« 2016年8月 | トップページ | 2016年10月 »

2016年9月

2016年9月30日 (金)

9月度ランキング

 

Image

 

“秋吉敏子”

 

この間後楽園ホールで小熊ジムの玉木トレーナー(善文君の親父さん)と、

モダンジャズの話になったんだけど、秋吉敏子を聞きに行ったんだってさ。

 

彼女は今年86歳になるんだけどまだ現役を続けてるっていうのは正に驚異的で、

日本では渡辺貞夫(ナベサダ)の方が有名なんだけど、

アメリカでは秋吉敏子の方が比較にならないほど評価されてるんだよね。

 

 

 

関係者達や楽しみにしてる人達には申し訳ないけど、

自分は最初っから東京オリンピックの開催には反対で、

元々森嘉郎っていうのは胡散臭いスポーツ族議員としか思ってないし、

ロゴ選定における盗用騒ぎや国立競技場の建て替えに関するゴタゴタから

始まって、全体予算策定の段階からして責任者不在のまま

不透明の限りを尽くしてて、その過程は築地市場の豊洲移転問題に酷似してるし、

カネまみれのスポーツイベントなんていうのはそれこそクソ喰らえなんだわさ。

 

 

 

9月度のランキングは8月25日~9月27日までの試合を対象に

9月29日に発表されたんだけど、

やっぱり15位までは必要ないんじゃないかってつくづく思うんだよね。

 

現在の基準を是非維持して欲しい、

出来たら20位まで設定して欲しいって思ってるジムもあるんだろうけど、

今でもミドル級までの13階級で26名分もの空席が出来てるんだし、

そもそもランカーの権威さえを貶めるようなものだと思ってるんだよね。

 

 

 

【世界チャンピオン】

高山勝成さん(獲得)、田口良一さん(4)、八重樫東さん(1)、

井岡一翔さん(3)、井上尚弥さん(3)、山中慎介さん(11)、

長谷川穂積さん(獲得)、ホルヘ・リナレス(WBA獲得、WBC3)の計8名。

 

河野公平さんは8月31日にルイス・コンセプシオンに0-3負けして王座陥落。

カルロス・クアドラスは9月10日、ローマン・ゴンサレスに0-3負けして王座陥落。

田口さんは8月31日、宮崎亮さんに3-0勝ちして4度目の防衛。

井上さんは9月4日にペッチバンボーンに10RKO勝ちして3度目の防衛。

山中さんは9月16日、アンセルモ・モレノに7RKO勝ちして11度目の防衛。

長谷川さんも同じ9月16日、ウーゴ・ルイスに9RKO勝ちして王座ゲット。

リナレスは9月25日、イギリスへ出張っての王座統一戦に3-0勝ちして、

WBAとWBCの正規王座をダブルゲット。

 

 

 

【OPBFチャンピオン】

拳四朗さん(獲得)、比嘉大吾さん(獲得)、山本隆寛さん(2)、

久保隼さん(1)、竹中良さん(1)、伊藤雅雪さん(2)、中谷正義さん(5)、

細川貴之さん(1)、松本晋太郎さん(獲得)の計9名。

 

9月は世界戦が山ほどあった割にOPBFタイトル戦は1試合も無かったんだよね。

 

 

 

【日本ランキング】

 

【ミニマム級】……福原辰弥さん(2)

福原さんは9月19日、小野心さんとの防衛戦で3R負傷ドロー防衛だったんだけど、

こういう試合の場合はNC(ノーコンテスト)にした方がいいんじゃないのかなあ。

引き分けた小野さんは6位から4位にアップ。

後は変動ナシで空き5名分も変わらず。

 

 

【ライトフライ級】……拳四朗さん(2)

11位だった村井貴裕さんは9月4日に大崎正人さんに7RKO勝ちして

フライ級の13位へ転出。

で空き1名分増えて計3名分。

 

 

【フライ級】……粉川拓也さん(3)

黒田雅之さんは9月14日に大平真史さんに2RKO勝ちしたけど2位のまま。

敗れた大平さんは14位からのランクアウト。

 

9月22日、杦本健太さんに2-0勝ちした油田京士さんが14位にランクインして、

敗れた杦本さんが10位から14位にランクダウン。

 

村井貴裕さんに敗れた森崎正人さんは15位からのランク落ち。

 

 

【スーパーフライ級】……空位(石田匠さんが返上したまま)

8月31日にタイボクサーに4RKO勝ちした長井一さんは12位のままで、

結局この階級は何の変動も無し。

 

 

【バンタム級】……益田健太郎(1)

9月24日にタイボクサーに2RKO勝ちした田中裕士さんは6位のまま。

同じ9月24日、タイボクサーに5RKO勝ちした高橋竜也さんも8位のまま。

ってことで全くの異動ナシ。

 

 

【スーパーバンタム級】……石本康隆さん(1)

9月11日にベネズエラ人に3-0勝ちしたジョナタン・バァトは勿論1位をキープ。

8月28日にノーランカーに5RKO勝ちした小坂遼さんも4位のまま。

8月31日、タイボクサーに5RKO勝ちした渡部大介さんも6位のまま。

ってことでここも全くの異動ナシ。

 

 

【フェザー級】……林翔太さん(獲得)

細野悟さんが返上して空位だった王座を林さんと上野則之さんが競って、

林さんが3-0勝ちして(9/24)新チャンピオン。

敗れた上野さんは6位から10位にダウン。

 

9月13日に中嶋孝文さんに1RKO勝ちした坂晃典さんが5位から2位にアップ。

敗れた中嶋さんは15位からの残念ランクアウト。

 

9月14日、WBOアジア・パシフィック王座決定戦でタイボクサーに6RKO勝ちした

渡邊卓也さんが福原力也さんと入れ替わって3位にアップ。

 

空いた2名分のスペースを萱沼徹平さんと大橋建典さんが埋めて、

其々14位と15位にランクイン。

 

 

【スーパーフェザー級】……尾川堅一さん(2)

尾川さんは9月10日、松下拳斗さん相手の防衛戦に10RKO勝ち。

敗れた松下さんは1位から5位にダウンして、内藤律樹さんが1位にアップ。

 

8月28日にノーランカーに2-0勝ちした大里拳さんは14位のまま。

9月24日、ジョニー・ゴンサレスに1RKO負けした山元浩嗣さんは

12位から14位にランクダウン。

 

 

【ライト級】……荒川仁人さん(1)

仁人さんは9月24日、塚田祐介さんとの防衛戦に6RKO勝ちして初防衛。

敗れた塚田さんは4位から9位にダウン。

 

9月24日、フィリピンボクサーに3-0勝ちした土屋修平さんは勿論1位のまま。

同じ日にタイボクサーに2RKO勝ちした野口将志さんも2位のまま。

9月11日にベネズエラ人に4RKO勝ちしたハリケーン風太さんが

中嶋龍成さんと最下位を入れ替わってるね。

 

 

【スーパーライト級】……岡田博喜さん(6)

9月13日、WBAアジア・パシフィックタイトル決定戦でジェフリー・アリエンザに

11RKO勝ちした近藤明広さんは3位のまま。

空き1名分も変わらず。

 

 

【ウェルター級】……有川稔男さん(獲得)

9月10日にノーランカーに3-0勝ちした永野祐樹さんは最下位9位のまま。

他には何もなくて空き6名分も変わらず。

 

 

【スーパーウェルター級】……野中悠樹さん(井岡弘樹)

この階級は9月は誰も試合をしてなくて空き3名分も変わらずのまま。

 

 

【ミドル級】……西田光さん(獲得)

ここも試合をしたボクサーがいなくて空き8名分もそのまま。

 

 

 

【保留選手】

腹隆二さん、宮崎亮さん、田中恒成さん、カルロス・クアドラス、河野公平さん、

帝里木下さん、五十嵐俊幸さん、江藤光喜さん、井上拓真さん、石田匠さん、

岩佐亮祐さん、和氣慎吾さん、小國以載さん、大竹秀典さん、細野悟さん、

内山高志さん、三浦隆司さん、小原佳太さん、亀海喜寛さん、高山樹延さん、

村田諒太さんの計丁度20名。

 

このうち9月に試合したのは以下の4人だけで、

9月10日、五十嵐俊幸さんがタイボクサーに2RKO勝ち、

井上拓真さんは9月4日にフィリピンボクサーに3-0勝ち、

小原佳太さんは9月9日、エドゥアルド・トロヤノフスキーに2RKO負け。

亀海喜寛さん9月24日にへスス・ソト・カラスに8RKO勝ち。

 

 

 

昨日は用事があって外出したんだけど思いのほか長引いてしまって、

帰りのJRに乗った時は6時を過ぎたほぼラッシュアワーになってたんだよね。

 

満員の車内で大きなリュックを背負ったままのソイツは、

人一人分余計に幅を取って周囲の邪魔になってたんだけど、

自分と同じ駅で降りる際、案の定他の人にぶち当たって怒鳴られたんだわ。

 

ソイツはその直前に自分にもガッツン当たったこともあって、

「満員電車でリュックを背負ったままっていうのはないだろ、

他の人は前抱えにするか下に下げてるだろが。」 って言ってやったら、

「うるせえバカヤロ、リュックは背負うもんだろ、文句あるか。」

って結構強気なもんで 「あんたはマナーも頭も悪過ぎだわ。」 って返したら、

「何だコノヤロ、俺と殴り合う気かあ!」 って更に強気に出てきたもんで、

仕方ないなあって自分も腹を決めて、こうなったら大きく傷つかないように、

大きく傷つかせないようにしないとなって心に決めながら、

「ホームでは人が多いから場所を変えようぜ。」 って先に歩いて行って、

こんなような場面は以前にもあったよなあってデジャブ感に浸りながら、

正当防衛に持っていく為の段取りを確認しながら改札口を出たんだよね。

 

で、普段とは逆の暗い方へ移動したらソイツが徐々にオタオタしてきて、

「さあ殴れ、殴られた方が勝ちなんだからな。」 って訳解らない事を言い出して、

相手の方が2~3㎝ほど背が高かったんだけど、

如何にもって感じの30代のヘタレ系安サラリーマンだったもんで、

「俺は片手でいいからさあ。」 ってハンデをやったら、

急に 「警察へ行く! 警察に行く!」 って 元来た道を戻り出して、

交番に逃げ込んで警察官に助けを求めたもんで笑ってしまったなあ。

 

自分も交番に入るとソイツはそこからは急に脅された被害者を装い始めて、

何だか訳の解らない台詞を喋りまくって助けて下さい風になってしまって、

「お巡りさん、僕は先に帰りますから暫くこの人を留めておいて下さい、

家まで後を付けられたら困りますから……。」 なんて言いながら交番を出て、

最後は「こう見えて俺は取締役なんだからな。」 って捨て台詞が益々訳解らなくて、

でもどう見てもそんな風には見なかったもんで、

「そんなみすぼらしいカッコの取締役がどこにいるか、笑わせるな。」

「兄ちゃん、また続きやろうぜ。」 ってソイツの背中に声を掛けたら、

「オトウサン、そんなこと言わないの。」 って警官にたしなめられてしまったんだわ。

 

二人の話を聞いて自分の言い分の方が多分正しいって思ってくれたみたいで、

それでも殴り合いは困るなあって、その警官は半笑いで言ってたんだよね。

 

多分なんだけどアイツ、

これからは満員電車ではリュックを下に下すようにするんじゃないかなあ……。

 

 

 

2016年9月29日 (木)

9月のボクシングベスト10

 

Image_2

 

御存知日本ハム・ファイターズの大谷翔平。

 

彼は日本のプロ野球界における空前絶後の頂点的プレーヤーだと思ってて、

そりゃ打者なら川上哲治や野村克也、長嶋茂雄、王貞治、落合博満、

投手なら金田正一や杉下茂、稲尾和久達も凄かったんだけど、

高校野球じゃあるまいし強打者のピッチャーなんて今まで見たことないよね。

 

パ・リーグ優勝を決めた昨日のピッチングはそれこそ鬼気迫るものがあって、

こんなダイナミックなフォームで100球以上も全力投球の上の1-0完封って、

どれだけの身体能力かとも思う訳でダルビッシュを超えそうな感じもしてて、

こうなったらCSも勝ち抜いて日本シリーズも制覇して欲しいって……。

 

 

 

9月は5回の現場観戦があって事前期待度はベスト20まで選んでたんだけど、

期待を外した試合が多くてベスト10がギリギリだったんだよね。

映像で確認することが出来なかった試合も外さざるを得なかったんだけどね。

 

 

【9月のボクシングベスト10】

*左側が勝者、敬称略、( )は事前期待度順位。

 

① 山中慎介×アンセルモ・モレノ (1)……7RKO

② 荒川仁人×塚田祐介 (8)……6RKO

③ 長谷川穂積×ウーゴ・ルイス (6)……9RKO

④ 亀海喜寛×へスス・ソト・カラス (7)……8RKO

⑤ 坂晃典×中嶋孝文 (12)……1RKO

⑥ 垣永嘉信×山本大智 (19)……3RKO

⑦ 波田大和×ジュン・ジューフン (ー)……3RKO

⑧ 土屋修平×レックス・オリサ (ー)……3ー0

⑨ 五十嵐俊幸×デヌア・シスヨー (ー)……2RKO

⑩ ローマン・ゴンサレス×カルロス・クアドラス (1)……3-0

 

*事前の期待度ベスト10以内で選モレした試合は、

井上尚弥×ペッチバンボーン・ゴーキャットジム(2)、尾川堅一×松下拳斗(4)、

映像を見てないのがエドゥアルド・トロヤノフスキー×小原佳太(5)と、

林翔太×上野則之(10)の試合で中止になったのが西田光×淵上誠(9)。

 

 

 

2016年9月28日 (水)

後楽園ホール・9月27日

 

Image

 

“キャプテン”

“巨人の星” から始まって野球アニメは山ほどあるんだけど、

変に力み過ぎないこういうシンプルなのも好きなんだよね。

 

 

 

業界の関係者はみんなは知ってるんだろうかって思うのが、

JBCが発行した2016年版ルールブックの記載内容の変更に関してなんだわ。

 

これまでも部分部分の些細な文字使いの変更や、

より読み易くするする為に項目の記載順を入れ替えたりするごとに、

つまりは必ずしも毎年発行されてる訳ではないんだけど、

少しでも内容が変わる度に発行されてるんだよね。

 

自分は素人の割にはルールブックを読み込んでる方だと思ってるんだけど、

今回は色々な絡みがあって余計に神経を使ってるんだけど、

ホントに業界のみんなは今回の内容変更のことを熟知してるのか、

それに伴う大きな現実的変更に関して了解してるのかって事なんだよね。

 

それは101頁、第7章第2節、マネージメント契約についての第124条に関してで、

これまでは “マネージメントはファイトマネーの33%を超えてはならない。”

ってなってたのが “マネージメント料は試合報酬の33.3%を超えてはならない”

って変更されてることで改正されたポイントは以下の二点。

 

① ファイトマネーのではなくて試合報酬のって改正されてること。

② パーセンテージが33%から33.3%に変更されてること。

 

②のマネージャーの(ジム側の)取り分が0.3%アップさせた意味が解らなくて、

3分の1ってことをより厳密にしたのかも知れないんだけど、

厳密にするっていうならば33.3333333333%くらいにする必要がある訳で、

全く無駄としか言いようがないような変更点だと思うんだよね。

 

現実的に大きな差異を発生させ今後問題化しそうなのは②に関する変更点で、

ファイトマネーっていうのを試合報酬って言葉に置き換えることによって、

ジム側の取り分を現在より更に拡大できるってことになるんだわ。

 

何をもって試合報酬とするかの理解の違いによってはそれこそ際限がなくて、

激励賞や月間賞は勿論のこと、賞金トーナメントからの収入も含まれるし、

これまで不鮮明だった追加チケットに関する収入からも、

ジム側は堂々と33.3%を取れることを保障したようなものなんだよね。

 

こういうのを世間ではお手盛りっていうのであって、

10年前と比較すると現在では登録プロボクサーが1,000人も減ってるんだけど、

人気回復の為の業界のプロモート活動不足っていうのもあると思うんだけど、

ジム側のルールを無視したあくどいまでの不当搾取が横行しまくってて、

それがボクサーを通じて世間に知れ渡ってるのが大きな理由だっていうことを

JBCも協会も全く理解してないのかってことで全くもう呆れてしまうんだよね。

 

そういうのはタコが自らの足を喰って空腹を凌いでるのと何ら変わりがなくて、

ボクサー達の処遇、特に報酬面に関しては、

自分が今回関わってるプロジェクトが一段落した時点でまとめて書くから、

もう少し時間を貰いたいんだけどね……。

 

 

 

一力ジムの鈴木マネジャーとか伴流ジムの団会長、川崎新田ジムの新田会長、

T&Tの本木会長、石川ジムの田中マネジャー、小熊ジムの玉木トレーナー、

マナベジムの真鍋会長や久し振りの三迫ジムの久保マネジャー達にご挨拶して、

色んな人達と知り合いになれて嬉しいよねって思いながら始まり始まり……。

 

 

 

① 小澤陽童君(小熊)×中村雅俊君(厚木ワタナベ)

                           ………LF 4R

デビュー戦の18歳・埼玉県と、デビュー戦の28歳・北海道。

 

<1R>

中村君の方が頭半分以上も上背があってリーチも圧倒的で、

ジャブさえきちんと打つようなら小澤君が苦戦しそうだったんだけど、

こらがまあ思うようにはいかないもので中村君、

中間距離から攻め切れないままの中途半端なパフォーマンスで、

小澤君にはいきなり明るい未来が開けてきて、

大きくてタルイ中村君の打ち終わりに左フックなんか当て込んでたしね。

 

<2R>

距離を取り切れない中村君に対して小澤君が正しく行け行けで、

開始僅か16秒、ワンツースリーフォーくらいの連続攻撃でダウンゲット。

 

それほどのダメージを負うことなくの再開だったんだけど中村君、

小澤君得意の接近戦から逃れることが出来ないままの不本意な距離関係で、

こりゃヤバそうだなあって見てたら右の打ち終わりに右を合わされてしまって、

さあどうなるって思った途端、何を思ったかレフェリーが唐突のストップエンド。

 

そりゃいいのを貰ってしまったのは事実だったし、一度ダウン食らってるし、

それにそもそもデビューボクサーだしってこともあったんだろうけど、

直前の中村君の右ストレートにはまだまだ力が込められてたし、

それほど大きくガクッとはならなかったのにって感じが強かったなあ。

 

 

実は裁いてたレフェリーがこの日がデビュー戦だったんだけど、

それはもう余りにもビビり過ぎだったと言わざるを得なかったんだよね。

ってことでとにかく1分12秒、小澤君のTKO勝ち。

 

 

 

② 西川勇気君(三迫)×渡邊悟君(KG大和)……Fe 4R

1勝1敗1分のサウスポー、30歳・佐賀県と、

2勝(1KO)0敗の21歳・神奈川県。

 

<1R>

西川君は途中で左手クルクル廻したり変にカッコ付けてみたり、

何だか昔見た亀田さんとこの長兄みたいな感じを出してなあ。

 

残り37秒、西川君の左ストレートが薄くヒットした際に渡邊君、

足送りがままならなかったか滑ったかでスッテンダウン。

 

