« 後楽園ホール・9月10日 | トップページ | 後楽園ホール・9月13日 »

2016年9月13日 (火)

テレビボクシング (9/11)

 

Image

 

“銀魂”

 

登場人物のキャラ立ちも飛び抜けてるし、

超現実で天衣無縫って感じのストーリーの組み立ても気持ちいいんだわ。

 

 

 

11日(日)のWOWOWのエキサイトマッチは色々面白かったなあ。

 

 

 

☆ 亀海喜寛さん×へスス・ソトカラス……SW 10R

26勝(23KO)3敗2分の33歳・北海道と、

28勝(18KO)10敗4分1NCの34歳・メキシコ。

 

WBC27位と元北米チャンプで現在はノーランカーの一戦で、

4月に引き分けた両者のリマッチだったんだけど、

一番感じたのは亀海さんはアメリカのリングにすっかり馴染んでたってことで、

試合スタイルも日本でやってた時とは一変させてて、

それはちょっと前の荒川仁人さんにも通じるところがあったんだよね。

 

亀海さんの27位っていうランキングが妥当なものなのかは知らないけど、

この階級で世界ランクをアップさせるような試合を組むのは難しそうで、

地道な実績の積み重ねと共にアピール性の高いパフォーマンスが

求められるんだろうなあって思うんだよね。

 

 

長いリーチを備えたソトカラスは若干タイミングのずれた打ち出しをしてて、

それを中間距離からブンブン振って来るし、意外に接近戦も巧いんだけど、

1R開始直後の1分半、亀海さんの左ボディがそこそこ強烈喰い込みで、

ソトカラスがシカト出来ないほど効いてしまったのが印象的だったんだわ。

 

亀海さんは相手よりかなり頭がデカイっていうハンデを負いながら、

それでもあくまで打ち勝つっていう信念が全面に出てて見てて気持ち良くて、

そりゃ盛りを過ぎた3勝1敗ペースの相手ではあったんだけど、

それでもこの相手を乗り越えなくては話が始まらない訳で、

そういう障壁を見事な形で乗り越えたんだよね。

 

途中途中のお互い距離を潰しての接近ボディ合戦も見応え十分だったんだけど、

ソトカラスの打ち出しが全体にダルーンとしか感じだったのに対して、

終始亀海さんのパンチのシャープさが目立ってたんだよね。

 

4R頃にはお互いに下がらない密着耐久戦になっていって、

ソトカラスが小さく沢山の中、亀海さんがより大きくクリーンな当て込みで、

結果的には徐々にソトカラスが誤魔化し系のチョン打ちになっていって、

7Rには亀海さんの左右ボディの強烈ヒットでソトカラスの背中が丸まって、

終焉が見えてきたような感じもあったんだけど、

亀海さんの方にもフィジカル戦による消耗や打ち疲れが見え隠れしてたんだわ。

 

それでも8R1分半、右ショートアッパーを起点にした亀海さんのラッシュは圧巻で、

一気一気の末の残り1分18秒に力づくのダウンゲットだったんだわ。

 

何とかリスタートしたソトカラスではあったんだけど、

その後はチョン当たりだけでもソトカラスはグラつき始めてたし、

ヘロヘロになりながらクリンチ逃げするのが精一杯って感じだったんだわ。

 

結局、ソトカラスはこの時のダメージが回復し切れないままで、

8R終了時点での棄権申し入れってことで亀海さんのTKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

☆ ローマン・ゴンサレス×カルロス・クアドラス

                 ………WBC SF タイトル戦

45勝(38KO)0敗の29歳・ニカラグアと、

35勝(27KO)0敗1分のチャンピオン、28歳・メキシコ。

 

二人は同じブルーと白を主体にしたコスチュームだったんだけど、

ゴンサレスのグローブは縦ロゴのエバーラストだったのに対して、

クアドラスのは鮮やかなシャンパンブルーのレイジェスだったんだよね。

 

無敗同士の軽量級のゴールデンカードで、

ひたすら踏み込みヒットヒットのボクシングと当てさせないボクシングの対決だって、

事前にはそう思ってたんだけど、クアドラスが意外なほど好戦的だったんだわ。

 

ゴンサレスの強いプレスの中、クアドラスは終始引き気味ではあったんだけど、

相手が突っ掛けてくるのを防ぐべくのジャブはあくまで正確だったし、

いざって時の超スピード連打もとっても効果的だったんだよね。

 

お互いに決めショットをミスして体勢を崩し加減になってからも、

それでもそこから更に追い打ちのフォローを出すっていう姿勢が素晴らしくて、

それは直後の相手からの反撃を防ぐ上でも実に効果的だったんだよね。

 

ただ手数は多かったんだけどクアドラスは若干手打ちというか、

ナックルが返ってないパタパタ系っていう印象が免れなくて、

やっぱり一つ一つのパンチではゴンサレスが圧倒してたせいか、

4Rの攻勢の前にクアドラスは明らかに浮き足立ってしまって、

エンディングは意外に早いかも知れないってこの時は思ったんだわ。             

そのちょっと前からクアドラスの口が空き始めてもいたしね……。

 

