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2016年9月11日 (日)

後楽園ホール・9月10日

 

 

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“宇宙兄弟”

 

これも好きなアニメなんだけど、勿論ストーリーの面白さは欠かせなくて、

NASAとかJAXA、宇宙飛行士の選抜のされ方や訓練のことが知れるし、

見ててやたら苛立つような陳腐な悪党も出てこないし、

背景画まで丁寧に作り込んでるのが気に入ってるんだわ。

 

 

 

昨日の朝確認したらロシアでの小原佳太さん、

2Rにリング外に吹っ飛ばされた上でのTKO負けだったんだってね。

 

そこそこ可能性があるって思ってたんだけど、

感じを掴む前に速攻されてしまったみたいで、

13日の夜、BSフジで要チェックなんだわ。

 

 

 

昨日は今年58回目の現場観戦で中42日振りの後楽園ホールだったんだけど、

広島カープがマジック1ってことで、ドーム周辺は赤い色にまみれてたなあ。

 

ほぼ1ヶ月間にわたる場内補修工事ってことだったんだけど、

天井物落下防止の為のネットが全面に張り巡らされてて、

ボクサー控室の壁も新しく張り替えられてたんだよね。

 

場内照明も全てLED化されたんだけど全体に柔らか目の照明で、

試合開始前からの明るさもずっと増してたんだけど、

自分としては以前のようにリング上含めてもっと薄暗くしておいて、

いざ開始になった途端に眩いばかりの明るさになるのが好きだったんだけどね。

 

肝心のボクシングってことになると正直昨日は刺激的な試合が少なくてね……。

 

 

 

① 梶龍冶君×キム・ホーヤ……SB 6R

5勝(3KO)2敗の20歳・埼玉県と、4勝(2KO)3敗の17歳・韓国。

 

この日のプロモーターは帝拳ジムだったんだけど、

自分のところのボクサーの名前を間違ってて龍治になってたなあ。

(自分も最初は間違ってしまったんだけどね……。)                                                                                                                      

<1R>

キムは動きがギクシャクしてて体全体のバランスも良くなかったし、

リズム感も悪いし腕振りにキレも無くて全く基礎が出来てないって感じだったなあ。

 

ジャブも打てないバタバタボクシングに対して龍冶君、

勿論全体に圧倒はしてて左フックが中々いいんだけど、

それでももう少し出入りに工夫が要ると思ったんだよね。

 

<2R>

勿論、負けるってことは考えられないんだけど龍冶君、

どう見てもいつものようなキリッとした感じに欠けてて腕振りもタルイし、

相手に合わせたような無駄な密着戦が多過ぎだったなあ。

 

それでも二人の力量差は誰が見ても明らかだったもんで、

これなら3Rまでには決着だなってことで早速の休憩タイム。

 

 

そこからは遠目に見てたんだけど、正直龍冶君は今まで見た中で最悪で、

最終回までいったっていうのは相手が頑張ったっていうのでは決してなくて、

龍冶君の中途半端過ぎる攻め込みが全てっていう感じだったんだよね。

 

 

常にベストの体調と気持ちでリングに上がれるっていうものではないと思うけど、

不調の時でもそれを見透かされないようにしないとこれから先が辛い訳で、

この日の勝ちでA級昇格を決めはしたんだけど、

出来不出来の差を少なくする工夫というか努力が要るんだよね。

 

ちなみにこの試合の採点結果は59-55、59-56、58-56だったんだけど、

こんな相手に1ポイントでも取られるっていうのはダメだと思う訳で、

試合後に梶パパと弟の颯さんも同じようなことを言ってたんだよね。

 

 

 

② 垣永嘉信君×山本大智君(KTT)……SF 6R

5勝(1KO)2敗の22歳・長崎県と、5勝(3KO)5敗(3KO)1分の25歳・山梨県。

 

この二人もA級昇格を賭けた一戦だったんだけど……。

 

<1R>

上背とリーチで優位な山本君だったんだけどそれを活かし切れないまま、

垣永君が圧倒的なジャブのクオリティーでグッドグッドなプレスだったなあ。

 

