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2016年9月28日 (水)

後楽園ホール・9月27日

 

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“キャプテン”

“巨人の星” から始まって野球アニメは山ほどあるんだけど、

変に力み過ぎないこういうシンプルなのも好きなんだよね。

 

 

 

業界の関係者はみんなは知ってるんだろうかって思うのが、

JBCが発行した2016年版ルールブックの記載内容の変更に関してなんだわ。

 

これまでも部分部分の些細な文字使いの変更や、

より読み易くするする為に項目の記載順を入れ替えたりするごとに、

つまりは必ずしも毎年発行されてる訳ではないんだけど、

少しでも内容が変わる度に発行されてるんだよね。

 

自分は素人の割にはルールブックを読み込んでる方だと思ってるんだけど、

今回は色々な絡みがあって余計に神経を使ってるんだけど、

ホントに業界のみんなは今回の内容変更のことを熟知してるのか、

それに伴う大きな現実的変更に関して了解してるのかって事なんだよね。

 

それは101頁、第7章第2節、マネージメント契約についての第124条に関してで、

これまでは “マネージメントはファイトマネーの33%を超えてはならない。”

ってなってたのが “マネージメント料は試合報酬の33.3%を超えてはならない”

って変更されてることで改正されたポイントは以下の二点。

 

① ファイトマネーのではなくて試合報酬のって改正されてること。

② パーセンテージが33%から33.3%に変更されてること。

 

②のマネージャーの(ジム側の)取り分が0.3%アップさせた意味が解らなくて、

3分の1ってことをより厳密にしたのかも知れないんだけど、

厳密にするっていうならば33.3333333333%くらいにする必要がある訳で、

全く無駄としか言いようがないような変更点だと思うんだよね。

 

現実的に大きな差異を発生させ今後問題化しそうなのは②に関する変更点で、

ファイトマネーっていうのを試合報酬って言葉に置き換えることによって、

ジム側の取り分を現在より更に拡大できるってことになるんだわ。

 

何をもって試合報酬とするかの理解の違いによってはそれこそ際限がなくて、

激励賞や月間賞は勿論のこと、賞金トーナメントからの収入も含まれるし、

これまで不鮮明だった追加チケットに関する収入からも、

ジム側は堂々と33.3%を取れることを保障したようなものなんだよね。

 

こういうのを世間ではお手盛りっていうのであって、

10年前と比較すると現在では登録プロボクサーが1,000人も減ってるんだけど、

人気回復の為の業界のプロモート活動不足っていうのもあると思うんだけど、

ジム側のルールを無視したあくどいまでの不当搾取が横行しまくってて、

それがボクサーを通じて世間に知れ渡ってるのが大きな理由だっていうことを

JBCも協会も全く理解してないのかってことで全くもう呆れてしまうんだよね。

 

そういうのはタコが自らの足を喰って空腹を凌いでるのと何ら変わりがなくて、

ボクサー達の処遇、特に報酬面に関しては、

自分が今回関わってるプロジェクトが一段落した時点でまとめて書くから、

もう少し時間を貰いたいんだけどね……。

 

 

 

一力ジムの鈴木マネジャーとか伴流ジムの団会長、川崎新田ジムの新田会長、

T&Tの本木会長、石川ジムの田中マネジャー、小熊ジムの玉木トレーナー、

マナベジムの真鍋会長や久し振りの三迫ジムの久保マネジャー達にご挨拶して、

色んな人達と知り合いになれて嬉しいよねって思いながら始まり始まり……。

 

 

 

① 小澤陽童君(小熊)×中村雅俊君(厚木ワタナベ)

                           ………LF 4R

デビュー戦の18歳・埼玉県と、デビュー戦の28歳・北海道。

 

<1R>

中村君の方が頭半分以上も上背があってリーチも圧倒的で、

ジャブさえきちんと打つようなら小澤君が苦戦しそうだったんだけど、

こらがまあ思うようにはいかないもので中村君、

中間距離から攻め切れないままの中途半端なパフォーマンスで、

小澤君にはいきなり明るい未来が開けてきて、

大きくてタルイ中村君の打ち終わりに左フックなんか当て込んでたしね。

 

