« 日記 (9/23)                   | トップページ | 後楽園ホール・9月27日 »

2016年9月25日 (日)

後楽園ホール・9月24日

 

Image

 

“田中くんはいつもけだるげ”

 

初めて見るアニメなんだけど、

所謂学園モノでキャラ設定にギリギリの現実味を帯びさせながらも、

最終的な落としどころが見えて来ないストーリー仕立てに首を傾げながら、

何となく見てしまうっていうカテゴリーなんだけどね……。

 

 

 

中9日振りのボクシングは小雨模様の “DANGAN” ってことで、

元々は野口将志さんと土屋修平さんの相手は、

名護明彦君とアクセル住吉さんが予定されてたんだけど、

二人共ケガ欠場ってことでタイボクサーとフィリピンボクサーが代打ちって事で、

他にも1試合がキャンセルになって全5試合になってしまって、

全体の濃度的にはかなり薄まってしまった様な事前の印象だったんだけど、

にも関わらず場内は思いの外の大入りだったし、

メインイベントの盛り上がりは想像を遥かに超えたものだったんだわ。

 

 

 

ホール入口のチケット受取席は “DANGAN” とワタナベジム、鉄拳8ジム、

それに土屋修平さん専用って4つも窓口があって大賑わいだったんだけど、

それにしても土屋さんの販売量は半端じゃなかったなあ。

 

ボクサー同士は其々様々な義理と人情が絡んでるもんで、

現役の角海老ボクサーがワタナベジムからチケットを買ったり、

元角海老ボクサーが鉄拳8ジムから購入してたり見てて面白かったなあ。

 

そりゃ当然栄光ライセンスは持ってるんだろうけど、

かつての有名ボクサーが如何にもって雰囲気を漂わせて、

顔パスフル活用で入って来るのは見てていい感じはしないんだけど、

岡田博喜さんや高山樹延さん達は実にとっても謙虚だったなあ。

 

謙虚っていえばあの内山高志さんも例外ではなくて、

総じて都内5大ジムのボクサー達は多分きちんと教育されてるんだよね。

 

 

緒方勇希さんと一緒に来た高山樹延さんは太めの黒縁メガネをかけてて、

あれって感じだったんだけど、そう言えば福原力也さんも同じようなメガネで、

今はああいうのが流行りなのかなあ。

 

あれって感じで気が付いたら極東ジムの荒木貴裕さんで、

キリッとしたスーツにネクタイ姿だったもんで驚いて、

ああそうか7月度の月間賞の表彰式だねってことで一言二言ね……。

 

 

つい先日九州のジムからやっとのこと東京のジムへの移籍が叶ったボクサーが、

ニッカニカしながら挨拶に寄ってくれたんだけど、

九州での彼の事を良く知ってるTさんが偶然そばにいたもんで、

自分が仲立ちになって紹介したら二人で握手握手だったなあ。

 

 

会場入りの荒川仁人さんとリングアップ中の塚田祐介さんにコンチワして、

始まり始まり……。

 

第一試合の前に中止になった4回戦の一方がデモスパってことだったんだけど、

いきなりスパーリングっていうのも珍しかったんだよね。

 

 

 

① 篠田壮君(山上)×川島克彦君(将拳)……F 4R

1勝1敗の27歳・東京都と、1勝(1KO)0敗の34歳・千葉県。

 

山上ジムの松山和樹さんがいるなあって思ったら、

そばで篠田君がミット打ちしてて中々いい音を立ててたんだけど、

それが全く生かされることがない試合になってしまったんだよね。

 

<1R>

川島君はとにかくひたすらのゴリゴリ詰め詰めガッチャガチャ系で、

まだ3戦目の篠田君が巧いこと対応できるのかが全てだったんだけど、

そういう相手を経験したこともなく想定練習もしてなかったみたいで篠田君、

下がる下がるのまま徐々に嫌気が差してしまったみたいだったなあ。

 