山本君は腰が浮いたまま安定感を欠いたままだったし、

何となく全体にとっ散らかったようなパフォーマンスに終始してて、

垣永君が絶対的な主導権を獲ったって感じだったなあ。

 

<2R>

山本君が中途半端なジャブだけに終わって中々有効な右に繋がらない中、

垣永君が自信に満ちた右ボディフックを2発グッドヒット。

 

残り1分10秒でも垣永君の右フックが実に印象的で、

山本君は右手をケガしてるのかって感じのままで、

一体どういうボクシングをしたいのかが全く見えて来なかったんだよね。

 

<3R>

垣永君のカッチリしたボクシングは益々磨きがかかっていって、

1分過ぎからはほぼ一方的な展開になってしまっての左右フックがヒットヒットで、

山本君が薄っすら鼻血。

 

垣永君、残り1分からは明らかにKO決着を目指して一気の大攻勢で、

最後は山本君を赤コーナーに追い込んでの過激な連続打ち込みで、

反攻ままならない山本君を見かねたレフェリーが2分08秒のストップエンド。

 

 

力量差のあった対戦とは言え垣永君、テキパキ感は素晴らしくて、

武田航君や上田有吾君と再戦しても前回よりはやれるんじゃないかなあ。

 

 

 

③ 波田大和君×ジュン・ジューフン……SFe 6R

2勝(2KO)0敗のサウスポー、19歳・埼玉県と、4勝1敗の国内6位、27歳・韓国。

 

国内6位っていっても今の韓国ランクはスカスカだし、

そもそもL級でKO勝ちナシっていう時点で想像はついたんだけどね……。

 

波田君の大きな応援横断幕には “第三戦” って文字が入ってたんだけど、

それは貼り付けたものではない印刷に見えたもんで、

近くにいたカメラマンに拡大写真を撮って貰って3人程で確認したんだけど、

やっぱり貼り付けじゃなくて、簡易プリント系なのかなあ……。

 

<1R>

ジュンは如何にも頼りなさ気の構え方をしてて、

第一試合の韓国ボクサーと同じで全くジャブが打ててないんだけど、

同じトレーナーだし、ちゃんと教えられてないみたいだったんだわ。

 

で、いきなり力任せの下手クソ一発系に終始してて、

殆ど何の技も持ち合わせていないみたいで波田君は楽々の展開だったんだけど、

彼も垣永君と同じで、力量差のある相手にあくまでカッチリ自分のボクシングで、

それは見てて気持ち良くなるほどの自分出しパフォーマンスで、

結局3R、1分15秒でのTKO勝ちだったんだわ。

 

 

波田君はポジショニングとか全体のバランスがとっても良かったし、

ジャブのキレとか左ショットへの繋ぎもスムースだったし、

実に見栄えのいいボクシングをするんだけど、

3戦目のこの日まで全てカタカナボクサーが相手なもんで、

一度ちゃんとした日本人ボクサーとの試合が見たいものなんだわ。

 

 

 

④ 永野祐樹さん×田岡大君……W 6R

8勝(6KO)2敗(1KO)のランク9位、サウスポー、27歳・熊本県と、

8勝(5KO)2敗(1KO)のサウスポー、36歳・三重県。

 

A級ボクサー同士の6回戦だからもっと過激になるかと思ってたんだけどね……。

 

<1R>

KO率を含めて殆ど同じような戦績同士だったせいか、

お互いに若干慎重過ぎる立ち上がりで、

特に田岡君は左ショットを殆ど封印したままのチョン右オンリーで、

ランク取り目指しての積極性に欠けてたんじゃないのかなあ。

 

お互い、殆ど目立った有効打が無かった中、

残り36秒の薄い当たりの左フックで永野さんがポイントゲットかなあ。

 

<2R>

田岡君はまだ絞れそうな体形をしてたし、

パンチの打ち出しも若干ダルーンとした感じがあって、

しっかり打ち出してる永野さんとの差が見えてきたんだけど、

もしかしたら田岡君はもっと近いところでガツガツやりたそうな感じで、

如何にも中途半端な攻撃に終始してた中、

残り38秒、またもやの永野さんの大きめの左がヒットしてたんだわ。

 

