹かなくて結局、79-72、78-72×2って、

殆ど常に圧倒的なペースで試合を進めていたにも関わらず、

途中からは普通に楽にトロトロやってるって感じしかしなかったんだよね。

 

それでも試合のとっかかりはかなり緊張感に満ちてて、

1R残り1分24秒、若干距離の詰まったところでお互いの左右が一瞬交錯して、

玉山君の右アッパーが直撃していきなりのダウンゲットした時には、

長くはかからない刺激的なエンディングを予想したんだけど、

5Rにも2回目のダウンを奪ったにも関わらず詰め切れなくてのフルラウンド。

 

 

それにしても金本君はあれほどの上背と長いリーチを持ってるにも関わらず、

KO率も低いのに近い距離でやりたがり過ぎで、

その割には終始腰が浮ついてて強く打ち出せないままだったんだよね。

 

 

 

③ 辰吉寿以輝君(大阪帝拳)×モンキー修平君(大星)

                          ………SB 6R

5勝(3KO)0敗の20歳・岡山県と、5勝(2KO)8敗(4KO)1分の25歳・大阪府。

 

東京で売り出したいっていう思惑だったのかも知れなかったんだけど

それにしても相手は現在5連敗中(2KO負け)ってことで、

筋書きの知れてるドラマは見ないことにしてるもんで休憩タイム。

 

結局5R1分29秒は時間かかり過ぎだったと思うけど、

とにかく辰吉君のTKO勝ちだってね。

 

 

 

④ 中澤奨さん(大阪帝拳)×ランディ・クリス・レオン

                          ………Fe 8R

8勝(4KO)1敗(1KO)のランク13位、23歳・大阪府と、

10勝(3KO)13敗4分の25歳・フィリピン。

 

たまに遠目に見てたんだけど正直中澤さんはそれほどのボクサーには見えなくて、

KO率の低い負け越し外国人に正直終始トロトロにしか見えなくて、

結局80-72×2、79-73の圧勝3-0ではあったんだけど退屈だったなあ。

 

 

昨日は玉山君にしろ辰吉君、中澤さんって立て続けに普通過ぎだったんだよね。

 

 

 

⑤ 下田昭文さん(帝拳)×ガドウィン・トゥビゴン……127P 8R

30勝(13KO)5敗(2KO)2分のランク2位、サウスポー、32歳・北海道と、

14勝(9KO)11敗2分の国内8位、32歳・フィリピン。

 

この試合は下田さんのパフォーマンスが気になってたもんで自席できっちり観戦。

 

<1R>

この日の下田さんはラウンドの入りから巧いこと力が抜けてて、

動き全体に往時のキレを感じさせてたし体調も良さそうだったんだわ。

 

常に持ち前のスピードで相手を圧倒しながらも丁寧な攻め込みで、

決め打った左をミスしても即右をしっかりフォロー出来てて、

相手にカウンターを打たせてなかったし、

素早い上下の打ち分けで相手のディフェンスを混乱させてたんだわ。

 

<2R>

ファウルカップをきちんと止めてないってことはトゥビゴン、

かつてのエドウィン・バレロもそうだったんだけど、

ボディを打たれるのが嫌いだってことを公表してるようなもので、

更には下田さんのステップワークとフェイントにひっかかりまくりのビビりまくりで、

これはもうそう長いことは無いってことをいきなり予感させたんだわ。

 

案の定開始1分40秒過ぎの北西ポスト前、

上体を微妙に振ったところからの下田さんの逆ワンツーが劇的ヒットで、

堪らずダウンしたトゥビゴンはそのまま10カウントアウトで1分58秒、

下田さん、実力の差を見せ付けるような実に手際のいい試合だったんだわ。

 

 

 

⑥ 石本康隆さん(帝拳)×古橋岳也さん(川崎新田)

            ………日本 SB タイトルマッチ 10R

28勝(7KO)8敗(1KO)のチャンピオン、34歳・香川県と、

18勝(8KO)7敗1分のランク8位、28歳・神奈川県。

 

試合前、バンデージを巻き終わった石本さんと拳タッチして、

みんなに囲まれてた古橋さんには遠慮してたんだけど、

彼の方から声を掛けてくれてちょっと心構えの話なんかしたんだけど、

自分は石本さんの方が優勢だって判断してたんだけど、

古橋さんのことを評価する人が周囲には多かったんだよね。

 

二人は以前に対戦したことがあってその時は僅差判定で石本さんだったんだけど、

この日は大舞台での決着戦の様相を呈してたんだわ。

 