全くダメージは残さなかったんだけどいきなりの2ポイントロス。

 

<2R>

そんならって感じで渡邊君がガツガツ行くのかと思ったら意外に大人しくて、

相手が入り込みざまを狙ってるのがハッキリしてるもんで行き難いのかなあ。

 

西川君の振りが徐々に大きくオープン気味になっていく中、

渡邊君のボディブローが目立ってきたんだけど、

それでも展開を変えるのはもっともっとの手数が要ると思ったんだけどなあ。

 

<3R>

西川君の一段落が見えてきた残り1分からは渡邊君も飛ばしていって、

中々クリーンヒットは叶わなかったんだけど頑張る姿勢が伝わってきて、

下がる一方になってきた西川君は印象的に悪くなる一方だったんだわ。

 

<4R>

自分的には前の回まででドローだったもんで、

このラウンドを頑張り切った方の勝ちって感じだったんだけど、

終盤にかけて消耗しながらも手数を頑張ってたのは渡邊君だったんだけど、

開始1分までの西川君の手数が勝負の分かれ目だったんじゃないかなあ。

 

ってことで自分は38-37で西川君だったんだけど、

ジャッジ3人も同じ判断だったようで38-37×3ってことで西川君の3-0勝ち。

 

 

 

③ 石田玄治君(川崎新田)×諸橋一将君(T&T)……Fe 4R

1勝6敗(5KO)の36歳・東京都と、デビュー戦のサウスポー、28歳・北海道。

 

大きく負け越しているけど8戦目とデビューボクサーの一戦。

 

<1R>

少しイキリタチ過ぎではあったんだけど諸橋君の左ストレートがヒットヒットして、

石田君は相手の左が殆ど見えていないかのようだったなあ。

 

感じを掴んでこれは行けそうだって思ったか諸橋君、

徐々に生意気感を前面に出してきて、

薄笑いを浮かべながら変なアクションも加えていって、

ちょっとなあって感じが強くなってしまったし、

一方の石田君もどういうボクシングがしたいのかが全く解らないままで、

まあどうでもいいかあって感じになってしまったもんで休憩タイム。

 

 

1Rの感じだとそれほど時間の掛からないところで諸橋君のKO勝ちじゃないかって、

そう思ってたんだけど何と最終回までいっての意外なほどの僅差で、

39-37、39-38×3ってことで諸橋君の3-0勝ちだってさ。

 

 

 

④ 小嶋夏生君(石神井S)×齋藤眞之助君(石川)

                       ………57.5㎏ 4R

デビュー戦の24歳・新潟県と、デビュー戦の21歳・山梨県。

 

<1R>

開始ゴングと共に意を決してたかのように二人はいきなりの殴り合いで、

小嶋君の右の方が精度が高くて齋藤君は下がらせるままの劣勢で、

南東ポストを背にしたところでの防御姿勢を取ったその途端、

何を思ったかレフェリーが突然唐突のストップエンド宣告だったんだわ。

 

僅か40秒のところだったんだけど、確かに追い込まれはしてたんだけど齋藤君、

とってももうダメだっていうような状況ではなかったもんで、

一瞬両陣営共が呆気にとられたって感じのTKO劇だったんだけど、

この試合も第一試合と同じレフェリーが担当してたんだよね。

 

こうなるともう経験不足だからって言えるレベルなのかってことになる訳で、

彼のボクシング観人生観に基づく裁定ってことならば、

多分彼はプロの世界には向いてないって思ったんだよね。

これがもし○○ジムや××ジムだったら大変なことになってたと思うなあ……。

 

 

 

⑤ 安藤暢文君(高崎)×鈴木基伸君(伴流)……68㎏ 4R

3勝(2KO)5敗(2KO)のサウスポー、27歳・長野県と、

3勝5敗(1KO)の32歳・滋賀県。

 

鈴木君の応援に久し振りにコーチ義人君が来てて並んで観戦。

凄いね鈴木君、 “KIRIN” のロゴ入りトランクスを履いてたもんね。

 

この二人で凄かったのはそのロゴだけで、

ウェルタークラスにしても如何にも力づくの粗っぽ過ぎで、

最初の1~2発の万振りショットが直撃しないと最早何も無くて、

試合終盤にかけてやっと鈴木君がボディブローに活路を見出してたんだけど、

通して見ればどっちもありの結果は仕方なかったかなあ……。

 

で、結局、39-38、38-39、38-38ってことで絵に描いたような1-1ドロー。

イーブンって判断されたラウンドの頑張り方によってはB級昇格だったのにね。

 

 

 

⑥ 山本智哉君(宮田)×前川廉君(ワタナベ)……LF 4R

デビュー戦の19歳・東京都と、デビュー戦の19歳・?県。

この試合は前川君の棄権で中止。

 

 

 

⑦ 當銘義愛君(マナベ)×沢田石伸雄君(UNITED)……Fe 4R

2勝3敗(2KO)1分の23歳・沖縄県と、3勝2敗(1KO)の32歳・東京都。

 

<1R>

この試合を勝ってB級昇格を決めたい沢田石君がまずは優勢で、

お互いのジャブには大差無かったんだけど、

そこからの組み合わせショットとか、決め打ったのをミスした後のフォローの差で、

誰が見ても沢田石君のポイントゲットだったなあ。

すぐに紅潮してしまう當銘君の顔面も不利に傾きやすいんだよね。

 

<2R>

お互いに攻撃の一段落が解り易くてリズムも単調で、

もう少し相手のタイミングを崩すような変則系攻撃の工夫が欲しいところで、

それが叶わない状況ならばシンプルな頑張り度の差が流れを決める訳で、

徐々に當銘君の方が踏ん張りが目立っていって、

それ程の大差は無かったんだけど小ヒットの積み重ねで當銘君のポイント。

 

<3R>

4回戦の場合3Rが勝負の分かれ目になるって思ってるんだけど、

攻め込みが大雑把になっていったのは沢田石君の方で、

當銘君はそういう相手の振りが大きくなったパンチを巧いこと掻い潜ってたし、

若干腕振りがタルくはなってきたんだけど頑張る気持ちで圧倒してて、

終了ゴングが鳴った時には沢田石君の顔面は當銘君以上に赤くなってたんだわ。

 

<4R>

それでも採点はかなり微妙だったことが予想される中、

まだまだ沢田石君にも反撃のチャンスが十分残されてたんだけど、

相変わらず當銘君は左の返しが不足気味ではあったんだけど、

赤鬼に化したかのような憤激頑張りで沢田石君を圧倒してたんだわ。

 

残り26秒のリング中央、當銘君が放った右ストレートが今日一の直撃で、

沢田石君が大きく膝カックンしてしまってあわやダウンって場面になって、

それを見た當銘君は何を思ったかスーッと下がってしまって、

それはまるでダウンゲットと勘違いしてしまったかのようで、

勿論セコンドからは 「當銘、行けーっ!」 って大声が飛んだんだわ。

 

惜しいところで初TKO勝ちを逃してはしまったんだけど、

これが勝負を決めたショットになってことで自分は39-37で當銘君の勝ち、

だったんだけど発表されたスコアは思いの外バラついてて、

39-37、39-38、37-39の2-1だったんだわ。

 

 

勿論當銘君の勝ちではあったんだけど、

この試合を見て逆の37-39っていうのは自分としてはどうにも考えられなくて、

ってことは當銘君は明らかにゲットした4R以外は全てロスして事になる訳で、

確認してみたらこのスコアを提出したのは、

やっぱりこの日がデビューだったもう一人の試合役員だったんだよね。

 

 

 

⑧ 上田有吾君(宮田)×何チャラ・レックジム……53㎏ 5R

6勝(5KO)4敗(3KO)の26歳・東京都と、

7勝(3KO)5敗の21歳・タイ。

 

田之岡条さんと武田航君が如何にも仲良しって感じで並んで観戦してたなあ。

 

この試合の上田君は自分が思ってたようなパフォーマンスが出来なくて、

そこそこパワフルな相手に打ち負けてはいけないっていう思いが強過ぎたのか、

とにかく強く腕を振るってことは十分以上に出来てはいたんだけど、

距離感が全く把握出来てなかったんじゃないかなあ。

 

上田君は右も左も一発で相手を倒すパワーとキレを持ってるんだけど、

経験豊富な相手はそんなに簡単に当てさせてはくれない訳で、

決めショットに至るまでの組み立てというか、

相手の読みを惑わすような前振りが絶対必要だと思ったんだよね。

 

 

本人も観客もイラつく中、試合は最終ラウンドまでズルズル進んでしまって、

結局3-0で勝ったものの結構薄氷の49-47、48-47×2だったんだわさ。

 

 

 

⑨ 小川直樹君(越谷634)×千葉開君(横浜光)……SF 4R

1勝0敗の31歳・埼玉県と、2勝(2KO)0敗の23歳・沖縄県。

 

この試合も小川君の棄権で中止になってしまったんだけど、

試合のどれくらい前に中止が決まったのかは知らないんだけど、

昔のようにボクサーが沢山いたような場合だったら、

すぐに後任の代打ちボクサーを見つけられたんじゃないかと思うんだけど、

ボクサーの総数が減りつつある現在、マッチメイクには苦労が多いんだよね。

 

 

 

⑩ 江澤宏之君(角海老)×長谷川慎之介君(青木)……SFe 4R

2勝1敗の26歳・東京都と、1勝0敗のサウスポー、24歳・栃木県。

 

<1R>

長谷川君がシュンシュン攻め込んで行かない中、

髭を生やして何となくラテン系を思わせる中々の風貌をした江澤君が、

初っ端からまずまずの積極姿勢で中間距離での打ち合いを征して、

残り1分頃からは長谷川君は早くも顔面を赤くし始めたんだわ。

 

江澤君は返しのパンチまでしっかり意識出来てて、

パンチ力そのものはまだまだなんだけど、コンビネーションの見栄えがいいんだわ。

 

<2R>

中間距離でやり合うのは不利と判断してか長谷川君、

多分セコンドからの指示だったと思うんだけど、

この回は初めっからグローブを固めて距離を詰める戦法で、

いきなりの接近戦を仕掛けて行ったんだけど

江澤君も戸惑うことなく気の強い所を垣間見せながら結構巧いこと捌いてたなあ。

%0

2016年9月25日 (日)

後楽園ホール・9月24日

 

Image

 

“田中くんはいつもけだるげ”

 

初めて見るアニメなんだけど、

所謂学園モノでキャラ設定にギリギリの現実味を帯びさせながらも、

最終的な落としどころが見えて来ないストーリー仕立てに首を傾げながら、

何となく見てしまうっていうカテゴリーなんだけどね……。

 

 

 

中9日振りのボクシングは小雨模様の “DANGAN” ってことで、

元々は野口将志さんと土屋修平さんの相手は、

名護明彦君とアクセル住吉さんが予定されてたんだけど、

二人共ケガ欠場ってことでタイボクサーとフィリピンボクサーが代打ちって事で、

他にも1試合がキャンセルになって全5試合になってしまって、

全体の濃度的にはかなり薄まってしまった様な事前の印象だったんだけど、

にも関わらず場内は思いの外の大入りだったし、

メインイベントの盛り上がりは想像を遥かに超えたものだったんだわ。

 

 

 

ホール入口のチケット受取席は “DANGAN” とワタナベジム、鉄拳8ジム、

それに土屋修平さん専用って4つも窓口があって大賑わいだったんだけど、

それにしても土屋さんの販売量は半端じゃなかったなあ。

 

ボクサー同士は其々様々な義理と人情が絡んでるもんで、

現役の角海老ボクサーがワタナベジムからチケットを買ったり、

元角海老ボクサーが鉄拳8ジムから購入してたり見てて面白かったなあ。

 

そりゃ当然栄光ライセンスは持ってるんだろうけど、

かつての有名ボクサーが如何にもって雰囲気を漂わせて、

顔パスフル活用で入って来るのは見てていい感じはしないんだけど、

岡田博喜さんや高山樹延さん達は実にとっても謙虚だったなあ。

 

謙虚っていえばあの内山高志さんも例外ではなくて、

総じて都内5大ジムのボクサー達は多分きちんと教育されてるんだよね。

 

 

緒方勇希さんと一緒に来た高山樹延さんは太めの黒縁メガネをかけてて、

あれって感じだったんだけど、そう言えば福原力也さんも同じようなメガネで、

今はああいうのが流行りなのかなあ。

 

あれって感じで気が付いたら極東ジムの荒木貴裕さんで、

キリッとしたスーツにネクタイ姿だったもんで驚いて、

ああそうか7月度の月間賞の表彰式だねってことで一言二言ね……。

 

 

つい先日九州のジムからやっとのこと東京のジムへの移籍が叶ったボクサーが、

ニッカニカしながら挨拶に寄ってくれたんだけど、

九州での彼の事を良く知ってるTさんが偶然そばにいたもんで、

自分が仲立ちになって紹介したら二人で握手握手だったなあ。

 

 

会場入りの荒川仁人さんとリングアップ中の塚田祐介さんにコンチワして、

始まり始まり……。

 

第一試合の前に中止になった4回戦の一方がデモスパってことだったんだけど、

いきなりスパーリングっていうのも珍しかったんだよね。

 

 

 

① 篠田壮君(山上)×川島克彦君(将拳)……F 4R

1勝1敗の27歳・東京都と、1勝(1KO)0敗の34歳・千葉県。

 

山上ジムの松山和樹さんがいるなあって思ったら、

そばで篠田君がミット打ちしてて中々いい音を立ててたんだけど、

それが全く生かされることがない試合になってしまったんだよね。

 

<1R>

川島君はとにかくひたすらのゴリゴリ詰め詰めガッチャガチャ系で、

まだ3戦目の篠田君が巧いこと対応できるのかが全てだったんだけど、

そういう相手を経験したこともなく想定練習もしてなかったみたいで篠田君、

下がる下がるのまま徐々に嫌気が差してしまったみたいだったなあ。

 

<2R>

全体に汚らしい出来上がりになってしまった中、

篠田君は組み立て直しや流れを変えられないままどんどん緩んでいって、

相手が突っ込んでくる前の対応がまるで不十分だったし、

腕振りそのもの数も減って何だかやる気そのものが失せてしまったみたいで、

南東ポスト近くで防戦一方になって腰が伸びてしまったところでストップエンド。                                                         

 

極端な戦い方をしてくる相手には慣れてないことが全てだったなあ。

 

 

 

「あの~」 って今まで見たこともない人がいきなり後ろから話し掛けてきて、

その人は以前から自分のことを知ってるってことだったんだけど、

自分が今絡んでるあるプロジェクトのことをある人から聞き知ってて、

「助けて上げて下さい、宜しくお願いします。」 って言ってきたんだよね。

○○さん、案件は今いいところまで来てますから見てて下さいな。

 

 

 

② 岡本ナオヤ君(東拳)×中野敬太君(KG大和)……B 8R

10勝(5KO)5敗(2KO)の28歳・三重県と、

13勝(4KO)10敗(1KO)5分の31歳・福岡県。

 

試合前、片渕会長が 「早い決着になると思いますよ。」 って言ってて、

実際に早いことは早かったんだけどね……。

 

<1R>

立ち上がり、少し硬かったのは中野君の方で、

岡本君の方が上体を柔らかく使えてたなあ。

 

お互い最初の1分間に右ショットを1発づつ軽く当て合ってて、

その後もそれほどの大差は付かなかったんだけど、

それでも上体を振ったところからの岡本君の右ストレートが連続ヒットヒットで、

ラウンド終盤の中野君の緩さが目立ってしまってたんだわ。

 

<2R>

これまでそれほど大きな被弾は無かったものの中野君の左顔面が紅潮してきて、

岡本君には左ボディを打つ余裕も見えてきたんだけど、

その岡本君も右に頼り過ぎる傾向が強くて、

もっときちんとした左フックが使えると攻撃の幅が広がるのになあって感じで……。

 

このままじゃマズイって感じの中野君が中盤以降に手数アップしての左右フックで、

終盤にかけて的確度を上げてポイントバックだったなあ。

 

<3R>

岡本君の右フックと中野君の左右のコンビ連打の勝負はいよいよこれからで、

二人の気合の充実ぶりが高まっていったんだけど、

お互いに上ばかりを狙い過ぎて攻撃が単調になってのイッセノセ系に突入で、

って思ってた途端の1分20秒、案の定のいきなりガッツン大バッティングで、

途端に岡本君の前頭部から大出血しての負傷ドロー即ストップだったんだわ。

 

 

 

③ 何チャラ・サイトーン×野口将志さん(船橋D)……L 8R

8勝(3KO)8敗3分の26歳・タイと、

11勝(5KO)5敗(4KO)1分の26歳・山口県。

 

この試合は入場場面だけ見ての丸々の休憩タイムだったんだけど、

結局3R、2分05秒、当然の如く野口さんのTKO勝ちだったね。

 

 

 

ホールロビーで渕上誠さんご夫妻とバッタリで色々バカ話をして、

超可愛い奥さんが名付け親のロコって名前の犬の話で盛り上がったんだけど、

あのゴッツイ体と風貌の淵上さんが、

ミニチュアダックスを連れて散歩してる姿を思い浮かべると何か可笑しくてさあ。

 

 

 

④ 土屋修平さん(角海老)×レックス・オリサ……L 8R

20勝(17KO)4敗(3KO)のランク1位、30歳・愛知県と、

11勝(8KO)29敗1分の19歳・フィリピン。

 

相手のオリサの戦績が半端じゃなくて19歳で42戦目っていうのも凄かったし、

それも勝率が3割にも満たないって、どれだけのかませかってことで、

これはもう確実に3Rまでだなって思ってたんだけど、

試合慣れしてるせいかオリサ、絞り切れてない体の割には踏ん張りが強くて、

土屋さんもついに倒し切れないままの最終回終了ゴングだったんだわ。

 

80-72、80-73、79-74っていうスコアが表す通り、

特別追い込まれる場面もないまま終始余裕の展開ではあったんだけど、

本人や観客の一部は若干の満たされない感に包まれたみたいだったんだけど、

自分的には珍しく結構納得がいってて、

荒川仁人さんを想定した接近あるいは密着戦の延々の練習じゃないかって、

荒川さんは中間距離からパパッと当てさせてくれるボクサーじゃないから、

タイトル戦に向けてのいい戦い方が出来たんじゃないかって思ったんだわ。

 

それにしてもオリサは事前に聞いてたサウスポーじゃなかったもんで、

セコンド周りからは嘘つきって声が出てたなあ。

 

あの年齢で既にオッサンの風格を備えたオリサは倒れそうで倒れなくて、

土屋さんがコノヤロコノヤロって殴り掛かっても延々耐え切って、

最後の方ではアンチ土屋さんなのか、とにかくかませの方を応援するってことか、

はたまた次の対戦を睨んで気の早い塚田祐介さんのサポーターだったのか、

いずれにしても物凄い声援がオリサへ飛んでたんだよね。

 

土屋さん、接近戦の相手に仁人さんを想定するなら、

左右への動きをもう少し鋭くした方がいいんじゃないかなあ……。

 

 

 

⑤ 荒川仁人さん(ワタナベ)×塚田祐介さん(鉄拳8)