感じを掴んだようなゴンザレスが5Rにも攻勢をかけていったんだけど、

一段落後のクアドラスの巻き返しも流石に大したもんで、

気が付けば6R、いつの間にはゴンサレスは左右の目の周辺が腫れてきてたし、

右目上もヒットカットされてたんだよね。

 

一旦消耗したところからのクアドラスの踏ん張り返しはホントに見事で、

途中で決着付けきれなかったゴンサレスの劣化が徐々に目立ち始めてきたし、

腕振りは勿論体の動きさえ緩んでいってたんだわ。

 

8Rもクアドラスが攻勢を取ってて、軽かったんだけど手数落ちしてなくて、

ゴンサレスも距離を潰すべくガンガン追ってはいたんだけど、

体勢の整わないところでの打ち出しが多かったんだよね。

 

お互いに明白な決定打を許さないまま最終ラウンドまで

二人の意地のやったり取ったりが繰り返されて、

最終的な自分のスコアは115-113でクアドラスだったんだけど、

発表されたものは117-111、116-112、115-113ってことで、

ローマン・ゴンサレスの3-0勝ちだったんだわ。

 

 

自分は元々クアドラスよりはゴンサレスのボクシングの方が好きなんだけど、

それでもクアドラスの勝ちを認めざるを得なかったもんでとっても驚いてしまって、

やっぱりクアドラスのパタパタ連打系はポイントにならないのかって思ったし、

とにかく前に出てればポイントをくれるのかってことでもあったし、

もっと言えば大人の事情で初めっからゴンサレス勝ちが前提だったのかって、

そういう穿った(うがった)思いさえ浮かんでしまったんだよね。                                                           

 

ゴンサレスと比較すると一見パンチが軽くて小さい感じはしたんだけど、

クアドラスも75%のKO率を誇るボクサーであって、

その積み重ねで相手に大きなダメージを与えてたのは間違いのないところで、

その証拠に試合後のゴンサレスの顔面の傷み方は

まるで負けボクサーのそれのようだったんだよね。

で、この試合の採点結果に関しては全く納得しかねたんだよね。

 

 

 

☆ ゲンナディ・ゴロフキン×ケル・ブルック

                ………WBC IBF M タイトル戦

35勝(32KO)0敗の3団体統一チャンピオン、34歳・カザフスタンと、

36勝(25KO)0敗のIBFチャンピオン、30歳・イギリス。

 

ゴロフキンっていうと自分はいつもスナフキンを思い出してしまうんだけど、

この日はゴールド×ブルーのグラントでカッコ良かったなあ。

一方のブルックスは赤×白の同じくグラントで同じく無敗ボクサーなんだよね。

 

試合は予想通りゴロフキンの強烈プレスから始まったんだけど、

若干下がり加減のブルックも決して臆しておらずの果敢な対応で、

いきなりKO決着必死の様相を呈してたもんで釘づけだったなあ。

 

1R開始1分42秒、ゴロフキンが左フックできっかけを掴んでの一気攻めで、

ブルックをコーナーに追い込んだところで左ボディ左フックをダブルヒットで、

いきなりブルックがガックン効いてしまったんだわ。

 

アララーッとは思ったんだけど気丈なブルックは何とか踏ん張って凌いで、

立て直した直後に右を2発打ち返してたんだわ。

 

2Rに入ってゴロフキンは更にプレスを強めて左の巧さで圧倒してたんだけど、

ブルックも相手の動きを見計らいながら合間合間を突いてて、

残り1分からショートアッパーから右を繋げてヒットヒットして、

ポイントを取り返してたんだわ。

 

3R開始15秒、ブルックがスリップダウンしてたんだけど、

若干足が絡んではいたんだけどゴロフキンの左フックも間違いなく当たってて、

ブルックの右目周辺から出血が始まってて、

その後開始40秒過ぎからブルックが右目周辺をグローブで撫で始めたんだわ。

 

ケンカや何かで殴られたことがある人は解ると思うけど、

頬とか顎を強く殴られると違和感から思わずそこを撫でてしまうことが多くて、

口が空いてしまってるんじゃないかって感じがするものなんだけど、

ボクサーでも当てられたところを思わずさすってしまいそうになることがあって、

ただそういう所作をすると効いたんだなって相手に悟られてしまうから、

敢えてそうしないようにしてるんだけど、

その時ブルックが感じた違和感は限度を超えてたみたいで、

その後何度も右目周辺を気にし続けてたんだわ。

 

その仕草は一時的に眼球の焦点調整に不具合を生じたか、

眼窩底系の骨折をきたしてしまった結果としか考えられず、

結局5R、残り1分16秒のところでブルックが防戦一方になってしまったところで、

セコンドからのタオルインでTKO決着したんだけど、

勝負そのものは実は3R開始1分頃で終わってしまってたんだよね。

 

 

ブルックにとって不幸な結果に終わってしまったんだけど、

途中途中ではゴロフキンの動きを一瞬たじろがせるような有効打も放ってて、

2R終了してイーブンって直後だったもんで自分的にも残念残念ってことで……。

 

 

 

どうやら今日は一日雨降りらしいんだけど、

中嶋孝文さんと坂晃典さんの対決はどう考えても見逃し難いんだよね。

 

 

 

« 後楽園ホール・9月10日 | トップページ | 後楽園ホール・9月13日 »