<2R>

全体に汚らしい出来上がりになってしまった中、

篠田君は組み立て直しや流れを変えられないままどんどん緩んでいって、

相手が突っ込んでくる前の対応がまるで不十分だったし、

腕振りそのもの数も減って何だかやる気そのものが失せてしまったみたいで、

南東ポスト近くで防戦一方になって腰が伸びてしまったところでストップエンド。                                                         

 

極端な戦い方をしてくる相手には慣れてないことが全てだったなあ。

 

 

 

「あの~」 って今まで見たこともない人がいきなり後ろから話し掛けてきて、

その人は以前から自分のことを知ってるってことだったんだけど、

自分が今絡んでるあるプロジェクトのことをある人から聞き知ってて、

「助けて上げて下さい、宜しくお願いします。」 って言ってきたんだよね。

○○さん、案件は今いいところまで来てますから見てて下さいな。

 

 

 

② 岡本ナオヤ君(東拳)×中野敬太君(KG大和)……B 8R

10勝(5KO)5敗(2KO)の28歳・三重県と、

13勝(4KO)10敗(1KO)5分の31歳・福岡県。

 

試合前、片渕会長が 「早い決着になると思いますよ。」 って言ってて、

実際に早いことは早かったんだけどね……。

 

<1R>

立ち上がり、少し硬かったのは中野君の方で、

岡本君の方が上体を柔らかく使えてたなあ。

 

お互い最初の1分間に右ショットを1発づつ軽く当て合ってて、

その後もそれほどの大差は付かなかったんだけど、

それでも上体を振ったところからの岡本君の右ストレートが連続ヒットヒットで、

ラウンド終盤の中野君の緩さが目立ってしまってたんだわ。

 

<2R>

これまでそれほど大きな被弾は無かったものの中野君の左顔面が紅潮してきて、

岡本君には左ボディを打つ余裕も見えてきたんだけど、

その岡本君も右に頼り過ぎる傾向が強くて、

もっときちんとした左フックが使えると攻撃の幅が広がるのになあって感じで……。

 

このままじゃマズイって感じの中野君が中盤以降に手数アップしての左右フックで、

終盤にかけて的確度を上げてポイントバックだったなあ。

 

<3R>

岡本君の右フックと中野君の左右のコンビ連打の勝負はいよいよこれからで、

二人の気合の充実ぶりが高まっていったんだけど、

お互いに上ばかりを狙い過ぎて攻撃が単調になってのイッセノセ系に突入で、

って思ってた途端の1分20秒、案の定のいきなりガッツン大バッティングで、

途端に岡本君の前頭部から大出血しての負傷ドロー即ストップだったんだわ。

 

 

 

③ 何チャラ・サイトーン×野口将志さん(船橋D)……L 8R

8勝(3KO)8敗3分の26歳・タイと、

11勝(5KO)5敗(4KO)1分の26歳・山口県。

 

この試合は入場場面だけ見ての丸々の休憩タイムだったんだけど、

結局3R、2分05秒、当然の如く野口さんのTKO勝ちだったね。

 

 

 

ホールロビーで渕上誠さんご夫妻とバッタリで色々バカ話をして、

超可愛い奥さんが名付け親のロコって名前の犬の話で盛り上がったんだけど、

あのゴッツイ体と風貌の淵上さんが、

ミニチュアダックスを連れて散歩してる姿を思い浮かべると何か可笑しくてさあ。

 

 

 

④ 土屋修平さん(角海老)×レックス・オリサ……L 8R

20勝(17KO)4敗(3KO)のランク1位、30歳・愛知県と、

11勝(8KO)29敗1分の19歳・フィリピン。

 

相手のオリサの戦績が半端じゃなくて19歳で42戦目っていうのも凄かったし、

それも勝率が3割にも満たないって、どれだけのかませかってことで、

これはもう確実に3Rまでだなって思ってたんだけど、

試合慣れしてるせいかオリサ、絞り切れてない体の割には踏ん張りが強くて、

土屋さんもついに倒し切れないままの最終回終了ゴングだったんだわ。

 