                ………日本 L タイトル戦 10R

27勝(16KO)6敗1分のチャンピオン、サウスポー、34歳・東京都と、

8勝(3KO)5敗(4KO)のランク4位、27歳・東京都。

 

塚田さんの応援には長嶺克則さんとか勅使河原弘晶君、斉藤幸伸丸さん、

それに蓮沼テツヤさん達が駆けつけてて、その他含めて大賑わいだったなあ。

 

仁人さんのチーフセコンドは石原さんで、他に佐々木さんと梅津さんが付いてて、

内山高志さんとか山川豊さんもリングサイドに控えてたんだわ。

 

上背とリーチでは勝(まさ)ってはいたんだけど塚田さん、

正直なところ仁人さんの圧倒優位は自分の中では揺るぎなかったんだけどね。

 

<1R>

一旦距離を潰されたらひとたまりもないから塚田さん、

全ては中間距離から大きく仕掛けられるかに懸かってたんだけど、

仁人さんの冷酷なプレスはこの日も揺るぎなくて大きな暗黙のプレッシャーで、

上体とステップのフェイントを絡ませて踏み込むタイミングを計りつつ、

塚田さんの反応を推し量り続けながらの左ストレートボディ。

 

<2R>

まずは塚田さんの足の長い右ストレートがヒットして始まったんだけど、

直後に逆に攻勢を強めた仁人さんが1分23秒、南ロープに追い詰めたところで、

右フックからのアッパー気味の左フックを綺麗に直撃させて、

一瞬塚田さんを膝カックンさせてしまったんだわ。

 

一旦立て直した塚田さんがいい反撃を見せてたんだけど残り17秒、

またもや南ロープ前だったんだけど仁人さん、

見栄えのいい強烈なボディブローを混ぜ込みながらまたしてもの左フックで、

これは実に鮮やかなタイミングでのダウンゲットだったんだわ。

 

気丈に立ち上がった塚田さんがリスタートしたところで終了ゴングだったんだけど、

そこはかとなく終焉が既に近いことを漂わせてたんだよね、この時は……。

 

<3R>

中間距離で中々いい形を作れないままの塚田さん、

とにかくもう少し届きのいいジャブを沢山打って、

仁人さんの踏み込みを自由にさせるべきではなかったんだけど、

一方ではいざ攻撃って際には今度は自らの踏み込み不足が目立ってて、

意を決して放つ左右のストレート連打も届き切ってなかったんだよなあ。

 

結局、終始仁人さんに距離をコントロールされてしまってた訳で、

その辺の間合いの取り方こそが仁人さんの巧さでもあるんだけど開始1分24秒、

ほぼリング中央でまたもや接近しての打ち合いになった瞬間に仁人さん、

左、右、左の最後の左を綺麗にカウンターヒットさせて2回目のダウンゲット。

 

ただ、この辺りから益々凄くなっていったのはこの日の塚田さんで、

そこそこのダメージの中気持ちが萎えてしまうんじゃないかって見てたところから、

気持ちを立て直しての攻め込み攻め込みは今までに見ない姿だったんだわ。

 

<4R>

明らかにダメージを引きずってたのは塚田さんだったと思うんだけど、

開始ゴングど同時に飛ばしていったのはその塚田さんで、

ワンツーで打たないいきなりの右ストレートがヒットヒットを重ね始めて、

それは仁人さんが少し無防備に貰い過ぎじゃないかって思えるほどで、

いつの間にか仁人さんの左目下が腫れ始めてたし、

途中バッティングもあったもんで仁人さんは右目上からも出血し始めてて、

やられてるのは仁人さんかって一瞬見間違うほどだったんだわ。

 

このラウンドは手数的にも有効ヒットって点でも明らかに塚田さんポイントで、

狙い澄ましてたのかヤケクソからかは解らないんだけど、

右アッパーが角度良くヒットしてから仁人さんの動きが緩んでたんだよね。

 

<5R>

絶対的なパンチ力と全体のテクニックっていう点で遅れはとったものの塚田さん、

気持ち的には遥かに仁人さんを上回ってるような感じさえしてて、

それは正直予想を超えるほどの頑張りだった訳で、

早い回のダウンゲットだったせいか、仁人さんが若干粗っぽくなる中、

1分15秒過ぎからの激しい打ち合いでは結果的には打ち負けてしまって、

何だか膝が踏ん張り切れてないようになってしまったんだけど、

それでも表情を見てたら闘志に溢れた鬼顔は変わらないままだったんだわ。

 

発表された中間採点は49-44×2、48-46ってことだったんだけど、

自分も49-44だったなあ。

 

<6R>

塚田さんがこの日一番の左ボディを喰い込ませてラウンドが始まって、

その後は仁人さんの先制パンチを幾度も許してしまったんだけど、

それでもその都度即打ち返していく塚田さんの姿勢は殊の外素晴らしくて、

それはもう、あそこがどうだったかとか、あれが当たってこれを防いでっていう、

それぞれの些末な事情を呑み込んでしまうような、

それはまるでボクシングの原点を想起させてくれるような、

とにかく人間は頑張ればいいんだわっていうのを感じさせてくれたんだよね。

 

とか言っても勝負事はその実無惨なところも同時に孕(はら)んでるモノで、

ここだなっていう見極め感が豊富な仁人さんの追込みには全く手抜かりが無くて、

残り57秒、相変わらず巧みなコンビネーションブローからの左ストレート、

見事に打ち込んで塚田さんをガクッとさせたんだわ。

 

その直後から仁人さんは更に更にの鬼追撃で、

最後は左ストレートをボディに打ちこんでのエンディングだったんだけど、

塚田さんが青コーナーのすぐ前で崩れ落ちてしまったところで、2分14秒、

ダウン宣告の直後にタオルが投げ入れられてのKOエンドだったんだわ。

 

 

 

ボクサー達に対するマスコミのインタビューが一段落して、

場内の観客達の殆どが家路についた頃を見計らって、

二人にちょっとだけ話を聞かせて貰ったんだけど、

仁人さんは石原トレーナーとの試合後の反省会が入念だったのが印象的で、

塚田さんは取り敢えず一仕事を終えた実直な職人って感じだったなあ。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 塚田祐介さん

② 荒川仁人さん

③ 土屋修平さん

 

 

 

昨日はあっちこっちでボクシングがあって、

名古屋へ出張った上野則之さんは、

林翔太さんとの王座決定戦に残念ながら0-3負けしたんだけど、

イギリスへ出張ったWBCの休養王者だったホルヘ・リナレスは、

WBAチャンプに見事3-0勝ちしたっていうし、

筑波カピオでは工藤優雅君が石本純君に圧倒3-0勝ちしたんだってね。

 

そう言えば山元浩嗣さん、メキシコまで出かけて行って、

ジョニー・ゴンサレスと試合するって聞いてたんだけどどうだったのかなあ……。

 

 

 

2016年9月23日 (金)

日記 (9/23)                  

 

Image_2

 

“トアルコ・トラジャ”

 

どうやっても逆さになってしまうんだけど、

インドネシア産トアルコ・トラジャの2016年の初摘みコーヒーをゲット。

(100gで1,400円ほどするから普段の倍以上もするんだよね。)

 

ガツン系のコーヒーではなくて上品な香りと軽い喉越しが特徴で、

酸味が少ないのも気に入ってるんだわ。

 

今コーヒー豆の充実度は頂点を極めてて6種類も揃ってるんだけど、

その全てをブラインドテストで当てられるかは解らないんだけど、

とにかく一杯一杯を大事に飲みたいって思ってるんだわ。

 

 

 

ここのところの雨振り続きには気が滅入ってしまうんだけど、

9月は昨日までの22日間のうち20日間も雨模様だったんだってさ。

 

そう言えば最近全くエアコンも使わないし、

寝る際にはまだタオルケット一枚で済ませてるんだけど、

そろそろ薄手の夏掛けに切り替えようかと思ってるし、

半袖ポロとかTシャツの限界が見えてきたんだよね。

 

気温が低くて日差しが不足してるせいかサツキの花芽の育ちが良くなくて、

例年なら9月末までにはそこそこシッカリ見えてくるんだけど、

今年はかなり遅れ気味なんだよね。

 

 

 

時間と空間については常に頭を悩まされるんだけど、

それらが生まれたのはとにかくビッグバンのお蔭なんだけど、

最初の1秒間で宇宙の全てが生まれたってことで、

それ以前にはとにかく何も存在しなかったっていうのが理解し難くて、

ってことは限りなく小さな一点の中に時間と空間があったって事なんだわ。

 

ビッグバンから生じたスーパーフォースが微妙で適度な重力を保ったせいで、

自分達は現在存在が可能になってる訳で、

もしその重力が重過ぎたらまた元の一点にシュリンクしてしまうし、

小さ過ぎたら拡散してフリーズしてしまうんだから、

実にまあ考えられないほどの微妙なパワーバランスの中に

時間と空間を含めた全ての存在が許されてる訳で、

そういうところに神っていうモノの存在を感じさせるんだよね。

 

生かされてるっていうのは正にそういうことであって、

明日にでも地球含めた宇宙の全てが霧散したとしても、

それこそ何の不思議もないってことでもあって、

毎日の些細な喜怒哀楽に翻弄されて忘れがちになってしまうんだけど、

一杯のコーヒーを大事に飲むのと同じように、

寿命的に残り少なくなった日々を大切にしようって思う今日この頃なんだわ。

 

 

 

 

2016年9月20日 (火)

日記 (9/20)

 

Image

 

“ハイキュー”

 

“テニスの王子様” に出てくる越前リョーマのような

如何にもって感じの薄っぺらで小生意気なだけの尖がり方は好きじゃなくて、

やっぱり日向翔陽のような 開けっぴろげの素直さの方に惹かれるなあ……。

 

 

 

築地市場の豊洲移転に関するグチャグチャは留まるところを知らなくて、

前々都知事の石原慎太郎までもが取り込まれそうで、

当初の決定をいつ誰が捻じ曲げたのか経緯を調査中ってことなんだけど、

今回は土台設計のシカト変更について揉めてるんだけど、

使用業者のブース占有面積についても狭過ぎだってクレームも出てるらしいし、

一体誰の為の豊洲移転なのかってことで、

莫大なカネの掛かった一大プロジェクトだっていうのになあ……。

 

 

 

顔見知りなもんでね、

近所のホームレスに時々煙草を上げたり古着も渡したりしてるんだけど、

彼は身振りで礼を返してくるんだけど余り口をきかないんだわ。

 

日中は歩道橋の下にうずくまってることが多くて、

夜は川べりで早めの8時頃には寝て早朝3時起きの生活みたいなんだけど、

早起きするのは空き缶集め為ではなくて、コンビニの廃棄弁当狙いなんだってさ。

 

衣類を分けてくれる人は他にもいるみたいで、

この間は短パンにアロハって何だかやたらリゾート風になってて、

あれにはちょっと笑ってしまったなあ。

 

 

 

昨日池袋に買い物に出たついでに “iPhone7” を見に行ったんだけど、

発売当初の狂騒が一段落したら今度はサイズの大きい方にしてみようかなあ。

 

防水とかスイカ内臓とかは特に魅力的だとは思ってないんだけど、

必要があるかは解らないんだけど256GBもの大容量のものまであるし、

料金的にも2年ごとに買い替えるのが妥当なのかも知れないしね。

 

 

 

昨日熊本でMm級の日本タイトル戦があったんだけど、

彼の地における地震とか水害とかの自然災害に対する思いはあるものの、

ことボクシングに限っては色々事情を聞き知った上で敢えて言うんだけど、

福原辰弥さんには個人的に申し訳ないとは思うけど、

自分としては小野心さん応援以外は全く考えられなかったんだけど、

残念ながら3R負傷ドローだったんだってね。

 

 

 

2016年9月17日 (土)

テレビボクシング・9月16日

 

Image

 

“じゃりン子チエ”

 

沢山の大阪の芸人がアテレコをやってて、

その若干の素人っぽさが却って登場人物の現実味を増してるんだよね。

 

こんなガサツなオッサンが何故あんな上品で繊細な女性と結婚できるのかって、

とっても不思議に思ったもんだったんだけど、

尖がったキャラクターをしてても全員が基本的な優しさを持ってるもんで、

ユッタリした気持ちで見れるんだよね。

 

 

 

ボクシング観戦は現場でなくちゃっていう考え方を自分は全く持って無くて、

周囲に邪魔されることなく自由な時間と体勢が確保できて、

一番見易い距離感で見れるテレビボクシングは結構大歓迎なんだわ。

 

ただ、通常の場合、全部の試合を通して見ることが出来ないのが最大の欠点で、

それと後は解説っていうのが自分の集中を途切れさすことが多いもんで、

音声オフが基本的スタイルなんだよね。

(そう言えば他のスポーツ中継も全て音声オフのことが多いんだよね。)

 

 

 

☆ 山中慎介さん(帝拳)×アンセルモ・モレノ

                        ………WBC B タイトル戦 12R

25勝(17KO)0敗2分のチャンピオン、サウスポー、34歳・滋賀県と、

36勝(12KO)4敗1分のランク1位、サウスポー、31歳・パナマ。

 

<1R>

前回の二人の試合はお互いに納得し難い結果だってことで、

山中さんはゴチャゴチャ言われないようにKO勝ちを目指してたんだろうし、

アンセルモにしてもやっぱりアウェイでは倒さなければって思ってただろうし、

お互い、既に手合わせも済んでるってことで距離の近いところで始めてたんだわ。

 

最初のジャブヒットは山中さんだったんだけど、

その後のアンセルモの右の方が遥かに力強かったし、

見極めにくい角度からの右フックも混ぜ込んで危険度満々だったんだわ。

 

で、1分が過ぎた頃、アンセルモの右、左、右が連続ヒットして、

山中さんが思わず大きく体勢を崩してしまったところをアンセルモが一気攻勢で、

アレレレーッて10秒後、アンセルモが更に追撃度を上げて来るところに山中さん、

丁度相手が右ボディを打ち込もうとするところに左ショートフックを合わせたんだわ。

 

それが実にタイミングのいいカウンターになって、

アンセルモの右肩でちょっと弾んで右顎に強烈ヒットして見事なダウンゲット。

 

アンセルモはおおまかな上体移動はそこそこ巧みなんだけど、

基本的には硬い身体をしてて特に膝の柔軟性の無さは見た目にも明らかで、

だから被弾の衝撃を逃がすことは余り巧くなくてだから、

山中さんと共に観客をとっても気持ち良くさせる劇的な倒れ方だったんだわ。

 

ただ、アンセルモにとって致命的なダメージでは無かったし、

残り21秒のことだったもんで再開後は仕切り直し系のまま終了ゴング。

 

<2R~3R>

お互い、それほどのダメージを残さないまま、

そこそこ危険なタイミングでのパンチが交換されてたんだけど、

やっぱりアンセルモの膝の硬さが目に付いて目に付いて……。

 

<4R>

やったり取ったりの2R、3Rを経ていい感じを掴み始めたのは山中さんの方で、

距離感もパンチの緩急についても自信に満ち溢れてきた残り37秒、

お互いの左、右が一瞬の交差を見せたその刹那、

一瞬早く的確に届いたのはアンセルモの右フックで、

今度は山中さんが大きく仰向けにひっくり返ってしまったんだわ。

 

大きなダメージを悟られることなく再開は出来たんだけど山中さん、

それほどの過信があったとは思わないんだけど、

自信を持ったその瞬間こそに危険が潜んでるのも事実な訳で……。

 

山中さんにとって幸運だったのは残り時間がそれほど多くなかったことと、

アンセルモの追撃が思いの外慎重だったことだったんだわ。

 

発表されたここまでのスコアは38-37×2、37-37ってことで、

山中さんの2-0優位だったんだけど自分は37-37だったね。

 

<5R>

気が付けば二人共、顔面必殺系にパンチに終始してることが多くて、

見栄え良く効果的なボディブローは少なかったなあ。

 

って見てた残り1分11秒、ポイントを決める山中さんの左、左が決まった直後、

アンセルモの逆襲左ストレートを貰ってしまってまたもや山中さんがオットットット。

 

この場面、膝の硬いアンセルモだったら多分踏ん張り切れなかったと思うけど、

山中さんはあと少しで左手を着いてしまいそうなところで踏ん張って、

その後のアンセルモの追撃がまたもや手緩かったかもんで凌ぎ切ったんだわ。

 

この日のアンセルモは自分的にはどうも追撃が甘かったんだけど、

それは山中さんの打ち返しのカウンターを警戒してたからかなあ……。

 

<6R>

山中さんの方が気合が入ってるなあって見てた1分過ぎ、

山中さんの左ストレートがこの日一番美しい大直撃で、

アンセルモは一瞬の間を置いて赤コーナー前でスットンダウンしてしまったんだわ。

 

カウントが数え始められた途端、大和トレーナーがニュートラルへ行けって、

大きな身振りを繰り返してたんだけど山中さん、

以前と同じくこの時も若干舞い上がってしまってか指示に従い切れてなくて、

あの折には対戦相手の休憩時間を無駄に増やしてしまったことがあって、

本田会長が怒りの檄を飛ばしたことがあったんだよね。                     

その本田会長はこの日は立ち上がって檄を飛ばしまくって、、

更なる鬼追撃へのゴーサインを出してたんだわ。

 

リスタート後のアンセルモは負ってしまったダメージを隠しきれないまま、

山中さんのここぞの追撃にひたすらクリンチ逃げするのが精一杯だったんだけど、

山中さんももっと軽い連打で十分なところ、あくまでもキツイ左を狙い過ぎで、

結局決着を先延ばしにしてしまったんだわ。

 

<7R>

アンセルモの目の色からは既に倒し屋の雰囲気がすっかり霧消してしまってて、

この回こそっていう山中さんの勢いを止め切れそうになかった開始25秒、

お互いの左が相打ち系になった刹那、山中さんの方が明らかなハードヒットで、

吹っ飛ばされてしまったアンセルモはロープ最下段に頭を乗せて大の字ダウン。

 

流石にもうダメだろうなあって見てたらアンセルモは根性根性のリスタートで、

この時のアンセルモは実に共感を呼ぶような踏ん張り直しだったんだけど、

結局最後は山中さんの嵐のような追撃に全く反攻が叶わないまま、

青ポストに押し付けられて左ストレートを貰ってしまって崩れ落ちた1分09秒、

レフェリーがノーカウントのストップエンドだったんだけど、

その最後の左はこの日の試合で一番優しいというか軽い当たりだったんだよね。

 

 

 

日テレがダブル世界戦に対して1時間枠しか割いてなかったって事は、

山中さんとアンセルモの再戦は激闘が期待されたけど、

多くの予想のように穂積さんはルイスには敵わないって、

そういう判断からだったと思ったなあ。

 

ってことで自分が見たのは超ダイジェスト版の1R、5R、9Rだけだったんだけどね。

 

 

 

☆ ウーゴ・ルイス×長谷川穂積さん(真正)

               ………WBC SB タイトル戦 12R

36勝(32KO)3敗(2KO)のチャンピオン、29歳・メキシコと、

35勝(15KO)5敗(3KO)のランク5位、サウスポー、35歳・兵庫県。

 