<3R>

田岡君は本来は右利きのサウスポーみたいな感じで、

左よりも強い腕振りをしてたんだけど、遠くからはキッチリ打てず、

ショートのコンビネーションもままならないまま永野さんに見切られ始めて、

反撃できないまま大きく追い込まれる場面が多くなって危なそうで、

このラウンドは10:8.5ほどもの差が付いてしまったんだわ。

 

年齢的にもランカーになるほぼ最後のチャンスだったっていうのに田岡君、

その気概を見せないままで終わってしまうのかなあ。

 

<4R>

前の回、明らかに倒しに行っての全力出しだったせいか永野さん、

ちょっとした一段落が見えてきた中、田岡君、

相変わらず雑な振り込みではあったんだけどこの回は右フックがグッドグッドで、

永野さんの左目下が腫れてきたんだよね。

 

<5R~6R>

4R後半から徐々に試合の緊張感が失われてきて、

尻上りだった田岡君は相変わらず右一本頼りだったし、

徐々に劣化した永野さんは待ち待ち系のボクシングになってしまってて、

最後は檄を飛ばされた永野さんの踏ん張りが少しだけ目立ってたんだけど、

田岡君はどこかでのムチャ飛ばしも最後まで見せないままで……。

 

要するに出来上がりとしては甚だ半端な感じの試合としか言えなくて、

58-56、58-57×2ってことで永野さんの3-0勝ちって聞いても、

そんなもんかっていう感じしかしなかくて、

正直、永野さんはもっとキッパリした勝ち方をすると思ってたんだけどね。

 

 

試合後暫くしてタキザワジムの滝澤卓さんとコンチワして、

試合のこととかブログのこととか色々話したんだけど、

彼の試合は後楽園ホールで4回ほど見たことがあって、

とってもいいボクシングをしてたもんで記憶に残ってるんだけど、

それはもう5~6年ほど前のことでその後突然見掛けないようになったんだけど、

彼が引退した理由を初めて聞かせて貰ったんだよね。

 

 

 

⑤ 新井雄大君×レナン・ポルテス……SB 8R

10勝(3KO)5敗(2KO)3分の、31歳・静岡県と、

8勝(4KO)3敗の国内4位、24歳・フィリピン。

 

ポルテスの相手は元々は喜久里正平君じゃなかったっけ?

ポルテスはSF級のランカーってことなんだけど、

相手が変わっての2階級上げての試合だったんだけど……。

 

試合が面白くなるか詰まらないモノに終わるかは勿論相手があってのことだから、

全てが新井君の不手際だとは言わないけど、とにかく詰まらなかったなあ。

 

自分は徹底したアウトボクサーが元々大嫌いで、

グルグル回りながらの左チョン打ちを延々繰り返してるのを見ても、

そんなことやってて面白いか?って感じしかしなかったし、

いつまでも野放しにしてる新井君にも苛立ってしまったんだよね。

 

ってことで3Rで我慢の限界を超えてしまったモンで早々の離席だったんだわ。

 

 

結局、79-74、78-74、77-75ってことで新井君の3-0勝ちだったんだけど、

それにしても2P差から5P差まで幅広くあって、

ジャッジの集中力にバラつきがあったのか、

ポルテスの試合スタイルに対して好みが露骨に出たのか……。

 

 

 

⑥ 五十嵐俊幸さん×何チャラ・シスヨー……SF 8R

22勝(11KO)2敗2分のWBA5位、WBO5位、WBC9位、IBF10位の

サウスポー、32歳・秋田県と、10勝(2KO)4敗1分の29歳・タイ。

 

この日の外国人ボクサー達はジャブをまともに打てないのが多かったんだけど、

シスヨーも例外ではなくて、ワンワン唸りながら雑な強振を繰り返すばかりで、

あっと言う間に見切った五十嵐さんの相手になるような器じゃなくて、

1分が過ぎたらワタワタしっ放しで早め決着が目前だったんだわ。

 

勝には勝つけどここのところ今一のスッキリ感に欠けてた五十嵐さん、

ここはキッチリ決め込まないとと思ってた1R残り24秒、

若干の出会い頭にショートの左ストレートを正確に当て込んでダウンゲット。

 