80-72、80-73、79-74っていうスコアが表す通り、

特別追い込まれる場面もないまま終始余裕の展開ではあったんだけど、

本人や観客の一部は若干の満たされない感に包まれたみたいだったんだけど、

自分的には珍しく結構納得がいってて、

荒川仁人さんを想定した接近あるいは密着戦の延々の練習じゃないかって、

荒川さんは中間距離からパパッと当てさせてくれるボクサーじゃないから、

タイトル戦に向けてのいい戦い方が出来たんじゃないかって思ったんだわ。

 

それにしてもオリサは事前に聞いてたサウスポーじゃなかったもんで、

セコンド周りからは嘘つきって声が出てたなあ。

 

あの年齢で既にオッサンの風格を備えたオリサは倒れそうで倒れなくて、

土屋さんがコノヤロコノヤロって殴り掛かっても延々耐え切って、

最後の方ではアンチ土屋さんなのか、とにかくかませの方を応援するってことか、

はたまた次の対戦を睨んで気の早い塚田祐介さんのサポーターだったのか、

いずれにしても物凄い声援がオリサへ飛んでたんだよね。

 

土屋さん、接近戦の相手に仁人さんを想定するなら、

左右への動きをもう少し鋭くした方がいいんじゃないかなあ……。

 

 

 

⑤ 荒川仁人さん(ワタナベ)×塚田祐介さん(鉄拳8)

                ………日本 L タイトル戦 10R

27勝(16KO)6敗1分のチャンピオン、サウスポー、34歳・東京都と、

8勝(3KO)5敗(4KO)のランク4位、27歳・東京都。

 

塚田さんの応援には長嶺克則さんとか勅使河原弘晶君、斉藤幸伸丸さん、

それに蓮沼テツヤさん達が駆けつけてて、その他含めて大賑わいだったなあ。

 

仁人さんのチーフセコンドは石原さんで、他に佐々木さんと梅津さんが付いてて、

内山高志さんとか山川豊さんもリングサイドに控えてたんだわ。

 

上背とリーチでは勝(まさ)ってはいたんだけど塚田さん、

正直なところ仁人さんの圧倒優位は自分の中では揺るぎなかったんだけどね。

 

<1R>

一旦距離を潰されたらひとたまりもないから塚田さん、

全ては中間距離から大きく仕掛けられるかに懸かってたんだけど、

仁人さんの冷酷なプレスはこの日も揺るぎなくて大きな暗黙のプレッシャーで、

上体とステップのフェイントを絡ませて踏み込むタイミングを計りつつ、

塚田さんの反応を推し量り続けながらの左ストレートボディ。

 

<2R>

まずは塚田さんの足の長い右ストレートがヒットして始まったんだけど、

直後に逆に攻勢を強めた仁人さんが1分23秒、南ロープに追い詰めたところで、

右フックからのアッパー気味の左フックを綺麗に直撃させて、

一瞬塚田さんを膝カックンさせてしまったんだわ。

 

一旦立て直した塚田さんがいい反撃を見せてたんだけど残り17秒、

またもや南ロープ前だったんだけど仁人さん、

見栄えのいい強烈なボディブローを混ぜ込みながらまたしてもの左フックで、

これは実に鮮やかなタイミングでのダウンゲットだったんだわ。

 

気丈に立ち上がった塚田さんがリスタートしたところで終了ゴングだったんだけど、

そこはかとなく終焉が既に近いことを漂わせてたんだよね、この時は……。

 

<3R>

中間距離で中々いい形を作れないままの塚田さん、

とにかくもう少し届きのいいジャブを沢山打って、

仁人さんの踏み込みを自由にさせるべきではなかったんだけど、

一方ではいざ攻撃って際には今度は自らの踏み込み不足が目立ってて、

意を決して放つ左右のストレート連打も届き切ってなかったんだよなあ。

 

結局、終始仁人さんに距離をコントロールされてしまってた訳で、

その辺の間合いの取り方こそが仁人さんの巧さでもあるんだけど開始1分24秒、

ほぼリング中央でまたもや接近しての打ち合いになった瞬間に仁人さん、

左、右、左の最後の左を綺麗にカウンターヒットさせて2回目のダウンゲット。

 