<1R>

通算戦績もKO率も圧倒してて年齢差もあるし、

そもそもルイスはフレーム的にも穂積さんを圧倒してて、

リーチ的にもそれなりのハンデを負った穂積さんの不利は免れない感じがして、

心配して見てたんだけど、ルイスはジャブで穂積さんの踏み込みを防ぐでもなく、

動き全体も何だかトロくさかったし、腕振りは恐怖感に満ちてはいたんだけど、

もっともっと恐ろしいボクサーだと思ってたらそれ程のことは無かったんだわ。

 

<5R>

穂積さんには以前ほどのキレキレ感は無かったんだけど、

この日のルイスにはそれで十分なような感じがしてきて、

ルイスはその不器用さを徐々に際立たされていったんだわ。

 

<9R>

8Rまでの中間スコアでは形勢は大きく穂積さんに傾いていったみたいで、

ここまでお互いにバッティングで減点を交換してたんだけど、

試合序盤のルイスの鼻っ柱からの出血は止まってて、

反対に穂積さんの左目上からの出血が目立ってたんだよね。

 

ラウンド中盤過ぎ、ルイスから左、右、左の連打を貰ってしまった穂積さんが、

思わず一瞬揺らいでしまったのを勿論ルイスは見逃さなくて残り1分12秒、

穂積さんをロープ際に追い込んでの一気一気だったんだわ。

 

その瞬間穂積さんもロープから逃れるよりここで打ち合うことを心に決めたようで、

そこからの10秒弱の間、お互いに14~15発を思いっ切りの打ち込みで、

コノヤロコノヤロって感じの実に激しい打ち合いが続いたんだけど、

倒し切ってしまおうとするパワフルなルイスが優勢かと思ったら、

交差してたフック系の当たりの正確さは圧倒的に穂積さんで、

相手のパンチを回避すべく頭の位置に配慮しながらの冷静なケンカボクシングで、

頭の位置をそのままにして力づくで振りまくってたルイスをブチのめしたんだわ。

 

ルイスはその殴り合いから自ら身を引いてその後も引き気味になってしまって、

相当打たれ込んでしまった結果は彼の右目下の腫れにも明らかになってたし、

彼の鼻っ柱からは再び鮮血が溢れてしまってたんだわ。

 

穂積さんも顔面を血に染めながらではあったんだけど、

負けたら即引退の気持ちを剥き出しにした大反攻は実に圧巻だったんだわ。

 

次のラウンド、劇的な決着が期待された中、

ルイスはゴングが鳴っても椅子を立たない棄権申し入れで、

こういうことは中南米のボクサーにはよくあることなんだけど、

次の試合の為にダメージを深めるよりはってことだったんだろうけど、

それでもアンセルモは踏ん張っただろうがって感じが強かったんだよね。

 

 

意外な程のヘタレエンディングだったルイスには失望したんだけどそれでも、

あの場面での冷静さを維持しながらの穂積さんの男殴りはやっぱり感動的で、

あの剛腕ウーゴ・ルイスに打ち勝った功績は実に見事で、

一旦頂点を極めたところからの巻き返しの見本のようなパフォーマンスだったね。

 

 

 

2016年9月15日 (木)

後楽園ホール・9月14日

 

Image_2

 

“黒子のバスケ”

 

スポーツアニメっていうのはプレイに現実味を欠くことがあって、

幾らなんでもそんなことは有り得ないだろっていう魔法系も多いんだけど、

これはそのギリギリのところをキープしてるって感想を持ってて、

登場人物達キャラ設定も明確で、特に黒子は夫婦でお気に入りなんだわ。

 

 

 

ホールのエレベーターの中で川崎新田ジムの古橋岳也さんとバカ話をした後、

ホールに入って八王子中屋ジムの廣隆トレーナーとヤギの話になって、

今自力でヤギ小屋を建設中ってことで、これがまあ相当本格的なもので、

間もなく母仔2頭を受け容れ予定なんだってさ。

ヤギを飼える環境を羨ましく思いながら始まり始まり……。

 

 

そう言えば昨日は丁度今年60回目の現場観戦だったんだけど、

赤青コーナーがいつもとは逆のセッティングだったね。

 

 

 

① 伊佐春輔君(川崎新田)×上町大君(E&Jカシアス)……Mm 4R

デビュー戦の18歳・神奈川県と、1勝(1KO)1敗の26歳・神奈川県。

 

<1R>

勢い的には大差は無かったんだけど、

上町君にはディフェンス面と腕振りそのものにまだまだ課題が多くて、

伊佐君の右を簡単に山ほど貰ってしまって早くも左顔面が赤く腫れてきたんだわ。

 

ストレートをきちんと打てない分辛いよなあって見てて、

このままだと長くは持ちそうに無い感じだったんだけど、

ほぼ一方的になったところから上町君も必死に立て直してたんだわ。

 

<2R>

上町君、腰が浮き気味になってきたもんでパンチに力を込め切れず、

頑張ってはいるんだけど攻撃もブツブツ切れで中々見せ場を作れないままで、

やっぱり伊佐君の打撃の正確性と効果を評価せざるを得ないんだよなあ。

 

<3R>

こうなったら上町君、ここまでかなり飛ばして来た伊佐君はデビュー戦だし、

相手の打ち疲れに期待できないかってところで、

そこから挽回の糸口を求めたいところでもあったんだけど、

その伊佐君はまだまだ動きに劣化が見られなくてその願いも叶いそうになくて、

1分過ぎには強めの右ストレートを続けざまに2発貰ってしまって鼻血。

 

それでも踏ん張って反攻はしてたんだけど止められそうな雰囲気だったなあ。

 

<4R>

体力と気力を十分に見せてくれた上町君だったんだけど、

ポイント的にはどうにもならないところまで差がついてしまったし、

顔面は益々腫れてきてるしそろそろ諦めるかって思い始めたんだけど、

彼はまだまだまだまだって感じで手を止めないで、

残り1分過ぎてもレフェリーのストップの判断を先延ばしにしてたんだわ。

 

伊佐君のパンチは見た目ほど効きが良くないのかとそれは思えるほどで、

一体どこまで続けるのかって徐々にハラハラしてきたんだけど、

2分33秒、強烈な右ストレートを喰らって頭をガックン弾かれたところで、

ついにやっとやっとって感じのレフェリーストップだったんだけど、

その時の上町君はレフェリーに抱えられながらもまだ相手を殴りにいってて、

どれだけの根性の持ち主なのかって正直驚いてしまったんだよね。

 

 

最初に書いたように技術的には課題満載ではあったんだけど上町君、

あそこまで踏ん張って頑張る気持ちはどこから出てくるんだろなあ……。

 

 

 

② 小泉良太君(川崎新田)×田村啓君(花形)……56.5㎏ 6R

6勝(4KO)11敗(5KO)2分のサウスポー、31歳・神奈川県と、

6勝(2KO)23敗(6KO)2分の33歳・神奈川県。

 

負け数が勝ち数の2倍ほどあるボクサーと4倍もあるボクサーとの一戦で、

年齢的にどちらも多分イーブン戦績に戻せるとは思ってないと推測するんだけど、

ボクシングを続けるモチベーションは何処にあるのか、

A級に昇格することを最終目標にしているのか、

止めない理由は何なのかってことなんだよね。

 

 

やや小泉君が優勢だったなあって思いながら1Rだけ見たんだけど、

結局、59ー57×2、57-57ってことで田村君の2-0勝ちだったんだけど、

詰めかけてた大勢の田村君応援団からはそれこそ歓喜の大声援で、

10連敗から脱してのほぼ8年振りの勝利だったせいもあってか、

それはまるで広島カープが優勝した瞬間みたいだったんだわ。

 

多分田村君と小泉君、それと彼らを取り巻く応援団達には普通とは異なる、

ちょっと違うフィールドのボクシングがあるみたいで、

それはそれで心がときめいてしまったんだけど、

この日の彼らはボクシングを止めない理由を見つけることが出来たのかなあ……。

 

 

 

③ 日野僚君(川崎新田)×何チャラ・サイトーン……Fe 8R

7勝(3KO)1敗1分のサウスポー、26歳・神奈川県と、

7勝(3KO)4敗の21歳・タイ。

 

この試合は全く見てないで、E&Jカシアスジムの内藤会長とか律樹さん、

大平真史さんの応援に来てた宮崎辰也君達と色んな話をして、

黒田雅之さんにコンチワって挨拶交わして、

渡邊卓也さんと青木会長にもご挨拶してたんだわ。

 

結局、4R0分22秒、日野君の当然KO勝ちだったね。

 

 

 

④ 黒田雅之さん(川崎新田)×大平真史さん(マナベ)

                         ……51.5㎏ 8R 

24勝(14KO)7敗(1KO)3分のランク2位、30歳・東京都と、

6勝(2KO)6敗(4KO)2分のランク14位、32歳・神奈川県。

 

色々考えても黒田さんの勝利は揺るぎなかったんだけど、

大平さんが一体どこまでやれるかっていう点についても興味深くて、

もし彼がこの試合をクリアするようなことになれば、

彼にもまた別の世界がいきなり開けて来る訳で……。

 

普段会うと黒田さんは目が無くなってしまうほどの笑顔を見せるんだけど、

いざ勝負ってことになると勿論全くの別人になる訳で、

一度頂点を極めたところから再チャレンジしての現在ランク2位だし、

タイトル戦をほぼ目前にして例えこの日の相手がランカーだとはいえ、

格上って事をキッチリ見せ付けなければっていう自分追い込みだったんだわ。

 

<1R>

大平さんは気合を入れ過ぎたり最初っからムキにならずに、

若干様子見加減でスタートした方がいいって思ってたんだけど、

黒田さんの思いはもっと激しく整ってたみたいで、

開始ゴングが鳴った直後から既に大平さんを呑み込んでしまったかのようで、

何の躊躇もないプレスプレスからのいきなり大仕掛けな攻め込みだったんだわ。

 

元々実力差のある相手に対して番狂わせを味あわせる可能性というか、

少なくとも黒田さんのリズムを乱れさせたり、

タイミングをずらそうとする大平さんの試みさえ全く許さないままの1分過ぎ、

それまで左ボディが幾つか有効ヒットしてた効果も大きかったと思ったんだけど、

黒田さんはその左フックを今度はいきなり顔面にハードヒットさせて、

青ポスト近くの北ロープ際で大平さんから吹っ飛ばしダウンゲット。

 

何とかリスタートした大平さんは明らかにダメージを引きずったままで、

こりゃもう危ないなあって見てたら赤コーナー前で激しく右フックを被弾、

途端にガックンしてしまったのが止め時かとも思ったんだけど、

大平さんは気丈にもそこから立て直しての踏ん張り直しだったんだわ。

 

ただ大勢としては如何ともし難かったのは事実な訳で、

残り31秒でも更に追い打ちの左フックを貰ってしまってもうガクガクで、

こりゃダメだ1R終了まで持ちそうにないって感じだったんだけど、

黒田さんが多少大振りに過ぎて精度を欠いたこともあって、

何とか何とかって気持ちで凌ぎ切ってしまったんだわ。

 

<2R>

前の回に仕留めきれなかった黒田さんが当然の如くいきなりの飛ばし飛ばしで、

誰が見てもダメージを払拭し切れてない大平さんにいきなりの襲いかかりで、

開始僅か15秒だったなあ、狙い澄ました渾身の右特大フックが直撃ヒットで、

大平さんがオットットットッって感じで北西ポストまで飛ばされたところでストップ。

 

黒田さんが0分15秒のTKO勝ちだったんだけど、

ストップされたタイムは場内の時計では0分17秒だったけどね。

 

 

元チャンプで2階級目の王者を目前の目標としてるボクサーが、

意を決して襲いかかるとやっぱり凄いってことで、

試合後暫くして大平さんと行き合った際に、

要するにそういうことなんだわって事を話したんだけどね……。

 

 

 

この日のメインイベントが西田光さんのケガで中止になったもんで、

淵上誠さんと同門の成田永生君とのスパーリングが組まれてて、

少し前に成田君がわざわざ挨拶に寄ってくれたんだけど、

その永田君の名前は “ひさお” って読むんだよ。

 

若干遠慮勝ちだった成田君に対して淵上さんが最後は本気打ちで、

お蔭で成田君がすっかり消耗してしまったんだけど、

実はスパーを終えた後の淵上さんの挨拶がとっても心を打つもので、

彼の応援に来てくれた観客に対する感謝は勿論のこと、

西田さんに対する配慮に彼の人間的な優しさを感じたんだよね。

 

その西田さんは11日にジムの階段を踏み外してしまったみたいで、

頭部を強打して救急車で運ばれたらしいんだけど、

全くの不注意だったのか減量に関わる影響だったのかは知らないけど、

いずれにしても相手方に対する違約金だとか、

販売済のチケットの処理だとかそれはもうとっても大変だと思うけど、

何とか頑張り直してよね。

 

 

 

⑤ 渡邊卓也さん(青木)×アミン・ソー・ワンモー

   ………WBO アジアパシフィック SFe 王座決定戦 12R

29勝(15KO)6敗1分の同1位、27歳・東京都と、

14勝(11KO)1敗2分の同6位、28歳・タイ。

 

<1R>

ワンモーの戦績には目覚ましいものがあるし、フレームもデカイし、

それ程スピードは無かったんだけど実にパワフルパワフルだったんだわ。

 

ワンモーの動きを見てたらフェイントからの攻撃がとっても有効そうで、

ワンワン言いながらフルショットしてくるタイミングをずらせば良さそうで、

渡邊さん、まずはジャブと左ボディの届きを確認してたみたいだったんだわ。

 

<2R>

ワンモーは中間距離からの技巧派を目指してるような感じでは全く無くて、

そこそこ感じを掴んだような渡邊さんといきなり激しい局面に突入で、

まずは0分57秒、最初のワンツークリーンヒットは渡邉さんで、

こりゃ行けそうだなって思ったすぐ後の1分20秒、

ワンモーの力づくの右ストレートがいきなりの大直撃で、

渡邊さんが思わず大きく膝カックンしてしまったんだわ。

 

ずっと以前の打たれ強くは無いっていう印象だった渡邊さんを思い出して自分、

少し固まってしまったんだけど、その後の相手の攻め込みが意外なほど淡泊で、

あの場面で小さいパンチを連続して正確の打ち込まれたら、

それこそ万事休すって場面も有り得た訳だったもんで助かった助かったんだわ。

 

後で思い返して見ればあの場面がワンモーにとっての唯一のチャンスだった訳で、

勝負事にたらればは禁物なんだけど、くれぐれもだった訳で、

お蔭で残り40秒には渡邊さんもスッカリ回復しての攻め返しだったんだよね。

 

試合序盤にキツイのを貰って渡邊さんも再度の締め直しだったろうし、

試合後半になっての被弾ではなくてくれぐれも良かったんだよね。

 

<3R>

後々に効果を発揮しそうな渡邊さんの左ボディが数多く決まり始めて、

それが連打の最後を締めくくるようにヒットしてたもんで、

一連の攻撃の見栄えをとっても良くしてたんだわ。

 

ワンモーは相変わらず不器用な一発狙いに終始してて、

そりゃ威力は十分だったんだけど如何にもヒッチや軌道そのものが大きくて、

渡邊さんにすっかり見切られてしまってたんだよね。

 

<4R>

以前細野悟さんとのタイトル戦に2-0負けして暫く経った後に、

渡邊さんと二人で話したことがあって、

行くべきところは行かなきゃダメじゃん的なことを伝えたことがあったんだけど、

この日の渡邊さんにはフッと気が抜けるようなところが全く無くて、

フェザー級でデビューした頃の線の細さとはまるで別人のような逞しさで、

明らかにフィジカルでは上回ってた相手に押し負けるって事も無かったし、

強烈な左右ボディを攻撃の重点に置きながらも、

的確な上下のコンビネーションが異常なほどの見栄えの良さを見せてて、

特にガードに配慮しながら左ボディを打つ際の体の傾け方とか、

下半身の踏ん張りとかは内山高志さんを彷彿とさせるほどだったんだわ。

 

試合後のインタビューでワンモーは渡邊さんのボディブローについて、

「それほど大したことはなかった。」 って言ってたんだけど、

それは間違いなく彼なりの精一杯の負け惜しみであって、

このラウンドの終盤になるとワンモーは足元の踏ん張りが効かなくなってたし、

腕振りもタルくなっていって、残り20秒からは相当シンドそうにしてたんだよね。

 

<5R>

渡邊さんは場内東西南北全ての観客に綺麗なボディショットを披露し続けて、

残り55秒からはワンモーを南東ポストに押し付けての大攻勢で、

10:8.5ほどもの大差ポイントゲットを成し遂げたんだよね。

 

<6R>

自分の関心はワンモーがどこまで耐えられるのかってことになっていって、

渡邊さんもここまでかなり力を込めて打ち続けてたもんで、

彼の打ち疲れ消耗はどうなのかってことでもあったんだけど、

後者については何の懸念も不要だったみたいで、

相変わらずワンモーの顔面をボッコボコにしてたんだわ。

 

1分が過ぎる頃からはレフェリーも明らかに止め時を見計らってるかのようで、

終始ロープ際から逃れられなくなって反撃もままならず、

ついには腰を屈めるに至ったのを確認してついにストップエンドで、

渡邊さん、2分13秒の見事なTKO勝ちだったなあ。

 

 

この試合のレフェリーはスラット・ソイカラチャンっていうタイ人だったんだけど、

試合開始の 「ボックス!」 の仕草がとってもカッコ良かったし、

ポジショニングとか途中途中のクリンチ分けとかも抜群にスマートだったし、

止め時の判断もこれ以上ないほど的確だったんだよね。

 

 

ジャッジの中にもタイ人が1人混じってたもんで、

どうせ途中まではタイボクサー寄りの採点だったんだろうなって、

そう思いながら採点表を見せて貰ってとっても驚いてしまったんだわ。

 

他の2人の日本人ジャッジが5Rまでを49-46ってしてたのを、

メキン・スモンっていう名前のタイジャッジは49-45にしてて、

ダウンが無かった5Rを渡邊さんの10-8にしてたんだよね。

自分はこの日、タイ人達を大いに見直した訳で尊敬の念すら抱いたんだわ。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 渡邊卓也さん

② 上町大君

③ 黒田雅之さん

 

 

 

実はこの日渡邊さんの相手のワンモーのチーフセコンドに付いてたのは

何となんとナントのあのデンカオセーン・カオウィチットってことで、

自分はポーン・キングピッチより彼の方がずっと好きなんだわ。

 

2年半前の河野公平さんとの一戦が自分的な彼の最終試合だったんだけど、

パフォーマンスの潔さと共にその風貌は殆ど憧れに近くて、丁度40歳なんだわ。

 

負け試合のセコンドだったもんで当然話し掛けるのもはばかられて、

っていうよりそもそも全く言葉が通じないんだけど、

それでも諦めきれなくてインタビューとか片付けが終わるまでずっと待ってて、

「ふざけんなバカヤロ!」 って言われてもいいって最後は覚悟を決めて、

「あなたのサインが欲しいんですけど……。」 的な言葉と態度を示したら、

デンカオセーンはとっても嬉しそうな笑顔を見せてくれて、

サインしてくれた上に両手で丁寧に握手してくれたんだわさ。

 

書き終わった文字を見ても、どれがデンカオセーンか、

どこがカオウィチットか全く解らないんだけど、

取り敢えず大事な宝物が一つ増えたんだよね。

 

 

 

2016年9月14日 (水)