<2R>

距離を取り切れない中村君に対して小澤君が正しく行け行けで、

開始僅か16秒、ワンツースリーフォーくらいの連続攻撃でダウンゲット。

 

それほどのダメージを負うことなくの再開だったんだけど中村君、

小澤君得意の接近戦から逃れることが出来ないままの不本意な距離関係で、

こりゃヤバそうだなあって見てたら右の打ち終わりに右を合わされてしまって、

さあどうなるって思った途端、何を思ったかレフェリーが唐突のストップエンド。

 

そりゃいいのを貰ってしまったのは事実だったし、一度ダウン食らってるし、

それにそもそもデビューボクサーだしってこともあったんだろうけど、

直前の中村君の右ストレートにはまだまだ力が込められてたし、

それほど大きくガクッとはならなかったのにって感じが強かったなあ。

 

 

実は裁いてたレフェリーがこの日がデビュー戦だったんだけど、

それはもう余りにもビビり過ぎだったと言わざるを得なかったんだよね。

ってことでとにかく1分12秒、小澤君のTKO勝ち。

 

 

 

② 西川勇気君(三迫)×渡邊悟君(KG大和)……Fe 4R

1勝1敗1分のサウスポー、30歳・佐賀県と、

2勝(1KO)0敗の21歳・神奈川県。

 

<1R>

西川君は途中で左手クルクル廻したり変にカッコ付けてみたり、

何だか昔見た亀田さんとこの長兄みたいな感じを出してなあ。

 

残り37秒、西川君の左ストレートが薄くヒットした際に渡邊君、

足送りがままならなかったか滑ったかでスッテンダウン。

 

全くダメージは残さなかったんだけどいきなりの2ポイントロス。

 

<2R>

そんならって感じで渡邊君がガツガツ行くのかと思ったら意外に大人しくて、

相手が入り込みざまを狙ってるのがハッキリしてるもんで行き難いのかなあ。

 

西川君の振りが徐々に大きくオープン気味になっていく中、

渡邊君のボディブローが目立ってきたんだけど、

それでも展開を変えるのはもっともっとの手数が要ると思ったんだけどなあ。

 

<3R>

西川君の一段落が見えてきた残り1分からは渡邊君も飛ばしていって、

中々クリーンヒットは叶わなかったんだけど頑張る姿勢が伝わってきて、

下がる一方になってきた西川君は印象的に悪くなる一方だったんだわ。

 

<4R>

自分的には前の回まででドローだったもんで、

このラウンドを頑張り切った方の勝ちって感じだったんだけど、

終盤にかけて消耗しながらも手数を頑張ってたのは渡邊君だったんだけど、

開始1分までの西川君の手数が勝負の分かれ目だったんじゃないかなあ。

 

ってことで自分は38-37で西川君だったんだけど、

ジャッジ3人も同じ判断だったようで38-37×3ってことで西川君の3-0勝ち。

 

 

 

③ 石田玄治君(川崎新田)×諸橋一将君(T&T)……Fe 4R

1勝6敗(5KO)の36歳・東京都と、デビュー戦のサウスポー、28歳・北海道。

 

大きく負け越しているけど8戦目とデビューボクサーの一戦。

 

<1R>

少しイキリタチ過ぎではあったんだけど諸橋君の左ストレートがヒットヒットして、

石田君は相手の左が殆ど見えていないかのようだったなあ。

 

感じを掴んでこれは行けそうだって思ったか諸橋君、

徐々に生意気感を前面に出してきて、

薄笑いを浮かべながら変なアクションも加えていって、

ちょっとなあって感じが強くなってしまったし、

一方の石田君もどういうボクシングがしたいのかが全く解らないままで、

まあどうでもいいかあって感じになってしまったもんで休憩タイム。

 

 

1Rの感じだとそれほど時間の掛からないところで諸橋君のKO勝ちじゃないかって、

そう思ってたんだけど何と最終回までいっての意外なほどの僅差で、

39-37、39-38×3ってことで諸橋君の3-0勝ちだってさ。

 