ただ、この辺りから益々凄くなっていったのはこの日の塚田さんで、

そこそこのダメージの中気持ちが萎えてしまうんじゃないかって見てたところから、

気持ちを立て直しての攻め込み攻め込みは今までに見ない姿だったんだわ。

 

<4R>

明らかにダメージを引きずってたのは塚田さんだったと思うんだけど、

開始ゴングど同時に飛ばしていったのはその塚田さんで、

ワンツーで打たないいきなりの右ストレートがヒットヒットを重ね始めて、

それは仁人さんが少し無防備に貰い過ぎじゃないかって思えるほどで、

いつの間にか仁人さんの左目下が腫れ始めてたし、

途中バッティングもあったもんで仁人さんは右目上からも出血し始めてて、

やられてるのは仁人さんかって一瞬見間違うほどだったんだわ。

 

このラウンドは手数的にも有効ヒットって点でも明らかに塚田さんポイントで、

狙い澄ましてたのかヤケクソからかは解らないんだけど、

右アッパーが角度良くヒットしてから仁人さんの動きが緩んでたんだよね。

 

<5R>

絶対的なパンチ力と全体のテクニックっていう点で遅れはとったものの塚田さん、

気持ち的には遥かに仁人さんを上回ってるような感じさえしてて、

それは正直予想を超えるほどの頑張りだった訳で、

早い回のダウンゲットだったせいか、仁人さんが若干粗っぽくなる中、

1分15秒過ぎからの激しい打ち合いでは結果的には打ち負けてしまって、

何だか膝が踏ん張り切れてないようになってしまったんだけど、

それでも表情を見てたら闘志に溢れた鬼顔は変わらないままだったんだわ。

 

発表された中間採点は49-44×2、48-46ってことだったんだけど、

自分も49-44だったなあ。

 

<6R>

塚田さんがこの日一番の左ボディを喰い込ませてラウンドが始まって、

その後は仁人さんの先制パンチを幾度も許してしまったんだけど、

それでもその都度即打ち返していく塚田さんの姿勢は殊の外素晴らしくて、

それはもう、あそこがどうだったかとか、あれが当たってこれを防いでっていう、

それぞれの些末な事情を呑み込んでしまうような、

それはまるでボクシングの原点を想起させてくれるような、

とにかく人間は頑張ればいいんだわっていうのを感じさせてくれたんだよね。

 

とか言っても勝負事はその実無惨なところも同時に孕(はら)んでるモノで、

ここだなっていう見極め感が豊富な仁人さんの追込みには全く手抜かりが無くて、

残り57秒、相変わらず巧みなコンビネーションブローからの左ストレート、

見事に打ち込んで塚田さんをガクッとさせたんだわ。

 

その直後から仁人さんは更に更にの鬼追撃で、

最後は左ストレートをボディに打ちこんでのエンディングだったんだけど、

塚田さんが青コーナーのすぐ前で崩れ落ちてしまったところで、2分14秒、

ダウン宣告の直後にタオルが投げ入れられてのKOエンドだったんだわ。

 

 

 

ボクサー達に対するマスコミのインタビューが一段落して、

場内の観客達の殆どが家路についた頃を見計らって、

二人にちょっとだけ話を聞かせて貰ったんだけど、

仁人さんは石原トレーナーとの試合後の反省会が入念だったのが印象的で、

塚田さんは取り敢えず一仕事を終えた実直な職人って感じだったなあ。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 塚田祐介さん

② 荒川仁人さん

③ 土屋修平さん

 

 

 

昨日はあっちこっちでボクシングがあって、

名古屋へ出張った上野則之さんは、

林翔太さんとの王座決定戦に残念ながら0-3負けしたんだけど、

イギリスへ出張ったWBCの休養王者だったホルヘ・リナレスは、

WBAチャンプに見事3-0勝ちしたっていうし、

筑波カピオでは工藤優雅君が石本純君に圧倒3-0勝ちしたんだってね。

 

そう言えば山元浩嗣さん、メキシコまで出かけて行って、

ジョニー・ゴンサレスと試合するって聞いてたんだけどどうだったのかなあ……。

 

 

 

« 日記 (9/23)                   | トップページ | 後楽園ホール・9月27日 »