後楽園ホール・9月13日

 

Image

 

“紙兎ロぺ”

 

そもそも絵が綺麗だし、登場するキャラクターの現実性にも驚かされるし、

実にシュールなギャグ漫画でいつも抱腹絶倒なんだわ。

 

 

 

もうそんな季節かって感じで銀座の伊東屋で来年のダイアリーノートをゲットして、

それはここ10年ほどの慣行なんだけど、月日の経つのも実に早いんだわ。

ってことで若干シンミリしながら始まり始まり……。

 

 

 

① 蜃気楼松本君(渡嘉敷)×タイスケ・アンデルソン(T&T)

                       ………58.3㎏ 4R

0勝1敗(1KO)の26歳・富山県と、0勝1敗のサウスポー、21歳・コロンビア。

 

同じデビュー戦の松本君の入場曲は驚いたことに何となんと、

ビートルズの “サージェント・ペパーズ・ロンリーハート・クラブ・バンド” で、

一体彼はこの曲にいつ出遭ったのかってことで……。

 

<1R>

お互い、いきなり突っ込み系の乱暴なボクシングから始まった中、

全体のクオリティとしてはアンデルソン君の方が上回ってたんだけど、

松本君の一発飛込みボクシングの方が勢い勝ちって感じが続いてたんだわ。

 

アンデルソン君も相手の乱暴手数に困らせられながらも、

何とかきちんと自分のボクシングを組み立てたいって頑張り直して、

中盤過ぎに左アッパーを綺麗に当て込んで流れを取り戻してたんだよね。

 

<2R>

松本君はガッチリガードを固めながら距離を詰めてのいきなり系のままで、

アンデルソン君としては無駄になってもいいからもっとジャブが必要な訳で、

相手の突っ込みを防ぐ工夫が欲しいところだったんだよね。

 

ってことで松本君が試合の流れを握ったままの残り50秒、

一発当ててから一気のガチャガチャ戦になってしまって、

アンデルソン君が右目上からヒットカット出血。

 

<3R>

開始34秒、アンデルソン君の打ち終わりに松本君の左フックがヒット。

まともに貰ってしまったアンデルソン君がダウンしてしまって、

それでもそれほどのダメージを残さないままのリスタートだったんだけど、

松本君の方は更に火が付いたようになっていったんだわ。

 

アンデルソン君の方も怯むことなくの反攻で、

相手の動きを止めるような左ストレートを打ち込んでたんだけど、

そこからの追撃が思うに任せずでちょっと残念だったなあ。

 

技術的にはまだまだの二人ではあったんだけど、

彼らのほとばしる気持ちは充分伝わってきて見てて気持ち良かったんだわ。

 

<4R>

正しく狂熱のラストラウンドって感じだったんだけど、

お互いに相手に劣らない手数だったんだけど、

一つ一つのパンチの力の込め方に差があって、

1分過ぎからのガチャガチャ戦では松本君の当たりの方が優勢のまま、

2~3発連続被弾してしまったところでアンデルソン君がダウン。

 

結局レフェリーが途中でカウントストップした1分25秒、

松本君のTKO勝ちだったんだけど、アンデルソン君も落ち込む必要は全く無くて、

デビュー戦の相手としては余りに極端な乱暴系に巻き込まれてしまったってことで、

ああいうパフォーマンスをする相手を想定した練習はしたことが無い筈で、

ビデオを見直した上での立て直し立て直しってことで……。

 

 

 

② 中川祐君(T&H)×何チャラ・サイトーン……Fe 6R

4勝(1KO)1敗1分の22歳・東京都と、

8勝(3KO)3敗の36歳・タイ。

 

これはもう如何にも出来試合って感じの組み合わせで、

相手は36歳のタイボクサーだからなあって見てたら、

案の定3R0分44秒、中川君のTKO勝ちで応援団は大騒ぎしてたんだけど、

実は二人共実に雑なボクシングに終始してて、

ジャブも何にもないいきなりイッセノセのブン殴り系ばっかりで、

全く見るべきところが無かったんだよね。

 

 

 

③ 袴田浩祐君(上滝)×安藤仁君(郡山)……SFe 6R

5勝11敗(4KO)2分の29歳・静岡県と、

4勝(3KO)10敗(5KO)1分の35歳・福島県。

 

<1R>

大きく負け越してる同士ではあったんだけどキャリアは充分あるせいか、

ボクシングの形としてはそれなりに出来ててまずはジャブの付き合いから始まって、

どっちも譲らない展開が続いたんだけど残り1分06秒、

安藤君の右ストレートがキッチリ当たって袴田君が思わず膝カックン。

 

お互いにそこそこちゃんとしてるのに何でこの戦績なのかって、

この後はひたすらその事を考えながらの観戦だったんだけど、

これは二人共に言えることなんだけど、

そもそも決め打ってるパンチに力が込め切れてない緩急不足が第一で、

その次は打ち終わりの極端な甘さが無駄な被弾を増やしてしまってるんだよね。

 

 

ラウンドが進むにつれてお互いに当てられ放題になってしまって、

どっちもどっちって感じが続いたんだけど、

最近、打たれ弱さが顕著な安藤君の落ち込みが徐々に目立ってきて、

最終ラウンドの半分過ぎからのヘロヘロ度は限界を超えてきたとしか言えず、

結局6R2分00秒、レフェリーが割って入ってのストップエンドだったんだわ。

 

袴田君にとっては19戦目にして初のTKO勝ちだったんだよね。

 

 

 

④ 児玉堅君(T&H)×品部正秀君(B水戸)……B 8R

6勝(1KO)2敗(1KO)1分の26歳・鹿児島県と、

7勝(3KO)14敗(5KO)2分の33才・愛媛県。

 

戦績的には今一なんだけど品部君はいつも格上相手のことが多くて、

それでも常にそれなりのパフォーマンスを見せてくれてるボクサーで、

倍以上のキャリアを持ってる相手に児玉君がちゃんとやれるのかってことで……。

 

<1R>

接近した際の細かいコンビネーションに関しては児玉君が流石で、

品部君も相手の打ち終わりに合わせ打つ右ショットに可能性を見せたんだけど、

全体の主導権をキープしてたのはやっぱり児玉君だったんだわ。

 

<2R>

児玉君は巧みなボディワークを駆使しながら、

フェイントからの左ダブルフックなんか繰り出して見栄え的にも抜群で、

早くも品部君の顔面が腫れてきたんだわ。

それにしても児玉君のパンチは全てがキリッとしてて見てて気持ちいいなあ。

 

<3R>

それでも常にプレスを掛けてたのは品部君の方で、

真面目で力強い左右フックを打ってたんだけど、

繋ぎのパンチに対する工夫不足なもんで見切られ易かったんだよね。

 

残り1分からの児玉君の大攻勢の前に品部君、

南ロープを背負わされ続けて明らかな窮地に追い込まれてしまって、

倒しに掛かった児玉君に対して何とか2発ほど返してはいたんだけど、

相当危ない場面に見舞われてしまったんだわ。

 

<4R>

それでもまだまだヘタレない品部君、

前の回の終盤にかけて飛ばしまくった児玉君が若干休み加減になる中、

コノヤロコノヤロって感じで踏ん張ってたんだけど、

休憩タイムを終えた児玉君が復活した途端に大きく立場が逆転で、

クリーンヒットを幾つも重ねられてしまったんだよね。

 

それにしても児玉君、いい感じの角度を保っての抜群の当て勘なんだけど、

それを何度も繰り返しても見た目大きなダメージを与え切れておらず、

パンチ力が無いというか、そもそもグローブの握りが甘いんじゃないかって事で、

もう少しKO率が高くてもいいんじゃないかと思ってるんだけど、

その辺に若干の課題を抱えてるんじゃないのかなあ……。

 

そんな感じでラウンドが進んで、

途中2回ばかりダウンゲット目指して大きく飛ばした児玉君、

初めての8回戦なんだけどスタミナは大丈夫なのかって見てたんだけど、

その点に関して彼は何の問題もないみたいだったんだわ。

 

結局、7R1分53秒、ついに品部君がヘロヘロになってしまったところで、

レフェリーが割って入ってもういいよねストップエンドだったんだわ。

 

 

 

⑤ 小関準君(伴流)×栗原慶太君(一力)……B 8R

8勝(3KO)4敗の26歳・東京都と、

6勝(5KO)4敗(2KO)の23歳・東京都。

 

実力的にはほぼ伯仲してる二人なんだけど、

負けが先行してた栗原君のここのところの巻き返しが目立ってて、

最近彼は何か掴んだんじゃないかって感じ見てたんだよね。

 

<1R>

お互い、そこそこの力強さを見せながらのスタートだったんだけど、

独特のゆたっりしたリズムを刻んだところからの一気って感じの小関君に対して、

栗原君の大きく構えながら内側から攻め込むシッカリ感が目立ってて、

ヒット数は大きく違わなかったんだけど、当たりの強さで栗原君だったなあ。

 

 

自分の周囲に6~7人の集団男客が座ってきて、

メイン以外の試合には全く興味がないみたいなごく普通の客だったんだけど、

そいつらがいきなり食い物やら酒持込みのお喋りマシーンの集団で、

無駄話がウザくてこの上なく邪魔だったもんで止む無くの席移動。

 

<2R>

元々シッカリ感とは縁遠い小関君なんだけど、

1分25秒に栗原君の届きのいい右ストレートで大きく顎を跳ね上げられた以降、

見るからに体が緩んでいって打ち出しの鋭さも失ってしまったんだわ。

 

流れを取り戻せないまま小関君、結局5R1分13秒、

陣営からタオルが投げ込まれてのTKO負けだったんだけど、

もうダメかってところでそこそこタイミングのいいカウンターを打ってたもんで、

団会長もタオルを握る手を強めたり弱めたりみたいだったんだわ。

 

 

栗原君はこれで4連勝の登り龍ではあるんだけど、

自分的には少し時間が掛かり過ぎだった感じも拭えなくて、

もう少しショートブローに磨きをかける必要があるんじゃないかなあ。

 

 

小関君の応援に来てた伊藤雅雪さんと目が合って、

賢い系の綺麗な奥様と目パッチリの二人の御嬢さんと一緒で、

ちょっとだけ話したんだけど、女3:男1っていうのは将来大変そうなんだわ。

 

 

リング上は試合を一段落して横浜光ジムのポロモーションってことで、

10月11日の興行でのメインとセミファイナルのボクサー達が登場して、

赤穂亮さんと勅使河原弘晶君、武田航君と高橋竜平君が挨拶したんだわ。

 

 

 

⑥ 中嶋孝文さん(T&H)×坂晃典さん(仲里)……Fe 8R

25勝(10KO)8敗(2KO)1分のランク15位、32歳・青森県と、

13勝(10KO)3敗(1KO)のランク5位、24歳・大阪府。

 

大雑把に言って3勝1敗ペースと4勝1敗ペースの戦いで、

それとKO率の差やこれまで戦ってきたメンバーの違いがどう絡むかってことで、

とっても興味深かったんだけど、実にまああっけない幕切れだったんだわ。

 

<1R>

開始ゴングと同時に坂さんのプレスが優勢だった中、

それでも中嶋さんが左フックと少し後の右フックでポイント先行したなあって、

そう見てた開始42秒、その中嶋さんを北西ポスト近くに追い込んだ坂さんが、

左ボディからの右ストレートを見事一発直撃させて衝撃のダウンゲット。

 

相当のダメージだったのが明白だった中嶋さん、

何とか何とかって立ち上がってリスタートしたんだけど、

坂さんの追撃の手際の良さは圧巻で、

やっぱりそれは倒し慣れてるボクサーの見事な段取りで、

1分09秒、中嶋さんが青コーナーに詰められて防戦一方になったところで、

レフェリーが割って入って一旦のロープダウン宣告。

 

最近は慌ててストップしてしまうレフェリーが多い中、

ランカー同士の一戦ってことでここは冷静で的確な判断だったなあ。

 

再度の一休みを貰った中嶋さんだったんだけど回復はままならなくて、

再々スタート後間もなく西ロープを背負わされての更なる大攻勢を受けてしまって、

これはもう誰が見てもの止め時って事で1分28秒、

レフェリーが割って入って中嶋さんを抱きかかえたところでストップエンドだったね。

 

兎に角最初の一発が全てだったってことで、

それは必ずしも中嶋さんの油断に由来したものではなかったと思うけど、

それでも試合の立ち上がりの心構えに関して、

十分過ぎるって事は決してないんだよね。

 

 

それにしても福地さんがボクサーを抱える仕草は何だか実に慈愛に満ちてて、

「よく頑張ったな、もういいだろ?」 って言葉が聞こえてきそうなんだよね。

 

 

 

⑦ ジェフリー・アリエンザ×近藤明広さん(一力)

      ……WBO アジアパシフィック SL タイトル戦 12R

15勝(9KO)4敗1分のOPBF1位、サウスポー、25歳・フィリピンと、

25勝(12KO)6敗1分のOPBF4位、31歳・埼玉県。

 

このタイトルとOPBFタイトルとではどっちが格上なのか、

認定料はどっちが高いのかは全く解らないんだけど、

とにかくいい試合なら自分は何でもいいっていうスタンスなんだよね。

 

 

この試合、ラウンドごとを追いかけることも勿論出来るんだけど、

総じて書いた方が把握しやすいと思ったもんでそういう書き方をするけど、

一方では試合全体を通して思い返してみれば単調だったとも言えるんだよね。

 

それでもお互いに実に熱の入った激闘だったことは間違いなくて、

気持ち剥き出しの我慢比べが続いて、常にへこたれない代表みたいな近藤さん、

熱狂的な応援団が離れない理由が解るような内容だったんだよね。

 

試合前の国歌が披露される際、君が代が独唱されたんだけど、

フェイクするのはいいんだけど途中2ヶ所音を外してたなあ。

 

肩幅が広くてリーチの長いアリエンザに対して近藤さん、

序盤は若干入り難そうにしてたんだけど、

相手が自ら突っ込んでくる方なもんで悩みに見えたモノはすぐに解消されて、

後はキッチリした当てっこ競争になっていったんだけど、

アリエンザは意外なほど近い距離でやりたがってたんだよね。

 

で、お互いのボディブローが数と強さがポイントになっていって、

中盤から終盤にかけてお互いに1回づつのローブロー注意からの休憩もあって、

近藤さんも中盤は踏ん張りが効かなくなった局面もあったんだけど、

より大きなダメージを負ってたのはアリエンザの方に見えたんだよね。

 

アリエンザのいきなりの左ストレートの怖さはラウンドが進むにつれ薄れていって、

フック系も含めてパンチ全体のストロークが必要以上にデカかったもんで、

近藤さんも結構早い回に見切ってしまったみたいで、

中盤以降は安心して見ていられたんだよね。

 

アリエンザは元々左足に障害を抱えてるもんで踵を上げっ放しのことが多くて、

それがパフォーマンスにどう影響するのかって注目してたんだけど、

常に前足重心になってしまうもんでスウェイバックを難しくはしてたんだけど、

それが同時に強烈な前掛かりの戦闘スタイルを築いてるとも言える訳で、

自らの身体的特徴を巧いこと生かしてるって感じだったんだよね。

 

パワフルなんだけど腕振りの雑なアリエンザに対して近藤さん、

常により小さく鋭い腕振りでヒットの正確性で圧倒して、

7Rに入る頃にはアリエンザの顔面がかなり腫れてきたんだわ。

 

そのアリエンザ、動作全体が徐々に雑になるところを突かれてしまってたし、

大逆転を狙って体全体に益々無駄な力が入り過ぎていったんだわ。

 

密着戦が一段落した直後の離れ際での近藤さんのワンツーは実に見栄え良くて、

若干優劣が見極め難かったラウンドポイントの行方を明確にさせてたし、

相手の打ち出しや打ち終わりもシッカリ狙えてたんだよね。

 

アリエンザのメゲナイ気持ちと不屈のスタミナには驚かされたんだけど、

ことポイントって事になれば圧倒的な不利はどう考えても免れ得ず、

8Rにはロープに詰められて逃げ切れないまま連打に晒されてしまって、

そろそろ終局の近いことを感じさせてしまったんだよね。

 

その8R終盤、アリエンザが左目上をヒットカットして、

近藤さんが右目上をバッティングカットしてからはお互い顔面を鮮血に染めて、

お互いに徐々に効果的なパンチを打ち出せる距離を維持できなくなって、

大きなダメージを与えきれなくなっていったんだけど、

それでも血だらけになっての男気に満ちた殴り合いはボクシングの原点であって、

メイウェザーの試合なんかより400倍は心を打ったんだよね。

 

お互いの消耗はかなりのところまで進行してて、

10Rには二人共、既に長い時間手を出すことは叶わなくなって結局11R、

近藤さんが右フックを起点にアリエンザを南ロープに詰め立てて、

そこで一気一気の左右連打を打ち込んだところで、

1分20秒、全員が納得づくのレフェリーストップエンドだったんだわ。

 

 

見ててとっても疲れた試合だったんだけど、

これが近藤さんのいつもの試合な訳で、

もう少し工夫してくれないかなあってことなんだけど、

そうなると近藤さんではなくなってしまうかも知れないしなあ……。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 坂晃典さん

② 近藤明広さん

③ 児玉堅君

 

 

 

やっぱり改修後のホールの照明には問題が有ると思ってて、

昨日はそれを確認するために色んな位置から観戦してみたんだけど、

特に南側席全体が明るくなり過ぎた影響が大きくて、

北側席から試合を見るとリングがクッキリ浮かび上がらなくて、

絵柄的に汚い感じっていうか要するにとても見難かったんだよね。

 

2016年9月13日 (火)

テレビボクシング (9/11)

 

Image

 

“銀魂”

 

登場人物のキャラ立ちも飛び抜けてるし、

超現実で天衣無縫って感じのストーリーの組み立ても気持ちいいんだわ。

 

 

 

11日(日)のWOWOWのエキサイトマッチは色々面白かったなあ。

 

 

 

☆ 亀海喜寛さん×へスス・ソトカラス……SW 10R

26勝(23KO)3敗2分の33歳・北海道と、

28勝(18KO)10敗4分1NCの34歳・メキシコ。

 

WBC27位と元北米チャンプで現在はノーランカーの一戦で、

4月に引き分けた両者のリマッチだったんだけど、

一番感じたのは亀海さんはアメリカのリングにすっかり馴染んでたってことで、

試合スタイルも日本でやってた時とは一変させてて、

それはちょっと前の荒川仁人さんにも通じるところがあったんだよね。

 

亀海さんの27位っていうランキングが妥当なものなのかは知らないけど、

この階級で世界ランクをアップさせるような試合を組むのは難しそうで、

地道な実績の積み重ねと共にアピール性の高いパフォーマンスが

求められるんだろうなあって思うんだよね。

 

 

長いリーチを備えたソトカラスは若干タイミングのずれた打ち出しをしてて、

それを中間距離からブンブン振って来るし、意外に接近戦も巧いんだけど、

1R開始直後の1分半、亀海さんの左ボディがそこそこ強烈喰い込みで、

ソトカラスがシカト出来ないほど効いてしまったのが印象的だったんだわ。

 