 

 

④ 小嶋夏生君(石神井S)×齋藤眞之助君(石川)

                       ………57.5㎏ 4R

デビュー戦の24歳・新潟県と、デビュー戦の21歳・山梨県。

 

<1R>

開始ゴングと共に意を決してたかのように二人はいきなりの殴り合いで、

小嶋君の右の方が精度が高くて齋藤君は下がらせるままの劣勢で、

南東ポストを背にしたところでの防御姿勢を取ったその途端、

何を思ったかレフェリーが突然唐突のストップエンド宣告だったんだわ。

 

僅か40秒のところだったんだけど、確かに追い込まれはしてたんだけど齋藤君、

とってももうダメだっていうような状況ではなかったもんで、

一瞬両陣営共が呆気にとられたって感じのTKO劇だったんだけど、

この試合も第一試合と同じレフェリーが担当してたんだよね。

 

こうなるともう経験不足だからって言えるレベルなのかってことになる訳で、

彼のボクシング観人生観に基づく裁定ってことならば、

多分彼はプロの世界には向いてないって思ったんだよね。

これがもし○○ジムや××ジムだったら大変なことになってたと思うなあ……。

 

 

 

⑤ 安藤暢文君(高崎)×鈴木基伸君(伴流)……68㎏ 4R

3勝(2KO)5敗(2KO)のサウスポー、27歳・長野県と、

3勝5敗(1KO)の32歳・滋賀県。

 

鈴木君の応援に久し振りにコーチ義人君が来てて並んで観戦。

凄いね鈴木君、 “KIRIN” のロゴ入りトランクスを履いてたもんね。

 

この二人で凄かったのはそのロゴだけで、

ウェルタークラスにしても如何にも力づくの粗っぽ過ぎで、

最初の1~2発の万振りショットが直撃しないと最早何も無くて、

試合終盤にかけてやっと鈴木君がボディブローに活路を見出してたんだけど、

通して見ればどっちもありの結果は仕方なかったかなあ……。

 

で、結局、39-38、38-39、38-38ってことで絵に描いたような1-1ドロー。

イーブンって判断されたラウンドの頑張り方によってはB級昇格だったのにね。

 

 

 

⑥ 山本智哉君(宮田)×前川廉君(ワタナベ)……LF 4R

デビュー戦の19歳・東京都と、デビュー戦の19歳・?県。

この試合は前川君の棄権で中止。

 

 

 

⑦ 當銘義愛君(マナベ)×沢田石伸雄君(UNITED)……Fe 4R

2勝3敗(2KO)1分の23歳・沖縄県と、3勝2敗(1KO)の32歳・東京都。

 

<1R>

この試合を勝ってB級昇格を決めたい沢田石君がまずは優勢で、

お互いのジャブには大差無かったんだけど、

そこからの組み合わせショットとか、決め打ったのをミスした後のフォローの差で、

誰が見ても沢田石君のポイントゲットだったなあ。

すぐに紅潮してしまう當銘君の顔面も不利に傾きやすいんだよね。

 

<2R>

お互いに攻撃の一段落が解り易くてリズムも単調で、

もう少し相手のタイミングを崩すような変則系攻撃の工夫が欲しいところで、

それが叶わない状況ならばシンプルな頑張り度の差が流れを決める訳で、

徐々に當銘君の方が踏ん張りが目立っていって、

それ程の大差は無かったんだけど小ヒットの積み重ねで當銘君のポイント。

 

<3R>

4回戦の場合3Rが勝負の分かれ目になるって思ってるんだけど、

攻め込みが大雑把になっていったのは沢田石君の方で、

當銘君はそういう相手の振りが大きくなったパンチを巧いこと掻い潜ってたし、

若干腕振りがタルくはなってきたんだけど頑張る気持ちで圧倒してて、

終了ゴングが鳴った時には沢田石君の顔面は當銘君以上に赤くなってたんだわ。

 