<1R>

伸びのいい的確なジャブで先行して直後に軽い右ストレートをヒットさせたのは

石本さんの方で、きっちりかつ柔らかく打ってていきなり感じを掴んだみたいで、

何だか気持ち良さそうにスタートしてたのに対して古橋さん、

見た目少し力が入り過ぎてる感じがして何かギクシャクしてたんだよなあ。

 

踏み込みのタイミングを古橋さんの自由にさせないように、

石本さんはとっても巧いこと対応してて相手の打ち出しのリズムも壊してたなあ。

 

<2R>

古橋さんが少し先攻め度をアップしていったんだけど、

それでももっとヤンチャ度を上げた方が思った訳で、

思ったほど距離を縮められない状況が続いた中で石本さん、

たまに一旦詰まった際にも出来るだけ数を打つ工夫を見せてて、

それ程のクリーンヒットは無かったんだけど印象面でも上回ってたんだわ。

 

<3R>

古橋さんが若干ガンガン度を上げていっていつの間にか石本さんが鼻血で、

このラウンドは古橋さんが単調な攻撃から脱しつつあって、

手数ヒット数共に頑張ってポイントバック。

 

<4R>

前の回から古橋さんにいい流れが出来つつあったように見えたんだけど、

開始35秒前後からの激しい打ち合いは的確度で石本さんが上回ってて、

石本さんのディフェンス巧さの前に古橋さんの爆発は中々訪れなかったんだわ。

 

<5R>

中間距離からの細かい突き合いでは石本さんが優勢なままで、

古橋さんの左顔面が少し腫れてきたんだけど1分23秒、

古橋さんの右ストレートがこの日初めてのクリーンヒットで、

一瞬石本さんの体が揺らいだんだわ。

 

ってことでここまでの自分のスコアは48-47で石本さんだったんだけど、

発表された中間スコアは50-45、49-46×2で石本さんが圧倒してて、

ちょっと主催者側に配慮し過ぎなんじゃないかって首を傾げたんだわさ。

 

<6R>

中間スコアを聞いて馬力アップしていったのは明らかに石本さんの方で、

それほどの有効打は無かったんだけど止まない手数は圧倒的で、

攻めてる感じを常に出し続けてたんだよね。

 

<7R>

やっぱり古橋さんはもっと乱暴系に変身するべきだって思って、

このままのペースでやってると何の打開策も見えて来ず、

ラウンドが進むにつれてハンデが積み重なるばかりで、

基本的な戦法の変更を求められてるって強く感じたんだよね。

 

どのパンチをどう打つかってことかっていうようなことじゃなくて、

どうやったら試合全体を揺さぶることが出来て相手の意表を突けるかってことで、

淡々と同じようなことを繰り返してるだけにしか見えなくなってしまって、

こりゃ既に勝負あったなあって痛感したもんで残念感に見舞われながらの離席。

 

 

そこからは遠目にモニターを眺めやってたんだけど、

結局10R、2分27秒、石本さんの右がヒットして古橋さんが下がらされたところで、

これ以上の続行は古橋さんのダメージを大きくするだけだって、

レフェリーが判断してのストップエンドだったんだわ。

 

 

やっぱり思ってた通りの結果になってしまったんだけど、

石本さんは30歳を過ぎる頃から強さと巧さを飛躍的に伸ばしたと思ってて、

以前対戦した時の古橋さんの記憶感覚とは随分違ってたんじゃないかなあ。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 石本康隆さん

② 下田昭文さん

③ 入口裕貴君

 

 

 

【村木田渾身競馬】

昨日は参加した4レースのうち中山9Rの3連複をゲットで、

ボックス買いの中で一番レートの低い組み合わせだったんだけど、

それでも全体の回収率ではほぼ300%になったんだよね。

 

ってことで調子に乗って今日も狙い目を公表するってことで以下の通り。

 

・中山 8R……①⑥⑩⑬⑯

・中山10R……①⑤⑦⑧⑨

・中山12R……①②④⑧⑨

・阪神12R……③⑧⑨⑬⑮

 

*1頭づつ飛び抜けた馬がいるもんで東西のメインには不参加ってことで……。

 

 

 

2016年10月 1日 (土)

10月のボクシング

 

Image_3

“ジャッキー・マクリーン”

 

少し直情的とも思えるアルトサックス・プレーヤーなんだけど、

常に強い意志というか信念を感じさせるような演奏をするんだよね。

 

異論はあるんだろうけど自分は彼のベストプレイは、

マル・ウォルドロンの “レフト・アローン” の中でのバラードソロだと思ってて、

ビリー・ホリデイの追悼曲として収録されたものなんだけど、

ピアノソロが終わったところで入って来る時の彼の第一音はいつ聞いても、

何度聞いても鳥肌が立ってしまうんだよね。

 

 

 

≪10月のボクシングスケジュール≫

*左側が勝者予想で敬称略。

 