腰砕けのままスットンダウンしてしまったシスヨーはこれで戦意喪失ってことで、

次の2R0分30秒過ぎ、またもやの左ストレートを顎先に打ち込まれて、

またもやのダウンはカウント途中のストップエンドで0分43秒、

五十嵐さんが久し振りに手際のいいTKO勝ちだったんだけど正直、

相手が弱過ぎたってことだったんだよね。

 

 

 

メインを見に来てた東上剛士さんと伊藤雅雪さん達にコンチワコンチワで、

期待の一戦がいよいよ始まり始まり……。

 

 

 

⑦ 尾川堅一さん×松下拳斗さん(千里馬神戸)

               ………日本 SFe タイトル戦 10R

18勝(15KO)1敗(1KO)のチャンピオン、28歳・愛知県と、

34勝(13KO)9敗(2KO)7分のランク1位、35歳・兵庫県。

 

正直、玉越強平さんの代から松下さんの試合を面白いって感じたことが無くて、

ここは一番、チャチャッと片付けて下さいな尾川さんって感じだったんだけど、

手際の悪かった尾川さんにはイライラさせられたし、

6回目か7回目の挑戦だっていうのに松下さんも相変わらずのタラタラで、

それでも挑戦者かって感じを免れない超凡戦だったんだわ。

 

尾川さんは最後まで距離とタイミングを取り難そうにしてて、

それ程スピードの無い相手のパンチを不必要なほどまでに貰ってて、

頭はいつもここに置いてますって相手に知らせてるような感じだったなあ。

 

松下さんはまるで20ラウンドまでやるつもりかのようにいつまでも飛ばさなくて、

インサイドからの右のショートだけは良かったんだけど、

どれが決めのパンチか解らないような実に平面的な攻撃に終始してて、

ある程度の誤魔化しボクシングは出来るんだけど、

これでは誰とやってもタイトルを獲るまでは如何にも無理そうな感じだったんだわ。

 

二人共、何の工夫も無いまま延々の退屈系に突入したんだけど、

当て逃げチョンチョン系の松下さんよりはそれでも尾川さんの方がまだマシで、

ホントにやる気があるのか松下さんって感じだったんだよね。

 

最終回、ストップかかった後のブレイク中に尾川さんが左フックを打ってしまって、

これは必ずしも止められないパンチではなかったから、

自分は尾川さんの減点1でも妥当じゃないかって思ったんだけど、

一旦松下さんに休憩を与えてそのまま続行。

 

リスタート直後、残り時間が少なかったあと7秒のところの南ロープ前、

尾川さんの左フックがまともにヒットして松下さんがダウンしてしまったんだわ。

 

立ち上がった松下さんが南東ポスト近くで何とかファイティングポーズ、

ってところで時間的には既に3分に至ってたもんで、

ここで終了、さあってことで採点計算に入るはずだったんだけど、

レフェリーが何故か3分を4秒過ぎてのTKOエンドコールで、

それは松下さんが続行可能だったと看做してなかったってことで、

結局3分04秒、尾川君のTKO勝ちだったんだけど、

何となく恣意的なモノさえ感じるような違和感に満ちてたのも事実な訳で、

如何にものレフェリーの二重の不手際だったもんで、

青コーナー側から赤Tシャツのオバサンがリングに入っての大抗議。

 

レフェリーの不手際はあったにしろ負けは負けで、

大騒ぎし過ぎじゃないかってその時自分は思ったんだけど、

後でスコアを確認したら最終ラウンドのイザコザが無かったら、

尾川さんのイーブンか下手すりゃ1-2負けも有り得たほどの僅差だったって事で、

全くもう驚いてしまったなあ。

 

 

こんなんじゃ止められないって松下さん陣営は言ってるらしいんだけど、

レフェリーの裁定とそれとは全く別の話で止めた方がいいと思うけどね。

 

とにかくこの日の試合は久し振りの後楽園ホールにしてはテイタラクの連続で、

エンディングがドーム野球と被らなかっただけがラッキーだったってことで……。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 垣永嘉信君

② 波田大和君

③ 特にナシ

 

 

 

やっぱりパンフレットの名前ミスが全ての元凶じゃないかってね……。

 

 

 

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