亀海さんは相手よりかなり頭がデカイっていうハンデを負いながら、

それでもあくまで打ち勝つっていう信念が全面に出てて見てて気持ち良くて、

そりゃ盛りを過ぎた3勝1敗ペースの相手ではあったんだけど、

それでもこの相手を乗り越えなくては話が始まらない訳で、

そういう障壁を見事な形で乗り越えたんだよね。

 

途中途中のお互い距離を潰しての接近ボディ合戦も見応え十分だったんだけど、

ソトカラスの打ち出しが全体にダルーンとしか感じだったのに対して、

終始亀海さんのパンチのシャープさが目立ってたんだよね。

 

4R頃にはお互いに下がらない密着耐久戦になっていって、

ソトカラスが小さく沢山の中、亀海さんがより大きくクリーンな当て込みで、

結果的には徐々にソトカラスが誤魔化し系のチョン打ちになっていって、

7Rには亀海さんの左右ボディの強烈ヒットでソトカラスの背中が丸まって、

終焉が見えてきたような感じもあったんだけど、

亀海さんの方にもフィジカル戦による消耗や打ち疲れが見え隠れしてたんだわ。

 

それでも8R1分半、右ショートアッパーを起点にした亀海さんのラッシュは圧巻で、

一気一気の末の残り1分18秒に力づくのダウンゲットだったんだわ。

 

何とかリスタートしたソトカラスではあったんだけど、

その後はチョン当たりだけでもソトカラスはグラつき始めてたし、

ヘロヘロになりながらクリンチ逃げするのが精一杯って感じだったんだわ。

 

結局、ソトカラスはこの時のダメージが回復し切れないままで、

8R終了時点での棄権申し入れってことで亀海さんのTKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

☆ ローマン・ゴンサレス×カルロス・クアドラス

                 ………WBC SF タイトル戦

45勝(38KO)0敗の29歳・ニカラグアと、

35勝(27KO)0敗1分のチャンピオン、28歳・メキシコ。

 

二人は同じブルーと白を主体にしたコスチュームだったんだけど、

ゴンサレスのグローブは縦ロゴのエバーラストだったのに対して、

クアドラスのは鮮やかなシャンパンブルーのレイジェスだったんだよね。

 

無敗同士の軽量級のゴールデンカードで、

ひたすら踏み込みヒットヒットのボクシングと当てさせないボクシングの対決だって、

事前にはそう思ってたんだけど、クアドラスが意外なほど好戦的だったんだわ。

 

ゴンサレスの強いプレスの中、クアドラスは終始引き気味ではあったんだけど、

相手が突っ掛けてくるのを防ぐべくのジャブはあくまで正確だったし、

いざって時の超スピード連打もとっても効果的だったんだよね。

 

お互いに決めショットをミスして体勢を崩し加減になってからも、

それでもそこから更に追い打ちのフォローを出すっていう姿勢が素晴らしくて、

それは直後の相手からの反撃を防ぐ上でも実に効果的だったんだよね。

 

ただ手数は多かったんだけどクアドラスは若干手打ちというか、

ナックルが返ってないパタパタ系っていう印象が免れなくて、

やっぱり一つ一つのパンチではゴンサレスが圧倒してたせいか、

4Rの攻勢の前にクアドラスは明らかに浮き足立ってしまって、

エンディングは意外に早いかも知れないってこの時は思ったんだわ。             

そのちょっと前からクアドラスの口が空き始めてもいたしね……。

 

感じを掴んだようなゴンザレスが5Rにも攻勢をかけていったんだけど、

一段落後のクアドラスの巻き返しも流石に大したもんで、

気が付けば6R、いつの間にはゴンサレスは左右の目の周辺が腫れてきてたし、

右目上もヒットカットされてたんだよね。

 

一旦消耗したところからのクアドラスの踏ん張り返しはホントに見事で、

途中で決着付けきれなかったゴンサレスの劣化が徐々に目立ち始めてきたし、

腕振りは勿論体の動きさえ緩んでいってたんだわ。

 

8Rもクアドラスが攻勢を取ってて、軽かったんだけど手数落ちしてなくて、

ゴンサレスも距離を潰すべくガンガン追ってはいたんだけど、

体勢の整わないところでの打ち出しが多かったんだよね。

 

お互いに明白な決定打を許さないまま最終ラウンドまで

二人の意地のやったり取ったりが繰り返されて、

最終的な自分のスコアは115-113でクアドラスだったんだけど、

発表されたものは117-111、116-112、115-113ってことで、

ローマン・ゴンサレスの3-0勝ちだったんだわ。

 

 

自分は元々クアドラスよりはゴンサレスのボクシングの方が好きなんだけど、

それでもクアドラスの勝ちを認めざるを得なかったもんでとっても驚いてしまって、

やっぱりクアドラスのパタパタ連打系はポイントにならないのかって思ったし、

とにかく前に出てればポイントをくれるのかってことでもあったし、

もっと言えば大人の事情で初めっからゴンサレス勝ちが前提だったのかって、

そういう穿った(うがった)思いさえ浮かんでしまったんだよね。                                                           

 

ゴンサレスと比較すると一見パンチが軽くて小さい感じはしたんだけど、

クアドラスも75%のKO率を誇るボクサーであって、

その積み重ねで相手に大きなダメージを与えてたのは間違いのないところで、

その証拠に試合後のゴンサレスの顔面の傷み方は

まるで負けボクサーのそれのようだったんだよね。

で、この試合の採点結果に関しては全く納得しかねたんだよね。

 

 

 

☆ ゲンナディ・ゴロフキン×ケル・ブルック

                ………WBC IBF M タイトル戦

35勝(32KO)0敗の3団体統一チャンピオン、34歳・カザフスタンと、

36勝(25KO)0敗のIBFチャンピオン、30歳・イギリス。

 

ゴロフキンっていうと自分はいつもスナフキンを思い出してしまうんだけど、

この日はゴールド×ブルーのグラントでカッコ良かったなあ。

一方のブルックスは赤×白の同じくグラントで同じく無敗ボクサーなんだよね。

 

試合は予想通りゴロフキンの強烈プレスから始まったんだけど、

若干下がり加減のブルックも決して臆しておらずの果敢な対応で、

いきなりKO決着必死の様相を呈してたもんで釘づけだったなあ。

 

1R開始1分42秒、ゴロフキンが左フックできっかけを掴んでの一気攻めで、

ブルックをコーナーに追い込んだところで左ボディ左フックをダブルヒットで、

いきなりブルックがガックン効いてしまったんだわ。

 

アララーッとは思ったんだけど気丈なブルックは何とか踏ん張って凌いで、

立て直した直後に右を2発打ち返してたんだわ。

 

2Rに入ってゴロフキンは更にプレスを強めて左の巧さで圧倒してたんだけど、

ブルックも相手の動きを見計らいながら合間合間を突いてて、

残り1分からショートアッパーから右を繋げてヒットヒットして、

ポイントを取り返してたんだわ。

 

3R開始15秒、ブルックがスリップダウンしてたんだけど、

若干足が絡んではいたんだけどゴロフキンの左フックも間違いなく当たってて、

ブルックの右目周辺から出血が始まってて、

その後開始40秒過ぎからブルックが右目周辺をグローブで撫で始めたんだわ。

 

ケンカや何かで殴られたことがある人は解ると思うけど、

頬とか顎を強く殴られると違和感から思わずそこを撫でてしまうことが多くて、

口が空いてしまってるんじゃないかって感じがするものなんだけど、

ボクサーでも当てられたところを思わずさすってしまいそうになることがあって、

ただそういう所作をすると効いたんだなって相手に悟られてしまうから、

敢えてそうしないようにしてるんだけど、

その時ブルックが感じた違和感は限度を超えてたみたいで、

その後何度も右目周辺を気にし続けてたんだわ。

 

その仕草は一時的に眼球の焦点調整に不具合を生じたか、

眼窩底系の骨折をきたしてしまった結果としか考えられず、

結局5R、残り1分16秒のところでブルックが防戦一方になってしまったところで、

セコンドからのタオルインでTKO決着したんだけど、

勝負そのものは実は3R開始1分頃で終わってしまってたんだよね。

 

 

ブルックにとって不幸な結果に終わってしまったんだけど、

途中途中ではゴロフキンの動きを一瞬たじろがせるような有効打も放ってて、

2R終了してイーブンって直後だったもんで自分的にも残念残念ってことで……。

 

 

 

どうやら今日は一日雨降りらしいんだけど、

中嶋孝文さんと坂晃典さんの対決はどう考えても見逃し難いんだよね。

 

 

 

2016年9月11日 (日)

後楽園ホール・9月10日

 

 

Image

 

“宇宙兄弟”

 

これも好きなアニメなんだけど、勿論ストーリーの面白さは欠かせなくて、

NASAとかJAXA、宇宙飛行士の選抜のされ方や訓練のことが知れるし、

見ててやたら苛立つような陳腐な悪党も出てこないし、

背景画まで丁寧に作り込んでるのが気に入ってるんだわ。

 

 

 

昨日の朝確認したらロシアでの小原佳太さん、

2Rにリング外に吹っ飛ばされた上でのTKO負けだったんだってね。

 

そこそこ可能性があるって思ってたんだけど、

感じを掴む前に速攻されてしまったみたいで、

13日の夜、BSフジで要チェックなんだわ。

 

 

 

昨日は今年58回目の現場観戦で中42日振りの後楽園ホールだったんだけど、

広島カープがマジック1ってことで、ドーム周辺は赤い色にまみれてたなあ。

 

ほぼ1ヶ月間にわたる場内補修工事ってことだったんだけど、

天井物落下防止の為のネットが全面に張り巡らされてて、

ボクサー控室の壁も新しく張り替えられてたんだよね。

 

場内照明も全てLED化されたんだけど全体に柔らか目の照明で、

試合開始前からの明るさもずっと増してたんだけど、

自分としては以前のようにリング上含めてもっと薄暗くしておいて、

いざ開始になった途端に眩いばかりの明るさになるのが好きだったんだけどね。

 

肝心のボクシングってことになると正直昨日は刺激的な試合が少なくてね……。

 

 

 

① 梶龍冶君×キム・ホーヤ……SB 6R

5勝(3KO)2敗の20歳・埼玉県と、4勝(2KO)3敗の17歳・韓国。

 

この日のプロモーターは帝拳ジムだったんだけど、

自分のところのボクサーの名前を間違ってて龍治になってたなあ。

(自分も最初は間違ってしまったんだけどね……。)                                                                                                                      

<1R>

キムは動きがギクシャクしてて体全体のバランスも良くなかったし、

リズム感も悪いし腕振りにキレも無くて全く基礎が出来てないって感じだったなあ。

 

ジャブも打てないバタバタボクシングに対して龍冶君、

勿論全体に圧倒はしてて左フックが中々いいんだけど、

それでももう少し出入りに工夫が要ると思ったんだよね。

 

<2R>

勿論、負けるってことは考えられないんだけど龍冶君、

どう見てもいつものようなキリッとした感じに欠けてて腕振りもタルイし、

相手に合わせたような無駄な密着戦が多過ぎだったなあ。

 

それでも二人の力量差は誰が見ても明らかだったもんで、

これなら3Rまでには決着だなってことで早速の休憩タイム。

 

 

そこからは遠目に見てたんだけど、正直龍冶君は今まで見た中で最悪で、

最終回までいったっていうのは相手が頑張ったっていうのでは決してなくて、

龍冶君の中途半端過ぎる攻め込みが全てっていう感じだったんだよね。

 

 

常にベストの体調と気持ちでリングに上がれるっていうものではないと思うけど、

不調の時でもそれを見透かされないようにしないとこれから先が辛い訳で、

この日の勝ちでA級昇格を決めはしたんだけど、

出来不出来の差を少なくする工夫というか努力が要るんだよね。

 

ちなみにこの試合の採点結果は59-55、59-56、58-56だったんだけど、

こんな相手に1ポイントでも取られるっていうのはダメだと思う訳で、

試合後に梶パパと弟の颯さんも同じようなことを言ってたんだよね。

 

 

 

② 垣永嘉信君×山本大智君(KTT)……SF 6R

5勝(1KO)2敗の22歳・長崎県と、5勝(3KO)5敗(3KO)1分の25歳・山梨県。

 

この二人もA級昇格を賭けた一戦だったんだけど……。

 

<1R>

上背とリーチで優位な山本君だったんだけどそれを活かし切れないまま、

垣永君が圧倒的なジャブのクオリティーでグッドグッドなプレスだったなあ。

 

山本君は腰が浮いたまま安定感を欠いたままだったし、

何となく全体にとっ散らかったようなパフォーマンスに終始してて、

垣永君が絶対的な主導権を獲ったって感じだったなあ。

 

<2R>

山本君が中途半端なジャブだけに終わって中々有効な右に繋がらない中、

垣永君が自信に満ちた右ボディフックを2発グッドヒット。

 

残り1分10秒でも垣永君の右フックが実に印象的で、

山本君は右手をケガしてるのかって感じのままで、

一体どういうボクシングをしたいのかが全く見えて来なかったんだよね。

 

<3R>

垣永君のカッチリしたボクシングは益々磨きがかかっていって、

1分過ぎからはほぼ一方的な展開になってしまっての左右フックがヒットヒットで、

山本君が薄っすら鼻血。

 

垣永君、残り1分からは明らかにKO決着を目指して一気の大攻勢で、

最後は山本君を赤コーナーに追い込んでの過激な連続打ち込みで、

反攻ままならない山本君を見かねたレフェリーが2分08秒のストップエンド。

 

 

力量差のあった対戦とは言え垣永君、テキパキ感は素晴らしくて、

武田航君や上田有吾君と再戦しても前回よりはやれるんじゃないかなあ。

 

 

 

③ 波田大和君×ジュン・ジューフン……SFe 6R

2勝(2KO)0敗のサウスポー、19歳・埼玉県と、4勝1敗の国内6位、27歳・韓国。

 

国内6位っていっても今の韓国ランクはスカスカだし、

そもそもL級でKO勝ちナシっていう時点で想像はついたんだけどね……。

 

波田君の大きな応援横断幕には “第三戦” って文字が入ってたんだけど、

それは貼り付けたものではない印刷に見えたもんで、

近くにいたカメラマンに拡大写真を撮って貰って3人程で確認したんだけど、

やっぱり貼り付けじゃなくて、簡易プリント系なのかなあ……。

 

<1R>

ジュンは如何にも頼りなさ気の構え方をしてて、

第一試合の韓国ボクサーと同じで全くジャブが打ててないんだけど、

同じトレーナーだし、ちゃんと教えられてないみたいだったんだわ。

 

で、いきなり力任せの下手クソ一発系に終始してて、

殆ど何の技も持ち合わせていないみたいで波田君は楽々の展開だったんだけど、

彼も垣永君と同じで、力量差のある相手にあくまでカッチリ自分のボクシングで、

それは見てて気持ち良くなるほどの自分出しパフォーマンスで、

結局3R、1分15秒でのTKO勝ちだったんだわ。

 

 

波田君はポジショニングとか全体のバランスがとっても良かったし、

ジャブのキレとか左ショットへの繋ぎもスムースだったし、

実に見栄えのいいボクシングをするんだけど、

3戦目のこの日まで全てカタカナボクサーが相手なもんで、

一度ちゃんとした日本人ボクサーとの試合が見たいものなんだわ。

 

 

 

④ 永野祐樹さん×田岡大君……W 6R

8勝(6KO)2敗(1KO)のランク9位、サウスポー、27歳・熊本県と、

8勝(5KO)2敗(1KO)のサウスポー、36歳・三重県。

 

A級ボクサー同士の6回戦だからもっと過激になるかと思ってたんだけどね……。

 

<1R>

KO率を含めて殆ど同じような戦績同士だったせいか、

お互いに若干慎重過ぎる立ち上がりで、

特に田岡君は左ショットを殆ど封印したままのチョン右オンリーで、

ランク取り目指しての積極性に欠けてたんじゃないのかなあ。

 

お互い、殆ど目立った有効打が無かった中、

残り36秒の薄い当たりの左フックで永野さんがポイントゲットかなあ。

 

<2R>

田岡君はまだ絞れそうな体形をしてたし、

パンチの打ち出しも若干ダルーンとした感じがあって、

しっかり打ち出してる永野さんとの差が見えてきたんだけど、

もしかしたら田岡君はもっと近いところでガツガツやりたそうな感じで、

如何にも中途半端な攻撃に終始してた中、

残り38秒、またもやの永野さんの大きめの左がヒットしてたんだわ。

 

<3R>

田岡君は本来は右利きのサウスポーみたいな感じで、

左よりも強い腕振りをしてたんだけど、遠くからはキッチリ打てず、

ショートのコンビネーションもままならないまま永野さんに見切られ始めて、

反撃できないまま大きく追い込まれる場面が多くなって危なそうで、

このラウンドは10:8.5ほどもの差が付いてしまったんだわ。

 

年齢的にもランカーになるほぼ最後のチャンスだったっていうのに田岡君、

その気概を見せないままで終わってしまうのかなあ。

 

<4R>

前の回、明らかに倒しに行っての全力出しだったせいか永野さん、

ちょっとした一段落が見えてきた中、田岡君、

相変わらず雑な振り込みではあったんだけどこの回は右フックがグッドグッドで、

永野さんの左目下が腫れてきたんだよね。

 

<5R~6R>

4R後半から徐々に試合の緊張感が失われてきて、

尻上りだった田岡君は相変わらず右一本頼りだったし、

徐々に劣化した永野さんは待ち待ち系のボクシングになってしまってて、

最後は檄を飛ばされた永野さんの踏ん張りが少しだけ目立ってたんだけど、

田岡君はどこかでのムチャ飛ばしも最後まで見せないままで……。

 

要するに出来上がりとしては甚だ半端な感じの試合としか言えなくて、

58-56、58-57×2ってことで永野さんの3-0勝ちって聞いても、

そんなもんかっていう感じしかしなかくて、

正直、永野さんはもっとキッパリした勝ち方をすると思ってたんだけどね。

 

 

試合後暫くしてタキザワジムの滝澤卓さんとコンチワして、

試合のこととかブログのこととか色々話したんだけど、

彼の試合は後楽園ホールで4回ほど見たことがあって、

とってもいいボクシングをしてたもんで記憶に残ってるんだけど、

それはもう5~6年ほど前のことでその後突然見掛けないようになったんだけど、

彼が引退した理由を初めて聞かせて貰ったんだよね。

 

 

 

⑤ 新井雄大君×レナン・ポルテス……SB 8R

10勝(3KO)5敗(2KO)3分の、31歳・静岡県と、

8勝(4KO)3敗の国内4位、24歳・フィリピン。

 

ポルテスの相手は元々は喜久里正平君じゃなかったっけ?