・10月 1日………(後楽園)

石本康隆×古橋岳也、玉山将也、下田昭文。

 

 

・10月 3日………(後楽園)

細野悟×ヨナタン・バロス、柳達也×岡田誠一、平岡アンディ、松本芳道、

デシエルト長池。

 

 

・10月 4日………(後楽園) 東日本新人王トーナメント準決勝戦Ⅰ

富岡達也×墨田大祐、中谷潤人×田中公士、福永亮次×小野力也、

神津徳臣×神谷治昭、定常育郎×佐々木小次郎、利川聖隆×及川唯、

大野俊人×槐勇人、豊嶋亮太×三村利伸、大間和友×あぐー・マサル。

 

 

・10月 5日………(後楽園) 東日本新人王トーナメント準決勝Ⅱ

新島聖人×松本英一、郡司勇也×須藤大介、山田大輔×稲葉直樹、

宮地隆佳×松本竜也、小林孝彦×亀山磊輝。

 

 

・10月 6日………(後楽園)

木村隼人×中川健太、氏原文男×永田翔、太田輝×塚田直之。

 

 

・10月11日………(後楽園)

赤穂亮×勅使河原弘晶、武田航×高橋竜平、コーヤ佐藤、成田永生。

 

 

・10月13日………(後楽園)

竹中良×ランディ・ブブカ、吉野修一郎×恩床健太、藤北誠也×角本達治、

富岡哲也×中村一弘、谷田将隆。

 

 

・10月17日………(後楽園)

松本晋太郎×ジェイド・ミッシェル、溜田剛士×阿部麗也。

 

 

・10月20日………(後楽園)

山田智也×櫻井孝樹、松山和樹×遠藤健太郎、天笠尚。

 

 

・10月22日………(後楽園)

麻生興一×佐藤矩彰、東上剛士×杉田聖、久我勇作×ジョナタン・バァト、

山口隼人×久田哲也、船井龍一。

 

 

・10月25日………(後楽園)

粉川拓也×新井雄大、大保龍斗×ユータ松尾、末吉大×三瓶数馬、

粕谷雄一郎×斉藤正樹、岩井大、上野太一。

 

 

 

10月のボクシングは今日から始まって、

今のところ11ボクシングの現場観戦を予定してて、

その中から期待度順位を設定したんだけど、

例えタイトル戦であっても対戦相手のことをよく知らない場合だと、

どうしても順位が下がってしまうんだよね。

 

 

 

≪10月のボクシング期待度ベスト35≫

*左側が勝者予想、敬称略。

 

① 石本康隆×古橋岳也

② 赤穂亮×勅使河原弘晶

③ 溜田剛士×阿部麗也

④ 末吉大×三瓶数馬

⑤ 粕谷雄一郎×斉藤正樹

⑥ 久我勇作×ジョナタン・バァト

⑦ 武田航×高橋竜平

⑧ 東上剛士×杉田聖

⑨ 粉川拓也×新井雄大

⑩ 木村隼人×中川健太

⑪ 細野悟×ヨナタン・バロス

⑫ 竹中良×ランディ・ブブカ

⑬ 麻生興一×佐藤矩彰

⑭ 山口隼人×久田哲也

⑮ 柳達也×岡田誠一

⑯ 松山和樹×遠藤健太郎

⑰ 藤北誠也×角本達治

⑱ 中谷潤人×田中公士

⑲ 大野俊人×槐勇人

⑳ 豊嶋亮太×三村利伸

 

(21) 新島聖人×松本英一

(22) 神津徳臣×神谷治昭

(23) 定常育郎×佐々木小次郎

(24) 宮地隆佳×松本竜也

(25) 山田智也×櫻井孝樹

(26) 松本晋太郎×ジェイド・ミッシェル

(27) 大保龍斗×ユータ松尾

(28) 福永亮次×小野力也

(29) 富岡哲也×中村一弘

(30) 氏原文男×永田翔

(31) 富岡達也×墨田大祐

(32)  郡司勇也×須藤大介

(33) 太田輝×塚田直之

(34) 利川聖隆×及川唯

(35) 小林孝彦×亀山磊輝

 

 

 

【村木田渾身競馬】

競馬も今日から今年の最終四半期を迎えるんだけど、

9月度は22レースに参加したんだけど結局的中ゼロに終わってしまって、

年初からの通算では参加332レースで回収率は121%なんだわ。

 

今日は少し趣を変えて3連複5点勝負をやってみようってことで以下の通り……。

 

・中山 9R……①⑤⑦⑧⑫

・中山10R……①⑤⑥⑩⑪

・中山11R……③④⑤⑨⑯

・阪神10R……③⑥⑫⑬⑯

 

 

 

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