<4R>

それでも採点はかなり微妙だったことが予想される中、

まだまだ沢田石君にも反撃のチャンスが十分残されてたんだけど、

相変わらず當銘君は左の返しが不足気味ではあったんだけど、

赤鬼に化したかのような憤激頑張りで沢田石君を圧倒してたんだわ。

 

残り26秒のリング中央、當銘君が放った右ストレートが今日一の直撃で、

沢田石君が大きく膝カックンしてしまってあわやダウンって場面になって、

それを見た當銘君は何を思ったかスーッと下がってしまって、

それはまるでダウンゲットと勘違いしてしまったかのようで、

勿論セコンドからは 「當銘、行けーっ!」 って大声が飛んだんだわ。

 

惜しいところで初TKO勝ちを逃してはしまったんだけど、

これが勝負を決めたショットになってことで自分は39-37で當銘君の勝ち、

だったんだけど発表されたスコアは思いの外バラついてて、

39-37、39-38、37-39の2-1だったんだわ。

 

 

勿論當銘君の勝ちではあったんだけど、

この試合を見て逆の37-39っていうのは自分としてはどうにも考えられなくて、

ってことは當銘君は明らかにゲットした4R以外は全てロスして事になる訳で、

確認してみたらこのスコアを提出したのは、

やっぱりこの日がデビューだったもう一人の試合役員だったんだよね。

 

 

 

⑧ 上田有吾君(宮田)×何チャラ・レックジム……53㎏ 5R

6勝(5KO)4敗(3KO)の26歳・東京都と、

7勝(3KO)5敗の21歳・タイ。

 

田之岡条さんと武田航君が如何にも仲良しって感じで並んで観戦してたなあ。

 

この試合の上田君は自分が思ってたようなパフォーマンスが出来なくて、

そこそこパワフルな相手に打ち負けてはいけないっていう思いが強過ぎたのか、

とにかく強く腕を振るってことは十分以上に出来てはいたんだけど、

距離感が全く把握出来てなかったんじゃないかなあ。

 

上田君は右も左も一発で相手を倒すパワーとキレを持ってるんだけど、

経験豊富な相手はそんなに簡単に当てさせてはくれない訳で、

決めショットに至るまでの組み立てというか、

相手の読みを惑わすような前振りが絶対必要だと思ったんだよね。

 

 

本人も観客もイラつく中、試合は最終ラウンドまでズルズル進んでしまって、

結局3-0で勝ったものの結構薄氷の49-47、48-47×2だったんだわさ。

 

 

 

⑨ 小川直樹君(越谷634)×千葉開君(横浜光)……SF 4R

1勝0敗の31歳・埼玉県と、2勝(2KO)0敗の23歳・沖縄県。

 

この試合も小川君の棄権で中止になってしまったんだけど、

試合のどれくらい前に中止が決まったのかは知らないんだけど、

昔のようにボクサーが沢山いたような場合だったら、

すぐに後任の代打ちボクサーを見つけられたんじゃないかと思うんだけど、

ボクサーの総数が減りつつある現在、マッチメイクには苦労が多いんだよね。

 

 

 

⑩ 江澤宏之君(角海老)×長谷川慎之介君(青木)……SFe 4R

2勝1敗の26歳・東京都と、1勝0敗のサウスポー、24歳・栃木県。

 

<1R>

長谷川君がシュンシュン攻め込んで行かない中、

髭を生やして何となくラテン系を思わせる中々の風貌をした江澤君が、

初っ端からまずまずの積極姿勢で中間距離での打ち合いを征して、

残り1分頃からは長谷川君は早くも顔面を赤くし始めたんだわ。

 

江澤君は返しのパンチまでしっかり意識出来てて、

パンチ力そのものはまだまだなんだけど、コンビネーションの見栄えがいいんだわ。

 

<2R>

中間距離でやり合うのは不利と判断してか長谷川君、

多分セコンドからの指示だったと思うんだけど、

この回は初めっからグローブを固めて距離を詰める戦法で、

いきなりの接近戦を仕掛けて行ったんだけど

江澤君も戸惑うことなく気の強い所を垣間見せながら結構巧いこと捌いてたなあ。

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