ポルテスはSF級のランカーってことなんだけど、

相手が変わっての2階級上げての試合だったんだけど……。

 

試合が面白くなるか詰まらないモノに終わるかは勿論相手があってのことだから、

全てが新井君の不手際だとは言わないけど、とにかく詰まらなかったなあ。

 

自分は徹底したアウトボクサーが元々大嫌いで、

グルグル回りながらの左チョン打ちを延々繰り返してるのを見ても、

そんなことやってて面白いか?って感じしかしなかったし、

いつまでも野放しにしてる新井君にも苛立ってしまったんだよね。

 

ってことで3Rで我慢の限界を超えてしまったモンで早々の離席だったんだわ。

 

 

結局、79-74、78-74、77-75ってことで新井君の3-0勝ちだったんだけど、

それにしても2P差から5P差まで幅広くあって、

ジャッジの集中力にバラつきがあったのか、

ポルテスの試合スタイルに対して好みが露骨に出たのか……。

 

 

 

⑥ 五十嵐俊幸さん×何チャラ・シスヨー……SF 8R

22勝(11KO)2敗2分のWBA5位、WBO5位、WBC9位、IBF10位の

サウスポー、32歳・秋田県と、10勝(2KO)4敗1分の29歳・タイ。

 

この日の外国人ボクサー達はジャブをまともに打てないのが多かったんだけど、

シスヨーも例外ではなくて、ワンワン唸りながら雑な強振を繰り返すばかりで、

あっと言う間に見切った五十嵐さんの相手になるような器じゃなくて、

1分が過ぎたらワタワタしっ放しで早め決着が目前だったんだわ。

 

勝には勝つけどここのところ今一のスッキリ感に欠けてた五十嵐さん、

ここはキッチリ決め込まないとと思ってた1R残り24秒、

若干の出会い頭にショートの左ストレートを正確に当て込んでダウンゲット。

 

腰砕けのままスットンダウンしてしまったシスヨーはこれで戦意喪失ってことで、

次の2R0分30秒過ぎ、またもやの左ストレートを顎先に打ち込まれて、

またもやのダウンはカウント途中のストップエンドで0分43秒、

五十嵐さんが久し振りに手際のいいTKO勝ちだったんだけど正直、

相手が弱過ぎたってことだったんだよね。

 

 

 

メインを見に来てた東上剛士さんと伊藤雅雪さん達にコンチワコンチワで、

期待の一戦がいよいよ始まり始まり……。

 

 

 

⑦ 尾川堅一さん×松下拳斗さん(千里馬神戸)

               ………日本 SFe タイトル戦 10R

18勝(15KO)1敗(1KO)のチャンピオン、28歳・愛知県と、

34勝(13KO)9敗(2KO)7分のランク1位、35歳・兵庫県。

 

正直、玉越強平さんの代から松下さんの試合を面白いって感じたことが無くて、

ここは一番、チャチャッと片付けて下さいな尾川さんって感じだったんだけど、

手際の悪かった尾川さんにはイライラさせられたし、

6回目か7回目の挑戦だっていうのに松下さんも相変わらずのタラタラで、

それでも挑戦者かって感じを免れない超凡戦だったんだわ。

 

尾川さんは最後まで距離とタイミングを取り難そうにしてて、

それ程スピードの無い相手のパンチを不必要なほどまでに貰ってて、

頭はいつもここに置いてますって相手に知らせてるような感じだったなあ。

 

松下さんはまるで20ラウンドまでやるつもりかのようにいつまでも飛ばさなくて、

インサイドからの右のショートだけは良かったんだけど、

どれが決めのパンチか解らないような実に平面的な攻撃に終始してて、

ある程度の誤魔化しボクシングは出来るんだけど、

これでは誰とやってもタイトルを獲るまでは如何にも無理そうな感じだったんだわ。

 

二人共、何の工夫も無いまま延々の退屈系に突入したんだけど、

当て逃げチョンチョン系の松下さんよりはそれでも尾川さんの方がまだマシで、

ホントにやる気があるのか松下さんって感じだったんだよね。

 

最終回、ストップかかった後のブレイク中に尾川さんが左フックを打ってしまって、

これは必ずしも止められないパンチではなかったから、

自分は尾川さんの減点1でも妥当じゃないかって思ったんだけど、

一旦松下さんに休憩を与えてそのまま続行。

 

リスタート直後、残り時間が少なかったあと7秒のところの南ロープ前、

尾川さんの左フックがまともにヒットして松下さんがダウンしてしまったんだわ。

 

立ち上がった松下さんが南東ポスト近くで何とかファイティングポーズ、

ってところで時間的には既に3分に至ってたもんで、

ここで終了、さあってことで採点計算に入るはずだったんだけど、

レフェリーが何故か3分を4秒過ぎてのTKOエンドコールで、

それは松下さんが続行可能だったと看做してなかったってことで、

結局3分04秒、尾川君のTKO勝ちだったんだけど、

何となく恣意的なモノさえ感じるような違和感に満ちてたのも事実な訳で、

如何にものレフェリーの二重の不手際だったもんで、

青コーナー側から赤Tシャツのオバサンがリングに入っての大抗議。

 

レフェリーの不手際はあったにしろ負けは負けで、

大騒ぎし過ぎじゃないかってその時自分は思ったんだけど、

後でスコアを確認したら最終ラウンドのイザコザが無かったら、

尾川さんのイーブンか下手すりゃ1-2負けも有り得たほどの僅差だったって事で、

全くもう驚いてしまったなあ。

 

 

こんなんじゃ止められないって松下さん陣営は言ってるらしいんだけど、

レフェリーの裁定とそれとは全く別の話で止めた方がいいと思うけどね。

 

とにかくこの日の試合は久し振りの後楽園ホールにしてはテイタラクの連続で、

エンディングがドーム野球と被らなかっただけがラッキーだったってことで……。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 垣永嘉信君

② 波田大和君

③ 特にナシ

 

 

 

やっぱりパンフレットの名前ミスが全ての元凶じゃないかってね……。

 

 

 

2016年9月 7日 (水)

日記 (9/7)

 

Image

 

“鋼の錬金術師”

 

アニマックスは “ドラゴンボール” とか “こち亀” の再放送はよくやってるんだけど、

“鋼の~” はかなり遠のいてるんだよなあ……。

 

 

自分の子供時代に “おそ松くん” って漫画があってアニメ化もされたんだけど、

あるアニメチャンネルで “おそ松さん” ってのをやってて、

成人した六つ子の日常が描かれてるんだけど知ってる?

 

 

 

ブルース・ウィリス主演の映画で “Lastman Standing” っていうのがあるんだけど、

映画そのものよりも、この “Lastman Standing” って言葉自体が自分は大好きで、

要するに勝利者ってことなんだけど、そのままを訳すと、

最後に立ってるヤツってことになる訳で、

試合に臨むボクサーの心意気みたいなモノが伝わってくるんだわ。

 

 

 

海ガメは80年ほど生きるんだけど、

大人になるのはおよそ1,000匹に1匹くらいでしかないんだってね。

 

卵からかえった子ガメ達が一斉に波打ち際までを急ぐ中、

その時期を見計らって集まった鳥たちの餌食になることも多いし、

海中に逃げ切ったと思った途端に大型魚にひと呑みにされてしまうんだよね。

生きてるっていうことはほんの偶然にしか過ぎないのかも知れないなあ。

 

 

 

作曲家兼ピアニストのリストが作った曲で、

“ラ・カンパネッラ” っていうのがあるんだけど知ってる?

 

リストはとても手がデカイ上に抜群のテクニシャンで、

これをちゃんと弾けないヤツは一流じゃないってちょっと嫌味な気概で作った

超絶技巧練習曲なんだよね。

 

ウクライナの女性ピアニストのヴァレンティーナ・リシッツのもいいんだけど、

この間テレビで見た英国BBC主催のコンサートでの辻井伸行が

ホントに超絶で鳥肌が出るほどだったんだよね。

 

演奏者にとって楽譜っていうは音の確認っていう意味合いよりは、

そこここに書き込まれた演奏上の本人的な留意点チェックこそが重要なんだけど、

全盲の彼にはそれも叶わなくて、

全く鍵盤が見えてない中、全てが頭の中にあるっていうのが驚異的なんだわ。

 

音域が離れてる上の超スピードの曲だっていうのに、

88鍵全ての微細な距離感を完全に把握してるっていうのも正に神業で、

聴衆は無論共演者達の視線さえ釘付けにしてて、

天才っていうのはホントにいるんだって痛感したんだよね。

 

 

 

今日は朝から天気が微妙で空は東へ行くほど黒く淀んでて、

って思ってたらザーッと降ってきたんだわ。

こうなるとチャリもゴルフの打ちっ放しも出来ない訳で、

昨日見た “清州会議” に刺激されたもんでまた “徳川家康” の一日だな。

 

 

 

2016年9月 5日 (月)

テレビボクシング(座間)・9月4日

 

Image_3

 

YAMAHAのベースギター。

 

主に輸出用に作られたモノなんだけど最近は練習不足で、

まだまだディープ・パープルのコピーバンドへの加入は無理なんだわ。

 

 

 

自分の家から座間は最低2回乗り換えで往復3時間もかかってしまうし、

身内にちょっとした手伝いごともあったもんで昨日はテレビ観戦。

 

 

 

☆ 井上拓真さん×フローイラン・サルダール……53㎏ 10R

7勝(2KO)0敗のWBC4位、20歳・神奈川県と、

23勝(14KO)1敗1分のWBC15位、27歳・フィリピン。

 

<1R>

お互いに若干手荒っぽい動きから始まって、

拓真さんの右クロスが軽くヒットした直後の開始34秒、

サルダールの振り出しの大きい右ストレートが綺麗に直撃して、

足送りが出来ないまま拓真さんが仰天の仰向けダウン。

 

それほどのダメージを残さないままのリスタートで拓真さん、

中盤以降は相手の大きな仕掛けを見極めることが出来たみたいだったね。

 

<2R>

恵まれた長いリーチをしてるにも関わらずサルダールは全く生かし切れてなくて、

っていうより生かす気持ちは全くないみたいな勿体無さで、

ちゃんとジャブからっていう発想が全く無いみたいだったんだわ。                                                           

で、拓真さんは冷静にいつものパフォーマンスを取り戻して安心安心の展開。

 

結局、サルダールは細かい技は備えてない只の力づくの雑なボクサーで、

ピョンピョン跳ねながらタイミングを見計らってのいきなりの強打一本槍で、

絶対的なスピードにも欠けてたしコンビネーションのコの字も無かったんだよね。

 

中盤以降は拓真さんも相手のトリッキーな動きに戸惑わされてしまったか、

攻め手に窮してるような場面が続いて格の違いを見せ付けられないまま、

少し退屈な展開が続いたんだけど、ポイントを取られるまでには勿論至らなくて、

8R残り11秒に左フック、右ストレートを当て込むとサルダールがよろけて、

もたれ掛かろうとするところを拓真さんが引き込み加減に動いてダウンゲット。

 

その後はこれといって大勢に変化のないまま最終ラウンドまでいって、

結局、97-90×2、96-91ってことで勿論拓真さんの圧倒3-0勝ちだったね。

 

 

 

☆ 井上尚弥さん×ペッチバンボーン・ゴーキャットジム

               ………WBO SF タイトル戦 12R

11勝(9KO)0敗のチャンピオン、23歳・神奈川県と、

38勝(18KO)7敗(1KO)1敗のランク1位、31歳・タイ。

 

ペッチバンボーンは16連勝中だっていうし、KO負けの少ないボクサーで、

相当な強者かと思ってたんだけど、正直それほどのことはなかったなあ。

 

そこそこの相手をそう見せてしまうっていうのは結局は尚弥さんの強さってことで、

試合ごとの出来不出来のバラツキがとっても少ないのも素晴らしくて、

美しい立ち姿からのバランスのいい動きはいつもの通りで、

見てて気持ちのいいリズム感からの打ち出しも軌道が実に綺麗なんだよね。

 

安定感のある下半身を土台にした素早いコンビネーションも抜群で、

右アッパーも混ぜ込んで、意外にタイトな相手のガードを割っていってたんだわ。

 

尚弥さんのジャブはこの日も届きが良くて鋭さにも更に磨きがかかってて、

早くも2Rにはペッチバンボーンの顔面を赤くしてたんだよね。

 

アレッて思ったのは4R、尚弥さんがサウスポーチェンジした時で、

そういう変化で相手を翻弄する必要は無かったのにどうしたんだってことで、

それにちょっと休み加減にもなってきてるしってことで、

もしかしたら右拳を傷めてしまったんじゃないかって思ったんだよね。

 

5R以降、そのことは益々明白になっていって、

左右のパンチのバランスが極端に悪くなって左手頼りになる一方で、

8Rには全体の動きさえ緩んできてしまった様な印象だったんだわ。

 

こりゃもう余り無理しないで安全策判定勝ちに目標変更だなって見てたんだけど、

ペッチバンボーンも尚弥さんのケガは解ってたと思うんだけど攻め切れなくて、

明らかに集中力が乱れてきた尚弥さんに全力攻めが出来てなくて、

それはまるでポイントリードしてるって勘違いしてるようなパフォーマンスで、

これでランク1位なのかって疑ってしまったんだわ。

 

このまま最終回までいくのかって思ってた10R、

尚弥さんが踏ん張って右を使い始めて多分それは、

どこかで最後に渾身の右をフルショットをしようって、

そう決めてたかのような実に気持ちのこもった打ち掛かりで、

残り25秒からはペッチバンボーンを呼び込んでの壮絶な打ち合いになっていって、

多分、相当痛かったんじゃないかと思ったんだけどヒット数でも負けておらず、

圧巻の当て勘で圧倒する中で最後はその右でペッチバンボーンからダウンゲット。

 

KO負けが1回しかないタフなペッチバンボーン、

何とか何とかって立ち上がりはしたんだけど、

戦いを続行するまでの回復には至らずのままテンカウントアウト。

 

 

ってことで3分03秒、尚弥さんの根性系のKO勝ちだったんだけど、

ハードヒッターの拳傷めっていう過酷な課題を負ってしまったんだよなあ……。

 

 

 

清水聡君のデビュー戦の相手は韓国チャンプってことだったんだけど、

ヘタレタイボクサーと何ら変わるところが無かったし、

下手クソ相手に清水君も正直大きく期待外れで、

フェザーかスーパーフェザー級なんだろうけどそもそも体格が貧弱だったし、

30歳っていう年齢のせいか体の動きとパンチにスピードもキレも感じられなくて、

そもそも打たれ弱そうなアゴをしてたし、

突っ立ち気味のスタンスとか低いガードとかも気になって気になって、

そこからの腕振りも雑としか言いようがなかったんだよね。

 

時間かかり過ぎの5Rに何とかTKO勝ちしたんだけど、

まだA級になってもいないのに世界を目指すってデカイことを言ってたけど、

自分にはとっても世界に通用する器には見えなかったんだけどなあ……。

 

 

 

 

2016年9月 3日 (土)

9月のボクシング

 

Image

 

御存知? “ニャンコ先生”。

 

イザッて時には巨大な白オオカミに変身する “まだら” の普段の姿で、

アニメ “夏目友人帖” に登場するオッサン猫なんだけど、

コイツがまあ自分の大のお気に入りなんだよね。

 

勿論3シリーズの全てを見てるんだけど、

ストーリー展開だけで見せるアニメではないもんで何度かの再放送も見逃せなくて、

登場する妖怪たちのキャラ設定も面白いんだけど、

温かくて緩い人間関係とか丁寧な背景描写とか含めて色々興味深いんだよね。

 

 

 

週一回ほどのゴルフの打ちっ放しに通ってると、

それとなく近寄ってくるオッサン達がいて、

ウィークデイの午前中なもんだからリタイヤ組の年寄りが殆どなんだけど、

一つの社交場みたいな感じになってるようなところがあって、

「御上手ですねえ。」 とか言いながら近寄ってきて、

練習場主催のゴルフコンペに参加しないかとか誘ってくるんだよね。

 

そういう誘いはソフトボールもほぼ同じで、

どうするかはもう少し先に伸ばすつもりなんだけどね……。

 

 

 

9月のボクシングは明日から始まるんだけど、

海外を含めて注目の試合が多いんだよね。

 

 

≪9月のボクシングスケジュール≫

*左側が勝者予想、敬称略。

 

・9月 4日……(座間)

井上尚弥×ペッチバンボーン・ゴーキャットジム、清水聡×イ・インギョ、

井上拓真×フローイラン・サルダール、垂水稔朗×クウエ・ピーター、井上浩樹。

 

 

・9月 9日……(ロシア)

小原佳太×エドゥアルド・トロヤノフスキー。

 

 

・9月10日……(後楽園)

尾川堅一×松下拳斗、永野祐樹×田岡大、垣永嘉信×山本大智、

梶龍冶×キム・ホーヤ、五十嵐俊幸、喜久里正平。

 

 

・9月10日……(アメリカ)

ローマン・ゴンサレス×カルロス・クアドラス、亀海喜寛×へスス・ソトカラス。

 

 

・9月13日……(後楽園)

中嶋孝文×坂晃典、近藤明広×ジェフリー・アリエンザ。

 

 

・9月14日……(後楽園)

西田光×渕上誠、渡邊卓也×アミン・ソー・ワンモー、黒田雅之×大平真史、

日野僚。

 

 

・9月16日……(大阪)

山中慎介×アンセルモ・モレノ、長谷川穂積×ウーゴ・ルイス。

 

 

・9月19日……(熊本)

小野心×福原辰弥。

 

 

・9月24日……(メキシコ)

ジョニー・ゴンサレス×山元浩嗣。

 

 

・9月24日……(名古屋)

上野則之×林翔太。

 

 

・9月24日……(後楽園)

荒川仁人×塚田祐介、中野敬太×岡本ナオヤ、土屋修平。

 

 

・9月24日……(土浦)

工藤優雅×石本純。

 

 

・9月27日……(後楽園) オール4回戦

上田有吾。

 

 

 

【9月のボクシング期待度ベスト20】

*左側が勝者予想、敬称略。

 

① ローマン・ゴンサレス×カルロス・クアドラス

② 井上尚弥×ペッチバンボーン・ゴーキャットジム

③ 山中慎介×アンセルモ・モレノ

④ 尾川堅一×松下拳斗

⑤ 小原佳大×エドゥアルド・トロヤノフスキー

⑥ 長谷川穂積×ウーゴ・ルイス

⑦ 亀海喜寛×へスス・ソトカラス

⑧ 荒川仁人×塚田祐介

⑨ 西田光×渕上誠

⑩ 上野則之×林翔太

⑪ 小野心×林翔太

⑫ 中嶋孝文×坂晃典

⑬ 工藤優雅×石本純

⑭ 中野敬太×岡本ナオヤ

⑮ 永野祐樹×田岡大

⑯ 垂水稔朗×クウエ・ピーター

⑰ 清水聡×イ・インギュ

⑱ 井上拓真×フローイラン・サルダーレ

⑲ 垣永嘉信×山本大智

⑳ ジョニー・ゴンサレス×山元浩嗣

 

 

 

2016年9月 1日 (木)

大森体育館・8月31日

 

Image_2

 

1ヶ月振り以上、今年57回目の現場観戦は蒲田の大森総合体育館。

 

この日朝の6時に渡辺会長から電話が入って、

「今日、4時半に関係者受付口で待ってるから……。」 ってことで、

台風が一段落した後の強烈な日差しを避けるべく日陰を選んで歩いてて、

最初に出会った福原力也さんとコンチワって声を交わして、

その後高橋トレーナーとか渡辺会長と奥様にご挨拶して、

RK蒲田の柳光会長御夫婦に川崎真琴さんの出張ランクゲットの件で

オメデトゴザイマスを伝えて、一緒にいた上野則之さんに健闘を伝えて、

有澤会長に富士登山の話を聞かせて貰ってたら、

梶兄弟のパパさんが声を掛けてくれて色々とね……。

 

 

リングサイド最前列の席を用意して貰ったもんで、

自分の左右には大橋会長、三迫会長、原田会長、本田会長達がズラーッで、

お互いに久し振りだったもんであれこれ色々話したんだけど

昨日は原田会長と一番沢山話したかなあ……。

 

会長の現役時代の事が多かったんだけど、

会長は能弁に語る方ではないんだけど、

言葉を選びながらとっても丁寧に受け答えしてくれたんだよね。

 

 

いつもの通り、予備カードを含めて全て試合順に書いていきますね。

 

 

① 市村蓮司君(RK蒲田)×ジャンプ池尾君(関門J)……SB 8R

6勝(5KO)3敗(1KO)の22歳・京都府と、

5勝(3KO)3敗(2KO)2分の26歳・福岡県。

 

<1R>

市村君は3月の、池尾君も6月の、其々TKO負けからの復帰戦だったんだけど、

ほんの少し上背優位な市村君の一瞬のスピードが圧倒的で、

池尾君は接近しての上体の動かし方がとっても巧かったんだけど、

ジャブの届きと威力で市村君が主導権を取って池尾君、

早くも右顔面を赤くしてたんだわ。

 

<2R>

市村君はもう少し頭の位置に、特に打ち終わりの際の頭の位置に配慮すべきで、

そろそろ相手の動きを見切ってきたそれはその証拠みたいなものだったんだけど、

それでも池尾君のKO率も軽視するのは危険だったんだよね。

 

何とか中盤過ぎまでは市村君の攻勢が目立ってたんだけど、

終盤にかけては池尾君の反撃が見栄え良くて市村君、

左右ショートをアッパー含めて結構続けざまに貰ってしまってたんだわ。

 

<3R>

市村君、華々しい復帰戦への思いが強過ぎたか、

若干ムキになって打ち合いに挑み過ぎの感じが強くて、

全ての攻撃が右で終わるってことが多くて気掛かりはあったんだけど、

それでも気持ちとショットの強さで池尾君を遥かに上回ってた2分弱、

右をアッパーを激しく当て込んでからはそれこそ一気一気で、

最後は右ストレートを渾身の強烈打ちこみで、

直撃された池尾君が西ロープにから飛び出そうになったところでストップエンド。

 

 

まだまだ若さを露呈するところはあったんだけど市村君、

1分51秒の見事なTKO勝ちだったね。

 

池尾君の方は中間距離での戦法が中途半端な感じだったんだよね。

 

 

 

② 長井一さん(ワタナベ)×何チャラ・チョイヨン……SF 8R

13勝(3KO)7敗(4KO)2分のランク12位と、?勝?敗の?歳・タイ。

 

リングインの際に長井さん、

トントントンって階段を登るところで大きくこけてしまって、

どこか打たなかったかって心配したんだけど、大丈夫大丈夫。

 

相手からは何としても勝ちたいっていう覇気が全く伝わって来なくて、

全体のスピード感にも大きな差があったし、

これはもういきなり時間の問題だなって感じだったんだけど、

倒せるっていう思いが余計な力みを生んでしまったみたいで長井さん、

いつものような丁寧さに欠けた雑な展開が続いたんだわ。

 

ってことで意外に時間が掛かっての4R1分41秒、

最後はタイボクサーがゴロンと横になったところで即のストップエンド。

 

 

 

③ 大橋波月君(10count)×柴沼智樹君(KG大和)……Mm 4R

1勝(1KO)0敗の18歳・神奈川県と、1勝0敗のサウスポー、29歳・神奈川県。

 

<1R>

柴沼君はきちんとジャブから組み立てるっていう感じのボクシングではなくて、

タイミングを見計らっての強振一発狙いのライト級ボクサーみたいだったなあ。

 

<2R>

柴沼君は中々魅力的なフルショットを見せ続けてたんだけど、

合間合間に細かい技も織り込まないといきなりのドカンヒットは如何にも難しいし、

目指してる距離を維持する工夫にも欠けてて、

もつれた状況からの大橋君の頑張りの方を目立たせるとこが多くなってしまって、

こういう展開になると徐々に大橋君のペースになってしまうなってことで、

一旦休憩タイム。

 

 

結局、何となく予想通りの39ー37×2、38-37ってことで大橋君の3-0勝ち。

 

 

 

④ 渡部大介さん(ワタナベ)×サン・何チャラ……56.8㎏ 8R

3勝(2KO)2敗のランク6位、25歳・北海道と、?勝?敗の29歳・タイ。

 

かなり髪の毛を伸ばした渡部さんはいつもより余程強そうに見えたんだけど、

正直殆ど真面目に見てなくて、決着が5Rになったっていうのは妥当だったのか、

ちゃんと動けてたのか、いい攻めが出来てたのかは全く解らなかったんだけど、

とにかく5R0分33秒でのTKO勝ちだったんだよね。

 

 

 

⑤ 湯浅悠希君(reason)×佐藤友一君(つるおか藤)

                         ………SFe 4R

デビュー戦の25歳・徳島県と、デビュー戦の34歳・山形県。

 

10歳ほど年齢差のあるデビュー同士の一戦で、

こういう場合若い方が圧倒してしまうっていうのが多いんだけどね……。

 

<1R>

佐藤君は一見よく動けてるんだけどリズム感的には今一で、

湯浅君の方がとっても力強く見えたんだけど攻防は行ったり来たりで、

湯浅君、もう少ししなやかに動けるといいのになあ。

 

<2R>

勝負がいきなりガチャガチャしてきた中、

湯浅君もいい攻めをしてたんだけど一段落が解り易くて直後に相手に反撃されて、

何だか休み休みやってるような感じが強くなってしまって休憩タイムゲット。

 

 

後で確かめたら39-37、39-38、39-39ってことで、

評価が難しかった試合のようなスコアでそれでも佐藤君の2-0勝ちだってね。

 

 

内藤会長と梶パパがつるんでたところに混ぜて貰って、

色々よもやま話なんかしていよいよダブルメインの始まり始まり……。

 

 

 

⑥ 河野公平さん(ワタナベ)×ルイス・コンセプシオン

               ………WBA SF タイトル戦 12R

32勝(13KO)9敗1分の正規王者、35歳・東京都と、

34勝(24KO)4敗の暫定王者、ランク1位、30歳・パナマ。

 

コンセプシオンはとっても謙虚で礼儀正しいボクサーで、

その上、実に人懐こい眼差しをしてて好感度が高かったんだわさ。

 

<1R>

コンセプシオンの一番危険なパンチは右アッパーだっていうのがすぐに解って、

詰め詰めからの強い意志に支えられたショットは自信に満ちてて、

全体のシッカリ感でも河野さんを上回ってたんだわ。

 

河野さんはまずは様子見って感じでスタートしたんだけど、

結果的に考えるとここから3Rまでを相手の自由にさせ過ぎたのが全てで、

コンセプシオンを楽にさせ過ぎてしまったような感じだったんだわ。

 

<2R>

前の回気持ち良くスタートしたコンセプシオンがいきなりの飛ばし飛ばしで、

ブン回し系の大きなショットと細かいブローを巧みに組み合わせながら、

途中2度も河野さんを青ポストに追い込んでのラッシュラッシュで、

大きく被弾することは無かったんだけど河野さん、

それでも見栄え的にはこの上なくマズイ訳で……。

 

それにしてもコンセプシオン、そんなに飛ばしまくって最後まで持つのかって程で、

こりゃ試合中盤までに相手を疲れさせて河野さん、

後半一気勝負だなって、この時は自分もそう思ってたんだわ。

 

<3R>

元々はフライ級のコンセプシオンに対して河野さん、

リーチ的に明らかに優勢なのにジャブが使い切れてないような感じのままで、

それでも若干手数の落ちたコンセプシオンに逆プレスを掛け始めてたし、

残り45秒ほどまでは優勢に推移してたんだけど、

意外なほど簡単に相手に打ち込みのタイミングを与えてしまって、

そこから一気の逆襲を許してしまって実に勿体無かったんだよね。

 

<4R>

コンセプシオンは一発貰ったとこからの即の反撃が目覚ましくて、

一方的な印象に終わらせない努力を欠かさないとってもいいボクサーで、

残り30秒からのとっても危険なタイミングでの打ち合いにも果敢に挑んでて、

見てて楽しくなる種類のボクサーだったなあ。

 

ただこのラウンドは中盤の打ち合いを征した河野さんのポイントゲットだったね。

 

<5R>

相変わらずコンセプシオンの右アッパーの脅威は去らなかったんだけど、

河野さんの左ボディと右ストレート2発がとっても効果的だったなあ。

 

<6R>

明確な差は無かったんだけど、やっぱりコンセプシオンかなあ……。

 

<7R>

先攻めはコンセプシオンだったんだけど、途中でリング外に視線を向けたりして、

何だか集中が切れるような場面もあって、

終盤にかけては目覚ましい反撃を見せてはいたんだけど

河野さんの左ボディと右ストレートの方が見栄え良くて、

ついにコンセプシオンが左目上をヒットカットしてしまったんだわ。

 

それでも河野さん、この日は必ずしもベストのようには見えなくて、

ジャブやフック系を含めて左手の使い方が中途半端だったし、

そもそも左右フックの振り幅が大き過ぎて鋭さや精度を欠いてたんだよね。

 

<8R>

コンセプシオンの右アッパーが綺麗にヒットして河野さん、

一瞬揺らいで止まってしまったところにコンセプシオンが一気の大攻勢で、

この時は見ててホントに危ないってところまで追い込まれてしまったんだけど、

タフで気持ちの強い河野さんがすぐに立て直しての巻き返しで、

残り1分からは壮絶な打ち合いに突入していって、

却ってかなり強いのをコンセプシオンに打ち返していったんだわ。

 

このラウンドを終わってのスコアを周囲の人に聞かれたもんで計算してみたら、

河野さんが獲ったラウンドは3つで要するに2ポイント負けだったんだよね。

 

<9R>

少し休みたがってるように見えたコンセプシオンに対して河野さん、

左右ボディブローからの右ショートフックが抜群だったんだけど、

相手の様子から見るともう少しボディ攻めを軸にしても良かったんじゃないかなあ。

 

<10R>

河野さんの左ボディブローも良かったんだけど、

力を溜めながらのコンセプシオンのアッパーも強烈で河野さん、

倒れるってことは無かったんだけど首を捻じ上げられてたなあ。

 

<11R>

ここのところ中盤以降は一段落してしまうコンセプシオンがまたもやの先攻で、

一段落した1分30秒過ぎ、バッティングでコンセプシオンがドクターチェック。

この一休みが彼にとっては有り難かったみたいで、

再開後先に動いたのはやっぱりコンセプシオンで、

河野さんも残り20秒には効果的な右ストレートを打ち込んでたんだけど、

ラウンド総体としてはポイントを取るまでには至ってなかったんだわ。

 

<12R>

10R以降を戦うにあたって河野さんサイドはポイント的にどう考えてたってことで、

それはつまりダウンゲットの必須性に関してなんだけど、

そりゃ最後残り30秒からは死力を尽くして打ち合っていったんだけど、

最後の最後まで左フックが有効に作用していなかったのも事実であって、

更にラウンド途中でのローブロー休憩はまたしてもコンセプシオンに風が吹いて、

若干スタミナ的な課題が浮き出てきたコンセプシオンを助けてたんだわ。

 

周囲に聞かれて自分はイーブンですって答えたんだけど、

後でちゃんと計算し直したら115-113ってことでコンセプシオンだったんだわ。

(つまり9Rから12Rまでの4ラウンドのスコアがイーブンだったってことで……。)

 

 

耳を澄ませてたら中々発表されなくて、計算に手間取ってるスプリットなのかって、

周囲はザワザワしてたんだけど結局、116-112×2、115-113ってことで、

やっぱりコンセプシオンの3-0勝ちだったんだよね。

 

 

そもそもWBAの本部はパナマにあって、

コンセプシオンはその国のボクサーだからってことも何の影響も受けてなくて、

極めて妥当な採点だったっていうのが周囲の共通した感想だったんだよね。

 

 

コンセプシオンはスタミナを失いながらも強い気持ちを維持し続けたし、

やっぱり自分的には試合の入りの3ラウンド分がつくづく残念だったんだよね。

 

 

 

⑦ 田口良一さん(ワタナベ)×宮崎亮さん(井岡)

………WBA LF タイトル戦 12R

24勝(11KO)2敗1分のチャンピオン、29歳・東京都と、

24勝(15KO)1敗3分のランク1位、28歳・大阪府。

 

<1R>

フレームとリーチに余裕のあるのは勿論田口さんの方で、

いつものように比較的ユッタリ始める中、

宮崎さんがテキパキした手数で先行したんだけど、

軽くはあったんだけどジャブと右ストレートの的確性で田口さんがポイントゲットで、

宮崎さんは動いて腕を振ってる割にはクリーンヒットは殆ど無かったんだわ。

 

<2R>

田口さんは最近になくリズム感が良くて距離感も抜群で、

常にプレスをかけながら緩急を効かせたパンチに惚れ惚れしたなあ。

 

宮崎さんは明らかに気後れしてたみたいで、簡単に後ずさりを繰り返してて、

そこからの踏み込みも甘くてエアボクシングみたいになってたなあ。

 

<3R>

宮崎さんは攻め込みのきっかけ探しに困ってるみたいで、

短い手をしながらのL字ガードも苦肉の策のようで、

北ロープに詰められて田口さんに右アッパーを激しく貰ってしまってたし、

そこからのボディ連打も簡単に許してしまってたんだわ。

 

<4R>

ホントはもっとジャブを打っても良かったって思ったんだけど田口さん、

それだけでも十分宮崎さんの踏み込みを防ぎまくってて、

右ショートクロスを美しくヒット。

 

宮崎さんも後半ワンツーを当ててたんだけど如何にも浅くて、

怖がって踏み込み切れてないような感じが続いてたんだよね。

 

<5R>

何か目新しいことをしないと宮崎さん、このままだと一方的にやられるだけで、

ひたすらロープを伝い歩いてる姿はちょっと気の毒な感じさせ漂ってきて、

この回はヒット数で圧倒的な差を見せ付けられてしまったんだよね。

 

<6R>

宮崎さん、展開を動かすべくリズムとかテンポ、

或いは戦法を変えるべきだと思うんだけど何もしないそのままで、

両手を下げて来い来いっていう関西系独特のポーズも只の無駄無駄で、

L字ガードで空いてしまった左顔面に右フックを打ち込まれてたし……。

 

<7R>

田口さんは組み合わせ打つショートブローが益々美しくて、

上半身と下半身のバランスやタイミングとかリズム感が見てて心地いいし、

新人王戦の頃からの10年間の彼の成長の軌跡が思い出されて、

色々練習したんだろうなあっていうのが見えてきたんだよね。

 

それにつれ宮崎さんの顔面の紅潮が増していったんだけど、

彼はウェイト作りに失敗してタイボクサーに1敗しただけっていう

抜群の戦績を誇ってはいるんだけど、

実はこの6年間彼は優秀な日本人ボクサーとは一切試合をしてなくて、

技術を磨く必要がない楽な試合をし過ぎたせいか、

申し訳ないけどA級とB級というか、大人と子供ほどもの差が見えてしまって、

そもそも距離を詰める動作の全てが中途半端だったし、

鋭くショートブローを振ってはいたんだけど何だか適当にやってるみたいで、

相手の頭の動かし先を狙ってるようには見えなかったんだよね。

 

田口さんとしては接近戦でのパンチの交換の際にさえ注意してれば

殆ど問題なくて集中を切らさないことだけがポイントになってきたんだわ。

 

<8R>

宮崎さんはどっかで飛ばさないとどうにもならないと思うんだけど、

相変わらず普通のままで、セコンドも特にそのことに何も触れないみたいで、

「気持ちで負けるな!」 とか見当外れなことを大声でがなってて、

ってことは既に気持ちで負けてるって事を周囲に宣言してるのと同じな訳で、

そう言えば関西系の応援団っていうのもいつも何となく違和感を感じる訳で、

彼らが応援するボクサーのパフォーマンスを褒めたり鼓舞するよりは、

ひたすら相手ボクサーをけなすことの方に全力注入ってことが多くて、

この日も 「相手はビビッちょるぞー!」 とか 「へバッちょる!」、「逃げちょる!」

とか、これまた全く見当外れの声を上げながら騒ぎまくってたんだよね。

 

ビビって、ヘバって、逃げてたのは明らかに宮崎さんの方で、

技術的にも見るべきところが全く無かった上に気持ちも萎えてしまってたし、

大阪から出張ってくれたファン達に対して申し訳が立ちそうにないような内容で、

いつまで経っても宮崎さんのパンチは当たりそうになかったし、

無茶苦茶してでも勝とうとする気持ちも見えて来なくて、

こりゃ全く試合にならないなあってことで離席しようとしたんだけど、

田口さんは一生懸命、あくまでも相手を倒そうとして踏ん張ってたしってことで、

思い直して最後まで見てたんだけど、その後も状況は変わらないまま終了ゴング。

 

 

結局、119-109、117-111、116-112ってことで、

勿論田口さんの3-0勝ちだったんだけど、

後の二人のジャッジはパンチが当たってたかをちゃんと見てたのかってことで、

沢山腕を振ってれば取り敢えずポイントを与えるって感じだったなあ。

 

 

 

大きな試合を終えた後、帝拳ジムの本田会長と試合の感想を交換したんだけど、

やっぱり会長は独特の鋭い試合観とボクサー観を持っておられて、

ズバッと切り込んだ一刀両断の評価はとっても参考になるんだよね。

 

 

最後の予備カードの試合を見る為に席に戻ったら周囲には誰もいなくて……。

 

 

 

⑧ 白鳥光芳君(T&T)×内田勇気君(KG大和)……50㎏ 4R

2勝(2KO)1敗1分のサウスポー、29歳・神奈川県と、

2勝3敗(1KO)の23歳・神奈川県。

 

<1R>

パンチの形は圧倒的に白鳥君の方が良かったんだけど、

内田君の動きのテキパキさも負けてはいなかったんだわ。

 

<2R>

白鳥君は相手が入って来る前にもっともっとのジャブだと思ったんだけど、

簡単に距離を潰されてしまって結局は接近手数勝負で負けてたなあ。

 

内田君のパンチはちょっとパタパタ系なんだけど、

気持ちの強さで頑張り通してるって感じで、

大きな有効打は無かったんだけど攻めてる感じは十分出してたんだよね。

 

<3R>

白鳥君は接近手数戦に手を焼いてるって感じのままで、

たまに綺麗なヒットは見せてたんだけど、

終始相手のやり易い距離にさせ過ぎの感じだったんだわ。

 

<4R>

まず飛ばしていったのは内田君で、直後に一段落してしまったんだけど、

白鳥君の方も途中途中の押し合いでへばってしまったみたいで、

最後の疲れ方は内田君より進んでてスタンスも乱れがちだったんだわ。

 

 

ってことで自分は39-37で内田君だったんだけど結局、

39-37×2、39-38ってことでやっぱり内田君の3-0勝ちだったね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 田口良一さん

② ルイス・コンセプシオン

③ 市村蓮司君

 

 

 

« 2016年8月 | トップページ | 2016年10月 »